JP2001107106A - 銅系焼結摺動材料 - Google Patents
銅系焼結摺動材料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来と同等以上の耐摩耗性と耐焼付性を有
し、従来材に優る高強度を有する銅系焼結摺動材料を提
供する。 【解決手段】 本発明の銅系焼結摺動材料は、裏金鋼板
3の片面に銅を主成分とする原料粉末が焼結された銅系
焼結層2が接合された摺動材料において、銅系焼結層2
が、粒径10〜60μmで1〜5重量%のMoおよびま
たはWと、0.4重量%以下のPと、12重量%以下の
Snとを含み、残部は実質的にCuよりなるようにし
た。
し、従来材に優る高強度を有する銅系焼結摺動材料を提
供する。 【解決手段】 本発明の銅系焼結摺動材料は、裏金鋼板
3の片面に銅を主成分とする原料粉末が焼結された銅系
焼結層2が接合された摺動材料において、銅系焼結層2
が、粒径10〜60μmで1〜5重量%のMoおよびま
たはWと、0.4重量%以下のPと、12重量%以下の
Snとを含み、残部は実質的にCuよりなるようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅系焼結摺動材料
に係わり、特に、内燃機関用すべり軸受に好適な銅系焼
結摺動材料に係わる。
に係わり、特に、内燃機関用すべり軸受に好適な銅系焼
結摺動材料に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の銅系焼結摺動材料は、組成として
燐青銅鋳物JIS5113、軸受用銅鉛合金鋳物H54
03、鉛青銅鋳物H5115に記載されている0〜40
重量%のPb、0〜11重量%のSn、0〜2重量%の
NiまたはAgを含み、残部はCuよりなる銅合金粉末
を鋼板上に焼結し、銅焼結合金の軸受層としたものが一
般的である。
燐青銅鋳物JIS5113、軸受用銅鉛合金鋳物H54
03、鉛青銅鋳物H5115に記載されている0〜40
重量%のPb、0〜11重量%のSn、0〜2重量%の
NiまたはAgを含み、残部はCuよりなる銅合金粉末
を鋼板上に焼結し、銅焼結合金の軸受層としたものが一
般的である。
【0003】内燃機関用銅系焼結摺動材料の殆どはPb
を10〜30重量%含み、さらに、連接棒の大端部軸受
や主軸受は軸受表面にPb系のオーバーレイメッキを施
している。
を10〜30重量%含み、さらに、連接棒の大端部軸受
や主軸受は軸受表面にPb系のオーバーレイメッキを施
している。
【0004】近年の内燃機関では軸受は高温雰囲気と高
面圧で使用され、潤滑油は低粘度化される傾向にあり、
軸と軸受面が直接接触するようになると軸受層表面付近
のPbが溶出しやすく軸受層中に空隙が生じ強度が低下
し、運転中に軸受にかかる負荷により座屈して疲労や焼
付が起りやすくなるという問題がある。この問題を解消
するため銅焼結合金から潤滑性に富むPbを単純に除い
た場合には、焼付が起りやすくなってしまうという問題
がある。
面圧で使用され、潤滑油は低粘度化される傾向にあり、
軸と軸受面が直接接触するようになると軸受層表面付近
のPbが溶出しやすく軸受層中に空隙が生じ強度が低下
し、運転中に軸受にかかる負荷により座屈して疲労や焼
付が起りやすくなるという問題がある。この問題を解消
するため銅焼結合金から潤滑性に富むPbを単純に除い
た場合には、焼付が起りやすくなってしまうという問題
がある。
【0005】こうした問題を解決するため、本出願人が
先に出願した特願平10−275020号の発明は、1
〜20重量%のMoおよびまたはWと0.5〜20重量
%のBiとを含み、残部をCuの組成としており、さら
に、0.4重量%以下のP、12重量%以下のSn、1
0重量%以下のNiおよび、5重量%以下のAgの1種
あるいは少なくとも2種を含むことを特徴としている。
先に出願した特願平10−275020号の発明は、1
〜20重量%のMoおよびまたはWと0.5〜20重量
%のBiとを含み、残部をCuの組成としており、さら
に、0.4重量%以下のP、12重量%以下のSn、1
0重量%以下のNiおよび、5重量%以下のAgの1種
あるいは少なくとも2種を含むことを特徴としている。
【0006】しかし、最近の内燃機関は軽量化や低摩擦
化のために、軸受面積は減少させられる傾向にあり、前
記特願平10−275020号の銅系焼結摺動材料より
高負荷に耐えられる摺動材料も要求されている。
化のために、軸受面積は減少させられる傾向にあり、前
記特願平10−275020号の銅系焼結摺動材料より
高負荷に耐えられる摺動材料も要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みてなされたものであって、従来と同等以上の耐摩耗
性と耐焼付性を有し、従来材に優る高強度を有する銅系
焼結摺動材料を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであって、従来と同等以上の耐摩耗
性と耐焼付性を有し、従来材に優る高強度を有する銅系
焼結摺動材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の銅系焼結摺動材
料は、裏金鋼板の片面に銅を主成分とする原料粉末が焼
結された銅系焼結層が接合された摺動材料において、前
記銅系焼結層が、粒径10〜60μmで1〜5重量%の
MoおよびまたはWと、0.4重量%以下のPと、12
重量%以下のSnとを含み、残部は実質的にCuよりな
ることを特徴とする。
料は、裏金鋼板の片面に銅を主成分とする原料粉末が焼
結された銅系焼結層が接合された摺動材料において、前
記銅系焼結層が、粒径10〜60μmで1〜5重量%の
MoおよびまたはWと、0.4重量%以下のPと、12
重量%以下のSnとを含み、残部は実質的にCuよりな
ることを特徴とする。
【0008】また、前記銅系焼結層は、粒径10〜60
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、10重量%以下のNiを含むことを特徴とする。
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、10重量%以下のNiを含むことを特徴とする。
【0009】また、前記銅系焼結層は、粒径10〜60
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、5重量%以下のAgを含むことを特徴とする。
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、5重量%以下のAgを含むことを特徴とする。
【0010】また、前記銅系焼結層は、粒径10〜60
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、5重量%以下のPbを含むことを特徴とする。
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、5重量%以下のPbを含むことを特徴とする。
【0011】また、前記銅系焼結層は、粒径10〜60
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、5重量%以下のBiを含むことを特徴とする。
μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重
量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さら
に、5重量%以下のBiを含むことを特徴とする。
【0012】さらに、前記銅系焼結層は、粒径10〜6
0μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4
重量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さ
らに、10重量%以下のNi、5重量%以下のAg、5
重量%以下のPb、5重量%以下のBiのうち少なくと
も2種を含むことを特徴とする。
0μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4
重量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さ
らに、10重量%以下のNi、5重量%以下のAg、5
重量%以下のPb、5重量%以下のBiのうち少なくと
も2種を含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1は本発明に係わる銅系焼結摺動材料の
断面を模式的に示したものである。1はMoやWを示
し、2は銅系焼結層を示し、3は裏金鋼板を示す。
断面を模式的に示したものである。1はMoやWを示
し、2は銅系焼結層を示し、3は裏金鋼板を示す。
【0015】従来の銅軸受合金軸受から単純にPbを除
いた組成では耐焼付性が不足し、また、潤滑成分として
一般的な固体潤滑剤であるMoS2やWS2や黒鉛など
を含有させることで内燃機関用すべり軸受として満足す
る潤滑性を確保しようとすると、20体積%以上を必要
とするので銅軸受合金の強度が低くなり、最近の高負荷
用軸受として成立しない。
いた組成では耐焼付性が不足し、また、潤滑成分として
一般的な固体潤滑剤であるMoS2やWS2や黒鉛など
を含有させることで内燃機関用すべり軸受として満足す
る潤滑性を確保しようとすると、20体積%以上を必要
とするので銅軸受合金の強度が低くなり、最近の高負荷
用軸受として成立しない。
【0016】このため、銅系焼結層2中に金属として分
散焼結させ、内燃機関の軸受として充分な強度を持たせ
ることができ、内燃機関の運転時に潤滑油中に添加され
ているS系添加剤と反応して表面に硫化膜が形成される
と潤滑性を持つMoやWを含有させることとした。
散焼結させ、内燃機関の軸受として充分な強度を持たせ
ることができ、内燃機関の運転時に潤滑油中に添加され
ているS系添加剤と反応して表面に硫化膜が形成される
と潤滑性を持つMoやWを含有させることとした。
【0017】MoやWに限定する理由は、MoやW以外
の金属上に形成された硫化膜はその被膜に潤滑性があっ
たとしても摩耗により容易に消失するため耐久性のある
潤滑膜とはならないが、MoやW上ではいかなる硫化膜
でも潤滑膜としての効果があり、かつ、他の金属上の硫
化膜よりも耐久性が高いからである。
の金属上に形成された硫化膜はその被膜に潤滑性があっ
たとしても摩耗により容易に消失するため耐久性のある
潤滑膜とはならないが、MoやW上ではいかなる硫化膜
でも潤滑膜としての効果があり、かつ、他の金属上の硫
化膜よりも耐久性が高いからである。
【0018】MoやWの粒径を10〜60μmに限定す
る理由は、MoやWの粉末を銅粉末に混合後焼結する場
合、粉末混合時に10μm未満のMoやWの粉末では、
微粉でありすぎるため凝集しやすく、また、粉末の数が
多くなるためMoやWの粉末同士が接触する頻度が多く
なるからである。
る理由は、MoやWの粉末を銅粉末に混合後焼結する場
合、粉末混合時に10μm未満のMoやWの粉末では、
微粉でありすぎるため凝集しやすく、また、粉末の数が
多くなるためMoやWの粉末同士が接触する頻度が多く
なるからである。
【0019】焼結は銅系焼結層2が適正に焼結される温
度で行い、銅粉末同士と、銅粉末とMoやWとの焼結は
問題ないが、MoやWの粉末同士は単に接触している状
態であり焼結は起こらず、焼結層の強度を下げ、また、
軸受運転時に軸受表面よりMoやWが脱落しやすく、軸
受としての潤滑性も充分ではない。
度で行い、銅粉末同士と、銅粉末とMoやWとの焼結は
問題ないが、MoやWの粉末同士は単に接触している状
態であり焼結は起こらず、焼結層の強度を下げ、また、
軸受運転時に軸受表面よりMoやWが脱落しやすく、軸
受としての潤滑性も充分ではない。
【0020】粒径が60μmを超えるMoやWは、銅系
焼結層2にまばらに点在する状態となり潤滑性能が充分
でなく、さらに、軸受運転開始直後の初期摩耗状態時に
は軸受表面に露出するMoやWの表面に充分な硫化膜が
形成されていないが、この状態で大きい粒径で点在する
MoやWと相手軸表面が接触すると、軸表面に傷ができ
やすく、初期なじみの完了を遅らせる。
焼結層2にまばらに点在する状態となり潤滑性能が充分
でなく、さらに、軸受運転開始直後の初期摩耗状態時に
は軸受表面に露出するMoやWの表面に充分な硫化膜が
形成されていないが、この状態で大きい粒径で点在する
MoやWと相手軸表面が接触すると、軸表面に傷ができ
やすく、初期なじみの完了を遅らせる。
【0021】本発明の銅系焼結摺動材料は、粒径10〜
60μmのMoやWを銅系焼結層2に均一に分散させ
て、焼結合金強度や潤滑性能に不利な10μm未満と6
0μmを超えるMoやWを含まないことを特徴の1つと
する。
60μmのMoやWを銅系焼結層2に均一に分散させ
て、焼結合金強度や潤滑性能に不利な10μm未満と6
0μmを超えるMoやWを含まないことを特徴の1つと
する。
【0022】このためMoやWの含有量を1〜5重量%
に減少でき、さらに、なじみ性が向上したために、初期
なじみのために必要であったBiなどの潤滑成分含有量
を全く含有しなくても、あるいは、含有する場合でも最
小限の量で従来と同等以上の潤滑性能を持つことができ
る。
に減少でき、さらに、なじみ性が向上したために、初期
なじみのために必要であったBiなどの潤滑成分含有量
を全く含有しなくても、あるいは、含有する場合でも最
小限の量で従来と同等以上の潤滑性能を持つことができ
る。
【0023】さらに、10μm未満のMoやWを含まな
いこととMoやWの含有量を少なくすることができるこ
とと、Biなどの潤滑成分を全く含まないか減少させる
ことができることと、MoやWの粉末の銅系焼結層2へ
のより均一な分散により、従来以上に銅系焼結層2の強
度を向上させることができる。
いこととMoやWの含有量を少なくすることができるこ
とと、Biなどの潤滑成分を全く含まないか減少させる
ことができることと、MoやWの粉末の銅系焼結層2へ
のより均一な分散により、従来以上に銅系焼結層2の強
度を向上させることができる。
【0024】MoやWの含有量が1重量%未満では潤滑
性が不十分となり、5重量%を超えると銅系焼結層2の
強度が最近の高負荷内燃機関用すべり軸受として不充分
となる。
性が不十分となり、5重量%を超えると銅系焼結層2の
強度が最近の高負荷内燃機関用すべり軸受として不充分
となる。
【0025】PとSnは同時添加することで微細なP−
Snの各種化合物を銅系焼結層2中に形成して強化する
ために添加するが、Pで0.4重量%、Snで12重量
%を超えると銅系焼結層2は脆くなりすぎる。Pと化合
物とならないSnは、Cuと合金化して青銅となり、耐
食性も良好となる。少なくとも、Pは0.01重量%以
上、Snは0.1重量%以上添加するのが望ましい。
Snの各種化合物を銅系焼結層2中に形成して強化する
ために添加するが、Pで0.4重量%、Snで12重量
%を超えると銅系焼結層2は脆くなりすぎる。Pと化合
物とならないSnは、Cuと合金化して青銅となり、耐
食性も良好となる。少なくとも、Pは0.01重量%以
上、Snは0.1重量%以上添加するのが望ましい。
【0026】Niは銅系焼結層2の強化と耐腐食性を向
上させるために添加するが、10重量%を超えると銅系
焼結層2は脆くなりすぎる。
上させるために添加するが、10重量%を超えると銅系
焼結層2は脆くなりすぎる。
【0027】Agは銅系焼結層2の強化と耐腐食性を向
上させるために添加するが、5重量%を超えると銅系焼
結層2は脆くなりすぎる。
上させるために添加するが、5重量%を超えると銅系焼
結層2は脆くなりすぎる。
【0028】Pbは銅系焼結層2のなじみ性を向上させ
るために添加するが、5重量%を超えると銅系焼結層2
は脆くなりすぎる。
るために添加するが、5重量%を超えると銅系焼結層2
は脆くなりすぎる。
【0029】Biは銅系焼結層2のなじみ性を向上させ
るために添加するが、5重量%を超えると銅系焼結層2
は脆くなりすぎる。
るために添加するが、5重量%を超えると銅系焼結層2
は脆くなりすぎる。
【0030】さらに、運転初期のなじみ性を向上させる
ために、本発明の銅系焼結摺動材料の銅合金表面に通常
のオーバーレイ層を被覆することもできる。つまり、S
nを必須とし、In、Cu、Pbから選ばれた1種以上
からなる組成のオーバーレイ層付とすることができる。
ために、本発明の銅系焼結摺動材料の銅合金表面に通常
のオーバーレイ層を被覆することもできる。つまり、S
nを必須とし、In、Cu、Pbから選ばれた1種以上
からなる組成のオーバーレイ層付とすることができる。
【0031】次に、本発明の銅系焼結摺動材料の実施例
の試料につき行った摩耗試験、焼付試験と疲労試験につ
いて説明する。試料はアトマイズ法により製造した銅合
金粉末(−60メッシュ)に、粒径10〜60μmのM
oやWの粉末を1〜5重量%混合後、裏金鋼板3上に1
mm厚さで散布し、温度800〜900℃の還元性雰囲
気下で15〜30分間焼結後、ロールで冷間圧延を施
し、再び、同一条件で焼結後、冷間圧延を施し銅焼結摺
動材料を製造する。
の試料につき行った摩耗試験、焼付試験と疲労試験につ
いて説明する。試料はアトマイズ法により製造した銅合
金粉末(−60メッシュ)に、粒径10〜60μmのM
oやWの粉末を1〜5重量%混合後、裏金鋼板3上に1
mm厚さで散布し、温度800〜900℃の還元性雰囲
気下で15〜30分間焼結後、ロールで冷間圧延を施
し、再び、同一条件で焼結後、冷間圧延を施し銅焼結摺
動材料を製造する。
【0032】表1は、試料No.1〜29の組成と試験
結果を示す。試料No.1〜18は本発明の実施例であ
り、試料No.19〜29は比較例である。試料No.
1〜18、23、24、28、29は表1に示した組成
のうちMoやWを除く銅合金粉末(−60メッシュ)を
アトマイズ法により製造し、粒径が10〜60μmのM
oやWを1〜5重量%混合後、試料No.23、24は
本発明範囲外でありMo0.5重量%と7.5重量%を
それぞれ混合後、上記焼結方法で銅合金焼結摺動材料を
製造したものである。
結果を示す。試料No.1〜18は本発明の実施例であ
り、試料No.19〜29は比較例である。試料No.
1〜18、23、24、28、29は表1に示した組成
のうちMoやWを除く銅合金粉末(−60メッシュ)を
アトマイズ法により製造し、粒径が10〜60μmのM
oやWを1〜5重量%混合後、試料No.23、24は
本発明範囲外でありMo0.5重量%と7.5重量%を
それぞれ混合後、上記焼結方法で銅合金焼結摺動材料を
製造したものである。
【0033】試料No.20〜22、25〜27は表1
に示した組成の銅合金粉末(−60メッシュ)をアトマ
イズにより製造し、粒径が100μ以下で60μmを超
えるものを20重量%含むMoやWの粉末を1〜5重量
%混合後、上記焼結方法で銅合金焼結摺動材料を製造し
たものである。
に示した組成の銅合金粉末(−60メッシュ)をアトマ
イズにより製造し、粒径が100μ以下で60μmを超
えるものを20重量%含むMoやWの粉末を1〜5重量
%混合後、上記焼結方法で銅合金焼結摺動材料を製造し
たものである。
【0034】試験供試品の形状は摩耗試験と焼付試験は
平板であり、疲労試験は半割軸受形状である。
平板であり、疲労試験は半割軸受形状である。
【0035】今回実施した摩耗試験条件は以下である。 1.試験機 円筒平板型摩擦摩耗試験機 2.すべり速度 60m/min. 3.荷重 200kgf 4.潤滑油 10W−30 5.油温 120℃ 6.潤滑法 油浴 7.相手軸 S55C 粗さ0.2Ra 8.試験時間 120分 今回実施した焼付試験条件は以下である。 1.試験機 円筒平板型摩擦摩耗試験機 2.すべり速度 60m/min. 3.荷重 10kgf/10分間毎 累積 4.潤滑油 10W−30 5.油温 120℃ 6.潤滑法 油浴 7.相手軸 S55C 粗さ0.2Ra 8.焼付判断基準 摩擦面背面温度200℃以上 今回実施した疲労試験条件は以下である。 1.試験機 アンダーウッド試験機 2.回転数 3500rpm 3.面圧 900kgf/cm2 4.潤滑油 10W−30 5.油温 150℃ 6.潤滑法 強制給油 7.相手軸 S55C 粗さ0.08Ra 8.疲労性評価 軸受合金に割れが発生せず、正常
な状態を維持できた耐久時間 試料No.1〜29の摩耗試験、焼付試験、疲労試験の
結果は表1の右側欄に示す。本発明の実施例の試料N
o.1〜18は従来の内燃機関に使用されている比較例
の試料No.19と比較すると耐摩耗性、耐焼付性、耐
疲労性共に優れていることが判る。MoやWの含有量を
1〜5重量%とし、粒径10〜60μmとした本発明の
効果は実施例の試料No.1、2、3と比較例の試料N
o.20〜22との各同一組成の銅系焼結層2で比較す
ると明確であり、耐摩耗性、耐焼付性、耐疲労性共に発
明実施例の試料の方が優れている。Mo添加量が本発明
の範囲外である比較例の試料No.23と24を本発明
実施例の試料No.2と3を各々比較すると、実施例の
試料の方が耐摩耗性、耐焼付性、耐疲労性とも優れてい
ることが判る。PとSnを同時に添加し銅系焼結層2を
強化した本発明の効果は、PやSnを単独で添加した比
較例の試料No.28、29と実施例の試料No.4と
の比較により耐摩耗性、耐疲労性に優れていることが判
る。さらに、実施例の試料No.17と比較例の試料N
o.27との比較により、なじみ性向上のために添加し
たBiの添加量を減少させても、同等以上の耐焼付性を
確保し、耐摩耗性、耐疲労性は優れていることが判る。
Ni、Agの添加効果は、Ni、Agを含まない比較例
の試料No.21と実施例の試料No.7、8、9、1
3、14、15との比較により耐摩耗性、耐焼付性、耐
疲労性共優れていることが判る。Bi、Pbの添加効果
は、Bi、Pbを含まない実施例の試料No.7、13
と実施例の試料No.10、11、16、17との比較
により耐摩耗性、耐疲労性は若干劣るものの耐焼付性に
優れていることが判る。実施例の試料の試料No.1
0、11、16、17と従来の内燃機関に使用されてい
る比較例の試料No.19との比較により、本発明の銅
系焼結摺動材料は、Bi、Pbを含有させ強度を若干犠
牲にしてなじみ性を向上させる場合でも、従来材よりも
耐摩耗性、耐焼付性、耐疲労性に優れていることが判
る。本発明の銅系焼結摺動材料は、添加するMoやWを
10〜60μmとした効果によりその添加量を1〜5重
量%に減らしても潤滑性に優れ、また、なじみ性のため
に必要であったBi、Pbの含有量を全く無くするか減
少させても初期なじみが早期に完了し、使用時の摩耗量
を減少させると共に耐疲労性も向上できることが判る。
また、早期に軸受面と軸とのなじみが完了するため、摩
擦が安定するのでなじみ性向上のためにBiやPbを含
有する場合でも摩擦熱による銅系焼結層2中からのBi
やPbの溶出は殆ど無かった。
な状態を維持できた耐久時間 試料No.1〜29の摩耗試験、焼付試験、疲労試験の
結果は表1の右側欄に示す。本発明の実施例の試料N
o.1〜18は従来の内燃機関に使用されている比較例
の試料No.19と比較すると耐摩耗性、耐焼付性、耐
疲労性共に優れていることが判る。MoやWの含有量を
1〜5重量%とし、粒径10〜60μmとした本発明の
効果は実施例の試料No.1、2、3と比較例の試料N
o.20〜22との各同一組成の銅系焼結層2で比較す
ると明確であり、耐摩耗性、耐焼付性、耐疲労性共に発
明実施例の試料の方が優れている。Mo添加量が本発明
の範囲外である比較例の試料No.23と24を本発明
実施例の試料No.2と3を各々比較すると、実施例の
試料の方が耐摩耗性、耐焼付性、耐疲労性とも優れてい
ることが判る。PとSnを同時に添加し銅系焼結層2を
強化した本発明の効果は、PやSnを単独で添加した比
較例の試料No.28、29と実施例の試料No.4と
の比較により耐摩耗性、耐疲労性に優れていることが判
る。さらに、実施例の試料No.17と比較例の試料N
o.27との比較により、なじみ性向上のために添加し
たBiの添加量を減少させても、同等以上の耐焼付性を
確保し、耐摩耗性、耐疲労性は優れていることが判る。
Ni、Agの添加効果は、Ni、Agを含まない比較例
の試料No.21と実施例の試料No.7、8、9、1
3、14、15との比較により耐摩耗性、耐焼付性、耐
疲労性共優れていることが判る。Bi、Pbの添加効果
は、Bi、Pbを含まない実施例の試料No.7、13
と実施例の試料No.10、11、16、17との比較
により耐摩耗性、耐疲労性は若干劣るものの耐焼付性に
優れていることが判る。実施例の試料の試料No.1
0、11、16、17と従来の内燃機関に使用されてい
る比較例の試料No.19との比較により、本発明の銅
系焼結摺動材料は、Bi、Pbを含有させ強度を若干犠
牲にしてなじみ性を向上させる場合でも、従来材よりも
耐摩耗性、耐焼付性、耐疲労性に優れていることが判
る。本発明の銅系焼結摺動材料は、添加するMoやWを
10〜60μmとした効果によりその添加量を1〜5重
量%に減らしても潤滑性に優れ、また、なじみ性のため
に必要であったBi、Pbの含有量を全く無くするか減
少させても初期なじみが早期に完了し、使用時の摩耗量
を減少させると共に耐疲労性も向上できることが判る。
また、早期に軸受面と軸とのなじみが完了するため、摩
擦が安定するのでなじみ性向上のためにBiやPbを含
有する場合でも摩擦熱による銅系焼結層2中からのBi
やPbの溶出は殆ど無かった。
【発明の効果】本発明の銅系焼結摺動材料は、裏金鋼板
の片面に銅を主成分とする原料粉末が焼結された銅系焼
結層が接合された摺動材料において、銅系焼結層が、粒
径10〜60μmで1〜5重量%のMoおよびまたはW
と、0.4重量%以下のPと、12重量%以下のSnと
を含み、残部は実質的にCuよりなるようにしたため、
従来と同等以上の耐摩耗性と耐焼付性、そして従来以上
の耐疲労性を有する。また、銅系焼結層は、粒径10〜
60μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.
4重量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、
さらに、10重量%以下のNiを含むようにしたため、
銅系焼結層の強化と耐腐食性を確実に向上させることが
できる。また、銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1
〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%以下
のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、5重
量%以下のAgを含むようにしたため、銅系焼結層の強
化と耐腐食性を確実に向上させることができる。また、
銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1〜5重量%のM
oおよびまたはWと、0.4重量%以下のPと、12重
量%以下のSnとを含み、さらに、5重量%以下のPb
を含むようにしたため、銅系焼結層のなじみ性を確実に
向上させることができる。また、銅系焼結層は、粒径1
0〜60μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、
0.4重量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含
み、さらに、5重量%以下のBiを含むようにしたた
め、銅系焼結層のなじみ性を確実に向上させることがで
きる。さらに、銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1
〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%以下
のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、10
重量%以下のNi、5重量%以下のAg、5重量%以下
のPb、5重量%以下のBiのうち少なくとも2種を含
むようにしたため、各種性能を確実に向上させることが
できる。
の片面に銅を主成分とする原料粉末が焼結された銅系焼
結層が接合された摺動材料において、銅系焼結層が、粒
径10〜60μmで1〜5重量%のMoおよびまたはW
と、0.4重量%以下のPと、12重量%以下のSnと
を含み、残部は実質的にCuよりなるようにしたため、
従来と同等以上の耐摩耗性と耐焼付性、そして従来以上
の耐疲労性を有する。また、銅系焼結層は、粒径10〜
60μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.
4重量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、
さらに、10重量%以下のNiを含むようにしたため、
銅系焼結層の強化と耐腐食性を確実に向上させることが
できる。また、銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1
〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%以下
のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、5重
量%以下のAgを含むようにしたため、銅系焼結層の強
化と耐腐食性を確実に向上させることができる。また、
銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1〜5重量%のM
oおよびまたはWと、0.4重量%以下のPと、12重
量%以下のSnとを含み、さらに、5重量%以下のPb
を含むようにしたため、銅系焼結層のなじみ性を確実に
向上させることができる。また、銅系焼結層は、粒径1
0〜60μmで1〜5重量%のMoおよびまたはWと、
0.4重量%以下のPと、12重量%以下のSnとを含
み、さらに、5重量%以下のBiを含むようにしたた
め、銅系焼結層のなじみ性を確実に向上させることがで
きる。さらに、銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1
〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%以下
のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、10
重量%以下のNi、5重量%以下のAg、5重量%以下
のPb、5重量%以下のBiのうち少なくとも2種を含
むようにしたため、各種性能を確実に向上させることが
できる。
【図1】本発明に係わる銅系焼結摺動材料の断面を模式
的に示したものである。
的に示したものである。
1 Mo、W 2 銅系焼結層 3 裏金鋼板
【表1】
Claims (6)
- 【請求項1】 裏金鋼板の片面に銅を主成分とする原料
粉末が焼結された銅系焼結層が接合された摺動材料にお
いて、前記銅系焼結層は、粒径10〜60μmで1〜5
重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%以下のP
と、12重量%以下のSnとを含み、残部は実質的にC
uよりなることを特徴とする銅系焼結摺動材料。 - 【請求項2】 前記銅系焼結層は、粒径10〜60μm
で1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%
以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、
10重量%以下のNiを含むことを特徴とする請求項1
に記載の銅系焼結摺動材料。 - 【請求項3】 前記銅系焼結層は、粒径10〜60μm
で1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%
以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、
5重量%以下のAgを含むことを特徴とする請求項1に
記載の銅系焼結摺動材料。 - 【請求項4】 前記銅系焼結層は、粒径10〜60μm
で1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%
以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、
5重量%以下のPbを含むことを特徴とする請求項1に
記載の銅系焼結摺動材料。 - 【請求項5】 前記銅系焼結層は、粒径10〜60μm
で1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%
以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、
5重量%以下のBiを含むことを特徴とする請求項1に
記載の銅系焼結摺動材料。 - 【請求項6】 前記銅系焼結層は、粒径10〜60μm
で1〜5重量%のMoおよびまたはWと、0.4重量%
以下のPと、12重量%以下のSnとを含み、さらに、
10重量%以下のNi、5重量%以下のAg、5重量%
以下のPb、5重量%以下のBiのうち少なくとも2種
を含むことを特徴とする請求項1に記載の銅系焼結摺動
材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28923899A JP2001107106A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 銅系焼結摺動材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28923899A JP2001107106A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 銅系焼結摺動材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001107106A true JP2001107106A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17740577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28923899A Pending JP2001107106A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 銅系焼結摺動材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001107106A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-10-12 JP JP28923899A patent/JP2001107106A/ja active Pending
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