JP2001099765A - 気化器 - Google Patents
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Abstract
出来て安価な気化器を提供する。 【解決手段】 測定流体中から揮発性物質を分離・気化
させるための気化器において、気化タンク本体と、前記
気化タンク本体に設けられ前記気化タンク本体内の前記
測定流体を加熱するヒータと、前記気化タンク本体に設
けられこのヒータにより加熱された前記測定流体により
発生する熱対流によりこの気化タンク本体内に測定流体
が流入される流入孔と、前記気化タンク本体に設けられ
前記ヒータにより加熱された前記測定流体により発生す
る熱対流によりこの気化タンク本体内から測定流体が流
出される流出孔と、前記気化タンク本体に設けられ前記
気化タンク本体内の前記測定流体中にパージガスを吹き
込むガス吹込口と、前記気化タンク本体に設けられ前記
測定流体中に吹き込まれた前記パージガスを取り出すガ
ス取出口とを具備した事を特徴とする気化器である。
Description
性物質を、例えば、ガスセンサで測定する揮発性物質測
定装置に使用され、測定流体中から揮発性物質を分離・
気化させるための気化器に関するものである。
る微量な油分を検出する微量水中油分モニタの、測定流
体を加熱してエアを吹き込み、油分を気化させる気化器
に関するものである。
とせず、且つ、簡潔に構成出来て安価な気化器に関する
ものである。
気化器の要部構成説明図で、たとえば、横河技報 Vo
l.42−4(1998)P140の図1に示されてい
る。
の底部に、測定流体FLoとパージ用空気Airの供給
口2,3が、側面に排水口4が、上面にガス出力口5が
設けられている。ヒータ6は、測定流体FLoを所定の
温度に加熱する。ポンプ7は、測定流体FLoをヒータ
6に送り込む。
口2から、所定の温度(40゜C)に加熱された測定流
体FLo、この場合は、砂ろ過器(図示せず)を通した
河川水を、一定流量で供給すると同時に、パージ用空気
供給口3から一定流量の清浄空気を供給する。
質、この場合は、油分=揮発性炭化水素類が空気中に気
化し、ガス出力口5から、検出器(図示せず)に向けて
出力される。
ンク本体1の側面の排水口4から排水される。この際、
排水口4から空気が逃げないように、排水用配管はトラ
ップ(図示せず)に接続されている。
うな装置においては、以下の問題点がある。 (1)原水(河川水)を測定するため、気化器の前段
に、原水中の大きな濁質分を除去するためのフィルタ
(通常は、砂ろ過器)が必要である。。
るために定期的に洗浄水(水道水)で逆洗浄(逆向きに
水を流す)ことが必要。したがって、洗浄水というユー
ティリティ(水道管)がない場所にはこの気化器を設置
できない。
に、トラップが必要である。 (4)測定流体FLoを一定流量流すために、ポンプや
流量計などが必要になる。これらはコストアップになる
だけでなく、一般に流路が狭くなっている部分が多いた
め、詰まりが生じやすく、流量変動や停止の原因になり
やすい。
ので、逆洗用の洗浄設備を必要とせず、且つ、簡潔に構
成出来て安価な気化器を提供することにある。
るために、本発明では、請求項1の気化器においては、
測定流体中から揮発性物質を分離・気化させるための気
化器において、気化タンク本体と、前記気化タンク本体
に設けられ前記気化タンク本体内の前記測定流体を加熱
するヒータと、前記気化タンク本体に設けられこのヒー
タにより加熱された前記測定流体により発生する熱対流
によりこの気化タンク本体内に測定流体が流入される流
入孔と、前記気化タンク本体に設けられ前記ヒータによ
り加熱された前記測定流体により発生する熱対流により
この気化タンク本体内から測定流体が流出される流出孔
と、前記気化タンク本体に設けられ前記気化タンク本体
内の前記測定流体中にパージガスを吹き込むガス吹込口
と、前記気化タンク本体に設けられ前記測定流体中に吹
き込まれた前記パージガスを取り出すガス取出口とを具
備した事を特徴とする。
路が十分大きくできるため、詰まりや流量変動の心配が
なく、前処理として砂ろ過器を設けなくても河川水(原
水)を測定できる気化器が得られる。
難な場所にも容易に設置できる気化器が得られる。
よって、気化タンク本体内への、測定流体の供給流量が
決まるため、ポンプやニードル弁等の流量調整手段がな
くても測定流体の流量を一定にでき、安価な気化器が得
られる。
化器を構成でき、安価な気化器が得られる。
定流体を供給するという必要がないため、測定流体を供
給する供給系の部品が不要となり、安価な気化器が得ら
れる。
載の気化器において、前記気化タンク本体の周囲に設け
られ前記気化タンク本体に測定流体を供給する第1の供
給タンクと、この第1の供給タンクに設けられこの第1の
供給タンクに測定流体を供給する第1の供給口と、この
第1の供給タンクに設けられこの第1の供給タンクから測
定流体を排出する第1の排出口とを具備したことを特徴
とする。
タンクが、気化タンク本体の周囲に設けられたので、気
化器を必要とする場所に自由に配置出来、気化器の設置
位置に制約の無い気化器が得られる。
を兼ねているため、外部に別個にトラップを設ける必要
がなく、安価な気化器が得られる。
入孔、流出孔より上方、且つ、ガス取出口より下方に、
測定流体の液面が来るような位置に設置する必要がある
ために、測定流体の液面変動の影響を受ける。
たので、第1の供給タンクの排出口の位置によって、供
給タンク内の液面の位置が決定出来る。従って、測定流
体の液面変動の影響を受けない気化器が得られる。
載の気化器において、前記気化タンク本体と独立に設け
られ前記気化タンク本体に測定流体を供給する第2の供
給タンクと、この第2の供給タンクに設けられこの第2
の供給タンクに測定流体を供給する第2の供給口と、第
2の供給タンクから測定流体を排出する第2の排出口
と、前記第2の供給タンクから前記気化タンク本体内に
測定流体が流入されるように前記流入孔と前記第2の供
給タンクとを連通する流入管と、前記気化タンク本体内
から前記第2の供給タンクに測定流体が流出されるよう
に前記流出孔と前記第2の供給タンクとを連通する流出
管とを具備したことを特徴とする。
けられ、気化タンク本体と第2の供給タンクとの接触部
が少なく、断熱性が良いため、気化タンク本体の加熱に
際して、熱が第2の供給タンクに逃げることが少なく、
エネルギー効率がよい気化器が得られる。
入孔、流出孔より上方、且つ、ガス取出口より下方に、
測定流体の液面が来るような位置に設置する必要がある
ために、測定流体の液面変動の影響を受ける。
たので、第2の供給タンクの排出口の位置によって、供
給タンク内の液面の位置が決定出来る。従って、測定流
体の液面変動の影響を受けない気化器が得られる。
至請求項3の何れかに記載の気化器において、前記気化
タンク本体に設けられ前記気化タンク本体内の前記測定
流体の温度を検出する温度センサを具備したことを特徴
とする。
度センサが設けられたので、気化タンク本体内の温度条
件を一定に制御できるので、気化率と、測定流体の流量
を厳密に制御できる気化器が得られる。
至請求項4の何れかに記載の気化器において、前記流入
孔が複数設けられたことを特徴とする。
された気化器が得られる。 (2)気化タンク本体外部の測定流体の流速や流れの方
向の変化の影響を軽減することができる気化器が得られ
る。
至請求項5の何れかに記載の気化器において、前記流出
孔が複数設けられたことを特徴とする。
された気化器が得られる (2)気化タンク外部の測定流体の流速や流れの方向の
変化の影響を軽減することができる気化器が得られる。
至請求項6の何れかに記載の気化器において、前記ヒー
タとして、シーズヒータが使用されたことを特徴とす
る。
られる。 (2)シーズヒータは小型化が容易であり、小型化が容
易な気化器が得られる。
至請求項7の何れかに記載の気化器において、前記温度
センサとして、測温抵抗体が使用されたことを特徴とす
る。
れる。 (2)測温抵抗体は小型化が容易であり、小型化が容易
な気化器が得られる。 (3)測温抵抗体は測定精度が高く、気化精度が向上さ
れた気化器が得られる。
至請求項8の何れかに記載の気化器において、前記気化
タンク本体外に設置され、測定流体の温度を測定する温
度測定手段を具備したことを特徴とする。
と気化タンク本体内測定流体の温度より、測定流体の気
化タンク本体への流入流量が計算できるため、揮発性物
質の気化量を補正することができる気化器が得られる。
ク本体の温度制御目標値を変化させることができる。
制御目標値より高温だと、測定流体は気化タンク本体内
に全く流入出来ないが、このような場合に、警報を出し
たり、温度制御目標値を上昇させたりすることができ
る。
説明する。図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で
ある。図において、図5と同一記号の構成は同一機能を
表す。以下、図5と相違部分のみ説明する。
製の円筒の気化タンク本体11に設けられ、気化タンク
本体11内の測定流体FLoを加熱する。この場合は、
ヒータ12として、シーズヒータが使用されている。
設けられ、気化タンク本体11内の測定流体FLoの温
度を検出する。この場合は、温度センサ13として、測
温抵抗体が使用されている。なお、温度センサ13は、
気化の精度を必要としない場合は、無くても良い。
られ、ヒータ12により加熱された測定流体FLoによ
り発生する熱対流により、この気化タンク本体11内に
測定流体FLoが流入される。なお、流入孔14は、複
数設けられても良い事は勿論である。
られ、ヒータ12により加熱された測定流体FLoによ
り発生する熱対流により、気化タンク本体11内から測
定流体FLoが流出される。、
は、流出孔15が測定流体FLo中に存在するように、
下部側が測定流体FLo中に漬かっている。
設けられ、気化タンク本体11内の測定流体FLo中に
パージガスを吹き込む。ガス取出口17は、気化タンク
本体11に設けられ、測定流体FLo中に吹き込まれた
パージガスを取り出す。
面Aに投げ込んだ状態で使用される。開水面Aは、貯水
池、プール等の流れのない水面のほかに、河川、水路、
等の流れの中でも使用できる。
本体11の内部の圧力がほぼ等しいという条件さえ満た
されれば、開水面Aでなく、閉管内にフランジ等で取り
付けても使用できる。
内の測定流体FLoは、ヒータ12によって加熱され、
温度センサ13によって測温される。これらは温度調節
計などによって温度制御をかけることができ、一定温
度、例えば、40゜Cに保たれる。
体FLoと、気化タンク本体11外の測定流体FLo間
の温度差によって、測定流体FLoに密度差が生じる。
このため、測定流体FLoは、気化タンク本体11内よ
り流出孔15を通って気化タンク本体11外に流出し、
気化タンク本体11外より流入孔14を通って気化タン
ク本体11内に流入するという循環が起こる。
oの温度によって決まり、気化タンク本体11外を流れ
る測定流体FLoの流量には依存しない。
る。この例では、循環流量(気化タンク本体11内への
供給流量)は、測定流体FLoの温度の影響を受けると
は言え、水温0〜30゜Cの範囲では、0.2l/mi
n±20%の範囲に入っており、ある程度の精度がある
と言える。
T、横軸は循環流量(L/min)Qを示す。図2実施
例においては、流入孔14と流出孔15との孔間隔は1
00mm、流入孔14と流出孔15との孔径は9,2m
m、気化タンク本体11内温度は40゜Cである。
流量変化の影響を補正することもできる。パージ用空気
は、ニードル弁等で流量制御され、一定流量が、ガス吹
込口16から気化タンク本体11内部に供給される。
部を上昇し、ガス取出口17から出力され、たとえば、
除湿器(図示せず)を通ったのち、検出器(ガスセン
サ)(図示せず)によって測定される。
でも、流路が十分大きくできる(例えば、直径9.2m
m)ため、詰まりや流量変動の心配がなく、前処理とし
て、砂ろ過器を設けなくても河川水(原水)を測定でき
る気化器が得られる。
困難な場所にも、容易に設置できる気化器が得られる。
差によって、気化タンク本体11内への、測定流体FL
oの供給流量が決まるため、ポンプやニードル弁等の流
量調整手段がなくても測定流体FLoの流量を一定にで
き、安価な気化器が得られる。
化器を構成でき、安価な気化器が得られる。
定流体FLoを供給するという必要がないため、測定流
体FLoを供給する供給系の部品が不要となり、安価な
気化器が得られる。
Loの温度を検出する温度センサ13が設けられたの
で、気化タンク本体11内の温度条件を一定に制御でき
るので、気化率と、測定流体FLoの流量を厳密に制御
できる気化器が得られる。
定流体FLoの流入抵抗が低減でき、応答速度が向上さ
れた気化器が得られる。
化タンク本体11外部の測定流体FLoの流速や流れの
方向の変化の影響を軽減することができる気化器が得ら
れる。
定流体FLoの流入抵抗が低減でき、応答速度が向上さ
れた気化器が得られる。
化タンク本体11外部の測定流体FLoの流速や流れの
方向の変化の影響を軽減することができる気化器が得ら
れる。
されたので、シーズヒータは市販性が有り、安価な気化
器が得られる。
されたので、シーズヒータは小型化が容易であり、小型
化が容易な気化器が得られる。
使用されたので、測温抵抗体は市販性が有り、安価な気
化器が得られる。
使用されたので、測温抵抗体は小型化が容易であり、小
型化が容易な気化器が得られる。
使用されたので、測温抵抗体は測定精度が高く、気化精
度が向上された気化器が得られる。
れ、測定流体FLoの温度を測定する温度測定手段が設
けられれば、測定流体FLoの温度が変動する場合、測
定流体FLoの温度と気化タンク本体11内測定流体F
Loの温度より、測定流体FLoの気化タンク本体11
への流入流量が計算できるため、揮発性物質の気化量を
補正することができる気化器が得られる。
れ、測定流体FLoの温度を測定する温度測定手段が設
けられれば、測定流体FLoの温度に応じて、気化タン
ク本体11の温度制御目標値を変化させることができ
る。
11の温度制御目標値より高温だと、測定流体FLoは
気化タンク本体11内に全く流入出来ないが、このよう
な場合に、警報を出したり、温度制御目標値を上昇させ
たりすることができる。
図である。図において、第1の供給タンク21は、気化
タンク本体11の周囲に設けられ、気化タンク本体11
に測定流体FLoを供給する。
化タンク本体11の周囲に、二重管状に設けられてい
る。なお、二重管状に限ることは無く、たとえば、第1
の供給タンク21は、球状でも良く、要するに、気化タ
ンク本体11の周囲に設けられてあれば良い。
21に設けられ、第1の供給タンク21に測定流体を供
給する。第1の排出口23は、第1の供給タンク21に
設けられ、第1の供給タンク21から測定流体FLoを
排出する。
えば河川水)は、第1の供給口22より適当な流量で供
給され、第1の排出口23より測定流体FLoは排出さ
れる。
1の側面上部に設けられており、この位置で測定流体F
Loがオーバーフローするので、水面の位置は、ほぼ一
定に保たれる。
て、自由に測定流体FLoが行き来できるため、気化タン
ク本体11の内部にも測定流体FLoが入り込む。パー
ジ用空気は、ニードル弁等で流量制御され、一定流量が
ガス吹込口16から気化タンク本体11内部に供給され
る。
部を上昇し、ガス取出口17から出力され、たとえば、
除湿器(図示せず)を通ったのち、検出器(ガスセン
サ)(図示せず)によって測定される。
(図示せず)の圧損がほとんどないと仮定すると、気化
タンク本体11と第1の供給タンク21(すなわち円筒
の中と外)の水面差はほとんど生じない。
第1の供給タンク21が、気化タンク本体11の周囲に
設けられたので、気化器を必要とする場所に自由に配置
出来、気化器の設置位置に制約が無い気化器が得られ
る。
機能を兼ねているため、外部に別個にトラップを設ける
必要がなく、安価な気化器が得られる。
oの流入孔14、流出孔15より上方、且つ、ガス取出
口17より下方に、測定流体FLoの液面が来るような
位置に、設置する必要があるために、測定流体FLoの
液面変動の影響を受ける。
けられたので、第1の供給タンク21の排出口23の位
置によって、供給タンク21内の液面の位置が決定出来
る。従って、測定流体FLoの液面変動の影響を受けな
い気化器が得られる。
11を取り除き、供給タンク21全体を加熱する事も考
えられる。しかし、下記の問題が発生するため、現実的
でない。
Loの詰まり等が生ずる恐れがあるために、流量を小さ
くすることが出来ないため、全体を加熱するには非常に
大きな容量のヒータ12が必要となる。 (2)供給タンク21の排水口に、改めて、トラップを
接続する必要が生じる。
図である。図において、第2の供給タンク31は、気化
タンク本体11と独立に設けられ、気化タンク本体11
に測定流体FLoを供給する。
1に設けられ、第2の供給タンク31に測定流体FLo
を供給する。第2の排出口33は、第2の供給タンク3
1に設けられ、第2の供給タンク31から測定流体FL
oを排出する。
気化タンク本体11内に測定流体FLoが流入されるよ
うに、流入孔14と第2の供給タンク31とを連通す
る。流出管35は、気化タンク本体11内から、第2の
供給タンク31に測定流体FLoが流出されるように、
流出孔15と第2の供給タンク31とを連通する。
独立に設けられ、気化タンク本体11と第2の供給タン
ク31との接触部が少なく、断熱性が良いため、気化タ
ンク本体11の加熱に際して、熱が第2の供給タンク3
1に逃げることが少なく、エネルギー効率がよい気化器
が得られる。
oの流入孔14、流出孔15より上方、且つ、ガス取出
口17より下方に、測定流体FLoの液面が来るような
位置に設置する必要があるために、測定流体FLoの液
面変動の影響を受ける。
られたので、第2の供給タンク31の排出口33の位置
によって、供給タンク31内の液面の位置が決定出来
る。従って、測定流体FLoの液面変動の影響を受けな
い気化器が得られる。
気化器は、例えば、ガスセンサで測定する揮発性物質測
定装置に使用されると説明したが、これに限る事は無
く、要するに、測定流体中から揮発性物質を分離・気化
させるための気化器であれば良い。
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。
によれば、次のような効果がある。測定流体中から揮発
性物質を分離・気化させるための気化器において、気化
タンク本体と、前記気化タンク本体に設けられ前記気化
タンク本体内の前記測定流体を加熱するヒータと、前記
気化タンク本体に設けられこのヒータにより加熱された
前記測定流体により発生する熱対流によりこの気化タン
ク本体内に測定流体が流入される流入孔と、前記気化タ
ンク本体に設けられ前記ヒータにより加熱された前記測
定流体により発生する熱対流によりこの気化タンク本体
内から測定流体が流出される流出孔と、前記気化タンク
本体に設けられ前記気化タンク本体内の前記測定流体中
にパージガスを吹き込むガス吹込口と、前記気化タンク
本体に設けられ前記測定流体中に吹き込まれた前記パー
ジガスを取り出すガス取出口とを具備した事を特徴とす
る気化器を構成した。
路が十分大きくできるため、詰まりや流量変動の心配が
なく、前処理として砂ろ過器を設けなくても河川水(原
水)を測定できる気化器が得られる。従って逆洗用の洗
浄水を用意することが困難な場所にも容易に設置できる
気化器が得られる。
よって、気化タンク本体内への、測定流体の供給流量が
決まるため、ポンプやニードル弁等の流量調整手段がな
くても測定流体の流量を一定にでき、安価な気化器が得
られる。
化器を構成でき、安価な気化器が得られる。
定流体を供給するという必要がないため、測定流体を供
給する供給系の部品が不要となり、安価な気化器が得ら
れる。
果がある。前記気化タンク本体の周囲に設けられ前記気
化タンク本体に測定流体を供給する第1の供給タンク
と、この第1の供給タンクに設けられこの第1の供給タン
クに測定流体を供給する第1の供給口と、この第1の供給
タンクに設けられこの第1の供給タンクから測定流体を
排出する第1の排出口とを具備したことを特徴とする請
求項1記載の気化器を構成した。
タンクが、気化タンク本体の周囲に設けられたので、気
化器を必要とする場所に自由に配置出来、気化器の設置
位置に制約の無い気化器が得られる。
を兼ねているため、外部に別個にトラップを設ける必要
がなく、安価な気化器が得られる。
入孔、流出孔より上方、且つ、ガス取出口より下方に、
測定流体の液面が来るような位置に設置する必要がある
ために、測定流体の液面変動の影響を受ける。
たので、第1の供給タンクの排出口の位置によって、供
給タンク内の液面の位置が決定出来る。従って、測定流
体の液面変動の影響を受けない気化器が得られる。
果がある。前記気化タンク本体と独立に設けられ前記気
化タンク本体に測定流体を供給する第2の供給タンク
と、この第2の供給タンクに設けられこの第2の供給タ
ンクに測定流体を供給する第2の供給口と、この第2の
供給タンクに設けられこの第2の供給タンクから測定流
体を排出する第2の排出口と、前記第2の供給タンクか
ら前記気化タンク本体内に測定流体が流入されるように
前記流入孔と前記第2の供給タンクとを連通する流入管
と、前記気化タンク本体内から前記第2の供給タンクに
測定流体が流出されるように前記流出孔と前記第2の供
給タンクとを連通する流出管とを具備したことを特徴と
する請求項1記載の気化器を構成した。。
けられ、気化タンク本体と第2の供給タンクとの接触部
が少なく、断熱性が良いため、気化タンク本体の加熱に
際して、熱が第2の供給タンクに逃げることが少なく、
エネルギー効率がよい気化器が得られる。
入孔、流出孔より上方、且つ、ガス取出口より下方に、
測定流体の液面が来るような位置に設置する必要がある
ために、測定流体の液面変動の影響を受ける。
たので、第2の供給タンクの排出口の位置によって、供
給タンク内の液面の位置が決定出来る。従って、測定流
体の液面変動の影響を受けない気化器が得られる。
果がある。前記気化タンク本体に設けられ前記気化タン
ク本体内の前記測定流体の温度を検出する温度センサを
具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
に記載の気化器を構成した。
度センサが設けられたので、気化タンク本体内の温度条
件を一定に制御できるので、気化率と、測定流体の流量
を厳密に制御できる気化器が得られる。
果がある。前記流入孔が複数設けられたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項4の何れかに記載の気化器を構成
した。
された気化器が得られる。 (2)気化タンク本体外部の測定流体の流速や流れの方
向の変化の影響を軽減することができる気化器が得られ
る。
果がある。前記流出孔が複数設けられたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項5の何れかに記載の気化器を構成
した。
された気化器が得られる (2)気化タンク外部の測定流体の流速や流れの方向の
変化の影響を軽減することができる気化器が得られる。
果がある。前記ヒータとして、シーズヒータが使用され
たことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記
載の気化器を構成した。
られる。 (2)シーズヒータは小型化が容易であり、小型化が容
易な気化器が得られる。
果がある。前記温度計として、測温抵抗体が使用された
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載
の気化器を構成した。
れる。 (2)測温抵抗体は小型化が容易であり、小型化が容易
な気化器が得られる。 (3)測温抵抗体は測定精度が高く、気化精度が向上さ
れた気化器が得られる。
果がある。前記気化タンク本体外に設置され、測定流体
の温度を測定する温度測定手段を具備したことを特徴と
する請求項1乃至請求項8の何れかに記載の気化器を構
成した。
と気化タンク本体内測定流体の温度より、測定流体の気
化タンク本体への流入流量が計算できるため、揮発性物
質の気化量を補正することができる気化器が得られる。
ク本体の温度制御目標値を変化させることができる。例
えば、測定流体が気化タンク本体の温度制御目標値より
高温だと、測定流体は気化タンク本体内に全く流入出来
ないが、このような場合に、警報を出したり、温度制御
目標値を上昇させたりすることができる。
備を必要とせず、且つ、簡潔に構成出来て安価な気化器
を実現することが出来る。
成説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】測定流体中から揮発性物質を分離・気化さ
せるための気化器において、 気化タンク本体と、 前記気化タンク本体に設けられ前記気化タンク本体内の
前記測定流体を加熱するヒータと、 前記気化タンク本体に設けられこのヒータにより加熱さ
れた前記測定流体により発生する熱対流によりこの気化
タンク本体内に測定流体が流入される流入孔と、 前記気化タンク本体に設けられ前記ヒータにより加熱さ
れた前記測定流体により発生する熱対流によりこの気化
タンク本体内から測定流体が流出される流出孔と、 前記気化タンク本体に設けられ前記気化タンク本体内の
前記測定流体中にパージガスを吹き込むガス吹込口と、 前記気化タンク本体に設けられ前記測定流体中に吹き込
まれた前記パージガスを取り出すガス取出口とを具備し
た事を特徴とする気化器。 - 【請求項2】前記気化タンク本体の周囲に設けられ前記
気化タンク本体に測定流体を供給する第1の供給タンク
と、 この第1の供給タンクに設けられこの第1の供給タンクに
測定流体を供給する第1の供給口と、 この第1の供給タンクに設けられこの第1の供給タンクか
ら測定流体を排出する第1の排出口とを具備したことを
特徴とする請求項1記載の気化器。 - 【請求項3】前記気化タンク本体と独立に設けられ前記
気化タンク本体に測定流体を供給する第2の供給タンク
と、 この第2の供給タンクに設けられこの第2の供給タンク
に測定流体を供給する第2の供給口と、 この第2の供給タンクに設けられこの第2の供給タンク
から測定流体を排出する第2の排出口と、 前記第2の供給タンクから前記気化タンク本体内に測定
流体が流入されるように前記流入孔と前記第2の供給タ
ンクとを連通する流入管と、 前記気化タンク本体内から前記第2の供給タンクに測定
流体が流出されるように前記流出孔と前記第2の供給タ
ンクとを連通する流出管とを具備したことを特徴とする
請求項1記載の気化器。 - 【請求項4】前記気化タンク本体に設けられ前記気化タ
ンク本体内の前記測定流体の温度を検出する温度センサ
を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
かに記載の気化器。 - 【請求項5】前記流入孔が複数設けられたことを特徴と
する請求項1乃至請求項4の何れかに記載の気化器。 - 【請求項6】前記流出孔が複数設けられたことを特徴と
する請求項1乃至請求項5の何れかに記載の気化器。 - 【請求項7】前記ヒータとして、シーズヒータが使用さ
れたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに
記載の気化器。 - 【請求項8】前記温度センサとして、測温抵抗体が使用
されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか
に記載の気化器。 - 【請求項9】前記気化タンク本体外に設置され、測定流
体の温度を測定する温度測定手段を具備したことを特徴
とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の気化器。
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001099765A true JP2001099765A (ja) | 2001-04-13 |
JP3661757B2 JP3661757B2 (ja) | 2005-06-22 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112623635A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-09 | 沈阳迈瑞腾科技有限公司 | 摇臂调整台 |
KR20230069985A (ko) | 2021-03-11 | 2023-05-19 | 가부시키가이샤 후지킨 | 기화기 및 기화 공급 장치 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27936599A patent/JP3661757B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20230069985A (ko) | 2021-03-11 | 2023-05-19 | 가부시키가이샤 후지킨 | 기화기 및 기화 공급 장치 |
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