JP2001099395A - 展開構造物 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納時の容積を小さくし、かつ展開安定性や
展開信頼性を高める。 【解決手段】 展開構造物は、展開時において1つの頂
点が互いに向かい合うように構造物の中心から放射線状
に配置される三角形状の複数の第1部材1と、放射線方
向の2つの縁辺が第1部材の放射線方向に沿った2つの
縁辺の延長線上に位置し、第1部材1を取り巻くように
配置される複数の第2部材2と、隣接する部材間を機械
的に連結し、収納時においては連結部を山折りあるいは
谷折りに折り畳むべく変形する連結部材3〜7とから構
成される。各連結部材3〜7は、収納時において山折り
と谷折りが交互に繰り返されるよう変形する。
展開信頼性を高める。 【解決手段】 展開構造物は、展開時において1つの頂
点が互いに向かい合うように構造物の中心から放射線状
に配置される三角形状の複数の第1部材1と、放射線方
向の2つの縁辺が第1部材の放射線方向に沿った2つの
縁辺の延長線上に位置し、第1部材1を取り巻くように
配置される複数の第2部材2と、隣接する部材間を機械
的に連結し、収納時においては連結部を山折りあるいは
谷折りに折り畳むべく変形する連結部材3〜7とから構
成される。各連結部材3〜7は、収納時において山折り
と谷折りが交互に繰り返されるよう変形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星等に収納
状態で搭載され、宇宙空間で展開する平面型の展開構造
物に関するものである。
状態で搭載され、宇宙空間で展開する平面型の展開構造
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、宇宙空間で展開する展開構造
物として、衛星搭載用の太陽電池パドルが知られている
(例えば、特開平9−142400号公報)。図9は特
開平9−142400号公報に開示された太陽電池パド
ルの構造を示す斜視図である。複数の太陽電池パネル3
2は、打ち上げ時にはロケット内部で畳まれた状態で、
衛星本体31に取りつけられており、宇宙空間で展開さ
れる。各太陽電池パネル32は、ヒンジ33によって回
転自在に連結され、展開時には図9に示すように1次元
的(線状)に展開される。太陽電池パドルは、一般的に
複数枚の太陽電池パネル32をアコーデオンのように結
合することによって長さを変化させて面積を稼ぐことが
できるが、幅を変化させることができない。しかし、通
信量の増大や消費電力の増大に伴ってさらなる電力の供
給要求があり、太陽電池面積を広げて大電力を得ること
が求められているが、図9の太陽電池パドルのような1
次元的な展開では太陽電池面積を広げることが困難であ
った。
物として、衛星搭載用の太陽電池パドルが知られている
(例えば、特開平9−142400号公報)。図9は特
開平9−142400号公報に開示された太陽電池パド
ルの構造を示す斜視図である。複数の太陽電池パネル3
2は、打ち上げ時にはロケット内部で畳まれた状態で、
衛星本体31に取りつけられており、宇宙空間で展開さ
れる。各太陽電池パネル32は、ヒンジ33によって回
転自在に連結され、展開時には図9に示すように1次元
的(線状)に展開される。太陽電池パドルは、一般的に
複数枚の太陽電池パネル32をアコーデオンのように結
合することによって長さを変化させて面積を稼ぐことが
できるが、幅を変化させることができない。しかし、通
信量の増大や消費電力の増大に伴ってさらなる電力の供
給要求があり、太陽電池面積を広げて大電力を得ること
が求められているが、図9の太陽電池パドルのような1
次元的な展開では太陽電池面積を広げることが困難であ
った。
【0003】そこで、2次元的に展開できる太陽電池パ
ドル(ソーラパネルアレイ)が提案されている(例え
ば、特開平9−30499号公報)。図10は特開平9
−30499号公報に開示された太陽電池パドルの構造
を示す斜視図である。この太陽電池パドルは、剛体の太
陽電池パネル41,42を含んでおり、剛体パネル4
1,42はお互いにヒンジ結合されている。さらに、パ
ネル41,42には、可とう性の太陽電池パネル43,
44,45が取り付けられている。このような太陽電池
パドルを展開するには、まず各太陽電池パネルを図10
(b)〜図10(d)に示すように長さ方向に展開し、
続いて図10(e)、図10(f)に示すように両翼方
向に展開する。すなわち、ステップ1として構造物は1
次元的に展開され、その展開終了後にステップ2として
2次元的に展開される。より広大な面積を必要とする場
合には両翼方向の折り畳み数を複数にするなどが考えら
れる。以上の説明では太陽電池パドルのみに特化して記
述してきたが、図10で説明した展開方法は、様々な機
器、例えば合成開口レーダやアクティブフェーズドアレ
イアンテナなど大型面積を持つアンテナにも応用でき
る。
ドル(ソーラパネルアレイ)が提案されている(例え
ば、特開平9−30499号公報)。図10は特開平9
−30499号公報に開示された太陽電池パドルの構造
を示す斜視図である。この太陽電池パドルは、剛体の太
陽電池パネル41,42を含んでおり、剛体パネル4
1,42はお互いにヒンジ結合されている。さらに、パ
ネル41,42には、可とう性の太陽電池パネル43,
44,45が取り付けられている。このような太陽電池
パドルを展開するには、まず各太陽電池パネルを図10
(b)〜図10(d)に示すように長さ方向に展開し、
続いて図10(e)、図10(f)に示すように両翼方
向に展開する。すなわち、ステップ1として構造物は1
次元的に展開され、その展開終了後にステップ2として
2次元的に展開される。より広大な面積を必要とする場
合には両翼方向の折り畳み数を複数にするなどが考えら
れる。以上の説明では太陽電池パドルのみに特化して記
述してきたが、図10で説明した展開方法は、様々な機
器、例えば合成開口レーダやアクティブフェーズドアレ
イアンテナなど大型面積を持つアンテナにも応用でき
る。
【0004】また、2次元的に展開できるその他の展開
構造物として、鏡面を高精度に保たなければならないメ
ッシュ型アンテナ(米国ヒューズ社製)が知られてい
る。図11はメッシュ型アンテナの外観図である。メッ
シュ型アンテナ51は、可とう性が高いため、弾性変形
を利用して緩やかに丸めた状態で衛星に搭載される。
構造物として、鏡面を高精度に保たなければならないメ
ッシュ型アンテナ(米国ヒューズ社製)が知られてい
る。図11はメッシュ型アンテナの外観図である。メッ
シュ型アンテナ51は、可とう性が高いため、弾性変形
を利用して緩やかに丸めた状態で衛星に搭載される。
【0005】また、その他の展開構造物として、鏡面を
メッシュにして、背面に剛性を高めるためにトラス構造
物を配置した展開アンテナが提案されている(石川ほ
か、日本機械学会 No.99-7 Dynamics and Design Confe
rence'99 講演論文集D117)。図12(a)、図12
(b)、図12(c)はこの展開アンテナの斜視図、図
12(d)、図12(e)、図12(f)はそれぞれ図
12(a)、図12(b)、図12(c)の一部を拡大
した図である。この展開アンテナは、6方向に四辺形リ
ブ61を配置し、6つのリブ61を同期するように駆動
することによって展開の安定性を向上させている。6つ
のリブ61の同期性はケーブル62とばね63,64に
よって得られる。この展開アンテナの長所は、構造部材
のある一部を駆動すると他の部分も追従して展開する点
である。したがって、構造部材の一部に駆動力を与えさ
えすれば、全体が追従して展開するので、展開信頼性が
高くなる。
メッシュにして、背面に剛性を高めるためにトラス構造
物を配置した展開アンテナが提案されている(石川ほ
か、日本機械学会 No.99-7 Dynamics and Design Confe
rence'99 講演論文集D117)。図12(a)、図12
(b)、図12(c)はこの展開アンテナの斜視図、図
12(d)、図12(e)、図12(f)はそれぞれ図
12(a)、図12(b)、図12(c)の一部を拡大
した図である。この展開アンテナは、6方向に四辺形リ
ブ61を配置し、6つのリブ61を同期するように駆動
することによって展開の安定性を向上させている。6つ
のリブ61の同期性はケーブル62とばね63,64に
よって得られる。この展開アンテナの長所は、構造部材
のある一部を駆動すると他の部分も追従して展開する点
である。したがって、構造部材の一部に駆動力を与えさ
えすれば、全体が追従して展開するので、展開信頼性が
高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】宇宙空間で2次元的に
展開される構造物では、展開が容易であることが要求さ
れる。また、宇宙空間など人の手が触れられない環境に
おいては構造物が所定の大面積に必ず展開する必要があ
る。これまで構造物を2次元的に展開するには、特に太
陽電池パドルのような剛体の構造物を展開する例として
は、図10に示したように、いったん1次元的に展開
し、続いて2次元的に展開する2段階に分けた展開方法
が用いられている。しかしながら、この展開方法では、
展開構造物を大面積にする場合、両翼方向の折り畳み数
が増大し、ステップ1における1次元の長さが長くな
り、ステップ1の展開が終了する前にステップ2の展開
が始まる可能性が生じる。ステップ2の展開はステップ
1の展開を終了した後でなければ平面的な展開ができな
くなるため、展開安定性や信頼性が低いという問題点が
あった。また、仮にステップ順序を調整する制御機構な
どを取りつける場合には、重量的に重くなるという問題
点があった。
展開される構造物では、展開が容易であることが要求さ
れる。また、宇宙空間など人の手が触れられない環境に
おいては構造物が所定の大面積に必ず展開する必要があ
る。これまで構造物を2次元的に展開するには、特に太
陽電池パドルのような剛体の構造物を展開する例として
は、図10に示したように、いったん1次元的に展開
し、続いて2次元的に展開する2段階に分けた展開方法
が用いられている。しかしながら、この展開方法では、
展開構造物を大面積にする場合、両翼方向の折り畳み数
が増大し、ステップ1における1次元の長さが長くな
り、ステップ1の展開が終了する前にステップ2の展開
が始まる可能性が生じる。ステップ2の展開はステップ
1の展開を終了した後でなければ平面的な展開ができな
くなるため、展開安定性や信頼性が低いという問題点が
あった。また、仮にステップ順序を調整する制御機構な
どを取りつける場合には、重量的に重くなるという問題
点があった。
【0007】また、図11に示したメッシュ型アンテナ
では、素材の弾性で展開するため、非常に展開信頼性が
高い。しかし、折り目がつくように密に収納できないた
め、展開構造物を大面積にすると、収納時の容積を十分
に小さくすることができないという問題点があった。ま
た、図12に示した展開アンテナでは、メッシュのよう
な柔軟な膜を鏡面構造部材として使用するため、アンテ
ナの平面度を高精度に設定することが難しいという問題
点があった。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、収納時の容積を小さくすることができ、か
つ展開安定性や展開信頼性を高めることができる展開構
造物を提供することを目的とする。また、本発明は、高
い平面度を得ることができる展開構造物を提供すること
を目的とする。
では、素材の弾性で展開するため、非常に展開信頼性が
高い。しかし、折り目がつくように密に収納できないた
め、展開構造物を大面積にすると、収納時の容積を十分
に小さくすることができないという問題点があった。ま
た、図12に示した展開アンテナでは、メッシュのよう
な柔軟な膜を鏡面構造部材として使用するため、アンテ
ナの平面度を高精度に設定することが難しいという問題
点があった。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、収納時の容積を小さくすることができ、か
つ展開安定性や展開信頼性を高めることができる展開構
造物を提供することを目的とする。また、本発明は、高
い平面度を得ることができる展開構造物を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の展開構造物は、
展開時において1つの頂点が互いに向かい合うように構
造物の中心から放射線状に配置される三角形状の複数の
第1部材(1)と、展開時において前記放射線方向の2
つの縁辺が第1部材の放射線方向に沿った2つの縁辺の
延長線上に位置し、前記第1部材を取り巻くように配置
される複数の第2部材(2)と、隣接する部材間を機械
的に連結し、収納時においては連結部を山折りあるいは
谷折りに折り畳むべく変形する連結部材(3〜7)とを
備え、各連結部材は、収納時において前記山折りと谷折
りが交互に繰り返されるよう変形するものである。ま
た、本発明の展開構造物は、展開時において構造物の中
央の開口部を取り巻くように放射線状に配置される複数
の第1部材(11)と、展開時において前記放射線方向
の2つの縁辺が第1部材の放射線方向に沿った2つの縁
辺の延長線上に位置し、前記第1部材を取り巻くように
配置される複数の第2部材(12)と、隣接する部材間
を機械的に連結し、収納時においては連結部を山折りあ
るいは谷折りに折り畳むべく変形する連結部材(13〜
19)とを備え、各連結部材は、収納時において前記山
折りと谷折りが交互に繰り返されるよう変形するもので
ある。
展開時において1つの頂点が互いに向かい合うように構
造物の中心から放射線状に配置される三角形状の複数の
第1部材(1)と、展開時において前記放射線方向の2
つの縁辺が第1部材の放射線方向に沿った2つの縁辺の
延長線上に位置し、前記第1部材を取り巻くように配置
される複数の第2部材(2)と、隣接する部材間を機械
的に連結し、収納時においては連結部を山折りあるいは
谷折りに折り畳むべく変形する連結部材(3〜7)とを
備え、各連結部材は、収納時において前記山折りと谷折
りが交互に繰り返されるよう変形するものである。ま
た、本発明の展開構造物は、展開時において構造物の中
央の開口部を取り巻くように放射線状に配置される複数
の第1部材(11)と、展開時において前記放射線方向
の2つの縁辺が第1部材の放射線方向に沿った2つの縁
辺の延長線上に位置し、前記第1部材を取り巻くように
配置される複数の第2部材(12)と、隣接する部材間
を機械的に連結し、収納時においては連結部を山折りあ
るいは谷折りに折り畳むべく変形する連結部材(13〜
19)とを備え、各連結部材は、収納時において前記山
折りと谷折りが交互に繰り返されるよう変形するもので
ある。
【0009】また、上述の展開構造物の1構成例は、前
記連結部材を介して第1部材と連結される第3部材を前
記中央の開口部に備えるものである。また、上述の展開
構造物の1構成例は、前記第1部材、第2部材の表面に
アンテナ電子機器(20)を配置したものである。ま
た、上述の展開構造物の1構成例は、前記第1部材、第
2部材の表面に太陽電池セル(21)を配置したもので
ある。また、上述の展開構造物の1構成例は、展開時に
おいて構造物の外周に配置される環状のチューブ(2
2)と、展開時に前記チューブにガスを供給してチュー
ブを膨張させるガスボンベ(23)とを備えるものであ
る。そして、上述の展開構造物の1構成例は、前記第1
部材、第2部材の表面に所望の波長の電磁波を透過さ
せ、これより波長の短い電磁波を遮断する部材(24)
を配置したものである。
記連結部材を介して第1部材と連結される第3部材を前
記中央の開口部に備えるものである。また、上述の展開
構造物の1構成例は、前記第1部材、第2部材の表面に
アンテナ電子機器(20)を配置したものである。ま
た、上述の展開構造物の1構成例は、前記第1部材、第
2部材の表面に太陽電池セル(21)を配置したもので
ある。また、上述の展開構造物の1構成例は、展開時に
おいて構造物の外周に配置される環状のチューブ(2
2)と、展開時に前記チューブにガスを供給してチュー
ブを膨張させるガスボンベ(23)とを備えるものであ
る。そして、上述の展開構造物の1構成例は、前記第1
部材、第2部材の表面に所望の波長の電磁波を透過さ
せ、これより波長の短い電磁波を遮断する部材(24)
を配置したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態となる展開構造物が
完全に展開した状態を示す平面図である。図1の展開構
造物は、展開時において1つの頂点が互いに向かい合う
ように構造物の中心から放射線状に配置される三角形状
の複数の第1部材1と、展開時において内周側の縁辺が
第1部材1の外周側の縁辺と向かい合い、この内周側の
縁辺とつながる2つの縁辺が第1部材1の放射線方向に
沿った2つの縁辺の延長線上に位置し、これら2つの縁
辺とつながる外周側の縁辺が円弧状となる、第1部材1
を取り巻くように配置される複数の第2部材2と、隣接
する部材間を機械的に連結し、収納時においては連結部
を山折りあるいは谷折りに折り畳むべく変形する連結部
材3〜7とから構成される。なお、図1では、山折りの
連結部材3,5,6を一点鎖線で示し、谷折りの連結部
材4,7を破線で示している。
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態となる展開構造物が
完全に展開した状態を示す平面図である。図1の展開構
造物は、展開時において1つの頂点が互いに向かい合う
ように構造物の中心から放射線状に配置される三角形状
の複数の第1部材1と、展開時において内周側の縁辺が
第1部材1の外周側の縁辺と向かい合い、この内周側の
縁辺とつながる2つの縁辺が第1部材1の放射線方向に
沿った2つの縁辺の延長線上に位置し、これら2つの縁
辺とつながる外周側の縁辺が円弧状となる、第1部材1
を取り巻くように配置される複数の第2部材2と、隣接
する部材間を機械的に連結し、収納時においては連結部
を山折りあるいは谷折りに折り畳むべく変形する連結部
材3〜7とから構成される。なお、図1では、山折りの
連結部材3,5,6を一点鎖線で示し、谷折りの連結部
材4,7を破線で示している。
【0011】第1部材1と第2部材2の個数は同一であ
る。また、第1部材1と第2部材2とは、平面度が維持
でき、かつ弾性変形が可能な材質、例えばCFRP(Ca
rbonFiber Reinforced Plastic)等からなる。第1部材
同士を連結する連結部材3は、収納時に連結部を山折り
に折り畳むべく変形し、同じく第1部材同士を連結する
連結部材4は、収納時に連結部を谷折りに折り畳むべく
変形する。この連結部材3,4は、交互に配置される。
る。また、第1部材1と第2部材2とは、平面度が維持
でき、かつ弾性変形が可能な材質、例えばCFRP(Ca
rbonFiber Reinforced Plastic)等からなる。第1部材
同士を連結する連結部材3は、収納時に連結部を山折り
に折り畳むべく変形し、同じく第1部材同士を連結する
連結部材4は、収納時に連結部を谷折りに折り畳むべく
変形する。この連結部材3,4は、交互に配置される。
【0012】第1部材1と隣接する第2の部材2とを連
結する連結部材5は、収納時に連結部を山折りに折り畳
むべく変形する。そして、第2部材同士を連結する連結
部材6は、収納時に連結部を山折りに折り畳むべく変形
し、同じく第2部材同士を連結する連結部材7は、収納
時に連結部を谷折りに折り畳むべく変形する。この連結
部材6,7は、交互に配置される。また、第1部材1と
第2部材2との間では、山折りと谷折りの位置が互いに
ずれるように連結部材3,4,6,7が配置される。
結する連結部材5は、収納時に連結部を山折りに折り畳
むべく変形する。そして、第2部材同士を連結する連結
部材6は、収納時に連結部を山折りに折り畳むべく変形
し、同じく第2部材同士を連結する連結部材7は、収納
時に連結部を谷折りに折り畳むべく変形する。この連結
部材6,7は、交互に配置される。また、第1部材1と
第2部材2との間では、山折りと谷折りの位置が互いに
ずれるように連結部材3,4,6,7が配置される。
【0013】このように、連結部材3,5,6の箇所を
山折りに、連結部材4,7の箇所を谷折りにすることに
より、展開すべき面を一部分も切ること無しに図2に示
すように折り畳み収納可能となる。収納性を高めるため
には、構造物の周方向の折り畳み数を増やす(部材1,
2の数を増やす)ことにより収納時の幅と奥行きを小さ
くすることができ、構造物の径方向の折り畳み数を増や
す(部材1,2の種類を増やす)ことにより収納時の高
さを低くすることができる。
山折りに、連結部材4,7の箇所を谷折りにすることに
より、展開すべき面を一部分も切ること無しに図2に示
すように折り畳み収納可能となる。収納性を高めるため
には、構造物の周方向の折り畳み数を増やす(部材1,
2の数を増やす)ことにより収納時の幅と奥行きを小さ
くすることができ、構造物の径方向の折り畳み数を増や
す(部材1,2の種類を増やす)ことにより収納時の高
さを低くすることができる。
【0014】図2に示す収納状態の構造物を展開する駆
動力は、連結部材3〜7に設けられたばねやモータ等に
よって得られる。本発明では、各部材間の連結部を規則
的に山折りまたは谷折りにすることにより、全ての連結
部材3〜7で駆動力を発生する必要がなく、一部の連結
部材3〜7で駆動力を発生するようにすれば、展開時に
平面を構成する全ての部材1,2を同期して駆動し展開
させることができる。なお、図1の例では、展開後の構
造物の平面形状が円形となっているが、これを多角形と
してもよい。この場合には、第2部材2の外周側の縁辺
が直線、すなわち第2部材2が四角形となる。
動力は、連結部材3〜7に設けられたばねやモータ等に
よって得られる。本発明では、各部材間の連結部を規則
的に山折りまたは谷折りにすることにより、全ての連結
部材3〜7で駆動力を発生する必要がなく、一部の連結
部材3〜7で駆動力を発生するようにすれば、展開時に
平面を構成する全ての部材1,2を同期して駆動し展開
させることができる。なお、図1の例では、展開後の構
造物の平面形状が円形となっているが、これを多角形と
してもよい。この場合には、第2部材2の外周側の縁辺
が直線、すなわち第2部材2が四角形となる。
【0015】[実施の形態の2]図3は、本発明の第2
の実施の形態となる展開構造物が完全に展開した状態を
示す平面図である。図3の展開構造物は、展開時におい
て構造物の中央の開口部10を取り巻くように放射線状
に配置される複数の第1部材11と、展開時において内
周側の縁辺が第1部材11の外周側の縁辺と向かい合
い、この内周側の縁辺とつながる2つの縁辺が第1部材
11の放射線方向に沿った2つの縁辺の延長線上に位置
する、第1部材11を取り巻くように配置される四角形
状の複数の第2部材12と、隣接する部材間を機械的に
連結し、収納時においては連結部を山折りあるいは谷折
りに折り畳むべく変形する連結部材13〜19とから構
成される。なお、図3では、山折りの連結部材13,1
5,16,19を一点鎖線で示し、谷折りの連結部材1
4,17,18を破線で示している。
の実施の形態となる展開構造物が完全に展開した状態を
示す平面図である。図3の展開構造物は、展開時におい
て構造物の中央の開口部10を取り巻くように放射線状
に配置される複数の第1部材11と、展開時において内
周側の縁辺が第1部材11の外周側の縁辺と向かい合
い、この内周側の縁辺とつながる2つの縁辺が第1部材
11の放射線方向に沿った2つの縁辺の延長線上に位置
する、第1部材11を取り巻くように配置される四角形
状の複数の第2部材12と、隣接する部材間を機械的に
連結し、収納時においては連結部を山折りあるいは谷折
りに折り畳むべく変形する連結部材13〜19とから構
成される。なお、図3では、山折りの連結部材13,1
5,16,19を一点鎖線で示し、谷折りの連結部材1
4,17,18を破線で示している。
【0016】第1部材11と第2部材12の材質は実施
の形態の1と同様である。第1部材同士を連結する連結
部材13は、収納時に連結部を山折りに折り畳むべく変
形し、同じく第1部材同士を連結する連結部材14は、
収納時に連結部を谷折りに折り畳むべく変形する。この
連結部材13,14は、交互に配置される。第1部材1
1と隣接する第2の部材12とを連結する連結部材15
は、収納時に連結部を山折りに折り畳むべく変形する。
の形態の1と同様である。第1部材同士を連結する連結
部材13は、収納時に連結部を山折りに折り畳むべく変
形し、同じく第1部材同士を連結する連結部材14は、
収納時に連結部を谷折りに折り畳むべく変形する。この
連結部材13,14は、交互に配置される。第1部材1
1と隣接する第2の部材12とを連結する連結部材15
は、収納時に連結部を山折りに折り畳むべく変形する。
【0017】また、図3の例では、第2部材12を3種
類設けている。構造物の径方向(前記放射線方向)に1
列に並ぶ3種類の第2部材12は、互いに相似な形状を
している。同一種類に属する第2部材(構造物の中心か
ら同一半径の円周上に配置された第2部材)同士を連結
する連結部材16は、収納時に連結部を山折りに折り畳
むべく変形し、同じく同一種類に属する第2部材同士を
連結する連結部材17は、収納時に連結部を谷折りに折
り畳むべく変形する。この連結部材16,17は、交互
に配置される。
類設けている。構造物の径方向(前記放射線方向)に1
列に並ぶ3種類の第2部材12は、互いに相似な形状を
している。同一種類に属する第2部材(構造物の中心か
ら同一半径の円周上に配置された第2部材)同士を連結
する連結部材16は、収納時に連結部を山折りに折り畳
むべく変形し、同じく同一種類に属する第2部材同士を
連結する連結部材17は、収納時に連結部を谷折りに折
り畳むべく変形する。この連結部材16,17は、交互
に配置される。
【0018】異なる種類に属する第2部材同士を連結す
る連結部材は、収納時に連結部を谷折りに折り畳むべく
変形する連結部材18と、収納時に連結部を山折りに折
り畳むべく変形する連結部材19とが交互に配置され
る。また、第1部材11と3種類の第2部材12との間
では、山折りと谷折りの位置が互いにずれるように連結
部材13,14,16,17が配置される。収納状態の
構造物を展開する駆動力は、実施の形態の1と同様に、
連結部材13〜19の一部に設けられたばねやモータ等
によって得られる。
る連結部材は、収納時に連結部を谷折りに折り畳むべく
変形する連結部材18と、収納時に連結部を山折りに折
り畳むべく変形する連結部材19とが交互に配置され
る。また、第1部材11と3種類の第2部材12との間
では、山折りと谷折りの位置が互いにずれるように連結
部材13,14,16,17が配置される。収納状態の
構造物を展開する駆動力は、実施の形態の1と同様に、
連結部材13〜19の一部に設けられたばねやモータ等
によって得られる。
【0019】実施の形態の1では、構造物の中心に位置
する第1部材1の頂点を1点で固定しているが、本実施
の形態では、構造物の中央付近に位置する、第1部材1
1の内周側の縁辺を少なくとも2点で固定するので、よ
り安定した展開が可能となる。また、本実施の形態で
は、構造物の中央を開口部10としているが、この開口
部に第3部材を配置して、第1部材11との間を連結部
材で連結するようにしてもよい。これにより、更に安定
した展開が可能となる。
する第1部材1の頂点を1点で固定しているが、本実施
の形態では、構造物の中央付近に位置する、第1部材1
1の内周側の縁辺を少なくとも2点で固定するので、よ
り安定した展開が可能となる。また、本実施の形態で
は、構造物の中央を開口部10としているが、この開口
部に第3部材を配置して、第1部材11との間を連結部
材で連結するようにしてもよい。これにより、更に安定
した展開が可能となる。
【0020】[実施の形態の3]図4(a)は実施の形
態の1の展開構造物をアンテナに適用した例を示す平面
図、図4(b)は図4(a)の一部を拡大した図であ
る。近年、アンテナの大型化のため、衛星搭載用の反射
鏡を用いず、直接アンテナを地表に向けて大出力の電波
を照射する研究がなされている。
態の1の展開構造物をアンテナに適用した例を示す平面
図、図4(b)は図4(a)の一部を拡大した図であ
る。近年、アンテナの大型化のため、衛星搭載用の反射
鏡を用いず、直接アンテナを地表に向けて大出力の電波
を照射する研究がなされている。
【0021】本実施の形態では、図1の展開構造物の第
1部材1と第2部材2の表面にアンテナ電子機器20を
配置することにより、このようなアンテナを実現するこ
とができる。アンテナ電子機器20は、地表と向き合う
表側に配置される放射素子と、その裏側に配置される増
幅器とから構成される。なお、本実施の形態では、実施
の形態の1の展開構造物をアンテナに適用したが、実施
の形態の2の展開構造物をアンテナに適用してもよいこ
とは言うまでもない。
1部材1と第2部材2の表面にアンテナ電子機器20を
配置することにより、このようなアンテナを実現するこ
とができる。アンテナ電子機器20は、地表と向き合う
表側に配置される放射素子と、その裏側に配置される増
幅器とから構成される。なお、本実施の形態では、実施
の形態の1の展開構造物をアンテナに適用したが、実施
の形態の2の展開構造物をアンテナに適用してもよいこ
とは言うまでもない。
【0022】[実施の形態の4]図5(a)は、実施の
形態の1の展開構造物を太陽電池に適用した例を示す平
面図、図5(b)は図5(a)の一部を拡大した図であ
る。本実施の形態では、図1の展開構造物の第1部材1
と第2部材2の表面に太陽電池用のセル21を配置する
ことにより、大口径の太陽電池を実現することができ、
大電力の要求に答えることができる。なお、本実施の形
態では、実施の形態の1の展開構造物を太陽電池に適用
したが、実施の形態の2の展開構造物を太陽電池に適用
してもよいことは言うまでもない。
形態の1の展開構造物を太陽電池に適用した例を示す平
面図、図5(b)は図5(a)の一部を拡大した図であ
る。本実施の形態では、図1の展開構造物の第1部材1
と第2部材2の表面に太陽電池用のセル21を配置する
ことにより、大口径の太陽電池を実現することができ、
大電力の要求に答えることができる。なお、本実施の形
態では、実施の形態の1の展開構造物を太陽電池に適用
したが、実施の形態の2の展開構造物を太陽電池に適用
してもよいことは言うまでもない。
【0023】[実施の形態の5]図6は、実施の形態の
1の展開構造物の外周に環状のチューブを配置した例を
示す平面図である。実施の形態の1〜4では、収納状態
の構造物を展開するための駆動力を連結部材に設けたば
ねやモータ等によって発生させていた。これに対し、本
実施の形態では、ばねやモータの代わりに、展開構造物
の外周を一周するチューブ22を用いて駆動力を発生さ
せる。チューブ22は、例えば有機系の高分子材料(ポ
リイミドやポリエステル)等からなり、展開構造物の外
縁を形成する各第2部材2の外縁に取り付けられてい
る。
1の展開構造物の外周に環状のチューブを配置した例を
示す平面図である。実施の形態の1〜4では、収納状態
の構造物を展開するための駆動力を連結部材に設けたば
ねやモータ等によって発生させていた。これに対し、本
実施の形態では、ばねやモータの代わりに、展開構造物
の外周を一周するチューブ22を用いて駆動力を発生さ
せる。チューブ22は、例えば有機系の高分子材料(ポ
リイミドやポリエステル)等からなり、展開構造物の外
縁を形成する各第2部材2の外縁に取り付けられてい
る。
【0024】展開時に、チューブ22の閉鎖空間内にガ
スボンベ23から不活性ガス(例えば窒素ガス)等のガ
スを供給すると、チューブ22が膨張して展開駆動力が
発生する。これにより、部材1,2を同期して駆動し展
開させることができる。収納時のチューブ22は、図7
に示すように各第2部材2の外縁に沿って折り畳まれて
いる。そして、収納状態の構造物の中央付近には、ガス
ボンベ23を収めることが可能な空間が確保されてお
り、構造物を折り畳むとガスボンベ23が中央付近に集
まるので、ガスボンベ23を効率良く収納することがで
きる。
スボンベ23から不活性ガス(例えば窒素ガス)等のガ
スを供給すると、チューブ22が膨張して展開駆動力が
発生する。これにより、部材1,2を同期して駆動し展
開させることができる。収納時のチューブ22は、図7
に示すように各第2部材2の外縁に沿って折り畳まれて
いる。そして、収納状態の構造物の中央付近には、ガス
ボンベ23を収めることが可能な空間が確保されてお
り、構造物を折り畳むとガスボンベ23が中央付近に集
まるので、ガスボンベ23を効率良く収納することがで
きる。
【0025】以上のように、本実施の形態では、展開構
造物の外周を一周するチューブ22を用いることによ
り、連結部材にばねやモータ等を設ける必要がなくなる
ので、展開構造物の軽量化が可能となる。また、円環状
のチューブ22の膨張により展開構造物の中心から全放
射線方向に一様な張力が発生するので、展開構造物の平
面度を向上させることができる。したがって、本実施の
形態をアンテナに適用すれば、高精度のアンテナを実現
することができる。
造物の外周を一周するチューブ22を用いることによ
り、連結部材にばねやモータ等を設ける必要がなくなる
ので、展開構造物の軽量化が可能となる。また、円環状
のチューブ22の膨張により展開構造物の中心から全放
射線方向に一様な張力が発生するので、展開構造物の平
面度を向上させることができる。したがって、本実施の
形態をアンテナに適用すれば、高精度のアンテナを実現
することができる。
【0026】[実施の形態の6]図8は、本発明の第6
の実施の形態となる展開構造物を示す斜視図である。本
実施の形態は、実施の形態の3で示したアンテナにおい
て、所望の波長の電磁波を透過させ、これより波長の短
い赤外線や紫外線等の電磁波を遮断する天蓋24を第1
部材と第2部材の表面に前記アンテナ電子機器を覆うよ
うに配置したものである。
の実施の形態となる展開構造物を示す斜視図である。本
実施の形態は、実施の形態の3で示したアンテナにおい
て、所望の波長の電磁波を透過させ、これより波長の短
い赤外線や紫外線等の電磁波を遮断する天蓋24を第1
部材と第2部材の表面に前記アンテナ電子機器を覆うよ
うに配置したものである。
【0027】天蓋24は、例えばテドラカプトンからな
る。実施の形態の3のように、第1部材、第2部材の表
面に電子機器を配置する場合には、太陽光の照射量の変
化に伴う急激な温度変化によって電子機器が故障する可
能性が高い。そこで、展開構造物の表面に天蓋24を取
り付けることによって急激な温度変化から電子機器を保
護することができる。
る。実施の形態の3のように、第1部材、第2部材の表
面に電子機器を配置する場合には、太陽光の照射量の変
化に伴う急激な温度変化によって電子機器が故障する可
能性が高い。そこで、展開構造物の表面に天蓋24を取
り付けることによって急激な温度変化から電子機器を保
護することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、各部材間の連結部を規
則的に山折りまたは谷折りにすることにより、大面積の
展開構造物であっても、収納時の容積を小さくすること
ができる。また、一部の連結部材で展開のための駆動力
を発生させればよく、一部の連結部材で駆動力を発生さ
せると、展開時に平面を構成する全ての第1部材と第2
部材を同期させて展開させることができ、展開安定性や
展開信頼性を高めることができる。さらに、展開型のア
ンテナに適用する場合には、展開すべき面を一部分も切
ること無しに折り畳むことができるので、アンテナ表面
における配線の自由度を広げることができる。
則的に山折りまたは谷折りにすることにより、大面積の
展開構造物であっても、収納時の容積を小さくすること
ができる。また、一部の連結部材で展開のための駆動力
を発生させればよく、一部の連結部材で駆動力を発生さ
せると、展開時に平面を構成する全ての第1部材と第2
部材を同期させて展開させることができ、展開安定性や
展開信頼性を高めることができる。さらに、展開型のア
ンテナに適用する場合には、展開すべき面を一部分も切
ること無しに折り畳むことができるので、アンテナ表面
における配線の自由度を広げることができる。
【0029】また、構造物の中央に第3部材を配置し
て、第1部材との間を連結部材で連結することにより、
更に安定した展開が可能となる。
て、第1部材との間を連結部材で連結することにより、
更に安定した展開が可能となる。
【0030】また、構造物の外周に環状のチューブを配
置することにより、連結部材にばねやモータ等の駆動力
源を設ける必要がなくなるので、展開構造物の軽量化が
可能となる。さらに、円環状のチューブの膨張により展
開構造物の中心から全放射線方向に一様な張力が発生す
るので、展開構造物の平面度を向上させることができ
る。
置することにより、連結部材にばねやモータ等の駆動力
源を設ける必要がなくなるので、展開構造物の軽量化が
可能となる。さらに、円環状のチューブの膨張により展
開構造物の中心から全放射線方向に一様な張力が発生す
るので、展開構造物の平面度を向上させることができ
る。
【0031】また、第1部材、第2部材の表面に所望の
波長の電磁波を透過させ、これより波長の短い電磁波を
遮断する部材を配置することにより、太陽光の強度変動
による電子機器への影響を抑えることができる。
波長の電磁波を透過させ、これより波長の短い電磁波を
遮断する部材を配置することにより、太陽光の強度変動
による電子機器への影響を抑えることができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる展開構造物
が完全に展開した状態を示す平面図である。
が完全に展開した状態を示す平面図である。
【図2】 図1の展開構造物の収納状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】 本発明の第2の実施の形態となる展開構造物
が完全に展開した状態を示す平面図である。
が完全に展開した状態を示す平面図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態において図1の展
開構造物をアンテナに適用した例を示す平面図及び拡大
図である。
開構造物をアンテナに適用した例を示す平面図及び拡大
図である。
【図5】 本発明の第4の実施の形態において図1の展
開構造物を太陽電池に適用した例を示す平面図及び拡大
図である。
開構造物を太陽電池に適用した例を示す平面図及び拡大
図である。
【図6】 本発明の第5の実施の形態において図1の展
開構造物の外周に環状のチューブを配置した例を示す平
面図である。
開構造物の外周に環状のチューブを配置した例を示す平
面図である。
【図7】 図6の展開構造物の収納状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】 本発明の第6の実施の形態となる展開構造物
の斜視図である。
の斜視図である。
【図9】 従来の太陽電池パドルの構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】 従来の他の太陽電池パドルの構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図11】 従来のメッシュ型アンテナの外観図であ
る。
る。
【図12】 従来の展開アンテナの構造を示す斜視図及
び拡大図である。
び拡大図である。
1、11…第1部材、2、12…第2部材、3〜7、1
3〜19…連結部材、20…アンテナ電子機器、21…
太陽電池セル、22…チューブ、23…ガスボンベ、2
4…天蓋。
3〜19…連結部材、20…アンテナ電子機器、21…
太陽電池セル、22…チューブ、23…ガスボンベ、2
4…天蓋。
フロントページの続き (72)発明者 仙北谷 由美 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 角田 博明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中須賀 好典 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 展開時において1つの頂点が互いに向か
い合うように構造物の中心から放射線状に配置される三
角形状の複数の第1部材と、 展開時において前記放射線方向の2つの縁辺が第1部材
の放射線方向に沿った2つの縁辺の延長線上に位置し、
前記第1部材を取り巻くように配置される複数の第2部
材と、 隣接する部材間を機械的に連結し、収納時においては連
結部を山折りあるいは谷折りに折り畳むべく変形する連
結部材とを備え、 各連結部材は、収納時において前記山折りと谷折りが交
互に繰り返されるよう変形することを特徴とする展開構
造物。 - 【請求項2】 展開時において構造物の中央の開口部を
取り巻くように放射線状に配置される複数の第1部材
と、 展開時において前記放射線方向の2つの縁辺が第1部材
の放射線方向に沿った2つの縁辺の延長線上に位置し、
前記第1部材を取り巻くように配置される複数の第2部
材と、 隣接する部材間を機械的に連結し、収納時においては連
結部を山折りあるいは谷折りに折り畳むべく変形する連
結部材とを備え、 各連結部材は、収納時において前記山折りと谷折りが交
互に繰り返されるよう変形することを特徴とする展開構
造物。 - 【請求項3】 請求項2記載の展開構造物において、 前記連結部材を介して第1部材と連結される第3部材を
前記中央の開口部に備えることを特徴とする展開構造
物。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の展開構造物におい
て、 前記第1部材、第2部材の表面にアンテナ電子機器を配
置したことを特徴とする展開構造物。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の展開構造物におい
て、 前記第1部材、第2部材の表面に太陽電池セルを配置し
たことを特徴とする展開構造物。 - 【請求項6】 請求項1又は2記載の展開構造物におい
て、 展開時において構造物の外周に配置される環状のチュー
ブと、 展開時に前記チューブにガスを供給してチューブを膨張
させるガスボンベとを備えることを特徴とする展開構造
物。 - 【請求項7】 請求項4記載の展開構造物において、 前記第1部材、第2部材の表面に所望の波長の電磁波を
透過させ、これより波長の短い電磁波を遮断する部材を
配置したことを特徴とする展開構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28103099A JP2001099395A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 展開構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28103099A JP2001099395A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 展開構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099395A true JP2001099395A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17633322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28103099A Pending JP2001099395A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 展開構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001099395A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008542768A (ja) * | 2005-06-09 | 2008-11-27 | マクドナルド,デットワイラー アンド アソシエイツ リミテッド | 軽量の空間給電型能動フェーズドアレイアンテナシステム |
JP2012192917A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Thales | 格納式平面構造、及びそのような構造を含む人工衛星 |
JP2015168422A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | 構造部材展開システム |
CN112319863A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-02-05 | 重庆开拓卫星科技有限公司 | 一种非干预式在轨柔性太阳电池阵展开装置 |
CN111017208B (zh) * | 2019-12-17 | 2021-06-15 | 深圳先进技术研究院 | 仿甲虫折叠翼结构及其制作方法 |
-
1999
- 1999-10-01 JP JP28103099A patent/JP2001099395A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008542768A (ja) * | 2005-06-09 | 2008-11-27 | マクドナルド,デットワイラー アンド アソシエイツ リミテッド | 軽量の空間給電型能動フェーズドアレイアンテナシステム |
JP2012192917A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Thales | 格納式平面構造、及びそのような構造を含む人工衛星 |
JP2015168422A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | 構造部材展開システム |
CN111017208B (zh) * | 2019-12-17 | 2021-06-15 | 深圳先进技术研究院 | 仿甲虫折叠翼结构及其制作方法 |
CN112319863A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-02-05 | 重庆开拓卫星科技有限公司 | 一种非干预式在轨柔性太阳电池阵展开装置 |
CN112319863B (zh) * | 2020-11-19 | 2022-12-02 | 重庆开拓卫星科技有限公司 | 一种非干预式在轨柔性太阳电池阵展开装置 |
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