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JP2001096579A - 成形品の製造方法及び成形品 - Google Patents

成形品の製造方法及び成形品

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Publication number
JP2001096579A
JP2001096579A JP27618399A JP27618399A JP2001096579A JP 2001096579 A JP2001096579 A JP 2001096579A JP 27618399 A JP27618399 A JP 27618399A JP 27618399 A JP27618399 A JP 27618399A JP 2001096579 A JP2001096579 A JP 2001096579A
Authority
JP
Japan
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cavity
mold
paint
coating
molded article
Prior art date
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Application number
JP27618399A
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English (en)
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JP3573013B2 (ja
Inventor
Takayuki Ito
孝幸 伊藤
Toshihiko Asatani
俊彦 浅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to DE2000607050 priority patent/DE60007050T2/de
Priority to EP20000104858 priority patent/EP1088648B1/en
Priority to AU20753/00A priority patent/AU739153B2/en
Priority to US09/522,045 priority patent/US6607681B1/en
Priority to CNB001031732A priority patent/CN1251857C/zh
Publication of JP2001096579A publication Critical patent/JP2001096579A/ja
Priority to US10/383,627 priority patent/US20030172769A1/en
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型キャビティに塗料を効率よく塗布し、成形
品の表面にほぼ均一な厚さの塗膜を形成する。 【解決手段】開けられた金型7のキャビティ17に塗料
Mの溶液を流し込んだ後、金型7を閉じて真空ポンプ3
4を駆動させキャビティ17内を減圧する。すると、塗
料Mの溶剤が沸騰する。この沸騰時の塗料Mの体積増加
及び破泡によりキャビティ17の壁面に塗料Mが効率よ
く塗布される。そして、塗料Mの溶剤が気化すること
で、塗料Mのウレタン樹脂が塗膜層としてキャビティ1
7の壁面に形成される。その後、ウレタンの材料をキャ
ビティ17に混合注入し反応硬化させることで、ステア
リングホイールの樹脂部分の成形と塗装が同時に実施さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂などの成形品
の成形と塗装を同時に行うために金型内のキャビティに
予め塗料を塗布(モールドコート)した後に充填材料を
注入するようにした成形品の製造方法及び成形品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の成形品として、例えば、車両用
のステアリングホイールがある。ステアリングホイール
は、芯金を金型キャビティ(成形品形状を作る空洞部)
にセットした後に、金型キャビティに樹脂材料を注入し
硬化させて成形される。ステアリングホイールの樹脂成
形に使用されているウレタン樹脂は、耐光性に劣り黄変
する欠点があるため、その樹脂部分の表面に耐光性をも
たせるための塗膜を形成する必要がある。
【0003】この塗膜の形成方法として、金型内のキャ
ビティに予め塗料を塗り、その後、製品の成形を行う方
法が適用されている。具体的には、金型を開いてキャビ
ティに塗料溶液をスプレーガンで塗布(モールドコー
ト)する。その後、金型を閉じキャビティに充填材料と
してのウレタン材料を混合注入して反応硬化させる。こ
れにより、成形品の表面に塗膜が形成される。なお、金
型キャビティに所定の材料を混合注入して反応硬化させ
る成形方法を反応射出成形(RIM:Reaction Injecti
on Molding)という。また、ここで用いられる塗料溶液
は、例えば、溶剤としてのメチルエチルケトン(ME
K)及びイソプロピルアルコール(IPA)と、耐光性
に優れたウレタン樹脂とからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にスプレーガンにより塗料溶液をキャビティに塗布した
場合では、金型のキャビティ以外の部分に塗布された
り、金型に塗着せずに空気中に飛散し塗着効率が悪化し
てしまう。また、キャビティ以外の部分に塗布された塗
料は成形後の製品におけるバリ発生の原因となってしま
うため、このバリを製品から除去するための処理工程が
必要となる。さらに、塗着せずに空気中に飛散した塗料
は、作業場を汚すばかりでなく、周囲の環境を悪化させ
ていた。
【0005】また、スプレーガンで塗料溶液を塗布(モ
ールドコート)した場合では、均一に塗料を塗布するこ
とができない。特に、パーティングラインの部分では、
十分に塗布することができなかった。そのため、ステア
リングホイールの耐光性が十分に確保できないといった
問題が生じる。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その第1の目的は、金型キャビティ
に塗料を効率よく塗布(モールドコート)することがで
きる成形品の製造方法を提供することにある。また、第
2の目的は、耐光性に優れる成形品を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、成形品表面に塗膜層が形
成された成形品の製造方法において、金型を閉じた状態
の金型キャビティ表面に塗膜層を形成する塗装工程と、
その後金型キャビティ内に充填材料を充填する工程とか
らなることをその要旨としている。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記塗装工程は、金型キャビティ内
で塗料溶液の体積増加により金型キャビティ表面に塗膜
層を形成することをその要旨としている。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明において、金型キャビティ内は、減圧状
態としたことをその要旨としている。請求項4に記載の
発明では、請求項1又は2に記載の発明において、金型
キャビティ内に塗料溶液を流し込んだ後、金型キャビテ
ィ内を減圧させて、塗膜層を金型キャビティに形成した
ことをその要旨としている。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明において、金型キャビティを減圧し、そ
の減圧した金型キャビティ内に塗料溶液を注入して塗膜
層を金型キャビティに形成したことをその要旨としてい
る。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記充填材料は、金型キャビティ内
で反応硬化するウレタン材料であることをその要旨とし
ている。
【0012】請求項7に記載の発明では、金型キャビテ
ィに充填材料を注入して成形される成形品において、前
記充填材料の表面にほぼ均一な厚さの塗膜が形成される
ことをその要旨としている。
【0013】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載の発明において、前記充填材料は、金型キャビティ内
で反応硬化するウレタン材料であることをその要旨とし
ている。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
金型を閉じた状態の金型キャビティ表面に、効率よく塗
料が塗布されて塗膜層が形成される。その後、金型キャ
ビティ内に充填材料が充填されて、成形と塗装が同時に
行われる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、金型キャ
ビティ内で塗料溶液の体積増加により金型キャビティ表
面に塗膜層が形成される。請求項3に記載の発明によれ
ば、金型キャビティ内を減圧することで金型キャビティ
内で塗料溶液を沸騰させ、その沸騰時の体積増加及び破
泡により金型キャビティに塗膜層が形成される。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、金型キャ
ビティ内に塗料溶液を流し込んだ後に、その金型キャビ
ティ内を減圧すると、塗料の溶剤が沸騰し、この沸騰時
の体積増加及び破泡により金型キャビティの壁面に塗料
が塗着される。つまり、閉じられた金型キャビティにお
いて、その壁面に塗料が効率よく均一に塗布される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、金型キャ
ビティが減圧され、その減圧状態の金型キャビティ内に
塗料溶液が注入される。この場合、塗料の溶剤が沸騰
し、泡状になった塗料溶液が破泡しながらキャビティ1
7内に流入される。これにより、金型キャビティの壁面
に塗料が塗着される。つまり、閉じられた金型キャビテ
ィにおいて、その壁面に塗料が効率よく均一に塗布され
る。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、塗膜層が
形成されたキャビティ内にウレタン材料が混合注入され
て反応硬化する。つまり、反応射出成形によりウレタン
樹脂成形が行われる。この反応射出成形では、一般樹脂
の射出成形と比較して、キャビティ内が低温、低圧の条
件下で樹脂成形される。従って、キャビティの壁面に形
成された塗膜層が成形時の圧力や温度によって壊される
ことが防止される。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、充填材料
の表面にほぼ均一な厚さの塗膜層が形成される。その結
果、成形品の耐光性や耐摩耗性等が向上される。特に、
パーティングラインにおいて、所望の厚さの塗膜を形成
することで、耐光性、耐摩耗性が向上される。また、塗
膜表面は、金型表面が転写されるため、金型により容易
に表面意匠を与えられる。具体的には、例えば、平滑面
やシボ面(凸凹面)等の意匠を与えられる。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、反応硬化
して成形されるウレタン樹脂の表面にほぼ均一な塗膜が
形成される。従って、耐光性に劣り黄変する欠点がある
ウレタン樹脂の表面に、ほぼ均一な塗膜が形成されるの
で成形品の耐光性が向上される。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0022】図1〜3は、本実施形態における射出成形
機の一部断面図であり、図4は同射出成形機により成形
される車両用のステアリングホイール1の斜視図であ
る。図4に示すようにステアリングホイール1は、リン
グ部2、スポーク部3,4,5及びボス部6を有してお
り、図1〜3に示す射出成形機の金型7(下型8,上型
9)は、リング部2及びスポーク部3,4,5の芯金1
0をウレタン樹脂で被覆するためのものである。なお、
本実施形態では、図4に示すステアリングホイール1を
裏返した状態で、反応射出成形による樹脂成形が実施さ
れる。
【0023】図1〜図3に示すように、金型7は枠体1
1と蓋体12とからなるボックス13内に配設されてい
る。詳しくは、枠体11には金型7の下型8が固定さ
れ、蓋体12には金型7の上型9が固定されている。ま
た、蓋体12における枠体11との接合部にはシール部
材14が配設されている。そして、図1に示すように金
型7が開けられている状態から枠体11及び下型8が上
方へ移動されて図2に示すように芯金10がセットされ
た状態で金型7が閉じられ型締めされる。なおこのと
き、枠体11と蓋体12とによりボックス13が形成さ
れ、シール部材14によりボックス13内が密封され
る。また、本実施形態の芯金10は、アルミダイカス
ト、マグネシウムダイカスト、またはそれらからなる合
金のダイカスト成形により製造され、芯金10のリング
部10aの断面形状は、図2に示すようにU字形状とな
っている。
【0024】下型8及び上型9には凹部15,16が形
成されており、同凹部15,16が成形品形状を作るた
めのキャビティ17となる。また、成形時にステアリン
グホイール1の芯金10を固定するために、下型8の中
央部に固定部材18が突設されるとともに、上型9の中
央部に固定部材19が突設されている。さらに、上型9
の凹部16には、排出孔20(例えば、断面積=4mm
2)が形成されて、同排出孔20によりキャビティ17
がボックス13内の中空部21に連通される。
【0025】枠体11の一方の側壁(図の右側の側壁)
側に射出ノズル22が配設されており、図示しないウレ
タン注入装置で混合されたウレタン材料が射出ノズル2
2からゲート23を介してキャビティ17に注入され
る。このウレタン材料は、液状であってポリオール成
分、イソシアネート成分を含む。また、枠体11の他方
の側壁(図の左側の側壁)には排出管31が設けられ、
その排出管31は、配管32及びバルブ33を介して真
空ポンプ34に接続されている。真空ポンプ34が駆動
されると、ボックス13内の空気が排出管31から排出
され、ボックス13内が減圧される。
【0026】次に、本実施形態におけるステアリングホ
イール1のウレタン樹脂の成形方法を図1〜図3を用い
て説明する。先ず、図1に示すように、金型7を開いて
キャビティ17(下型8の凹部15及び上型9の凹部1
6)の壁面に離型剤を塗布する。この離型剤は、ワック
ス、シリコンオイル等からなり、金型7に成形品が粘着
することを防いで、成形品を取り出し易くする目的で塗
布されるものである。
【0027】次いで、金型7を水平に保ちつつ液状の塗
料M(本実施形態では、150g)を下型8の凹部15
に注ぎ込む。本実施の形態における塗料Mの溶液は、溶
剤としてのメチルエチルケトン(MEK)及びイソプロ
ピルアルコール(IPA)と、固形分としてのウレタン
樹脂を含む。なお、塗料Mにおける各成分の割合を重量
%で示すと、MEK=約85%、IPA=約10%、ウ
レタン樹脂=2.5%となる。そして、図2に示すよう
に金型7内に芯金10をセットして金型7を閉じ型締め
する。なおこのとき、枠体11と蓋体12とがシール部
材14を介して接合されボックス13内は密閉状態とな
る。
【0028】その後、真空ポンプ34を駆動し排出管3
1からボックス13内の空気を排出することでボックス
13内を減圧する。このとき、キャビティ17内の空気
が排出孔20を介してボックス13内の中空部21に吸
い出されてキャビティ17内も減圧される。キャビティ
17内が減圧されると、塗料Mの溶剤(MEK,IP
A)の沸点が低下する。これにより、塗料Mは体積増加
を伴いつつ沸騰して破泡する。具体的には、金型7の温
度が55℃に保たれており、キャビティ17内が300
torr以下に減圧されると溶剤は沸騰する。この沸騰
時の体積増加及び破泡により、塗料Mがキャビティ17
の壁面に塗布される。
【0029】そして、塗料Mの溶剤が気化して、塗料M
のウレタン樹脂がキャビティ17の壁面に塗着される。
つまり、塗膜層がキャビティ17の壁面に形成される。
またこのとき、キャビティ17内における芯金10の表
面が塗料Mの溶剤により洗浄されるとともに、接着剤の
役割を果たす塗料Mが芯金10の表面に塗着される。な
お、溶剤は約60秒で気化し、気化した溶剤は排出孔2
0からボックス13内の中空部21及び排出管31等を
介して真空ポンプ34から排気される。
【0030】次いで、所定の減圧状態を保ちつつ図示し
ないウレタン注入装置で混合された液状のウレタン材料
が射出ノズル22からゲート23を介してキャビティ1
7に注入されて、図3に示すように同材料がキャビティ
17内で反応硬化する。つまり、ポリオール成分とイソ
シアネート成分との反応(ウレタン反応)によりウレタ
ン樹脂の発泡成形が実施される。なお、減圧状態のキャ
ビティ17にウレタン材料を注入すると、特許第251
8481号公報に開示されているように、表面に緻密な
スキン層が形成されるとともに、その内部は高発泡のコ
ア部が形成される。
【0031】このようにして、ステアリングホイール1
のリング部2及びスポーク部3,4,5のウレタン樹脂
の成形と塗装が同時に実施される。つまり、充填材料と
してのウレタン樹脂U2の表面に耐光性のあるウレタン
樹脂U1の塗膜がほぼ均一な厚さ(例えば、10μm)
で形成される。また、ウレタン材料を用いた反応射出成
形は、液状のウレタン材料をキャビティ17に注入して
発泡成形させるものであるため、一般的な熱可塑性樹脂
の射出成形と比較して、キャビティ17内が低温、低圧
の条件下で樹脂成形が実施される。従って、キャビティ
17の壁面に形成された塗膜層が成形時の圧力や温度に
よって壊されることが防止される。
【0032】その後、金型7が開けられて、図4に示す
ようにリング部2及びスポーク部3,4,5がウレタン
樹脂U1,U2で被覆されたステアリングホイール1が
取り出されて成形工程が終了する。なお、本実施形態で
は、ステアリングホイール1を裏返した状態で樹脂成形
が行われるので、ステアリングホイール1において耐光
性が必要となる上側ほど厚いウレタン樹脂U1の塗膜が
形成される。
【0033】ここで、ステアリングホイール1の樹脂表
面における塗膜(ウレタン樹脂U1)の形成状態を色差
計を用いて確認した結果を表1に示す。表1では、上記
方法により成形した開発品と、塗料Mをスプレーガンで
塗布(モールドコート)して成形した従来品との測定結
果を示している。なお、実際のステアリングホイール1
では、ウレタン樹脂U1とウレタン樹脂U2は同色のも
のが用いられるが、ウレタン樹脂U1の形成状態を色差
計を用いて確認するために、発泡成形されるウレタン樹
脂U2の着色成分を除いて確認用ステアリングホイール
を成形している。また、表1は、それぞれの確認用ステ
アリングホイールのリング部における各部位の測定結果
を示すものであり、塗膜が厚く形成される最上部の色を
基準色として他の部位との色差ΔEを示している。つま
り、色差ΔEが「0」であれば、最上部と同じ膜厚が形
成されていることを意味し、色差ΔEが大きいほど、最
上部との膜厚差が大きいことを意味する。また、ここで
の測定部位としては、最上部とパーティングライン部
(PL部)との中間位置(上中間部)、PL部、PL部
と最下部との中間位置(下中間部)、最下部である。
【0034】表1に示すように、従来品では、各部位と
も色差ΔEが大きく、特にPL部で大きくなっている。
この理由は、スプレーガンで塗料溶液を塗布した場合で
は、形成される塗膜の厚さが各部位で不均一となり、特
に型割り面と直交する面を有するPL部の厚さが最上部
と比較して薄くなるためである。これに対し、開発品で
は、色差ΔEが小さく、ぼほ均一な厚さで塗膜が形成さ
れていることが分かる。また、PL部においても色差Δ
Eが小さく、最上部とほぼ同程度の厚さの塗膜が形成さ
れていることが分かる。
【0035】
【表1】 次いで、本実施形態の成形方法において、塗料溶液にお
ける各成分の配合量を変え、希釈性、塗布性及び乾燥性
で評価した結果を表2に示す。なお、表2に示す固形分
は、塗膜層を形成するためのウレタン樹脂である。
【0036】詳しくは、No2の塗料溶液は、No1の
塗料溶液に対してIPAを100g減量させたものであ
り、No3の塗料溶液は、No1の塗料溶液に対して、
IPA及びMEKを各400g増量させたものである。
また、No4の塗料溶液は、No1の塗料溶液に対して
MEKを400g増量させたものであり、同様に、No
1の塗料溶液に対してMEKを、No5の塗料溶液は8
00g、No6の塗料溶液は1200g、No7の塗料
溶液は1600g増量させたものである。
【0037】表2に示されるように、No1の塗料溶液
では、希釈性及び塗布性は良好であるが、乾燥時間が長
くなってしまうため、評価は「△」となる。そして、M
EKの配合量に対してIPAの割合が少ない塗料溶液
(No2,No6,No7)では、固形分が凝集し、沈
殿する。つまり希釈性が悪いため、評価は「×」とな
る。また、固形分が凝集しない程度にMEKを増量させ
た場合、つまり、No1→No4→No5の順にMEK
の配合量を増加させると、乾燥時間が短くなり乾燥性が
向上する。従って、No4及びNo5の塗料溶液の評価
は「○」となる。なお、No3の塗料溶液のようにME
KだけでなくIPAも同様に増量させた場合、乾燥時間
が長くなってしまうため、評価は「△」となる。また、
希釈性の良好な塗料溶液(No1,No3,No4,N
o5)における塗布性は何れも良好である。一方、希釈
性の悪い塗料溶液(No2,No6,No7)では、塗
布が困難であった。
【0038】このように、凝集が起こらない程度にME
Kを加えて希釈すると、塗布性を確保しつつ乾燥性が向
上される。従って、本実施形態では、No1の塗料溶液
(400g)に対して2倍のMEK(800g)を加え
て希釈したNo5の塗料溶液がステアリングホイール1
の樹脂成形に使用されている。
【0039】
【表2】 因みに、従来技術のようにスプレーガンにて塗料Mを塗
布した場合、キャビティ17内への塗着効率は約20%
であった。これに対し本実施の形態のように、閉じられ
たキャビティ17内で塗料Mを塗布した場合では、キャ
ビティ17内への塗着効率を約50%〜70%へ高める
ことが可能となる。
【0040】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)閉じた金型7内において、塗料Mの塗布が実施さ
れるので、スプレーガンで塗料Mを塗布した場合に比べ
て塗着効率を高めることができ、塗料Mの材料費を低減
できる。また、塗料Mはキャビティ17外に塗布される
ことがなく、成形時におけるバリの発生を防止できる。
従って、従来技術で必要であったバリを除去するための
処理工程が不要となる。その結果、製造コストを低く抑
えることができる。さらに、塗料Mが外部に飛散するこ
とが防止され、作業場をきれいに保つことができ、周囲
の環境の悪化を防止することができる。
【0041】(2)塗料Mは、その溶剤が沸騰して体積
増加及び破泡することによりキャビティ17の壁面に均
一に塗布される。つまり、塗布むらが無くなり成形後に
おいてステアリングホイール1の樹脂部の表面に耐光性
に優れるウレタン樹脂U1の塗膜がほぼ均一な厚さで形
成される。従って、耐光性がどの場所でも均一に得ら
れ、製品性能の悪化を防止できる。また、製品表面の色
むらがなく外観不良を低減できる。さらに、塗料Mの溶
液をキャビティ17に流し込む際に、塗料Mの量を調整
するだけで、所望の厚さの塗膜を形成することができ
る。つまり、従来のように塗料をスプレーガンで塗布
(モールドコート)した場合、型割り面と直交する面を
有するパーティングライン部(PL部)では十分に塗布
することができず、その部分の塗膜を厚くすることは困
難であるが、本実施形態のステアリングホイール1で
は、パーティングライン部に適正な厚さの塗膜を形成で
きる。よって、耐光性や耐摩耗性等の製品性能を高める
ことができ、実用上好ましいものとなる。また、塗膜表
面は、金型表面が転写されるため、金型7により容易に
表面意匠を与えることができる。具体的には、例えば、
平滑面やシボ面(凸凹面)等の意匠を与えることができ
る。
【0042】(3)芯金10の表面は、塗料Mの溶剤に
より洗浄され、その芯金10の表面に接着性に優れるウ
レタン樹脂系の塗料Mが塗布されているため芯金10と
ウレタン樹脂が強固に固着できる。
【0043】(4)ウレタン材料を用いた反応射出成形
では、熱可塑性樹脂の射出成形と比べて、キャビティ1
7内が低温、低圧の条件下で樹脂成形が行われるので、
キャビティ17の壁面に塗布された塗膜層が壊れること
を防止できる。つまり、製品の歩留まりを向上できる。
【0044】(5)本実施形態では、表2に示すNo5
の配合割合(MEK=約85%、IPA=約10%、ウ
レタン樹脂=2.5%)の塗料溶液(150g)を使用
した。この場合、固形分の凝集がなく希釈性が良好で、
塗布性及び乾燥性も好適なものとなる。
【0045】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面に従って説明する。本実施形態
は、塗料注入装置を備える点が第1実施形態と相違す
る。なお、キャビティ17の形状、真空ボックス13等
の構成は、第1実施形態と同一であるので、図面及びそ
の詳細な説明を省略する。
【0046】図5は、本実施形態における射出成形機の
概略構成を示す模式図であり、同図では、金型7内に形
成されるキャビティ17及びゲート23を点線で示して
いる。図5に示すように、塗料注入装置40からの塗料
Mがゲート23を介して金型7のキャビティ17に注入
される。また、ウレタン注入装置41で混合されたウレ
タン材料がゲート23を介して金型7のキャビティ17
に注入される。つまり、本実施形態では、共通のゲート
23から塗料溶液及びウレタン材料がキャビティ17に
注入される。このように射出成形機を構成した場合、金
型7を閉じた状態で塗料溶液をキャビティ17に注入で
きる。
【0047】具体的には、金型7のキャビティ17に離
型剤を塗布した後に、金型7内に芯金10をセットして
型締めする。そして、真空ポンプ34を駆動して金型キ
ャビティ17内を減圧させ、所定圧力以下にキャビティ
17内の圧力が低下したとき、キャビティ17内に塗料
注入装置40から塗料Mを注入する。このとき、塗料M
の溶剤が沸騰し、泡状になった塗料Mが破泡しながらキ
ャビティ17内を排出孔20に向かって流動する。これ
により、塗料Mがキャビティ17の壁面に塗布される。
そして、塗料Mの溶剤が気化して、塗料Mのウレタン樹
脂がキャビティ17の壁面に形成される。
【0048】このように、塗膜層がキャビティ17の壁
面に形成された後、ウレタン注入装置41で混合された
ウレタン材料をゲート23を介してキャビティ17に注
入する。そして、同材料がキャビティ17内で反応硬化
することで、ステアリングホイール1のウレタン樹脂成
形が実施される。
【0049】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、前記第1実施形態の(1)〜(5)の効果に加えて
以下の効果を奏する。 (1)キャビティ17を減圧しながら塗料Mを注入でき
るので、短時間でステアリングホイール1の樹脂成形を
実施できる。また、閉じた金型7内のキャビティ17に
塗料Mが注入されるので、塗料Mの溶剤が射出成形機の
外部に漏れることを防止でき、作業環境を改善できる。
【0050】(2)塗料注入装置40により塗料溶液の
注入量を的確に制御することで、成形品の表面に所望の
厚さの塗膜を形成できる。これにより、塗料Mの注入量
に基づく製品バラツキを低減できる。
【0051】尚、上記実施形態は、以下の態様で実施し
てもよい。 ○上記第2実施形態では、減圧状態のキャビティ17内
に塗料Mを注入するものであったが、減圧する前、つま
り常圧状態のキャビティ17内に塗料注入装置40から
塗料Mを注入してもよい。
【0052】○上記第2実施形態では、ウレタン材料を
注入するためのゲート23から塗料溶液を注入する構成
であったが、このゲート23以外の場所から塗料溶液を
キャビティ17に注入してもよい。また、複数箇所から
キャビティ17に塗料溶液を注入する構成としてもよ
い。この場合も、塗料Mをキャビティ17の壁面に効率
よく塗布できる。
【0053】○上記実施形態では、ウレタン材料を用い
た反応射出成形により樹脂成形を行うものであったがこ
れに限定するものではなく、他の樹脂材料、或いはゴム
材料等を用いて射出成形するものでもよい。但し、上述
のように、キャビティ17内でウレタン材料が反応硬化
する反応射出成形に適用した方が、低圧、低温の条件下
で成形できるので実用上好ましい。
【0054】また、成形品は、ステアリングホイール1
に限定されず、例えば、インストルメントパネル、コン
ソールボックス、グローボックス、ヘッドレスト、アー
ムレスト、ドアカバー、エアスポイラー、バンパー等の
他の部品にも適用できる。勿論、自動車部品以外に家電
製品等の成形品に適用してもよい。
【0055】○塗料Mの成分を適宜変更して実施しても
よい。具体的には、ウレタン樹脂に代えて、他の熱硬化
性樹脂を用いてもよい。また、塗料Mの溶剤として、メ
チルエチルケトン(MEK)及びイソプロピルアルコー
ル(IPA)以外の溶剤を用いてもよい。つまり、溶剤
は、固形分を分散できるものであればよく、例えば水で
もよい。実用的には、沸点が常圧で約160℃以下の溶
剤を用いるものであればよい。但し、上記実施形態のよ
うに、ケトン系の溶媒にアルコール系の溶媒を加えた方
が固形分の分散が向上されるので実用上好ましい。
【0056】○上記実施形態では、真空ポンプ34を駆
動してキャビティ17内を300torr以下に減圧す
るものであったが、これに限定するものではない。例え
ば、金型7の温度が常温(約20℃)であれば、キャビ
ティ17内を約70torrに減圧する。また、塗料M
の溶剤を変更した場合その沸点が変化するので、この場
合もキャビティ17内の減圧時の圧力を変更する。つま
り、キャビティ17内の減圧時の圧力は、金型7の温度
及び用いられる溶剤の種類により適宜変更して実施す
る。
【0057】○上記実施形態では、キャビティ17内を
減圧して、塗料Mを沸騰させるものであったが、これに
限定するものではなく、大気圧時に金型7を溶剤の沸点
まで昇温することによりキャビティ17内の塗料Mを沸
騰させるものでもよい。この場合も、沸騰時の体積増加
及び破泡により塗料Mをキャビティ17に効率よく塗布
できる。
【0058】さらに、上記実施形態により把握される請
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
ともに記載する。 (イ)請求項2〜6のいずれか一項に記載の成形品の製
造方法において、前記塗料溶液は、溶剤としてのメチル
エチルケトン及びイソプロピルアルコールと、ウレタン
樹脂とを含むことを特徴とする成形品の製造方法。この
場合、キャビティ内で溶剤としてのメチルエチルケトン
及びイソプロピルアルコールを沸騰させ、その沸騰時の
体積増加及び破泡によってウレタン樹脂の塗膜層をほぼ
均一な厚さでキャビティに形成できる。
【0059】(ロ)請求項1又は2に記載の成形品の製
造方法において、金型を昇温したことを特徴とする成形
品の製造方法。この場合、金型を昇温することによりキ
ャビティ内の塗料溶液が沸騰する。この沸騰時の体積増
加及び破泡により塗料Mをキャビティの壁面に効率よく
塗布できる。
【0060】(ハ)成形と塗装とを同時に行うべく予め
金型キャビティに塗膜層を塗布した後に充填材料を注入
して成形される成形品において、前記充填材料の表面に
ほぼ均一な厚さの塗膜が形成されることを特徴とする成
形品。この場合、成形品の耐光性や耐摩耗性を向上でき
る。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
金型キャビティに塗料を効率よく塗布し、成形品の表面
にほぼ均一な厚さの塗膜を形成することができる。従っ
て、成形品の表面の耐光性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のステアリングホイールの成形方
法を説明するための図。
【図2】第1実施形態のステアリングホイールの成形方
法を説明するための図。
【図3】第1実施形態のステアリングホイールの成形方
法を説明するための図。
【図4】第1実施形態のステアリングホイールの斜視
図。
【図5】第2実施形態の射出成形機の概略構成を示す模
式図。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール、7…金型、17…キャビテ
ィ、M…塗料、U1…塗膜としてのウレタン樹脂、U2
…充填材料としてのウレタン樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D030 DA34 DA44 DA46 DB81 4F202 AA42 AD11 AG03 AH19 AH24 AH25 AH26 AH27 AM28 CA13 CB01 CP06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品表面に塗膜層が形成された成形品
    の製造方法において、 金型を閉じた状態の金型キャビティ表面に塗膜層を形成
    する塗装工程と、その後金型キャビティ内に充填材料を
    充填する工程とからなることを特徴とする成形品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の成形品の製造方法にお
    いて、 前記塗装工程は、金型キャビティ内で塗料溶液の体積増
    加により金型キャビティ表面に塗膜層を形成することを
    特徴とする成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の成形品の製造方
    法において、 金型キャビティ内は、減圧状態としたことを特徴とする
    成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の成形品の製造方
    法において、 金型キャビティ内に塗料溶液を流し込んだ後、金型キャ
    ビティ内を減圧させて、塗膜層を金型キャビティに形成
    したことを特徴とする成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の成形品の製造方
    法において、 金型キャビティを減圧し、その減圧した金型キャビティ
    内に塗料溶液を注入して塗膜層を金型キャビティに形成
    したことを特徴とする成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の成形品の製造方法にお
    いて、 前記充填材料は、金型キャビティ内で反応硬化するウレ
    タン材料であることを特徴とする成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 金型キャビティに充填材料を注入して成
    形される成形品において、 前記充填材料の表面にほぼ均一な厚さの塗膜が形成され
    ることを特徴とする成形品。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の成形品において、 前記充填材料は、金型キャビティ内で反応硬化するウレ
    タン材料であることを特徴とする成形品。
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