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JP2001096110A - 筒状フィルタ - Google Patents

筒状フィルタ

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Publication number
JP2001096110A
JP2001096110A JP27353699A JP27353699A JP2001096110A JP 2001096110 A JP2001096110 A JP 2001096110A JP 27353699 A JP27353699 A JP 27353699A JP 27353699 A JP27353699 A JP 27353699A JP 2001096110 A JP2001096110 A JP 2001096110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nonwoven fabric
heat
fibers
filtration layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27353699A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tokiwa
貴 常盤
Hitoshi Kobayashi
均 小林
Toshio Aikawa
登志夫 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP27353699A priority Critical patent/JP2001096110A/ja
Publication of JP2001096110A publication Critical patent/JP2001096110A/ja
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濾過効率が低下しにくく、しかも簡単に製造
できる筒状フィルタを提供すること。 【解決手段】 本発明の筒状フィルタは、多孔筒の周囲
に濾過層を有する筒状フィルタにおいて、平均孔径の点
において実質的に同じで、見掛密度が0.45〜0.6
g/cm3の加熱加圧不織布が2層以上に積層された主
濾過層を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体中の固形物を濾
過することのできる筒状フィルタ、好適には、液体中の
固形物を濾過することのできる筒状フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から液体中の固形物を濾過できるフ
ィルタとして、襞折りした濾過材を多孔筒の周囲に配置
した、いわゆるプリーツ型フィルタが知られている。こ
のプリーツ型フィルタは濾過面積が広く、濾過寿命が長
いため好適なフィルタである。このようなプリーツ型フ
ィルタとして、例えば、メルトブロー法により形成した
繊維ウエブを積層した後に加熱ロール間を通すことによ
り一体化した濾過材を使用したものが知られている(例
えば、特開昭62−155912号)。しかしながら、こ
のプリーツ型フィルタは処理濾過量の上昇に伴い、すな
わち、濾過圧の上昇に伴い、捕集した固形物が濾過精製
流体中に混在して流出し、濾過効率が低下しやすい場合
があった。このような問題を解決する手段の1つとし
て、密度差を有する繊維ウエブを積層した後に一体化す
ることも考えられたが、密度差を有する繊維ウエブをそ
れぞれ製造する必要があるため、製造上煩雑であった。
このような問題点は、多孔筒の周囲に濾過材が平巻き状
に巻回された、いわゆるデプス型フィルタの場合にも見
受けられる場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、濾過効率が低下
しにくく、しかも簡単に製造できる筒状フィルタを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは従来のフィ
ルタの濾過効率が低下しやすい原因を追求した結果、従
来のようにして製造した濾過材は、両表面近傍において
は繊維同士が互いに融着された剛性のある構造を有する
のに対して、濾過材の内部における繊維同士の融着が不
十分であるために、固形物の捕捉に伴う圧力の増加に耐
えることができず、捕集した固形物が濾過精製流体中に
混在して流出しやすいことが判明した。本発明はこのよ
うな知見に基づいてなされたものであり、本発明の筒状
フィルタは、多孔筒の周囲に濾過層を有する筒状フィル
タにおいて、平均孔径の点において実質的に同じで、見
掛密度が0.45〜0.6g/cm3の加熱加圧不織布
が2層以上に積層された主濾過層を有するものである。
このように、本発明の筒状フィルタは加熱加圧不織布が
見掛密度0.45〜0.6g/cm3程度の不織布内部
を構成する繊維同士も十分に融着したものであり、この
加熱加圧不織布が積層されて主濾過層を形成しているた
め、固形物の捕捉に伴う圧力の増加に耐えることがで
き、その結果として濾過効率の低下が生じにくいもので
ある。また、本発明において使用する加熱加圧不織布は
平均孔径の点において実質的に同じである、つまり同じ
製造方法により製造した加熱加圧不織布を使用でき、平
均孔径の点において相違する様々な種類の加熱加圧不織
布を製造する必要がないため、容易に製造することので
きる、製造上も好適なものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の筒状フィルタは、見掛密
度が0.45〜0.6g/cm3の加熱加圧不織布が2
層以上に積層された主濾過層を有するため、固形物の捕
捉に伴う圧力の増加に耐えることができ、その結果とし
て濾過効率の低下が生じにくいものである。この加熱加
圧不織布の見掛密度が0.45g/cm3未満である
と、固形物の捕捉に伴う圧力の増加に耐えることができ
なくなる傾向があり、また最大孔径が大きくなって濾過
精度が低下する傾向があり、他方、加熱加圧不織布の見
掛密度が0.6g/cm3を越えると、緻密な構造とな
り過ぎる結果として、通液抵抗が高くなり、また目詰ま
りが速く、濾過寿命が短くなりやすい傾向があるためで
ある。より好ましい加熱加圧不織布の見掛密度は0.5
〜0.6g/cm3であり、更に好ましい加熱加圧不織
布の見掛密度は0.5〜0.55g/cm3である。な
お、この見掛密度は面密度(g/cm2)を厚さ(c
m)で除した値をいい、面密度は1m2あたりの質量か
ら換算される値をいい、厚さはJIS C2111の電
気絶縁紙試験方法の5.1.1項に規定されているよう
に、心棒の直径が約6.35mmで、測定長25mm以下
のJIS B7502に規定されている外側マイクロメ
ーターを用いて、全圧力が500±50gで、約0.05
mm/秒の速さでマイクロメーターを回転させ、心棒の
測定面が試験片面に平行に軽く接触した後、ラチェット
が3回音をたてたときの値をいう。
【0006】本発明で使用する加熱加圧不織布は前述のよう
に見掛密度が0.45〜0.6g/cm3のものである
が、加熱処理及び加圧処理により前記見掛密度となりや
すいように、加熱加圧不織布を構成する繊維として、加
熱処理及び加圧処理により融着可能な熱可塑性繊維を含
んでいるのが好ましい。この熱可塑性繊維の含有量は多
ければ多いほど好ましく、具体的には50mass%以
上であるのが好ましく、80mass%以上であるのが
より好ましく、100mass%熱可塑性繊維から構成
されているのが最も好ましい。この熱可塑性繊維として
は、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、
ポリオレフィン系繊維(例えば、ポリエチレン系繊維、
ポリプロピレン系繊維など)、ポリ塩化ビニリデン系繊
維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリ
アクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維
などを単独で、又は2種類以上混合して使用することが
できる。なお、熱可塑性繊維として、前述のような熱可
塑性繊維を構成する樹脂の二種類以上の樹脂から構成さ
れている複合熱可塑性繊維を使用することもできる。こ
れら熱可塑性繊維の中でも、ポリオレフィン系繊維(特
にポリプロピレン繊維)は耐薬品性に優れ、汎用性にも
優れているため好適に使用できる。また、これら熱可塑
性繊維以外の繊維として、非熱可塑性繊維(例えば、レ
ーヨン繊維などの再生繊維、アセテート繊維などの半合
成繊維、綿や麻などの植物繊維、羊毛などの動物繊維な
ど)を含んでいても良い。
【0007】なお、加熱処理及び加圧処理する前の繊維ウエ
ブを構成する繊維の平均繊維径は、0.1〜50μmで
あるのが好ましく、0.1〜25μmであるのがより好
ましい。本発明における「平均繊維径」は繊維ウエブ構
成繊維の任意の100点において測定した繊維径の平均
値をいう。なお、繊維ウエブ構成繊維が異形断面形状を
有する場合には、円形断面に換算した時の直径を繊維径
とみなす。なお、加熱加圧不織布を構成する繊維の繊維
長は特に限定するものではない。
【0008】本発明の加熱加圧不織布の面密度は、加熱加圧
不織布の内部を構成している繊維も十分に融着している
ように、60g/m2以下であるのが好ましく、50g
/m2以下であるのがより好ましく、40g/m2以下で
あるのが更に好ましい。なお、面密度の下限は特に限定
するものではないが、面密度が低くなればなるほど厚さ
も薄くなり、所望の濾過精度を得るための加熱加圧不織
布の積層枚数が多くなって、生産性が悪くなる傾向があ
るため、20g/m2以上であるのが適当である。
【0009】このような加熱加圧不織布は、例えば、湿式繊
維ウエブ、メルトブロー繊維ウエブ、メルトブロー繊維
と熱可塑性繊維とが混在する繊維ウエブの中から選ばれ
る繊維ウエブに、加熱処理及び加圧処理を実施して製造
することができる。この加熱加圧不織布が湿式繊維ウエ
ブに加熱処理及び加圧処理を実施して製造した不織布
(以下、「湿式加熱加圧不織布」という)は繊維径分布
が狭いため、濾過精度の安定性に優れるものである。こ
の湿式加熱加圧不織布は常法により湿式繊維ウエブを形
成した後、後述のような方法により加熱処理及び加圧処
理を実施して製造することができる。なお、湿式加熱加
圧不織布として、実質的にフィブリル化していない、繊
維径20μm未満の繊維からなり、前記繊維として、繊
維径が4μm以下(好ましくは0.1μm以上)の極細
繊維と、繊維径が8μm以上、20μm未満(好ましく
は8μm以上、18μm以下)の融着した熱可塑性繊維
とを含み、しかも湿式加熱加圧不織布の最大孔径が平均
流量孔径の2倍以下(理想的には最大孔径が平均流量孔
径の1倍)のものが好ましい。この湿式加熱加圧不織布
は強度が高いため加工性に優れ、また孔径分布が狭いた
め濾過精度の安定性に優れ、更には所望の濾過精度を得
やすいなどの利点を有するものである。以下、この湿式
加熱加圧不織布について説明する。この「フィブリル化
していない繊維」とは、一本の繊維から無数の繊維が枝
分かれした状態の繊維(例えば、ビーターなどによって
叩解した繊維、パルプなど)や、複数の繊維が既に結合
してネットワーク状態にある繊維(例えば、フラッシュ
紡糸法により得られる繊維)ではないことを意味する。
なお、均一な孔径を形成できるように、極細繊維の繊維
径はほぼ同じであるのが好ましい。つまり、極細繊維の
繊維径分布の標準偏差値を、極細繊維の繊維径の平均値
で除した値が0.2以下(好ましくは0.18以下)で
あるのが好ましい。この極細繊維の繊維径の平均値は、
湿式加熱加圧不織布の電子顕微鏡写真を撮影し、この電
子顕微鏡写真における100本以上(n本)の極細繊維
の繊維径を計測した、その平均値をいい、標準偏差値は
計測した繊維径(χ)を次の式から算出した値をいう。 標準偏差={(nΣχ2−(Σχ)2)/n(n−1)}1/2 n:測定した極細繊維の本数、χ:それぞれの極細繊維
の繊維径 なお、前記繊維径の範囲内(つまり、4μm以下)にあ
る極細繊維が2種類以上存在する場合には、各々の極細
繊維について、上記の関係が成立するのが好ましい。こ
のような好適であるほぼ同じ繊維径を有する極細繊維
は、例えば、紡糸口金部で海成分中に口金規制して島成
分を押出して複合する方法などの複合紡糸法で得られる
海島型繊維の海成分を溶解除去することにより得ること
ができる。この極細繊維を構成する樹脂は前述のような
熱可塑性繊維を構成する樹脂と同様の樹脂1種類以上か
ら構成することができる。なお、極細繊維の断面形状
が、例えば、芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイド型、海
島型、オレンジ型、多重バイメタル型であるように、2
種類以上の樹脂が配置していることによって、融着性、
巻縮発現性、分割性などの性能を有するものであっても
良い。他方、熱可塑性繊維は単一成分からなるものであ
っても良いが、融着後においても繊維形態を維持して強
度的に優れるように、2種類以上の樹脂からなるのが好
ましい。この2種類以上の樹脂の配置状態としては、例
えば、繊維断面形状が芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイ
ド型、海島型、オレンジ型、多重バイメタル型などがあ
る。これらの中でも、融着に関与できる樹脂(以下、
「融着成分」ということがある)の多い芯鞘型、偏芯
型、又は海島型であるのが好ましい。この熱可塑性繊維
は前述のような樹脂から構成することができるが、熱可
塑性繊維を融着させる際の熱によって極細繊維までも溶
融させることがないように、熱可塑性繊維の融着成分の
融点は極細繊維の融点よりも10℃以上低いのが好まし
く、20℃以上低いのがより好ましい。また、熱可塑性
繊維が2種類以上の樹脂からなる場合には、熱可塑性繊
維を融着させる際の熱によっても熱可塑性繊維が繊維形
状を維持できるように、融着成分以外の樹脂成分の融点
は融着成分の融点よりも10℃以上高いのが好ましく、
20℃以上高いのがより好ましい。本発明における「融
点」は示差熱量計を用い、昇温温度10℃/分で、室温
から昇温して得られる融解吸熱曲線の極値を与える温度
をいう。この極細繊維と熱可塑性繊維との質量比率は、
(極細繊維):(熱可塑性繊維)=30〜70:70〜
30であるのが好ましく、(極細繊維):(熱可塑性繊
維)=35〜65:65〜35であるのがより好まし
い。また、最大孔径及び平均流量孔径は、ポロメータ
(コールター社製)を用いてバブルポイント法及びミー
ンフローポイント法により測定される値である。なお、
この湿式加熱加圧不織布を構成する繊維が実質的に二次
元的に配置していると、繊維の配置が規則的であること
によって、より孔径分布を狭くすることができるため好
適な態様である。なお、「繊維が実質的に二次元的に配
置している」とは、湿式加熱加圧不織布の厚さ方向に向
いた繊維が実質的に配置していない状態をいい、例え
ば、湿式法により形成した繊維ウエブに対して、水流な
どの流体流を作用させることなく、熱可塑性繊維の融着
により製造した場合に得ることのできる状態である。こ
のような湿式加熱加圧不織布は、例えば次のようにして
製造することができる。まず、少なくとも極細繊維と熱
可塑性繊維とを用意する。この極細繊維として、繊維径
がほぼ同じもの、つまり、極細繊維の繊維径分布の標準
偏差値を、極細繊維の繊維径の平均値で除した値が0.
2以下(好ましくは0.18以下)の極細繊維を使用す
ることにより、孔径分布の狭い分離性能などに優れる湿
式加熱加圧不織布を製造しやすくなる。次いで、これら
の繊維を使用して、常法の湿式法により繊維ウエブを形
成する。この繊維ウエブを形成する際、繊維の均一な分
散状態を維持するために増粘剤を加えたり、水と繊維と
の親和性を高めるために界面活性剤を加えたり(特に、
水との親和性の低い樹脂からなる繊維を用いる場合)、
攪拌等によって生じる気泡を取り除くために消泡剤を加
えると、繊維の分散性が向上して、孔径分布の狭い濾過
性能などに優れる湿式加熱加圧不織布を製造しやすくな
る。次いで、この湿式繊維ウエブを乾燥すると同時、又
は乾燥した後に、加熱処理及び加圧処理を実施する。こ
の加熱処理と加圧処理は同時に実施しても良いし、加熱
処理を実施した後に加圧処理を実施しても良い。加熱処
理と加圧処理とを同時に実施する場合の温度は、熱可塑
性繊維の融着成分の融点より5〜120℃程度低い温度
であるのが好ましく、この場合の線圧力は0.3kN/
cm〜3kN/cmであるのが好ましい。また、加熱処
理を実施した後に加圧処理を実施する場合の温度は、熱
可塑性繊維の融着成分の融点より5〜40℃高い温度で
あるのが好ましく、この場合の線圧力は0.3kN/c
m〜3kN/cmであるのが好ましい。
【0010】本発明の別の加熱加圧不織布は、メルトブロー
繊維ウエブに加熱処理及び加圧処理を実施して製造する
ことができる。この加熱加圧不織布は、平均繊維径が小
さく、また、メルトブロー繊維が強い延伸を受けていな
いため、加熱加圧処理により容易に緻密化して、平均孔
径の小さいものを得やすいため好適である。なお、この
「メルトブロー繊維ウエブ」はメルトブロー法により得
られる繊維ウエブをいい、例えば、オリフィス径0.1
〜0.5mmで、ピッチ0.3〜1.2mmで配置され
たノズルピースを温度220〜370℃に加熱し、1つ
のオリフィスあたり0.02〜1.5g/minの割合
で繊維を吐出し、この吐出した繊維に対して、温度22
0〜400℃、かつ質量比で繊維吐出量の5〜2,00
0倍量の空気を作用させて製造することができる。な
お、このメルトブロー繊維ウエブが厚さ方向と直交する
方向において、粗密を有すると、濾過精度に優れている
と同時に濾過流量を増加させることができるため好適で
ある。この好適である粗密を有するメルトブロー繊維ウ
エブは、例えば、メルトブロー繊維を吐出するノズルピ
ースとメルトブロー繊維を受け取る支持体(例えば、コ
ンベア、ロールなど)との距離を長くしたり、メルトブ
ロー繊維を一対のロール(支持体)間(特に、ロール間
の距離が変化する一対のロール、ロール間の相対速度が
変化する一対のロール、少なくとも一方が偏心ロールで
ある一対のロール)で受け取ったり、或いはメルトブロ
ー繊維に作用させる気体の流量をオリフィスごとに変え
ることにより、製造することができる。なお、メルトブ
ロー繊維ウエブを構成する繊維(つまり、メルトブロー
繊維)は、前述のような熱可塑性繊維と同様の樹脂成分
1種類以上から構成することができる。なお、メルトブ
ロー繊維が2種類の樹脂からなる場合には、断面形状が
芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイド型、海島型、オレン
ジ型、多重バイメタル型であることができる。また、メ
ルトブロー繊維ウエブの平均繊維径は0.1〜20μm
であるのが好ましい。このようなメルトブロー繊維ウエ
ブに対して実施する加熱処理及び加圧処理は、同時に実
施しても良いし、加熱処理を実施した後に加圧処理を実
施しても良い。加熱処理と加圧処理とを同時に実施する
場合の温度はメルトブロー繊維(メルトブロー繊維が融
点の相違する2種類以上の熱可塑性樹脂からなる場合に
は、最も低い融点を有する樹脂)の融点より5〜120
℃低い温度であるのが好ましく、この場合の線圧力は
0.3kN/cm〜3kN/cmであるのが好ましい。
また、加熱処理を実施した後に加圧処理を実施する場合
の温度はメルトブロー繊維(メルトブロー繊維が融点の
相違する2種類以上の樹脂からなる場合には、最も低い
融点を有する樹脂)の融点より5〜40℃高い温度であ
るのが好ましく、この場合の線圧力は0.3kN/cm
〜3kN/cmであるのが好ましい。
【0011】本発明の更に別の加熱加圧不織布は、メルトブ
ロー繊維と熱可塑性延伸繊維とが混在する繊維ウエブに
加熱処理及び加圧処理を実施して製造することができ
る。この加熱加圧不織布は緻密な構造を有するにもかか
わらず、濾過流量が大きく、濾過精度に優れ、しかも濾
過寿命も長いという特長を有するものである。また、強
度的に優れ、加工性に優れるという特長もある。この繊
維ウエブは、メルトブロー法によって製造された平均繊
維径が0.1〜20μmのメルトブロー繊維5〜95m
ass%と、平均繊維径が10〜100μmの熱可塑性
延伸繊維95〜5mass%とが混在しているのが好ま
しい。このメルトブロー法によりメルトブロー繊維を製
造する条件は特に限定するものではないが、前述のメル
トブロー繊維の製造方法と同様にして製造することがで
きる。このメルトブロー繊維を構成する樹脂は、前述の
ような熱可塑性繊維と同様の樹脂1種類以上から構成す
ることができる。なお、メルトブロー繊維が2種類の樹
脂からなる場合には、断面形状は、例えば、芯鞘型、偏
芯型、サイドバイサイド型、海島型、オレンジ型、多重
バイメタル型であることができる。他方、熱可塑性延伸
繊維も前述のような熱可塑性繊維と同様の樹脂成分1種
類以上から構成することができる。なお、熱可塑性延伸
繊維が2種類以上の樹脂からなる場合、断面形状は、例
えば、芯鞘型、偏芯型、サイドバイサイド型、海島型、
オレンジ型、多重バイメタル型であることができる。こ
のように熱可塑性延伸繊維が2種類以上の樹脂からなる
場合、融着する樹脂成分(融着成分)を融着させたとし
ても、融着しない樹脂成分(非融着成分)によって繊維
形状を維持することができ、熱可塑性延伸繊維により適
度な空間を形成して通液性に優れているため好適であ
る。この場合、融着成分と非融着成分との融点差は、1
0℃以上あるのが好ましく、20℃以上あるのがより好
ましい。また、融着成分はメルトブロー繊維の融点(メ
ルトブロー繊維が複数の樹脂成分からなる場合には、最
も低い融点を有する樹脂成分を基準)よりも10℃以上
低いのが好ましく、20℃以上低いのがより好ましい。
この熱可塑性延伸繊維は長繊維であっても短繊維であっ
ても良いが、メルトブロー繊維と均一に混合した状態で
存在できるように、短繊維であるのが好ましい。短繊維
である場合、繊維長は5〜160mmであるのが好まし
く、メルトブロー繊維と絡まりやすいように25〜11
0mmであるのがより好ましい。この熱可塑性延伸繊維
は1種類からなる必要はなく、繊維径、組成、或いは繊
維長などの点で相違する2種類以上の熱可塑性延伸繊維
を使用しても良い。このような加熱加圧不織布は、例え
ば次のようにして製造することができる。まず、図1に
示すように、前述のような条件でメルトブロー装置1か
ら吐出されるメルトブロー繊維2の流れに対して、開繊
機3により開繊された熱可塑性延伸繊維4を供給し、両
者を混合した後、この混合した繊維群をコンベアなどの
捕集体5で捕集して繊維ウエブ6を形成できる。この熱
可塑性延伸繊維4を供給する開繊機3としては、カード
機やガーネット機などを例示できるが、図2に示すよう
な複数の開繊シリンダ31をハウジング32内に収納し
た開繊機3は、メルトブロー繊維2の流れに対して勢い
良く熱可塑性延伸繊維4を衝突させることができ、繊維
ウエブ6の厚さ方向においてもメルトブロー繊維2と熱
可塑性延伸繊維4とを均一に混合することができるため
好適である。また、開繊機3によって熱可塑性延伸繊維
4を供給する際には、メルトブロー繊維2とより均一に
混合できるように、メルトブロー繊維2の流れに対し
て、直角方向から供給するのが好ましい。例えば、メル
トブロー装置1から吐出されるメルトブロー繊維2の流
れが水平方向に形成される場合には、このメルトブロー
繊維2の流れに対して上方から熱可塑性延伸繊維4を自
然落下させて供給しても良いが、一般的にメルトブロー
装置1から吐出されるメルトブロー繊維2の流れは重力
の働く方向と同じであるため、開繊機3から供給される
熱可塑性延伸繊維4は、重力の働く方向に対して直角な
方向から供給する。図2の開繊機3においては、このよ
うな角度で熱可塑性延伸繊維4を供給できるように、エ
アを供給することのできるエアノズル33を設けてい
る。なお、メルトブロー繊維2に対して熱可塑性延伸繊
維4を供給する角度を調節することによって、繊維ウエ
ブ6の厚さ方向における熱可塑性延伸繊維4の存在比率
を変えて、厚さ方向に粗密構造を形成させても良い。こ
のメルトブロー繊維2と熱可塑性延伸繊維4とが混合し
た繊維群を捕集する捕集体5はロール状のものであって
も、ネット状のものであっても良いが、これら繊維群を
搬送する気流との衝突によって繊維ウエブ6が乱れたり
飛散しないように、捕集体5は通気性であるのが好まし
く、捕集面とは反対側に気流を吸引除去できる装置を備
えているのがより好ましい。このような繊維ウエブに対
して実施する加熱処理及び加圧処理は同時に実施しても
良いし、加熱処理を実施した後に加圧処理を実施しても
良い。加熱処理と加圧処理とを同時に実施する場合の温
度は、熱可塑性延伸繊維の融着成分の融点より5〜12
0℃低い温度であるのが好ましく、この場合の線圧力は
0.3kN/cm〜3kN/cmであるのが好ましい。
また、加熱処理を実施した後に加圧処理を実施する場合
の温度は、熱可塑性延伸繊維の融着成分の融点より5〜
40℃高い温度であるのが好ましく、この場合の線圧力
は0.3kN/cm〜3kN/cmであるのが好まし
い。
【0012】本発明の筒状フィルタは見掛密度が0.45〜
0.6g/cm3で、平均孔径の点において実質的に同
じである前述のような加熱加圧不織布が2層以上に積層
された主濾過層を有する。この加熱加圧不織布は内部を
構成する繊維も十分に融着したものであり、固形物の捕
捉に伴う圧力の増加に耐えることができるため、濾過効
率の低下が生じにくい筒状フィルタである。また、平均
孔径の点において実質的に同じである加熱加圧不織布を
積層している、つまり同じ加熱加圧不織布を積層すれば
良いため、生産性にも優れている。本発明における「平
均孔径」とは、ポロメータ(コールター社製)を用いて
ミーンフローポイント法により測定される平均流量孔径
をいう。なお、加熱加圧不織布の平均孔径は0.5〜2
0μmであるのが好ましい。
【0013】本発明の筒状フィルタにおいて、加熱加圧不織
布は2層以上に積層されて主濾過層を形成するが、その
積層数は特に限定されるものではない。例えば、後述の
ような多孔筒の周囲に加熱加圧不織布が巻回されている
ことにより主濾過層が形成されている場合(つまりデプ
ス型の場合)、2〜5周程度巻回されて、厚さが0.0
5〜0.5mm程度であるのが好ましい。また、多孔筒
の周囲に、加熱加圧不織布が2層以上に積層され、かつ
襞折り加工された状態で配置されていることにより主濾
過層が形成されている場合(つまりプリーツ型の場
合)、2〜5層程度積層されて、厚さが0.05〜0.
5mm程度であるのが好ましい。なお、主濾過層は加熱
加圧不織布同士が結合した状態にあっても、結合してい
ない状態にあっても良い。前者のように結合した状態と
しては、例えば、積層した後に少なくとも加熱処理を実
施する(好ましくは加熱処理及び加圧処理を実施する)
ことにより融着一体化した状態、超音波により一体化し
た状態、ニードルや流体流(好ましくは水流)により絡
合一体化した状態、接着剤により接着一体化した状態な
どがある。本発明における「主濾過層」とは、濾過層の
中で最も平均孔径の小さい濾過層をいう。
【0014】本発明の筒状フィルタは前述のような主濾過層
を多孔筒の周囲に有するものであるが、その態様とし
て、多孔筒の周囲に加熱加圧不織布が2周以上巻回され
ていることにより主濾過層が形成されているデプス型
や、多孔筒の周囲に加熱加圧不織布が2層以上に積層さ
れ、かつ襞折り加工された状態で配置されていることに
より主濾過層が形成されているプリーツ型を例示するこ
とができる。
【0015】デプス型の場合、加熱加圧不織布の巻回は前述
のように、2〜5周程度巻回されて、厚さ0.05〜
0.5mmであるのが好ましい。なお、加熱加圧不織布
は平巻き状に巻回しても良いし、螺旋状に巻回しても良
い。また、処理流体が筒状フィルタの外側から内側に通
過する際に濾過を実施する筒状フィルタの場合には、内
側に前述のような加熱加圧不織布を巻回し、逆に処理流
体が筒状フィルタの内側から外側に通過する際に濾過を
実施する筒状フィルタの場合には、外側に前述のような
加熱加圧不織布を巻回する。なお、デプス型の場合、主
濾過層のみから構成することもできるが、更に濾過寿命
を長くするために、加熱加圧不織布よりも平均孔径の大
きい(隣接する濾過層において、平均孔径の差が3〜4
0μm)濾過材を巻回して補助濾過層を形成するのが好
ましい。なお、この補助濾過層は1層である必要はな
く、2層以上からなっていても良く、また1種類の濾過
材からなるのではなく、2種類以上の濾過材から構成さ
れていても良い。また、主濾過層を構成する加熱加圧不
織布と補助濾過層を構成する濾過材とは結合した状態に
あっても、結合していない状態にあっても良い。前者の
ように結合した状態としては、例えば、巻回する際又は
巻回した後に少なくとも加熱処理する(好ましくは加熱
処理及び加圧処理する)ことにより融着一体化した状
態、超音波シールにより一体化した状態、ニードルや流
体流(好ましくは水流)により絡合一体化した状態、接
着剤により接着一体化した状態、などがある。この補助
濾過層を構成する濾過材としては、例えば、(1)湿式
繊維ウエブを加熱加圧処理した、主濾過層を構成する加
熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過材、(2)メ
ルトブロー繊維ウエブを加熱加圧処理した、主濾過層を
構成する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過
材、(3)メルトブロー繊維と熱可塑性延伸繊維とが混
在する繊維ウエブを加熱加圧処理した、主濾過層を構成
する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過材、
(4)主濾過層を構成する加熱加圧不織布よりも平均孔
径の大きい、スパンボンド不織布(一部又は全部が融着
していたり、ニードル又は流体流により絡合していても
良い)からなる濾過材、(5)メルトブロー不織布とス
パンボンド不織布を一体化した、主濾過層を構成する加
熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過材、(6)主
濾過層を構成する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大き
い、加熱加圧処理を実施していないメルトブロー不織布
からなる濾過材、(7)主濾過層を構成する加熱加圧不
織布よりも平均孔径の大きい、加熱加圧処理を実施して
いない湿式不織布からなる濾過材、(8)主濾過層を構
成する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい、加熱加
圧処理を実施していないメルトブロー繊維と熱可塑性延
伸繊維とが混在する不織布からなる濾過材、などを使用
することができる。
【0016】プリーツ型の場合、加熱加圧不織布の積層は前
述のように、2〜5層程度積層されて、厚さ0.05〜
0.5mm程度であるのが好ましい。なお、プリーツ型
の場合、主濾過層のみから構成することもできるし、更
に濾過寿命を長くするために、加熱加圧不織布よりも平
均孔径の大きい(隣接する濾過材において、平均孔径の
差が3〜40μm)濾過材を流体流路の上流側に積層し
て、補助濾過層を形成することもできる。なお、この補
助濾過層は1層である必要はなく、2層以上からなって
いても良く、また1種類の濾過材からなるのではなく、
2種類以上の濾過材から構成されていても良い。この補
助濾過層を構成する濾過材としては、例えば、(1)湿
式繊維ウエブを加熱加圧処理した、主濾過層を構成する
加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過材、(2)
メルトブロー繊維ウエブを加熱加圧処理した、主濾過層
を構成する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過
材、(3)メルトブロー繊維と熱可塑性延伸繊維とが混
在する繊維ウエブを加熱加圧処理した、主濾過層を構成
する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過材、
(4)主濾過層を構成する加熱加圧不織布よりも平均孔
径の大きい、スパンボンド不織布(一部又は全部が融着
していたり、ニードル又は流体流により絡合していても
良い)からなる濾過材、(5)メルトブロー不織布とス
パンボンド不織布を一体化した、主濾過層を構成する加
熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい濾過材、(6)主
濾過層を構成する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大き
い、加熱加圧処理を実施していないメルトブロー不織布
からなる濾過材、(7)主濾過層を構成する加熱加圧不
織布よりも平均孔径の大きい、加熱加圧処理を実施して
いない湿式不織布からなる濾過材、(8)主濾過層を構
成する加熱加圧不織布よりも平均孔径の大きい、加熱加
圧処理を実施していないメルトブロー繊維と熱可塑性延
伸繊維とが混在する不織布からなる濾過材、などを使用
することができる。更に、プリーツ型の筒状フィルタの
場合、前記主濾過層を構成する加熱加圧不織布同士又は
補助濾過層同士が接触して濾過に関与しない領域を形成
しないように、流体流路の上流側及び下流側にスペーサ
ー材を配置するのが好ましい。このスペーサー材とし
て、前記補助濾過層を構成する濾過材と同様のものを使
用することができる。なお、上流側を構成するスペーサ
ー材と下流側を構成するスペーサー材とは同程度の平均
孔径を有するものであっても良いし、差のあるものであ
っても良い。また、スペーサー材の平均孔径は前記効果
を奏するように、主濾過層を構成する加熱加圧不織布又
は補助濾過層を構成する濾過材の平均孔径よりも大きい
のが好ましい。また、主濾過層を構成する加熱加圧不織
布と補助濾過層を構成する濾過材、又は主濾過層を構成
する加熱加圧不織布とスペーサー材とは結合した状態に
あっても、結合していない状態にあっても良い。前者の
ように結合した状態としては、例えば、積層する際又は
積層した後に少なくとも加熱処理する(好ましくは加熱
処理及び加圧処理する)ことにより融着一体化した状
態、超音波シールにより一体化した状態、ニードルや流
体流(好ましくは水流)により絡合一体化した状態、接
着剤により接着一体化した状態、などがある。なお、襞
折り加工は襞折り加工機により実施することができ、そ
の山高さ、山間隔などは使用用途などによって適宜設定
することができる。
【0017】また、デプス型、プリーツ型いずれの場合も、
多孔筒としては従来から公知の材料、例えば金属やプラ
スチックからなるものを使用することができる。更に、
デプス型、プリーツ型いずれの場合も同じ製法により製
造した加熱加圧不織布を巻回又は積層するのが製造上好
適であるが、生産性を無視できるのであれば、異なる製
法により製造した平均孔径の点において実質的に同じ加
熱加圧不織布を巻回又は積層しても良い。
【0018】本発明の筒状フィルタは上述のような基本構成
からなるが、筒状フィルタの両端をキャップで封鎖する
ことにより処理流体が散逸するのを防いだり、筒状フィ
ルタの外表面に更に金属やプラスチックからなる多孔網
筒を設置することにより筒状フィルタの形状を保持でき
るようにするなど、従来から採られている構成を付加す
ることができる。
【0019】本発明の筒状フィルタは、例えば、食品・飲
料、電子、医薬、化学、水処理、写真、塗料、メッキ、
染色、機械・鉄鋼など各製造プロセスにおいて使用す
る、又は使用した液体などの流体の濾過に使用すること
ができる。
【0020】以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
【0021】
【実施例】(実施例1)オリフィス径0.3mmで、ピ
ッチ0.8mmで配置されたノズルピースを温度330
℃に加熱し、1つのオリフィスあたり0.33g/mi
nの割合で繊維を吐出し、この吐出した繊維に対して、
温度330℃、かつ質量比で繊維吐出量の240倍量の
空気を作用させて、面密度40g/m2、厚さ0.7m
m、見掛密度0.057g/cm3、平均繊維径1.7μ
mのポリプロピレン繊維(融点:160℃)からなるメ
ルトブロー繊維ウエブを製造した。次いで、このメルト
ブロー繊維ウエブを表面温度が80℃である一対の加圧
ロールにより、線圧力1kN/cmの条件で加熱加圧処
理を実施して、面密度40g/m2、厚さ0.08mm、
見掛密度0.5g/cm3、平均孔径1.8μmの加熱加
圧メルトブロー不織布を製造した。他方、スパンボンド法
により形成した、面密度25g/m2、厚さ0.24m
m、見掛密度0.10g/cm3、平均孔径40μmの
ポリプロピレン製スパンボンド不織布を用意した。次い
で、加熱加圧メルトブロー不織布を2枚積層(主濾過
層、厚さ:0.16mm)し、この積層した加熱加圧メ
ルトブロー不織布をポリプロピレン製スパンボンド不織
布(補助濾過層、スペーサー材)2枚で挟んだ後、折り
幅14mmで襞折り加工を実施した。その後、襞折り加
工した濾過材を、ポリプロピレン製多孔性コアの周囲
に、125山巻きとなるように配置し、この襞折り加工
した濾過材の両端を超音波ウエルダーで融着した後、両
端面にガスケットを接着させて、内径30mm、外径6
9mm、長さ250mmのプリーツ型カートリッジフィ
ルタを製造した。
【0022】(比較例1)実施例1と同様にして製造したメ
ルトブロー繊維ウエブを2枚積層した後、表面温度が8
0℃である一対の加圧ロールにより、線圧力0.5kN
/cmの条件で加熱加圧処理を実施して、面密度80g
/m2、厚さ0.15mm、見掛密度0.53g/cm3
平均孔径1.9μmの加熱加圧メルトブロー不織布を製
造した。次いで、この加熱加圧メルトブロー不織布(主
濾過層)を実施例1と同じポリプロピレン製スパンボン
ド不織布(補助濾過層、スペーサー材)2枚で挟んだ
後、折り幅14mmで襞折り加工を実施した。その後、
襞折り加工した濾過材を、ポリプロピレン製多孔性コア
の周囲に、125山巻きとなるように配置し、この襞折
り加工した濾過材の両端を超音波ウエルダーで融着した
後、両端面にガスケットを接着させて、内径30mm、
外径69mm、長さ250mmのプリーツ型カートリッ
ジフィルタを製造した。
【0023】(比較例2)実施例1と同様にして製造したメ
ルトブロー繊維ウエブを、表面温度が80℃である一対
の加圧ロールにより、線圧力2kN/cmの条件で加熱
加圧処理を実施して、面密度40g/m2、厚さ0.06
3mm、見掛密度0.63g/cm3、平均孔径1.3μ
mの加熱加圧メルトブロー不織布を製造した。次いで、
加熱加圧メルトブロー不織布を2枚積層(主濾過層、厚
さ:0.13mm)し、この積層した加熱加圧メルトブ
ロー不織布を実施例1と同じポリプロピレン製スパンボ
ンド不織布(補助濾過層、スペーサー材)2枚で挟んだ
後、折り幅14mmで襞折り加工を実施した。その後、
襞折り加工した濾過材を、ポリプロピレン製多孔性コア
の周囲に、125山巻きとなるように配置し、この襞折
り加工した濾過材の両端を超音波ウエルダーで融着した
後、両端面にガスケットを接着させて、内径30mm、
外径69mm、長さ250mmのプリーツ型カートリッ
ジフィルタを製造した。
【0024】(比較例3)実施例1と同様にして製造したメ
ルトブロー繊維ウエブを、表面温度が60℃である一対
の加圧ロールにより、線圧力0.5kN/cmの条件で
加熱加圧処理を実施して、面密度40g/m2、厚さ0.
09mm、見掛密度0.44g/cm3、平均孔径4.0
μmの加熱加圧メルトブロー不織布を製造した。次い
で、加熱加圧メルトブロー不織布を2枚積層(主濾過
層、厚さ:0.18m)し、この積層した加熱加圧メル
トブロー不織布を実施例1と同じポリプロピレン製スパ
ンボンド不織布(補助濾過層、スペーサー材)2枚で挟
んだ後、折り幅14mmで襞折り加工を実施した。その
後、襞折り加工した濾過材を、ポリプロピレン製多孔性
コアの周囲に、125山巻きとなるように配置し、この
襞折り加工した濾過材の両端を超音波ウエルダーで融着
した後、両端面にガスケットを接着させて、内径30m
m、外径69mm、長さ250mmのプリーツ型カート
リッジフィルタを製造した。
【0025】(実施例2)海島型繊維として、ポリ−L−乳
酸(以下、「PLLA」と表記する)からなる海成分中
に、ポリプロピレンからなる島成分が21個存在する、
複合紡糸法により得た繊維(繊度2.6デニール、繊維
長2mm)を用意した。次いで、この海島型繊維を、温
度80℃、濃度10mass%の水酸化ナトリウム水溶
液からなる浴中に30分間浸漬し、海島型繊維の海成分
であるPLLAを抽出除去して、ポリプロピレン極細繊
維(平均繊維径(A):2.0μm、繊維径分布の標準
偏差(B):0.16、B/A=0.08、融点:16
8℃、繊維長2mm、フィブリル化していない、延伸さ
れている)を得た。他方、熱可塑性繊維として、芯成分
がポリプロピレン(融点:165℃)からなり、鞘成分
(融着成分)が高密度ポリエチレン(融点:132℃)
からなる芯鞘型複合繊維(繊維径10.3μm、繊維長
5mm、フィブリル化していない、延伸されている)を
用意した。次いで、前記ポリプロピレン極細繊維と熱可
塑性繊維とを、質量比50:50で水からなる分散浴に
分散させ、角型手抄き抄紙機により抄造した後、温度1
40℃で乾燥すると同時に熱可塑性繊維の融着成分のみ
を溶融させた後、線圧力1.5kN/cmの条件で加熱
加圧処理を実施して、面密度25g/m2、厚さ0.0
5mm、見掛密度0.5g/cm3、平均孔径5.1μ
mの湿式加熱加圧不織布を製造した。この湿式加熱加圧
不織布を構成する繊維は二次元的に配置しており、また
最大孔径が平均流量孔径の1.6倍であった。次いで、
湿式加熱加圧不織布を2枚積層(主濾過層、厚さ:0.
1mm)し、この積層した湿式加熱加圧不織布を実施例
1と同じポリプロピレン製スパンボンド不織布(補助濾
過層、スペーサー材)2枚で挟んだ後、折り幅14mm
で襞折り加工を実施した。その後、襞折り加工した濾過
材を、ポリプロピレン製多孔性コアの周囲に、125山
巻きとなるように配置し、この襞折り加工した濾過材の
両端を超音波ウエルダーで融着した後、両端面にガスケ
ットを接着させて、内径30mm、外径69mm、長さ
250mmのプリーツ型カートリッジフィルタを製造し
た。
【0026】(実施例3)オリフィス径0.2mmで、ピッ
チ0.8mmで配置されたノズルピースを温度320℃
に加熱し、1つのオリフィスあたり0.04g/min
の割合で繊維を吐出し、この吐出した繊維に対して、温
度340℃、かつ質量比で繊維吐出量の75倍量の空気
を作用させて、重力の働く方向と同じ方向に平均繊維径
1.5μmのポリプロピレン極細繊維2(融点:160
℃)の流れを形成した。この極細繊維2の流れに対して
直角に、図2に示すような2本の開繊シリンダ31をハ
ウジング32内に収納し、エアノズル33を備えた開繊
機3から、芯成分がポリプロピレン樹脂(融点160
℃)からなり、鞘成分がポリエチレン樹脂(135℃)
からなる、繊維径21.6μm、繊維長38mmの芯鞘型
熱可塑性延伸短繊維4を供給し、混合した。なお、ポリ
プロピレン極細繊維2と芯鞘型熱可塑性延伸短繊維4と
の混合質量比率は、(ポリプロピレン極細繊維2):
(芯鞘型熱可塑性延伸短繊維4)=65:35であっ
た。混合された繊維群をコンベヤーベルト上に捕集して
繊維ウエブを形成した。なお、ベルトはメッシュ体から
なり、ベルトの捕集面から逆面へと厚さ方向に吸引し
て、繊維ウエブの繊維の乱れを防いだ。次いで、この繊
維ウエブを温度145℃雰囲気のドライヤーにより3分
間加熱処理を実施し、次いで線圧力0.8kN/cmの
条件で加圧処理を実施して、面密度50g/m2、厚さ
0.10mm、見掛密度0.5g/cm3、平均孔径
1.7μmの加熱加圧不織布を製造した。次いで、この
加熱加圧不織布を2枚積層(主濾過層、厚さ:0.2m
m)し、この積層した湿式加熱加圧不織布を実施例1と
同じポリプロピレン製スパンボンド不織布(補助濾過
層、スペーサー材)2枚で挟んだ後、折り幅14mmで
襞折り加工を実施した。その後、襞折り加工した濾過材
を、ポリプロピレン製多孔性コアの周囲に、125山巻
きとなるように配置し、この襞折り加工した濾過材の両
端を超音波ウエルダーで融着した後、両端面にガスケッ
トを接着させて、内径30mm、外径69mm、長さ2
50mmのプリーツ型カートリッジフィルタを製造し
た。
【0027】(実施例4)スパンボンド法により製造した、
面密度15g/m2、厚さ0.2mm、見掛密度0.0
75g/cm3、平均繊維径37μmのポリプロピレン
製スパンボンド不織布を用意した。一方、オリフィス径
0.3mmで、ピッチ0.8mmで配置されたノズルピー
スを温度260℃に加熱し、1つのオリフィスあたり
0.33g/minの割合で繊維を吐出し、この吐出し
た繊維に対して、温度260℃、かつ質量比で繊維吐出
量の150倍量の空気を作用させて、面密度80g/m
2、厚さ0.9mm、平均繊維径11.6μmのポリプ
ロピレン繊維(融点:160℃)からなるメルトブロー
繊維ウエブを製造した。次いで、前記ポリプロピレン製
スパンボンド不織布とメルトブロー繊維ウエブとを超音
波シールにより一体化し、面密度95g/m2、厚さ
1.0mm、見掛密度0.095g/cm3、平均孔径
40μmの複合不織布を製造した。他方、メルトブロー
法により、面密度が80g/m2で、平均孔径径3μm
(不織布A)、5μm(不織布B)、及び10μm(不
織布C)のメルトブロー不織布をそれぞれ製造した。次
いで、ポリプロピレン製多孔性コアの周囲に、順に前記
複合不織布(補助濾過層)を120cm、実施例1の加
熱加圧メルトブロー不織布(主濾過層)を60cm(巻
き数:2)、不織布Aを40cm、不織布Bを40c
m、不織布Cを40cm、平巻きして、内径3cm、外
径6.5cm、長さ25cmのデプス型カートリッジフ
ィルタを製造した。
【0028】(比較例4)実施例4で用いた加熱加圧メルト
ブロー不織布(主濾過層)に代えて、比較例1と同様に
して製造した加熱加圧メルトブロー不織布を主濾過層と
して用いたこと以外は、実施例4と全く同様にして、内
径3cm、外径6.5cm、長さ25cmのデプス型カ
ートリッジフィルタを製造した。
【0029】実施例1〜3及び比較例1〜3のプリーツ型カ
ートリッジフィルタの性能を、次のようにして調べた。 1.通水抵抗 各々のプリーツ型カートリッジフィルタに流量25L/
分で通水した時の圧力損失を測定し、通水抵抗とした。
この結果は表1に示す通りであった。 2.濾過効率 JIS11種の塵埃を水に分散させた濃度10ppmの
試験液を、均一に攪拌しながら各々のプリーツ型カート
リッジフィルタに流量25L/分で通水して、通水1分
後及び差圧100、150、200kPaに達した時の
各濾液を採取した。この各濾液及び濾過前の試験液に含
まれる粒径が2μmの粒子の数を粒度分布測定機(CO
ULTER社製、COULTER Multisize
rII)により測定した。2μmの粒径の粒子に対する濾
過効率を下記の式から算出した。この結果は表1に示す
通りであった。 濾過効率[%]={(A−B)/A}×100 A:濾過前の粒子数、 B:濾過後の粒子数 3.濾過寿命 JIS11種の塵埃を水に分散させた濃度20ppmの
試験液を、均一に攪拌しながら各々のプリーツ型カート
リッジフィルタに流量25L/分で通水させた。圧力損
失を各通水量に対して順次測定し、初期圧力との差圧が
200kPaになるまでに処理された総通水量を濾過寿
命とした。この結果は表1に示す通りであった。
【表1】 この表1から本発明のプリーツ型カートリッジフィルタ
は通水抵抗が低いにもかかわらず、濾過効率及び濾過寿
命の長い優れたものであることが確認された。
【0030】実施例4及び比較例4のデプス型カートリッジ
フィルタの性能を、次のようにして調べた。 1.通水抵抗 各々のデプス型カートリッジフィルタに流量25L/分
で通水した時の圧力損失を測定し、通水抵抗とした。こ
の結果は表2に示す通りであった。 2.濾過効率 JIS11種の塵埃を水に分散させた濃度10ppmの
試験液を、均一に攪拌しながら各々のデプス型カートリ
ッジフィルタに流量10L/分で通水して、通水1分後
及び差圧100kPaに達した時の各濾液を採取した。
この各濾液及び濾過前の試験液に含まれる粒径が0.6
μmの粒子の数を粒度分布測定機(COULTER社
製、COULTER MultisizerII)により
測定した。0.6μmの粒径の粒子に対する濾過効率を
下記の式から算出した。この結果は表2に示す通りであ
った。 濾過効率[%]={(A−B)/A}×100 A:濾過前の粒子数、 B:濾過後の粒子数 3.濾過寿命 JIS11種の塵埃を水に分散させた濃度10ppmの
試験液を、均一に攪拌しながら各々のデプス型カートリ
ッジフィルタに流量10L/分で通水させた。圧力損失
を各通水量に対して順次測定し、初期圧力との差圧が1
00kPaになるまでに処理された総通水量を濾過寿命
とした。この結果は表2に示す通りであった。
【表2】 この表2から本発明のデプス型カートリッジフィルタは
通水抵抗が低いにもかかわらず、濾過効率及び濾過寿命
の長い優れたものであることが確認された。
【0031】
【発明の効果】本発明の筒状フィルタは加熱加圧不織布
が見掛密度0.45〜0.6g/cm 3程度の内部を構
成する繊維も十分に融着したものであり、この加熱加圧
不織布を積層して主濾過層を形成しているため、固形物
の捕捉に伴う圧力の増加に耐えることができ、その結果
として濾過効率の低下が生じにくいものである。また、
本発明において使用する加熱加圧不織布は平均孔径の点
において実質的に同じである、つまり同じ製造方法によ
り製造した加熱加圧不織布を使用でき、様々な種類の加
熱加圧不織布を製造する必要がないため、簡単に筒状フ
ィルタを製造できる、製造上も好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 繊維ウエブの製造工程の一例を表す工程図
【図2】 開繊機の一例の断面模式図
【符号の説明】
1 メルトブロー装置 2 メルトブロー繊維 3 開繊機 31 開繊シリンダ 32 ハウジング 33 エアノズル 4 熱可塑性延伸繊維 5 捕集体 6 繊維ウエブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D019 AA01 AA03 BA13 BB03 BB05 BB10 BD01 CA02 CA03 CB06 DA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔筒の周囲に濾過層を有する筒状フィ
    ルタにおいて、平均孔径の点において実質的に同じで、
    見掛密度が0.45〜0.6g/cm3の加熱加圧不織
    布が2層以上に積層された主濾過層を有することを特徴
    とする筒状フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記加熱加圧不織布の面密度が60g/
    2以下であることを特徴とする、請求項1記載の筒状
    フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記加熱加圧不織布が、湿式繊維ウエ
    ブ、メルトブロー繊維ウエブ、メルトブロー繊維と熱可
    塑性延伸繊維とが混在する繊維ウエブの中から選ばれる
    繊維ウエブに、加熱処理及び加圧処理を実施して製造し
    た不織布からなることを特徴とする、請求項1又は請求
    項2記載の筒状フィルタ。
  4. 【請求項4】 多孔筒の周囲に、前記加熱加圧不織布が
    2周以上巻回されていることにより、前記主濾過層が形
    成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載の筒状フィルタ。
  5. 【請求項5】 多孔筒の周囲に、前記加熱加圧不織布が
    2層以上に積層され、かつ襞折り加工された状態で配置
    されていることにより、前記主濾過層が形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の筒状フィルタ。
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