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JP2001092745A - インターネットのウェブコンテンツデータを静止衛星を利用して複数のサーバコンピュータへマルチキャストデータ配信を行うための通信システムおよびその方法 - Google Patents

インターネットのウェブコンテンツデータを静止衛星を利用して複数のサーバコンピュータへマルチキャストデータ配信を行うための通信システムおよびその方法

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Publication number
JP2001092745A
JP2001092745A JP26469599A JP26469599A JP2001092745A JP 2001092745 A JP2001092745 A JP 2001092745A JP 26469599 A JP26469599 A JP 26469599A JP 26469599 A JP26469599 A JP 26469599A JP 2001092745 A JP2001092745 A JP 2001092745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
server computer
web
communication system
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26469599A
Other languages
English (en)
Inventor
Watel David
ワテル デイビット
Satokimi Yamazaki
里仁 山崎
Miharu Jinbo
みはる 神保
Kazuhiko Obo
和彦 於保
Hiroyuki Hanasaka
弘之 花坂
Ryuichi Hanaoka
隆一 花岡
Koji Nakamura
康次 中村
Hiroshi Uchiyama
浩 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIRECT INTERNET CORP
Internet Res Inst Inc
Original Assignee
DIRECT INTERNET CORP
Internet Res Inst Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIRECT INTERNET CORP, Internet Res Inst Inc filed Critical DIRECT INTERNET CORP
Priority to JP26469599A priority Critical patent/JP2001092745A/ja
Priority to PCT/JP2000/006329 priority patent/WO2001022234A1/ja
Publication of JP2001092745A publication Critical patent/JP2001092745A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/322Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions
    • H04L69/329Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the application layer [OSI layer 7]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/55Push-based network services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
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    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
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    • H04L67/56Provisioning of proxy services
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H40/00Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
    • H04H40/18Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
    • H04H40/27Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53 - H04H20/95
    • H04H40/90Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving specially adapted for broadcast systems covered by groups H04H20/53 - H04H20/95 specially adapted for satellite broadcast receiving

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 超高速かつ高効率なインターネットのコンテ
ンツデータ送信を可能にする通信システムおよび通信方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 静止衛星4の固定領域内に設置され、イ
ンターネットのウェブのコンテンツデータを所有・管理
し、キャッシュサーバを有する複数のサーバコンピュー
タと、クライアントから受信したウェブの最新コンテン
ツデータを静止衛星へ送信する手段33と、静止衛星か
ら配信される他のサーバコンピュータのウェブの最新コ
ンテンツデータを受信する手段34と、編集可能な配信
URLリストを保存する手段とを有し、コンテンツデー
タに対するデータ量と、このコンテンツデータをダウン
ロードするためにこのウェブに対しサーバコンピュータ
のクライアントからのアクセス頻度に関する予測とに基
づき、配信URLリストを編集することを可能にする手
段を更に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インターネットのウ
ェブに関するコンテンツデータを多数のサーバコンピュ
ータ間で更新するための通信システムおよびその方法に
関し、特にインターネットのウェブの特定のコンテンツ
データを多数のサーバコンピュータのキャッシュサーバ
に共有させるため、あるサーバコンピュータが受信した
新たなウェブに関するコンテンツデータを他の多数のサ
ーバコンピュータへポイント・ツー・マルチポイント方
式によりデータ送信を行い、キャッシュサーバにキャッ
シュさせるための通信システムおよびその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットを介しウェブのコンテン
ツデータをダウンロードする場合、まず、クライアント
コンピュータが、このクライアントコンピュータをクラ
イアントの1つとして管理するサーバコンピュータにア
クセスする。このサーバコンピュータは、例えばインタ
ーネットのサービスプロバイダのサーバコンピュータで
あったり、あるいはローカルエリアネットワークや、イ
ントラネット或いはエクストラネットのサーバコンピュ
ータであったりする。そしてこのクライアントコンピュ
ータからのウェブサイトへのアクセスの要求に基づき、
サーバコンピュータが目的のウェブサイトを所有・管理
するネットワークのサーバコンピュータへ直接或いは間
接的に接続する。多くの場合、多数の他のネットワーク
のサーバコンピュータを介し目的とするサーバコンピュ
ータへ接続される。そして、目的のウェブサイトを所有
・管理するサーバコンピュータへのアクセスがこのサー
バコンピュータにより許可されると、このサーバコンピ
ュータが前記クライアントコンピュータからのダウンロ
ードの要求を受け、ダウンロードを許可するか否かの判
断を行った後、ダウンロードを許可する場合のみ、要求
されたウェブのコンテンツデータがダウンロードされ
る。すなわち、ウェブのコンテンツデータは、ダウンロ
ードを許可したサーバコンピュータから直接或いは間接
的にダウンロードの要求を出したクライアントコンピュ
ータを管理するサーバコンピュータへ送信される。多く
の場合、多数の他の中間に位置するネットワークのサー
バコンピュータを介しダウンロードの要求を出したクラ
イアントコンピュータを管理するサーバコンピュータへ
送信される。
【0003】しかしながら、インターネット社会が発展
するにつれ、ウェブサイトに管理されるデータの情報量
は急激な勢いで増加しており、そのウェブサイトへのア
クセス頻度が増加するだけでなく当然ダウンロードの頻
度もトータル的には増加する。さらにインターネット上
のウェブサイトの数も爆発的な勢いで増加している。こ
のような状況の基で、インターネット社会が抱えている
深刻な問題に、膨大な通信データ量をスムーズに送信す
るためのハードウエア設備とその通信にかかるコストの
削減とがある。
【0004】例えば、前述のようにインターネット上の
ウェブサイトからウェブのコンテンツデータをダウンロ
ードする場合、文字等のテキストデータだけでなく、静
止画像、動画像、音声データ、音楽データ等のデータ
や、或いは各種ソフトウエアをダウンロードする頻度が
非常に高くなってきている。前記テキストデータ以外の
データやソフトウエアは、非常にデータ量が多い。目的
のウェブサイトへのアクセスやダウンロードの要求は、
データ量は非常に少ないのでさほど問題にならないが、
コンテンツデータは、文字等のテキストデータだけでな
く、静止画像、動画像、音声データ、音楽データ等のデ
ータや、或いは各種ソフトウエアを含んでいることが多
いため、問題となる。すなわち、クライアントコンピュ
ータからサーバコンピュータへデータを送信する際は前
述の問題が発生しないが、逆にサーバコンピュータから
クライアントコンピュータへデータを送信する際に、通
信ハードウエア設備の拡充とその通信コストの削減との
2つの課題を如何にして解決するかが、インターネット
社会のさらに発展させる上で最も重要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在インターネットの
通信ハードウエアは、地上および海底の通信ケーブル
(通信線)であり、そのデータ送信速度すなわち単位時
間当たりに送信できるデータ量が限られており、例え
ば、人気のあるウェブサイトに多くのダウンロードの要
求が世界各地のサーバコンピュータに管理されている膨
大な数のクライアントコンピュータからインターネット
を介して寄せられてくる。現在使用されている通信シス
テムでは、各クライアントからダウンロードの要求を受
ける度に、このクライアントを管理するサーバコンピュ
ータまで、インターネットを介しデータ送信を行う。こ
のクライアントを管理するサーバコンピュータと、ダウ
ンロードを目的とするウェブサイトがあるサーバコンピ
ュータとが、直接接続されているとは限らず、多くの場
合1つ或いは複数の他のサーバコンピュータを介し接続
されており、従ってデータ送信もクライアントからのダ
ウンロードの要求がある毎に、独立して各クライアント
を管理するサーバコンピュータまで、インターネットを
介しデータ送信を行う。例えば、100万人から同一コ
ンテンツのダウンロードの要求があっても、現在のシス
テムでは、100万回独立して同一コンテンツのデータ
送信を各要求毎に行っているため極めて効率が悪い。し
かも目的のウェブサイトがあるサーバコンピュータとダ
ウンロードを要求したクライアントコンピュータとがイ
ンターネット上の多くの他のサーバコンピュータを介し
間接的に接続される場合が殆どで、しかもダウンロード
するデータに文字等のテキストデータだけでなく、静止
画像、動画像、音声データ、音楽データ等のデータや、
或いは各種ソフトウエアを含んでいる場合、その通信方
法の効率の悪さは極めて顕著になり、通信時間および通
信コストの増加が非常に大きくなる。数多くのインター
ネットサービスプロバイダの殆どが、インターネットを
介し接続されるサーバコンピュータとの間の通信に要す
る費用を負担しており、クライアントは、個々の所属す
るインターネットサービスプロバイダと各クライアント
間の通信に要する費用を負担しているのが現状である。
【0006】このような状況のもと、既存の技術を利用
して前記問題を解決するには、現在の地上および海底の
通信線を光ファイバー等の高速線に全て変えることが考
えられるが、この場合インターネットで各サーバコンピ
ュータ間を接続する通信線を全て変える必要があり、さ
らにクライアントとサーバコンピュータとの間の通信線
も変えることが望ましい。しかし現実問題として、現在
使用しているアナログ線を全て光ファイバー等の高速通
信線に変えるには膨大な費用がかかる。さらに近い将来
は、地球上の殆ど全ての地域にインターネットサービス
プロバイダがサーバコンピュータを設置することが予想
されるので、大陸の内陸部にもくまなく通信網を張り巡
らす必要があり、このような地球規模での本格的なイン
ターネット社会を実現するには、インターネットの既存
の通信技術のみではとても難しい。
【0007】このような状況下にあって上記困難な課題
を解決し且つ上記目的を達成するためには、現在インタ
ーネットのデータ送信で使用している技術とは全く異な
る新規な通信システムおよび通信方法が必要となる。
【0008】そこで本発明の目的は、上記課題を解決す
ることを可能にする新規な通信システムおよび通信方法
を提供することを目的とする。
【0009】本発明の更なる目的は、超高速かつ高効率
なインターネットのコンテンツデータ送信を可能にし、
とりわけ膨大なデータ量を有するウェブコンテンツのダ
ウンロードの要求が多数且つ同時に発生しても極めて短
時間で且つ超高速かつ高効率にデータを送信すること
で、現在の地上線および海底線を一切拡充することな
く、次世紀のインターネット社会に十分対応可能な通信
システムおよび通信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、(1)データ配信可能な固定領域を有す
る静止衛星と、(2)この静止衛星の固定領域内に設置
され、かつインターネットのウェブのコンテンツデータ
を所有・管理し、かつキャッシュデータをキャッシュす
るためのキャッシュサーバを有する複数の異なるサーバ
コンピュータと、(3)前記サーバコンピュータの少な
くとも1つがそのクライアントから受信したウェブの最
新コンテンツデータを静止衛星へ送信する手段と、
(4)静止衛星から配信される他のサーバコンピュータ
のウェブの最新コンテンツデータを受信する手段と、
(5)ウェブコンテンツデータを配信する必要のある少
なくとも1つのURL がリストされた編集可能な配信
URLリストを保存する手段とを有し、前記静止衛星
は、前記送信手段により送信されたあるサーバコンピュ
ータのウェブに関する新たなコンテンツデータを他のサ
ーバコンピュータへポイント・ツー・マルチポイント方
式によりマルチキャストデータ配信を行う通信システム
において、前記通信システムが、コンテンツデータに対
するデータ量と、このコンテンツデータをダウンロード
するためにこのウェブに対し前記サーバコンピュータの
クライアントからのアクセス頻度に関する予測との少な
くともいずれか1つに基づき、前記配信URLリストを
編集することを可能にする手段を更に有することによ
り、前記配信URLリストに記載されたURLをアドレ
スとして持つウェブに関する新たなコンテンツデータが
発生した後、クライアントからのコンテンツデータのダ
ウンロードの要求の有無にかかわらず、事前にこの配信
URLリストに記載されたURLのウェブコンテンツデ
ータを前記静止衛星へ送信し、静止衛星が他のサーバコ
ンピュータへポイント・ツー・マルチポイント方式によ
りマルチキャストデータ配信を行い、この送信されたデ
ータを各サーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキ
ャッシュさせることで、その後に各サーバコンピュータ
のクライアントからコンテンツデータのダウンロードの
要求が発生した際、このクライアントが属するサーバコ
ンピュータのキャッシュサーバから直接ダウンロードす
ることを可能に構成したことを特徴とする通信システム
を提供する。
【0011】さらに、本発明によれば、(1)データ配
信可能な固定領域を有する静止衛星と、(2)この静止
衛星の固定領域内に設置され、かつインターネットのウ
ェブのコンテンツデータを所有・管理し、かつキャッシ
ュデータをキャッシュするためのキャッシュサーバを有
する複数の異なるサーバコンピュータと、(3)前記サ
ーバコンピュータとインターネットにより接続される少
なくとも1つの通信システム管理サーバコンピュータが
更に設けられ、且つこの通信システム管理サーバコンピ
ュータがウェブコンテンツデータを配信する必要のある
少なくとも1つのURL がリストされた編集可能な配
信URLリストを保存・管理する手段を有すると共に、
この配信URLリストに記載されたURLに関するウェ
ブの最新コンテンツデータを前記サーバコンピュータか
ら入手し静止衛星へ送信する手段を有する通信システム
管理サーバコンピュータと、(4)各サーバコンピュー
タ毎に設けられ、静止衛星から配信される他のサーバコ
ンピュータのウェブの最新コンテンツデータを受信する
手段とを有し、前記静止衛星は、前記送信手段により送
信されたあるサーバコンピュータのウェブに関する新た
なコンテンツデータを他のサーバコンピュータへポイン
ト・ツー・マルチポイント方式によりマルチキャストデ
ータ配信を行う通信システムにおいて、前記サーバコン
ピュータの少なくとも1つは、前記静止衛星から配信さ
れたウェブのコンテンツデータを完全に受信しなかった
旨の受信レポートを前記通信システム管理サーバコンピ
ュータへ送付する手段を更に有すると共に、前記通信シ
ステム管理サーバコンピュータはこの受信レポートに基
づき、ウェブのコンテンツデータを完全に受信しなかっ
たサーバコンピュータに対し受信しなかったデータを送
信する手段を更に有することを特徴とする通信システム
を提供する。
【0012】さらに、本発明によれば、データ配信可能
な固定領域を有する静止衛星の固定領域内に設置され、
かつインターネットのウェブのコンテンツデータを所有
・管理し、かつキャッシュデータをキャッシュするため
のキャッシュサーバを有する複数の異なるサーバコンピ
ュータの個々のクライアントから受信したウェブの最新
コンテンツデータを前記静止衛星を介して他のサーバコ
ンピュータへ、ポイント・ツー・マルチポイント方式に
よりマルチキャストデータ配信を行う通信方法におい
て、コンテンツデータに対するデータ量と、このコンテ
ンツデータをダウンロードするためにこのウェブに対し
前記サーバコンピュータのクライアントからのアクセス
頻度に関する予測との少なくともいずれか1つに基づ
き、ウェブコンテンツデータを配信する必要のある少な
くとも1つの配信URLリストを編集することにより、
前記配信URLリストに記載されたURLをアドレスと
して持つウェブに関する新たなコンテンツデータが発生
した後、クライアントからのコンテンツデータのダウン
ロードの要求の有無にかかわらず、事前にこの配信UR
Lリストに記載されたURLのウェブコンテンツデータ
を前記静止衛星へ送信し、マルチキャストデータ配信を
行い、この送信されたデータを各サーバコンピュータの
キャッシュサーバ内にキャッシュさせることで、その後
に各サーバコンピュータのクライアントからコンテンツ
データのダウンロードの要求が発生した際、このクライ
アントが属するサーバコンピュータのキャッシュサーバ
から直接ダウンロードすることを可能に構成したことを
特徴とする通信方法を提供する。
【0013】
【作用】現在のインターネットの通信ハードウエアは、
地上および海底の通信ケーブル(通信線)であり、その
データ送信速度すなわち単位時間当たりに送信できるデ
ータ量が限られている。
【0014】しかしながら、本発明は、クライアントか
らのコンテンツデータのダウンロードの要求の有無にか
かわらず、事前に配信URLリストに記載されたURL
のウェブコンテンツデータを静止衛星へ送信し、ポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行い、この配信され
たデータを各サーバコンピュータのキャッシュサーバ内
にキャッシュさせておくことで、その後に各サーバコン
ピュータのクライアントからコンテンツデータのダウン
ロードの要求が発生した際、このクライアントが属する
サーバコンピュータのキャッシュサーバから直接ダウン
ロードすることを可能にした。
【0015】例えば、人気のあるウェブサイトに多くの
ダウンロードの要求が世界各地のサーバコンピュータに
管理されている膨大な数のクライアントコンピュータか
らインターネットを介して寄せられてくる。しかしなが
ら、本発明における通信システムでは、各クライアント
からダウンロードの要求を受ける前に予め、配信URL
リストに記載されたURLのウェブコンテンツデータを
静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マルチポイント方
式により各サーバコンピュータへマルチキャストデータ
配信を行い、この配信されたデータを各サーバコンピュ
ータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせておくの
で、各クライアントは、単にこのクライアントが属する
サーバコンピュータのキャッシュサーバから直接ダウン
ロードするだけでよい。このため、以前のように、各ダ
ウンロードの要求毎に独立して、ダウンロードを目的と
するウェブサイトがあるサーバコンピュータからダウン
ロードを要求したクライアントを管理するサーバコンピ
ュータまで、インターネットを介しデータ送信を行う必
要がない。このクライアントを管理するサーバコンピュ
ータと、ダウンロードを目的とするウェブサイトがある
サーバコンピュータとが、直接接続されているとは限ら
ず、多くの場合1つ或いは複数の他のサーバコンピュー
タを介し接続されているが、従って本発明の通信システ
ムおよび通信方法を使用した場合、静止衛星を利用しポ
イント・ツー・マルチポイント方式により各サーバコン
ピュータへマルチキャストデータ配信を行うので各サー
バコンピュータ間を結ぶ地上および海底の通信網のネッ
トワーク構造や通信線の容量等には関係なく、超高速且
つ高効率なデータ配信が可能となる。
【0016】さらに、この配信されたデータを各サーバ
コンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせて
おくので、各クライアントは、単にこのクライアントが
属するサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接
ダウンロードするだけでよい。すなわち、クライアント
からのダウンロードの要求がある毎に、独立して各クラ
イアントを管理するサーバコンピュータまで、インター
ネットを介しデータ送信を行う必要がない。
【0017】例えば、100万人から同一コンテンツの
ダウンロードの要求があっても、現在のシステムでは、
100万回独立して同一コンテンツのデータ送信を各要
求毎に行っているため極めて効率が悪い。しかし、本発
明の通信方法および通信システムによれば、各クライア
ントからダウンロードの要求を受ける前に予め、配信U
RLリストに記載されたURLのウェブコンテンツデー
タを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マルチポイン
ト方式により各サーバコンピュータへマルチキャストデ
ータ配信を行うため、ダウンロードの要求の数がいくら
増加してもサーバコンピュータ間のデータ配信の速度お
よび効率には全く影響しない。そしてこの配信されたデ
ータを各サーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキ
ャッシュさせておき、各クライアントは、単にこのクラ
イアントが属するサーバコンピュータのキャッシュサー
バから直接ダウンロードするだけなので、ダウンロード
の要求の数が増加した分、クライアントコンピュータと
このクライアントが属するサーバコンピュータとのロー
カルな通信量が増加するのみなので、目的のウェブサイ
トを有するサーバコンピュータを直接接続している通信
線等の通信設備の容量および能力を超えるという心配が
なくなる。
【0018】ダウンロードするデータに文字等のテキス
トデータだけでなく、静止画像、動画像、音声データ、
音楽データ等のデータや、或いは各種ソフトウエアを含
んでいる場合ほど、本発明の通信システムおよび通信方
法を使用することによる通信速度および通信効率の改善
に関するメリットが顕著になり、通信時間および通信コ
ストの削減効果が非常に大きくなる。
【0019】数多くのインターネットサービスプロバイ
ダの殆どが、インターネットを介し接続されるサーバコ
ンピュータとの間の通信に要する費用を負担しており、
クライアントは、個々の所属するインターネットサービ
スプロバイダと各クライアント間の通信に要する費用を
負担している現状を鑑みても、本発明の通信システムお
よび通信方法を使用することによるサーバコンピュータ
間のデータ通信に要する時間の大幅な削減は、インター
ネットサービスプロバイダが負担する通信費用の大幅な
削減につながる。
【0020】このように、静止衛星を利用して、ポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うため、各サーバ
コンピュータ間の膨大且つ高速なデータ配信には地上お
よび海底の既存の通信線を使用しない。従って、既存の
地上および海底の通信線を拡充しなくても十分対応可能
である。すなわち、現在の地上および海底の通信線を光
ファイバー等の高速線に全て変える必要もなく、このた
めの膨大な費用も必要としない。
【0021】さらに近い将来は、地球上の殆ど全ての地
域にインターネットサービスプロバイダがサーバコンピ
ュータを設置することが予想されるが、静止衛星を利用
して、ポイント・ツー・マルチポイント方式により各サ
ーバコンピュータへマルチキャストデータ配信を行うた
め、大陸の内陸部にくまなく通信網を張り巡らす必要も
なく、このような地球規模での本格的なインターネット
社会を実現するには、本発明の通信システムおよび通信
方法が極めて適していることが理解できる。
【0022】すなわち、本発明の通信システムおよび通
信方法は、上記課題を全て解決することを可能にする新
規な通信システムおよび通信方法であり、超高速かつ高
効率なインターネットのコンテンツデータ送信を可能に
し、とりわけ膨大なデータ量を有するウェブコンテンツ
のダウンロードの要求が多数且つ同時に発生しても極め
て短時間で且つ超高速かつ高効率にデータを送信するこ
とで、現在の地上線および海底線を一切拡充することな
く、次世紀のインターネット社会に十分対応可能な通信
設備を提供する。
【0023】本発明の更なる目的、構成、作用および効
果については、以下の説明により明らかにされる。
【0024】
【発明の実施の態様】本発明によれば、(1)データ配
信可能な固定領域を有する静止衛星と、(2)この静止
衛星の固定領域内に設置され、かつインターネットのウ
ェブのコンテンツデータを所有・管理し、かつキャッシ
ュデータをキャッシュするためのキャッシュサーバを有
する複数の異なるサーバコンピュータと、(3)前記サ
ーバコンピュータの少なくとも1つがそのクライアント
から受信したウェブの最新コンテンツデータを静止衛星
へ送信する手段と、(4)静止衛星から配信される他の
サーバコンピュータのウェブの最新コンテンツデータを
受信する手段と、(5)ウェブコンテンツデータを配信
する必要のある少なくとも1つのURLがリストされた
編集可能な配信URLリストを保存する手段とを有し、
前記静止衛星は、前記送信手段により送信されたあるサ
ーバコンピュータのウェブに関する新たなコンテンツデ
ータを他のサーバコンピュータへポイント・ツー・マル
チポイント方式によりマルチキャストデータ配信を行う
通信システムにおいて、前記通信システムが、コンテン
ツデータに対するデータ量と、このコンテンツデータを
ダウンロードするためにこのウェブに対し前記サーバコ
ンピュータのクライアントからのアクセス頻度に関する
予測との少なくともいずれか1つに基づき、前記配信U
RLリストを編集することを可能にする手段を更に有す
ることにより、前記配信URLリストに記載されたUR
Lをアドレスとして持つウェブに関する新たなコンテン
ツデータが発生した後、クライアントからのコンテンツ
データのダウンロードの要求の有無にかかわらず、事前
にこの配信URLリストに記載されたURLのウェブコ
ンテンツデータを前記静止衛星へ送信し、静止衛星が他
のサーバコンピュータへポイント・ツー・マルチポイン
ト方式によりマルチキャストデータ配信を行い、この送
信されたデータを各サーバコンピュータのキャッシュサ
ーバ内にキャッシュさせることで、その後に各サーバコ
ンピュータのクライアントからコンテンツデータのダウ
ンロードの要求が発生した際、このクライアントが属す
るサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接ダウ
ンロードすることを可能に構成したことを特徴とする通
信システムを提供する。
【0025】前述したように、本システムの提供によ
り、静止衛星を使用してヒット率の高いと予測されたウ
ェブコンテンツデータおよびコンテンツデータ量が多い
ものを、事前にキャッシュサーバに対して衛星インター
ネット経由で送り込むことで、地上回線に影響を与えず
に高速なウェブアクセスビリティを提供することが可能
となった。
【0026】すなわち、クライアントからのコンテンツ
データのダウンロードの要求の有無にかかわらず、事前
に配信URLリストに記載されたURLのウェブコンテ
ンツデータを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マル
チポイント方式により各サーバコンピュータへマルチキ
ャストデータ配信を行い、この配信されたデータを各サ
ーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさ
せておくことで、その後に各サーバコンピュータのクラ
イアントからコンテンツデータのダウンロードの要求が
発生した際、このクライアントが属するサーバコンピュ
ータのキャッシュサーバから直接ダウンロードすること
を可能にした。
【0027】本発明における通信システムでは、各クラ
イアントからダウンロードの要求を受ける前に予め、配
信URLリストに記載されたURLのウェブコンテンツ
データを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マルチポ
イント方式により各サーバコンピュータへマルチキャス
トデータ配信を行い、この配信されたデータを各サーバ
コンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせて
おくので、各クライアントは、単にこのクライアントが
属するサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接
ダウンロードするだけでよい。このため、以前のよう
に、各ダウンロードの要求毎に独立して、ダウンロード
を目的とするウェブサイトがあるサーバコンピュータか
らダウンロードを要求したクライアントを管理するサー
バコンピュータまで、インターネットを介しデータ送信
を行う必要がない。このクライアントを管理するサーバ
コンピュータと、ダウンロードを目的とするウェブサイ
トがあるサーバコンピュータとが、直接接続されている
とは限らず、多くの場合1つ或いは複数の他のサーバコ
ンピュータを介し接続されているが、本発明の通信シス
テムおよび通信方法を使用した場合、静止衛星を利用し
ポイント・ツー・マルチポイント方式により各サーバコ
ンピュータへマルチキャストデータ配信を行うので各サ
ーバコンピュータ間を結ぶ地上および海底の通信網のネ
ットワーク構造や通信線の容量等には関係なく、超高速
且つ高効率なデータ配信が可能となる。
【0028】さらに、この配信されたデータを各サーバ
コンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせて
おくので、各クライアントは、単にこのクライアントが
属するサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接
ダウンロードするだけでよい。すなわち、クライアント
からのダウンロードの要求がある毎に、独立して各クラ
イアントを管理するサーバコンピュータまで、インター
ネットを介しデータ送信を行う必要がない。
【0029】本発明の通信システムおよび通信方法を使
用することによるサーバコンピュータ間のデータ通信に
要する時間の大幅な削減が可能となり、このことはイン
ターネットサービスプロバイダが負担する通信費用の大
幅な削減につながる。
【0030】このように、静止衛星を利用して、ポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うため、各サーバ
コンピュータ間の膨大且つ高速なデータ配信には地上お
よび海底の既存の通信線を使用しない。従って、既存の
地上および海底の通信線を拡充しなくても十分対応可能
である。
【0031】以下、前記本発明に係る通信システムの好
適な変更例につき説明する。
【0032】前記サーバコンピュータの複数例えば全て
が、静止衛星から配信される他のサーバコンピュータの
ウェブの最新コンテンツデータを受信し、受信した最新
コンテンツデータをキャッシュサーバ内に記憶する手段
を有すると共に、少なくとも前記サーバコンピュータの
1つが、クライアントから受信したウェブの最新コンテ
ンツデータを静止衛星へ送信する手段を有することが好
ましい。このことにより前述の作用をもたらすことが可
能となる。
【0033】さらに、前記サーバコンピュータの複数例
えば全てが、静止衛星へ送信する手段を有することが好
ましい。このことにより前述の作用をもたらすことが可
能となる。
【0034】前記サーバコンピュータの複数例えば全て
が、静止衛星から配信される他のサーバコンピュータの
ウェブの最新コンテンツデータを受信し、受信した最新
コンテンツデータをキャッシュサーバ内に記憶する手段
を有すると共に、前記サーバコンピュータとインターネ
ットにより接続される少なくとも1つの通信システム管
理サーバコンピュータが更に設けられ、且つこの通信シ
ステム管理サーバコンピュータが前記配信URLリスト
を管理すると共に、この配信URLリストに記載された
URLに関するウェブの最新コンテンツデータを前記サ
ーバコンピュータから入手し静止衛星へ送信する手段を
有することも好ましい。このことにより前述の作用をも
たらすことが可能となる。
【0035】前記通信システム管理サーバコンピュータ
が有する最新コンテンツデータを入手し静止衛星へ送信
する手段は、前記配信URLリストに記載されたURL
を定期的に巡回し最新コンテンツデータを前記サーバコ
ンピュータから自動収集する巡回・自動収集手段と、最
新コンテンツデータを静止衛星へ送信する手段とから構
成し得る。自動収集が可能となることにより、キャッシ
ュデータを人的コストかけずに、高速に収集可能とな
る。
【0036】前記巡回・自動収集手段は、アプリケーシ
ョン層に構築されるウェブ巡回アプリケーションソフト
ウエアからなり、一方最新コンテンツデータを静止衛星
へ送信する手段は、プレゼンテーション層に構築される
マルチキャスト送信ライブラリから構成してもよい。自
動収集手段がアプリケーション層に構築されることによ
り収集手段プログラムの作製、設計変更が容易である。
衛星送信手段がプレゼンテーション層に存在することで
データ表現の変換が容易となる。
【0037】前記ウェブ巡回アプリケーションソフトウ
エアは、デーモンとして起動しシステムシャットダウン
時まで実行し続けてもよい。デーモンとして起動し続け
ることにより、常時起動させておくことが可能となり、
またプロセスの監視も容易となる。
【0038】各サーバコンピュータは、キャッシュサー
バ内にキャッシュさせるためアプリケーション層に構築
されるウェブプッシュソフトウエアと、ウェブの最新コ
ンテンツデータを受信する手段として、プレゼンテーシ
ョン層に構築されるマルチキャスト受信ライブラリとを
有してもよい。ウェブプッシュソフトウエアがアプリケ
ーション層に構築されることによりウェブプッシュソフ
トウエアプログラムの作製、設計変更が容易である。マ
ルチキャスト受信ライブラリがプレゼンテーション層に
存在することでデータ表現の変換が容易となる。
【0039】前記ウェブプッシュソフトウエアは、デー
モンとして起動しシステムシャットダウン時まで実行し
続けてもよい。デーモンとして起動し続けることによ
り、常時起動させておくことが可能となり、またプロセ
スの監視も容易となる。
【0040】前記通信システム管理サーバコンピュータ
は、主系と従系とからなるデュプレックス構成を有し、
従系に設けられた監視手段が主系に設けられたプロセス
状態テーブルをタイマー監視し、主系に障害発生を発見
した際或いは従系が主系と通信できなくなった際に、前
記監視手段が主系をシャットダウンすると共に、従系で
巡回・自動収集手段を起動してもよい。デュプレックス
構成にすることで、本システムが停止する可能性が大幅
に削減され、システムの信頼性が向上する。
【0041】前記主系と従系とに接続され、前記配信U
RLリストを所有・管理する共通サーバコンピュータを
更に設けることで、主系をシャットダウンし従系で巡回
・自動収集手段を起動する際にも、配信URLリストに
基づき巡回を行うことを可能にしてもよい。主系のシス
テムが停止した際においても、システムを停止すること
なく巡回することにより配信作業が停止せず、信頼性が
さらに向上する。
【0042】前記サーバコンピュータの少なくとも1
つ、好ましくは全てのサーバコンピュータが、前記静止
衛星から配信されたウェブのコンテンツデータを完全に
受信しなかった旨の受信レポートをインターネットを介
し前記通信システム管理サーバコンピュータへ送付する
手段を更に有すると共に、前記通信システム管理サーバ
コンピュータはこの受信レポートに基づき、ウェブのコ
ンテンツデータを完全に受信しなかったサーバコンピュ
ータに対し受信しなかったデータをインターネットを介
し送信する手段を更に有してもよい。本手段を有するこ
とで、エラーリカバリが可能となりより確実に受信側
が、データを受信する方法が確立した。
【0043】前記各サーバコンピュータの少なくとも1
つ、好ましくは全てのサーバコンピュータが、前記静止
衛星から配信されたウェブのコンテンツデータを完全に
受信しなかった旨の受信レポートをインターネットを介
し前記通信システム管理サーバコンピュータへ送付する
手段を更に有すると共に、前記通信システム管理サーバ
コンピュータはこの受信レポートに基づき、受信しなか
ったデータを再度前記静止衛星へ送信する手段を更に有
することで、この静止衛星が再度データ配信を行うこと
でサーバコンピュータがウェブのコンテンツデータを完
全に受信することを可能にてもよい。データの再送を静
止衛星を介して実現する事が可能となる。
【0044】前記編集可能な配信URLリストを編集す
る手段は、前記サーバコンピュータのクライアントから
の各ウェブに対するアクセス頻度に関する情報を収集し
かつ分析して前記配信URLリストに記載すべくURL
を決定することを可能にするアクセス頻度情報の収集・
分析を自動的に行うソフトウエアであってもよい。アク
セス頻度等に基づき判断するため、人気の高いURLを
漏らす恐れがない。また、配信リストを作製する人的コ
ストやミス等を削減し、高速かつ短時間での正確なリス
ト作製が可能となる。
【0045】前記アクセス頻度情報の収集・分析を自動
的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータのアク
セスログ情報を入手し、このアクセスログ情報を統合し
てインターネット上の各ウェブのアクセス頻度を反映す
る値を決定し、このアクセス頻度を反映する値に基づき
前記配信URLリストに記載すべくURLを決定するソ
フトウエアであってもよい。アクセスログによるアクセ
ス頻度を計算することで実際にURLの人気が反映した
URLが作製可能であり、キャッシュする効果が高い。
【0046】前記アクセス頻度情報の収集・分析を自動
的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータのアク
セスログ情報に含まれるインターネット上の各ウェブの
アクセス頻度の値に、各サーバコンピュータ毎に予め定
められた重み付けを行いその重み付けした値の加算値或
いは相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載す
べくURLを決定するソフトウエアでってもよい。単純
な、アクセス頻度のみでなく重み付けにより編集者の意
図の反映が可能となる。
【0047】前記アクセス頻度の情報の収集・分析を自
動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータのア
クセスログ情報に含まれるインターネット上の各ウェブ
のアクセス頻度の値に対し重み付けを行わず加算値或い
は相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載すべ
くURLを決定するソフトウエアであってもよい。編集
者の主観的裁量を廃して、統計的に処理を実施するリス
トの作製が可能となる。
【0048】前記編集可能な配信URLリストを編集す
る手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ量の
みに基づき、前記配信URLリストを自動編集するため
のソフトウエアであってもよい。データ量の大きいソフ
トウェア、データ等のダウンロード可能なサイトを対象
とする際にデータ量の大きいウェブデータをキャッシュ
する効果がある。
【0049】前記編集可能な配信URLリストを編集す
る手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ量と
前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウェブ
に対するアクセス頻度とに関する情報の少なくとも一方
を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリ
ストに記載すべくURLを決定し前記配信URLリスト
を編集することを可能にするためのソフトウエアであっ
てもよい。キャッシュ対象とするURLの選定は、ソフ
トウェアによる自動選定のみでなく、使用者による手作
業の編集を可能なものとする。かつその際の情報決定手
段はデータ量またはアクセス頻度の少なくとも一方によ
り判断する。
【0050】前記ソフトウエアは、新たなコンテンツデ
ータに対するデータ量と、前記サーバコンピュータのク
ライアントからの各ウェブに対するアクセス頻度とに関
する情報の双方を収集し、オペレータの分析に基づき前
記配信URLリストに記載すべくURLを決定し前記配
信URLリストを編集することを可能にするためのソフ
トウエアであてもよい。キャッシュ対象とするURLの
選定は、ソフトウェアによる自動選定のみでなく、使用
者による手作業の編集を可能なものとする。かつその際
の情報決定手段はデータ量またはアクセス頻度の両方よ
り判断することにより、より正確な判断が可能となる。
【0051】前記ソフトウエアは、新たなコンテンツデ
ータに対するデータ量のみに関する情報の双方を収集
し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリストに
記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを編集
することを可能にするためのソフトウエアであってもよ
い。データ量の大きいソフトウェア、データ等のダウン
ロード可能なサイトを対象とすれば、ダウンロード時間
のかかるデータ量の大きいウェブデータをキャッシュす
ることに効果がある。また、人間の予測に頼った方が好
ましい場合もあり、配信URLリストの作成に自由度を
入れることで過去のデータの統計のみでは予測できない
ような場合にも対応可能とした。
【0052】前記ソフトウエアは、アクセス頻度に関す
る予測のみに関する情報の双方を収集し、オペレータの
分析に基づき前記配信URLリストに記載すべくURL
を決定し前記配信URLリストを編集することを可能に
するためのソフトウエアであってもよい。アクセス頻度
によりURL選定根拠とすることで純粋に人気のあるU
RLについて選定可能となり、またオペレータの裁量に
より判断可能となる。
【0053】配信URLリストに記載されているURL
は、オペレータにより予め定められた著名なポータルサ
イトにリンクされており、かつ過去のインターネット上
のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホームペー
ジのURLを含んでもよい。著名なポータルサイトはア
クセス頻度が高く、さらにそのポータルサイトよりリン
クされたサイトも必然的にアクセス頻度が高くなる。こ
のため著名なポータルサイトを含むことはアクセス頻度
の高いURLを含むこととなる。
【0054】配信URLリストに記載されているURL
は、データ量がオペレータにより予め定められたある一
定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声データ
および音楽データの少なくとも1つを含むファイルのU
RLであってもよい。ソフトウエア、静止および動画像
データ、音声データおよび音楽データは、テキストと比
較してデータ量が一般的に多い。そこで予め一定量以上
のデータを各サーバにキャッシュしておくことでダウン
ロード時間の大幅な節約が約束される。
【0055】前記巡回・送信手段は、配信URLリスト
に記載されているURLであっても、HTTPヘッダに
キャッシュ許可とマークされていないコンテンツ、過去
にこの通信システムにより配信されたコンテンツ、キャ
ッシュ有効期限が切れたコンテンツ、および前回配信し
たコンテンツの最終更新日付と現在配信しようとしてい
るコンテンツの最終更新日付が一致しているコンテンツ
は前記静止衛星へ送信しないための選択・制御ソフトウ
エアを含んでも良い。キャッシュが禁止またはキャッシ
ュ不要なウェブコンテンツデータを予め取り除くことに
より、限られたメモリ資源を有効に使用することが可能
となる。
【0056】前記巡回・送信手段は、URLの配信開始
時刻の指定を行いスケジュール配信を可能にする手段
と、URLにトップページのみ指定し、同一サイト内で
ハイパーリンクされたコンテンツを一括送信する手段と
を更に含んでもよい。配信開始時刻を指定することでデ
ータの開放時間を配信側で決定することができる。ま
た、ハイパーリンクされたコンテンツは一括してアクセ
ス頻度が上昇する可能性が有るので一括して送信する効
果がある。
【0057】前記サーバコンピュータは、複数のクライ
アントを有し、これらクライアントはこのサーバコンピ
ュータを介してインターネットに接続される閉じたネッ
トワークを形成するあらゆるタイプのサーバコンピュー
タを含んでもよい。
【0058】さらに、本発明によれば、(1)データ配
信可能な固定領域を有する静止衛星と、(2)この静止
衛星の固定領域内に設置され、かつインターネットのウ
ェブのコンテンツデータを所有・管理し、かつキャッシ
ュデータをキャッシュするためのキャッシュサーバを有
する複数の異なるサーバコンピュータと、(3)前記サ
ーバコンピュータとインターネットにより接続される少
なくとも1つの通信システム管理サーバコンピュータが
更に設けられ、且つこの通信システム管理サーバコンピ
ュータがウェブコンテンツデータを配信する必要のある
少なくとも1つのURL がリストされた編集可能な配
信URLリストを保存・管理する手段を有すると共に、
この配信URLリストに記載されたURLに関するウェ
ブの最新コンテンツデータを前記サーバコンピュータか
ら入手し静止衛星へ送信する手段を有する通信システム
管理サーバコンピュータと、(4)各サーバコンピュー
タ毎に設けられ、静止衛星から配信される他のサーバコ
ンピュータのウェブの最新コンテンツデータを受信する
手段とを有し、前記静止衛星は、前記送信手段により送
信されたあるサーバコンピュータのウェブに関する新た
なコンテンツデータを他のサーバコンピュータへポイン
ト・ツー・マルチポイント方式によりマルチキャストデ
ータ配信を行う通信システムにおいて、前記サーバコン
ピュータの少なくとも1つは、前記静止衛星から配信さ
れたウェブのコンテンツデータを完全に受信しなかった
旨の受信レポートを前記通信システム管理サーバコンピ
ュータへ送付する手段を更に有すると共に、前記通信シ
ステム管理サーバコンピュータはこの受信レポートに基
づき、ウェブのコンテンツデータを完全に受信しなかっ
たサーバコンピュータに対し受信しなかったデータを送
信する手段を更に有してもよい。本手段を有すること
で、エラーリカバリが可能となりより確実に受信側が、
データを受信する方法が確立した。
【0059】前述したように、本システムの提供によ
り、静止衛星を使用してヒット率の高いと予測されたウ
ェブコンテンツデータおよびコンテンツデータ量が多い
ものを、キャッシュサーバに対して衛星インターネット
経由で送り込むことで、地上回線に影響を与えずに高速
なウェブアクセスビリティを提供することが可能となっ
た。
【0060】すなわち、クライアントからのコンテンツ
データのダウンロードの要求の有無にかかわらず、事前
に配信URLリストに記載されたURLのウェブコンテ
ンツデータを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マル
チポイント方式により各サーバコンピュータへマルチキ
ャストデータ配信を行い、この配信されたデータを各サ
ーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさ
せておくことで、その後に各サーバコンピュータのクラ
イアントからコンテンツデータのダウンロードの要求が
発生した際、このクライアントが属するサーバコンピュ
ータのキャッシュサーバから直接ダウンロードすること
を可能にした。
【0061】本発明における通信システムでは、配信U
RLリストに記載されたURLのウェブコンテンツデー
タを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マルチポイン
ト方式により各サーバコンピュータへマルチキャストデ
ータ配信を行い、この配信されたデータを各サーバコン
ピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせておく
ので、各クライアントは、単にこのクライアントが属す
るサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接ダウ
ンロードするだけでよい。このため、以前のように、各
ダウンロードの要求毎に独立して、ダウンロードを目的
とするウェブサイトがあるサーバコンピュータからダウ
ンロードを要求したクライアントを管理するサーバコン
ピュータまで、インターネットを介しデータ送信を行う
必要がない。このクライアントを管理するサーバコンピ
ュータと、ダウンロードを目的とするウェブサイトがあ
るサーバコンピュータとが、直接接続されているとは限
らず、多くの場合1つ或いは複数の他のサーバコンピュ
ータを介し接続されているが、本発明の通信システムお
よび通信方法を使用した場合、静止衛星を利用しポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うので各サーバコ
ンピュータ間を結ぶ地上および海底の通信網のネットワ
ーク構造や通信線の容量等には関係なく、超高速且つ高
効率なデータ配信が可能となる。
【0062】さらに、この配信されたデータを各サーバ
コンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせて
おくので、各クライアントは、単にこのクライアントが
属するサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接
ダウンロードするだけでよい。すなわち、クライアント
からのダウンロードの要求がある毎に、独立して各クラ
イアントを管理するサーバコンピュータまで、インター
ネットを介しデータ送信を行う必要がない。
【0063】本発明の通信システムおよび通信方法を使
用することによるサーバコンピュータ間のデータ通信に
要する時間の大幅な削減が可能となり、このことはイン
ターネットサービスプロバイダが負担する通信費用の大
幅な削減につながる。
【0064】このように、静止衛星を利用して、ポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うため、各サーバ
コンピュータ間の膨大且つ高速なデータ配信には地上お
よび海底の既存の通信線を使用しない。従って、既存の
地上および海底の通信線を拡充しなくても十分対応可能
である。
【0065】以下、前記本発明に係る通信システムの好
適な変更例につき説明する。
【0066】前記受信レポートはインターネットを介し
て前記通信システム管理サーバコンピュータへ送信され
ると共に、ウェブのコンテンツデータを完全に受信しな
かったサーバコンピュータに対し受信しなかったデータ
をインターネットを介して送信してもよい。インターネ
ットで再送することにより、再送対象サーバににのみ再
送可能であり、さらに送受信可能である。
【0067】前記受信レポートはインターネットを介し
て前記通信システム管理サーバコンピュータへ送信され
ると共に、前記通信システム管理サーバコンピュータは
この受信レポートに基づき、受信しなかったデータを再
度前記静止衛星へ送信する手段を更に有することで、こ
の静止衛星が再度データ配信を行うことでサーバコンピ
ュータがウェブのコンテンツデータを完全に受信するこ
とを可能であってもよい。特に受信できなかったサーバ
が大量に存在する場合は、インターネットで個々対応す
るよりは、一括して衛星で再送したほうが、効率が良い
場合がある。その際に衛星再送を可能とする。
【0068】前記通信システム管理サーバコンピュータ
が、コンテンツデータに対するデータ量と、このコンテ
ンツデータをダウンロードするためにこのウェブに対し
前記サーバコンピュータのクライアントからのアクセス
頻度に関する予測との少なくともいずれか1つに基づ
き、前記配信URLリストを編集することを可能にする
手段を更に有することにより、前記配信URLリストに
記載されたURLをアドレスとして持つウェブに関する
新たなコンテンツデータが発生した後、クライアントか
らのコンテンツデータのダウンロードの要求の有無にか
かわらず、事前にこの配信URLリストに記載されたU
RLのウェブコンテンツデータを前記静止衛星へ送信
し、静止衛星が他のサーバコンピュータへポイント・ツ
ー・マルチポイント方式によりマルチキャストデータ配
信を行い、この送信されたデータを各サーバコンピュー
タのキャッシュサーバ内にキャッシュさせることで、そ
の後に各サーバコンピュータのクライアントからコンテ
ンツデータのダウンロードの要求が発生した際、このク
ライアントが属するサーバコンピュータのキャッシュサ
ーバから直接ダウンロードすることを可能に構成しても
よい。コンテンツが更新された際に、更新コンテンツを
直ちに配信することで、常に最新のデータをキャッシュ
することとなる。
【0069】前記通信システム管理サーバコンピュータ
が有する最新コンテンツデータを入手し静止衛星へ送信
する手段は、前記配信URLリストに記載されたURL
を定期的に巡回し最新コンテンツデータを前記サーバコ
ンピュータから自動収集する巡回・自動収集手段と、最
新コンテンツデータを静止衛星へ送信する手段があって
もよい。定期巡回を実施することで、常に最新コンテン
ツを見つけやすくすることが可能となる。
【0070】前記巡回・自動収集手段は、アプリケーシ
ョン層に構築されるウェブ巡回アプリケーションソフト
ウエアからなり、一方最新コンテンツデータを静止衛星
へ送信する手段は、プレゼンテーション層に構築される
マルチキャスト送信ライブラリから構成されてもよい。
衛星送信手段がプレゼンテーション層に存在することで
データ表現の変換が容易となる。
【0071】前記ウェブ巡回アプリケーションソフトウ
エアは、デーモンとして起動しシステムシャットダウン
時まで実行し続けてもよい。デーモンとして起動し続け
ることにより、常時起動させておくことが可能となり、
またプロセスの監視も容易となる。
【0072】各サーバコンピュータは、キャッシュサー
バ内にキャッシュさせるためアプリケーション層に構築
されるウェブプッシュソフトウエアと、ウェブの最新コ
ンテンツデータを受信する手段として、プレゼンテーシ
ョン層に構築されるマルチキャスト受信ライブラリとを
有してもよい。ウェブプッシュソフトウエアがアプリケ
ーション層に構築されることによりウェブプッシュソフ
トウエアプログラムの作製、設計変更が容易である。マ
ルチキャスト受信ライブラリがプレゼンテーション層に
存在することでデータ表現の変換が容易となる。
【0073】前記ウェブプッシュソフトウエアは、デー
モンとして起動しシステムシャットダウン時まで実行し
続けてもよい。デーモンとして起動し続けることによ
り、常時起動させておくことが可能となり、またプロセ
スの監視も容易となる。
【0074】前記通信システム管理サーバコンピュータ
は、主系と従系とからなるデュプレックス構成を有し、
従系に設けられた監視手段が主系に設けられたプロセス
状態テーブルをタイマー監視し、主系に障害発生を発見
した際或いは従系が主系と通信できなくなった際に、前
記監視手段が主系をシャットダウンすると共に、従系で
巡回・自動収集手段を起動してもよい。
【0075】デュプレックス構成にすることで、本シス
テムが停止する可能性が大幅に削減され、システムの信
頼性が向上する。
【0076】前記主系と従系とに接続され、前記配信U
RLリストを所有・管理する共通サーバコンピュータを
更に設けることで、主系をシャットダウンし従系で巡回
・自動収集手段を起動する際にも、配信URLリストに
基づき巡回を行うことを可能にしてもよい。
【0077】主系のシステムが停止した際においても、
システムを停止することなく巡回することにより配信作
業が停止せず、信頼性が向上する。
【0078】前記編集可能な配信URLリストを編集す
る手段は、前記サーバコンピュータのクライアントから
の各ウェブに対するアクセス頻度に関する情報を収集し
かつ分析して前記配信URLリストに記載すべくURL
を決定することを可能にするアクセス頻度情報の収集・
分析を自動的に行うソフトウエアであってもよい。アク
セス頻度より判断するため、人気の高いURLを漏らす
恐れがない。また、配信リストを作製する人的コストや
ミス等を削減し、高速かつ短時間でのリスト作製が可能
となる。
【0079】前記アクセス頻度情報の収集・分析を自動
的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータのアク
セスログ情報を入手し、このアクセスログ情報を統合し
てインターネット上の各ウェブのアクセス頻度を反映す
る値を決定し、このアクセス頻度を反映する値に基づき
前記配信URLリストに記載すべくURLを決定するソ
フトウエアであってもよい。アクセスログによるアクセ
ス頻度を計算することで実際にURLの人気が反映した
URLが作製可能であり、キャッシュする効果が高い。
【0080】前記アクセス頻度情報の収集・分析を自動
的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータのアク
セスログ情報に含まれるインターネット上の各ウェブの
アクセス頻度の値に、各サーバコンピュータ毎に予め定
められた重み付けを行いその重み付けした値の加算値或
いは相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載す
べくURLを決定するソフトウエアであってもよい。単
純な、アクセス頻度のみでなく重みづけにより編集者の
意図の反映が可能となる。
【0081】前記アクセス頻度の情報の収集・分析を自
動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータのア
クセスログ情報に含まれるインターネット上の各ウェブ
のアクセス頻度の値に対し重み付けを行わず加算値或い
は相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載すべ
くURLを決定するソフトウエアであってもよい。編集
者の裁量を廃して、統計的に処理を実施するリストの作
製が可能となる。
【0082】前記編集可能な配信URLリストを編集す
る手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ量の
みに基づき、前記配信URLリストを自動編集するよう
構成してもよい。データ量の大きいソフトウェア、デー
タ等のダウンロード可能なサイトを対象とする際にデー
タ量の大きいウェブデータをキャッシュする効果が大き
い。
【0083】前記編集可能な配信URLリストを編集す
る手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ量と
前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウェブ
に対するアクセス頻度とに関する情報の少なくとも一方
を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリ
ストに記載すべくURLを決定し前記配信URLリスト
を編集することを可能にするためのソフトウエアであっ
てもよい。キャッシュ対象とするURLの選定は、ソフ
トウェアによる自動選定のみでなく、使用者による手作
業の編集を可能なものとする。かつその際の情報決定手
段はデータ量またはアクセス頻度の少なくとも何れか一
方により判断すればよい。
【0084】前記ソフトウエアは、新たなコンテンツデ
ータに対するデータ量と、前記サーバコンピュータのク
ライアントからの各ウェブに対するアクセス頻度とに関
する情報の双方を収集し、オペレータの分析に基づき前
記配信URLリストに記載すべくURLを決定し前記配
信URLリストを編集することを可能にするためのソフ
トウエアであてもよい。キャッシュ対象とするURLの
選定は、ソフトウェアによる自動選定のみでなく、使用
者による手作業の編集を可能なものとする。かつその際
の情報決定手段はデータ量またはアクセス頻度の両方よ
り判断することにより、より正確な判断可能となる。
【0085】前記ソフトウエアは、新たなコンテンツデ
ータに対するデータ量のみに関する情報の双方を収集
し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリストに
記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを編集
することを可能にするためのソフトウエアであってもよ
い。データ量の大きいソフトウェア、データ等のダウン
ロード可能なサイトを対象とすれば、ダウンロード時間
のかかるデータ量の大きいウェブデータをキャッシュす
ることに効果がある。また、人間の予測に頼った方が好
ましい場合もあり、配信URLリストの作成に自由度を
入れることで過去のデータの統計のみでは予測できない
ような場合にも対応可能とした。
【0086】前記ソフトウエアは、アクセス頻度に関す
る予測のみに関する情報の双方を収集し、オペレータの
分析に基づき前記配信URLリストに記載すべくURL
を決定し前記配信URLリストを編集することを可能に
するためのソフトウエアであってもよい。アクセス頻度
によりURL選定根拠とすることで純粋に人気のあるU
RLについて選定可能となり、また使用者の裁量により
判断可能となる。
【0087】配信URLリストに記載されているURL
は、オペレータにより予め定められた著名なポータルサ
イトにリンクされており、かつ過去のインターネット上
のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホームペー
ジのURLを含んでもよい。著名なポータルサイトはア
クセス頻度が高く、さらにそのポータルサイトよりリン
クされたサイトも必然的にアクセス頻度が高くなる。こ
のため著名なポータルサイトを含むことはアクセス頻度
の高いURLを含むこととなる。
【0088】配信URLリストに記載されているURL
は、データ量がオペレータにより予め定められたある一
定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声データ
および音楽データの少なくとも1つを含むファイルのU
RLであってもよい。ソフトウエア、静止および動画像
データ、音声データおよび音楽データは、テキストと比
較してデータ量が一般的に多い。そこで予め一定量以上
のデータをキャッシュしておくことで通信効率および通
信速度の大幅な改善とダウンロード時間の大幅な節約が
約束される。
【0089】前記巡回・送信手段は、配信URLリスト
に記載されているURLであっても、HTTPヘッダに
キャッシュ許可とマークされていないコンテンツ、過去
にこの通信システムにより配信されたコンテンツ、キャ
ッシュ有効期限が切れたコンテンツ、および前回配信し
たコンテンツの最終更新日付と現在配信しようとしてい
るコンテンツの最終更新日付が一致しているコンテンツ
は前記静止衛星へ送信しないための選択・制御ソフトウ
エアを含んでも良い。キャッシュが禁止またはキャッシ
ュ不要なウェブコンテンツデータを予め取り除くことに
より、限られたメモリ資源を有効に使用することが可能
となる。
【0090】前記巡回・送信手段は、URLの配信開始
時刻の指定を行いスケジュール配信を可能にする手段
と、URLにトップページのみ指定し、同一サイト内で
ハイパーリンクされたコンテンツを一括送信する手段と
を更に含んでもよい。配信開始時刻を指定することでデ
ータの開放時間を配信側で決定することができる。ま
た、ハイパーリンクされたコンテンツは一括してアクセ
ス頻度が上昇する可能性が有るので一括して送信する効
果がある。
【0091】前記サーバコンピュータは、複数のクライ
アントを有し、これらクライアントはこのサーバコンピ
ュータを介してインターネットに接続される閉じたネッ
トワークを形成するあらゆるタイプのサーバコンピュー
タを含んでもよい。
【0092】さらに、本発明によれば、データ配信可能
な固定領域を有する静止衛星の固定領域内に設置され、
かつインターネットのウェブのコンテンツデータを所有
・管理し、かつキャッシュデータをキャッシュするため
のキャッシュサーバを有する複数の異なるサーバコンピ
ュータの個々のクライアントから受信したウェブの最新
コンテンツデータを前記静止衛星を介して他のサーバコ
ンピュータへ、ポイント・ツー・マルチポイント方式に
よりマルチキャストデータ配信を行う通信方法におい
て、コンテンツデータに対するデータ量と、このコンテ
ンツデータをダウンロードするためにこのウェブに対し
前記サーバコンピュータのクライアントからのアクセス
頻度に関する予測との少なくともいずれか1つに基づ
き、ウェブコンテンツデータを配信する必要のある少な
くとも1つの配信URLリストを編集することにより、
前記配信URLリストに記載されたURLをアドレスと
して持つウェブに関する新たなコンテンツデータが発生
した後、クライアントからのコンテンツデータのダウン
ロードの要求の有無にかかわらず、事前にこの配信UR
Lリストに記載されたURLのウェブコンテンツデータ
を前記静止衛星へ送信し、マルチキャストデータ配信を
行い、この送信されたデータを各サーバコンピュータの
キャッシュサーバ内にキャッシュさせることで、その後
に各サーバコンピュータのクライアントからコンテンツ
データのダウンロードの要求が発生した際、このクライ
アントが属するサーバコンピュータのキャッシュサーバ
から直接ダウンロードすることを可能に構成する通信方
法を提供する。
【0093】本方法の提供により静止衛星を使用してヒ
ット率の高いと予測されたウェブコンテンツデータを、
事前にキャッシュサーバに対して衛星インターネット経
由で送り込むことで、地上回線に影響を与えずに高速な
ウェブアクセスビリティを提供することが可能となっ
た。
【0094】前述したように、本方法の提供により、静
止衛星を使用してヒット率の高いと予測されたウェブコ
ンテンツデータおよびコンテンツデータ量が多いもの
を、事前にキャッシュサーバに対して衛星インターネッ
ト経由で送り込むことで、地上回線に影響を与えずに高
速なウェブアクセスビリティを提供することが可能とな
った。
【0095】すなわち、クライアントからのコンテンツ
データのダウンロードの要求の有無にかかわらず、事前
に配信URLリストに記載されたURLのウェブコンテ
ンツデータを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マル
チポイント方式により各サーバコンピュータへマルチキ
ャストデータ配信を行い、この配信されたデータを各サ
ーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさ
せておくことで、その後に各サーバコンピュータのクラ
イアントからコンテンツデータのダウンロードの要求が
発生した際、このクライアントが属するサーバコンピュ
ータのキャッシュサーバから直接ダウンロードすること
を可能にした。
【0096】本発明における通信方法では、各クライア
ントからダウンロードの要求を受ける前に予め、配信U
RLリストに記載されたURLのウェブコンテンツデー
タを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マルチポイン
ト方式により各サーバコンピュータへマルチキャストデ
ータ配信を行い、この配信されたデータを各サーバコン
ピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせておく
ので、各クライアントは、単にこのクライアントが属す
るサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接ダウ
ンロードするだけでよい。このため、以前のように、各
ダウンロードの要求毎に独立して、ダウンロードを目的
とするウェブサイトがあるサーバコンピュータからダウ
ンロードを要求したクライアントを管理するサーバコン
ピュータまで、インターネットを介しデータ送信を行う
必要がない。このクライアントを管理するサーバコンピ
ュータと、ダウンロードを目的とするウェブサイトがあ
るサーバコンピュータとが、直接接続されているとは限
らず、多くの場合1つ或いは複数の他のサーバコンピュ
ータを介し接続されているが、本発明の通信システムお
よび通信方法を使用した場合、静止衛星を利用しポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うので各サーバコ
ンピュータ間を結ぶ地上および海底の通信網のネットワ
ーク構造や通信線の容量等には関係なく、超高速且つ高
効率なデータ配信が可能となる。
【0097】さらに、この配信されたデータを各サーバ
コンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせて
おくので、各クライアントは、単にこのクライアントが
属するサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接
ダウンロードするだけでよい。すなわち、クライアント
からのダウンロードの要求がある毎に、独立して各クラ
イアントを管理するサーバコンピュータまで、インター
ネットを介しデータ送信を行う必要がない。
【0098】本発明の通信システムおよび通信方法を使
用することによるサーバコンピュータ間のデータ通信に
要する時間の大幅な削減が可能となり、このことはイン
ターネットサービスプロバイダが負担する通信費用の大
幅な削減につながる。
【0099】このように、静止衛星を利用して、ポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うため、各サーバ
コンピュータ間の膨大且つ高速なデータ配信には地上お
よび海底の既存の通信線を使用しない。従って、既存の
地上および海底の通信線を拡充しなくても十分対応可能
である。
【0100】以下、前記本発明に係る通信方法の好適な
変更例につき説明する。
【0101】前記サーバコンピュータの少なくとも1つ
が、前記静止衛星から配信されたウェブのコンテンツデ
ータを完全に受信しなかった場合、その旨の受信レポー
トをインターネットを介し通信システム管理サーバコン
ピュータへ送付し、前記通信システム管理サーバコンピ
ュータがこの受信レポートに基づき、ウェブのコンテン
ツデータを完全に受信しなかったサーバコンピュータに
対し受信しなかったデータをインターネットを介し送信
してもよい。
【0102】前記各サーバコンピュータの少なくとも1
つが、前記静止衛星から配信されたウェブのコンテンツ
データを完全に受信しなかった場合、その旨の受信レポ
ートをインターネットを介し通信システム管理サーバコ
ンピュータへ送付し、この通信システム管理サーバコン
ピュータがこの受信レポートに基づき、受信しなかった
データを再度前記静止衛星へ送信することで、この静止
衛星が再度データ配信を行い、これによりサーバコンピ
ュータがウェブのコンテンツデータを完全に受信するこ
とを可能に構成してもよい。データを完全には受信しな
かったサーバに対して再送可能なため、よりデータ送信
の確実性が増している。
【0103】ソフトウエアを使用して、前記サーバコン
ピュータのクライアントからの各ウェブに対するアクセ
ス頻度に関する情報を収集し、かつ分析して前記配信U
RLリストに記載すべくURLを決定することを可能に
するアクセス頻度情報の収集・分析を自動的に行い、前
記配信URLリストを編集することが可能である。アク
セス頻度より判断するため、人気の高いURLを漏らす
恐れがない。また、配信リストを作製する人的コストや
ミス等を削減し、高速にリストを作製可能となる。
【0104】各サーバコンピュータのアクセスログ情報
を入手し、このアクセスログ情報を統合してインターネ
ット上の各ウェブのアクセス頻度を反映する値を決定
し、このアクセス頻度を反映する値に基づき前記配信U
RLリストに記載すべくURLを決定してもよい。アク
セスログによるアクセス頻度を計算することで実際にU
RLの人気が反映したURLが作製可能であり、キャッ
シュする効果が高い。
【0105】各サーバコンピュータのアクセスログ情報
に含まれるインターネット上の各ウェブのアクセス頻度
の値に、各サーバコンピュータ毎に予め定められた重み
付けを行いその重み付けした値の加算値或いは相加平均
値を計算し前記配信URLリストに記載すべくURLを
決定してもよい。単純な、アクセス頻度のみでなく重み
付けにより編集者の意図の反映が可能となる。
【0106】各サーバコンピュータのアクセスログ情報
に含まれるインターネット上の各ウェブのアクセス頻度
の値に対し重み付けを行わず加算値或いは相加平均値を
計算し前記配信URLリストに記載すべくURLを決定
してもよい。編集者の裁量を廃して、統計的に処理を実
施するリストの作製が可能となる。
【0107】新たなコンテンツデータに対するデータ量
のみに基づき前記編集可能な配信URLリストを編集し
てもよい。データ量の大きいソフトウェア、データ等の
ダウンロード可能なサイトを対象とする際にデータ量の
大きいウェブデータをキャッシュする効果がある。
【0108】新たなコンテンツデータに対するデータ量
と前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウェ
ブに対するアクセス頻度とに関する情報の少なくとも1
方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信URL
リストに記載すべくURLを決定し前記配信URLリス
トを編集してもよい。キャッシュ対象とするURLの選
定は、ソフトウェアによる自動選定のみでなく、使用者
による手作業の編集を可能なものとする。かつその際の
情報決定手段はデータ量またはアクセス頻度の少なくと
も何れか一方により判断すればよい。
【0109】新たなコンテンツデータに対するデータ量
と、前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウ
ェブに対するアクセス頻度とに関する情報の双方を収集
し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリストに
記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを編集
してもよい。キャッシュ対象とするURLの選定は、ソ
フトウェアによる自動選定のみでなく、使用者による手
作業の編集を可能なものとする。かつその際の情報決定
手段はデータ量またはアクセス頻度の両方より判断する
ことにより、より正確な判断可能となる。
【0110】新たなコンテンツデータに対するデータ量
のみに関する情報の双方を収集し、オペレータの分析に
基づき前記配信URLリストに記載すべくURLを決定
し前記配信URLリストを編集してもよい。データ量の
大きいソフトウェア、データ等のダウンロード可能なサ
イトを対象とすれば、ダウンロード時間のかかるデータ
量の大きいウェブデータをキャッシュすることに効果が
ある。また、人間の予測に頼った方が好ましい場合もあ
り、配信URLリストの作成に自由度を入れることで過
去のデータの統計のみでは予測できないような場合にも
対応可能とした。
【0111】アクセス頻度に関する予測のみに関する情
報の双方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信
URLリストに記載すべくURLを決定し前記配信UR
Lリストを編集することを可能にするためのソフトウエ
アであってもよい。アクセス頻度によりURL選定根拠
とすることで純粋に人気のあるURLについて選定可能
となり、また使用者の裁量により判断可能となる。
【0112】配信URLリストに記載されているURL
は、オペレータにより予め定められた著名なポータルサ
イトにリンクされており、かつ過去のインターネット上
のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホームペー
ジのURLを含んでもよい。著名なポータルサイトはア
クセス頻度が高く、さらにそのポータルサイトよりリン
クされたサイトも必然的にアクセス頻度が高くなる。こ
のため著名なポータルサイトを含むことはアクセス頻度
の高いURLを含むこととなる。
【0113】配信URLリストに記載されているURL
は、データ量がオペレータにより予め定められたある一
定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声データ
および音楽データの少なくとも1つを含むファイルのU
RLであってもよい。ソフトウエア、画像データ、音声
データおよび音楽データは、テキストと比較してデータ
量が一般的に多い。そこで予め一定量以上のデータをキ
ャッシュしておくことで通信速度および通信効率の大幅
な改善とダウンロード時間の大幅な節約が約束される。
【0114】配信URLリストに記載されているURL
であっても、HTTPヘッダにキャッシュ許可とマーク
されていないコンテンツ、過去にこの通信システムによ
り配信されたコンテンツ、キャッシュ有効期限が切れた
コンテンツ、および前回配信したコンテンツの最終更新
日付と現在配信しようとしているコンテンツの最終更新
日付が一致しているコンテンツは前記静止衛星へ送信し
なくてもよい。キャッシュが禁止またはキャッシュ不要
なウェブコンテンツデータを予め取り除くことにより、
限られたメモリ資源を有効に使用することが可能とな
る。
【0115】URLの配信開始時刻の指定を行いスケジ
ュール配信を可能にする手段と、URLにトップページ
のみ指定し、同一サイト内でハイパーリンクされたコン
テンツを一括送信してもよい。配信開始時刻を指定する
ことでデータの開放時間を配信側で決定することができ
る。また、ハイパーリンクされたコンテンツは一括して
アクセス頻度が上昇する可能性が有るので一括して送信
する効果がある。
【0116】データ配信可能な固定領域を有する静止衛
星の固定領域内に設置され、かつインターネットのウェ
ブのコンテンツデータを所有・管理し、かつキャッシュ
データをキャッシュするためのキャッシュサーバを有す
る複数の異なるサーバコンピュータの個々のクライアン
トから受信したウェブの最新コンテンツデータを前記静
止衛星を介して他のサーバコンピュータへ、ポイント・
ツー・マルチポイント方式によりマルチキャストデータ
配信を行う通信方法において、前記サーバコンピュータ
の少なくとも1つが、前記静止衛星から配信されたウェ
ブのコンテンツデータを完全に受信しなかった場合、そ
の旨の受信レポートを前記通信システム管理サーバコン
ピュータへ送付し、前記通信システム管理サーバコンピ
ュータがこの受信レポートに基づき、ウェブのコンテン
ツデータを完全に受信しなかったサーバコンピュータに
対し受信しなかったデータを送信することを特徴とする
通信方法を提供する。データを完全には受信しなかった
サーバに対して再送可能なため、よりデータ送信の確実
性が増している。
【0117】前記受信レポートはインターネットを介し
て前記通信システム管理サーバコンピュータへ送信され
ると共に、ウェブのコンテンツデータを完全に受信しな
かったサーバコンピュータに対し受信しなかったデータ
をインターネットを介して送信してもよい。インターネ
ットで再送することにより、再送対象サーバににのみ再
送可能でありさらに送受信可能である。
【0118】前記受信レポートはインターネットを介し
て前記通信システム管理サーバコンピュータへ送信され
ると共に、前記通信システム管理サーバコンピュータが
この受信レポートに基づき、受信しなかったデータを再
度前記静止衛星へ送信し、この静止衛星が再度データ配
信を行うことでサーバコンピュータがウェブのコンテン
ツデータを完全に受信することを可能にしてもよい。特
に受信できなかったサーバが大量に存在する場合は、イ
ンターネットで個々対応するよりは、一括して衛星で再
送したほうが、効率が良い場合がある。その際に衛星再
送を可能とする。
【0119】コンテンツデータに対するデータ量と、こ
のコンテンツデータをダウンロードするためにこのウェ
ブに対し前記サーバコンピュータのクライアントからの
アクセス頻度に関する予測との少なくともいずれか1つ
に基づき、前記配信URLリストを編集することによ
り、前記配信URLリストに記載されたURLをアドレ
スとして持つウェブに関する新たなコンテンツデータが
発生した後、クライアントからのコンテンツデータのダ
ウンロードの要求の有無にかかわらず、事前にこの配信
URLリストに記載されたURLのウェブコンテンツデ
ータを前記静止衛星へ送信し、静止衛星が他のサーバコ
ンピュータへポイント・ツー・マルチポイント方式によ
りマルチキャストデータ配信を行い、この送信されたデ
ータを各サーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキ
ャッシュさせることで、その後に各サーバコンピュータ
のクライアントからコンテンツデータのダウンロードの
要求が発生した際、このクライアントが属するサーバコ
ンピュータのキャッシュサーバから直接ダウンロードす
ることを可能に構成してもよい。コンテンツが更新され
た際に、更新コンテンツを直ちに配信することで、常に
最新のデータをキャッシュすることとなる。
【0120】前記通信システム管理サーバコンピュータ
が有する最新コンテンツデータを入手し静止衛星へ送信
する工程は、前記配信URLリストに記載されたURL
を定期的に巡回し最新コンテンツデータを前記サーバコ
ンピュータから自動収集する巡回・自動収集し、最新コ
ンテンツデータを静止衛星へ送信してもよい。定期巡回
を実施することで、常に最新コンテンツを見つけやすく
することが可能となる。
【0121】前記編集可能な配信URLリストの編集
は、前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウ
ェブに対するアクセス頻度に関する情報を収集しかつ分
析して前記配信URLリストに記載すべくURLを決定
することにより行ってもよい。アクセス頻度より判断す
るため、人気の高いURLを漏らす恐れがない。また、
配信リストを作製する人的コストやミス等を削減し、高
速にリストを作製可能となる。
【0122】各サーバコンピュータのアクセスログ情報
を入手し、このアクセスログ情報を統合してインターネ
ット上の各ウェブのアクセス頻度を反映する値を決定
し、このアクセス頻度を反映する値に基づき前記配信U
RLリストに記載すべくURLを決定してもよい。アク
セスログによるアクセス頻度を計算することで実際にU
RLの人気が反映したURLが作製可能であり、キャッ
シュする効果が高い。各サーバコンピュータのアクセス
ログ情報に含まれるインターネット上の各ウェブのアク
セス頻度の値に、各サーバコンピュータ毎に予め定めら
れた重み付けを行いその重み付けした値の加算値或いは
相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載すべく
URLを決定してもよい。単純な、アクセス頻度のみで
なく重みづけにより編集者の意図の反映が可能となる。
【0123】各サーバコンピュータのアクセスログ情報
に含まれるインターネット上の各ウェブのアクセス頻度
の値に対し重み付けを行わず加算値或いは相加平均値を
計算し前記配信URLリストに記載すべくURLを決定
してもよい。編集者の裁量を廃して、統計的に処理を実
施するリストの作製が可能となる。
【0124】新たなコンテンツデータに対するデータ量
のみに基づき、前記配信URLリストを自動編集しても
よい。データ量の大きいソフトウェア、データ等のダウ
ンロード可能なサイトを対象とする際にデータ量の大き
いウェブデータをキャッシュする効果がある。
【0125】新たなコンテンツデータに対するデータ量
と前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウェ
ブに対するアクセス頻度とに関する情報の少なくとも一
方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信URL
リストに記載すべくURLを決定し前記配信URLリス
トを編集してもよい。キャッシュ対象とするURLの選
定は、ソフトウェアによる自動選定のみでなく、使用者
による手作業の編集を可能なものとする。かつその際の
情報決定手段はデータ量またはアクセス頻度の少なくと
も何れか一方により判断すればよい。
【0126】新たなコンテンツデータに対するデータ量
と、前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウ
ェブに対するアクセス頻度とに関する情報の双方を収集
し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリストに
記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを編集
してもよい。キャッシュ対象とするURLの選定は、ソ
フトウェアによる自動選定のみでなく、使用者による手
作業の編集を可能なものとする。かつその際の情報決定
手段はデータ量またはアクセス頻度の両方より判断する
ことにより、より正確な判断が可能となる。
【0127】新たなコンテンツデータに対するデータ量
のみに関する情報の双方を収集し、オペレータの分析に
基づき前記配信URLリストに記載すべくURLを決定
し前記配信URLリストを編集してもよい。データ量の
大きいソフトウェア、データ等のダウンロード可能なサ
イトを対象とすれば、ダウンロード時間のかかるデータ
量の大きいウェブデータをキャッシュすることに効果が
ある。また、使用者による手作業の編集を可能なものと
するために、任意の裁量での判断が能となる。
【0128】アクセス頻度に関する予測のみに関する情
報の双方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信
URLリストに記載すべくURLを決定し前記配信UR
Lリストを編集してもよい。アクセス頻度によりURL
選定根拠とすることで純粋に人気のあるURLについて
選定可能となり、また使用者の裁量により判断可能とな
る。
【0129】配信URLリストに記載されているURL
は、オペレータにより予め定められた著名なポータルサ
イトにリンクされており、かつ過去のインターネット上
のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホームペー
ジのURLを含んでもよい。著名なポータルサイトはア
クセス頻度が高く、さらにそのポータルサイトよりリン
クされたサイトも必然的にアクセス頻度が高くなる。こ
のため著名なポータルサイトを含むことはアクセス頻度
の高いURLを含むこととなる。
【0130】配信URLリストに記載されているURL
は、データ量がオペレータにより予め定められたある一
定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声データ
および音楽データの少なくとも1つを含むファイルのU
RLであってもよい。ソフトウエア、画像データ、音声
データおよび音楽データは、テキストと比較してデータ
量が一般的に多い。そこで予め一定量以上のデータをキ
ャッシュしておくことでダウンロード時間が節約され
る。
【0131】配信URLリストに記載されているURL
であっても、HTTPヘッダにキャッシュ許可とマーク
されていないコンテンツ、過去にこの通信システムによ
り配信されたコンテンツ、キャッシュ有効期限が切れた
コンテンツ、および前回配信したコンテンツの最終更新
日付と現在配信しようとしているコンテンツの最終更新
日付が一致しているコンテンツは前記静止衛星へ送信し
なくともよい。キャッシュが禁止またはキャッシュ不要
なウェブコンテンツデータを予め取り除くことにより、
限られたメモリ資源を有効に使用することが可能とな
る。
【0132】URLの配信開始時刻の指定を行いスケジ
ュール配信を行い、URLにトップページのみ指定し、
同一サイト内でハイパーリンクされたコンテンツを一括
送信してもよい。配信開始時刻を指定することでデータ
の開放時間を配信側で決定することができる。また、ハ
イパーリンクされたコンテンツは一括してアクセス頻度
が上昇する可能性が有るので一括して送信する効果があ
る。
【0133】
【実施例】本発明の実施の形態をそのシステム例および
方法例につき図面を参照して説明する。
【0134】本発明に係る通信システム全体構成図を図
1に示す。通信システムは、送信システム33、受信シ
ステム34、静止衛星4およびインターネット12から
構成される。送信システム33と静止衛星4、受信シス
テム34と静止衛星4は無線による衛星回線により電気
的に接続される。すなわち、送信システム33と受信シ
ステム34は、静止衛星4を介して電気的に接続され
る。一方、送信システム33と受信システム34は、有
線であるインターネット12を介して電気的に接続され
る。本システムは、送信システム33と受信システム3
4を、静止衛星4およびインターネット12を介して相
補的に接続されたシステムである。
【0135】送信システム33は、静止衛星4に向けて
インターネット情報を送信するためのシステムである。
送信システム33は、WCPPサーバ1、衛星マルチキ
ャスト送信機2、パラボラアンテナ3、スイッチ9、ウ
ェブ分析・収集サーバ7、ルータ10より構成される。
WCPPサーバ1は、衛星マルチキャスト送信機2と電
気的に接続され、更に衛星マルチキャスト送信機2は、
パラボラアンテナ3と電気的に接続される。パラボラア
ンテナ3は、静止衛星に対し無線通信により静止衛星4
と電気的に接続される。一方、スイッチ9を介して、W
CPPサーバ1、ウェブ分析・収集サーバ7およびルー
タ10が互いに電気的に接続される。更に、ルータ10
はインターネット12と電気的に接続される。
【0136】WCPPサーバ1は、本システムの送信シ
ステムのプログラムが搭載され、かつ送信システムを制
御する。また、インターネット12よりウェブ分析・収
集サーバ7が収集したウェブデータを衛星マルチキャス
ト送信機へ転送する。
【0137】衛星マルチキャスト送信機2は、WCPP
サーバ1より送信された受信システム向けのウェブ情報
パケットの形式を、IPマルチキャスト形式より衛星マ
ルチキャスト形式に変換しさらに電磁波に変調し、パラ
ボラアンテナ3を介して静止衛星4に向けて送信する。
【0138】パラボラアンテナ3は、衛星マルチキャス
ト送信機2より送信される電磁波を静止衛星4の方向へ
放射する。
【0139】ウェブ分析・収集サーバ7は、ヒット率の
高いと予測されたウェブデータをインターネット12に
接続されたウェブサイト13−1、13−2、13−n
より収集する。この為に、ヒット率の高いウェブサイト
13−1、13−2、13−nのURLリストの編集処
理を実施する。また、ウェブの収集にはウェブ巡回ロボ
ット56を使用する。さらに収集されたウェブデータ
は、スイッチ9を介してWCPP送信機サーバ1へ送信
される。
【0140】スイッチ9は、送信システム33内LAN
のサーバ等を接続する。具体的には、WCPP送信機サ
ーバ1、ウェブ分析・収集サーバ7およびルータ10が
接続される。
【0141】ルータ10は、送信システム33LANの
インターネット12への入出力装置である。具体的に
は、スイッチ9およびインターネット12に接続され
る。
【0142】静止衛星4は、送信システム33より送信
されたヒット率の高いウェブデータが重畳された衛星マ
ルチキャスト形式の電磁波を受信し、静止衛星4の送信
可能な領域に存在する一つまたは複数の受信システム3
4へ対してヒット率の高いウェブデータが重畳された衛
星マルチキャスト形式の電磁波を再送する。この為にヒ
ット率の高いウェブデータが、静止衛星4の送信可能な
領域に存在する受信システムに対して同時に、しかも高
速にインターネット回線に負荷を懸けることなく大量の
データを送信可能となる。
【0143】受信システム34は、WCPPクライアン
ト6、衛星マルチキャスト受信機5、パラボラアンテナ
3、プロキシサーバ8、クライアントサーバ11、スイ
ッチ9およびルータ10より構成される。WCPPクラ
イアント6は、衛星マルチキャスト受信機5と電気的に
接続され、更に衛星マルチキャスト受信機2は、パラボ
ラアンテナ3と電気的に接続される。パラボラアンテナ
3は、静止衛星に対し無線通信により静止衛星4と電気
的に接続される。一方、スイッチ9を介して、WCPP
クライアント6、プロキシサーバ8およびルータ10が
互いに電気的に接続される。更に、ルータ10はインタ
ーネット12と電気的に接続される。
【0144】WCPPクライアント6は、本システムの
受信システムのプログラムが搭載され、かつ受信システ
ムを制御する。また、衛星マルチキャスト送信機5より
送信されたヒット率の高いと予測されたウェブデータを
受信しスイッチ9を介してプロキシサーバ8へプッシュ
する。
【0145】衛星マルチキャスト受信機5は、パラボラ
アンテナ3を介して静止衛星4より受信したヒット率の
高いと予測されたウェブデータパケットの形式を、電磁
波より復調し衛星マルチキャスト形式よりIPマルチキ
ャスト形式に変換し、WCPPサーバ1に向けて送信す
る。
【0146】パラボラアンテナ3は、静止衛星4より送
信される電磁波をの受信し、衛星マルチキャスト送信機
2へ伝達する。そのサイズは、120cm径であること
が望ましい。
【0147】プロキシサーバ8は、WCPPクライアン
ト6より送信されたヒット率の高いと予測されたウェブ
データをその内部にキャッシュする。
【0148】クライアントサーバ11は、スイッチ9に
接続されプロキシサーバ8に蓄積されたウェブデータを
活用する。
【0149】スイッチ9は、受信システム34内LAN
のサーバ等を接続する。具体的には、WCPP受信機サ
ーバ6、プロキシサーバ8およびルータ10が接続され
る。
【0150】ルータ10は、送信システム34LANの
インターネット12への入出力装置である。具体的に
は、スイッチ9およびインターネット12に接続され
る。
【0151】インターネット12は、送信システム3
3、受信システム34いずれも接続されており、衛星回
線と比較して、少量のネットに負荷が掛からないデータ
の送受信に使用される。また、必要なウェブサイトは、
インターネット12に接続される。
【0152】ウェブサイト13は、現在非常に多く存在
するが、中でもヒット率の高いと予測されたウェブサイ
トが図1に記載されている。
【0153】本発明に係る通信システムのプロトコル層
を、OSI基本参照モデルに従い図2を参照して説明す
る。OSI基本参照モデルは7階層から構成される。動
作する順序に、アプリケーション層35、プレゼンテー
ション層36、トランスポート層37、セッション層3
8、ネットワーク層39、データリンク層40および物
理層41である。
【0154】アプリケーション層35は、実際のアプリ
ケーションが利用できるサービスを提供する階層であ
る。
【0155】プレゼンテーション層36は、データ表現
形式(文字セットやデータ圧縮、暗号化など)の変換を
行う階層である。
【0156】セッション層37は、通信が会話として成
り立つための秩序正しいデータ送受信を制御する階層で
ある。
【0157】トランスポート層38は、データ順序制御
や転送誤り回復などを実現し、通信の品質を保証する階
層である。
【0158】ネットワーク層39は、データの転送の経
路選択や中継を行う階層である。
【0159】データリンク層40は、物理層から受け取
った信号(ビット列)を意味のあるデータとして纏め、
伝送誤りの制御などのデータ伝送制御手順を提供する階
層である。
【0160】物理層41は、通信に使用するケーブルや
コネクタ等の媒体や、電気的な信号規格等を規定し、機
器間での信号の受け渡しを実現する階層である。
【0161】OSI基本参照モデルは、上記7階層の通
信機能を併せた上で通信が実行される。次に本発明に係
る通信システムについて、送信システム33と受信シス
テム34とに分けて具体的に各階層のプロトコルについ
て記述する。
【0162】送信システム33は、WCPPサーバソフ
トウエア21、衛星IPマルチキャスト送信ライブラリ
23、UDP25、TCP26、IP27、PDMC2
8、Ether29、衛星通信送信機2とインターネッ
ト12から構成される。
【0163】WCPPサーバソフトウエア21は、送信
システム33のアプリケーション層に相当し、ヒット率
が高いと予測されたウェブデータを事前にインターネッ
トより収集するプログラムである。
【0164】衛星IPマルチキャスト送信ライブラリ2
3は、送信側システム33のプレゼンテーション層36
とセッション層37に相当する。衛星IPマルチキャス
ト送信ライブラリ23は、WCPPサーバソフトウエア
21が収集したヒット率が高いと予測されたウェブデー
タをパケットとして送信するプログラムである。
【0165】UDP25は、送信側システム33の衛星
通信用トランスポート層38に相当する。UDP25
は、衛星IPマルチキャスト送信ライブラリ23とのイ
ンターフェースを有するコネクションレス型のデータグ
ラム通信サービスを提供する。
【0166】TCP26は、送信側システム33のイン
ターネット12用トランスポート層38に相当する。T
CP26は、コネクション型の信頼性の高いストリーム
通信サービスを提供する。
【0167】IP27は、送信側システム33のネット
ワーク層39に相当する。IP27は、ホスト間また
は、ホースとゲートウェイ間の通信を実現するプロトコ
ルである。
【0168】PDMC28は、送信システム33の衛星
側データリンク層に相当する。PDMC28は、IPマ
ルチキャストパケットを、衛星マルチキャストパケット
送信する。
【0169】Ethernet29は、送信システム3
3のインターネット側データリンク層に相当する。Et
hernet29は、論理リンク制御とメディアアクセ
ス制御から構成され、データをフレーム構造で扱い、伝
送誤りを制御する。
【0170】衛星通信送信機2は、送信システム33の
衛星用の物理層41に相当する。衛星通信送信機2は、
衛星マルチキャストパケットを電磁波として静止衛星4
に向け送信する。
【0171】インターネット12は、送信システム33
のインターネット用の物理層41に相当する。インター
ネット12は、具体的にはケーブル等を意味し、ビット
単位の送受信を意味する。
【0172】受信システム34は、WCPPサーバソフ
トウエア22、衛星IPマルチキャスト受信ライブラリ
24、UDP25、TCP26、IP27、Direc
PC30、Ether29、衛星通信受信機5とインタ
ーネット12から構成される。
【0173】WCPPサーバソフトウエア22は、受信
システム33のアプリケーション層に相当する。WCP
Pサーバソフトウエア22は、ヒット率が高いと予測さ
れたウェブデータをプロキシサーバにキャッシュするた
めのプログラムである。
【0174】衛星IPマルチキャスト受信ライブラリ2
4は、受信側システム33のプレゼンテーション層36
とセッション層37に相当する。衛星IPマルチキャス
ト受信ライブラリ24は、静止衛星4より送信されたヒ
ット率が高いと予測されたウェブデータをパケットとし
て受信するプログラムである。
【0175】UDP25は、受信側システム34の衛星
通信用トランスポート層38に相当する。UDP25
は、衛星IPマルチキャスト受信ライブラリ23とのイ
ンターフェースを有するコネクションレス型のデータグ
ラム通信サービスを提供する。
【0176】TCP26は、受信側システム34のイン
ターネット12用トランスポート層38に相当する。T
CP26は、コネクション型の信頼性の高いストリーム
通信サービスを提供する。
【0177】IP27は、受信側システム34のネット
ワーク層39に相当する。IP27は、ホスト間また
は、ホストとゲートウェイ間の通信を実現するプロトコ
ルである。
【0178】DirecPC30は、受信システム34
の衛星側データリンク層に相当する。DirecPC3
0は、衛星マルチキャストパケットをIPマルチキャス
トパケットへ変換する。
【0179】Ethernet29は、受信システム3
4のインターネット側データリンク層に相当する。Et
hernet29は、論理リンク制御とメディアアクセ
ス制御から構成され、データをフレーム構造で扱い、伝
送誤りを制御する。
【0180】衛星通信受信機5は、受信システム34の
衛星用の物理層41に相当する。衛星通信受信機5は、
衛星マルチキャストパケットを電磁波として静止衛星4
より受信する。
【0181】インターネット12は、受信システム34
のインターネット用の物理層41に相当する。インター
ネット12は、具体的にはケーブル等を意味し、ビット
単位の送受信を意味する。
【0182】以上のプロトコルを有することにより、イ
ンターネット12と衛星マルチキャスト間のデータ交換
を円滑に実施することが可能となる。
【0183】図3に本発明に係る通信システム全体手順
図を示す。本通信システムは、大きく4つの手順より構
成される。第一の手順が、配信URLリスト編集処理5
3である。
【0184】配信URLリスト編集処理53は、ウェブ
巡回ロボット56が巡回するウェブのURLリストの編
集を行う。入力内容は、編集操作51および人気URL
リスト52である。出力内容は、配信URLリスト54
である。本処理の目的は、オペレータが指定した人気U
RLリストを配信し、URLリストに追加することであ
る。本編集処理の実施によりヒット率の高いと予測され
たウェブのURLをあらかじめ設定可能となる。このた
め、すでに人気があるウェブのURLを設定するだけで
なく、今後人気が上昇すると予想されるウェブのURL
も設定可能であるため、人気上昇後アクセス数の上昇に
対してあらかじめウェブデータをキャッシュして置くこ
とが可能である。
【0185】第二の手順は、ウェブ巡回ロボット56で
ある。本手順の目的は、配信URLリストで指定された
URLのウェブデータを配信URLリスト順に自動収集
することである。ウェブ巡回ロボット56の入力内容
は、配信URLリスト54およびウェブサーバ55であ
る。ウェブ巡回ロボット56の出力内容は、ウェブデー
タである。また、ウェブデータのキャッシュの有効期限
57を参照する。ウェブ巡回ロボット56により、ヒッ
ト率の高いウェブデータをあらかじめ自動収集すること
が可能となるため、ヒット率が高いウェブへアクセスの
集中しない時間帯にデータ収集しておくことができる。
【0186】第三の手順は、衛星IPマルチキャスト5
9である。衛星IPマルチキャスト59の目的は、ウェ
ブ巡回ロボットにより自動収集されたウェブデータを一
斉同報配信することにある。衛星IPマルチキャスト5
9の入力内容は、自動収集されたウェブデータである。
衛星IPマルチキャスト59の出力内容は、各受信シス
テムのプロキシサーバへのウェブデータである。本手順
の実施により、静止衛星4の受信可能エリア内ならいか
なる場所の全ての受信サーバに対してデータが送付可能
なため多数のサーバへ送信することができる。更に、衛
星通信であるため、同時に大量のデータを送信可能であ
る。インターネットでは、ケーブルが多数分岐するため
サーバ近傍のネットワークの通信速度は低下すると共
に、一度に大量のパケットが伝送されるとお互いに伝送
速度を下げる事となるが、そのような問題は生じない。
【0187】第四の手順が、ウェブプッシュ60であ
る。WCPPクライアント60の目的は、衛星マルチキ
ャストで送信されるウェブデータを受信し、プロキシサ
ーバのキャッシュへプッシュすることである。WCPP
クライアント60の入力内容は、ウェブデータである。
WCPPクライアント60の出力内容も、プロキシサー
バ62へのウェブデータである。本手順の実施により、
静止衛星4より受信したデータを、プロキシサーバ62
へキャッシュすることが可能となる。すなわち、クライ
アントサーバ11よりプロキシサーバ62経由でインタ
ーネット12に接続し、ヒット率が高いウェブへアクセ
スする際に、プロキシサーバ62上のキャッシュ内に存
在するウェブデータを入手することとなるため、実際の
ウェブサーバからウェブデータを入手するよりも高速に
かつ、インターネットアクセスとなんら変わることなく
入手可能となる。
【0188】以上、本発明に係る通信システム全体手順
について記述した。さらに詳細に各手順について述べ
る。
【0189】配信URLリスト編集処理において、詳細
には、人気URLリストの追加、URLの削除、配信済
みURLの一括削除、URLの修正、URLに対して配
信開始時刻の指定、ハイパーリンクの自動巡回指定を実
施する。
【0190】人気URLリストの追加とは、配信URL
リストに自動ないし手動で人気URLを追加することで
ある。この機能により、リアルタイムにヒット率の高い
ウェブのURLが配信リストに追加可能となる。
【0191】URLの削除とは、既に配信済みのURL
およびヒット率が低下し配信不要となったURLについ
ては適宜削除し、不要なネットワークのトラフィック削
減やメモリ資源の有効活用を計る事である。
【0192】配信済みURLの一括削除とは、配信は一
斉同時に複数のURLについて実施するため、配信済み
URLは同時に複数発生する。この為、配信済みURL
を自動的に一括削除可能とする。
【0193】URLの修正とは、インターネットにおい
てサーバの変更は頻繁に実施される。そのため、特に長
期間配信を行うウェブについては、配信リスト登録後に
URLの変更は十分ありうる。また、URLの手動入力
の際は、誤入力の可能性は0でないため、修正は必要で
ある。
【0194】URLに対して配信開始時刻の指定とは、
URLによっては定期的に更新されるため、更新後に巡
回してデータを入手することが望ましい。また、ネット
ワークのトラフィック上通信量の過小時に配信し巡回す
ることが望ましい場合に使用する。
【0195】ハイパーリンクの自動巡回指定とは、ウェ
ブデータにはリンク情報も記載されているため、リンク
先についても自動巡回を実施するか、また実施する場合
の階層の指定が必要となる。
【0196】以上が、配信URLリスト編集処理の詳細
を記述した。
【0197】続いて、ウェブ巡回ロボットについて図4
および図5を用いて説明する。
【0198】図4は、ウェブ巡回ロボットの実施の手順
の詳細を記述する。
【0199】ウェブ巡回ロボットは、同時に複数の子プ
ロセス56―1、56―2、〜56−nが実行される。
【0200】複数の子プロセス56−1、56−2、〜
56−nは、各自配信URLリスト記載の異なるウェブ
サーバ55−1、55−2、〜55−nよりウェブデー
タを入手する。複数の子プロセス56−1、56−2、
〜56−nは、各ウェブデータを各自異なるバッファプ
ロセス64−1、64−2、〜64−nへ引き渡す。
【0201】各自異なるバッファプロセス64−1、6
4−2、〜64−nは、各ウェブデータを総て衛星送信
プロセス65に引き渡す。
【0202】バッファ管理ライブラリ66は、バッファ
リング動作と、バッファからのデータ取り出しが非同期
に同時平行して行われる場合に、バッファリング側と、
データ取り出し側の同期メカニズムを提供する。
【0203】衛星送信プロセス65は、各ウェブデータ
を入手順序に、衛星IPマルチキャスト59へ送信され
る。衛星送信プロセス65は、バッファ管理ライブラリ
を使用して、バッファリングが完了したウェブデータを
順に取得し、バッファの先頭に記載されたマルチキャス
トIPアドレスのUDPポート宛にウェブデータを衛星
IPマルチキャストAPIライブラリを使用して衛星マ
ルチキャスト送信する。衛星送信プロセス65は、パラ
メータで指定された帯域幅を越えてデータ送信を行わな
いよう送信速度を調整する。
【0204】ウェブ巡回ロボット56は、ウェブデータ
の取得を高速に行うために、前述の通り複数のURL取
得を同時平行して行う。但し、衛星IPマルチキャスト
API59は同一マルチキャストアドレスの同一ポート
番号に対してはシリアライズしてデータ送信を行うた
め、衛星IPマルチキャスト送信は、取得の完了したウ
ェブデータから順番にシリアライズしてデータ送信を実
施する。ウェブ巡回ロボットを複数個を同時平行で行う
ことにより、シリアルで実施するのに比較してより高速
で、大量のウェブデータを短時間に入手可能となる。一
方、衛星回線は、一回線あたりの送信範囲が十分広いた
めシリアル送信であっても必要なサーバ総てにウェブデ
ータを送信可能であるため、シリアルでウェブデータを
送信する。また、シリアルで送信することにより、コス
トの高い衛星回線を有効に利用可能となる。
【0205】無駄なデータ送信を抑止するために、HT
TPヘッダに記載された「キャッシュコントロール」
「オブジェクト更新日付」情報を、データ管理情報の項
目とする。ウェブ巡回ロボットは、2種類のプロセスと
1種類の共有ライブラリから構成される。ウェブ巡回ロ
ボット子プロセス56と衛星通信プロセス65とバッフ
ァ64である。
【0206】ウェブ巡回ロボットは、複数の子プロセス
を生成して、単一の配信URLリストの処理を非同期に
同時平行で処理を行う。バッファリングされたウェブデ
ータは、デーモンとして常時起動している衛星送信プロ
セスにより、バッファリング完了順に衛星IPマルチキ
ャスト送信される。
【0207】図5は、ウェブ巡回プロセスのさらなる子
プロセスである。
【0208】第一の子プロセスがキャッシュ有効期限ク
リーンアッププロセスである。キャッシュ内容は、日々
陳腐化するためあらかじめ有効期限を設定し、有効期限
後はキャッシュ内容の更新を行う。
【0209】キャッシュ有効期限クリーンアッププロセ
スは、キャッシュ有効期限ファイル57より有効期限を
過ぎたキャッシュデータを削除し、キャッシュの増加を
防ぐ。
【0210】第二の子プロセスは、アクセス禁止URL
リストクリーンアッププロセスである。
【0211】配信効率を向上させるため配信済みURL
の再配信を禁止する。その禁止内容をリスとしたもの
が、アクセス禁止URLリスト67である。すなわち、
配信URLリストは、配信後すべてアクセス禁止URL
リスト67に記載される。このため、配信することで増
加する一方となる。
【0212】アクセス禁止URLリストクリーンアップ
プロセスは、アクセス禁止URLリスト67から取得時
刻が再取得時間以上経過した記録を削除する。
【0213】上記2つのプロセスが実施されながら、ウ
ェブ巡回ロボット56は、配信URLリスト54よりU
RLを入手し、そのURLに従ってウェブサーバ55に
アクセスしてウェブデータを収集する。ウェブ巡回ロボ
ット56は、収集したウェブデータをバッファ64へ送
信する。
【0214】図6は衛星IPマルチキャスト59につい
て説明する。
【0215】衛星IPマルチキャスト59は、送信側シ
ステム33と受信側システムに大きく分けられる。まず
送信側システムの手順について、順を追って記述する。
【0216】第一に送信アプリケーションプロセス99
は、ウェブデータを送信可変長レコード103で衛星I
Pマルチキャスト送信ライブラリ23へ転送する。
【0217】第二に衛星IPマルチキャスト送信ライブ
ラリ23は、受信システム34へ可変長レコードを固定
長パケットに変換し、分割送信する。
【0218】第三に衛星IPマルチキャスト送信ライブ
ラリ23は、レコード送信に先立って分割パケット数を
記述した管理情報を受信システム34へ送信する。
【0219】第四に衛星IPマルチキャスト送信ライブ
ラリ23は、送信パケットの到着順序管理情報としてレ
コード順序番号とパケット順序番号をパケットに付与す
る。
【0220】第五に衛星IPマルチキャスト送信ライブ
ラリ23は、データ化けを監視するために、チェックサ
ムをパケットに付与する。
【0221】第六に衛星IPマルチキャスト送信ライブ
ラリ23は、エラーリカバリ用に送信パケットのコピー
105を再送制御バッファ94に書き込む。再送制御バ
ッファ94には衛星通信遅延時間(250ms)+受信
端末から送信センターまでのインターネット遅延時間
(200ms)+α時間分のパケットを保存できるよう
にする。
【0222】第七にライブラリ初期化時に再送要求受け
付けプロセス95を子プロセス生成する。
【0223】第八に再送要求受け付けプロセス95に受
信システム34より再送要求106があれば、パケット
再送プロセス96を子プロセス生成して、要求されたパ
ケットを再送する。
【0224】上記手順に従うことによりウェブデータを
のパケット化が実施され、衛星IPマルチキャスト送信
が可能となった。さらに、再送要求に対応してパケット
再送プロセスが存在するため、ウェブデータが受信サー
バに正しく受信できなかった際にも再送して、正しく受
信することが可能となる手順が、あらかじめ組み込まれ
ている。
【0225】次に、受信システム34の手順について、
順を追って記述する。衛星IPマルチキャスト受信ライ
ブラリは、ライブラリ初期化時に指定された、マルチキ
ャストIPアドレス宛に送信されるパケットを受信して
レコードに組み立てアプリケーションに引き渡す役目を
おう。
【0226】第一に固定長受信パケットを可変長レコー
ドに組み立てて、アプリケーションに引き渡す。
【0227】第二に受信データのチェックサムを再計算
して受信データのデータ化けを監視する。
【0228】第三に受信データのレコード順序番号とパ
ケット順序番号、およびパケット分割数を基に、受信パ
ケットの到着順序管理とパケットロストの監視をする。
【0229】第四に上記第二、第三手順において受信デ
ータのデータ化け、パケットロストを発見した場合は、
送信システム側の「再送要求受け付けプロセス95」に
パケット再送要求106を行う。
【0230】第五に衛星IPマルチキャスト受信ライブ
ラリ24初期化時に「先行受信プロセス」を子プロセス
生成し、本体処理とは非同期に受信したデータを受信バ
ッファ97に格納する。
【0231】以上が受信システム34の手順である。本
手順に従うことによりウェブデータをレコードに組み立
てた形で受信可能となる。また、受信データパケットの
データエラーの監視とパケットロストの監視が可能とな
りその対応策も整備されてデータ受信の確実性が増して
いる。また、先行受信プロセス98を使用することで全
受信データのバッファ記録が可能となった。
【0232】図7においてウェブプッシュの手順につい
てのべる。ウェブプッシュプログラムは、WCPPクラ
イアント6(図1記載)に存在し、衛星IPマルチキャ
ストで送られてくるウェブデータを受信し、プロキシサ
ーバ8にプッシュすることを目的とする。
【0233】第一にサイブリング82は衛星から受信し
たデータのURLをプロキシサーバ81へ故意にダミー
HTTP要求する68(ダミーHTTP要求69)。本
URLは、サイブリング82には存在し、プロキシサー
バには存在しない。
【0234】第二にプロキシサーバ81はサイブリング
82にデータが存在するかICPで問い合わせを実施す
る70(ICP問い合わせ71)。
【0235】第三にサイブリング82には、ICP問い
合わせ71のURLは、衛星より受信済みであるため必
ず存在する72。プロキシサーバへはICP応答として
データが存在する旨を解答する(ICP応答:有り7
3)。
【0236】第四にプロキシサーバ81は、ICP問い
合わせにより存在を確認できたのでサイブリング82に
対してHTTPを要求する74(HTTP要求75)。
【0237】第五にサイブリング82は、プロキシサー
バ81よりHTTP要求75があったので、対応するウ
ェブデータをプロキシサーバ81に送信する(HTTP
取得77)。
【0238】第六にプロキシサーバ81は、静止衛星4
から受信されたウェブデータがキャッシュに保存され
る。ダミーHTTP要求に応じてキャッシュされたデー
タを送信する78(ダミーHTTP取得通知79)。
【0239】第七にサイブリング82は、HTTP取得
データを破棄する80。
【0240】以上より、サイブリング82よりウェブデ
ータがプロキシサーバ81に移動し、プロキシサーバ8
1に、ヒット率の高いウェブデータのHTTPを要求を
すると、データが得られることとなり一連の目的が達成
される。
【0241】図8にWCPPクライアント90のプロセ
ス構成を示す。WCPPクライアント90は衛星受信プ
ロセス82、キャッシュ83、受信URLリスト84、
HTTPクライアント81、ICPサーバ85、HTT
Pサーバ86、キャッシュクリナップ87、およびログ
クリナップ88から構成される。
【0242】衛星受信プロセス82は衛星IPマルチキ
ャスト59より受信データを入手する。衛星受信プロセ
ス82が受信したURLは、受信URLリスト84に記
載される。
【0243】ログクリナップ88は、起動されると、引
き数で指定された時間経過した受信URLリストをすべ
て削減する。衛星受信プロセス82は、HTTPとパイ
プで接続される。
【0244】HTTPクライアント81は、プロキシサ
ーバ89とHTTPを交換する。衛星受信プロセス82
は、受診結果をキャッシュ83に記録する。キャッシュ
上のデータはICPサーバ85へ送信される。
【0245】ICPサーバ85は、プロキシサーバ89
とICPを交換する。
【0246】キャッシュ83は、HTTPサーバ86と
もデータを交換する。
【0247】HTTPサーバ86は、通常のプロキシサ
ーバ89同様なHTTPサーバ機能を有する。但し以下
の二点が異なる。第一がキャッシュにヒットしなかった
場合にオリジナルウェブサーバにウェブデータを取りに
いかずにNOtFoundを返すことである。第二がキ
ャッシュに格納されたウェブデータを送信後、キャッシ
ュをクリアする事であるHTTPサーバは、マルチセッ
ション対応を行う。HTTPでコネクト要求されるとf
ork()システムコールを用いて子プロセス生成を行
い、各プロセスがHTTPクライアントからの要求に答
える。
【0248】キャッシュクリナップ87は、起動される
と、引き数で指定された時間経過したキャッシュ内デー
タを抹消する。
【0249】続いて、各プロセスの詳細について説明す
る。
【0250】図9において衛星受信プロセス82につい
て説明する。
【0251】衛星受信プロセス82は、衛星IPマルチ
キャストで送信されるウェブデータを受信し、キャッシ
ュ83に追加する。キャッシュ83への追加が終了する
と、受信URLをHTTPクライアント81の標準入力
に接続されたパイプと受信URLリストに追加する。
【0252】衛星受信プロセス82は、HTTPクライ
アント81を子プロセスとして、衛星受信プロセス82
の起動時に起動し、衛星受信プロセス82が終了するま
で起動し続ける。HTTPクライアント81は、標準入
力を衛星受信プロセスにリダイレクトし、標準入力から
指示を受け付ける。
【0253】HTTPクライアント81は、標準入力か
ら指示されるURLを、引数で指定されたプロキシサー
バ89にHTTPリクエストして、プロキシサーバから
受け取ったウェブデータは捨てるものとする。
【0254】以上よりウェブプッシュ手順のダミーHT
TP要求を実施するのがHTTPクライアントである。
【0255】図10において、ICPサーバ85につい
て説明する。
【0256】ICPサーバ85は、引き数で指定された
プロキシサーバ89とサイブリング関係を結び、プロキ
シサーバ89からのリクエストに応じるものとする。I
CPサーバ(リクエスト受け付け91)は、起動すると
fork()システムコールでレスポンス送信を子プロ
セス生成し、パイプをレスポンス送信の標準入力にリダ
イレクトする。
【0257】リクエスト受け付け91は、ICPリクエ
ストをパイプに書き込み、パイプをFIFOとして利用
する。レスポンス送信は、標準入力からICPリクエス
トを読み出し、キャッシュ83を検索し、検索結果をI
CPレスポンスとしてプロキシサーバに送信する。
【0258】以上より、ICPサーバにより衛星受信し
たデータが蓄積されたキャッシュ83内に要求するウェ
ブデータの有無を確認可能となる。
【0259】図11は、本通信システムの信頼性向上へ
の対策について説明する。
【0260】本通信システムの弱点は、送信側が何らか
の障害で停止すると、総てのデータ配信が停止すること
にある。そこで送信側システムの一台が停止してもバッ
クアップシステムが動作し、配信を停止しないシステム
とするデュプレックス構成を採用する。
【0261】第一に送信側マスタサーバ115に対して
送信側スレーブサーバを116接地する。送信側スレー
ブサーバ116には、送信マスタサーバ115のプロセ
ス状態テーブル110を監視する監視プロセス112を
起動させる。
【0262】第二に送信側マスターサーバ115におい
てウェブ巡回ロボット56が停止、または通信不可能と
なった際は、共通エラーハンドラー108が起動する。
【0263】第三に共通エラーハンドラー108が起動
し、拡張プロセス状態テーブル110に異変が生じた際
は、監視プロセス112が起動し、再生ウェブ巡回ロボ
ット113が起動し、巡回を続行する。
【0264】NFSサーバ111は、ウェブ配信リス
ト、キャッシュ有効起源を保存するために使用される。
【0265】以上から、図6同様トラブル発生時の対策
としてサーバのデュプレックス化が実施され、送信シス
テムの無停止のために大きな効果を有する。
【0266】以上のことから本通信システムは、ヒット
率が高いと予測されたウェブデータを、事前にキャッシ
ュサーバに対して衛星インタ―ネット経由で送り込むこ
とで、地上回線に影響を与えずに高速で安全なウェブア
クセスビリティを提供することが可能となる。
【0267】
【効果】本発明によれば、クライアントからのコンテン
ツデータのダウンロードの要求の有無にかかわらず、事
前に配信URLリストに記載されたURLのウェブコン
テンツデータを静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マ
ルチポイント方式により各サーバコンピュータへマルチ
キャストデータ配信を行い、この配信されたデータを各
サーバコンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュ
させておくことで、その後に各サーバコンピュータのク
ライアントからコンテンツデータのダウンロードの要求
が発生した際、このクライアントが属するサーバコンピ
ュータのキャッシュサーバから直接ダウンロードするこ
とを可能にした。
【0268】例えば、人気のあるウェブサイトに多くの
ダウンロードの要求が世界各地のサーバコンピュータに
管理されている膨大な数のクライアントコンピュータか
らインターネットを介して寄せられてくる。しかしなが
ら、本発明における通信システムでは、各クライアント
からダウンロードの要求を受ける前に予め、配信URL
リストに記載されたURLのウェブコンテンツデータを
静止衛星へ送信し、ポイント・ツー・マルチポイント方
式により各サーバコンピュータへマルチキャストデータ
配信を行い、この配信されたデータを各サーバコンピュ
ータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせておくの
で、各クライアントは、単にこのクライアントが属する
サーバコンピュータのキャッシュサーバから直接ダウン
ロードするだけでよい。このため、以前のように、各ダ
ウンロードの要求毎に独立して、ダウンロードを目的と
するウェブサイトがあるサーバコンピュータからダウン
ロードを要求したクライアントを管理するサーバコンピ
ュータまで、インターネットを介しデータ送信を行う必
要がない。このクライアントを管理するサーバコンピュ
ータと、ダウンロードを目的とするウェブサイトがある
サーバコンピュータとが、直接接続されているとは限ら
ず、多くの場合1つ或いは複数の他のサーバコンピュー
タを介し接続されているが、従って本発明の通信システ
ムおよび通信方法を使用した場合、静止衛星を利用しポ
イント・ツー・マルチポイント方式により各サーバコン
ピュータへマルチキャストデータ配信を行うので各サー
バコンピュータ間を結ぶ地上および海底の通信網のネッ
トワーク構造や通信線の容量等には関係なく、超高速且
つ高効率なデータ配信が可能となる。
【0269】さらに、この配信されたデータを各サーバ
コンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせて
おくので、各クライアントは、単にこのクライアントが
属するサーバコンピュータのキャッシュサーバから直接
ダウンロードするだけでよい。すなわち、クライアント
からのダウンロードの要求がある毎に、独立して各クラ
イアントを管理するサーバコンピュータまで、インター
ネットを介しデータ送信を行う必要がない。
【0270】例えば、同一コンテンツのダウンロードの
要求があっても、現在のシステムでは、同一コンテンツ
のデータ送信を各要求毎に行っているため極めて効率が
悪い。しかし、本発明の通信方法および通信システムに
よれば、各クライアントからダウンロードの要求を受け
る前に予め、配信URLリストに記載されたURLのウ
ェブコンテンツデータを静止衛星へ送信し、ポイント・
ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュータ
へマルチキャストデータ配信を行うため、ダウンロード
の要求の数がいくら増加してもサーバコンピュータ間の
データ配信の速度および効率には全く影響しない。そし
てこの配信されたデータを各サーバコンピュータのキャ
ッシュサーバ内にキャッシュさせておき、各クライアン
トは、単にこのクライアントが属するサーバコンピュー
タのキャッシュサーバから直接ダウンロードするだけな
ので、ダウンロードの要求の数が増加した分、クライア
ントコンピュータとこのクライアントが属するサーバコ
ンピュータとのローカルな通信量が増加するのみなの
で、目的のウェブサイトを有するサーバコンピュータを
直接接続している通信線等の通信設備の容量および能力
を超えるという心配がなくなる。
【0271】ダウンロードするデータに文字等のテキス
トデータだけでなく、静止画像、動画像、音声データ、
音楽データ等のデータや、或いは各種ソフトウエアを含
んでいる場合ほど、本発明の通信システムおよび通信方
法を使用することによる通信速度および通信効率の改善
に関するメリットが顕著になり、通信時間および通信コ
ストの削減効果が非常に大きくなる。
【0272】数多くのインターネットサービスプロバイ
ダの殆どが、インターネットを介し接続されるサーバコ
ンピュータとの間の通信に要する費用を負担しており、
クライアントは、個々の所属するインターネットサービ
スプロバイダと各クライアント間の通信に要する費用を
負担している現状を鑑みても、本発明の通信システムお
よび通信方法を使用することによるサーバコンピュータ
間のデータ通信に要する時間の大幅な削減は、インター
ネットサービスプロバイダが負担する通信費用の大幅な
削減につながる。
【0273】このように、静止衛星を利用して、ポイン
ト・ツー・マルチポイント方式により各サーバコンピュ
ータへマルチキャストデータ配信を行うため、各サーバ
コンピュータ間の膨大且つ高速なデータ配信には地上お
よび海底の既存の通信線を使用しない。従って、既存の
地上および海底の通信線を拡充しなくても十分対応可能
である。すなわち、現在の地上および海底の通信線を光
ファイバー等の高速線に全て変える必要もなく、このた
めの膨大な費用も必要としない。
【0274】さらに近い将来は、地球上の殆ど全ての地
域にインターネットサービスプロバイダがサーバコンピ
ュータを設置することが予想されるが、静止衛星を利用
して、ポイント・ツー・マルチポイント方式により各サ
ーバコンピュータへマルチキャストデータ配信を行うた
め、大陸の内陸部にくまなく通信網を張り巡らす必要も
なく、このような地球規模での本格的なインターネット
社会を実現するには、本発明の通信システムおよび通信
方法が極めて適していることが理解できる。
【0275】すなわち、本発明の通信システムおよび通
信方法は、上記課題を全て解決することを可能にする新
規な通信システムおよび通信方法であり、超高速かつ高
効率なインターネットのコンテンツデータ送信を可能に
し、とりわけ膨大なデータ量を有するウェブコンテンツ
のダウンロードの要求が多数且つ同時に発生しても極め
て短時間で且つ超高速かつ高効率にデータを送信するこ
とで、現在の地上線および海底線を一切拡充することな
く、次世紀のインターネット社会に十分対応可能な通信
設備を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターネットのウェブコンテン
ツデータを静止衛星を利用して複数のサーバコンピュー
タへマルチキャストデータ配信を行うための通信システ
ムの全体構成図である。
【図2】本発明に係るインターネットのウェブコンテン
ツデータを静止衛星を利用して複数のサーバコンピュー
タへマルチキャストデータ配信を行うための通信システ
ムのプロトコル層構成図である。
【図3】本発明に係る通信システムの全体構成図であ
る。
【図4】本発明に係る通信システムのウェブ巡回ロボッ
トの構成図である。
【図5】本発明に係る通信システムのウェブ巡回ロボッ
トのさらなる構成図である。
【図6】本発明に係る通信システムの衛星IPマルチキ
ャストの構成図である。
【図7】本発明に係る通信システムのウェブプッシュの
構成図である。
【図8】本発明に係る通信システムのウェブプッシュの
プロセス構成図である。
【図9】本発明に係る通信システムの衛星受信工程を示
す図である。
【図10】本発明に係る通信システムのICPサーバの
構成図である。
【図11】本発明に係る本通信システムの信頼性向上へ
の対策図である。
【符号の説明】
1 WCPPサーバ 2 衛星マルチキャスト送信機 3 パラボラアンテナ 4 静止衛星 5 衛星マルチキャスト受信機 6 WCPPクライアント 7 ウェブ分析・収集サーバ 8 プロキシサーバ 9 スイッチ 10 ルータ 11 クライアントサーバ 12 インターネット 13−1、13−2、13−n ウェブサイト 21 WCPPサーバソフトウェア 22 WCPPクライアントソフトウェア 23 衛星IPマルチキャスト送信ライブラリ 24 受信ライブラリ 25 UDP 26 TCP 27 IP 28 PDMC 29 Ethernet 30 DirecPC 33 送信システム 34 受信システム 35 アプリケーション層 36 プレゼンテーション層 37 セッション層 38 トランスポート層 39 ネットワーク層 40 データリンク層 41 物理層 51 編集操作 52 人気URLリスト 53 配信URLリスト編集処理 54 配信URLリスト 55、55−1、55−2、55−n ウェブサーバ 56、56−1、56−2、56−n ウェブ巡回ロボ
ット 57 キャッシュ有効期限 59 衛星IPマルチキャスト 60 WCPPクライアント 61 受信URLリスト 62 プロキシサーバ 64−1、64−2、64−n バッファ 65 衛星送信プロセス 66 バッファ管理ライブラリ 68 衛星から受信したデータのURL故意に要求 69 ダミーHTTP要求 70 サイブリングにデータが存在するかICPで問い
合わせ 71 ICP問い合わせ 72 受信済みデータのため存在する 73 ICP応答:有り 74 データをHTTPで要求する 75 HTTP要求 76 受信データをプロキシサーバに送信する 77 HTTP取得 78 衛星から受信されたデータがキャッシュに保存さ
れる。ダミーHTTP要求に応じてキャッシュされたデ
ータを送信する。 79 ダミーHTTP取得 80 HTTP取得データ破棄 81 HTTPクライアント 82 衛星受信プロセス 83 キャッシュ 84 受信URLリスト 85 ICPサーバ 86 HTTPサーバ 87 キャッシュクリナップ 88 ログクリナップ 89 プロキシサーバ 90 WCPPクライアント 91 リクエスト受け付け 92 レスポンス通信 94 再送制御バッファ 95 再送要求受け付けプロセス 96 パケット再送プロセス 97 受信バッファ 98 先行受信プロセス 99 送信アプリケーションプロセス 100 受信アプリケーションプロセス 108 共通エラーハンドラー 109 OSプロセス状態テーブル 110 拡張プロセス状態テーブル 111 NFSサーバ共有データ 112 監視プロセス 113 再生ウェブ巡回ロボット 114 LAN 115 送信マスタサーバ 116 送信スレーブサーバ 120 障害監視
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビット ワテル アメリカ合衆国、カリフォルニア、バーク レー、チャニング ウェイ 2425ビー 462、ケアオブ バークレー フリューエ ント ネットワーク インコーポレイテッ ド (72)発明者 山崎 里仁 東京都港区虎ノ門5丁目12番13号 大手町 建物神谷町ビルディング8階 株式会社イ ンターネット総合研究所内 (72)発明者 神保 みはる 東京都港区虎ノ門5丁目12番13号 大手町 建物神谷町ビルディング8階 株式会社イ ンターネット総合研究所内 (72)発明者 於保 和彦 東京都港区虎ノ門5丁目12番13号 大手町 建物神谷町ビルディング8階 株式会社イ ンターネット総合研究所内 (72)発明者 花坂 弘之 東京都港区虎ノ門5丁目12番13号 大手町 建物神谷町ビルディング8階 株式会社イ ンターネット総合研究所内 (72)発明者 花岡 隆一 東京都中央区銀座1丁目7番5号 銀座小 柳ビル5階 ダイレクトインターネット株 式会社内 (72)発明者 中村 康次 東京都中央区銀座1丁目7番5号 銀座小 柳ビル5階 ダイレクトインターネット株 式会社内 (72)発明者 内山 浩 東京都中央区銀座1丁目7番5号 銀座小 柳ビル5階 ダイレクトインターネット株 式会社内 Fターム(参考) 5B082 FA00 FA12 HA05 5B089 GA11 GA19 GA21 GB09 HA10 HA12 JA21 JB00 KA06 KA13 KB07 KB09 KD02 MD06 ME01 ME03

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)データ配信可能な固定領域を有す
    る静止衛星と、 (2)この静止衛星の固定領域内に設置され、かつイン
    ターネットのウェブのコンテンツデータを所有・管理
    し、かつキャッシュデータをキャッシュするためのキャ
    ッシュサーバを有する複数の異なるサーバコンピュータ
    と、 (3)前記サーバコンピュータの少なくとも1つがその
    クライアントから受信したウェブの最新コンテンツデー
    タを静止衛星へ送信する手段と、 (4)静止衛星から配信される他のサーバコンピュータ
    のウェブの最新コンテンツデータを受信する手段と、 (5)ウェブコンテンツデータを配信する必要のある少
    なくとも1つのURLがリストされた編集可能な配信U
    RLリストを保存する手段とを有し、前記静止衛星は、
    前記送信手段により送信されたあるサーバコンピュータ
    のウェブに関する新たなコンテンツデータを他のサーバ
    コンピュータへポイント・ツー・マルチポイント方式に
    よりマルチキャストデータ配信を行う通信システムにお
    いて、 前記通信システムが、コンテンツデータに対するデータ
    量と、このコンテンツデータをダウンロードするために
    このウェブに対し前記サーバコンピュータのクライアン
    トからのアクセス頻度に関する予測との少なくともいず
    れか1つに基づき、前記配信URLリストを編集するこ
    とを可能にする手段を更に有することにより、前記配信
    URLリストに記載されたURLをアドレスとして持つ
    ウェブに関する新たなコンテンツデータが発生した後、
    クライアントからのコンテンツデータのダウンロードの
    要求の有無にかかわらず、事前にこの配信URLリスト
    に記載されたURLのウェブコンテンツデータを前記静
    止衛星へ送信し、静止衛星が他のサーバコンピュータへ
    ポイント・ツー・マルチポイント方式によりマルチキャ
    ストデータ配信を行い、この送信されたデータを各サー
    バコンピュータのキャッシュサーバ内にキャッシュさせ
    ることで、その後に各サーバコンピュータのクライアン
    トからコンテンツデータのダウンロードの要求が発生し
    た際、このクライアントが属するサーバコンピュータの
    キャッシュサーバから直接ダウンロードすることを可能
    に構成したことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバコンピュータの少なくとも複
    数が、静止衛星から配信される他のサーバコンピュータ
    のウェブの最新コンテンツデータを受信し、受信した最
    新コンテンツデータをキャッシュサーバ内に記憶する手
    段を有すると共に、少なくとも前記サーバコンピュータ
    の1つが、クライアントから受信したウェブの最新コン
    テンツデータを静止衛星へ送信する手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバコンピュータの少なくとも複
    数が、静止衛星へ送信する手段を有することを特徴とす
    る請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバコンピュータの少なくとも複
    数が、静止衛星から配信される他のサーバコンピュータ
    のウェブの最新コンテンツデータを受信し、受信した最
    新コンテンツデータをキャッシュサーバ内に記憶する手
    段を有すると共に、前記サーバコンピュータとインター
    ネットにより接続される少なくとも1つの通信システム
    管理サーバコンピュータが更に設けられ、且つこの通信
    システム管理サーバコンピュータが前記配信URLリス
    トを管理すると共に、この配信URLリストに記載され
    たURLに関するウェブの最新コンテンツデータを前記
    サーバコンピュータから入手し静止衛星へ送信する手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記通信システム管理サーバコンピュー
    タが有する最新コンテンツデータを入手し静止衛星へ送
    信する手段は、前記配信URLリストに記載されたUR
    Lを定期的に巡回し最新コンテンツデータを前記サーバ
    コンピュータから自動収集する巡回・自動収集手段と、
    最新コンテンツデータを静止衛星へ送信する手段とから
    なることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記巡回・自動収集手段は、アプリケー
    ション層に構築されるウェブ巡回アプリケーションソフ
    トウエアからなり、一方最新コンテンツデータを静止衛
    星へ送信する手段は、プレゼンテーション層に構築され
    るマルチキャスト送信ライブラリからなることを特徴と
    する請求項5記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記ウェブ巡回アプリケーションソフト
    ウエアは、デーモンとして起動し、システムシャットダ
    ウン時まで実行し続けることを特徴とする請求項6記載
    の通信システム。
  8. 【請求項8】 各サーバコンピュータは、キャッシュサ
    ーバ内にキャッシュさせるためアプリケーション層に構
    築されるウェブプッシュソフトウエアと、ウェブの最新
    コンテンツデータを受信する手段として、プレゼンテー
    ション層に構築されるマルチキャスト受信ライブラリと
    を有することを特徴とする請求項5記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記ウェブプッシュソフトウエアは、デ
    ーモンとして起動し、システムシャットダウン時まで実
    行し続けることを特徴とする請求項8記載の通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記通信システム管理サーバコンピュ
    ータは、主系と従系とからなるデュプレックス構成を有
    し、従系に設けられた監視手段が主系に設けられたプロ
    セス状態テーブルをタイマー監視し、主系に障害発生を
    発見した際或いは従系が主系と通信できなくなった際
    に、前記監視手段が主系をシャットダウンすると共に、
    従系で巡回・自動収集手段を起動することを特徴とする
    請求項5記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記主系と従系とに接続され、前記配
    信URLリストを所有・管理する共通サーバコンピュー
    タを更に設けることで、主系をシャットダウンし従系で
    巡回・自動収集手段を起動する際にも、配信URLリス
    トに基づき巡回を行うことを可能にしたことを特徴とす
    る請求項10記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバコンピュータの少なくとも
    1つは、前記静止衛星から配信されたウェブのコンテン
    ツデータを完全に受信しなかった旨の受信レポートをイ
    ンターネットを介し前記通信システム管理サーバコンピ
    ュータへ送付する手段を更に有すると共に、前記通信シ
    ステム管理サーバコンピュータはこの受信レポートに基
    づき、ウェブのコンテンツデータを完全に受信しなかっ
    たサーバコンピュータに対し受信しなかったデータをイ
    ンターネットを介し送信する手段を更に有することを特
    徴とする請求項4記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 前記各サーバコンピュータの少なくと
    も1つは、前記静止衛星から配信されたウェブのコンテ
    ンツデータを完全に受信しなかった旨の受信レポートを
    インターネットを介し前記通信システム管理サーバコン
    ピュータへ送付する手段を更に有すると共に、前記通信
    システム管理サーバコンピュータはこの受信レポートに
    基づき、受信しなかったデータを再度前記静止衛星へ送
    信する手段を更に有することで、この静止衛星が再度デ
    ータ配信を行うことでサーバコンピュータがウェブのコ
    ンテンツデータを完全に受信することを可能にしたこと
    を特徴とする請求項4記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記編集可能な配信URLリストを編
    集する手段は、前記サーバコンピュータのクライアント
    からの各ウェブに対するアクセス頻度に関する情報を収
    集しかつ分析して前記配信URLリストに記載すべくU
    RLを決定することを可能にするアクセス頻度情報の収
    集・分析を自動的に行うソフトウエアからなることを特
    徴とする請求項1記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 前記アクセス頻度情報の収集・分析を
    自動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータの
    アクセスログ情報を入手し、このアクセスログ情報を統
    合してインターネット上の各ウェブのアクセス頻度を反
    映する値を決定し、このアクセス頻度を反映する値に基
    づき前記配信URLリストに記載すべくURLを決定す
    るソフトウエアであることを特徴とする請求項14記載
    の通信システム。
  16. 【請求項16】 前記アクセス頻度情報の収集・分析を
    自動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータの
    アクセスログ情報に含まれるインターネット上の各ウェ
    ブのアクセス頻度の値に、各サーバコンピュータ毎に予
    め定められた重み付けを行いその重み付けした値の加算
    値或いは相加平均値を計算し前記配信URLリストに記
    載すべくURLを決定するソフトウエアであることを特
    徴とする請求項15記載の通信システム。
  17. 【請求項17】 前記アクセス頻度の情報の収集・分析
    を自動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータ
    のアクセスログ情報に含まれるインターネット上の各ウ
    ェブのアクセス頻度の値に対し重み付けを行わず加算値
    或いは相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載
    すべくURLを決定するソフトウエアであることを特徴
    とする請求項15記載の通信システム。
  18. 【請求項18】 前記編集可能な配信URLリストを編
    集する手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ
    量のみに基づき、前記配信URLリストを自動編集する
    ためのソフトウエアであることを特徴とする請求項1記
    載の通信システム。
  19. 【請求項19】 前記編集可能な配信URLリストを編
    集する手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ
    量と前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウ
    ェブに対するアクセス頻度とに関する情報の少なくとも
    1方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信UR
    Lリストに記載すべくURLを決定し前記配信URLリ
    ストを編集することを可能にするためのソフトウエアか
    らなることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  20. 【請求項20】 前記ソフトウエアは、新たなコンテン
    ツデータに対するデータ量と、前記サーバコンピュータ
    のクライアントからの各ウェブに対するアクセス頻度と
    に関する情報の双方を収集し、オペレータの分析に基づ
    き前記配信URLリストに記載すべくURLを決定し前
    記配信URLリストを編集することを可能にするための
    ソフトウエアであることを特徴とする請求項19記載の
    通信システム。
  21. 【請求項21】 前記ソフトウエアは、新たなコンテン
    ツデータに対するデータ量のみに関する情報の双方を収
    集し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリスト
    に記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを編
    集することを可能にするためのソフトウエアであること
    を特徴とする請求項19記載の通信システム。
  22. 【請求項22】 前記ソフトウエアは、アクセス頻度に
    関する予測のみに関する情報の双方を収集し、オペレー
    タの分析に基づき前記配信URLリストに記載すべくU
    RLを決定し前記配信URLリストを編集することを可
    能にするためのソフトウエアであることを特徴とする請
    求項19記載の通信システム。
  23. 【請求項23】 配信URLリストに記載されているU
    RLは、オペレータにより予め定められた著名なポータ
    ルサイトにリンクされており、かつ過去のインターネッ
    ト上のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホーム
    ページのURLを含むことを特徴とする請求項1記載の
    通信システム。
  24. 【請求項24】 配信URLリストに記載されているU
    RLは、データ量がオペレータにより予め定められたあ
    る一定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声デ
    ータおよび音楽データの少なくとも1つを含むファイル
    のURLであることを特徴とする請求項1記載の通信シ
    ステム。
  25. 【請求項25】 前記巡回・送信手段は、配信URLリ
    ストに記載されているURLであっても、HTTPヘッ
    ダにキャッシュ許可とマークされていないコンテンツ、
    過去にこの通信システムにより配信されたコンテンツ、
    キャッシュ有効期限が切れたコンテンツ、および前回配
    信したコンテンツの最終更新日付と現在配信しようとし
    ているコンテンツの最終更新日付が一致しているコンテ
    ンツは前記静止衛星へ送信しないための選択・制御ソフ
    トウエアを含むことを特徴とする請求項1記載の通信シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 前記巡回・送信手段は、URLの配信
    開始時刻の指定を行いスケジュール配信を可能にする手
    段と、URLにトップページのみ指定し、同一サイト内
    でハイパーリンクされたコンテンツを一括送信する手段
    とを更に含むことを特徴とする請求項1記載の通信シス
    テム。
  27. 【請求項27】 前記サーバコンピュータは、複数のク
    ライアントを有し、これらクライアントはこのサーバコ
    ンピュータを介してインターネットに接続される閉じた
    ネットワークを形成するあらゆるタイプのサーバコンピ
    ュータを含むことを特徴とする請求項1記載の通信シス
    テム。
  28. 【請求項28】 (1)データ配信可能な固定領域を有
    する静止衛星と、 (2)この静止衛星の固定領域内に設置され、かつイン
    ターネットのウェブのコンテンツデータを所有・管理
    し、かつキャッシュデータをキャッシュするためのキャ
    ッシュサーバを有する複数の異なるサーバコンピュータ
    と、 (3)前記サーバコンピュータとインターネットにより
    接続される少なくとも1つの通信システム管理サーバコ
    ンピュータが更に設けられ、且つこの通信システム管理
    サーバコンピュータがウェブコンテンツデータを配信す
    る必要のある少なくとも1つのURL がリストされた
    編集可能な配信URLリストを保存・管理する手段を有
    すると共に、この配信URLリストに記載されたURL
    に関するウェブの最新コンテンツデータを前記サーバコ
    ンピュータから入手し静止衛星へ送信する手段を有する
    通信システム管理サーバコンピュータと、 (4)各サーバコンピュータ毎に設けられ、静止衛星か
    ら配信される他のサーバコンピュータのウェブの最新コ
    ンテンツデータを受信する手段とを有し、 前記静止衛星は、前記送信手段により送信されたあるサ
    ーバコンピュータのウェブに関する新たなコンテンツデ
    ータを他のサーバコンピュータへポイント・ツー・マル
    チポイント方式によりマルチキャストデータ配信を行う
    通信システムにおいて、 前記サーバコンピュータの少なくとも1つは、前記静止
    衛星から配信されたウェブのコンテンツデータを完全に
    受信しなかった旨の受信レポートを前記通信システム管
    理サーバコンピュータへ送付する手段を更に有すると共
    に、前記通信システム管理サーバコンピュータはこの受
    信レポートに基づき、ウェブのコンテンツデータを完全
    に受信しなかったサーバコンピュータに対し受信しなか
    ったデータを送信する手段を更に有することを特徴とす
    る通信システム。
  29. 【請求項29】 前記受信レポートはインターネットを
    介して前記通信システム管理サーバコンピュータへ送信
    されると共に、ウェブのコンテンツデータを完全に受信
    しなかったサーバコンピュータに対し受信しなかったデ
    ータをインターネットを介して送信することを特徴とす
    る請求項28記載の通信システム。
  30. 【請求項30】 前記受信レポートはインターネットを
    介して前記通信システム管理サーバコンピュータへ送信
    されると共に、前記通信システム管理サーバコンピュー
    タはこの受信レポートに基づき、受信しなかったデータ
    を再度前記静止衛星へ送信する手段を更に有すること
    で、この静止衛星が再度データ配信を行うことでサーバ
    コンピュータがウェブのコンテンツデータを完全に受信
    することを可能にしたことを特徴とする請求項28記載
    の通信システム。
  31. 【請求項31】 前記通信システム管理サーバコンピュ
    ータが、コンテンツデータに対するデータ量と、このコ
    ンテンツデータをダウンロードするためにこのウェブに
    対し前記サーバコンピュータのクライアントからのアク
    セス頻度に関する予測との少なくともいずれか1つに基
    づき、前記配信URLリストを編集することを可能にす
    る手段を更に有することにより、前記配信URLリスト
    に記載されたURLをアドレスとして持つウェブに関す
    る新たなコンテンツデータが発生した後、クライアント
    からのコンテンツデータのダウンロードの要求の有無に
    かかわらず、事前にこの配信URLリストに記載された
    URLのウェブコンテンツデータを前記静止衛星へ送信
    し、静止衛星が他のサーバコンピュータへポイント・ツ
    ー・マルチポイント方式によりマルチキャストデータ配
    信を行い、この送信されたデータを各サーバコンピュー
    タのキャッシュサーバ内にキャッシュさせることで、そ
    の後に各サーバコンピュータのクライアントからコンテ
    ンツデータのダウンロードの要求が発生した際、このク
    ライアントが属するサーバコンピュータのキャッシュサ
    ーバから直接ダウンロードすることを可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項28記載の通信システム。
  32. 【請求項32】 前記通信システム管理サーバコンピュ
    ータが有する最新コンテンツデータを入手し静止衛星へ
    送信する手段は、前記配信URLリストに記載されたU
    RLを定期的に巡回し最新コンテンツデータを前記サー
    バコンピュータから自動収集する巡回・自動収集手段
    と、最新コンテンツデータを静止衛星へ送信する手段と
    からなることを特徴とする請求項31記載の通信システ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記巡回・自動収集手段は、アプリケ
    ーション層に構築されるウェブ巡回アプリケーションソ
    フトウエアからなり、一方最新コンテンツデータを静止
    衛星へ送信する手段は、プレゼンテーション層に構築さ
    れるマルチキャスト送信ライブラリからなることを特徴
    とする請求項32記載の通信システム。
  34. 【請求項34】 前記ウェブ巡回アプリケーションソフ
    トウエアは、デーモンとして起動しシステムシャットダ
    ウン時まで実行し続けることを特徴とする請求項33記
    載の通信システム。
  35. 【請求項35】 各サーバコンピュータは、キャッシュ
    サーバ内にキャッシュさせるためアプリケーション層に
    構築されるウェブプッシュソフトウエアと、ウェブの最
    新コンテンツデータを受信する手段として、プレゼンテ
    ーション層に構築されるマルチキャスト受信ライブラリ
    とを有することを特徴とする請求項32記載の通信シス
    テム。
  36. 【請求項36】 前記ウェブプッシュソフトウエアは、
    デーモンとして起動しシステムシャットダウン時まで実
    行し続けることを特徴とする請求項35記載の通信シス
    テム。
  37. 【請求項37】 前記通信システム管理サーバコンピュ
    ータは、主系と従系とからなるデュプレックス構成を有
    し、従系に設けられた監視手段が主系に設けられたプロ
    セス状態テーブルをタイマー監視し、主系に障害発生を
    発見した際或いは従系が主系と通信できなくなった際
    に、前記監視手段が主系をシャットダウンすると共に、
    従系で巡回・自動収集手段を起動することを特徴とする
    請求項32記載の通信システム。
  38. 【請求項38】 前記主系と従系とに接続され、前記配
    信URLリストを所有・管理する共通サーバコンピュー
    タを更に設けることで、主系をシャットダウンし従系で
    巡回・自動収集手段を起動する際にも、配信URLリス
    トに基づき巡回を行うことを可能にしたことを特徴とす
    る請求項37記載の通信システム。
  39. 【請求項39】 前記編集可能な配信URLリストを編
    集する手段は、前記サーバコンピュータのクライアント
    からの各ウェブに対するアクセス頻度に関する情報を収
    集しかつ分析して前記配信URLリストに記載すべくU
    RLを決定することを可能にするアクセス頻度情報の収
    集・分析を自動的に行うソフトウエアからなることを特
    徴とする請求項31記載の通信システム。
  40. 【請求項40】 前記アクセス頻度情報の収集・分析を
    自動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータの
    アクセスログ情報を入手し、このアクセスログ情報を統
    合してインターネット上の各ウェブのアクセス頻度を反
    映する値を決定し、このアクセス頻度を反映する値に基
    づき前記配信URLリストに記載すべくURLを決定す
    るソフトウエアであることを特徴とする請求項39記載
    の通信システム。
  41. 【請求項41】 前記アクセス頻度情報の収集・分析を
    自動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータの
    アクセスログ情報に含まれるインターネット上の各ウェ
    ブのアクセス頻度の値に、各サーバコンピュータ毎に予
    め定められた重み付けを行いその重み付けした値の加算
    値或いは相加平均値を計算し前記配信URLリストに記
    載すべくURLを決定するソフトウエアであることを特
    徴とする請求項39記載の通信システム。
  42. 【請求項42】 前記アクセス頻度の情報の収集・分析
    を自動的に行うソフトウエアは、各サーバコンピュータ
    のアクセスログ情報に含まれるインターネット上の各ウ
    ェブのアクセス頻度の値に対し重み付けを行わず加算値
    或いは相加平均値を計算し前記配信URLリストに記載
    すべくURLを決定するソフトウエアであることを特徴
    とする請求項39記載の通信システム。
  43. 【請求項43】 前記編集可能な配信URLリストを編
    集する手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ
    量のみに基づき、前記配信URLリストを自動編集する
    ことを特徴とする請求項31記載の通信システム。
  44. 【請求項44】 前記編集可能な配信URLリストを編
    集する手段は、新たなコンテンツデータに対するデータ
    量と前記サーバコンピュータのクライアントからの各ウ
    ェブに対するアクセス頻度とに関する情報の少なくとも
    1方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信UR
    Lリストに記載すべくURLを決定し前記配信URLリ
    ストを編集することを可能にするためのソフトウエアか
    らなることを特徴とする請求項31記載の通信システ
    ム。
  45. 【請求項45】 前記ソフトウエアは、新たなコンテン
    ツデータに対するデータ量と、前記サーバコンピュータ
    のクライアントからの各ウェブに対するアクセス頻度と
    に関する情報の双方を収集し、オペレータの分析に基づ
    き前記配信URLリストに記載すべくURLを決定し前
    記配信URLリストを編集することを可能にするための
    ソフトウエアであることを特徴とする請求項44記載の
    通信システム。
  46. 【請求項46】 前記ソフトウエアは、新たなコンテン
    ツデータに対するデータ量のみに関する情報の双方を収
    集し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリスト
    に記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを編
    集することを可能にするためのソフトウエアであること
    を特徴とする請求項44記載の通信システム。
  47. 【請求項47】 前記ソフトウエアは、アクセス頻度に
    関する予測のみに関する情報の双方を収集し、オペレー
    タの分析に基づき前記配信URLリストに記載すべくU
    RLを決定し前記配信URLリストを編集することを可
    能にするためのソフトウエアであることを特徴とする請
    求項44記載の通信システム。
  48. 【請求項48】 配信URLリストに記載されているU
    RLは、オペレータにより予め定められた著名なポータ
    ルサイトにリンクされており、かつ過去のインターネッ
    ト上のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホーム
    ページのURLを含むことを特徴とする請求項31記載
    の通信システム。
  49. 【請求項49】 配信URLリストに記載されているU
    RLは、データ量がオペレータにより予め定められたあ
    る一定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声デ
    ータおよび音楽データの少なくとも1つを含むファイル
    のURLであることを特徴とする請求項31記載の通信
    システム。
  50. 【請求項50】 前記巡回・送信手段は、配信URLリ
    ストに記載されているURLであっても、HTTPヘッ
    ダにキャッシュ許可とマークされていないコンテンツ、
    過去にこの通信システムにより配信されたコンテンツ、
    キャッシュ有効期限が切れたコンテンツ、および前回配
    信したコンテンツの最終更新日付と現在配信しようとし
    ているコンテンツの最終更新日付が一致しているコンテ
    ンツは前記静止衛星へ送信しないための選択・制御ソフ
    トウエアを含むことを特徴とする請求項1記載の通信シ
    ステム。
  51. 【請求項51】 前記巡回・送信手段は、URLの配信
    開始時刻の指定を行いスケジュール配信を可能にする手
    段と、URLにトップページのみ指定し、同一サイト内
    でハイパーリンクされたコンテンツを一括送信する手段
    とを更に含むことを特徴とする請求項31記載の通信シ
    ステム。
  52. 【請求項52】 前記サーバコンピュータは、複数のク
    ライアントを有し、これらクライアントはこのサーバコ
    ンピュータを介してインターネットに接続される閉じた
    ネットワークを形成するあらゆるタイプのサーバコンピ
    ュータを含むことを特徴とする請求項31記載の通信シ
    ステム。
  53. 【請求項53】 データ配信可能な固定領域を有する静
    止衛星の固定領域内に設置され、かつインターネットの
    ウェブのコンテンツデータを所有・管理し、かつキャッ
    シュデータをキャッシュするためのキャッシュサーバを
    有する複数の異なるサーバコンピュータの個々のクライ
    アントから受信したウェブの最新コンテンツデータを前
    記静止衛星を介して他のサーバコンピュータへ、ポイン
    ト・ツー・マルチポイント方式によりマルチキャストデ
    ータ配信を行う通信方法において、 コンテンツデータに対するデータ量と、このコンテンツ
    データをダウンロードするためにこのウェブに対し前記
    サーバコンピュータのクライアントからのアクセス頻度
    に関する予測との少なくともいずれか1つに基づき、ウ
    ェブコンテンツデータを配信する必要のある少なくとも
    1つの配信URLリストを編集することにより、前記配
    信URLリストに記載されたURLをアドレスとして持
    つウェブに関する新たなコンテンツデータが発生した
    後、クライアントからのコンテンツデータのダウンロー
    ドの要求の有無にかかわらず、事前にこの配信URLリ
    ストに記載されたURLのウェブコンテンツデータを前
    記静止衛星へ送信し、マルチキャストデータ配信を行
    い、この送信されたデータを各サーバコンピュータのキ
    ャッシュサーバ内にキャッシュさせることで、その後に
    各サーバコンピュータのクライアントからコンテンツデ
    ータのダウンロードの要求が発生した際、このクライア
    ントが属するサーバコンピュータのキャッシュサーバか
    ら直接ダウンロードすることを可能に構成したことを特
    徴とする通信方法。
  54. 【請求項54】 前記サーバコンピュータの少なくとも
    1つが、前記静止衛星から配信されたウェブのコンテン
    ツデータを完全に受信しなかった場合、その旨の受信レ
    ポートをインターネットを介し通信システム管理サーバ
    コンピュータへ送付し、前記通信システム管理サーバコ
    ンピュータがこの受信レポートに基づき、ウェブのコン
    テンツデータを完全に受信しなかったサーバコンピュー
    タに対し受信しなかったデータをインターネットを介し
    送信することを特徴とする請求項53記載の通信方法。
  55. 【請求項55】 前記各サーバコンピュータの少なくと
    も1つが、前記静止衛星から配信されたウェブのコンテ
    ンツデータを完全に受信しなかった場合、その旨の受信
    レポートをインターネットを介し通信システム管理サー
    バコンピュータへ送付し、この通信システム管理サーバ
    コンピュータがこの受信レポートに基づき、受信しなか
    ったデータを再度前記静止衛星へ送信することで、この
    静止衛星が再度データ配信を行うことでサーバコンピュ
    ータがウェブのコンテンツデータを完全に受信すること
    を可能にしたことを特徴とする請求項53記載の通信方
    法。
  56. 【請求項56】 ソフトウエアを使用して、前記サーバ
    コンピュータのクライアントからの各ウェブに対するア
    クセス頻度に関する情報を収集し、かつ分析して前記配
    信URLリストに記載すべくURLを決定することを可
    能にするアクセス頻度情報の収集・分析を自動的に行
    い、前記配信URLリストを編集することを特徴とする
    請求項53記載の通信方法。
  57. 【請求項57】 各サーバコンピュータのアクセスログ
    情報を入手し、このアクセスログ情報を統合してインタ
    ーネット上の各ウェブのアクセス頻度を反映する値を決
    定し、このアクセス頻度を反映する値に基づき前記配信
    URLリストに記載すべくURLを決定することを特徴
    とする請求項56記載の通信方法。
  58. 【請求項58】 各サーバコンピュータのアクセスログ
    情報に含まれるインターネット上の各ウェブのアクセス
    頻度の値に、各サーバコンピュータ毎に予め定められた
    重み付けを行いその重み付けした値の加算値或いは相加
    平均値を計算し前記配信URLリストに記載すべくUR
    Lを決定することを特徴とする請求項57記載の通信方
    法。
  59. 【請求項59】 各サーバコンピュータのアクセスログ
    情報に含まれるインターネット上の各ウェブのアクセス
    頻度の値に対し重み付けを行わず加算値或いは相加平均
    値を計算し前記配信URLリストに記載すべくURLを
    決定することを特徴とする請求項57記載の通信方法。
  60. 【請求項60】 新たなコンテンツデータに対するデー
    タ量のみに基づき前記編集可能な配信URLリストを編
    集することを特徴とする請求項53記載の通信方法。
  61. 【請求項61】 新たなコンテンツデータに対するデー
    タ量と前記サーバコンピュータのクライアントからの各
    ウェブに対するアクセス頻度とに関する情報の少なくと
    も1方を収集し、オペレータの分析に基づき前記配信U
    RLリストに記載すべくURLを決定し前記配信URL
    リストを編集することを特徴とする請求項53記載の通
    信方法。
  62. 【請求項62】 新たなコンテンツデータに対するデー
    タ量と、前記サーバコンピュータのクライアントからの
    各ウェブに対するアクセス頻度とに関する情報の双方を
    収集し、オペレータの分析に基づき前記配信URLリス
    トに記載すべくURLを決定し前記配信URLリストを
    編集することを特徴とする請求項61記載の通信方法。
  63. 【請求項63】 新たなコンテンツデータに対するデー
    タ量のみに関する情報の双方を収集し、オペレータの分
    析に基づき前記配信URLリストに記載すべくURLを
    決定し前記配信URLリストを編集することを特徴とす
    る請求項61記載の通信方法。
  64. 【請求項64】 アクセス頻度に関する予測のみに関す
    る情報の双方を収集し、オペレータの分析に基づき前記
    配信URLリストに記載すべくURLを決定し前記配信
    URLリストを編集することを可能にするためのソフト
    ウエアであることを特徴とする請求項61記載の通信方
    法。
  65. 【請求項65】 配信URLリストに記載されているU
    RLは、オペレータにより予め定められた著名なポータ
    ルサイトにリンクされており、かつ過去のインターネッ
    ト上のアクセス情報に基づきアクセス頻度の高いホーム
    ページのURLを含むことを特徴とする請求項53記載
    の通信方法。
  66. 【請求項66】 配信URLリストに記載されているU
    RLは、データ量がオペレータにより予め定められたあ
    る一定基準より多いソフトウエア、画像データ、音声デ
    ータおよび音楽データの少なくとも1つを含むファイル
    のURLであることを特徴とする請求項53記載の通信
    方法。
  67. 【請求項67】 配信URLリストに記載されているU
    RLであっても、HTTPヘッダにキャッシュ許可とマ
    ークされていないコンテンツ、過去にこの通信システム
    により配信されたコンテンツ、キャッシュ有効期限が切
    れたコンテンツ、および前回配信したコンテンツの最終
    更新日付と現在配信しようとしているコンテンツの最終
    更新日付が一致しているコンテンツは前記静止衛星へ送
    信しないことを特徴とする請求項53記載の通信方法。
  68. 【請求項68】 URLの配信開始時刻の指定を行いス
    ケジュール配信を可能にし、URLにトップページのみ
    指定し、同一サイト内でハイパーリンクされたコンテン
    ツを一括送信することを特徴とする請求項53記載の通
    信方法。
  69. 【請求項69】 前記サーバコンピュータは、複数のク
    ライアントを有し、これらクライアントはこのサーバコ
    ンピュータを介してインターネットに接続される閉じた
    ネットワークを形成するあらゆるタイプのサーバコンピ
    ュータを含むことを特徴とする請求項53記載の通信方
    法。
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