JP2001091759A - 光損失フィルタおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
かつ、小型に作製可能の光損失フィルタとその製造方法
を提供するものである。 【解決手段】 所定屈折率のコアを有する光導波路10
に形成された光損失フィルタであって、コアの屈折率変
化によってコアモードとクラッドモードとの位相回転量
の差が変化する位相シフト部材20と、位相シフト部材
20の前後に夫々配置されると共に、コアモードがクラ
ッドモードと結合することによる減衰の極大値が第1波
長である第1長周期グレーティング:LPG-d、並び
にそれら結合による減衰の極大値が第2波長である第2
長周期グレーティング:LPG-eとを有し、コアの屈
折率変化によって、第1長周期グレーティング、位相シ
フト部材及び第2長周期グレーティングを伝搬した光の
透過特性の2つの極大値をとる2波長が第1波長および
第2波長から変化するものである。
Description
で、特に稀土類添加ファイバアンプの利得の波長依存性
を解消することができる、長周期ファイバグレーティン
グによって形成された光損失フィルタおよびその製造方
法に関するものである。
多くの場合、1.5μm帯の信号光が用いられ、光増幅
器としてエルビウム(Er)等の稀土類が添加されたフ
ァイバアンプが使用されている。このエルビウム添加フ
ァイバアンプ(EDFA)は、1.53μmをピークと
した波長帯にわたる波長分布を有することから、複数の
EDFAによって光増幅が繰り返されるとASEの分布
に応じた波長分布が信号光に生じてしまい、この結果、
異なる波長の光に対して利得が異なるという利得の波長
依存性が生じてしまう。
多重化通信システムでは、チャンネルごとに異なる利得
が与えられてしまい、これによって幾つかのチャンネル
のビット誤り率が高くなるという問題が生じている。こ
れらの問題を解決するために、波長選択性を有し無反射
の光損失フィルタである長周期グレーティングは、ED
FA等の利得等化器として開発されている。
軸に沿ってコア内に形成された周期的に屈折率が異なる
周期構造を有し、光導波路を伝送するコアモードとクラ
ッドモードとの間の結合を誘起するグレーティングであ
る。このグレーティングの周期は、1周期内のコアモー
ドとクラッドモードとの光路差が所定波長と等しくなる
ように設定されていて、コアモードからクラッドモード
への強いパワー変換をもたらすようになっている。その
結果、長周期グレーティングは、コアモードを放射させ
る作用を有することになり、コアモードの強度を所定波
長(損失波長)を中心とした狭い帯域にわたって減衰さ
せる。
ラッドに結合される光の波長スペクトルの中心波長、す
なわち損失波長は、次式に基づいて決まる。
モードLP01ならl=0、m=1)であり、βコア(lm)は
(lm)で規定されるコアモードの伝搬定数であり、β
クラット゛(n)はn次のクラッドモードの伝搬定数であり、Λ
は長周期グレーティングの周期である。
パラメータであるから、上記(1)式から、グレーティ
ング周期Λを調整して長周期グレーティングを形成する
ことにより長周期グレーティングの損失波長を制御でき
ることがわかる。また、βコアはコアの実効屈折率、βクラ
ット゛はクラッドの実効屈折率にそれぞれ依存するから、
グレーティングの周期を一定とした場合には、長周期グ
レーティングの損失波長は、主として長周期グレーティ
ングが形成された部位におけるコアとクラッドとの実効
屈折率差に依存することになる。グレーティング形成部
におけるコアの実効屈折率は変調された屈折率の平均値
を基礎として考えることができ、グレーティング形成部
におけるコアとクラッドとの実効屈折率差は、コアの屈
折率の平均値と、クラッドの屈折率との差に依存する。
グレーティング形成時の紫外線の照射量に応じてコアの
屈折率変調の振幅が変化し、これに応じてコアの屈折率
も変化するから、結局、紫外光の照射量を調整して長周
期グレーティングを形成することにより、コア・クラッ
ド間の実効屈折率差を調整し、長周期グレーティングの
損失波長を制御することも可能である。
に示すように、1530nm付近に急峻な利得ピーク
を、また、1540〜1560nmに緩やかな2つのピ
ークを有する。このため、図20に示されるような透過
特性を有する長周期グレーティングを用いて利得等化器
を構成するには、複数の長周期グレーティングを用いる
方法(例えば、特願平10−135543)や、2つの
グレーティング間で、コア・クラッドコード間の位相差
に変化を与えることで、透過特性を利得等化器のロスプ
ロファイルに近付ける、いわゆる、位相シフト長周期グ
レーティングを用いる方法(文献1:Electron.Lett.,V
ol.34,No.11,p.1132,1998. 文献2:信学技報、OPE
98−111,p.13,1998.)がある。
て、前者の複数の長周期グレーティングを用いる方法で
は、30nm以上の広い帯域で利得の平坦化を達成する
には、3本、あるいはそれ以上の長周期グレーティング
が必要であり、また、各グレーティングを近接して作製
したとしても、全長100mm以上になってしまう。
用いる方法では、グレーティングの全長が比較的短くて
済むという利点を有するが、文献1に示されている先行
技術では、波長帯域30nmという広い帯域での利得平
坦化を達成しているものの、利得偏差は2dBと大き
く、十分な特性とは言えない。一方、文献2に示されて
いる先行技術では、利得偏差0.2dBという利得平坦
化が達成されているが、1530nm付近の利得ピーク
を使用帯域外としているために、帯域は24nmと狭く
なっている。また、このような位相シフト長周期グレー
ティングの製造方法として、文献2に示される先行技術
では、集光レンズとステージを用いて、1周期分ずつ屈
折率変調を作製し、途中でステージの移動量をずらす方
法を用いているが、この方法では高精度のステージ制御
が必要となる。
高精度の透過特性を有し、かつ、小型に作製可能の光損
失フィルタとその製造方法を提供する。
は、所定屈折率のコアを有する光導波路に形成され、所
定の使用波長帯域内で使用される光損失フィルタであっ
て、コアの屈折率変化によってコアモードとクラッドモ
ードとの位相回転量の差が変化する位相シフト部材と、
位相シフト部材の前及び後に夫々配置されると共に、屈
折率変動幅が第1変動幅、屈折率変動周期が第1周期で
あり、コアモードがクラッドモードと結合することによ
る減衰の極大値が第1波長である第1長周期グレーティ
ング、並びに屈折率変動幅が第2変動幅、屈折率変動周
期が第2周期であり、コアモードがクラッドモードと結
合することによる減衰の極大値が第2波長である第2長
周期グレーティングとを有し、コアの屈折率変化によっ
て、第1長周期グレーティング、位相シフト部材及び第
2長周期グレーティングを伝搬した光の透過特性の2つ
の極大値をとる2波長が第1波長および第2波長から変
化することを特徴とする。
フト部材と、減衰極大値が夫々第1波長と第2波長であ
る2つの長周期グレーティングとで形成され、位相シフ
ト部材を形成するコアの屈折率を変えることによって両
長周期グレーティングの間でコアモードとクラッドモー
ドの位相回転量の差が変化し、全透過特性の2つの減衰
極大値が減衰極大値の第1波長および第2波長から変化
するというものである。2つの減衰極大値の波長が変化
すると、2つの長周期グレーティングの組合せによって
形成される透過特性が変化するので、所望の透過特性を
容易に得ることができ、また、グレーティングの個数が
少ないので小型である。
用波長帯域内の任意の波長がλ、位相シフト部材を形成
する光導波路の長さがΔLであり、この光導波路のコア
屈折率が変化する前と後との変化量ΔNが、0<ΔN≦
λ/ΔLの関係を満たすことが好ましい。この条件の範
囲でコア屈折率を変化させると、コアモードとクラッド
モードの位相回転量の差が0〜2π変化するので、2つ
の長周期グレーティングの組合せによって形成される透
過特性は、変化を始めてから再び元の値に戻るまで変化
することができる。したがって、多様の特性を得ること
ができる。
と第2周期及び第1変動幅と第2変動幅とが夫々等しい
場合、あるいは第1周期と第2周期とが等しく、第1変
動幅と第2変動幅とが異なる場合、あるいは第1変動幅
と第2変動幅とが等しく、第1周期と第2周期とが異な
る場合、あるいは第1変動幅と第2変動幅及び第1周期
と第2周期とが夫々異なる場合のいずれかであることが
好ましい。いずれの場合も減衰の極大値を示す波長が変
化するので、所望の透過特性が得られ易い。
使用波長帯域内で、コアモードと結合するクラッドモー
ドの次数が第1および第2長周期グレーティング毎に一
致することが好ましい。コアモードと結合するクラッド
モードの次数が一致していると、個々の長周期グレーテ
ィングの透過特性は両者間のコアモードとクラッドモー
ドの位相回転量差によって変化するので、変化に富んだ
特性を得ることができる。
フィルタが形成された同一光導波路に更に1つ以上の第
3長周期グレーティングを備え、第3長周期グレーティ
ングの屈折率変動幅及び屈折率変動周期は、光損失フィ
ルタを構成する第1および第2長周期グレーティングの
屈折率変動幅または屈折率変動周期の少なくともいずれ
かと相違することが好ましい。前述の方法によって得ら
れないような特殊な特性が要求される場合は、さらに新
たな特性の長周期グレーティングを追加することによっ
て形成することができる。
期グレーティングは複数の長周期グレーティング毎に所
定の使用波長帯域内で、コアモードと結合するクラッド
モードの次数が第1および第2長周期グレーティングで
コアモードと結合するクラッドモードの次数と異なるこ
とが好ましい。コアモードと結合するクラッドモードの
次数が異なる場合は、それぞれのグレーティングが有す
る透過特性をdB単位の和として表されるので、所定の
特性を合成することができる。
は、所定屈折率のコアを有する光導波路に光損失フィル
タを製造する方法において、光導波路の感光性を有する
コアの軸方向に所定間隔を設けて第1及び第2長周期グ
レーティングを形成する第1工程と、第1長周期グレー
ティングと第2長周期グレーティングとの間のコアに紫
外光を照射する第2工程とを有することを特徴とする。
によれば、第1長周期グレーティングと第2長周期グレ
ーティングとの間の光導波路に紫外光を照射する第2工
程を有する方法である。紫外光を照射してコア屈折率を
変化させる場合、照射量は略連続的に変えることができ
るので、所望の透過特性を高精度に、かつ、容易に形成
することができる。
の製造方法は、所定屈折率のコアを有する光導波路に光
損失フィルタを製造する方法において、光導波路の感光
性を有するコアの軸方向に屈折率変動の変動幅およびそ
の周期が夫々一定である第1長周期グレーティングを形
成する第1工程と、第1長周期グレーティングが形成さ
れたコア軸方向の区間内で、かつ、区間の両端を除く所
定区間に紫外光を照射する第2工程とを有することを特
徴とする。
によれば、同一屈折率変動幅および同一屈折率変動周期
の第1長周期グレーティングを形成し、第1長周期グレ
ーティングの中間部に紫外光を照射する方法である。す
なわち、一つの長周期グレーティングを作製し、その中
間部に紫外光を照射する方法であるので製法が簡単であ
り、また、照射量は略連続的に変えることができるの
で、所望の透過特性を高精度に、かつ、容易に形成する
ことができる。
発明の光損失フィルタおよびその製造方法にかかわる実
施の形態を詳細に説明する。長周期グレーティングの透
過特性は、下記のモード結合方程式を解くことにより求
められる。
とm次のクラッドモードの複素振幅を示し、jは虚数単
位である。χcore、とχm cladとは、屈折率上昇による
コアモードとm次のクラッドモードとの伝搬定数の変化
量、κmはコアモードとm次のクラッドモード間の結合
定数、δmはΛがグレーティング周期、βcore、βm cl ad
がそれぞれコアモードとm次のクラッドモードの伝搬定
数である場合、
って決定される。コア伝搬モードのグレーティングによ
る透過特性は、上記微分方程式(1)、(2)を初期条
件のもとで解いたときの、|A(L)/A(0)|
2(Lはグレーティング長)で求められる。このような
方程式の解は行列を用いて、
のクラッドモードとの結合を表す行列である。
ングが1本形成された場合、クラッドモードの初期条件
はBm(0)=0とおけるので、|A(L)/A(0)
|2は簡単な式で書くことができ、長周期グレーティン
グの長さ、周期、変調屈折率の振幅を変化させることに
よって損失波長、損失波長の損失および半値幅を所定値
に調整することができる。
数(m次)のクラッドモードとコアモードとの間で結合
するような長周期グレーティングPLG−a(屈折率の
変調周期Λa:507μm、長さLa:30mm、伝達行
列:Ma m)とPLG−b(屈折率の変調周期Λb:49
5μm、長さLb:40mm、伝達行列:Mb m)とが縦
続的に配置された光損失フィルタであり、図2は、図1
に示された光損失フィルタの透過特性を示すグラフであ
る。図1において、光導波路10は、コア部のみでクラ
ッドは示されていないが、図面の煩雑を避けるためクラ
ッドは省略されている。以下、同様である。
G−bで発生したクラッドモードB b m(Lb)は、後段
のグレーティングPLG−aのクラッドモードの初期値
Ba m(0)となり、かつ、Ba m(0)は零ではないの
で、PLG−aおよびPLG−bの透過特性は、PLG
−aとPLG−bとが夫々独立に存在する場合とは異な
ったものとなる。このように、前段のグレーティングP
LG−bと後段のグレーティングPLG−aとが相互依
存性の関係にある場合、図2に示すように、実線で示さ
れた全体の透過特性は、各グレーティングのクラッドモ
ードの初期値を0とおいた透過特性(点線および鎖線)
をdB単位の和として表すことができない。すなわち、
所定の帯域内で同じ次数(m次)のクラッドモードとコ
アモードとの間で結合するような長周期グレーティング
を組合わせると、個々の長周期グレーティングの透過特
性の和にはならず、変化に富んだ透過特性が得られる。
手方向に所定の帯域内で異なる次数(m次とn次)のク
ラッドモードとコアモードとの間で結合するような長周
期グレーティングPLG−a(屈折率の変調周期Λa:
507μm、長さLa:30mm、伝達行列:Ma m)と
PLG−c(屈折率の変調周期Λc:564μm、長さ
Lc:32mm、伝達行列:Mc n)とが縦続的に配置さ
れた光損失フィルタであり、図4は、図3に示された光
損失フィルタの透過特性を示すグラフである。
の伝搬モードと結合し得るクラッドモードの次数がそれ
ぞれのグレーティングで異なる(n次とm次)ものであ
る。このような条件のもとでは、前段のグレーティング
PLG−cでクラッドモードBc nが発生するが、このク
ラッドモードは 後段のグレーティングPLG−aで
は、結合が殆ど起こらなくなるので、PLG−aの特性
に影響を与えない。したがって、後段のグレーティング
PLG−aに関するクラッドモードBb mの初期値は0と
おくことができるので、PLG−aの透過特性はPLG
−aが独立に存在する場合と等しくなる。
ドと結合し得るクラッドモードの次数がそれぞれのグレ
ーティングで異なるようにすれば、図4に示すように、
実線で示された全体の透過特性は、それぞれのグレーテ
ィングが有する透過特性(点線および鎖線)をdB単位
の和として表すことができる。
用される長周期グレーティングは、所定の波長帯域で次
数の異なるクラッドモードとコアモードとをそれぞれ結
合させるために、屈折率周期が異なる2種以上の周期構
造を有することを要件とし、各長周期グレーティングの
透過特性と、全体の透過特性との間に加算あるいは減算
の関係(dB単位の場合)が成立するように形成されて
いる。
の製造方法について説明する。図5(a)は長周期グレ
ーティングを製造する方法を示す図、図5(b)は長周
期グレーティングの屈折率プロファイルを示すグラフ
(b)である。
に、紫外光の透過部と遮断部とが光ファイバ10の長手
方向に交互に格子状に配列された強度変調マスク32
と、強度変調マスク32の上に光ファイバ10のコア軸
に沿って移動自在に紫外光反射ミラー31が設けられて
いる。また、光ファイバ10の一端には、使用波長帯域
の測定光を発振する半導体レーザの光源50が接続さ
れ、光ファイバ10の他端には、光ファイバ10を通過
した所定帯域の測定光の波長とその波長のパワー強度を
検出する光スペクトルアナライザ51とが接続されてい
る。
し、コアにのみ屈折率上昇材のゲルマニウムが添加され
ている。このゲルマニウムは、周知の通り、波長248
μm又は193μm付近の紫外光に対する感光材として
の役割を有している。すなわち、ゲルマニウムが添加さ
れた石英ガラスは、上記のような波長の紫外光が照射さ
れると、その照射部分において屈折率が上昇するという
性質をもつようになる。このことに鑑み、本実施形態で
は、光ファイバ10への照射紫外光30として、波長2
48μm帯のエキシマレーザ光を用いている。なお、紫
外光照射による屈折率上昇の効率を高めるため、100
atmで水素を添加した光ファイバを使用している。
平板33の表面に複数の帯状クロム層34を等間隔に蒸
着したものである。このクロム層34は、紫外光ビーム
30を遮断する作用を有する。従って、石英ガラス平板
33のクロム蒸着面には、光遮断部(即ち、クロム層)
と光透過部(各クロム層の間に位置するガラス表面)と
が交互に格子状に配列されていることになる。このた
め、光ファイバ10には、紫外光が等間隔の格子状に照
射されることになる。この照射光は、感光材であるゲル
マニウムが添加されたコアに入射して、コアの屈折率変
化を誘起する。これにより、光ファイバ10のコアに
は、屈折率が局所的に上昇した複数の部位がファイバ軸
に沿って格子状に等間隔に配列されることになる。この
ようにコア部屈折率の上昇が周期的に行なわれ、コア部
屈折率に周期構造を有する長周期グレーティングが形成
される。
法によって得られた二つの長周期グレーティングによっ
て形成される光損失フィルタについて説明する。図6
(a)は2つの長周期グレーティングの製造方法を示す
図、図6(b)はその長周期グレーティングの中間部に
紫外光を照射する方法を示す図である。
変調マスク32を介して光ファイバ10に反射ミラー3
1を走査し紫外光ビーム30を照射することによって光
ファイバ10のコアに2つの長周期グレーティング(L
PG-d、LPG-e)を5mmの間隙20を設けて形成
する。LPG-dは全長15mm、周期345μm、L
PG-eは全長15mm、周期350μmの長周期グレ
ーティングである。
度変調マスク32を取り除いた後、長周期グレーティン
グ:LPG-dとLPG-eとの間隙部分20の光ファイ
バ10に反射ミラー31を走査し紫外光を照射して光損
失フィルタを作製する。ここで、コアモードとの結合に
寄与するクラッドモードの次数は、同一波長帯域内でコ
アモードの次数と一致させる。所望の透過特性が得られ
やすいからである。
フィルタの透過特性を示すグラフである。2つの長周期
グレーティング:LPG-dとLPG-eとの間隙部20
の光ファイバ10に紫外光が照射されると、光ファイバ
10のコアの屈折率が上昇するためコアモードの位相速
度が変化し、両者間の実質的な光路長が変化する。した
がって、紫外光の照射量に応じて実線、点線、鎖線で示
されるように減衰の極大値波長が変化し、種々の透過特
性を得ることができる。
間隙部20の位相がシフトする:位相シフト長周期グレ
ーティングでは、間隙部分20でのコアモードとクラッ
ドモードの位相回転量の差が、2π変化するごとに略同
じ透過特性を示すので、(紫外光照射後の位相回転の
差)−(紫外光照射前の位相回転の差)が、0から2π
の間で所望の特性を得ることができる。すなわち、
レーティングの間隔、β core、βcladは夫々紫外光が照
射される前のコアモードとクラッドモードの使用波長λ
における伝搬定数、βcore’、βclad’は夫々紫外光が
照射された後のコアモードとクラッドモードのλにおけ
る伝搬定数である。さらに、
ファイバに紫外光を照射することによってコアの屈折率
が変化し、コアモードの位相回転量が変化するので「位
相シフト部材」と呼ぶ。
他の光損失フィルタについて説明する。まず、図6
(a)に示されるように反射ミラー31を走査し、強度
変調マスク32を介して光ファイバ10のコアに2種類
の長周期グレーティングを間隔を設けて形成する。次い
で、図6(b)に示されるように、強度変調マスク32
を取り除いた後、間隙部20の光ファイバ10に紫外光
を均一に照射して光損失フィルタが得られる。
ルタを示す図であり、図8(a)に示す光損失フィルタ
は、光ファイバ10の軸方向に全長22mm、周期34
3.5μmの長周期グレーティング:LPG-d1と、全
長7mm、周期352.5μmの長周期グレーティン
グ:LPG-e1とを5mmの間隔を設け、この間隙部分
20に紫外光を照射して形成されたものである。
ァイバ10の軸方向に全長20mm、周期348μmの
長周期グレーティング:LPG-d2と、全長7mm、周
期348μmの長周期グレーティング:LPG-e2とを
5mmの間隙20を設け、この間隙部分20に紫外光を
照射したものである。また、LPG-d2とLPG-e2と
の屈折率変調幅の大きさは夫々相違している。
ァイバ103の光軸方向に全長20mm、周期347μ
mの長周期グレーティング:LPG-dと、全長7m
m、周期351μmの長周期グレーティング:LPG-
e3とを5mmの間隙20を設け、この間隙部分20に
紫外光を照射したものである。LPG-d3とLPG-e3
との屈折率変調幅の大きさは夫々相違している。
過特性を示すグラフである。鎖線が示す透過特性は、図
8(a)に示されるように両長周期グレーティングの長
さ及び屈折率変周期が相違し、屈折率変動幅の大きさが
等しい場合の一例である。点線が示す透過特性は、図8
(b)に示されるように両長周期グレーティングの長さ
及び屈折率変動幅の大きさが相違し、屈折率変動周期が
等しい場合の一例である。実線が示す透過特性は、図8
(c)に示されるように両長周期グレーティングの長
さ、屈折率変動幅の大きさ及び屈折率変動周期が異なる
場合の一例である。
に紫外光を照射することによってコアの屈折率を略連続
的に変化させることができるので、高精度の透過特性を
有する光損失フィルタを容易に得ることができ、また、
グレーティングの個数が少ないので小型にできる。
周期グレーティングの中間部に紫外光を照射して得られ
る光損失フィルタについて説明する。図10(a)は長
周期グレーティングの製造方法を示す図、図10(b)
はその長周期グレーティングの中間部に紫外光を照射す
る方法を示す図である。
ミラー31を走査し、強度変調マスク32を介して光フ
ァイバ10のコアに長周期グレーティングを形成する。
この長周期グレーティング:LPG-fは全長30m
m、周期350μmである。次いで、図6(b)に示さ
れるように、強度変調マスク32を取り除いた後、長周
期グレーティング:LPG-fの中央5mmの部分21
に反射ミラー31を走査し紫外光を均一に照射して光損
失フィルタを作製する。
失フィルタの透過特性を示すグラフである。長周期グレ
ーティング:LPG-fの中間部21に均一に紫外光が
照射されると、中間部21の屈折率変動部分の屈折率が
上昇しコアモードとクラッドモードの位相回転量差が変
化し、照射位置の前方と後方に形成された屈折率変動部
分の間の各モードの実効光路長が変化するので、合成さ
れた透過特性は照射量に応じて実線、点線、鎖線で示さ
れるように減衰の極大値波長がシフトする。
中間部21の位相がシフトする:位相シフト長周期グレ
ーティングでは、中間部分21でのコアモードとクラッ
ドモードの位相回転量の差が、2π変化するごとに略同
じ透過特性を示すので、(紫外光照射後の位相回転の
差)−(紫外光照射前の位相回転の差)が0から2πの
間で所望の特性を得ることができる。一方、6式〜9式
の関係があるので、
における紫外光照射前の屈折率変動部材のコアの平均屈
折率であり、屈折率変動部材の最大屈折率がnma x,最
小屈折率がnminである時、nmean=nmin+(nmax−
nmin)/2 で表される。また、nmean’は中間部分
ΔLにおける紫外光照射後の屈折率変動部材のコアの平
均屈折率であり、nmean’=nmin’+(nmax’−n
min’)/2で表される。
部分21についても、この部分の屈折率変動部材に紫外
光を照射することによってコアの屈折率が変化し、コア
モードの位相回転量が変化するので、間隙部分20と同
様に「位相シフト部材」と呼ぶ。
他の光損失フィルタについて説明する。まず、図10
(a)に示されるように反射ミラー31を走査し、強度
変調マスク32を介して光ファイバ10のコア軸方向に
屈折率変動幅および屈折率変動周期が夫々一定の長周期
グレーティングを形成する。次いで、図10(b)に示
されるように、強度変調マスク32を取り除いた後、長
周期グレーティングが形成されたコア軸方向の区間内で
かつ、その区間の両端を除く所定区間21に反射ミラー
31を走査し紫外光を均一に照射して光損失フィルタを
作製する。図11は上記の方法によって得られた光損失
フィルタの透過特性を示すグラフである。
ィルタを示す図であり、この光損失フィルタは光ファイ
バ10の光軸方向に全長29mm、周期345μmの長
周期グレーティング:LPG-f1を形成し、その後、L
PG-f1の片端から他端に向かって19mmの位置と、
そこからさらに他端に向って5mmの区間に紫外光を照
射したものである。
を示すグラフである。1つの長周期グレーティング:L
PG-f1の中間部21に紫外光を照射すると、中間部2
1はその両側に配置された屈折率変調部材に対して位相
シフトを生じさせ、位相シフトに対応して変化する2つ
の減衰極大値を有する透過特性が得られている。
間部21に紫外光を照射するとコア部の屈折率を略連続
的に変化させることができるので、所望の透過特性を有
する光損失フィルタを容易に得ることができる。
1あるいは実施形態2で形成された光損失フィルタと他
の長周期グレーティングとを組み合わせて、さらに複雑
な特性を形成される光損失フィルタについて説明する。
ルタを備えた光ファイバ10を準備する。この光損失フ
ィルタは全長29mm、周期245μmの長周期グレー
ティング:LPG-f1であって、LPG-f1の中間部2
1に紫外光を照射して形成されたものである。透過特性
は図13に示されるように、1540〜1560nmに
緩やかな2つの損失ピークを有する。
て、光ファイバ10に強度変調マスク32を介して光フ
ァイバ10に紫外光ビーム30を照射して長周期グレー
ティング:LPG-pを作製する。図14はこのようにし
て得られた長周期グレーティングを示す図であり、この
長周期グレーティング:LPG-pは全長が31.5m
m、周期が394μmである。図15はLPG-pの透過
特性を示す。図15に示された特性の損失ピークは、コ
アモードと5次のクラッドモードとの結合により形成さ
れたものである。
の中間部21に紫外光を照射して形成された図12に示
す光損失フィルタと、図14に示す長周期グレーティン
グ:LPG-pとを組み合わせて新しい特性を有する光損
失ファイルタの製造方法について説明する。両者を組み
合わせる場合、一方の光ファイバに形成されたLPG-
pと、別の光ファイバに形成された光損失フィルタとを
単に融着接続しても形成することができるが、この実施
形態では図16に示すように、両者を1本のファイバ1
0に2mmの間隔を設けて作製している。
に示されたLPG-pとでは、コアモードとの結合に寄与
するクラッドモードの次数が同一波長帯域内で異なるた
め、このように接近しても夫々の透過特性は保存され
る。したがって、両者を組み合わせたときの透過特性は
図17に示すように、図13と図15に示された透過特
性を加算した値となる。接近して配置できるので小型に
できることと、透過特性の保存性を有するので所望の特
性を容易に得ることができる。
透過特性は、1530nm付近に急峻な損失ピークを、
また、1540〜1560nmに緩やかな2つの損失ピ
ークを有する。一方、1.55μm帯のEDFAは図1
に示すように、1530nm付近に急峻な利得ピーク
を、また、1540〜1560nmに緩やかな2つの利
得ピークを有する。
有する光損失フィルタ(図16の構造)を、図19に示
す特性を有するEDFAの利得等化器として使用する
と、EDFAにおける1530nm付近の急峻な利得ピ
ークは、図17に示された透過特性の急峻な損失ピーク
によって平均化される。また、図19に示された154
0〜1560nmの緩やかな2つの利得ピークは、図1
7に示された透過特性の緩やかな2つの損失ピークによ
って平均化される。図18は、図16に示す構造の光損
失フィルタを利得等化器として用いた場合のEDFAの
利得特性である。帯域約39nmにわたって、非常に平
坦な利得特性が得られている。
率を変化させることによってコアモードの位相回転量が
変化する位相シフト部材と、その前後に配置された長周
期グレーティングによって構成され、コアの屈折率を変
化させることによって所望の透過特性を容易に得ること
ができる構造である。また、グレーティングの個数が少
なので小型となる。
グを作製する工程と、コアに紫外光を照射して屈折率を
変化させる工程とを有する方法であるので、簡単であ
る。また、コアの屈折率は紫外光の照射によって略連続
的に変化させることができるので、高精度の透過特性を
作製することができる。
る光損失フィルタの構成を説明する図である。
すグラフである。
る他の光損失フィルタの構成を説明する図である。
すグラフである。
と、屈折率プロファイル(b)である。
タの製造方法を説明する図、図6(b)は光導波路長手
方向に紫外光を照射する方法を示す図である。
を示すグラフである。
示す図である。
過特性を示すグラフである。
ィルタの製造方法を説明する図、図10(b)は光導波
路長手方向に紫外光を照射する方法を示す図である。
性を示すグラフである。
示す図である。
を示すグラフである。
グの構成を示す図である。
過特性を示すグラフである。
示す図である。
を示すグラフである。
化器として適用したときの利得特性のグラフである。
ラフである。
30・・・紫外光ビーム、31・・・紫外光の反射ミラー、3
2・・・強度変調マスク、33・・・石英ガラス平板、34・・
・クロム層、50・・・測定光の光源、51・・・光スペクト
ルアナライザ、LPG・・・長周期グレーティング、Λ・・・
長周期グレーティングの周期、λ・・・波長。
Claims (10)
- 【請求項1】 所定屈折率のコアを有する光導波路に形
成され、所定の使用波長帯域内で使用される光損失フィ
ルタであって、 前記コアの屈折率変化によってコアモードとクラッドモ
ードとの位相回転量の差が変化する位相シフト部材と、 前記位相シフト部材の前及び後に夫々配置されると共
に、屈折率変動幅が第1変動幅、屈折率変動周期が第1
周期であり、コアモードがクラッドモードと結合するこ
とによる減衰の極大値が第1波長である第1長周期グレ
ーティング、並びに屈折率変動幅が第2変動幅、屈折率
変動周期が第2周期であり、コアモードがクラッドモー
ドと結合することによる減衰の極大値が第2波長である
第2長周期グレーティングとを有し、 前記コアの屈折率変化によって、前記第1長周期グレー
ティング、前記位相シフト部材及び前記第2長周期グレ
ーティングを伝搬した光の透過特性の2つの極大値をと
る2波長が前記第1波長および前記第2波長から変化す
ることを特徴とする光損失フィルタ。 - 【請求項2】 前記所定の使用波長帯域内の任意の波長
がλ、前記位相シフト部材を形成する光導波路の長さが
ΔLであり、前記光導波路のコア屈折率が変化する前と
後との変化量ΔNが次式: 0<ΔN≦λ/ΔL の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光損
失フィルタ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光損失フィルタにおい
て、 前記第1周期と前記第2周期及び前記第1変動幅と前記
第2変動幅とが夫々等しい場合、あるいは前記第1周期
と前記第2周期とが等しく、前記第1変動幅と前記第2
変動幅とが異なる場合、あるいは前記第1変動幅と前記
第2変動幅とが等しく、前記第1周期と前記第2周期と
が異なる場合、あるいは前記第1変動幅と前記第2変動
幅及び前記第1周期と前記第2周期とが夫々異なる場合
のいずれかであることを特徴とする光損失フィルタ。 - 【請求項4】 前記所定の使用波長帯域内で、前記コア
モードと結合する前記クラッドモードの次数が前記第1
および第2長周期グレーティング毎に一致することを特
徴とする請求項1に記載の光損失フィルタ。 - 【請求項5】 前記光損失フィルタが形成された同一光
導波路に更に1つ以上の第3長周期グレーティングを備
え、当該第3長周期グレーティングの屈折率変動幅及び
屈折率変動周期は、前記光損失フィルタを構成する前記
第1および第2長周期グレーティングの屈折率変動幅ま
たは屈折率変動周期の少なくともいずれかと相違するこ
とを特徴とする請求項1または3に記載の光損失フィル
タ。 - 【請求項6】 前記第3長周期グレーティングは当該複
数の長周期グレーティング毎に前記所定の使用波長帯域
内で、前記コアモードと結合する前記クラッドモードの
次数が前記第1および第2長周期グレーティングでコア
モードと結合するクラッドモードの次数と異なることを
特徴とする請求項5に記載の光損失フィルタ。 - 【請求項7】 所定屈折率のコアを有する光導波路に光
損失フィルタを製造する方法において、 前記光導波路の感光性を有するコアの軸方向に所定間隔
を設けて第1及び第2長周期グレーティングを形成する
第1工程と、 前記第1長周期グレーティングと前記第2長周期グレー
ティングとの間のコアに紫外光を照射する第2工程とを
有することを特徴とする光損失フィルタの製造方法。 - 【請求項8】 前記第1工程と前記第2工程との前、あ
るいはそれら両工程の後に、さらに1つ以上の第3の長
周期グレーティングを形成する第3工程を有することを
特徴とする請求項7に記載の光損失フィルタの製造方
法。 - 【請求項9】 所定屈折率のコアを有する光導波路に光
損失フィルタを製造する方法において、 前記光導波路の感光性を有するコアの軸方向に屈折率変
動幅および屈折率変動周期が夫々一定の第1長周期グレ
ーティングを形成する第1工程と、 前記第1長周期グレーティングが形成されたコア軸方向
の区間内で、かつ、前記区間の両端を除く所定区間に紫
外光を照射する第2工程とを有することを特徴とする光
損失フィルタの製造方法。 - 【請求項10】 前記第1工程と前記第2工程との前、
あるいはそれら両工程の後に、さらに1つ以上の第2長
周期グレーティングを形成する第3工程を有することを
特徴とする請求項9に記載の光損失フィルタの製造方
法。
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