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JP2001086803A - 作業車の操向装置 - Google Patents

作業車の操向装置

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Publication number
JP2001086803A
JP2001086803A JP26574899A JP26574899A JP2001086803A JP 2001086803 A JP2001086803 A JP 2001086803A JP 26574899 A JP26574899 A JP 26574899A JP 26574899 A JP26574899 A JP 26574899A JP 2001086803 A JP2001086803 A JP 2001086803A
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JP
Japan
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wheel
steering
support
vehicle body
axis
Prior art date
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Application number
JP26574899A
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English (en)
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Inventor
Seiichi Takahashi
清一 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右車輪の車体に対する取り付け向きを変更
して車体の操向操作を行う作業車の操向装置において、
車輪の走行地面に対する横ずれを抑制しながら最大切れ
角を大きくできるようにする。 【解決手段】 車体の左右の車輪支持部16,16に各
別に車体上下向きの第1操向軸芯P1まわりで揺動自在
に支持されている左右一対の中間支持体14,14を備
えてある。左側の中間支持体14の遊端側に車体上下向
きの第2操向軸芯P2まわりで揺動自在に支持されてい
るとともに左車輪1を車軸芯まわりで回動自在に支持し
ている車輪支持体15と、右側の中間支持体14の遊端
側に車体上下向きの第2操向軸芯P2まわりで揺動自在
に支持されているとともに右車輪1を車軸芯まわりで回
動自在に支持している車輪支持体15とを備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右車輪の車体に
対する取り付け向きを変更することによって車体の操向
操作を行う作業車の操向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば農用トラクタでは、枕地を小さ
い旋回半径で旋回走行すると、枕地が小さくなるとか、
枕地の移動が迅速に行えるなど有利に走行できる。この
ため、従来、たとえば実開昭56−36574号公報や
USP5046577に示される操向技術があった。こ
の操向技術は、両端側に車輪を車体上下向きの操向軸芯
まわりで揺動自在に支持する車軸部材を、車体の左右方
向での中心部に車体上下向きの軸芯まわりで回動自在に
支持させ、この車軸部材の車体に対する取り付け向きの
変更と、左右車輪の車軸部材に対する取り付け向きの変
更とによって、左右車輪の車体に対する取り付け向きを
変更して車体の操向操作を行うものである。そして、車
輪の車体に対する向き変更を、車輪の車軸部材に対する
向き変更と、車軸部材の車体に対する向き変更との両方
によって行うことにより、車輪の車軸部材に対する向き
変更だけで行うよりも、車輪の最大切れ角が大になって
旋回半径が小さくなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の操向技
術の場合、操向操作を行うと、左右車輪が走行地面に対
して大きく横すべりしながら車体に対して向き変更して
いた。また、左右車輪が車体に対してローリングするこ
とを可能にするには、車軸部材を車体前後向きの軸芯ま
わりでも揺動するように車体に支持させる必要があるこ
とから、車軸部材を車体に取付ける構造が複雑になると
ともに、この取付け構造には高い支持強度を備えさせる
必要があり、コスト面や重量面で不利になっていた。本
発明の目的は、車輪の切れ角を大きくできるのみなら
ず、その割りには、車輪の横すべりを少なく抑制できる
とともに、比較的安価かつ軽量に車輪のローリングを可
能にできる作業車の操向装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕車体の左右の車輪支持部に各別に
車体上下向きの第1操向軸芯まわりで揺動自在に支持さ
れている左右一対の中間支持体と、前記左側の中間支持
体の遊端側に車体上下向きの第2操向軸芯まわりで揺動
自在に支持されているとともに左車輪を車軸芯まわりで
回動自在に支持している車輪支持体と、前記右側の中間
支持体の遊端側に車体上下向きの第2操向軸芯まわりで
揺動自在に支持されているとともに右車輪を車軸芯まわ
りで回動自在に支持している車輪支持体とを備え、前記
左右の中間支持体を前記第1操向軸芯まわりで揺動操作
するとともに前記左右の車輪支持体を前記第2操向軸芯
まわりで揺動操作して左右車輪を操向操作する操向操作
機構を備えてある作業車の操向装置。
【0006】〔作用〕操向操作を行うと、操向操作機構
が左右の中間支持体それぞれを第1操向軸芯まわりで車
輪支持部に対して揺動操作するとともに左右の車輪支持
体それぞれを第2操向軸芯まわりで中間支持体に対して
揺動操作し、中間支持体の車体に対する向き変更と、車
輪の中間支持体に対する向き変更との両方の向き変更に
よって、左右車輪の車体に対する取り付け向きが変化す
る。これにより、左右車輪を操向操作するのに、第2操
向軸芯のまわりでの向き変更だけで操向操作するものよ
りも最大切れ角が大になるようにして操向操作できる。
【0007】さらに、中間支持体は車体の左又は右側に
位置する車輪支持部に揺動自在に支持されているものだ
から、第2操向軸芯が車輪の揺動軸芯となり、この車輪
揺動軸芯が車体に対して前後に移動する際の支点に第1
操向軸芯がなる。すなわち、移動支点から車輪揺動軸芯
までの距離が、従来の移動支点である車軸部材の揺動軸
芯から車輪揺動軸芯までの距離よりも短距離になり、左
右車輪が向き変更する際に走行地面に対して横すべりす
る長さを従来より短くしながら、左右車輪を操向操作で
きる。
【0008】車体に車体前後向きの軸芯まわりで揺動自
在に支持される車軸部材を設け、この車軸部材の一端側
で左側の車輪支持部を、他端側で右側の車輪支持部をそ
れぞれ形成する。すると、車軸部材は、車体に対して中
間部で車体前後向きの軸芯まわりで回動自在に連結する
だけのものでありながら、左右車輪が車輪支持体の第2
操向軸芯まわりでの揺動と、中間支持体の第1操向軸芯
まわりでの揺動とによって向き変更するとともに、車輪
支持体、中間支持体及び車軸部材を介して車体に対して
ローリングする。
【0009】〔効果〕左右車輪の車体に対する向き変更
を車輪の第2操向軸芯まわりでの揺動のみによって行う
よりも大きな切れ角まで左右車輪を操向操作できること
により、枕地で小旋回半径で旋回走行して枕地を小さく
したり、先の作業終了箇所から次の作業開始箇所まで迅
速に移動するなど有利に走行しながら作業できる。しか
も、車輪が向き変更する際の走行地面に対する横すべり
を車軸部材が車体の左右中心部で揺動する従来よりも少
なく抑制しながら車体操向を行い、その横すべりによる
操向や走行不良が発生しにくいとか少ないように安定し
た状態で走行できる。
【0010】さらに、走行地面の凹凸や傾斜にかかわら
ず車体を水平やほぼ水平に保ちながら走行できるように
左右車輪のローリングを可能にする場合、左右の車輪支
持部を形成する車軸部材を、この車軸部材の車体に対す
る上下揺動を可能にするだけの構造簡単な取付け構造に
よって車体に連結すればよくて、安価かつ軽量に得られ
る。
【0011】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0012】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記左右車輪が直進向きにある状態で前記第2操向
軸芯が前記第1操向軸芯よりも車体前後方向に位置ずれ
している。
【0013】〔作用〕車輪の取り付け向きを外向きに変
更する場合、車輪が第2操向軸芯まわりで揺動するに伴
い、車輪の前後一端側が車輪より内側に位置する車体な
どの内側部材に近づいていき、いずれはその内側部材に
当たる。車輪が前車輪である場合、車輪が直進向きにあ
る状態で第2操向軸芯が第1操向軸芯よりも車体前方側
に位置ずれしていると、車輪を直進向きから外向きに操
向操作する際、当初において車輪の接地点が第2操向軸
芯のまわりで車体外側に出ていく。これに対し、第2操
向軸芯が第1操向軸芯と車体横方向に並んでいると、車
輪を直進向きから外向きに操向操作する際、常に車輪の
接地点が第2操向軸芯のまわりで車体内側に入り込んで
いく。このため、車輪が直進向きの位置から内側部材に
当たるまでに中間支持体を第1操向軸芯まわりで揺動操
作できる角度が、前者のものの方が大になる。そして、
車輪が後車輪である場合、車輪が直進向きにある状態で
第2操向軸芯が第1操向軸芯よりも車体後方側に位置ず
れしていると、車輪を直進向きから外向きに操向操作す
る際、当初において車輪の接地点が第2操向軸芯のまわ
りで車体外側に出ていく。これに対し、第2操向軸芯が
第1操向軸芯と車体横方向に並んでいると、車輪を直進
向きから外向きに操向操作する際、常に車輪の接地点が
第2操向軸芯のまわりで車体内側に入り込んでいく。こ
のため、車輪が直進向きの位置から内側部材に当たるま
でに中間支持体を第1操向軸芯まわりで揺動操作できる
角度が、前者のものの方が大になる。これにより、車輪
が直進向きにある状態で第2操向軸芯が第1操向軸芯よ
りも車体前後方向に位置ずれしている方が、車体横方向
に並んでいる場合よりも、最大切れ角が大になるように
して左右車輪を操向操作できる。
【0014】〔効果〕左右車輪の切れ角を第1操向軸芯
と第2操向軸芯の配置の面からも大にしてより小さい旋
回半径で旋回走行し、枕地をより一層小さくなるなどし
て有利に走行できる。
【0015】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0016】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記車輪支持体と前記中間支持体の一方をス
テアリングハンドルに連係させている操作機構と、前記
車輪支持体と前記中間支持体の他方を前記操作機構に連
動させている連動機構とを、前記操向操作機構に備えて
ある。
【0017】〔作用〕ステアンリングハンドルを操作す
ると、操作機構による連係によって車輪支持体と中間支
持体のいずれか一方が揺動し、連動機構による連動のた
めに他方が一方の揺動に連動して揺動して、左右車輪を
操向操作できる。すなわち、中間支持体と車輪支持体と
を各別にステアリングハンドルに連係させるに比して構
造面や制御面で簡単なものに操向操作機構を構成しなが
ら、ステアリングハンドルによって車輪支持体と中間支
持体とを連動させて操作できる。
【0018】〔効果〕左右車輪の最大切れ角を大にして
操向操作できるものを、操向操作機構の面から構造簡単
かつ安価に得られる。
【0019】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0020】〔構成〕請求項3による発明の構成におい
て、前記連動機構が、前記車輪支持体と前記中間支持体
の他方と、前記車輪支持部とにわたって取り付けた揺動
リンクを備えるリンク式である。
【0021】〔作用〕揺動リンクの長さや取り付け角な
どを適切に設定すると、たとえば中間支持体の揺動に連
動して車輪支持体が揺動するように、かつ、中間支持体
が単位角度を揺動するに伴って車輪支持体が揺動する角
度が中間支持体の揺動位置によって異なるように、中間
支持体と車輪支持体とを連動させ、ステアリングハンド
ルの単位角度の操作に伴って車輪が第2操向軸芯まわり
で揺動して向き変化する角度が、車輪の切れ角が小さい
範囲と大きい範囲とで異なるようにした状態で車輪を操
向操作することができるものである。
【0022】〔効果〕ステアリングハンドルの操作量の
割りには車輪向きの変化が大になったり小になる状態が
リンクによって得られ、ステアリングハンドルをわずか
に操作するだけで車輪向きが大きく変化して小回り旋回
するとか、ステアリングハンドルをわずかに操作しただ
けでは車輪向きがあまり変化しなくて蛇行しにくいなど
の状態を構造簡単に得られる。
【0023】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0024】〔構成〕請求項3による発明の構成におい
て、前記連動機構が、前記車輪支持体と前記中間支持体
の他方が一体回動自在に備えるギヤと、このギヤに噛み
合う状態で前記車輪支持部に固定されているギヤとを備
えるギヤ式である。
【0025】〔作用〕たとえば中間支持体の揺動に連動
して車輪支持体が揺動するように、かつ、中間支持体と
車輪支持体の連動比が中間支持体の揺動位置によって変
化しないように、中間支持体と車輪支持体とを連動さ
せ、ステアリングハンドルの単位角度の操作に伴って車
輪が第2操向軸芯まわりで揺動して向き変化する角度
が、車輪の切れ角が大小如何なる範囲におていも一定に
なるようにした状態で車輪を操向操作することができる
ものである。
【0026】〔効果〕ステアリングハンドルの操作量
と、車輪向きの変化量との関係が一定になる状態がギヤ
連動によって得られ、ステアリングハンドルを大きく操
作すると車輪向きが大きく変化して小回り旋回し、ステ
アリングハンドルをわずかに操作しただけでは車輪向き
があまり変化しなくて蛇行しにくいなどの状態を構造簡
単に得られる。
【0027】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0028】〔構成〕請求項1〜5のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記左右の車輪支持部、中間支
持体及び車輪支持体を、左右車輪に駆動力を伝達する車
輪駆動ケースによって構成し、車輪支持部を構成する駆
動ケース部が備える伝動軸と、中間支持体を構成する駆
動ケース部が備える伝動軸とを連結するとともに前記第
1操向軸芯と同一の軸芯まわりで屈曲する自在継手を備
えてある。
【0029】〔作用〕中間支持体と車輪支持部とが第2
操向軸芯まわりで回動自在に連結する部分を、内部に自
在継手を収容するだけの比較的コンパクトなものにしな
がら、左右車輪を駆動輪にするものである。
【0030】〔効果〕左右車輪が切れ角の大きい範囲ま
で操向操作された際には、他の非操向型の駆動車輪より
も高速の周速度になる状態で駆動されるように構成し、
小旋回半径で旋回走行する際には、左右車輪の切れ角の
大きさと、左右車輪の高速駆動との両方によってより小
回り旋回できるすることができる。その割りには、中間
支持体と車輪支持部とが連結する部分をコンパクトなも
のにし、この連結部分が地上高の高いものになって接地
しにくように有利に走行したり、構造面やコスト面で有
利に得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対の駆
動自在な前車輪1,1、左右一対の駆動自在な非操向型
の後車輪2,2、エンジン3やエンジンボンネット4を
有する原動部、ステアリングハンドル5や運転座席6を
有する運転部のそれぞれを備えている車体の後部を形成
しているミッションケース7の後部に、リフトシリンダ
(図示せず)によって上下に揺動操作自在なリフトアー
ム8、動力取り出し軸9を設けて、農用トラクタを構成
してある。このトラクタは、車体の後部にロータリ耕耘
装置などの各種の作業装置を前記リフトアーム8によっ
て昇降操作自在に連結し、この連結作業装置に前記動力
取り出し軸9によって回動力を伝達するものである。
【0032】図2〜図5に示すように、前記左右前輪
1,1を各別に両端側に支持する前車軸部材に兼用の車
輪駆動ケース10の長手方向での中間部を前記車体の前
部に取り付けてある。すなわち、車輪駆動ケース10の
長手方向での中間部に前後一対の筒軸型の連結軸11,
12を備えさせ、前側の連結軸11を、前記車体の前部
を形成している前車体フレーム20が支持する前側支持
体21のボス部21aに車体前後向きの軸芯Xまわりで
回動自在に内嵌させ、後側の連結軸12を、前記前車体
フレーム20が支持する後側支持体22のボス部22a
に前記軸芯Xと同一の軸芯まわりで回動自在に内嵌させ
てある。つまり、左右前輪1,1は、一方の前車輪1が
車体に対して前記軸芯Xまわりで下降すると他方の前車
輪1が車体に対して前記軸芯Xまわりで上昇するように
前記軸芯Xをローリング軸芯としてローリング自在に車
体に支持させてある。これにより、左右前輪1,1の一
方が走行地面の凹入部に入り込んだり凸部に乗り上がる
とか、走行地面が車体左右方向に傾斜していても、左右
前輪1,1がローリングし、車体の左右方向での姿勢が
水平又はそれに近い姿勢に維持される。
【0033】前記車輪駆動ケース10を、前記前後の連
結軸11,12を中間部に備える基端駆動ケース部13
と、この基端駆動ケース部13の両端側に各別に連結す
る左右一対の中間支持体14を構成する中間駆動ケース
部と、左側の中間支持体14に連結する車輪支持体15
を構成する先端駆動ケース部と、右側の中間支持体14
に連結する車輪支持体15を構成する先端駆動ケース部
との5つのケース部によって構成して、操向装置を構成
してある。この操向装置は、左右の中間支持体14、1
4に各別に連結する一対のタイロッド31,31を有す
る操作機構30と、左右の車輪支持体15,15に各別
に連結する揺動リンク41,41を有する連動機構40
とを備える操向操作機構Sによって左右前輪1,1を操
向操作して車体の操向操作を行うものであり、詳しくは
次の如く構成してある。
【0034】前記基端駆動ケース部13の両端部に、車
体の車輪支持部16を構成する継手部材を備えさせてあ
る。左右の中間駆動ケース部それぞれの基端部14a
は、基端駆動ケース部13の前記継手部材の凹型の球面
継手部16aに摺動自在に内嵌する凸型の球面継手部1
4bを備えていて、前記継手部材に回動自在に連結して
いる。これにより、左側の中間支持体14は、車体左側
の車輪支持部16に車体上下向きの第1操向軸芯P1の
まわりで揺動自在に支持されており、右側の中間支持体
14は、車体右側の車輪支持部16に車体上下向きの第
1操向軸芯P1のまわりで揺動自在に支持されている。
左右の先端駆動ケース部それぞれの基端部は、中間駆動
ケース部の遊端部の上側支持部14cと下側支持部14
dとにわたって回動自在に連結している。これにより、
左側の車輪支持体15は、左側の中間支持体14の遊端
側に車体上下向きの第2操向軸芯P2まわりで揺動自在
に支持されているとともに遊端側で左前輪1を車軸芯ま
わりで回動自在に支持しており、右側の車輪支持体15
は、右側の中間支持体14の遊端側に車体上下向きの第
2操向軸芯P2まわりで揺動自在に支持されているとと
もに遊端側で右前輪1を車軸芯まわりで回動自在に支持
している。
【0035】つまり、左前輪1においても右前輪1にお
いても、中間支持体14を第1操向軸芯P1のまわりで
車輪支持部16に対して車体前後方向に揺動操作し、車
輪支持体15を第2操向軸芯P2まわりで中間支持体1
4に対して車体前後方向に揺動操作することにより、車
輪1の車体に対する取り付け向きが直進向きになった
り、直進向きよりも左や右側に向く横向きになる。
【0036】前記操作機構30は、前記左右の中間支持
体14から延出しているナックルアーム14eに一端側
が各別に連結している前記タイロッド31と、この一対
のタイロッド31,31それぞれの他端側が遊端側に回
動自在に連結しているピットマンアーム32を軸芯32
aまわりで揺動操作自在に備えているとともに前記ステ
アリングハンドル5によって操作される油圧式のパワー
ステアリング装置34とによって構成してある。すなわ
ち、操作機構30は、左右の中間支持体14、14それ
ぞれのナックルアーム14eをステアリングハンドル5
に連係させることにより、左右の中間支持体14をステ
アリングハンドル5にこれの回動操作によって第1操向
軸芯P1のまわりで揺動操作できるように連係させてい
る。
【0037】前記連動機構40は、左側の車輪支持体1
5からこれを第2操向軸芯P2まわりで揺動操作するよ
うに延出している操作アーム部15aに一端側が回動自
在に連結している前記揺動リンク41を備える左側連動
機構部と、右側の車輪支持体15からこれを第2操向軸
芯P2まわりで揺動操作するように延出している操作ア
ーム部15aに一端側が回動自在に連結している前記揺
動リンク41を備える右側連動機構部とによって構成し
てある。左側連動機構部と右側連動機構部のいずれも
は、車輪支持体15の前記操作アーム部15aと、車体
の前記車輪支持部16が備えるアーム部16bと、前記
両アーム部15a,16bにわたって取り付けた前記揺
動リンク41とで成るリンク機構に構成するとともに、
中間支持体14が揺動操作されると、この操作力によ
り、車輪支持体15を中間支持体14の揺動に連動させ
て中間支持体14の揺動方向と同方向に揺動操作するよ
うに構成してある。これにより、連動機構40は、左右
の車輪支持体15,15を操作機構30によって左右の
中間支持体14,14と連動させて揺動操作されるよう
に操作機構30に連動させている。
【0038】これにより、操向操作機構Sは、左右側そ
れぞれの中間支持体14と車輪支持体15のうちの中間
支持体14を操作機構30によってステアリングハンド
ル5に連係させるとともに、左側の車輪支持体15を左
側の中間支持体14に、右側の車輪支持体15を右側の
中間支持体14にそれぞれ連動機構40によって連動さ
せて、ステアリングハンドル5の回動操作による左右前
輪1,1の操向操作を可能にしている。
【0039】したがって、車体の操向操作を行うに当た
り、ステアリングハンドル5を回動操作すると、その操
作力と操向操作機構Sの作用とのために、左右の中間支
持体14が第1操向軸芯P1まわりで車体に対して前後
方向に揺動するとともに左右の車輪支持体15が第2操
向軸芯P2まわりで中間支持体14に対して車体前後方
向に揺動し、左右前輪1,1の車体に対する取り付け向
きがステアリングハンドル5の操作位置に対応する取り
付け向きになる。
【0040】すなわち、ステアリングハンドル5を回動
操作して直進位置に操作すると、左右の中間支持体1
4,14が、図5に明示する如く中間支持体14の上端
側の横向き部分における軸芯14fが基端駆動ケース部
13の軸芯13aに対して約15度の傾斜角度Aで車体
前方向きに傾斜する連結姿勢になり、左右の車輪支持体
15,15が、図6(イ)に示す如く車軸1aが車体横
向きになる連結姿勢になり、左右前輪1,1が車体に対
して直進向きになる。このとき、中間支持体14が車輪
支持部16に対してやや前向きになることにより、左右
それぞれの第2操向軸芯P2が第1操向軸芯P1よりも
やや車体前方側に位置する。
【0041】ステアリングハンドル5を直進位置から左
又は右側に回動操作すると、図6(ロ)に示す如く左右
の中間支持体14,14のうちの旋回内側に位置する方
の中間支持体14が車輪支持部16に対して、車輪支持
体15が中間支持体14に対してそれぞれ直進走行のと
きよりも車体後方側に揺動し、旋回外側に位置する方の
中間支持体14が車輪支持部16に対して、車輪支持体
15が中間支持体14に対してそれぞれ直進走行のとき
よりも車体前方側に揺動し、左右前輪1、1が車体に対
してステアリングハンドル5の操作方向に等しい左向き
又は右向きの横向きになる。このとき、ステアリングハ
ンドル5の操作角度を大にするほど、左右前輪1、1の
直進向きからの切れ角が大になり、旋回内側に位置する
前輪1の直進向きからの最大切れ角が約90度になり、
旋回外側に位置する前輪1の直進向きからの最大切れ角
が約75度になる。
【0042】図3〜図5に示すように、前記車輪駆動ケ
ース10の前記後側の連結軸12の内部に、前記軸芯X
と同芯状に配置した入力軸50を設けるとともに、この
入力軸50の回動力を左右前輪1,1に伝達する車輪駆
動機構51を車輪駆動ケース10の内部に設けてある。
前記入力軸50は、前記ミッションケース7から前方に
延出する回転軸7aに連結することにより、ミッション
ケース7の内部に位置する走行用ミッション(図示せ
ず)から前輪用の回転動力を導入するように構成してあ
る。
【0043】前記車輪駆動機構51のうちの左前輪1の
ための駆動機構部も、右前輪1のための駆動機構部も、
車輪駆動ケース10のうちの前記基端駆動ケース部13
の内部に設けた伝動筒軸52、分配伝動軸53、前輪用
クラッチ54、伝動軸55のそれぞれと、前記中間支持
体14を構成している中間駆動ケース部の内部に設けた
入力側の横向き伝動軸56、出力側の上下向き伝動軸5
7のそれぞれと、前記車輪支持体15を構成している先
端駆動ケース部の内部に設けた車軸駆動ギヤ58とによ
って構成してある。
【0044】前記伝動筒軸52は、これの一端側にスプ
ライン係合によって一体回動するようにして備えさせた
ベベルギヤ52aと、前記入力軸50の基端駆動ケース
部13の内部に位置する部分に備えてあるベベルギヤ部
50aとの噛み合いによって入力軸50に連動してい
る。分配伝動軸53は、伝動筒軸52に内嵌するととも
にスプライン係合していることによって伝動筒軸52と
一体回動する。分配伝動軸53の端部が前輪用クラッチ
54の入力筒軸54aに内嵌しているとともにスプライ
ン係合によって一体回動するように連結し、前輪用クラ
ッチ54の出力体54bが前記伝動軸55の端部に外嵌
するとともにスプライン係合によって一体回動するよう
に連結していることにより、分配伝動軸53の回動力が
前輪用クラッチ54を介して伝動軸55に伝達する。こ
の伝動軸55の他端側は、中間駆動ケース部の前記入力
側の横向き伝動軸56の端部に備えさせた自在継手59
によって横向き伝動軸56に一体回動するように連結し
ている。中間駆動ケース部の前記横向き伝動軸56は、
これの端部に外嵌するとともにスプライン係合によって
一体回動自在に連結するようにして備えさせたベベルギ
ヤ56aと、前記上下向き伝動軸57の上端側に外嵌す
るとともにスプライン係合によって一体回動自在に連結
するようにして備えさせたベベルギヤ57aとの噛み合
いによって、上下向き伝動軸57に連動している。この
上下向き伝動軸57の下端側に外嵌するとともにスプラ
イン係合によって一体回動するようにして備えてあるベ
ベルギヤ57bが前記車軸駆動ギヤ58に噛み合ってい
る。前記左右の自在継手59は、前記第1操向軸芯P1
と同一の軸芯まわりで屈曲するボール式の自在継手に構
成してある。
【0045】これにより、車輪駆動機構51は、中間支
持体14の車輪支持部16に対する第1操向軸芯P1ま
わりでの揺動を自在継手59によって許容しながら、車
輪支持体15の中間支持体14に対する第2操向軸芯P
2まわりでの揺動をベベルギヤ56a,57aによって
許容しながら入力軸50の回動力を左右前輪1、1に伝
達する。したがって、左右前輪1,1は駆動可能な車輪
に成っている。
【0046】前記ミッションケース7の内部に位置する
走行用ミッション(図示せず)に、等速側と増速側とに
切り換え自在な前輪変速装置60を設けてある。この前
輪変速装置60は、等速側に切り換えると、左右前輪
1,1の平均周速度が左右後輪2,2の平均周速度にほ
ぼ等しくなる状態で左右前輪1,1を駆動し、増速側に
切り換えると、左右前輪1,1の平均周速度が左右後輪
2,2の平均周速度より約2倍の高速になる状態で左右
前輪1,1を駆動する。これにより、左右前輪1,1を
左向きは右向きに操向操作するとともにその切れ角を大
にして小旋回半径で旋回走行する際、前輪1の操向角検
出に基づいて自動作動する変速速制御手段によって前輪
変速装置60を増速側に自動的に切り換え操作させると
か、人為操作によって前輪変速装置60を増速側に切り
換えて左右前輪1,1を増速駆動させることにより、よ
り一層小旋回半径で旋回走行できる。
【0047】〔別実施形態〕図7は、別の実施形態を有
する操向装置及び車輪駆動機構51を示し、この操向装
置においては、基端駆動ケース部13の両端部に、車体
の車輪支持部16を構成するケース部を備えさせてあ
る。左右の中間支持体14を構成する中間駆動ケース部
それぞれの基端部14aを、基端駆動ケース部13の上
支持部13bと、中支持部13cと、下支持部13dと
にわたって車体上下向きの第1操向軸芯P1のまわりで
回動するように連結してある。
【0048】操向操作機構Sの操作機構30と連動機構
40のうちの連動機構40を、図7及び図8に示す如く
車輪支持体14を構成する先端駆動ケースの上端部に設
けた設けたギヤ42と、前記車輪支持部16の上端部に
設けたギヤ43とで成るギヤ式に構成してある。支持体
側のギヤ42は、中間支持体14に対して第2操向軸芯
P2のまわりで車輪支持体15と共に回動するように配
置するとともに車輪支持体15に回動不能に固定してあ
る。車体側のギヤ43は、車輪支持部16に回動不能に
固定してある。中間支持体14が前記操作機構30によ
って第1操向軸芯P1のまわりで車輪支持部16に対し
て車体前後方向に揺動操作されると、両ギヤ42,43
が互いに噛み合っていることにより、支持体側のギヤ4
2が車体側のギヤ43に沿って第1操向軸芯P1のまわ
りで公転しながら自転し、この自転のために、車輪支持
体15が第2操向軸芯P2のまわりで中間支持体14に
対して車体前後方向に揺動する。これにより、連動機構
40は、中間支持体14が揺動操作されると、この操作
力により、車輪支持体15を中間支持体14の揺動に連
動させて中間支持体14の揺動方向と同方向に揺動操作
する。中間支持体14が揺動する角度と、車輪支持体1
5が揺動する角度との比が、中間支持体14の揺動位置
が変化しても両ギヤ42,43の連動比によって決まる
一定の比になる状態で揺動操作する。
【0049】車輪駆動機構51のうちの左前輪1のため
の駆動機構部も、右前輪1のための駆動機構部も、前記
入力軸50のベベルギヤ部50aに入力ギヤが噛み合う
差動機構と、この差動機構の出力ギヤに一端側が連動し
ている伝動軸62と、この伝動軸62の他端側にベベル
ギヤ機構63によって下端側が連動している車体上下向
きの伝動軸64と、この伝動軸64の上端側にベベルギ
ヤ機構65によって一端側が連動している横向きの伝動
軸66と、この伝動軸66の他端側にベベルギヤ機構6
7によって上端側が連動している車体上下向きの伝動軸
68と、この伝動軸68の下端側に一体回動自在に備え
てあるベベルギヤ69に噛み合う状態で車軸1aに一体
回動自在に連結している車軸駆動ギヤ58とのそれぞれ
によって構成してある。
【0050】操向操作機構Sの操作機構30と連動機構
40のうちの操作機構30としては、上記実施形態に示
した如く、左右の中間支持体14の方をステアリングハ
ンドル5に連係させるよう構成したもの他、左右の車輪
支持体15の方をステアリングハンドル5に連係させる
よう構成したものを採用して実施してもよい。この場
合、連動機構40としては、車輪支持体15が揺動する
に連動して中間支持体14が揺動するように構成するも
のを採用することになる。
【0051】また、操向操作機構Sの操作機構30とし
ては、左右の中間支持体14と車輪支持体15との一方
を油圧式パワーステアリング装置34によってステアリ
ングハンドル5に連係させるもの他、機械式のステアリ
ング装置や、電動式のパワーステアリング装置によって
連係させる手段を採用して実施してもよい。
【0052】本発明は、農用トラクターの他、芝刈り機
など各種の作業車にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタ全体の側面図
【図2】前輪取り付け構造の平面図
【図3】前輪駆動ケース支持部の断面図
【図4】中間支持体及び車輪支持体の支持部の縦断面図
【図5】中間支持体の支持部の横断面図
【図6】前輪操向状態の説明図
【図7】別の実施形態を備える中間支持体及び車輪支持
体の縦断面図
【図8】ギヤ式連動機構の平面図
【符号の説明】
1 車輪 5 ステアリングハンドル 14 中間支持体 15 車輪支持体 16 車輪支持部 30 操作機構 40 連動機構 41 揺動リンク 42,43 ギヤ 55,56 伝動軸 59 自在継手 P1 第1操向軸芯 P2 第2操向軸芯 S 操向操作機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右の車輪支持部に各別に車体上
    下向きの第1操向軸芯まわりで揺動自在に支持されてい
    る左右一対の中間支持体と、前記左側の中間支持体の遊
    端側に車体上下向きの第2操向軸芯まわりで揺動自在に
    支持されているとともに左車輪を車軸芯まわりで回動自
    在に支持している車輪支持体と、前記右側の中間支持体
    の遊端側に車体上下向きの第2操向軸芯まわりで揺動自
    在に支持されているとともに右車輪を車軸芯まわりで回
    動自在に支持している車輪支持体とを備え、 前記左右の中間支持体を前記第1操向軸芯まわりで揺動
    操作するとともに前記左右の車輪支持体を前記第2操向
    軸芯まわりで揺動操作して左右車輪を操向操作する操向
    操作機構を備えてある作業車の操向装置。
  2. 【請求項2】 前記左右車輪が直進向きにある状態で前
    記第2操向軸芯が前記第1操向軸芯よりも車体前後方向
    に位置ずれしている請求項1記載の作業車の操向装置。
  3. 【請求項3】 前記車輪支持体と前記中間支持体の一方
    をステアリングハンドルに連係させている操作機構と、
    前記車輪支持体と前記中間支持体の他方を前記操作機構
    に連動させている連動機構とを、前記操向操作機構に備
    えてある請求項1又は2記載の作業車の操向装置。
  4. 【請求項4】 前記連動機構が、前記車輪支持体と前記
    中間支持体の他方と、前記車輪支持部とにわたって取り
    付けた揺動リンクを備えるリンク式である請求項3記載
    の作業車の操向装置。
  5. 【請求項5】 前記連動機構が、前記車輪支持体と前記
    中間支持体の他方が一体回動自在に備えるギヤと、この
    ギヤに噛み合う状態で前記車輪支持部に固定されている
    ギヤとを備えるギヤ式である請求項3記載の作業車の操
    向装置。
  6. 【請求項6】 前記左右の車輪支持部、中間支持体及び
    車輪支持体を、左右車輪に駆動力を伝達する車輪駆動ケ
    ースによって構成し、車輪支持部を構成する駆動ケース
    部が備える伝動軸と、中間支持体を構成する駆動ケース
    部が備える伝動軸とを連結するとともに前記第1操向軸
    芯と同一の軸芯まわりで屈曲する自在継手を備えてある
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車の操向装
    置。
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