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JP2001078261A - 電話規制システムおよびこのシステムで用いられる携帯電話端末装置 - Google Patents

電話規制システムおよびこのシステムで用いられる携帯電話端末装置

Info

Publication number
JP2001078261A
JP2001078261A JP25217299A JP25217299A JP2001078261A JP 2001078261 A JP2001078261 A JP 2001078261A JP 25217299 A JP25217299 A JP 25217299A JP 25217299 A JP25217299 A JP 25217299A JP 2001078261 A JP2001078261 A JP 2001078261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
call
communication
radio wave
telephone terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25217299A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Tsumura
俊弘 津村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUMURA SOGO KENKYUSHO KK
Original Assignee
TSUMURA SOGO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUMURA SOGO KENKYUSHO KK filed Critical TSUMURA SOGO KENKYUSHO KK
Priority to JP25217299A priority Critical patent/JP2001078261A/ja
Priority to CA002316727A priority patent/CA2316727A1/en
Priority to US09/645,351 priority patent/US6411821B1/en
Priority to EP00307522A priority patent/EP1081975A1/en
Publication of JP2001078261A publication Critical patent/JP2001078261A/ja
Priority to US10/157,493 priority patent/US20020198028A1/en
Pending legal-status Critical Current

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72448User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for adapting the functionality of the device according to specific conditions
    • H04M1/72463User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for adapting the functionality of the device according to specific conditions to restrict the functionality of the device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲に悪影響を及ぼさないよう携帯電話によ
る通話を規制するシステムを提供する。 【解決手段】 電話規制システムにおいて、電話端末の
各々は、所定の第1の指令を無線通信により受けると無
線電波による通話を不能化し、所定の第2の指令を無線
通信により受けると無線電波による通話を可能化する機
能を有する。この電話規制システムは、所定の領域への
進入路近傍に設けられ、近傍を通過して所定の領域に進
入する電話端末に対して、第1の指令を微弱な電波によ
り送信する進入確認装置34と、所定の領域からの離脱
路近傍に設けられ、近傍を通過して所定の領域から離脱
する電話端末に対して第2の指令を微弱な電波により送
信する離脱確認装置80とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は公共の場所での携
帯電話の使用を規制するためのシステムに関し、特に、
公共の場所で人体などに悪影響をおよぼすおそれのある
電波を用いた通信を規制するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術の発達による装置の小型化、都
市をはじめとする無線電話通信のための基盤整備の進
展、および若年層をはじめとする生活スタイルの変化な
どにより、携帯電話が爆発的に普及している。既に旧来
の固定型の電話器の設置台数を上回るほどの数の携帯電
話が用いられている。こうした携帯電話の普及にともな
って、使用頻度の低くなった公衆電話が撤去されること
さえ見られるようになった。
【0003】ところで、携帯電話の普及にともなって問
題となるのが、携帯電話の通信媒体として用いられる電
波による悪影響である。携帯電話器で用いられる程度の
電波が人体にはっきりとした悪影響を与える可能性があ
るか否かについては明確な結論は出ていないが、その可
能性は否定できない。しかし、それよりももっと大きな
問題となるのは、携帯電話器で使用される電波が他の電
子機器に与える影響である。
【0004】その典型的な例として、たとえば不整脈を
患う人の心臓に埋込まれたペースメーカが、携帯電話の
電波によって停止したり暴走したりする可能性があると
いう問題がある。そうした事故があれば、ただちに人の
生命にかかわるだけに事態は深刻である。特に満員電車
など、どのような人が乗車しているか分からない状況
で、かつ人と人が非常に接近している場合には事態は一
層深刻となる。
【0005】また、病院、航空機の内部など電子機器が
多数使用されている場所では、携帯電話の電波によって
電子機器が誤動作する可能性がある。病院で治療、診断
に用いられている機器が誤動作すればペースメーカの場
合と同様に人の生命に関わるし、航空機の場合にはアビ
オニクス機器の誤動作によって多数の生命を危険に陥れ
ることになる。こうした問題は、今後携帯電話器と電子
機器とを一掃普及させるための前提として、緊急に解決
しなければならない。
【0006】携帯電話による問題は、上記したような電
子機器に関連したものだけにはとどまらない。たとえば
映画館、劇場、コンサート会場などでは、上演(上映)
中に観客の携帯電話の呼出音が鳴り出したために雰囲気
が一挙に壊され、周りの観客が非常に迷惑するという問
題がある。そのため現在では、そうした会場では上演前
には必ず携帯電話の電源を切るようにという注意がされ
る。しかしそれでも上演(上映)中に観客の携帯電話の
呼出音が鳴り出すという事態は依然として発生する。そ
うした問題に対する解決が望まれる。
【0007】特に音響効果に神経を使う音楽ホールなど
では、このような問題に対処するために、内部にノイズ
電波を放射することによって携帯電話の着信ができない
ようにしている所も存在している。しかしこの場合に
は、いつでも直ちに目的の人と連絡がとれるという、携
帯電話の持つ大きなメリットがいかされない。したがっ
て、携帯電話の持つメリットをいかしつつ周囲に与える
悪影響を抑えるための技術が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それゆえにこの発明の
目的は、周囲に悪影響を与えないよう、携帯電話の使用
を規制するための電話規制システムおよびそのシステム
で使用される携帯電話装置を提供することである。
【0009】この発明の他の目的は、周囲に悪影響を与
えることなく、かつ携帯電話の持つメリットをいかしな
がら、携帯電話の使用を規制するための電話規制システ
ムおよびそのシステムで使用される携帯電話装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
かかる電話規制システムは、電波を用いた通話を行う電
話端末の使用を規制するための電話規制システムであ
る。電話端末の各々は、所定の第1の指令を無線通信に
より受けると無線電波による通話を不能化し、所定の第
2の指令を無線通信により受けると無線電波による通話
を可能化する機能を有する。この電話規制システムは、
所定の領域への進入路近傍に設けられ、近傍を通過して
所定の領域に進入する電話端末に対して、第1の指令を
微弱な電波により送信する進入確認装置と、所定の領域
からの離脱路近傍に設けられ、近傍を通過して所定の領
域から離脱する電話端末に対して第2の指令を微弱な電
波により送信する離脱確認装置とを含む。
【0011】所定領域に電話端末が進入すると、進入確
認装置から電話端末に対して第1の指令が送信され、電
話端末は無線電波による通話を不能化する。それによっ
て、所定の領域内では電話端末による無線電波を用いた
通話が規制される。また所定領域から電話端末が離脱す
ると、離脱確認装置から電話端末に対して第2の指令が
送信され、電話端末は無線電波による通話を可能化す
る。したがって所定領域の外では通常の無線電波による
通話ができるようになる。所定の領域内では通話のため
に電波が使用されないので、電子機器に悪影響がおよぼ
されたり、人体に何らかの好ましくない影響を与えたり
するおそれは小さい。
【0012】請求項2に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、進入
確認装置および離脱確認装置の各々は、近傍を通過する
電話端末との微弱な電波による通信によって、電話端末
の電話番号を取得する機能を有し、電話規制システム
は、電話番号を格納するための記憶装置と、進入確認装
置および離脱確認装置から送信されてくる電話番号に基
づいて記憶装置に記憶されている電話番号を管理するた
めの管理手段とをさらに含む。
【0013】請求項1に記載の発明の作用効果に加え
て、管理手段によって所定の領域内に存在する電話端末
の電話番号が管理されるので、所定の領域内に存在して
いる電話端末を把握することができる。
【0014】請求項3に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項2に記載の発明の構成に加えて、さら
に、外部からの無線電波による電話端末の呼出を検知す
るための呼出検知手段と、記憶装置および呼出検知手段
に接続され、呼出検知手段が検知した呼出に含まれる電
話番号が記憶装置に記憶されている電話番号と一致する
か否かを検出するための一致検出手段と、一致検出手段
により呼出に含まれる電話番号との一致が検出された、
記憶装置に記憶されている電話番号を所定の領域内にお
いて呼出すための呼出手段と、呼出手段による呼出に応
答した電話端末と、呼出検知手段により検知された呼出
を行った電話端末との間の通話の中継を行うための通話
中継装置とを含む。
【0015】請求項2に記載の発明の作用効果に加え
て、外部から記憶装置に記憶されている電話番号に対す
る呼出があった場合、所定の領域内で当該電話番号に対
する呼出を行い、呼出に対して電話端末が応答すれば通
話を行うことができる。したがって、電話端末の持つコ
ミュニケーション手段としての利点をいかすことができ
る。
【0016】請求項4に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、電話
端末の各々は、光通信により通話を行う機能と、第1の
指令または第2の指令に応答して、光通信により通話を
行う機能と、通常の無線電波により通話を行う機能とを
切り替えるための手段をさらに含み、電話規制システム
はさらに、所定領域内に設けられ、電話端末と光通信を
行うための光通信装置を含み、呼出手段は、光通信装置
を用いた光通信により電話端末の呼出を行うための手段
を含む。
【0017】請求項3に記載の発明の作用効果に加え
て、所定領域内では光通信を用いて呼出が行える。強い
電波を用いた呼出が行われないので、電子機器などに対
する悪影響の心配がない。
【0018】請求項5に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、所定
領域内に設けられ、電話端末と微弱な電波による通信を
行うための微弱電波通信装置をさらに含み、呼出手段
は、前期微弱電波通信装置を用いた微弱な電波通信によ
り電話端末の呼出を行うための手段を含む。
【0019】請求項3に記載の発明の作用効果に加え
て、呼出は微弱な電波を用いて行われる。微弱な電波が
用いられるので、通常の強い電波を用いた呼出のように
電子機器に悪影響をおよぼす恐れは少ない。また光を用
いた呼出と比較して、電話単端末がバッグなどにしまわ
れているときでも確実に呼出を行うことができる。
【0020】請求項6に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項5に記載の発明の構成に加えて、所定
領域内に設けられ、電話端末と光通信を行うための光通
信装置をさらに含み、呼出中継手段は、呼出手段による
微弱な電波を用いた呼出に電話端末が答えたことに応答
して、光通信装置を用いた光通信により、呼出手段によ
る呼出に応答した電話端末と、呼出検知手段により検知
された呼出を行った電話端末との間の通話の中継を行う
ための手段を含む。
【0021】請求項5に記載の発明の作用効果に加え
て、通話自体は光通信を用いて中継される。したがって
通話を良好な音質で行うことができる。
【0022】請求項7に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、呼出
手段による呼出に対して応答する電話端末が存在しない
ときに、呼出検知手段が検知した呼出を行った電話端末
に対して予め定められた自動応答を行うための自動応答
手段をさらに含む。
【0023】請求項3に記載の発明の作用効果に加え
て、電話端末が応答しないときには、自動応答が行われ
る。単に呼出を繰返す場合と比較して、呼出を行った相
手方では、この応答に応じて適切な処理を行うことがで
きる。
【0024】請求項8に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、請求項7に記載の発明の構成に加えて、自動
応答手段は、呼出手段による呼出に対して応答する電話
端末が存在しないときに、呼出検知手段が検知した呼出
を行った電話端末に対して予め定められた案内音声を送
出するための手段と、案内音声に対して呼出を行った電
話端末から送信されてくるメッセージを記憶装置に電話
番号と関連付けて記憶させるための手段とを含み、電話
規制システムはさらに、離脱確認装置から、電話番号が
送信されてきたことに応答して、記憶装置に記憶されて
いるメッセージを電話番号に対応する電話端末に送信す
るための手段とを含む。
【0025】請求項7に記載の発明の作用効果に加え
て、自動応答時に、相手方からのメッセージを記憶装置
に記憶させることができる。このメッセージは、電話端
末が所定領域から離脱するときに当該電話端末に送信さ
れる。したがって、所定領域内で仮に通話ができないと
きにも、電話端末の持つ利点をできるだけいかすことが
できる。
【0026】請求項9に記載の発明にかかる電話規制シ
ステムは、無線電波を用いた通話を行う電話端末の使用
を規制するための電話規制システムであって、複数個の
電話端末を含み、電話端末の各々は、所定の第1の指令
を無線通信により受けると無線電波による通話を不能化
する機能を有し、さらに、所定の領域への進入路近傍に
設けられ、近傍を通過して所定の領域に進入する電話端
末に対して、第1の指令を微弱な電波により送信する進
入確認装置とを含み、それによって、所定の領域内では
電話端末による無線電波を用いた通話が規制される。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、所定の領
域に電話端末を持った人が進入すると、進入確認装置か
ら第1の指令が微弱な電波により送信される。この第1
の指令に応答して電話端末の無線電波による通話が不能
化される。したがって、所定の領域内では電話端末の無
線電波による電子機器などへの悪影響が防止できる。
【0028】請求項10に記載の発明にかかるシステム
は、請求項9に記載の発明にかかるに記載のものであっ
て、電話端末の各々はさらに、所定の第2の指令を無線
通信により受けると無線電波による通話を可能化する機
能を有し、電話規制システムはさらに、所定の領域から
の離脱路近傍に設けられ、近傍を通過して所定の領域か
ら離脱する電話端末に対して第2の指令を微弱な電波に
より送信する離脱確認装置とを含み、それによって、所
定の領域内では電話端末による無線電波を用いた通話が
規制され、所定の領域外では電話端末による無線電波を
用いた通話が可能となる。
【0029】請求項9に記載の発明の作用効果に加え
て、所定領域外に出ると通常の無線電波を用いた通話が
可能となり、使用者は特に操作することなく、所定領域
と所定領域外とで電話端末の動作を変えることができ
る。
【0030】請求項11に記載の発明にかかる携帯電話
端末装置は、無線電波を用いた通信を行うための第1の
通信手段と、光を用いた通信を行うための第2の通信手
段と、電話器本体と、第1の通信手段を介して受けた指
令に応答して、第1の通信手段または第2の通信手段の
一方を選択的に電話器本体に結合するための切替手段と
を含む。
【0031】請求項11に記載の発明によれば、第1の
通信手段を介して指令を受け取ると、携帯電話端末装置
は無線電波を用いた通信と光を用いた通信とを自動的に
切り替えることができる。利用者は自分が存在している
場所で電話通信にどのような媒体が用いられるかを特に
意識することなく、適切な通話方式を利用することがで
きる。
【0032】請求項12に記載の発明にかかる携帯電話
端末装置は、請求項11に記載の発明の構成に加えて、
さらに、所定の第1の指令を第1の通信手段を介して受
けると前記第1の通信手段を微弱な電波のみ受けること
が可能な動作モードに設定し、所定の第2の指令を前記
第1の通信手段を介して受けると前記第1の通信手段
を、前記無線電波による通話が可能な動作モードに設定
するための手段を含む。
【0033】請求項11に記載の発明の作用効果に加え
て、微弱な電波のみを用いる動作と、通常の電波を用い
ることができる動作とで携帯電話端末装置の状態が自動
的に切り替わる。電子機器などへの電波による影響が懸
念される場所では、自動的に微弱な電波のみが用いられ
るようにでき、携帯電話端末装置を用いることによる環
境への悪影響を防止することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]以下、この発明
の実施の形態1にかかる携帯電話規制システムを電車の
車両に適用した場合について説明する。当業者には明ら
かであるが、このシステムは、電車に限らずバス、航空
機、もしくは船舶などの乗物の内部、病院、音楽ホー
ル、演劇ホール、映画館、博物館、美術館、水族館、図
書館、学校、体育館、講演会場、デパート、混雑する電
車プラットホーム、多くの人が信号待ちしている場所な
ど、多数の人もしくは不特定の人が集まる場所、または
できるだけ静粛にすることが望ましい場所であればどの
ような場所にも適用できる。
【0035】図1を参照して、このシステムはたとえ
ば、車両30の乗降のためのドア開口部32の上部に設
けられ、携帯電話を持った人がこの車両30内部に進入
したことを検知するための進入確認装置34を含む。進
入確認装置34によって得られた情報により、車両30
内部では電波を用いた通信を行わない様に携帯電話を制
御し、併せて周囲に悪影響をおよぼさない光を用いた通
信により車両30内部の携帯電話と外部との通信を行
う。そのための構成について以下詳述する。
【0036】図2を参照して、この実施の形態1のシス
テムでは、車両30のドア開口部32のすべてと、前後
の車両との通路開口部のすべてとに進入確認装置34を
設け、これら進入確認装置34を全てこの車両30に設
けられた 車載システムで管理している。さらにこのシ
ステムは、車両30の天井に設けられた多数の光通信装
置36を含む。光通信装置36はいずれも赤外線を用い
て携帯電話と光通信により通信を行うためのものであ
る。
【0037】図3を参照して、このシステムで用いられ
る携帯電話器50は、従来のように無線で通信を行うた
めのアンテナ62に加えて、光通信装置36との間で光
を媒体として通信を行うための光通信装置64を含んで
いる。携帯電話器50のさらに詳細な機能ブロックにつ
いては後述する。
【0038】図4を参照して、この実施の形態1の電話
規制システムは、前述のように電車の乗降ドア上部に設
けられ、乗降ドアを通って携帯電話を持った乗客が電車
に乗車するときに、携帯電話に対して電波に替えて光通
信を用いた通信モードに切り替えるよう指令する進入確
認装置34と、電車の車両ごとに設けられ、車両内部の
携帯電話と外部との電話通信を光通信装置36を介して
行うための車載システム70と、ホームの車両乗降ドア
付近に設けられ、車両から降りた乗客の持つ携帯電話器
の通信モードを光通信モードから通常の電波を用いた通
信モードに切り替える様指令するための離脱確認装置8
0とを含む。
【0039】車載システム70は、この車載システム7
0の管理している車両内に存在している携帯電話の電話
番号などの情報を格納するための局管理データベース7
6と、進入確認装置34および離脱確認装置80から受
ける情報にしたがって局管理データベース76内の情報
の更新および管理を行うための車載基地局74と、車載
基地局74が外部の電話と無線によって通信を行うため
の電話中継装置78と、離脱確認装置80と車載基地局
74との間の通信を無線によって仲介するための通信装
置72と、車載基地局74が当該車両内の携帯電話と光
を介して通信を行うための前述の多数の光通信装置36
とを含む。
【0040】図5を参照して、このシステムで用いられ
る携帯電話器50は、無線を介して通常の電話通信を行
うためのアンテナ62および無線通信装置96 と、光
通信を行うための光通信装置64と、無線通信装置96
および光通信装置64に接続され、いずれか一方を選択
するための通信インターフェース92と、無線通信装置
96および通信インターフェース92に接続され、無線
通信装置96を介して受信した信号が進入確認装置34
からのものである場合には光通信装置64を、離脱確認
装置80からのものである場合には無線通信装置96
を、それぞれ選択するように通信インターフェース92
を制御するための切替制御部94と、通信インターフェ
ース92に接続され、光通信装置64または無線通信装
置96を用いて通信を行うための電話器本体90と、電
話器本体90が利用する、電話番号他の情報を記憶した
メモリ102と、電話器本体90に接続された操作パネ
ル98および表示装置100と、通常の電話の使用のた
めの、電話器本体90に接続されたマイク108、増幅
器104およびスピーカ106と、着信を音で知らせる
ためのブザー107と、着信を振動で知らせるための振
動発生装置109とを含む。
【0041】図4に示す車載基地局74は、マイクロプ
ロセッサおよびこのマイクロプロセッサで実行されるプ
ログラムにより実現される。図6を参照して、車載シス
テム70の車載基地局74のプログラムは以下のような
制御構造を有する。なお車載基地局74では、通信装置
72を介して離脱確認装置80から、電話中継装置78
を介して外部から、進入確認装置34から、光通信装置
36を介して車両中に存在する携帯電話器から、それぞ
れメッセージまたは通信を受けると、それらメッセージ
または通信の種類に応じたプログラムが動作する。
【0042】図6を参照して、進入確認装置34から、
乗車する乗客の持つ携帯電話の電話番号を含むメッセー
ジを受け取ると、車載基地局74は局管理データベース
76を調べ局管理データベース76に当該番号が記録さ
れているか否かを判定する(110)。局管理データベ
ース76に当該番号が記録されていなければ車載基地局
74はこの番号を局管理データベース76に登録して
(112)処理を終了する。局管理データベース76に
当該番号が記録されている場合には何もせず処理を終了
する。
【0043】図6に示す処理により、携帯電話器を持つ
乗客が車両に乗り込んできた場合には、その携帯電話器
の電話番号が局管理データベース76に記録される。
【0044】図7を参照して、外部から携帯電話の呼出
があった場合の車載基地局74の動作について説明す
る。まず、呼出信号に含まれる携帯電話番号が局管理デ
ータベース76に記録されているか否かについて判定す
る(130)。この番号が局管理データベース76に記
録されていなければこの呼出は当該車両内に存在する携
帯電話器に向けられたものではないので、何もせず処理
を終了する。
【0045】呼出信号に含まれる携帯電話番号が局管理
データベース76に記録されている場合には、車載基地
局74は、車両内の光通信装置36を用いて光通信で携
帯電話器に対して呼出信号を発する。この呼出信号に対
して当該携帯電話器から応答があったか否かを判定し
(134)、応答があれば電話中継装置78、車載基地
局74および光通信装置36を介して外部の電話器と車
内の携帯電話器との間の通話の中継を開始して(13
6)処理を終了する。
【0046】ステップ134で呼出に対して応答がない
と判定された場合、当該携帯電話器がたとえばバッグに
入れられていたりして光通信ができない状態であると考
えられる。そこで、この場合には自動アンサリング装置
(いわゆる留守番電話)的な動作を行うこととする。す
なわち、メッセージを残すことができる旨の、予め定め
られた案内のための音声を合成し、電話中継装置78を
介して相手局に対して送出する(138)。この案内に
対して相手局からメッセージ(通常は音声メッセージ)
が送信されてくると、このメッセージをデジタル録音し
(140)、データ圧縮の上局管理データベース76に
この番号にリンク付けて格納する(142)。メッセー
ジの録音および格納が終了したら回線を切断してこの処
理を終了する。
【0047】図8を参照して、受信したメッセージが離
脱確認装置80からのものであるときには以下のような
処理が行われる。なお離脱確認装置80からは、離脱確
認装置80と通信した携帯電話器の電話番号がメッセー
ジとして通信装置72を介して車載基地局74に送信さ
れてくるものとする。
【0048】まず、送信されてきた電話番号が局管理デ
ータベース76に記録されているか否かが判定される
(120)。記録されていなければ、何もせず処理を終
了する。記録されていれば、続いてこの番号に対して図
7のステップ140で録音されるメッセージが存在する
か否かが判定される(122)。メッセージが存在して
いなければ、局管理データベース76からこの番号を抹
消して(126)処理を終了する。ステップ122でこ
の番号に対するメッセージが局管理データベース76内
に記録されていると判定された場合、電話中継装置78
を介して当該番号の携帯電話器を呼出し、記録されてい
たメッセージの送信のための別プロセスを開始する(1
24)。ステップ124の後ステップ126で当該番号
を局管理データベース76から抹消して処理を終了す
る。
【0049】以上の処理によって、携帯電話を持った乗
客が車両から降りた場合、それが離脱確認装置80によ
って検知され、そのメッセージを受けた車載基地局74
により局管理データベース76が更新される。また、そ
の乗客の携帯電話は、離脱確認装置80から無線による
通信モードへの変更の指令を受けるので、車内での光通
信モードから通常の無線通信モードに切り替わり、通常
の携帯電話として使用できるようになる。
【0050】次に、携帯電話器50の切替制御部94が
行う処理について図9を参照して説明する。図9に示す
処理は、何らかのメッセージまたは通信を受信したとき
に起動される処理である。まず、この処理を起動したト
リガーとなったメッセージまたは通信が通常の着呼か否
かを判定する(150)。ステップ150の判定の結
果、この通信が通常の着呼であると判定された場合、電
話器本体90による通話プロセスが開始され(152)
この処理は終了する。なおこのとき、既に切替制御部9
4の機能によって無線通信装置96または光通信装置6
4のいずれかが通信インターフェース92に結合されて
いる。携帯電話器50では通信インターフェース92を
介して電話通信を行い、通信インターフェース92が通
信方式の相違を隠ぺいするので、電話器本体90が行う
通信処理自体は光通信を行うときも電波による通信を行
うときも同じである。またこの通常の着呼では、ブザー
107または振動発生装置109を用いた呼出操作が行
われるが、どちらを用いるかは、通常の電波を用いた動
作では利用者が予め設定した内容により決定され、光通
信を用いた動作では後述するように利用者の設定とは無
関係に強制的に振動発生装置109が選択される。
【0051】ステップ150の結果、通常の着呼ではな
いと判定された場合、ステップ154でこのメッセージ
または通信が離脱確認装置80からの通信モード切替の
指令であるか否かが判定される。離脱確認装置80から
の通信モード切替の指令であれば、切替制御部94は通
信インターフェース92を無線通信装置96に結合して
携帯電話器50の通信モードを通常の電波によるものに
切替(160)え、処理を終了する。なおこのとき、着
呼があったときの呼出として、ブザー107または振動
発生装置109のうち、予め利用者により設定されてい
たものが選択される。
【0052】ステップ154での判定の結果、このメッ
セージが離脱確認装置80からの指令ではないと判定さ
れた場合、続いてステップ156でこのメッセージが進
入確認装置34からのものか否かが判定される。このメ
ッセージが進入確認装置34からのものである場合に
は、切替制御部94は通信インターフェース92を光通
信装置64と結合させ、無線通信装置96からは切り離
す。また、着呼があったときの呼出時には、利用者の通
常の呼出設定とは無関係に、強制的に振動発生装置10
9のみを用いるような設定に切替える。あわせて切替制
御部94は、無線通信装置96を制御して無線による基
地局との通信を行わないようにし、わずかに微弱な電波
による通信のみ可能な状態とする。微弱な電波による通
信が可能であるため、この携帯電話器を持った乗客が車
両から降りた場合、離脱確認装置80からの電波を受信
することができる。この離脱確認装置80との距離は通
常は非常に短くなるように離脱確認装置80の設置位置
が選ばれるので、ごく微弱な電波でも携帯電話器50の
動作モードを切り替えることが可能である。また電波が
微弱であるため、人体や電子機器に悪影響を与えるおそ
れはごく小さい。ステップ158の後、この処理は終了
する。
【0053】ステップ156で、受信した通信内容が進
入確認装置34からのものでないと判定された場合、そ
の通信内容に応じた別の処理を行って処理を終了する。
図9では図を簡略にするため、そうした処理については
図示していない。
【0054】以上の説明から明らかなように、携帯電話
器50 が進入確認装置34から光通信モードへの切替
の指令を受信した場合、携帯電話器50は光通信装置6
4を用いた通信モードに切り替わる。そのため、通常の
電波を用いた通信を行う場合と比較して携帯電話器から
発せられる電波はほとんどなくなり、ペースメーカなど
の電子機器に対して悪影響をおよぼすおそれはごく小さ
くなる。一方で、車両ごとに車載システム70を設け、
外部からの着呼を光通信装置36を介して光通信により
車両内の携帯電話器に中継するようにしたので、携帯電
話が持つ有利な機能、すなわち直ちに目的の人と連絡を
付けることができるという利点は損なわれることがな
い。ただし、光通信を用いた場合の弱点として、携帯電
話器がバッグなどの内部にしまわれている場合には通信
を行うことはできない。しかしこの場合にも、車載シス
テム70が携帯電話器の番号を管理する局管理データベ
ース76を維持しているため、当該電話番号の携帯電話
器に替わって留守番電話機能を果たし、相手局からのメ
ッセージを記録しておくことができる。そして、当該携
帯電話器を持つ乗客が車両外に出るとすぐに離脱確認装
置80によってそれが検知され、携帯電話器が通常の電
波通信による動作を開始すると共に、車載システム70
からは録音されていたメッセージが電波無線により当該
携帯電話器に送信されてくる。携帯電話器の持ち主は、
このメッセージをすぐに確認することができる。
【0055】以上の実施の形態1のシステムによれば、
携帯電話器は車両内では電波を用いた通信ではなく、光
を用いた通信で電話通信を行う。光は電波と異なり電子
機器に対して悪影響をおよぼすおそれは少ない。したが
って、携帯電話が原因でペースメーカなどの電子機器が
誤動作するおそれは少なくなる。また、車内では光を用
いた通信を行うので、携帯電話の持つ利点をいかすこと
ができる。仮に携帯電話がバッグにしまわれていたりし
て、光通信を行うことができない場合でも、外部からの
メッセージを車両システムで録音しておいて、当該携帯
電話を持っている乗客が車両外に出たときにすぐに電波
を用いて当該メッセージをその乗客に連絡することがで
き、車内で電波を用いないことによる不利な点を解消し
ている。
【0056】なお、上記実施の形態のシステムでは車内
では光通信を用いた。しかし、車内で携帯電話の通常の
電波による電子機器への悪影響を与えないことを目的と
するのであれば、光通信でなく通常の携帯電話用の電波
よりはるかに微弱な、電子機器に悪影響をおよぼすおそ
れのごく小さい電波を用いた通信を利用することもでき
る。この場合、上記の実施の形態1のシステムの光通信
装置36にかえて、そうした微弱な電波を用いた通信を
行うための装置を用いればよい。
【0057】さらに、携帯電話で用いられる周波数では
なく、中波、短波、またはさらに高い周波数の電波を用
いてもよい。この場合、人体や電子機器に悪影響をおよ
ぼすおそれの少ない電話を選択する。
【0058】また、上記したシステムでは、光を用いた
通信を行う際には、携帯電話に着呼があったときの呼出
には、利用者による設定とは無関係に振動発生装置10
9のみが用いられる。そのためたとえば当該システムを
劇場、映画館、音楽ホールなどに適用したときには、場
内で携帯電話の呼出音が発生されることが防止でき、上
演、上映、演奏を損なうことが防止できる。また携帯電
話の利用者にとっては、携帯電話の持つ利点を十分享受
しながら、周囲に迷惑をおよぼすおそれが少なくなり、
安心して携帯電話を利用することができるというメリッ
トがある。 [実施の形態2]実施の形態1のシステムでは、車両内
でも光通信を用いることによって外部と車両内の携帯電
話との間で通話をすることが可能であった。しかし、車
内で携帯電話による通話を行うこと自体が迷惑であると
考える人もいるであろう。そこで車内では携帯電話によ
る通信自体を不可能とすることも考えられる。しかしそ
のために車内に電波ノイズを放射するのでは、電子機器
に対する悪影響の点で好ましくない。そこで、実施の形
態1のシステムと同様に携帯電話を持った乗客が乗車し
てくる時に携帯電話の通常の通話機能を強制的に停止さ
せ、降車する際に通話機能を復帰させることが考えられ
る。実施の形態2のシステムはそうしたシステムであ
る。
【0059】図10を参照して、この実施の形態2のシ
ステムで用いられる車載システム180は、車両内の携
帯電話番号などの管理と、車両内の携帯電話に対する外
部からの着呼などの管理とをするための車載基地局18
4と、実施の形態1において用いられたものと同様の、
車載基地局184に接続される進入確認装置34と、離
脱確認装置80と車載基地局184との間の通信の中継
を行うための通信装置72と、実施の形態1において用
いられたものと同様の、車載基地局184によって管理
される携帯電話番号、外部からのメッセージなどを格納
するための局管理データベース76と、車載基地局18
4に接続された電話中継装置78とを含む。
【0060】図11を参照して、この実施の形態2のシ
ステムで用いられる携帯電話200は、図5に示す実施
の形態1の携帯電話器50と比較して、通信インターフ
ェース92および光通信装置64がなく無線通信装置9
6が直接通信インターフェース92に接続されている
点、および図5の切替制御部94に替えて、アンテナ6
2および無線通信装置96を介して進入確認装置34ま
たは離脱確認装置80から受ける信号に基づいて携帯電
話200の電源212を制御して、車両内では携帯電話
200のごく一部のみに対して電源供給を行うようにす
るための電源制御部210を含む点とで異なっている。
他の点においては携帯電話200は図5の携帯電話器5
0と同様である。図11において、図5と同じ部品には
同じ参照符号を付してある。それらの機能および名称も
同じである。したがってここではそれらについての詳し
い説明は繰返さない。
【0061】図10に示す車載基地局184が実行する
処理のうち、進入確認装置34から携帯電話の進入確認
信号を受けたときの処理は図6に示すものと同じであ
る。また、離脱確認装置80から携帯電話の離脱確認信
号を受けたときの処理は図8に示すものと同じである。
したがってここではそれらについての詳細な説明は繰返
さない。
【0062】外部から着呼があったときに車載基地局1
84の実行する処理のフローチャートを図12に示す。
図12に示す処理が図7に示す実施の形態1での処理と
異なるのは、図7のステップ132、134および13
6の処理がなく、局管理データベース76に呼出先の携
帯電話番号が存在しているときには、直ちに案内音声を
送出し(138)、相手からのメッセージを録音し(1
40)、このメッセージを局管理データベース76に記
録する(142)点である。車内では後述するように携
帯電話が使用できないため、ステップ132、134、
136等の処理をする必要がない。
【0063】一方、この実施の形態2のシステムで用い
られる携帯電話200が何らかのメッセージまたは通信
を受信したときの処理フローチャートを図13に示す。
図13の処理が実施の形態1の携帯電話器50が行う処
理を示す図9と異なるのは、図9のステップ158にお
いて通信を光通信に切り替える処理が行われるのに替え
て、携帯電話200による通常の通信を不能化するステ
ップ190を含む点である。他の点では図13は図9と
同じである。したがってここではそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0064】具体的にはステップ190では、図11に
示す電源制御部210が電源212を制御し、無線通信
装置96および電源制御部210以外への電力供給を停
止する一方、無線通信装置96に対しては微弱な電波に
よる通信のみ可能とするべく電力を供給する。また電源
制御部210については、離脱確認装置80からのメッ
セージを受信する必要があるため通常と同様の動作を行
う。
【0065】この実施の形態2のシステムでは、携帯電
話を持つ乗客が車両に乗車すると、それが進入確認装置
34によって検知され、局管理データベース76に当該
携帯電話の電話番号が記録される。一方携帯電話200
は、進入確認装置34から送信される進入確認信号に応
答して通常の通話ができない状態となる。携帯電話が再
び使用可能となるのは、この乗客が車両から降り、離脱
確認装置80からの離脱確認信号を受信したときであ
る。この乗客が車両に乗っている間に外部からこの携帯
電話の番号に対して着呼があると、車載基地局184の
制御によって相手に対して案内音声が送出され、相手か
らのメッセージが局管理データベース76に記録され
る。このメッセージが、当該携帯電話番号が動作可能と
なったときに車載基地局184から電話中継装置78を
介してその携帯電話に対して送信されるのは実施の形態
1の場合と同様である。
【0066】以上のようにこの実施の形態2のシステム
では、携帯電話を持った乗客が車両に乗車するとその携
帯電話による通常の通話が不可能となる。通話が可能と
なるのは乗客が降車した後である。車内では携帯電話の
通常の通話の媒体としての電波が用いられることはな
い。したがって実施の形態1の場合と同様、車内の電子
機器に悪影響がおよぼされるおそれはない。車内では通
常の通話ができないので実施の形態1の場合と比較して
携帯電話の利用者としてはやや不便であるが、仮にその
間に外部から着呼があったときにはそのメッセージが降
車後すみやかに携帯電話の利用者に通知されるので、そ
うした不便さはかなりの程度緩和される。また車内では
通話自体ができないので、携帯電話を用いた通話により
周囲の乗客が迷惑を感ずることもなくなるという効果が
ある。 [実施の形態3]上記した実施の形態1および実施の形
態2ではいずれも、車内の携帯電話が通話できない状態
のときに着呼があると、案内音声を相手に送出してメッ
セージを録音している。しかし、この機能は本発明にと
っては必ずしも本質的な機能ではない。車内での携帯電
話の電波による悪影響を避けるためには、車内では携帯
電話の通常の機能を停止させ、降車時に復帰させるよう
にしさえすればよい。
【0067】そのためには、進入確認装置34と離脱確
認装置80とを用い、併せて携帯電話では進入確認装置
34から送信されてくる進入確認メッセージに応答して
自身の通常の通話機能を停止させ、離脱確認装置80か
ら送信されてくる離脱確認メッセージに応答して自身の
通常の通話機能を復帰させるような機能を設ければよ
い。
【0068】進入確認装置34および離脱確認装置80
としては、定型的なメッセージを常に微弱な電波で送信
しさえすればよいので、その構成については当業者には
自明であろう。
【0069】また携帯電話としては図11に示す実施の
形態2の携帯電話200と同様のものを用いればよい。
【0070】こうした構成のシステムでは、車両内に携
帯電話が存在している場合、当該携帯電話は全く使用で
きず、またその間に外部から着呼があったときにも通話
はできないので、携帯電話の利用者にとって不便である
ことは否定できない。しかし、携帯電話以外の施設とし
て、進入確認装置34および離脱確認装置80のみを使
用すればよいので、システム全体を簡便な構成としなが
ら、携帯電話による種々の悪影響を避けることができる
という効果を奏する。 [実施の形態4]実施の形態1のシステムでは、車内で
は光通信のみを用いることとした。しかし、光通信を用
いた場合、たとえば携帯電話がバッグの内部にあるよう
な場合には通信が不可能となるという弱点がある。その
ため実施の形態1のシステムでは、車内の携帯電話に対
して光通信を用いて呼出をしても応答がない場合、外部
からのメッセージを録音する構成とした。しかし、携帯
電話の持つ利点をできるだけいかすためには、着呼があ
れば即座に呼出が行える方が好ましい。この実施の形態
4のシステムは、着呼があれば即座に呼出を行えるよう
にする点に特徴がある。
【0071】局管理データベース76を用いると、車両
内部に当該電話番号の携帯電話が存在することは分か
る。また、車両内部に前述のように多数の光通信装置3
6を設ける場合、これらに電波を用いて通信を行うため
の装置を併設しておくと、ごく微弱な電波であっても携
帯電話に対して呼出を行うことが可能である。そこで、
この実施の形態4のシステムでは、外部から車両内の携
帯電話に対して着呼があった場合、ごく微弱な電波を用
いて呼出を行う。通常、呼出があれば、携帯電話をバッ
グなどの内部にしまっておいたとしても、利用者は携帯
電話を取り出すであろう。すると光を用いた通信が可能
となる。そこで、微弱な電波を用いて呼出を行い応答が
あった場合には光通信に切り替えて通話を行うこととす
る。以下、そのための構成について説明する。
【0072】図14を参照して、この実施の形態4のシ
ステムの車載システム220は、図4の車載システム7
0と比較して、微弱な電波を用いて車内の携帯電話に対
して呼出を行うための多数の呼出装置224を新たに含
む点、および車載基地局74に替えて、車外から車内の
携帯電話への着呼があったときに呼出装置224により
微弱な電波で呼出を行い、携帯電話から応答があったと
きには光通信装置36を用いて光通信で通話の中継を行
う機能を持つ車載基地局222を含む点において異な
る。
【0073】図15を参照して、実施の形態4のシステ
ムで用いられる携帯電話230は、図5の携帯電話器5
0の切替制御部94に替えて、微弱な電波による呼出が
あったときには無線通信装置96およびアンテナ62を
介して呼出に応答するとともに、光通信装置64を用い
た光通信により通話を行うように通信インターフェース
92を切替える機能を有する切替制御部232を含む。
図15において、図5に示される部品と同じ部品には同
じ参照符号を付してある。それらの名称および機能も同
一である。したがってここではそれらについての詳細な
説明は繰返さない。
【0074】この実施の形態4のシステムのうち、車載
システム220が進入確認装置34から乗車した乗客の
携帯電話の電話番号の通知を受けた場合、および車載シ
ステム220が離脱確認装置80から降車した乗客の携
帯電話の電話番号の通知を受けた場合に行われる処理
は、それぞれ図6および図8に示した処理と同一であ
る。
【0075】局管理データベース76に電話番号が記録
されている携帯電話に対して外部から着呼があった場合
の車載システム220の動作について、図16を参照し
て以下に説明する。外部から呼出信号を受信すると、そ
の受信信号中の電話番号が局管理データベース76内に
記録されているか否かを判定する(130)。局管理デ
ータベース76内に記録されていない場合、車両内に目
的の携帯電話は存在していないので何もせず処理を終了
する。
【0076】当該電話番号が局管理データベース76内
に記録されている場合には、呼出装置224を用いて微
弱な電波で携帯電話の呼出を行う(240)。この呼出
に応答があるか否かを判定し(242)、応答がない場
合には何もせず処理を終了する(242)。なおこの実
施の形態のシステムでは、呼出に電波を用いているた
め、光通信による呼出を行う場合と比較して呼出自体が
不可能であるという可能性は少ない。そこで、応答がな
い場合には当該携帯電話自体が車両内に存在していない
可能性が高いため、ここでは実施の形態1のようにメッ
セージの録音などはしない。もちろん、メッセージの録
音を行うようにしてもよい。
【0077】さて、ステップ242で携帯電話からの応
答があった場合、光通信を用いた通信に通信モードを切
り替え(246)、光通信装置36を用いて通話を中継
する処理を開始する(248)。そして処理を終了す
る。
【0078】図17を参照して、この実施の形態4で用
いられる携帯電話230は、外部から何らかの通信を受
け取ったときには以下の処理を行う。まず、受けた通信
が着呼か否かを判定する(150)。着呼であれば続い
て、通常の電波を用いた呼出か否かを判定する(26
2)。通常の呼出であれば通信を通常電波を用いた通信
に切替えて(266)、電話器本体による通話を行う
(152)。一方、ステップ262で通常の呼出でな
い、すなわち微弱電波を用いた呼出であると判定された
場合、通信のモードを光通信装置36を用いた通信に切
替え(264)、電話器本体による通話を行う(15
2)。
【0079】ステップ150で、受けた通信が着呼でな
いと判定された場合、ステップ154でその通信が離脱
確認装置80からの離脱確認の指令か否かを判定する。
離脱確認の指令であれば通信を通常電波に切替え(16
0)、処理を終わる。受けた通信が離脱確認の指令でな
ければ、ステップ156でこの通信が進入確認装置34
から受けた進入確認の指令か否かを判定する。進入確認
の指令であれば通信を微弱電波に切替え(ステップ26
0)、処理を終了する。
【0080】以上の実施の形態4のシステムでは、携帯
電話を持った利用者が車両に乗ってくると、まず進入確
認装置34から与えられる進入確認の指令によって、携
帯電話230は微弱な電波のみを用いた通信モードとな
る。これにより車内では呼出装置224による微弱な電
波を用いた呼出が可能となる。光通信による呼出と異な
り、呼出に応答することが不可能である可能性は少なく
なる。
【0081】利用者が車両内にいる場合、当該携帯電話
に対して外部から着呼があると、呼出装置224から微
弱な電波を用いて呼出が行われる。携帯電話がこの呼出
に応答すると、車載システム220および携帯電話23
0の双方で通信が光通信に切り替えられ、光通信により
通話の中継が行われる。利用者が携帯電話を用いるとき
には通常、光通信が可能な位置に携帯電話を保持するこ
とになる。したがって、光通信を用いた、音質のよい通
話を行うことができる。通話では電波は用いられないの
で、他の電子機器に対して電波による悪影響をおよぼす
おそれはない。
【0082】利用者が車両から降りると、携帯電話は離
脱確認装置80から離脱確認の指令を受ける。この指令
に応答して携帯電話230は、通信モードを微弱な電波
を用いたものから通常の電波を用いたものに切り替え
る。これにより、車両外では通常と同じ電波を用いた通
話が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる電話規制シス
テムを搭載した電車の車両の一部側面図である。
【図2】 実施の形態1にかかる電話規制システムを搭
載した電車の車両の平面図である。
【図3】 実施の形態1にかかる携帯電話の正面図およ
び平面図である。
【図4】 実施の形態1にかかる電話規制システムのう
ち、車両に搭載された部分のブロック図である。
【図5】 実施の形態1のシステムで使用される携帯電
話のブロック図である。
【図6】 実施の形態1の車両搭載システムで行われ
る、進入確認装置受信時の処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】 実施の形態1の車両搭載システムで行われ
る、通常の着呼受信時の処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】 実施の形態1の車両搭載システムで行われ
る、離脱確認装置受信時の処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】 実施の形態1のシステムで使用される携帯電
話で行われる通信処理を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態2にかかる電話規制システムで
用いられる車両搭載システムのブロック図である。
【図11】 実施の形態2のシステムで用いられる携帯
電話器のブロック図である。
【図12】 外部から着呼があったときに実施の形態2
のシステムの車載基地局184が行う処理のフローチャ
ートである。
【図13】 何らかの通信を受信したときに、実施の形
態2のシステムで用いられる携帯電話200が行う処理
のフローチャートである。
【図14】 実施の形態4の車載システム220のブロ
ック図である。
【図15】 実施の形態4の携帯電話230のブロック
図である。
【図16】 実施の形態4の車載システム220におい
て、外部から着呼があった場合に行われる処理のフロー
チャートである
【図17】 実施の形態4のの携帯電話230におい
て、外部から何らかの通信を受信した場合に行われる処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
30 車両、34 進入確認装置、36,64 光通信
装置、50,200,230 携帯電話器、70,18
0,220 車載システム、74,184,222 車
載基地局、76 局管理データベース、78 電話中継
装置、80 離脱確認装置、90 電話器本体、92
通信インターフェース、94,232 切替制御部、9
6 無線通信装置、224 呼出装置。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線電波を用いた通話を行う電話端末の
    使用を規制するための電話規制システムであって、前記
    電話端末の各々は、所定の第1の指令を無線通信により
    受けると無線電波による通話を不能化し、所定の第2の
    指令を無線通信により受けると無線電波による通話を可
    能化する機能を有し、 所定の領域への進入路近傍に設けられ、近傍を通過して
    前記所定の領域に進入する電話端末に対して、前記第1
    の指令を微弱な電波により送信する進入確認装置と、 前記所定の領域からの離脱路近傍に設けられ、近傍を通
    過して前記所定の領域から離脱する電話端末に対して前
    記第2の指令を微弱な電波により送信する離脱確認装置
    とを含み、それによって、 前記所定の領域内では電話端末による前記無線電波を用
    いた通話が規制される、電話規制システム。
  2. 【請求項2】 前記進入確認装置および前記離脱確認装
    置の各々は、近傍を通過する電話端末との微弱な電波に
    よる通信によって、前記電話端末の電話番号を取得する
    機能を有し、 前記電話規制システムは、電話番号を格納するための記
    憶装置と、 前記進入確認装置および前記離脱確認装置から送信され
    てくる電話番号に基づいて前記記憶装置に記憶されてい
    る電話番号を管理するための管理手段とをさらに含む、
    請求項1に記載の電話規制システム。
  3. 【請求項3】 前記電話規制システムはさらに、 外部からの無線電波による電話端末の呼出を検知するた
    めの呼出検知手段と、 前記記憶装置および前記呼出検知手段に接続され、前記
    呼出検知手段が検知した呼出に含まれる電話番号が前記
    記憶装置に記憶されている電話番号と一致するか否かを
    検出するための一致検出手段と、 前記一致検出手段により前記呼出に含まれる電話番号と
    の一致が検出された、前記記憶装置に記憶されている電
    話番号を前記所定の領域内において呼出すための呼出手
    段と、 前記呼出手段による呼出に応答した電話端末と、前記呼
    出検知手段により検知された呼出を行った電話端末との
    間の通話の中継を行うための通話中継装置とを含む、請
    求項2に記載の電話規制システム。
  4. 【請求項4】 前記電話端末の各々は、光通信により通
    話を行う機能と、前記第1の指令または前記第2の指令
    に応答して、前記光通信により通話を行う機能と、通常
    の無線電波により通話を行う機能とを切り替えるための
    手段をさらに含み、 前記電話規制システムはさらに、前記所定領域内に設け
    られ、電話端末と光通信を行うための光通信装置を含
    み、 前記呼出手段は、前記光通信装置を用いた光通信により
    電話端末の呼出を行うための手段を含む、請求項3に記
    載の電話規制システム。
  5. 【請求項5】 前記所定領域内に設けられ、電話端末と
    微弱な電波による通信を行うための微弱電波通信装置を
    さらに含み、 前記呼出手段は、前期微弱電波通信装置を用いた微弱な
    電波通信により電話端末の呼出を行うための手段を含
    む、請求項3に記載の電話規制システム。
  6. 【請求項6】 前記所定領域内に設けられ、電話端末と
    光通信を行うための光通信装置をさらに含み、 前記呼出中継手段は、前記呼出手段による微弱な電波を
    用いた呼出に電話端末が答えたことに応答して、前記光
    通信装置を用いた光通信により、前記呼出手段による呼
    出に応答した電話端末と、前記呼出検知手段により検知
    された呼出を行った電話端末との間の通話の中継を行う
    ための手段を含む、請求項5に記載の電話規制システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記呼出手段による呼出に対して応答す
    る電話端末が存在しないときに、前記呼出検知手段が検
    知した呼出を行った電話端末に対して予め定められた自
    動応答を行うための自動応答手段をさらに含む、請求項
    3に記載の電話規制システム。
  8. 【請求項8】 前記自動応答手段は、 前記呼出手段による呼出に対して応答する電話端末が存
    在しないときに、前記呼出検知手段が検知した呼出を行
    った電話端末に対して予め定められた案内音声を送出す
    るための手段と、 前記案内音声に対して前記呼出を行った電話端末から送
    信されてくるメッセージを前記記憶装置に前記電話番号
    と関連付けて記憶させるための手段とを含み、 前記電話規制システムはさらに、前記離脱確認装置か
    ら、前記電話番号が送信されてきたことに応答して、前
    記記憶装置に記憶されているメッセージを前記電話番号
    に対応する電話端末に送信するための手段とを含む、請
    求項7に記載の電話規制システム。
  9. 【請求項9】 無線電波を用いた通話を行う電話端末の
    使用を規制するための電話規制システムであって、 複数個の電話端末を含み、前記電話端末の各々は、所定
    の第1の指令を無線通信により受けると無線電波による
    通話を不能化する機能を有し、 さらに、所定の領域への進入路近傍に設けられ、近傍を
    通過して前記所定の領域に進入する電話端末に対して、
    前記第1の指令を微弱な電波により送信する進入確認装
    置とを含み、それによって、 前記所定の領域内では電話端末による前記無線電波を用
    いた通話が規制される、電話規制システム。
  10. 【請求項10】 前記電話端末の各々はさらに、所定の
    第2の指令を無線通信により受けると無線電波による通
    話を可能化する機能を有し、 前記電話規制システムはさらに、前記所定の領域からの
    離脱路近傍に設けられ、近傍を通過して前記所定の領域
    から離脱する電話端末に対して前記第2の指令を微弱な
    電波により送信する離脱確認装置とを含み、それによっ
    て、 前記所定の領域内では電話端末による前記無線電波を用
    いた通話が規制され、前記所定の領域外では電話端末に
    よる前記無線電波を用いた通話が可能となる、請求項9
    に記載の電話規制システム。
  11. 【請求項11】 無線電波を用いた通信を行うための第
    1の通信手段と、 光を用いた通信を行うための第2の通信手段と、 電話器本体と、 前記第1の通信手段を介して受けた指令に応答して、前
    記第1の通信手段または前記第2の通信手段の一方を選
    択的に前記電話器本体に結合するための切替手段とを含
    む、携帯電話端末装置。
  12. 【請求項12】 さらに、所定の第1の指令を前記第1
    の通信手段を介して受けると前記第1の通信手段を微弱
    な電波のみ受けることが可能な動作モードに設定し、所
    定の第2の指令を前記第1の通信手段を介して受けると
    前記第1の通信手段を、前記無線電波による通話が可能
    な動作モードに設定するための手段を含む、請求項11
    に記載の携帯電話端末装置。
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