JP2001077135A - 半導体装置の樹脂封止方法及び装置 - Google Patents
半導体装置の樹脂封止方法及び装置Info
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- JP2001077135A JP2001077135A JP25029499A JP25029499A JP2001077135A JP 2001077135 A JP2001077135 A JP 2001077135A JP 25029499 A JP25029499 A JP 25029499A JP 25029499 A JP25029499 A JP 25029499A JP 2001077135 A JP2001077135 A JP 2001077135A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂封入金型を用いてリードフレームを樹脂
封止する際、型締め以前にリードフレームを所定の温度
に速やかに、かつ均一に加熱昇温する。 【解決手段】 封入金型を開き、半導体チップを搭載し
たリードフレーム1を下金型3b上に載置し、次いでリ
ードフレーム押し付け機構7をリードフレーム1上に移
動させ、押し付けピン2を降下させてリードフレーム1
を下金型3bに押し付ける。その結果、リードフレーム
1と下金型3bとの接触面積が広くなるので、輻射熱に
よる加熱に頼らずにリードフレーム1を短時間で、かつ
均一に加熱昇温することができる。昇温によりリードフ
レーム1が熱膨張し、位置決めピン13が位置決め穴1
4に入って位置決めされ、次いで型締めを行なって樹脂
成形を行なう。
封止する際、型締め以前にリードフレームを所定の温度
に速やかに、かつ均一に加熱昇温する。 【解決手段】 封入金型を開き、半導体チップを搭載し
たリードフレーム1を下金型3b上に載置し、次いでリ
ードフレーム押し付け機構7をリードフレーム1上に移
動させ、押し付けピン2を降下させてリードフレーム1
を下金型3bに押し付ける。その結果、リードフレーム
1と下金型3bとの接触面積が広くなるので、輻射熱に
よる加熱に頼らずにリードフレーム1を短時間で、かつ
均一に加熱昇温することができる。昇温によりリードフ
レーム1が熱膨張し、位置決めピン13が位置決め穴1
4に入って位置決めされ、次いで型締めを行なって樹脂
成形を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC等の電子部品
を搭載したリードフレームを、金型を用いてトランスフ
ァーモールド法により熱硬化性樹脂で封止する樹脂封止
方法、及びその樹脂封止に用いる封止装置に関する。
を搭載したリードフレームを、金型を用いてトランスフ
ァーモールド法により熱硬化性樹脂で封止する樹脂封止
方法、及びその樹脂封止に用いる封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体チップ等の電子部品を搭載
したリードフレームを、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
を用いて樹脂封止(パッケージング)することがトラン
スファーモールド法により行われている。この方法は樹
脂封止用金型を用いて行われ、用いられる金型は、例え
ば、固定された下金型と可動する上金型からなり、上下
金型にはそれぞれヒーターが組み込まれ、樹脂封止温度
(約180℃)に加熱できるようになっている。
したリードフレームを、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
を用いて樹脂封止(パッケージング)することがトラン
スファーモールド法により行われている。この方法は樹
脂封止用金型を用いて行われ、用いられる金型は、例え
ば、固定された下金型と可動する上金型からなり、上下
金型にはそれぞれヒーターが組み込まれ、樹脂封止温度
(約180℃)に加熱できるようになっている。
【0003】その動作は、まず、上金型を上昇させて型
開きし、半導体チップを搭載したリードフレームを搬送
して下金型上面の所定位置にセットする。同時に、下金
型のポット内に熱硬化性樹脂のタブレットを供給し、上
金型を降下させて上下金型による型締めを行ない、リー
ドフレームを締結する。ここで、ポット内の熱硬化性樹
脂は加熱溶融され、さらにプランジャーで押出されてラ
ンナーを通って上下金型のキャビティに流入する。一定
時間経過後、熱硬化性樹脂は硬化し、キャビティ形状に
成形された熱硬化性樹脂によりリードフレームの樹脂封
止が完成する。
開きし、半導体チップを搭載したリードフレームを搬送
して下金型上面の所定位置にセットする。同時に、下金
型のポット内に熱硬化性樹脂のタブレットを供給し、上
金型を降下させて上下金型による型締めを行ない、リー
ドフレームを締結する。ここで、ポット内の熱硬化性樹
脂は加熱溶融され、さらにプランジャーで押出されてラ
ンナーを通って上下金型のキャビティに流入する。一定
時間経過後、熱硬化性樹脂は硬化し、キャビティ形状に
成形された熱硬化性樹脂によりリードフレームの樹脂封
止が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の樹脂封
止方法では、半導体チップを搭載したリードフレームを
リードフレームローダーで搬送し、あらかじめ所定温度
に加熱されている下金型の上面の所定位置にセットする
わけであるが、その際、次のような問題が発生する。こ
れを、図を用いて説明する。図7は従来のリードフレー
ムのセット状態を示す斜視図である。
止方法では、半導体チップを搭載したリードフレームを
リードフレームローダーで搬送し、あらかじめ所定温度
に加熱されている下金型の上面の所定位置にセットする
わけであるが、その際、次のような問題が発生する。こ
れを、図を用いて説明する。図7は従来のリードフレー
ムのセット状態を示す斜視図である。
【0005】まず、下金型3bには等ピッチ間隔で位置
決めピン13が設けられ、リードフレーム1をセットす
る時に、リードフレーム1に等ピッチ間隔で開けられた
位置決め穴14がそれぞれ嵌まり合うようになってい
る。しかし、リードフレーム1に開けられた位置決め穴
14のピッチ間隔は、リードフレーム1の温度が下金型
3bの温度にまで上昇した時点で位置決めピン13のピ
ッチ間隔に合うように、あらかじめ設計されている。
決めピン13が設けられ、リードフレーム1をセットす
る時に、リードフレーム1に等ピッチ間隔で開けられた
位置決め穴14がそれぞれ嵌まり合うようになってい
る。しかし、リードフレーム1に開けられた位置決め穴
14のピッチ間隔は、リードフレーム1の温度が下金型
3bの温度にまで上昇した時点で位置決めピン13のピ
ッチ間隔に合うように、あらかじめ設計されている。
【0006】そのため、常温のリードフレーム1を、加
熱されている下金型3bに載置した直後は、位置決め穴
14と位置決めピン13とのピッチ間隔が合わず、リー
ドフレーム1は一部が持ち上がった状態で下金型3b上
に置かれることになる。この状態を示したのが図7であ
る。
熱されている下金型3bに載置した直後は、位置決め穴
14と位置決めピン13とのピッチ間隔が合わず、リー
ドフレーム1は一部が持ち上がった状態で下金型3b上
に置かれることになる。この状態を示したのが図7であ
る。
【0007】この、リードフレームを金型にセットする
時の問題点をもう少し具体的に説明する。図7におい
て、まず、下金型3bは樹脂封止に必要な温度(約18
0℃)に加熱されている。リードフレーム1はリードフ
レームローダーによって下金型3b上に搬送され、位置
決めピン13に引っ掛かった状態で傾いて載置され、こ
の状態で一定時間放置される間に下金型3bから吸熱
し、加熱が行われる。
時の問題点をもう少し具体的に説明する。図7におい
て、まず、下金型3bは樹脂封止に必要な温度(約18
0℃)に加熱されている。リードフレーム1はリードフ
レームローダーによって下金型3b上に搬送され、位置
決めピン13に引っ掛かった状態で傾いて載置され、こ
の状態で一定時間放置される間に下金型3bから吸熱
し、加熱が行われる。
【0008】このように、リードフレームを充分加熱し
て熱膨張させた後、上下封入金型を締結して半導体装置
の樹脂封止を行なうものであるが、この従来の樹脂封止
方法には次のような問題点がある。
て熱膨張させた後、上下封入金型を締結して半導体装置
の樹脂封止を行なうものであるが、この従来の樹脂封止
方法には次のような問題点がある。
【0009】まず、第1の問題点は、リードフレームは
下金型の上で放置されることによって加熱されるので、
その際、下金型に接触している部分の面積が非常に小さ
いため、接触による熱伝導よりも輻射熱による加熱に頼
るところが大きく、その結果、昇温速度が小さいという
ことである。
下金型の上で放置されることによって加熱されるので、
その際、下金型に接触している部分の面積が非常に小さ
いため、接触による熱伝導よりも輻射熱による加熱に頼
るところが大きく、その結果、昇温速度が小さいという
ことである。
【0010】この、接触している部分の面積が非常に小
さい理由は、リードフレームは加熱開始直後に反りを発
生するからであり、もともと傾いて載置されている状態
に加えて、反りの発生によってますます接触面積が少な
くなるからである。また、昇温速度が小さいということ
は、リードフレームが目標とする温度に達するまでに長
い時間を必要とすることになり、封止装置の生産能力が
低くなり効率が悪くなる。
さい理由は、リードフレームは加熱開始直後に反りを発
生するからであり、もともと傾いて載置されている状態
に加えて、反りの発生によってますます接触面積が少な
くなるからである。また、昇温速度が小さいということ
は、リードフレームが目標とする温度に達するまでに長
い時間を必要とすることになり、封止装置の生産能力が
低くなり効率が悪くなる。
【0011】この、反りの発生状況をもう少し詳細に説
明した図が、図5(a)〜(d)に示す斜視図である。
まず、図8(a)は、加熱されている下金型3bにリー
ドフレーム1を載置した直後の状態を示しており、この
状態は図7で説明したものと同様である。次に、図8
(b)は、下金型3bにリードフレーム1を載置してか
ら5秒間放置した状態を示しており、リードフレーム1
は均一に加熱されていないので反りが発生している。
明した図が、図5(a)〜(d)に示す斜視図である。
まず、図8(a)は、加熱されている下金型3bにリー
ドフレーム1を載置した直後の状態を示しており、この
状態は図7で説明したものと同様である。次に、図8
(b)は、下金型3bにリードフレーム1を載置してか
ら5秒間放置した状態を示しており、リードフレーム1
は均一に加熱されていないので反りが発生している。
【0012】次に、図8(c)は、さらに2秒経過後、
つまりリードフレーム1を載置後7秒間放置した状態を
示しており、反りの状態は2秒前と変わっていない。次
に、図8(d)は、さらに13秒経過後、つまりリード
フレーム1を載置後20秒間放置した状態を示してい
る。すなわち、載置から20秒経過して初めてリードフ
レームの加熱温度が均一となったため反りが直り、下金
型3bの位置決めピン13とリードフレーム1の位置決
め穴14とが一致した状態を示している。
つまりリードフレーム1を載置後7秒間放置した状態を
示しており、反りの状態は2秒前と変わっていない。次
に、図8(d)は、さらに13秒経過後、つまりリード
フレーム1を載置後20秒間放置した状態を示してい
る。すなわち、載置から20秒経過して初めてリードフ
レームの加熱温度が均一となったため反りが直り、下金
型3bの位置決めピン13とリードフレーム1の位置決
め穴14とが一致した状態を示している。
【0013】第2の問題点としては、第1の問題点と同
様にリードフレームは下金型の上で放置することによっ
て加熱するので、下金型に接触している範囲およびその
部分の面積が非常に小さいため、加熱が均一に行われな
いということである。このように均一に加熱できていな
い状態では、特に加熱の初期において、リードフレーム
には反りが生ずるため、不所望なストレスを発生するこ
とになる。
様にリードフレームは下金型の上で放置することによっ
て加熱するので、下金型に接触している範囲およびその
部分の面積が非常に小さいため、加熱が均一に行われな
いということである。このように均一に加熱できていな
い状態では、特に加熱の初期において、リードフレーム
には反りが生ずるため、不所望なストレスを発生するこ
とになる。
【0014】また、このように均一に加熱できていない
状態で型締め動作を行なうと、特開平6−190858
にあるように、下金型の位置決めピンとリードフレーム
の位置決め穴とのピッチ間隔が異なっている状態でむり
やりピンを穴に入れるので、リードフレームの位置決め
穴を破壊することになる。さらには、リードフレームが
目標とする加熱温度に達する以前に、すなわち、熱膨張
が不十分なまま型締めを行なうと、パッケージの位置ず
れを発生する。
状態で型締め動作を行なうと、特開平6−190858
にあるように、下金型の位置決めピンとリードフレーム
の位置決め穴とのピッチ間隔が異なっている状態でむり
やりピンを穴に入れるので、リードフレームの位置決め
穴を破壊することになる。さらには、リードフレームが
目標とする加熱温度に達する以前に、すなわち、熱膨張
が不十分なまま型締めを行なうと、パッケージの位置ず
れを発生する。
【0015】本発明の目的は、半導体装置を樹脂封止す
る工程において、リードフレームを均一に、かつ短時間
で充分に加熱することにより、リードフレームの位置決
め穴の破損を防止し、パッケージの位置ずれを防止し、
生産能力が高く効率のよい樹脂封止方法及び装置を提供
することにある。
る工程において、リードフレームを均一に、かつ短時間
で充分に加熱することにより、リードフレームの位置決
め穴の破損を防止し、パッケージの位置ずれを防止し、
生産能力が高く効率のよい樹脂封止方法及び装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の樹
脂封止方法は、半導体チップを搭載したリードフレーム
を上金型と下金型からなる封入金型を用いて締結し、封
止樹脂を溶融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂
封止方法において、下金型上にリードフレームを載置
し、次いでリードフレーム押し付け機構をリードフレー
ム上に移動させ、リードフレーム押し付け機構に設けら
れた押し付けピンを下降させてリードフレームを下金型
に押し付け、リードフレームを上金型と下金型で締結す
る以前に、リードフレームを下金型に強制的に接触させ
て加熱することを特徴とする。
脂封止方法は、半導体チップを搭載したリードフレーム
を上金型と下金型からなる封入金型を用いて締結し、封
止樹脂を溶融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂
封止方法において、下金型上にリードフレームを載置
し、次いでリードフレーム押し付け機構をリードフレー
ム上に移動させ、リードフレーム押し付け機構に設けら
れた押し付けピンを下降させてリードフレームを下金型
に押し付け、リードフレームを上金型と下金型で締結す
る以前に、リードフレームを下金型に強制的に接触させ
て加熱することを特徴とする。
【0017】また、本発明の半導体装置の樹脂封止方法
は、半導体チップを搭載したリードフレームを上金型と
下金型からなる封入金型を用いて締結し、封止樹脂を溶
融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂封止方法に
おいて、リードフレームローダによりリードフレームを
封入金型に供給し、次いでリードフレーム押し付け機構
により封入金型に供給されたリードフレームを下金型に
押し付け、次いでタブレットハンドにより封止樹脂タブ
レットを封入金型に供給する工程とを含むことを特徴と
する。
は、半導体チップを搭載したリードフレームを上金型と
下金型からなる封入金型を用いて締結し、封止樹脂を溶
融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂封止方法に
おいて、リードフレームローダによりリードフレームを
封入金型に供給し、次いでリードフレーム押し付け機構
により封入金型に供給されたリードフレームを下金型に
押し付け、次いでタブレットハンドにより封止樹脂タブ
レットを封入金型に供給する工程とを含むことを特徴と
する。
【0018】また、本発明の半導体装置の樹脂封止方法
は、半導体チップを搭載したリードフレームを上金型と
下金型からなる封入金型を用いて締結し、封止樹脂を溶
融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂封止方法に
おいて、リードフレームローダによりリードフレームを
封入金型に供給すると同時に、リードフレーム押し付け
機構により封入金型に供給されたリードフレームを下金
型に押し付け、次いでタブレットハンドにより封止樹脂
タブレットを封入金型に供給する工程とを含むことを特
徴とする。
は、半導体チップを搭載したリードフレームを上金型と
下金型からなる封入金型を用いて締結し、封止樹脂を溶
融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂封止方法に
おいて、リードフレームローダによりリードフレームを
封入金型に供給すると同時に、リードフレーム押し付け
機構により封入金型に供給されたリードフレームを下金
型に押し付け、次いでタブレットハンドにより封止樹脂
タブレットを封入金型に供給する工程とを含むことを特
徴とする。
【0019】また、本発明の半導体装置の樹脂封止装置
は、前記リードフレーム押し付け機構が、リードフレー
ムローダおよびタブレットハンドとともに独立して設け
られていることを特徴とする。
は、前記リードフレーム押し付け機構が、リードフレー
ムローダおよびタブレットハンドとともに独立して設け
られていることを特徴とする。
【0020】また、本発明の半導体装置の樹脂封止装置
は、前記リードフレーム押し付け機構が、リードフレー
ムローダに一体に組み込まれていることを特徴とする。
は、前記リードフレーム押し付け機構が、リードフレー
ムローダに一体に組み込まれていることを特徴とする。
【0021】また、本発明の半導体装置の樹脂封止装置
は、前記リードフレーム押し付け機構に設けられている
押し付けピンのリードフレームと接触する先端部が耐摩
耗性の金属で形成され、元の部分が押し付けピン駆動部
への熱伝導を抑えるための断熱材で形成されていること
を特徴とする。
は、前記リードフレーム押し付け機構に設けられている
押し付けピンのリードフレームと接触する先端部が耐摩
耗性の金属で形成され、元の部分が押し付けピン駆動部
への熱伝導を抑えるための断熱材で形成されていること
を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に
おける第1の実施の形態を示す図で、半導体装置の樹脂
封止装置の構成を示す正面図である。
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に
おける第1の実施の形態を示す図で、半導体装置の樹脂
封止装置の構成を示す正面図である。
【0023】図1において、樹脂封入金型は、上金型3
aと下金型3bとに上下に2分割されている。プレス部
は、下部ベース4bと、この下部ベース4bに立てられ
た支柱15に沿って上下に可動する上部ベース4aとを
有し、下部ベース4bには下金型3bを固定し、上部ベ
ース4aには上金型3aが取り付けられている。上金型
3aおよび下金型3bにはそれぞれヒーターが組み込ま
れ、樹脂封止温度(約180℃)に加熱できるようにな
っている。
aと下金型3bとに上下に2分割されている。プレス部
は、下部ベース4bと、この下部ベース4bに立てられ
た支柱15に沿って上下に可動する上部ベース4aとを
有し、下部ベース4bには下金型3bを固定し、上部ベ
ース4aには上金型3aが取り付けられている。上金型
3aおよび下金型3bにはそれぞれヒーターが組み込ま
れ、樹脂封止温度(約180℃)に加熱できるようにな
っている。
【0024】また、リードフレームローダー5は、半導
体チップが搭載されたリードフレーム1を真空吸着によ
りクランプし、下金型3b上に搬送して載置するための
ロボット機構である。また、タブレットハンド6は、封
止樹脂タブレット18を開閉機構で摘み上げて搬送し、
下金型3bに設けられたポットに投入して供給するロボ
ットハンドである。
体チップが搭載されたリードフレーム1を真空吸着によ
りクランプし、下金型3b上に搬送して載置するための
ロボット機構である。また、タブレットハンド6は、封
止樹脂タブレット18を開閉機構で摘み上げて搬送し、
下金型3bに設けられたポットに投入して供給するロボ
ットハンドである。
【0025】次に、本発明の特徴であるリードフレーム
押し付け機構について説明する。リードフレーム押し付
け機構7は押し付けピン2を有し、下金型3b上に載置
されたリードフレーム1を下金型3bに押し付ける機能
を有している。このリードフレーム押し付け機構につい
て、図2を用いて詳細に説明する。
押し付け機構について説明する。リードフレーム押し付
け機構7は押し付けピン2を有し、下金型3b上に載置
されたリードフレーム1を下金型3bに押し付ける機能
を有している。このリードフレーム押し付け機構につい
て、図2を用いて詳細に説明する。
【0026】図2は、図1に示したリードフレーム押し
付け機構の構成とその動作を説明するための斜視図であ
る。図2において、リードフレーム1は加熱された下金
型3b上に載置された直後の状態を示している。この状
態は、すでに述べたように、図7および図8(a)に示
した状態と同じで、リードフレーム1の位置決め穴14
と下金型3bの位置決めピン13の位置は一致していな
い。そして、この状態にあるリードフレーム1の上方
に、リードフレーム押し付け機構7を移動機構(図示せ
ず)によって位置させた状態を示している。
付け機構の構成とその動作を説明するための斜視図であ
る。図2において、リードフレーム1は加熱された下金
型3b上に載置された直後の状態を示している。この状
態は、すでに述べたように、図7および図8(a)に示
した状態と同じで、リードフレーム1の位置決め穴14
と下金型3bの位置決めピン13の位置は一致していな
い。そして、この状態にあるリードフレーム1の上方
に、リードフレーム押し付け機構7を移動機構(図示せ
ず)によって位置させた状態を示している。
【0027】この押し付け機構7の構成について説明す
ると、図示しない移動機構に取り付けられているベース
11にはシリンダ12が取り付けられ、このシリンダ1
2のロッドにはサブベース9が取り付けられ、サブベー
ス9はシリンダ12の動作に合わせて上下動作を行な
う。サブベース9にはガイドシャフト10が立てられ、
このガイドシャフト10はベース11に開けられたガイ
ド穴に摺動可能に挿入され、サブベース9が垂直方向に
上下動できるようになっている。
ると、図示しない移動機構に取り付けられているベース
11にはシリンダ12が取り付けられ、このシリンダ1
2のロッドにはサブベース9が取り付けられ、サブベー
ス9はシリンダ12の動作に合わせて上下動作を行な
う。サブベース9にはガイドシャフト10が立てられ、
このガイドシャフト10はベース11に開けられたガイ
ド穴に摺動可能に挿入され、サブベース9が垂直方向に
上下動できるようになっている。
【0028】そして、サブベース9の下面には、押し付
けピン2が取り付けられる。押し付けピン2は、耐摩耗
性を考慮して金属を使用し、サブベース9との間にはサ
ブベース9への熱伝導を抑える目的で断熱材8を介在さ
せている。
けピン2が取り付けられる。押し付けピン2は、耐摩耗
性を考慮して金属を使用し、サブベース9との間にはサ
ブベース9への熱伝導を抑える目的で断熱材8を介在さ
せている。
【0029】なお、リードフレーム押し付け機構7は、
リードフレームローダ5およびタブレットハンド6とと
もにそれぞれ移動機構を備えて独立した機構部を形成し
ている。
リードフレームローダ5およびタブレットハンド6とと
もにそれぞれ移動機構を備えて独立した機構部を形成し
ている。
【0030】次に、このリードフレーム押し付け機構7
の作用について説明する。図4(a)〜図4(c)は、
リードフレームを押し付ける状態を経時的に説明する斜
視図である。
の作用について説明する。図4(a)〜図4(c)は、
リードフレームを押し付ける状態を経時的に説明する斜
視図である。
【0031】図4(a)は、加熱(約180℃)されて
いる下金型3bにリードフレーム1を載置した直後の状
態を示している。リードフレーム1の温度が低く熱膨張
していないので、リードフレーム1の位置決め穴14に
下金型3bの位置決めピン13が完全に入らない。
いる下金型3bにリードフレーム1を載置した直後の状
態を示している。リードフレーム1の温度が低く熱膨張
していないので、リードフレーム1の位置決め穴14に
下金型3bの位置決めピン13が完全に入らない。
【0032】図4(b)は、載置して5秒後、押し付け
ピン2の下降動作によりリードフレーム1を下金型3b
に押し付けた状態を示す。この時点では、リードフレー
ム1の位置決め穴14に下金型3bの位置決めピン13
が完全に入ってはいないが、押し付けピン2により押し
付けられたリードフレーム1と下金型3bとの接触面積
は広くなっている。
ピン2の下降動作によりリードフレーム1を下金型3b
に押し付けた状態を示す。この時点では、リードフレー
ム1の位置決め穴14に下金型3bの位置決めピン13
が完全に入ってはいないが、押し付けピン2により押し
付けられたリードフレーム1と下金型3bとの接触面積
は広くなっている。
【0033】図4(c)は、押し付けてからさらに2秒
後、すなわち、載置してから7秒後に、リードフレーム
1が急速にかつ均一に所定の温度に加熱されたことによ
り膨張し、リードフレーム1の位置決め穴14に下金型
3bの位置決めピン13が完全に入った状態を示してい
る。
後、すなわち、載置してから7秒後に、リードフレーム
1が急速にかつ均一に所定の温度に加熱されたことによ
り膨張し、リードフレーム1の位置決め穴14に下金型
3bの位置決めピン13が完全に入った状態を示してい
る。
【0034】次に、本発明における第1の実施の形態の
動作について説明する。図3(a)〜図3(h)は第1
の実施の形態の動作順序を説明するための封入金型の正
面図である。
動作について説明する。図3(a)〜図3(h)は第1
の実施の形態の動作順序を説明するための封入金型の正
面図である。
【0035】まず、図3(a)は動作その1を示し、封
入金型は上金型3aと下金型3bとに上下に分離した状
態にあり、それぞれが約180℃に加熱されている。ま
た、封入金型の近傍には、リードフレーム1を搬送する
ためのリードフレームローダ5、封止樹脂タブレット1
8を供給するためのタブレットハンド6、リードフレー
ム1を下金型3bに押し付けるためのリードフレーム押
し付け機構7が待機している。
入金型は上金型3aと下金型3bとに上下に分離した状
態にあり、それぞれが約180℃に加熱されている。ま
た、封入金型の近傍には、リードフレーム1を搬送する
ためのリードフレームローダ5、封止樹脂タブレット1
8を供給するためのタブレットハンド6、リードフレー
ム1を下金型3bに押し付けるためのリードフレーム押
し付け機構7が待機している。
【0036】次に、図3(b)は動作その2を示し、リ
ードフレームローダ5を移動させ、リードフレーム1を
封入金型内に搬入する。次に、図3(c)は動作その3
を示し、リードフレームローダ5はリードフレーム1を
下金型3bの上に載置し、元の位置に戻る。
ードフレームローダ5を移動させ、リードフレーム1を
封入金型内に搬入する。次に、図3(c)は動作その3
を示し、リードフレームローダ5はリードフレーム1を
下金型3bの上に載置し、元の位置に戻る。
【0037】次に、図3(d)は動作その4を示し、リ
ードフレーム押し付け機構7はリードフレーム1が置か
れた下金型3b上に移動し、押し付けピン2の下降動作
によりリードフレーム1を下金型3bに一定時間押し付
ける。次に、図3(e)は動作その5を示し、押し付け
ピン2の押し付け動作が完了した後、リードフレーム押
し付け機構7は元の位置に戻る。
ードフレーム押し付け機構7はリードフレーム1が置か
れた下金型3b上に移動し、押し付けピン2の下降動作
によりリードフレーム1を下金型3bに一定時間押し付
ける。次に、図3(e)は動作その5を示し、押し付け
ピン2の押し付け動作が完了した後、リードフレーム押
し付け機構7は元の位置に戻る。
【0038】次に、図3(f)は動作その6を示し、タ
ブレットハンド6は封止樹脂タブレット18を封入金型
内に搬入する。次に、図3(g)は動作その7を示し、
封止樹脂タブレット18を下金型3bのポットに投入し
た後、タブレットハンド6は元の位置に戻る。
ブレットハンド6は封止樹脂タブレット18を封入金型
内に搬入する。次に、図3(g)は動作その7を示し、
封止樹脂タブレット18を下金型3bのポットに投入し
た後、タブレットハンド6は元の位置に戻る。
【0039】次に、図3(h)は動作その8を示し、プ
レス部の上部ベース4aを下降させ、それとともに上金
型3aも下降して上金型3aと下金型3bによりリード
フレーム1を挟み込む。次に樹脂封入成形を開始し、溶
融した封止樹脂が封入金型のキャビティに流入する。
レス部の上部ベース4aを下降させ、それとともに上金
型3aも下降して上金型3aと下金型3bによりリード
フレーム1を挟み込む。次に樹脂封入成形を開始し、溶
融した封止樹脂が封入金型のキャビティに流入する。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を用いて説明する。図5は本実施の形態の構成を示
す斜視図である。上記した第1の実施の形態では、図2
に示したようにリードフレーム押し付け機構を独立に設
けていたが、本実施の形態では、リードフレーム押し付
け機構をリードフレームローダに組み込んだ構成となっ
ている。
図面を用いて説明する。図5は本実施の形態の構成を示
す斜視図である。上記した第1の実施の形態では、図2
に示したようにリードフレーム押し付け機構を独立に設
けていたが、本実施の形態では、リードフレーム押し付
け機構をリードフレームローダに組み込んだ構成となっ
ている。
【0041】図5に示すように、リードフレームローダ
5は、第1の実施の形態では真空吸着によってリードフ
レームを搬送していたが、本実施の形態では、開閉機構
によって両側に開閉する開閉爪17でリードフレームを
引っ掛けて搬送する。そして、開閉機構の中央部には押
し付けピン2が設けられ、押し付けピン2は段付き構造
を備えてリードフレームローダ5のベース(図示せず)
に開けられた穴に挿入され、バネ16により上下動作可
能な構造となっており、断熱材8を介してバネ16の圧
縮力でリードフレーム1を下金型3bに押し付けるよう
になっている。
5は、第1の実施の形態では真空吸着によってリードフ
レームを搬送していたが、本実施の形態では、開閉機構
によって両側に開閉する開閉爪17でリードフレームを
引っ掛けて搬送する。そして、開閉機構の中央部には押
し付けピン2が設けられ、押し付けピン2は段付き構造
を備えてリードフレームローダ5のベース(図示せず)
に開けられた穴に挿入され、バネ16により上下動作可
能な構造となっており、断熱材8を介してバネ16の圧
縮力でリードフレーム1を下金型3bに押し付けるよう
になっている。
【0042】このように、リードフレーム押し付け機構
7は、開閉動作機構19であるモーターあるいはシリン
ダとともにリードフレームローダ5に一体に組み込まれ
ており、リードフレーム1を下金型3bに移載するとき
の下降動作時に、開閉動作機構19によって開閉爪17
の開き動作と押し付けピン2による押し付け動作が同時
に行なわれる。
7は、開閉動作機構19であるモーターあるいはシリン
ダとともにリードフレームローダ5に一体に組み込まれ
ており、リードフレーム1を下金型3bに移載するとき
の下降動作時に、開閉動作機構19によって開閉爪17
の開き動作と押し付けピン2による押し付け動作が同時
に行なわれる。
【0043】次に、図5で説明した第2の実施の形態の
動作について、図6(a)〜図6(f)を使用してその
動作順序を説明する。
動作について、図6(a)〜図6(f)を使用してその
動作順序を説明する。
【0044】図6(a)は動作その1を示し、封入金型
は上金型3aと下金型3bが上下に分離した状態にあ
る。また、封入金型の近傍には、タブレットハンド6、
リードフレーム押し付け機構を備えたリードフレームロ
ーダ5が配置されている。なお、封入金型は所定温度に
加熱されている。
は上金型3aと下金型3bが上下に分離した状態にあ
る。また、封入金型の近傍には、タブレットハンド6、
リードフレーム押し付け機構を備えたリードフレームロ
ーダ5が配置されている。なお、封入金型は所定温度に
加熱されている。
【0045】図6(b)は動作その2を示し、リードフ
レームローダ5はリードフレーム1を下金型3bの上に
搬送し、下降動作によってリードフレーム1を載置する
と同時にリードフレーム押し付け機構が作用し、そのま
ま一定時間停止して押し付けピン2によりリードフレー
ム1を下金型3bに押し付ける。
レームローダ5はリードフレーム1を下金型3bの上に
搬送し、下降動作によってリードフレーム1を載置する
と同時にリードフレーム押し付け機構が作用し、そのま
ま一定時間停止して押し付けピン2によりリードフレー
ム1を下金型3bに押し付ける。
【0046】図6(c)は動作その3を示し、リードフ
レームローダ5が元の位置に戻った状態を示している。
図6(d)は動作その4を示し、タブレットハンド6は
封止樹脂タブレット18を封入金型に搬送し、下金型3
bのポットにに投入する状態を示している。図6(e)
は動作その5を示し、封止樹脂タブレット18の投入
後、タブレットハンド6が元の位置に戻った状態を示し
ている。
レームローダ5が元の位置に戻った状態を示している。
図6(d)は動作その4を示し、タブレットハンド6は
封止樹脂タブレット18を封入金型に搬送し、下金型3
bのポットにに投入する状態を示している。図6(e)
は動作その5を示し、封止樹脂タブレット18の投入
後、タブレットハンド6が元の位置に戻った状態を示し
ている。
【0047】図6(f)は動作その6を示し、プレス部
の上部ベース4aが下降して上型3aと下型3bにより
リードフレーム1を挟み込む。次いで、封入成形を開始
し、封止樹脂タブレットを加圧溶融し、封入金型のキャ
ビティに溶融樹脂を流入させる。
の上部ベース4aが下降して上型3aと下型3bにより
リードフレーム1を挟み込む。次いで、封入成形を開始
し、封止樹脂タブレットを加圧溶融し、封入金型のキャ
ビティに溶融樹脂を流入させる。
【0048】このように、第2の実施の形態によれば、
リードフレーム押し付け機構はリードフレームローダに
組み込まれており、リードフレームを封入金型に移載す
るときの下降動作時に、リードフレーム押し付け機構が
同時に作用するので、構成部位が少なくてすみ装置の構
成が簡単になるという効果が得られる。また、リードフ
レームを下金型上に置くと同時に押し付ける構成となっ
ているので、第1の実施の形態よりも、さらに短時間で
充分な加熱が可能になった。
リードフレーム押し付け機構はリードフレームローダに
組み込まれており、リードフレームを封入金型に移載す
るときの下降動作時に、リードフレーム押し付け機構が
同時に作用するので、構成部位が少なくてすみ装置の構
成が簡単になるという効果が得られる。また、リードフ
レームを下金型上に置くと同時に押し付ける構成となっ
ているので、第1の実施の形態よりも、さらに短時間で
充分な加熱が可能になった。
【0049】また、第2の実施の形態では、リードフレ
ーム押し付け機構をリードフレームローダに組み込んだ
場合について説明してきたが、タブレットハンドに組み
込んでもよいし、封入金型に設けてもよい。
ーム押し付け機構をリードフレームローダに組み込んだ
場合について説明してきたが、タブレットハンドに組み
込んでもよいし、封入金型に設けてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下に記
載するような効果を奏する。まず、第1の効果は、リー
ドフレームを封入金型に押し付けて加熱しているので昇
温速度が大きくなり、加熱時間が短時間ですむため生産
効率の向上が図れることである。第2の効果は、リード
フレームを封入金型に押し付けることによって接触面積
が広くなり、全体が均一に加熱されるため不所望な反り
が発生しなくなったことである。
載するような効果を奏する。まず、第1の効果は、リー
ドフレームを封入金型に押し付けて加熱しているので昇
温速度が大きくなり、加熱時間が短時間ですむため生産
効率の向上が図れることである。第2の効果は、リード
フレームを封入金型に押し付けることによって接触面積
が広くなり、全体が均一に加熱されるため不所望な反り
が発生しなくなったことである。
【0051】なお、リードフレームの加熱時間短縮につ
いては、本発明と従来技術とを図4および図8を用いて
時系列的に対比させて見るとよく分かるように、従来技
術ではリードフレームの加熱に20秒を必要としていた
が、本発明によりこれが7秒に短縮できたことをこの例
が示している。
いては、本発明と従来技術とを図4および図8を用いて
時系列的に対比させて見るとよく分かるように、従来技
術ではリードフレームの加熱に20秒を必要としていた
が、本発明によりこれが7秒に短縮できたことをこの例
が示している。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態に用いるリードフレ
ーム押し付け機構の構成図である。
ーム押し付け機構の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を説明する図
で、図3(a)〜図3(h)はその動作順序示す。
で、図3(a)〜図3(h)はその動作順序示す。
【図4】本発明のリードフレームの加熱状態を説明する
図で、図4(a)〜図4(c)はその工程図である。
図で、図4(a)〜図4(c)はその工程図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作を説明する図
で、図6(a)〜図6(f)はその動作順序を示す。
で、図6(a)〜図6(f)はその動作順序を示す。
【図7】従来のリードフレームの加熱状態を説明する斜
視図である。
視図である。
【図8】従来のリードフレームの加熱状態を説明する図
で、図8(a)〜図8(d)はその工程図である。
で、図8(a)〜図8(d)はその工程図である。
1 リードフレーム 2 押し付けピン 3a 上金型 3b 下金型 4a 上部ベース 4b 下部ベース 5 リードフレームローダ 6 タブレットハンド 7 リードフレーム押し付け機構 8 断熱材 9 サブベース 10 ガイドシャフト 11 ベース 12 シリンダ 13 位置決めピン 14 位置決め穴 15 支柱 16 バネ 17 開閉爪 18 封止樹脂タブレット 19 開閉動作機構
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体チップを搭載したリードフレーム
を上金型と下金型からなる封入金型を用いて締結し、封
止樹脂を溶融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂
封止方法において、下金型上にリードフレームを載置
し、次いでリードフレーム押し付け機構をリードフレー
ム上に移動させ、リードフレーム押し付け機構に設けら
れた押し付けピンを下降させてリードフレームを下金型
に押し付け、リードフレームを上金型と下金型で締結す
る以前に、リードフレームを下金型に強制的に接触させ
て加熱することを特徴とする半導体装置の樹脂封止方
法。 - 【請求項2】 半導体チップを搭載したリードフレーム
を上金型と下金型からなる封入金型を用いて締結し、封
止樹脂を溶融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂
封止方法において、リードフレームローダによりリード
フレームを封入金型に供給し、次いでリードフレーム押
し付け機構により封入金型に供給されたリードフレーム
を下金型に押し付け、次いでタブレットハンドにより封
止樹脂タブレットを封入金型に供給する工程とを含むこ
とを特徴とする半導体装置の樹脂封止方法。 - 【請求項3】 半導体チップを搭載したリードフレーム
を上金型と下金型からなる封入金型を用いて締結し、封
止樹脂を溶融させて封入成形を行なう半導体装置の樹脂
封止方法において、リードフレームローダによりリード
フレームを封入金型に供給すると同時に、リードフレー
ム押し付け機構により封入金型に供給されたリードフレ
ームを下金型に押し付け、次いでタブレットハンドによ
り封止樹脂タブレットを封入金型に供給する工程とを含
むことを特徴とする半導体装置の樹脂封止方法。 - 【請求項4】 前記リードフレーム押し付け機構は、リ
ードフレームローダおよびタブレットハンドとともに独
立して設けられていることを特徴とする請求項1または
2記載の半導体装置の樹脂封止装置。 - 【請求項5】 前記リードフレーム押し付け機構は、リ
ードフレームローダに一体に組み込まれていることを特
徴とする請求項1または3記載の半導体装置の樹脂封止
装置。 - 【請求項6】 前記リードフレーム押し付け機構に設け
られている押し付けピンは、リードフレームと接触する
先端部が耐摩耗性の金属で形成され、元の部分が押し付
けピン駆動部への熱伝導を抑えるための断熱材で形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
樹脂封止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25029499A JP2001077135A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 半導体装置の樹脂封止方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25029499A JP2001077135A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 半導体装置の樹脂封止方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001077135A true JP2001077135A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17205775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25029499A Pending JP2001077135A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 半導体装置の樹脂封止方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001077135A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016082137A (ja) * | 2014-10-20 | 2016-05-16 | 第一精工株式会社 | 樹脂封止用金型、樹脂封止装置および成形品の製造方法 |
WO2025104965A1 (ja) * | 2023-11-13 | 2025-05-22 | Towa株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
-
1999
- 1999-09-03 JP JP25029499A patent/JP2001077135A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016082137A (ja) * | 2014-10-20 | 2016-05-16 | 第一精工株式会社 | 樹脂封止用金型、樹脂封止装置および成形品の製造方法 |
WO2025104965A1 (ja) * | 2023-11-13 | 2025-05-22 | Towa株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021105 |