JP2001067183A - 座標入力/検出装置および電子黒板システム - Google Patents
座標入力/検出装置および電子黒板システムInfo
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- JP2001067183A JP2001067183A JP24283999A JP24283999A JP2001067183A JP 2001067183 A JP2001067183 A JP 2001067183A JP 24283999 A JP24283999 A JP 24283999A JP 24283999 A JP24283999 A JP 24283999A JP 2001067183 A JP2001067183 A JP 2001067183A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色情報が容易に切替えられ、ユーザの作業効
率の向上が図られる座標入力/検出装置を得る。 【解決手段】 筐体2の内側に形成された座標入力領域
3に対して例えばペン等の指示物体Aを挿入した場合、
その指示物体Aを挿入した状態での座標入力領域3の撮
影画像を得て、この撮影画像と基準画像記憶手段に記憶
された基準画像とに基づいて指示物体Aの被写体像のみ
の画像を抽出し、抽出された指示物体の被写体像の各カ
ラー撮像素子5上における結像位置に基づいて指示物体
Aの指し示した座標情報を検出するとともに抽出された
指示物体Aの被写体像の色情報を検出する。これによ
り、指示物体Aの色彩を変更するだけで、色情報が容易
に切替えられるので、ユーザの作業効率の向上が図られ
る。
率の向上が図られる座標入力/検出装置を得る。 【解決手段】 筐体2の内側に形成された座標入力領域
3に対して例えばペン等の指示物体Aを挿入した場合、
その指示物体Aを挿入した状態での座標入力領域3の撮
影画像を得て、この撮影画像と基準画像記憶手段に記憶
された基準画像とに基づいて指示物体Aの被写体像のみ
の画像を抽出し、抽出された指示物体の被写体像の各カ
ラー撮像素子5上における結像位置に基づいて指示物体
Aの指し示した座標情報を検出するとともに抽出された
指示物体Aの被写体像の色情報を検出する。これによ
り、指示物体Aの色彩を変更するだけで、色情報が容易
に切替えられるので、ユーザの作業効率の向上が図られ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力/検出装
置およびその座標入力/検出装置を用いた電子黒板シス
テムに関する。
置およびその座標入力/検出装置を用いた電子黒板シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホワイトボードや書き込みシ
ート等の書き込み面に筆記用具を用いて書き込んだ手書
きの情報を、専用のスキャナで読み取り、専用のプリン
タで記録紙に出力することが可能な電子黒板装置が知ら
れている。これに対し、近年にあっては、電子黒板の書
き込み面に座標入力/検出装置を配置して、書き込み面
に手書きで書き込んだ情報をリアルタイムでコンピュー
タに入力することを可能にした電子黒板システムも提供
されている。
ート等の書き込み面に筆記用具を用いて書き込んだ手書
きの情報を、専用のスキャナで読み取り、専用のプリン
タで記録紙に出力することが可能な電子黒板装置が知ら
れている。これに対し、近年にあっては、電子黒板の書
き込み面に座標入力/検出装置を配置して、書き込み面
に手書きで書き込んだ情報をリアルタイムでコンピュー
タに入力することを可能にした電子黒板システムも提供
されている。
【0003】例えば、マイクロフィールド・グラフィッ
クス社製(Microfield Graphics,Inc.)のソフトボード
は、ホワイトボード上に座標入力/検出装置を配設して
構成され、ホワイトボード上に書かれた文字や絵等のビ
ジュアルデータをコンピュータにリアルタイムで取り込
むことを可能にした装置である。このソフトボードを用
いて構成された電子黒板システムでは、ソフトボードで
取り込んだビジュアルデータをコンピュータに入力して
CRT(Cathode Ray Tube)に表示したり、液晶プロジ
ェクターを用いて大型のスクリーンに表示したり、プリ
ンタで記録紙に出力すること等が可能となっている。ま
た、ソフトボードが接続されたコンピュータの画面を液
晶プロジェクターでソフトボード上に投影し、ソフトボ
ード上でコンピュータを操作することも可能となってい
る。
クス社製(Microfield Graphics,Inc.)のソフトボード
は、ホワイトボード上に座標入力/検出装置を配設して
構成され、ホワイトボード上に書かれた文字や絵等のビ
ジュアルデータをコンピュータにリアルタイムで取り込
むことを可能にした装置である。このソフトボードを用
いて構成された電子黒板システムでは、ソフトボードで
取り込んだビジュアルデータをコンピュータに入力して
CRT(Cathode Ray Tube)に表示したり、液晶プロジ
ェクターを用いて大型のスクリーンに表示したり、プリ
ンタで記録紙に出力すること等が可能となっている。ま
た、ソフトボードが接続されたコンピュータの画面を液
晶プロジェクターでソフトボード上に投影し、ソフトボ
ード上でコンピュータを操作することも可能となってい
る。
【0004】また、文字および画像を表示するための表
示装置と、表示装置の表示面に座標入力面(タッチパネ
ル面)を配設した座標入力/検出装置と、座標入力/検
出装置からの入力に基づいて表示装置の表示制御を行う
制御装置とを備え、表示装置および座標入力/検出装置
を用いて電子黒板の表示面および書き込み面を構成した
電子黒板システムが提供されている。
示装置と、表示装置の表示面に座標入力面(タッチパネ
ル面)を配設した座標入力/検出装置と、座標入力/検
出装置からの入力に基づいて表示装置の表示制御を行う
制御装置とを備え、表示装置および座標入力/検出装置
を用いて電子黒板の表示面および書き込み面を構成した
電子黒板システムが提供されている。
【0005】例えば、スマート・テクノロジィズ社製
(SMART Technologies Inc.)のスマート2000で
は、コンピュータに接続された液晶プロジェクターを用
いて文字・絵・図形・グラフィックの画像をパネルに投
影した状態で、パネルの投影面(表示面)の表示面に配
設された座標入力/検出装置(書き込み面)を用いて手
書きの情報をコンピュータに取り込む処理を行う。そし
て、コンピュータ内で手書きの情報と画像情報とを合成
し、再度、液晶プロジェクターを介してリアルタイムで
表示できるようにしている。
(SMART Technologies Inc.)のスマート2000で
は、コンピュータに接続された液晶プロジェクターを用
いて文字・絵・図形・グラフィックの画像をパネルに投
影した状態で、パネルの投影面(表示面)の表示面に配
設された座標入力/検出装置(書き込み面)を用いて手
書きの情報をコンピュータに取り込む処理を行う。そし
て、コンピュータ内で手書きの情報と画像情報とを合成
し、再度、液晶プロジェクターを介してリアルタイムで
表示できるようにしている。
【0006】このような電子黒板システムでは、表示装
置によって表示されている画面上の画像に対して、座標
入力/検出装置を用いて入力した画像を上書き画像とし
て重ねて表示できるため、既に会議、プレゼンテーショ
ン、教育現場等において広く利用されており、その使用
効果が高く評価されている。また、このような電子黒板
システムに音声・画像等の通信機能を組み込み、遠隔地
間を通信回線で接続することにより、電子会議システム
としても利用されている。
置によって表示されている画面上の画像に対して、座標
入力/検出装置を用いて入力した画像を上書き画像とし
て重ねて表示できるため、既に会議、プレゼンテーショ
ン、教育現場等において広く利用されており、その使用
効果が高く評価されている。また、このような電子黒板
システムに音声・画像等の通信機能を組み込み、遠隔地
間を通信回線で接続することにより、電子会議システム
としても利用されている。
【0007】また、近年においては、電子黒板システム
において利用されている座標入力/検出装置として、入
力方式の違いに応じて種々の方式のものが考えられてい
る。しかしながら、前述した電子黒板システムに適用す
るのに適切な方式を検討すると、座標入力面(タッチパ
ネル面)のような物理的な面を有さなくとも入力が可能
になる例えば光学式のような座標入力/検出装置が有望
であると考えられる。このように座標入力面(タッチパ
ネル面)のような物理的な面を有さない座標入力/検出
装置は、表示装置の表面に装着して使用した場合であっ
ても視認性に優れると共に、その大型化も比較的容易で
あるためである。
において利用されている座標入力/検出装置として、入
力方式の違いに応じて種々の方式のものが考えられてい
る。しかしながら、前述した電子黒板システムに適用す
るのに適切な方式を検討すると、座標入力面(タッチパ
ネル面)のような物理的な面を有さなくとも入力が可能
になる例えば光学式のような座標入力/検出装置が有望
であると考えられる。このように座標入力面(タッチパ
ネル面)のような物理的な面を有さない座標入力/検出
装置は、表示装置の表面に装着して使用した場合であっ
ても視認性に優れると共に、その大型化も比較的容易で
あるためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
黒板システムにおける文字や絵等の色の切替手法として
は、例えば各色毎に専用の入力ペンとペン置き場とを設
け、ユーザが何色のペンを持ち上げたかをペン置き場の
センサによって検知して色を切替えるようにした第一の
手法がある。
黒板システムにおける文字や絵等の色の切替手法として
は、例えば各色毎に専用の入力ペンとペン置き場とを設
け、ユーザが何色のペンを持ち上げたかをペン置き場の
センサによって検知して色を切替えるようにした第一の
手法がある。
【0009】また、別の色の切替手法としては、電子黒
板システムの制御装置に組み込まれるアプリケーション
ソフトである電子黒板ソフトの機能によって表示装置上
に各種の操作を行なうための複数のボタンを並べたツー
ルバーを表示し、その表示されたツールバーに割り当て
られた各ボタンをユーザに操作させることにより色を切
替えるようにした第二の手法がある。なお、ツールバー
に割り当てられた各ボタンには、文字や絵等の色を指定
して手書きで書くことができる描画モードを選択させる
複数のペンボタンの他、手書きで書いた文字や絵等を消
すことができる消去モードを選択させる消しゴムボタン
も含まれている。
板システムの制御装置に組み込まれるアプリケーション
ソフトである電子黒板ソフトの機能によって表示装置上
に各種の操作を行なうための複数のボタンを並べたツー
ルバーを表示し、その表示されたツールバーに割り当て
られた各ボタンをユーザに操作させることにより色を切
替えるようにした第二の手法がある。なお、ツールバー
に割り当てられた各ボタンには、文字や絵等の色を指定
して手書きで書くことができる描画モードを選択させる
複数のペンボタンの他、手書きで書いた文字や絵等を消
すことができる消去モードを選択させる消しゴムボタン
も含まれている。
【0010】しかしながら、第一の手法によれば、色の
種類が入力ペンの数やペン置き場の大きさといった物理
的条件により制限されてしまうという問題がある。ま
た、色を切替える際には、それまで使用していた色の入
力ペンをペン置き場に置いてから別の色の入力ペンを持
ち上げなければならないため、作業効率が悪いという問
題もある。
種類が入力ペンの数やペン置き場の大きさといった物理
的条件により制限されてしまうという問題がある。ま
た、色を切替える際には、それまで使用していた色の入
力ペンをペン置き場に置いてから別の色の入力ペンを持
ち上げなければならないため、作業効率が悪いという問
題もある。
【0011】一方、第二の手法によれば、各色毎のペン
ボタンや消しゴムボタンをツールバーに並べて割り当て
ることで色の種類を数多くすることができる点では優れ
ているが、ツールバーのボタン数が多くなるに従って色
の選択作業は煩雑になるという問題がある。また、ボタ
ン操作のため、消去モードから描画モードへの戻し忘れ
が発生し易く、文字や線等を誤って消してしまうといっ
た問題も頻発する。
ボタンや消しゴムボタンをツールバーに並べて割り当て
ることで色の種類を数多くすることができる点では優れ
ているが、ツールバーのボタン数が多くなるに従って色
の選択作業は煩雑になるという問題がある。また、ボタ
ン操作のため、消去モードから描画モードへの戻し忘れ
が発生し易く、文字や線等を誤って消してしまうといっ
た問題も頻発する。
【0012】本発明の目的は、色情報が容易に切替えら
れ、ユーザの作業効率の向上が図られる座標入力/検出
装置を得ることである。
れ、ユーザの作業効率の向上が図られる座標入力/検出
装置を得ることである。
【0013】本発明の目的は、簡単な構成で所望の色情
報の出力が可能な座標入力/検出装置を得ることであ
る。
報の出力が可能な座標入力/検出装置を得ることであ
る。
【0014】本発明の目的は、システムの操作性の向上
が図られる電子黒板システムを得ることである。
が図られる電子黒板システムを得ることである。
【0015】本発明の目的は、消去モードから描画モー
ドへの戻し忘れの発生を防止する電子黒板システムを得
ることである。
ドへの戻し忘れの発生を防止する電子黒板システムを得
ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の座
標入力/検出装置は、所定の形状の筐体と、この筐体内
側に形成され、所定の色が付された指示物体の挿入を受
け付ける座標入力領域と、前記筐体に所定の間隔で配置
される複数のカラー撮像素子を有して前記座標入力領域
全体を撮像する画像入力手段と、前記座標入力領域に前
記指示物体が存在しない状態で前記画像入力手段により
撮像された基準画像を記憶する基準画像記憶手段と、前
記座標入力領域に挿入された前記指示物体を前記画像入
力手段により撮像した撮影画像からその指示物体の被写
体像のみの画像を前記基準画像記憶手段に記憶された前
記基準画像に基づいて抽出する画像抽出手段と、この画
像抽出手段により抽出された前記被写体像の各カラー撮
像素子上の結像位置に基づいて挿入された前記指示物体
によって指示された座標情報を検出する座標情報検出手
段と、前記画像抽出手段により抽出された前記被写体像
に基づいて挿入された前記指示物体の色情報を検出する
色情報検出手段と、を備える。
標入力/検出装置は、所定の形状の筐体と、この筐体内
側に形成され、所定の色が付された指示物体の挿入を受
け付ける座標入力領域と、前記筐体に所定の間隔で配置
される複数のカラー撮像素子を有して前記座標入力領域
全体を撮像する画像入力手段と、前記座標入力領域に前
記指示物体が存在しない状態で前記画像入力手段により
撮像された基準画像を記憶する基準画像記憶手段と、前
記座標入力領域に挿入された前記指示物体を前記画像入
力手段により撮像した撮影画像からその指示物体の被写
体像のみの画像を前記基準画像記憶手段に記憶された前
記基準画像に基づいて抽出する画像抽出手段と、この画
像抽出手段により抽出された前記被写体像の各カラー撮
像素子上の結像位置に基づいて挿入された前記指示物体
によって指示された座標情報を検出する座標情報検出手
段と、前記画像抽出手段により抽出された前記被写体像
に基づいて挿入された前記指示物体の色情報を検出する
色情報検出手段と、を備える。
【0017】したがって、筐体内側に形成された座標入
力領域に対して例えばペン等の指示物体を挿入した場
合、画像入力手段ではその指示物体を挿入した状態での
座標入力領域の撮影画像が得られ、この撮影画像と基準
画像記憶手段に記憶された基準画像とに基づいて画像抽
出手段により指示物体の被写体像のみの画像が抽出され
る。そして、座標検出手段では抽出された指示物体の被
写体像の各カラー撮像素子上における結像位置に基づい
て指示物体の指し示した座標情報が検出され、色情報検
出手段では抽出された指示物体の被写体像の色情報が検
出される。これにより、指示物体の色彩を変更するだけ
で、色情報の切替えが可能になる。
力領域に対して例えばペン等の指示物体を挿入した場
合、画像入力手段ではその指示物体を挿入した状態での
座標入力領域の撮影画像が得られ、この撮影画像と基準
画像記憶手段に記憶された基準画像とに基づいて画像抽
出手段により指示物体の被写体像のみの画像が抽出され
る。そして、座標検出手段では抽出された指示物体の被
写体像の各カラー撮像素子上における結像位置に基づい
て指示物体の指し示した座標情報が検出され、色情報検
出手段では抽出された指示物体の被写体像の色情報が検
出される。これにより、指示物体の色彩を変更するだけ
で、色情報の切替えが可能になる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の座
標入力/検出装置において、前記指示物体は、少なくと
も前記座標入力領域への挿入部分に所定の色が付され
る。
標入力/検出装置において、前記指示物体は、少なくと
も前記座標入力領域への挿入部分に所定の色が付され
る。
【0019】したがって、少なくとも座標入力領域への
挿入部分に付された所定の色に基づいてユーザーの所望
する色情報を出力することが可能になることにより、指
示物体の作成が容易になる。
挿入部分に付された所定の色に基づいてユーザーの所望
する色情報を出力することが可能になることにより、指
示物体の作成が容易になる。
【0020】請求項3記載の発明の電子黒板システム
は、描画を表示するための表示装置と、この表示装置の
表示面に前記座標入力領域を配設し、前記色情報と前記
座標情報とを検出する請求項1または2記載の前記座標
入力/検出装置と、この座標入力/検出装置によって検
出された前記座標情報に基づく前記表示装置の座標位置
に前記色情報に基づく描画情報を前記描画として表示さ
せる表示制御手段を有する制御装置と、を備える。
は、描画を表示するための表示装置と、この表示装置の
表示面に前記座標入力領域を配設し、前記色情報と前記
座標情報とを検出する請求項1または2記載の前記座標
入力/検出装置と、この座標入力/検出装置によって検
出された前記座標情報に基づく前記表示装置の座標位置
に前記色情報に基づく描画情報を前記描画として表示さ
せる表示制御手段を有する制御装置と、を備える。
【0021】したがって、請求項1または2記載の座標
入力/検出装置の座標入力領域を表示装置の表示面に配
設したことにより、表示装置の視認性の向上が図られる
と共に、特別な手段を設けることなく指示物体の色彩を
変更するだけで色情報が切替えられることにより、表示
制御手段における描画情報の色の切替えが容易になるの
で、システムの操作性が向上する。
入力/検出装置の座標入力領域を表示装置の表示面に配
設したことにより、表示装置の視認性の向上が図られる
と共に、特別な手段を設けることなく指示物体の色彩を
変更するだけで色情報が切替えられることにより、表示
制御手段における描画情報の色の切替えが容易になるの
で、システムの操作性が向上する。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の電
子黒板システムにおいて、前記表示制御手段は、前記座
標入力/検出装置により特定の前記色情報が検出された
場合、前記座標入力/検出装置によって検出された前記
座標情報に基づく前記表示装置の座標位置に既に表示さ
れている前記描画を消去する。
子黒板システムにおいて、前記表示制御手段は、前記座
標入力/検出装置により特定の前記色情報が検出された
場合、前記座標入力/検出装置によって検出された前記
座標情報に基づく前記表示装置の座標位置に既に表示さ
れている前記描画を消去する。
【0023】したがって、例えば鉛筆で記述された文字
を消しゴムで消去するのと同様に、指示物体の色彩を特
定の色彩に変更して座標入力領域に対して挿入し、表示
装置の所定の座標位置に既に表示されている描画をなぞ
ることでその描画の消去が可能になるので、特別な手段
を設けることなく消去モードから描画モードへの戻し忘
れの発生の防止が可能になる。
を消しゴムで消去するのと同様に、指示物体の色彩を特
定の色彩に変更して座標入力領域に対して挿入し、表示
装置の所定の座標位置に既に表示されている描画をなぞ
ることでその描画の消去が可能になるので、特別な手段
を設けることなく消去モードから描画モードへの戻し忘
れの発生の防止が可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図16に基づいて説明する。本実施の形態の電子黒板
システムは、座標入力/検出装置をパーソナルコンピュ
ータ等のコンピュータに接続された大型のプラズマディ
スプレイパネル(Plasma Display Panel)の表示面に装
着するとともに、座標入力/検出装置もそのコンピュー
タに接続することにより構成されている。
し図16に基づいて説明する。本実施の形態の電子黒板
システムは、座標入力/検出装置をパーソナルコンピュ
ータ等のコンピュータに接続された大型のプラズマディ
スプレイパネル(Plasma Display Panel)の表示面に装
着するとともに、座標入力/検出装置もそのコンピュー
タに接続することにより構成されている。
【0025】ここで、図1は電子黒板システムに用いら
れる座標入力/検出装置1の構成を概略的に示す正面図
である。表示装置であるプラズマディスプレイパネルP
DPのディスプレイ面(表示面)dに装着される座標入
力/検出装置1は、そのディスプレイ面dのサイズに対
応させて、手書きにより文字や図形を入力する等の座標
入力を行なうための空間である座標入力領域3の範囲を
規定する筐体2を備えている。
れる座標入力/検出装置1の構成を概略的に示す正面図
である。表示装置であるプラズマディスプレイパネルP
DPのディスプレイ面(表示面)dに装着される座標入
力/検出装置1は、そのディスプレイ面dのサイズに対
応させて、手書きにより文字や図形を入力する等の座標
入力を行なうための空間である座標入力領域3の範囲を
規定する筐体2を備えている。
【0026】また、筐体2の座標入力領域3の上方両端
部には、撮影画像を電気信号として出力する画像入力手
段として機能する画像入力装置4(左側カメラ4a,右
側カメラ4b)が、距離Lを隔てて設けられている。こ
れら左側カメラ4aと右側カメラ4bとは電子カメラで
あって、それぞれカラー用の二次元イメージセンサ(二
次元撮像素子)5と結像光学レンズ6とが距離fの間隔
を有して備えられている。ここで、二次元イメージセン
サ5は、多数のCCD(Charge Coupled Device)をマ
トリックス状に配列して形成される二次元のカラー撮像
素子であって、被写体像を光電変換してRデータ,Gデ
ータ,Bデータの各アナログ画像信号として出力する。
なお、特に図示しないが、画像入力装置4には、二次元
イメージセンサ5から出力されたRデータ,Gデータ,
Bデータの各アナログ画像信号をRデータ,Gデータ,
Bデータの各デジタル画像信号に変換するA/D変換部
等も備えられている。さらに、左側カメラ4aと右側カ
メラ4bとは、それぞれの光軸がプラズマディスプレイ
パネルPDPのディスプレイ面dに対して平行であって
そのプラズマディスプレイパネルPDPのディスプレイ
面dの表面に略一致するように設置されている。これに
より、左側カメラ4aと右側カメラ4bとにプラズマデ
ィスプレイパネルPDPのディスプレイ面dが映り込む
のを防止している。
部には、撮影画像を電気信号として出力する画像入力手
段として機能する画像入力装置4(左側カメラ4a,右
側カメラ4b)が、距離Lを隔てて設けられている。こ
れら左側カメラ4aと右側カメラ4bとは電子カメラで
あって、それぞれカラー用の二次元イメージセンサ(二
次元撮像素子)5と結像光学レンズ6とが距離fの間隔
を有して備えられている。ここで、二次元イメージセン
サ5は、多数のCCD(Charge Coupled Device)をマ
トリックス状に配列して形成される二次元のカラー撮像
素子であって、被写体像を光電変換してRデータ,Gデ
ータ,Bデータの各アナログ画像信号として出力する。
なお、特に図示しないが、画像入力装置4には、二次元
イメージセンサ5から出力されたRデータ,Gデータ,
Bデータの各アナログ画像信号をRデータ,Gデータ,
Bデータの各デジタル画像信号に変換するA/D変換部
等も備えられている。さらに、左側カメラ4aと右側カ
メラ4bとは、それぞれの光軸がプラズマディスプレイ
パネルPDPのディスプレイ面dに対して平行であって
そのプラズマディスプレイパネルPDPのディスプレイ
面dの表面に略一致するように設置されている。これに
より、左側カメラ4aと右側カメラ4bとにプラズマデ
ィスプレイパネルPDPのディスプレイ面dが映り込む
のを防止している。
【0027】一方、座標入力領域3の上部を除く周縁部
であって画像入力装置4(左側カメラ4a,右側カメラ
4b)の画角を妨げずに撮影視野全体を覆う位置には、
背景板7が配置されている。ここで、図2は背景板7を
部分的に示す正面図である。図2に示すように、この背
景板7には、後述する差分画像の抽出を容易にする基準
パターンPが付与されている。本実施の形態における基
準パターンPは、濃淡の配色を横ストライプ状にしたパ
ターンである。他に基準パターンPとしては、例えば濃
淡の配色を縦ストライプ状にしたパターンやクロマキー
技術に用いられる色彩パターン等が考えられる。
であって画像入力装置4(左側カメラ4a,右側カメラ
4b)の画角を妨げずに撮影視野全体を覆う位置には、
背景板7が配置されている。ここで、図2は背景板7を
部分的に示す正面図である。図2に示すように、この背
景板7には、後述する差分画像の抽出を容易にする基準
パターンPが付与されている。本実施の形態における基
準パターンPは、濃淡の配色を横ストライプ状にしたパ
ターンである。他に基準パターンPとしては、例えば濃
淡の配色を縦ストライプ状にしたパターンやクロマキー
技術に用いられる色彩パターン等が考えられる。
【0028】加えて、左側カメラ4aと右側カメラ4b
とには、撮像領域を制限するための遮光板Bが取り付け
られている。ここで、図3は遮光板Bを概略的に示す正
面図、図4は座標入力/検出装置1の構成を部分的に示
す断面図である。図3に示すように、遮光板Bは縦長の
切欠B1を有している。そして、図4に示すように、遮
光板Bは、左側カメラ4aと右側カメラ4bとが有する
結像光学レンズ6の前面に設けられ、撮像可能領域を座
標入力領域3と略同一に制限するように配置されてい
る。これにより、視野を狭くして外乱光等によるノイズ
の発生を減少させている。
とには、撮像領域を制限するための遮光板Bが取り付け
られている。ここで、図3は遮光板Bを概略的に示す正
面図、図4は座標入力/検出装置1の構成を部分的に示
す断面図である。図3に示すように、遮光板Bは縦長の
切欠B1を有している。そして、図4に示すように、遮
光板Bは、左側カメラ4aと右側カメラ4bとが有する
結像光学レンズ6の前面に設けられ、撮像可能領域を座
標入力領域3と略同一に制限するように配置されてい
る。これにより、視野を狭くして外乱光等によるノイズ
の発生を減少させている。
【0029】次に、座標入力/検出装置1に内蔵される
各部の電気的接続について図5を参照して説明する。図
5に示すように、画像入力装置4以外の各ブロックによ
って、コントローラ8が構成されている。このコントロ
ーラ8は、画像入力装置4を含む各部を接続するバス9
と、各部を集中的に制御するCPU10と、制御プログ
ラム等の固定的データを予め格納するROM11と、可
変的なデータを書き換え自在に格納するRAM12と、
タイマTと、歪み補正、ガンマ補正、2値化処理等を実
行する画像処理部13と、画像抽出手段として機能する
差分器14と、座標情報検出手段として機能するXYZ
演算器15と、不揮発性のメモリであるEEPROM1
6と、コントローラ8を制御装置であるコンピュータP
Cに接続するためのインタフェース(I/F)17と、
を備えている。また、RAM12には、座標メモリ12
aが設けられている。さらに、EEPROM16には基
準画像記憶手段として機能する基準画像メモリ16aが
設けられている。この基準画像メモリ16aは、例えば
装置起動時における初期状態の撮影画像18(図9参
照)のような所定の画像を基準画像19(図9参照)と
して記憶する。
各部の電気的接続について図5を参照して説明する。図
5に示すように、画像入力装置4以外の各ブロックによ
って、コントローラ8が構成されている。このコントロ
ーラ8は、画像入力装置4を含む各部を接続するバス9
と、各部を集中的に制御するCPU10と、制御プログ
ラム等の固定的データを予め格納するROM11と、可
変的なデータを書き換え自在に格納するRAM12と、
タイマTと、歪み補正、ガンマ補正、2値化処理等を実
行する画像処理部13と、画像抽出手段として機能する
差分器14と、座標情報検出手段として機能するXYZ
演算器15と、不揮発性のメモリであるEEPROM1
6と、コントローラ8を制御装置であるコンピュータP
Cに接続するためのインタフェース(I/F)17と、
を備えている。また、RAM12には、座標メモリ12
aが設けられている。さらに、EEPROM16には基
準画像記憶手段として機能する基準画像メモリ16aが
設けられている。この基準画像メモリ16aは、例えば
装置起動時における初期状態の撮影画像18(図9参
照)のような所定の画像を基準画像19(図9参照)と
して記憶する。
【0030】続いて、ROM11に格納された制御プロ
グラムに従ってコントローラ8において実行される処理
について説明する。ここで、図6は指示物体Aにより座
標入力領域3の一点を指し示した一例を示す正面図、図
7はその一部を拡大して示す正面図、図8は二次元イメ
ージセンサ5から出力される電気信号に基づく座標検出
処理手順について模式的に示す説明図である。図6に示
すように、座標入力/検出装置1の座標入力領域3にユ
ーザの指やペン等の指示物体Aを挿入し、その指示物体
AでプラズマディスプレイパネルPDPのディスプレイ
面d上の適当な位置(x,y,z)を指し示し、また
は、タッチした場合、画像入力装置4(左側カメラ4
a,右側カメラ4b)の二次元イメージセンサ5の上に
は結像光学レンズ6を介して背景板7と指示物体Aとの
像が結像される。
グラムに従ってコントローラ8において実行される処理
について説明する。ここで、図6は指示物体Aにより座
標入力領域3の一点を指し示した一例を示す正面図、図
7はその一部を拡大して示す正面図、図8は二次元イメ
ージセンサ5から出力される電気信号に基づく座標検出
処理手順について模式的に示す説明図である。図6に示
すように、座標入力/検出装置1の座標入力領域3にユ
ーザの指やペン等の指示物体Aを挿入し、その指示物体
AでプラズマディスプレイパネルPDPのディスプレイ
面d上の適当な位置(x,y,z)を指し示し、また
は、タッチした場合、画像入力装置4(左側カメラ4
a,右側カメラ4b)の二次元イメージセンサ5の上に
は結像光学レンズ6を介して背景板7と指示物体Aとの
像が結像される。
【0031】図8に示すように、この二次元イメージセ
ンサ5の上に結像された背景板7と指示物体Aとの像
は、電気信号であるデジタル画像信号として画像処理部
13に出力され、画像処理部13において所定の処理を
受けた後、撮影画像18として出力される。このように
して左側カメラ4aと右側カメラ4bとのそれぞれの二
次元イメージセンサ5を介して出力された撮影画像18
と基準画像メモリ16aに記憶されている基準画像19
とは、それぞれ差分器14に入力・蓄積され、それぞれ
の差分画像20が検出される。
ンサ5の上に結像された背景板7と指示物体Aとの像
は、電気信号であるデジタル画像信号として画像処理部
13に出力され、画像処理部13において所定の処理を
受けた後、撮影画像18として出力される。このように
して左側カメラ4aと右側カメラ4bとのそれぞれの二
次元イメージセンサ5を介して出力された撮影画像18
と基準画像メモリ16aに記憶されている基準画像19
とは、それぞれ差分器14に入力・蓄積され、それぞれ
の差分画像20が検出される。
【0032】ここで、図9は基準画像19の一例を示す
説明図、図10は撮影画像18の一例を示す説明図であ
る。図9に示すように、基準画像19は装置起動時にお
ける初期状態の撮影画像等をデジタル画像信号にしたも
のであり背景板7の基準パターンPのみが撮影されてお
り、図10に示すように、撮影画像18には基準画像1
9の画像に加えて指示物体Aが撮影されている。したが
って、差分画像20は座標入力領域3に指示物体Aが挿
入された場合のその指示物体Aの被写体像のみの画像
(シルエット画像)が抽出されたものである。そして、
これらの差分画像20は、XYZ演算器15に入力さ
れ、指示物体Aの位置座標(x,y,z)が検出され
る。
説明図、図10は撮影画像18の一例を示す説明図であ
る。図9に示すように、基準画像19は装置起動時にお
ける初期状態の撮影画像等をデジタル画像信号にしたも
のであり背景板7の基準パターンPのみが撮影されてお
り、図10に示すように、撮影画像18には基準画像1
9の画像に加えて指示物体Aが撮影されている。したが
って、差分画像20は座標入力領域3に指示物体Aが挿
入された場合のその指示物体Aの被写体像のみの画像
(シルエット画像)が抽出されたものである。そして、
これらの差分画像20は、XYZ演算器15に入力さ
れ、指示物体Aの位置座標(x,y,z)が検出され
る。
【0033】次に、XYZ演算器15による位置座標
(x,y)の検出する処理について説明する。図7に示
したように、二次元イメージセンサ5の中心5aから差
分画像(指示物体Aのシルエット画像)20の結像中心
点までの距離hは、二次元イメージセンサ5の中心線
と、指示物体Aと結像中心点hとを結ぶ線とで形成され
る角度θに依存しており、この角度θは、 θ=arctan(h/f) ・・ として算出される。
(x,y)の検出する処理について説明する。図7に示
したように、二次元イメージセンサ5の中心5aから差
分画像(指示物体Aのシルエット画像)20の結像中心
点までの距離hは、二次元イメージセンサ5の中心線
と、指示物体Aと結像中心点hとを結ぶ線とで形成され
る角度θに依存しており、この角度θは、 θ=arctan(h/f) ・・ として算出される。
【0034】また、画像入力装置4(左側カメラ4a)
と指示物体Aとの角度βは、画像入力装置4の取付角度
αを用いることにより、 β=α−θ ・・ として求められる。これにより、左側カメラ4aと指示
物体Aとの角度β1、及び右側カメラ4bと指示物体A
との角度β2が、それぞれ算出される。
と指示物体Aとの角度βは、画像入力装置4の取付角度
αを用いることにより、 β=α−θ ・・ として求められる。これにより、左側カメラ4aと指示
物体Aとの角度β1、及び右側カメラ4bと指示物体A
との角度β2が、それぞれ算出される。
【0035】以上により、指示物体Aの位置座標(x,
y)は、三角測量の原理により、 x=Ltanβ2/(tanβ1+tanβ2) ・・ y=xtanβ1 ・・ として算出されて検出される。
y)は、三角測量の原理により、 x=Ltanβ2/(tanβ1+tanβ2) ・・ y=xtanβ1 ・・ として算出されて検出される。
【0036】次に、XYZ演算器15による位置座標
(z)の検出について説明する。ここで、図11は指示
物体Aにより座標入力領域3の一点を指し示した一例を
示す側面図である。図11に示すように、位置座標
(z)は、指示物体Aの先端部とプラズマディスプレイ
パネルPDPのディスプレイ面d(画像入力装置4の光
軸)との間隔を示すものである。ところが、画像入力装
置4から指示物体Aに至る距離D(図7参照)により、
画像入力装置4の二次元イメージセンサ5に結像するZ
方向の差分画像(指示物体Aのシルエット画像)20の
結像中心点と二次元イメージセンサ5の中心5aとの距
離が異なってしまう。ここで、図12は二次元イメージ
センサ5に結像するZ方向の差分画像20の結像中心点
と距離Dとの関係について示す説明図である。図12に
示すように、指示物体Aをプラズマディスプレイパネル
PDPのディスプレイ面dから高さZの位置に挿入した
場合、画像入力装置4から指示物体A(ここでは、指示
物体A1とする。)に至る距離がD1の場合には二次元
イメージセンサ5の中心5aから距離k1の位置に結像
し、画像入力装置4から指示物体A(ここでは、指示物
体A2とする。)に至る距離がD2の場合には二次元イ
メージセンサ5の中心5aから距離k2の位置に結像す
る。すなわち、同じ指示物体Aがプラズマディスプレイ
パネルPDPのディスプレイ面d(画像入力装置4の光
軸)から同じ高さZにあっても、画像入力装置4から指
示物体Aに至る距離Dによって結像位置kが異なること
が解る。したがって、指示物体Aの位置座標(z)は、
前述した指示物体Aの位置座標(x,y)と角度θとに
基づき算出される距離Dに基づいて、 z=D(k/f) ・・ として算出されて検出される。このようにして、指示物
体Aの位置座標(z)を検出することにより、描画時の
ペンアップ・ペンダウンやダブルクリック等の検出が容
易になる。なお、前述した,,,,式は制御
プログラムの一部として予めROM11に格納されてい
る。
(z)の検出について説明する。ここで、図11は指示
物体Aにより座標入力領域3の一点を指し示した一例を
示す側面図である。図11に示すように、位置座標
(z)は、指示物体Aの先端部とプラズマディスプレイ
パネルPDPのディスプレイ面d(画像入力装置4の光
軸)との間隔を示すものである。ところが、画像入力装
置4から指示物体Aに至る距離D(図7参照)により、
画像入力装置4の二次元イメージセンサ5に結像するZ
方向の差分画像(指示物体Aのシルエット画像)20の
結像中心点と二次元イメージセンサ5の中心5aとの距
離が異なってしまう。ここで、図12は二次元イメージ
センサ5に結像するZ方向の差分画像20の結像中心点
と距離Dとの関係について示す説明図である。図12に
示すように、指示物体Aをプラズマディスプレイパネル
PDPのディスプレイ面dから高さZの位置に挿入した
場合、画像入力装置4から指示物体A(ここでは、指示
物体A1とする。)に至る距離がD1の場合には二次元
イメージセンサ5の中心5aから距離k1の位置に結像
し、画像入力装置4から指示物体A(ここでは、指示物
体A2とする。)に至る距離がD2の場合には二次元イ
メージセンサ5の中心5aから距離k2の位置に結像す
る。すなわち、同じ指示物体Aがプラズマディスプレイ
パネルPDPのディスプレイ面d(画像入力装置4の光
軸)から同じ高さZにあっても、画像入力装置4から指
示物体Aに至る距離Dによって結像位置kが異なること
が解る。したがって、指示物体Aの位置座標(z)は、
前述した指示物体Aの位置座標(x,y)と角度θとに
基づき算出される距離Dに基づいて、 z=D(k/f) ・・ として算出されて検出される。このようにして、指示物
体Aの位置座標(z)を検出することにより、描画時の
ペンアップ・ペンダウンやダブルクリック等の検出が容
易になる。なお、前述した,,,,式は制御
プログラムの一部として予めROM11に格納されてい
る。
【0037】以上のようにして検出された指示物体Aの
位置座標(x,y,z)を示す座標情報は、座標メモリ
12aに一時的に格納される。
位置座標(x,y,z)を示す座標情報は、座標メモリ
12aに一時的に格納される。
【0038】加えて、コントローラ8は、色情報検出手
段として機能する画像処理部13において差分画像(指
示物体Aのシルエット画像)20の色彩の検出を実行す
る。ここで、差分画像20の色彩は、画像処理部13に
おいて歪み補正等の画像処理を受けたRデータ,Gデー
タ,Bデータの各デジタル画像信号の大きさ、比率等か
ら判断される。コントローラ8は、差分画像20の色彩
を検出すると、色彩に応じた色情報を座標情報とともに
座標メモリ12aに格納する。したがって、指示物体A
としては、様々な色彩を付与できる点で指よりもペン等
を適用した方が望ましい。例えば、黒色・赤色・青色・
黄色・緑色といった複数色の描画ペン33(図14参
照)を予め準備し、ユーザはそれらの描画ペン33の中
から所望の描画ペン33を選択することにより、所望の
色情報を得ることが可能になる。
段として機能する画像処理部13において差分画像(指
示物体Aのシルエット画像)20の色彩の検出を実行す
る。ここで、差分画像20の色彩は、画像処理部13に
おいて歪み補正等の画像処理を受けたRデータ,Gデー
タ,Bデータの各デジタル画像信号の大きさ、比率等か
ら判断される。コントローラ8は、差分画像20の色彩
を検出すると、色彩に応じた色情報を座標情報とともに
座標メモリ12aに格納する。したがって、指示物体A
としては、様々な色彩を付与できる点で指よりもペン等
を適用した方が望ましい。例えば、黒色・赤色・青色・
黄色・緑色といった複数色の描画ペン33(図14参
照)を予め準備し、ユーザはそれらの描画ペン33の中
から所望の描画ペン33を選択することにより、所望の
色情報を得ることが可能になる。
【0039】こうして検出された指示物体Aの座標情報
と色情報とは、インタフェース(I/F)17を介して
コンピュータPCに順次入力される。
と色情報とは、インタフェース(I/F)17を介して
コンピュータPCに順次入力される。
【0040】続いて、制御装置であるコンピュータPC
について説明する。ここで、図13はコンピュータPC
に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図であ
る。図13に示すように、コンピュータPCは、システ
ム全体を制御するCPU21と、起動プログラム等を記
憶したROM22と、CPU21のワークエリアとして
使用されるRAM23と、文字・数値・各種指示等の入
力を行うためのキーボード24と、カーソルの移動や範
囲選択等を行うためのマウス25と、ハードディスク2
6と、プラズマディスプレイパネルPDPに接続されて
おりそのプラズマディスプレイパネルPDPに対する画
像の表示を制御するグラフィックス・ボード27と、座
標入力/検出装置1を接続するインタフェース(I/
F)28と、上記各部を接続するためのバス29とを備
えている。
について説明する。ここで、図13はコンピュータPC
に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図であ
る。図13に示すように、コンピュータPCは、システ
ム全体を制御するCPU21と、起動プログラム等を記
憶したROM22と、CPU21のワークエリアとして
使用されるRAM23と、文字・数値・各種指示等の入
力を行うためのキーボード24と、カーソルの移動や範
囲選択等を行うためのマウス25と、ハードディスク2
6と、プラズマディスプレイパネルPDPに接続されて
おりそのプラズマディスプレイパネルPDPに対する画
像の表示を制御するグラフィックス・ボード27と、座
標入力/検出装置1を接続するインタフェース(I/
F)28と、上記各部を接続するためのバス29とを備
えている。
【0041】また、ハードディスク26には、オペレー
ティング・システム(OS:Operating System)30、
コントローラ8を介してコンピュータPC上で座標入力
/検出装置1を動作させるためのデバイスドライバ3
1、描画ソフト・ワードプロセッサソフト・表計算ソフ
ト・プレゼンテーションソフト等の各種アプリケーショ
ンプログラム32等が格納されている。
ティング・システム(OS:Operating System)30、
コントローラ8を介してコンピュータPC上で座標入力
/検出装置1を動作させるためのデバイスドライバ3
1、描画ソフト・ワードプロセッサソフト・表計算ソフ
ト・プレゼンテーションソフト等の各種アプリケーショ
ンプログラム32等が格納されている。
【0042】各種アプリケーションプログラム32は、
コンピュータPCへの電源の投入に応じて起動するOS
30による制御の下、CPU21によって実行される。
例えば、キーボード24やマウス25の所定の操作によ
って描画ソフトを起動した場合には、グラフィックス・
ボード27を介してプラズマディスプレイパネルPDP
には描画ソフトに基づく所定の画像が表示される。ま
た、デバイスドライバ31もOS30とともに起動さ
れ、座標入力/検出装置1からのデータ入力の受け付け
が可能な状態になる。このように描画ソフトを起動した
状態で座標入力/検出装置1の座標入力領域3にユーザ
が指示物体Aを挿入して文字や図形を描いた場合、座標
情報と色情報とが指示物体Aの記述に基づく画像データ
としてコンピュータPCに入力され、例えばプラズマデ
ィスプレイパネルPDPに表示されている画面上の画像
に対して上書き画像として重ねて表示される。ここに、
表示制御手段の機能が実行される。より詳細には、コン
ピュータPCのCPU21は、入力された色情報をRA
M23に展開された描画ソフトの有する変換テーブル
(図示せず)においてその色情報に対応付けられている
色に変換して線や文字を描画するための描画情報を生成
し、入力された座標情報に基づく位置座標に合わせてグ
ラフィックス・ボード27に設けられるビデオメモリ
(図示せず)に書き込んでいく。その後、グラフィックス
・ボード27が、ビデオメモリに書き込まれた描画情報
を画像信号としてプラズマディスプレイパネルPDPに
送信することにより、ユーザが書いた文字と同一の文字
が、プラズマディスプレイパネルPDPに表示されるこ
とになる。つまり、コンピュータPCは座標入力/検出
装置1をマウス25のようなポインティングデバイスと
して認識しているため、コンピュータPCでは、描画ソ
フト上でマウス25を用いて文字を書いた場合と同様な
処理が行われることになる。なお、色情報に基づく色で
線や文字を描画するための描画情報を生成する際に、特
定の色情報(模様(バーコード、ストライプ等の光学的
に判別可能な模様)も含む)については、消しゴムの機
能を示す消去モードを示すものと変換テーブルで規定す
ることも可能である。
コンピュータPCへの電源の投入に応じて起動するOS
30による制御の下、CPU21によって実行される。
例えば、キーボード24やマウス25の所定の操作によ
って描画ソフトを起動した場合には、グラフィックス・
ボード27を介してプラズマディスプレイパネルPDP
には描画ソフトに基づく所定の画像が表示される。ま
た、デバイスドライバ31もOS30とともに起動さ
れ、座標入力/検出装置1からのデータ入力の受け付け
が可能な状態になる。このように描画ソフトを起動した
状態で座標入力/検出装置1の座標入力領域3にユーザ
が指示物体Aを挿入して文字や図形を描いた場合、座標
情報と色情報とが指示物体Aの記述に基づく画像データ
としてコンピュータPCに入力され、例えばプラズマデ
ィスプレイパネルPDPに表示されている画面上の画像
に対して上書き画像として重ねて表示される。ここに、
表示制御手段の機能が実行される。より詳細には、コン
ピュータPCのCPU21は、入力された色情報をRA
M23に展開された描画ソフトの有する変換テーブル
(図示せず)においてその色情報に対応付けられている
色に変換して線や文字を描画するための描画情報を生成
し、入力された座標情報に基づく位置座標に合わせてグ
ラフィックス・ボード27に設けられるビデオメモリ
(図示せず)に書き込んでいく。その後、グラフィックス
・ボード27が、ビデオメモリに書き込まれた描画情報
を画像信号としてプラズマディスプレイパネルPDPに
送信することにより、ユーザが書いた文字と同一の文字
が、プラズマディスプレイパネルPDPに表示されるこ
とになる。つまり、コンピュータPCは座標入力/検出
装置1をマウス25のようなポインティングデバイスと
して認識しているため、コンピュータPCでは、描画ソ
フト上でマウス25を用いて文字を書いた場合と同様な
処理が行われることになる。なお、色情報に基づく色で
線や文字を描画するための描画情報を生成する際に、特
定の色情報(模様(バーコード、ストライプ等の光学的
に判別可能な模様)も含む)については、消しゴムの機
能を示す消去モードを示すものと変換テーブルで規定す
ることも可能である。
【0043】ここで、文字等の記述について具体的に説
明する。ここでは、指示物体Aとして、図14に示すよ
うなペン形状の描画ペン33を適用するものとする。こ
の描画ペン33は、その中央付近で二色に塗り分けられ
ており、ペン先を有する第一部分33aは黒色であっ
て、残りの第二部分33bは白色とされている。また、
本実施の形態においては、描画ペン33の色彩が白色で
ある場合には、白での描画とはみなさずに、消しゴムで
の消去として扱うようにアプリケーションプログラム3
2に規定されているものとする。まず、描画ペン33の
第一部分33aを用いた場合について説明する。黒板や
ホワイトボードに手書きで文字や線を書くようにして、
描画ペン33の第一部分33aを用いてプラズマディス
プレイパネルPDPのディスプレイ面dに文字や線を書
くことにより、プラズマディスプレイパネルPDP上に
対応する文字や線を表示させることができる。ここで、
図15は手書きで文字や線を書いた結果がプラズマディ
スプレイパネルPDPに表示された状態を示す説明図で
ある。描画ペン33の第一部分33aは黒色に塗られて
いることから、図15に示すように、書かれた文字や線
は、黒色で表示される。
明する。ここでは、指示物体Aとして、図14に示すよ
うなペン形状の描画ペン33を適用するものとする。こ
の描画ペン33は、その中央付近で二色に塗り分けられ
ており、ペン先を有する第一部分33aは黒色であっ
て、残りの第二部分33bは白色とされている。また、
本実施の形態においては、描画ペン33の色彩が白色で
ある場合には、白での描画とはみなさずに、消しゴムで
の消去として扱うようにアプリケーションプログラム3
2に規定されているものとする。まず、描画ペン33の
第一部分33aを用いた場合について説明する。黒板や
ホワイトボードに手書きで文字や線を書くようにして、
描画ペン33の第一部分33aを用いてプラズマディス
プレイパネルPDPのディスプレイ面dに文字や線を書
くことにより、プラズマディスプレイパネルPDP上に
対応する文字や線を表示させることができる。ここで、
図15は手書きで文字や線を書いた結果がプラズマディ
スプレイパネルPDPに表示された状態を示す説明図で
ある。描画ペン33の第一部分33aは黒色に塗られて
いることから、図15に示すように、書かれた文字や線
は、黒色で表示される。
【0044】次に、描画ペン33の第二部分33bを用
いた場合について説明する。描画ペン33の第二部分3
3bを用いてプラズマディスプレイパネルPDP上に表
示されている文字や線の中で消去したい手書き文字や線
を消しゴムで消去するのと同様の手順でトレースする
と、そのトレースされた部分が本物の消しゴムのように
消去される。ここで、図16は、図15に示した手書き
の文字や線が消去された状態を示す説明図である。描画
ペン33の第二部分33bは白色に塗られていることか
ら、図16に示すように、トレースされた部分が消去さ
れて表示される。これにより、例えば鉛筆で記述された
文字を消しゴムで消去するのと同様に、描画ペン33の
色彩を特定の色彩に変更して座標入力領域3に対して挿
入し、プラズマディスプレイパネルPDP上に表示され
ている文字や線をなぞることでその文字や線の消去を行
なうことができるので、特別な手段を設けることなく消
去モードから描画モードへの戻し忘れの発生の防止が可
能になる。
いた場合について説明する。描画ペン33の第二部分3
3bを用いてプラズマディスプレイパネルPDP上に表
示されている文字や線の中で消去したい手書き文字や線
を消しゴムで消去するのと同様の手順でトレースする
と、そのトレースされた部分が本物の消しゴムのように
消去される。ここで、図16は、図15に示した手書き
の文字や線が消去された状態を示す説明図である。描画
ペン33の第二部分33bは白色に塗られていることか
ら、図16に示すように、トレースされた部分が消去さ
れて表示される。これにより、例えば鉛筆で記述された
文字を消しゴムで消去するのと同様に、描画ペン33の
色彩を特定の色彩に変更して座標入力領域3に対して挿
入し、プラズマディスプレイパネルPDP上に表示され
ている文字や線をなぞることでその文字や線の消去を行
なうことができるので、特別な手段を設けることなく消
去モードから描画モードへの戻し忘れの発生の防止が可
能になる。
【0045】また、上述した描画ペン33のように少な
くとも座標入力領域3への挿入部分に所定の色を付すだ
けの簡単な構成で、ユーザーの所望する色情報を出力す
ることができる指示物体Aを作成することが可能になっ
ている。
くとも座標入力領域3への挿入部分に所定の色を付すだ
けの簡単な構成で、ユーザーの所望する色情報を出力す
ることができる指示物体Aを作成することが可能になっ
ている。
【0046】ここに、筐体2の内側に形成された座標入
力領域3に対して例えばペン等の指示物体Aを挿入した
場合、その指示物体Aを挿入した状態での座標入力領域
3の撮影画像を得て、この撮影画像と基準画像メモリ1
6aに記憶された基準画像とに基づいて指示物体Aの被
写体像のみの画像を抽出し、抽出された指示物体Aの被
写体像の各カラー撮像素子5上における結像位置に基づ
いて指示物体Aの指し示した座標情報を検出するととも
に抽出された指示物体Aの被写体像の色情報を検出す
る。これにより、指示物体Aの色彩を変更するだけで、
色情報が容易に切替えられるので、ユーザの作業効率の
向上が図られ、システムの操作性が向上することにな
る。
力領域3に対して例えばペン等の指示物体Aを挿入した
場合、その指示物体Aを挿入した状態での座標入力領域
3の撮影画像を得て、この撮影画像と基準画像メモリ1
6aに記憶された基準画像とに基づいて指示物体Aの被
写体像のみの画像を抽出し、抽出された指示物体Aの被
写体像の各カラー撮像素子5上における結像位置に基づ
いて指示物体Aの指し示した座標情報を検出するととも
に抽出された指示物体Aの被写体像の色情報を検出す
る。これにより、指示物体Aの色彩を変更するだけで、
色情報が容易に切替えられるので、ユーザの作業効率の
向上が図られ、システムの操作性が向上することにな
る。
【0047】なお、本実施の形態においては、画像入力
装置4として2台の電子カメラ(左側カメラ4a,右側
カメラ4b)を用いたが、2台に限るものではなく、2
台以上であれば良い。
装置4として2台の電子カメラ(左側カメラ4a,右側
カメラ4b)を用いたが、2台に限るものではなく、2
台以上であれば良い。
【0048】また、本実施の形態においては、座標入力
/検出装置1をプラズマディスプレイパネルPDPに装
着したが、これに限るものではなく、CRT、LCD
(Liquid Crystal Display)、RP(背面投影型プロジ
ェクター)等の他のタイプの表示装置に装着するように
しても良い。
/検出装置1をプラズマディスプレイパネルPDPに装
着したが、これに限るものではなく、CRT、LCD
(Liquid Crystal Display)、RP(背面投影型プロジ
ェクター)等の他のタイプの表示装置に装着するように
しても良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明の座標入力/検出装
置によれば、所定の形状の筐体と、この筐体内側に形成
され、所定の色が付された指示物体の挿入を受け付ける
座標入力領域と、前記筐体に所定の間隔で配置される複
数のカラー撮像素子を有して前記座標入力領域全体を撮
像する画像入力手段と、前記座標入力領域に前記指示物
体が存在しない状態で前記画像入力手段により撮像され
た基準画像を記憶する基準画像記憶手段と、前記座標入
力領域に挿入された前記指示物体を前記画像入力手段に
より撮像した撮影画像からその指示物体の被写体像のみ
の画像を前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画
像に基づいて抽出する画像抽出手段と、この画像抽出手
段により抽出された前記被写体像の各カラー撮像素子上
の結像位置に基づいて挿入された前記指示物体によって
指示された座標情報を検出する座標情報検出手段と、前
記画像抽出手段により抽出された前記被写体像に基づい
て挿入された前記指示物体の色情報を検出する色情報検
出手段と、を備え、筐体内側に形成された座標入力領域
に対して例えばペン等の指示物体を挿入した場合、その
指示物体を挿入した状態での座標入力領域の撮影画像を
得て、この撮影画像と基準画像記憶手段に記憶された基
準画像とに基づいて指示物体の被写体像のみの画像を抽
出し、抽出された指示物体の被写体像の各カラー撮像素
子上における結像位置に基づいて指示物体の指し示した
座標情報を検出するとともに抽出された指示物体の被写
体像の色情報を検出することにより、指示物体の色彩を
変更するだけで、色情報を容易に切替えることができる
ので、作業効率を向上させることができる。
置によれば、所定の形状の筐体と、この筐体内側に形成
され、所定の色が付された指示物体の挿入を受け付ける
座標入力領域と、前記筐体に所定の間隔で配置される複
数のカラー撮像素子を有して前記座標入力領域全体を撮
像する画像入力手段と、前記座標入力領域に前記指示物
体が存在しない状態で前記画像入力手段により撮像され
た基準画像を記憶する基準画像記憶手段と、前記座標入
力領域に挿入された前記指示物体を前記画像入力手段に
より撮像した撮影画像からその指示物体の被写体像のみ
の画像を前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画
像に基づいて抽出する画像抽出手段と、この画像抽出手
段により抽出された前記被写体像の各カラー撮像素子上
の結像位置に基づいて挿入された前記指示物体によって
指示された座標情報を検出する座標情報検出手段と、前
記画像抽出手段により抽出された前記被写体像に基づい
て挿入された前記指示物体の色情報を検出する色情報検
出手段と、を備え、筐体内側に形成された座標入力領域
に対して例えばペン等の指示物体を挿入した場合、その
指示物体を挿入した状態での座標入力領域の撮影画像を
得て、この撮影画像と基準画像記憶手段に記憶された基
準画像とに基づいて指示物体の被写体像のみの画像を抽
出し、抽出された指示物体の被写体像の各カラー撮像素
子上における結像位置に基づいて指示物体の指し示した
座標情報を検出するとともに抽出された指示物体の被写
体像の色情報を検出することにより、指示物体の色彩を
変更するだけで、色情報を容易に切替えることができる
ので、作業効率を向上させることができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の座標入力/検出装置において、前記指示物体は、少
なくとも前記座標入力領域への挿入部分に所定の色が付
されることにより、少なくとも座標入力領域への挿入部
分に付された所定の色に基づいてユーザーの所望する色
情報を出力することができるので、指示物体を容易に作
成することができ、簡単な構成で所望の色情報を出力す
ることができる。
載の座標入力/検出装置において、前記指示物体は、少
なくとも前記座標入力領域への挿入部分に所定の色が付
されることにより、少なくとも座標入力領域への挿入部
分に付された所定の色に基づいてユーザーの所望する色
情報を出力することができるので、指示物体を容易に作
成することができ、簡単な構成で所望の色情報を出力す
ることができる。
【0051】請求項3記載の発明の電子黒板システムに
よれば、描画を表示するための表示装置と、この表示装
置の表示面に前記座標入力領域を配設し、前記色情報と
前記座標情報とを検出する請求項1または2記載の前記
座標入力/検出装置と、この座標入力/検出装置によっ
て検出された前記座標情報に基づく前記表示装置の座標
位置に前記色情報に基づく描画情報を前記描画として表
示させる表示制御手段を有する制御装置と、を備え、請
求項1または2記載の座標入力/検出装置の座標入力領
域を表示装置の表示面に配設したことにより、表示装置
の視認性の向上を図ることができると共に、特別な手段
を設けることなく指示物体の色彩を変更するだけで色情
報を切替えることができるので、表示制御手段における
描画情報の色の切替えを容易にすることができ、システ
ムの操作性を向上させることができる。
よれば、描画を表示するための表示装置と、この表示装
置の表示面に前記座標入力領域を配設し、前記色情報と
前記座標情報とを検出する請求項1または2記載の前記
座標入力/検出装置と、この座標入力/検出装置によっ
て検出された前記座標情報に基づく前記表示装置の座標
位置に前記色情報に基づく描画情報を前記描画として表
示させる表示制御手段を有する制御装置と、を備え、請
求項1または2記載の座標入力/検出装置の座標入力領
域を表示装置の表示面に配設したことにより、表示装置
の視認性の向上を図ることができると共に、特別な手段
を設けることなく指示物体の色彩を変更するだけで色情
報を切替えることができるので、表示制御手段における
描画情報の色の切替えを容易にすることができ、システ
ムの操作性を向上させることができる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の電子黒板システムにおいて、前記表示制御手段は、
前記座標入力/検出装置により特定の前記色情報が検出
された場合、前記座標入力/検出装置によって検出され
た前記座標情報に基づく前記表示装置の座標位置に既に
表示されている前記描画を消去することにより、例えば
鉛筆で記述された文字を消しゴムで消去するのと同様
に、指示物体の色彩を特定の色彩に変更して座標入力領
域に対して挿入して既に表示装置に表示されている描画
をなぞることでその描画の消去を行なうことができるの
で、特別な手段を設けることなく消去モードから描画モ
ードへの戻し忘れの発生の防止することができる。
載の電子黒板システムにおいて、前記表示制御手段は、
前記座標入力/検出装置により特定の前記色情報が検出
された場合、前記座標入力/検出装置によって検出され
た前記座標情報に基づく前記表示装置の座標位置に既に
表示されている前記描画を消去することにより、例えば
鉛筆で記述された文字を消しゴムで消去するのと同様
に、指示物体の色彩を特定の色彩に変更して座標入力領
域に対して挿入して既に表示装置に表示されている描画
をなぞることでその描画の消去を行なうことができるの
で、特別な手段を設けることなく消去モードから描画モ
ードへの戻し忘れの発生の防止することができる。
【図1】本発明の実施の一形態の電子黒板システムに用
いられる座標入力/検出装置の構成を概略的に示す正面
図である。
いられる座標入力/検出装置の構成を概略的に示す正面
図である。
【図2】背景板を部分的に示す正面図である。
【図3】遮光板を概略的に示す正面図である。
【図4】座標入力/検出装置の構成を部分的に示す断面
図である。
図である。
【図5】座標入力/検出装置に内蔵される各部の電気的
接続を示すブロック図である。
接続を示すブロック図である。
【図6】指示物体により座標入力領域の一点を指し示し
た一例を示す正面図である。
た一例を示す正面図である。
【図7】その一部を拡大して示す正面図である。
【図8】二次元イメージセンサから出力される電気信号
に基づく座標検出処理手順について模式的に示す説明図
である。
に基づく座標検出処理手順について模式的に示す説明図
である。
【図9】基準画像の一例を示す説明図である。
【図10】撮影画像の一例を示す説明図である。
【図11】指示物体により座標入力領域の一点を指し示
した一例を示す側面図である。
した一例を示す側面図である。
【図12】二次元イメージセンサに結像するZ方向の差
分画像の結像中心点と距離との関係について示す説明図
である。
分画像の結像中心点と距離との関係について示す説明図
である。
【図13】コンピュータに内蔵される各部の電気的接続
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図14】描画ペンを概略的に示す側面図である。
【図15】手書きで文字や線を書いた結果がプラズマデ
ィスプレイパネルに表示された状態を示す説明図であ
る。
ィスプレイパネルに表示された状態を示す説明図であ
る。
【図16】図15に示した手書きの文字や線が消去され
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
1 座標入力/検出装置 2 筐体 3 座標入力領域 4 画像入力手段 5 カラー撮像素子 13 色情報検出手段 14 画像抽出手段 15 座標情報検出手段 16a 基準画像記憶手段 18 撮影画像 19 基準画像 20 被写体像のみの画像 33,A 指示物体 PC 制御装置 PDP 表示装置 d 表示面
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の形状の筐体と、 この筐体内側に形成され、所定の色が付された指示物体
の挿入を受け付ける座標入力領域と、 前記筐体に所定の間隔で配置される複数のカラー撮像素
子を有して前記座標入力領域全体を撮像する画像入力手
段と、 前記座標入力領域に前記指示物体が存在しない状態で前
記画像入力手段により撮像された基準画像を記憶する基
準画像記憶手段と、 前記座標入力領域に挿入された前記指示物体を前記画像
入力手段により撮像した撮影画像からその指示物体の被
写体像のみの画像を前記基準画像記憶手段に記憶された
前記基準画像に基づいて抽出する画像抽出手段と、 この画像抽出手段により抽出された前記被写体像の各カ
ラー撮像素子上の結像位置に基づいて挿入された前記指
示物体によって指示された座標情報を検出する座標情報
検出手段と、 前記画像抽出手段により抽出された前記被写体像に基づ
いて挿入された前記指示物体の色情報を検出する色情報
検出手段と、を備える座標入力/検出装置。 - 【請求項2】 前記指示物体は、少なくとも前記座標入
力領域への挿入部分に所定の色が付される請求項1記載
の座標入力/検出装置。 - 【請求項3】 描画を表示するための表示装置と、 この表示装置の表示面に前記座標入力領域を配設し、前
記色情報と前記座標情報とを検出する請求項1または2
記載の前記座標入力/検出装置と、 この座標入力/検出装置によって検出された前記座標情
報に基づく前記表示装置の座標位置に前記色情報に基づ
く描画情報を前記描画として表示させる表示制御手段を
有する制御装置と、を備える電子黒板システム。 - 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記座標入力/検
出装置により特定の前記色情報が検出された場合、前記
座標入力/検出装置によって検出された前記座標情報に
基づく前記表示装置の座標位置に既に表示されている前
記描画を消去する請求項3記載の電子黒板システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24283999A JP2001067183A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 座標入力/検出装置および電子黒板システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24283999A JP2001067183A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 座標入力/検出装置および電子黒板システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001067183A true JP2001067183A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17095070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24283999A Pending JP2001067183A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 座標入力/検出装置および電子黒板システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001067183A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100753597B1 (ko) * | 2005-11-22 | 2007-08-30 | (주)유비콤기술 | 전자칠판 시스템 |
JP2010117687A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Sharp Corp | 色検出/色出力装置、色検出/色出力プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに色検出/色出力方法 |
WO2012026347A1 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-01 | 株式会社日立ソリューションズ | 電子黒板システム及びプログラム |
JP2012150760A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-09 | Hitachi Solutions Ltd | 電子黒板システム及びプログラム |
JP2014171121A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Ricoh Co Ltd | 投影システム、投影装置、投影方法、及び投影プログラム |
JP2016105264A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-06-09 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置、表示制御方法および表示システム |
WO2019066273A1 (ko) * | 2017-09-26 | 2019-04-04 | 삼성전자(주) | 전자칠판 및 그 제어방법 |
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US10606381B2 (en) | 2014-10-10 | 2020-03-31 | Nec Display Solutions, Ltd. | Display system, input device, display device, and display method |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24283999A patent/JP2001067183A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9024901B2 (en) | 2010-08-25 | 2015-05-05 | Hitachi Solutions, Ltd. | Interactive whiteboards and programs |
JP2012066564A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-04-05 | Hitachi Solutions Ltd | 電子黒板システム及びプログラム |
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US11222445B2 (en) | 2017-10-26 | 2022-01-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Input apparatus for displaying a graphic corresponding to an input touch command and controlling method therefor |
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