JP2001065280A - 地質試料採取用の自走式ボーリング装置 - Google Patents
地質試料採取用の自走式ボーリング装置Info
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Abstract
て、機械の搬入及び設置作業の困難性を解消し、ボーリ
ングしようとする場所・位置又は掘削地層の種別及び掘
削深さ等の条件に制約を受けることなく、不攪乱に近い
状態で良好な地質試料が採取できるようにすること。 【解決手段】本発明に係る地質試料採取用の自走式ボー
リング装置は、駆動ユニットを装備した自走式のボデイ
本体に対して、パワーユニットとコントロールユニット
で駆動制御されるロータリー式のドリルユニットを搭載
した構成にしたので、ボーリングしようとする場所・位
置への移動が容易であり、従来例のように、その場所・
位置において機材の組立作業及び櫓等を架設する作業が
不要であり、ボーリングの作業性が著しく向上する。
Description
状況を解明調査するために地質試料を採取する装置で、
特に、自走式にしたボーリング装置に関するものであ
る。
めには、オールコアボーリングによる試料採取を実施
し、詳細な地質観察や試料分析を行い、地質構造や水文
地質構造及び地質汚染診断などをする調査方法がわが国
のプロトタイプとなっている。そのためには、地下を構
成する所定深度までの地層の全てを不攪乱状態で採取す
ることが絶対条件となっている。
取方法としては、ロータリー式ボーリング方法、およ
びSCSC式簡易ボーリング(打撃式ボーリング)方
法が知られている。
ボーリング方法においては、地質の種類・硬さ・深さ等
に関係なく、不攪乱に近い地質試料が採取できる点で優
れているが、ボーリングしようとする位置への機械の搬
入作業が厄介であると共に、ボーリング位置における機
械の設置において、櫓を組んで架設するために所定の広
さ(約3×3m)が必要であり、その架設作業において
も時間が掛かり、作業性が悪いという問題点を有してい
る。
(打撃式ボーリング)方法においては、前記ロータリー
式ボーリング方法に使用される機械が入らないような高
さ・幅等の狭いところでも使用可能であり、且つ架設が
不要なため作業性に優れているが、打撃式であるため掘
削深度が基本的には10mまでに制限されており、仮
に、地質条件が打撃掘削に適している場合でも15mま
でが限度であり、それ以上に掘削できないこと、掘削で
きる地層が限定され、地層が硬いと掘削できないこと、
打撃式であるため、その振動で水が抜け試料に縮みが生
じて乱れるばかりでなく、特に、地質によっては振動に
より地層が締まって目的の深さまで掘削できないこと、
動力がエンジンハンマーであるため騒音が激しいこと、
更には、油圧装置を使用して掘削管を引き抜く際に、掘
削管の下端部側から内部が真空状態になって、サンプリ
ング試料が欠落してしまうこと、等の問題点を有してい
る。
及び設置作業を容易にし、設置位置又は掘削地層の種別
及び掘削深さ等の条件に制約を受けることなく、しか
も、不攪乱に近い状態で地質試料が採取できるようにす
ることに解決しなければならない課題を有している。
する具体的手段として本発明は、駆動ユニットを装備し
た自走式のボデイ本体に対して、パワーユニットとコン
トロールユニットで駆動制御されるロータリー式のドリ
ルユニットを搭載したことを特徴とする地質試料採取用
の自走式ボーリング装置を提供するものである。
ルユニットは、ボデイ本体に設けたレール上を移動でき
るように搭載してあること、ドリルユニットは、全体を
所定の角度傾斜させて使用することができること、自走
式の走行部は、キャタビラであること、及び自走式のボ
デイ本体の幅は、100cm以下であること、を付加的
要件として含むものである。
リング装置においては、自走式のボデイ本体にロータリ
ー式のドリルユニットを搭載したので、ボーリングしよ
うとする位置に櫓を組んだり、機械を別々に搬入して組
み付けたりする必要がなく、自走で速やかにドリルユニ
ットをセッティングしてボーリング作業が遂行でき、作
業性が著しく向上するのである。
より更に詳しく説明する。図1〜3に示した実施の形態
において、自走式ボーリング装置1は、ボデイ本体2を
自走式とするためにキャタビラ3を装備し、該キャタビ
ラ3はボデイ本体2の後方側に搭載した駆動ユニット4
により駆動制御されるものである。
示してあるが、複数のハンドルが設けられており、キャ
タビラ3を駆動してスピード調整・前進・後退・方向転
換等が任意に操作できるものである。なお、自走式とす
るためには、トラクター用の適宜の車輪を取り付けるこ
ともできる。しかしながら、ボデイ本体2をボーリング
位置に安定した状態でセットするためには、キャタビラ
3の方が良い。
れており、該レール5上を移動または走行できる基台6
が設けられ、該基台6上にロータリー式のドリルユニッ
ト7と、該ドリルユニット7を制御するためのコントロ
ールユニット8とが設けられると共に、ドリルユニット
7等の動力部(モータ等)を駆動するためのパワーユニ
ット9がボデイ本体2の適宜位置に設けられている。
一対の支柱10、11と、該支柱間の上部を結合させて
起立状態を安定させる支持部材12と、該支持部材12
に取り付けられたロッド保持部13と、該ロッド保持部
13を回転させて後述するボーリングロッドおよびケー
シングパイプ等を掘削・掘進させるための油圧モータ1
4と、そのケーシングパイプおよびボーリングロッドを
引き抜くためのプーリ15a付きモータ15とから構成
されている。なお、ロッド保持部13には、試料を採取
するボーリングロッド16およびケーシングパイプ(図
示せず)をチャッキングするためのチャッキング手段1
3a、13bが装備されている。
状態で配設されているが、適宜の手段により、所定の角
度範囲で傾倒させることができ、例えば、ボーリングし
ようとする場所・位置が平坦でない場合に、ドリルユニ
ット7を垂直に位置させることができるし、また、平坦
な場所・位置で所定の角度をもって斜めの掘削もできる
のである。
ッド16とケーシングパイプとの掘進・掘削速度を地層
に対応して調整するものであり、複数の調整ボタン又は
摘み17と、油圧等の圧力計又は掘削のための水圧計等
の必要な計器18が設けられている。なお、前記ロータ
リー式のドリルユニット7及びコントロールユニット8
は、その主要部の構成においては、一般的に使用されて
いる構成のものがそのまま使用可能である。
源と、油圧装置等であり、掘削・掘進に必要なモータ等
を駆動するための動力部または動力源が内蔵されてい
る。特に、これら装置は、排気ガスを発生させないこと
から工場内の閉鎖された雰囲気内での作業の際に有効で
ある。そして、例えば、排気ガスを気にしない屋外で作
業する場合には、適宜のエンジンを採用することができ
る。
に配設した伸縮する脚部19を設けてあって、自走式ボ
ーリング装置1のセット時に、それら脚部19を伸ばし
て接地させ、装置全体のセット状態を安定させると共
に、図3に示したように、掘削・掘進後においてケーシ
ングパイプおよびボーリングロッド16を引き抜くため
の所定長さ(約200mm)を有するポール20が着脱
自在に立設されるものであって、該ポール20の先端部
には滑車21が設けられている。
後方向の長さが略2000mmで、幅方向の長さが略9
00mm、高さが略1600mmに設定してある。この
ように全体を小型にすることで、狭い場所でも自走して
目的の場所・位置に到達し、ボーリングの作業を遂行す
ることができるのである。
グ装置1は、ボデイ本体2にロータリー式のドリルユニ
ット7を支柱10、11により支持した状態で搭載して
あることから、ボーリングしようとする場所・位置にお
いて、櫓等を架設する必要がないため、自走でその場所
・位置に来さえすれば、ボーリングロッド16とケーシ
ングパイプとをロッド保持部13のチャッキング手段1
3a、13bにセットし、ボーリングのための水を供給
するホースをつないで直ちにボーリングを開始すること
ができるのである。
いては、まず、ボーリングロッド16の後端部にロープ
またはワイヤー22の一端を係止し、他端側は滑車21
を介してプーリ15aに巻き付け、モータ15を駆動し
てワイヤー22を巻き取ることによって地質試料の詰ま
ったボーリングロッド16を引き抜き、その後にケーシ
ングパイプも同様にして引き抜くものである。そして、
試料採取のためにロータリー式のドリルユニット7を使
用していることから、地質の種類・硬さ・深度等に関係
なく、不攪乱に近い良好な地質試料が採取できるのであ
り、しかも、騒音が少ない状態で効率よく作業を遂行で
きるのである。
リー式のドリルユニット7と、それに付帯するコントロ
ールユニット8及びパワーユニット9をボデイ本体2に
搭載し、ボデイ本体2を自走式にしたことで、ボーリン
グしようとする場所・位置に対して、機材の搬入・組立
作業が不要になり、しかも、全体を小型化することで比
較的狭い場所、例えば、出入り口に扉が一つしかない工
場内への移動も簡単に行えるのである。
料採取用の自走式ボーリング装置は、駆動ユニットを装
備した自走式のボデイ本体に対して、パワーユニットと
コントロールユニットで駆動制御されるロータリー式の
ドリルユニットを搭載した構成にしたので、ボーリング
しようとする場所・位置への移動が容易であり、従来例
のように、その場所・位置において機材の組立作業及び
櫓等を架設する作業が不要であり、ボーリングの作業性
が著しく向上するという優れた効果を奏する。
載したことにより、地質の種類・硬さ・深度等に関係な
く、不攪乱に近い良好な地質試料が効率よく採取できる
という優れた効果を奏する。
的側面図である。
る。
立設した状態の略示的正面図である。
キャタビラ;4 駆動ユニット; 5 レール; 6
基台; 7 ドリルユニット;8 コントロールユニッ
ト; 9 パワーユニット; 10、11 支柱;12
支持部材; 13 ロッド保持部;13a、13b
チャッキング手段; 14 油圧モータ; 15 モー
タ;15a プーリ; 16 ボーリングロッド; 1
7 調整ボタン又は摘み;18 油圧等の圧力計又は掘
削のための水圧計等の計器; 19 脚部;20 ポー
ル; 21 滑車; 22 ロープまたはワイヤー。
Claims (5)
- 【請求項1】 駆動ユニットを装備した自走式のボデイ
本体に対して、パワーユニットとコントロールユニット
で駆動制御されるロータリー式のドリルユニットを搭載
したことを特徴とする地質試料採取用の自走式ボーリン
グ装置。 - 【請求項2】 少なくともドリルユニットは、ボデイ本
体に設けたレール上を移動できるように搭載してある請
求項1に記載の地質試料採取用の自走式ボーリング装
置。 - 【請求項3】 ドリルユニットは、全体を所定の角度傾
斜させて使用することができる請求項1または2に記載
の地質試料採取用の自走式ボーリング装置。 - 【請求項4】 自走式の走行部は、キャタビラである請
求項1に記載の地質試料採取用の自走式ボーリング装
置。 - 【請求項5】 自走式のボデイ本体の幅は、100cm
以下である請求項1に記載の地質試料採取用の自走式ボ
ーリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24211099A JP2001065280A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 地質試料採取用の自走式ボーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24211099A JP2001065280A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 地質試料採取用の自走式ボーリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001065280A true JP2001065280A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17084457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24211099A Pending JP2001065280A (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 地質試料採取用の自走式ボーリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001065280A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014234629A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 株式会社東設土木コンサルタント | 地盤強度計測解析システム |
CN113310726A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-08-27 | 山东大学 | 一种便携式狭窄空间内的取样系统及方法 |
CN113431492A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-09-24 | 江西科技学院 | 一种岩土工程勘察用钻探装置及使用方法 |
-
1999
- 1999-08-27 JP JP24211099A patent/JP2001065280A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014234629A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 株式会社東設土木コンサルタント | 地盤強度計測解析システム |
CN113310726A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-08-27 | 山东大学 | 一种便携式狭窄空间内的取样系统及方法 |
CN113431492A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-09-24 | 江西科技学院 | 一种岩土工程勘察用钻探装置及使用方法 |
CN113431492B (zh) * | 2021-08-10 | 2022-11-08 | 江西科技学院 | 一种岩土工程勘察用钻探装置及使用方法 |
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