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JP2001056863A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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Publication number
JP2001056863A
JP2001056863A JP11233850A JP23385099A JP2001056863A JP 2001056863 A JP2001056863 A JP 2001056863A JP 11233850 A JP11233850 A JP 11233850A JP 23385099 A JP23385099 A JP 23385099A JP 2001056863 A JP2001056863 A JP 2001056863A
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JP
Japan
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image
difference
moving object
frame
background
Prior art date
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Application number
JP11233850A
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English (en)
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Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Takashi Miyai
岳志 宮井
Yasushi Tatsuhira
靖 立平
Masashi Uchida
真史 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23385099A priority Critical patent/JP4378801B2/ja
Publication of JP2001056863A publication Critical patent/JP2001056863A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378801B2 publication Critical patent/JP4378801B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字領域の輝度値を利用せずに文字領域の高
精度な切り出しを可能とする。 【解決手段】 動き量検出部11で入力フレーム中の移
動物体の推定動き量が検出される。複数の入力フレーム
を用い、中央値により予測背景が作成され、推定動き量
を打ち消すようにシフト後、中央値により予測物体が作
成される。差分Dm 計算部17で、目標画素について、
予測物体と推定動き量を打ち消すようにシフトされた予
測背景との差分Dm が算出される。差分Dh 計算部18
で、目標画素について、それぞれ推定動き量を打ち消す
ようにシフトされた予測背景と入力フレームとの差分D
h が算出される。複数の入力フレームについて、差分D
mおよび差分Dh の総和がそれぞれ求められ、比較部1
1で比較される。(差分Dh の総和>差分Dm の総和)
であれば、目標画素が移動物体であるとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像中の移動領
域を静止した背景画像から高精度で切り出すことができ
る画像処理方法および画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在では、動画などの画像信号をディジ
タル方式で扱うことが一般的に行われる。動画などの画
像信号の記録や伝送をディジタル方式で行う場合、画像
信号に対して画像圧縮を行い、データ量を削減する必要
がある。画像圧縮は、一般的には、画像信号の相関性を
利用してデータの冗長部分を除いて符号化することで、
データ量を削減する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、例えばテレビジ
ョン放送におけるテロップ表示などのように、自然画像
に対して人工的に生成された文字や図形などの画像を重
畳させて表示させることが一般的に行われている。この
ような、自然画像に人工的な画像を重畳させたディジタ
ル画像信号に対して、上述の画像圧縮やその他の信号処
理を行うと、重畳された画像の極めて急峻なエッジ成分
などの、自然画像には有り得ない特性のため、処理後の
画像に、画質の劣化が目立つ場合がある。
【0004】そこで、上述の画面に重畳された文字や図
形の画像領域(以下、文字領域と称する)を、画面から
切り出す方法が検討されている。従来では、この文字領
域の切り出しを、文字画像の特徴である急峻なエッジや
文字画像の輝度値を利用して、しきい値処理により行っ
ていた。例えば、隣接する2画素の輝度値の差分が所定
のしきい値以上でるかどうかでエッジを判断する、ある
いは、一定面積以上の画素領域が所定のしきい値以上の
輝度値を有するかどうかで、文字領域の判断を行う、さ
らに、両者の方法を併用するなどの方法が考えられる。
【0005】しかしながら、このような、しきい値によ
る文字領域の切り出しでは、想定したしきい値以外で
の、文字領域の切り出しが不可能であるという問題点が
あった。
【0006】また、この従来の方法では、文字領域と背
景とが同様の輝度値を有する場合には、文字領域の切り
出しが不可能であるという問題点があった。
【0007】したがって、この発明の目的は、文字領域
の輝度値を利用せずに文字領域の高精度な切り出しを可
能とする画像処理方法および画像処理装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、画像中を移動する物体を切り出す
画像処理方法において、複数フレームの入力画像データ
を用いて背景の予測画と移動物体の予測画とをそれぞれ
作成し、背景の予測画および移動物体の予測画と、複数
フレームの入力画像データの各フレームとをそれぞれ比
較し、比較の結果に基づき移動物体を注目フレームから
切り出すようにしたことを特徴とする画像処理方法であ
る。
【0009】また、この発明は、画像中を移動する物体
を切り出す画像処理装置において、複数フレームの入力
画像データを用いて背景の予測画と移動物体の予測画と
をそれぞれ作成し、背景の予測画および移動物体の予測
画と、複数フレームの入力画像データの各フレームとを
それぞれ比較し、比較の結果に基づき移動物体を注目フ
レームから切り出すようにしたことを特徴とする画像処
理装置である。
【0010】また、この発明は、画像中を移動する物体
を切り出す画像処理方法において、入力フレーム中の移
動物体の推定動き量を検出する動き量検出のステップ
と、複数の入力フレームの画像に基づき背景の予測画を
作成する背景予測画作成のステップと、複数の入力フレ
ームの画像のそれぞれを、動き検出のステップにより検
出された推定動き量を打ち消すようにシフトさせ、シフ
トされた複数の入力フレームの画像に基づき移動物体の
予測画を作成する移動物体予測画作成のステップと、背
景予測画作成のステップによって作成された背景の予測
画と入力フレームとの第1の差分の絶対値を注目画素に
ついて求める第1の差分絶対値算出のステップと、移動
物体予測画作成のステップで作成された背景の予測画
と、入力フレームが動き量検出のステップで検出された
推定動き量を打ち消すようにシフトされた画像との第2
の差分の絶対値を注目画素について求める第2の差分絶
対値算出のステップと、第1の差分絶対値算出のステッ
プで求められた第1の差分の絶対値と、第2の差分絶対
値算出のステップで求められた第2の差分の絶対値とを
比較する比較のステップとを有し、比較のステップによ
る比較の結果、第1の差分の絶対値>第2の差分の絶対
値であるときに、注目画素が移動物体を構成する画素で
あると判定するようにしたことを特徴とする画像処理方
法である。
【0011】また、この発明は、画像中を移動する物体
を切り出す画像処理装置において、入力フレーム中の移
動物体の推定動き量を検出する動き量検出手段と、複数
の入力フレームの画像に基づき背景の予測画を作成する
背景予測画作成手段と、複数の入力フレームの画像のそ
れぞれを、動き検出手段により検出された推定動き量を
打ち消すようにシフトさせ、シフトされた複数の入力フ
レームの画像に基づき移動物体の予測画を作成する移動
物体予測画作成手段と、背景予測画作成手段によって作
成された背景の予測画と入力フレームとの第1の差分の
絶対値を注目画素について求める第1の差分絶対値算出
手段と、移動物体予測画作成手段で作成された背景の予
測画と、入力フレームが動き量検出手段で検出された推
定動き量を打ち消すようにシフトされた画像との第2の
差分の絶対値を注目画素について求める第2の差分絶対
値算出手段と、第1の差分絶対値算出手段で求められた
第1の差分の絶対値と、第2の差分絶対値算出手段で求
められた第2の差分の絶対値とを比較する比較手段とを
有し、比較手段による比較の結果、第1の差分の絶対値
>第2の差分の絶対値であるときに、注目画素が移動物
体を構成する画素であると判定するようにしたことを特
徴とする画像処理装置である。
【0012】上述したように、請求項1および請求項2
に記載の発明は、複数フレームの入力画像データを用い
て背景の予測画と移動物体の予測画とをそれぞれ作成
し、背景の予測画および移動物体の予測画と、複数フレ
ームの入力画像データの各フレームとをそれぞれ比較
し、比較の結果に基づき移動物体を注目フレームから切
り出すようにしているため、所定のしきい値による判定
を行わなくても背景から移動物体を切り出すことができ
る。
【0013】また、請求項3および請求項5に記載の発
明は、複数の入力フレームの画像の統計値に基づき背景
の予測画を作成すると共に、複数の入力フレームの画像
のそれぞれを入力フレームより検出された推定動き量を
打ち消すようにシフトさせ、シフトされた複数の入力フ
レームの画像の統計値に基づき移動物体の予測画を作成
し、さらに、背景の予測画と入力フレームとの第1の差
分の絶対値を注目画素について求めると共に、背景の予
測画と入力フレームがシフトされた画像との第2の差分
の絶対値を注目画素について求め、第1の差分の絶対値
と第2の差分の絶対値とを比較した結果、第1の差分の
絶対値>第2の差分の絶対値であるときに、注目画素が
移動物体を構成する画素であると判定するようにしてい
るため、所定のしきい値による判定を行わなくても、画
素単位で移動物体を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。この発明では、画面中を移動する文字
領域の動き情報を検出し、検出された動き情報を積極的
に利用して、背景画像から移動する文字領域を抽出す
る。なお、この発明は、文字領域に限らず、画面中の移
動する任意の物体を切り出すことが可能な方法を提供す
る。以下の説明では、「移動する文字領域」を、「移動
物体」と表現する。
【0015】この発明による画像処理方法は、(1)移
動物体の動き量の推定、(2)推定した動き量を用いて
の、移動物体の高精度な切り出し、これら2つのステッ
プからなる。先ず、(1)の、移動物体の動き量の推定
を行う方法について説明する。
【0016】ここでは、一例として、テレビジョン放送
における文字テロップ表示のように、移動物体が等速に
例えば水平方向に移動する場合について考える。注目フ
レームから前後に例えば30フレームの複数フレームを
用いた代表点マッチングを行い、移動物体の動き量を推
定する。
【0017】例えば、注目フレームを所定のブロックに
分割し、分割されたそれぞれのブロックについて、代表
点を選択する。注目フレームの代表点と、相手側のフレ
ームの対応するブロック内の全画素との差分の絶対値を
積算した差分絶対値和を、代表点のそれぞれについて求
める。そして、求められた積算値を代表点全てについて
さらに積算し、差分絶対値和の総和を求める。評価値
は、注目フレームと、注目フレームから所定距離、例え
ば5の倍数分離れたフレームを相手側フレームとして求
めた、上述の差分絶対値の総和とする。これにより、1
フレーム当たりで1/5画素単位の動き量の推定を行
う。
【0018】すなわち、tフレーム目の座標(x,y)
の画素値をf(t,x,y)とすると、注目フレームT
における動き量aの評価値E(a)は、次式(1)で表
すことができる。なお、フレーム毎の動き量は、a/5
画素となる。
【0019】
【数1】
【0020】この式(1)に基づき、動き量aをパラメ
ータとした、注目フレームTについての評価値テーブル
を作成する。作成された評価値テーブルを参照して、移
動物体の推定される動き量を求める。例えば、評価値テ
ーブルにおいて動き量0以外で最小の極小値をとる動き
量を、移動物体の推定動き量として用いることができ
る。
【0021】図1は、評価値テーブルにおける動き量の
一例の分布を示すグラフである。横軸は、画面上のX方
向の動き量aを表す。図1では、画面上のY方向の動き
量に関しては省略されている。縦軸は、評価値E(a)
を表す。評価値E(a)が極小となる動き量aが、画面
における支配的な動きを示す。動き量が0の状態は、複
数のフレーム間で静止している画像であって、例えば移
動物体に対する背景画像と考えられる。この図1の例で
は、動き量が0の点が極小値となっている。一方、図1
の例では、動き量aが+13の点も極小値をなしてい
る。これにより、比較的大きな移動物体が動き量+13
で画面上、Xの正方向に移動していると考えることがで
きる。この例では、この動き量+13の移動物体が画面
上のテロップ表示であると考えられる。
【0022】次に、この発明の主旨である、上述した
(2)の、推定した動き量を用いて移動物体を高精度で
切り出す方法について説明する。図2は、推定した動き
量を用いて移動物体を高精度で切り出すための、この実
施の一形態による一例の構成を示す。上述したように、
この実施の一形態では、移動物体の動き量は、複数フレ
ームのデータを用いて求められる。入力された入力フレ
ームが画像メモリ10に格納される。画像メモリ10
は、例えば注目フレームおよび注目フレームの前後30
フレーム分、すなわち全部で61フレームの入力フレー
ムが格納可能にされている。
【0023】画像メモリ10から読み出された入力フレ
ームは、動き量検出部11に供給され、上述した式
(1)に基づき評価値テーブルが作成される。作成され
た評価値テーブルは、例えばメモリ12に格納される。
そして、動き量検出部11によりメモリ12に格納され
た評価値テーブルが参照され、動き量が検出される。
【0024】画像メモリ10から読み出された入力フレ
ームは、さらに、移動物体予測部13、背景予測部14
およびシフト部15に供給される。移動物体予測部13
に供給された入力フレームは、動き量検出部11から出
力された動き量に基づき、注目フレームを基準として動
き量を打ち消す方向にシフトされる。そして、複数の入
力フレームの、シフト後の互いに対応する座標の画素の
中央値が画素毎に求められ、注目フレームにおける予測
移動物体データとされる。また、背景予測部14では、
複数の入力フレームの同一座標の画素の中央値が画素毎
に求められ、予測背景データとされる。
【0025】なお、ここでは、移動物体予測部13およ
び背景予測部14において、画素値の中央値を求めてい
るが、これはこの例に限定されず、平均値など他の統計
値を用いることもできる。
【0026】背景予測部14から出力された予測背景デ
ータは、シフト部16に供給される。シフト部16で
は、入力されたフレームを、動き量検出部11から供給
された動き量に基づき、注目フレームを基準として動き
量を打ち消す方向にシフトさせる。シフト部16の出力
は、差分Dh 計算部18の一方の入力端に供給される。
【0027】一方、移動物体予測部13から出力された
予測移動物体データが差分Dm 計算部17の一方の入力
端に供給されると共に、出力部22に供給される。シフ
ト部15の出力が差分Dm 計算部17および差分Dh
算部18それぞれの他方の入力端に供給される。
【0028】差分Dm 計算部17では、一方および他方
の入力端に供給された、予測移動物体データとシフト部
15の出力との差分を、注目画素に関して求める。求め
られた差分は、累積部19に供給され、差分の絶対値が
フレーム間で累積される。注目画素に関して、例えば6
1フレームにわたって累積部19で累積された差分絶対
値和は、比較部21の一方の入力端に入力される。
【0029】差分Dh 計算部18では、一方および他方
の入力端に供給された、シフト部16の出力とシフト部
15の出力との差分を、注目画素に関して求める。求め
られた差分は、累積部20に供給され、差分の絶対値が
フレーム間で累積される。注目画素に関して、例えば6
1フレームにわたって累積部20で累積された差分絶対
値和が比較部21の他方の入力端に入力される。
【0030】比較部21では、一方および他方の入力端
にそれぞれ入力された差分絶対値和を比較する。比較結
果に基づき、注目画素が移動物体データを構成する画素
であるか、背景データを構成する画素であるかが判断さ
れる。比較部21の出力は、例えば、注目画素が移動物
体データを構成する画素であれば値が1とされ、背景デ
ータを構成する画素であれば値が0とされる。この比較
部21の出力は、例えばAND回路を用いたゲート回路
からなる出力部22の一方の入力端に供給される。他方
の入力端に供給された、移動物体予測部13から出力さ
れた予測移動物体データは、上述した、一方の入力端に
供給された比較部21の出力が1ならば出力され、0な
らば出力されないように制御される。これにより、出力
部22からは、移動物体データが切り出されて出力され
る。
【0031】なお、図2に示される構成の各部は、それ
ぞれ専用のハードウェアで実現してもよいし、CPU(C
entral Processing Unit) を中心に構成し、CPU上で
実行される所定のソフトウェアにより実現するようにし
てもよい。また、DSP(Digital Signal Processor)を
用い、DSPを所定にプログラミングして実現すること
もできる。
【0032】推定した動き量を用いて移動物体を高精度
で切り出す方法について、図3、図4および図5を用い
て、より詳細に説明する。図3は、この実施の一形態に
よる、推定した動き量を用いて移動物体を高精度で切り
出す一例の処理のフローチャートである。このフローチ
ャートでは、注目フレームについて、画素毎に移動物体
領域と背景領域とを判定して、移動物体の切り出しを行
う。またその際に、注目フレームの前後の複数フレーム
を用いて、移動物体の切り出しを行う。
【0033】ここでは、説明のため、図4に例示される
時系列順の第1フレーム50、第2フレーム51および
第3フレーム52の3フレーム分の入力フレームを用い
て、画像中の移動物体の切り出しを行うものとし、これ
らフレーム50〜52が画像メモリ10に格納されてい
るものとする。この例では、家屋様の背景画像に対し
て、移動物体として、左側から右側へと水平に移動する
テロップ(文字列「ABC」)が重畳されている。画像
メモリ10からフレーム50〜52が入力フレームとし
て順次読み出されて、以下の処理がなされる。
【0034】最初のステップS10では、移動物体予測
部13により、入力フレーム中の移動物体の予測値が生
成される。動き量検出部11から供給された動き量に基
づき、あるフレームを基準にして、動き量を打ち消すよ
うに他のフレームをシフトさせる。そして、全フレーム
の対象画素の輝度値の中央値を適用することで、移動物
体の予測値が生成される。1フレーム全ての画素につい
て予測値を求めることで、図5Bに示される移動物体の
予測画54が得られる。なお、中央値に限らず、平均値
や他の統計値を用いて予測値を生成してもよい。
【0035】例えば動き量をaとして、基準となるフレ
ームを第2フレーム51とした場合、図5Bに一例が示
されるように、第2フレーム51に対して第1フレーム
50が−a(右側にa)だけシフトされると共に、第3
フレーム52がa(左側にa)だけシフトされる。フレ
ーム50〜52のシフト後の同一座標の画素により、輝
度値の中央値が求められる。この中央値を、フレーム5
1の全画素について求めることで、移動物体の予測画5
4が生成される。予測画54は、図5Bのように、移動
物体(テロップ)だけが鮮明に表示され、背景が不鮮明
な画像となる。
【0036】なお、このステップS10は、後述するス
テップS11の処理と並列的に実行することが可能であ
る。
【0037】次のステップS11では、背景予測部14
により、入力フレーム中の背景画像が予測される。全フ
レームの対象画素の輝度値の中央値を適用することで、
背景の予測値が生成される。1フレーム全ての画素につ
いて予測値を求めることで、図5Aに示される背景の予
測値53が得られる。なお、中央値に限らず、平均値や
他の統計値を用いてもよい。すなわち、図5Aに一例が
示されるように、フレーム50〜52の同一座標の画素
のそれぞれについて、輝度値の中央値が求められてフレ
ーム50〜52が合成され、背景の予測画53が生成さ
れる。予測画53は、図5Aのように、背景だけが鮮明
に表示され、移動物体が不鮮明な画像となる。
【0038】
【数2】
【0039】ここで、移動物体の動き量をb画素/フレ
ームとした場合、注目フレームTの座標(x,y)にお
ける背景の予測値をPh (T,x,y)とすると、Ph
(T,x,y)は、次に示す式(2)で表される。以
下、背景の予測値Ph (T,x,y)で示されるデータ
を、予測背景データと称する。
【0040】なお、式(2)中で、「mid」は、続く
括弧内の値について、対応する閉じ括弧後に付される範
囲内(i=−30〜+30)の中央値をとることを意味
する。「i」は、対象フレームが注目フレームから何フ
レーム目であるかを示す。この表現は、以下の類似する
数式などにおいて、共通のものである。
【0041】同様に、移動物体の予測値をPm (T,
x,y)とすると、Pm (T,x,y)は、次に示す式
(3)で表される。以下、移動物体の予測値Pm (T,
x,y)で示されるデータを、予測移動物体データと称
する。
【0042】
【数3】
【0043】上述のステップS10およびステップS1
1で、予測画53および54が生成されたら、処理は次
のステップS12に移行し、画素毎の処理のループが開
始される。このループでは、例えば、所定の対象画素
(x,y)の処理が行われる。さらに、次のステップS
13に移行して、フレーム毎の処理のループが開始され
る。このループは、例えば、注目フレームTからi番目
のフレーム(T+i)の処理が行われる。ここでは、時
系列的に連続する、第1のフレーム50、第2のフレー
ム51および第3のフレーム52の順で処理が行われる
ものとする。
【0044】ステップS14では、シフト部15によ
り、対象とされる入力フレームが、動き量検出部11か
ら供給された動き量(b画素/フレーム)に基づきシフ
トされる。すなわち、移動物体が水平に移動している場
合、iフレーム目の入力フレームを表すf(T+i,
x,y)がX方向にb画素/フレーム×iフレームだけ
シフトされ、入力フレームがf(T+i,x+bi,
y)とされる。次は、ステップS15およびステップS
18からの、並列的な処理が可能な2つの処理に分かれ
る。
【0045】ステップS15では、シフト部16によ
り、背景予測部14から出力された予測背景データが、
動き量検出部11から供給された動き量(b画素/フレ
ーム)に基づき、予測移動物体の動き量に合わせてシフ
トされる。すなわち、移動物体が水平に移動している場
合、予測背景Ph (T,x,y)がX方向にb画素/フ
レーム×iフレームだけシフトされ、Ph (T,x+b
i,y)とされる。
【0046】次のステップS16で、入力フレームf
(T+i,x+bi,y)と予測背景Ph (T,x+b
i,y)とから、差分Dh 計算部18によって、差分D
h が算出される。計算された差分Dh が累積部20に供
給され、次のステップS17で、累積部20により、こ
の差分Dh の絶対値が累積される。すなわち、ステップ
S17では、上述したステップS13のループにより、
差分Dh の絶対値が入力フレーム毎に累積され、差分D
h の絶対値和である差分絶対値和Dh (T,x,y)が
求められる。この差分絶対値和Dh (T,x,y)は、
次に示す式(4)によって表される。差分Dh が累積さ
れると、処理はステップS13に戻され、次のフレーム
(T+i+1)について、ステップS15からの同様な
処理がなされる。
【0047】
【数4】
【0048】一方、ステップS18側の処理では、入力
フレームf(T+i,x+bi,y)と予測移動物体P
m (T,x,y)とから、差分Dm が算出される。次の
ステップS19で、この差分Dm の絶対値が累積され
る。すなわち、ステップS19では、上述したステップ
S13のループにより、差分Dm の絶対値が入力フレー
ム毎に累積され、差分絶対値和Dm (T,x,y)が求
められる。この差分絶対値和Dm (T,x,y)は、次
に示す式(5)によって表される。差分Dm が累積され
ると、処理はステップS13に戻され、次のフレーム
(T+i+1)について、ステップS18からの同様な
処理がなされる。
【0049】
【数5】
【0050】ステップS13で、所定の対象画素(x,
y)について、対象の全フレームに対する処理が終了し
たとされたら、処理はステップS20に移行する。ステ
ップS20では、累積部19および20の出力が比較回
路21の一方および他方の入力端にそれぞれ入力され
る。そして、上述のステップS17およびステップS1
9でそれぞれ累積された、差分絶対値和Dh (T,x,
y)と、差分絶対値和Dm (T,x,y)とが比較部2
1で比較される。比較の結果、(差分絶対値和Dh >差
分絶対値和Dm )であると判断されたら、ステップS2
1で、対象画素(x,y)が移動物体であると判定され
る。一方、ステップS20での比較の結果、(差分絶対
値和Dh <差分絶対値和Dm )であると判断されたら、
ステップS22で、対象画素(x,y)が背景であると
判定される。
【0051】対象画素(x,y)について上述の判定が
なされたら、処理はステップS12に戻され、次の画
素、例えば画素(x+1,y)を対象画素として、ステ
ップS13〜ステップS22まで、同様な処理がなされ
る。そして、注目フレームを構成する全画素に対して処
理がなされたら、一連の処理が終了される。さらに、例
えば、注目フレームを一つ進めて、次のフレームについ
て処理を行うこともできる。
【0052】ここで、上述したステップS16およびス
テップS18での、差分Dh および差分Dm の算出につ
いて、より具体的な例を示して説明する。図6〜図8
は、時系列的に連続した入力フレーム50〜52につい
て差分Dh および差分Dm を算出する例を、それぞれ示
す。
【0053】注目フレームTであるフレーム51に対し
て1フレーム前の、フレーム50による差分Dh および
m の算出は、図6に一例が示されるように、先ず、入
力フレームであるフレーム50が、ステップS14によ
り予測移動物体に合わせてシフトされている。さらに、
ステップS15で、背景の予測画53が予測移動物体に
合わせてシフトされる。そのため、背景が全く移動して
いなければ、それぞれシフトされたフレーム50と背景
の予測画53とでは、背景画像が全く同一の位置に存在
することになり、背景画像を構成する画素は、フレーム
50と背景の予測画53とで互いに対応することにな
る。ステップS16では、これらフレーム50と背景の
予測画53との差分が差分Dh として求められる。
【0054】一方、ステップS18では、シフトされた
入力フレーム50と、移動物体の予測画54との差分が
差分Dm として求められる。この場合には、フレーム5
0と移動物体の予測画54とでは、予測移動物体が全く
同一の位置に存在することになり、予測移動物体を構成
する画素は、フレーム50と移動物体の予測画54とで
互いに対応することになる。ステップS18では、図6
に3つの画像を貫く縦線で示される如くフレーム50お
よび54とが対応付けられ、これらフレーム50と移動
物体の予測画54との差分が差分Dm として求められ
る。
【0055】続くフレーム51および52でも、図7お
よび図8にそれぞれ例示されるように、フレーム50と
同様な処理がなされる。なお、図7に示される、注目フ
レーム51に対する処理では、入力フレーム51のシフ
ト量と、背景の予測画53のシフト量とが共に0とな
る。
【0056】ステップS17およびステップS19で、
差分Dh およびDm がそれぞれ累積され、差分絶対値和
h (T,x,y)およびDm (T,x,y)が求めら
れる。図6〜図8により、対象画素が予測移動物体を構
成する画素であるときには、差分Dm の値が例えば略0
となり、差分Dh >差分Dm となることがわかる。逆
に、対象画素が予測背景を構成する画素であるときに
は、差分Dh の値が例えば略0となり、差分Dh <差分
m となることがわかる。このことを利用して、ステッ
プS20で、差分絶対値和Dh (T,x,y)と差分絶
対値和Dm (T,x,y)との比較を行い、その大小
で、対象とされた画素が移動物体であるか、背景である
かの判断を行っている。
【0057】なお、上述では、移動物体は、X方向に直
進しているものとして説明しているが、これはこの例に
限定されず、例えばY方向の移動に対応させることは、
容易である。また、移動物体がさらに多方向に移動する
ような場合にも、対応させることが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、背景画像中を移動する移動物体の切り出しに、移動
物体の輝度値を利用していないため、どのような輝度値
の画像でも切り出しが可能であるという効果がある。
【0059】また、この発明では、移動物体の動き情報
を利用することにより、背景と移動物体領域とが同様な
輝度値を有しているような場合でも、移動物体の切り出
しを行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】評価値テーブルにおける動き量の一例の分布を
示す略線図である。
【図2】推定した動き量を用いて移動物体を高精度で切
り出すためのこの実施の一形態による一例の構成を示す
ブロック図である。
【図3】実施の一形態による推定した動き量を用いて移
動物体を高精度で切り出す一例の処理のフローチャート
である。
【図4】入力フレームを概略的に説明するための略線図
である。
【図5】背景の予想画と移動物体の予想画とを説明する
ための略線図である。
【図6】差分Dh および差分Dm の算出を説明するため
の略線図である。
【図7】差分Dh および差分Dm の算出を説明するため
の略線図である。
【図8】差分Dh および差分Dm の算出を説明するため
の略線図である。
【符号の説明】
10・・・画像メモリ、11・・・動き量検出部、12
・・・メモリ、13・・・移動物体予測部、14・・・
背景予測部、15,16・・・シフト部、17・・・差
分Dm 計算部、18・・・差分Dh 計算部、19,20
・・・累積部、21・・・比較部、22・・・出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立平 靖 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 内田 真史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C023 AA06 BA04 DA08 EA05 EA12 5C082 AA02 BA02 BA27 BA35 BA43 CA54 CA55 CB01 DA87 MM05 MM06 5L096 BA18 EA35 FA44 GA08 HA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像中を移動する物体を切り出す画像処
    理方法において、 複数フレームの入力画像データを用いて背景の予測画と
    移動物体の予測画とをそれぞれ作成し、上記背景の予測
    画および上記移動物体の予測画と、上記複数フレームの
    入力画像データの各フレームとをそれぞれ比較し、上記
    比較の結果に基づき上記移動物体を注目フレームから切
    り出すようにしたことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 画像中を移動する物体を切り出す画像処
    理装置において、 複数フレームの入力画像データを用いて背景の予測画と
    移動物体の予測画とをそれぞれ作成し、上記背景の予測
    画および上記移動物体の予測画と、上記複数フレームの
    入力画像データの各フレームとをそれぞれ比較し、上記
    比較の結果に基づき上記移動物体を注目フレームから切
    り出すようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像中を移動する物体を切り出す画像処
    理方法において、 入力フレーム中の移動物体の推定動き量を検出する動き
    量検出のステップと、 複数の入力フレームの画像に基づき背景の予測画を作成
    する背景予測画作成のステップと、 複数の入力フレームの画像のそれぞれを、上記動き検出
    のステップにより検出された上記推定動き量を打ち消す
    ようにシフトさせ、該シフトされた上記複数の入力フレ
    ームの画像に基づき上記移動物体の予測画を作成する移
    動物体予測画作成のステップと、 上記背景予測画作成のステップによって作成された上記
    背景の予測画と上記入力フレームとの第1の差分の絶対
    値を注目画素について求める第1の差分絶対値算出のス
    テップと、 上記移動物体予測画作成のステップで作成された上記背
    景の予測画と、上記入力フレームが上記動き量検出のス
    テップで検出された上記推定動き量を打ち消すようにシ
    フトされた画像との第2の差分の絶対値を注目画素につ
    いて求める第2の差分絶対値算出のステップと、 上記第1の差分絶対値算出のステップで求められた上記
    第1の差分の絶対値と、上記第2の差分絶対値算出のス
    テップで求められた上記第2の差分の絶対値とを比較す
    る比較のステップとを有し、 上記比較のステップによる比較の結果、上記第1の差分
    の絶対値>上記第2の差分の絶対値であるときに、上記
    注目画素が上記移動物体を構成する画素であると判定す
    るようにしたことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像処理方法におい
    て、 上記比較のステップは、上記第1および第2の差分の絶
    対値のそれぞれを上記複数の入力フレームについて累積
    した、上記第1の差分の絶対値和と上記第2の差分の絶
    対値和とを比較するようにしたことを特徴とする画像処
    理方法。
  5. 【請求項5】 画像中を移動する物体を切り出す画像処
    理装置において、 入力フレーム中の移動物体の推定動き量を検出する動き
    量検出手段と、 複数の入力フレームの画像に基づき背景の予測画を作成
    する背景予測画作成手段と、 複数の入力フレームの画像のそれぞれを、上記動き検出
    手段により検出された上記推定動き量を打ち消すように
    シフトさせ、該シフトされた上記複数の入力フレームの
    画像に基づき上記移動物体の予測画を作成する移動物体
    予測画作成手段と、 上記背景予測画作成手段によって作成された上記背景の
    予測画と上記入力フレームとの第1の差分の絶対値を注
    目画素について求める第1の差分絶対値算出手段と、 上記移動物体予測画作成手段で作成された上記背景の予
    測画と、上記入力フレームが上記動き量検出手段で検出
    された上記推定動き量を打ち消すようにシフトされた画
    像との第2の差分の絶対値を注目画素について求める第
    2の差分絶対値算出手段と、 上記第1の差分絶対値算出手段で求められた上記第1の
    差分の絶対値と、上記第2の差分絶対値算出手段で求め
    られた上記第2の差分の絶対値とを比較する比較手段と
    を有し、 上記比較手段による比較の結果、上記第1の差分の絶対
    値>上記第2の差分の絶対値であるときに、上記注目画
    素が上記移動物体を構成する画素であると判定するよう
    にしたことを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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