JP2001056213A - 面形状測定装置および測定方法 - Google Patents
面形状測定装置および測定方法Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B11/00—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
- G01B11/24—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
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Abstract
(57)【要約】
【課題】被測定光学系の個々の光学要素の面形状を、該
被測定光学系が組み上がった状態のままで測定すること
が可能な面形状測定装置および測定方法を提供するこ
と。 【解決手段】被測定光学系の任意の面の状態を測定する
面形状測定装置および測定方法において、自らの光軸を
中心に回転している被測定光学系の被測定面の複数個の
径に対し順次可干渉性光束を照射して各径での面形状を
測定し、該複数個の測定径から得られた面形状を連結し
て面全体の形状を得るとともに、該被測定光学系の奥の
面形状については、該奥の面以前に通過した面の状態の
影響を補正することを特徴とする面形状測定装置および
測定方法。
被測定光学系が組み上がった状態のままで測定すること
が可能な面形状測定装置および測定方法を提供するこ
と。 【解決手段】被測定光学系の任意の面の状態を測定する
面形状測定装置および測定方法において、自らの光軸を
中心に回転している被測定光学系の被測定面の複数個の
径に対し順次可干渉性光束を照射して各径での面形状を
測定し、該複数個の測定径から得られた面形状を連結し
て面全体の形状を得るとともに、該被測定光学系の奥の
面形状については、該奥の面以前に通過した面の状態の
影響を補正することを特徴とする面形状測定装置および
測定方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面形状測定装置およ
び測定方法に関するもので、特に単体レンズ、あるいは
複数の光学要素で構成された光学系の各面の面形状の非
対称性成分を金物に組み込んだまま測定するのに好適な
面形状測定装置および測定方法に関するものである。
び測定方法に関するもので、特に単体レンズ、あるいは
複数の光学要素で構成された光学系の各面の面形状の非
対称性成分を金物に組み込んだまま測定するのに好適な
面形状測定装置および測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、各趣光学系においては高性能光学
系が要求されるようになってきた。高性能光学系では残
存収差を極力ゼロに近づける必要があり、設計と製造の
両面から光学系に残る波面収差を小さくする必要があ
る。
系が要求されるようになってきた。高性能光学系では残
存収差を極力ゼロに近づける必要があり、設計と製造の
両面から光学系に残る波面収差を小さくする必要があ
る。
【0003】設計的によい収差を達成するのは当然とし
て、最終的に高性能光学系の波面収差を良好にするに
は、製造において構成要素の単レンズの波面精度やホモ
ジニティ等の製造誤差を低減し、個々の光学要素をより
設計値に近づける必要がある。このため、従来様々な測
定方法や加工方法が提案、実施されている。
て、最終的に高性能光学系の波面収差を良好にするに
は、製造において構成要素の単レンズの波面精度やホモ
ジニティ等の製造誤差を低減し、個々の光学要素をより
設計値に近づける必要がある。このため、従来様々な測
定方法や加工方法が提案、実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個々の
光学要素が設計値に近い状態であっても、組み上がった
状態、即ち各レンズ要素が金物に入った状態において高
性能光学系が所望の性能を達成しない場合がある。
光学要素が設計値に近い状態であっても、組み上がった
状態、即ち各レンズ要素が金物に入った状態において高
性能光学系が所望の性能を達成しない場合がある。
【0005】達成できない原因としてはレンズの保持方
法やごみ、傷等によるレンズ歪が考えられるが、歪が組
み上がった光学系の奥で生じている場合、面歪量を簡易
な方法で計測することは困難であった。
法やごみ、傷等によるレンズ歪が考えられるが、歪が組
み上がった光学系の奥で生じている場合、面歪量を簡易
な方法で計測することは困難であった。
【0006】本発明の面形状測定装置および測定方法
は、従来、光学系の性能の評価が被測定光学系が全て組
み上がった状態でしか評価できず、個々の構成要素の内
部状態まで測定できなかった状況に鑑みてなされたもの
である。しかも従来は被測定光学系の評価といっても、
被測定光学系全体を透過した波面でしか評価することが
不可能で、個々の内部状態を知ることはできなかった。
は、従来、光学系の性能の評価が被測定光学系が全て組
み上がった状態でしか評価できず、個々の構成要素の内
部状態まで測定できなかった状況に鑑みてなされたもの
である。しかも従来は被測定光学系の評価といっても、
被測定光学系全体を透過した波面でしか評価することが
不可能で、個々の内部状態を知ることはできなかった。
【0007】本発明は可干渉性光束のプローブ光を被測
定光学系の任意の面に入射させ、該入射面の状態を組み
上がった状態のままで測定することを目的としている。
定光学系の任意の面に入射させ、該入射面の状態を組み
上がった状態のままで測定することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の面形状測定装置
および測定方法では上記目的達成のため、被測定光学系
を自らの光軸を中心に回転させた状態で被測定光学系の
被測定面の所定の径の位置に可干渉性光束を照射し、該
被測定面からの可干渉性光束の反射光を干渉させた測定
データから該径における面形状を得るとともに、上記測
定を複数個の測定径に対して行い、該測定データを連結
して被測定面全体の形状を決定することを特徴としてい
る。
および測定方法では上記目的達成のため、被測定光学系
を自らの光軸を中心に回転させた状態で被測定光学系の
被測定面の所定の径の位置に可干渉性光束を照射し、該
被測定面からの可干渉性光束の反射光を干渉させた測定
データから該径における面形状を得るとともに、上記測
定を複数個の測定径に対して行い、該測定データを連結
して被測定面全体の形状を決定することを特徴としてい
る。
【0009】本発明の面形状測定装置は被測定光学系を
保持しある軸を中心に回転させる手段、被測定光学系の
回転方位の検出手段、2つの可干渉性光束の発生手段、
該2つの可干渉性光束のうち少なくとも1つを第1の光
束として被測定面の所望の径に所望の角度で入射させる
ための光束偏向手段を有している。
保持しある軸を中心に回転させる手段、被測定光学系の
回転方位の検出手段、2つの可干渉性光束の発生手段、
該2つの可干渉性光束のうち少なくとも1つを第1の光
束として被測定面の所望の径に所望の角度で入射させる
ための光束偏向手段を有している。
【0010】被測定面の回転に伴い該被測定面から反射
してきた第1の光束ともう一方の第2の光束は干渉し
て、該2光束の位相差が被測定面の面形状の情報を持つ
干渉情報を与える。該干渉情報と回転方位検出手段によ
り得られる該被測定光学系の回転方位から演算手段によ
り測定対象とした径での被測定面の面形状が算出され
る。該面形状を複数個の径に対して測定した後、連結す
れば被測定面全体の形状が決定できる。
してきた第1の光束ともう一方の第2の光束は干渉し
て、該2光束の位相差が被測定面の面形状の情報を持つ
干渉情報を与える。該干渉情報と回転方位検出手段によ
り得られる該被測定光学系の回転方位から演算手段によ
り測定対象とした径での被測定面の面形状が算出され
る。該面形状を複数個の径に対して測定した後、連結す
れば被測定面全体の形状が決定できる。
【0011】さらに本発明では被測定光学系の光学的に
奥側の面の測定に対し、該奥の面以前の面の状態の影響
を補正することを特徴としている。
奥側の面の測定に対し、該奥の面以前の面の状態の影響
を補正することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の構成
を示すもので、被測定光学系15の一番上にある面16
の測定を行う配置を示している。なおxyz座標は図に
示すようにy軸が紙面と垂直となるように取ってある。
を示すもので、被測定光学系15の一番上にある面16
の測定を行う配置を示している。なおxyz座標は図に
示すようにy軸が紙面と垂直となるように取ってある。
【0013】レーザ光源1から射出したレーザビーム2
は周波数シフタ3により偏光方位が互いに直交する2つ
の可干渉性光束である2周波光4、5となる。図では光
束4の偏光方向をz軸に平行、光束5の偏光方向がy軸
に平行とする。2周波光の一部は参照信号としてビーム
スプリッタ30により取り出されて偏光板31で干渉
し、第1の受光素子32で検出されて演算計測手段34
へ送られる。
は周波数シフタ3により偏光方位が互いに直交する2つ
の可干渉性光束である2周波光4、5となる。図では光
束4の偏光方向をz軸に平行、光束5の偏光方向がy軸
に平行とする。2周波光の一部は参照信号としてビーム
スプリッタ30により取り出されて偏光板31で干渉
し、第1の受光素子32で検出されて演算計測手段34
へ送られる。
【0014】一方、ビームスプリッタ30を透過した光
はビームエキスパンダ6により径の大きい平面波とな
り、偏光ビームスプリッタ7を光束4は透過、光束5は
反射する。偏光ビームスプリッタ7の作用で反射したy
方向の偏光方向を持つ光束5はλ/4板8で円偏光とな
り、ミラー9で反射して再びλ/4板8を透過してx方
向に平行な偏光状態となる。x方向に平行な偏光状態と
なった光束5は偏光ビームスプリッタ7を透過して、偏
光板21に向かう。
はビームエキスパンダ6により径の大きい平面波とな
り、偏光ビームスプリッタ7を光束4は透過、光束5は
反射する。偏光ビームスプリッタ7の作用で反射したy
方向の偏光方向を持つ光束5はλ/4板8で円偏光とな
り、ミラー9で反射して再びλ/4板8を透過してx方
向に平行な偏光状態となる。x方向に平行な偏光状態と
なった光束5は偏光ビームスプリッタ7を透過して、偏
光板21に向かう。
【0015】また、偏光ビームスプリッタ7を透過した
光束4はλ/4板23で円偏光に変換され、ズームレン
ズ10により被測定面16の見かけの曲率中心位置13
に集光するよう波面が調整された後、偏光ミラー12へ
向かう。偏向ミラー12は被測定光学系15の被測定面
16の曲率中心13を通り、被測定面16の所定の径に
垂直入射するように光束4を偏向させる。
光束4はλ/4板23で円偏光に変換され、ズームレン
ズ10により被測定面16の見かけの曲率中心位置13
に集光するよう波面が調整された後、偏光ミラー12へ
向かう。偏向ミラー12は被測定光学系15の被測定面
16の曲率中心13を通り、被測定面16の所定の径に
垂直入射するように光束4を偏向させる。
【0016】演算計測手段34は被測定光学系15の設
計データに基づき、光束4が被測定面16の曲率中心1
3を通り、被測定面16の所定の径に垂直入射するよ
う、偏向ミラー12の角度と位置を移動させる制御を行
う。従って偏向ミラー12は図のy軸回りに回転し、x
軸方向に移動できるようになっている。
計データに基づき、光束4が被測定面16の曲率中心1
3を通り、被測定面16の所定の径に垂直入射するよ
う、偏向ミラー12の角度と位置を移動させる制御を行
う。従って偏向ミラー12は図のy軸回りに回転し、x
軸方向に移動できるようになっている。
【0017】光束4はズームレンズ10により被測定面
16の曲率中心13に集光するように波面調整されてい
る。よって光束4は被測定面16において被測定面16
の曲率と一致した波面で入反射し、同じ経路を戻ってズ
ームレンズ10を再透過する。
16の曲率中心13に集光するように波面調整されてい
る。よって光束4は被測定面16において被測定面16
の曲率と一致した波面で入反射し、同じ経路を戻ってズ
ームレンズ10を再透過する。
【0018】ズームレンズ10を再透過した光束4は平
面波に変換され、λ/4板23で偏光方位が最初と90
度回転したy軸に平行な直線偏光となる。偏光方位が9
0度回転したため、光束4は偏光ビームスプリッタ7で
反射して光束5と再結合され、偏光板21へ向かう。
面波に変換され、λ/4板23で偏光方位が最初と90
度回転したy軸に平行な直線偏光となる。偏光方位が9
0度回転したため、光束4は偏光ビームスプリッタ7で
反射して光束5と再結合され、偏光板21へ向かう。
【0019】偏光板21通過後、2周波光4、5は干渉
して第2の受光素子22で検出される。検出信号は被測
定面16の情報を持っているため、測定信号として演算
計測手段34へ送られる。
して第2の受光素子22で検出される。検出信号は被測
定面16の情報を持っているため、測定信号として演算
計測手段34へ送られる。
【0020】参照信号、測定信号は光ヘテロダイン信号
の測定原理により2周波光の周波数差に等しい周波数の
正弦波になる。2光束4、5による信号の位相差は光路
長差に比例するため、位相計などを用いて位相を測定す
れば簡単に光路長差が測定できる。
の測定原理により2周波光の周波数差に等しい周波数の
正弦波になる。2光束4、5による信号の位相差は光路
長差に比例するため、位相計などを用いて位相を測定す
れば簡単に光路長差が測定できる。
【0021】以上の状態に光学系をセットした上で、被
測定光学系15を高精度な回転ステージ14で光軸回り
に回転させる。回転ステージ14の回転方位は回転方位
検出手段33で検出され、演算計測手段34に送られ
る。
測定光学系15を高精度な回転ステージ14で光軸回り
に回転させる。回転ステージ14の回転方位は回転方位
検出手段33で検出され、演算計測手段34に送られ
る。
【0022】被測定面16が回転軸に対して回転対称な
形状をしていれば、2光束4、5の光路長差は変化しな
いが、被測定面16が回転非対称な面形状成分を有して
いると、被測定光学系15の回転に伴って、2光束の光
路長差が変化する。演算計測手段34は回転ステージ1
4の回転方位に伴う2光束4、5の光路長差の変動を取
得し、測定した径における被測定面16の形状データの
演算を行う。
形状をしていれば、2光束4、5の光路長差は変化しな
いが、被測定面16が回転非対称な面形状成分を有して
いると、被測定光学系15の回転に伴って、2光束の光
路長差が変化する。演算計測手段34は回転ステージ1
4の回転方位に伴う2光束4、5の光路長差の変動を取
得し、測定した径における被測定面16の形状データの
演算を行う。
【0023】一つの測定径での測定を終了させると、偏
向ミラー12を回転移動させて調整し、光束4の被測定
面16への入射位置を変えて、新たな測定径で光路長差
データを測定する。該操作を順次行い、測定径を変えな
がらレンズ全周の光路長差データを取得して演算手段3
4で各測定径の形状データの算出を行う。このようにし
て得られた被測定面16の複数の径に対する形状データ
を連結すれば、被測定面16全面の面形状の回転非対称
成分を得ることができる。
向ミラー12を回転移動させて調整し、光束4の被測定
面16への入射位置を変えて、新たな測定径で光路長差
データを測定する。該操作を順次行い、測定径を変えな
がらレンズ全周の光路長差データを取得して演算手段3
4で各測定径の形状データの算出を行う。このようにし
て得られた被測定面16の複数の径に対する形状データ
を連結すれば、被測定面16全面の面形状の回転非対称
成分を得ることができる。
【0024】被測定光学系15の上から2番目の面17
の測定を行う配置を示したのが図2である。ズームレン
ズ10と偏光ミラー12を調整し、光束4が被測定面1
7の測定する径を通って見かけの曲率中心位置13'に
集光するように導く。よって、光束4は被測定面17の
測定径の位置で垂直に入反射を行う。反射した光束4は
再び元来た光路を通って偏光ビームスプリッタ7で光束
5と合成され、回転ステージ14の回転に伴う光路長差
の変動が測定される。
の測定を行う配置を示したのが図2である。ズームレン
ズ10と偏光ミラー12を調整し、光束4が被測定面1
7の測定する径を通って見かけの曲率中心位置13'に
集光するように導く。よって、光束4は被測定面17の
測定径の位置で垂直に入反射を行う。反射した光束4は
再び元来た光路を通って偏光ビームスプリッタ7で光束
5と合成され、回転ステージ14の回転に伴う光路長差
の変動が測定される。
【0025】第1面以降の測定で取得される光束4と光
束5の光路長差は上側の面の影響を受ける。従って面1
7に対しては測定済みの面16の面形状測定データを使
用し、演算計測手段34で補正を行って、真の形状デー
タの算出を行う。
束5の光路長差は上側の面の影響を受ける。従って面1
7に対しては測定済みの面16の面形状測定データを使
用し、演算計測手段34で補正を行って、真の形状デー
タの算出を行う。
【0026】次いで偏光ミラー12を調整し、光束4の
被測定面17への入射位置を順次変えることにより測定
径を変化させて光路長差データ測定を行い、各測定径に
対するレンズ全周の光路長差データを取得する。各測定
径で得られたデータから演算計測手段34で上側の面形
状による影響を除去して形状データの算出を行う。
被測定面17への入射位置を順次変えることにより測定
径を変化させて光路長差データ測定を行い、各測定径に
対するレンズ全周の光路長差データを取得する。各測定
径で得られたデータから演算計測手段34で上側の面形
状による影響を除去して形状データの算出を行う。
【0027】同様により奥の面18を測定するときは、
2光路長差のデータから面18以前の面である16、1
7の面形状分を補正し、面19を測定するときは、2光
路長差のデータから面16、17、18の面形状分を補
正することで、順次光学的に奥の面の形状を計測するこ
とが可能である。よって、奥の面の真の形状を測定する
には、祖の面以前の面形状が測定されていることが必須
用件である。
2光路長差のデータから面18以前の面である16、1
7の面形状分を補正し、面19を測定するときは、2光
路長差のデータから面16、17、18の面形状分を補
正することで、順次光学的に奥の面の形状を計測するこ
とが可能である。よって、奥の面の真の形状を測定する
には、祖の面以前の面形状が測定されていることが必須
用件である。
【0028】本実施形態では偏向ミラー12の回転と移
動により測定状態を変えたが、干渉径本体100と被測
定光学系の間隔を調整できる機構を付けると、より広い
測定領域を実現することが可能である。
動により測定状態を変えたが、干渉径本体100と被測
定光学系の間隔を調整できる機構を付けると、より広い
測定領域を実現することが可能である。
【0029】また本実施形態はズームレンズ10で光束
4を曲率中心、または見かけの曲率中心に集光させる構
成としたが、ズームレンズ10を光束4が被測定面で集
光するいわゆるキャッツアイ状態になるよう調整して測
定すると、測定面上での光束の径が小さくなり、測定径
位置の誤差を低減でき、より高精度の測定を行うことが
できる。
4を曲率中心、または見かけの曲率中心に集光させる構
成としたが、ズームレンズ10を光束4が被測定面で集
光するいわゆるキャッツアイ状態になるよう調整して測
定すると、測定面上での光束の径が小さくなり、測定径
位置の誤差を低減でき、より高精度の測定を行うことが
できる。
【0030】図3は本発明の実施形態2の光学系の構成
図で、xyz軸は実施形態1と同じに取ってある。本実
施形態は実施形態1においてミラー9で反射させていた
光束5も被測定光学系15に入射させて測定精度の向上
を図ったものである。
図で、xyz軸は実施形態1と同じに取ってある。本実
施形態は実施形態1においてミラー9で反射させていた
光束5も被測定光学系15に入射させて測定精度の向上
を図ったものである。
【0031】レーザ光源1から射出したレーザビーム2
は周波数シフタ3により偏光方位が直交する2つの可干
渉性光束である2周波光4、5に分割される。図では光
束4の偏光方向がz軸に平行、光束5の偏光方向がy軸
と平行となっている。2周波光の一部は参照信号として
ビームスプリッタ30により取り出されて偏光板31で
干渉し、第1の受光素子32で検出されて演算計測手段
34へ送られる。
は周波数シフタ3により偏光方位が直交する2つの可干
渉性光束である2周波光4、5に分割される。図では光
束4の偏光方向がz軸に平行、光束5の偏光方向がy軸
と平行となっている。2周波光の一部は参照信号として
ビームスプリッタ30により取り出されて偏光板31で
干渉し、第1の受光素子32で検出されて演算計測手段
34へ送られる。
【0032】一方、ビームスプリッタ30を透過した光
はビームエキスパンダ6で径の大きい平面波となり、偏
光ビームスプリッタ7で光束4は透過、光束5は反射す
る。
はビームエキスパンダ6で径の大きい平面波となり、偏
光ビームスプリッタ7で光束4は透過、光束5は反射す
る。
【0033】偏光ビームスプリッタ7を透過した光束4
はミラー35で偏向され、第1のズームレンズ37に入
射して被測定面16の曲率中心位置13に集光するよう
に波面調整される。次いで光束4はミラー38でx方向
に偏向し、λ/4板39に入射して円偏光に変換され、
偏向ミラー12へ向かう。偏向ミラー12は光束4が被
測定光学系15の被測定面16の曲率中心13を通り、
被測定面16の所定の径に垂直入射するように偏向させ
る。
はミラー35で偏向され、第1のズームレンズ37に入
射して被測定面16の曲率中心位置13に集光するよう
に波面調整される。次いで光束4はミラー38でx方向
に偏向し、λ/4板39に入射して円偏光に変換され、
偏向ミラー12へ向かう。偏向ミラー12は光束4が被
測定光学系15の被測定面16の曲率中心13を通り、
被測定面16の所定の径に垂直入射するように偏向させ
る。
【0034】演算計測手段34は被測定光学系15の設
計データに基づき、光束4が被測定面16の曲率中心1
3を通り、被測定面16の所定の径の位置に垂直入射す
るように偏向ミラー12の角度と位置を移動させる。従
って偏向ミラー12はy軸回りに回転し、x軸方向に移
動できるようになっている。
計データに基づき、光束4が被測定面16の曲率中心1
3を通り、被測定面16の所定の径の位置に垂直入射す
るように偏向ミラー12の角度と位置を移動させる。従
って偏向ミラー12はy軸回りに回転し、x軸方向に移
動できるようになっている。
【0035】光束4はズームレンズ37により被測定面
16の曲率中心13に集光するように波面調整されてい
るので、被測定面16において被測定面16の曲率に一
致した波面で入反射し、同じ経路を戻ってλ/4板39
を透過する。
16の曲率中心13に集光するように波面調整されてい
るので、被測定面16において被測定面16の曲率に一
致した波面で入反射し、同じ経路を戻ってλ/4板39
を透過する。
【0036】光束4はλ/4板39を再透過し、行きと
偏光方位が90度回転したy軸に平行な直線偏光とな
り、ミラー38でz方向に偏向された後、ズームレンズ
37を再び透過て平面波となる。続いてミラー35で偏
向を受けた光束4は偏光方位が90度回転してy軸と平
行になっているため、偏光ビームスプリッタ7で反射し
て光束5と再結合されて偏光板21へ向かう。
偏光方位が90度回転したy軸に平行な直線偏光とな
り、ミラー38でz方向に偏向された後、ズームレンズ
37を再び透過て平面波となる。続いてミラー35で偏
向を受けた光束4は偏光方位が90度回転してy軸と平
行になっているため、偏光ビームスプリッタ7で反射し
て光束5と再結合されて偏光板21へ向かう。
【0037】一方、偏光ビームスプリッタ7で反射した
光束5は第2のズームレンズ43に入射して被測定面1
6の曲率中心位置13に集光するように波面調整された
後、ミラー40でx方向に偏向しλ/4板41に入射す
る。光束5はλ/4板41で円偏光に変換され、偏向ミ
ラー42へ向かう。偏向ミラー42は光束5が被測定光
学系15の被測定面16の曲率中心13を通り、光束4
の被測定面16への入射位置と同一径で光軸20を中心
として相対方位180度のところに垂直入射するように
偏向させる。
光束5は第2のズームレンズ43に入射して被測定面1
6の曲率中心位置13に集光するように波面調整された
後、ミラー40でx方向に偏向しλ/4板41に入射す
る。光束5はλ/4板41で円偏光に変換され、偏向ミ
ラー42へ向かう。偏向ミラー42は光束5が被測定光
学系15の被測定面16の曲率中心13を通り、光束4
の被測定面16への入射位置と同一径で光軸20を中心
として相対方位180度のところに垂直入射するように
偏向させる。
【0038】この時、演算計測手段34は被測定光学系
15の設計データに基づき、光束5が被測定面16の曲
率中心13を通り、被測定面16の所定の径の位置に垂
直入射するよう偏向ミラー42の角度と位置を移動させ
る。従って偏向ミラー42はy軸回りに回転し、x軸方
向に移動できるようになっている。
15の設計データに基づき、光束5が被測定面16の曲
率中心13を通り、被測定面16の所定の径の位置に垂
直入射するよう偏向ミラー42の角度と位置を移動させ
る。従って偏向ミラー42はy軸回りに回転し、x軸方
向に移動できるようになっている。
【0039】前述のように光束5はズームレンズ43に
より被測定面16の曲率中心13に集光するように波面
調整されているので、被測定面16で被測定面16の曲
率と一致した波面で入反射し、同じ経路を戻ってλ/4
板41を再透過する。
より被測定面16の曲率中心13に集光するように波面
調整されているので、被測定面16で被測定面16の曲
率と一致した波面で入反射し、同じ経路を戻ってλ/4
板41を再透過する。
【0040】光束5はλ/4板41を再透過して行きと
偏光方位が90度回転した直線偏光となり、ミラー40
でz方向に偏向された後、ズームレンズ43を再び透過
して平面波となる。光束5は偏光方位が90度回転して
y軸と平行になったため、偏光ビームスプリッタ7を透
過して光束4と再結合され、偏光板21へ向かう。
偏光方位が90度回転した直線偏光となり、ミラー40
でz方向に偏向された後、ズームレンズ43を再び透過
して平面波となる。光束5は偏光方位が90度回転して
y軸と平行になったため、偏光ビームスプリッタ7を透
過して光束4と再結合され、偏光板21へ向かう。
【0041】偏光板21を通過して2周波光4、5は干
渉し、第2の受光素子22で検出される。検出信号は被
測定面16の情報を持っているため、測定信号として演
算計測手段34へ送られる。
渉し、第2の受光素子22で検出される。検出信号は被
測定面16の情報を持っているため、測定信号として演
算計測手段34へ送られる。
【0042】参照信号、測定信号は光ヘテロダイン測定
の原理により2周波光の周波数差に等しい周波数の正弦
波になる。該2つの信号の位相差は2光束4、5の光路
長差に比例するため、位相計などを用いて位相を測定す
れば簡単に光路長差が測定できる。
の原理により2周波光の周波数差に等しい周波数の正弦
波になる。該2つの信号の位相差は2光束4、5の光路
長差に比例するため、位相計などを用いて位相を測定す
れば簡単に光路長差が測定できる。
【0043】以上の状態に光学系をセットした上で、被
測定光学系15を高精度な回転ステージ14で光軸回り
に回転させる。回転ステージ14の回転方位は回転方位
検出手段33で検出され、演算計測手段34に送られ
る。被測定面16が回転軸に対して回転対称な形状をし
ていれば、2光束4、5の光路長差は変化しないが、被
測定面16が回転非対称な面形状成分を有していると、
被測定光学系15の回転に伴い2光束の光路長差が変化
する。演算計測手段34は回転ステージ14の回転方位
に伴う2光束4、5の光路長差の変動を取得し、測定し
た径における被測定面16の形状データの演算を行う。
測定光学系15を高精度な回転ステージ14で光軸回り
に回転させる。回転ステージ14の回転方位は回転方位
検出手段33で検出され、演算計測手段34に送られ
る。被測定面16が回転軸に対して回転対称な形状をし
ていれば、2光束4、5の光路長差は変化しないが、被
測定面16が回転非対称な面形状成分を有していると、
被測定光学系15の回転に伴い2光束の光路長差が変化
する。演算計測手段34は回転ステージ14の回転方位
に伴う2光束4、5の光路長差の変動を取得し、測定し
た径における被測定面16の形状データの演算を行う。
【0044】本実施形態における2光路長差データは2
光束が光軸20を中心として相対方位180度で被測定
光学系15に入射するため。コマや偏心による1θ成分
や3θ成分などの奇数次成分だけが抽出される。
光束が光軸20を中心として相対方位180度で被測定
光学系15に入射するため。コマや偏心による1θ成分
や3θ成分などの奇数次成分だけが抽出される。
【0045】さらに2光路長差の回転に伴う変化の振幅
の検出において、面形状の奇数次成分の振幅がAのと
き、本実施形態では4Aとなって検出されるのが特徴で
ある。実施形態1の構成で検出される振幅は2Aである
ため、本実施形態では面形状の奇数次成分を2倍の分解
能で測定することが可能となっている。
の検出において、面形状の奇数次成分の振幅がAのと
き、本実施形態では4Aとなって検出されるのが特徴で
ある。実施形態1の構成で検出される振幅は2Aである
ため、本実施形態では面形状の奇数次成分を2倍の分解
能で測定することが可能となっている。
【0046】一つの測定径での測定が終了した後、偏向
ミラー12と42を回転移動させて調整し、光束4、5
の被測定面16への入射位置を変えて測定径を変化さ
せ、光路長差データの測定を行う。該操作を順次行って
測定径を変え、レンズ全周の光路長差データを取得して
演算手段34で各測定径の形状データの算出を行う。こ
のようにして得られた被測定面16の複数の径に対する
形状データを連結すれば、被測定面16全面の形状デー
タを得ることができる。
ミラー12と42を回転移動させて調整し、光束4、5
の被測定面16への入射位置を変えて測定径を変化さ
せ、光路長差データの測定を行う。該操作を順次行って
測定径を変え、レンズ全周の光路長差データを取得して
演算手段34で各測定径の形状データの算出を行う。こ
のようにして得られた被測定面16の複数の径に対する
形状データを連結すれば、被測定面16全面の形状デー
タを得ることができる。
【0047】本実施形態では被測定光学系15の光軸に
対して2光束4、5の相対方位を180度としたが、相
対方位を90度とする構成にすると、コマ等の1θ成分
や3θ成分に加えて、アスの2θ成分の測定も可能であ
る。この時、アス成分に関する2光路長差の回転に伴う
変化の振幅は、面形状のアス成分の振幅がAであるとき
4Aになる。実施形態1の構成で検出される振幅は2A
であるため、本実施形態では面形状のアス成分を2倍の
分解能で測定することが可能となっている。
対して2光束4、5の相対方位を180度としたが、相
対方位を90度とする構成にすると、コマ等の1θ成分
や3θ成分に加えて、アスの2θ成分の測定も可能であ
る。この時、アス成分に関する2光路長差の回転に伴う
変化の振幅は、面形状のアス成分の振幅がAであるとき
4Aになる。実施形態1の構成で検出される振幅は2A
であるため、本実施形態では面形状のアス成分を2倍の
分解能で測定することが可能となっている。
【0048】さらに、ミラー38、λ/4板39、偏向
ミラー12を一体にしてz軸回りに回転可能とし、2光
束4、5の相対方位が可変となる構成とすると、1θ成
分測定時は相対方位180度、アス成分の測定時には相
対方位90度、というように計測したい非対称成分に応
じて2光束の相対方位を変化させて、測定分解能を向上
させることができる。
ミラー12を一体にしてz軸回りに回転可能とし、2光
束4、5の相対方位が可変となる構成とすると、1θ成
分測定時は相対方位180度、アス成分の測定時には相
対方位90度、というように計測したい非対称成分に応
じて2光束の相対方位を変化させて、測定分解能を向上
させることができる。
【0049】被測定光学系15の上から2番目の面17
も実施形態1と同様に測定を行うことができる。ズーム
レンズ37、43を調整し、偏向ミラー12、42を回
転、移動させて、2光束4、5が被測定面17の測定径
を通って見かけの曲率中心位置13'に集光し、被測定
面17の測定径の位置で垂直に入反射するように調整す
る。反射した光束4、5は再び元来た光路を通って偏光
ビームスプリッタ7によって合成され、回転ステージ1
4の回転に伴う光路長差の変動が測定される。
も実施形態1と同様に測定を行うことができる。ズーム
レンズ37、43を調整し、偏向ミラー12、42を回
転、移動させて、2光束4、5が被測定面17の測定径
を通って見かけの曲率中心位置13'に集光し、被測定
面17の測定径の位置で垂直に入反射するように調整す
る。反射した光束4、5は再び元来た光路を通って偏光
ビームスプリッタ7によって合成され、回転ステージ1
4の回転に伴う光路長差の変動が測定される。
【0050】第1面以降の測定で取得される光束4と光
束5の光路長差は上側の面の影響を受けている。従って
面17の場合は測定済みの面16の面形状測定データを
使用し、演算計測手段34により補正を行って、真の形
状データの算出を行う。
束5の光路長差は上側の面の影響を受けている。従って
面17の場合は測定済みの面16の面形状測定データを
使用し、演算計測手段34により補正を行って、真の形
状データの算出を行う。
【0051】次いで偏向ミラー12、42を調整して2
光束4、5の被測定面17への入射位置を順次変えて測
定径を変化させ、光路長差データを測定して各測定径に
おけるレンズ全周の光路長差データを取得する。演算計
測手段34で各測定径で得られたデータから上側の面形
状による影響を除去して各径間を連結する計算を行う
と、被測定面17全面の形状データが算出できる。
光束4、5の被測定面17への入射位置を順次変えて測
定径を変化させ、光路長差データを測定して各測定径に
おけるレンズ全周の光路長差データを取得する。演算計
測手段34で各測定径で得られたデータから上側の面形
状による影響を除去して各径間を連結する計算を行う
と、被測定面17全面の形状データが算出できる。
【0052】同様により奥の面18を測定するときは、
2光路長差のデータから面16、17の面形状分を補正
し、面19を測定するときは、2光路長差のデータから
面16、17、18の面形状分を補正する。奥の面の測
定では、該奥の面以前の影響を順次計算で補正すること
により、真の形状を被測定光学系が組み上がった状態の
まま計測することが可能である。
2光路長差のデータから面16、17の面形状分を補正
し、面19を測定するときは、2光路長差のデータから
面16、17、18の面形状分を補正する。奥の面の測
定では、該奥の面以前の影響を順次計算で補正すること
により、真の形状を被測定光学系が組み上がった状態の
まま計測することが可能である。
【0053】本実施形態では偏向ミラー12、42の回
転と移動により測定状態を変えたが、干渉径本体200
と被測定光学系の間隔を調整できる機構を付けると、よ
り広い測定領域を実現することが可能である。
転と移動により測定状態を変えたが、干渉径本体200
と被測定光学系の間隔を調整できる機構を付けると、よ
り広い測定領域を実現することが可能である。
【0054】また本実施形態ではズームレンズ37、4
3が2光束4、5を曲率中心、または見かけの曲率中心
に集光させる構成としたが、ズームレンズ37、43を
調整して光束4、5が被測定面で集光するいわゆるキャ
ッツアイ状態になるよう調整して測定すると、測定面上
での光束の径が小さくなり、測定径位置の誤差を低減で
きて、より高精度の測定を行うことができる。
3が2光束4、5を曲率中心、または見かけの曲率中心
に集光させる構成としたが、ズームレンズ37、43を
調整して光束4、5が被測定面で集光するいわゆるキャ
ッツアイ状態になるよう調整して測定すると、測定面上
での光束の径が小さくなり、測定径位置の誤差を低減で
きて、より高精度の測定を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の面形状測
定装置および測定方法では被測定光学系の任意の面の状
態を測定する面形状の測定において、自らの光軸を中心
に回転している被測定光学系の被測定面の複数個の径に
対し順次可干渉性光束を照射して各径での面形状を測定
し、該複数個の測定径から得られた面形状を連結して面
全体の形状を得るとともに、該被測定光学系の奥の面形
状については、該奥の面以前に通過した面の状態の影響
の補正を行うことを特徴としている。
定装置および測定方法では被測定光学系の任意の面の状
態を測定する面形状の測定において、自らの光軸を中心
に回転している被測定光学系の被測定面の複数個の径に
対し順次可干渉性光束を照射して各径での面形状を測定
し、該複数個の測定径から得られた面形状を連結して面
全体の形状を得るとともに、該被測定光学系の奥の面形
状については、該奥の面以前に通過した面の状態の影響
の補正を行うことを特徴としている。
【0056】以上の操作を行うことにより、被測定光学
系任意の面の面形状を組み上がった状態、即ち金物に入
った状態で測定することが可能となった。特に光学的に
奥側の面形状の測定を行う手段は従来存在せず、本発明
の測定に基づいてどの面が問題があるかを同定すること
ができれば、光学系の性能改善に寄与するところが極め
て大きいといえる。
系任意の面の面形状を組み上がった状態、即ち金物に入
った状態で測定することが可能となった。特に光学的に
奥側の面形状の測定を行う手段は従来存在せず、本発明
の測定に基づいてどの面が問題があるかを同定すること
ができれば、光学系の性能改善に寄与するところが極め
て大きいといえる。
【図1】 本発明の面形状測定装置の実施形態1の測定
状態を示す図、
状態を示す図、
【図2】 実施形態1の別の測定状態をを示す図、
【図3】 本発明の面形状測定装置の実施形態2を示す
図、
図、
1 レーザ光源、 2 レーザ光束、 3 周波数シフタ、 4 周波数シフト光1、 5 周波数シフト光2、 6 ビームエキスパンダ、 7 偏光ビームスプリッタ、 8、23、39、41 λ/4板、 9、35、38、40 ミラー、 10、37、43 ズームレンズ、 12、42 偏向ミラー、 13 被測定面の曲率中心、 14 回転ステージ、 15 被測定光学系、 16、17、18、19 被測定光学系の構成面、 20 被測定光学系の光軸、 21、31 偏光板、 22、32 受光素子、 30 ビームスプリッタ、 33 回転方位検出手段、 100、200 干渉計本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA51 BB05 CC22 FF52 FF65 GG04 GG23 HH04 JJ05 LL00 LL06 LL09 LL13 LL32 LL36 LL37 MM04 MM16 NN06 PP13
Claims (21)
- 【請求項1】被測定光学系の面形状を測定する面形状測
定装置において、該装置は該被測定光学系を保持し自ら
の光軸を回転軸として回転させる回転ステージ、該回転
ステージの回転方位検出手段、被測定面の複数個の測定
径に対し順次可干渉性の光束を照射する可干渉性光束照
射手段、該可干渉性光束の該被測定面からの反射光を干
渉信号として検出する受光素子、及び該干渉信号の演算
計測手段を有するとともに、該演算計測手段より該複数
個の測定径でそれぞれ面形状を算出し、該複数個の測定
径で算出された面形状を連結して該被測定面全体の形状
を決定することを特徴とする面形状測定装置。 - 【請求項2】該被測定面が該被測定光学系の奥にある場
合、該奥の面以前に通過した面の形状の影響を補正して
該被測定面全体の形状を決定することを特徴とする請求
項1記載の面形状測定装置 - 【請求項3】該可干渉性の光束を該被測定面の曲率中心
または見かけの曲率中心に集光することを特徴とする請
求項1及び2記載の面形状測定装置。 - 【請求項4】該可干渉性の光束を該被測定面にキャッツ
アイ状態で集光することを特徴とする請求項1及び2記
載の面形状測定装置。 - 【請求項5】該可干渉性の光束が該被測定面の複数個の
径に所定の状態で入射可能なように、該光束の角度・位
置を制御可能な偏向ミラーを有することを特徴とする請
求項3及び4記載の面形状測定装置。 - 【請求項6】該可干渉性の光束が第1及び第2の可干渉
性光束で構成され、該第1及び第2の光束が該被測定面
の該回転軸に対し同一の径に同一の角度で入射すること
を特徴とする請求項5記載の面形状測定装置。 - 【請求項7】該第1及び第2の光束の該回転軸に対する
相対方位角が180度であることを特徴とする請求項6
記載の面形状測定装置。 - 【請求項8】該第1及び第2の光束の該回転軸に対する
相対方位角が90度であることを特徴とする請求項6記
載の面形状測定装置。 - 【請求項9】該第1及び第2の光束の該回転軸に対する
相対方位角が可変であることを特徴とする請求項6記載
の面形状測定装置。 - 【請求項10】該第1及び第2の光束の該回転軸に対す
る相対方位角を変えながら該被測定面の形状を測定する
ことを特徴とする請求項9記載の面形状測定装置。 - 【請求項11】該可干渉性光束により得られる信号がヘ
テロダイン信号であることを特徴とする請求項1〜10
記載の面形状測定装置。 - 【請求項12】被測定光学系の面形状を測定する面形状
測定方法において、自らの光軸を回転軸として回転して
いる該被測定光学系の被測定面の複数個の径に対し、順
次可干渉性の光束を照射して各径での面形状を測定し、
該複数個の測定径から得られた面形状を連結して該被測
定面全体の形状を決定することを特徴とする面形状測定
方法。 - 【請求項13】該被測定面が該被測定光学系の奥にある
場合、該奥の面以前に通過した面形状の影響を補正して
該被測定面全体の形状を決定することを特徴とする請求
項12記載の面形状測定方法。 - 【請求項14】該被測定面が該被測定光学系の奥にある
場合、該奥の面以前に通過した面の形状を予め測定する
ことを特徴とする請求項13記載の面形状測定方法。 - 【請求項15】該可干渉性の光束を該被測定面の曲率中
心または見かけの曲率中心に集光することを特徴とする
請求項12〜14記載の面形状測定方法。 - 【請求項16】該可干渉性の光束を該被測定面にキャッ
ツアイ状態で集光することを特徴とする請求項12〜1
4記載の面形状測定方法。 - 【請求項17】該可干渉性の光束が第1及び第2の可干
渉性光束で構成され、該第1及び第2の光束が該被測定
面の該回転軸に対し同一の径に同一の角度で入射するこ
とを特徴とする請求項15〜16記載の面形状測定方
法。 - 【請求項18】該第1及び第2の光束の該回転軸に対す
る相対方位角が180度であることを特徴とする請求項
17記載の面形状測定方法。 - 【請求項19】該第1及び第2の光束の該回転軸に対す
る相対方位角が90度であることを特徴とする請求項1
7記載の面形状測定方法。 - 【請求項20】該第1及び第2の光束の該回転軸に対す
る相対方位角が可変であることを特徴とする請求項17
記載の面形状測定方法。 - 【請求項21】該第1及び第2の光束の該回転軸に対す
る相対方位角を変えながら該被測定面の形状を測定する
ことを特徴とする請求項20記載の面形状測定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233922A JP2001056213A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 面形状測定装置および測定方法 |
US09/638,885 US6721056B1 (en) | 1999-08-20 | 2000-08-16 | Surface shape measuring apparatus and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233922A JP2001056213A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 面形状測定装置および測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001056213A true JP2001056213A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16962713
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233922A Pending JP2001056213A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 面形状測定装置および測定方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US6721056B1 (ja) |
JP (1) | JP2001056213A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108474649A (zh) * | 2015-11-09 | 2018-08-31 | 比约恩·哈布里希 | 借助干涉长度测量确定物体的空间位置的方法和设备 |
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---|---|---|---|---|
EP1519144A1 (en) * | 2003-09-29 | 2005-03-30 | Nederlandse Organisatie voor toegepast-natuurwetenschappelijk onderzoek TNO | Free-form optical surface measuring apparatus and method |
US7570368B2 (en) * | 2004-05-12 | 2009-08-04 | Veeco Instruments Inc. | Method and apparatus for measuring the curvature of reflective surfaces |
US7724183B2 (en) * | 2007-10-19 | 2010-05-25 | Technology Service Corporation | Systems and methods for space-time radar imaging |
JP2012018100A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Canon Inc | 計測装置及び計測方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5142495A (ja) | 1974-10-08 | 1976-04-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Danseihyomenhakinososhi |
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2000
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CN108474649B (zh) * | 2015-11-09 | 2021-05-07 | 比约恩·哈布里希 | 借助干涉长度测量确定物体的空间位置的方法和设备 |
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