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JP2001050769A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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Publication number
JP2001050769A
JP2001050769A JP22412199A JP22412199A JP2001050769A JP 2001050769 A JP2001050769 A JP 2001050769A JP 22412199 A JP22412199 A JP 22412199A JP 22412199 A JP22412199 A JP 22412199A JP 2001050769 A JP2001050769 A JP 2001050769A
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JP
Japan
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route
history
destination
route guidance
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP22412199A
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English (en)
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JP2001050769A5 (ja
Inventor
Riichi Nakahira
利一 中平
Masayuki Katsuno
雅之 勝野
Minoru Sekiguchi
実 関口
Kuniharu Takayama
訓治 高山
Yoshiharu Maeda
芳晴 前田
Hirohisa Naito
宏久 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP22412199A priority Critical patent/JP2001050769A/ja
Publication of JP2001050769A publication Critical patent/JP2001050769A/ja
Publication of JP2001050769A5 publication Critical patent/JP2001050769A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図データや交通情報等の情報を提供し、目
的地までの経路案内を行うナビゲーション装置に関し、
不要な経路案内でユーザに不快感を与えないようにし、
ユーザが求めている経路案内以外の情報を選択すること
を目的とする。 【解決手段】 過去の走行履歴を記憶した履歴記憶手段
と、時間、乗員、および位置に関する要素の中の少なく
とも一つの要素を含む状況を検出する状況検出手段と、
状況検出手段により検出された状況と過去の走行履歴の
履歴データに基づいて自動的に経路案内を行う経路案内
手段とを有し、この経路案内手段は、過去の走行履歴の
履歴データが所定条件を満たすときに経路案内を行わな
いように構成される。好ましくは、過去の走行履歴の履
歴データに基づき、推測手段により推測された目的地ま
たは経路に関する情報を、受信手段にて受信した情報の
中から選択して自動的にユーザに提供するように構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中の車両に対
し、外部から入手可能な地図データや交通情報や天気予
報等の種々の情報をユーザ(使用者または運転者)に提
供したり、ユーザが選択した目的地までの経路案内を行
ったりするナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路や地形の情報からなる地図
データを予め記憶したCD−ROM(compact disk-rea
d only memory )等から取り出される地図データをディ
スプレイに表示すると共に、距離センサ、方位センサお
よびGPS(global positioning system : グローバル
・ポジショニング・システム)等を用いて走行中の車両
の現在位置を地図データ上に表示するナビゲーション装
置が実用化されている。
【0003】近年、このような構成のナビゲーション装
置においては、CD−ROMから取り出される地図デー
タの情報以外に、VICS(道路交通情報通信システム
: vehicle information and communication system )
や携帯電話からの情報のような数多くの情報が提供され
ている。さらに、近年のナビゲーション装置は、一般
に、走行中の車両の現在位置を表示するのみでなく、ユ
ーザの過去の走行パターンデータに基づき自動的に目的
地を設定して車両の走行経路を獲得し、この走行経路に
従って目的地までの経路案内を行う機能も備わってい
る。以下、図6〜図8を参照しながら、上記のような目
的地までの走行経路を獲得する機能を備えた従来方式の
ナビゲーション装置の構成等について説明する。
【0004】図6は、従来方式により目的地までの走行
経路を獲得する処理の概要を示す図、図7は、図6の走
行経路獲得処理機能を有するナビゲーション装置の構成
を示すブロック図、そして、図8は、図7の走行パター
ンデータを概念的に表したグラフである。図6〜図8に
示すような目的地までの走行経路を獲得する機能を備え
た従来方式のナビゲーション装置の構成例は、例えば、
平成9年5月20日に公開された特開平9−13449
6号公報の明細書に開示されている。
【0005】ここで、図6に基づき、走行経路獲得処理
の概要を説明する。図6に示すように、目的地までの走
行経路を獲得する場合は、出発地と出発時刻と目的地と
からなる過去の走行パターンを走行パターンデータとし
て記憶しておき、今回の走行を開始する場合に、出発地
と出発時刻とから自動的に目的地を類推し、この目的地
までの走行経路を経路探索により獲得するようにしてい
る。例えば、図6の(a)に示すように、月曜日の朝7
時に自宅を出発する場合には、走行パターンデータから
会社までの走行であると類推する。また一方で、日曜日
の午後4時に自宅を出発する場合には、走行パターンデ
ータからデパートまでの走行であると類推する。そし
て、類推した目的地をユーザ(運転者)に確認し、正し
ければその類推した目的地(会社、デパート等)までの
走行経路を経路探索により獲得する。
【0006】さらに、図7に基づき、図6の走行経路獲
得処理機能を有する車載用のナビゲーション装置の構成
を説明する。図7に示すナビゲーション装置100は、
ナビゲーション処理部110を備え、このナビゲーショ
ン処理部110には、データ記憶部120、現在位置検
出部130、通信部150、入力部160、表示部17
0、音声入力部180、および音声出力部190が接続
されている。ナビゲーション処理部110は、CPU
(central processing unit : 中央処理装置)111
と、ナビゲーション用プログラムや、目的地類推による
走行経路獲得プログラムと走行パターンデータの更新プ
ログラム等の各種プログラムが格納されている記憶媒体
であるROM(リード・オンリ・メモリ)112と、ワ
ーキングメモリとしてのRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)113と、時計114とを備えている。この時
計114は、現在の時刻等を知るためのもので、年月日
と時刻(曜日+時間)とを出力するようになっている。
このナビゲーション装置110には、イグニションキー
200のオン/オフ(ON/OFF)信号が供給される
ようになっている。ナビゲーション処理部110は、イ
グニションキー200からON信号が供給されると、そ
のときに時計114から出力される時刻を出発時刻とし
て認識するようになっている。
【0007】データ記憶部120には、フロッピディス
ク、ハードディスク、CD−ROM、磁気テープ、IC
(集積回路)カード、および光カード等の各種記憶媒体
が使用されている。データ記憶部120には、地図デー
タ121の他に、音声データ122、住所データ12
3、電話番号データ124、および走行パターンデータ
125等が格納されている。地図データ121は、地図
を表示するのに必要なデータや、経路探索に必要な道路
データからなる。この道路データには、各々の道路を構
成するノードの座標(緯度、経度)データや、各ノード
における標高データ、道路種別、道路長、道路間に存在
するノード数、および道路形状等の各種データが含まれ
ている。音声データ122は、音声出力部190から出
力される音声による案内情報のデータである。住所デー
タ123は目的地を入力するため等に用いられる住所の
データであり、電話番号データ124は目的地を入力す
るため等に用いられる電話番号のデータである。
【0008】走行パターンデータ125は、出発地、出
発時刻、出発年月日、および目的地(すなわち、到着地
点)からなる走行パターンのデータで、各走行毎にデー
タベースとして格納される。この場合、目的地は、この
目的地を表す名称と、座標データ(緯度と経度)とによ
り構成されている。なお、ここで、走行パターンデータ
における概念である「時刻」は、1日の時間(24時
間)だけでなく曜日も含む概念である。したがって、同
一の時間であっても曜日が異なれば異なる時刻であると
みなされる。例えば、月曜日の3時と火曜日の3時と
は、互いに異なる時刻とみなされる。また一方で、走行
パターンデータには、そのデータが走行パターンデータ
125に格納された日時も記録される。
【0009】さらに、図8に基づき、走行パターンデー
タ125に応じて自動的に目的地を設定する様子を説明
する。図8においては、代表的に、月曜日に自宅から出
発した場合(出発地を自宅と設定した場合)の目的地毎
の頻度が統計グラフ的に表されている。この図8に示す
ように、午前6時から午後11時までの時間範囲につい
て、1時間単位で出発時間が区別されている。例えば、
月曜日の午前8時10分に自宅を出発する場合に、走行
パターンデータ125を探索するものとする。すると、
図8から明らかなように、過去月曜日の8時台に自宅を
出発した場合の目的地としては、会社、病院および銀行
があるが、そのうちの最も頻度が高い会社を目的地とし
て類推する。なお、月曜日の9時台の会社と市役所のよ
うに、過去に目的地として出掛けた頻度が同数である場
合には、その曜日の中で他の時間帯も含めた目的地毎の
全頻度が多いほうを優先して類推する。
【0010】また一方で、図7のナビゲーション装置に
おける現在位置検出部130は、人口衛星を利用したG
PS受信機131、車両の方位を検知する地磁気センサ
132、車両の走行距離を検知する距離センサ133、
ステアリングの角度を検知するステアリングセンサ13
4、路上のビーコンからの位置情報を受信するビーコン
受信機135、および、車両の回転角速度を検知するジ
ャイロセンサ136等を使用して走行中の車両の現在位
置を検出する。この場合、図7のイグニションキー20
0からON信号が供給されたときに、この現在位置検出
部130にて検出される現在位置がナビゲーション処理
部110に供給され、車両の出発地として認識される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、図6〜
図8に示したような走行経路獲得処理機能を有する従来
方式のナビゲーション装置においては、過去の走行パタ
ーンデータに基づいて最も頻度の高い目的地を自動的に
選択し、この目的地までの走行経路を経路探索により獲
得して経路案内を行うようになっている。このため、ユ
ーザは、走行を開始する前に目的地を設定するためのキ
ーボードやタッチパネル等の操作をすることなく、目的
地までの経路案内を自動的に受けることができる。
【0012】ただし、ユーザが通勤路に使用するような
通い慣れた道を走行する場合のように、目的地(会社)
までの経路案内を受ける必要がない場合もある。しかし
ながら、上記の従来方式のナビゲーション装置では、こ
のような場合であっても、自動的に目的地を設定して不
要な経路案内を行うようになっているので、ユーザに不
快感を与えるという問題が生ずる。また一方で、ユーザ
が、経路案内の情報よりも、ニュースや天気予報等の情
報や、通勤路にて事故が発生している等の情報を求めて
いる場合もある。この場合も、目的地までの経路案内が
不要になるので、前述と同様の問題が生ずる。
【0013】本発明は上気問題点に鑑みてなされたもの
であり、不要な経路案内を行うことによってユーザに不
快感を与えるのを回避すると共に、ユーザが求めている
経路案内以外の情報を容易に選択することが可能なナビ
ゲーション装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のナビゲーション装置は、過去の走行履歴
を記憶した履歴記憶手段と、時間、乗員、および位置に
関する要素の中の少なくとも一つの要素を含む状況を検
出する状況検出手段と、この状況検出手段により検出さ
れた状況と上記履歴記憶手段に記憶されている過去の走
行履歴の履歴データに基づいて自動的に経路案内を行う
経路案内手段とを有し、この経路案内手段は、上記走行
履歴の履歴データが所定条件を満たすときに上記経路案
内を行わないように構成される。
【0015】好ましくは、本発明のナビゲーション装置
において、上記所定条件は、上記状況検出手段により検
出される状況と一致した上記走行履歴の履歴データのう
ち、同一区間を示す履歴データの設定回数が予め定めら
れた回数以上であるか否かである。さらに、好ましく
は、本発明のナビゲーション装置において、上記経路案
内手段は、車両が上記所定条件を満たす経路から外れた
ことが検出されたときに、目的地までの経路、または上
記所定条件を満たす経路に戻るまでの経路を案内する。
【0016】また一方で、本発明のナビゲーション装置
は、外部からの情報を受信する受信手段と、過去の走行
履歴を記憶した履歴記憶手段と、この履歴記憶手段に記
憶されている走行履歴の履歴データに基づき目的地また
は経路を推測する推測手段とを備え、この推測手段によ
り推測された目的地または経路に関する情報を、上記受
信手段にて受信した情報の中から選択して自動的に提供
するように構成される。
【0017】要約すれば、本発明では、履歴記憶手段に
記憶されている過去の走行履歴の履歴データが所定条件
を満たすとき(例えば、同一区間を示す履歴データの設
定回数が予め定められた回数以上であるとき)には目的
地までの経路案内を行わないようにしているので、不要
な経路案内によってユーザに不快感を与えるのを回避す
ることが可能になる。
【0018】さらに、本発明では、外部から受信した情
報の中から、ユーザが必要な目的地または経路に関する
情報を自動的に選択してユーザに提供することが容易に
可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面(図1〜図5)を
参照しながら、本発明の好ましい実施の形態を説明す
る。図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。ここでは、本発明のナビゲーション装置の構成
を簡略化して示す。なお、これ以降、前述した構成要素
と同様のものについては、同一の参照番号を付して表す
こととする。
【0020】図1の実施例に係るナビゲーション装置に
おいては、車両の走行に関係する要素を含む状況を検出
する状況検出手段2が設けられている。このような要素
としては、現在の時刻や曜日等の時間に関するデータ、
車両の現在位置等の位置に関するデータ、および、現在
の乗員に関するデータが挙げられる。さらに、図1の実
施例においては、制御手段3が設けられている。この制
御手段3の制御部分は、CPUにより構成される。さら
に、上記の制御手段3は、RAMやROM等からなる履
歴記憶手段1を備えている。この履歴記憶手段1は、対
応する時間や位置や乗員等に関するデータを含む過去の
走行履歴を予め記憶しておくものである。
【0021】さらに、図1の実施例における制御手段3
は、走行中の車両の現在位置を検出する現在位置検出手
段8を備えている。この現在位置検出手段8は、一般の
ナビゲーション装置と同じように、車輪の回転数を検出
して車両の走行距離を検知する車速センサ等の距離セン
サ81や、地磁気を検出して車両の方位を検知するジャ
イロ磁気センサ等の方位センサ82や、人口衛星を利用
して車両の位置を測定するGPS受信機80等を用いて
走行中の車両の現在位置を精度良く検出する機能を有す
る。さらに、道路や地形の情報からなる地図データを予
め記憶したCD−ROM等の地図データ記憶手段9から
取り出される地図データを液晶ディプレイ等のディプレ
イ手段30に表示すると共に、現在位置検出手段8によ
り検出された走行中の車両の現在位置を地図データ上に
表示するようにしている。
【0022】さらに、図1の実施例における制御手段3
は、目的地までの経路(例えば、走行経路)に従って車
両を案内・誘導するための経路案内手段4と、目的地ま
での経路を探索する経路探索手段5とを備えている。上
記の経路案内手段4では、状況検出手段2により検出さ
れた現在の時間や位置や乗員等に関するデータ(状況)
と一致する過去の走行履歴の履歴データを履歴記憶手段
1から読み出し、これらの履歴データの中で同一の走行
区間を示す履歴データの設定回数が、予め定められた回
数以上(例えば、10回以上)であるか否かを検出する
ようにしている。ここで、上記の同一の走行区間を示す
履歴データの設定回数が、予め定められた回数以上であ
るという条件を満たす場合は、目的地までの経路案内が
不要であるとみなして上記経路案内を行わないようにし
ている。また一方で、経路探索手段5では、目的地まで
の経路を探索することによって車両が上記の条件を満た
す経路から外れたか否かを検出するようにしている。さ
らに、この経路探索手段5は、上記の条件を満たす経路
から外れたことを検出した場合、当該経路に戻るまでの
経路、または目的地までの他の経路を再探索する。その
後、経路案内手段4は、経路探索手段5により再探索さ
れた経路に従って車両を案内・誘導する。
【0023】さらに、図1の実施例における制御手段3
は、履歴記憶手段1に予め記憶されている過去の走行履
歴の履歴データに基づき目的地または経路を推測する推
測手段6を備えている。また一方で、図1の実施例に係
るナビゲーション装置は、VICSや携帯電話等を利用
して種々の情報を外部から受信する受信手段7を備えて
いる。上記の推測手段6においては、ニュースや天気予
報等の情報や、通勤路にて交通渋滞や事故が発生してい
る等の情報をユーザが求めている場合に、受信手段7に
て受信した情報の中から、目的地または経路に関係する
情報を自動的に選択してユーザに提供するようにしてい
る。このようにして選択された情報は、ディスプレイ手
段30により視覚的に表示されるか、または、スピーカ
等の音声出力手段31により聴覚的に報知される。
【0024】ここで、図1の履歴記憶手段1に記憶され
ている走行履歴の一例を下記の表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示すように、曜日、出発時刻、出発
位置、目的地、乗員、および経路に関する過去の走行履
歴が、履歴データとして履歴記憶手段に記憶されてい
る。この場合、曜日、出発時刻、出発位置(自宅および
会社等:例えば、座標データ(X0,Y0 ))、目的地
(会社、プール、およびゴルフ練習場等:例えば、座標
データ(X1,Y1 ))、および乗員(例えば、父、母)
の要素を含む状況が互いに一致する履歴データが、同一
の走行区間(例えば、コースA〜コースEの経路)毎に
まとめられ、設定回数によって履歴データの重み付けが
なされている。例えば、コースAの経路に関係する履歴
データは、履歴記憶手段にて過去に15回設定されたこ
とになり、コースBの経路に関係する履歴データは、過
去に10回設定されたことになる。
【0027】なお、表1においては、時間の条件を出発
時刻としているが、これに限らない。例えば、「AM
7:00〜8:30、会社に向かって走行中」としても
よい。さらに、表1においては、設定回数を記載してい
るのみであるが、設定回数が所定回数以上になっている
履歴データのみを、所定条件を満たすものであるとして
もよい。例えば、設定回数が10回以上の履歴データと
一致したときに、経路案内を行わないようにしてもよ
い。さらに、その他の走行履歴の条件として、日にち、
季節および天候等を含んでもよい。この場合、時間に関
する情報はGPS受信機により検出され、現在位置検出
の方法は、従来型のナビゲーション装置の場合と同様で
ある。
【0028】図2は、図1の実施例において経路案内の
要否を判定する手順を説明するためのフローチャートで
ある。ここでは、過去の走行履歴の履歴データの中で同
一の走行区間を示す履歴データの設定回数が、予め定め
られた回数以上であるか否かを検出することによって経
路案内の要否を判定する場合の制御手段3(図1参照)
の動作を説明することとする。
【0029】まず、イグニションキーを操作してエンジ
ンをかけ、ナビゲーション装置を起動する(ステップS
1)。つぎに、起動時刻(出発時刻)、曜日、現在位
置、目的地、および乗員等の状況を検出する(ステップ
S2)。さらに、表1に示したような履歴記憶手段に記
憶されている過去の走行履歴の履歴データを参照し(ス
テップS3)、これらの履歴データの中で、ステップS
2にて検出された状況と一致(条件一致)するものがあ
るか否かを調べる(ステップS4)。
【0030】もし、上記履歴データの中で、ステップS
2にて検出された状況と一致するものがあれば、ステッ
プS5に移行し、同一の走行区間を示す履歴データの設
定回数が、予め定められた回数以上(X回以上:Xは2
以上の任意の正の整数、例えば、X=10)であるとき
に経路案内が不要であるとして処理する(ステップS
6)。
【0031】もし、上記履歴データの中で、ステップS
2にて検出された状況と一致するものがなければ、今回
初めて目的地が選択されたものとみなし、音声や表示に
よって上記目的地の設定を要求する(ステップS7)。
さらに、ユーザからの要求が出されたときに、目的地ま
での経路を探索することによって経路探索を行い(ステ
ップS8)、このようにして探索された経路に従って経
路案内を行う(ステップS9)。また一方で、ステップ
S5において、同一の走行区間を示す履歴データの設定
回数が予め定められた回数よりも少ないときは、まだユ
ーザが通い慣れていない経路であるとみなして前述のス
テップS7、S8の処理を実行する。
【0032】図3は、図1の実施例において、車両が所
定条件を満たす経路から外れた場合に経路案内を行う手
順を説明するためのフローチャートである。ただし、図
3に示すフローチャートのステップS1〜S6の処理
は、前述の図2のステップS1〜S6の処理と全く同じ
なので、ここではその説明を省略する。ここでは、同一
の走行区間を示す履歴データの設定回数が予め定められ
た回数以上であり(すなわち、過去の走行履歴の履歴デ
ータが所定条件を満たしており)、経路案内不要モード
にて車両が走行している最中に、工事等によって通い慣
れた通勤路(すなわち、所定条件を満たす経路)から外
れた場合を想定する。
【0033】この場合は、図3のフローチャートのステ
ップ10において、所定条件を満たす経路から車両が外
れたことを検出し、当該経路に戻るまでの経路、または
目的地までの他の経路を再探索する(ステップS1
1)。その後、再探索された経路に従って車両の経路案
内を実行する(ステップS12)。なお、過去の走行履
歴の履歴データの中で、ステップS2にて検出された状
況と一致するものがない場合の処理(ステップS7〜S
9)は、前述の図2のステップS7〜S9の処理と同じ
である。
【0034】図4は、図1の実施例において、受信情報
の中から経路に関する情報を選択する手順を説明するた
めのフローチャートであり、図5は、経路に関係する受
信情報の表示例を示す図である。ここでは、ユーザが、
経路案内の情報よりも、ニュースや天気予報等の情報
や、通勤路にて交通渋滞や事故が発生している等の情報
を求めている場合を想定する。
【0035】まず、イグニションキーを操作してエンジ
ンをかけ、ナビゲーション装置を起動する(ステップS
1′)。つぎに、起動時刻(出発時刻)、曜日、現在位
置、目的地、および乗員等の状況を検出する(ステップ
S2′)。さらに、表1に示したような履歴記憶手段に
記憶されている過去の走行履歴の履歴データを参照し
(ステップS3′)、これらの履歴データの中で、ステ
ップS2′にて検出された状況と一致(条件一致)する
ものがあるか否かを調べる(ステップS4′)。
【0036】もし、上記履歴データの中で、ステップS
2′にて検出された状況と一致するものがあれば、この
履歴データの経路(コース)を設定する。あるいは、車
両の現在位置から目的地までの経路を推測により探索し
てもよい。さらに、VICSや携帯電話等の受信手段に
て受信した情報があるか否かを判断する(ステップS1
3)。このような受信情報がある場合、これらの受信情
報の中から、上記の経路および目的地に関係する情報
(例えば、経路での交通渋滞や事故に関する情報)を選
択して(ステップS14)ユーザに提供する(ステップ
S15)。このようにして提供された交通渋滞や事故等
に関する情報は、図5に示すように、ディスプレイ手段
30上にて「経路で事故が発生しています:○○交差点
付近」のように表示される。
【0037】なお、図4の場合も、過去の走行履歴の履
歴データの中で、ステップS2′にて検出された状況と
一致するものがない場合の処理(ステップS7〜S9)
は、前述の図2のステップS7〜S9の処理と同じであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
履歴記憶手段に記憶されている過去の走行履歴の履歴デ
ータが所定条件を満たすときには目的地までの経路案内
を行わないようにしているので、不要な経路案内によっ
てユーザに不快感を与えるのを回避することが可能にな
る。
【0039】さらに、本発明によれば、外部から受信し
た情報の中から、ユーザが必要な目的地または経路に関
する情報を自動的に選択してユーザに提供することが容
易に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例において経路案内の要否を判定す
る手順を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1の実施例において、車両が所定条件を満た
す経路から外れた場合に経路案内を行う手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】図1の実施例において、受信情報の中から経路
に関する情報を選択する手順を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】経路に関係する受信情報の表示例を示す図であ
る。
【図6】従来方式により目的地までの走行経路を獲得す
る処理の概要を示す図である。
【図7】図6の走行経路獲得処理機能を有するナビゲー
ション装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の走行パターンデータを概念的に表したグ
ラフである。
【符号の説明】
1…履歴記憶手段 2…状況検出手段 3…制御手段 4…経路案内手段 5…経路探索手段 6…推測手段 7…受信手段 8…現在位置検出手段 9…地図データ記憶手段 30…ディスプレイ手段 31…音声出力手段 80…GPS受信機 81…距離センサ 82…方位センサ 100…ナビゲーション装置 110…ナビゲーション処理部 120…データ記憶部 121…地図データ 125…走行パターンデータ 130…現在位置検出部 200…イグニションキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝野 雅之 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 関口 実 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 高山 訓治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 芳晴 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 内藤 宏久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB05 HC30 HD16 HD26 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AB13 AC02 AC04 AC06 AC08 AC13 AC14 AC18 AC20 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 BB12 BB13 BB15 EE12 EE15 FF04 FF05 FF10 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF33 9A001 BB03 JJ77

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去の走行履歴を記憶した履歴記憶手段
    と、 時間、乗員、および位置に関する要素の中の少なくとも
    一つの要素を含む状況を検出する状況検出手段と、 該状況検出手段により検出された状況と前記履歴記憶手
    段に記憶されている過去の走行履歴の履歴データに基づ
    いて自動的に経路案内を行う経路案内手段とを有するナ
    ビゲーション装置であって、 前記経路案内手段は、前記走行履歴の履歴データが所定
    条件を満たすときに前記経路案内を行わないようにする
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記所定条件は、前記状況検出手段によ
    り検出される状況と一致した前記走行履歴の履歴データ
    のうち、同一区間を示す履歴データの設定回数が予め定
    められた回数以上であるか否かであることを特徴とする
    請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記経路案内手段は、車両が前記所定条
    件を満たす経路から外れたことが検出されたときに、目
    的地までの経路、または前記所定条件を満たす経路に戻
    るまでの経路を案内することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 外部からの情報を受信する受信手段と、 過去の走行履歴を記憶した履歴記憶手段と、 該履歴記憶手段に記憶されている走行履歴の履歴データ
    に基づき目的地または経路を推測する推測手段とを備
    え、 該推測手段により推測された目的地または経路に関する
    情報を、前記受信手段にて受信した情報の中から選択し
    て自動的に提供することを特徴とするナビゲーション装
    置。
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