JP2001048269A - 商品トレイ - Google Patents
商品トレイInfo
- Publication number
- JP2001048269A JP2001048269A JP22148299A JP22148299A JP2001048269A JP 2001048269 A JP2001048269 A JP 2001048269A JP 22148299 A JP22148299 A JP 22148299A JP 22148299 A JP22148299 A JP 22148299A JP 2001048269 A JP2001048269 A JP 2001048269A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- mat
- peripheral wall
- bottom wall
- locking member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マットを所定位置に敷いて固定でき、商品載
置時にもマットがトレイからずれたり、脱落したりしな
いようにした、商品トレイを提供する。 【解決手段】 底壁上面に吸水性及び/又は緩衝性を有
するマットを敷いて、その上に商品を載置収容するトレ
イにおいて、トレイの周壁内面に前記敷かれたマットの
周辺を押え付けた際にこれを係止する係止部材を設け
た。
置時にもマットがトレイからずれたり、脱落したりしな
いようにした、商品トレイを提供する。 【解決手段】 底壁上面に吸水性及び/又は緩衝性を有
するマットを敷いて、その上に商品を載置収容するトレ
イにおいて、トレイの周壁内面に前記敷かれたマットの
周辺を押え付けた際にこれを係止する係止部材を設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品トレイに係
り、とくにトレイ底壁上面に吸水性能及び/又は緩衝性
能を有するマットを敷いた状態で使用される商品トレイ
に関する。このようなマット付きトレイは、商品の輸
送、陳列、販売などに用いられる。
り、とくにトレイ底壁上面に吸水性能及び/又は緩衝性
能を有するマットを敷いた状態で使用される商品トレイ
に関する。このようなマット付きトレイは、商品の輸
送、陳列、販売などに用いられる。
【0002】
【従来の技術】例えば、海産物について言えば、数の子
やウニなどの衝撃により破損しやすい商品、あるいは、
生ワカメや鮮魚などの水が滴下しやすい商品を載置収容
して、輸送及び又は陳列するために使用されるトレイに
は、硬質プラスチック製トレイの底壁上面に発泡プラス
チック製の吸水性能及び/又は緩衝性能を有するマット
を敷いたものが用いられている。
やウニなどの衝撃により破損しやすい商品、あるいは、
生ワカメや鮮魚などの水が滴下しやすい商品を載置収容
して、輸送及び又は陳列するために使用されるトレイに
は、硬質プラスチック製トレイの底壁上面に発泡プラス
チック製の吸水性能及び/又は緩衝性能を有するマット
を敷いたものが用いられている。
【0003】図3は、従来の上記マット付き商品トレイ
を示している。トレイ10の周壁11は、成形後の脱型
を容易にするため、また、スタッキングを可能にするた
め、鉛直線に対して適度な傾斜角を有するテーパをもっ
て成形されている。また、通常、トレイの周壁11には
補強のための縦リブ12が設けられる場合があり、底壁
13には補強のための各種形態のリブ14が設けられ
る。縦リブ12にも、脱型及びスタッキングのため、テ
ーパが設けられる。マット15は、吸水性能及び又は緩
衝性能を有する材料で波板状又は平板状に成形されたも
のが用いられ、スタックされた多数枚のマットのうち、
最上面から手で分離したマットを、同様にスタックされ
た多数のトレイのうち、最上面から取り出した一つのト
レイの底壁上面に嵌合静置することにより、マット付き
トレイとなる。
を示している。トレイ10の周壁11は、成形後の脱型
を容易にするため、また、スタッキングを可能にするた
め、鉛直線に対して適度な傾斜角を有するテーパをもっ
て成形されている。また、通常、トレイの周壁11には
補強のための縦リブ12が設けられる場合があり、底壁
13には補強のための各種形態のリブ14が設けられ
る。縦リブ12にも、脱型及びスタッキングのため、テ
ーパが設けられる。マット15は、吸水性能及び又は緩
衝性能を有する材料で波板状又は平板状に成形されたも
のが用いられ、スタックされた多数枚のマットのうち、
最上面から手で分離したマットを、同様にスタックされ
た多数のトレイのうち、最上面から取り出した一つのト
レイの底壁上面に嵌合静置することにより、マット付き
トレイとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トレイには、上述のように、その周壁にテーパが設けら
れるのみか、又は、テーパ付き周壁にテーパ付きリブが
成形されるのみであった。そして、吸水性マット及び緩
衝性マットは、非常に軽量であるため、制御が容易でな
い。そのため、スタックされたマットの最上面からマッ
トを取出して、トレイの底壁上面に載置して固定しよう
とする際に、矩形マットの周辺が矩形トレイの周壁内面
の所定位置に位置決めして載置固定することが容易にで
きない。また、仮に所定位置に載置したとしても、マッ
トの周辺がトレイの周壁内面に押え付けられないので、
マットを敷いたトレイを片手に持って、そのトレイに商
品を載置する際に、折角敷いたマットがトレイの底壁上
面から遊離して、所定位置からずれたり、トレイから脱
落したりし易い。ずれたマットは再び手で位置を矯正す
る必要があるので、商品載置作業能率が低下し、トレイ
から落下したマットは、衛生上の理由から使用不能にな
るので、不経済であるなどの問題があった。
トレイには、上述のように、その周壁にテーパが設けら
れるのみか、又は、テーパ付き周壁にテーパ付きリブが
成形されるのみであった。そして、吸水性マット及び緩
衝性マットは、非常に軽量であるため、制御が容易でな
い。そのため、スタックされたマットの最上面からマッ
トを取出して、トレイの底壁上面に載置して固定しよう
とする際に、矩形マットの周辺が矩形トレイの周壁内面
の所定位置に位置決めして載置固定することが容易にで
きない。また、仮に所定位置に載置したとしても、マッ
トの周辺がトレイの周壁内面に押え付けられないので、
マットを敷いたトレイを片手に持って、そのトレイに商
品を載置する際に、折角敷いたマットがトレイの底壁上
面から遊離して、所定位置からずれたり、トレイから脱
落したりし易い。ずれたマットは再び手で位置を矯正す
る必要があるので、商品載置作業能率が低下し、トレイ
から落下したマットは、衛生上の理由から使用不能にな
るので、不経済であるなどの問題があった。
【0005】本発明は、上記の事情の元になされたもの
であり、その課題は、マットをトレイの所定の位置に容
易に敷いて固定することができ、商品載置の際にも、マ
ットがトレイから遊離したり、トレイから脱落したりす
ることがないにようにした、商品トレイを提供すること
にある。
であり、その課題は、マットをトレイの所定の位置に容
易に敷いて固定することができ、商品載置の際にも、マ
ットがトレイから遊離したり、トレイから脱落したりす
ることがないにようにした、商品トレイを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、吸水性能及び/又は緩衝性能を有するマ
ットを敷いて、その上に商品を載置収容するトレイにお
いて、前記トレイの周壁内面に前記敷かれたマットの周
辺を押え付けた際にこれを係止する係止部材を設けたた
ことを特徴としている。トレイの底壁上面にマットを敷
き、その周辺をトレイの周壁内面に沿って押さえ付ける
と、そのマットの周辺がトレイの周壁の係止部材に係止
される。そのため、トレイをもって、これに商品を載置
する際に、マットがトレイから遊離したり、位置ずれを
したり、脱落したりすることがない。従って、マット装
着作業を高能率的に行うことができる。マットは、必要
な吸水性能又は緩衝性能に応じて、一枚で使用される場
合と、複数枚を重ねた状態で使用される場合がある。
め、本発明は、吸水性能及び/又は緩衝性能を有するマ
ットを敷いて、その上に商品を載置収容するトレイにお
いて、前記トレイの周壁内面に前記敷かれたマットの周
辺を押え付けた際にこれを係止する係止部材を設けたた
ことを特徴としている。トレイの底壁上面にマットを敷
き、その周辺をトレイの周壁内面に沿って押さえ付ける
と、そのマットの周辺がトレイの周壁の係止部材に係止
される。そのため、トレイをもって、これに商品を載置
する際に、マットがトレイから遊離したり、位置ずれを
したり、脱落したりすることがない。従って、マット装
着作業を高能率的に行うことができる。マットは、必要
な吸水性能又は緩衝性能に応じて、一枚で使用される場
合と、複数枚を重ねた状態で使用される場合がある。
【0007】係止部材は、トレイの底壁上面から上方に
隔てた水平線に沿って点線状にトレイと一体に成形され
た突起であってもよい。また、係止部材は、トレイの底
壁上面から上方に隔てた水平線に沿ってトレイに一体成
形された凸条又は凹溝であっても良い。そして、凸条又
は凹溝は、間欠的に形成されて、横リブを兼ねるもので
あっても良いし、連続的に形成されても良い。凸条又は
凹溝が間欠的に形成される場合は、補強用リブを兼ね、
また、マットをトレイ底壁上面に敷く際に、マットに対
する抵抗が軽減されるので、マットを迅速にトレイ底壁
上面に敷いて固定することができる。
隔てた水平線に沿って点線状にトレイと一体に成形され
た突起であってもよい。また、係止部材は、トレイの底
壁上面から上方に隔てた水平線に沿ってトレイに一体成
形された凸条又は凹溝であっても良い。そして、凸条又
は凹溝は、間欠的に形成されて、横リブを兼ねるもので
あっても良いし、連続的に形成されても良い。凸条又は
凹溝が間欠的に形成される場合は、補強用リブを兼ね、
また、マットをトレイ底壁上面に敷く際に、マットに対
する抵抗が軽減されるので、マットを迅速にトレイ底壁
上面に敷いて固定することができる。
【0008】また、トレイの周壁は、トレイの脱型及び
スタッキングのためのテーパを有し、係止部材のトレイ
周壁内面(係止部材が突起又は凸条の場合)又はトレイ
周壁外面(係止部材が凹溝である場合)からの突出量
は、前記脱型の障害とならない範囲で設定されているこ
とを特徴としている。上記係止部材の突出量の条件を満
たすならば、トレイの脱型ができることはもとより、ト
レイのスタッキングができ、しかも、マットの周辺をト
レイの周壁の係止部材に迅速に係止し固定することがで
きる。従って、商品の載置収容作業又は盛付け作業の能
率が著しく向上する。
スタッキングのためのテーパを有し、係止部材のトレイ
周壁内面(係止部材が突起又は凸条の場合)又はトレイ
周壁外面(係止部材が凹溝である場合)からの突出量
は、前記脱型の障害とならない範囲で設定されているこ
とを特徴としている。上記係止部材の突出量の条件を満
たすならば、トレイの脱型ができることはもとより、ト
レイのスタッキングができ、しかも、マットの周辺をト
レイの周壁の係止部材に迅速に係止し固定することがで
きる。従って、商品の載置収容作業又は盛付け作業の能
率が著しく向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、図示の実施例に基づい
て、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、トレイ
と、そのトレイの底壁上面に敷かれるマットの一例の斜
視図、図2は、マットを敷いた状態のトレイの縦断面図
である。
て、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、トレイ
と、そのトレイの底壁上面に敷かれるマットの一例の斜
視図、図2は、マットを敷いた状態のトレイの縦断面図
である。
【0010】1は、例えば、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリスチレンなどのプラスチック材料で、例え
ば、真空圧空法、その他の成形法により成形されたトレ
イであり、底壁2の周辺を除く部分には、任意の形状又
は形態を有する補強リブ3が形成され、底壁の周辺に
は、溝4がトレイの周辺に沿って連続するように形成さ
れている。この溝4が設けてあることにより、トレイの
底壁上面に載置された商品から滴下する水分、又は流れ
出る水分を、トレイ1を傾けて溝に集合させ、さらに
は、トレイから容易に廃棄することができる。
タン、ポリスチレンなどのプラスチック材料で、例え
ば、真空圧空法、その他の成形法により成形されたトレ
イであり、底壁2の周辺を除く部分には、任意の形状又
は形態を有する補強リブ3が形成され、底壁の周辺に
は、溝4がトレイの周辺に沿って連続するように形成さ
れている。この溝4が設けてあることにより、トレイの
底壁上面に載置された商品から滴下する水分、又は流れ
出る水分を、トレイ1を傾けて溝に集合させ、さらに
は、トレイから容易に廃棄することができる。
【0011】トレイ1の周壁5には、従来のトレイと同
様に、脱型を容易にするため、また、トレイのスタッキ
ングを可能にするため、鉛直線に対して適度な傾斜角、
例えば、5〜15度程度のテーパが設けてある。トレイ
のプラスチック材料の物性により、傾斜角が5度程度の
小さい角度でも、多少の力を加えればスタッキングが可
能である。本発明では、そのトレイの周壁内面に、トレ
イの底壁上面から所定距離隔てた位置、すなわち、トレ
イの底壁上面からマット7の厚み、又はマットを底壁上
面に敷いた時のマットの周辺に対応する位置において、
トレイ内側方向に突出する係止部材6が突設されてい
る。
様に、脱型を容易にするため、また、トレイのスタッキ
ングを可能にするため、鉛直線に対して適度な傾斜角、
例えば、5〜15度程度のテーパが設けてある。トレイ
のプラスチック材料の物性により、傾斜角が5度程度の
小さい角度でも、多少の力を加えればスタッキングが可
能である。本発明では、そのトレイの周壁内面に、トレ
イの底壁上面から所定距離隔てた位置、すなわち、トレ
イの底壁上面からマット7の厚み、又はマットを底壁上
面に敷いた時のマットの周辺に対応する位置において、
トレイ内側方向に突出する係止部材6が突設されてい
る。
【0012】係止部材6は、トレイの底壁2の上面から
上方に隔てた水平線に沿って、トレイの周壁5と一体に
点線状に成形された突起で構成されても良いし、前記水
平線に沿ってトレイの周壁の内周の全長に渡って凸条で
構成されても良いが、図1及び図2に一部が示されてい
るように、前記水平線に沿って間欠的に成形された凸条
で構成されていることが最も好ましい。
上方に隔てた水平線に沿って、トレイの周壁5と一体に
点線状に成形された突起で構成されても良いし、前記水
平線に沿ってトレイの周壁の内周の全長に渡って凸条で
構成されても良いが、図1及び図2に一部が示されてい
るように、前記水平線に沿って間欠的に成形された凸条
で構成されていることが最も好ましい。
【0013】係止部材6が、前記突起、連続凸条又は間
欠凸条のいずれで構成されても、その係止部材の周壁5
の内面からの突出量は、その係止部材がトレイの脱型時
に障害とならない範囲で設定される。例えば、周壁の傾
斜角が9〜10度である場合は、係止部材の突出量は
0.8mm程度が好ましい。周壁の傾斜角が大きくなる
ほど、係止部材の突出量を大きくすることができる。例
えば、13度である場合は、突出量は1.2mm程度ま
で可能である。また、係止部材を間欠凸条で構成する場
合は、その凸条が周壁5を補強する横リブを兼ねるの
で、最も好ましい。上記突出量の条件を満たせば、凸条
の断面形状は特に制限がない。断面形状が円弧状でも良
いが、図2に示されたテーパ付きの場合は、脱型が容易
である。
欠凸条のいずれで構成されても、その係止部材の周壁5
の内面からの突出量は、その係止部材がトレイの脱型時
に障害とならない範囲で設定される。例えば、周壁の傾
斜角が9〜10度である場合は、係止部材の突出量は
0.8mm程度が好ましい。周壁の傾斜角が大きくなる
ほど、係止部材の突出量を大きくすることができる。例
えば、13度である場合は、突出量は1.2mm程度ま
で可能である。また、係止部材を間欠凸条で構成する場
合は、その凸条が周壁5を補強する横リブを兼ねるの
で、最も好ましい。上記突出量の条件を満たせば、凸条
の断面形状は特に制限がない。断面形状が円弧状でも良
いが、図2に示されたテーパ付きの場合は、脱型が容易
である。
【0014】上記構成を有するトレイ1に敷かれる吸水
性及び又は緩衝性マット7には、発泡ポリエチレンシー
ト、発泡ポリウレタンシート、発泡ポリスレンシートな
どで作られたマットのほか、通常紙、発泡紙や発泡不織
布などで平板状又は波板状に成形されたものを、トレイ
の底壁の上面形状に合わせてカットしたものを用いるこ
とができる。そして、マット7は、トレイ1の底壁上面
の面積とほぼ等しいか、それよりもやや大きめの面積の
ものが用いられる。なお、マットの材質及び形態は、と
くに限定されない。また、マットは、必要な吸水性能又
は緩衝性能に応じて、一枚で使用される場合と、同種又
は異種の複数枚を重ねた状態で使用される場合があるの
で、使用枚数に応じて、係止部材の底壁上面からの高さ
を設定すれば良い。
性及び又は緩衝性マット7には、発泡ポリエチレンシー
ト、発泡ポリウレタンシート、発泡ポリスレンシートな
どで作られたマットのほか、通常紙、発泡紙や発泡不織
布などで平板状又は波板状に成形されたものを、トレイ
の底壁の上面形状に合わせてカットしたものを用いるこ
とができる。そして、マット7は、トレイ1の底壁上面
の面積とほぼ等しいか、それよりもやや大きめの面積の
ものが用いられる。なお、マットの材質及び形態は、と
くに限定されない。また、マットは、必要な吸水性能又
は緩衝性能に応じて、一枚で使用される場合と、同種又
は異種の複数枚を重ねた状態で使用される場合があるの
で、使用枚数に応じて、係止部材の底壁上面からの高さ
を設定すれば良い。
【0015】上述のような係止部材6を備えたトレイ1
の底壁上面に上記マット7を敷く場合は、例えば、マッ
ト7の一辺をトレイの周壁の底壁付近に軽く押し付けて
合致させ、マットの他の3辺を順次、トレイの周壁の底
壁付近に軽く押し付けることにより、図2(a)(b)
に示すように、マット7の周辺をトレイ1の周壁の係止
部材6に係止させることができる。図2の(a)は波板
状マット、(b)は平板状マットの場合を示す。従っ
て、マット7は、これをトレイ1に敷く間も、敷いた後
も、位置がずれたり、トレイから遊離して脱落するなど
の事態の発生が完全に防止されるため、商品載置又は盛
り付け作業の前に、これと分離して、トレイへのマット
装着作業のみを能率良く連続的に行うことが可能とな
り、その後に、トレイへの商品盛り付け作業をマット脱
落などの心配をせずに能率的に行うことができる。
の底壁上面に上記マット7を敷く場合は、例えば、マッ
ト7の一辺をトレイの周壁の底壁付近に軽く押し付けて
合致させ、マットの他の3辺を順次、トレイの周壁の底
壁付近に軽く押し付けることにより、図2(a)(b)
に示すように、マット7の周辺をトレイ1の周壁の係止
部材6に係止させることができる。図2の(a)は波板
状マット、(b)は平板状マットの場合を示す。従っ
て、マット7は、これをトレイ1に敷く間も、敷いた後
も、位置がずれたり、トレイから遊離して脱落するなど
の事態の発生が完全に防止されるため、商品載置又は盛
り付け作業の前に、これと分離して、トレイへのマット
装着作業のみを能率良く連続的に行うことが可能とな
り、その後に、トレイへの商品盛り付け作業をマット脱
落などの心配をせずに能率的に行うことができる。
【0016】マットの周辺の腰の強さによっては、係止
部材6は図3に例示するように、トレイ周壁5の内面に
凹む溝で構成することもできる。すなわち、図2の凸条
を内外逆向きに成形しても良い。この場合は、凸条の周
壁外面からの突出量が脱型の障害とならないように設計
される。
部材6は図3に例示するように、トレイ周壁5の内面に
凹む溝で構成することもできる。すなわち、図2の凸条
を内外逆向きに成形しても良い。この場合は、凸条の周
壁外面からの突出量が脱型の障害とならないように設計
される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トレイ
の周壁内面に、トレイの底壁上面に敷かれるマットの周
辺を軽く押付けた際にこれを係止する係止部材を設けた
ので、マットを容易迅速に敷くことができ、しかも、装
着後は、従来のトレイと異なり、マットの位置ずれや脱
落などをしないように固定することができる。従って、
商品の載置収納、盛り付けなどを能率的に、体裁良く行
うことができる。トレイの周壁がテーパを有し、係止部
材のトレイの周壁の内面又は外面からの突出量が、前記
トレイの脱型の障害とならない範囲で設定されている場
合は、トレイの脱型及びスタッキングができ、しかも、
マットの装着作業を能率的に行うことができる。
の周壁内面に、トレイの底壁上面に敷かれるマットの周
辺を軽く押付けた際にこれを係止する係止部材を設けた
ので、マットを容易迅速に敷くことができ、しかも、装
着後は、従来のトレイと異なり、マットの位置ずれや脱
落などをしないように固定することができる。従って、
商品の載置収納、盛り付けなどを能率的に、体裁良く行
うことができる。トレイの周壁がテーパを有し、係止部
材のトレイの周壁の内面又は外面からの突出量が、前記
トレイの脱型の障害とならない範囲で設定されている場
合は、トレイの脱型及びスタッキングができ、しかも、
マットの装着作業を能率的に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例のトレイと、これに敷かれる
マットを示す斜視図。
マットを示す斜視図。
【図2】同マットが敷かれたトレイの一部省略断面図。
【図3】本発明の他の実施例の一部の断面図。
【図4】従来のトレイ及びマットを示す斜視図。
【図5】同じくマットが敷かれたトレイの一部省略断面
図。
図。
1 トレイ 2 2底壁 3 リブ 4 溝 5 周壁 6 係止部材 7 マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA10 BA13 BA16 BA22 DD13 DE07 DE09 EA01 FA04 GA03 3E035 AA05 AB03 AB04 BA02 BB07 BC02 3E067 AA11 AB02 BB06A BB14A BB15A BB16A BB17A CA09 EC12 EC33 EE39 EE50 GB07 GD03
Claims (7)
- 【請求項1】 底壁上面に吸水性能及び/又は緩衝性能
を有するマットを敷いて、その上に商品を載置収容する
トレイにおいて、前記トレイの周壁内面に前記敷かれた
マットの周辺を押え付けた際にこれを係止する係止部材
を設けたことを特徴とする商品トレイ。 - 【請求項2】 係止部材は、トレイの底壁上面から上方
に隔てた水平線に沿ってトレイと一体に点線状に成形さ
れた突起であることを特徴とする請求項1に記載された
商品トレイ。 - 【請求項3】 係止部材は、トレイの底壁上面から上方
に隔てた水平線に沿ってトレイに一体成形された凸条で
あることを特徴とする請求項1に記載された商品トレ
イ。 - 【請求項4】 凸条は、間欠的に形成されて、横リブを
兼ねていることを特徴とする請求項3に記載された商品
トレイ。 - 【請求項5】 凸条は、連続的に形成されていることを
特徴とする請求項3に記載された商品トレイ。 - 【請求項6】 係止部材は、トレイの底壁上面から上方
に隔てた水平線に沿ってトレイに一体成形された凹溝で
あることを特徴とする請求項1に記載された商品トレ
イ。 - 【請求項7】 トレイの周壁は、トレイの脱型及びスタ
ッキングのためのテーパを有し、係止部材のトレイ周壁
内面又はトレイ周壁外面からの突出量は、前記脱型の障
害とならない範囲で設定されていることを特徴とする請
求項1,2,3,4,5又は6に記載された商品トレ
イ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22148299A JP2001048269A (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | 商品トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22148299A JP2001048269A (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | 商品トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001048269A true JP2001048269A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16767410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22148299A Pending JP2001048269A (ja) | 1999-08-04 | 1999-08-04 | 商品トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001048269A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009120208A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Cp Kasei Kk | 食品容器 |
JP2011230853A (ja) * | 2011-08-23 | 2011-11-17 | Fp Corp | 包装用容器 |
JP2015145275A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 東罐興業株式会社 | 惣菜受け具、食品用容器 |
JP2021102469A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸液性シートとトレーとの複合体およびその複合体の製造方法 |
-
1999
- 1999-08-04 JP JP22148299A patent/JP2001048269A/ja active Pending
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