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JP2001048231A - ブリスターパック及びこれを具備した実験機能付き組立箱 - Google Patents

ブリスターパック及びこれを具備した実験機能付き組立箱

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Publication number
JP2001048231A
JP2001048231A JP11224825A JP22482599A JP2001048231A JP 2001048231 A JP2001048231 A JP 2001048231A JP 11224825 A JP11224825 A JP 11224825A JP 22482599 A JP22482599 A JP 22482599A JP 2001048231 A JP2001048231 A JP 2001048231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concave portion
recess
blister pack
packaging bag
conduit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11224825A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kishida
広史 岸田
Koichi Miyake
宏一 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11224825A priority Critical patent/JP2001048231A/ja
Publication of JP2001048231A publication Critical patent/JP2001048231A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試供品を試用するに際して、試用者が試供品
を抵抗なく試用するために試供品の効能を目で確認する
ことができる実験機能を有するブリスターパックとこれ
を具設した実験機能付き組立箱を提供することである。 【解決手段】 処理液が収納された第1凹部と、該第1
凹部に連結して前記処理液を導く導管凹部と、該導管凹
部に連結して前記処理液を受け入れる第2凹部とが形成
されている合成樹脂製容器と、該容器に形成された前記
第1、第2、導管凹部の周縁を台紙で熱接着することに
より密封したブリスターパックにおいて、前記処理液が
包装袋に充填密封されると共に、前記第1凹部に収納さ
れた前記包装袋を前記第1凹部を形成する容器を介して
押圧することにより前記処理液が流出可能となるように
構成されたことを特徴とするブリスターパック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実験機能を有する
ブリスターパックとこれが商品の販売促進を図るために
試供品を収納する組立箱に具設された実験機能付き組立
箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商品の販売促進のために各種の試
供品が該試供品の効能を記載したパンフレットと共に、
あるいは、該試供品の効能を記載した紙箱や包装袋等の
各種の包装体に収納されて、街頭等で配付されたり、あ
るいは、モニター等に配送されたりしている。
【0003】しかし、試供品を受け取った側において
は、試供品に添付されるなりした効能書を信用して実際
に試供品を試用して始めてその真偽が判断できるため
に、試用するに際しては結構抵抗があるものであった。
また、試供品を配付、あるいは、配送した側において
も、試供品を受け取った側が試供品の効能書を信用して
試供品を実際に試用して効能を認識してくれるか疑問で
あった。
【0004】そのために、試供品を配付、あるいは、配
送する側においては、試供品を受け取る側に抵抗なく、
しかも確実に試用し、試供品の効能を実際に認識しても
らうことができる試供品を配付、あるいは、配送する道
具が要望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ような要望に応えてなされたものであり、その目的とす
るところは、試供品を試用するに際して、試用者が試供
品を抵抗なく試用するために、試供品の効能を目で確認
することができる実験機能を有するブリスターパックと
これを具設した実験機能付き組立箱を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記のよ
うな課題を解決するために、請求項1記載の発明は、処
理液が収納された第1凹部と、該第1凹部に連結して前
記処理液を導く導管凹部と、該導管凹部に連結して前記
処理液を受け入れる第2凹部とが形成されている合成樹
脂製容器と、該容器に形成された前記第1、第2、導管
凹部の周縁を台紙に接着することにより密封したブリス
ターパックにおいて、前記処理液が内面に熱接着性を有
する2層以上の多層フィルムからなる包装袋に充填密封
されると共に、前記第1凹部に収納された前記包装袋を
前記第1凹部を形成する容器を介して押圧することによ
り前記包装袋が破袋して前記第1凹部に流出し、前記導
管凹部を通って前記第2凹部に流入するように構成した
ことを特徴とするものである。このように構成すること
により、たとえば、第1凹部と第2凹部と導管凹部とか
らなる合成樹脂製容器の第1凹部に処理液を充填した包
装袋を収納すると共に、第2凹部に処理液と作用する物
質等を収納して台紙で密封したブリスターパックを用意
し、前記包装袋を破袋することにより、処理液と作用す
る物質等の効能を目で認識することができる実験機能を
有するブリスターパックとすることができる。また、た
とえば、導管凹部にフィルターを装着することにより、
処理液の濾過される状況を目で認識することができる実
験機能を有するブリスターパックとすることができる。
また、たとえば、同一の第1凹部と第2凹部と導管凹部
とからなる二組を並列した合成樹脂製容器の第1凹部に
粘性の異なる処理液を充填した包装袋を収納して台紙で
密封したブリスターパックを用意し、前記包装袋を破袋
することにより、処理液の落下速度の違いを目で認識す
ることができる実験機能を有するブリスターパックとす
ることもできる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のブリスターパックにおいて、前記第2凹部に前記処
理液と作用する物質が収納されていることを特徴とする
ものである。このように構成することにより、たとえ
ば、目で見て効能が認識できる実験機能を有するブリス
ターパックとすることができる。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1、
2のいずれかに記載のブリスターパックにおいて、前記
第2凹部が少なくとも2個からなり、これに対応するよ
うに前記導管凹部が形成されていることを特徴とするも
のである。このように構成することにより、たとえば、
複数の第2凹部に処理液と作用する複数の異なる物質等
を収納することにより、複数の効能および従来製品や新
製品ないし他社製品との差を一度に認識することができ
る実験機能を有するブリスターパックとすることができ
る。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のブリスターパックにおいて、前記第1凹部の略中央
部に前記台紙側に突出した凸部が形成されていることを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、たとえば、手指で押圧する位置を明確にすることが
できる。
【0010】また、請求項5記載の発明の実験機能付き
組立箱は、請求項1〜4のいずれかに記載のブリスター
パックが実験可能なように一体化されていることを特徴
とするものである。このように構成することにより、試
用者自身が個々に実演公開実験をすることができ、効能
を個々人が認識することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に更に詳しく説明する。図1は本発明の実験
機能を有するブリスターパックの第1の実施形態を示す
斜視図、図2は図1のX−X線の断面図、図3は処理液
を充填した包装袋、図4は本発明の実験機能を有するブ
リスターパックを収納する組立箱の展開図、図5は本発
明の実験機能付き組立箱の実験機能を有するブリスター
パックを具設した状態を示す平面図、図6は本発明の実
験機能付き組立箱の完成図、図7は本発明の実験機能を
有するブリスターパックの第2の実施形態を示す斜視
図、図8は図7のY−Y線の断面図であり、図中の1,
1’は実験機能を有するブリスターパック、2,2’は
合成樹脂製容器、3は台紙、4,4’,51は熱接着部、
5は処理液を充填した包装袋、6は略楕円形状の凸部、
10は実験機能付き組立箱、21,21’は第1凹部、22,2
2’,22''は第2凹部、23,23’は導管凹部、31は紙基
材、32は熱接着性樹脂層、50は処理液、70は蓋体、80は
タックラベル、100 は組立箱、101,102 は切欠部、110
は蓋裏面板、120 は蓋表面板、130 ,150 は側面板、14
0 は裏面板、160 は側面折り込みフラップ、170 は天面
板、180 は天面折り込みフラップ、190 は底面板、200
は底面折り込みフラップ、111,121,131,141,151,171,18
1,191,201 は折罫をそれぞれ示す。
【0012】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に更に詳しく説明する。まず、図1は本発明
の実験機能を有するブリスターパックの一実施例を示す
斜視図、図2は図1のX−X線の断面図であって、本発
明の実験機能を有するブリスターパック1は、合成樹脂
製シートを真空成形、あるいは、圧空成形等の周知の成
形法で第1凹部21と、第2凹部22と、前記第1凹部21と
第2凹部22とを連結する導管凹部23とを有するように成
形された合成樹脂製容器2と、該合成樹脂製容器2に形
成された前記第1凹部21、第2凹部22、導管凹部23の周
縁を紙基材31の一方の面に熱接着性樹脂層32を有する台
紙3の前記熱接着性樹脂層32で熱接着した熱接着部4で
密封したものである。また、前記第1凹部21には図3に
示すような処理液50を充填した、たとえば、三方を熱接
着部51で密封した三方シールタイプの包装袋5が収納さ
れている。また、前記第1凹部21の略中央部には前記第
1凹部21に収納された前記包装袋5を破袋するために手
指で押圧する位置を示す前記包装袋5側を凸とする略楕
円形状の凸部6が形成されている。
【0013】前記合成樹脂製容器2に用いる合成樹脂製
シートとしては、真空成形、圧空成形等の周知の成形法
で成形可能であって、成形後にある程度の保形性と柔軟
性を有する透明なものであれば特に限定されるものでは
なく、たとえば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のシー
トを用いることができるが、中でも透明性、保形性、柔
軟性、あるいは、廃棄処分も容易といった点からアモル
ファスポリエステルが好適であり、その厚さは200 〜50
0 μmが適当である。
【0014】また、前記台紙3に用いる紙基材31として
は、特に限定されるものではないが、坪量が190g/m2
上のコートボール紙、カード紙等が台紙としての厚さと
剛性を有する点で好ましい。また、処理液の浸透を防止
する目的で紙自体にサイズ剤を添加した耐水度〔JISP81
22(紙のステキヒトサイズ度)〕が1000以上の一般に市
販されている耐水紙、特に坪量230g/m2以上の耐水性カ
ード紙が好適である。
【0015】また、前記紙基材31の一方の面に設ける熱
接着性樹脂層32は、前記紙基材31に塗工可能であって前
記紙基材31と良好な接着強度を有すると共に、前記合成
樹脂製容器2と熱板等により容易に熱接着するものであ
れば、特に限定するものではないが、たとえば、前記合
成樹脂製容器2にアモルファスポリエステルを用いた場
合には、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系
樹脂やエステル系樹脂をグラビア印刷法やロールコート
法等の周知の塗工法で固形分で2〜10g/m2、より好
ましくは3〜8g/m2 となるように塗工することによ
り形成することができる。
【0016】また、台紙3に用いる前記紙基材31として
は、上述したように紙単独である必要はなく、たとえ
ば、紙の一方の面にドライラミネーション法、あるい
は、Tダイ押出機によるサンドラミネーション法等の周
知の方法で合成樹脂製フィルムを貼合したものであって
もよいし、また、紙の一方の面にTダイ押出機によるイ
クストルージョンラミネーション法で加熱溶融した合成
樹脂を押し出し塗工したものであってもよく、この場合
前記紙基材31に用いる紙は敢えて耐水紙である必要はな
い。また、前記ドライラミネーション法、あるいは、サ
ンドラミネーション法等の周知の方法で紙の一方の面に
貼合する合成樹脂製フィルムを前記合成樹脂製容器2と
熱接着する接着層を有する構成からなる合成樹脂製フィ
ルムを用いることにより、前記熱接着性樹脂層32を省略
することができるし、また同様に、Tダイ押出機による
イクストルージョンラミネーション法で紙の一方の面に
押し出し塗工する加熱溶融した合成樹脂を前記合成樹脂
製容器2と熱接着する樹脂を用いることにより、前記熱
接着性樹脂層32を省略することができる。
【0017】また、前記第1凹部21に収納する処理液50
を充填した、たとえば、三方シールタイプの包装袋5と
しては、内面に熱接着性を有する2層以上の多層フィル
ムからなる包装袋であって、前記第1凹部21を形成する
合成樹脂製容器2を介して手指で押圧することにより前
記包装袋5の熱接着部51から確実に、かつ、容易に破袋
して前記第1凹部21に流出するように構成されているも
のであればよく、その破袋の箇所は前記熱接着部51のエ
ッジ切れであっても、また、前記熱接着部51の内面に設
けた熱接着性を有する層の層間、あるいは、内面に設け
た熱接着性を有する層と外面に設けた層との層間のいず
れであっても構わない。しかし、いずれの場合であって
も、手指で押圧して前記包装袋5を破袋可能とするため
には、8〜14Kg/袋の押圧で破袋するように調節されて
いることが望ましい。このように構成した前記包装袋5
が収納された前記第1凹部21の前記凸部6を押圧するこ
とにより、前記包装袋5が容易、かつ、確実に前記熱接
着部51で破袋して前記処理液50が前記第1凹部21に流出
し、流出した処理液50が前記第1凹部21を前記第2凹部
22より上側にすることにより、重力により前記導管凹部
23を通って第2凹部22に流入するように構成される。
【0018】このように構成することにより、たとえ
ば、第1凹部と第2凹部と導管凹部とからなる合成樹脂
製容器の第1凹部に処理液を充填した包装袋を収納する
と共に、第2凹部に処理液と作用する物質等を収納して
台紙で密封したブリスターパックを用意し、前記包装袋
を破袋することにより、前記第1凹部に流出した処理液
が前記導管凹部を通って前記第2凹部に流入することに
より、前記第2凹部に収納された処理液と作用する物質
等の効能を目で認識することができる実験機能を有する
ブリスターパックとすることができる。なお、説明にお
いては処理液50を充填した包装袋5を三方シールタイプ
の包装袋で説明してきたが、包装袋は三方シールタイプ
の包装袋に限ることなく、要するに三方シールタイプの
包装袋が有するような熱接着部51を有する包装袋であれ
ばよいのであって、たとえば、四方シールタイプの包装
袋であっても、ピロータイプの包装袋であっても構わな
い。
【0019】次に、上記で説明した実験機能を有するブ
リスターパックを具設した本発明の実験機能付き組立箱
について、図1に示したブリスターパック1を例に挙げ
て、その一例を説明する。図4は本発明の実験機能を有
するブリスターパックを収納する組立箱の展開図、図5
は本発明の実験機能付き組立箱の実験機能を有するブリ
スターパックを具設した状態を示す平面図、図6は本発
明の実験機能付き組立箱の完成図であって、組立箱100
は図5に示すように蓋裏面板110 、蓋表面板120 、側面
板130 、裏面板140 、側面板150 、側面折り込みフラッ
プ160 とが折罫111 、121 、131 、141 、151 を介して
順次連接し、前記裏面板140 の上縁には天面板170 と天
面折り込みフラップ180 とが折罫171 、181 を介して順
次連接すると共に前記裏面板140 の下縁には底面板190
と底面折り込みフラップ200 とが折罫191 、201 を介し
て順次連接し、さらに、前記蓋裏面板110 にはブリスタ
ーパック1の第1凹部21、第2凹部22を収納する切欠部
101 、102 が設けられたブランク板からなっている。
【0020】上記のように構成されたブランク板の前記
蓋裏面板110 に設けられた切欠部101 、102 にブリスタ
ーパック1の第1凹部21と第2凹部22を嵌め込んで前記
蓋裏面板110 を前記折罫111 で前記蓋表面板120 上に折
り重ねると共に、前記蓋裏面板110 と前記蓋表面板120
とを前記折罫111 の一辺を除く三辺の周縁に略コの字状
に塗工された、たとえば、ホットメルト型接着剤等の接
着剤(図示せず)を介して接着することにより、図4に
示すようなブリスターパック1が前記蓋裏面板110 と前
記蓋表面板120 との間に具設された蓋体70を有する実験
機能付き組立箱10となる。
【0021】図5に示したこの実験機能付き組立箱10の
前記裏面板140 上に試供品(図示せず)を載置し、前記
天面板170 と前記天面折り込みフラップ180 とを前記折
罫171 、181 で、また、前記底面板190 と前記底面折り
込みフラップ200 とを前記折罫191 、201 でぞれぞれ試
供品(図示せず)側に90度折り込み、その後前記側面板
150 と前記側面折り込みフラップ160 とを前記折罫141
、151 でそれぞれ試供品(図示せず)側に90度折り込
み、さらに前記側面板130 と前記蓋体70を前記折罫131
、121 でそれぞれ試供品(図示せず)側に90度折り込
んで前記蓋体70を前記側面折り込みフラップ160 上に折
り重ねて、前記前記蓋体70の前記折罫111 側端部をタッ
クラベル80等の貼着手段で貼着することにより図6に示
すような試供品(図示せず)が収納された配付あるいは
配送可能な状態の本発明の実験機能付き組立箱10(完成
状態)となる。
【0022】次に、図7は本発明の実験機能を有するブ
リスターパックの第2の実施形態を示す斜視図、図8は
図7のY−Y線の断面図であって、本発明の実験機能を
有するブリスターパック1’は、図1に示した第1の実
施形態と同様に合成樹脂製シートを真空成形、あるい
は、圧空成形等の周知の成形法で第1凹部21’と、2つ
の第2凹部22’、22''と、前記第1凹部21’に連結する
と共に途中で分岐して前記2つの第2凹部22’、22''に
連結するように構成された導管凹部23’とを有するよう
に成形された合成樹脂製容器2’と該合成樹脂製容器
2’に形成された前記第1凹部21’と前記2つの第2凹
部22’、22''と前記導管凹部23’との周縁を紙基材31の
一方の面に熱接着性樹脂層32を有する台紙3の前記熱接
着性樹脂層32で熱接着した熱接着部4’で密封したもの
である。また、前記第1凹部21’には図3に示すような
処理液50を充填した包装袋5(図示せず)が収納される
と共に、該包装袋5(図示せず)を破袋するために手指
で押圧する位置を示す前記包装袋5側を凸とする略楕円
形状の凸部6が前記第1凹部21’の略中央部に形成され
ている。また、図示はしないが、たとえば、前記処理液
50(図示せず)と作用する物質を前記第2凹部凹部22’
に収納し、前記処理液50(図示せず)と作用しない物質
を前記第2凹部22''に収納し、前記第1凹部21’の略中
央部に形成された略楕円形状の凸部6を押圧することに
より前記第1凹部21’に収納された前記包装袋5(図示
せず)を破袋し、前記包装袋5(図示せず)に充填され
た前記処理液50(図示せず)を流出させると共に、前記
処理液50(図示せず)を重力により前記導管凹部23’を
通って前記2つの第2凹部22’、22''に流入させること
により、たとえば、前記処理液50(図示せず)と作用す
る物質が収納された前記第2凹部凹部22’は、処理液50
(図示せず)が変色し、前記処理液50(図示せず)と作
用しない物質が収納された前記第2凹部22''は、処理液
50(図示せず)が変化しないといったように目で見て効
能が認識できる実験機能を有するブリスターパックとす
ることができる。
【0023】
【実施例】上記の本発明について、以下に一実施例を挙
げ、上記した図面を用いて更に詳しく説明する。 実施例1 まず、坪量230g/ m2 の両面コート紙の図6に示す実験
機能付き組立箱10の表出面側に試供品のタイトル名、試
供品提供メーカー名等の必要な文言を少なくとも印刷
し、裏面側には試供品の効能等の試用者に訴えたい文言
を印刷すると共に、図5に示す蓋体70の実験機能を有す
るブリスターパック1の第1凹部21と第2凹部22とが表
出する前記蓋裏面板110 面に前記ブリスターパック1の
使用方法等の文言を印刷する。その後、図6に示す実験
機能付き組立箱10の表出面側に必要に応じて意匠性を高
めるための艶出し塗工等を行って後に、打抜機で型抜き
して図4に示すようなブランク板を作製した。また他方
において、12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムとヒートシール性を有する30μmの2軸延伸
ポリプロピレンフィルム〔二村化学(株)製FOH井3
0〕を周知のドライラミネーション法で積層して包装材
を作製し、これを周知の液体充填機を用いて染料、たと
えば、食用色素である青色1号で着色された水からなる
処理液50を充填した図3に示すような包装袋5を作製し
た。また他方において、200 μm厚さのアモルファスポ
リエステル〔ポリテック(株)製PT-600〕を真空成形機
で図1に示すような第1凹部21と第2凹部22と導管凹部
23とからなる形に成形すると共に台紙と熱接着するため
の周縁を残して型抜きして合成樹脂製容器2を作製し
た。また、他方において、坪量が260g/m2の耐水紙〔三
菱製紙(株)製耐水カード紙〕の一方の面に塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる溶液〔日本化工塗料
(株)BP−38〕を固形分で5g/m2 となるように
塗工して図2に示すような紙基材31の一方の面に熱接着
性樹脂層32を形成した台紙3を作製した。次に、このよ
うにして作製した上記合成樹脂製容器2の第1凹部に上
記で作製した包装袋5を収納すると共に第2凹部に別途
用意した高分子水分吸収剤を収納して後に、上記で作製
した台紙3を熱接着性樹脂層32で熱接着することにより
密封した実験機能を有するブリスターパック1を作製し
た。このものを上記で作製した図4に示すブランク板に
上述したように組み込むことにより、図5に示すような
実験機能を有するブリスターパック1を具設した蓋体70
を有する実験機能付き組立箱10を作製した。この実験機
能を有するブリスターパック1は水分の吸収効能を目で
認識するためのものであり、この実験機能付き組立箱10
には試供品として、たとえば、生理用ナプキン等が適当
である。
【0024】このようにして試供品が一緒に収納された
実験機能付き組立箱10(図6参照)が街頭等で配付、あ
るいは、モニター等に配送されることにより受け取った
試用者は、まず、実験機能付き組立箱10(図6参照)の
蓋体70をタックラベル80を剥がして蓋体70を開けて図5
の状態となし、実験機能を有するブリスターパック1の
第1凹部21と第2凹部22とが表出する前記蓋裏面板110
面に印刷された前記ブリスターパック1の使用方法等の
文言に従って試用者自身が個々に実際に試用する前に実
験をすることになる。すなわち、前記ブリスターパック
1の第1凹部21に設けられた手指で押圧する位置を示す
前記包装袋5側を凸とする略楕円形状の凸部6を手指で
押圧して着色された水からなる処理液50が充填された包
装袋5を破袋(FOH井30は2軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム層と熱接着性樹脂層の2層からなるフィルムであ
り、2軸延伸ポリプロピレンフィルム層と熱接着性樹脂
層との層間で破袋)して処理液50を前記第1凹部に流出
させ、流出した処理液50を導管凹部23から第2凹部22に
重力で流入させ、第2凹部22に収納された高分子水分吸
収剤に処理液50が吸収されていく状態を試用者個々人が
自身の目で認識することができ、その効能を認識するこ
とができる。そのために、安心して実際に試用すること
ができる。また、試供品が一緒に収納された実験機能付
き組立箱10(図6参照)を配付、あるいは、配送する側
も試用者個々人が実験を自身で行って、試供品の優れた
効能を認識することができるために、試用者が安心して
実際に試供品を試用してもらえ、これによりさらに試供
品の効能の素晴らしさを理解してもらえるために、商品
の売上向上に繋がる。
【0025】
【発明の効果】本発明の実験機能を有するブリスターパ
ック及びこれを具備した実験機能付き組立箱は、今まで
縷々説明してきたように、試供品を試用するに際して、
実際に試用する前に試用者が試供品の効能を目で確認す
ることができるために、実際の試用に際して抵抗なく、
安心して試用することができるという効果を奏するもの
である。また、これにより、実際に試用した場合の効能
をさらに確かなものとして認識でき、商品の購買に繋が
るという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実験機能を有するブリスターパック
の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1のX−X線の断面図である。
【図3】 処理液を充填した包装袋である。
【図4】 本発明の実験機能を有するブリスターパック
を収納する組立箱の展開図である。
【図5】 本発明の実験機能付き組立箱の実験機能を有
するブリスターパックを具設した状態を示す平面図であ
る。
【図6】 本発明の実験機能付き組立箱の完成図であ
る。
【図7】 本発明の実験機能を有するブリスターパック
の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図8】 図7のY−Y線の断面図である。
【符号の説明】
1,1’ 実験機能を有するブリスターパック 2,2’ 合成樹脂製容器 3 台紙 4,4’,51 熱接着部 5 処理液を充填した包装袋 6 略楕円形状の凸部 10 実験機能付き組立箱 21,21’ 第1凹部 22,22’,22'' 第2凹部 23,23’ 導管凹部 31 紙基材 32 熱接着性樹脂層 50 処理液 70 蓋体 80 タックラベル 100 組立箱 101,102 切欠部 110 蓋裏面板 120 蓋表面板 130,150 側面板 140 裏面板 160 側面折り込みフラップ 170 天面板 180 天面折り込みフラップ 190 底面板 200 底面折り込みフラップ 111,121,131 折罫 141,151,171 折罫 181,191,201 折罫
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 AC06 BA06C BA12B BA15B BA20C BA25B BB01C BB14B BB25B BC06C CA24 EA01 EA06 EA08 EA09 EE02 EE06 FB02 FB07 4F100 AT00A BA03 BA07 BA10C DD19C DD20C DD32B DG10A GB16 JD05 JL05 JL06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液が収納された第1凹部と、該第1
    凹部に連結して前記処理液を導く導管凹部と、該導管凹
    部に連結して前記処理液を受け入れる第2凹部とが形成
    されている合成樹脂製容器と、該容器に形成された前記
    第1、第2、導管凹部の周縁を台紙に接着することによ
    り密封したブリスターパックにおいて、前記処理液が内
    面に熱接着性を有する2層以上の多層フィルムからなる
    包装袋に充填密封されると共に、前記第1凹部に収納さ
    れた前記包装袋を前記第1凹部を形成する容器を介して
    押圧することにより前記包装袋が破袋して前記第1凹部
    に流出し、前記導管凹部を通って前記第2凹部に流入す
    るように構成したことを特徴とするブリスターパック。
  2. 【請求項2】 前記第2凹部に前記処理液と作用する物
    質が収納されていることを特徴とする請求項1記載のブ
    リスターパック。
  3. 【請求項3】 前記第2凹部が少なくとも2つからな
    り、これに対応するように前記導管凹部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載のブ
    リスターパック。
  4. 【請求項4】 前記第1凹部の略中央部に前記台紙側に
    突出した凸部が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のブリスターパック。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載するブリ
    スターパックが実験可能なように一体化されていること
    を特徴とする実験機能付き組立箱。
JP11224825A 1999-08-09 1999-08-09 ブリスターパック及びこれを具備した実験機能付き組立箱 Withdrawn JP2001048231A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081333A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Uni Charm Corp 販売促進のための単品格納型ディスプレイのサンプルパッキング用カバー体
CN111239058A (zh) * 2020-02-24 2020-06-05 深圳九星印刷包装集团有限公司 指示装置
WO2022131232A1 (ja) * 2020-12-18 2022-06-23 京セラ株式会社 包装体、流路デバイスおよび測定装置

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