JP2001045303A - 画像2値化方法 - Google Patents
画像2値化方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理対象となるアナログまたは複数階調のデ
ジタル画像を閾値でレベル弁別することによって2値化
処理(s17)を行うようにした画像2値化方法におい
て、低コントラスト部分の判読性を向上する。 【解決手段】 前記画像のR,G,Bの各成分の濃度ヒ
ストグラムならびにR,G,Bそれぞれの濃度ヒストグ
ラム分布の最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよび
最小値Rmin,Gmin,Bminを求め(s8)、
それぞれデータ値域の両端の値となるように濃度ヒスト
グラム分布を伸張する(s9〜s11)ことによって、
明るさの補正、コントラスト不足の補正および色調補正
を行う。この結果、内容判別に適した良好な2値画像を
得ることができる。また、コントラストと色調とを同時
に補正することができ、処理速度の向上を図ることがで
きる。
ジタル画像を閾値でレベル弁別することによって2値化
処理(s17)を行うようにした画像2値化方法におい
て、低コントラスト部分の判読性を向上する。 【解決手段】 前記画像のR,G,Bの各成分の濃度ヒ
ストグラムならびにR,G,Bそれぞれの濃度ヒストグ
ラム分布の最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよび
最小値Rmin,Gmin,Bminを求め(s8)、
それぞれデータ値域の両端の値となるように濃度ヒスト
グラム分布を伸張する(s9〜s11)ことによって、
明るさの補正、コントラスト不足の補正および色調補正
を行う。この結果、内容判別に適した良好な2値画像を
得ることができる。また、コントラストと色調とを同時
に補正することができ、処理速度の向上を図ることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラ、イメージスキャナ、あるいはビデオキャブチャ回
路等で取得したカラー静止画像の白黒2値化方法に関す
る。
メラ、イメージスキャナ、あるいはビデオキャブチャ回
路等で取得したカラー静止画像の白黒2値化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記カラー静止画像を前記白黒2値化画
像に変換するにあたっては、前記取得したカラー画像信
号やデータを所定の閾値でレベル弁別することになる。
その閾値の作成手法については、従来から種々の方法が
知られている。たとえば、単純に全画素の輝度平均値を
2値化の閾値とする方法、アナログ画像や階調のあるデ
ジタル画像では、図11において参照符α1で示すよう
な濃度ヒストグラム(図11では濃度を8ビット、すな
わち0〜255の256階調で示している)を求め、参
照符α2で示すヒストグラムの谷の部分に相当する輝度
値を閾値とする方法等がある。
像に変換するにあたっては、前記取得したカラー画像信
号やデータを所定の閾値でレベル弁別することになる。
その閾値の作成手法については、従来から種々の方法が
知られている。たとえば、単純に全画素の輝度平均値を
2値化の閾値とする方法、アナログ画像や階調のあるデ
ジタル画像では、図11において参照符α1で示すよう
な濃度ヒストグラム(図11では濃度を8ビット、すな
わち0〜255の256階調で示している)を求め、参
照符α2で示すヒストグラムの谷の部分に相当する輝度
値を閾値とする方法等がある。
【0003】また、他の従来技術である特開平8−30
728号公報では、文字認識等への応用を前提に、2値
化の際に閾値を用いず、予め学習させておいたニューラ
ルネットワークにより、背景と文字成分との分離を行う
ことが提案されている。
728号公報では、文字認識等への応用を前提に、2値
化の際に閾値を用いず、予め学習させておいたニューラ
ルネットワークにより、背景と文字成分との分離を行う
ことが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような閾値決定方法では、画像全体で1つの閾値を用い
る場合と、画像を分割し、それぞれの微小エリアについ
て閾値を求める場合値との何れの場合も、図11におい
て参照符α3で示すように、コントラストが低く、濃度
ヒストグラムが偏っていると、極端に高い値または低い
値に閾値が設定され、2値化された画像は、目視でも内
容が判別しにくい画像になってしまうという問題があ
る。たとえば、白黒の新聞写真を、イメージスキャナ
や、CCD、C−MOSエリアセンサ等を用いたデジタ
ルカメラで撮影したデジタル画像の場合、新聞写真部分
のコントラストが低く、従来技術による閾値決定方法で
は、前記デジタル画像中に含まれている微小な変化もそ
れぞれ1または0の何れかに2値化され、内容の判別し
にくい2値画像となってしまう。同様に、自然画を2値
化してインパクトを与える効果をねらう場合において
も、また文字認識等の前処理として2値化を行う際に
も、前述の従来技術による閾値決定方法では、ノイズ成
分が増加し、望ましくない。
ような閾値決定方法では、画像全体で1つの閾値を用い
る場合と、画像を分割し、それぞれの微小エリアについ
て閾値を求める場合値との何れの場合も、図11におい
て参照符α3で示すように、コントラストが低く、濃度
ヒストグラムが偏っていると、極端に高い値または低い
値に閾値が設定され、2値化された画像は、目視でも内
容が判別しにくい画像になってしまうという問題があ
る。たとえば、白黒の新聞写真を、イメージスキャナ
や、CCD、C−MOSエリアセンサ等を用いたデジタ
ルカメラで撮影したデジタル画像の場合、新聞写真部分
のコントラストが低く、従来技術による閾値決定方法で
は、前記デジタル画像中に含まれている微小な変化もそ
れぞれ1または0の何れかに2値化され、内容の判別し
にくい2値画像となってしまう。同様に、自然画を2値
化してインパクトを与える効果をねらう場合において
も、また文字認識等の前処理として2値化を行う際に
も、前述の従来技術による閾値決定方法では、ノイズ成
分が増加し、望ましくない。
【0005】一方、前記ニューラルネットワークを用い
た2値化の場合には、ネットの学習程度によって結果が
左右されてしまうので、学習時間が短いと、自然画と文
字との両方に対応しにくく、実用になるまでのオーバー
ヘッドが大きい等の問題がある。
た2値化の場合には、ネットの学習程度によって結果が
左右されてしまうので、学習時間が短いと、自然画と文
字との両方に対応しにくく、実用になるまでのオーバー
ヘッドが大きい等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、2値化対象画像の低コン
トラスト部分の判読性を向上することができるととも
に、ノイズを低減することができる画像2値化方法を提
供することである。
トラスト部分の判読性を向上することができるととも
に、ノイズを低減することができる画像2値化方法を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像2値化方法
は、処理対象となるアナログまたは複数階調のデジタル
画像を予め定める閾値でレベル弁別することによって2
値化処理を行うようにした画像2値化方法において、前
記処理対象のアナログまたは複数階調のデジタル画像の
R,G,Bの各成分の濃度ヒストグラムならびにR,
G,Bそれぞれの濃度ヒストグラム分布の最大値Rma
x,Gmax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmi
n,Bminを求め、前記最大値Rmax,Gmax,
Bmaxおよび最小値Rmin,Gmin,Bminが
データ値域の両端の値となるように濃度ヒストグラム分
布を伸張することによって、明るさの補正、コントラス
ト不足の補正および色調補正を行うことを特徴とする。
は、処理対象となるアナログまたは複数階調のデジタル
画像を予め定める閾値でレベル弁別することによって2
値化処理を行うようにした画像2値化方法において、前
記処理対象のアナログまたは複数階調のデジタル画像の
R,G,Bの各成分の濃度ヒストグラムならびにR,
G,Bそれぞれの濃度ヒストグラム分布の最大値Rma
x,Gmax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmi
n,Bminを求め、前記最大値Rmax,Gmax,
Bmaxおよび最小値Rmin,Gmin,Bminが
データ値域の両端の値となるように濃度ヒストグラム分
布を伸張することによって、明るさの補正、コントラス
ト不足の補正および色調補正を行うことを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、2値化処理前に、濃
度ヒストグラム分布を伸張することによって、画像の明
るさおよびコントラスト不足が補正され、閾値を用いた
2値化にあたって、その精度を向上することができる。
また、R,G,Bの各濃度ヒストグラムの分布に違いが
ある場合、前記伸張処理によって各色の値域が等しくな
るように変換されるので、本来白い部分に色が付いてし
まっているような色調のずれも同時に補正することがで
きる。
度ヒストグラム分布を伸張することによって、画像の明
るさおよびコントラスト不足が補正され、閾値を用いた
2値化にあたって、その精度を向上することができる。
また、R,G,Bの各濃度ヒストグラムの分布に違いが
ある場合、前記伸張処理によって各色の値域が等しくな
るように変換されるので、本来白い部分に色が付いてし
まっているような色調のずれも同時に補正することがで
きる。
【0009】さらにまた、前記色調補正を採用すること
によって、色調が偏っていると前記白部分で輝度が大き
く変化し、たとえば青に偏っていると前記白部分で輝度
が大きく低下し、閾値が適切に抽出されなくなってしま
うのに対して、このような不具合を防止することがで
き、この結果、内容判別に適した良好な2値画像を得る
ことができる。また、コントラストと色調とを同時に補
正することができ、処理速度の向上を図ることができ
る。
によって、色調が偏っていると前記白部分で輝度が大き
く変化し、たとえば青に偏っていると前記白部分で輝度
が大きく低下し、閾値が適切に抽出されなくなってしま
うのに対して、このような不具合を防止することがで
き、この結果、内容判別に適した良好な2値画像を得る
ことができる。また、コントラストと色調とを同時に補
正することができ、処理速度の向上を図ることができ
る。
【0010】また、本発明の画像2値化方法は、前記伸
張処理を、伸張前の濃度値をR,G,B、伸張後の濃度
値をR’,G’,B’、前記データ値域の最小値を0、
最大値をMAXとすると、 R’={MAX/(Rmax−Rmin)}×(R−R
min) G’={MAX/(Gmax−Gmin)}×(G−G
min) B’={MAX/(Bmax−Bmin)}×(B−B
min) の1次式によって行うことを特徴とする。
張処理を、伸張前の濃度値をR,G,B、伸張後の濃度
値をR’,G’,B’、前記データ値域の最小値を0、
最大値をMAXとすると、 R’={MAX/(Rmax−Rmin)}×(R−R
min) G’={MAX/(Gmax−Gmin)}×(G−G
min) B’={MAX/(Bmax−Bmin)}×(B−B
min) の1次式によって行うことを特徴とする。
【0011】上記の構成によれば、前記最大値Rma
x,Gmax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmi
n,Bminが、それぞれデータ値域の両端の値MA
X,0となるように、簡易な処理で伸長することができ
るとともに、R,G,Bそれぞれについて濃度ヒストグ
ラム分布を伸張するので、単色の色調補正では補正不可
能であった画像についても、高コントラストな変換画像
を得ることができる。
x,Gmax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmi
n,Bminが、それぞれデータ値域の両端の値MA
X,0となるように、簡易な処理で伸長することができ
るとともに、R,G,Bそれぞれについて濃度ヒストグ
ラム分布を伸張するので、単色の色調補正では補正不可
能であった画像についても、高コントラストな変換画像
を得ることができる。
【0012】さらにまた、本発明の画像2値化方法は、
画像の中から白い画素と考えられる画素を白画素として
抽出し、抽出した白画素のR,G,Bの各濃度値の平均
値Wr,Wg,Wbを求め、その平均値Wr,Wg,W
bが相互に等しくなるような変換係数Kr,Kg,Kb
を求め、原画像の全画素のR,G,Bの各濃度値にその
変換係数Kr,Kg,Kbをそれぞれ乗算することで、
さらに白バランス補正を行うことを特徴とする。
画像の中から白い画素と考えられる画素を白画素として
抽出し、抽出した白画素のR,G,Bの各濃度値の平均
値Wr,Wg,Wbを求め、その平均値Wr,Wg,W
bが相互に等しくなるような変換係数Kr,Kg,Kb
を求め、原画像の全画素のR,G,Bの各濃度値にその
変換係数Kr,Kg,Kbをそれぞれ乗算することで、
さらに白バランス補正を行うことを特徴とする。
【0013】上記の構成によれば、たとえば白画素は彩
度がきわめて小さいという特長を利用して、本来白い画
素と考えられる画素を白画素として抽出し、その抽出し
た白画素のR,G,Bの各濃度値をそれぞれ加算し、個
数で除算することによって求めた濃度平均値Wr,W
g,Wbから、原画像の平均輝度をWyとするとき、 Wr・Kr=Wg・Kg=Wb・Kb=Wy が成立するように、 Kr=Wy/Wr,Kg=Wy/Wg,Kb=Wy/W
b で求めた変換係数Kr,Kg,Kbを、原画像の全画素
のR,G,Bの各濃度値にそれぞれ乗算すると、本来白
い部分に付いた色に偏ってしまっている画像全体の色調
を補正することができる。
度がきわめて小さいという特長を利用して、本来白い画
素と考えられる画素を白画素として抽出し、その抽出し
た白画素のR,G,Bの各濃度値をそれぞれ加算し、個
数で除算することによって求めた濃度平均値Wr,W
g,Wbから、原画像の平均輝度をWyとするとき、 Wr・Kr=Wg・Kg=Wb・Kb=Wy が成立するように、 Kr=Wy/Wr,Kg=Wy/Wg,Kb=Wy/W
b で求めた変換係数Kr,Kg,Kbを、原画像の全画素
のR,G,Bの各濃度値にそれぞれ乗算すると、本来白
い部分に付いた色に偏ってしまっている画像全体の色調
を補正することができる。
【0014】したがって、たとえば原画像の中に面積の
大きいハイライト部分があるような画像で、光源の色温
度や、デジタルカメラ内部のホワイトバランスの誤動作
等で、前述のように本来白い部分に付いた色に画像全体
の色調が偏ってしまい、請求項1の濃度ヒストグラムに
よる色補正効果が少ない画像の場合にも、画像全体の色
調を補正し、自然な色調とした後に2値化処理を行うこ
とが可能になり、色調補正できる対象画像を増やすこと
ができる。
大きいハイライト部分があるような画像で、光源の色温
度や、デジタルカメラ内部のホワイトバランスの誤動作
等で、前述のように本来白い部分に付いた色に画像全体
の色調が偏ってしまい、請求項1の濃度ヒストグラムに
よる色補正効果が少ない画像の場合にも、画像全体の色
調を補正し、自然な色調とした後に2値化処理を行うこ
とが可能になり、色調補正できる対象画像を増やすこと
ができる。
【0015】また、本発明の画像2値化方法は、前記最
大値Rmax,Gmax,Bmaxと、予め定める閾値
Ythとの大小を比較し、Rmax>Yth、Gmax
>Yth、Bmax>Ythの3条件が同時に成立する
と、前記請求項1による濃度ヒストグラム伸張による色
調補正が難しい画像であると判定し、前記請求項3の白
バランス補正を行うことを特徴とする。
大値Rmax,Gmax,Bmaxと、予め定める閾値
Ythとの大小を比較し、Rmax>Yth、Gmax
>Yth、Bmax>Ythの3条件が同時に成立する
と、前記請求項1による濃度ヒストグラム伸張による色
調補正が難しい画像であると判定し、前記請求項3の白
バランス補正を行うことを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、前記原画像の中に面
積の大きいハイライト部分がある前記請求項1による濃
度ヒストグラム伸張による色補正が難しい画像を判定す
ることができ、前記請求項3の白バランス補正を適切に
行うことができる。
積の大きいハイライト部分がある前記請求項1による濃
度ヒストグラム伸張による色補正が難しい画像を判定す
ることができ、前記請求項3の白バランス補正を適切に
行うことができる。
【0017】さらにまた、本発明の画像2値化方法は、
画像の全エリアを微小エリアに分割し、前記微小エリア
について、輝度が一定値Yp以上となる画素の輝度値の
平均値Yaveから2値化の閾値Bthを計算し、前記
一定値Yp以上となる画素数mと任意に設けた個数の基
準値Mとが、m<Mである場合にはその微小エリアほと
んどが暗い黒ベタ部分と判断して任意の固定の閾値を使
用し、前記m<Mでない場合にはその微小エリアは前記
黒ベタ部分ではなく、値域内で輝度が適度に分布してい
ると判断し、前記閾値Bthを使用することを特徴とす
る。
画像の全エリアを微小エリアに分割し、前記微小エリア
について、輝度が一定値Yp以上となる画素の輝度値の
平均値Yaveから2値化の閾値Bthを計算し、前記
一定値Yp以上となる画素数mと任意に設けた個数の基
準値Mとが、m<Mである場合にはその微小エリアほと
んどが暗い黒ベタ部分と判断して任意の固定の閾値を使
用し、前記m<Mでない場合にはその微小エリアは前記
黒ベタ部分ではなく、値域内で輝度が適度に分布してい
ると判断し、前記閾値Bthを使用することを特徴とす
る。
【0018】上記の構成によれば、微小エリア内で2値
化された結果、自然画の場合は空、文字の場合は背景と
いった、画素値が1になるのが望ましい部分のみの輝度
情報を抽出し、2値化の閾値Bthを決定するので、2
値化処理結果は、たとえば暗い背景は確実に0になり、
明るい部分は確実に1となり、暗い背景がランダムに1
または0に2値化されるようなノイズが生じるようなこ
とはなく、文字認識の前処理としても有効である。
化された結果、自然画の場合は空、文字の場合は背景と
いった、画素値が1になるのが望ましい部分のみの輝度
情報を抽出し、2値化の閾値Bthを決定するので、2
値化処理結果は、たとえば暗い背景は確実に0になり、
明るい部分は確実に1となり、暗い背景がランダムに1
または0に2値化されるようなノイズが生じるようなこ
とはなく、文字認識の前処理としても有効である。
【0019】また、本発明の画像2値化方法は、任意の
1個の微小エリアを注目微小エリアとしたとき、該注目
微小エリアを含む近傍数エリアの閾値との間で補間を取
ることによって、前記注目微小エリアの新たな閾値Ba
veとして算出することを特徴とする。
1個の微小エリアを注目微小エリアとしたとき、該注目
微小エリアを含む近傍数エリアの閾値との間で補間を取
ることによって、前記注目微小エリアの新たな閾値Ba
veとして算出することを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、白黒の文書を撮影し
たデジタル画像で、部分的に何らかの陰が写り込んでお
り、黒い文字の黒画素値は隣接画素で近似しているが、
背景の白部分の画素値が大きく異なり、隣接微小エリア
間で2値化の閾値Bthが大きく異なるのを緩和できる
ため、良好な2値化画像を得ることが可能である。
たデジタル画像で、部分的に何らかの陰が写り込んでお
り、黒い文字の黒画素値は隣接画素で近似しているが、
背景の白部分の画素値が大きく異なり、隣接微小エリア
間で2値化の閾値Bthが大きく異なるのを緩和できる
ため、良好な2値化画像を得ることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図10に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
図1〜図10に基づいて説明すれば以下のとおりであ
る。
【0022】図1は、本発明に係わる画像2値化方法が
適用される画像処理装置の構成の一例を示すブロック図
である。この画像処理装置は、マイクロコンピュータな
どで実現される処理装置1と、陰極線管や液晶表示装置
などで実現される表示装置2と、RAMなどで実現され
る画像処理用メモリ3と、ハードディスク装置などで実
現される主ストレージ装置4と、マウスやキーボードな
どで実現されるコマンド入力装置5と、RAMなどで実
現されるプログラム記憶用メモリ6と、外部インタフェ
イス回路7とを備えて構成されている。
適用される画像処理装置の構成の一例を示すブロック図
である。この画像処理装置は、マイクロコンピュータな
どで実現される処理装置1と、陰極線管や液晶表示装置
などで実現される表示装置2と、RAMなどで実現され
る画像処理用メモリ3と、ハードディスク装置などで実
現される主ストレージ装置4と、マウスやキーボードな
どで実現されるコマンド入力装置5と、RAMなどで実
現されるプログラム記憶用メモリ6と、外部インタフェ
イス回路7とを備えて構成されている。
【0023】前記処理装置1は、前記コマンド入力装置
5からのユーザ操作に応答して、画像処理プログラムや
処理対象画像のデータを取込み、後に詳述するような白
黒2値化処理を行うとともに、処理データの格納や表示
画像の作成などのシステム全体の入出力制御や演算処理
を行う。前記表示装置2は、表示部と表示用メモリと前
記処理装置1とのインタフェイス回路となどを備えて構
成されており、コマンドや処理対象の画像などの前記処
理装置1で作成された表示画像を表示する。
5からのユーザ操作に応答して、画像処理プログラムや
処理対象画像のデータを取込み、後に詳述するような白
黒2値化処理を行うとともに、処理データの格納や表示
画像の作成などのシステム全体の入出力制御や演算処理
を行う。前記表示装置2は、表示部と表示用メモリと前
記処理装置1とのインタフェイス回路となどを備えて構
成されており、コマンドや処理対象の画像などの前記処
理装置1で作成された表示画像を表示する。
【0024】前記画像処理用メモリ3は、処理対象画像
の画像値データを記憶するとともに、画像処理演算のた
めのワークエリアとして使用される。前記主ストレージ
装置4は、処理対象画像や処理後の画像ならびに画像処
理プログラムなどを記憶、保存している。前記コマンド
入力装置5は、プログラムの実行、停止、処理対象画像
の指定、処理後の画像の保存先の指定等をユーザが入力
するために操作される。
の画像値データを記憶するとともに、画像処理演算のた
めのワークエリアとして使用される。前記主ストレージ
装置4は、処理対象画像や処理後の画像ならびに画像処
理プログラムなどを記憶、保存している。前記コマンド
入力装置5は、プログラムの実行、停止、処理対象画像
の指定、処理後の画像の保存先の指定等をユーザが入力
するために操作される。
【0025】前記プログラム記憶用メモリ6は、プログ
ラムの実行前に、前記主ストレージ装置4に保存されて
いる前記画像処理プログラムを読出し、実行するために
用いられる。前記外部インタフェイス回路7は、前記デ
ジタルスチルカメラ、イメージスキャナ、あるいはビデ
オキャブチャ回路等で取得された処理対象のカラー静止
画像のデータを取込み、また印刷装置に対する2値化処
理後の画像データの出力などのために用いられる。
ラムの実行前に、前記主ストレージ装置4に保存されて
いる前記画像処理プログラムを読出し、実行するために
用いられる。前記外部インタフェイス回路7は、前記デ
ジタルスチルカメラ、イメージスキャナ、あるいはビデ
オキャブチャ回路等で取得された処理対象のカラー静止
画像のデータを取込み、また印刷装置に対する2値化処
理後の画像データの出力などのために用いられる。
【0026】本発明に従う画像2値化方法は、概略的
に、2値化処理前に、処理対象画像の明るさの補正やコ
ントラストの補正を行い、さらに本来白い部分に色が付
いてしまっているような色調のずれを補正する。そし
て、画像を任意の微小エリアに分割し、各エリア毎に求
めた閾値によって2値化処理を行う。
に、2値化処理前に、処理対象画像の明るさの補正やコ
ントラストの補正を行い、さらに本来白い部分に色が付
いてしまっているような色調のずれを補正する。そし
て、画像を任意の微小エリアに分割し、各エリア毎に求
めた閾値によって2値化処理を行う。
【0027】前記外部インタフェイス回路7を介して取
込まれ、前記主ストレージ装置4に保存されている原画
像ファイルから、処理対象のカラー静止画像のファイル
が読出され、JPEGなどの予め指定されたフォーマッ
トの前記処理対象画像のデータは、伸長処理などによっ
て、各画素毎に、たとえばR,G,Bの各色当り8ビッ
トのビットマップ画像に展開されて、前記画像処理用メ
モリ3に記憶される。
込まれ、前記主ストレージ装置4に保存されている原画
像ファイルから、処理対象のカラー静止画像のファイル
が読出され、JPEGなどの予め指定されたフォーマッ
トの前記処理対象画像のデータは、伸長処理などによっ
て、各画素毎に、たとえばR,G,Bの各色当り8ビッ
トのビットマップ画像に展開されて、前記画像処理用メ
モリ3に記憶される。
【0028】そして、さらに2値化処理にあたって、そ
の画像がどのような被写体を撮影した画像であるか、ま
たどのような手法で画像補正を施したらよいかを予測す
るために、図2で示すように、画面全体を小エリアに分
割する(図2では、展開されたビットマップの縦、横を
各々5分割、すなわち画面全体を25の小エリアに分割
している)。すなわち、各小エリアの輝度、R,G,B
の平均値、IQ値または、B−Y、R−Y等の色差信号
等の画像属性を計算することによって、前記被写体の推
測や画像補正の手法を決定することができる。
の画像がどのような被写体を撮影した画像であるか、ま
たどのような手法で画像補正を施したらよいかを予測す
るために、図2で示すように、画面全体を小エリアに分
割する(図2では、展開されたビットマップの縦、横を
各々5分割、すなわち画面全体を25の小エリアに分割
している)。すなわち、各小エリアの輝度、R,G,B
の平均値、IQ値または、B−Y、R−Y等の色差信号
等の画像属性を計算することによって、前記被写体の推
測や画像補正の手法を決定することができる。
【0029】たとえば、図2で示すように、画面全体を
前記25の小エリアに分割し、さらに中央9エリアと周
囲16エリアとに区分する。前記中央9エリアとは、図
中のエリア番号6,7,8,11,12,13,16,
17,18で構成された矩形エリアのことであり、また
周囲16エリアとは、画面全体から、前記中央9エリア
の部分を除いたエリアのことである。
前記25の小エリアに分割し、さらに中央9エリアと周
囲16エリアとに区分する。前記中央9エリアとは、図
中のエリア番号6,7,8,11,12,13,16,
17,18で構成された矩形エリアのことであり、また
周囲16エリアとは、画面全体から、前記中央9エリア
の部分を除いたエリアのことである。
【0030】そして、まず前記中央9エリアの平均輝度
Ycを求める。中央9エリアの平均輝度Ycは、たとえ
ば画素のR,G,B成分をより人間の視感度特性に合わ
せて下式にて1画素ずつ求めた後に、それを前記中央9
エリアの全画素について積算し、画素数で除算すること
により求められる。
Ycを求める。中央9エリアの平均輝度Ycは、たとえ
ば画素のR,G,B成分をより人間の視感度特性に合わ
せて下式にて1画素ずつ求めた後に、それを前記中央9
エリアの全画素について積算し、画素数で除算すること
により求められる。
【0031】 Y=0.3R+0.59G+0.11B …(1) 次に、同様にして、周囲16エリアの平均輝度Yaを求
める。続いて、上記平均輝度YcとYaとを比較し、Y
cがYaよりも小さければ、画面中央にある被写体が逆
光にあると判断することができ、周囲より暗い中央部の
階調を優先的に以下の補正を行うようにする。これに対
して、YcがYaより大きいか等しい場合は、風景や人
物の集合写真といった画面全体を重視するべき画像と判
断することができ、画面全体の25エリアすべての画素
を対象に補正を行うようにする。このようにして、前記
被写体の推測や画像補正の手法を決定することができ
る。
める。続いて、上記平均輝度YcとYaとを比較し、Y
cがYaよりも小さければ、画面中央にある被写体が逆
光にあると判断することができ、周囲より暗い中央部の
階調を優先的に以下の補正を行うようにする。これに対
して、YcがYaより大きいか等しい場合は、風景や人
物の集合写真といった画面全体を重視するべき画像と判
断することができ、画面全体の25エリアすべての画素
を対象に補正を行うようにする。このようにして、前記
被写体の推測や画像補正の手法を決定することができ
る。
【0032】図3および図4は、前記濃度補正および色
調補正を説明するためのグラフである。補正にあたって
は、まず図3で示すように、R,G,Bの各成分の濃度
ヒストグラムならびにR,G,Bそれぞれの濃度ヒスト
グラム分布の最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよ
び最小値Rmin,Gmin,Bminが求められる。
すなわち、図3において、参照符β1は原画像から求め
られたR,G,Bのうち、任意の一色の濃度ヒストグラ
ムの一例であり、その分布範囲の最小値をminで、最
大値をmaxで示している。
調補正を説明するためのグラフである。補正にあたって
は、まず図3で示すように、R,G,Bの各成分の濃度
ヒストグラムならびにR,G,Bそれぞれの濃度ヒスト
グラム分布の最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよ
び最小値Rmin,Gmin,Bminが求められる。
すなわち、図3において、参照符β1は原画像から求め
られたR,G,Bのうち、任意の一色の濃度ヒストグラ
ムの一例であり、その分布範囲の最小値をminで、最
大値をmaxで示している。
【0033】次に、補正は、前記最小値minおよび最
大値maxを、8ビット、すなわち0〜255までの2
56階調の値域に伸張し、参照符β2に示すような分布
にすることによって実現される。すなわち前記伸張処理
によって、画像としては値域の最小値から最大値につい
てその色の画素が分布することになり、明るさが補正さ
れるとともに、特定の濃度値にだけ分布が集中してしま
うようなコントラストの不足を補正することができる。
大値maxを、8ビット、すなわち0〜255までの2
56階調の値域に伸張し、参照符β2に示すような分布
にすることによって実現される。すなわち前記伸張処理
によって、画像としては値域の最小値から最大値につい
てその色の画素が分布することになり、明るさが補正さ
れるとともに、特定の濃度値にだけ分布が集中してしま
うようなコントラストの不足を補正することができる。
【0034】また、図4(a)で示すように、原画に
R,G,Bの各濃度ヒストグラムの分布に違いがある場
合(図4(a)では、赤っぽい画像を例示している)
は、上記濃度ヒストグラムの伸張によって各色の値域が
等しくなるように変換されるので、図4(b)で示すよ
うに、同時に色調も補正される。上記伸張に用いる式
は、伸張前の濃度値をR,G,B、伸張後の濃度値を
R’,G’,B’とすると、たとえば下式で示すような
1次式によって求められる。また、濃度値RとR’と
は、図5にも示す。 R’={255/(Rmax−Rmin)}×(R−Rmin) …(2) G’={255/(Gmax−Gmin)}×(G−Gmin) …(3) B’={255/(Bmax−Bmin)}×(B−Bmin) …(4) このようにして、前記濃度補正および色調補正を同時に
行うことができ、処理速度を向上することができる。
R,G,Bの各濃度ヒストグラムの分布に違いがある場
合(図4(a)では、赤っぽい画像を例示している)
は、上記濃度ヒストグラムの伸張によって各色の値域が
等しくなるように変換されるので、図4(b)で示すよ
うに、同時に色調も補正される。上記伸張に用いる式
は、伸張前の濃度値をR,G,B、伸張後の濃度値を
R’,G’,B’とすると、たとえば下式で示すような
1次式によって求められる。また、濃度値RとR’と
は、図5にも示す。 R’={255/(Rmax−Rmin)}×(R−Rmin) …(2) G’={255/(Gmax−Gmin)}×(G−Gmin) …(3) B’={255/(Bmax−Bmin)}×(B−Bmin) …(4) このようにして、前記濃度補正および色調補正を同時に
行うことができ、処理速度を向上することができる。
【0035】しかしながら、前述の濃度ヒストグラムに
よる色補正効果が少ない画像の場合には、さらに白バラ
ンス補正を行う。まず、補正を行うべきか否かを判定す
るために、前記R,G,Bの各濃度ヒストグラムの最大
値Rmax,Gmax,Bmaxと、予め定める閾値Y
thとの大小を比較し、Rmax>Yth、Gmax>
Yth、Bmax>Ythの3条件が同時に成立する
と、前記濃度ヒストグラム伸張による色補正が難しい画
像であると判定し、白バランス補正を行うようにする。
すなわち、前記閾値Ythは、前記のようにR,G,B
各色毎に8ビット、すなわち0〜255の値域では、た
とえば245に選ばれ、前記3条件が同時に成立するよ
うな画像は、R,G,B総ての濃度ヒストグラムの最大
値がいずれも255に近い値で、たとえば原画像の中に
面積の大きいハイライト部分があるような画像であり、
前記濃度ヒストグラムによる色補正効果が少なくなって
しまうためである。
よる色補正効果が少ない画像の場合には、さらに白バラ
ンス補正を行う。まず、補正を行うべきか否かを判定す
るために、前記R,G,Bの各濃度ヒストグラムの最大
値Rmax,Gmax,Bmaxと、予め定める閾値Y
thとの大小を比較し、Rmax>Yth、Gmax>
Yth、Bmax>Ythの3条件が同時に成立する
と、前記濃度ヒストグラム伸張による色補正が難しい画
像であると判定し、白バランス補正を行うようにする。
すなわち、前記閾値Ythは、前記のようにR,G,B
各色毎に8ビット、すなわち0〜255の値域では、た
とえば245に選ばれ、前記3条件が同時に成立するよ
うな画像は、R,G,B総ての濃度ヒストグラムの最大
値がいずれも255に近い値で、たとえば原画像の中に
面積の大きいハイライト部分があるような画像であり、
前記濃度ヒストグラムによる色補正効果が少なくなって
しまうためである。
【0036】次に、前記白バランス補正は、画像の中で
本来白である画素を抽出し、その抽出した白画素のR,
G,Bの各濃度値をそれぞれ加算し、白画素の個数で除
算することによって求めた濃度平均値Wr,Wg,Wb
から、R,G,B各色毎に白画素を白くするための変換
係数Kr,Kg,Kbを求め、原画像の全画素のR,
G,Bの各濃度値にその変換係数Kr,Kg,Kbをそ
れぞれ乗算することで行われる。前記変換係数Kr,K
g,Kbは、原画像の平均輝度をWyとするとき、それ
ぞれ前記濃度平均値Wr,Wg,Wbに乗じた結果が相
互に等しくなり、さらに輝度を変化させないものとする
と、 Wr・Kr=Wg・Kg=Wb・Kb=Wy …(5) が成立することから求められ、 Kr=Wy/Wr …(6) Kg=Wy/Wg …(7) Kb=Wy/Wb …(8) である。
本来白である画素を抽出し、その抽出した白画素のR,
G,Bの各濃度値をそれぞれ加算し、白画素の個数で除
算することによって求めた濃度平均値Wr,Wg,Wb
から、R,G,B各色毎に白画素を白くするための変換
係数Kr,Kg,Kbを求め、原画像の全画素のR,
G,Bの各濃度値にその変換係数Kr,Kg,Kbをそ
れぞれ乗算することで行われる。前記変換係数Kr,K
g,Kbは、原画像の平均輝度をWyとするとき、それ
ぞれ前記濃度平均値Wr,Wg,Wbに乗じた結果が相
互に等しくなり、さらに輝度を変化させないものとする
と、 Wr・Kr=Wg・Kg=Wb・Kb=Wy …(5) が成立することから求められ、 Kr=Wy/Wr …(6) Kg=Wy/Wg …(7) Kb=Wy/Wb …(8) である。
【0037】また、前記白画素の抽出は、彩度がきわめ
て小さいという特長を利用し、各画素の色成分を式9,
10でそれぞれ示すI,Qの2つの値で表し、式11で
示すように、I,Q各々の絶対値がともに規定値Wth
より小さい場合、彩度がきわめて小さい画素、すなわち
白画素であるとして行うことができる。 I=0.599R−0.277G−0.322B …(9) Q=0.213R−0.525G−0.312B …(10) |I|<Wth AND |Q|<Wth …(11) この結果、本来白である画素のR値、B値、G値が等し
い値、すなわち白(正確にはグレー)に補正されるの
で、画像全体の色調を補正し、自然な色調とすることが
でき、色調補正できる対象画像を増やすことができる。
また、たとえば画像の色調が青に偏っている場合、前記
式1から、白画素の輝度値が低下してしまい、後述する
閾値の抽出精度が低下してしまうという不具合をなくす
ことができる。
て小さいという特長を利用し、各画素の色成分を式9,
10でそれぞれ示すI,Qの2つの値で表し、式11で
示すように、I,Q各々の絶対値がともに規定値Wth
より小さい場合、彩度がきわめて小さい画素、すなわち
白画素であるとして行うことができる。 I=0.599R−0.277G−0.322B …(9) Q=0.213R−0.525G−0.312B …(10) |I|<Wth AND |Q|<Wth …(11) この結果、本来白である画素のR値、B値、G値が等し
い値、すなわち白(正確にはグレー)に補正されるの
で、画像全体の色調を補正し、自然な色調とすることが
でき、色調補正できる対象画像を増やすことができる。
また、たとえば画像の色調が青に偏っている場合、前記
式1から、白画素の輝度値が低下してしまい、後述する
閾値の抽出精度が低下してしまうという不具合をなくす
ことができる。
【0038】以上のようにして原画像のコントラストお
よび色調の補正が行われると、補正後のデータを用い
て、各画素が閾値によって2値化される。まず、2値化
の閾値を求める前準備として、画面を微小エリアに分割
する。次に、その分割した各微小エリア毎に、高輝度画
素平均を基に2値化の閾値を決定する。続いて、その閾
値で各微小エリア内の全画素を2値化する。
よび色調の補正が行われると、補正後のデータを用い
て、各画素が閾値によって2値化される。まず、2値化
の閾値を求める前準備として、画面を微小エリアに分割
する。次に、その分割した各微小エリア毎に、高輝度画
素平均を基に2値化の閾値を決定する。続いて、その閾
値で各微小エリア内の全画素を2値化する。
【0039】前記微小エリアへの分割は、たとえば一般
にXGAサイズと呼ばれる図6(a)に示す1024×
768画素の画像を元画像とすると、64×48に分割
することで行われる。この場合、図6(b)に示す各微
小エリアa1,a2,…は、16×16画素で構成され
る正方形のエリアとなる。分割数は、本例では64×4
8としているが、画像サイズに応じて適宜変更されても
良い。
にXGAサイズと呼ばれる図6(a)に示す1024×
768画素の画像を元画像とすると、64×48に分割
することで行われる。この場合、図6(b)に示す各微
小エリアa1,a2,…は、16×16画素で構成され
る正方形のエリアとなる。分割数は、本例では64×4
8としているが、画像サイズに応じて適宜変更されても
良い。
【0040】2値化の閾値の決定は、前記の高輝度画素
平均に基づいており、まず画像の平均輝度Yaveを求
め、注目する微小エリア内の全画素について下式の条件
を満たす画素の輝度Ypを積算し、その合計値Ywを求
める。 Yp≧k×Yave …(12) 次に、前記式12の条件を満たす画素数mを求め、その
画素数mと任意に設けた個数の基準値M、たとえば10
とを比較し、m<10、すなわち16×16=256画
素中に、前記平均輝度Yaveの所定係数k倍(k>
1)以上の輝度Ypの画素が10個未満である場合に
は、その微小エリアほとんどが暗い黒ベタ部分で、2値
化した結果を0としてしまうのが望ましいエリアである
と判断し、そのエリアの閾値Bthを値域の中央値
(R,G,Bの各色毎に前記8ビットの分解能とする
と、128となる)とする。これに対して、m≧10で
ある場合には、その微小エリアは黒ベタ部分ではなく、
値域内で輝度が適度に分布していると判断し、前記平均
輝度Yaveを閾値Bthとする。
平均に基づいており、まず画像の平均輝度Yaveを求
め、注目する微小エリア内の全画素について下式の条件
を満たす画素の輝度Ypを積算し、その合計値Ywを求
める。 Yp≧k×Yave …(12) 次に、前記式12の条件を満たす画素数mを求め、その
画素数mと任意に設けた個数の基準値M、たとえば10
とを比較し、m<10、すなわち16×16=256画
素中に、前記平均輝度Yaveの所定係数k倍(k>
1)以上の輝度Ypの画素が10個未満である場合に
は、その微小エリアほとんどが暗い黒ベタ部分で、2値
化した結果を0としてしまうのが望ましいエリアである
と判断し、そのエリアの閾値Bthを値域の中央値
(R,G,Bの各色毎に前記8ビットの分解能とする
と、128となる)とする。これに対して、m≧10で
ある場合には、その微小エリアは黒ベタ部分ではなく、
値域内で輝度が適度に分布していると判断し、前記平均
輝度Yaveを閾値Bthとする。
【0041】これによって、たとえば新聞の写真や大見
出しをスキャニングしたようなデジタル画像の場合、こ
ういった黒ベタ部分は値域の中央値と比較して画素値が
低く、前記のように値域の中央値で2値化することによ
って、値0に変換することができる。一方、この場合に
前記平均輝度Yaveを閾値としてしまうと、該平均輝
度Yaveが低い値となり、黒部分がランダムに1また
は0に変換され、元画像の黒部分が正確に0として変換
されなくなってしまう。
出しをスキャニングしたようなデジタル画像の場合、こ
ういった黒ベタ部分は値域の中央値と比較して画素値が
低く、前記のように値域の中央値で2値化することによ
って、値0に変換することができる。一方、この場合に
前記平均輝度Yaveを閾値としてしまうと、該平均輝
度Yaveが低い値となり、黒部分がランダムに1また
は0に変換され、元画像の黒部分が正確に0として変換
されなくなってしまう。
【0042】そして、元画像中の全微小エリアについ
て、上記のようにして求めた閾値を仮の閾値とし、注目
微小エリアを含む近傍の微小エリアの仮の閾値との間で
補間を取ることによって、該注目微小エリアの新たな閾
値Baveを計算し、その新たな閾値Baveに予め定
める係数nを乗算することによって、実際の閾値Btを
求め、2値化処理を行う。
て、上記のようにして求めた閾値を仮の閾値とし、注目
微小エリアを含む近傍の微小エリアの仮の閾値との間で
補間を取ることによって、該注目微小エリアの新たな閾
値Baveを計算し、その新たな閾値Baveに予め定
める係数nを乗算することによって、実際の閾値Btを
求め、2値化処理を行う。
【0043】したがって、たとえば白黒の文書を撮影し
たデジタル画像で、部分的に何らかの陰が写り込んでお
り、隣接画素との間で、黒い文字の画素値は近似してい
るが、背景の白部分の画素値が大きく異なるような元画
像に部分的な陰影の変化があり、注目微小エリアと隣接
する微小エリアとの間で前記仮の閾値が大きく変化して
いるような場合にも、それを緩和することができる。
たデジタル画像で、部分的に何らかの陰が写り込んでお
り、隣接画素との間で、黒い文字の画素値は近似してい
るが、背景の白部分の画素値が大きく異なるような元画
像に部分的な陰影の変化があり、注目微小エリアと隣接
する微小エリアとの間で前記仮の閾値が大きく変化して
いるような場合にも、それを緩和することができる。
【0044】ただし、隣接する微小エリアとの間に、極
端な明暗の変化があり、たとえば注目微小エリアc3が
明部分にあり、任意の微小エリアc2,c4,b3また
はd3が暗部分にあるような場合、そのエリアの影響を
受けないようにするために、下式で示すように両者の閾
値に大きな差があると、そのエリアの閾値を前記補間演
算に使用しないようにする。 注目エリアの閾値−任意の隣接エリアの閾値>基準値 …(13) このようにして、2値化の閾値およびその閾値での2値
化処理を行うことができる。
端な明暗の変化があり、たとえば注目微小エリアc3が
明部分にあり、任意の微小エリアc2,c4,b3また
はd3が暗部分にあるような場合、そのエリアの影響を
受けないようにするために、下式で示すように両者の閾
値に大きな差があると、そのエリアの閾値を前記補間演
算に使用しないようにする。 注目エリアの閾値−任意の隣接エリアの閾値>基準値 …(13) このようにして、2値化の閾値およびその閾値での2値
化処理を行うことができる。
【0045】図7は、上述のような本発明の実施の一形
態の画像2値化方法を説明するためのフローチャートで
ある。前記外部インタフェイス回路7を介して取込ま
れ、前記主ストレージ装置4に保存されている原画像フ
ァイルから、ステップs1で、処理対象画像のファイル
が前記JPEGなどの予め指定されたフォーマットで読
込まれ、前記画像処理用メモリ3上にビットマップとし
て展開される。ステップs2では、前記被写体の推定や
補正手法の決定のために、たとえば前記図2で示すよう
に、展開されたビットマップの縦、横を各々5分割し、
画面全体が25の小エリアに分割される。
態の画像2値化方法を説明するためのフローチャートで
ある。前記外部インタフェイス回路7を介して取込ま
れ、前記主ストレージ装置4に保存されている原画像フ
ァイルから、ステップs1で、処理対象画像のファイル
が前記JPEGなどの予め指定されたフォーマットで読
込まれ、前記画像処理用メモリ3上にビットマップとし
て展開される。ステップs2では、前記被写体の推定や
補正手法の決定のために、たとえば前記図2で示すよう
に、展開されたビットマップの縦、横を各々5分割し、
画面全体が25の小エリアに分割される。
【0046】ステップs3では、前記中央9エリアにお
いて、1画素ずつの輝度Yが前記式1に従って求めら
れ、それを該中央9エリアの全画素について積算し、画
素数で除算することによって前記平均輝度Ycが求めら
れる。ステップs4では、同様にして周囲16エリアの
平均輝度Yaが求められる。
いて、1画素ずつの輝度Yが前記式1に従って求めら
れ、それを該中央9エリアの全画素について積算し、画
素数で除算することによって前記平均輝度Ycが求めら
れる。ステップs4では、同様にして周囲16エリアの
平均輝度Yaが求められる。
【0047】ステップs5では、上記平均輝度YcとY
aとが比較され、YcがYaよりも小さければ、画面中
央にある被写体が逆光にあると判断して、ステップs6
で周囲より暗い中央部の階調を優先的に補正するため、
前記濃度ヒストグラムの計算や白ピクセルの抽出を中央
9エリアの画素を対象に設定し、逆にYcがYaより大
きいか等しい場合は、風景や人物の集合写真といった画
面全体を重視するべき画像と判断し、ステップs7にお
いて、画面全体の25エリアすべての画素を対象に設定
する。ステップs8では、前記ステップs6またはs7
で決定された注目エリアについて、R,G,Bの各成分
の濃度ヒストグラムならびに前記最大値Rmax,Gm
ax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmin,Bm
inが求められる。ステップs9,s10,s11で
は、前記ステップs8で求めたR,G,Bそれぞれの濃
度ヒストグラムを前記式2,3,4に従って伸張して、
コントラスト補正および色調補正が行われる。
aとが比較され、YcがYaよりも小さければ、画面中
央にある被写体が逆光にあると判断して、ステップs6
で周囲より暗い中央部の階調を優先的に補正するため、
前記濃度ヒストグラムの計算や白ピクセルの抽出を中央
9エリアの画素を対象に設定し、逆にYcがYaより大
きいか等しい場合は、風景や人物の集合写真といった画
面全体を重視するべき画像と判断し、ステップs7にお
いて、画面全体の25エリアすべての画素を対象に設定
する。ステップs8では、前記ステップs6またはs7
で決定された注目エリアについて、R,G,Bの各成分
の濃度ヒストグラムならびに前記最大値Rmax,Gm
ax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmin,Bm
inが求められる。ステップs9,s10,s11で
は、前記ステップs8で求めたR,G,Bそれぞれの濃
度ヒストグラムを前記式2,3,4に従って伸張して、
コントラスト補正および色調補正が行われる。
【0048】ステップs12では、前述したR,G,B
の各濃度ヒストグラムの最大値Rmax,Gmax,B
maxと、閾値Ythとの大小が判定され、Rmax>
Yth、Gmax>Yth、Bmax>Ythの3条件
が同時に成立すれぱ、前記ステップs9〜s11による
濃度ヒストグラム伸張による色補正が難しい画像である
と判定し、以下のステップs13〜s15による第2の
色補正ステップを処理に追加する。
の各濃度ヒストグラムの最大値Rmax,Gmax,B
maxと、閾値Ythとの大小が判定され、Rmax>
Yth、Gmax>Yth、Bmax>Ythの3条件
が同時に成立すれぱ、前記ステップs9〜s11による
濃度ヒストグラム伸張による色補正が難しい画像である
と判定し、以下のステップs13〜s15による第2の
色補正ステップを処理に追加する。
【0049】ステップs13では、前記式9〜11か
ら、画像の中で本来白である画素の抽出が行われ、さら
に抽出された白画素のR,G,Bの各濃度値がそれぞれ
加算され、白画素の個数で除算することによって、白画
素のR,G,B各色毎の濃度平均値Wr,Wg,Wbが
求められる。ステップs14では、前記濃度平均値W
r,Wg,Wbから、前記式6,7,8によって、R,
G,B各色毎に白画素を白くするための変換係数Kr,
Kg,Kbが求められる。ステップs15では、原画像
の全画素のR,G,Bの各濃度値に式6,7,8の変換
係数Kr,Kg,Kbがそれぞれ乗算される。こうし
て、本来白である画素のR値、G値、B値が等しい値に
補正されるため、画像全体の色調が補正され、自然な色
調となる。
ら、画像の中で本来白である画素の抽出が行われ、さら
に抽出された白画素のR,G,Bの各濃度値がそれぞれ
加算され、白画素の個数で除算することによって、白画
素のR,G,B各色毎の濃度平均値Wr,Wg,Wbが
求められる。ステップs14では、前記濃度平均値W
r,Wg,Wbから、前記式6,7,8によって、R,
G,B各色毎に白画素を白くするための変換係数Kr,
Kg,Kbが求められる。ステップs15では、原画像
の全画素のR,G,Bの各濃度値に式6,7,8の変換
係数Kr,Kg,Kbがそれぞれ乗算される。こうし
て、本来白である画素のR値、G値、B値が等しい値に
補正されるため、画像全体の色調が補正され、自然な色
調となる。
【0050】以上のステップs2〜s15の処理によっ
て、良好な2値化画像を得るために、原画像のコントラ
ストおよび色調の補正が行われと、ステップs16で
は、2値化の閾値を求める前準備として、画像が64×
48画像の微小エリアに分割される。ステップs17で
は、前記s16で分割された各微小エリア毎に、高輝度
画素平均を基に2値化の閾値が決定され、その閾値で各
微少エリア内の全画素が2値化される。2値化された画
像は、ステップs18において、指定された画像形式で
保存され、2値化画像ファイルが作成される。
て、良好な2値化画像を得るために、原画像のコントラ
ストおよび色調の補正が行われと、ステップs16で
は、2値化の閾値を求める前準備として、画像が64×
48画像の微小エリアに分割される。ステップs17で
は、前記s16で分割された各微小エリア毎に、高輝度
画素平均を基に2値化の閾値が決定され、その閾値で各
微少エリア内の全画素が2値化される。2値化された画
像は、ステップs18において、指定された画像形式で
保存され、2値化画像ファイルが作成される。
【0051】図8は、前記ステップs17における2値
化処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップs21では、画像の平均輝度Yaveが求めら
れる。ステップs22では、注目微小エリア内の全画素
について前記式12の条件を満たす画素の輝度Ypを積
算し、その合計値Ywが求められる。ステップs23で
は、前記式12の条件を満たす画素数mが求められる。
化処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップs21では、画像の平均輝度Yaveが求めら
れる。ステップs22では、注目微小エリア内の全画素
について前記式12の条件を満たす画素の輝度Ypを積
算し、その合計値Ywが求められる。ステップs23で
は、前記式12の条件を満たす画素数mが求められる。
【0052】ステップs24で、前記画素数m基準値M
とが比較され、m<Mである場合には、その微小エリア
ほとんどが暗い黒ベタ部分で、2値化した結果を0とし
てしまうのが望ましいエリアであると判断し、ステップ
s25で、そのエリアの閾値Bthを値域の中央値と
し、m≧10である場合には、その微小エリアは黒ベタ
部分ではなく、値域内で輝度が適度に分布していると判
断し、ステップs26で、前記平均輝度Yaveを閾値
Bthとする。ステップs25,s26からはステップ
s27に移り、上記説明ではステップs22〜s26の
処理が画像内の1微小エリアについて説明しているが、
画像内の全微小エリアについて実行されたか否かが判断
され、そうでないときには前記ステップs22に戻り、
そうであるときには画像中の全微小エリアについて仮の
閾値が求まっているので、ステップs28に移る。
とが比較され、m<Mである場合には、その微小エリア
ほとんどが暗い黒ベタ部分で、2値化した結果を0とし
てしまうのが望ましいエリアであると判断し、ステップ
s25で、そのエリアの閾値Bthを値域の中央値と
し、m≧10である場合には、その微小エリアは黒ベタ
部分ではなく、値域内で輝度が適度に分布していると判
断し、ステップs26で、前記平均輝度Yaveを閾値
Bthとする。ステップs25,s26からはステップ
s27に移り、上記説明ではステップs22〜s26の
処理が画像内の1微小エリアについて説明しているが、
画像内の全微小エリアについて実行されたか否かが判断
され、そうでないときには前記ステップs22に戻り、
そうであるときには画像中の全微小エリアについて仮の
閾値が求まっているので、ステップs28に移る。
【0053】ステップs28では、元画像に部分的な陰
影の変化があり、注目微小エリアと隣接する微小エリア
とで前記s22からs28までのステップで求めた仮の
2値化の閾値Bthが大きく変化することを緩和するた
め、前記式13に該当するエリアを除き、注目微小エリ
アを中心とする近傍の3×3の微小エリアの仮の閾値B
th間で補間を取り、新たな仮の閾値Baveが求めら
れる。
影の変化があり、注目微小エリアと隣接する微小エリア
とで前記s22からs28までのステップで求めた仮の
2値化の閾値Bthが大きく変化することを緩和するた
め、前記式13に該当するエリアを除き、注目微小エリ
アを中心とする近傍の3×3の微小エリアの仮の閾値B
th間で補間を取り、新たな仮の閾値Baveが求めら
れる。
【0054】ステップs29からステップs31では、
ステップs28で求めた補間後の仮の閾値Baveに係
数nを乗算し、実際の2値化のための閾値Btを求め、
その閾値Btを用いて微小エリア内の全画素が2値化処
理される。或る微小エリア、たとえば前記c3内の全画
素について2値化処理が終了すると、次は注目微小エリ
アがd3となり、補間対象となる隣接微小エリアも1セ
クションだけシフトする。こうしてステップs32に
て、全微小エリアについて2値化処理が完了するまでス
テップs28に戻り、完了すると前記ステップs18に
戻る。
ステップs28で求めた補間後の仮の閾値Baveに係
数nを乗算し、実際の2値化のための閾値Btを求め、
その閾値Btを用いて微小エリア内の全画素が2値化処
理される。或る微小エリア、たとえば前記c3内の全画
素について2値化処理が終了すると、次は注目微小エリ
アがd3となり、補間対象となる隣接微小エリアも1セ
クションだけシフトする。こうしてステップs32に
て、全微小エリアについて2値化処理が完了するまでス
テップs28に戻り、完了すると前記ステップs18に
戻る。
【0055】図9および図10は、2値化処理結果を示
す図である。図9(a)および図10(a)は、ともに
元画像であり、図9(a)は名刺画像、図10(a)は
風景画像である。図9(a)では背景に階調がついてお
り、図10(a)では空に階調がついている。図9
(b)および図10(b)は、ともに従来技術による2
値化処理結果を示すものであり、図9(c)および図1
0(c)は、ともに本発明による2値化処理結果を示す
ものである。
す図である。図9(a)および図10(a)は、ともに
元画像であり、図9(a)は名刺画像、図10(a)は
風景画像である。図9(a)では背景に階調がついてお
り、図10(a)では空に階調がついている。図9
(b)および図10(b)は、ともに従来技術による2
値化処理結果を示すものであり、図9(c)および図1
0(c)は、ともに本発明による2値化処理結果を示す
ものである。
【0056】図9(b)では、背景部分と、文字の回り
にノイズが乗っており、文字認識等の入力画像としては
不適切である。また、図10(b)では、空の階調がそ
のままノイズのドットパターンとなって表現されてしま
っている。これに対して、図9(c)では、背景や文字
の周囲にノイズが少ないことが理解される。また、図1
0(c)では、空の部分がほぼ全域にわたり1に振り分
けられており、コントラストの高い2値画像となってい
ることが理解される。
にノイズが乗っており、文字認識等の入力画像としては
不適切である。また、図10(b)では、空の階調がそ
のままノイズのドットパターンとなって表現されてしま
っている。これに対して、図9(c)では、背景や文字
の周囲にノイズが少ないことが理解される。また、図1
0(c)では、空の部分がほぼ全域にわたり1に振り分
けられており、コントラストの高い2値画像となってい
ることが理解される。
【0057】このようにして、2値化対象画像の低コン
トラスト部分の判読性を向上することができるととも
に、ノイズを低減することができる。
トラスト部分の判読性を向上することができるととも
に、ノイズを低減することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の画像2値化方法は、以上のよう
に、処理対象となるアナログまたは複数階調のデジタル
画像を予め定める閾値でレベル弁別することによって2
値化処理を行うようにした画像2値化方法において、2
値化処理前に、前記処理対象画像のR,G,Bの各成分
の濃度ヒストグラムならびにR,G,Bそれぞれの濃度
ヒストグラム分布の最大値Rmax,Gmax,Bma
xおよび最小値Rmin,Gmin,Bminを求め、
前記最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよび最小値
Rmin,Gmin,Bminがデータ値域の両端の値
となるように濃度ヒストグラム分布を伸張することによ
って、明るさの補正、コントラスト不足の補正および色
調補正を行う。
に、処理対象となるアナログまたは複数階調のデジタル
画像を予め定める閾値でレベル弁別することによって2
値化処理を行うようにした画像2値化方法において、2
値化処理前に、前記処理対象画像のR,G,Bの各成分
の濃度ヒストグラムならびにR,G,Bそれぞれの濃度
ヒストグラム分布の最大値Rmax,Gmax,Bma
xおよび最小値Rmin,Gmin,Bminを求め、
前記最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよび最小値
Rmin,Gmin,Bminがデータ値域の両端の値
となるように濃度ヒストグラム分布を伸張することによ
って、明るさの補正、コントラスト不足の補正および色
調補正を行う。
【0059】それゆえ、明るさおよびコントラスト不足
の補正によって2値化処理のの精度を向上することがで
きる。また、R,G,Bの各濃度ヒストグラムの分布に
違いがあり、本来白い部分に色が付いてしまっているよ
うな色調のずれも同時に補正することができる。さらに
また、前記色調補正を採用することによって、色調が偏
っていると前記白部分で輝度が大きく変化し、閾値が適
切に抽出されなくなってしまうような不具合を防止する
ことができ、内容判別に適した良好な2値画像を得るこ
とができる。また、コントラストと色調とを同時に補正
することができ、処理速度の向上を図ることができる。
の補正によって2値化処理のの精度を向上することがで
きる。また、R,G,Bの各濃度ヒストグラムの分布に
違いがあり、本来白い部分に色が付いてしまっているよ
うな色調のずれも同時に補正することができる。さらに
また、前記色調補正を採用することによって、色調が偏
っていると前記白部分で輝度が大きく変化し、閾値が適
切に抽出されなくなってしまうような不具合を防止する
ことができ、内容判別に適した良好な2値画像を得るこ
とができる。また、コントラストと色調とを同時に補正
することができ、処理速度の向上を図ることができる。
【0060】また、本発明の画像2値化方法は、以上の
ように、前記伸張処理を、R,G,B各色毎の1次式に
よって行う。
ように、前記伸張処理を、R,G,B各色毎の1次式に
よって行う。
【0061】それゆえ、簡易な処理で伸長することがで
きるとともに、R,G,Bそれぞれについて濃度ヒスト
グラム分布を伸張するので、単色の色調補正では補正不
可能であった画像についても、高コントラストな変換画
像を得ることができる。
きるとともに、R,G,Bそれぞれについて濃度ヒスト
グラム分布を伸張するので、単色の色調補正では補正不
可能であった画像についても、高コントラストな変換画
像を得ることができる。
【0062】さらにまた、本発明の画像2値化方法は、
以上のように、画像の中から白い画素と考えられる画素
を白画素として抽出し、抽出した白画素のR,G,Bの
各濃度値の平均値Wr,Wg,Wbを求め、その平均値
Wr,Wg,Wbが相互に等しくなるような変換係数K
r,Kg,Kbを求め、原画像の全画素のR,G,Bの
各濃度値にその変換係数Kr,Kg,Kbをそれぞれ乗
算することで、さらに白バランス補正を行う。
以上のように、画像の中から白い画素と考えられる画素
を白画素として抽出し、抽出した白画素のR,G,Bの
各濃度値の平均値Wr,Wg,Wbを求め、その平均値
Wr,Wg,Wbが相互に等しくなるような変換係数K
r,Kg,Kbを求め、原画像の全画素のR,G,Bの
各濃度値にその変換係数Kr,Kg,Kbをそれぞれ乗
算することで、さらに白バランス補正を行う。
【0063】それゆえ、本来白い部分に付いた色に画像
全体の色調が偏ってしまい、請求項1の濃度ヒストグラ
ムによる色補正効果が少ない画像の場合にも、画像全体
の色調を補正し、自然な色調とした後に2値化処理を行
うことが可能になり、色調補正できる対象画像を増やす
ことができる。
全体の色調が偏ってしまい、請求項1の濃度ヒストグラ
ムによる色補正効果が少ない画像の場合にも、画像全体
の色調を補正し、自然な色調とした後に2値化処理を行
うことが可能になり、色調補正できる対象画像を増やす
ことができる。
【0064】また、本発明の画像2値化方法は、以上の
ように、前記最大値Rmax,Gmax,Bmaxの総
てが予め定める閾値Ythより大きい場合に、前記請求
項1による濃度ヒストグラム伸張による色補正が難しい
画像であると判定し、前記請求項3の白バランス補正を
行う。
ように、前記最大値Rmax,Gmax,Bmaxの総
てが予め定める閾値Ythより大きい場合に、前記請求
項1による濃度ヒストグラム伸張による色補正が難しい
画像であると判定し、前記請求項3の白バランス補正を
行う。
【0065】それゆえ、前記原画像の中に面積の大きい
ハイライト部分がある前記請求項1による濃度ヒストグ
ラム伸張による色調補正が難しい画像を判定することが
でき、前記請求項3の白バランス補正を適切に行うこと
ができる。
ハイライト部分がある前記請求項1による濃度ヒストグ
ラム伸張による色調補正が難しい画像を判定することが
でき、前記請求項3の白バランス補正を適切に行うこと
ができる。
【0066】さらにまた、本発明の画像2値化方法は、
以上のように、画像の全エリアを微小エリアに分割し、
その微小エリアについて、輝度が一定値Yp以上となる
画素の輝度値の平均値Yaveから2値化の閾値Bth
を計算し、前記一定値Yp以上となる画素数mが任意の
基準値M未満である場合にはその微小エリアほとんどが
暗い黒ベタ部分と判断して任意の固定の閾値を使用し、
前記基準値M以上である場合にはその微小エリアは前記
黒ベタ部分ではなく、値域内で輝度が適度に分布してい
ると判断し、前記閾値Bthを使用する。
以上のように、画像の全エリアを微小エリアに分割し、
その微小エリアについて、輝度が一定値Yp以上となる
画素の輝度値の平均値Yaveから2値化の閾値Bth
を計算し、前記一定値Yp以上となる画素数mが任意の
基準値M未満である場合にはその微小エリアほとんどが
暗い黒ベタ部分と判断して任意の固定の閾値を使用し、
前記基準値M以上である場合にはその微小エリアは前記
黒ベタ部分ではなく、値域内で輝度が適度に分布してい
ると判断し、前記閾値Bthを使用する。
【0067】それゆえ、自然画の場合は空、文字の場合
は背景といった、画素値が1になるのが望ましい前記一
定値Yp以上となる画素のみの輝度情報を抽出し、2値
化の閾値Bthを決定するので、暗い背景がランダムに
1または0に2値化されるようなノイズが生じるような
ことはなく、文字認識の前処理としても有効である。
は背景といった、画素値が1になるのが望ましい前記一
定値Yp以上となる画素のみの輝度情報を抽出し、2値
化の閾値Bthを決定するので、暗い背景がランダムに
1または0に2値化されるようなノイズが生じるような
ことはなく、文字認識の前処理としても有効である。
【0068】また、本発明の画像2値化方法は、以上の
ように、任意の1個の微小エリアを注目微小エリアとし
たとき、該注目微小エリアを含む近傍数エリアの閾値と
の間で補間を取ることによって、前記注目微小エリアの
新たな閾値Baveとして算出する。
ように、任意の1個の微小エリアを注目微小エリアとし
たとき、該注目微小エリアを含む近傍数エリアの閾値と
の間で補間を取ることによって、前記注目微小エリアの
新たな閾値Baveとして算出する。
【0069】それゆえ、隣接微小エリア間で2値化の閾
値Bthが大きく異なるのを緩和できるため、良好な2
値化画像を得ることが可能である。
値Bthが大きく異なるのを緩和できるため、良好な2
値化画像を得ることが可能である。
【図1】本発明に係わる画像2値化方法が適用される画
像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】2値化処理にあたっての画像中の注目エリアを
説明するための図である。
説明するための図である。
【図3】濃度補正を実現する濃度ヒストグラムの伸張処
理を説明するためのグラフである。
理を説明するためのグラフである。
【図4】色調補正を説明するための濃度ヒストグラムで
ある。
ある。
【図5】前記濃度ヒストグラム伸長に用いる変換式を説
明するためのグラフである。
明するためのグラフである。
【図6】2値化処理を行う画像の微小エリアへの分割を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図7】本発明の実施の一形態の画像2値化方法を説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
【図8】前記図7における2値化処理の詳細を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
【図9】2値化処理結果の一例を示す図である。
【図10】2値化処理結果の他の例を示す図である。
【図11】従来の2値化閾値の求め方を説明するための
濃度ヒストグラムである。
濃度ヒストグラムである。
1 処理装置 2 表示装置 3 画像処理用メモリ 4 主ストレージ装置 5 コマンド入力装置 6 プログラム記憶用メモリ 7 外部インタフェイス回路
Claims (6)
- 【請求項1】処理対象となるアナログまたは複数階調の
デジタル画像を予め定める閾値でレベル弁別することに
よって2値化処理を行うようにした画像2値化方法にお
いて、 前記処理対象のアナログまたは複数階調のデジタル画像
のR,G,Bの各成分の濃度ヒストグラムならびにR,
G,Bそれぞれの濃度ヒストグラム分布の最大値Rma
x,Gmax,Bmaxおよび最小値Rmin,Gmi
n,Bminを求め、 前記最大値Rmax,Gmax,Bmaxおよび最小値
Rmin,Gmin,Bminがデータ値域の両端の値
となるように濃度ヒストグラム分布を伸張することによ
って、明るさの補正、コントラスト不足の補正および色
調補正を行うことを特徴とする画像2値化方法。 - 【請求項2】前記伸張処理を、伸張前の濃度値をR,
G,B、伸張後の濃度値をR’,G’,B’、前記デー
タ値域の最小値を0、最大値をMAXとすると、 R’={MAX/(Rmax−Rmin)}×(R−R
min) G’={MAX/(Gmax−Gmin)}×(G−G
min) B’={MAX/(Bmax−Bmin)}×(B−B
min) の1次式によって行うことを特徴とする請求項1記載の
画像2値化方法。 - 【請求項3】画像の中から白い画素と考えられる画素を
白画素として抽出し、 抽出した白画素のR,G,Bの各濃度値の平均値Wr,
Wg,Wbを求め、 その平均値Wr,Wg,Wbが相互に等しくなるような
変換係数Kr,Kg,Kbを求め、 原画像の全画素のR,G,Bの各濃度値にその変換係数
Kr,Kg,Kbをそれぞれ乗算することで、さらに白
バランス補正を行うことを特徴とする請求項1または2
記載の画像2値化方法。 - 【請求項4】前記最大値Rmax,Gmax,Bmax
と、予め定める閾値Ythとの大小を比較し、Rmax
>Yth、Gmax>Yth、Bmax>Ythの3条
件が同時に成立すると、前記請求項1による濃度ヒスト
グラム伸張による色補正が難しい画像であると判定し、
前記請求項3の白バランス補正を行うことを特徴とする
請求項3記載の画像2値化方法。 - 【請求項5】画像の全エリアを微小エリアに分割し、 前記微小エリアについて、輝度が一定値Yp以上となる
画素の輝度値の平均値Yaveから2値化の閾値Bth
を計算し、 前記一定値Yp以上となる画素数mと任意に設けた個数
の基準値Mとが、m<Mである場合には任意の固定の閾
値を使用し、前記m<Mでない場合には前記閾値Bth
を使用することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
載の画像2値化方法。 - 【請求項6】任意の1個の微小エリアを注目微小エリア
としたとき、該注目微小エリアを含む近傍数エリアの閾
値との間で補間を取ることによって、前記注目微小エリ
アの新たな閾値Baveとして算出することを特徴とす
る請求項1〜5の何れかに記載の画像2値化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212767A JP2001045303A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 画像2値化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212767A JP2001045303A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 画像2値化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001045303A true JP2001045303A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16628071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212767A Pending JP2001045303A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 画像2値化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001045303A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7027177B2 (en) * | 1998-11-09 | 2006-04-11 | Silverbrook Research Pty Ltd | Digital printing system |
KR100769728B1 (ko) | 2006-08-09 | 2007-10-23 | 삼성전기주식회사 | 히스토그램을 이용한 콘트레스트 향상 장치 및 방법 |
US7330600B2 (en) | 2002-09-05 | 2008-02-12 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing device estimating black character color and ground color according to character-area pixels classified into two classes |
US7916943B2 (en) | 2006-06-02 | 2011-03-29 | Seiko Epson Corporation | Image determining apparatus, image determining method, image enhancement apparatus, and image enhancement method |
US7916942B1 (en) | 2006-06-02 | 2011-03-29 | Seiko Epson Corporation | Image determining apparatus, image enhancement apparatus, backlight image enhancement apparatus, and backlight image enhancement method |
US8014602B2 (en) | 2006-03-29 | 2011-09-06 | Seiko Epson Corporation | Backlight image determining apparatus, backlight image determining method, backlight image correction apparatus, and backlight image correction method |
US8040569B2 (en) | 2006-07-07 | 2011-10-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and method for contrast processing and intermediate color removal |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11212767A patent/JP2001045303A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7027177B2 (en) * | 1998-11-09 | 2006-04-11 | Silverbrook Research Pty Ltd | Digital printing system |
US7196820B2 (en) | 1998-11-09 | 2007-03-27 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printer controller for a pagewidth printhead |
US7382488B2 (en) | 1998-11-09 | 2008-06-03 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printer configured to count printed drops |
US7835029B2 (en) | 1998-11-09 | 2010-11-16 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printer controller for a printer printing according to print quality information supplied by a print cartridge |
US7330600B2 (en) | 2002-09-05 | 2008-02-12 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing device estimating black character color and ground color according to character-area pixels classified into two classes |
US8014602B2 (en) | 2006-03-29 | 2011-09-06 | Seiko Epson Corporation | Backlight image determining apparatus, backlight image determining method, backlight image correction apparatus, and backlight image correction method |
US7916943B2 (en) | 2006-06-02 | 2011-03-29 | Seiko Epson Corporation | Image determining apparatus, image determining method, image enhancement apparatus, and image enhancement method |
US7916942B1 (en) | 2006-06-02 | 2011-03-29 | Seiko Epson Corporation | Image determining apparatus, image enhancement apparatus, backlight image enhancement apparatus, and backlight image enhancement method |
US8040569B2 (en) | 2006-07-07 | 2011-10-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and method for contrast processing and intermediate color removal |
KR100769728B1 (ko) | 2006-08-09 | 2007-10-23 | 삼성전기주식회사 | 히스토그램을 이용한 콘트레스트 향상 장치 및 방법 |
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