JP2001038925A - インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法 - Google Patents
インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法Info
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- JP2001038925A JP2001038925A JP11218947A JP21894799A JP2001038925A JP 2001038925 A JP2001038925 A JP 2001038925A JP 11218947 A JP11218947 A JP 11218947A JP 21894799 A JP21894799 A JP 21894799A JP 2001038925 A JP2001038925 A JP 2001038925A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッドの充分な機能回復を図ることがで
きるインクジェット式記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッド15の上流側のインク流路に
配置されたバルブ手段が閉弁された状態で、キャッピン
グ手段9に形成されたそれぞれの吸引口9e,9fに接
続された各吸引ポンプ10A,10Bが択一的に吸引駆
動されように制御される。これにより、記録ヘッドにお
けるノズル開口部分に目詰まりを発生している当該ノズ
ル開口部分の固化物に対して異方向から負圧が択一的に
作用し、前記固化物は揺動作用を受けることでノズル開
口より剥離し易い状態とされる。そして、各ポンプ10
A,10Bからの負圧が蓄積された状態において、前記
バルブ手段が開弁されるため、インク流路に瞬間的に早
い流れを発生させることができ、これにより記録ヘッド
の充分な機能回復を図ることができる。
きるインクジェット式記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッド15の上流側のインク流路に
配置されたバルブ手段が閉弁された状態で、キャッピン
グ手段9に形成されたそれぞれの吸引口9e,9fに接
続された各吸引ポンプ10A,10Bが択一的に吸引駆
動されように制御される。これにより、記録ヘッドにお
けるノズル開口部分に目詰まりを発生している当該ノズ
ル開口部分の固化物に対して異方向から負圧が択一的に
作用し、前記固化物は揺動作用を受けることでノズル開
口より剥離し易い状態とされる。そして、各ポンプ10
A,10Bからの負圧が蓄積された状態において、前記
バルブ手段が開弁されるため、インク流路に瞬間的に早
い流れを発生させることができ、これにより記録ヘッド
の充分な機能回復を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク貯留部から
のインクを受けて印刷データに基づいてノズル開口から
インク滴を吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット
式記録装置に関し、特にインク貯留部から記録ヘッドに
至るインク流路における増粘したインクの排出および気
泡の排出が促進されるようにしたクリーニング制御技術
に関する。
のインクを受けて印刷データに基づいてノズル開口から
インク滴を吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット
式記録装置に関し、特にインク貯留部から記録ヘッドに
至るインク流路における増粘したインクの排出および気
泡の排出が促進されるようにしたクリーニング制御技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、一般にキャリッジ上に搭載されて記録用
紙の幅方向に移動するインクジェット式記録ヘッドと、
記録用紙を記録ヘッドの走査方向と直交する方向に移動
させる紙送り手段が備えられ、印刷データに対応して記
録ヘッドより記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。このようなインクジェット
式記録装置は、一般にキャリッジ上に搭載されて記録用
紙の幅方向に移動するインクジェット式記録ヘッドと、
記録用紙を記録ヘッドの走査方向と直交する方向に移動
させる紙送り手段が備えられ、印刷データに対応して記
録ヘッドより記録用紙に対してインク滴を吐出させるこ
とで記録が行われる。
【0003】そしてキャリッジ上に、例えばブラック、
イエロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出が可能な
記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印
刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることによ
り、フルカラー印刷を可能としている。このようなイン
クジェット式記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したイン
クをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させて印
刷を行う関係上、ノズル開口からの溶媒の蒸発に起因す
るインク粘度の上昇や、インクの固化により、また塵埃
の付着、さらには気泡の混入などにより、印刷不良を起
こすという問題を抱えている。
イエロー、シアン、マゼンタの各インクの吐出が可能な
記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印
刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることによ
り、フルカラー印刷を可能としている。このようなイン
クジェット式記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したイン
クをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させて印
刷を行う関係上、ノズル開口からの溶媒の蒸発に起因す
るインク粘度の上昇や、インクの固化により、また塵埃
の付着、さらには気泡の混入などにより、印刷不良を起
こすという問題を抱えている。
【0004】このために、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段と、必要に応じてノズル形成面を清
掃するワイピング部材が備えられている。このキャッピ
ング手段は、前記したノズル開口のインクの乾燥を防止
する蓋として機能するだけでなく、ノズル開口に目詰ま
りが生じた場合には、キャッピング手段によりノズル形
成面を封止し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開
口からインクを吸引排出させてノズル開口の目詰まり
や、インク流路内への気泡混入によるインク吐出不良を
解消する機能をも備えている。
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段と、必要に応じてノズル形成面を清
掃するワイピング部材が備えられている。このキャッピ
ング手段は、前記したノズル開口のインクの乾燥を防止
する蓋として機能するだけでなく、ノズル開口に目詰ま
りが生じた場合には、キャッピング手段によりノズル形
成面を封止し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開
口からインクを吸引排出させてノズル開口の目詰まり
や、インク流路内への気泡混入によるインク吐出不良を
解消する機能をも備えている。
【0005】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡混入を解消させるために行うインクの強制的な吸
引排出処理は、クリーニング操作と呼ばれており、例え
ば記録装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、
ユーザが印刷状態の不良を認識してクリーニングスイッ
チを操作した場合などに実行され、記録ヘッドからイン
クを吸引排出させた後に、ゴムなどの弾性板からなるワ
イピング部材により、記録ヘッドのノズル形成面を払拭
する操作が伴われる。
の気泡混入を解消させるために行うインクの強制的な吸
引排出処理は、クリーニング操作と呼ばれており、例え
ば記録装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、
ユーザが印刷状態の不良を認識してクリーニングスイッ
チを操作した場合などに実行され、記録ヘッドからイン
クを吸引排出させた後に、ゴムなどの弾性板からなるワ
イピング部材により、記録ヘッドのノズル形成面を払拭
する操作が伴われる。
【0006】また、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆
動信号を印加してインク滴を吐出させる機能も備えてお
り、これはフラッシング操作と呼ばれており、これはク
リーニング操作時にワイピング部材による払拭操作でヘ
ッドのノズル開口近傍に生じた不揃いのメニスカスを回
復させたり、またクリーニング操作時にキャッピング手
段に排出されたインクをノズル開口において若干吸引す
ることによる混色の発生を解消させたり、さらには印刷
中にインク滴の吐出が少ないノズル開口において、イン
クの増粘による目詰まりを防止する目的で一定周期ごと
に実行させる操作である。
動信号を印加してインク滴を吐出させる機能も備えてお
り、これはフラッシング操作と呼ばれており、これはク
リーニング操作時にワイピング部材による払拭操作でヘ
ッドのノズル開口近傍に生じた不揃いのメニスカスを回
復させたり、またクリーニング操作時にキャッピング手
段に排出されたインクをノズル開口において若干吸引す
ることによる混色の発生を解消させたり、さらには印刷
中にインク滴の吐出が少ないノズル開口において、イン
クの増粘による目詰まりを防止する目的で一定周期ごと
に実行させる操作である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したク
リーニング操作を実行する場合においては、インク貯留
部としての例えばインクカートリッジから記録ヘッドの
ノズル開口に至るインク流路内のインクに、なるべく早
い流れを発生させることが効果的であり、これにより増
粘したインクと共に、流路内に存在する気泡もある程度
排出させることができ、さらにこの時ノズル開口付近に
付着したインクの固化物も剥離することができる。しか
しながら、クリーニング操作時におけるインクの流速を
増大させるには、大きな負圧を得るためにポンプの吸引
能力を増大させる必要がある。
リーニング操作を実行する場合においては、インク貯留
部としての例えばインクカートリッジから記録ヘッドの
ノズル開口に至るインク流路内のインクに、なるべく早
い流れを発生させることが効果的であり、これにより増
粘したインクと共に、流路内に存在する気泡もある程度
排出させることができ、さらにこの時ノズル開口付近に
付着したインクの固化物も剥離することができる。しか
しながら、クリーニング操作時におけるインクの流速を
増大させるには、大きな負圧を得るためにポンプの吸引
能力を増大させる必要がある。
【0008】一般にこの種の記録装置に採用される吸引
ポンプは、比較的低コストで実現させるため、また動作
の確実性を期するために、さらにインクによる汚染を回
避するために、円弧状に配置したチューブを順次押しつ
ぶし、これによって負圧を発生させるようにしたチュー
ブポンプが用いられている。
ポンプは、比較的低コストで実現させるため、また動作
の確実性を期するために、さらにインクによる汚染を回
避するために、円弧状に配置したチューブを順次押しつ
ぶし、これによって負圧を発生させるようにしたチュー
ブポンプが用いられている。
【0009】このようなチューブポンプにおいて、ポン
プの吸引能力を向上させようとした場合には、ポンプの
回転数を上げる手段、円弧状に配置されるチューブの半
径を増大させるなどの手段が考えられる。しかしながら
前者のように、ポンプの回転数を上げた場合には、チュ
ーブをローラによって押しつぶす繰り返し回数が増大
し、ポンプの寿命を極端に低下させるという問題を抱え
ており、したがってチューブの半径をある程度増大させ
て吸引能力を向上させる手段を採用せざるを得ない。し
かしながら、これにはポンプの大型化と共に、その駆動
トルクを確保するためにポンプ駆動用のモータも大型の
ものを使用せざるを得ず、必然的にコストの上昇および
装置全体の大型化は免れない。
プの吸引能力を向上させようとした場合には、ポンプの
回転数を上げる手段、円弧状に配置されるチューブの半
径を増大させるなどの手段が考えられる。しかしながら
前者のように、ポンプの回転数を上げた場合には、チュ
ーブをローラによって押しつぶす繰り返し回数が増大
し、ポンプの寿命を極端に低下させるという問題を抱え
ており、したがってチューブの半径をある程度増大させ
て吸引能力を向上させる手段を採用せざるを得ない。し
かしながら、これにはポンプの大型化と共に、その駆動
トルクを確保するためにポンプ駆動用のモータも大型の
ものを使用せざるを得ず、必然的にコストの上昇および
装置全体の大型化は免れない。
【0010】そこで、インクカートリッジと記録ヘッド
との間のインク流路内に開閉可能なバルブ手段を配置
し、クリーニング操作にあたってキャッピング手段を介
してインクの吸引を開始した際には前記バルブ手段を閉
弁状態とし、吸引ポンプの作動によりキャッピング手段
の内部空間に負圧を蓄積した後に、前記バルブ手段を開
弁させる操作を行うことで、記録ヘッド内のインクの流
速を瞬間的に高めるように構成した記録装置が提案され
ている。
との間のインク流路内に開閉可能なバルブ手段を配置
し、クリーニング操作にあたってキャッピング手段を介
してインクの吸引を開始した際には前記バルブ手段を閉
弁状態とし、吸引ポンプの作動によりキャッピング手段
の内部空間に負圧を蓄積した後に、前記バルブ手段を開
弁させる操作を行うことで、記録ヘッド内のインクの流
速を瞬間的に高めるように構成した記録装置が提案され
ている。
【0011】この構成によると、蓄積された負圧の作用
により瞬間的に勢いよく、インクがキャッピング手段内
に排出されるため、増粘したインクと共に流路内に存在
する気泡も排出させることが可能となる。
により瞬間的に勢いよく、インクがキャッピング手段内
に排出されるため、増粘したインクと共に流路内に存在
する気泡も排出させることが可能となる。
【0012】しかしながら、吸引ポンプの駆動が停止さ
れた状態で前記バルブ手段が開弁されるため、キャッピ
ング手段内に排出されたインクが泡立ち状態となって残
留し、このインクの泡が記録ヘッドのノズル形成面に付
着して再びノズル開口に浸入するという問題が発生す
る。このような現象により、ノズル開口からのインク滴
の正常な吐出作用に障害を与えるだけでなく、ブラック
インクおよび3色のカラーインクとの混合により、混色
状態の印字がなされるという不都合も発生する。これを
抑えるためには前記した吸引動作の後に、大量のフラッ
シング動作、負圧を低下させた状態のインクの再吸引動
作、これに伴うワイピング動作等が必要になる。
れた状態で前記バルブ手段が開弁されるため、キャッピ
ング手段内に排出されたインクが泡立ち状態となって残
留し、このインクの泡が記録ヘッドのノズル形成面に付
着して再びノズル開口に浸入するという問題が発生す
る。このような現象により、ノズル開口からのインク滴
の正常な吐出作用に障害を与えるだけでなく、ブラック
インクおよび3色のカラーインクとの混合により、混色
状態の印字がなされるという不都合も発生する。これを
抑えるためには前記した吸引動作の後に、大量のフラッ
シング動作、負圧を低下させた状態のインクの再吸引動
作、これに伴うワイピング動作等が必要になる。
【0013】一方、ノズル開口部分におけるインク詰ま
り状態を、前記したように蓄積した負圧のみで強引に解
除しようとしても、目詰まりの状態が比較的強固である
場合には、これを回復させることは容易でない場合が多
い。したがって、ポンプの吸引能力を高めようとする技
術的解決手段に再び帰着し、前記したようにポンプおよ
び装置全体の大型化を招くこととなり、したがって前記
した諸問題を同時に解決する手段が望まれている。
り状態を、前記したように蓄積した負圧のみで強引に解
除しようとしても、目詰まりの状態が比較的強固である
場合には、これを回復させることは容易でない場合が多
い。したがって、ポンプの吸引能力を高めようとする技
術的解決手段に再び帰着し、前記したようにポンプおよ
び装置全体の大型化を招くこととなり、したがって前記
した諸問題を同時に解決する手段が望まれている。
【0014】本発明は、前述したような技術的課題に着
目してなされたものであり、装置の大型化を招くことな
く、記録ヘッドの目詰まりの解消およびインク流路内の
気泡の排出が促進されるようにしたインクジェット式記
録装置および同装置におけるクリーニング制御方法を提
供することを目的とするものである。
目してなされたものであり、装置の大型化を招くことな
く、記録ヘッドの目詰まりの解消およびインク流路内の
気泡の排出が促進されるようにしたインクジェット式記
録装置および同装置におけるクリーニング制御方法を提
供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置の好ましい形態は、記録ヘッドにインクを供給するイ
ンク貯留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて
印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出す
るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノ
ズル形成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を
受けて記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有
するキャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッ
ドとの間のインク流路に配置され、キャッピング手段の
内部空間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手
段とを備えたインクジェット式記録装置であって、前記
キャッピング手段には、少なくとも2つ吸引口が離間し
た状態で配設されると共に、それぞれの吸引口に吸引ポ
ンプが接続され、記録ヘッドの上流側に配置された前記
バルブ手段を開閉させると共に、各吸引ポンプを択一的
に駆動もしくは同時に駆動させる制御手段が備えられ
る。
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置の好ましい形態は、記録ヘッドにインクを供給するイ
ンク貯留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて
印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出す
るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノ
ズル形成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を
受けて記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有
するキャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッ
ドとの間のインク流路に配置され、キャッピング手段の
内部空間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手
段とを備えたインクジェット式記録装置であって、前記
キャッピング手段には、少なくとも2つ吸引口が離間し
た状態で配設されると共に、それぞれの吸引口に吸引ポ
ンプが接続され、記録ヘッドの上流側に配置された前記
バルブ手段を開閉させると共に、各吸引ポンプを択一的
に駆動もしくは同時に駆動させる制御手段が備えられ
る。
【0016】また、これは複数のインク貯留部を備え、
前記各インク貯留部と記録ヘッドとの間のインク流路に
配置された複数のバルブ手段とを備えた構成のインクジ
ェット式記録装置においても好適に採用し得る。
前記各インク貯留部と記録ヘッドとの間のインク流路に
配置された複数のバルブ手段とを備えた構成のインクジ
ェット式記録装置においても好適に採用し得る。
【0017】また、他の好ましい形態として、記録ヘッ
ドの上流側に配置されたバルブ手段を閉弁した状態で各
吸引ポンプを同時に駆動させると共に、前記各吸引口か
ら各吸引ポンプに至る吸引路の少なくとも1つに配置さ
れたバルブ手段を開閉制御する制御手段を備えた構成も
採用し得る。
ドの上流側に配置されたバルブ手段を閉弁した状態で各
吸引ポンプを同時に駆動させると共に、前記各吸引口か
ら各吸引ポンプに至る吸引路の少なくとも1つに配置さ
れたバルブ手段を開閉制御する制御手段を備えた構成も
採用し得る。
【0018】そして、前記したいずれの形態において
も、キャッピング手段によって記録ヘッドのノズル形成
面を封止した状態において、最も増粘し易いインクを吐
出するノズル列における当該ノズル列の両端部に対応す
るキャッピング手段の底部に、それぞれ吸引口を離間し
て配設した構成を採用することが好ましい。
も、キャッピング手段によって記録ヘッドのノズル形成
面を封止した状態において、最も増粘し易いインクを吐
出するノズル列における当該ノズル列の両端部に対応す
るキャッピング手段の底部に、それぞれ吸引口を離間し
て配設した構成を採用することが好ましい。
【0019】また、本発明にかかるインクジェット式記
録装置におけるクリーニング制御方法の好ましい態様
は、記録ヘッドにインクを供給するインク貯留部と、前
記インク貯留部からのインクを受けて印刷データに基づ
いてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット
式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止
すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッド
からインクを吸引排出させる機能を有するキャッピング
手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの間のインク
流路に配置され、キャッピング手段の内部空間に負圧が
蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを備えたイン
クジェット式記録装置におけるクリーニング制御方法で
あって、さらに前記キャッピング手段には、少なくとも
2つ吸引口が離間した状態で配設されると共に、それぞ
れの吸引口に吸引ポンプが接続された構成とされ、バル
ブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動す
る同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時に駆動
した状態において、前記バルブ手段を閉弁させるバルブ
閉弁ステップと、バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引
ポンプを択一的に駆動させる択一駆動ステップと、前記
択一駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを同時に駆動
する同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時に駆
動した状態において、記録ヘッドの上流側に配置された
前記バルブ手段を開弁させるバルブ開弁ステップとを順
次実行するようになされる。
録装置におけるクリーニング制御方法の好ましい態様
は、記録ヘッドにインクを供給するインク貯留部と、前
記インク貯留部からのインクを受けて印刷データに基づ
いてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット
式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止
すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッド
からインクを吸引排出させる機能を有するキャッピング
手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの間のインク
流路に配置され、キャッピング手段の内部空間に負圧が
蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを備えたイン
クジェット式記録装置におけるクリーニング制御方法で
あって、さらに前記キャッピング手段には、少なくとも
2つ吸引口が離間した状態で配設されると共に、それぞ
れの吸引口に吸引ポンプが接続された構成とされ、バル
ブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動す
る同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時に駆動
した状態において、前記バルブ手段を閉弁させるバルブ
閉弁ステップと、バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引
ポンプを択一的に駆動させる択一駆動ステップと、前記
択一駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを同時に駆動
する同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時に駆
動した状態において、記録ヘッドの上流側に配置された
前記バルブ手段を開弁させるバルブ開弁ステップとを順
次実行するようになされる。
【0020】また他の好ましい態様として、バルブ手段
を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動する同時
駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時に駆動した状
態において、前記バルブ手段を閉弁させるバルブ閉弁ス
テップと、バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引ポンプ
を同時に駆動させる同時駆動ステップと、前記同時駆動
ステップに続いて、各吸引ポンプを択一的に駆動させる
択一駆動ステップと、前記各吸引ポンプを択一駆動した
状態において、記録ヘッドの上流側に配置された前記バ
ルブ手段を開弁させるバルブ開弁ステップとを順次実行
するようになされたクリーニング制御方法を採用するこ
ともできる。
を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動する同時
駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時に駆動した状
態において、前記バルブ手段を閉弁させるバルブ閉弁ス
テップと、バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引ポンプ
を同時に駆動させる同時駆動ステップと、前記同時駆動
ステップに続いて、各吸引ポンプを択一的に駆動させる
択一駆動ステップと、前記各吸引ポンプを択一駆動した
状態において、記録ヘッドの上流側に配置された前記バ
ルブ手段を開弁させるバルブ開弁ステップとを順次実行
するようになされたクリーニング制御方法を採用するこ
ともできる。
【0021】さらに他の好ましい態様として、バルブ手
段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動する同
時駆動ステップと、最も増粘し易いインクを吐出するノ
ズル列に対応するバルブ手段以外のバルブを閉弁させる
バルブ閉弁ステップと、前記バルブ手段を閉弁させた状
態で各吸引ポンプを択一的に駆動させる択一駆動ステッ
プと、前記択一駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを
同時に駆動する同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプ
を同時に駆動した状態において、記録ヘッドの上流側に
配置された閉弁状態の前記バルブ手段を開弁させるバル
ブ開弁ステップとを順次実行するようになされたクリー
ニング制御方法を採用することもできる。
段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動する同
時駆動ステップと、最も増粘し易いインクを吐出するノ
ズル列に対応するバルブ手段以外のバルブを閉弁させる
バルブ閉弁ステップと、前記バルブ手段を閉弁させた状
態で各吸引ポンプを択一的に駆動させる択一駆動ステッ
プと、前記択一駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを
同時に駆動する同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプ
を同時に駆動した状態において、記録ヘッドの上流側に
配置された閉弁状態の前記バルブ手段を開弁させるバル
ブ開弁ステップとを順次実行するようになされたクリー
ニング制御方法を採用することもできる。
【0022】さらにまた他の好ましい態様として、バル
ブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動す
る同時駆動ステップと、最も増粘し易いインクを吐出す
るノズル列に対応するバルブ手段以外のバルブを閉弁さ
せるバルブ閉弁ステップと、前記バルブ手段を閉弁させ
た状態で各吸引ポンプを同時に駆動させる同時駆動ステ
ップと、前記同時駆動ステップに続いて、各吸引ポンプ
を択一的に駆動する択一駆動ステップと、前記各吸引ポ
ンプを択一的に駆動した状態において、記録ヘッドの上
流側に配置された閉弁状態の前記バルブ手段を開弁させ
るバルブ開弁ステップとを順次実行するようになされた
クリーニング制御方法を採用することもできる。
ブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆動す
る同時駆動ステップと、最も増粘し易いインクを吐出す
るノズル列に対応するバルブ手段以外のバルブを閉弁さ
せるバルブ閉弁ステップと、前記バルブ手段を閉弁させ
た状態で各吸引ポンプを同時に駆動させる同時駆動ステ
ップと、前記同時駆動ステップに続いて、各吸引ポンプ
を択一的に駆動する択一駆動ステップと、前記各吸引ポ
ンプを択一的に駆動した状態において、記録ヘッドの上
流側に配置された閉弁状態の前記バルブ手段を開弁させ
るバルブ開弁ステップとを順次実行するようになされた
クリーニング制御方法を採用することもできる。
【0023】そして、前記したいずれのクリーニング制
御方法を採用するにおいても、前記したバルブ開弁ステ
ップが実行された後においても、ポンプの吸引動作を所
定時間にわたって継続させるように制御されることが好
ましい。
御方法を採用するにおいても、前記したバルブ開弁ステ
ップが実行された後においても、ポンプの吸引動作を所
定時間にわたって継続させるように制御されることが好
ましい。
【0024】以上のようなクリーニング制御方法を採用
したインクジェット式記録装置によると、クリーニング
操作が実行されるに際し、キャリッジは非印字領域(ホ
ームポジション)に移動し、ホームポジションに配置さ
れたキャッピング手段により記録ヘッドのノズル形成面
が封止される。
したインクジェット式記録装置によると、クリーニング
操作が実行されるに際し、キャリッジは非印字領域(ホ
ームポジション)に移動し、ホームポジションに配置さ
れたキャッピング手段により記録ヘッドのノズル形成面
が封止される。
【0025】そして、インク貯留部と記録ヘッドとの間
のインク流路に配置されたバルブ手段が閉弁され、キャ
ッピング手段に形成されたそれぞれの吸引口に接続され
た各吸引ポンプが択一的に駆動される。または各吸引口
から各吸引ポンプに至る吸引路に配置されたバルブ手段
が開閉制御される。これにより、キャッピング手段に離
間して配置された各吸引口に対して負圧が択一的に作用
する。
のインク流路に配置されたバルブ手段が閉弁され、キャ
ッピング手段に形成されたそれぞれの吸引口に接続され
た各吸引ポンプが択一的に駆動される。または各吸引口
から各吸引ポンプに至る吸引路に配置されたバルブ手段
が開閉制御される。これにより、キャッピング手段に離
間して配置された各吸引口に対して負圧が択一的に作用
する。
【0026】したがって、記録ヘッドにおけるノズル開
口部分に目詰まりを発生している当該ノズル開口部分に
対して異方向から負圧が択一的に作用し、ノズル開口部
分に存在するインクの固化物に対していわゆる揺さぶり
動作が与えられる。あるいはキャッピング手段に配置さ
れた各吸引口の間を移動するインクの流れによって、目
詰まりを発生したノズル部分にインクが積極的に接触す
る作用が発生し、インク固化物の軟化または溶解を促進
させることができる。
口部分に目詰まりを発生している当該ノズル開口部分に
対して異方向から負圧が択一的に作用し、ノズル開口部
分に存在するインクの固化物に対していわゆる揺さぶり
動作が与えられる。あるいはキャッピング手段に配置さ
れた各吸引口の間を移動するインクの流れによって、目
詰まりを発生したノズル部分にインクが積極的に接触す
る作用が発生し、インク固化物の軟化または溶解を促進
させることができる。
【0027】このような操作がなされた後に、各吸引ポ
ンプを同時に駆動して蓄圧状態とし、この状態で前記バ
ルブ手段が開弁されるため、インク流路に瞬間的に早い
流れを発生させることができる。したがって、このイン
クの早い流れによって、すでに揺動作用を受けた固化
物、あるいは軟化状態の固化物を剥離させることがで
き、また早いインクの流れに乗せてインク流路内に存在
する気泡も排除することが可能となる。これにより記録
ヘッドの機能回復が図られ、記録装置の印字品質を高度
に保つことができる。
ンプを同時に駆動して蓄圧状態とし、この状態で前記バ
ルブ手段が開弁されるため、インク流路に瞬間的に早い
流れを発生させることができる。したがって、このイン
クの早い流れによって、すでに揺動作用を受けた固化
物、あるいは軟化状態の固化物を剥離させることがで
き、また早いインクの流れに乗せてインク流路内に存在
する気泡も排除することが可能となる。これにより記録
ヘッドの機能回復が図られ、記録装置の印字品質を高度
に保つことができる。
【0028】また、インク貯留部と記録ヘッドとの間の
インク流路に配置されたバルブ手段が閉弁された状態
で、各吸引ポンプを同時に駆動させると共に、続いて各
吸引ポンプを択一的に駆動した状態で前記バルブ手段を
開弁させるようにしても、前記した作用と同様に、蓄圧
された負圧によりインクの早い流れを発生させることが
でき、同時に前記した揺さぶり動作が与えられ、これに
より記録ヘッドの機能回復の促進が図られる。
インク流路に配置されたバルブ手段が閉弁された状態
で、各吸引ポンプを同時に駆動させると共に、続いて各
吸引ポンプを択一的に駆動した状態で前記バルブ手段を
開弁させるようにしても、前記した作用と同様に、蓄圧
された負圧によりインクの早い流れを発生させることが
でき、同時に前記した揺さぶり動作が与えられ、これに
より記録ヘッドの機能回復の促進が図られる。
【0029】そして、前記した吸引ポンプとして例えば
チューブポンプを用いる場合においては、複数台のチュ
ーブポンプの駆動軸を直線状に並べて接続する構成を採
用することができ、したがって複数台のポンプの占有体
積を比較的低減させることが可能であり、装置の大型化
を抑えることに寄与できる。
チューブポンプを用いる場合においては、複数台のチュ
ーブポンプの駆動軸を直線状に並べて接続する構成を採
用することができ、したがって複数台のポンプの占有体
積を比較的低減させることが可能であり、装置の大型化
を抑えることに寄与できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるクリーニン
グ制御方法を採用したインクジェット式記録装置につい
て、図1に示す実施の形態に基づいて説明する。図中符
号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッ
ジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介
し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往
復移動されるように構成されている。
グ制御方法を採用したインクジェット式記録装置につい
て、図1に示す実施の形態に基づいて説明する。図中符
号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッ
ジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介
し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往
復移動されるように構成されている。
【0031】前記キャリッジ1の記録用紙6に対向する
側には、図1には現れていないがインクジェット式記録
ヘッドが搭載され、またその上部には前記記録ヘッドに
インクを供給するインク貯留部としてのブラックインク
カートリッジ7、およびカラーインクカートリッジ8が
着脱可能に装着されている。
側には、図1には現れていないがインクジェット式記録
ヘッドが搭載され、またその上部には前記記録ヘッドに
インクを供給するインク貯留部としてのブラックインク
カートリッジ7、およびカラーインクカートリッジ8が
着脱可能に装着されている。
【0032】この記録装置の非印字領域であるホームポ
ジション(図中、右側)にはキャッピング手段9が配置
されており、このキャッピング手段9はキャリッジ1に
搭載された後述する記録ヘッドがホームポジションに移
動した時に、記録ヘッドのノズル形成面を封止できるよ
うに構成されている。そして、キャッピング手段9の下
方には、キャッピング手段の内部空間に負圧を与えるた
めのポンプユニット10が配置されている。
ジション(図中、右側)にはキャッピング手段9が配置
されており、このキャッピング手段9はキャリッジ1に
搭載された後述する記録ヘッドがホームポジションに移
動した時に、記録ヘッドのノズル形成面を封止できるよ
うに構成されている。そして、キャッピング手段9の下
方には、キャッピング手段の内部空間に負圧を与えるた
めのポンプユニット10が配置されている。
【0033】前記キャッピング手段9は記録装置の休止
期間中における記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止す
る蓋体として機能する他、記録ヘッドに印刷とは関係の
ない駆動信号を印加してインク滴を空吐出させるフラッ
シング操作時のインク受けとして機能し、さらに前記ポ
ンプユニット10を構成する後述する各吸引ポンプから
の負圧を記録ヘッドに作用させて、インクを吸引排出さ
せるクリーニング手段としての機能も兼ね備えている。
期間中における記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止す
る蓋体として機能する他、記録ヘッドに印刷とは関係の
ない駆動信号を印加してインク滴を空吐出させるフラッ
シング操作時のインク受けとして機能し、さらに前記ポ
ンプユニット10を構成する後述する各吸引ポンプから
の負圧を記録ヘッドに作用させて、インクを吸引排出さ
せるクリーニング手段としての機能も兼ね備えている。
【0034】そして、キャッピング手段9における印字
領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピン
グ手段11が記録ヘッドの移動軌跡に対して例えば水平
方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1
がキャッピング手段9側に往復移動するに際して、必要
に応じて記録ヘッドのノズル形成面を払拭することがで
きるように構成されている。
領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピン
グ手段11が記録ヘッドの移動軌跡に対して例えば水平
方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1
がキャッピング手段9側に往復移動するに際して、必要
に応じて記録ヘッドのノズル形成面を払拭することがで
きるように構成されている。
【0035】次に図2は、インクカートリッジと記録ヘ
ッドとの間に配置されたバルブユニットの構成を示した
ものである。なお、図2(a)と図2(b)とは互いに
直交する方向から視た断面図で示しており、また図2
(a)と図2(b)のいずれにおいても、その下方より
上昇するキャッピング手段9により、記録ヘッド15の
ノズル形成面が封止された状態を示している。
ッドとの間に配置されたバルブユニットの構成を示した
ものである。なお、図2(a)と図2(b)とは互いに
直交する方向から視た断面図で示しており、また図2
(a)と図2(b)のいずれにおいても、その下方より
上昇するキャッピング手段9により、記録ヘッド15の
ノズル形成面が封止された状態を示している。
【0036】図2における符号7はインクカートリッジ
を示し、このインクカートリッジ7は、一般にそのイン
ク供給口7aにフィルム部材(図示せず)が貼着されて
保存中におけるインク溶媒の揮散が防止できるようにな
されている。
を示し、このインクカートリッジ7は、一般にそのイン
ク供給口7aにフィルム部材(図示せず)が貼着されて
保存中におけるインク溶媒の揮散が防止できるようにな
されている。
【0037】そして、新しいカートリッジを装着する場
合には、記録ヘッド7の裏面より上方に向けて樹立され
た中空状のインク供給針21に対し、カートリッジ7の
インク供給口7aを下向きにして対向せしめ、そのまま
押し込むことでカートリッジ7を装着することができる
ように構成されている。この操作により、前記インク供
給針21がインク供給口7aに貼着された前記フィルム
を貫通し、その内部に配置されたゴム性のシール部材7
bに密着して接合され、これによりカートリッジ7より
記録ヘッド15にインクが供給されるようになる。
合には、記録ヘッド7の裏面より上方に向けて樹立され
た中空状のインク供給針21に対し、カートリッジ7の
インク供給口7aを下向きにして対向せしめ、そのまま
押し込むことでカートリッジ7を装着することができる
ように構成されている。この操作により、前記インク供
給針21がインク供給口7aに貼着された前記フィルム
を貫通し、その内部に配置されたゴム性のシール部材7
bに密着して接合され、これによりカートリッジ7より
記録ヘッド15にインクが供給されるようになる。
【0038】図2に示すように、インク供給針21から
記録ヘッド15に至るインク供給路22には、このイン
ク供給路22を開閉するバルブ手段としてのバルブユニ
ット23が配置されている。このバルブユニット23に
は、インク供給路22を横断するようにして挿入配置さ
れたシャフト24がほぼ90度の範囲で回転可能となる
ように構成されており、且つ一対のOリング23aによ
り機密状態を保持するように構成されている。そしてシ
ャフト24のインク供給路22を横断する部分には、シ
ャフトの軸方向と直交する方向に通孔23bが形成され
ている。
記録ヘッド15に至るインク供給路22には、このイン
ク供給路22を開閉するバルブ手段としてのバルブユニ
ット23が配置されている。このバルブユニット23に
は、インク供給路22を横断するようにして挿入配置さ
れたシャフト24がほぼ90度の範囲で回転可能となる
ように構成されており、且つ一対のOリング23aによ
り機密状態を保持するように構成されている。そしてシ
ャフト24のインク供給路22を横断する部分には、シ
ャフトの軸方向と直交する方向に通孔23bが形成され
ている。
【0039】したがってシャフト24を図示せぬアクチ
ェータによって、ほぼ90度の範囲で往復回転させるこ
とで、その通孔23bと前記インク供給路22とを直線
上で一致させる開弁状態、通孔23bとインク供給路2
2とが直交状態となる閉弁状態が選択される。
ェータによって、ほぼ90度の範囲で往復回転させるこ
とで、その通孔23bと前記インク供給路22とを直線
上で一致させる開弁状態、通孔23bとインク供給路2
2とが直交状態となる閉弁状態が選択される。
【0040】また、前記バルブユニット23と前記記録
ヘッド15との間におけるインク供給路22には、フィ
ルタ部材15dが配置されている。このフィルタ部材1
5dは、図に示すようにバルブユニット23の直下に配
置されており、インクカートリッジ7より供給されるイ
ンク中に存在する異物を除去すると共に、バルブユニッ
ト23の開閉弁作用により異物が発生した場合に、これ
らが記録ヘッド15内へ侵入するのを阻止し、記録ヘッ
ド15の印字障害の発生が防止できるように構成されて
いる。
ヘッド15との間におけるインク供給路22には、フィ
ルタ部材15dが配置されている。このフィルタ部材1
5dは、図に示すようにバルブユニット23の直下に配
置されており、インクカートリッジ7より供給されるイ
ンク中に存在する異物を除去すると共に、バルブユニッ
ト23の開閉弁作用により異物が発生した場合に、これ
らが記録ヘッド15内へ侵入するのを阻止し、記録ヘッ
ド15の印字障害の発生が防止できるように構成されて
いる。
【0041】なお、図2に示したバルブユニット23
は、例えばブラックインクカートリッジ7と、記録ヘッ
ド15におけるブラックインクのノズル開口との間のイ
ンク供給路22を開閉するように構成されているが、こ
のバルブユニットは、カラーインクカートリッジ8から
供給されるシアン、マゼンタ、およびイエローの各イン
クの供給路にもそれぞれ同様に配置されている。また、
前記バルブユニット23は図2に示したような特定のも
のに限らず、他の構成のバルブユニットを使用すること
ができることは勿論である。
は、例えばブラックインクカートリッジ7と、記録ヘッ
ド15におけるブラックインクのノズル開口との間のイ
ンク供給路22を開閉するように構成されているが、こ
のバルブユニットは、カラーインクカートリッジ8から
供給されるシアン、マゼンタ、およびイエローの各イン
クの供給路にもそれぞれ同様に配置されている。また、
前記バルブユニット23は図2に示したような特定のも
のに限らず、他の構成のバルブユニットを使用すること
ができることは勿論である。
【0042】次に図3は、記録ヘッドおよびキャッピン
グ手段から廃インクタンクに至る吸引およびインク排出
経路の第1の実施の形態を模式図で示したものである。
図3に示す符号9は、前記したキャッピング手段を断面
状態で模式的に示したものである。このキャッピング手
段9は、上面が開放された方形状のキャップケース9a
と、キャップケース9a内に収納され、同じく上面が開
放された方形状のゴム素材などの可撓性物質よりなるキ
ャップ部材9bとが具備され、キャップ部材9bはその
上側縁がキャップケース9aよりも若干突出した状態に
形成されている。
グ手段から廃インクタンクに至る吸引およびインク排出
経路の第1の実施の形態を模式図で示したものである。
図3に示す符号9は、前記したキャッピング手段を断面
状態で模式的に示したものである。このキャッピング手
段9は、上面が開放された方形状のキャップケース9a
と、キャップケース9a内に収納され、同じく上面が開
放された方形状のゴム素材などの可撓性物質よりなるキ
ャップ部材9bとが具備され、キャップ部材9bはその
上側縁がキャップケース9aよりも若干突出した状態に
形成されている。
【0043】そして、キャップ部材9bの内底部には多
孔質材料により形成されたインク吸収材9cが収納され
ており、このインク吸収材9cはキャップ部材9bに一
体に形成された保持体9dにより保持されている。ま
た、キャップケース9aの下底部には、キャップケース
9aおよびキャップ部材9bをそれぞれ貫通するように
して2つの吸引口9e,9f、並びに大気開放口9gが
形成されている。
孔質材料により形成されたインク吸収材9cが収納され
ており、このインク吸収材9cはキャップ部材9bに一
体に形成された保持体9dにより保持されている。ま
た、キャップケース9aの下底部には、キャップケース
9aおよびキャップ部材9bをそれぞれ貫通するように
して2つの吸引口9e,9f、並びに大気開放口9gが
形成されている。
【0044】なお、図3に示す形態においては、2つの
吸引口9e,9fがキャップ部材9bの長手方向に沿っ
て互いに離間した状態に配置されており、大気開放口9
gは一方の吸引口9fに、やや接近した位置に形成され
ている。
吸引口9e,9fがキャップ部材9bの長手方向に沿っ
て互いに離間した状態に配置されており、大気開放口9
gは一方の吸引口9fに、やや接近した位置に形成され
ている。
【0045】一方、図3における符号15は、前記キャ
ッピング手段9によってノズル形成面が封止された記録
ヘッドを断面状態で示しており、前記したようにこの記
録ヘット15は、キャッピング手段9の上部に移動した
時、ノズル形成面としてのノズルプレート15aが前記
キャップ部材9bによってキャッピングされるように構
成されている。ノズルプレート15aにはノズル開口1
5bが形成されており、各ノズル開口15bに対応して
配置された圧電振動子15cの作用によって各インクが
ノズル開口15bより吐出できるように構成されてい
る。
ッピング手段9によってノズル形成面が封止された記録
ヘッドを断面状態で示しており、前記したようにこの記
録ヘット15は、キャッピング手段9の上部に移動した
時、ノズル形成面としてのノズルプレート15aが前記
キャップ部材9bによってキャッピングされるように構
成されている。ノズルプレート15aにはノズル開口1
5bが形成されており、各ノズル開口15bに対応して
配置された圧電振動子15cの作用によって各インクが
ノズル開口15bより吐出できるように構成されてい
る。
【0046】前記キャップケース9aに形成された2つ
の吸引口9e,9fには、それぞれチューブ10a,1
0bが接続されており、このチューブ10a,10b
は、図3に示すように、そのままポンプユニット10を
構成する第1の吸引ポンプ(チューブポンプ)10Aお
よび第2の吸引ポンプ(チューブポンプ)10Bの一部
を構成している。そして一方の吸引ポンプ10Aの排出
側は、廃液吸収材30aを収容した廃インクタンク30
に連通されており、また、他方の吸引ポンプ10Bの排
出側は、廃液吸収材31aを収容した廃インクタンク3
1に連通されている。
の吸引口9e,9fには、それぞれチューブ10a,1
0bが接続されており、このチューブ10a,10b
は、図3に示すように、そのままポンプユニット10を
構成する第1の吸引ポンプ(チューブポンプ)10Aお
よび第2の吸引ポンプ(チューブポンプ)10Bの一部
を構成している。そして一方の吸引ポンプ10Aの排出
側は、廃液吸収材30aを収容した廃インクタンク30
に連通されており、また、他方の吸引ポンプ10Bの排
出側は、廃液吸収材31aを収容した廃インクタンク3
1に連通されている。
【0047】一方、前記キャップケース9aに形成され
た大気開放口9gにはチューブ32が接続されて、大気
開放弁33に連通している。この大気開放弁33は、キ
ャリッジ1がホームポジションに移動し、クリーニング
動作が実行される際に、キャリッジ1の移動に伴って、
例えば機械的な連動作用によって開閉弁の制御がなされ
るように構成されている。
た大気開放口9gにはチューブ32が接続されて、大気
開放弁33に連通している。この大気開放弁33は、キ
ャリッジ1がホームポジションに移動し、クリーニング
動作が実行される際に、キャリッジ1の移動に伴って、
例えば機械的な連動作用によって開閉弁の制御がなされ
るように構成されている。
【0048】この図3に示した構成によると、キャップ
ケース9aに形成された2つの吸引口9e,9fに接続
された2台の吸引ポンプ10A,10Bによって、キャ
ップ部材9bの内部空間を交互にまたは同時に負圧に吸
引することができる。
ケース9aに形成された2つの吸引口9e,9fに接続
された2台の吸引ポンプ10A,10Bによって、キャ
ップ部材9bの内部空間を交互にまたは同時に負圧に吸
引することができる。
【0049】次に図4は記録ヘッドおよびキャッピング
手段から廃インクタンクに至る吸引およびインク排出経
路の第2の実施の形態を模式図で示したものである。な
お、図4において、図3に示した各部に相当する部分は
同一符号で示している。図3に示した第1の実施の形態
との相違点は、キャッピング手段に形成された各吸引口
9e,9fから各吸引ポンプ10A,10Bに至る間の
吸引路、すなわち各チューブ10a,10bの中間部
に、当該吸引路を開閉することができる後述するバルブ
手段35Aがそれぞれ配置されている。なお、このバル
ブ手段に代えて当該吸引路の流路抵抗を可変することが
できる後述する流路抵抗可変手段35Bを配置してもよ
い。
手段から廃インクタンクに至る吸引およびインク排出経
路の第2の実施の形態を模式図で示したものである。な
お、図4において、図3に示した各部に相当する部分は
同一符号で示している。図3に示した第1の実施の形態
との相違点は、キャッピング手段に形成された各吸引口
9e,9fから各吸引ポンプ10A,10Bに至る間の
吸引路、すなわち各チューブ10a,10bの中間部
に、当該吸引路を開閉することができる後述するバルブ
手段35Aがそれぞれ配置されている。なお、このバル
ブ手段に代えて当該吸引路の流路抵抗を可変することが
できる後述する流路抵抗可変手段35Bを配置してもよ
い。
【0050】この図4に示した構成によると、バルブ手
段35Aの開閉弁動作、または流路抵抗可変手段35B
により流路抵抗を制御することにより、キャップ部材9
bの内部空間を交互にまたは同時に負圧に吸引すること
ができる。
段35Aの開閉弁動作、または流路抵抗可変手段35B
により流路抵抗を制御することにより、キャップ部材9
bの内部空間を交互にまたは同時に負圧に吸引すること
ができる。
【0051】図5および図6は、前記したバルブ手段3
5Aおよび流路抵抗可変手段35Bのそれぞれの構成を
模式図によって示したものである。先ず図5に断面状態
で示したバルブ手段35Aは、吸引路を構成するチュー
ブ間に接続されており、両チューブに連通する通孔35
bを備えたベース部材35aと、このベース部材35a
に形成された軸孔に回動可能となるように配置された軸
部材35cより構成されている。そして、軸部材35c
にも通孔35dが形成されている。
5Aおよび流路抵抗可変手段35Bのそれぞれの構成を
模式図によって示したものである。先ず図5に断面状態
で示したバルブ手段35Aは、吸引路を構成するチュー
ブ間に接続されており、両チューブに連通する通孔35
bを備えたベース部材35aと、このベース部材35a
に形成された軸孔に回動可能となるように配置された軸
部材35cより構成されている。そして、軸部材35c
にも通孔35dが形成されている。
【0052】したがって、軸部材35cを図示せぬアク
チェータによりほぼ90度の範囲で回転駆動させること
により、図に示した閉弁状態、または通孔を一直線状に
形成する開弁状態を選択することができる。
チェータによりほぼ90度の範囲で回転駆動させること
により、図に示した閉弁状態、または通孔を一直線状に
形成する開弁状態を選択することができる。
【0053】一方、図6に断面状態で示した流路抵抗可
変手段35Bは、ベース部材35gに断面半円形状にく
りぬかれた通孔35hが形成されており、この通孔35
hの開口部には伸縮可能な弾性部材35iが、通孔35
hに気密状態となるように取り付けられている。そし
て、前記弾性部材35iのほぼ中央部に、先端が半円柱
状または半球状に形成された作動体35jが当接される
ように構成されている。
変手段35Bは、ベース部材35gに断面半円形状にく
りぬかれた通孔35hが形成されており、この通孔35
hの開口部には伸縮可能な弾性部材35iが、通孔35
hに気密状態となるように取り付けられている。そし
て、前記弾性部材35iのほぼ中央部に、先端が半円柱
状または半球状に形成された作動体35jが当接される
ように構成されている。
【0054】したがって、前記した構成による流路抵抗
可変手段35Bは、弾性部材35iに対して作動体35
jが図示せぬアクチェータの駆動力により当接し、その
当接度合いによって弾性部材35iが通孔35h側に変
形し、これにより吸引路の流路抵抗を可変することがで
きる。
可変手段35Bは、弾性部材35iに対して作動体35
jが図示せぬアクチェータの駆動力により当接し、その
当接度合いによって弾性部材35iが通孔35h側に変
形し、これにより吸引路の流路抵抗を可変することがで
きる。
【0055】なお、前記ベース部材35gに形成された
通孔35hの曲率と、作動体35jの先端部の曲率をほ
ぼ同一(厳密には作動体35jの先端部の曲率を、変形
した弾性部材35iの厚みに相当する寸法分減じた構
成)とすることで、作動体35jが最も通孔35hに進
入した状態で、吸引路を閉鎖状態とすることができる。
したがって、前記した構成によると、図5に示したバル
ブ手段35Aと同様な開閉弁作用をもたらすことができ
る。
通孔35hの曲率と、作動体35jの先端部の曲率をほ
ぼ同一(厳密には作動体35jの先端部の曲率を、変形
した弾性部材35iの厚みに相当する寸法分減じた構
成)とすることで、作動体35jが最も通孔35hに進
入した状態で、吸引路を閉鎖状態とすることができる。
したがって、前記した構成によると、図5に示したバル
ブ手段35Aと同様な開閉弁作用をもたらすことができ
る。
【0056】次に図7は前記した構成の記録装置に搭載
された制御回路の例を示している。なお、図7において
既に説明したキャリッジ1、インクカートリッジ7,
8、キャッピング手段9、ポンプユニット10を構成す
る各吸引ポンプ10A,10B、記録ヘッド15、およ
び大気開放弁33、ならびに2つのバルブ手段35A
は、それぞれ同一符号で示しており、したがってその詳
細な説明は割愛する。
された制御回路の例を示している。なお、図7において
既に説明したキャリッジ1、インクカートリッジ7,
8、キャッピング手段9、ポンプユニット10を構成す
る各吸引ポンプ10A,10B、記録ヘッド15、およ
び大気開放弁33、ならびに2つのバルブ手段35A
は、それぞれ同一符号で示しており、したがってその詳
細な説明は割愛する。
【0057】図7において、符号40は印刷制御手段で
あり、この印刷制御手段40はホストコンピュータから
供給される印刷データに基づいてビットマップデータを
生成し、このデータに基づいてヘッド駆動手段41にお
いて駆動信号を発生させて、記録ヘッド15からインク
を吐出させるように機能する。そして、前記ヘッド駆動
手段41は、印刷データに基づく駆動信号の他に、フラ
ッシング制御手段42からのフラッシング指令信号を受
けてフラッシング操作のための駆動信号を記録ヘッド1
5に出力するようにも構成されている。
あり、この印刷制御手段40はホストコンピュータから
供給される印刷データに基づいてビットマップデータを
生成し、このデータに基づいてヘッド駆動手段41にお
いて駆動信号を発生させて、記録ヘッド15からインク
を吐出させるように機能する。そして、前記ヘッド駆動
手段41は、印刷データに基づく駆動信号の他に、フラ
ッシング制御手段42からのフラッシング指令信号を受
けてフラッシング操作のための駆動信号を記録ヘッド1
5に出力するようにも構成されている。
【0058】符号43はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段43からの指令信号がクリー
ニングシーケンス制御手段44に供給されるように構成
されており、さらにクリーニングシーケンス制御手段4
4からもたらされる指令信号によってポンプ駆動手段4
5が動作して、吸引ポンプ10Aおよび10Bを同時
に、または択一的に駆動することができるように構成さ
れている。
このクリーニング制御手段43からの指令信号がクリー
ニングシーケンス制御手段44に供給されるように構成
されており、さらにクリーニングシーケンス制御手段4
4からもたらされる指令信号によってポンプ駆動手段4
5が動作して、吸引ポンプ10Aおよび10Bを同時
に、または択一的に駆動することができるように構成さ
れている。
【0059】また、クリーニング制御手段43には、ホ
ストコンピュータよりもたらされるクリーニング指令信
号が印刷制御手段40を介して供給されるように構成さ
れており、さらにクリーニング制御手段43には、クリ
ーニング指令検知手段46よりもたらされるクリーニン
グ指令信号も供給されるように構成されている。なお、
クリーニング指令検知手段46には指令スイッチ47が
接続されており、このスイッチ47をユーザが例えばプ
ッシュ操作することにより、前記検知手段46を動作さ
せてマニュアルによるクリーニング操作が実行されるよ
うに構成されている。
ストコンピュータよりもたらされるクリーニング指令信
号が印刷制御手段40を介して供給されるように構成さ
れており、さらにクリーニング制御手段43には、クリ
ーニング指令検知手段46よりもたらされるクリーニン
グ指令信号も供給されるように構成されている。なお、
クリーニング指令検知手段46には指令スイッチ47が
接続されており、このスイッチ47をユーザが例えばプ
ッシュ操作することにより、前記検知手段46を動作さ
せてマニュアルによるクリーニング操作が実行されるよ
うに構成されている。
【0060】前記クリーニングシーケンス制御手段44
は、クリーニング制御手段43より指令信号を受けてイ
ンク供給路におけるバルブユニット駆動手段48および
吸引路における第1および第2のバルブ駆動手段49,
50にも制御信号を送出することができるように構成さ
れている。加えて、キャリッジ駆動手段51に対しても
制御信号を送出することができるように構成されてい
る。
は、クリーニング制御手段43より指令信号を受けてイ
ンク供給路におけるバルブユニット駆動手段48および
吸引路における第1および第2のバルブ駆動手段49,
50にも制御信号を送出することができるように構成さ
れている。加えて、キャリッジ駆動手段51に対しても
制御信号を送出することができるように構成されてい
る。
【0061】前記バルブユニット駆動手段48は、キャ
リッジ1に搭載された図示せぬアクチェータに指令信号
を送り、図2に示したバルブユニット23を構成するシ
ャフト24をほぼ90度の範囲で回転駆動し、バルブユ
ニット23を開閉させるように作用する。またキャリッ
ジ駆動手段51は、図1に示すキャリッジモータ2を駆
動して例えばキャリッジ1をホームポジションに移動さ
せて、キャッピング手段9により記録ヘッド15をキャ
ッピングさせるように制御する。
リッジ1に搭載された図示せぬアクチェータに指令信号
を送り、図2に示したバルブユニット23を構成するシ
ャフト24をほぼ90度の範囲で回転駆動し、バルブユ
ニット23を開閉させるように作用する。またキャリッ
ジ駆動手段51は、図1に示すキャリッジモータ2を駆
動して例えばキャリッジ1をホームポジションに移動さ
せて、キャッピング手段9により記録ヘッド15をキャ
ッピングさせるように制御する。
【0062】また、第1および第2のバルブ駆動手段4
9,50は、図4に示した実施の形態を採用した場合に
おいては、図示せぬアクチェータに指令信号を送り、バ
ルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変手段3
5Bを、同時にまたは択一的(交互)に開閉させるよう
に作用する。
9,50は、図4に示した実施の形態を採用した場合に
おいては、図示せぬアクチェータに指令信号を送り、バ
ルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変手段3
5Bを、同時にまたは択一的(交互)に開閉させるよう
に作用する。
【0063】図8は以上説明した記録装置の構成、特に
図3に示す吸引およびインク排出経路を備えた第1の実
施の形態を採用した場合になされる記録ヘッドのクリー
ニング動作を示したフローチャートであり、以下図8に
基づいてそのクリーニング動作のシーケンスを説明す
る。例えばホストコンピュータに格納されたプリンタド
ライバにおけるユーティリティ上でクリーニング指令を
受けた場合には、ホストコンピュータより印刷制御手段
40を介してクリーニング制御手段43に制御信号が送
出され、クリーニング動作がスタートする。
図3に示す吸引およびインク排出経路を備えた第1の実
施の形態を採用した場合になされる記録ヘッドのクリー
ニング動作を示したフローチャートであり、以下図8に
基づいてそのクリーニング動作のシーケンスを説明す
る。例えばホストコンピュータに格納されたプリンタド
ライバにおけるユーティリティ上でクリーニング指令を
受けた場合には、ホストコンピュータより印刷制御手段
40を介してクリーニング制御手段43に制御信号が送
出され、クリーニング動作がスタートする。
【0064】クリーニング動作がスタートするとステッ
プS11に示すように、記録ヘッド15のノズル形成面
は、ワイピング部材11によりワイピングされる。これ
はクリーニング制御手段43がクリーニングシーケンス
を決定し、その信号に基づいてクリーニングシーケンス
制御手段44よりキャリッジ駆動手段51に対して制御
信号が送出され、キャリッジ1がホームポジション側に
向かって移動される過程において、ワイピング部材11
が記録ヘッド15の移動経路に進出し、記録ヘッド15
のノズル形成面をワイピングすることで達成される。こ
れにより、記録ヘッド15のノズル形成面に付着してい
た紙粉等が除去されることで、キャップの密着性が確保
される。
プS11に示すように、記録ヘッド15のノズル形成面
は、ワイピング部材11によりワイピングされる。これ
はクリーニング制御手段43がクリーニングシーケンス
を決定し、その信号に基づいてクリーニングシーケンス
制御手段44よりキャリッジ駆動手段51に対して制御
信号が送出され、キャリッジ1がホームポジション側に
向かって移動される過程において、ワイピング部材11
が記録ヘッド15の移動経路に進出し、記録ヘッド15
のノズル形成面をワイピングすることで達成される。こ
れにより、記録ヘッド15のノズル形成面に付着してい
た紙粉等が除去されることで、キャップの密着性が確保
される。
【0065】続いてステップS12に示すようにキャリ
ッジ1は、なおもホームポジション側に移動し、これに
伴ってステップS13に示すように、記録ヘッドの15
のノズル形成面はキャッピング手段9によってキャッピ
ングされる。これと同時に、ステップS14に示すよう
にキャッピング手段9に形成された大気解放口9gに連
通する大気開放弁33も閉弁される。
ッジ1は、なおもホームポジション側に移動し、これに
伴ってステップS13に示すように、記録ヘッドの15
のノズル形成面はキャッピング手段9によってキャッピ
ングされる。これと同時に、ステップS14に示すよう
にキャッピング手段9に形成された大気解放口9gに連
通する大気開放弁33も閉弁される。
【0066】次にステップS15に示すように吸引ポン
プが同時駆動される。この時、インク供給路22に配置
されたバルブユニット23は開弁状態であり、このステ
ップS15における吸引ポンプの同時駆動により、ノズ
ル開口からインクが吸引されキャップ部材9b内にイン
クが充填される。
プが同時駆動される。この時、インク供給路22に配置
されたバルブユニット23は開弁状態であり、このステ
ップS15における吸引ポンプの同時駆動により、ノズ
ル開口からインクが吸引されキャップ部材9b内にイン
クが充填される。
【0067】この状態において、ステップS16に示す
ようにブラックインクの供給路、およびシアン、マゼン
タ、イエローの各カラーインクの供給路に配置された各
バルブユニット23が閉弁される。これは図7に示すク
リーニングシーケンス制御手段44よりバルブユニット
駆動手段48に制御信号を送出することによってなされ
る。
ようにブラックインクの供給路、およびシアン、マゼン
タ、イエローの各カラーインクの供給路に配置された各
バルブユニット23が閉弁される。これは図7に示すク
リーニングシーケンス制御手段44よりバルブユニット
駆動手段48に制御信号を送出することによってなされ
る。
【0068】続いて、ステップS17に示すように吸引
ポンプの択一的な駆動が実行される。これは図7に示す
クリーニング制御手段43よりクリーニングシーケンス
制御手段44に制御信号が送出され、クリーニングシー
ケンス制御手段44よりポンプ駆動手段45に制御信号
が送出されることにより、各吸引ポンプ10A,10B
が交互に吸引動作を実行する。
ポンプの択一的な駆動が実行される。これは図7に示す
クリーニング制御手段43よりクリーニングシーケンス
制御手段44に制御信号が送出され、クリーニングシー
ケンス制御手段44よりポンプ駆動手段45に制御信号
が送出されることにより、各吸引ポンプ10A,10B
が交互に吸引動作を実行する。
【0069】これにより、図3に示すキャップケース9
aの下底部にそれぞれ離間して形成された2つの吸引口
9eおよび9gに、交互に負圧が作用しつつキャップ部
材9bの内部空間に負圧が蓄積される。このような吸引
動作により、記録ヘッド15におけるノズル開口部分に
目詰まりを発生している当該ノズル開口部分に対して異
方向から負圧が交互に作用し、ノズル開口部分に存在す
るインクの固化物に対していわゆる揺動動作が与えられ
る。あるいはキャップ部材9bに充填されているインク
に揺動する流れが発生し、この流れによって目詰まりを
発生したノズル部分にインクが積極的に接触する作用が
発生し、インク固化物の軟化または溶解を促進させるこ
とができる。
aの下底部にそれぞれ離間して形成された2つの吸引口
9eおよび9gに、交互に負圧が作用しつつキャップ部
材9bの内部空間に負圧が蓄積される。このような吸引
動作により、記録ヘッド15におけるノズル開口部分に
目詰まりを発生している当該ノズル開口部分に対して異
方向から負圧が交互に作用し、ノズル開口部分に存在す
るインクの固化物に対していわゆる揺動動作が与えられ
る。あるいはキャップ部材9bに充填されているインク
に揺動する流れが発生し、この流れによって目詰まりを
発生したノズル部分にインクが積極的に接触する作用が
発生し、インク固化物の軟化または溶解を促進させるこ
とができる。
【0070】続いて、ステップS18に示すように各吸
引ポンプが同時に駆動される。このステップS18にお
ける吸引ポンプの同時駆動により、キャップ部材9bの
内部空間における負圧がさらに蓄積され、この状態にお
いてステップS19に移行して各バルブユニット23が
開弁される。これは図7において、シーケンス制御手段
44よりバルブユニット駆動手段48に制御信号を送出
することによってなされる。
引ポンプが同時に駆動される。このステップS18にお
ける吸引ポンプの同時駆動により、キャップ部材9bの
内部空間における負圧がさらに蓄積され、この状態にお
いてステップS19に移行して各バルブユニット23が
開弁される。これは図7において、シーケンス制御手段
44よりバルブユニット駆動手段48に制御信号を送出
することによってなされる。
【0071】このステップS19におけるバルブユニッ
ト23の開弁作用により、インクカートリッジ7から記
録ヘッド15に至るインク流路に、瞬間的にインクの早
い流れを発生させることができる。したがって、このイ
ンクの早い流れによって、すでに揺動作用を受けた固化
物、あるいは軟化状態の固化物を容易にノズル開口より
剥離させることができ、また早いインクの流れに乗せて
インク流路内に存在する気泡も排除することが可能とな
る。これにより記録ヘッドの機能回復が図られる。
ト23の開弁作用により、インクカートリッジ7から記
録ヘッド15に至るインク流路に、瞬間的にインクの早
い流れを発生させることができる。したがって、このイ
ンクの早い流れによって、すでに揺動作用を受けた固化
物、あるいは軟化状態の固化物を容易にノズル開口より
剥離させることができ、また早いインクの流れに乗せて
インク流路内に存在する気泡も排除することが可能とな
る。これにより記録ヘッドの機能回復が図られる。
【0072】続いて、ステップS20においては吸引ポ
ンプの駆動動作が所定時間なされたか否かが判定され
る。すなわちステップS19におけるバルブユニット2
3の開弁動作によって、キャッピング手段9内にインク
が排出されるが、引き続く吸引ポンプの駆動動作によっ
て、キャッピング手段9内に排出されたインクは、直ち
に廃インクタンク30および31に排出される。
ンプの駆動動作が所定時間なされたか否かが判定され
る。すなわちステップS19におけるバルブユニット2
3の開弁動作によって、キャッピング手段9内にインク
が排出されるが、引き続く吸引ポンプの駆動動作によっ
て、キャッピング手段9内に排出されたインクは、直ち
に廃インクタンク30および31に排出される。
【0073】この動作により、キャッピング手段9内に
おいてインクが泡立ち、負圧の作用によりノズル開口に
インクの泡が浸入することによる印字不良の発生、また
は混色の発生を効果的に防止させることができる。
おいてインクが泡立ち、負圧の作用によりノズル開口に
インクの泡が浸入することによる印字不良の発生、また
は混色の発生を効果的に防止させることができる。
【0074】前記したステップS20において、所定時
間が経過したと判定されると、ステップS21におい
て、吸引ポンプの駆動が停止される。これに続くステッ
プS22においては、インクの吸引回数が所定回数実行
されたか否かが判定され、所定回数に満たない場合に
は、前記したステップS13乃至ステップS21が繰り
返し実行される。
間が経過したと判定されると、ステップS21におい
て、吸引ポンプの駆動が停止される。これに続くステッ
プS22においては、インクの吸引回数が所定回数実行
されたか否かが判定され、所定回数に満たない場合に
は、前記したステップS13乃至ステップS21が繰り
返し実行される。
【0075】そして、ステップS22においてインクの
吸引回数が所定回数実行されたと判定されると、ステッ
プS23において記録ヘッドのキャッピング状態が解除
され、続いてステップS24に示すようにワイピング動
作が実行され、記録ヘッドのノズル形成面に付着してい
るインクがワイピング部材11によって払拭され清掃さ
れる。そして、ステップS25において、記録ヘッド1
5はキャッピング手段9によって再びキャッピングさ
れ、印刷データの到来を待つ状態とされる。
吸引回数が所定回数実行されたと判定されると、ステッ
プS23において記録ヘッドのキャッピング状態が解除
され、続いてステップS24に示すようにワイピング動
作が実行され、記録ヘッドのノズル形成面に付着してい
るインクがワイピング部材11によって払拭され清掃さ
れる。そして、ステップS25において、記録ヘッド1
5はキャッピング手段9によって再びキャッピングさ
れ、印刷データの到来を待つ状態とされる。
【0076】なお、図8に示したシーケンスにおいて
は、ステップS22においてインクの吸引回数が所定回
数実行されたか否かを判定するようにしているが、1度
のインクの吸引動作により充分なクリーニング結果が得
られるのであれば、複数回繰り返す必要もない。
は、ステップS22においてインクの吸引回数が所定回
数実行されたか否かを判定するようにしているが、1度
のインクの吸引動作により充分なクリーニング結果が得
られるのであれば、複数回繰り返す必要もない。
【0077】また、図8に示したシーケンスにおいて
は、ステップS17において各吸引ポンプを択一駆動
し、続くステップS18において各吸引ポンプを同時駆
動させるようになされているが、このステップS17お
よびS18は、その前後を入れ替えても同様の作用効果
を得ることができる。
は、ステップS17において各吸引ポンプを択一駆動
し、続くステップS18において各吸引ポンプを同時駆
動させるようになされているが、このステップS17お
よびS18は、その前後を入れ替えても同様の作用効果
を得ることができる。
【0078】すなわち、前記したバルブユニット23を
閉弁した状態で、先に各吸引ポンプ10A,10Bを同
時に駆動させることで、キャップ部材9bの内部空間に
おける負圧を急速に蓄積させることができる。続いて、
この状態で各吸引ポンプを択一的に駆動させることによ
り、大きな負圧を受けた状態で、さらにノズル開口に付
着している固化物に揺動作用が与えることとなり、これ
によりノズル開口に蓄積された固化物の剥離作用を促進
させることができる。
閉弁した状態で、先に各吸引ポンプ10A,10Bを同
時に駆動させることで、キャップ部材9bの内部空間に
おける負圧を急速に蓄積させることができる。続いて、
この状態で各吸引ポンプを択一的に駆動させることによ
り、大きな負圧を受けた状態で、さらにノズル開口に付
着している固化物に揺動作用が与えることとなり、これ
によりノズル開口に蓄積された固化物の剥離作用を促進
させることができる。
【0079】次に図9は、特に図4に示す吸引およびイ
ンク排出経路を備えた第2の実施の形態を採用した場合
になされる記録ヘッドのクリーニング動作を示したフロ
ーチャートを示す。図4に示した実施の形態において
は、前述したとおり、キャッピング手段に形成された各
吸引口9e,9fから各吸引ポンプ10A,10Bに至
る間の吸引路にバルブ手段35Aまたはこれに代わる流
路抵抗可変手段35Bを配置した構成とされている。し
たがって各吸引ポンプ10A,10Bを吸引動作状態と
し、この状態でバルブ手段35Aまたはこれに代わる流
路抵抗可変手段35Bを交互に開閉動作させることで、
前記と同様に各吸引ポンプ10A,10Bが交互に吸引
動作を実行した場合と同様の作用をもたらすことができ
る。
ンク排出経路を備えた第2の実施の形態を採用した場合
になされる記録ヘッドのクリーニング動作を示したフロ
ーチャートを示す。図4に示した実施の形態において
は、前述したとおり、キャッピング手段に形成された各
吸引口9e,9fから各吸引ポンプ10A,10Bに至
る間の吸引路にバルブ手段35Aまたはこれに代わる流
路抵抗可変手段35Bを配置した構成とされている。し
たがって各吸引ポンプ10A,10Bを吸引動作状態と
し、この状態でバルブ手段35Aまたはこれに代わる流
路抵抗可変手段35Bを交互に開閉動作させることで、
前記と同様に各吸引ポンプ10A,10Bが交互に吸引
動作を実行した場合と同様の作用をもたらすことができ
る。
【0080】図9は、前記した作用に基づいてなされる
クリーニングシーケンスを示しており、特に図8に示し
たシーケンスにおけるステップS17およびステップS
18における制御形態を、図9に示すステップS31乃
至ステップS33として置き換えた状態とされている。
クリーニングシーケンスを示しており、特に図8に示し
たシーケンスにおけるステップS17およびステップS
18における制御形態を、図9に示すステップS31乃
至ステップS33として置き換えた状態とされている。
【0081】すなわち、ステップS16においてバルブ
ユニット23が閉弁された後、ステップS31において
は、各吸引ポンプが同時に駆動開始される。そして直ち
にステップS32において、吸引路に配置されたそれぞ
れのバルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変
手段35Bが交互に開閉動作される。これは、図7に示
すクリーニングシーケンス制御手段44より、第1およ
び第2のバルブ駆動手段49,50に制御信号を送出す
ることによってなされる。
ユニット23が閉弁された後、ステップS31において
は、各吸引ポンプが同時に駆動開始される。そして直ち
にステップS32において、吸引路に配置されたそれぞ
れのバルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変
手段35Bが交互に開閉動作される。これは、図7に示
すクリーニングシーケンス制御手段44より、第1およ
び第2のバルブ駆動手段49,50に制御信号を送出す
ることによってなされる。
【0082】このような動作により、各吸引ポンプ10
A,10Bが交互に吸引動作を実行した場合と同一の作
用を呈し、これにより、2つの吸引口9eおよび9g
に、交互に負圧が作用しつつキャップ部材9bの内部空
間に負圧が蓄積される。したがって、前記したように記
録ヘッド15におけるノズル開口部分に目詰まりを発生
している当該ノズル開口部分に対して異方向から負圧が
交互に作用し、ノズル開口部分に存在するインクの固化
物に対していわゆる揺動動作が与えられる。
A,10Bが交互に吸引動作を実行した場合と同一の作
用を呈し、これにより、2つの吸引口9eおよび9g
に、交互に負圧が作用しつつキャップ部材9bの内部空
間に負圧が蓄積される。したがって、前記したように記
録ヘッド15におけるノズル開口部分に目詰まりを発生
している当該ノズル開口部分に対して異方向から負圧が
交互に作用し、ノズル開口部分に存在するインクの固化
物に対していわゆる揺動動作が与えられる。
【0083】続いて、ステップS33に移行し、それぞ
れのバルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変
手段35Bが全て開弁される。この動作もシーケンス制
御手段44より、第1および第2のバルブ駆動手段4
9,50に制御信号を送出することによってなされる。
れのバルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変
手段35Bが全て開弁される。この動作もシーケンス制
御手段44より、第1および第2のバルブ駆動手段4
9,50に制御信号を送出することによってなされる。
【0084】この動作により、各吸引ポンプ10A,1
0Bが同時に吸引動作を実行した場合と同一の作用を呈
し、これによりキャップ部材9bの内部空間における負
圧がさらに蓄積される。そして、この状態においてステ
ップS19に移行してバルブユニット23が開弁される
ことによりインクカートリッジ7から記録ヘッド15に
至るインク流路に、瞬間的にインクの早い流れが発生
し、前述した作用と同様にすでに揺動作用を受けた固化
物、あるいは軟化状態の固化物を容易にノズル開口より
剥離させることができる。また早いインクの流れに乗せ
てインク流路内に存在する気泡も排除することが可能と
なり、記録ヘッドの機能回復が図られる。
0Bが同時に吸引動作を実行した場合と同一の作用を呈
し、これによりキャップ部材9bの内部空間における負
圧がさらに蓄積される。そして、この状態においてステ
ップS19に移行してバルブユニット23が開弁される
ことによりインクカートリッジ7から記録ヘッド15に
至るインク流路に、瞬間的にインクの早い流れが発生
し、前述した作用と同様にすでに揺動作用を受けた固化
物、あるいは軟化状態の固化物を容易にノズル開口より
剥離させることができる。また早いインクの流れに乗せ
てインク流路内に存在する気泡も排除することが可能と
なり、記録ヘッドの機能回復が図られる。
【0085】なお、図9に示したステップ32およびス
テップS33について、その前後を入れ替えても同様の
作用効果を得ることができる。すなわち、先に各バルブ
手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変手段35B
を共に開弁状態とすることで、キャップ部材9bの内部
空間における負圧は急速に蓄積される。続いて、この状
態で各バルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可
変手段35Bを択一的に開弁させることにより、大きな
負圧を受けた状態で、さらにノズル開口に付着している
固化物に揺動作用が与えることとなり、これによりノズ
ル開口に蓄積された固化物の剥離作用を促進させること
ができる。
テップS33について、その前後を入れ替えても同様の
作用効果を得ることができる。すなわち、先に各バルブ
手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可変手段35B
を共に開弁状態とすることで、キャップ部材9bの内部
空間における負圧は急速に蓄積される。続いて、この状
態で各バルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可
変手段35Bを択一的に開弁させることにより、大きな
負圧を受けた状態で、さらにノズル開口に付着している
固化物に揺動作用が与えることとなり、これによりノズ
ル開口に蓄積された固化物の剥離作用を促進させること
ができる。
【0086】なお、図4に示した実施の形態において
は、各バルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可
変手段35Bを、吸引路を構成するそれぞれのチューブ
10a,10bに配置しているが、これは少なくとも一
方の吸引路に配置しても、必ずしも十分ではないものの
ノズル開口に付着している固化物に揺動作用が与えるこ
とができる。
は、各バルブ手段35Aまたはこれに代わる流路抵抗可
変手段35Bを、吸引路を構成するそれぞれのチューブ
10a,10bに配置しているが、これは少なくとも一
方の吸引路に配置しても、必ずしも十分ではないものの
ノズル開口に付着している固化物に揺動作用が与えるこ
とができる。
【0087】なお、以上のクリーニング動作の説明は、
ブラックインクの供給路、およびシアン、マゼンタ、イ
エローの各カラーインクの供給路に配置された各バルブ
ユニット23がバルブユニット開閉手段48からの制御
を受けて同時に開閉弁される場合に基づいて説明してい
るが、例えば最も増粘し易いインクの供給路、例えばブ
ラックインクの供給路に配置されたバルブユニットを開
弁状態とし、他の各カラーインクの供給路に配置されて
いるバルブユニット23を前記したシーケンスにしたが
って開閉弁させる制御手段も採用し得る。
ブラックインクの供給路、およびシアン、マゼンタ、イ
エローの各カラーインクの供給路に配置された各バルブ
ユニット23がバルブユニット開閉手段48からの制御
を受けて同時に開閉弁される場合に基づいて説明してい
るが、例えば最も増粘し易いインクの供給路、例えばブ
ラックインクの供給路に配置されたバルブユニットを開
弁状態とし、他の各カラーインクの供給路に配置されて
いるバルブユニット23を前記したシーケンスにしたが
って開閉弁させる制御手段も採用し得る。
【0088】すなわち、このような制御手段が採用され
る場合においては、図8に示すステップS16におい
て、最も増粘し易い例えばブラックインクの供給路に配
置されたバルブユニット以外の各カラーインクの供給路
に配置されているバルブユニット23を閉弁させるよう
に制御される。そして、ステップS19においては、閉
弁状態の各カラーインクの供給路に配置されているバル
ブユニット23をそれぞれ開弁させるように制御され
る。したがって、このような制御シーケンスによると、
ブラックインクの供給路に配置されたバルブユニットは
開弁状態とされ、増粘し易いブラックインクを積極的に
排出させることができる。
る場合においては、図8に示すステップS16におい
て、最も増粘し易い例えばブラックインクの供給路に配
置されたバルブユニット以外の各カラーインクの供給路
に配置されているバルブユニット23を閉弁させるよう
に制御される。そして、ステップS19においては、閉
弁状態の各カラーインクの供給路に配置されているバル
ブユニット23をそれぞれ開弁させるように制御され
る。したがって、このような制御シーケンスによると、
ブラックインクの供給路に配置されたバルブユニットは
開弁状態とされ、増粘し易いブラックインクを積極的に
排出させることができる。
【0089】このように、最も増粘し易い例えばブラッ
クインクの供給路に配置されたバルブユニットのみを開
弁状態に維持する制御を実行する場合においても、前記
したように図8におけるステップS17およびS18
は、その前後を入れ替えても同様の作用効果を得ること
ができる。さらに、図9に基づいて説明したように吸引
路に配置されたバルブ手段35Aまたはこれに代わる流
路抵抗可変手段35Bを開閉制御させる場合においても
同様に採用することができる。
クインクの供給路に配置されたバルブユニットのみを開
弁状態に維持する制御を実行する場合においても、前記
したように図8におけるステップS17およびS18
は、その前後を入れ替えても同様の作用効果を得ること
ができる。さらに、図9に基づいて説明したように吸引
路に配置されたバルブ手段35Aまたはこれに代わる流
路抵抗可変手段35Bを開閉制御させる場合においても
同様に採用することができる。
【0090】また、図3および図4に示した実施の形態
においては、2つの吸引口9e,9fは、キャップケー
ス9aの長手方向に離間して形成されているが、図10
に示すようにキャッピング手段によって記録ヘッドのノ
ズル形成面を封止した状態において、最も増粘し易いイ
ンクを吐出するノズル列における当該ノズル列の両端部
に対応するキャッピング手段の底部に、それぞれ吸引口
を離間した状態で配設した構成とすることが好ましい。
においては、2つの吸引口9e,9fは、キャップケー
ス9aの長手方向に離間して形成されているが、図10
に示すようにキャッピング手段によって記録ヘッドのノ
ズル形成面を封止した状態において、最も増粘し易いイ
ンクを吐出するノズル列における当該ノズル列の両端部
に対応するキャッピング手段の底部に、それぞれ吸引口
を離間した状態で配設した構成とすることが好ましい。
【0091】すなわち、図10(a)はキャッピング手
段9によって封止される記録ヘッド15をその上部から
透視した状態で示しており、そのノズル形成面15aに
は左から順に、ブラックインクを吐出する一対のノズル
列BL、シアンインクを吐出する一対のノズル列CY、
マゼンタインクを吐出する一対のノズル列MA、イエロ
インクを吐出する一対のノズル列YEが形成されてい
る。
段9によって封止される記録ヘッド15をその上部から
透視した状態で示しており、そのノズル形成面15aに
は左から順に、ブラックインクを吐出する一対のノズル
列BL、シアンインクを吐出する一対のノズル列CY、
マゼンタインクを吐出する一対のノズル列MA、イエロ
インクを吐出する一対のノズル列YEが形成されてい
る。
【0092】そして、図10(b)に前記したノズル形
成面15aを下側から封止するキャッピング手段9の構
成が平面図で示されており、最も増粘し易い例えばブラ
ックインクを吐出するノズル列BLにおける当該ノズル
列の両端部に対応するキャッピング手段の底部に、2つ
の吸引口9e,9fが離間した状態で配設された構成と
されている。
成面15aを下側から封止するキャッピング手段9の構
成が平面図で示されており、最も増粘し易い例えばブラ
ックインクを吐出するノズル列BLにおける当該ノズル
列の両端部に対応するキャッピング手段の底部に、2つ
の吸引口9e,9fが離間した状態で配設された構成と
されている。
【0093】この図10に示した構成において、前記し
たように2つの吸引口9e,9fにおいて、交互に吸引
動作が繰り返された場合、最も増粘し易いブラックイン
クを吐出するノズル列BLの両端部方向に、効果的に揺
動作用を与えることができ、ブラックインクによる目づ
まりを効果的に解消させることが可能となる。
たように2つの吸引口9e,9fにおいて、交互に吸引
動作が繰り返された場合、最も増粘し易いブラックイン
クを吐出するノズル列BLの両端部方向に、効果的に揺
動作用を与えることができ、ブラックインクによる目づ
まりを効果的に解消させることが可能となる。
【0094】また、図10(b)に示すように大気開放
口9gは、前記吸引口9e,9fが形成されたキャップ
ユニットの長手方向のなるべく他端部に形成することが
好ましい。このように各吸引口および大気開放口を配置
することで、キャップユニット内からインクを排出する
場合において、キャップユニット内でのインクを一方向
に整然と流すことができ、これにより、キャップユニッ
ト内からのインクの掃けを良好にすることができる。
口9gは、前記吸引口9e,9fが形成されたキャップ
ユニットの長手方向のなるべく他端部に形成することが
好ましい。このように各吸引口および大気開放口を配置
することで、キャップユニット内からインクを排出する
場合において、キャップユニット内でのインクを一方向
に整然と流すことができ、これにより、キャップユニッ
ト内からのインクの掃けを良好にすることができる。
【0095】なお、以上説明した実施の形態において
は、キャッピング手段9には2つの吸引口9e,9fが
形成されているが、これは3つ以上形成し、それぞれを
吸引ポンプによって吸引するように構成してもよい。こ
の場合、吸引ポンプとして例えばチューブポンプを用
い、各チューブポンプの駆動軸を直列に接続構成するこ
とにより、比較的占有体積を増大させることなくこれを
実現することができる。すなわち、チューブポンプの能
力を高めるためにチューブの円弧状半径を増大させる場
合に比較すると、ポンプ配置上の設計は遥かに楽であ
り、ポンプの吸引能力を高めつつ、装置全体の小形化に
寄与することができる。
は、キャッピング手段9には2つの吸引口9e,9fが
形成されているが、これは3つ以上形成し、それぞれを
吸引ポンプによって吸引するように構成してもよい。こ
の場合、吸引ポンプとして例えばチューブポンプを用
い、各チューブポンプの駆動軸を直列に接続構成するこ
とにより、比較的占有体積を増大させることなくこれを
実現することができる。すなわち、チューブポンプの能
力を高めるためにチューブの円弧状半径を増大させる場
合に比較すると、ポンプ配置上の設計は遥かに楽であ
り、ポンプの吸引能力を高めつつ、装置全体の小形化に
寄与することができる。
【0096】さらに、以上説明した実施の形態において
は、インク貯留部としてのインクカートリッジを、キャ
リッジに装填したオンキャリッジタイプの記録装置につ
いて示しているが、本発明においては、キャリッジにイ
ンク貯留部としてのサブタンクを配置し、装置の一部に
配置されたインクカートリッジ(メインインクタンク)
から、例えばチューブを介してサブタンクに各インクを
補給するように構成した記録装置にも適用することがで
きることは勿論である。
は、インク貯留部としてのインクカートリッジを、キャ
リッジに装填したオンキャリッジタイプの記録装置につ
いて示しているが、本発明においては、キャリッジにイ
ンク貯留部としてのサブタンクを配置し、装置の一部に
配置されたインクカートリッジ(メインインクタンク)
から、例えばチューブを介してサブタンクに各インクを
補給するように構成した記録装置にも適用することがで
きることは勿論である。
【0097】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるクリーニング制御方法を採用したインクジェット
式記録装置によると、記録ヘッドの上流側に配置された
バルブ手段が閉弁された状態で、キャッピング手段に形
成されたそれぞれの吸引口に接続された各吸引ポンプを
択一的に吸引駆動させるように制御されるので、記録ヘ
ッドにおけるノズル開口部分に目詰まりを発生している
当該ノズル開口部分の固化物に対して異方向から負圧を
択一的に作用させることができる。したがって、前記固
化物は揺動作用を受けることでノズル開口より剥離し易
い状態となされる。そして、各ポンプからの負圧が蓄積
された状態において記録ヘッドより上流に配置されたバ
ルブ手段が開弁されるため、インク流路に瞬間的に早い
流れを発生させることができ、これにより記録ヘッドの
充分な機能回復を図ることができる。
かかるクリーニング制御方法を採用したインクジェット
式記録装置によると、記録ヘッドの上流側に配置された
バルブ手段が閉弁された状態で、キャッピング手段に形
成されたそれぞれの吸引口に接続された各吸引ポンプを
択一的に吸引駆動させるように制御されるので、記録ヘ
ッドにおけるノズル開口部分に目詰まりを発生している
当該ノズル開口部分の固化物に対して異方向から負圧を
択一的に作用させることができる。したがって、前記固
化物は揺動作用を受けることでノズル開口より剥離し易
い状態となされる。そして、各ポンプからの負圧が蓄積
された状態において記録ヘッドより上流に配置されたバ
ルブ手段が開弁されるため、インク流路に瞬間的に早い
流れを発生させることができ、これにより記録ヘッドの
充分な機能回復を図ることができる。
【図1】本発明にかかるクリーニング制御方法を採用し
たインクジェット式記録装置の基本構成を示した斜視図
である。
たインクジェット式記録装置の基本構成を示した斜視図
である。
【図2】図1に示す記録装置に装着されたインクカート
リッジから記録ヘッドに至インク流路の構成を示した断
面図である。
リッジから記録ヘッドに至インク流路の構成を示した断
面図である。
【図3】記録ヘッドおよびキャッピング手段から廃イン
クタンクに至る吸引およびインク排出経路の第1の実施
の形態を示した模式図である。
クタンクに至る吸引およびインク排出経路の第1の実施
の形態を示した模式図である。
【図4】記録ヘッドおよびキャッピング手段から廃イン
クタンクに至る吸引およびインク排出経路の第2の実施
の形態を示した模式図である。
クタンクに至る吸引およびインク排出経路の第2の実施
の形態を示した模式図である。
【図5】図4に示す実施の形態において採用されるバル
ブ手段の一例を示した断面図である。
ブ手段の一例を示した断面図である。
【図6】図4に示す実施の形態において採用される流路
抵抗可変手段の一例を示した断面図である。
抵抗可変手段の一例を示した断面図である。
【図7】図1に示された記録装置に搭載された制御回路
の例を示したブロック図である。
の例を示したブロック図である。
【図8】図7に示された制御回路によってなされるクリ
ーニング動作シーケンスを示したフローチャートであ
る。
ーニング動作シーケンスを示したフローチャートであ
る。
【図9】図7に示された制御回路によってなされるクリ
ーニング動作シーケンスの他の例を示したフローチャー
トである。
ーニング動作シーケンスの他の例を示したフローチャー
トである。
【図10】記録ヘッドのノズル列とキャッピング手段に
形成された吸引口との好ましい関係を示した透視図およ
び平面図である。
形成された吸引口との好ましい関係を示した透視図およ
び平面図である。
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 3 タイミングベルト 4 ガイド部材 5 プラテン 6 記録用紙 7,8 インクカートリッジ(インク
貯留部) 9 キャッピング手段 9e,9f 吸引口 9g 大気開放口 10 ポンプユニット 10A,10B 吸引ポンプ 11 ワイピング手段 15 記録ヘッド 15a ノズルプレート(ノズル形成
面) 22 インク供給路 23 バルブユニット 33 大気開放弁 35A バルブ手段 35B 流路抵抗可変手段
貯留部) 9 キャッピング手段 9e,9f 吸引口 9g 大気開放口 10 ポンプユニット 10A,10B 吸引ポンプ 11 ワイピング手段 15 記録ヘッド 15a ノズルプレート(ノズル形成
面) 22 インク供給路 23 バルブユニット 33 大気開放弁 35A バルブ手段 35B 流路抵抗可変手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA14 EA15 EA23 EB38 EC11 EC22 EC23 EC24 EC54 EC57 EC60 FA04 FA10 HA38 JA10 JA13 JA16 JA17 JB04 JC05 JC08 JC10 JC13 JC20 JC21 JC23 KB04 KB08 KB26 KB37 KC05 KC22
Claims (9)
- 【請求項1】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの
間のインク流路に配置され、キャッピング手段の内部空
間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを
備えたインクジェット式記録装置であって、 前記キャッピング手段には、少なくとも2つ吸引口が離
間した状態で配設されると共に、それぞれの吸引口に吸
引ポンプが接続され、記録ヘッドの上流側に配置された
前記バルブ手段を開閉させると共に、各吸引ポンプを択
一的に駆動もしくは同時に駆動させる制御手段を備えた
ことを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、複数のインク貯留部と該インク貯留
部と記録ヘッドとの間のインク流路に配置された複数の
バルブ手段とを備えたインクジェット式記録装置であっ
て、 前記キャッピング手段には、少なくとも2つ吸引口が離
間した状態で配設されると共に、それぞれの吸引口に吸
引ポンプが接続され、記録ヘッドの上流側に配置された
前記バルブ手段を開閉させると共に、各吸引ポンプを択
一的に駆動もしくは同時に駆動させる制御手段を備えた
ことを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 【請求項3】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの
間のインク流路に配置され、キャッピング手段の内部空
間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを
備えたインクジェット式記録装置であって、 前記キャッピング手段には、少なくとも2つ吸引口が離
間した状態で配設されると共に、それぞれの吸引口に吸
引ポンプが接続され、記録ヘッドの上流側に配置された
前記バルブ手段を閉弁した状態で各吸引ポンプを同時に
駆動させると共に、前記各吸引口から各吸引ポンプに至
る吸引路の少なくとも1つに配置されたバルブ手段を開
閉制御する制御手段を備えたことを特徴とするインクジ
ェット式記録装置。 - 【請求項4】 前記キャッピング手段によって記録ヘッ
ドのノズル形成面を封止した状態において、最も増粘し
易いインクを吐出するノズル列における当該ノズル列の
両端部に対応するキャッピング手段の底部に、それぞれ
吸引口を離間して配設したことを特徴とする請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のインクジェット式記録装
置。 - 【請求項5】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの
間のインク流路に配置され、キャッピング手段の内部空
間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを
備えたインクジェット式記録装置におけるクリーニング
制御方法であって、さらに前記キャッピング手段には、
少なくとも2つ吸引口が離間した状態で配設されると共
に、それぞれの吸引口に吸引ポンプが接続された構成と
され、 バルブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆
動する同時駆動ステップと、 前記各吸引ポンプを同時に駆動した状態において、前記
バルブ手段を閉弁させるバルブ閉弁ステップと、 バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引ポンプを択一的に
駆動させる択一駆動ステップと、 前記択一駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを同時に
駆動する同時駆動ステップと、前記各吸引ポンプを同時
に駆動した状態において、記録ヘッドの上流側に配置さ
れた前記バルブ手段を開弁させるバルブ開弁ステップと
を順次実行するようになされたインクジェット式記録装
置におけるクリーニング制御方法。 - 【請求項6】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの
間のインク流路に配置され、キャッピング手段の内部空
間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを
備えたインクジェット式記録装置におけるクリーニング
制御方法であって、さらに前記キャッピング手段には、
少なくとも2つ吸引口が離間した状態で配設されると共
に、それぞれの吸引口に吸引ポンプが接続された構成と
され、 バルブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆
動する同時駆動ステップと、 前記各吸引ポンプを同時に駆動した状態において、前記
バルブ手段を閉弁させるバルブ閉弁ステップと、 バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆
動させる同時駆動ステップと、 前記同時駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを択一的
に駆動させる択一駆動ステップと、 前記各吸引ポンプを択一駆動した状態において、記録ヘ
ッドの上流側に配置された前記バルブ手段を開弁させる
バルブ開弁ステップとを順次実行するようになされたイ
ンクジェット式記録装置におけるクリーニング制御方
法。 - 【請求項7】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの
間のインク流路に配置され、キャッピング手段の内部空
間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを
備えたインクジェット式記録装置におけるクリーニング
制御方法であって、さらに前記キャッピング手段には、
少なくとも2つ吸引口が離間した状態で配設されると共
に、それぞれの吸引口に吸引ポンプが接続された構成と
され、 バルブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆
動する同時駆動ステップと、 最も増粘し易いインクを吐出するノズル列に対応するバ
ルブ手段以外のバルブを閉弁させるバルブ閉弁ステップ
と、 前記バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引ポンプを択一
的に駆動させる択一駆動ステップと、 前記択一駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを同時に
駆動する同時駆動ステップと、 前記各吸引ポンプを同時に駆動した状態において、記録
ヘッドの上流側に配置された閉弁状態の前記バルブ手段
を開弁させるバルブ開弁ステップとを順次実行するよう
になされたインクジェット式記録装置におけるクリーニ
ング制御方法。 - 【請求項8】 記録ヘッドにインクを供給するインク貯
留部と、前記インク貯留部からのインクを受けて印刷デ
ータに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
成面を封止すると共に、吸引ポンプからの負圧を受けて
記録ヘッドからインクを吸引排出させる機能を有するキ
ャッピング手段と、前記インク貯留部と記録ヘッドとの
間のインク流路に配置され、キャッピング手段の内部空
間に負圧が蓄積された状態で開弁されるバルブ手段とを
備えたインクジェット式記録装置におけるクリーニング
制御方法であって、さらに前記キャッピング手段には、
少なくとも2つ吸引口が離間した状態で配設されると共
に、それぞれの吸引口に吸引ポンプが接続された構成と
され、 バルブ手段を開弁させた状態で各吸引ポンプを同時に駆
動する同時駆動ステップと、 最も増粘し易いインクを吐出するノズル列に対応するバ
ルブ手段以外のバルブを閉弁させるバルブ閉弁ステップ
と、 前記バルブ手段を閉弁させた状態で各吸引ポンプを同時
に駆動させる同時駆動ステップと、 前記同時駆動ステップに続いて、各吸引ポンプを択一的
に駆動する択一駆動ステップと、 前記各吸引ポンプを択一的に駆動した状態において、記
録ヘッドの上流側に配置された閉弁状態の前記バルブ手
段を開弁させるバルブ開弁ステップとを順次実行するよ
うになされたインクジェット式記録装置におけるクリー
ニング制御方法。 - 【請求項9】 前記バルブ開弁ステップが実行された後
においても、ポンプの吸引動作を所定時間継続させるよ
うになされた請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の
インクジェット式記録装置におけるクリーニング制御方
法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218947A JP2001038925A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法 |
US09/395,990 US6364449B1 (en) | 1998-09-16 | 1999-09-15 | Ink jet recording apparatus and cleaning control method for the same |
DE69909795T DE69909795T8 (de) | 1998-09-16 | 1999-09-16 | Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung und Steuerungsverfahren zu seiner Reinigung |
EP00124647A EP1099557B1 (en) | 1998-09-16 | 1999-09-16 | Cleaning control method for an ink jet recording apparatus |
EP99118384A EP0988975B9 (en) | 1998-09-16 | 1999-09-16 | Ink jet recording apparatus and cleaning control method for the same |
DE69906204T DE69906204T2 (de) | 1998-09-16 | 1999-09-16 | Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Steuerungsverfahren zu seiner Reinigung |
EP00124651A EP1090764B1 (en) | 1998-09-16 | 1999-09-16 | Cleaning control method for an ink jet recording apparatus |
DE69913702T DE69913702T2 (de) | 1998-09-16 | 1999-09-16 | Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung und Reinigungssteuerungsverfahren dafür |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218947A JP2001038925A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001038925A true JP2001038925A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16727837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11218947A Pending JP2001038925A (ja) | 1998-09-16 | 1999-08-02 | インクジェット式記録装置および同装置におけるクリーニング制御方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001038925A (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002086746A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-26 | Ricoh Co Ltd | インク吐出回復装置及びインクジェット記録装置 |
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