JP2001037530A - 冷却口付き温風ヘアードライヤー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘアードライヤーでの整髪で、温風で整えた髪
をすばやく冷却することにより、整えた髪形に固定でき
るようにすること。 【解決手段】温風であたためられた髪から、吸い込みに
よって熱を奪うようにするため、ヘアードライヤーの吹
き出し口の近くに吸い込み口を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアードライヤー
の温風吹き出し口と同方向に冷却用の吸い込み口を設け
たヘアードライヤーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のヘアードライヤーは、温風又は冷
風を髪に当てることにより乾燥と整髪を行なっている。
温風と冷風は、スイッチにより発熱体へ通電した状態と
通電しない状態にすることで切り換えている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】髪形を整える場合、あ
る程度乾燥させ、温風で髪形を整えた後すばやく冷却す
ることにより、整えた髪形に固定される。しかし、冷風
で冷却すると吹き出す風によって整えた髪形が崩れてし
まう。又、発熱体への通電を切っても即冷風にならない
という問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、吸い込み口を吹き出し口の近くに取り付け、温風
であたためられた髪から、吸い込みによって熱のみを奪
うようにする。これにより、温風で整えた髪形を崩さず
に冷却し固定することが可能になる。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明は、ヘアードライヤー本体
のフレームを一部２重構造とし、ファンによる吸引力を
吹き出し方向からも得られるようにし、吹き出し口と反
対方向にある従来の吸い込み口と冷却用の吸い込み口を
合わせ持つようにしたものである。

【０００６】上記の吹き出し口と反対方向にある吸い込
み口は、無くすことも可能である。

【０００７】吹き出し用のファンとは別に冷却のための
吸い込み用ファンを設けることも可能である。

【０００８】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１において、ファン（３）が取り付けられた駆動モー
タ（４）と温風に変換する発熱体（５）を固定し、且つ
風を吹き出し口（６）に送る円筒形の内フレーム（２）
に、吹き出し口の横で且つ同方向からの吸い込みを可能
とするための楕円筒形の外フレーム（１）を取り付け
る。外フレーム（１）には、従来の吸い込み口（７ａ）
を取り付け、冷却用の吸い込み口（７ｂ）の流量を吸い
込み口（７ａ）の開口の大きさにより調節している。駆
動モータ（４）によりファン（３）を回転させると、空
気が吸い込み口（７ａ）と冷却用の吸い込み口（７ｂ）
から吸い込まれ内フレーム（２）の中を通り、さらに発
熱体（５）で暖められ吹き出し口（６）から吹き出され
る。

【０００９】

【発明の効果】本発明は、以上発明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１０】吸い込み口を２系統に分け、一方を小流量
の冷却口とし、熱せられた髪から髪形を崩さずに熱を奪
い、固定することが可能になる。

【００１１】さらに、冷却用の吸い込み口を吹き出し口
の近くに同じ方向へ向けて取り付けることにより、温風
で整えた髪をすばやく冷却でき、ドライヤーを簡単に操
作できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】冷却口付き温風ヘアードライヤーの実施例を示
す断面図である。（図２のａ−ａ断面図）

【図２】冷却口付き温風ヘアードライヤーの斜視図であ
る。

【図３】冷却口付き温風ヘアードライヤーの冷却口を示
す外形図である。

【符号の説明】

１ 外フレーム ２ 内フレーム ３ ファン ４ 駆動モータ ５ 発熱体 ６ 吹き出し口 ７ａ、７ｂ 吸い込み口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ヘアードライヤー本体の吹き出し口（６）
   の近くに吸い込み口（７ｂ）を設け、吹き出し方向と同
   方向からの吸い込みによる冷却機構を取り付けたヘアー
   ドライヤー。