JP2001033401A - コンクリート構造物の覆工探査装置 - Google Patents
コンクリート構造物の覆工探査装置Info
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- JP2001033401A JP2001033401A JP11208681A JP20868199A JP2001033401A JP 2001033401 A JP2001033401 A JP 2001033401A JP 11208681 A JP11208681 A JP 11208681A JP 20868199 A JP20868199 A JP 20868199A JP 2001033401 A JP2001033401 A JP 2001033401A
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決課題】 コンクリート構造物の背面に発生し
ている可能性のある欠陥を探査するための検査器を、コ
ンクリート構造物に平行且つ所定圧力で密着させて移動
させる事が出来る装置を開発する事にある。 【解決手段】 コンクリート構造物(T)に沿って走
行する移動台車(1)と、コンクリート構造物(T)の探査面
(t)に押圧されつつコンクリート構造物(T)に沿って移動
し、コンクリート構造物(T)の背後に存在する欠陥(K)を
検出する検出器(9)と、前記移動台車(1)に搭載され、探
査面(t)の測定中、検出器(9)を探査面(t)に接触保持さ
せる保持装置(H)とで構成された事を特徴とする。
ている可能性のある欠陥を探査するための検査器を、コ
ンクリート構造物に平行且つ所定圧力で密着させて移動
させる事が出来る装置を開発する事にある。 【解決手段】 コンクリート構造物(T)に沿って走
行する移動台車(1)と、コンクリート構造物(T)の探査面
(t)に押圧されつつコンクリート構造物(T)に沿って移動
し、コンクリート構造物(T)の背後に存在する欠陥(K)を
検出する検出器(9)と、前記移動台車(1)に搭載され、探
査面(t)の測定中、検出器(9)を探査面(t)に接触保持さ
せる保持装置(H)とで構成された事を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明装置は、例えばトンネルや
護岸堤防のようなコンクリート構造物の背部に発生して
いるかも知れない欠陥を非破壊にて探査する探査装置に
関する。
護岸堤防のようなコンクリート構造物の背部に発生して
いるかも知れない欠陥を非破壊にて探査する探査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルや護岸堤防のようなコンクリー
ト構造物は、長期間の間にその壁面の背後に湧水や地盤
沈下その他各種要因により空洞が発生する事がある。こ
のような空洞の存在はコンクリート構造物の強度劣化に
大きな影響を与えるものであり、空洞の検出はコンクリ
ート構造物のメンテナンスには欠くことの出来ない事柄
である。
ト構造物は、長期間の間にその壁面の背後に湧水や地盤
沈下その他各種要因により空洞が発生する事がある。こ
のような空洞の存在はコンクリート構造物の強度劣化に
大きな影響を与えるものであり、空洞の検出はコンクリ
ート構造物のメンテナンスには欠くことの出来ない事柄
である。
【0003】そこで、従来から電磁波を利用したコンク
リート構造物の背後構造の探査が研究されてきたが、探
査に際しては検査器をコンクリート構造物に平行且つ所
定圧力で密着させて移動させることが非常に重要なこと
であり、この点が従来では不十分であり且つ簡便に行え
なかった。
リート構造物の背後構造の探査が研究されてきたが、探
査に際しては検査器をコンクリート構造物に平行且つ所
定圧力で密着させて移動させることが非常に重要なこと
であり、この点が従来では不十分であり且つ簡便に行え
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
検査器をコンクリート構造物に平行且つ所定圧力で密着
させて移動させる事が出来る装置を開発する事にある。
検査器をコンクリート構造物に平行且つ所定圧力で密着
させて移動させる事が出来る装置を開発する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンク
リート構造物の覆工探査装置は、検出器(9)を支持する
平行保持部(h1)をブーム部(3)の先端部分に直接取り付
けられた場合で、「移動台車(1)並びに保持装置(H)を有
するコンクリート構造物の覆工探査装置において、保持
装置(H)が、移動台車(1)に搭載された伸縮部設置台(2)
と、伸縮部設置台(2)に立設され、検出器(9)を探査面
(t)に接触させる平行保持部(h1)を介して検出器(9)を探
査面(t)に所定の圧力で押圧保持する伸縮部(h4)と、伸
縮部(h4)の先端部分に取り付けられ、検出器(9)を探査
面(t)に接触させる平行保持部(h1)とで構成されてお
り、伸縮部(h4)の伸縮、角度調整、旋回、更に伸縮部(h
4)の先端部分に設けた平行保持部(h1)の平行保持作用に
て移動台車(1)の走行方向に沿ったコンクリート構造物
(T)の任意の壁面(t)に平行保持部(h1)に保持された検出
器(9)を平行に一定圧力で押しつける事が出来る」事を
特徴とする。
リート構造物の覆工探査装置は、検出器(9)を支持する
平行保持部(h1)をブーム部(3)の先端部分に直接取り付
けられた場合で、「移動台車(1)並びに保持装置(H)を有
するコンクリート構造物の覆工探査装置において、保持
装置(H)が、移動台車(1)に搭載された伸縮部設置台(2)
と、伸縮部設置台(2)に立設され、検出器(9)を探査面
(t)に接触させる平行保持部(h1)を介して検出器(9)を探
査面(t)に所定の圧力で押圧保持する伸縮部(h4)と、伸
縮部(h4)の先端部分に取り付けられ、検出器(9)を探査
面(t)に接触させる平行保持部(h1)とで構成されてお
り、伸縮部(h4)の伸縮、角度調整、旋回、更に伸縮部(h
4)の先端部分に設けた平行保持部(h1)の平行保持作用に
て移動台車(1)の走行方向に沿ったコンクリート構造物
(T)の任意の壁面(t)に平行保持部(h1)に保持された検出
器(9)を平行に一定圧力で押しつける事が出来る」事を
特徴とする。
【0006】請求項2に記載のコンクリート構造物の覆
工探査装置は、伸縮部(h4)の先端部分に取り付けた押圧
保持部(h2)を介して、検出器(9)を支持する平行保持部
(h1)を伸縮部(h4)に取り付けた場合で、「移動台車(1)
並びに保持装置(H)を有するコンクリート構造物の覆工
探査装置において、保持装置(H)が、移動台車(1)に搭載
された伸縮部設置台(2)と、伸縮部設置台(2)に立設され
た伸縮部(h4)と、伸縮部(h4)の先端部分に取り付けら
れ、検出器(9)を探査面(t)に接触させる平行保持部(h1)
を介して検出器(9)を探査面(t)に所定の圧力で押圧保持
する押圧保持部(h2)と、押圧保持部(h2)に取り付けら
れ、検出器(9)を探査面(t)に接触させる平行保持部(h1)
とで構成されており、伸縮部(h4)の伸縮、角度調整、旋
回、更に伸縮部(h4)の先端側に設けた平行保持部(h1)の
平行保持作用にて移動台車(1)の走行方向に沿ったコン
クリート構造物(T)の任意の壁面に平行保持部(h1)に保
持された検出器(9)を平行に一定圧力で押しつける事が
出来る」事を特徴とする。
工探査装置は、伸縮部(h4)の先端部分に取り付けた押圧
保持部(h2)を介して、検出器(9)を支持する平行保持部
(h1)を伸縮部(h4)に取り付けた場合で、「移動台車(1)
並びに保持装置(H)を有するコンクリート構造物の覆工
探査装置において、保持装置(H)が、移動台車(1)に搭載
された伸縮部設置台(2)と、伸縮部設置台(2)に立設され
た伸縮部(h4)と、伸縮部(h4)の先端部分に取り付けら
れ、検出器(9)を探査面(t)に接触させる平行保持部(h1)
を介して検出器(9)を探査面(t)に所定の圧力で押圧保持
する押圧保持部(h2)と、押圧保持部(h2)に取り付けら
れ、検出器(9)を探査面(t)に接触させる平行保持部(h1)
とで構成されており、伸縮部(h4)の伸縮、角度調整、旋
回、更に伸縮部(h4)の先端側に設けた平行保持部(h1)の
平行保持作用にて移動台車(1)の走行方向に沿ったコン
クリート構造物(T)の任意の壁面に平行保持部(h1)に保
持された検出器(9)を平行に一定圧力で押しつける事が
出来る」事を特徴とする。
【0007】本発明に係る覆工探査装置は、コンクリー
ト構造物(T)に沿って走行する移動台車(1)と、コンクリ
ート構造物(T)の探査面(t)に押圧されつつコンクリート
構造物(T)に沿って移動し、コンクリート構造物(T)の背
後に存在する欠陥(K)を検出する検出器(9)と、前記移動
台車(1)に搭載され、探査面(t)の測定中、検出器(9)を
探査面(t)に接触保持させる保持装置(H)とで構成された
ものであるので、保持装置(H)を操作しつつ移動台車(1)
をコンクリート構造物(T)に沿って走行させるだけで、
トンネルや護岸堤防などのような複雑な形状を持つコン
クリート構造物(T)の探査面(t)に自由な角度で検出器
(9)の接触面を平行に且つ所定圧力で接触保持させて走
行する事が出来、従来にない正確なコンクリート構造物
(T)の背後の探査を非破壊にて実施することが出来る。
ト構造物(T)に沿って走行する移動台車(1)と、コンクリ
ート構造物(T)の探査面(t)に押圧されつつコンクリート
構造物(T)に沿って移動し、コンクリート構造物(T)の背
後に存在する欠陥(K)を検出する検出器(9)と、前記移動
台車(1)に搭載され、探査面(t)の測定中、検出器(9)を
探査面(t)に接触保持させる保持装置(H)とで構成された
ものであるので、保持装置(H)を操作しつつ移動台車(1)
をコンクリート構造物(T)に沿って走行させるだけで、
トンネルや護岸堤防などのような複雑な形状を持つコン
クリート構造物(T)の探査面(t)に自由な角度で検出器
(9)の接触面を平行に且つ所定圧力で接触保持させて走
行する事が出来、従来にない正確なコンクリート構造物
(T)の背後の探査を非破壊にて実施することが出来る。
【0008】ここで請求項1の場合、検出器(9)のコン
クリート構造物(T)の探査面(t)への接離は、伸縮部(h4)
の伸縮にて行うのに対して、請求項2の場合は、伸縮部
(h4)或いは押圧保持部(h2)の伸縮又は両方を同時に伸縮
させる点で構成上の相違がある。
クリート構造物(T)の探査面(t)への接離は、伸縮部(h4)
の伸縮にて行うのに対して、請求項2の場合は、伸縮部
(h4)或いは押圧保持部(h2)の伸縮又は両方を同時に伸縮
させる点で構成上の相違がある。
【0009】「請求項3」は請求項1又は2に記載のコ
ンクリート構造物の覆工探査装置の伸縮部(h4)及び伸縮
部設置台(2)に関し、「伸縮部(h4)は、検出器(9)をコン
クリート構造物(T)の探査面(t)に対して近接・離間させ
るブーム部(3)と、ブーム部(3)を傾動自在に保持するブ
ーム基台(23)と、ブーム部(3)を傾動させる傾動部(h5)
と、ブーム部(3)及び傾動部(h5)とを回転させる回動部
(15)とで構成され、伸縮部設置台(2)が、前記回動部(1
5)を移動台車(1)の走行方向に対して交差する方向に移
動させる位置調整部(h6)を有する」事を特徴とする。
ンクリート構造物の覆工探査装置の伸縮部(h4)及び伸縮
部設置台(2)に関し、「伸縮部(h4)は、検出器(9)をコン
クリート構造物(T)の探査面(t)に対して近接・離間させ
るブーム部(3)と、ブーム部(3)を傾動自在に保持するブ
ーム基台(23)と、ブーム部(3)を傾動させる傾動部(h5)
と、ブーム部(3)及び傾動部(h5)とを回転させる回動部
(15)とで構成され、伸縮部設置台(2)が、前記回動部(1
5)を移動台車(1)の走行方向に対して交差する方向に移
動させる位置調整部(h6)を有する」事を特徴とする。
【0010】この場合、伸縮部(h4)を作動させることで
検査器(9)の高さ、方向、向きなどを自由に変える事が
出来、更に位置調整部(h6)を作動させる事で、移動台車
(1)に対する伸縮部(h4)の位置を変えることが出来、複
雑な面形状を有するコンクリート構造物(T)の探査面(t)
に検査器(9)を適合させやすくなる。
検査器(9)の高さ、方向、向きなどを自由に変える事が
出来、更に位置調整部(h6)を作動させる事で、移動台車
(1)に対する伸縮部(h4)の位置を変えることが出来、複
雑な面形状を有するコンクリート構造物(T)の探査面(t)
に検査器(9)を適合させやすくなる。
【0011】「請求項4」は姿勢保持部(h3)が設けられ
ている場合で「伸縮部(h4)と平行保持部(h1)或いは伸縮
部(h4)と押圧保持部(h2)との間に平行保持部(h1)或いは
押圧保持部(h2)を走行方向に対して交差する方向に傾動
させ、検出器(9)を探査面(t)に対して平行となるように
保持する姿勢保持部(h3)が介装されている」事を特徴と
する。
ている場合で「伸縮部(h4)と平行保持部(h1)或いは伸縮
部(h4)と押圧保持部(h2)との間に平行保持部(h1)或いは
押圧保持部(h2)を走行方向に対して交差する方向に傾動
させ、検出器(9)を探査面(t)に対して平行となるように
保持する姿勢保持部(h3)が介装されている」事を特徴と
する。
【0012】この場合は、姿勢保持部(h3)が存在するの
で、これを利用することでより自由度が更に高くなり、
検査器(9)のコンクリート建造物(T)の探査面(t)への接
触適合度が向上する。
で、これを利用することでより自由度が更に高くなり、
検査器(9)のコンクリート建造物(T)の探査面(t)への接
触適合度が向上する。
【0013】「請求項5」は前記覆工探査装置におい
て、「検出器(9)を装備した保持装置(H)が移動台車(1)
に複数組搭載されている」事を特徴とするもので、この
ようにする事で、1回の走行で複数箇所の検査を行える
ようになり、作業能率が更に複数倍に向上する事にな
る。
て、「検出器(9)を装備した保持装置(H)が移動台車(1)
に複数組搭載されている」事を特徴とするもので、この
ようにする事で、1回の走行で複数箇所の検査を行える
ようになり、作業能率が更に複数倍に向上する事にな
る。
【0014】「請求項6」は請求項1〜5の何れかに記
載のコンクリート構造物の覆工探査装置に使用される押
圧保持部(h2)に付いて更に詳述したもので、「押圧保持
部(h2)は、コンクリート構造物(T)の探査面(t)の凹凸並
びに車両走行部の凹凸によって、検出器(9)の接触面が
探査面(t)から離脱することなく追従し、且つ所定の圧
力にて検出器(9)を探査面(t)に押圧出来るように移動可
能なカンチレバーで構成されている」事を特徴とする。
載のコンクリート構造物の覆工探査装置に使用される押
圧保持部(h2)に付いて更に詳述したもので、「押圧保持
部(h2)は、コンクリート構造物(T)の探査面(t)の凹凸並
びに車両走行部の凹凸によって、検出器(9)の接触面が
探査面(t)から離脱することなく追従し、且つ所定の圧
力にて検出器(9)を探査面(t)に押圧出来るように移動可
能なカンチレバーで構成されている」事を特徴とする。
【0015】これによれば、コンクリート構造物(T)の
探査面(t)の凹凸並びに車両走行部の凹凸に合わせて空
気カンチレバー方式の押圧保持部(h2)が伸縮して検査器
(9)を移動させるので、前記凹凸の存在にも拘わらず、
常に一定の圧力で探査面(t)に検査器(9)の接触面を離脱
させる事なく接触・追従させる事が出来、探査精度の向
上に寄与する。
探査面(t)の凹凸並びに車両走行部の凹凸に合わせて空
気カンチレバー方式の押圧保持部(h2)が伸縮して検査器
(9)を移動させるので、前記凹凸の存在にも拘わらず、
常に一定の圧力で探査面(t)に検査器(9)の接触面を離脱
させる事なく接触・追従させる事が出来、探査精度の向
上に寄与する。
【0016】請求項7は、請求項1〜6の何れかに記載
のコンクリート構造物の覆工探査装置に用いられる平行
保持部(h1)を更に詳細にしたもので、「 平行保持部(h
1)が、検出器(9)の走行方向に平行な方向を調整する走
行方向調整部(hy)と、該走行方向に直角な方向を調整す
る左右方向調整部(hx)とで構成されている」事を特徴と
する。
のコンクリート構造物の覆工探査装置に用いられる平行
保持部(h1)を更に詳細にしたもので、「 平行保持部(h
1)が、検出器(9)の走行方向に平行な方向を調整する走
行方向調整部(hy)と、該走行方向に直角な方向を調整す
る左右方向調整部(hx)とで構成されている」事を特徴と
する。
【0017】これによれば、探査面(t)に凹凸があった
としてもこの凹凸に合わせて走行方向調整部(hy)と左右
方向調整部(hx)とが走行方向並びに左右方向に傾動して
検査器(9)を探査面(t)に常時密着且つ平行に接触させる
事が出来、探査精度が更に向上する事になる。
としてもこの凹凸に合わせて走行方向調整部(hy)と左右
方向調整部(hx)とが走行方向並びに左右方向に傾動して
検査器(9)を探査面(t)に常時密着且つ平行に接触させる
事が出来、探査精度が更に向上する事になる。
【0018】「請求項8」は検出器(9)の保護機能に関
し「押圧保持部(h2)並びに平行保持部(h1)に可動部分検
出用のセンサ(39)(50)(54)が設置されており、可動限界
に近づいた場合アラーム音を発して異常を知らせると共
に検出器(9)の損傷を防ぐためにブーム部(3)並びカンチ
レバー式の押圧保持部(h2)の両方或いは何れか一方を自
動的に収縮させるようになっている」事を特徴とする。
し「押圧保持部(h2)並びに平行保持部(h1)に可動部分検
出用のセンサ(39)(50)(54)が設置されており、可動限界
に近づいた場合アラーム音を発して異常を知らせると共
に検出器(9)の損傷を防ぐためにブーム部(3)並びカンチ
レバー式の押圧保持部(h2)の両方或いは何れか一方を自
動的に収縮させるようになっている」事を特徴とする。
【0019】このようにすることで、異常事態が発生す
れば、直ちにブーム部(3) 並びカンチレバー式の押圧保
持部(h2)の両方或いは何れか一方を自動的に収縮させて
検出器(9)の損傷を防ぐことが出来るようになってい
る。
れば、直ちにブーム部(3) 並びカンチレバー式の押圧保
持部(h2)の両方或いは何れか一方を自動的に収縮させて
検出器(9)の損傷を防ぐことが出来るようになってい
る。
【0020】請求項9は、請求項1〜7のいずれかに記
載のコンクリート構造物の覆工探査装置に於ける更なる
改良に関し、「移動台車(1)とコンクリート構造物(T)の
探査面(t)迄の距離を検出する走行方向検出センサ(51)
が移動台車に装着されている」事を特徴とする。
載のコンクリート構造物の覆工探査装置に於ける更なる
改良に関し、「移動台車(1)とコンクリート構造物(T)の
探査面(t)迄の距離を検出する走行方向検出センサ(51)
が移動台車に装着されている」事を特徴とする。
【0021】これによれば、走行方向検出センサ(51)の
検出に合わせて移動台車(1)を走行させていけば、コン
クリート構造物(T)の探査面(t)が如何に曲がりくねって
いたとしても探査面(t)に平行に移動台車(1)を自動的に
走行させる事が出来る。
検出に合わせて移動台車(1)を走行させていけば、コン
クリート構造物(T)の探査面(t)が如何に曲がりくねって
いたとしても探査面(t)に平行に移動台車(1)を自動的に
走行させる事が出来る。
【0022】請求項10は、コンクリート構造物(T)の
一例で、「コンクリート構造物(T)がトンネルである」
事を特徴とする。
一例で、「コンクリート構造物(T)がトンネルである」
事を特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示実施例に従っ
て説明する。図1は、本発明装置の一部切欠側面図で、
移動台車(1)の荷台に保持装置(H)が搭載されている。保
持装置(H)には姿勢保持部(h3)のないものと、姿勢保持
部(h3)が設置されているものとがあり、本実施例では姿
勢保持部(h3)を設置しているものをその代表例として説
明する。姿勢保持部(h3)のない場合は、押圧保持部(h2)
が伸縮部(h4)の先端に直接設置される事になる。
て説明する。図1は、本発明装置の一部切欠側面図で、
移動台車(1)の荷台に保持装置(H)が搭載されている。保
持装置(H)には姿勢保持部(h3)のないものと、姿勢保持
部(h3)が設置されているものとがあり、本実施例では姿
勢保持部(h3)を設置しているものをその代表例として説
明する。姿勢保持部(h3)のない場合は、押圧保持部(h2)
が伸縮部(h4)の先端に直接設置される事になる。
【0024】保持装置(H)は、平行保持部(h1)、押圧保
持部(h2)、姿勢保持部(h3)、伸縮部(h4)、傾動部(h5)、
回動部(15)並びに位置調整部(h6)を有する伸縮部設置台
(2)とで構成されており、伸縮部(h4)はブーム部(3)、ブ
ーム基台(23)とで構成されている。以下、これらを順次
説明して行く。
持部(h2)、姿勢保持部(h3)、伸縮部(h4)、傾動部(h5)、
回動部(15)並びに位置調整部(h6)を有する伸縮部設置台
(2)とで構成されており、伸縮部(h4)はブーム部(3)、ブ
ーム基台(23)とで構成されている。以下、これらを順次
説明して行く。
【0025】伸縮部設置台(2)のメイン機構である位置
調整部(h6)は、保持装置(H)全体を移動台車(1)の進行方
向に対して直角方向にスライドさせるための機構部で、
移動台車(1)の荷台に平行に配設された一対のスライド
レール(12)と、その中間に平行に配設されたスライドネ
ジ軸(11)と、前記スライドネジ軸(11)と噛合し、スライ
ドネジ軸(11)の回転に合わせてスライドレール(12)上を
スライドする伸縮部設置台(2)と、前記スライドネジ軸
(11)を作動させる駆動モータ(13)と、駆動モータ(13)の
回転力をスライドネジ軸(11)に伝達する伝達機構(14)と
で構成されている。
調整部(h6)は、保持装置(H)全体を移動台車(1)の進行方
向に対して直角方向にスライドさせるための機構部で、
移動台車(1)の荷台に平行に配設された一対のスライド
レール(12)と、その中間に平行に配設されたスライドネ
ジ軸(11)と、前記スライドネジ軸(11)と噛合し、スライ
ドネジ軸(11)の回転に合わせてスライドレール(12)上を
スライドする伸縮部設置台(2)と、前記スライドネジ軸
(11)を作動させる駆動モータ(13)と、駆動モータ(13)の
回転力をスライドネジ軸(11)に伝達する伝達機構(14)と
で構成されている。
【0026】伸縮部(h4)は、ブーム部(3)とブーム部(3)
及び後述する傾動部(h5)を構成する傾動シリンダ(4)と
を枢支するブーム基台(23)とで構成されている。前記ブ
ーム部(3)の一部を構成する固定筒部(3a)は、その下端
がブーム基台(23)に枢着されており、傾動シリンダ(4)
にて起倒するようになっている。そして前記固定筒部(3
a)の自由端の開口部からアーム部(3b)が出入してブーム
部(3)全長を伸縮するようになっている。
及び後述する傾動部(h5)を構成する傾動シリンダ(4)と
を枢支するブーム基台(23)とで構成されている。前記ブ
ーム部(3)の一部を構成する固定筒部(3a)は、その下端
がブーム基台(23)に枢着されており、傾動シリンダ(4)
にて起倒するようになっている。そして前記固定筒部(3
a)の自由端の開口部からアーム部(3b)が出入してブーム
部(3)全長を伸縮するようになっている。
【0027】また、回動部(15)は、ブーム基台(23)と伸
縮部設置台(2)との間に配設され、ブーム基台(23)以上
の部分並びにこれに取り付けられている傾動部(h5)とを
共に回動させるものである。前記ブーム基台(23)はブー
ム主軸(16)にて伸縮部設置台(2)に回動自在に接続され
ており、前記回動部(15)は、ブーム主軸(16)の回りを回
転し且つブーム基台(23)以上の部分の荷重を担持するラ
ジアル・スラスト軸受(15a)と、ブーム基台(23)を回動
させるブーム回動モータ(17)と、ブーム回動モータ(17)
の回転力を伝達する伝達機構(18)とで構成されている。
縮部設置台(2)との間に配設され、ブーム基台(23)以上
の部分並びにこれに取り付けられている傾動部(h5)とを
共に回動させるものである。前記ブーム基台(23)はブー
ム主軸(16)にて伸縮部設置台(2)に回動自在に接続され
ており、前記回動部(15)は、ブーム主軸(16)の回りを回
転し且つブーム基台(23)以上の部分の荷重を担持するラ
ジアル・スラスト軸受(15a)と、ブーム基台(23)を回動
させるブーム回動モータ(17)と、ブーム回動モータ(17)
の回転力を伝達する伝達機構(18)とで構成されている。
【0028】傾動部(h5)は、その一端がブーム基台(23)
に枢着され、その他端から伸縮ロッド(4a)が出入してそ
の全長を伸縮する傾動シリンダ(4)、及び固定筒部(3a)
の開口端に取着され、前記伸縮ロッド(4a)の先端が取り
付けられているヒンジ部(3c)とで構成されており、伸縮
ロッド(4a)を出入させてシリンダ(4)の全長を伸縮させ
る事によってブーム部(3)を起倒するように構成されて
いる。
に枢着され、その他端から伸縮ロッド(4a)が出入してそ
の全長を伸縮する傾動シリンダ(4)、及び固定筒部(3a)
の開口端に取着され、前記伸縮ロッド(4a)の先端が取り
付けられているヒンジ部(3c)とで構成されており、伸縮
ロッド(4a)を出入させてシリンダ(4)の全長を伸縮させ
る事によってブーム部(3)を起倒するように構成されて
いる。
【0029】アーム部(3b)の先端は姿勢保持部(h3)に接
続され、姿勢保持部(h3)以上の部分を昇降させるように
なっている。前記姿勢保持部(h3)は、アーム部(3b)に固
定された取付ヘッド(20)と、取付ヘッド(20)の下端から
突設されたヒンジ部(20a)に枢着された姿勢保持シリン
ダ(19)と、取付ヘッド(20)に固定され、ベース台(22)の
一端がヒンジ部(22a)を介してベース台(22)に枢着され
た押圧部取付台(21)と、前述のようにヒンジ部(22a)を
介して押圧部取付台(21)に枢着され、ロッドエンド(22
b)を介してシリンダロッド(19a)に接続されているベー
ス台(22)とで構成されている。
続され、姿勢保持部(h3)以上の部分を昇降させるように
なっている。前記姿勢保持部(h3)は、アーム部(3b)に固
定された取付ヘッド(20)と、取付ヘッド(20)の下端から
突設されたヒンジ部(20a)に枢着された姿勢保持シリン
ダ(19)と、取付ヘッド(20)に固定され、ベース台(22)の
一端がヒンジ部(22a)を介してベース台(22)に枢着され
た押圧部取付台(21)と、前述のようにヒンジ部(22a)を
介して押圧部取付台(21)に枢着され、ロッドエンド(22
b)を介してシリンダロッド(19a)に接続されているベー
ス台(22)とで構成されている。
【0030】押圧保持部(h2)は、ヒンジ部(22c)を介し
てその下端がベース台(22)に枢着され、リンクを構成す
る一対のカンチレバー(5)と、一方のカンチレバー(5)を
枢着している枢着軸(5a)に取り付けられているアクチュ
エータ(6)と、枢着軸(5a)に取り付けられ、カンチレバ
ー(5)に加わる荷重をキャンセルするためのバランサ(7)
とで構成されている。アクチュエータ(6)は、本実施例
では空気式で、圧縮空気を供給する事で枢着軸(5a)に回
転力を発生させるものである。また、カンチレバー(5)
の回転角度を検出するカンチレバー回転角度検出用のセ
ンサ(54)が押圧保持部(h2)に配設されており、カンチレ
バー回転角度を検出しており、異常発生の時にはカンチ
レバー(5)を折り畳むようになっている。
てその下端がベース台(22)に枢着され、リンクを構成す
る一対のカンチレバー(5)と、一方のカンチレバー(5)を
枢着している枢着軸(5a)に取り付けられているアクチュ
エータ(6)と、枢着軸(5a)に取り付けられ、カンチレバ
ー(5)に加わる荷重をキャンセルするためのバランサ(7)
とで構成されている。アクチュエータ(6)は、本実施例
では空気式で、圧縮空気を供給する事で枢着軸(5a)に回
転力を発生させるものである。また、カンチレバー(5)
の回転角度を検出するカンチレバー回転角度検出用のセ
ンサ(54)が押圧保持部(h2)に配設されており、カンチレ
バー回転角度を検出しており、異常発生の時にはカンチ
レバー(5)を折り畳むようになっている。
【0031】平行保持部(h1)は、左右方向調整部(hy)及
び走好方向調整部(hx)とで構成されている。左右方向調
整部(hy)は、一対のカンチレバー(5)の上端にヒンジ部
(30a)を介して枢着されている固定フレーム(30)と、固
定フレーム(30)の前端及び後端の中央から突設されてい
る左右方向吊持支柱(31)に左右方向吊持軸(33)を介して
吊り下げられている左右方向スイングフレーム(8)とで
構成され、走行方向調整部(hx)は、左右方向スイングフ
レーム(8)の両側中央から突設されている前後方向吊持
支柱(40)に前後方向吊持軸(42)を介して吊り下げられ、
前後方向においてスイングする測定部取付フレーム(41)
と、その上面を覆う左右一対の摺接プレート(48)とで構
成されている。
び走好方向調整部(hx)とで構成されている。左右方向調
整部(hy)は、一対のカンチレバー(5)の上端にヒンジ部
(30a)を介して枢着されている固定フレーム(30)と、固
定フレーム(30)の前端及び後端の中央から突設されてい
る左右方向吊持支柱(31)に左右方向吊持軸(33)を介して
吊り下げられている左右方向スイングフレーム(8)とで
構成され、走行方向調整部(hx)は、左右方向スイングフ
レーム(8)の両側中央から突設されている前後方向吊持
支柱(40)に前後方向吊持軸(42)を介して吊り下げられ、
前後方向においてスイングする測定部取付フレーム(41)
と、その上面を覆う左右一対の摺接プレート(48)とで構
成されている。
【0032】前記固定フレーム(30)は、前述のようにフ
レームを矩形に組み、その前端及び後端中央から左右方
向吊持支柱(31)が突設され、下面からカンチレバー(5)
の上端がそれぞれ枢着されるヒンジ部(30a)が4カ所突
設され、更にその前端及び後端の内面側に左右一対の左
右方向スイング調整用の左右方向支持軸(35)を取り付け
るための一対の取付突起(30b)が突設されている。
レームを矩形に組み、その前端及び後端中央から左右方
向吊持支柱(31)が突設され、下面からカンチレバー(5)
の上端がそれぞれ枢着されるヒンジ部(30a)が4カ所突
設され、更にその前端及び後端の内面側に左右一対の左
右方向スイング調整用の左右方向支持軸(35)を取り付け
るための一対の取付突起(30b)が突設されている。
【0033】左右方向支持軸(35)は後述するように、左
右方向スイングフレーム(8)の左右方向吊持アーム(32)
から垂設された左右方向挟持プレート(34)を貫通してお
り、左右方向挟持プレート(34)の両側にてコロ取付部(3
8a)に取り付けられた左右方向押圧コロ(38)が左右方向
挟持プレート(34)を両側から挟み、左右方向支持軸(35)
に螺着された左右方向圧力調整コマ(37)と前記コロ取付
部(38a)との間に配設された一対の左右方向押圧バネ(3
6)の弾発力にて、左右方向吊持軸(33)の回りにて左右方
向スイングフレーム(8)をスイングさせるような力が加
わらない限り、左右方向挟持プレート(34)が常時中央に
位置するように調整している。
右方向スイングフレーム(8)の左右方向吊持アーム(32)
から垂設された左右方向挟持プレート(34)を貫通してお
り、左右方向挟持プレート(34)の両側にてコロ取付部(3
8a)に取り付けられた左右方向押圧コロ(38)が左右方向
挟持プレート(34)を両側から挟み、左右方向支持軸(35)
に螺着された左右方向圧力調整コマ(37)と前記コロ取付
部(38a)との間に配設された一対の左右方向押圧バネ(3
6)の弾発力にて、左右方向吊持軸(33)の回りにて左右方
向スイングフレーム(8)をスイングさせるような力が加
わらない限り、左右方向挟持プレート(34)が常時中央に
位置するように調整している。
【0034】また、左右方向吊持支柱(31)の両側には一
対の左右方向揺動量検出センサ(39)が取り付けられてお
り、左右方向スイングフレーム(8)の左右方向吊持アー
ム(32)のスイング量が一定量以上になった場合に後述す
る障害回避運動を行うアラーム信号が出力されるように
なっている。
対の左右方向揺動量検出センサ(39)が取り付けられてお
り、左右方向スイングフレーム(8)の左右方向吊持アー
ム(32)のスイング量が一定量以上になった場合に後述す
る障害回避運動を行うアラーム信号が出力されるように
なっている。
【0035】左右方向スイングフレーム(8)は、矩形状
に組まれたフレームで、その前後両辺の中央からL形の
左右方向吊持アーム(32)が突設されている。そして、こ
の左右方向吊持アーム(32)の上端が前述のように左右方
向吊持軸(33)を介して左右方向吊持支柱(31)に吊持され
ている。そして、前述のように左右方向吊持アーム(32)
の下面から左右方向挟持プレート(34)が垂設されてお
り、その両側が一対の左右方向押圧コロ(38)にて挟持さ
れている。そして前記左右方向スイングフレーム(8)の
両側中央部からは一対の前後方向吊持支柱(40)が立設さ
れている。
に組まれたフレームで、その前後両辺の中央からL形の
左右方向吊持アーム(32)が突設されている。そして、こ
の左右方向吊持アーム(32)の上端が前述のように左右方
向吊持軸(33)を介して左右方向吊持支柱(31)に吊持され
ている。そして、前述のように左右方向吊持アーム(32)
の下面から左右方向挟持プレート(34)が垂設されてお
り、その両側が一対の左右方向押圧コロ(38)にて挟持さ
れている。そして前記左右方向スイングフレーム(8)の
両側中央部からは一対の前後方向吊持支柱(40)が立設さ
れている。
【0036】前後方向吊持支柱(40)には前後方向吊持軸
(42)を介して測定部取付フレーム(41)が吊持されてい
る。この測定部取付フレーム(41)は、連結棹(41a)を介
して接続された枠体で、両側壁に沿ってその内側に前記
一対の前後方向支持軸(43)が配設されており、前記一対
の前後方向支持軸(43)に取り付けられた前後方向コロ取
付コマ(45)の前後方向押圧コロ(44)が前後方向吊持支柱
(40)を前後から挟持しており、これにより前述同様測定
部取付フレーム(41)に前後方向吊持軸(42)の回りに測定
部取付フレーム(41)をスイングさせる力が加わらない限
り測定部取付フレーム(41)が常時中央に位置するように
調整するようになっている。そしてこの測定部取付フレ
ーム(41)に検出器(9)が締結具(53)で取り付けられるよ
うになっている。
(42)を介して測定部取付フレーム(41)が吊持されてい
る。この測定部取付フレーム(41)は、連結棹(41a)を介
して接続された枠体で、両側壁に沿ってその内側に前記
一対の前後方向支持軸(43)が配設されており、前記一対
の前後方向支持軸(43)に取り付けられた前後方向コロ取
付コマ(45)の前後方向押圧コロ(44)が前後方向吊持支柱
(40)を前後から挟持しており、これにより前述同様測定
部取付フレーム(41)に前後方向吊持軸(42)の回りに測定
部取付フレーム(41)をスイングさせる力が加わらない限
り測定部取付フレーム(41)が常時中央に位置するように
調整するようになっている。そしてこの測定部取付フレ
ーム(41)に検出器(9)が締結具(53)で取り付けられるよ
うになっている。
【0037】この調整作用は前後方向圧力調整コマ(47)
と前後方向コロ取付コマ(45)との間に配設された前後方
向押圧バネ(46)の弾発力による。なお、前記前後方向圧
力調整コマ(47)、前後方向コロ取付コマ(45)並びに前後
方向押圧バネ(46)は、前後方向支持軸(43)に装着されて
いる。
と前後方向コロ取付コマ(45)との間に配設された前後方
向押圧バネ(46)の弾発力による。なお、前記前後方向圧
力調整コマ(47)、前後方向コロ取付コマ(45)並びに前後
方向押圧バネ(46)は、前後方向支持軸(43)に装着されて
いる。
【0038】そして前述の左右方向圧力調整コマ(37)を
左右方向支持軸(35)に沿って、及び先ほど述べた前後方
向圧力調整コマ(47)を前後方向支持軸(43)に沿ってそれ
ぞれスライドさせることで前記前後方向支持軸(43)及び
左右方向押圧バネ(36)の弾発力を自在に個別調整する事
が出来る。
左右方向支持軸(35)に沿って、及び先ほど述べた前後方
向圧力調整コマ(47)を前後方向支持軸(43)に沿ってそれ
ぞれスライドさせることで前記前後方向支持軸(43)及び
左右方向押圧バネ(36)の弾発力を自在に個別調整する事
が出来る。
【0039】また、測定部取付フレーム(41)の前後方向
吊持軸(42)の回りのスイング量が一定量以上になった場
合に後述する障害回避運動を行うアラーム信号を出力す
る一対の前後方向スイング量検出センサ(50)が前後方向
吊持支柱(40)の前後に配設されている。
吊持軸(42)の回りのスイング量が一定量以上になった場
合に後述する障害回避運動を行うアラーム信号を出力す
る一対の前後方向スイング量検出センサ(50)が前後方向
吊持支柱(40)の前後に配設されている。
【0040】そして、この測定部取付フレーム(41)の両
側壁上部にはその前後両端が斜めに傾斜した傾斜部(48
a)を有する左右一対の摺接プレート(48)が配設されてお
り、その間に前記検出器(9)が配設されている。検出器
(9)の天井部分も摺接プレート(48)と同様、その前後端
部が斜めに傾斜するように形成されている。
側壁上部にはその前後両端が斜めに傾斜した傾斜部(48
a)を有する左右一対の摺接プレート(48)が配設されてお
り、その間に前記検出器(9)が配設されている。検出器
(9)の天井部分も摺接プレート(48)と同様、その前後端
部が斜めに傾斜するように形成されている。
【0041】更に、摺接プレート(48)の間にて検出器
(9)の前方には転動ローラ(49)が配設されており、左右
方向吊持支柱(31)の頂部にそのローラ取付部(49a)が取
り付けられている。前記検出器(9)は、電磁波を利用し
てコンクリート構造物(T)の背後に発生しているかも知
れない欠陥(K)を探査する装置である。
(9)の前方には転動ローラ(49)が配設されており、左右
方向吊持支柱(31)の頂部にそのローラ取付部(49a)が取
り付けられている。前記検出器(9)は、電磁波を利用し
てコンクリート構造物(T)の背後に発生しているかも知
れない欠陥(K)を探査する装置である。
【0042】また、移動台車(1)にはコンクリート構造
物(T)が堤防のような細長い構造体の場合、このコンク
リート構造物(T)と移動台車(1)との距離を測定して移動
台車(1)がコンクリート構造物(T)に沿って走行出来るよ
うにセンシングし、コンクリート構造物(T)がトンネル
のような場合、コンクリート構造物(T)の中央を走行出
来るようにセンシングしている一対の走行方向検出セン
サ(51)と、暗いコンクリート構造物(T)内での作業位置
を照明するライト(52)とが設置されている。
物(T)が堤防のような細長い構造体の場合、このコンク
リート構造物(T)と移動台車(1)との距離を測定して移動
台車(1)がコンクリート構造物(T)に沿って走行出来るよ
うにセンシングし、コンクリート構造物(T)がトンネル
のような場合、コンクリート構造物(T)の中央を走行出
来るようにセンシングしている一対の走行方向検出セン
サ(51)と、暗いコンクリート構造物(T)内での作業位置
を照明するライト(52)とが設置されている。
【0043】次に、コンクリート構造物(T)が図8に示
すようなトンネルである場合を例にとって説明する。ま
ず、コンクリート構造物(T)の天井部分(X)をコンクリー
ト構造物(T)に沿って検査していく場合を説明する。走
行方向検出センサ(51)を使用して移動台車(1)がコンク
リート構造物(T)の中央に位置するように移動させ、次
に、移動台車(1)の荷台に折り畳まれて倒れ込んでいる
伸縮部(h4)を、傾動シリンダ(4)を作動させる事によっ
て垂直に引き起こす。然る後、駆動モータ(13)を作動さ
せてスライドネジ軸(11)を回転させ、検出器(9)がコン
クリート構造物(T)の測定場所に来るように保持装置(H)
全体を移動させる。
すようなトンネルである場合を例にとって説明する。ま
ず、コンクリート構造物(T)の天井部分(X)をコンクリー
ト構造物(T)に沿って検査していく場合を説明する。走
行方向検出センサ(51)を使用して移動台車(1)がコンク
リート構造物(T)の中央に位置するように移動させ、次
に、移動台車(1)の荷台に折り畳まれて倒れ込んでいる
伸縮部(h4)を、傾動シリンダ(4)を作動させる事によっ
て垂直に引き起こす。然る後、駆動モータ(13)を作動さ
せてスライドネジ軸(11)を回転させ、検出器(9)がコン
クリート構造物(T)の測定場所に来るように保持装置(H)
全体を移動させる。
【0044】続いて、ブーム回動モータ(17)を作動させ
て回動部(15)を回動させ、検出器(9)がコンクリート構
造物(T)の軸方向を向くように回転させる。これによ
り、移動台車(1)の走行方向と検出器(9)の移動方向とが
コンクリート構造物(T)の軸方向に一致する。
て回動部(15)を回動させ、検出器(9)がコンクリート構
造物(T)の軸方向を向くように回転させる。これによ
り、移動台車(1)の走行方向と検出器(9)の移動方向とが
コンクリート構造物(T)の軸方向に一致する。
【0045】次にブーム部(3)のアーム部(3b)をある程
度伸長させ、検出器(9)をコンクリート構造物(T)の測定
位置の近傍まで位置させる。然る後、アクチュエータ
(6)を作動させてカンチレバー(5)を起こし、所定の力で
検出器(9)がコンクリート構造物(T)の測定位置に接触す
るようにする。アクチュエータ(6)の動作はバランサ(7)
の作用にてスムーズに作動する。
度伸長させ、検出器(9)をコンクリート構造物(T)の測定
位置の近傍まで位置させる。然る後、アクチュエータ
(6)を作動させてカンチレバー(5)を起こし、所定の力で
検出器(9)がコンクリート構造物(T)の測定位置に接触す
るようにする。アクチュエータ(6)の動作はバランサ(7)
の作用にてスムーズに作動する。
【0046】このようにした後、移動台車(1)をコンク
リート構造物(T)に沿ってゆっくりと走らせる。検出器
(9)は移動台車(1)の走行と共にコンクリート構造物(T)
の天井面に接触しつつ移動し、電磁波のよる欠陥(K)の
探査を行う。走行中、移動台車(1)がコンクリート構造
物(T)の中央ラインから離れないように走行方向検出セ
ンサ(51)にて常時センシングしている。また、検出器
(9)による探査中、常時ライト(52)にて検出器(9)近傍を
照射し、異常がないか目視にて検査する。
リート構造物(T)に沿ってゆっくりと走らせる。検出器
(9)は移動台車(1)の走行と共にコンクリート構造物(T)
の天井面に接触しつつ移動し、電磁波のよる欠陥(K)の
探査を行う。走行中、移動台車(1)がコンクリート構造
物(T)の中央ラインから離れないように走行方向検出セ
ンサ(51)にて常時センシングしている。また、検出器
(9)による探査中、常時ライト(52)にて検出器(9)近傍を
照射し、異常がないか目視にて検査する。
【0047】コンクリート構造物(T)の測定ライン上の
細かな凹凸は、摺接プレート(48)の傾斜部(48a)と転動
ローラ(49)によってスムーズに乗り越えて検出器(9)は
移動して行く。進行方向に対して検出器(9)を前後方向
にて傾けるような凹凸に検出器(9)或いは摺接プレート
(48)が乗り上げた場合、測定部取付フレーム(41)が前後
方向吊持軸(42)の回りにてスイングする。これにより前
後方向吊持支柱(40)に対して測定部取付フレーム(41)が
傾くため、前後方向押圧コロ(44)が前後方向吊持支柱(4
0)の前後で反対側にそれぞれ移動し、且つこれに応じて
両前後方向押圧バネ(46)が撓み前後方向押圧コロ(44)間
の距離の変動を吸収する。
細かな凹凸は、摺接プレート(48)の傾斜部(48a)と転動
ローラ(49)によってスムーズに乗り越えて検出器(9)は
移動して行く。進行方向に対して検出器(9)を前後方向
にて傾けるような凹凸に検出器(9)或いは摺接プレート
(48)が乗り上げた場合、測定部取付フレーム(41)が前後
方向吊持軸(42)の回りにてスイングする。これにより前
後方向吊持支柱(40)に対して測定部取付フレーム(41)が
傾くため、前後方向押圧コロ(44)が前後方向吊持支柱(4
0)の前後で反対側にそれぞれ移動し、且つこれに応じて
両前後方向押圧バネ(46)が撓み前後方向押圧コロ(44)間
の距離の変動を吸収する。
【0048】そして、前記凹凸を乗り越えると前述のよ
うに撓んだ両前後方向押圧バネ(46)の弾発力にて前後方
向押圧コロ(44)が元の位置に復帰しようとして前後方向
吊持支柱(40)の前後壁面を押圧挟持する。このように前
後方向の揺れに対しては両前後方向押圧バネ(46)の弾発
力が作用して常に検出器(9)を水平に維持しようとする
働きがあり、これにより凹凸の存在にも拘わらず、検出
器(9)はコンクリート構造物(T)の測定ラインの前後方向
において常時、平行に接触して移動台車(1)の走行と共
に移動する事になる。
うに撓んだ両前後方向押圧バネ(46)の弾発力にて前後方
向押圧コロ(44)が元の位置に復帰しようとして前後方向
吊持支柱(40)の前後壁面を押圧挟持する。このように前
後方向の揺れに対しては両前後方向押圧バネ(46)の弾発
力が作用して常に検出器(9)を水平に維持しようとする
働きがあり、これにより凹凸の存在にも拘わらず、検出
器(9)はコンクリート構造物(T)の測定ラインの前後方向
において常時、平行に接触して移動台車(1)の走行と共
に移動する事になる。
【0049】また、進行方向に対して検出器(9)を左右
方向にて傾けるような凹凸に検出器(9)或いは一方の摺
接プレート(48)が乗り上げた場合、左右方向スイングフ
レーム(8)の左右方向吊持アーム(32)が左右方向吊持軸
(33)の回りにてスイングする。これにより左右方向吊持
支柱(31)に対して左右方向吊持アーム(32)が傾くため、
左右方向押圧コロ(38)が左右方向挟持プレート(34)の左
右で反対側にそれぞれ移動し且つ左右方向押圧バネ(36)
を撓ませて左右方向挟持プレート(34)間の距離の変動を
吸収する。
方向にて傾けるような凹凸に検出器(9)或いは一方の摺
接プレート(48)が乗り上げた場合、左右方向スイングフ
レーム(8)の左右方向吊持アーム(32)が左右方向吊持軸
(33)の回りにてスイングする。これにより左右方向吊持
支柱(31)に対して左右方向吊持アーム(32)が傾くため、
左右方向押圧コロ(38)が左右方向挟持プレート(34)の左
右で反対側にそれぞれ移動し且つ左右方向押圧バネ(36)
を撓ませて左右方向挟持プレート(34)間の距離の変動を
吸収する。
【0050】そして、凹凸を乗り越えると前述のように
撓んだ両左右方向押圧バネ(36)の弾発力にて左右方向押
圧コロ(38)が元の位置に復帰しようとして左右方向挟持
プレート(34)の左右壁面を押圧挟持する。この撓んだ両
左右方向押圧バネ(36)の弾発力にて左右方向に傾いた検
出器(9)は水平に復帰しようとする。これにより凹凸が
有ったとしても、検出器(9)はコンクリート構造物(T)の
測定ラインの左右方向において常時、平行に接触して移
動台車(1)の走行と共に移動する事になる。以上によ
り、検出器(9)を前後方向あるいは左右方向に傾けよう
とする凹凸がコンクリート構造物(T)内に突出していて
もこれを乗り越えてスムーズに前進してコンクリート構
造物(T)の探査を行うことが出来る。
撓んだ両左右方向押圧バネ(36)の弾発力にて左右方向押
圧コロ(38)が元の位置に復帰しようとして左右方向挟持
プレート(34)の左右壁面を押圧挟持する。この撓んだ両
左右方向押圧バネ(36)の弾発力にて左右方向に傾いた検
出器(9)は水平に復帰しようとする。これにより凹凸が
有ったとしても、検出器(9)はコンクリート構造物(T)の
測定ラインの左右方向において常時、平行に接触して移
動台車(1)の走行と共に移動する事になる。以上によ
り、検出器(9)を前後方向あるいは左右方向に傾けよう
とする凹凸がコンクリート構造物(T)内に突出していて
もこれを乗り越えてスムーズに前進してコンクリート構
造物(T)の探査を行うことが出来る。
【0051】ただし、許容限度以上の凹凸が存在する場
合には、無理にこれを乗り越えようとすると装置全体の
損傷につながるため、前後方向では、許容限度以上に検
出器(9)が傾くと前後方向スング量検出センサ(50)から
アラーム信号が発生する。同様に、左右方向において許
容限度以上に検出器(9)が傾くと左右方向揺動量検出セ
ンサ(39)からアラーム信号が発生する。いずれのアラー
ム信号でも発生すると、直ちにアクチュエータ(6)が作
動してカンチレバー(5)を畳み込み、更には必要に応じ
てブーム部(3)の収縮も行い、検出器(9)がコンクリート
構造物(T)から離間するように作動する。このようにし
て異常事態が発生しても装置全体が損傷を受けないよう
にしている。
合には、無理にこれを乗り越えようとすると装置全体の
損傷につながるため、前後方向では、許容限度以上に検
出器(9)が傾くと前後方向スング量検出センサ(50)から
アラーム信号が発生する。同様に、左右方向において許
容限度以上に検出器(9)が傾くと左右方向揺動量検出セ
ンサ(39)からアラーム信号が発生する。いずれのアラー
ム信号でも発生すると、直ちにアクチュエータ(6)が作
動してカンチレバー(5)を畳み込み、更には必要に応じ
てブーム部(3)の収縮も行い、検出器(9)がコンクリート
構造物(T)から離間するように作動する。このようにし
て異常事態が発生しても装置全体が損傷を受けないよう
にしている。
【0052】凹凸が異常に大きく、前記の機構だけでは
対処できず、カンチレバー(5)が押し下げられた場合、
カンチレバー角度検出用のセンサ(54)がこれを検出して
アラーム信号を発生させると同時にカンチレバー(5)の
畳み込みやブーム部(3)の収縮が行われる。
対処できず、カンチレバー(5)が押し下げられた場合、
カンチレバー角度検出用のセンサ(54)がこれを検出して
アラーム信号を発生させると同時にカンチレバー(5)の
畳み込みやブーム部(3)の収縮が行われる。
【0053】このようにして(X)位置の探査をコンクリ
ート構造物(T)の測定部位全体にわたって行った後、(Y)
或いは(-Y)で示すコンクリート構造物(T)の側面上部、
(Z)或いは(-Z)で示す側面下部の探査を行う。この場
合、傾動部(h5)を作動させて伸縮部(h4)を倒し、前述の
ようにアクチュエータ(6)を作動させてカンチレバー(5)
を起こし、検出器(9)をコンクリート構造物(T)に接触さ
せる。
ート構造物(T)の測定部位全体にわたって行った後、(Y)
或いは(-Y)で示すコンクリート構造物(T)の側面上部、
(Z)或いは(-Z)で示す側面下部の探査を行う。この場
合、傾動部(h5)を作動させて伸縮部(h4)を倒し、前述の
ようにアクチュエータ(6)を作動させてカンチレバー(5)
を起こし、検出器(9)をコンクリート構造物(T)に接触さ
せる。
【0054】この場合、(Z)或いは(-Z)で示す側面下部
を探査する場合で傾動部(h5)の作用だけでは検出器(9)
をコンクリート構造物(T)の内周面(t)に十分接触させる
事が出来ない場合、姿勢保持部(h3)の姿勢保持シリンダ
(19)を作動させてベース台(22)をヒンジ部(22a)を軸と
して押圧部取付台(21)に対して傾け、検出器(9)をコン
クリート構造物(T)の内周面(t)に接触させる事になる。
また、必要に応じて、位置調整部(h6)を作動させて検出
器(9)の位置を調整する。なお、姿勢保持部(h3)は必要
に応じて設置することが出来、前記実施例では姿勢保持
部(h3)を設けた例である。
を探査する場合で傾動部(h5)の作用だけでは検出器(9)
をコンクリート構造物(T)の内周面(t)に十分接触させる
事が出来ない場合、姿勢保持部(h3)の姿勢保持シリンダ
(19)を作動させてベース台(22)をヒンジ部(22a)を軸と
して押圧部取付台(21)に対して傾け、検出器(9)をコン
クリート構造物(T)の内周面(t)に接触させる事になる。
また、必要に応じて、位置調整部(h6)を作動させて検出
器(9)の位置を調整する。なお、姿勢保持部(h3)は必要
に応じて設置することが出来、前記実施例では姿勢保持
部(h3)を設けた例である。
【0055】
【発明の効果】本発明装置では、保持装置の作用によ
り、移動台車をコンクリート構造物に沿って走行させる
だけで、検出器を探査面に所定圧力で接触保持させる事
が出来、正確なコンクリート構造物の背後の探査を非破
壊にて実施することが出来る。
り、移動台車をコンクリート構造物に沿って走行させる
だけで、検出器を探査面に所定圧力で接触保持させる事
が出来、正確なコンクリート構造物の背後の探査を非破
壊にて実施することが出来る。
【0056】また、保持装置を、平行保持部、押圧保持
部、伸縮部、傾動部、回動部及び位置調整部或いはこれ
に加えて姿勢保持部とで構成する事により、保持装置を
操作することで、トンネルや護岸堤防などのような複雑
な形状を持つコンクリート構造物の探査面に自由な角度
で検出器の接触面を平行に保持して走行する事が出来、
従来困難であった探査を迅速且つ正確に行えるようにな
った。
部、伸縮部、傾動部、回動部及び位置調整部或いはこれ
に加えて姿勢保持部とで構成する事により、保持装置を
操作することで、トンネルや護岸堤防などのような複雑
な形状を持つコンクリート構造物の探査面に自由な角度
で検出器の接触面を平行に保持して走行する事が出来、
従来困難であった探査を迅速且つ正確に行えるようにな
った。
【0057】また、平行保持部を、走行方向調整部と左
右方向調整部とで構成する事で探査面に凹凸があったと
してもこの凹凸に合わせて検査器を走行方向並びに左右
方向に傾動させて探査面に検査機を常時密着且つ平行に
接触させる事が出来、探査精度が更に向上する事にな
る。
右方向調整部とで構成する事で探査面に凹凸があったと
してもこの凹凸に合わせて検査器を走行方向並びに左右
方向に傾動させて探査面に検査機を常時密着且つ平行に
接触させる事が出来、探査精度が更に向上する事にな
る。
【0058】また、走行方向検出センサを移動台車に装
備しておけば、走行方向検出センサの検出に合わせて移
動台車を走行させていくだけで、コンクリート構造物の
探査面が如何に曲がりくねっていたとしても探査面に平
行に移動台車を自動的に走行させる事が出来る。
備しておけば、走行方向検出センサの検出に合わせて移
動台車を走行させていくだけで、コンクリート構造物の
探査面が如何に曲がりくねっていたとしても探査面に平
行に移動台車を自動的に走行させる事が出来る。
【図1】本発明装置の一部切欠概略側面図
【図2】図1の概略正面図
【図3】図1の概略平面図
【図4】本発明装置の検出器を保持している平行保持部
とその下部の押圧保持部の部分拡大斜視図
とその下部の押圧保持部の部分拡大斜視図
【図5】図4の検出器を保持している平行保持部の更な
る拡大斜視図
る拡大斜視図
【図6】図5の側断面図
【図7】図5の半断面状態の正面図
【図8】本発明装置を使用した測定状態を示す正面図
(T)…コンクリート構造物 (t)…探査面 (K)…欠陥 (H)…保持装置 (h1)…平行保持部 (h2)…押圧保持部 (h3)…姿勢保持部 (h4)…伸縮部 (h5)…傾動部 (h6)…位置調整部 (hx)…左右方向調整部 (hy)…走行方向調整部 (1)…移動台車 (9)…検出器 (15)…回動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大東 秀光 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 及川 理人 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 飯沼 博幸 東京都千代田区九段北4丁目2番6号 応 用地質株式会社内 Fターム(参考) 2D018 AA04 2G047 AA10 BC07 EA10 GA05 GA06 GJ02
Claims (10)
- 【請求項1】 移動台車並びに保持装置を有するコンク
リート構造物の覆工探査装置において、 保持装置が、 移動台車に搭載された伸縮部設置台と、 伸縮部設置台に立設され、検出器を探査面に接触させる
平行保持部を介して検出器を探査面に所定の圧力で押圧
保持する伸縮部と、 伸縮部の先端部分に取り付けられ、検出器を探査面に接
触させる平行保持部とで構成されており、 伸縮部の伸縮、角度調整、旋回、更に伸縮部の先端部分
に設けた平行保持部の平行保持作用にて移動台車の走行
方向に沿ったコンクリート構造物の任意の壁面に平行保
持部に保持された検出器を平行にて一定圧力で押しつけ
る事が出来る事を特徴とするコンクリート構造物の覆工
探査装置。 - 【請求項2】 移動台車並びに保持装置を有するコンク
リート構造物の覆工探査装置において、 保持装置が、 移動台車に搭載された伸縮部設置台と、 伸縮部設置台に立設された伸縮部と、 伸縮部の先端部分に取り付けられ、検出器を探査面に接
触させる平行保持部を介して検出器を探査面に所定の圧
力で押圧保持する押圧保持部と、 押圧保持部に取り付けられ、検出器を探査面に接触させ
る平行保持部とで構成されており、 伸縮部の伸縮、角度調整、旋回、更に伸縮部の先端側に
設けた平行保持部の平行保持作用にて移動台車の走行方
向に沿ったコンクリート構造物の任意の壁面に平行保持
部に保持された検出器を平行に一定圧力で押しつける事
が出来る事を特徴とするコンクリート構造物の覆工探査
装置。 - 【請求項3】 伸縮部が、 検出器をコンクリート構造物の探査面に対して近接・離
間させるブーム部と、 ブーム部を傾動可能に立設保持するブーム基台と、 伸縮部を傾動させる傾動部と、 伸縮部及び傾動部とを回転させる回動部とで構成され、 伸縮部設置台が、前記回動部を移動台車の走行方向に対
して交差する方向に移動させる位置調整部を有する事を
特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物
の覆工探査装置。 - 【請求項4】 伸縮部と平行保持部或いは伸縮部と押圧
保持部との間に平行保持部或いは押圧保持部を走行方向
に対して交差する方向に傾動させ、検出器を探査面に対
して平行となるように保持する姿勢保持部が介装されて
いる事を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコン
クリート構造物の覆工探査装置。 - 【請求項5】 検出器を装備した保持装置が移動台車に
複数組搭載されている事を特徴とする請求項1〜4の何
れかに記載のコンクリート構造物の覆工探査装置。 - 【請求項6】 押圧保持部は、コンクリート構造物の探
査面の凹凸並びに車両走行部の凹凸によって、検出器の
接触面が探査面から離脱することなく追従し、且つ所定
の圧力にて検出器を探査面に押圧出来るように移動可能
なカンチレバーで構成されている事を特徴とする請求項
1〜5の何れかに記載のコンクリート構造物の覆工探査
装置。 - 【請求項7】 平行保持部が、 検出器の走行方向に平行な方向を調整する走行方向調整
部と、 該走行方向に直角な方向を調整する左右方向調整部とで
構成されている事を特徴とする請求項1〜6に記載のコ
ンクリート構造物の覆工探査装置。 - 【請求項8】 押圧保持部並びに平行保持部に可動部分
検出用のセンサが設置されており、可動限界に近づいた
場合アラーム音を発して異常を知らせると共に検出器の
損傷を防ぐためにブーム部並びにカンチレバー式の押圧
保持部の両方或いは何れか一方を自動的に収縮させるよ
うになっている事を特徴とする請求項1〜7に記載のコ
ンクリート構造物の覆工探査装置。 - 【請求項9】 移動台車とコンクリート構造物の探査面
迄の距離を検出する検出器が移動台車に装着されている
事を特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のコンクリ
ート構造物の覆工探査装置。 - 【請求項10】 コンクリート構造物がトンネルである
事を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコンク
リート構造物の覆工探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208681A JP2001033401A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | コンクリート構造物の覆工探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208681A JP2001033401A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | コンクリート構造物の覆工探査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001033401A true JP2001033401A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16560314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11208681A Pending JP2001033401A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | コンクリート構造物の覆工探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001033401A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002311002A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Ichikawa Kosan Kk | 検査用車両 |
JP2003043020A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Taisei Corp | コンクリートの状態測定装置 |
JP2004205216A (ja) * | 2002-12-20 | 2004-07-22 | Hazama Corp | トンネル覆工コンクリートの打音検査装置 |
JP2008304415A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Oji Paper Co Ltd | シート状物の物性を測定する測定装置および方法 |
CN103912281A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-09 | 宋金博 | 一种隧道安全检修车与检测方法 |
JP2017078685A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-04-27 | 古河機械金属株式会社 | 打音検査装置、打音検査システム、動作制御装置、動作制御方法、及び、プログラム |
JP2017078684A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-04-27 | 古河機械金属株式会社 | 打音検査制御装置、打音検査制御方法、及び、プログラム |
CN106707242A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-24 | 山东大学 | 一种用于隧道二次衬砌质量检测的雷达车装置及方法 |
CN111734487A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-10-02 | 中铁十一局集团第四工程有限公司 | 一种履带式隧道二衬空洞检测仪器搭载装备 |
CN118896866A (zh) * | 2024-10-09 | 2024-11-05 | 中铁开发投资集团有限公司 | 一种连拱隧道拱腰三角区喷浆浇筑强度检测装置 |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11208681A patent/JP2001033401A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103912281B (zh) * | 2014-03-28 | 2016-01-27 | 宋金博 | 一种隧道检修车与检测方法 |
CN105350979A (zh) * | 2014-03-28 | 2016-02-24 | 宋金博 | 一种带有报警功能的隧道安全检修车的检测方法 |
JP2017078685A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-04-27 | 古河機械金属株式会社 | 打音検査装置、打音検査システム、動作制御装置、動作制御方法、及び、プログラム |
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