JP2001031362A - 乗客コンベアの移動手摺の装着装置 - Google Patents
乗客コンベアの移動手摺の装着装置Info
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- JP2001031362A JP2001031362A JP11206318A JP20631899A JP2001031362A JP 2001031362 A JP2001031362 A JP 2001031362A JP 11206318 A JP11206318 A JP 11206318A JP 20631899 A JP20631899 A JP 20631899A JP 2001031362 A JP2001031362 A JP 2001031362A
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- moving handrail
- moving
- guide rail
- mounting device
- handrail
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動手摺の装着作業を作業員に大きな労務負
担を掛けることなく、効率的に行うことができる乗客コ
ンベアの移動手摺の装着装置を提供する。 【解決手段】 欄干用装着装置2を下部の湾曲部案内レ
ール66の上側端部に吸盤21で吸着させて取り付けた
後、移動手摺7の一端側の耳部73を欄干用装着装置2
のコ字状の引掛け鉤24aに引っ掛けると共に、他端側
の耳部73をL字状の引掛け鉤23aに引っ掛け、把手
26を廻して引掛け鉤23a,24aが互いに離間する
方向に抱込腕23,24を相対移動させることにより、
両側の耳部73が引掛け鉤23a,24aに引っ張られ
て、その間が拡開することで欄干用装着装置2の移動手
摺7への係合作業が完了し、作業員が移動手摺7の中間
部位置の上側部を把持して下方に引っ張ると、中間部側
から欄干用装着装置2内に侵入した移動手摺7が引掛け
鉤23a,24aに引っ張られて、その間が拡開し、押
込ローラー22により下部の湾曲部案内レール66側に
押し込まれるようにした。
担を掛けることなく、効率的に行うことができる乗客コ
ンベアの移動手摺の装着装置を提供する。 【解決手段】 欄干用装着装置2を下部の湾曲部案内レ
ール66の上側端部に吸盤21で吸着させて取り付けた
後、移動手摺7の一端側の耳部73を欄干用装着装置2
のコ字状の引掛け鉤24aに引っ掛けると共に、他端側
の耳部73をL字状の引掛け鉤23aに引っ掛け、把手
26を廻して引掛け鉤23a,24aが互いに離間する
方向に抱込腕23,24を相対移動させることにより、
両側の耳部73が引掛け鉤23a,24aに引っ張られ
て、その間が拡開することで欄干用装着装置2の移動手
摺7への係合作業が完了し、作業員が移動手摺7の中間
部位置の上側部を把持して下方に引っ張ると、中間部側
から欄干用装着装置2内に侵入した移動手摺7が引掛け
鉤23a,24aに引っ張られて、その間が拡開し、押
込ローラー22により下部の湾曲部案内レール66側に
押し込まれるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無端状に多数連結さ
れた踏段群と同期して周回移動する、断面略C字形状で
無端帯状の移動手摺を踏段群の両側に立設された一対の
断面略T字形状の移動手摺案内レールに嵌め込み装着す
るようにした乗客コンベアの移動手摺の装着装置に関す
る。
れた踏段群と同期して周回移動する、断面略C字形状で
無端帯状の移動手摺を踏段群の両側に立設された一対の
断面略T字形状の移動手摺案内レールに嵌め込み装着す
るようにした乗客コンベアの移動手摺の装着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デパートや駅等に多数設置されているエ
スカレーターや動く歩道等に乗った乗客が安全に移動で
きるようにするために乗客が掴まるための移動手摺が設
けられている。図10は従来例に係るエスカレーターの
概略構成を示すエスカレーター装置の側面図、図11は
移動手摺の移動方向に垂直な断面図である。図10に示
すように、無端状に連結された踏段68が斜めに設置さ
れた走行路に沿って図示しない駆動装置により駆動され
て斜め上方向に移動する。そして、この踏段68の移動
と同期して、無端状に連結された図示しない移動手摺が
移動手摺駆動装置64により駆動され、案内ローラー6
1、鍔付き案内レール62、押え案内板63、上下の湾
曲部案内レール65,66および直線部案内レール67
に案内されて走行路の上部を周回移動する。また、図1
1に示すように、移動手摺7は移動方向に垂直な断面が
C字状で両端が丸みを帯びた耳部73となっており、芯
材を成す背部72の表面を化粧ゴム71が覆った構造に
なっている。
スカレーターや動く歩道等に乗った乗客が安全に移動で
きるようにするために乗客が掴まるための移動手摺が設
けられている。図10は従来例に係るエスカレーターの
概略構成を示すエスカレーター装置の側面図、図11は
移動手摺の移動方向に垂直な断面図である。図10に示
すように、無端状に連結された踏段68が斜めに設置さ
れた走行路に沿って図示しない駆動装置により駆動され
て斜め上方向に移動する。そして、この踏段68の移動
と同期して、無端状に連結された図示しない移動手摺が
移動手摺駆動装置64により駆動され、案内ローラー6
1、鍔付き案内レール62、押え案内板63、上下の湾
曲部案内レール65,66および直線部案内レール67
に案内されて走行路の上部を周回移動する。また、図1
1に示すように、移動手摺7は移動方向に垂直な断面が
C字状で両端が丸みを帯びた耳部73となっており、芯
材を成す背部72の表面を化粧ゴム71が覆った構造に
なっている。
【0003】このように、移動手摺7は多くの案内手段
に案内されて周回移動するようになっているため、エス
カレーター装置1の据付け時や移動手摺7の更新時に
は、移動手摺7をこれらの案内手段、即ち、鍔付き案内
レール62、押え案内板63、上下の湾曲部案内レール
65,66および直線部案内レール67に装着する作業
が必要になる。
に案内されて周回移動するようになっているため、エス
カレーター装置1の据付け時や移動手摺7の更新時に
は、移動手摺7をこれらの案内手段、即ち、鍔付き案内
レール62、押え案内板63、上下の湾曲部案内レール
65,66および直線部案内レール67に装着する作業
が必要になる。
【0004】図8および図9はそれぞれ従来のエスカレ
ーター装置1の移動手摺7の装着作業を示すエスカレー
ター装置1の側面図およびへらを使った移動手摺7の装
着方法を示す移動手摺7の移動方向に垂直な断面図であ
る。図8に示すように、移動手摺7のエスカレーター装
置1への装着作業を行うにはエスカレーター装置1の上
下部にそれぞれ一人ずつの作業員M1,M2と、移動手
摺7の中間部に他の一人の作業員M3とで、合計3人の
作業員がそれぞれ配置される。まず、取り外してある移
動手摺7を図示しない架台内に導入し、鍔付き案内レー
ル62等に装着する。
ーター装置1の移動手摺7の装着作業を示すエスカレー
ター装置1の側面図およびへらを使った移動手摺7の装
着方法を示す移動手摺7の移動方向に垂直な断面図であ
る。図8に示すように、移動手摺7のエスカレーター装
置1への装着作業を行うにはエスカレーター装置1の上
下部にそれぞれ一人ずつの作業員M1,M2と、移動手
摺7の中間部に他の一人の作業員M3とで、合計3人の
作業員がそれぞれ配置される。まず、取り外してある移
動手摺7を図示しない架台内に導入し、鍔付き案内レー
ル62等に装着する。
【0005】次に、エスカレーター装置1の上下部に配
置された作業員M1,M2が図9に示すように、エスカ
レーター装置1の上下部の湾曲部案内レール65,66
のの片端に移動手摺7の一端側の耳部73を嵌めた後、
他端側の耳部73をへら5等で押し拡げながら嵌め込
む。この時は、移動手摺7は上下部の湾曲部案内レール
65,66間に懸け渡されているだけで、中間部は支持
されていないので、移動手摺7の中間部に位置する作業
員M3が移動手摺7を直線部案内レール67上で支持す
る。次に、移動手摺7の下部の一端側の耳部73をへら
5等で拡げながら下部方向に走行させつつ、移動手摺7
を直線部案内レール67の全長に亘って順次嵌め込んで
行く。
置された作業員M1,M2が図9に示すように、エスカ
レーター装置1の上下部の湾曲部案内レール65,66
のの片端に移動手摺7の一端側の耳部73を嵌めた後、
他端側の耳部73をへら5等で押し拡げながら嵌め込
む。この時は、移動手摺7は上下部の湾曲部案内レール
65,66間に懸け渡されているだけで、中間部は支持
されていないので、移動手摺7の中間部に位置する作業
員M3が移動手摺7を直線部案内レール67上で支持す
る。次に、移動手摺7の下部の一端側の耳部73をへら
5等で拡げながら下部方向に走行させつつ、移動手摺7
を直線部案内レール67の全長に亘って順次嵌め込んで
行く。
【0006】このように、移動手摺7のエスカレーター
装置1への装着作業は手間が掛かる上に重労働になるた
め、上記装着作業における労力を軽減するための工夫が
為されている。例えば、特開平5−186177号公報
には移動手摺の両側の耳部を内側から拡張させるための
第1ローラーと、移動手摺を上から押圧するための第2
ローラーとを具え、第1ローラーで両耳部間の間隔を押
し拡げることにより、移動手摺を案内手段に容易に脱着
できるようにした発明が提案されている。また、特開平
10−45372号公報には直線部案内レールに当接さ
せるために傾いた係合面と、耳部に当接させるための凹
曲面部を設け、移動手摺を容易に脱着できるようにした
移動手摺の装着装置の発明が提案されている。
装置1への装着作業は手間が掛かる上に重労働になるた
め、上記装着作業における労力を軽減するための工夫が
為されている。例えば、特開平5−186177号公報
には移動手摺の両側の耳部を内側から拡張させるための
第1ローラーと、移動手摺を上から押圧するための第2
ローラーとを具え、第1ローラーで両耳部間の間隔を押
し拡げることにより、移動手摺を案内手段に容易に脱着
できるようにした発明が提案されている。また、特開平
10−45372号公報には直線部案内レールに当接さ
せるために傾いた係合面と、耳部に当接させるための凹
曲面部を設け、移動手摺を容易に脱着できるようにした
移動手摺の装着装置の発明が提案されている。
【0007】移動手摺7の装着作業を具体的に説明する
と、まず、取り外してある移動手摺7を図示しない架台
内に搬入して鍔付き案内レール62等に装着する。次
に、移動手摺7の中間部に位置する作業員が直線部案内
レール67の片端に移動手摺7の一端側の耳部73を嵌
めた後、他端側の耳部73に装着装置を当てて一端側の
耳部73を拡げながら、移動手摺7を直線部案内レール
67全体に嵌め込む。この状態では移動手摺7は直線部
案内レール67に嵌め込まれているだけなので、移動手
摺7の中間部に位置する作業員は移動手摺7を直線部案
内レール67上で支持していなければならない。
と、まず、取り外してある移動手摺7を図示しない架台
内に搬入して鍔付き案内レール62等に装着する。次
に、移動手摺7の中間部に位置する作業員が直線部案内
レール67の片端に移動手摺7の一端側の耳部73を嵌
めた後、他端側の耳部73に装着装置を当てて一端側の
耳部73を拡げながら、移動手摺7を直線部案内レール
67全体に嵌め込む。この状態では移動手摺7は直線部
案内レール67に嵌め込まれているだけなので、移動手
摺7の中間部に位置する作業員は移動手摺7を直線部案
内レール67上で支持していなければならない。
【0008】次に、移動手摺7の下部の一端側の耳部7
3をへらや平螺子回し等で拡げながら、移動手摺7を下
部方向に走行させつつ、下部の湾曲部案内レール66に
嵌め込む。同様にして、移動手摺7を上部の湾曲部案内
レール65にも嵌め込むことにより、移動手摺7の装着
作業を完了する。
3をへらや平螺子回し等で拡げながら、移動手摺7を下
部方向に走行させつつ、下部の湾曲部案内レール66に
嵌め込む。同様にして、移動手摺7を上部の湾曲部案内
レール65にも嵌め込むことにより、移動手摺7の装着
作業を完了する。
【0009】上述の移動手摺7の装着作業は標準揚程の
エスカレーターに関するものであるが、高揚程のエスカ
レーターにおいても同様である。ただし、移動手摺7の
中間部の長さが長いため、その位置で移動手摺7を直線
部案内レール67上で専ら抱えて支持するためのもう一
人の作業員が必要になる。
エスカレーターに関するものであるが、高揚程のエスカ
レーターにおいても同様である。ただし、移動手摺7の
中間部の長さが長いため、その位置で移動手摺7を直線
部案内レール67上で専ら抱えて支持するためのもう一
人の作業員が必要になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の移動手摺7の装
着装置を用いることにより、移動手摺7を直線部案内レ
ール67に嵌め込む際の装着作業については労力軽減に
大いに役立つが、上下の湾曲部案内レール65,66へ
の移動手摺7の装着には有効に活用できない。また、上
述の装着装置を用いて移動手摺7の装着作業を行うに
は、まず、エスカレーター装置1の下部で移動手摺7を
支える者、移動手摺7の中間部で装着装置を使用して移
動手摺7を直線部案内レール67に装着する者、そし
て、エスカレーター装置1の上部で移動手摺7を支える
者の少なくとも3人の作業員が装着作業に携わらなけれ
ばならず、作業の労働効率が悪い。しかも、移動手摺7
と湾曲部案内レール65,66との間隔は数mm位と狭
く、移動手摺7は耳部73の曲率が小さく、かつ、変形
しにくいため、移動手摺7の装着作業は重労働であり、
作業員の労務負担が大きく、作業時間も長く掛かってし
まう。
着装置を用いることにより、移動手摺7を直線部案内レ
ール67に嵌め込む際の装着作業については労力軽減に
大いに役立つが、上下の湾曲部案内レール65,66へ
の移動手摺7の装着には有効に活用できない。また、上
述の装着装置を用いて移動手摺7の装着作業を行うに
は、まず、エスカレーター装置1の下部で移動手摺7を
支える者、移動手摺7の中間部で装着装置を使用して移
動手摺7を直線部案内レール67に装着する者、そし
て、エスカレーター装置1の上部で移動手摺7を支える
者の少なくとも3人の作業員が装着作業に携わらなけれ
ばならず、作業の労働効率が悪い。しかも、移動手摺7
と湾曲部案内レール65,66との間隔は数mm位と狭
く、移動手摺7は耳部73の曲率が小さく、かつ、変形
しにくいため、移動手摺7の装着作業は重労働であり、
作業員の労務負担が大きく、作業時間も長く掛かってし
まう。
【0011】さらに、装着装置を用いた移動手摺7の装
着作業は踏段68上で行われるため、作業中に装着装置
が硝子、合成樹脂等で形成された欄干や移動手摺7の表
面の化粧ゴム71に接触して、それらを傷付けてしまう
虞がある。本発明は従来技術におけるかかる問題点を解
消すべく為されたものであり、移動手摺の装着作業を作
業員に大きな労務負担を掛けることなく、効率的に行う
ことができる乗客コンベアの移動手摺の装着装置を提供
することを目的とする。
着作業は踏段68上で行われるため、作業中に装着装置
が硝子、合成樹脂等で形成された欄干や移動手摺7の表
面の化粧ゴム71に接触して、それらを傷付けてしまう
虞がある。本発明は従来技術におけるかかる問題点を解
消すべく為されたものであり、移動手摺の装着作業を作
業員に大きな労務負担を掛けることなく、効率的に行う
ことができる乗客コンベアの移動手摺の装着装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、移動手摺案内レールまたは床板に固定する
固定手段と、移動手摺の両側端部に移動方向に摺動自在
に当接して外側に拡開させる拡開手段と、該拡開手段の
下流側に位置して移動手摺の背部表面を押圧して移動手
摺案内レール側に押し込む押圧手段とを有したものであ
り、好ましくは、拡開手段は移動手摺の両側端部に係合
して、移動手摺の移動方向に垂直な方向に互いに離間可
能に設けられた一対の抱込腕を有し、押圧手段は装着装
置に回転自在に、かつ、外周面が移動手摺の背部表面を
押圧するように取り付けられた押込ローラーであり、移
動手摺案内レールは乗客コンベアの終端部で移動手摺の
移動方向を反転させるために設けられた概略円弧形状を
成す湾曲部案内レールであり、固定手段は該湾曲部案内
レールの上流部に固定されるようにしたものである。
するために、移動手摺案内レールまたは床板に固定する
固定手段と、移動手摺の両側端部に移動方向に摺動自在
に当接して外側に拡開させる拡開手段と、該拡開手段の
下流側に位置して移動手摺の背部表面を押圧して移動手
摺案内レール側に押し込む押圧手段とを有したものであ
り、好ましくは、拡開手段は移動手摺の両側端部に係合
して、移動手摺の移動方向に垂直な方向に互いに離間可
能に設けられた一対の抱込腕を有し、押圧手段は装着装
置に回転自在に、かつ、外周面が移動手摺の背部表面を
押圧するように取り付けられた押込ローラーであり、移
動手摺案内レールは乗客コンベアの終端部で移動手摺の
移動方向を反転させるために設けられた概略円弧形状を
成す湾曲部案内レールであり、固定手段は該湾曲部案内
レールの上流部に固定されるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を詳細に説明する。図1は下部の湾曲部案内レー
ル66に取り付けられた状態を示す欄干用装着装置の走
行方向に垂直な断面図(a)と、側面図(b)である。
同図において、2は欄干用装着装置、21は湾曲部案内
レール66の垂直部を両側から挟持するように吸着する
一対の吸盤、22は欄干用装着装置2に固定された支軸
に回転自在に取り付けられ、移動手摺7の上面に当接し
て移動手摺7を湾曲部案内レール66側に押し込む押込
ローラー、23,24は後述する拡開螺子により互いに
移動手摺7の移動方向に垂直に相対移動可能で、それぞ
れL字状およびコ字状を成す引掛け鉤23a,24aで
移動手摺7の両側の耳部73を引っ掛けて抱え込み保持
する抱込腕、25は一方の側から抱込腕23,24の上
部を貫通して穿設された螺子孔に嵌入して抱込腕23,
24を互いに移動手摺7の移動方向に垂直に相対移動さ
せる拡開螺子、26は拡開螺子25の一端に一体的に取
り付けられ、人手により拡開螺子25を回転させるため
の把手である。
実施例を詳細に説明する。図1は下部の湾曲部案内レー
ル66に取り付けられた状態を示す欄干用装着装置の走
行方向に垂直な断面図(a)と、側面図(b)である。
同図において、2は欄干用装着装置、21は湾曲部案内
レール66の垂直部を両側から挟持するように吸着する
一対の吸盤、22は欄干用装着装置2に固定された支軸
に回転自在に取り付けられ、移動手摺7の上面に当接し
て移動手摺7を湾曲部案内レール66側に押し込む押込
ローラー、23,24は後述する拡開螺子により互いに
移動手摺7の移動方向に垂直に相対移動可能で、それぞ
れL字状およびコ字状を成す引掛け鉤23a,24aで
移動手摺7の両側の耳部73を引っ掛けて抱え込み保持
する抱込腕、25は一方の側から抱込腕23,24の上
部を貫通して穿設された螺子孔に嵌入して抱込腕23,
24を互いに移動手摺7の移動方向に垂直に相対移動さ
せる拡開螺子、26は拡開螺子25の一端に一体的に取
り付けられ、人手により拡開螺子25を回転させるため
の把手である。
【0014】図2は上部の湾曲部案内レール65の下側
端部に設置された状態を示す床上装着装置の走行方向に
垂直な断面図(a)と、側面図(b)である。同図にお
いて、3は床上装着装置、31は床上装着装置3の底面
の両側に貼着された滑り止め用のゴム板、32は床上装
着装置3に固定された支軸に回転自在に取り付けられ、
移動手摺7の下面に当接して移動手摺7を湾曲部案内レ
ール65側に押し込む押込ローラー、33,34は後述
する拡開螺子により互いに移動手摺7の移動方向に垂直
に相対移動可能で、それぞれL字状およびコ字状を成す
引掛け鉤33a,34aで移動手摺7の両側の耳部73
を引っ掛けて抱え込み保持する抱込腕、25は一方の側
から抱込腕33,34の下部を貫通して穿設された螺子
孔に嵌入して抱込腕33,34を互いに移動手摺7の移
動方向に垂直に相対移動させる拡開螺子、36は拡開螺
子35の一端に一体的に取り付けられ、人手により拡開
螺子35を回転させるための把手である。なお、従来例
と同一または同一と見做せる個所には同一の符号を付
し、その重複する説明を省略する。以下の説明において
も同様である。
端部に設置された状態を示す床上装着装置の走行方向に
垂直な断面図(a)と、側面図(b)である。同図にお
いて、3は床上装着装置、31は床上装着装置3の底面
の両側に貼着された滑り止め用のゴム板、32は床上装
着装置3に固定された支軸に回転自在に取り付けられ、
移動手摺7の下面に当接して移動手摺7を湾曲部案内レ
ール65側に押し込む押込ローラー、33,34は後述
する拡開螺子により互いに移動手摺7の移動方向に垂直
に相対移動可能で、それぞれL字状およびコ字状を成す
引掛け鉤33a,34aで移動手摺7の両側の耳部73
を引っ掛けて抱え込み保持する抱込腕、25は一方の側
から抱込腕33,34の下部を貫通して穿設された螺子
孔に嵌入して抱込腕33,34を互いに移動手摺7の移
動方向に垂直に相対移動させる拡開螺子、36は拡開螺
子35の一端に一体的に取り付けられ、人手により拡開
螺子35を回転させるための把手である。なお、従来例
と同一または同一と見做せる個所には同一の符号を付
し、その重複する説明を省略する。以下の説明において
も同様である。
【0015】次に、欄干用装着装置2および床上装着装
置3を用いた上下の湾曲部案内レール65,66への移
動手摺7の装着作業について説明する。図4は作業員M
が欄干用装着装置2および床上装着装置3を用いて、一
人作業で移動手摺7を上下の湾曲部案内レール65,6
6へ装着する様子を示すエスカレーター装置の側面図で
ある。まず、作業員Mは取り外してある移動手摺7をエ
スカレーター装置1の架台内に導入し、鍔付き案内レー
ル62に装着する。次に、欄干用装着装置2をエスカレ
ーター装置1の下部の湾曲部案内レール66の上側端部
に吸盤21で吸着させて取り付けると共に、床上装着装
置3を通常は安全装置が設置されている、上部の湾曲部
案内レール65の下側端部に設置する。
置3を用いた上下の湾曲部案内レール65,66への移
動手摺7の装着作業について説明する。図4は作業員M
が欄干用装着装置2および床上装着装置3を用いて、一
人作業で移動手摺7を上下の湾曲部案内レール65,6
6へ装着する様子を示すエスカレーター装置の側面図で
ある。まず、作業員Mは取り外してある移動手摺7をエ
スカレーター装置1の架台内に導入し、鍔付き案内レー
ル62に装着する。次に、欄干用装着装置2をエスカレ
ーター装置1の下部の湾曲部案内レール66の上側端部
に吸盤21で吸着させて取り付けると共に、床上装着装
置3を通常は安全装置が設置されている、上部の湾曲部
案内レール65の下側端部に設置する。
【0016】次に、移動手摺7の下部の一端側の耳部7
3を欄干用装着装置2のコ字状の引掛け鉤24aに引っ
掛けると共に、他端側の耳部73をL字状の引掛け鉤2
3aに引っ掛ける。そして、把手26を廻して引掛け鉤
23a,24aが互いに離間する方向に抱込腕23,2
4を相対移動させる。これにより、移動手摺7の下部の
両側の耳部73が引掛け鉤23a,24aに引っ張られ
て、その間が拡開する。同様に、移動手摺7の上部の一
端側の耳部73を床上装着装置3のコ字状の引掛け鉤3
4aに引っ掛けると共に、他端側の耳部73をL字状の
引掛け鉤33aに引っ掛ける。そして、把手36を廻し
て引掛け鉤33a,34aが互いに離間する方向に抱込
腕33,34を相対移動させる。これにより、移動手摺
7の上部の両側の耳部73が引掛け鉤33a,34aに
引っ張られて、その間が拡開する。
3を欄干用装着装置2のコ字状の引掛け鉤24aに引っ
掛けると共に、他端側の耳部73をL字状の引掛け鉤2
3aに引っ掛ける。そして、把手26を廻して引掛け鉤
23a,24aが互いに離間する方向に抱込腕23,2
4を相対移動させる。これにより、移動手摺7の下部の
両側の耳部73が引掛け鉤23a,24aに引っ張られ
て、その間が拡開する。同様に、移動手摺7の上部の一
端側の耳部73を床上装着装置3のコ字状の引掛け鉤3
4aに引っ掛けると共に、他端側の耳部73をL字状の
引掛け鉤33aに引っ掛ける。そして、把手36を廻し
て引掛け鉤33a,34aが互いに離間する方向に抱込
腕33,34を相対移動させる。これにより、移動手摺
7の上部の両側の耳部73が引掛け鉤33a,34aに
引っ張られて、その間が拡開する。
【0017】こうして、欄干用装着装置2と床上装着装
置3の移動手摺7への係合作業が完了する。この後、作
業員Mは移動手摺7の中間部位置に移動し、その上側部
を把持して下方に引っ張る。すると、中間部側から欄干
用装着装置2内に侵入した移動手摺7は引掛け鉤23
a,24aに引っ張られて、その間が拡開し、押込ロー
ラー22により下部の湾曲部案内レール66側に押し込
まれる。同様に、中間部側から床上装着装置3内に侵入
した移動手摺7は引掛け鉤33a,34aに引っ張られ
て、その間が拡開し、押込ローラー32により上部の湾
曲部案内レール65側に押し込まれる。
置3の移動手摺7への係合作業が完了する。この後、作
業員Mは移動手摺7の中間部位置に移動し、その上側部
を把持して下方に引っ張る。すると、中間部側から欄干
用装着装置2内に侵入した移動手摺7は引掛け鉤23
a,24aに引っ張られて、その間が拡開し、押込ロー
ラー22により下部の湾曲部案内レール66側に押し込
まれる。同様に、中間部側から床上装着装置3内に侵入
した移動手摺7は引掛け鉤33a,34aに引っ張られ
て、その間が拡開し、押込ローラー32により上部の湾
曲部案内レール65側に押し込まれる。
【0018】このように、欄干用装着装置2をエスカレ
ーター装置1の下部の湾曲部案内レール66の上側端部
に取り付けると共に、床上装着装置3を上部の湾曲部案
内レール65の下側端部に設置して、それぞれ移動手摺
7への係合作業を行った後、移動手摺7を引っ張って周
回させるだけで、一人作業で上下の湾曲部案内レール6
5,66への移動手摺7の装着作業を実行することがで
きる。
ーター装置1の下部の湾曲部案内レール66の上側端部
に取り付けると共に、床上装着装置3を上部の湾曲部案
内レール65の下側端部に設置して、それぞれ移動手摺
7への係合作業を行った後、移動手摺7を引っ張って周
回させるだけで、一人作業で上下の湾曲部案内レール6
5,66への移動手摺7の装着作業を実行することがで
きる。
【0019】上述の説明では、欄干用装着装置2と床上
装着装置3をそれぞれ下部の湾曲部案内レール66の上
側端部および上部の湾曲部案内レール65の下側端部に
設置して、移動手摺7の装着作業を行う場合について説
明したが、逆に、欄干用装着装置2と床上装着装置3を
それぞれ上部の湾曲部案内レール65の上側端部および
下部の湾曲部案内レール66の下側端部に設置して、移
動手摺7の装着作業を行うこともできる。図5は欄干用
装着装置2と床上装着装置3の設置位置を逆にした場合
の、一人作業で移動手摺7を上下の湾曲部案内レール6
5,66へ装着する様子を示すエスカレーター装置の側
面図である。欄干用装着装置2と床上装着装置3の移動
手摺7への係合作業については上述の説明と同様である
が、この場合は作業員Mの移動手摺7の引っ張り方向が
逆、つまり、移動手摺7の中間部位置で移動手摺7を上
方に引き上げるようにする。
装着装置3をそれぞれ下部の湾曲部案内レール66の上
側端部および上部の湾曲部案内レール65の下側端部に
設置して、移動手摺7の装着作業を行う場合について説
明したが、逆に、欄干用装着装置2と床上装着装置3を
それぞれ上部の湾曲部案内レール65の上側端部および
下部の湾曲部案内レール66の下側端部に設置して、移
動手摺7の装着作業を行うこともできる。図5は欄干用
装着装置2と床上装着装置3の設置位置を逆にした場合
の、一人作業で移動手摺7を上下の湾曲部案内レール6
5,66へ装着する様子を示すエスカレーター装置の側
面図である。欄干用装着装置2と床上装着装置3の移動
手摺7への係合作業については上述の説明と同様である
が、この場合は作業員Mの移動手摺7の引っ張り方向が
逆、つまり、移動手摺7の中間部位置で移動手摺7を上
方に引き上げるようにする。
【0020】ところで、エスカレーター装置1が高揚程
のものである場合は、移動手摺7の中間部の長さが長い
ため、上部の湾曲部案内レール65側に過大な重力が作
用する虞がある。そこで、本実施例では高揚程のエスカ
レーター装置1に対しては、移動手摺7の中間部位置で
移動手摺7を支持する移動手摺支持装置を用いる。図3
は直線部案内レール67に取り付けられた状態を示す移
動手摺支持装置の移動手摺7の走行方向に垂直な断面図
(a)と、側面図(b)である。同図において、4は移
動手摺支持装置、41は直線部案内レール67の垂直部
を両側から挟持するように吸着する一対の吸盤、42は
移動手摺支持装置4に回転自在に取り付けられ、移動手
摺7を上面から保持する保持ローラー、43は移動手摺
7を側部および底部で保持する保持枠、44は保持枠4
3の側面および底面に内装され、移動手摺7の汚れ防止
をも兼ねた軟質弾性材から成る緩衝体である。
のものである場合は、移動手摺7の中間部の長さが長い
ため、上部の湾曲部案内レール65側に過大な重力が作
用する虞がある。そこで、本実施例では高揚程のエスカ
レーター装置1に対しては、移動手摺7の中間部位置で
移動手摺7を支持する移動手摺支持装置を用いる。図3
は直線部案内レール67に取り付けられた状態を示す移
動手摺支持装置の移動手摺7の走行方向に垂直な断面図
(a)と、側面図(b)である。同図において、4は移
動手摺支持装置、41は直線部案内レール67の垂直部
を両側から挟持するように吸着する一対の吸盤、42は
移動手摺支持装置4に回転自在に取り付けられ、移動手
摺7を上面から保持する保持ローラー、43は移動手摺
7を側部および底部で保持する保持枠、44は保持枠4
3の側面および底面に内装され、移動手摺7の汚れ防止
をも兼ねた軟質弾性材から成る緩衝体である。
【0021】図6は高揚程のエスカレーター装置1の上
下の湾曲部案内レール65,66へ移動手摺7を装着す
る様子を示すエスカレーター装置の側面図である。上述
の説明と同様にして、作業員Mは欄干用装着装置2と床
上装着装置3をそれぞれ下部の湾曲部案内レール66の
上側端部および上部の湾曲部案内レール65の下側端部
に設置した後、移動手摺支持装置4の吸盤41を直線部
案内レール67の垂直部に吸着させ、移動手摺支持装置
4を直線部案内レール67に取り付ける。次に、未装着
の移動手摺7を保持枠43内に導入し、緩衝体44に接
触した状態で保持ローラー42との間に保持させる。
下の湾曲部案内レール65,66へ移動手摺7を装着す
る様子を示すエスカレーター装置の側面図である。上述
の説明と同様にして、作業員Mは欄干用装着装置2と床
上装着装置3をそれぞれ下部の湾曲部案内レール66の
上側端部および上部の湾曲部案内レール65の下側端部
に設置した後、移動手摺支持装置4の吸盤41を直線部
案内レール67の垂直部に吸着させ、移動手摺支持装置
4を直線部案内レール67に取り付ける。次に、未装着
の移動手摺7を保持枠43内に導入し、緩衝体44に接
触した状態で保持ローラー42との間に保持させる。
【0022】これにより、中間部の移動手摺7が移動手
摺支持装置4により摺動自在に保持されるから、上部の
湾曲部案内レール65に移動手摺7の過大な重量が負荷
されるのを防止でき、従って、作業員Mが中間部の移動
手摺7を下方に引っ張って、上下の湾曲部案内レール6
5,66への移動手摺7の装着作業を行う際に、あまり
大きな力を加えなくても容易に移動手摺7を引っ張るこ
とができる。これ以外の移動手摺7の装着作業について
は、上述の標準揚程のエスカレーター装置1で説明した
のと同様である。
摺支持装置4により摺動自在に保持されるから、上部の
湾曲部案内レール65に移動手摺7の過大な重量が負荷
されるのを防止でき、従って、作業員Mが中間部の移動
手摺7を下方に引っ張って、上下の湾曲部案内レール6
5,66への移動手摺7の装着作業を行う際に、あまり
大きな力を加えなくても容易に移動手摺7を引っ張るこ
とができる。これ以外の移動手摺7の装着作業について
は、上述の標準揚程のエスカレーター装置1で説明した
のと同様である。
【0023】また、この場合でも、欄干用装着装置2と
床上装着装置3の上下の湾曲部案内レール65,66に
対する設置位置を互いに逆位置にすることができる。図
7は欄干用装着装置2と床上装着装置3の設置位置を逆
にした場合の一人作業で移動手摺7を上下の湾曲部案内
レール65,66へ装着する様子を示すエスカレーター
装置の側面図である。移動手摺7の装着作業の詳細につ
いては、上述の標準揚程および高揚程のエスカレーター
装置1について述べたものと同様なので、重複する説明
を省略する。
床上装着装置3の上下の湾曲部案内レール65,66に
対する設置位置を互いに逆位置にすることができる。図
7は欄干用装着装置2と床上装着装置3の設置位置を逆
にした場合の一人作業で移動手摺7を上下の湾曲部案内
レール65,66へ装着する様子を示すエスカレーター
装置の側面図である。移動手摺7の装着作業の詳細につ
いては、上述の標準揚程および高揚程のエスカレーター
装置1について述べたものと同様なので、重複する説明
を省略する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、移動手摺案内レールまたは床板に固定する固
定手段と、移動手摺の両側端部に移動方向に摺動自在に
当接して外側に拡開させる拡開手段と、該拡開手段の下
流側に位置して移動手摺の背部表面を押圧して移動手摺
案内レール側に押し込む押圧手段とを有したので、装着
装置に係合された移動手摺を作業員が引っ張り移動させ
ることにより、拡開手段による移動手摺の両側端部の外
側への拡開動作と、それに続く、押圧手段による移動手
摺の背部表面の押圧動作との協動動作により移動手摺が
移動手摺案内レール側に容易に押し込まれるから、移動
手摺の装着作業の際にへら等を用いる必要がなく、一人
作業で移動手摺を容易に装着できるから、作業員に大き
な労務負担を掛けることなく、移動手摺の装着作業を効
率的に行うことができ、さらに、移動手摺の表面に損傷
を与える虞を回避できる。
によれば、移動手摺案内レールまたは床板に固定する固
定手段と、移動手摺の両側端部に移動方向に摺動自在に
当接して外側に拡開させる拡開手段と、該拡開手段の下
流側に位置して移動手摺の背部表面を押圧して移動手摺
案内レール側に押し込む押圧手段とを有したので、装着
装置に係合された移動手摺を作業員が引っ張り移動させ
ることにより、拡開手段による移動手摺の両側端部の外
側への拡開動作と、それに続く、押圧手段による移動手
摺の背部表面の押圧動作との協動動作により移動手摺が
移動手摺案内レール側に容易に押し込まれるから、移動
手摺の装着作業の際にへら等を用いる必要がなく、一人
作業で移動手摺を容易に装着できるから、作業員に大き
な労務負担を掛けることなく、移動手摺の装着作業を効
率的に行うことができ、さらに、移動手摺の表面に損傷
を与える虞を回避できる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、拡開手段は
移動手摺の両側端部に係合して、移動手摺の移動方向に
垂直な方向に互いに離間可能に設けられた一対の抱込腕
を有するようにしたので、拡開手段を比較的簡単な構成
とすることができる。請求項3記載の発明によれば、押
圧手段は装着装置に回転自在に、かつ、外周面が移動手
摺の背部表面を押圧するように取り付けられた押込ロー
ラーとしたので、移動手摺に摩擦負荷を掛けずに移動手
摺案内レール側に押し込むことができる。
移動手摺の両側端部に係合して、移動手摺の移動方向に
垂直な方向に互いに離間可能に設けられた一対の抱込腕
を有するようにしたので、拡開手段を比較的簡単な構成
とすることができる。請求項3記載の発明によれば、押
圧手段は装着装置に回転自在に、かつ、外周面が移動手
摺の背部表面を押圧するように取り付けられた押込ロー
ラーとしたので、移動手摺に摩擦負荷を掛けずに移動手
摺案内レール側に押し込むことができる。
【0026】請求項4記載の発明によれば、移動手摺案
内レールは乗客コンベアの終端部に設けられた概略円弧
形状を成す湾曲部案内レールであり、固定手段は該湾曲
部案内レールの上流部に固定されるようにしたので、作
業が面倒な湾曲部案内レールへの移動手摺の装着作業を
容易に行うことができる。請求項5記載の発明によれ
ば、固定手段は移動手摺案内レールの垂直部を両側から
挟持するように吸着する一対の吸盤または装着装置の底
面に貼着されたゴム板としたので、装着装置の設置場所
に適した固定手段を選択することができる。
内レールは乗客コンベアの終端部に設けられた概略円弧
形状を成す湾曲部案内レールであり、固定手段は該湾曲
部案内レールの上流部に固定されるようにしたので、作
業が面倒な湾曲部案内レールへの移動手摺の装着作業を
容易に行うことができる。請求項5記載の発明によれ
ば、固定手段は移動手摺案内レールの垂直部を両側から
挟持するように吸着する一対の吸盤または装着装置の底
面に貼着されたゴム板としたので、装着装置の設置場所
に適した固定手段を選択することができる。
【図1】本発明の実施例に係る欄干用装着装置の走行方
向に垂直な断面図(a)と、側面図(b)
向に垂直な断面図(a)と、側面図(b)
【図2】同じく、床上装着装置の走行方向に垂直な断面
図(a)と、側面図(b)
図(a)と、側面図(b)
【図3】移動手摺支持装置の移動手摺の走行方向に垂直
な断面図(a)と、側面図(b)
な断面図(a)と、側面図(b)
【図4】一人作業で移動手摺を上下の湾曲部案内レール
へ装着する様子を示すエスカレーター装置の側面図
へ装着する様子を示すエスカレーター装置の側面図
【図5】同じく、移動手摺の引張方向を逆にした場合の
エスカレーター装置の側面図
エスカレーター装置の側面図
【図6】同じく、高揚程のエスカレーター装置に適用し
た場合のエスカレーター装置の側面図
た場合のエスカレーター装置の側面図
【図7】同じく、移動手摺の引張方向を逆にした場合の
エスカレーター装置の側面図
エスカレーター装置の側面図
【図8】従来例に係る移動手摺の装着作業を示すエスカ
レーター装置の側面図
レーター装置の側面図
【図9】同じく、へらを使った移動手摺の装着方法を示
す移動手摺の移動方向に垂直な断面図
す移動手摺の移動方向に垂直な断面図
【図10】同じく、エスカレーターの概略構成を示すエ
スカレーター装置の側面図
スカレーター装置の側面図
【図11】同じく、移動手摺の移動方向に垂直な断面図
1 エスカレーター装置 2 欄干用装着装置 3 床上装着装置 4 移動手摺支持装置 5 へら 7 移動手摺 21,41 吸盤 22,32 押込ローラー 23,24,33,34 抱込腕 23a,24a,33a,34a 引掛け鉤 25,35 拡開螺子 31 ゴム板 62 鍔付き案内レール 65,66 湾曲部案内レール 67 直線部案内レール 68 踏段 71 化粧ゴム 72 背部 73 耳部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中舘 聡 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 Fターム(参考) 3F321 HA07
Claims (5)
- 【請求項1】 無端状に多数連結され、周回移動するこ
とにより、その上に搭乗した乗客を搬送する踏段群と同
期して周回移動する、断面略C字形状で無端帯状の移動
手摺を引っ張って挿通させることにより、前記踏段群の
両側に立設された一対の断面略T字形状の移動手摺案内
レールに嵌め込み装着するようにした乗客コンベアの移
動手摺の装着装置において、前記移動手摺案内レールま
たは床板に固定する固定手段と、前記移動手摺の両側端
部に移動方向に摺動自在に当接して外側に拡開させる拡
開手段と、該拡開手段の下流側に位置して前記移動手摺
の背部表面を押圧して前記移動手摺案内レール側に押し
込む押圧手段とを有したことを特徴とする乗客コンベア
の移動手摺の装着装置。 - 【請求項2】 拡開手段は移動手摺の両側端部に係合し
て、前記移動手摺の移動方向に垂直な方向に互いに離間
可能に設けられた一対の抱込腕を有したことを特徴とす
る請求項1記載の乗客コンベアの移動手摺の装着装置。 - 【請求項3】 押圧手段は装着装置に回転自在に、か
つ、外周面が移動手摺の背部表面を押圧するように取り
付けられた押込ローラーであることを特徴とする請求項
1記載の乗客コンベアの移動手摺の装着装置。 - 【請求項4】 移動手摺案内レールは乗客コンベアの終
端部で移動手摺の移動方向を反転させるために設けられ
た概略円弧形状を成す湾曲部案内レールであり、固定手
段は該湾曲部案内レールの上流部に固定されるようにし
たことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの移動
手摺の装着装置。 - 【請求項5】 固定手段は移動手摺案内レールの垂直部
を両側から挟持するように吸着する一対の吸盤または装
着装置の底面に貼着されたゴム板であることを特徴とす
る請求項1記載の乗客コンベアの移動手摺の装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11206318A JP2001031362A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 乗客コンベアの移動手摺の装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11206318A JP2001031362A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 乗客コンベアの移動手摺の装着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001031362A true JP2001031362A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16521323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11206318A Pending JP2001031362A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 乗客コンベアの移動手摺の装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001031362A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011032006A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エスカレータの移動手摺保持装置 |
CN109467001A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-03-15 | 江苏飞亚金属制品有限公司 | 一种带有清洗玻璃栏板功能的自动扶梯 |
-
1999
- 1999-07-21 JP JP11206318A patent/JP2001031362A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011032006A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エスカレータの移動手摺保持装置 |
CN109467001A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-03-15 | 江苏飞亚金属制品有限公司 | 一种带有清洗玻璃栏板功能的自动扶梯 |
CN109467001B (zh) * | 2018-11-21 | 2024-03-15 | 江苏飞亚金属制品有限公司 | 一种带有清洗玻璃栏板功能的自动扶梯 |
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