JP2001030774A - ハイブリッド車両の動力伝達装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の動力伝達装置Info
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Abstract
る変速機が備えられても、回転軸方向において小型化を
図ることができるハイブリッド車両の動力伝達装置を提
供する。 【解決手段】 エンジン10と変速機16の第1入力軸
28との間においてクラッチC1と直列にすなわちその
クラッチC1の下流側に動力合成分配装置14を配置す
ることによってエンジン10からその電気トルコン装置
22すなわち動力合成分配装置14への入力クラッチと
変速機16への入力クラッチとが共用されていることか
ら、変速機16の回転軸芯方向においてクラッチが省略
されるので、その回転軸芯方向において変速機16が小
型となり、ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型化さ
れる。
Description
において所謂電気トルコン装置をエンジンと自動変速機
との間に備えた動力伝達装置に関し、特に、自動変速機
への入力クラッチの上流側或いは下流側に電気トルコン
装置を配置することによってその電気トルコン装置への
入力クラッチと自動変速機への入力クラッチとを共用
し、動力伝達装置を小型化したり、同じ大きさであって
も機能を増加させたりする技術に関する。
ンと電気エネルギの供給により作動させられる電動モー
タとを原動機として備え、その原動機から出力された動
力を自動変速機を介して駆動輪へ伝達する形式のハイブ
リッド車両の動力伝達装置が知られている。たとえば、
特開平10−68335号公報に記載されたものがそれ
である。このようなハイブリッド車両の動力伝達装置に
おいては、エンジンに連結された第1回転要素、電動モ
ータに連結された第2回転要素、および出力部材に連結
された第3回転要素との間で機械的に力を合成し或いは
分配する合成分配装置が設けられている。その合成分配
装置は、たとえばサンギヤ、そのサンギヤと同心に配置
されたリングギヤ、それらサンギヤおよびリングギヤと
噛み合うピニオンギヤを自転および公転自在に支持する
キャリヤを回転要素として備え、それら3つの回転要素
のうちの第1回転要素がエンジンにクラッチを介して連
結され、第2回転要素が電動モータに連結され、第3回
転要素が後段の自動変速機の入力部材と連結された遊星
歯車装置であって、電動モータと共に電気トルコン装置
とも称される。このような電気トルコン装置によれば、
エンジンを作動させたままの状態で電動モータの反力を
零から徐々に増大させることにより車両を発進させたり
することが可能とされる。
なハイブリッド車両において、特開平9−79328号
公報に記載されたような1対の入力クラッチを介して動
力がそれぞれのサンギヤへ入力される1対の遊星歯車装
置から成る自動変速機や、特開平10−169728号
公報に記載されたような複数の入力クラッチを介して動
力が入力されるラビニヨオ型遊星歯車装置から成る自動
変速機が搭載される場合がある。しかしながら、このよ
うな場合には、上記自動変速機の入力クラッチに加えて
前記電気トルコン装置とエンジンとの間のクラッチが回
転軸方向において介在するため、その回転軸方向におい
て小型化を図ることができないという不都合があった。
特に、回転軸方向が車幅方向となるように配置される横
置きの場合には、かかる不都合が顕著となる。或いは、
動力伝達装置の機能を高めるためのクラッチを設けよう
とすると、上記ハイブリッド車両用動力伝達装置の回転
軸方向の寸法が増加することが避けられないという不都
合があった。
ものであり、その目的とするところは、複数の入力クラ
ッチを介して動力が入力される自動変速機が備えられて
も、回転軸方向において小型化を図ることができるハイ
ブリッド車両の動力伝達装置を提供することにある。或
いは、動力伝達装置の機能を高めるためのクラッチを設
けたとしても回転軸方向の寸法が増加しないハイブリッ
ド車両の動力伝達装置を提供することにある。
するための第1発明の要旨とするところは、燃料の燃焼
により作動させられるエンジンと、電気エネルギの供給
により作動させられる電動モータと、サンギヤ、そのサ
ンギヤと同心に配置されたリングギヤ、それらサンギヤ
およびリングギヤと噛み合うピニオンギヤを自転および
公転自在に支持するキャリヤを回転要素として有し、そ
れら3回転要素のうちの第1回転要素が前記電動モータ
に直結された動力合成分配装置と、少なくとも2つの第
1入力部材および第2入力部材を有する自動変速機とが
回転軸方向において直列的に配置され、電動モータおよ
びエンジンから出力された動力を自動変速機へ伝達する
ハイブリッド車両の動力伝達装置であって、(a) 前記動
力合成分配装置の3つの回転要素のうちの第2回転要素
と前記第1入力部材との間、およびその3つの回転要素
のうちの第3回転要素と前記エンジンとの間の一方が第
1クラッチを介して連結されるとともに他方が直結さ
れ、(b) 前記第2入力部材が第2クラッチを介してエン
ジンと連結されたことにある。
1入力部材に対するエンジンからの動力の入力は、第1
クラッチおよび動力合成分配装置を介して行われ、その
自動変速機の第2入力部材に対するエンジンからの動力
の入力は、第2クラッチを介して行われる。上記第1ク
ラッチは、動力合成分配装置の第3回転要素とエンジン
との間または第2回転要素と第1入力部材との間の係合
および解放を行うと同時に、自動変速機の第1入力部材
とエンジンとの間の係合および解放も行う機能を兼ね備
えている。換言すれば、エンジンと自動変速機の第1入
力部材との間において第1クラッチと直列にすなわちそ
の第1クラッチの上流側或いは下流側に動力合成分配装
置を配置することによってエンジンからその電気トルコ
ン装置への入力クラッチと自動変速機への入力クラッチ
とが共用されている。したがって、自動変速機の回転軸
方向においてクラッチが省略されるので、その回転軸方
向において自動変速機が小型となり、ハイブリッド車両
の動力伝達装置が小型化される。
達成するための第2発明の要旨とするところは、燃料の
燃焼により作動させられるエンジンと、電気エネルギの
供給により作動させられる電動モータと、サンギヤ、そ
のサンギヤと同心に配置されたリングギヤ、それらサン
ギヤおよびリングギヤと噛み合うピニオンギヤを自転お
よび公転自在に支持するキャリヤを回転要素として有
し、それら3回転要素のうちの第1回転要素が前記電動
モータに直結された動力合成分配装置と、少なくとも2
つの第1入力部材および第2入力部材を有する自動変速
機とが回転軸方向において直列的に配置され、電動モー
タおよびエンジンから出力された動力をその自動変速機
へ伝達するハイブリッド車両の動力伝達装置であって、
(a) 前記動力合成分配装置の3つの回転要素のうちの第
2回転要素が前記エンジンに直接的に連結され、(b) そ
の3つの回転要素のうちの第3回転要素が第1クラッチ
または第3クラッチおよび第2クラッチを介して前記第
1入力部材に連結され、(c) 前記第1回転要素が第1ク
ラッチまたは第3クラッチおよび第4クラッチを介して
前記第2入力部材と連結され、(d) その第1クラッチお
よび第2クラッチの間と該第3クラッチおよび第4クラ
ッチの間とが相互に連結されたことにある。
置に対するエンジンからの入力は直接行われ、第1入力
部材または第2入力部材に対する動力合成分配装置から
の入力は、第1クラッチまたは第3クラッチと第2クラ
ッチまたは第4クラッチとを介して行われる。上記第1
クラッチは、動力合成分配装置の第3回転要素と自動変
速機の第1入力部材との間の係合および解放を行うと同
時に、自動変速機の第1入力部材とエンジンとの間の係
合および解放も行う機能を兼ね備えている。換言すれ
ば、エンジンと自動変速機の第1入力部材との間におい
て第1クラッチと直列にすなわちその第1クラッチの上
流側或いは下流側に動力合成分配装置を配置することに
よってエンジンからその電気トルコン装置への入力クラ
ッチと自動変速機への入力クラッチとが共用されてい
る。また、第4クラッチが設けられているので、電気ト
ルコン装置において後進用ブレーキが不要となる。した
がって、クラッチが増設されても動力伝達装置の軸方向
寸法は従来と同様になるとともに、その径方向寸法が小
さくなる利点がある。また、上記第1クラッチおよび第
2クラッチ、または第3クラッチおよび第4クラッチが
共に開放されることによって車両停止時においてもエン
ジンにより蓄電装置の充電が可能となるので、蓄電装置
の充電量低下の影響を受けない利点がある。さらに、電
気トルコン装置による車両の前進方向および後進方向の
発進が可能となり、クラッチ或いはブレーキのスリップ
係合を必要としない利点がある。
達成するための第3発明の要旨とするところは、燃料の
燃焼により作動させられるエンジンと、電気エネルギの
供給により作動させられる電動モータと、サンギヤ、そ
のサンギヤと同心に配置されたリングギヤ、それらサン
ギヤおよびリングギヤと噛み合うピニオンギヤを自転お
よび公転自在に支持するキャリヤを回転要素として有
し、それら3回転要素のうちの第1回転要素が前記電動
モータに直結された動力合成分配装置と、少なくとも2
つの第1入力部材および第2入力部材を有する自動変速
機とが回転軸方向において直列的に配置され、電動モー
タおよびエンジンから出力された動力をその自動変速機
へ伝達するハイブリッド車両の動力伝達装置であって、
前記動力合成分配装置の3つの回転要素のうちの第2回
転要素が第1クラッチを介して前記エンジンに連結さ
れ、その第2回転要素が第4クラッチおよび第3クラッ
チを介して前記第1入力部材に連結され、その3つの回
転要素のうちの第3回転要素が第3クラッチを介して前
記第1入力部材に連結されるとともに、第2クラッチを
介して前記第2入力部材に連結されたことにある。
置に対するエンジンからの入力は第1クラッチを介して
行われ、自動変速機の第1入力部材に対するエンジンか
らの動力の入力は、第2回転要素と第1入力部材との間
の第4クラッチおよび第3クラッチを介して行われ、自
動変速機の第2入力部材に対するエンジンからの動力の
入力は動力合成分配装置の第3回転要素と第2入力部材
との間の第2クラッチを介して行われる。上記第1クラ
ッチは、動力合成分配装置の第1回転要素とエンジンと
の間の係合および解放を行うと同時に、自動変速機の第
1入力部材或いは第2入力部材とエンジンとの間の係合
および解放も行う機能を備えている。換言すれば、エン
ジンと自動変速機の第1入力部材との間において第1ク
ラッチと直列にすなわちその第1クラッチの上流側或い
は下流側に動力合成分配装置を配置することによってエ
ンジンからその電気トルコン装置への入力クラッチと自
動変速機への入力クラッチとが共用されている。したが
って、自動変速機の回転軸方向においてクラッチが省略
されるので、その回転軸方向において自動変速機が小型
となり、ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型化され
る。
図面に基づいて詳細に説明する。
ッド車両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図であ
る。この動力伝達装置は、FF駆動用トランスアクスル
内に収容されるものであり、車幅方向と平行な方向にエ
ンジンが配置される横置き型である。図1において、自
動車用の混合気吸入式内燃機関、燃料噴射式内燃機関、
或いは外燃機関などの燃料の燃焼により作動させられる
エンジン10と、電気エネルギの供給により電動モータ
として作動させられ且つ機械的エネルギを電気エネルギ
に変換する発電機としても作動させられるモータジェネ
レータ(以下、MGという)12とは、ハイブリッド車
両の原動機として機能するものであり、それらエンジン
10およびモータジェネレータ12から出力された動力
は、動力合成分配機構すなわち動力合成分配装置14、
ギヤ段が自動的に切り換えられる自動変速機16、差動
歯車装置18、1対の車軸20を介して図示しない1対
の駆動輪へ伝達されるようになっている。
的に合成し或いは分配する機能を備えたシングルピニオ
ン型遊星歯車装置であって、MG12と共に、電気トル
コン装置(ETC)22として機能するものである。動
力合成分配装置14は、MG12のロータ24に直接的
に連結されたサンギヤ14Sと、そのサンギヤ14Sの
外周側においてそれと同心に配設され、エンジン10の
クランク軸25とサージ吸収用ダンパ26および第1入
力クラッチC1を介して連結されたリングギヤ14R
と、それらサンギヤ14Sおよびリングギヤ14Rとか
み合うプラネタリギヤ14Pを自転および公転可能に支
持するキャリヤ14Cとを回転要素として備えるととも
に、それら3つの回転要素の相対回転を阻止してそれら
3回転要素を一体回転させるために、リングギヤ14R
およびキャリヤ14Cの間に設けられてそれらを相互に
連結するためのクラッチCDとを備えている。このよう
に、動力合成分配装置14は、エンジン10と自動変速
機16の第1入力軸28との間の動力伝達経路におい
て、クラッチC1の下流側にそのクラッチC1と直列と
なるように配設されている。
14においては、たとえばエンジン10を作動させたま
まの状態でMG12の反力を零から徐々に増大させるこ
とにより、車両を滑らかに発進させたりすることが可能
となる。このMG12では、たとえばその回生トルクの
発生量すなわち発電量が調節されることにより上記反力
が制御される。
動力合成分配装置14を介してエンジン10と回転軸方
向すなわち回転軸心方向或いは中心軸方向に直列に配置
される前進4速の遊星歯車式自動変速機であって、サン
ギヤ32Sへ動力を入力させるためにキャリヤ14Cに
連結された第1入力軸28と、サンギヤ34Sへ動力を
入力させるためにエンジン10のクランク軸25に第2
クラッチC2、中心軸41、および衝撃吸収用ダンパ2
6を介して連結された第2入力軸30と、相互に同心と
なるように且つ前記遊星歯車装置14と同心となるよう
に互いに隣接して配置されたシングルピニオン型の1対
の第1遊星歯車装置32および第2遊星歯車装置34
と、それらの軸心と平行な軸心を有する出力軸(カウン
タ軸)36上に設けられたシングルピニオン型の第3遊
星歯車装置38とを備えている。本実施例では、上記1
対の第1入力軸28および第2入力軸30が、自動変速
機16へ動力を入力させるための1対の入力部材として
機能している。
28に連結されたサンギヤ32Sと、そのサンギヤ32
Sの外周側においてそれと同心に配設されたリングギヤ
32Rと、それらサンギヤ32Sおよびリングギヤ32
Rとかみ合うプラネタリギヤ32Pを自転および公転可
能に支持し、カウンタドライブギヤ40に連結されたキ
ャリヤ32Cとを回転要素として備えている。また、上
記第2遊星歯車装置34は、第2入力軸30に連結され
たサンギヤ34Sと、そのサンギヤ34Sの外周側にお
いてそれと同心に配設され、上記キャリヤ32Cに連結
されたリングギヤ34Rと、それらサンギヤ34Sおよ
びリングギヤ34Rとかみ合うプラネタリギヤ34Pを
自転および公転可能に支持し、上記リングギヤ32Rに
連結されたキャリヤ34Cとを回転要素として備えてい
る。位置固定部材であるハウジング42と上記サンギヤ
34Sとの間にはブレーキB1が設けられており、ハウ
ジング42とキャリヤ34Cとの間には一方向クラッチ
F1が設けられており、ハウジング42と上記リングギ
ヤ32Rとの間にはブレーキB2が設けられている。
変速機16の後端側すなわちエンジン10側とは反対側
に配置され、自動変速機16を貫通する中心軸41の軸
端に伝動ベルト46を介して作動的に連結されており、
エンジン10により駆動されるようになっている。図1
では、エンジン10の停止時においても補機44が駆動
され得るように出力軸36の軸端に伝動ベルト43を介
して作動的に連結されたモータ45が設けられた例が示
されている。すなわち、補機44と中心軸41との間、
補機44とモータ45との間、モータ45と出力軸36
との間には、それぞれクラッチ47、49、51によっ
て連結或いは開放されるようになっており、エンジン1
0の停止時において油圧が必要な場合には、車両停止時
にはクラッチ49を介して補機44とモータ45との間
が連結され、車両走行時にはクラッチ49を介して補機
44とモータ45との間が連結され、或いはクラッチ4
9および51を介して補機44と出力軸36との間が連
結されるようになっている。
38Sと、そのサンギヤ38Sの外周側においてそれと
同心に配設され、且つカウンタドライブギヤ40と噛み
合うドリブンギヤ48に連結されたリングギヤ38R
と、それらサンギヤ38Sおよびリングギヤ38Rとか
み合うプラネタリギヤ38Pを自転および公転可能に支
持し、クラッチC3を介してサンギヤ38Sに連結され
たキャリヤ38Cとを回転要素として備えている。ハウ
ジング42と上記サンギヤ38Sとの間にはブレーキB
3と一方向クラッチF2とが並列に設けられている。そ
のブレーキB3が係合させられるとサンギヤ38Sが非
回転状態とされるので、上記第3遊星歯車装置38はカ
ウンタドライブギヤ40の回転を減速して出力軸36へ
伝達するが、上記クラッチC3が係合させられると上記
3つの回転要素が相互に一体的に回転させられるので、
上記第3遊星歯車装置38はカウンタドライブギヤ40
の回転をそのまま出力軸36へ伝達する。
は、図2に示す作動表に従って、クラッチおよびブレー
キが選択的に作動させられることにより、前進4段、後
進1段のギヤ段が選択されるとともに、モータジェネレ
ータ12のみによる走行が可能とされるようになってい
る。図2において○印は係合状態を示し、空欄は解放状
態を示し、(○)印はエンジンブレーキを作用させる目
的で係合させられる状態を示している。
置22を用いた走行において、第1クラッチC1および
ブレーキB3が係合させられるハイブリッド車両の発進
および第1速走行では、車速が零付近では、電気トルコ
ン装置22においてMG12の回生機能で反力が零から
増加させられることにより第1クラッチC1を介して自
動変速機16へ伝達される回転が徐々に増加させられる
とともに、エンジン10からの出力トルクがたとえば
1.5倍程度にトルク増幅されて自動変速機16へ伝達
される。車速が上昇するとクラッチCDが係合させられ
て動力合成分配装置14の3要素が相互に直結されるの
で、エンジン10からの出力トルクがそのまま自動変速
機16へ伝達されて前進第1速走行とされる。なお、図
示しない蓄電装置の蓄電容量が低下した場合には、上記
第1クラッチC1がすべり係合させられることにより、
ハイブリッド車両の滑らかなすなわちスムーズな発進が
可能とされる。
1クラッチC1およびブレーキB3に加えてブレーキB
1がさらに係合させられることにより第2速走行とさ
れ、さらにクラッチC2が係合させられことにより第3
速走行とされ、さらにまたクラッチC3が係合させられ
ることにより第4速走行とされる。このような第1速走
行乃至第4速の前進走行では、電気トルコン装置22を
用いてエンジン10およびMG12の動力が制御される
ETC走行が専ら行われる。
走行の場合は、クラッチC1、C2、C3、CDが係合
させられ、且つエンジン10が空転させられてその回転
が維持されることにより第4速走行が行われ、また、そ
の状態でクラッチC3が解放されることにより第3速走
行が行われる。また、このモータ走行において、クラッ
チC1、C2、C3、CDが係合させられることにより
第4速走行とされ、そのクラッチC1、C2、C3が開
放されてクラッチCD、ブレーキB1が係合させられる
ことにより第2速走行とされ、そのブレーキB1が解放
されることにより第1速走行とされる。この第2速走行
および第1速走行の場合では、クラッチC1、C2が開
放されて第1遊星歯車装置32および第2遊星歯車装置
34が一体回転しないので、エンジン10の回転(空
転)が停止させられる。このようなときに油圧が必要と
なる場合には、蓄圧器や小型電動ポンプが用いられても
よい。
の発進走行或いは後進のモータ走行の場合は、クラッチ
CDおよびブレーキB2、B3が係合させられて自動変
速機16が第1速状態とされ、且つMG12が逆転駆動
されることによりハイブリッド車両の後進への発進制御
が行われる。さらに、このハイブリッド車両の後進走行
において、蓄電装置の蓄電量が不十分であるときなどの
ようにMG12を用いることができないような場合は、
エンジン10が作動させられ、ブレーキB2、B3が係
合させられるとともにクラッチC2がすべり係合させら
れて滑らかな発進が可能となる。なお、蓄電装置が使用
できる場合はさらにクラッチCDを係合させてMG12
をアシスト駆動として用いることもできる。
は、動力合成分配装置14の3つの回転要素のうちの第
1回転要素であるサンギヤ14Sはモータジェネレータ
12と直接に連結され、第2回転要素であるキャリヤ1
4Cと第1入力部材である第1入力軸28との間が直結
され、および第3回転要素であるリングギヤ14Rとエ
ンジン10との間がクラッチC1(第1クラッチ)を介
して連結され、第2入力部材である第2入力軸30がク
ラッチC2(第2クラッチ)を介してエンジン10と連
結されている。これによれば、自動変速機16の第1入
力軸(第1入力部材)28に対するエンジン10からの
動力の入力は、リングギヤ(第1回転要素)14Rとエ
ンジン10との間のクラッチC1(第1クラッチ)を介
して行われ、自動変速機16の第2入力軸30(第2入
力部材)に対するエンジン10からの動力の入力はクラ
ッチC2(第2クラッチ)を介して行われるようになっ
ていることから、そのクラッチC1は、動力合成分配装
置14のリングギヤ14Rとエンジン10との間の係合
および解放を行うと同時に、自動変速機16の第1入力
軸28とエンジン10との間の係合および解放も行う機
能を備えている。したがって、エンジン10と自動変速
機16の第1入力軸28との間においてクラッチC1と
直列にすなわちそのクラッチC1の下流側に動力合成分
配装置14を配置することによってエンジン10からそ
の電気トルコン装置22すなわち動力合成分配装置14
への入力クラッチと自動変速機16への入力クラッチと
が兼用されていることから、自動変速機16の回転軸方
向すなわち軸心方向においてクラッチが省略されるの
で、その回転軸方向において自動変速機16が小型とな
り、ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型化される利
点がある。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
置は、シングルピニオン型の遊星歯車装置から成る動力
合成分配装置14に代えてダブルピニオン型の遊星歯車
装置から成る動力合成分配装置50が設けられている点
において、図1に示すものと相違する。以下、その相違
点を中心に説明する。
MG12のロータ24に直接的に連結されたサンギヤ5
0Sと、そのサンギヤ50Sの外周側においてそれと同
心に配設され、エンジン10のクランク軸25とサージ
吸収用ダンパ26およびクラッチC1を介して連結され
たリングギヤ50Rと、それらサンギヤ50Sおよびリ
ングギヤ50Rとかみ合い且つ相互に噛み合う1対のプ
ラネタリギヤ50P、50Pを自転および公転可能に支
持するキャリヤ50Cとを回転要素として備えるととも
に、上記クラッチC1の係合状態であるときにそれら3
つの回転要素の相対回転を阻止してそれら3回転要素を
一体回転させるために、リングギヤ50Rおよびキャリ
ヤ50Cの間に上記クラッチC1と直列に設けられてそ
れらを相互に連結するためのクラッチCDと、リングギ
ヤ50Rとハウジング42との間に設けられたブレーキ
BRとを備えている。本実施例においても、動力合成分
配装置50は、エンジン10と自動変速機16の第1入
力軸28との間の動力伝達経路において、クラッチC1
の上流側にそのクラッチC1と直列となるように配設さ
れている。すなわち、本実施例の動力伝達装置は、エン
ジン10と、モータジェネレータ12と、サンギヤ50
S、そのサンギヤ50Sと同心に配置されたリングギヤ
50R、それらサンギヤ50Sおよびリングギヤ50R
と噛み合い且つ互いに噛み合う複数対のピニオンギヤ5
0Pを自転および公転自在に支持するキャリヤ50Cを
回転要素として有し、それら3回転要素のうちのキャリ
ヤ50C(第1回転要素)がモータジェネレータ12に
直結された動力合成分配装置50と、2つの第1入力軸
28(第1入力部材)および第2入力軸30(第2入力
部材)を有する自動変速機16とが回転軸方向において
直列的に配置され、上記モータジェネレータ12および
エンジン10から出力された動力をその自動変速機16
へ伝達する動力伝達装置であって、上記動力合成分配装
置50の3つの回転要素のうちのリングギヤ50R(第
2回転要素)と第1入力軸28との間がクラッチC1
(第1クラッチ)を介して連結されるとともに、サンギ
ヤ50S(第3回転要素)とエンジン10との間が直接
的に連結され、上記第2入力軸30がクラッチC2を介
してエンジン10と連結されている。
種類を説明する作動表である。自動変速機16の作動は
図1の実施例と同様であるので、上記動力合成分配装置
50の作動を以下に説明する。図5は、動力合成分配装
置50の作動を説明するための、縦軸を回転速度とし且
つ横軸をギヤ比の割合とした共線図である。但し、ρは
サンギヤ50Sとリングギヤ50Rとのギヤ比である。
12が効率のよい回転速度Aで作動させられている状態
でMG12が逆方向の回転速度Bで回転させられると、
リングギヤ50Rの回転速度は零となり、ハイブリッド
車両が停止状態とされる。この状態で、MG12の回転
速度が上記逆方向の回転速度Bから増加側へ変化させら
れると、それに伴ってリングギヤ50Rの回転速度は零
から上昇させられて、ハイブリッド車両は滑らかに前方
へ発進させられる。このETCモードによる発進時に
は、クラッチC1および一方向クラッチF1が係合させ
られる。上記のように構成された動力合成分配装置50
においては、たとえばエンジン10を作動させたままの
状態でMG12の反力を零から徐々に増大させることに
より、車両を滑らかに発進させたりすることが可能とな
る。このMG12では、たとえばその回生トルクの発生
量すなわち発電量が調節されることにより上記反力が制
御されるとともに、その回生により蓄電装置が充電され
る。また、MG12が上記逆方向の回転速度Bから減少
側へ変化させられるように駆動されると、ハイブリッド
車両は滑らかに後方へ発進させられる。このETCモー
ドによる後方発進時には、クラッチC1およびブレーキ
B2、B3が係合させられる。
時には、クラッチCDおよびブレーキB2、B3が係合
させられてMG12が逆転駆動(力行)される。しかし
ながら、蓄電装置における蓄電量が不十分となったとき
のようにMG12を用いることができない場合には、エ
ンジン12が作動させられている状態でクラッチCDお
よびブレーキBRが係合させられ、そのブレーキBRが
係合開始時においてすべり係合させられて、後進の発進
が可能とされる。
置では、動力合成分配装置50の3つの回転要素のうち
の第1回転要素であるキャリヤ50Cはモータジェネレ
ータ12と直接に連結され、第2回転要素であるリング
ギヤ50Rと第1入力部材である第1入力軸28との間
がクラッチC1(第1クラッチ)を介して連結され、第
3回転要素であるサンギヤ50Sとエンジン10との間
が直結され、第2入力部材である第2入力軸30がクラ
ッチC2(第2クラッチ)を介してエンジン10と連結
されている。これによれば、自動変速機16の第1入力
軸(第1入力部材)28に対するエンジン10からの動
力の入力は、リングギヤ50Rとその下流の第1入力軸
28との間のクラッチC1(第1クラッチ)を介して行
われ、自動変速機16の第2入力軸30(第2入力部
材)に対するエンジン10からの動力の入力はクラッチ
C2(第2クラッチ)を介して行われるようになってい
ることから、そのクラッチC1は、動力合成分配装置5
0のリングギヤ50Rと第1入力軸28との間の係合お
よび解放を行うと同時に、自動変速機16の第1入力軸
28とエンジン10との間の係合および解放も行う機能
を備えている。したがって、エンジン10と自動変速機
16の第1入力軸28との間においてクラッチC1と直
列にすなわちそのクラッチC1の上流側に動力合成分配
装置14を配置することによってエンジン10からその
電気トルコン装置22すなわち動力合成分配装置50へ
の入力クラッチと自動変速機16への入力クラッチとが
兼用されていることから、自動変速機16の回転軸方向
すなわち軸心方向においてクラッチが省略されるので、
その回転軸方向において自動変速機16が小型となり、
ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型化される利点が
ある。
置は、モータ走行中にエンジン10の停止を可能とする
ために、第2クラッチC2が第2入力軸30と第1入力
軸28との間に設けられている点において、第2クラッ
チC2がダンパ26と第2入力軸30との間に設けられ
た図3に示す動力伝達装置と相違する。以下、その相違
点を中心に説明する。なお、本実施例の動力合成分配装
置50は、図3と同様の動力合成分配装置であるが、1
点鎖線の枠内に示すように、図1と同様の動力合成分配
装置14であってもよい。
力軸30と第1入力軸28との間に設けられているた
め、エンジン10の出力はクラッチC1を介して第1入
力軸28およびサンギヤ32Sへ入力されるとともに、
クラッチC2を介して第2入力軸30およびサンギア3
4Sへ入力されるようになっている。すなわち、本実施
例の動力伝達装置は、エンジン10と、モータジェネレ
ータ12と、サンギヤ50S、そのサンギヤ50Sと同
心に配置されたリングギヤ50R、それらサンギヤ50
Sおよびリングギヤ50Rと噛み合い且つ互いに噛み合
う複数対のピニオンギヤ50Pを自転および公転自在に
支持するキャリヤ50Cを回転要素として有し、それら
3回転要素のうちのキャリヤ50C(第1回転要素)が
モータジェネレータ12に直結された動力合成分配装置
50と、2つの第1入力軸28(第1入力部材)および
第2入力軸30(第2入力部材)を有する自動変速機1
6とが回転軸方向において直列的に配置され、上記モー
タジェネレータ12およびエンジン10から出力された
動力をその自動変速機16へ伝達する動力伝達装置であ
って、上記動力合成分配装置50の3つの回転要素のう
ちのリングギヤ50R(第2回転要素)と第1入力軸2
8との間がクラッチC1(第1クラッチ)を介して連結
されるとともに、サンギヤ50S(第3回転要素)とエ
ンジン10との間が直接的に連結され、上記第2入力軸
30がクラッチC2、クラッチC1、および動力合成分
配装置50を介してエンジン10と連結されている。
動の種類を説明する作動表である。ETCモードの発進
および前進走行は図4と同様であるため、MG12のみ
による前進走行或いはETCモードの後進走行について
以下に説明する。
走行の場合は、クラッチC2、C3、CDが係合させら
れることにより第4速走行が行われ、その状態でクラッ
チC3が開放させられることにより第3速走行が行われ
る。また、このモータ走行において、クラッチC2が開
放され且つクラッチC3、CD、ブレーキB1が係合さ
せられることにより第2速走行とされ、そのクラッチC
3に代えてブレーキB3が係合させられることにより第
1速走行とされる。すなわち、本実施例では、クラッチ
C1が開放されることによりエンジン10の回転が停止
させられた状態において、上記第1速乃至第4速の前進
モータ走行が行われる。
モータ走行の場合は、クラッチCD、ブレーキB2、B
3が係合させられ、且つMG12が逆転駆動されること
によりハイブリッド車両の後進への発進制御が行われ
る。さらに、このハイブリッド車両の後進走行方法とし
て、クラッチC1およびブレーキB2、B3が係合させ
られ、且つMG12が前進時よりも高速で逆転駆動され
ることにより後進への発進制御が行われる。また、蓄電
装置の蓄電量が不十分である場合は、ブレーキBRがす
べり係合させられることにより円滑な発進が行われる。
の3つの回転要素のうちのリングギヤ50R(第2回転
要素)と第1入力軸28との間がクラッチC1(第1ク
ラッチ)を介して連結されるとともに、サンギヤ50S
(第3回転要素)とエンジン10との間が直接的に連結
され、上記第2入力軸30がクラッチC2、クラッチC
1、および動力合成分配装置50を介してエンジン10
と連結されている。したがって、図3に示すハイブリッ
ド車両の動力伝達装置と同様に、エンジン10と自動変
速機16の第1入力軸28との間においてクラッチC1
と直列にすなわちそのクラッチC1の上流側に動力合成
分配装置50を配置することによってエンジン10から
その電気トルコン装置22すなわち動力合成分配装置5
0への入力クラッチと自動変速機16への入力クラッチ
とが共用されていることから、自動変速機16の回転軸
方向においてクラッチが省略されるので、その回転軸方
向において自動変速機16が小型となり、ハイブリッド
車両の動力伝達装置が小型化される利点がある。
置は、動力合成分配装置50のブレーキBRが除去さ
れ、後進回転を発生させるために、クラッチC1と第1
入力軸28との間にクラッチC2が設けられ且つクラッ
チC1と第2入力軸30との間にクラッチCRが設けら
れている点において、図6に示す動力伝達装置と相違す
る。すなわち、図8の動力伝達装置は、エンジン10
と、モータジェネレータ12と、サンギヤ50S、その
サンギヤ50Sと同心に配置されたリングギヤ50R、
それらサンギヤ50Sおよびリングギヤ50Rと噛み合
うピニオンギヤ50Pを自転および公転自在に支持する
キャリヤ50Cを回転要素として有し、それら3回転要
素のうちのキャリヤ50C(第1回転要素)がモータジ
ェネレータ12に直結された動力合成分配装置50と、
2つの第1入力軸28(第1入力部材)および第2入力
軸30(第2入力部材)を有する自動変速機16とが回
転軸方向において直列的に配置され、モータジェネレー
タ12およびエンジン10から出力された動力をその自
動変速機16へ伝達する動力伝達装置であって、上記動
力合成分配装置50の3つの回転要素のうちのサンギヤ
50S(第2回転要素)がエンジン10に直接的に連結
され、その3つの回転要素のうちのリングギヤ50R
(第3回転要素)がクラッチC1(第1クラッチ)およ
びクラッチC2(第2クラッチ)を介して上記第1入力
軸28に連結され、上記キャリヤ50C(第1回転要
素)がクラッチCD(第3クラッチ)およびクラッチC
R(第4クラッチ)を介して第2入力軸30と連結さ
れ、上記クラッチC1およびクラッチC2の間と上記ク
ラッチCDおよびクラッチCRの間とが相互に連結され
たものである。
動の種類を説明する作動表である。モータ走行では、図
6と同様に、クラッチC1が開放されることによりエン
ジン10の回転停止状態で行われる。ETCモードの発
進および前進走行やMG12による前進走行は図7と同
様であるため、MG12のみによる後進走行或いはET
Cモードの後進走行について以下に説明する。MG12
のみによる後進走行は、クラッチCR、CD、ブレーキ
B2、B3が係合させられることにより、エンジン10
の回転が停止させられた状態で行われる。この後進走行
では、クラッチC2に代えてCRが係合させられて自動
変速機16内で後進回転が発生させられるためにMG1
2の逆転は不要であり、前進走行および後進走行での正
逆制御が不要となる。また、ETCモードの後進走行
は、クラッチC1、CR、ブレーキB2、B3が係合さ
せられることにより、エンジン10の回転が維持されつ
つMG12の反力が増加させられることにより行われ
る。さらに、たとえばクラッチC1、CR、ブレーキB
1を係合し且つクラッチCDを開放することにより、車
両停止中においてもエンジン10によりMG12を回転
駆動させて蓄電装置の充電を行うことができる。これに
より、前述の実施例に比較して、後進走行の発進時には
蓄電装置の蓄電量低下に左右されない利点がある。
装置50の3つの回転要素のうちのサンギヤ50S(第
2回転要素)がエンジン10に直接的に連結され、その
3つの回転要素のうちのリングギヤ50R(第3回転要
素)がクラッチC1(第1クラッチ)およびクラッチC
2(第2クラッチ)を介して上記第1入力軸28に連結
され、上記キャリヤ50C(第1回転要素)がクラッチ
CD(第3クラッチ)およびクラッチCR(第4クラッ
チ)を介して第2入力軸30と連結され、上記クラッチ
C1およびクラッチC2の間と上記クラッチCDおよび
クラッチCRの間とが相互に連結されたものである。し
たがって、動力合成分配装置50に対するエンジン10
からの入力は直接行われ、第1入力軸28または第2入
力軸30に対する動力合成分配装置50からの入力は、
クラッチC1またはクラッチCDとクラッチC2または
クラッチCRとを介して行われる。上記クラッチC1
は、動力合成分配装置50のリングギヤ50R(第3回
転要素)と自動変速機16の第1入力軸28との間の係
合および解放を行うと同時に、自動変速機16の第1入
力軸28とエンジン10との間の係合および解放も行う
機能を兼ね備えている。換言すれば、エンジン10と自
動変速機16の第1入力軸28との間においてクラッチ
C1と直列にすなわちそのクラッチC1の上流側に動力
合成分配装置50を配置することによってエンジン10
からその電気トルコン装置22への入力クラッチと自動
変速機16への入力クラッチとが共用されている。ま
た、クラッチCRが設けられているので、電気トルコン
装置22において後進用ブレーキが不要となる。したが
って、クラッチCRが増設されても動力伝達装置の軸方
向寸法は従来と同様となるとともに、その径方向寸法が
小さくなる利点がある。また、上記クラッチC1および
クラッチC2、またはクラッチCDおよびクラッチCR
が共に開放されることによって車両停止時においてもエ
ンジン10により蓄電装置の充電が可能となるので、蓄
電装置の充電量低下の影響を受けない利点がある。さら
に、電気トルコン装置22による車両の前進方向および
後進方向の発進が可能となり、クラッチ或いはブレーキ
のスリップ係合を必要としない利点がある。
装置は、シングルピニオン型の動力合成分配装置14が
動力合成分配装置50に代えて設けられている点におい
て図8のものと相違する。本実施例の動力合成分配装置
14は、そのサンギヤ14SにMG12の動力が入力さ
れ、そのリングギヤ14Rにエンジン10の動力が入力
され、そのキャリヤ14CからクラッチCDを介して自
動変速機16へ動力が出力されるようになっている。す
なわち、図10の動力伝達装置は、エンジン10と、モ
ータジェネレータ12と、サンギヤ14S、そのサンギ
ヤ14Sと同心に配置されたリングギヤ14R、それら
サンギヤ14Sおよびリングギヤ14Rと噛み合うピニ
オンギヤ14Pを自転および公転自在に支持するキャリ
ヤ14Cを回転要素として有し、それら3回転要素のう
ちのサンギヤ14S(第1回転要素)がモータジェネレ
ータ12に直結された動力合成分配装置14と、2つの
第1入力軸28(第1入力部材)および第2入力軸30
(第2入力部材)を有する自動変速機16とが回転軸方
向において直列的に配置され、モータジェネレータ12
およびエンジン10から出力された動力をその自動変速
機16へ伝達する動力伝達装置であって、上記動力合成
分配装置14の3つの回転要素のうちのリングギヤ14
R(第2回転要素)がエンジン10に直接的に連結さ
れ、その3つの回転要素のうちのキャリヤ14C(第3
回転要素)がクラッチCD(第3クラッチ)およびクラ
ッチC2(第2クラッチ)を介して上記第1入力軸28
に連結され、上記サンギヤ14S(第1回転要素)がク
ラッチC1(第1クラッチ)およびクラッチCR(第4
クラッチ)を介して第2入力軸30と連結され、上記ク
ラッチC1およびクラッチC2の間と上記クラッチCD
およびクラッチCRの間とが相互に連結されたものであ
る。本実施例においても、図8の実施例と同様の効果が
得られる。
装置は、シングルピニオン型の動力合成分配装置14が
動力合成分配装置50に代えて設けられ、自動変速機1
6が3入力形式のラビニヨオ型4速自動変速機である点
において図1のものと相違する。本実施例の自動変速機
16は、互いに隣接し且つ同心のデュアル(ダブルピニ
オン)型遊星歯車装置60およびシングル型遊星歯車装
置62を組み合わせたラビニヨオ型ギヤユニットを備
え、第1入力軸28、第2入力軸30、キャリヤ60C
が3つの入力部材として機能している。このギヤユニッ
トは、シングル型遊星歯車装置62のサンギヤ62Sに
噛み合うピニオンと、デュアル型遊星歯車装置60のリ
ングギヤ60Rおよびショートピニオン60Pにそれぞ
れ噛み合うピニオンとが、共通のロングピニオン62P
として一体に構成されている。そのショートピニオン6
0Pはデュアル型遊星歯車装置60のサンギヤ60Sに
噛み合わされている。また、ロングピニオン62Pおよ
びショートピニオン60Pを自転可能および公転可能に
それぞれ支持する共通のキャリヤ60Cが設けられてい
る。
ヤ60Sは、第1入力軸28を介して動力合成分配装置
14のキャリヤ14Cに連結され、上記シングル型遊星
歯車装置62のサンギヤ62Sは、第2入力軸30、ク
ラッチC2、中心軸41、ダンパ26を介してエンジン
10のクランク軸25に連結されている。また、上記キ
ャリヤ60CはクラッチC3を介して中心軸41やエン
ジン10のクランク軸25に連結されている。また、そ
のキャリヤ60Cと位置固定のハウジング42との間に
はブレーキB3および一方向クラッチF1が並列に設け
られており、上記第2入力軸30とハウジング42との
間には、直列に接続された一方向クラッチF2およびブ
レーキB2とブレーキB1とが並列に設けられている。
そして、中心軸41と平行なカウンタ軸64には、ドリ
ブンギヤ66がクラッチC4を介して設けられており、
前記リングギヤ60Rは、そのドリブンギヤ66とかみ
合うカウンタドライブギヤ68に連結されている。上記
カウンタ軸64には、後段の差動歯車装置や駆動輪へ動
力を出力するための出力ギヤ70が設けられている。
ンジン10と、モータジェネレータ12と、サンギヤ1
4S、そのサンギヤ14Sと同心に配置されたリングギ
ヤ14R、それらサンギヤ14Sおよびリングギヤ14
Rと噛み合い且つ互いに噛み合う複数対のピニオンギヤ
14Pを自転および公転自在に支持するキャリヤ14C
を回転要素として有し、それら3回転要素のうちのサン
ギヤ14S(第1回転要素)がモータジェネレータ12
に直結された動力合成分配装置14と、3つの第1入力
軸28(第1入力部材)、第2入力軸30(第2入力部
材)、キャリヤ60Cを有する自動変速機16とが回転
軸方向において直列的に配置され、上記モータジェネレ
ータ12およびエンジン10から出力された動力をその
自動変速機16へ伝達する動力伝達装置であって、上記
動力合成分配装置14の3つの回転要素のうちのリング
ギヤ14R(第2回転要素)とエンジン10との間がク
ラッチC1(第1クラッチ)を介して連結されるととも
に、キャリヤ14C(第3回転要素)と第1入力軸28
との間が直接的に連結され、上記第2入力軸30がクラ
ッチC2を介してエンジン10と連結されている。
動の種類を説明する作動表である。ETC走行モードに
おいて、第1クラッチC1およびブレーキB3が係合さ
せられるハイブリッド車両の発進および第1速走行で
は、車速が零付近では、図13の共線図の矢印に示すよ
うに、電気トルコン装置22においてMG12の回生機
能で反力が零から増加させられることにより第1クラッ
チC1を介して自動変速機16へ伝達される回転が徐々
に増加させられるとともに、エンジン10からの出力ト
ルクがたとえば1.5倍程度にトルク増幅されて自動変
速機16へ伝達される。車速が上昇するとクラッチCD
が係合させられて動力合成分配装置14の3回転要素が
相互に直結されるので、エンジン10からの出力トルク
がそのまま自動変速機16へ伝達されて前進第1速走行
とされる。
クラッチC1およびクラッチCDに加えてブレーキB2
がさらに係合させられることにより第2速走行とされ、
さらにクラッチC3が係合させられることにより第3速
走行とされ、さらにまたクラッチC1が開放させられる
ことにより第4速走行とされる。図13の共線図の(1)
、(2) 、(3) 、(4) は、上記第1速乃至第4速を示し
ている。このような第1速走行乃至第4速の前進走行で
は、電気トルコン装置22を用いてエンジン10および
MG12の動力が制御されるETC走行が専ら行われ
る。
走行の場合は、クラッチC3、CD、ブレーキB2が係
合させられ、且つエンジン10が空転させられてその回
転が維持されることにより第4速走行または第3速走行
が行われる。この第4速或いは第3速走行では、エンジ
ン10から自動変速機16に直結した入力があるため、
エンジン10が空転させられる。また、このモータ走行
において、クラッチC3が開放され且つクラッチC1が
係合させられることにより、エンジン10の回転を停止
させた第2速走行とされる。なお、車両の停止中には、
クラッチC4が開放されてエンジン10がMG12を回
転駆動して蓄電装置を充電させることができるようにな
っている。
モータ走行の場合は、クラッチC1およびCDが係合さ
せられ、動力合成分配装置14の3要素が相互に直結状
態でMG12が逆転駆動(力行)されることによりハイ
ブリッド車両の後進への発進制御が行われる。さらに、
このハイブリッド車両のETC後進走行において、クラ
ッチCDが開放され且つブレーキB3が係合させられ、
MG12が逆転駆動(力行)させられることにより行わ
れる。
4の3つの回転要素のうちのリングギヤ14R(第2回
転要素)とエンジン10との間がクラッチC1(第1ク
ラッチ)を介して連結されるとともに、キャリヤ14C
(第3回転要素)と第1入力軸28との間が直接的に連
結され、上記第2入力軸30がクラッチC2を介してエ
ンジン10と連結されている。したがって、エンジン1
0と自動変速機16の第1入力軸28との間の動力伝達
経路においてクラッチC1と直列にすなわちそのクラッ
チC1の下流側に動力合成分配装置14を配置すること
によってエンジン10からその電気トルコン装置22す
なわち動力合成分配装置14への入力クラッチと自動変
速機16への入力クラッチとが共用されていることか
ら、自動変速機16の回転軸方向においてクラッチが省
略されるので、その回転軸方向において自動変速機16
が小型となり、ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型
化される利点がある。
装置は、エンジン10などからの動力が、動力合成分配
装置14のキャリヤ14C、クラッチC2、第2入力軸
30を介してサンギヤ60Sへ入力されるとともに、そ
のキャリヤ14C、クラッチC3、第1入力軸28を介
してキャリヤ60Cへ入力されるようになっている点が
図11のものと相違する。すなわち、本実施例の動力伝
達装置は、エンジン10と、モータジェネレータ12
と、サンギヤ14S、そのサンギヤ14Sと同心に配置
されたリングギヤ14R、それらサンギヤ14Sおよび
リングギヤ14Rと噛み合うピニオンギヤ14Pを自転
および公転自在に支持するキャリヤ14Cを回転要素と
して有し、それら3回転要素のうちのサンギヤ14S
(第1回転要素)がモータジェネレータ12に直結され
た動力合成分配装置14と、2つの第1入力軸28(第
1入力部材)および第2入力軸30(第2入力部材)を
有する自動変速機16とが回転軸方向において直列的に
配置され、モータジェネレータ12およびエンジン10
から出力された動力を自動変速機16へ伝達する動力伝
達装置であって、上記動力合成分配装置14の3つの回
転要素のうちのリングギヤ14R(第2回転要素)がク
ラッチC1(第1クラッチ)を介してエンジン10に連
結され、そのリングギヤ14RがクラッチCD(第4ク
ラッチ)およびクラッチC3(第3クラッチ)を介して
第1入力軸28に連結され、上記3つの回転要素のうち
のキャリヤ14C(第3回転要素)がクラッチC3を介
して第1入力軸28に連結されるとともに、クラッチC
2(第2クラッチ)を介して第2入力軸30に連結され
たものである。以下、上記相違点を中心に説明する。
動の種類を説明する作動表である。本実施例の動力伝達
装置では、クラッチC2およびC3の少なくとも一方を
介して自動変速機16へ動力が入力されるようになって
いる。このため、専らMG12で走行するモータ駆動の
前進走行の第1速乃至第4速では、エンジン10が回転
停止させられるとともに、車両停止状態でクラッチC2
およびC3が開放されることにより、ニュートラル状態
でMG12の回生が可能とされ、MG12を回転駆動す
ることにより、クラッチC4が設けられなくても蓄電装
置の充電が可能とされている。後進方向のモータ発進走
行の場合は、クラッチC2、CDおよびブレーキB3が
係合させられ、動力合成分配装置14の3要素が相互に
直結状態でMG12が逆転駆動(力行)されることによ
りハイブリッド車両の後進への発進制御が行われる。さ
らに、このハイブリッド車両の後進方向のETC発進走
行において、クラッチC1、C2、およびブレーキB3
が係合させられ、MG12が逆転駆動(力行)させられ
ることにより行われる。
装置14の3つの回転要素のうちのサンギヤ14S(第
1回転要素)がモータジェネレータ12に直結され、リ
ングギヤ14R(第2回転要素)がクラッチC1(第1
クラッチ)を介してエンジン10に連結され、そのリン
グギヤ14RがクラッチCD(第4クラッチ)およびク
ラッチC3(第3クラッチ)を介して第1入力軸28に
連結されるとともにそのクラッチCDを介して第2入力
軸30に連結され、上記3つの回転要素のうちのキャリ
ヤ14C(第3回転要素)がクラッチC3を介して第1
入力軸28に連結されるとともに、クラッチC2(第2
クラッチ)を介して第2入力軸30に連結されている。
したがって、動力合成分配装置14に対するエンジン1
0からの入力はクラッチC1を介して行われ、自動変速
機16の第1入力軸28に対するエンジン10からの動
力の入力は、リングギヤ14Rと第1入力軸28との間
のクラッチCD(第4クラッチ)およびクラッチC3
(第3クラッチ)、或いはクラッチC3のみを介して行
われ、自動変速機16の第2入力軸30に対するエンジ
ン10からの動力の入力は動力合成分配装置14のキャ
リヤ14Cと第2入力軸30との間のクラッチC2を介
して行われる。上記クラッチC1は、動力合成分配装置
14のリングギヤ14Rとエンジン10との間の係合お
よび解放を行うと同時に、自動変速機16の第1入力軸
28或いは第2入力軸30とエンジン10との間の係合
および解放も行う機能を備えている。換言すれば、エン
ジン10と自動変速機16の第1入力軸28との間にお
いてクラッチC1と直列にすなわちそのクラッチC1の
下流側に動力合成分配装置14を配置することによって
エンジン10からその電気トルコン装置22への入力ク
ラッチと自動変速機16への入力クラッチとが共用され
ている。それ故、自動変速機16の回転軸方向において
クラッチが省略されるので、その回転軸方向において自
動変速機16が小型となり、ハイブリッド車両の動力伝
達装置が小型化される。
装置は、相互に噛み合う1対のピニオン50Pを支持す
るキャリヤ50CがMG12に直接的に連結され、サン
ギヤ50Sがエンジン10に直接的に連結され、リング
ギヤ50RがクラッチC1およびクラッチC3を介して
第1入力軸28に連結されるとともに、クラッチC1お
よびクラッチC2を介して第2入力軸30に連結された
ダブルピニオン型の動力合成分配装置50が、動力合成
分配装置50に代えて設けられている点において、図1
4のものと相違する。すなわち、本実施例の動力伝達装
置は、エンジン10と、モータジェネレータ12と、サ
ンギヤ50S、そのサンギヤ50Sと同心に配置された
リングギヤ50R、それらサンギヤ50Sおよびリング
ギヤ50Rと噛み合うピニオンギヤ50Pを自転および
公転自在に支持するキャリヤ50Cを回転要素として有
し、それら3回転要素のうちのキャリヤ50C(第1回
転要素)がモータジェネレータ12に直結された動力合
成分配装置50と、2つの第1入力軸28(第1入力部
材)および第2入力軸30(第2入力部材)を有する自
動変速機16とが回転軸方向において直列的に配置さ
れ、モータジェネレータ12およびエンジン10から出
力された動力を自動変速機16へ伝達する動力伝達装置
であって、上記動力合成分配装置50の3つの回転要素
のうちのサンギヤ50S(第2回転要素)がエンジン1
0に直接的に連結され、上記3つの回転要素のうちのリ
ングギヤ50R(第3回転要素)がクラッチC1(第1
クラッチ)およびクラッチC3(第3クラッチ)を介し
て第1入力軸28に連結されるとともに、クラッチC1
(第1クラッチ)およびクラッチC2(第2クラッチ)
を介して第2入力軸30に連結され、さらに上記キャリ
ヤ50CがクラッチCDおよびクラッチC2を介して第
2入力軸30に連結されたものである。以下、上記相違
点を中心に説明する。
動の種類を説明する作動表である。図15に示される作
動と略同様であるが、本実施例の動力伝達装置では、ブ
レーキBRの係合により、MG12を逆転駆動しなくて
も後進走行が可能となる利点がある。また、蓄電装置の
蓄電量が低下したためにMG12を使用できない場合に
は、そのブレーキBRのすべり係合によってエンジン1
2のみで後進方向の発進が可能となる。
変速機16の第1入力軸28との間の動力伝達経路にお
いてクラッチC1或いはC3と直列にすなわちそのクラ
ッチC1或いはC3の上流側に動力合成分配装置50を
配置することによってエンジン10からその電気トルコ
ン装置22すなわち動力合成分配装置50を介してのク
ラッチと自動変速機16への入力クラッチとが共用され
ていることから、自動変速機16の回転軸方向において
クラッチが省略されるので、その回転軸方向において自
動変速機16が小型となり、ハイブリッド車両の動力伝
達装置が小型化される利点がある。また、モータジェネ
レータ12或いは電気トルコン装置22で後進とするこ
とができるために自動変速機16に後進用クラッチを設
けることが不要となり、動力伝達装置が一層小型とな
る。
装置は、ダブルピニオン型の動力合成分配装置50のブ
レーキBRが除去され、リングギヤ50RがクラッチC
1を介して第2入力軸30に接続されるとともにクラッ
チC2を介してサンギヤ62Sに連結され、キャリヤ5
0CがクラッチC3を介して第1入力軸28に接続され
ている点において、図16のものと相違する。すなわ
ち、本実施例の動力伝達装置は、エンジン10と、モー
タジェネレータ12と、サンギヤ50S、そのサンギヤ
50Sと同心に配置されたリングギヤ50R、それらサ
ンギヤ50Sおよびリングギヤ50Rと噛み合うピニオ
ンギヤ50Pを自転および公転自在に支持するキャリヤ
50Cを回転要素として有し、それら3回転要素のうち
のキャリヤ50C(第1回転要素)がモータジェネレー
タ12に直結された動力合成分配装置50と、3つの第
1入力軸28(第2入力部材)、第2入力軸30(第1
入力部材)、およびサンギヤ62S(入力部材)を有す
る自動変速機16とが回転軸方向において直列的に配置
され、モータジェネレータ12およびエンジン10から
出力された動力を自動変速機16へ伝達する動力伝達装
置であって、上記動力合成分配装置50の3つの回転要
素のうちのサンギヤ50S(第2回転要素)がエンジン
10に直接的に連結され、上記3つの回転要素のうちの
リングギヤ50R(第3回転要素)がクラッチC1(第
1クラッチ)を介して第2入力軸30に連結されるとと
もに、クラッチC2(第2クラッチ)を介してサンギヤ
62Sに連結され、上記キャリヤ50CがクラッチC3
を介して第1入力軸28に連結されるとともにクラッチ
CDおよびクラッチC1またはクラッチC2を介して第
2入力軸30またはサンギヤ62Sに連結されたもので
ある。以下、上記相違点を中心に説明する。
動の種類を説明する作動表である。本実施例の動力伝達
装置では、モータ駆動走行の第4速走行においてエンジ
ン12の回転を停止できる。但し、リングギヤ50Rと
自動変速機16との間の動力伝達経路にクラッチを設け
ることにより、すべてのギヤ段においてエンジン10の
回転を停止させたモータ走行が可能となる。また、前進
および後進においてETC発進が可能であるし、蓄電装
置の充電量が不十分でも、発進時や車両停止時などにお
いてMG12の回生が可能とされる。また、後進方向の
モータ走行の場合は、クラッチC2、CDおよびブレー
キB3が係合させられ、動力合成分配装置50の3要素
が相互に直結状態でMG12が逆転駆動(力行)される
ことによりハイブリッド車両の後進への発進制御が行わ
れる。さらに、このハイブリッド車両の後進方向のET
C発進走行において、クラッチC2およびブレーキB3
が係合させられ、MG12が逆転回生(力行)させられ
ることにより行われる。なお、図20は、本実施例の動
力伝達装置の作動を説明する共線図である。
変速機16の第1入力軸28との間の動力伝達経路にお
いてクラッチC3と直列にすなわちそのクラッチC3の
上流側に動力合成分配装置50を配置することによって
エンジン10からその電気トルコン装置22すなわち動
力合成分配装置50を介してのクラッチと自動変速機1
6への入力クラッチとが共用されていることから、自動
変速機16の回転軸方向においてクラッチが省略される
ので、その回転軸方向において自動変速機16が小型と
なり、ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型化される
利点がある。また、本実施例では、後進を自動変速機1
6で行わせるように図16のクラッチC1に相当するク
ラッチを図18のクラッチC2として設定することによ
り、クラッチ数を増加させないで性能が向上させられて
いる。
装置は、シングルピニオン型の動力合成分配装置14が
ダブルピニオン型の動力合成分配装置50に代えて設け
られている点において、図18のものと相違する。すな
わち、本実施例の動力伝達装置は、エンジン10と、モ
ータジェネレータ12と、サンギヤ14S、そのサンギ
ヤ14Sと同心に配置されたリングギヤ14R、それら
サンギヤ14Sおよびリングギヤ14Rと噛み合うピニ
オンギヤ14Pを自転および公転自在に支持するキャリ
ヤ14Cを回転要素として有し、それら3回転要素のう
ちのサンギヤ14S(第1回転要素)がモータジェネレ
ータ12に直結された動力合成分配装置14と、3つの
第1入力軸28(第2入力部材)、第2入力軸30(第
1入力部材)、およびサンギヤ62S(入力部材)を有
する自動変速機16とが回転軸方向において直列的に配
置され、モータジェネレータ12およびエンジン10か
ら出力された動力を自動変速機16へ伝達する動力伝達
装置であって、上記動力合成分配装置14の3つの回転
要素のうちのリングギヤ14R(第2回転要素)がエン
ジン10に直接的に連結され、上記3つの回転要素のう
ちのキャリヤ14C(第3回転要素)がクラッチC1
(第1クラッチ)を介して第2入力軸30に連結される
とともに、クラッチC2(第2クラッチ)を介してサン
ギヤ62Sに連結され、上記サンギヤ14Sがクラッチ
C3を介して第1入力軸28に連結されるとともに、リ
ングギヤ14RがクラッチCDおよびクラッチC1また
はクラッチC2を介して第2入力軸30またはサンギヤ
62Sに連結されたものである。
実施例と同様の効果が得られる。すなわち、エンジン1
0と自動変速機16の第1入力軸28との間の動力伝達
経路においてクラッチC3と直列にすなわちそのクラッ
チC3の上流側に動力合成分配装置14を配置すること
によってエンジン10からその電気トルコン装置22す
なわち動力合成分配装置14への入力クラッチと自動変
速機16への入力クラッチとが共用されていることか
ら、自動変速機16の回転軸方向においてクラッチが省
略されるので、その回転軸方向において自動変速機16
が小型となり、ハイブリッド車両の動力伝達装置が小型
化される利点がある。また、本実施例では、後進を自動
変速機16で行わせるように図16のクラッチC1に相
当するクラッチを図18のクラッチC2として設定する
ことにより、クラッチ数を増加させないで性能が向上さ
せられている。
説明したが、本発明は、以上に説明した実施例とは別の
他の態様としても実施され得る。
軸28および30を備えた自動変速機16として、リン
グギヤ32Rおよび34Rとキャリヤ34Cおよび32
Cとが相互に接続された2組の遊星歯車装置32および
34を含む所謂キャリヤ結合型変速機、或いは共通のピ
ニオン62Pを有する2組の遊星歯車装置60および6
2を含む所謂ラビニヨオ型変速機が説明されていたが、
2以上の入力系統においてそれぞれ入力クラッチ或いは
入力部材を備えたものであれば他の形式の自動変速機で
あってもよい。
ン型遊星歯車装置から成る動力合成分配装置14、およ
びダブルピニオン型遊星歯車装置から成る動力合成分配
装置50が説明されていたが、差動歯車装置のような1
対の傘歯車の間でそれらにかみ合うピニオンを自転およ
び公転可能に支持するキャリヤを備えた動力合成分配装
置などであってもよい。
動力伝達装置は、所謂FF車両用であったが、FR車両
にも適用され得る。
一実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表であ
る。
の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表であ
る。
作動を説明する共線図である。
の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表であ
る。
の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表であ
る。
両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
摩擦係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表で
ある。
動力伝達装置の作動を説明する共線図である。
両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
摩擦係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表で
ある。
両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
摩擦係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表で
ある。
両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
摩擦係合装置の作動の組み合わせとの関係を示す図表で
ある。
動力伝達装置の作動を説明する共線図である。
両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料の燃焼により作動させられるエンジ
ンと、電気エネルギの供給により作動させられる電動モ
ータと、サンギヤ、そのサンギヤと同心に配置されたリ
ングギヤ、それらサンギヤおよびリングギヤと噛み合う
ピニオンギヤを自転および公転自在に支持するキャリヤ
を回転要素として有し、それら3回転要素のうちの第1
回転要素が前記電動モータに直結された動力合成分配装
置と、少なくとも2つの第1入力部材および第2入力部
材を有する自動変速機とが回転軸方向において直列的に
配置され、電動モータおよび該エンジンから出力された
動力を該自動変速機へ伝達するハイブリッド車両の動力
伝達装置であって、 前記動力合成分配装置の3つの回転要素のうちの第2回
転要素と前記第1入力部材との間、およびその3つの回
転要素のうちの第3回転要素と前記エンジンとの間の一
方が第1クラッチを介して連結されるとともに他方が直
結され、前記第2入力部材が第2クラッチを介してエン
ジンと連結されたことを特徴とするハイブリッド車両の
動力伝達装置。 - 【請求項2】 燃料の燃焼により作動させられるエンジ
ンと、電気エネルギの供給により作動させられる電動モ
ータと、サンギヤ、そのサンギヤと同心に配置されたリ
ングギヤ、それらサンギヤおよびリングギヤと噛み合う
ピニオンギヤを自転および公転自在に支持するキャリヤ
を回転要素として有し、それら3回転要素のうちの第1
回転要素が前記電動モータに直結された動力合成分配装
置と、少なくとも2つの第1入力部材および第2入力部
材を有する自動変速機とが回転軸方向において直列的に
配置され、電動モータおよび該エンジンから出力された
動力を該自動変速機へ伝達するハイブリッド車両の動力
伝達装置であって、 前記動力合成分配装置の3つの回転要素のうちの第2回
転要素が前記エンジンに直接的に連結され、該3つの回
転要素のうちの第3回転要素が第1クラッチまたは第3
クラッチおよび第2クラッチを介して前記第1入力部材
に連結され、前記第1回転要素が第1クラッチまたは第
3クラッチおよび第4クラッチを介して前記第2入力部
材と連結され、該第1クラッチおよび第2クラッチの間
と該第3クラッチおよび第4クラッチの間とが相互に連
結されたことを特徴とするハイブリッド車両の動力伝達
装置。 - 【請求項3】 燃料の燃焼により作動させられるエンジ
ンと、電気エネルギの供給により作動させられる電動モ
ータと、サンギヤ、そのサンギヤと同心に配置されたリ
ングギヤ、それらサンギヤおよびリングギヤと噛み合う
ピニオンギヤを自転および公転自在に支持するキャリヤ
を回転要素として有し、それら3回転要素のうちの第1
回転要素が前記電動モータに直結された動力合成分配装
置と、少なくとも2つの第1入力部材および第2入力部
材を有する自動変速機とが回転軸方向において直列的に
配置され、電動モータおよび該エンジンから出力された
動力を該自動変速機へ伝達するハイブリッド車両の動力
伝達装置であって、 前記動力合成分配装置の3つの回転要素のうちの第2回
転要素が第1クラッチを介して前記エンジンに連結さ
れ、該第2回転要素が第4クラッチおよび第3クラッチ
を介して前記第1入力部材に連結されるとともに該第4
クラッチを介して前記第2入力部材に連結され、該3つ
の回転要素のうちの第3回転要素が該第3クラッチを介
して前記第1入力部材に連結されるとともに、第2クラ
ッチを介して前記第2入力部材に連結されたことを特徴
とするハイブリッド車両の動力伝達装置。
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