JP2001026747A - 有機溶剤系塗料組成物及びその塗膜を形成する方法 - Google Patents
有機溶剤系塗料組成物及びその塗膜を形成する方法Info
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- JP2001026747A JP2001026747A JP11198734A JP19873499A JP2001026747A JP 2001026747 A JP2001026747 A JP 2001026747A JP 11198734 A JP11198734 A JP 11198734A JP 19873499 A JP19873499 A JP 19873499A JP 2001026747 A JP2001026747 A JP 2001026747A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】耐酸性及び耐スリキズ性にすぐれた塗膜を形成
する有機溶剤系塗料組成物及びそれを用いた複層塗膜の
形成方法。 【構成】(A)水酸基含有樹脂、(B)無機酸化物のコ
ロイド状微粒子及び(C)ブロックされていてもよいポ
リイソシアネ−ト化合物を含有し、かつ塗料組成物中の
合計固形分に基く酸価が0.1〜50mgKOH/gで
あることを特徴とする有機溶剤系塗料組成物、及び被塗
物に、少なくとも1種の着色塗料及び少なくとも1種の
クリヤ塗料を順次塗装して複層塗膜を形成するにあた
り、最上層に塗装するクリヤ塗料が、上記の有機溶剤系
塗料組成物である複層塗膜形成方法。
する有機溶剤系塗料組成物及びそれを用いた複層塗膜の
形成方法。 【構成】(A)水酸基含有樹脂、(B)無機酸化物のコ
ロイド状微粒子及び(C)ブロックされていてもよいポ
リイソシアネ−ト化合物を含有し、かつ塗料組成物中の
合計固形分に基く酸価が0.1〜50mgKOH/gで
あることを特徴とする有機溶剤系塗料組成物、及び被塗
物に、少なくとも1種の着色塗料及び少なくとも1種の
クリヤ塗料を順次塗装して複層塗膜を形成するにあた
り、最上層に塗装するクリヤ塗料が、上記の有機溶剤系
塗料組成物である複層塗膜形成方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐酸性及び耐スリ
キズ性にすぐれた塗膜を形成する有機溶剤系塗料組成物
及びそれを用いた複層塗膜の形成方法に関する。
キズ性にすぐれた塗膜を形成する有機溶剤系塗料組成物
及びそれを用いた複層塗膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車外板等の上塗り塗膜に
対し、酸性雨などによってエッチングやシミ状汚れなど
が発生しないこと、洗車機によってスリキズがつかない
ことなどが要望されている。塗膜の耐酸性は酸に抵抗性
のある架橋系を導入することによって改良され、一方、
耐スリキズ性は架橋密度を高くすれば向上すると考えら
れているが、現実に、これらの両性能を同時に満足する
塗料組成物はいまだ提案されていない。
対し、酸性雨などによってエッチングやシミ状汚れなど
が発生しないこと、洗車機によってスリキズがつかない
ことなどが要望されている。塗膜の耐酸性は酸に抵抗性
のある架橋系を導入することによって改良され、一方、
耐スリキズ性は架橋密度を高くすれば向上すると考えら
れているが、現実に、これらの両性能を同時に満足する
塗料組成物はいまだ提案されていない。
【0003】例えば、高水酸基価のアクリル樹脂及びモ
ノメリックメラミン樹脂を酸触媒の存在下で加熱硬化し
た塗膜は、架橋密度が高くなって耐スリキズ性が向上す
ると提案されている(特開平2−222753号公報)
が、架橋剤としてメラミン樹脂を使用していために、塗
膜が酸で分解しやすく、耐酸性が劣る。
ノメリックメラミン樹脂を酸触媒の存在下で加熱硬化し
た塗膜は、架橋密度が高くなって耐スリキズ性が向上す
ると提案されている(特開平2−222753号公報)
が、架橋剤としてメラミン樹脂を使用していために、塗
膜が酸で分解しやすく、耐酸性が劣る。
【0004】また、メラミン樹脂架橋系と酸に抵抗性の
ある架橋系とを併用して、耐酸性と耐スリキズ性を両立
させることを目的に、カルボキシル基/エポキシ基/水
酸基/メラミン樹脂の複合架橋系(特開平2−2472
64号公報)や、水酸基/アルコキシシリル基/メラミ
ン樹脂の複合架橋系(特開平4−816383号公報)
等が提案されているが、いずれもメラミン樹脂が使用さ
れているために耐酸性は十分でなかった。
ある架橋系とを併用して、耐酸性と耐スリキズ性を両立
させることを目的に、カルボキシル基/エポキシ基/水
酸基/メラミン樹脂の複合架橋系(特開平2−2472
64号公報)や、水酸基/アルコキシシリル基/メラミ
ン樹脂の複合架橋系(特開平4−816383号公報)
等が提案されているが、いずれもメラミン樹脂が使用さ
れているために耐酸性は十分でなかった。
【0005】一方、メラミン樹脂を使用しない架橋系と
して、カルボキシル基/エポキシ基又はカルボキシル基
/エポキシ基/水酸基からなる架橋系(特開昭62−8
7288号公報、特開平2−45577号公報、特開平
3−287650号公報等)も提案されており、これら
は耐酸性は良好であるが、耐スリキズ性が不十分である
という欠点がある。
して、カルボキシル基/エポキシ基又はカルボキシル基
/エポキシ基/水酸基からなる架橋系(特開昭62−8
7288号公報、特開平2−45577号公報、特開平
3−287650号公報等)も提案されており、これら
は耐酸性は良好であるが、耐スリキズ性が不十分である
という欠点がある。
【0006】また、熱硬化性樹脂にコロイダルシリカを
配合してなる塗料も提案されているが(特開平10−2
98460号)、この塗料においてイソシアネ−ト化合
物を架橋剤として使用すると、塗膜硬度が十分でなく、
耐スリキズ性が劣るという欠陥を有している。
配合してなる塗料も提案されているが(特開平10−2
98460号)、この塗料においてイソシアネ−ト化合
物を架橋剤として使用すると、塗膜硬度が十分でなく、
耐スリキズ性が劣るという欠陥を有している。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記した状況
に鑑み、耐酸性及び耐スリキズ性の両性能のすぐれた塗
膜を形成する有機溶剤系塗料組成物を開発することを目
的としている。
に鑑み、耐酸性及び耐スリキズ性の両性能のすぐれた塗
膜を形成する有機溶剤系塗料組成物を開発することを目
的としている。
【0008】本発明者らは、この目的を達成するために
鋭意研究を重ねた結果、(A)水酸基含有樹脂、(B)
無機酸化物のコロイド状微粒子及び(C)ブロックされ
ていてもよいポリイソシアネ−ト化合物を含有し、かつ
塗料組成物中の合計固形分に基く酸価が0.1〜50m
gKOH/gである有機溶剤系塗料組成物が、その目的
を達成するものであることを見出し、本発明を完成し
た。
鋭意研究を重ねた結果、(A)水酸基含有樹脂、(B)
無機酸化物のコロイド状微粒子及び(C)ブロックされ
ていてもよいポリイソシアネ−ト化合物を含有し、かつ
塗料組成物中の合計固形分に基く酸価が0.1〜50m
gKOH/gである有機溶剤系塗料組成物が、その目的
を達成するものであることを見出し、本発明を完成し
た。
【0009】しかして、本発明によれば、(A)水酸基
含有樹脂、(B)無機酸化物のコロイド状微粒子及び
(C)ブロックされていてもよいポリイソシアネ−ト化
合物を含有し、かつ塗料組成物中の合計固形分に基く酸
価が0.1〜50mgKOH/gであることを特徴とす
る有機溶剤系塗料組成物(以下、本組成物という)が提
供される。
含有樹脂、(B)無機酸化物のコロイド状微粒子及び
(C)ブロックされていてもよいポリイソシアネ−ト化
合物を含有し、かつ塗料組成物中の合計固形分に基く酸
価が0.1〜50mgKOH/gであることを特徴とす
る有機溶剤系塗料組成物(以下、本組成物という)が提
供される。
【0010】以下に、本組成物について詳細に説明をす
る。
る。
【0011】(A)成分:水酸基含有樹脂 この樹脂骨格は、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂である
ことが好ましく、その樹脂骨格に水酸基を導入せしめる
ことにより(A)成分が得られる。
ことが好ましく、その樹脂骨格に水酸基を導入せしめる
ことにより(A)成分が得られる。
【0012】(A)成分における水酸基含有量は、水酸
基価に基づいて、10〜260mgKOH/g、特に5
0〜200mgKOH/gの範囲内が好ましく、さらに
数平均分子量は1000〜60000、特に2000〜
20000の範囲内が適している。
基価に基づいて、10〜260mgKOH/g、特に5
0〜200mgKOH/gの範囲内が好ましく、さらに
数平均分子量は1000〜60000、特に2000〜
20000の範囲内が適している。
【0013】水酸基を含有せしめたビニル樹脂は、例え
ば、水酸基含有ビニルモノマ−とその他のビニルモノマ
−を併用して、通常の方法で共重合せしめることにより
調製することができる。
ば、水酸基含有ビニルモノマ−とその他のビニルモノマ
−を併用して、通常の方法で共重合せしめることにより
調製することができる。
【0014】水酸基含有ビニルモノマ−は、1分子中に
水酸基及び重合性不飽和結合をそれぞれ1個以上有する
化合物であり、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレ−ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ−トなどの
(メタ)アクリル酸と炭素数2〜10のグリコ−ルとの
モノエステル化物があげられる。さらに、これらの水酸
基含有ビニルモノマ−とラクトンとのエステル化物も水
酸基含有ビニルモノマ−として使用できる。その他のビ
ニルモノマ−は、水酸基含有ビニルモノマ−以外であっ
て、1分子中に1個以上の重合性不飽和結合を有する化
合物が使用できる。例えば、(メタ)アクリル酸などの
カルボキシル基含有ビニルモノマ−;(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)ア
クリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル等の(メタ)アクリル酸の炭素数1〜24のアル
キルエステル又はシクロアルキルエステル;(メタ)ア
クリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシ
エチル、(メタ)アクリル酸エトキシブチル等の(メ
タ)アクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキル
エステル;スチレン、ビニルトルエンなどの芳香族系モ
ノマ−;ビニルエ−テル類;オレフィン類;含窒素ビニ
ルモノマ−;酸無水物(例えば、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水コハク酸、メチ
ルヘキサヒドロ無水コハク酸など)と水酸基含有ビニル
モノマ−とのハ−フエステル化ビニルモノマ−;無水マ
レイン酸、無水イタコン酸、無水ハイミック酸などの重
合性酸無水物モノマ−;重合性酸無水物と非重合性モノ
アルコ−ル(例えば、メタノ−ル、エタノ−ルなど)と
のハ−フエステル化ビニルモノマ−;グリシジル(メ
タ)アクリレ−ト、メチルグリシジル(メタ)アクリレ
−ト、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)
アクリレ−ト、アリルグリシジルエ−テルなどのエポキ
シ基含有ビニルモノマ−;フッ化ビニル、フッ化ビニリ
デン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレンなどのフッ素含有オレ
フィン類;酢酸ビニル、オクチル酸ビニル、酢酸イソプ
ロペニル、オクチル酸イソプロペニルなどのビニルエス
テル類;ω−(メタ)アクリロイル(オキシ)アルキル
アシッドホスフェ−ト、ω−(メタ)アクリロイル(オ
キシ)アルキルアシッドホスフェ−トとアルコ−ルとと
反応生成物、末端スルホン酸型(メタ)アクリロイルな
どのヘテロ元素系酸素含有ビニルモノマ−などがあげら
れる。
水酸基及び重合性不飽和結合をそれぞれ1個以上有する
化合物であり、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレ−ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ−トなどの
(メタ)アクリル酸と炭素数2〜10のグリコ−ルとの
モノエステル化物があげられる。さらに、これらの水酸
基含有ビニルモノマ−とラクトンとのエステル化物も水
酸基含有ビニルモノマ−として使用できる。その他のビ
ニルモノマ−は、水酸基含有ビニルモノマ−以外であっ
て、1分子中に1個以上の重合性不飽和結合を有する化
合物が使用できる。例えば、(メタ)アクリル酸などの
カルボキシル基含有ビニルモノマ−;(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)ア
クリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル等の(メタ)アクリル酸の炭素数1〜24のアル
キルエステル又はシクロアルキルエステル;(メタ)ア
クリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシ
エチル、(メタ)アクリル酸エトキシブチル等の(メ
タ)アクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキル
エステル;スチレン、ビニルトルエンなどの芳香族系モ
ノマ−;ビニルエ−テル類;オレフィン類;含窒素ビニ
ルモノマ−;酸無水物(例えば、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水コハク酸、メチ
ルヘキサヒドロ無水コハク酸など)と水酸基含有ビニル
モノマ−とのハ−フエステル化ビニルモノマ−;無水マ
レイン酸、無水イタコン酸、無水ハイミック酸などの重
合性酸無水物モノマ−;重合性酸無水物と非重合性モノ
アルコ−ル(例えば、メタノ−ル、エタノ−ルなど)と
のハ−フエステル化ビニルモノマ−;グリシジル(メ
タ)アクリレ−ト、メチルグリシジル(メタ)アクリレ
−ト、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)
アクリレ−ト、アリルグリシジルエ−テルなどのエポキ
シ基含有ビニルモノマ−;フッ化ビニル、フッ化ビニリ
デン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレンなどのフッ素含有オレ
フィン類;酢酸ビニル、オクチル酸ビニル、酢酸イソプ
ロペニル、オクチル酸イソプロペニルなどのビニルエス
テル類;ω−(メタ)アクリロイル(オキシ)アルキル
アシッドホスフェ−ト、ω−(メタ)アクリロイル(オ
キシ)アルキルアシッドホスフェ−トとアルコ−ルとと
反応生成物、末端スルホン酸型(メタ)アクリロイルな
どのヘテロ元素系酸素含有ビニルモノマ−などがあげら
れる。
【0015】水酸基含有ビニル樹脂を調製するにあた
り、水酸基含有ビニルモノマ−とその他のビニルモノマ
−との比率は、得られるビニル樹脂の水酸基価が上記し
た範囲内であることが好ましい。
り、水酸基含有ビニルモノマ−とその他のビニルモノマ
−との比率は、得られるビニル樹脂の水酸基価が上記し
た範囲内であることが好ましい。
【0016】また、水酸基含有ポリエステル樹脂は、1
分子中に2個以上の水酸基を有する多価アルコ−ルと1
分子中に2個以上のカルボキシル基を有する多塩基酸と
をアルコ−ル分過剰で、既知の方法でエステル反応させ
ることによって得られる。多価アルコ−ルとして、例え
ば、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ブチ
レングリコ−ル、ヘキサンジオ−ル、ジエチレングリコ
−ル、ジプロピレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、水素化ビスフェノ−ル
A、グリセリン、トリメチロ−ルエタン、トリメチロ−
ルプロパン、ペンタエリスリットなどが、多塩基酸とし
て無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テトラヒ
ドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘット酸、ハイ
マイック酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、トリ
メリット酸及びこれらの無水物などがあげられる。
分子中に2個以上の水酸基を有する多価アルコ−ルと1
分子中に2個以上のカルボキシル基を有する多塩基酸と
をアルコ−ル分過剰で、既知の方法でエステル反応させ
ることによって得られる。多価アルコ−ルとして、例え
ば、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ブチ
レングリコ−ル、ヘキサンジオ−ル、ジエチレングリコ
−ル、ジプロピレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、水素化ビスフェノ−ル
A、グリセリン、トリメチロ−ルエタン、トリメチロ−
ルプロパン、ペンタエリスリットなどが、多塩基酸とし
て無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テトラヒ
ドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘット酸、ハイ
マイック酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、トリ
メリット酸及びこれらの無水物などがあげられる。
【0017】(A)成分としての水酸基含有樹脂には、
さらに必要に応じてアルコキシシリル基を導入したもの
も包含される。。
さらに必要に応じてアルコキシシリル基を導入したもの
も包含される。。
【0018】アルコキシシリル基は、式(1) −Si
(OR1 )3 - k で示すことができる。この式(1)
で、R1 は炭素数が1〜10のアルキル基、アルコキシ
アルキル基、アセチル基、k は0又は1である。R1 の
炭素数が1〜10のアルキル基、アルコキシアルキル基
として、例えば、メチル基、エチル基、2−メトキシエ
チル基、2−エトキシエチル基、2−ブトキシエチル基
などがあげられる。(A)成分におけるアルコキシシリ
ル基の含有量は3.3ミリモル/g以下であることが好
ましい。
(OR1 )3 - k で示すことができる。この式(1)
で、R1 は炭素数が1〜10のアルキル基、アルコキシ
アルキル基、アセチル基、k は0又は1である。R1 の
炭素数が1〜10のアルキル基、アルコキシアルキル基
として、例えば、メチル基、エチル基、2−メトキシエ
チル基、2−エトキシエチル基、2−ブトキシエチル基
などがあげられる。(A)成分におけるアルコキシシリ
ル基の含有量は3.3ミリモル/g以下であることが好
ましい。
【0019】ビニル樹脂(樹脂骨格)へのアルコキシシ
リル基の導入は、例えば、上記したビニルモノマ−と共
に、アルコキシシリル基含有ビニルモノマ−を併用して
共重合せしめることにより行なわれる。
リル基の導入は、例えば、上記したビニルモノマ−と共
に、アルコキシシリル基含有ビニルモノマ−を併用して
共重合せしめることにより行なわれる。
【0020】アルコキシシリル基含有ビニルモノマ−
は、1分子中にアルコキシシリル基及び重合性不飽和結
合をそれぞれ1個以上有する化合物であり、例えば、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン、γ−(メ
タ)アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロイルプロピルトリエトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロイルプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルプロピルメチルジエトキ
シシランなどがあげられる。
は、1分子中にアルコキシシリル基及び重合性不飽和結
合をそれぞれ1個以上有する化合物であり、例えば、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン、γ−(メ
タ)アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロイルプロピルトリエトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロイルプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルプロピルメチルジエトキ
シシランなどがあげられる。
【0021】また、水酸基を有するビニル樹脂又はポリ
エステル樹脂に、末端にイソシアネ−ト基を有するアル
コキシシラン化合物をウレタン化反応させることによっ
てもアルコキシシリル基を導入することができる。
エステル樹脂に、末端にイソシアネ−ト基を有するアル
コキシシラン化合物をウレタン化反応させることによっ
てもアルコキシシリル基を導入することができる。
【0022】末端にイソシアネ−ト基を有するアルコキ
シシラン化合物としては、例えば、下記の式(2)で示
される化合物が好適に用いられる。
シシラン化合物としては、例えば、下記の式(2)で示
される化合物が好適に用いられる。
【0023】 式(2) {OCN−(CH2 )j }−R2 k Si(OR1 )3 −k (式中、R1 は炭素数が1〜10のアルキル基、アル
コキシアルキル基、アセチル基、R2 はメチル基又はフ
ェニル基、k は0又は1である) R1 の炭素数が1〜10のアルキル基、アルコキシアル
キル基としては、例えば、メチル基、エチル基、2−メ
トキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−ブトキシ
エチル基などがあげられる。
コキシアルキル基、アセチル基、R2 はメチル基又はフ
ェニル基、k は0又は1である) R1 の炭素数が1〜10のアルキル基、アルコキシアル
キル基としては、例えば、メチル基、エチル基、2−メ
トキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−ブトキシ
エチル基などがあげられる。
【0024】このウレタン化反応は、それ自体既知のウ
レタン化反応によって行うことができ、両成分の比率
は、この反応によって得られる樹脂の、アルコキシシリ
ル基の含有量が3.3ミリモル/g以下であることが好
ましい。
レタン化反応によって行うことができ、両成分の比率
は、この反応によって得られる樹脂の、アルコキシシリ
ル基の含有量が3.3ミリモル/g以下であることが好
ましい。
【0025】(B)成分:無機酸化物のコロイド状微粒
子 コロイド状の無機酸化物微粒子そのもの、及びこの微粒
子の表面にアルコキシシラン化合物を反応させてなるコ
ロイド粒子などが(B)成分に包含される。コロイド状
の無機酸化物微粒子そのものとしては、例えば、コロイ
ド状シリカ(SiO2 )、コロイド状チタニア(TiO
2 )、コロイド状ジルコニア(ZrO2 )、コロイド状
アルミナ(Al2 O3 )などがあげられ、その粒径は3
〜200nm、特に5〜100nmが好ましい。
子 コロイド状の無機酸化物微粒子そのもの、及びこの微粒
子の表面にアルコキシシラン化合物を反応させてなるコ
ロイド粒子などが(B)成分に包含される。コロイド状
の無機酸化物微粒子そのものとしては、例えば、コロイ
ド状シリカ(SiO2 )、コロイド状チタニア(TiO
2 )、コロイド状ジルコニア(ZrO2 )、コロイド状
アルミナ(Al2 O3 )などがあげられ、その粒径は3
〜200nm、特に5〜100nmが好ましい。
【0026】これらのコロイド状の無機酸化物微粒子
は、通常、有機溶剤に分散して使用することが好まし
い。有機溶剤としては、例えば、メタノ−ル、イソプロ
パノ−ル、エチレングリコ−ル、エチレングリコ−ルモ
ノプロピルエ−テルなどのアルコ−ル系溶剤;ヘキサ
ン、ヘプタン、キシレン、トルエン、シクロヘキサン、
ナフサなどの炭化水素系溶剤;メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトン、イソホロン、アセトフェノン
などのケトン系溶剤;ジメチルアセトアミド、メチルピ
ロリドンなどのアミド系溶剤;酢酸エチル、酢酸イソブ
チル、酢酸オクチル、酢酸エチレングリコ−ルモノメチ
ルエ−テル、酢酸ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−
テルなどのエステル系溶剤などがあげられる。これらは
単独で、または2種以上複数で使用することができる。
有機溶剤に分散したコロイド状の無機酸化物微粒子の含
有率は、通常、1〜60重量%、特に5〜40重量%の
範囲内が適している。
は、通常、有機溶剤に分散して使用することが好まし
い。有機溶剤としては、例えば、メタノ−ル、イソプロ
パノ−ル、エチレングリコ−ル、エチレングリコ−ルモ
ノプロピルエ−テルなどのアルコ−ル系溶剤;ヘキサ
ン、ヘプタン、キシレン、トルエン、シクロヘキサン、
ナフサなどの炭化水素系溶剤;メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトン、イソホロン、アセトフェノン
などのケトン系溶剤;ジメチルアセトアミド、メチルピ
ロリドンなどのアミド系溶剤;酢酸エチル、酢酸イソブ
チル、酢酸オクチル、酢酸エチレングリコ−ルモノメチ
ルエ−テル、酢酸ジエチレングリコ−ルモノメチルエ−
テルなどのエステル系溶剤などがあげられる。これらは
単独で、または2種以上複数で使用することができる。
有機溶剤に分散したコロイド状の無機酸化物微粒子の含
有率は、通常、1〜60重量%、特に5〜40重量%の
範囲内が適している。
【0027】コロイド状の無機酸化物微粒子の有機溶剤
分散液は、市販されているこれらの水分散液を既知の方
法により有機溶剤に相転換して得られる有機溶剤分散液
を(B)成分として使用することができる。市販されて
いるコロイド状の無機酸化物微粒子の水分散液として
は、例えば、日産化学社製の「メタノ−ルシリカゾ
ル」、「MA−ST−M」、「IPA−ST」、「EG
−ST」、「EG−ST−ZL」、「NPC−ST」、
「DMAC−ST」、「MEK−ST」、「XBA−S
T」、「MIBK−ST」(いずれも商品名)などがあ
げられる。
分散液は、市販されているこれらの水分散液を既知の方
法により有機溶剤に相転換して得られる有機溶剤分散液
を(B)成分として使用することができる。市販されて
いるコロイド状の無機酸化物微粒子の水分散液として
は、例えば、日産化学社製の「メタノ−ルシリカゾ
ル」、「MA−ST−M」、「IPA−ST」、「EG
−ST」、「EG−ST−ZL」、「NPC−ST」、
「DMAC−ST」、「MEK−ST」、「XBA−S
T」、「MIBK−ST」(いずれも商品名)などがあ
げられる。
【0028】コロイド状の無機酸化物微粒子に反応せし
めるアルコキシシラン化合物としては、下記式(3)で
示される化合物があげられる。
めるアルコキシシラン化合物としては、下記式(3)で
示される化合物があげられる。
【0029】 式(3) R5 m R6 n Si(OR7 )4 - m - n [式中、R5 は炭素数が12以下のアルキル基、アルケ
ニル基、エポキシアルキル基、アミノアルキル基、(メ
タ)アクリロイルオキシアルキル基、ウレイドアルキル
基、R6 はメチル基、フェニル基、R7 は炭素数が1〜
10のアルキル基、アルコキシアルキル基、アセチル
基、m 、n は0又は1である) 式(3)のR7 の炭素数が1〜10のアルキル基、アル
コキシアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2
−ブトキシエチル基などがあげられる。
ニル基、エポキシアルキル基、アミノアルキル基、(メ
タ)アクリロイルオキシアルキル基、ウレイドアルキル
基、R6 はメチル基、フェニル基、R7 は炭素数が1〜
10のアルキル基、アルコキシアルキル基、アセチル
基、m 、n は0又は1である) 式(3)のR7 の炭素数が1〜10のアルキル基、アル
コキシアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2
−ブトキシエチル基などがあげられる。
【0030】コロイド状の無機酸化物微粒子とアルコキ
シシラン化合物との反応は、両成分を有機溶剤に混合
し、20〜150℃の温度で、1時間〜数時間、撹拌す
ることにより行なわれる。この反応において、アルコキ
シシラン化合物の比率は、固形分比で、コロイド状の無
機酸化物微粒子100重量部あたり、50重量部以下、
特に30重量部以下が適している。コロイド状の無機酸
化物微粒子にアルコキシシラン化合物を反応させたもの
を使用することにより、本組成物の貯蔵安定性が改良さ
れる。
シシラン化合物との反応は、両成分を有機溶剤に混合
し、20〜150℃の温度で、1時間〜数時間、撹拌す
ることにより行なわれる。この反応において、アルコキ
シシラン化合物の比率は、固形分比で、コロイド状の無
機酸化物微粒子100重量部あたり、50重量部以下、
特に30重量部以下が適している。コロイド状の無機酸
化物微粒子にアルコキシシラン化合物を反応させたもの
を使用することにより、本組成物の貯蔵安定性が改良さ
れる。
【0031】コロイド状の無機酸化物微粒子にアルコキ
シシラン化合物を反応させたものの粒径は3〜200n
m、特に5〜100nmが好ましい。
シシラン化合物を反応させたものの粒径は3〜200n
m、特に5〜100nmが好ましい。
【0032】(C)成分:ブロックされていてもよいポ
リイソシアネ−ト化合物 1分子中にイソシアネ−ト基を2個以上有するポリイソ
シアネ−ト化合物、及びこのイソシアネ−ト基のすべて
を封鎖してなるブロックポリイソシアネ−ト化合物など
が使用できる。このものは、(A)成分および(B)成
分と架橋反応して、三次元に硬化した塗膜を形成するた
めの架橋剤として作用する。
リイソシアネ−ト化合物 1分子中にイソシアネ−ト基を2個以上有するポリイソ
シアネ−ト化合物、及びこのイソシアネ−ト基のすべて
を封鎖してなるブロックポリイソシアネ−ト化合物など
が使用できる。このものは、(A)成分および(B)成
分と架橋反応して、三次元に硬化した塗膜を形成するた
めの架橋剤として作用する。
【0033】ポリイソシアネ−ト化合物としては、例え
ば、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイ
ソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ナフタレ
ンジイソシアネ−トなどの芳香族ジイソシアネ−ト;テ
トラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソ
シアネ−ト、ダイマ−酸ジイソシアネ−ト、リジンジイ
ソシアネ−ト、2−イソシアネ−トエチル−2,6−ジ
イソシアネ−トカプロエ−トなどの脂肪族ジイソシアネ
−ト;メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ−
ト)、イソホロンジイソシアネ−ト、メチルシクロヘキ
サンジイソシアネ−ト、シクロヘキサンジイソシアネ−
ト、シクロペンタンジイソシアネ−トなどの脂環族ジイ
ソシアネ−ト;これらのポリイソシアネ−トのビュ−レ
ットタイプ付加物、イソシアヌル環タイプ付加物;これ
らのポリイソシアネ−トと低分子量もしくは高分子量の
活性水素含有化合仏とをイソシアネ−ト基過剰で反応さ
せてなるイソシアネ−ト基含有プレポリマ−などがあげ
られる。これらのポリイソシアネ−ト化合物の数平均分
子量は200〜5000の範囲内が適している。
ば、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイ
ソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ナフタレ
ンジイソシアネ−トなどの芳香族ジイソシアネ−ト;テ
トラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソ
シアネ−ト、ダイマ−酸ジイソシアネ−ト、リジンジイ
ソシアネ−ト、2−イソシアネ−トエチル−2,6−ジ
イソシアネ−トカプロエ−トなどの脂肪族ジイソシアネ
−ト;メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ−
ト)、イソホロンジイソシアネ−ト、メチルシクロヘキ
サンジイソシアネ−ト、シクロヘキサンジイソシアネ−
ト、シクロペンタンジイソシアネ−トなどの脂環族ジイ
ソシアネ−ト;これらのポリイソシアネ−トのビュ−レ
ットタイプ付加物、イソシアヌル環タイプ付加物;これ
らのポリイソシアネ−トと低分子量もしくは高分子量の
活性水素含有化合仏とをイソシアネ−ト基過剰で反応さ
せてなるイソシアネ−ト基含有プレポリマ−などがあげ
られる。これらのポリイソシアネ−ト化合物の数平均分
子量は200〜5000の範囲内が適している。
【0034】ブロックポリイソシアネ−ト化合物は、こ
れらのポリイソシアネ−ト化合物のイソシアネ−ト基
を、フェノ−ル類、オキシム類、活性メチレン類、ラク
タム類、アルコ−ル類、メルカプタン類、酸アミド類、
イミド類、アミド類、イミダゾ−ル類、尿素類、カルバ
ミン酸類、イミン類などのブロック剤で封鎖したものが
使用できる。
れらのポリイソシアネ−ト化合物のイソシアネ−ト基
を、フェノ−ル類、オキシム類、活性メチレン類、ラク
タム類、アルコ−ル類、メルカプタン類、酸アミド類、
イミド類、アミド類、イミダゾ−ル類、尿素類、カルバ
ミン酸類、イミン類などのブロック剤で封鎖したものが
使用できる。
【0035】ポリイソシアネ−ト化合物及びブロックポ
リイソシアネ−ト化合物における未ブロックとしてのイ
ソシアネ−ト基の含有量は1.0〜16.0ミリモル/
gが好ましい。
リイソシアネ−ト化合物における未ブロックとしてのイ
ソシアネ−ト基の含有量は1.0〜16.0ミリモル/
gが好ましい。
【0036】これらの(A)成分、(B)成分及び
(C)成分の構成比率は目的に応じて任意に選択できる
が、(B)成分は、(A)成分、(B)成分及び(C)
成分の合計固形分量を基準に1〜60重量%、特に2〜
50重量%が適している。また、(C)成分は(A)成
分とのイソシアネ−ト基/水酸基が0.6〜1.3/
1、特に0.9〜1.1/1(モル比)の範囲内が好ま
しい。
(C)成分の構成比率は目的に応じて任意に選択できる
が、(B)成分は、(A)成分、(B)成分及び(C)
成分の合計固形分量を基準に1〜60重量%、特に2〜
50重量%が適している。また、(C)成分は(A)成
分とのイソシアネ−ト基/水酸基が0.6〜1.3/
1、特に0.9〜1.1/1(モル比)の範囲内が好ま
しい。
【0037】本組成物の特徴として、上記した(A)成
分、(B)成分及び(C)成分を必須成分として含有せ
しめることに加え、さらに本組成物を構成する全成分に
おける合計固形分を基準に、0.1〜50mgKOH/
g、好ましくは0.5〜40mgKOH/gの範囲内の
酸価を有せしめることがあげられる。この酸価が0.1
mgKOH/gより少なくなると塗膜の硬度及び耐スリ
キズ性が低下し、一方、50mgKOH/gより大きく
なると本組成物の貯蔵安定性が低下するので、いずれも
好ましくない。
分、(B)成分及び(C)成分を必須成分として含有せ
しめることに加え、さらに本組成物を構成する全成分に
おける合計固形分を基準に、0.1〜50mgKOH/
g、好ましくは0.5〜40mgKOH/gの範囲内の
酸価を有せしめることがあげられる。この酸価が0.1
mgKOH/gより少なくなると塗膜の硬度及び耐スリ
キズ性が低下し、一方、50mgKOH/gより大きく
なると本組成物の貯蔵安定性が低下するので、いずれも
好ましくない。
【0038】ここで酸価とは、カルボキシル基、スルホ
ン酸基、りん酸基などの酸性官能基の含有量のことであ
り、また、「合計固形分」とは、(A)成分、(B)成
分、(C)成分、及びさらに必要に応じて配合せしめる
各種顔料、その他の樹脂成分などの塗膜を形成するすべ
ての固形分のことを意味している。
ン酸基、りん酸基などの酸性官能基の含有量のことであ
り、また、「合計固形分」とは、(A)成分、(B)成
分、(C)成分、及びさらに必要に応じて配合せしめる
各種顔料、その他の樹脂成分などの塗膜を形成するすべ
ての固形分のことを意味している。
【0039】本組成物において、これらの酸価を導入す
ることにより、本組成物の硬化塗膜の硬度が上昇し耐ス
リキズ性を向上させることができる。その理由は不明で
あるが、これらの酸性官能基が、(A)成分、(B)成
分及び(C)成分による縮合反応を促進し、架橋密度を
向上させたことによるものと推察している。これらの酸
価を導入しても、特に(B)成分が存在していなけれ
ば、硬度や耐スリキズ性を向上させることは困難であ
る。
ることにより、本組成物の硬化塗膜の硬度が上昇し耐ス
リキズ性を向上させることができる。その理由は不明で
あるが、これらの酸性官能基が、(A)成分、(B)成
分及び(C)成分による縮合反応を促進し、架橋密度を
向上させたことによるものと推察している。これらの酸
価を導入しても、特に(B)成分が存在していなけれ
ば、硬度や耐スリキズ性を向上させることは困難であ
る。
【0040】本組成物における酸価の導入は、例えば、
上記の(A)成分に水酸基と共に酸性官能基を導入する
か、又はこれらの酸性官能基を有するその他の成分
(D)を、(A)成分、(B)成分及び(C)成分と共
に配合することにより行うことができる。
上記の(A)成分に水酸基と共に酸性官能基を導入する
か、又はこれらの酸性官能基を有するその他の成分
(D)を、(A)成分、(B)成分及び(C)成分と共
に配合することにより行うことができる。
【0041】(A)成分に水酸基と共に酸性官能基を導
入する方法として、例えば、水酸基含有ビニルモノマ−
と共に、前記したその他のビニルモノマ−のうち、(メ
タ)アクリル酸などのカルボキシル基含有ビニルモノマ
−、酸無水物と水酸基含有ビニルモノマ−とのハ−フエ
ステル化ビニルモノマ−、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水ハイミック酸などの重合性酸無水物モノマ
−、重合性酸無水物と非重合性モノアルコ−ルとのハ−
フエステル化ビニルモノマ−、ω−(メタ)アクリロイ
ル(オキシ)アルキルアシッドホスフェ−ト、ω−(メ
タ)アクリロイル(オキシ)アルキルアシッドホスフェ
−トとアルコ−ルとの反応生成物、末端スルホン酸型
(メタ)アクリロイルなどのヘテロ元素系酸素含有ビニ
ルモノマ−などを共重合することにより行うことができ
る。
入する方法として、例えば、水酸基含有ビニルモノマ−
と共に、前記したその他のビニルモノマ−のうち、(メ
タ)アクリル酸などのカルボキシル基含有ビニルモノマ
−、酸無水物と水酸基含有ビニルモノマ−とのハ−フエ
ステル化ビニルモノマ−、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水ハイミック酸などの重合性酸無水物モノマ
−、重合性酸無水物と非重合性モノアルコ−ルとのハ−
フエステル化ビニルモノマ−、ω−(メタ)アクリロイ
ル(オキシ)アルキルアシッドホスフェ−ト、ω−(メ
タ)アクリロイル(オキシ)アルキルアシッドホスフェ
−トとアルコ−ルとの反応生成物、末端スルホン酸型
(メタ)アクリロイルなどのヘテロ元素系酸素含有ビニ
ルモノマ−などを共重合することにより行うことができ
る。
【0042】酸性官能基を有するその他の成分(D)と
しては、例えば、下記の化合物があげられる。
しては、例えば、下記の化合物があげられる。
【0043】a):カルボキシル基含有ビニル樹脂。こ
の樹脂の酸価は0.5〜250mgKOH/g、数平均
分子量は1000〜60000であることが好ましい。
の樹脂の酸価は0.5〜250mgKOH/g、数平均
分子量は1000〜60000であることが好ましい。
【0044】b)カルボキシル基含有ポリエステル樹
脂。このものの酸価は10〜250mgKOH/g、数
平均分子量は1500〜4000であることが好まし
い。
脂。このものの酸価は10〜250mgKOH/g、数
平均分子量は1500〜4000であることが好まし
い。
【0045】c)アルキルスルホン酸、アリ−ルスルホ
ン酸、(ポリ)リン酸化合物、ポリカルボン酸化合物、
ポリスルホン酸化合物などプロトン酸含有化合物。
ン酸、(ポリ)リン酸化合物、ポリカルボン酸化合物、
ポリスルホン酸化合物などプロトン酸含有化合物。
【0046】これらの(D)成分のうち、a)及びb)
成分の配合量は、(B)成分10重量部あたり、0.0
4〜800重量部、特に0.1〜600重量部の範囲内
が適している。また、c)成分の配合量は、(B)成分
10重量部あたり、0.04〜50重量部、特に0.1
〜40重量部の範囲内が適している。
成分の配合量は、(B)成分10重量部あたり、0.0
4〜800重量部、特に0.1〜600重量部の範囲内
が適している。また、c)成分の配合量は、(B)成分
10重量部あたり、0.04〜50重量部、特に0.1
〜40重量部の範囲内が適している。
【0047】また、本組成物には、塗膜の架橋反応を促
進させるために、さらに、ハロゲン化イオンのオキソニ
ウム塩、有機亜鉛化合物、有機ほう素化合物、有機アル
ミニム化合物、有機チタン化合物、有機ジルコニウム化
合物、有機スズ化合物などの触媒を配合することも可能
である。この触媒の配合比率は、(A)成分、(B)成
分及び(C)成分の合計固形分100重量部あたり、
0.1〜10重量部、特に0.3〜5重量部の範囲内が
適している。
進させるために、さらに、ハロゲン化イオンのオキソニ
ウム塩、有機亜鉛化合物、有機ほう素化合物、有機アル
ミニム化合物、有機チタン化合物、有機ジルコニウム化
合物、有機スズ化合物などの触媒を配合することも可能
である。この触媒の配合比率は、(A)成分、(B)成
分及び(C)成分の合計固形分100重量部あたり、
0.1〜10重量部、特に0.3〜5重量部の範囲内が
適している。
【0048】本組成物には、上記の成分を有機溶剤に混
合し、溶解又は分散せしめることによって調製すること
ができるが、さらに必要に応じて、着色顔料(ソリッド
カラ−顔料、メタリック顔料、光干渉顔料など)、沈降
防止剤、流れ防止剤、紫外線安定剤、難燃剤、防汚剤な
どを適宜配合することができる。
合し、溶解又は分散せしめることによって調製すること
ができるが、さらに必要に応じて、着色顔料(ソリッド
カラ−顔料、メタリック顔料、光干渉顔料など)、沈降
防止剤、流れ防止剤、紫外線安定剤、難燃剤、防汚剤な
どを適宜配合することができる。
【0049】本組成物による塗膜は、室温で放置する
か、または200℃以下の温度で10〜60分間加熱す
ることによって硬化させることができる。
か、または200℃以下の温度で10〜60分間加熱す
ることによって硬化させることができる。
【0050】本組成物は、透明塗膜を形成するクリヤ塗
料、ソリッドカラ−顔料を配合したソリッドカラ−塗
料、メタリック顔料を配合したメタリック塗料、光干渉
顔料を配合した光干渉性塗料などとして使用することが
できる。特に本組成物による硬化塗膜は、硬質で、耐ス
リキズ性などがすぐれているので、これらの性能が強く
要求される自動車外板部の上塗り複層塗膜の最上層の塗
膜を形成するためのクリヤ塗料として本組成物を使用す
ることが好ましい。
料、ソリッドカラ−顔料を配合したソリッドカラ−塗
料、メタリック顔料を配合したメタリック塗料、光干渉
顔料を配合した光干渉性塗料などとして使用することが
できる。特に本組成物による硬化塗膜は、硬質で、耐ス
リキズ性などがすぐれているので、これらの性能が強く
要求される自動車外板部の上塗り複層塗膜の最上層の塗
膜を形成するためのクリヤ塗料として本組成物を使用す
ることが好ましい。
【0051】本組成物を、自動車外板部などに上塗り塗
膜を形成するために使用する具体例を示せば以下のとお
りである。
膜を形成するために使用する具体例を示せば以下のとお
りである。
【0052】塗装法A:本組成物によるソリッドカラ−
塗料の単独上塗塗膜で仕上げる。 塗装法B:1種以上の着色塗料及び1種以上のクリヤ−
塗料を順次塗装して複層上塗塗膜を形成するにあたり、
最上層のクリヤ−塗料として本組成物を使用して複層上
塗塗膜を形成する。
塗料の単独上塗塗膜で仕上げる。 塗装法B:1種以上の着色塗料及び1種以上のクリヤ−
塗料を順次塗装して複層上塗塗膜を形成するにあたり、
最上層のクリヤ−塗料として本組成物を使用して複層上
塗塗膜を形成する。
【0053】この塗装法Bの具体例として、例えば、
(B−1) 着色塗料及びクリヤ−塗料を順次塗装する
2コ−ト仕上げにおいて、クリヤ−塗料に本組成物を使
用する、(B−2) 着色塗料、第1クリヤ−塗料及び
第2クリヤ−塗料を順次塗装する3コ−ト仕上げにおい
て、該第2クリヤ−塗料に本組成物を使用する、(B−
3) 第1着色塗料、第2着色塗料及びクリヤ−塗料を
順次塗装する3コ−ト仕上げにおいて、クリヤ−塗料に
本組成物を使用する などがあげられる。
(B−1) 着色塗料及びクリヤ−塗料を順次塗装する
2コ−ト仕上げにおいて、クリヤ−塗料に本組成物を使
用する、(B−2) 着色塗料、第1クリヤ−塗料及び
第2クリヤ−塗料を順次塗装する3コ−ト仕上げにおい
て、該第2クリヤ−塗料に本組成物を使用する、(B−
3) 第1着色塗料、第2着色塗料及びクリヤ−塗料を
順次塗装する3コ−ト仕上げにおいて、クリヤ−塗料に
本組成物を使用する などがあげられる。
【0054】この塗装法において、「着色塗料」とは、
ソリッドカラ−塗料、メタリック塗料及び干渉模様塗料
から選ばれた1種のことである。
ソリッドカラ−塗料、メタリック塗料及び干渉模様塗料
から選ばれた1種のことである。
【0055】塗装法Aは、例えば、自動車用の金属製又
はプラスチック製の被塗物に直接、またはカチオン電着
塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可能)を塗装し、
硬化させてから、粘度10〜25秒(フォ−ドカップ#
4/20℃)、固形分含有率20〜60重量%に調整し
てなる本組成物によるソリッドカラ−塗料をエアレスス
プレ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗膜
で約20〜約80μmになるように塗装し、室温で放置
するか、又は約200℃以下、好ましくは約60〜約1
70℃で約10〜約60分加熱して架橋硬化させること
によって行われる。
はプラスチック製の被塗物に直接、またはカチオン電着
塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可能)を塗装し、
硬化させてから、粘度10〜25秒(フォ−ドカップ#
4/20℃)、固形分含有率20〜60重量%に調整し
てなる本組成物によるソリッドカラ−塗料をエアレスス
プレ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗膜
で約20〜約80μmになるように塗装し、室温で放置
するか、又は約200℃以下、好ましくは約60〜約1
70℃で約10〜約60分加熱して架橋硬化させること
によって行われる。
【0056】塗装法(B−1)は、例えば、自動車用の
金属製もしくはプラスチック製の被塗物に直接、又はカ
チオン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可能)
を塗装し、硬化させてから、着色塗料をエアレススプレ
−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗膜で約
10〜約50μmになるように塗装し、約100〜約1
80℃の温度で加熱して架橋硬化させてから、又は硬化
させずに室温で数分間放置してから、粘度10〜25秒
(フォ−ドカップ#4/20℃)、固形分含有率20〜
60重量%に調整してなる本組成物によるクリヤ−塗料
を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約20〜約70μmに
なるように塗装し、室温で放置するか、又は約200℃
以下、好ましくは約60〜約170℃で約10〜約60
分加熱して架橋硬化させることによって行われる、2コ
−ト1ベイク方式(2C1B)または2コ−ト2ベイク
方式(2C2B)が適している。
金属製もしくはプラスチック製の被塗物に直接、又はカ
チオン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可能)
を塗装し、硬化させてから、着色塗料をエアレススプレ
−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗膜で約
10〜約50μmになるように塗装し、約100〜約1
80℃の温度で加熱して架橋硬化させてから、又は硬化
させずに室温で数分間放置してから、粘度10〜25秒
(フォ−ドカップ#4/20℃)、固形分含有率20〜
60重量%に調整してなる本組成物によるクリヤ−塗料
を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約20〜約70μmに
なるように塗装し、室温で放置するか、又は約200℃
以下、好ましくは約60〜約170℃で約10〜約60
分加熱して架橋硬化させることによって行われる、2コ
−ト1ベイク方式(2C1B)または2コ−ト2ベイク
方式(2C2B)が適している。
【0057】塗装法(B−1)で使用される着色塗料と
しては、ソリッドカラ−塗料、メタリック塗料及び光干
渉模様塗料が包含され、樹脂成分、着色顔料及び溶剤を
主成分とする既知の熱硬化性塗料が適している。具体的
には、該樹脂成分は架橋性官能基(例えば水酸基、エポ
キシ基、カルボキシル基、アルコキシシラン基礎など)
を有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などから選ばれた1種
以上の基体樹脂と、これらを架橋硬化させるためのアル
キルエ−テル化したメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミ
ン樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシアネ−ト
化合物、エポキシ化合物、カルボキシル基含有化合物な
どから選ばれた1種以上の架橋剤成分とからなり、該両
成分の合計重量を基準に基体樹脂は50〜90%、架橋
剤成分は50〜10%の比率で併用することが好まし
い。着色顔料にはソリッドカラ−顔料、メタリック顔料
及び光干渉模様顔料が包含され、これらは単独でもしく
は2種以上併用することが可能である。また、溶剤とし
ては有機溶剤系が適しているが、水系であっても差支え
ない。
しては、ソリッドカラ−塗料、メタリック塗料及び光干
渉模様塗料が包含され、樹脂成分、着色顔料及び溶剤を
主成分とする既知の熱硬化性塗料が適している。具体的
には、該樹脂成分は架橋性官能基(例えば水酸基、エポ
キシ基、カルボキシル基、アルコキシシラン基礎など)
を有するアクリル樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などから選ばれた1種
以上の基体樹脂と、これらを架橋硬化させるためのアル
キルエ−テル化したメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミ
ン樹脂、ブロックされていてもよいポリイソシアネ−ト
化合物、エポキシ化合物、カルボキシル基含有化合物な
どから選ばれた1種以上の架橋剤成分とからなり、該両
成分の合計重量を基準に基体樹脂は50〜90%、架橋
剤成分は50〜10%の比率で併用することが好まし
い。着色顔料にはソリッドカラ−顔料、メタリック顔料
及び光干渉模様顔料が包含され、これらは単独でもしく
は2種以上併用することが可能である。また、溶剤とし
ては有機溶剤系が適しているが、水系であっても差支え
ない。
【0058】塗装法(B−2)で使用する着色塗料とし
ては塗装法(B−1)で説明した着色塗料を使用するこ
とができ、また、第1クリヤ−塗料は透明塗膜形成用塗
料であり、上記着色塗料から着色顔料の殆どもしくはす
べてを除去してなる塗料又は本組成物などが使用でき
る。そして、第2クリヤ−塗料として本組成物を使用す
る。塗装法(B−2)は、具体的には、自動車用の金属
製もしくはプラスチック製の被塗物に直接、またはカチ
オン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可能)を
塗装し、硬化させてから、上記着色塗料をエアレススプ
レ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗膜で
約10〜約50μmになるように塗装し、約100〜約
180℃で加熱して架橋硬化させてから、または硬化さ
せずに室温で数分間放置してから、該塗面に第1クリヤ
−塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50
μmになるように塗装し、約100〜約180℃で加熱
して架橋硬化させてから、または硬化させずに室温で数
分間放置してから、粘度10〜25秒(フォ−ドカップ
#4/20℃)、固形分含有率20〜60重量%に調整
してなる本組成物による第2クリヤ−塗料を同様な方法
で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗
装し、室温で放置するか、又は約200℃以下、好まし
くは約60〜約170℃で約10〜約60分加熱して架
橋硬化させることによって行われる、3コ−ト1ベイク
方式(3C1B)、3コ−ト2ベイク方式(3C2B)
又は3コ−ト3ベイク方式(3C3B)が適している。
ては塗装法(B−1)で説明した着色塗料を使用するこ
とができ、また、第1クリヤ−塗料は透明塗膜形成用塗
料であり、上記着色塗料から着色顔料の殆どもしくはす
べてを除去してなる塗料又は本組成物などが使用でき
る。そして、第2クリヤ−塗料として本組成物を使用す
る。塗装法(B−2)は、具体的には、自動車用の金属
製もしくはプラスチック製の被塗物に直接、またはカチ
オン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可能)を
塗装し、硬化させてから、上記着色塗料をエアレススプ
レ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗膜で
約10〜約50μmになるように塗装し、約100〜約
180℃で加熱して架橋硬化させてから、または硬化さ
せずに室温で数分間放置してから、該塗面に第1クリヤ
−塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50
μmになるように塗装し、約100〜約180℃で加熱
して架橋硬化させてから、または硬化させずに室温で数
分間放置してから、粘度10〜25秒(フォ−ドカップ
#4/20℃)、固形分含有率20〜60重量%に調整
してなる本組成物による第2クリヤ−塗料を同様な方法
で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗
装し、室温で放置するか、又は約200℃以下、好まし
くは約60〜約170℃で約10〜約60分加熱して架
橋硬化させることによって行われる、3コ−ト1ベイク
方式(3C1B)、3コ−ト2ベイク方式(3C2B)
又は3コ−ト3ベイク方式(3C3B)が適している。
【0059】塗装法(B−3)で使用する第1着色塗料
としては、塗装法(B−1)で説明した着色塗料を使用
することができ、特にこのうち、素地を隠蔽できる塗料
が好ましい。また、第2着色塗料としては、塗装法(B
−1)の着色塗料として例示したのうち、素地(つまり
第1着色塗料塗面)を透視できる程度の弱い隠蔽性を有
する着色透明塗膜を形成する塗料を使用することがで
き、そして、第1クリヤ−塗料として粘度10〜25秒
(フォ−ドカップ#4/20℃)、固形分含有率20〜
60重量%に調整してなる本組成物によるクリヤ塗料を
使用する。
としては、塗装法(B−1)で説明した着色塗料を使用
することができ、特にこのうち、素地を隠蔽できる塗料
が好ましい。また、第2着色塗料としては、塗装法(B
−1)の着色塗料として例示したのうち、素地(つまり
第1着色塗料塗面)を透視できる程度の弱い隠蔽性を有
する着色透明塗膜を形成する塗料を使用することがで
き、そして、第1クリヤ−塗料として粘度10〜25秒
(フォ−ドカップ#4/20℃)、固形分含有率20〜
60重量%に調整してなる本組成物によるクリヤ塗料を
使用する。
【0060】塗装法(B−3)は、具体的には、自動車
用の金属製ましくはプラスチック製の被塗物に直接,ま
たはカチオン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略
可能)を塗装し、硬化させてから、上記第1着色塗料を
エアレススプレ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚
が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗装し、
約100〜約180℃で加熱して架橋硬化させてから、
または硬化させずに室温で数分間放置してから、該塗面
に第2着色塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約10
〜約50μmになるように塗装し、約100〜約180
℃で加熱して架橋硬化させてから、または硬化させずに
室温で数分間放置してから、クリヤ−塗料である本組成
物を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μm
になるように塗装し、室温で放置するか、又は約200
℃以下、好ましくは約60〜約170℃で約10〜約6
0分加熱して架橋硬化させることによって行われる、3
C1B、3C2B又は3C3Bが適している。
用の金属製ましくはプラスチック製の被塗物に直接,ま
たはカチオン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略
可能)を塗装し、硬化させてから、上記第1着色塗料を
エアレススプレ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚
が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗装し、
約100〜約180℃で加熱して架橋硬化させてから、
または硬化させずに室温で数分間放置してから、該塗面
に第2着色塗料を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約10
〜約50μmになるように塗装し、約100〜約180
℃で加熱して架橋硬化させてから、または硬化させずに
室温で数分間放置してから、クリヤ−塗料である本組成
物を同様な方法で膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μm
になるように塗装し、室温で放置するか、又は約200
℃以下、好ましくは約60〜約170℃で約10〜約6
0分加熱して架橋硬化させることによって行われる、3
C1B、3C2B又は3C3Bが適している。
【0061】
【発明の効果】1.本組成物により形成される硬化塗膜
は、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを主成分
とする有機溶剤系塗料に比べ、耐候性および仕上り外観
などは同等もしくはそれ以上で、しかも耐汚染性、耐ス
リキズ性が顕著にすぐれている。
は、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを主成分
とする有機溶剤系塗料に比べ、耐候性および仕上り外観
などは同等もしくはそれ以上で、しかも耐汚染性、耐ス
リキズ性が顕著にすぐれている。
【0062】2.本組成物により形成される硬化塗膜の
耐酸性、耐候性および仕上り外観は、酸エポキシ型塗料
と同等もしくはそれ以上で、しかも耐汚染性は顕著にす
ぐれている。
耐酸性、耐候性および仕上り外観は、酸エポキシ型塗料
と同等もしくはそれ以上で、しかも耐汚染性は顕著にす
ぐれている。
【0063】3.本組成物により形成される硬化塗膜は
硬質であるため、鳥糞、花粉、虫の死骸、排気ススなど
の汚染性物質が付着しても塗膜内部に浸み込むことが殆
どなく容易に拭き取ることができ、その部分の光沢や鮮
映性などが低下することはない。
硬質であるため、鳥糞、花粉、虫の死骸、排気ススなど
の汚染性物質が付着しても塗膜内部に浸み込むことが殆
どなく容易に拭き取ることができ、その部分の光沢や鮮
映性などが低下することはない。
【0064】4.本組成物による硬化塗膜は、鉄粉、砂
泥などが塗膜に付着またはめりこんだりすることがなく
なった。
泥などが塗膜に付着またはめりこんだりすることがなく
なった。
【0065】5.耐候性、光沢、鮮映性などの仕上り外
観、耐酸性、耐汚染性などの良好な塗膜を形成する新規
な有機溶剤系塗料を開発できた。
観、耐酸性、耐汚染性などの良好な塗膜を形成する新規
な有機溶剤系塗料を開発できた。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によりさら
に具体的に説明する。なお、部及び%は重量に基いてお
り、塗膜の厚さは硬化塗膜についてである。
に具体的に説明する。なお、部及び%は重量に基いてお
り、塗膜の厚さは硬化塗膜についてである。
【0067】1.製造例 1)(A)成分(水酸基含有樹脂) a):ブチルアクリレ−ト18部、シクロヘキシルメタ
クリレ−ト36部、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト
6部、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト10部、2−
ヒドロキシエチルメタクリレ−ト30部、2,2´−ア
ゾビス(2−メチルブチロニトリル)9部からなる混合
物を、125℃に加熱されたキシレン50部とブタノ−
ル6部との混合溶剤中で共重合して、水酸基価約175
mgKOH/g、数平均分子量約3000である、水酸
基含有樹脂の65%溶液a)を得た。
クリレ−ト36部、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト
6部、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト10部、2−
ヒドロキシエチルメタクリレ−ト30部、2,2´−ア
ゾビス(2−メチルブチロニトリル)9部からなる混合
物を、125℃に加熱されたキシレン50部とブタノ−
ル6部との混合溶剤中で共重合して、水酸基価約175
mgKOH/g、数平均分子量約3000である、水酸
基含有樹脂の65%溶液a)を得た。
【0068】b):イソブチルアクリレ−ト20部、シ
クロヘキシルメタクリレ−ト38部、2−エチルヘキシ
ルアクリレ−ト6部、2−ヒドロキシエチルアクリレ−
ト9部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト27部、
2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)8部
からなる混合物を、125℃に加熱されたキシレン50
部とブタノ−ル6部との混合溶剤中で共重合して、水酸
基価約158mgKOH/g、数平均分子量約3000
である、水酸基含有樹脂の65%溶液b)を得た。
クロヘキシルメタクリレ−ト38部、2−エチルヘキシ
ルアクリレ−ト6部、2−ヒドロキシエチルアクリレ−
ト9部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト27部、
2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)8部
からなる混合物を、125℃に加熱されたキシレン50
部とブタノ−ル6部との混合溶剤中で共重合して、水酸
基価約158mgKOH/g、数平均分子量約3000
である、水酸基含有樹脂の65%溶液b)を得た。
【0069】2)(B)成分(無機酸化物のコロイド状
微粒子) a):ブタノ−ル/キシレン=30/70(重量比)の
混合溶剤に分散した固形分含有率30%のコロイド状シ
リカ微粒子分散液。粒径10〜20nm。
微粒子) a):ブタノ−ル/キシレン=30/70(重量比)の
混合溶剤に分散した固形分含有率30%のコロイド状シ
リカ微粒子分散液。粒径10〜20nm。
【0070】3)(C)成分(ブロックしたポリイソシ
アネ−ト化合物) a)2−イソシアネ−トエチル−2,6−ジイソシアネ
−トカプロエ−ト50部とメチルエチルケトンオキシム
50部を酢酸ブチル中で反応させてイソシアネ−ト基を
ブロックしてなるイソシアネ−ト化合物の溶液。イソシ
アネ−ト化合物換算で40%固形分に相当。
アネ−ト化合物) a)2−イソシアネ−トエチル−2,6−ジイソシアネ
−トカプロエ−ト50部とメチルエチルケトンオキシム
50部を酢酸ブチル中で反応させてイソシアネ−ト基を
ブロックしてなるイソシアネ−ト化合物の溶液。イソシ
アネ−ト化合物換算で40%固形分に相当。
【0071】4)(D)成分(酸性官能基含有樹脂) a)ブチルアクリレ−ト13部、シクロヘキシルメタク
リレ−ト37部、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト6
部、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト10部、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレ−ト30部、アクリル酸5
部、2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)
9部からなる混合物を、125℃に加熱されたキシレン
50部とブタノ−ル6部との混合溶剤中で共重合してな
る、水酸基価約175mgKOH/g、酸価31mgK
OH/g、数平均分子量約3000である酸性官能基含
有樹脂。
リレ−ト37部、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト6
部、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト10部、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレ−ト30部、アクリル酸5
部、2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)
9部からなる混合物を、125℃に加熱されたキシレン
50部とブタノ−ル6部との混合溶剤中で共重合してな
る、水酸基価約175mgKOH/g、酸価31mgK
OH/g、数平均分子量約3000である酸性官能基含
有樹脂。
【0072】2.実施例及び比較例 上記の製造例で得た試料を用い、これらを表1に示した
比率(固形分)で混合して、有機溶剤系塗料組成物を得
た。
比率(固形分)で混合して、有機溶剤系塗料組成物を得
た。
【0073】
【表1】
【0074】表1における(注1)〜(注3)は下記の
とおりである。
とおりである。
【0075】(注1):ジブチル錫ラウレ−ト (注2):パラトルエンスルホン酸 (注3):酸価(mgKOH/g) 3.塗膜性能試験結果 カチオン電着塗料及び中塗り塗料を塗装し加熱硬化した
金属板に、アクリル樹脂・メラミン樹脂系の有機溶剤系
メタリック塗料を塗装し(膜厚20μm)、室温で3分
間放置してから、表1に記載の組成に基いて作成した有
機溶剤系熱硬化性塗料組成物(クリヤ塗料)を膜厚40
μmになるように塗装し、140℃で30分間加熱し
て、メタリック塗膜及びクリヤ塗膜を同時に硬化せしめ
た。
金属板に、アクリル樹脂・メラミン樹脂系の有機溶剤系
メタリック塗料を塗装し(膜厚20μm)、室温で3分
間放置してから、表1に記載の組成に基いて作成した有
機溶剤系熱硬化性塗料組成物(クリヤ塗料)を膜厚40
μmになるように塗装し、140℃で30分間加熱し
て、メタリック塗膜及びクリヤ塗膜を同時に硬化せしめ
た。
【0076】かくして得られた塗装金属板を用いて、こ
の複層塗膜の性能試験を行った。その結果を表2に示し
た。
の複層塗膜の性能試験を行った。その結果を表2に示し
た。
【0077】
【表2】
【0078】表2における、塗膜性能試験方法は下記の
とおりである。
とおりである。
【0079】塗膜外観:目視で評価した結果である。○
はツヤ及び平滑性などが良好、△はツヤ及び平滑性など
がやや劣る、×はツヤ及び平滑性などが非常に劣ること
を示す。
はツヤ及び平滑性などが良好、△はツヤ及び平滑性など
がやや劣る、×はツヤ及び平滑性などが非常に劣ること
を示す。
【0080】耐汚染性:野外で採取したハト糞を脱イオ
ン水に混合して濃度30%とし、ディスパ−で30分間
撹拌してガ−ゼで濾過した濾液を試験液とし、この試験
液(40℃)に24時間浸漬し、引き上げて水洗した後
の塗面を観察した。○は汚染が全く認められない、△は
シミ、フクレ、クモリが少し認められる、×はシミ、フ
クレ、クモリが多く認められることを示す。
ン水に混合して濃度30%とし、ディスパ−で30分間
撹拌してガ−ゼで濾過した濾液を試験液とし、この試験
液(40℃)に24時間浸漬し、引き上げて水洗した後
の塗面を観察した。○は汚染が全く認められない、△は
シミ、フクレ、クモリが少し認められる、×はシミ、フ
クレ、クモリが多く認められることを示す。
【0081】硬 度:20℃におけるツ−コン硬度。
【0082】耐スリキズ性:磨き粉(「ダルマクレンザ
−」、商品名、ダルマクレンザ−本舗製)を水で固練り
したものを塗面上に置き、さらにその上に重さ0.5K
gの荷重をかけながら40往復して塗面を摩擦した後の
塗面を観察した。○は塗面の光沢が試験前と比べて殆ど
変化が認められない、△は塗面の光沢が試験前と比べて
わずか低下した、×は塗面の光沢が試験前と比べて少し
低下したしたことを示す。
−」、商品名、ダルマクレンザ−本舗製)を水で固練り
したものを塗面上に置き、さらにその上に重さ0.5K
gの荷重をかけながら40往復して塗面を摩擦した後の
塗面を観察した。○は塗面の光沢が試験前と比べて殆ど
変化が認められない、△は塗面の光沢が試験前と比べて
わずか低下した、×は塗面の光沢が試験前と比べて少し
低下したしたことを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 一裕 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 五十嵐 浩史 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4D075 CA02 CA32 DA06 DB02 DC12 EA12 EB35 EB38 EB55 EB56 EB57 4J038 DG262 DG302 EA011 GA03 KA06 KA20 MA07 MA14 PA07 PB07
Claims (7)
- 【請求項1】(A)水酸基含有樹脂、(B)無機酸化物
のコロイド状微粒子及び(C)ブロックされていてもよ
いポリイソシアネ−ト化合物を含有し、かつ塗料組成物
中の合計固形分に基く酸価が0.1〜50mgKOH/
gであることを特徴とする有機溶剤系塗料組成物。 - 【請求項2】(A)成分が、水酸基価10〜260mg
KOH/g、数平均分子量1000〜60000の水酸
基含有樹脂である請求項1に記載の有機溶剤系塗料組成
物。 - 【請求項3】(B)成分の粒径が3〜200nmである
請求項1に記載の有機溶剤系塗料組成物。 - 【請求項4】(B)成分の含有率が、(A)成分、
(B)成分及び(C)成分の合計固形分を基準に、1〜
60重量%である請求項1に記載の有機溶剤系塗料組成
物。 - 【請求項5】(C)成分が、未ブロックイソシアネ−ト
基としての含有量が1.0〜16.0ミリモル/gであ
る請求項1に記載の有機溶剤系塗料組成物。 - 【請求項6】被塗物に、少なくとも1種の着色塗料及び
少なくとも1種のクリヤ塗料を順次塗装して複層塗膜を
形成するにあたり、最上層に塗装するクリヤ塗料が、請
求項1に記載の有機溶剤系塗料組成物であることを特徴
とする複層塗膜形成方法。 - 【請求項7】被塗物が、自動車外板部である請求項6記
載の複層塗膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11198734A JP2001026747A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 有機溶剤系塗料組成物及びその塗膜を形成する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11198734A JP2001026747A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 有機溶剤系塗料組成物及びその塗膜を形成する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001026747A true JP2001026747A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16396105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11198734A Pending JP2001026747A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 有機溶剤系塗料組成物及びその塗膜を形成する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001026747A (ja) |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
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JP2012097278A (ja) * | 2005-02-07 | 2012-05-24 | Sk Kaken Co Ltd | 塗料組成物 |
WO2019239533A1 (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | 共栄社化学株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 |
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JPS6090270A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-21 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 厚膜塗装可能な被覆用組成物 |
WO1996034063A1 (fr) * | 1995-04-28 | 1996-10-31 | Nof Corporation | Composition de revetement, procede d'elaboration de cette composition et procede d'elaboration d'une dispersion de sol d'oxyde inorganique |
JPH1045867A (ja) * | 1996-07-30 | 1998-02-17 | Nippon Paint Co Ltd | 熱硬化性樹脂組成物 |
-
1999
- 1999-07-13 JP JP11198734A patent/JP2001026747A/ja active Pending
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