JP2001026024A - 樹脂成型品の表面位置検出方法および装置、ならびに樹脂成型品の品質管理方法および装置 - Google Patents
樹脂成型品の表面位置検出方法および装置、ならびに樹脂成型品の品質管理方法および装置Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B13/00—Measuring arrangements characterised by the use of fluids
- G01B13/16—Measuring arrangements characterised by the use of fluids for measuring contours or curvatures
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック成型品(12)の表面部分(3
2)の位置を決定するための方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 この方法は、i) 流体(52)用の少
なくとも1つの流出口(36)を有するセンサ素子(3
0)を設け、前記流出口(36)を前記表面部分(3
2)の基準位置領域に配置する工程と、ii) 前記流
体(52)を前記流出口(36)から流出させる工程
と、iii) 前記流出口(36)から流出する前記流
体(52)の量に固有のパラメータを決定する工程とを
含む。本発明は、成型装置の中空キャビティから離型す
る際のプラスチック成型品(12)の品質管理や、製品
位置の決定に利用される。
2)の位置を決定するための方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 この方法は、i) 流体(52)用の少
なくとも1つの流出口(36)を有するセンサ素子(3
0)を設け、前記流出口(36)を前記表面部分(3
2)の基準位置領域に配置する工程と、ii) 前記流
体(52)を前記流出口(36)から流出させる工程
と、iii) 前記流出口(36)から流出する前記流
体(52)の量に固有のパラメータを決定する工程とを
含む。本発明は、成型装置の中空キャビティから離型す
る際のプラスチック成型品(12)の品質管理や、製品
位置の決定に利用される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成型
品(樹脂成型品)の表面部分の位置検出方法に関する。
さらに、本発明は、プラスチック成型品の表面部分の位
置検出装置に関する。さらに、本発明は、より一般的に
は、プラスチック成型品の品質管理、特にプラスチック
成型品の形状精度に関する品質管理に関する。
品(樹脂成型品)の表面部分の位置検出方法に関する。
さらに、本発明は、プラスチック成型品の表面部分の位
置検出装置に関する。さらに、本発明は、より一般的に
は、プラスチック成型品の品質管理、特にプラスチック
成型品の形状精度に関する品質管理に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】プラ
スチック成型品の製造方法および装置は、従来技術にお
いて周知である。例えば、この様なプラスチック製品
は、射出成型または深絞り成型によって製造される。し
かし、以下「成型」と総称するこれらの方法の共通の特
徴は、原料プラスチックを成型工程などのために加熱し
なければならないということである。すなわち、様々な
製造工程を可能とするために、原料プラスチックを軟化
あるいは液状化しなければならない。そして、これは、
製造または成型したてのプラスチック製品が、固化して
その最終形状となる前に、先ず冷却しなければならない
ということを意味する。
スチック成型品の製造方法および装置は、従来技術にお
いて周知である。例えば、この様なプラスチック製品
は、射出成型または深絞り成型によって製造される。し
かし、以下「成型」と総称するこれらの方法の共通の特
徴は、原料プラスチックを成型工程などのために加熱し
なければならないということである。すなわち、様々な
製造工程を可能とするために、原料プラスチックを軟化
あるいは液状化しなければならない。そして、これは、
製造または成型したてのプラスチック製品が、固化して
その最終形状となる前に、先ず冷却しなければならない
ということを意味する。
【0003】さらに、プラスチック製品の成型に使用さ
れるこれらのプラスチック材料が、加熱の際にかなり膨
張し、その後の冷却の際に収縮するということも周知で
ある。結果的に、成型したてのプラスチック製品は、成
型工程後などの冷却の際に収縮して、その形状が変化す
る。製造対象のプラスチック製品の寸法によって、さら
に、使用する特定のプラスチック材料によって、この作
用はの重要性が異なる。
れるこれらのプラスチック材料が、加熱の際にかなり膨
張し、その後の冷却の際に収縮するということも周知で
ある。結果的に、成型したてのプラスチック製品は、成
型工程後などの冷却の際に収縮して、その形状が変化す
る。製造対象のプラスチック製品の寸法によって、さら
に、使用する特定のプラスチック材料によって、この作
用はの重要性が異なる。
【0004】しかし、数多くの用途分野において、製造
したプラスチック製品の形状は、ある一定の非常に厳密
な許容誤差以内でなけらばならない。もちろん、所望の
品質を確保するためには、成型工程後などのプラスチッ
ク製品の冷却時に生じる形状変化を厳密に考慮しなけれ
らばならない。したがって、プラスチック製品の形状精
度の制御が必要となる。これは、表面部分の位置を制御
することによって達成される。ここで、「表面部分」と
いう用語は、プラスチック製品の全表面を含むものであ
る。制御の結果によって、例えば、必要な補正処理を行
うことができる。
したプラスチック製品の形状は、ある一定の非常に厳密
な許容誤差以内でなけらばならない。もちろん、所望の
品質を確保するためには、成型工程後などのプラスチッ
ク製品の冷却時に生じる形状変化を厳密に考慮しなけれ
らばならない。したがって、プラスチック製品の形状精
度の制御が必要となる。これは、表面部分の位置を制御
することによって達成される。ここで、「表面部分」と
いう用語は、プラスチック製品の全表面を含むものであ
る。制御の結果によって、例えば、必要な補正処理を行
うことができる。
【0005】プラスチック成型品の表面部分の位置に関
する正確な情報が必要な他の用途分野は、プラスチック
射出成型装置の金型内の中空キャビティからプラスチッ
ク製品を離型する際に生じる。離型の際に、プラスチッ
ク製品は、未だ暖かく、不注意により変形し易いので、
プラスチック製品を細心の注意をもって取り出す必要が
ある。排出把持装置によって離型を行う場合には、未だ
暖かいプラスチック製品の意図しない変形を防止するた
めに、排出把持装置の把持および保持動作を注意深く設
定、制御しなければならない。大抵の事例において、こ
の様な場合の排出把持装置は、冷却時のプラスチック製
品の収縮の関数として再調整しなければならない。これ
に対応する制御は、把持装置が離型対象のプラスチック
成型品に係合する場合、プラスチック成型品の表面位置
を決定可能な入力信号を必要とする。
する正確な情報が必要な他の用途分野は、プラスチック
射出成型装置の金型内の中空キャビティからプラスチッ
ク製品を離型する際に生じる。離型の際に、プラスチッ
ク製品は、未だ暖かく、不注意により変形し易いので、
プラスチック製品を細心の注意をもって取り出す必要が
ある。排出把持装置によって離型を行う場合には、未だ
暖かいプラスチック製品の意図しない変形を防止するた
めに、排出把持装置の把持および保持動作を注意深く設
定、制御しなければならない。大抵の事例において、こ
の様な場合の排出把持装置は、冷却時のプラスチック製
品の収縮の関数として再調整しなければならない。これ
に対応する制御は、把持装置が離型対象のプラスチック
成型品に係合する場合、プラスチック成型品の表面位置
を決定可能な入力信号を必要とする。
【0006】さらに、プラスチック製品の表面または表
面部分の位置に関する情報は、しばしば、その後の工
程、特に、様々なプラスチック製品の組立やその機械加
工に必要とされる。この様な場合、形状精度の制御はそ
れほど重要ではない。しかし、表面部分の位置から、プ
ラスチック製品の厳密な空間位置を正確に演算し、例え
ば、別のプラスチック製品と正確に相互接続させること
ができる。したがって、本発明の目的は、プラスチック
成型品の表面部分の位置を簡単かつ高精度で検出できる
ような、冒頭に記載の種類の方法および装置を提供する
ことである。
面部分の位置に関する情報は、しばしば、その後の工
程、特に、様々なプラスチック製品の組立やその機械加
工に必要とされる。この様な場合、形状精度の制御はそ
れほど重要ではない。しかし、表面部分の位置から、プ
ラスチック製品の厳密な空間位置を正確に演算し、例え
ば、別のプラスチック製品と正確に相互接続させること
ができる。したがって、本発明の目的は、プラスチック
成型品の表面部分の位置を簡単かつ高精度で検出できる
ような、冒頭に記載の種類の方法および装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】冒頭に記載の方法によれ
ば、この目的は、以下の工程、すなわち、 a) 少なくとも1つの流体流出口を有するセンサ素子
を設け、流出口を表面部分の基準位置領域に配置する工
程と、 b) 流体を流出口から流出させる工程と、 c) 流出口から流出する流体量に固有のパラメータを
決定する工程とによって達成される。
ば、この目的は、以下の工程、すなわち、 a) 少なくとも1つの流体流出口を有するセンサ素子
を設け、流出口を表面部分の基準位置領域に配置する工
程と、 b) 流体を流出口から流出させる工程と、 c) 流出口から流出する流体量に固有のパラメータを
決定する工程とによって達成される。
【0008】冒頭に記載の装置によれば、この目的は、
表面部分の基準位置領域に配置された少なくとも1つの
流体流出口を有するセンサ素子と、流体を流出口から流
出させるための手段と、流出口から流出する流体量に固
有のパラメータを決定するための測定手段により達成さ
れる。さらに別の方法によれば、この目的は、品質に固
有のプラスチック製品のパラメータを決定することで達
成され、固有パラメータの決定は、排出把持装置によっ
てプラスチック製品を成型装置の中空キャビティから離
型する一方で行われる。
表面部分の基準位置領域に配置された少なくとも1つの
流体流出口を有するセンサ素子と、流体を流出口から流
出させるための手段と、流出口から流出する流体量に固
有のパラメータを決定するための測定手段により達成さ
れる。さらに別の方法によれば、この目的は、品質に固
有のプラスチック製品のパラメータを決定することで達
成され、固有パラメータの決定は、排出把持装置によっ
てプラスチック製品を成型装置の中空キャビティから離
型する一方で行われる。
【0009】さらに別の装置によれば、この目的は、プ
ラスチック製品の品質に固有のパラメータを決定する手
段によって達成され、この手段は、プラスチック製品を
成型装置の中空キャビティから離型するための排出把持
装置上に設けられている。本件出願の範囲内において、
「流体」という用語は、あらゆる気体や液体物質を意味
するものと解釈される。この様な物質は、最小の空間へ
と拡散し、この様な物質を使用することによって、所定
の基準輪郭に対するプラスチック成型品の最小偏差の検
出または位置の最小偏差の検出が可能となるという共通
の利点を有する。位置検出対象の表面部分は、単純な一
体的な面(plane integral surface)である。しかし、
凹部や孔を備えたものであってもよい。例えば、本発明
を利用して、プラスチック製品の表面の孔の寸法や位置
を決定することもできる。
ラスチック製品の品質に固有のパラメータを決定する手
段によって達成され、この手段は、プラスチック製品を
成型装置の中空キャビティから離型するための排出把持
装置上に設けられている。本件出願の範囲内において、
「流体」という用語は、あらゆる気体や液体物質を意味
するものと解釈される。この様な物質は、最小の空間へ
と拡散し、この様な物質を使用することによって、所定
の基準輪郭に対するプラスチック成型品の最小偏差の検
出または位置の最小偏差の検出が可能となるという共通
の利点を有する。位置検出対象の表面部分は、単純な一
体的な面(plane integral surface)である。しかし、
凹部や孔を備えたものであってもよい。例えば、本発明
を利用して、プラスチック製品の表面の孔の寸法や位置
を決定することもできる。
【0010】本発明に係る方法および装置は、所定の基
準輪郭や基準位置に対する表面部分の偏差が、常に、プ
ラスチック製品の領域内における空間の形成あるいは増
加をもたらすという考えに基づいている。流体を導入す
ることによって、この様な空間の存在と、適用可能であ
ればその寸法を簡単に決定できる。例えば、基準輪郭に
対して相補形状のセンサ表面と検査対象のプラスチック
製品の表面との間の空間に流入する流体量は、プラスチ
ック製品の形状精度の尺度となる。流出口からセンサ表
面に全く流体が流入しない場合、これは、プラスチック
製品の表面が、所定の基準輪郭に厳密に対応しているこ
とを示す。
準輪郭や基準位置に対する表面部分の偏差が、常に、プ
ラスチック製品の領域内における空間の形成あるいは増
加をもたらすという考えに基づいている。流体を導入す
ることによって、この様な空間の存在と、適用可能であ
ればその寸法を簡単に決定できる。例えば、基準輪郭に
対して相補形状のセンサ表面と検査対象のプラスチック
製品の表面との間の空間に流入する流体量は、プラスチ
ック製品の形状精度の尺度となる。流出口からセンサ表
面に全く流体が流入しない場合、これは、プラスチック
製品の表面が、所定の基準輪郭に厳密に対応しているこ
とを示す。
【0011】流体によるプラスチック成型品の形状精度
の制御は、基本的に、製造工程の如何なる時点において
も実行可能である。しかし、製造工程において可能な限
り早く品質管理を実施することが有利である。なぜな
ら、この状態において、製造工程内の欠陥を早い段階で
発見し、必要であればそれに対処できるからである。こ
の様な理由により、もちろん別個に利用することもでき
るが、本発明の別の態様においては、成型装置の金型内
の中空キャビティからプラスチック製品を離型する際
に、形状精度の制御や、より一般的には、品質管理を済
ませる。したがって、本発明の更に別の態様では、排出
把持装置により金型内の中空キャビティからプラスチッ
ク成型品を離型する際のある時点において、プラスチッ
ク成型品の品質管理を行う。
の制御は、基本的に、製造工程の如何なる時点において
も実行可能である。しかし、製造工程において可能な限
り早く品質管理を実施することが有利である。なぜな
ら、この状態において、製造工程内の欠陥を早い段階で
発見し、必要であればそれに対処できるからである。こ
の様な理由により、もちろん別個に利用することもでき
るが、本発明の別の態様においては、成型装置の金型内
の中空キャビティからプラスチック製品を離型する際
に、形状精度の制御や、より一般的には、品質管理を済
ませる。したがって、本発明の更に別の態様では、排出
把持装置により金型内の中空キャビティからプラスチッ
ク成型品を離型する際のある時点において、プラスチッ
ク成型品の品質管理を行う。
【0012】本発明の好適な実施形態の説明で更に詳細
に説明される適切な計測手段を利用することによって、
流出口から流体が流出したか、そして適用可能であれ
ば、どれだけの量の流体が流出口から流出したかを、簡
単かつ非常に正確に決定することができる。流出口から
流出した流体量が、所定の基準輪郭または基準位置と比
較したプラスチック製品の偏差の尺度となることを考慮
すれば、本発明の方法および本発明の装置によって、プ
ラスチック成型品の表面部分の位置や、より一般的に
は、品質や位置を、非常に簡単であると同時に非常に正
確に決定することができる。
に説明される適切な計測手段を利用することによって、
流出口から流体が流出したか、そして適用可能であれ
ば、どれだけの量の流体が流出口から流出したかを、簡
単かつ非常に正確に決定することができる。流出口から
流出した流体量が、所定の基準輪郭または基準位置と比
較したプラスチック製品の偏差の尺度となることを考慮
すれば、本発明の方法および本発明の装置によって、プ
ラスチック成型品の表面部分の位置や、より一般的に
は、品質や位置を、非常に簡単であると同時に非常に正
確に決定することができる。
【0013】本発明の目的は、この様にして完全に解決
される。さらに、本発明の方法および本発明の装置は、
流出口から流出する流体の圧力を適宜に設定することに
よって、流体が流出口から流出する時にプラスチック製
品の表面に衝突する流体の力も決定できるという利点を
有する。この圧力を制御することによって、プラスチッ
ク成型品の成型誤差を流体により補正することがある範
囲内で可能となる。必要であれば、プラスチック製品に
圧力を部分真空としてかけてもよい。
される。さらに、本発明の方法および本発明の装置は、
流出口から流出する流体の圧力を適宜に設定することに
よって、流体が流出口から流出する時にプラスチック製
品の表面に衝突する流体の力も決定できるという利点を
有する。この圧力を制御することによって、プラスチッ
ク成型品の成型誤差を流体により補正することがある範
囲内で可能となる。必要であれば、プラスチック製品に
圧力を部分真空としてかけてもよい。
【0014】この様な方法および装置は、特に、いわゆ
る予備成型物などの比較的肉厚のプラスチック製品や、
化粧品(特にクリーム)用に使用する瓶などの肉厚プラ
スチック容器の形状精度の制御に適している。なぜな
ら、この様なプラスチック製品は、比較的肉厚であるた
めに冷却が非常に遅く、成型後などにプラスチック製品
の形状精度を比較的長期間監視しなければならないから
である。これは、連続的に実施されるこの方法により非
常に好適に達成される。
る予備成型物などの比較的肉厚のプラスチック製品や、
化粧品(特にクリーム)用に使用する瓶などの肉厚プラ
スチック容器の形状精度の制御に適している。なぜな
ら、この様なプラスチック製品は、比較的肉厚であるた
めに冷却が非常に遅く、成型後などにプラスチック製品
の形状精度を比較的長期間監視しなければならないから
である。これは、連続的に実施されるこの方法により非
常に好適に達成される。
【0015】他方、この様な方法および装置は、大型の
肉薄プラスチック製品の形状精度の制御にも好適に使用
される。その理由は、基準輪郭からの比較的小さな偏差
がプラスチック製品内で生じた時には、流出口から流出
する流体量が既に変化しているからである。例えば、コ
ンパクトディスクボックスに対する冷却時の好ましくな
い膨出や湾曲作用を好適に検出することができる。本発
明の好適な実施形態において、流出口は、基準位置に直
接配置されている。
肉薄プラスチック製品の形状精度の制御にも好適に使用
される。その理由は、基準輪郭からの比較的小さな偏差
がプラスチック製品内で生じた時には、流出口から流出
する流体量が既に変化しているからである。例えば、コ
ンパクトディスクボックスに対する冷却時の好ましくな
い膨出や湾曲作用を好適に検出することができる。本発
明の好適な実施形態において、流出口は、基準位置に直
接配置されている。
【0016】この方策は、流出口からの極少量の流体の
逸出によっても、基準輪郭または基準位置からの偏差に
対する信号が生成されるという利点を有する。流体が流
出口から全く流出しない場合のみ、基準状態が厳密に満
たされる。しかし、これとは対照的に、本発明の方法の
実施の際に、流出口から流体を連続的に流出させること
も可能である。この様な場合、予期せぬ基準流動からの
流体流動の偏差が、プラスチック製品の基準状態からの
偏差の尺度となる。この方策は、基準状態に一致するか
否かに関する的確な是非決定を簡単に行えるという利点
を有する。したがって、使用される測定技術によって、
プラスチック製品の基準状態からの偏差を確認しやす
い。
逸出によっても、基準輪郭または基準位置からの偏差に
対する信号が生成されるという利点を有する。流体が流
出口から全く流出しない場合のみ、基準状態が厳密に満
たされる。しかし、これとは対照的に、本発明の方法の
実施の際に、流出口から流体を連続的に流出させること
も可能である。この様な場合、予期せぬ基準流動からの
流体流動の偏差が、プラスチック製品の基準状態からの
偏差の尺度となる。この方策は、基準状態に一致するか
否かに関する的確な是非決定を簡単に行えるという利点
を有する。したがって、使用される測定技術によって、
プラスチック製品の基準状態からの偏差を確認しやす
い。
【0017】本発明の別の好適な実施形態において、セ
ンサ表面が、センサ素子として利用され、その表面部分
が、表面部分の基準形状に対して相補形状となってい
る。これに対応する装置においては、センサ素子が、表
面部分の基準形状に対して相補形状となったセンサ表面
を有する。この方策は、プラスチック製品の形状精度の
制御に特に適している。また、この方策は、表面部分が
所与の要件を満たしているかについての決定を、一度の
測定で得ることができるという利点を有する。したがっ
て、この方策は、形状精度が確保されたか否かを示す結
果を非常に迅速に与える。
ンサ表面が、センサ素子として利用され、その表面部分
が、表面部分の基準形状に対して相補形状となってい
る。これに対応する装置においては、センサ素子が、表
面部分の基準形状に対して相補形状となったセンサ表面
を有する。この方策は、プラスチック製品の形状精度の
制御に特に適している。また、この方策は、表面部分が
所与の要件を満たしているかについての決定を、一度の
測定で得ることができるという利点を有する。したがっ
て、この方策は、形状精度が確保されたか否かを示す結
果を非常に迅速に与える。
【0018】前記の方策の別の好適な実施形態におい
て、流出口から流出した流体は、センサ表面に形成され
た少なくとも1つの流入口によって排出される。したが
って、流出口から流出した流体を排出するために、少な
くとも1つの流入口が表面部分に設けられる。この方策
は、少なくとも1つの流出口から比較的高圧または大量
に流出する流体による、意図しない望ましくないプラス
チック製品の変形を回避できるという利点を有する。さ
らに、この方策は、流体が、センサ表面とプラスチック
製品表面との間に存在する空間を定常的に流れ、制御中
に検出される空間を迅速に満たすので、迅速に空間の検
出が行われるという利点を有する。したがって、この方
策は、リアルタイム条件の下で長時間に亘りプラスチッ
ク製品を連続制御するための非常に有用な可能性を提供
する。
て、流出口から流出した流体は、センサ表面に形成され
た少なくとも1つの流入口によって排出される。したが
って、流出口から流出した流体を排出するために、少な
くとも1つの流入口が表面部分に設けられる。この方策
は、少なくとも1つの流出口から比較的高圧または大量
に流出する流体による、意図しない望ましくないプラス
チック製品の変形を回避できるという利点を有する。さ
らに、この方策は、流体が、センサ表面とプラスチック
製品表面との間に存在する空間を定常的に流れ、制御中
に検出される空間を迅速に満たすので、迅速に空間の検
出が行われるという利点を有する。したがって、この方
策は、リアルタイム条件の下で長時間に亘りプラスチッ
ク製品を連続制御するための非常に有用な可能性を提供
する。
【0019】本発明の更に好適な実施形態において、複
数の流出口がセンサ表面上に分布(分散)している。こ
の方策は、この様にしてセンサ表面とプラスチック製品
表面との間の個々の独立した空間を検出し、考慮に入れ
ることができるという利点を有する。全体的に見て、形
状精度に対する制御精度がかなり向上する。もう1つの
利点は、全体として見た場合に、複数の流出口の配設が
流出口直径の増加に相当し、複数の流出口から流体が低
圧で流出するという利点を有する。これも、プラスチッ
ク製品の意図しない変形の回避に役立つ。
数の流出口がセンサ表面上に分布(分散)している。こ
の方策は、この様にしてセンサ表面とプラスチック製品
表面との間の個々の独立した空間を検出し、考慮に入れ
ることができるという利点を有する。全体的に見て、形
状精度に対する制御精度がかなり向上する。もう1つの
利点は、全体として見た場合に、複数の流出口の配設が
流出口直径の増加に相当し、複数の流出口から流体が低
圧で流出するという利点を有する。これも、プラスチッ
ク製品の意図しない変形の回避に役立つ。
【0020】前記の方策の更に別の実施形態において、
パラメータは、分散された流出口毎に個別に決定され
る。請求項の装置においては、分散された流出口毎に個
別にパラメータを決定するための計測手段が設けられて
いる。この方策は、プラスチック製品の偏差が、製品上
の特定のスポットに対応して個々に局在するという利点
を有する。結果的に、この方策は、プラスチック製品の
形状精度についての概略を与えるだけでなく、個々の偏
差の大きさと位置を決定することもできるという利点を
有する。
パラメータは、分散された流出口毎に個別に決定され
る。請求項の装置においては、分散された流出口毎に個
別にパラメータを決定するための計測手段が設けられて
いる。この方策は、プラスチック製品の偏差が、製品上
の特定のスポットに対応して個々に局在するという利点
を有する。結果的に、この方策は、プラスチック製品の
形状精度についての概略を与えるだけでなく、個々の偏
差の大きさと位置を決定することもできるという利点を
有する。
【0021】本発明の更に別の実施形態によれば、排出
把持装置の把持面が、センサ表面として利用される。こ
の方策は、プラスチック成型品の形状精度の制御が、例
えば射出金型の中空キャビティからの離型の直後に実行
されるという利点を有する。結果的に、製造工程におけ
る如何なる機能不良にも迅速に対応できる。さらに、こ
の方策は、流体流出量に固有のパラメータ、すなわち、
プラスチック製品の形状精度に固有のパラメータを、排
出把持装置による把持工程のための設定信号として直接
利用できるという利点を有する。この様にして、細心の
注意をもって注意深く排出把持装置の動作を制御するこ
とができ、さらに、プラスチック製品の収縮の関数とし
てこの様な動作を調節できる。
把持装置の把持面が、センサ表面として利用される。こ
の方策は、プラスチック成型品の形状精度の制御が、例
えば射出金型の中空キャビティからの離型の直後に実行
されるという利点を有する。結果的に、製造工程におけ
る如何なる機能不良にも迅速に対応できる。さらに、こ
の方策は、流体流出量に固有のパラメータ、すなわち、
プラスチック製品の形状精度に固有のパラメータを、排
出把持装置による把持工程のための設定信号として直接
利用できるという利点を有する。この様にして、細心の
注意をもって注意深く排出把持装置の動作を制御するこ
とができ、さらに、プラスチック製品の収縮の関数とし
てこの様な動作を調節できる。
【0022】本発明の更に別の実施形態において、少な
くとも1つのニードルノズルが、センサ素子として利用
される。本装置の範囲内において、「ニードルノズル」
という用語は、検査対象のプラスチック製品の表面部分
の寸法に比べて非常に小さな流出口端部を有するセンサ
素子を意味するものと解釈される。この方策は、プラス
チック製品の形状とは独立して表面部分の位置を決定で
きるという利点を有する。この様にして、異なる表面形
状あるいは異なる表面部分形状を有する異なるプラスチ
ック製品上でセンサ素子を利用することが可能となる。
したがって、本発明の装置は、複数の状態で使用できる
ようになっている。
くとも1つのニードルノズルが、センサ素子として利用
される。本装置の範囲内において、「ニードルノズル」
という用語は、検査対象のプラスチック製品の表面部分
の寸法に比べて非常に小さな流出口端部を有するセンサ
素子を意味するものと解釈される。この方策は、プラス
チック製品の形状とは独立して表面部分の位置を決定で
きるという利点を有する。この様にして、異なる表面形
状あるいは異なる表面部分形状を有する異なるプラスチ
ック製品上でセンサ素子を利用することが可能となる。
したがって、本発明の装置は、複数の状態で使用できる
ようになっている。
【0023】本発明の更に別の実施形態において、2つ
のニードルノズルが、センサ素子として利用され、その
流出口が直径方向に対向配置されている。本発明のこの
実施形態において、センサ素子の計測範囲は、ニードル
ノズル流出口の間隔とされる。表面部分の位置を決定す
るために、プラスチック製品は、2つの流出口の間に位
置させなければならない。この方策は、2つの測定値を
生成し、表面部分の位置をこれらの測定値から決定する
という利点を有する。この実施形態は、この冗長性によ
り信頼性が高まる。さらに、例えば、平均値を計算する
ことによって、測定誤差を低減することができる。
のニードルノズルが、センサ素子として利用され、その
流出口が直径方向に対向配置されている。本発明のこの
実施形態において、センサ素子の計測範囲は、ニードル
ノズル流出口の間隔とされる。表面部分の位置を決定す
るために、プラスチック製品は、2つの流出口の間に位
置させなければならない。この方策は、2つの測定値を
生成し、表面部分の位置をこれらの測定値から決定する
という利点を有する。この実施形態は、この冗長性によ
り信頼性が高まる。さらに、例えば、平均値を計算する
ことによって、測定誤差を低減することができる。
【0024】本発明の更に別の実施形態において、プラ
スチック製品は、表面部分の位置決定の際に冷却され
る。したがって、本発明の装置によれば、プラスチック
製品の冷却のための手段が設けられている。この方策
は、好ましくは成型工程の直後などに実施される制御さ
れた冷却時に、形状精度、すなわち所定の許容誤差につ
いて、プラスチック成型品を監視するという利点を有す
る。これは、冷却時の収縮プロセスの監視に関して特に
有利である。また、更に冷却を実施することによって、
プラスチック成型品は迅速にその最終形状に至る。
スチック製品は、表面部分の位置決定の際に冷却され
る。したがって、本発明の装置によれば、プラスチック
製品の冷却のための手段が設けられている。この方策
は、好ましくは成型工程の直後などに実施される制御さ
れた冷却時に、形状精度、すなわち所定の許容誤差につ
いて、プラスチック成型品を監視するという利点を有す
る。これは、冷却時の収縮プロセスの監視に関して特に
有利である。また、更に冷却を実施することによって、
プラスチック成型品は迅速にその最終形状に至る。
【0025】本発明の別の実施形態において、プラスチ
ック製品の表面部分は、それぞれ少なくとも1つの流出
口を有する空間的に隣接するセンサ素子の領域に位置す
る。したがって、本発明の装置には、それぞれ少なくと
も1つの流出口を有する複数の空間的に隣接するセンサ
素子が設けられている。この方策は、表面部分の位置決
定が、移動中のプラスチック製品に対しても連続的に行
われるという利点を有する。これは、例えば、搬送工程
において、プラスチック製品の位置を決定するために使
用してもよい。あるいは、この方策を用いて、制御下の
形状変化の最中に、プラスチック製品の形状精度の監視
を行ってもよい。
ック製品の表面部分は、それぞれ少なくとも1つの流出
口を有する空間的に隣接するセンサ素子の領域に位置す
る。したがって、本発明の装置には、それぞれ少なくと
も1つの流出口を有する複数の空間的に隣接するセンサ
素子が設けられている。この方策は、表面部分の位置決
定が、移動中のプラスチック製品に対しても連続的に行
われるという利点を有する。これは、例えば、搬送工程
において、プラスチック製品の位置を決定するために使
用してもよい。あるいは、この方策を用いて、制御下の
形状変化の最中に、プラスチック製品の形状精度の監視
を行ってもよい。
【0026】本発明の更に別の好適な実施形態によれ
ば、パラメータは、流出口に接続された中空キャビティ
の領域内の圧力として決定される。したがって、計測手
段は圧力センサを含む。この方策は、圧力センサが工業
技術分野において充分知られており、比較的安価に利用
できるという利点を有する。同時に、圧力センサによっ
て、流体流出量に固有のパラメータを、非常に簡単かつ
正確、安価に決定することができる。
ば、パラメータは、流出口に接続された中空キャビティ
の領域内の圧力として決定される。したがって、計測手
段は圧力センサを含む。この方策は、圧力センサが工業
技術分野において充分知られており、比較的安価に利用
できるという利点を有する。同時に、圧力センサによっ
て、流体流出量に固有のパラメータを、非常に簡単かつ
正確、安価に決定することができる。
【0027】本発明の更に別の実施形態によれば、流体
は気体であり、好ましくは空気である。気体が、液体と
比べて迅速かつ均一に利用可能な空間内で拡散するとい
うことを考慮すると、この方策は、表面部分位置の高速
かつ正確な評価が可能であるという利点を有する。さら
に、気体、特に空気の利用は、この流体自体が位置決定
後に気化状態であり、プラスチック製品に付着している
残滓を洗浄する必要がないという利点を有する。空気の
利用は、コスト的な理由で好ましい。
は気体であり、好ましくは空気である。気体が、液体と
比べて迅速かつ均一に利用可能な空間内で拡散するとい
うことを考慮すると、この方策は、表面部分位置の高速
かつ正確な評価が可能であるという利点を有する。さら
に、気体、特に空気の利用は、この流体自体が位置決定
後に気化状態であり、プラスチック製品に付着している
残滓を洗浄する必要がないという利点を有する。空気の
利用は、コスト的な理由で好ましい。
【0028】本発明の別の実施形態において、設定信号
が、決定されたパラメータの関数として生成される。し
たがって、本発明の装置は、この様な設定信号を生成す
る手段を備えている。この方策は、排出把持装置の把持
動作の制御に関して有利であり、この制御は、対応する
駆動装置を制御する信号としての設定信号に基づくもの
である。さらに、設定信号は、例えば、検査対象のプラ
スチック製品に関して所定の許容誤差の範囲外の形状偏
差が検出された場合に、製造工程を直ちに中断するな
ど、更に好ましい対応策を開始するものであってもよ
い。
が、決定されたパラメータの関数として生成される。し
たがって、本発明の装置は、この様な設定信号を生成す
る手段を備えている。この方策は、排出把持装置の把持
動作の制御に関して有利であり、この制御は、対応する
駆動装置を制御する信号としての設定信号に基づくもの
である。さらに、設定信号は、例えば、検査対象のプラ
スチック製品に関して所定の許容誤差の範囲外の形状偏
差が検出された場合に、製造工程を直ちに中断するな
ど、更に好ましい対応策を開始するものであってもよ
い。
【0029】本発明の方法の別の実施形態において、プ
ラスチック成型品の形状精度を制御するために、表面部
分の位置が決定される。この方策は、センサ表面として
構成されたセンサ素子の利用に際して既になされた配慮
を更に進展させる。しかし、センサ素子とプラスチック
製品の対応表面との間に相対移動が起こった場合に、ニ
ードルノズルとして構成されたセンサ素子を用いて、プ
ラスチック製品の形状精度の制御を行うこともできる。
この様にすれば、上記の方策は、プラスチック成型品の
品質管理のために、非常に簡単かつ非常に効果的な手段
を提供するという利点を有する。
ラスチック成型品の形状精度を制御するために、表面部
分の位置が決定される。この方策は、センサ表面として
構成されたセンサ素子の利用に際して既になされた配慮
を更に進展させる。しかし、センサ素子とプラスチック
製品の対応表面との間に相対移動が起こった場合に、ニ
ードルノズルとして構成されたセンサ素子を用いて、プ
ラスチック製品の形状精度の制御を行うこともできる。
この様にすれば、上記の方策は、プラスチック成型品の
品質管理のために、非常に簡単かつ非常に効果的な手段
を提供するという利点を有する。
【0030】前記の方策の別の実施形態において、プラ
スチック成型品の空間位置を制御するために、表面部分
の位置が決定される。この場合においても、センサ素子
をセンサ表面または1以上のニードルノズルとして構成
することができる。前述の方策のように、この実施形態
も、例えば、把持動作や組立動作を非常に簡単かつ非常
に効果的に制御できる可能性を提供するという利点を有
する。
スチック成型品の空間位置を制御するために、表面部分
の位置が決定される。この場合においても、センサ素子
をセンサ表面または1以上のニードルノズルとして構成
することができる。前述の方策のように、この実施形態
も、例えば、把持動作や組立動作を非常に簡単かつ非常
に効果的に制御できる可能性を提供するという利点を有
する。
【0031】本発明の既述の別態様によれば、プラスチ
ック成型品の品質は、好ましくは、排出把持装置により
金型の中空キャビティからプラスチック製品を離型する
際に、品質に固有のパラメータを決定することで監視さ
れる。この方策は、上記の方策と組み合わせて、あるい
は、単独で利用され、プラスチック成型品の品質が、生
産工程の非常に早い時期に評価できるという利点を有す
る。
ック成型品の品質は、好ましくは、排出把持装置により
金型の中空キャビティからプラスチック製品を離型する
際に、品質に固有のパラメータを決定することで監視さ
れる。この方策は、上記の方策と組み合わせて、あるい
は、単独で利用され、プラスチック成型品の品質が、生
産工程の非常に早い時期に評価できるという利点を有す
る。
【0032】したがって、生産工程におけるシステム上
の誤差や機能不良に迅速に対応することができる。した
がって、欠陥プラスチック製品や低品質の製品により生
じるコストを実質的に低減することができる。さらに、
この方策は、品質管理を生産工程に組み込み、プラスチ
ック製品の製造時に生産速度を全体的に高めるという利
点を有する。したがって、プラスチック射出成型装置の
生産性が、実質的に向上する。
の誤差や機能不良に迅速に対応することができる。した
がって、欠陥プラスチック製品や低品質の製品により生
じるコストを実質的に低減することができる。さらに、
この方策は、品質管理を生産工程に組み込み、プラスチ
ック製品の製造時に生産速度を全体的に高めるという利
点を有する。したがって、プラスチック射出成型装置の
生産性が、実質的に向上する。
【0033】なお、上記および下記の特徴は、言うまで
もなく特定の所与の組み合わせのみに限定されず、本発
明の範囲を逸脱することなく、その他の組み合わせ、ま
たは、単独で利用可能である。
もなく特定の所与の組み合わせのみに限定されず、本発
明の範囲を逸脱することなく、その他の組み合わせ、ま
たは、単独で利用可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、図面に示さ
れており、これについて以下の説明において更に説明す
る。図1において、本発明に係る装置は、その全体が参
照番号10で示されている。本発明の好適な実施形態に
おける装置10は、排出把持装置であり、プラスチック
製品12を製造後に成型装置(図示せず)内の金型から
離型するために使用される。
れており、これについて以下の説明において更に説明す
る。図1において、本発明に係る装置は、その全体が参
照番号10で示されている。本発明の好適な実施形態に
おける装置10は、排出把持装置であり、プラスチック
製品12を製造後に成型装置(図示せず)内の金型から
離型するために使用される。
【0035】形状精度制御対象のプラスチック製品12
は、ボトルなどの容器の閉栓に使用されるスクリューキ
ャップとして描かれている。しかし、スクリューキャッ
プ12は、一例に過ぎず、本発明をこの用途に限定する
ものではない。本発明は、考え得る如何なるタイプのプ
ラスチック製品と共に使用することができる。排出把持
装置10は、ほぼ漏斗状の受口14を有し、その円錐状
の座部16は、図1に示すように外方に広がっている。
座部16の基部18にピストン20が設けられており、
概略的にしか示されていない駆動装置24によって孔2
2内で変位可能となっている。孔22は、座部16の基
部18に開口している。結果的に、ピストン20を矢印
26方向に移動させることによって、座部16内の容積
が増加し、部分真空が生成される。この様な部分真空に
よって、スクリューキャップ12は、漏斗状の受口14
の座部16内に引き込まれ、しっかりと保持される。
は、ボトルなどの容器の閉栓に使用されるスクリューキ
ャップとして描かれている。しかし、スクリューキャッ
プ12は、一例に過ぎず、本発明をこの用途に限定する
ものではない。本発明は、考え得る如何なるタイプのプ
ラスチック製品と共に使用することができる。排出把持
装置10は、ほぼ漏斗状の受口14を有し、その円錐状
の座部16は、図1に示すように外方に広がっている。
座部16の基部18にピストン20が設けられており、
概略的にしか示されていない駆動装置24によって孔2
2内で変位可能となっている。孔22は、座部16の基
部18に開口している。結果的に、ピストン20を矢印
26方向に移動させることによって、座部16内の容積
が増加し、部分真空が生成される。この様な部分真空に
よって、スクリューキャップ12は、漏斗状の受口14
の座部16内に引き込まれ、しっかりと保持される。
【0036】参照番号28は、受口14内に座部16を
中心に同心配置された1つの環状チャネルを示す。環状
チャネル28は、受口14、更にその内側に保持された
スクリューキャップ12を冷却する冷却液を受け入れる
ためのものである。参照番号30は、図示の事例におい
て、座部16の円錐状に広がっている内壁に相当するセ
ンサ表面を示す。図1から分かるように、排出把持装置
10の受口14にスクリューキャップ12が保持されて
いる場合、センサ表面30は、スクリューキャップ12
の外側面32に接する。スクリューキャップ12の側面
32は、図1において明瞭にするために誇張して示され
ている状態に変形する。この様な変形は、成型後の冷却
時のスクリューキャップ12の収縮の結果として起こ
る。
中心に同心配置された1つの環状チャネルを示す。環状
チャネル28は、受口14、更にその内側に保持された
スクリューキャップ12を冷却する冷却液を受け入れる
ためのものである。参照番号30は、図示の事例におい
て、座部16の円錐状に広がっている内壁に相当するセ
ンサ表面を示す。図1から分かるように、排出把持装置
10の受口14にスクリューキャップ12が保持されて
いる場合、センサ表面30は、スクリューキャップ12
の外側面32に接する。スクリューキャップ12の側面
32は、図1において明瞭にするために誇張して示され
ている状態に変形する。この様な変形は、成型後の冷却
時のスクリューキャップ12の収縮の結果として起こ
る。
【0037】センサ表面30は、表面32の基準形状に
対して相補形状に形成されている。しかし、スクリュー
キャップ12の変形によって、表面32は、センサ表面
30に完全に沿わない。結果的に、センサ表面30と表
面32との間に空間34ができ、その寸法は、基準形状
に対するスクリューキャップ12の形状偏差の尺度とな
る。スクリューキャップ12の形状精度の制御のため
に、排出把持装置10には、複数の流出口36が設けら
れており、それぞれ流体、例えば空気を受け入れる中空
キャビティに接続されている。個々のキャビティは、そ
のうちの2つだけが図1に示されているが、図示の例に
おいては、円筒形の孔38で構成され、1つのピストン
40が、概略的に示されている駆動装置42の作用によ
って矢印44方向に沿って各孔38内を移動するように
なっている。さらに、孔38は、バルブ46を介して環
状チャネル48に接続されている。環状チャネル48
は、受口14の外面に開口しているダクト50に接続さ
れている。したがって、孔48は、ダクト50およびバ
ルブ46を介して空気で満たされ、この場合、空気は矢
印52方向に流れる。
対して相補形状に形成されている。しかし、スクリュー
キャップ12の変形によって、表面32は、センサ表面
30に完全に沿わない。結果的に、センサ表面30と表
面32との間に空間34ができ、その寸法は、基準形状
に対するスクリューキャップ12の形状偏差の尺度とな
る。スクリューキャップ12の形状精度の制御のため
に、排出把持装置10には、複数の流出口36が設けら
れており、それぞれ流体、例えば空気を受け入れる中空
キャビティに接続されている。個々のキャビティは、そ
のうちの2つだけが図1に示されているが、図示の例に
おいては、円筒形の孔38で構成され、1つのピストン
40が、概略的に示されている駆動装置42の作用によ
って矢印44方向に沿って各孔38内を移動するように
なっている。さらに、孔38は、バルブ46を介して環
状チャネル48に接続されている。環状チャネル48
は、受口14の外面に開口しているダクト50に接続さ
れている。したがって、孔48は、ダクト50およびバ
ルブ46を介して空気で満たされ、この場合、空気は矢
印52方向に流れる。
【0038】参照番号54は、各孔38内の圧力を個別
に決定する圧力センサを示す。参照番号56は、流出口
36と同様に空間34に開口している流入口を示す。流
入口56は、それぞれ1つのバルブ58を介して環状チ
ャネル60に接続されている。環状チャネル60は、周
囲環境への排出ダクト(図示せず)を有する。したがっ
て、空間34に流入する空気は、流入口56、バルブ5
8、環状チャネル60を介して排出される。
に決定する圧力センサを示す。参照番号56は、流出口
36と同様に空間34に開口している流入口を示す。流
入口56は、それぞれ1つのバルブ58を介して環状チ
ャネル60に接続されている。環状チャネル60は、周
囲環境への排出ダクト(図示せず)を有する。したがっ
て、空間34に流入する空気は、流入口56、バルブ5
8、環状チャネル60を介して排出される。
【0039】参照番号62は、排出把持装置10の機
能、すなわち本発明の方法の実行を制御するための電子
回路を示す。回路62には、圧力センサ54からの測定
信号(図示せず)が供給される。さらに、回路62は、
バルブ46、58を制御する制御信号を生成可能であ
る。制御信号は、バルブ46、58において矢示されて
いる。一例として上記に示されている装置は、以下のよ
うに動作する。
能、すなわち本発明の方法の実行を制御するための電子
回路を示す。回路62には、圧力センサ54からの測定
信号(図示せず)が供給される。さらに、回路62は、
バルブ46、58を制御する制御信号を生成可能であ
る。制御信号は、バルブ46、58において矢示されて
いる。一例として上記に示されている装置は、以下のよ
うに動作する。
【0040】排出把持装置10は、それ自体公知のよう
に、射出成型装置(図示せず)内で射出成型されたスク
リューキャップ12を射出成型装置金型の中空キャビテ
ィから掴み出す。スクリューキャップ12は、受口14
内に引き出され、ピストン20によって生成された部分
真空によってその内部にしっかりと保持される。環状チ
ャネル28内を循環する上記の冷媒により、排出把持装
置10内における成型スクリューキャップ12の冷却が
促進される。冷却工程によって、スクリューキャップ1
2は収縮、変形して、空間34が形成される。
に、射出成型装置(図示せず)内で射出成型されたスク
リューキャップ12を射出成型装置金型の中空キャビテ
ィから掴み出す。スクリューキャップ12は、受口14
内に引き出され、ピストン20によって生成された部分
真空によってその内部にしっかりと保持される。環状チ
ャネル28内を循環する上記の冷媒により、排出把持装
置10内における成型スクリューキャップ12の冷却が
促進される。冷却工程によって、スクリューキャップ1
2は収縮、変形して、空間34が形成される。
【0041】排出把持装置10が、受口14内でスクリ
ューキャップ12を把持するとすぐに、電子回路62
は、制御信号を生成し、孔38内で圧力が増大するよう
に、孔38内のピストン40を矢印44方向に移動させ
る。結果的に、孔38内の空気の一部は、空間34内に
押しやられる。そして、空気が、流出口36を介して空
間34に流入する。空間34が小さいほど、流出口36
を介して孔38から流出する空気は少なくなる。孔38
の容積は既知であるため、圧力センサ54によって測定
される孔38内の圧力は、空間34の寸法の尺度とな
る。
ューキャップ12を把持するとすぐに、電子回路62
は、制御信号を生成し、孔38内で圧力が増大するよう
に、孔38内のピストン40を矢印44方向に移動させ
る。結果的に、孔38内の空気の一部は、空間34内に
押しやられる。そして、空気が、流出口36を介して空
間34に流入する。空間34が小さいほど、流出口36
を介して孔38から流出する空気は少なくなる。孔38
の容積は既知であるため、圧力センサ54によって測定
される孔38内の圧力は、空間34の寸法の尺度とな
る。
【0042】スクリューキャップ12の望ましくない更
なる変形の危険性があるほど孔38内の圧力が高くなる
と、電子回路62は、ピストン40を引き戻すことによ
って圧力を低下させるか、あるいは、空間34内の空気
を逸出させるためにバルブ58を開く。ピストン40の
動作中に、孔38の流出口36から全く空気が流出しな
い場合は、スクリューキャップ12の表面32が、排出
把持装置10のセンサ表面30に密着しており、流出口
36を密閉していることを示す。上記のように、センサ
表面30が、表面32の基準形状に対して相補形状に形
成されていることを考慮すると、これは、スクリューキ
ャップ12の表面32が、所定の基準輪郭に完全に相応
していることの尺度となる。
なる変形の危険性があるほど孔38内の圧力が高くなる
と、電子回路62は、ピストン40を引き戻すことによ
って圧力を低下させるか、あるいは、空間34内の空気
を逸出させるためにバルブ58を開く。ピストン40の
動作中に、孔38の流出口36から全く空気が流出しな
い場合は、スクリューキャップ12の表面32が、排出
把持装置10のセンサ表面30に密着しており、流出口
36を密閉していることを示す。上記のように、センサ
表面30が、表面32の基準形状に対して相補形状に形
成されていることを考慮すると、これは、スクリューキ
ャップ12の表面32が、所定の基準輪郭に完全に相応
していることの尺度となる。
【0043】以下の別の実施形態の説明において、図1
で既に説明したものと同様の番号は同様の構成部材を示
す。図2において、排出把持装置は、その全体が参照番
号70で示されている。排出把持装置70は、その大部
分が、図1で既に説明した排出把持装置10と対応して
いる。この2つのシステムは、流体、好ましくは空気が
どの様にして空間34に導入されそこから排出されるか
という点で異なる。この目的のために、排出把持装置7
0は、前記の実施形態とは対照的に、供給チャネル72
と排出チャネル74とを有する。供給チャネル72は、
受口14の外側のフランジ76を介して圧縮空気コンプ
レッサ(図示せず)に連結されている。したがって、加
圧流体に曝される空間は、供給チャネル72である。
で既に説明したものと同様の番号は同様の構成部材を示
す。図2において、排出把持装置は、その全体が参照番
号70で示されている。排出把持装置70は、その大部
分が、図1で既に説明した排出把持装置10と対応して
いる。この2つのシステムは、流体、好ましくは空気が
どの様にして空間34に導入されそこから排出されるか
という点で異なる。この目的のために、排出把持装置7
0は、前記の実施形態とは対照的に、供給チャネル72
と排出チャネル74とを有する。供給チャネル72は、
受口14の外側のフランジ76を介して圧縮空気コンプ
レッサ(図示せず)に連結されている。したがって、加
圧流体に曝される空間は、供給チャネル72である。
【0044】前記の実施形態と同様に、スクリューキャ
ップ12の表面32が所定の基準輪郭からずれていれ
ば、供給チャネル72を満たす空気は、流出口36を介
して空間34に流入する。スクリューキャップ12など
のプラスチック製品については、通常、空間34は対称
形状であるので、この様な状態において、空間34に導
入された空気を排出するための流入口56は、排出口3
6の直径方向反対側に設けるだけでよい。前述の実施形
態と異なる別の点は、排出把持装置70において、空気
の流動量に固有のパラメータ、すなわち、排出チャネル
74から周囲環境へと矢印78方向に流出する空気量を
決定するということである。この目的のために、空気体
積メータ80が、排出チャネル74の途中に設けられて
いる。スクリューキャップ12の形状精度の制御は、本
質的に、決定されたパラメータ、すなわち、この事例で
は、計測された空気体積を利用して実行される。
ップ12の表面32が所定の基準輪郭からずれていれ
ば、供給チャネル72を満たす空気は、流出口36を介
して空間34に流入する。スクリューキャップ12など
のプラスチック製品については、通常、空間34は対称
形状であるので、この様な状態において、空間34に導
入された空気を排出するための流入口56は、排出口3
6の直径方向反対側に設けるだけでよい。前述の実施形
態と異なる別の点は、排出把持装置70において、空気
の流動量に固有のパラメータ、すなわち、排出チャネル
74から周囲環境へと矢印78方向に流出する空気量を
決定するということである。この目的のために、空気体
積メータ80が、排出チャネル74の途中に設けられて
いる。スクリューキャップ12の形状精度の制御は、本
質的に、決定されたパラメータ、すなわち、この事例で
は、計測された空気体積を利用して実行される。
【0045】図3は、本発明の更に別の実施形態、すな
わち、プラスチック予備成型品を二次成型する二次成型
装置を示し、その全体が参照番号90で示されている。
二次成型装置90は、本質的に円錐形状に狭まる座部1
6を有するほぼ漏斗状の受口14を有する。この実施形
態における座部16は、予備成型プラスチック製品92
を上端部を閉鎖した管状に圧縮するために使用される。
この目的のために、プラスチック製品92は、矢印94
方向に沿って受口14の座部16内に吸引または圧入さ
れる。ただし、二次成型装置90の機能は、単なる例示
と解釈される。あるいは、二次成型装置90は、前記の
実施形態の事例と同様、排出把持装置としても使用する
ことができる。
わち、プラスチック予備成型品を二次成型する二次成型
装置を示し、その全体が参照番号90で示されている。
二次成型装置90は、本質的に円錐形状に狭まる座部1
6を有するほぼ漏斗状の受口14を有する。この実施形
態における座部16は、予備成型プラスチック製品92
を上端部を閉鎖した管状に圧縮するために使用される。
この目的のために、プラスチック製品92は、矢印94
方向に沿って受口14の座部16内に吸引または圧入さ
れる。ただし、二次成型装置90の機能は、単なる例示
と解釈される。あるいは、二次成型装置90は、前記の
実施形態の事例と同様、排出把持装置としても使用する
ことができる。
【0046】上記の実施形態とは対照的に、二次成型装
置90の特徴は、この事例の受口14が、参照番号9
6、98で示されている個々の部分に分割されているこ
とである。個々の部分96、98は、互いに隣接してお
り、その分離線は、破線100で示されている。部分9
6、98は、それぞれ、漏斗状の座部16の内面上のセ
ンサ表面30として構成されており、プラスチック製品
92の表面32を受けるようになっている。空間的に隣
接する各センサ表面32には、複数の流出口36が設け
られており、排出把持装置10の場合と同様に、孔38
として構成された中空キャビティに接続されている。各
孔38は、ピストン40を受け入れ、このピストンは、
概略的にしか示されていない駆動装置42によって変位
するようになっている。ピストン40は、流体で満たさ
れた孔38に圧力をかけるために使用される。さらに、
各孔38は、それぞれが有する圧力センサ54と接続さ
れている。
置90の特徴は、この事例の受口14が、参照番号9
6、98で示されている個々の部分に分割されているこ
とである。個々の部分96、98は、互いに隣接してお
り、その分離線は、破線100で示されている。部分9
6、98は、それぞれ、漏斗状の座部16の内面上のセ
ンサ表面30として構成されており、プラスチック製品
92の表面32を受けるようになっている。空間的に隣
接する各センサ表面32には、複数の流出口36が設け
られており、排出把持装置10の場合と同様に、孔38
として構成された中空キャビティに接続されている。各
孔38は、ピストン40を受け入れ、このピストンは、
概略的にしか示されていない駆動装置42によって変位
するようになっている。ピストン40は、流体で満たさ
れた孔38に圧力をかけるために使用される。さらに、
各孔38は、それぞれが有する圧力センサ54と接続さ
れている。
【0047】前記の実施形態とは対照的に、二次成型装
置90により、表面32の広い範囲に亘って定常的にプ
ラスチック製品92の形状精度を制御できる。さらに、
上記の装置は、表面32の形状精度の制御を可能とする
一方、プラスチック製品92を矢印94方向に継続的に
押圧することによって変形させる。図4は、参照番号1
10、112で示される2つのニードルノズルを示し、
その流出口114、116は、正対して対向配置されて
いる。2つの流出口114、116の間の対称面は、参
照番号118により示されている。この実施形態におい
て、対称面118は、基準輪郭に対応しており、これに
基づいて、コンパクトディスクボックス(部分的に図
示)の上部120が、理想的な状態で成型される。ただ
し、図4においては、上部120に膨出があり、2つの
ニードルノズル110、112によって検出される。
置90により、表面32の広い範囲に亘って定常的にプ
ラスチック製品92の形状精度を制御できる。さらに、
上記の装置は、表面32の形状精度の制御を可能とする
一方、プラスチック製品92を矢印94方向に継続的に
押圧することによって変形させる。図4は、参照番号1
10、112で示される2つのニードルノズルを示し、
その流出口114、116は、正対して対向配置されて
いる。2つの流出口114、116の間の対称面は、参
照番号118により示されている。この実施形態におい
て、対称面118は、基準輪郭に対応しており、これに
基づいて、コンパクトディスクボックス(部分的に図
示)の上部120が、理想的な状態で成型される。ただ
し、図4においては、上部120に膨出があり、2つの
ニードルノズル110、112によって検出される。
【0048】参照番号122は、2つのニードルノズル
110、112により案内され、2つの流出口114、
116において矢印124、126方向に排出される気
流を示す。参照番号128、130は、上部120の2
つの表面部分を示す。図4から分かるように、上部12
0の膨出によって、ニードルノズル110からの気流1
22は、ニードルノズル112からの気流よりも流れ易
くなる。逆に、上部120が逆方向に膨出すれば、ニー
ドルノズル112からの気流122は、ニードルノズル
110からの気流よりも流れ易くなる。上部120の形
状が所定の基準輪郭118に厳密に従っている場合の
み、2つの流出口114、116から流れる気流122
は、全く同じになる。したがって、流出口114、11
6から流出する気流122間の差は、上部120の形状
精度の尺度となる。
110、112により案内され、2つの流出口114、
116において矢印124、126方向に排出される気
流を示す。参照番号128、130は、上部120の2
つの表面部分を示す。図4から分かるように、上部12
0の膨出によって、ニードルノズル110からの気流1
22は、ニードルノズル112からの気流よりも流れ易
くなる。逆に、上部120が逆方向に膨出すれば、ニー
ドルノズル112からの気流122は、ニードルノズル
110からの気流よりも流れ易くなる。上部120の形
状が所定の基準輪郭118に厳密に従っている場合の
み、2つの流出口114、116から流れる気流122
は、全く同じになる。したがって、流出口114、11
6から流出する気流122間の差は、上部120の形状
精度の尺度となる。
【0049】図示の装置は、上部120が膨出した時
に、気流122が乱されることなく流出口114、11
6から流出するように、表面部分128、130から正
対して対向配置されている2つの流出口114、116
間の間隔がそれほど大きくないものと仮定する。しか
し、基準輪郭118から2つの流出口114、116ま
での距離hがD/4(Dは、2つの流出口114、11
6の直径)よりも小さければ、正常な動作が保証され
る。2つの流出口114、116の距離は、上部120
の厚さだけ大きくされる。しかし、上部120が一方向
へ大きく膨出することによって、ニードルノズル11
0、112から流出する気流122に影響を及ぼす最大
距離を越えても、他方のニードルノズル112、110
がこの膨出に固有の測定値を与える。
に、気流122が乱されることなく流出口114、11
6から流出するように、表面部分128、130から正
対して対向配置されている2つの流出口114、116
間の間隔がそれほど大きくないものと仮定する。しか
し、基準輪郭118から2つの流出口114、116ま
での距離hがD/4(Dは、2つの流出口114、11
6の直径)よりも小さければ、正常な動作が保証され
る。2つの流出口114、116の距離は、上部120
の厚さだけ大きくされる。しかし、上部120が一方向
へ大きく膨出することによって、ニードルノズル11
0、112から流出する気流122に影響を及ぼす最大
距離を越えても、他方のニードルノズル112、110
がこの膨出に固有の測定値を与える。
【0050】図5の実施形態は、ニードルノズル10が
1つだけ利用されているという点で、図4の実施形態と
本質的に異なる。ニードルノズル110の流出口114
は、厳密に基準輪郭118上に配置されており、この場
合、表面部分128の基準位置に正確に対応している。
図5に示す状態とは逆に、上部120に膨出がない場合
には、ニードルノズル110の流出口114は、表面部
分128によって封鎖される。この場合、空気は、流出
口114から矢印124方向に全く流れない。しかし、
図5に示す状態においては、ニードルノズル110の流
出口114と上部120の表面部分128との間には間
隙が存在し、空気は、矢印124方向へと逸出する。逸
出空気量が、表面部分128の位置、すなわち、CDボ
ックスの上部120の膨出の尺度となる。
1つだけ利用されているという点で、図4の実施形態と
本質的に異なる。ニードルノズル110の流出口114
は、厳密に基準輪郭118上に配置されており、この場
合、表面部分128の基準位置に正確に対応している。
図5に示す状態とは逆に、上部120に膨出がない場合
には、ニードルノズル110の流出口114は、表面部
分128によって封鎖される。この場合、空気は、流出
口114から矢印124方向に全く流れない。しかし、
図5に示す状態においては、ニードルノズル110の流
出口114と上部120の表面部分128との間には間
隙が存在し、空気は、矢印124方向へと逸出する。逸
出空気量が、表面部分128の位置、すなわち、CDボ
ックスの上部120の膨出の尺度となる。
【0051】図4および図5に示す装置は、上部120
の膨出を決定する代わりに、ニードルノズル110、1
12のそれぞれの位置に対するプラスチック製品の空間
位置も決定できることが容易に分かる。この種の用途
が、図6の実施形態に示されている。この実施形態にお
いて、プラスチック製品の取出、保持のための把持装置
が、全体として参照番号140で示されている。把持装
置140は、実質的に、図1および図2の実施形態の把
持装置10、70に対応している。
の膨出を決定する代わりに、ニードルノズル110、1
12のそれぞれの位置に対するプラスチック製品の空間
位置も決定できることが容易に分かる。この種の用途
が、図6の実施形態に示されている。この実施形態にお
いて、プラスチック製品の取出、保持のための把持装置
が、全体として参照番号140で示されている。把持装
置140は、実質的に、図1および図2の実施形態の把
持装置10、70に対応している。
【0052】図6において、把持装置114は、クリー
ム瓶形状の肉厚容器であるプラスチック製品142を保
持している。この様なクリーム瓶は、例えば、化粧品業
界で使用される。把持装置140の漏斗状の座部16の
把持内壁は、図1および図2の実施形態と非常によく似
ていて、クリーム瓶142の側方面143の位置を決定
するためのセンサ表面として形成されている。そして、
把持装置40の位置に対するクリーム瓶142の空間位
置が決定される。
ム瓶形状の肉厚容器であるプラスチック製品142を保
持している。この様なクリーム瓶は、例えば、化粧品業
界で使用される。把持装置140の漏斗状の座部16の
把持内壁は、図1および図2の実施形態と非常によく似
ていて、クリーム瓶142の側方面143の位置を決定
するためのセンサ表面として形成されている。そして、
把持装置40の位置に対するクリーム瓶142の空間位
置が決定される。
【0053】クリーム瓶142の空間位置を決定するた
めに、把持装置40には、2つの別個のチャネル14
4、146が設けられており、それぞれ空気体積メータ
80を備えている。チャネル144、146は、共通環
状チャネル148とポンプ150を介して空気で満たさ
れている。空気は、矢印152方向にチャネルシステム
へと流入する。図6に示す状態において、クリーム瓶1
42は、把持装置140の受口14内で傾いている。ポ
ンプ150によって空気が定常的に環状チャネル148
に供給されると、チャネル144、146から流入する
空気量の差が、クリーム瓶142の傾斜位置の尺度とな
る。
めに、把持装置40には、2つの別個のチャネル14
4、146が設けられており、それぞれ空気体積メータ
80を備えている。チャネル144、146は、共通環
状チャネル148とポンプ150を介して空気で満たさ
れている。空気は、矢印152方向にチャネルシステム
へと流入する。図6に示す状態において、クリーム瓶1
42は、把持装置140の受口14内で傾いている。ポ
ンプ150によって空気が定常的に環状チャネル148
に供給されると、チャネル144、146から流入する
空気量の差が、クリーム瓶142の傾斜位置の尺度とな
る。
【図1】本発明に係る装置の第1の実施形態を概略横断
面図で示す。
面図で示す。
【図2】本発明に係る装置の第2の実施形態を図1に対
応する図で示す。
応する図で示す。
【図3】センサ表面として構成された複数の隣接センサ
素子を有する本発明に係る装置の第3の実施形態を示
す。
素子を有する本発明に係る装置の第3の実施形態を示
す。
【図4】コンパクトディスクボックスの湾曲や膨出を2
つのニードルノズルで制御する本発明の第4の実施形態
を示す。
つのニードルノズルで制御する本発明の第4の実施形態
を示す。
【図5】コンパクトディスクボックスの湾曲や膨出を1
つのニードルノズルで制御する本発明の第5の実施形態
を示す。
つのニードルノズルで制御する本発明の第5の実施形態
を示す。
【図6】排出把持装置内においてプラスチック製品の所
定位置を監視する本発明の第6の実施形態を示す。
定位置を監視する本発明の第6の実施形態を示す。
Claims (32)
- 【請求項1】プラスチック成型品(12;92;12
0;142)の表面部分(32;128,130;14
3)の位置を決定するための方法であって、 a) 流体(52;78;122,124,126;1
52)用の少なくとも1つの流出口(36;114,1
16)を有するセンサ素子(30;96,98;11
0,112)を設け、前記流出口(36;114,11
6)を前記表面部分(32;128,130;143)
の基準位置(118)の領域に配置する工程と、 b) 前記流体(52;78;122,124,12
6;152)を前記流出口(36;114,116)か
ら流出させる工程と、 c) 前記流出口(36;114,116)から流出す
る前記流体(52;78;122,124,126;1
52)の量に固有のパラメータを決定する工程とを特徴
とする方法。 - 【請求項2】前記流出口(36;114)が、前記基準
位置(118)に直接配置されていることを特徴とする
請求項1の方法。 - 【請求項3】センサ表面が、前記センサ素子(30)と
して利用され、前記表面部分(32)の基準形状に対し
て相補形状となっていることを特徴とする請求項1また
は2の方法。 - 【請求項4】前記流出口(36)から流出した前記流体
(52;78)は、前記センサ表面(30)に形成され
た少なくとも1つの流入口(56)によって排出される
ことを特徴とする請求項3の方法。 - 【請求項5】複数の流出口(36)が、前記センサ表面
(30)上に分布していることを特徴とする請求項3ま
たは4の方法。 - 【請求項6】前記パラメータが、前記の分布している流
出口(36)毎に個別に決定されることを特徴とする請
求項5の方法。 - 【請求項7】排出把持装置(10;70;140)の把
持面が、前記センサ表面(30)として利用されること
を特徴とする請求項3ないし6の何れかの方法。 - 【請求項8】少なくとも1つのニードルノズルが、前記
センサ素子(110;110,112)として使用され
ることを特徴とする請求項1または2の方法。 - 【請求項9】2つのニードルノズルが、前記センサ素子
(110,112)として使用され、その流出口(11
4,116)が正対して対向配置されていることを特徴
とする請求項8の方法。 - 【請求項10】前記プラスチック製品(12;92;1
42)が、前記表面部分(32;143)の位置決定の
際に冷却されることを特徴とする請求項1ないし4の何
れかの方法。 - 【請求項11】前記プラスチック製品(92)の前記表
面部分(32)が、少なくとも1つの流出口(36)を
有する空間的に隣接するセンサ素子(96,98)の領
域に位置することを特徴とする請求項1ないし10の何
れかの方法。 - 【請求項12】前記パラメータが、前記流出口(36)
に接続された中空キャビティ(38)の領域内の圧力と
して決定されることを特徴とする請求項1ないし11の
何れかの方法。 - 【請求項13】気体、好ましくは空気が、前記流体(5
2;78;122,124,126;152)として供
給されることを特徴とする請求項1ないし12の何れか
の方法。 - 【請求項14】決定された前記パラメータの関数とし
て、設定信号が生成されることを特徴とする請求項1な
いし13の何れかの方法。 - 【請求項15】前記プラスチック成型品(12;92;
120)の形状精度を制御するために、前記表面部分
(32;128,130)の位置が決定されることを特
徴とする請求項1ないし14の何れかの方法。 - 【請求項16】前記プラスチック成型品(142)の空
間位置を制御するために、前記表面部分(143)の位
置が決定されることを特徴とする請求項1ないし14の
何れかの方法。 - 【請求項17】プラスチック成型品(12;92;12
0;142)の表面部分(32;128,130;14
3)の位置を決定するための装置であって、流体(5
2;78;122,124,126;152)用の少な
くとも1つの流出口(36;114,116)を有し、
前記流出口(36;114,116)が前記表面部分
(32;128;130;143)の基準位置(11
8)の領域に配置されているセンサ素子(30;96,
98;110,112)と、前記流体(52;78;1
22,124,126;152)を前記流出口(36;
114,116)から流出させるための手段と、前記流
出口(36;114,116)から流出する前記流体
(52;78;122,124,126;152)の量
に固有のパラメータを決定するための計測手段(54;
80)とを特徴とする装置。 - 【請求項18】前記流出口(36;114)が、前記基
準位置(118)に直接配置されていることを特徴とす
る請求項17の装置。 - 【請求項19】前記センサ素子(30)が、前記表面部
分(32)の基準形状に対して相補形状となっているセ
ンサ表面を有することを特徴とする請求項17または1
8の装置。 - 【請求項20】前記流出口(36)から流出した前記流
体(52;78)を排出するために、少なくとも1つの
流入口(56)が、前記センサ表面(30)に形成され
ていることを特徴とする請求項19の装置。 - 【請求項21】複数の流出口(36)が、前記センサ表
面(30)上に分布していることを特徴とする請求項1
9または20の装置。 - 【請求項22】前記計測手段(54)が、前記の分布し
ている流出口(36)毎に個別に前記パラメータを決定
するために設けられていることを特徴とする請求項21
の装置。 - 【請求項23】前記センサ表面(30)が、排出把持装
置(10;70;140)の把持面であることを特徴と
する請求項19ないし22の何れかの装置。 - 【請求項24】前記センサ素子(110;110,11
2)に少なくとも1つのニードルノズルが設けられてい
ることを特徴とする請求項17または18の装置。 - 【請求項25】前記センサ素子(110,112)に2
つのニードルノズルが設けられ、その流出口(114,
116)が正対して対向配置されていることを特徴とす
る請求項24の装置。 - 【請求項26】前記プラスチック製品(12;92;1
42)を冷却するための手段(28)を備えていること
を特徴とする請求項17ないし25の何れかの装置。 - 【請求項27】少なくとも1つの流出口(36)を有す
る空間的に隣接する複数のセンサ素子(96,98)を
備えていることを特徴とする請求項17ないし26の何
れかの装置。 - 【請求項28】前記計測手段(54)が、圧力センサを
含むことを特徴とする請求項17ないし27の何れかの
装置。 - 【請求項29】前記流体(52;78;122,12
4,126;152)が気体、特に空気であることを特
徴とする請求項17ないし28の何れかの装置。 - 【請求項30】決定された前記パラメータの関数として
設定信号を生成するための手段(62)を備えているこ
とを特徴とする請求項17〜28の何れかの装置。 - 【請求項31】プラスチック2次成型品(12;92;
120)の品質の制御、特に、その形状精度の制御のた
めの方法であって、前記プラスチック製品(12;9
2;120)の前記品質に固有のパラメータを決定し、
前記の固有のパラメータの決定が、排出把持装置(1
0;70)によって前記プラスチック製品(12;9
2;120)を成型装置の中空キャビティから離型する
一方で行われることを特徴とする方法。 - 【請求項32】プラスチック2次成型品(12;92;
120)の品質の制御、特に、その形状精度の制御のた
めの装置であって、前記プラスチック製品(12;9
2;120)の前記品質に固有のパラメータを決定する
ための手段(30,36,54;30,36,80)を
備え、前記手段(30,36,54;30,36,8
0)が、前記プラスチック製品(12;92;120)
を成型装置の中空キャビティから離型するための排出把
持装置(10;70)上に配置されていること特徴とす
る装置。
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DE19942968A DE19942968A1 (de) | 1999-06-23 | 1999-09-09 | Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen der Position eines Oberflächenabschnitts eines geformten Kunststoffteils, insbesondere zum Überprüfen der Qualität eines solchen |
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DE102010031343A1 (de) | 2009-07-15 | 2011-02-17 | Hitachi Automotive Systems, Ltd., Hitachinaka-shi | Diagnosesystem für ein Diagnosesteuergerät für fahrzeugmontierte Einrichtungen |
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SE505985C2 (sv) * | 1989-11-14 | 1997-10-27 | Amada Co Ltd | Sätt och anordning för avkänning av bockningsvinklar för en metallplåt under bockningen |
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-
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DE102010031343A1 (de) | 2009-07-15 | 2011-02-17 | Hitachi Automotive Systems, Ltd., Hitachinaka-shi | Diagnosesystem für ein Diagnosesteuergerät für fahrzeugmontierte Einrichtungen |
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