JP2001024973A - 映像提供方法及び装置 - Google Patents
映像提供方法及び装置Info
- Publication number
- JP2001024973A JP2001024973A JP11191407A JP19140799A JP2001024973A JP 2001024973 A JP2001024973 A JP 2001024973A JP 11191407 A JP11191407 A JP 11191407A JP 19140799 A JP19140799 A JP 19140799A JP 2001024973 A JP2001024973 A JP 2001024973A
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- Japan
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Details Of Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は放送された番組を蓄積して視聴する
場合に視聴者側の設備の一部分を複数の視聴者で共同利
用可能にするとともに放送された番組の蓄積を私的複製
の範囲にするための映像提供方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 放送受信部10と物理的に互いに分離さ
れた複数の情報蓄積部22と放送受信部10が受信した
放送番組の内容に応じた情報を複数の情報蓄積部22の
少なくとも1つに書き込む蓄積制御部14と放送番組の
内容を再生する機能をそれぞれが有し前記複数の情報蓄
積部のそれぞれに対応付けられた複数の独立した番組再
生部と複数の情報蓄積部22のそれぞれから読み出した
情報を前記情報蓄積部に対応付けられた単一の番組再生
部に送信する送信部17とを設けた。
場合に視聴者側の設備の一部分を複数の視聴者で共同利
用可能にするとともに放送された番組の蓄積を私的複製
の範囲にするための映像提供方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 放送受信部10と物理的に互いに分離さ
れた複数の情報蓄積部22と放送受信部10が受信した
放送番組の内容に応じた情報を複数の情報蓄積部22の
少なくとも1つに書き込む蓄積制御部14と放送番組の
内容を再生する機能をそれぞれが有し前記複数の情報蓄
積部のそれぞれに対応付けられた複数の独立した番組再
生部と複数の情報蓄積部22のそれぞれから読み出した
情報を前記情報蓄積部に対応付けられた単一の番組再生
部に送信する送信部17とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送された番組を
個人利用目的で蓄積して視聴する場合に用いる映像提供
方法及び装置に関する。
個人利用目的で蓄積して視聴する場合に用いる映像提供
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CSディジタル衛星放送におい
ては多数のチャネルのそれぞれを利用して様々な種類の
テレビ番組などを同時に放送している。従って、一人の
視聴者の視聴したい番組が同時刻に異なる複数のチャネ
ルで放送される場合がある。また、視聴者の視聴したい
番組が視聴者が留守にする時刻など都合の悪い時間帯に
放送される場合もある。このため、視聴したい番組の一
部が視聴できないという問題がある。
ては多数のチャネルのそれぞれを利用して様々な種類の
テレビ番組などを同時に放送している。従って、一人の
視聴者の視聴したい番組が同時刻に異なる複数のチャネ
ルで放送される場合がある。また、視聴者の視聴したい
番組が視聴者が留守にする時刻など都合の悪い時間帯に
放送される場合もある。このため、視聴したい番組の一
部が視聴できないという問題がある。
【0003】このような場合、従来よりビデオレコーダ
を用いて視聴を希望する特定の番組の放送を録画し、放
送時間帯とは異なる時刻にビデオレコーダを再生して番
組を視聴することで問題を解決している。しかしなが
ら、1台のビデオレコーダで同時に録画できる番組は1
つだけであるため、3つ以上の視聴を希望する番組が同
じ時間帯に重なって放送される場合には、ビデオレコー
ダを用いても1つの番組は視聴できない。
を用いて視聴を希望する特定の番組の放送を録画し、放
送時間帯とは異なる時刻にビデオレコーダを再生して番
組を視聴することで問題を解決している。しかしなが
ら、1台のビデオレコーダで同時に録画できる番組は1
つだけであるため、3つ以上の視聴を希望する番組が同
じ時間帯に重なって放送される場合には、ビデオレコー
ダを用いても1つの番組は視聴できない。
【0004】もしも同時に放送される2つの番組をそれ
ぞれ録画しようとすると、2台のビデオレコーダを用意
しなければならず大がかりな作業になる。また、複数台
のビデオレコーダを用意すると設置場所を確保するのも
大変である。さらに、ビデオレコーダを用いて録画する
場合には、テープを巻き戻したり交換する手間がかかる
ので操作が煩わしい。
ぞれ録画しようとすると、2台のビデオレコーダを用意
しなければならず大がかりな作業になる。また、複数台
のビデオレコーダを用意すると設置場所を確保するのも
大変である。さらに、ビデオレコーダを用いて録画する
場合には、テープを巻き戻したり交換する手間がかかる
ので操作が煩わしい。
【0005】近年になって、ディジタル圧縮した映像デ
ータを磁気ディスクに保存するディジタル録画装置が開
発されている。この種の装置においては、ランダムアク
セスができるためテープの巻き戻しのような問題は生じ
ない。
ータを磁気ディスクに保存するディジタル録画装置が開
発されている。この種の装置においては、ランダムアク
セスができるためテープの巻き戻しのような問題は生じ
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】視聴者が視聴を希望す
る全ての番組を視聴者の希望する時間帯に視聴可能にす
るためには、希望する全ての番組を録画装置に録画し
て、視聴者の希望する時間帯に再生すればよい。
る全ての番組を視聴者の希望する時間帯に視聴可能にす
るためには、希望する全ての番組を録画装置に録画し
て、視聴者の希望する時間帯に再生すればよい。
【0007】しかしながら、例えば多数の放送チャネル
のそれぞれの番組を同時に録画するための機能を録画装
置に搭載しようとすると、装置が高価になるだけでな
く、装置の構造が大がかりになるため、設置場所を家庭
内に確保するだけでも大変である。特に、CSディジタ
ル衛星放送などの場合には一般にチャネル数が100程
度も存在するため、同時に録画しなければならない番組
の数が増え、それに伴って録画装置の構成も大がかりに
なる。
のそれぞれの番組を同時に録画するための機能を録画装
置に搭載しようとすると、装置が高価になるだけでな
く、装置の構造が大がかりになるため、設置場所を家庭
内に確保するだけでも大変である。特に、CSディジタ
ル衛星放送などの場合には一般にチャネル数が100程
度も存在するため、同時に録画しなければならない番組
の数が増え、それに伴って録画装置の構成も大がかりに
なる。
【0008】このような問題に対処するためには、例え
ばマンションのような集合住宅の場合には、1棟のマン
ションごとに多数の家庭で共同利用できるシステムを構
築すればよい。すなわち、各マンションに設置した1台
の録画装置を多数の家庭で共同利用すればよい。このよ
うにすれば、複数の家庭で1台の録画装置を購入すれば
よいため1戸あたりの費用負担が低減される。また、設
置場所の1元化により設置場所の確保が可能になる。
ばマンションのような集合住宅の場合には、1棟のマン
ションごとに多数の家庭で共同利用できるシステムを構
築すればよい。すなわち、各マンションに設置した1台
の録画装置を多数の家庭で共同利用すればよい。このよ
うにすれば、複数の家庭で1台の録画装置を購入すれば
よいため1戸あたりの費用負担が低減される。また、設
置場所の1元化により設置場所の確保が可能になる。
【0009】ところが、このような設備の利用は著作権
法上問題があるため実現できない。すなわち、放送番組
を録画(複製)することは私的利用の範囲では許される
が、私的利用の範囲を超える場合は禁止されている。1
台の録画装置を多数の家庭で共同利用する場合には、録
画した番組を複数の家庭で共有することになるため私的
利用の範囲を逸脱することになる。従って、1台の録画
装置を多数の家庭で共同利用することができない。
法上問題があるため実現できない。すなわち、放送番組
を録画(複製)することは私的利用の範囲では許される
が、私的利用の範囲を超える場合は禁止されている。1
台の録画装置を多数の家庭で共同利用する場合には、録
画した番組を複数の家庭で共有することになるため私的
利用の範囲を逸脱することになる。従って、1台の録画
装置を多数の家庭で共同利用することができない。
【0010】本発明は、放送された番組を蓄積してから
視聴する場合に、視聴者側の設備の少なくとも一部分を
複数の視聴者で共同利用可能にするとともに、放送され
た番組の蓄積を私的複製の範囲にとどめるための映像提
供方法及び装置を提供することを目的とする。
視聴する場合に、視聴者側の設備の少なくとも一部分を
複数の視聴者で共同利用可能にするとともに、放送され
た番組の蓄積を私的複製の範囲にとどめるための映像提
供方法及び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1は、放送番組を
受信して受信した放送番組を所定の記憶装置に蓄積し、
前記記憶装置に蓄積された放送番組をそれに接続された
複数の視聴者装置に対して配信する映像提供方法であっ
て、前記複数の視聴者装置のそれぞれに対して占有的に
割り当てられた複数の記憶領域を共通の記憶装置上に確
保し、受信した放送番組を前記複数の記憶領域の少なく
とも1つに記憶するとともに、各々の記憶領域に記憶さ
れた放送番組を読み出す際には、その記憶領域に予め対
応付けられた単一の視聴者装置以外の視聴者装置からの
アクセスを禁止することを特徴とする。
受信して受信した放送番組を所定の記憶装置に蓄積し、
前記記憶装置に蓄積された放送番組をそれに接続された
複数の視聴者装置に対して配信する映像提供方法であっ
て、前記複数の視聴者装置のそれぞれに対して占有的に
割り当てられた複数の記憶領域を共通の記憶装置上に確
保し、受信した放送番組を前記複数の記憶領域の少なく
とも1つに記憶するとともに、各々の記憶領域に記憶さ
れた放送番組を読み出す際には、その記憶領域に予め対
応付けられた単一の視聴者装置以外の視聴者装置からの
アクセスを禁止することを特徴とする。
【0012】請求項1においては、複数の視聴者装置で
共通に利用される記憶装置上に、複数の視聴者装置のそ
れぞれに対応する複数の記憶領域が確保される。これら
の複数の記憶領域のそれぞれは、それに対応付けられた
視聴者装置によって占有的に利用される。受信した放送
番組は前記記憶装置の複数の記憶領域の少なくとも1つ
に記憶されるので、記憶された放送番組は、特定の記憶
領域からその情報を読み出すことにより再生することが
できる。
共通に利用される記憶装置上に、複数の視聴者装置のそ
れぞれに対応する複数の記憶領域が確保される。これら
の複数の記憶領域のそれぞれは、それに対応付けられた
視聴者装置によって占有的に利用される。受信した放送
番組は前記記憶装置の複数の記憶領域の少なくとも1つ
に記憶されるので、記憶された放送番組は、特定の記憶
領域からその情報を読み出すことにより再生することが
できる。
【0013】但し、複数の記憶領域のそれぞれは特定の
単一の視聴者装置に占有的に割り当てられているので、
各々の記憶領域をアクセスして情報を読み出す際には、
その記憶領域に予め対応付けられた単一の視聴者装置以
外の視聴者装置からのアクセスは禁止される。このよう
に制御すると、1つの記憶領域に蓄積される放送番組
は、その記憶領域に対応付けられた特定の視聴者装置以
外では読み出して再生することができなくなる。従っ
て、各々の記憶領域に蓄積される放送番組の複製は特定
の視聴者装置のみで再生されることになり、放送された
番組の蓄積を私的複製の範囲に制限するのに役立つ。
単一の視聴者装置に占有的に割り当てられているので、
各々の記憶領域をアクセスして情報を読み出す際には、
その記憶領域に予め対応付けられた単一の視聴者装置以
外の視聴者装置からのアクセスは禁止される。このよう
に制御すると、1つの記憶領域に蓄積される放送番組
は、その記憶領域に対応付けられた特定の視聴者装置以
外では読み出して再生することができなくなる。従っ
て、各々の記憶領域に蓄積される放送番組の複製は特定
の視聴者装置のみで再生されることになり、放送された
番組の蓄積を私的複製の範囲に制限するのに役立つ。
【0014】また、多数の視聴者が記憶装置を含む様々
な設備のハードウェアを共同利用できるので視聴者一人
あたりの放送番組蓄積のための設備コストを低減するこ
とができる。設備のハードウェアの共同利用により、そ
の設備の設置場所の確保も容易になる。請求項2の映像
提供装置は、放送番組を受信する放送受信部と、情報の
書き込み及び読み出しがそれぞれ可能な物理的に互いに
分離された複数の情報蓄積部と、前記放送受信部が受信
した放送番組の内容に応じた情報を前記複数の情報蓄積
部の少なくとも1つに書き込む蓄積制御部と、放送番組
の内容を再生する機能をそれぞれが有し、前記複数の情
報蓄積部のそれぞれに対応付けられた複数の独立した番
組再生部と、前記複数の情報蓄積部のそれぞれから読み
出した情報を前記情報蓄積部に対応付けられた単一の前
記番組再生部に送信する送信部とを設けたことを特徴と
する。
な設備のハードウェアを共同利用できるので視聴者一人
あたりの放送番組蓄積のための設備コストを低減するこ
とができる。設備のハードウェアの共同利用により、そ
の設備の設置場所の確保も容易になる。請求項2の映像
提供装置は、放送番組を受信する放送受信部と、情報の
書き込み及び読み出しがそれぞれ可能な物理的に互いに
分離された複数の情報蓄積部と、前記放送受信部が受信
した放送番組の内容に応じた情報を前記複数の情報蓄積
部の少なくとも1つに書き込む蓄積制御部と、放送番組
の内容を再生する機能をそれぞれが有し、前記複数の情
報蓄積部のそれぞれに対応付けられた複数の独立した番
組再生部と、前記複数の情報蓄積部のそれぞれから読み
出した情報を前記情報蓄積部に対応付けられた単一の前
記番組再生部に送信する送信部とを設けたことを特徴と
する。
【0015】請求項2においては、物理的に互いに分離
された複数の情報蓄積部が備わっている。放送受信部で
受信された放送番組は、蓄積制御部の制御によって前記
複数の情報蓄積部の少なくとも1つに書き込まれる。情
報蓄積部に蓄積された放送番組の内容を複数の視聴者が
それぞれ再生するために、複数の独立した番組再生部が
設けてある。また、複数の番組再生部の各々は前記複数
の情報蓄積部のいずれか1つと対応付けられている。つ
まり、複数の情報蓄積部のそれぞれは、いずれか1つの
番組再生部(視聴者)に予め割り当てられている。
された複数の情報蓄積部が備わっている。放送受信部で
受信された放送番組は、蓄積制御部の制御によって前記
複数の情報蓄積部の少なくとも1つに書き込まれる。情
報蓄積部に蓄積された放送番組の内容を複数の視聴者が
それぞれ再生するために、複数の独立した番組再生部が
設けてある。また、複数の番組再生部の各々は前記複数
の情報蓄積部のいずれか1つと対応付けられている。つ
まり、複数の情報蓄積部のそれぞれは、いずれか1つの
番組再生部(視聴者)に予め割り当てられている。
【0016】送信部は、前記複数の情報蓄積部のそれぞ
れから読み出した情報を前記情報蓄積部に対応付けられ
た単一の番組再生部に送信する。従って、1つの情報蓄
積部に蓄積される放送番組は、その情報蓄積部に対応付
けられた特定の番組再生部のみに送信部から送信される
ので、1つの情報蓄積部に蓄積された放送番組は1つの
番組再生部以外では再生することができない。このた
め、各々の情報蓄積部に蓄積される放送番組の複製は特
定の番組再生部のみで再生されることになり、放送され
た番組の蓄積を私的複製の範囲に制限するのに役立つ。
れから読み出した情報を前記情報蓄積部に対応付けられ
た単一の番組再生部に送信する。従って、1つの情報蓄
積部に蓄積される放送番組は、その情報蓄積部に対応付
けられた特定の番組再生部のみに送信部から送信される
ので、1つの情報蓄積部に蓄積された放送番組は1つの
番組再生部以外では再生することができない。このた
め、各々の情報蓄積部に蓄積される放送番組の複製は特
定の番組再生部のみで再生されることになり、放送され
た番組の蓄積を私的複製の範囲に制限するのに役立つ。
【0017】また、多数の視聴者が情報蓄積部以外の様
々な設備を共同利用できるので、視聴者一人あたりの放
送番組蓄積のための設備コストを低減することができ
る。設備のハードウェアの共同利用により、その設備の
設置場所の確保も容易になる。請求項3の映像提供装置
は、放送番組を受信する放送受信部と、情報の書き込み
及び読み出しが可能な情報蓄積部と、前記情報蓄積部の
記憶領域を論理的に複数に分離する領域分離手段と、前
記放送受信部が受信した放送番組の内容に応じた情報を
前記情報蓄積部の少なくとも分離された複数の記憶領域
の1つに書き込む蓄積制御部と、放送番組の内容を再生
する機能をそれぞれが有し、前記情報蓄積部の分離され
た複数の記憶領域にそれぞれに対応付けられた複数の独
立した番組再生部と、前記情報蓄積部から読み出した情
報を前記複数の番組再生部の1つに送信する送信部と、
前記情報蓄積部の記憶領域の区分と、その記憶領域から
読み出される情報の送信先の番組再生部との対応関係が
予め割り当てた対応関係と一致しない場合には前記情報
蓄積部からの情報の読み出しを禁止する読み出し禁止手
段とを設けたことを特徴とする。
々な設備を共同利用できるので、視聴者一人あたりの放
送番組蓄積のための設備コストを低減することができ
る。設備のハードウェアの共同利用により、その設備の
設置場所の確保も容易になる。請求項3の映像提供装置
は、放送番組を受信する放送受信部と、情報の書き込み
及び読み出しが可能な情報蓄積部と、前記情報蓄積部の
記憶領域を論理的に複数に分離する領域分離手段と、前
記放送受信部が受信した放送番組の内容に応じた情報を
前記情報蓄積部の少なくとも分離された複数の記憶領域
の1つに書き込む蓄積制御部と、放送番組の内容を再生
する機能をそれぞれが有し、前記情報蓄積部の分離され
た複数の記憶領域にそれぞれに対応付けられた複数の独
立した番組再生部と、前記情報蓄積部から読み出した情
報を前記複数の番組再生部の1つに送信する送信部と、
前記情報蓄積部の記憶領域の区分と、その記憶領域から
読み出される情報の送信先の番組再生部との対応関係が
予め割り当てた対応関係と一致しない場合には前記情報
蓄積部からの情報の読み出しを禁止する読み出し禁止手
段とを設けたことを特徴とする。
【0018】請求項3においては、複数の視聴者がハー
ドウェアを共同利用可能な情報蓄積部が備わっている。
但し、領域分離手段の働きによって前記情報蓄積部の記
憶領域は論理的に複数に分離される。蓄積制御部は、放
送受信部が受信した放送番組の内容に応じた情報を前記
情報蓄積部の少なくとも分離された複数の記憶領域の1
つに書き込む。
ドウェアを共同利用可能な情報蓄積部が備わっている。
但し、領域分離手段の働きによって前記情報蓄積部の記
憶領域は論理的に複数に分離される。蓄積制御部は、放
送受信部が受信した放送番組の内容に応じた情報を前記
情報蓄積部の少なくとも分離された複数の記憶領域の1
つに書き込む。
【0019】情報蓄積部に蓄積された放送番組の内容を
複数の視聴者がそれぞれ再生するために、複数の独立し
た番組再生部が設けてある。また、複数の番組再生部の
各々は前記情報蓄積部の分離された複数の記憶領域のい
ずれか1つと対応付けられている。つまり、複数の記憶
領域のそれぞれは、いずれか1つの番組再生部(視聴
者)に予め割り当てられている。
複数の視聴者がそれぞれ再生するために、複数の独立し
た番組再生部が設けてある。また、複数の番組再生部の
各々は前記情報蓄積部の分離された複数の記憶領域のい
ずれか1つと対応付けられている。つまり、複数の記憶
領域のそれぞれは、いずれか1つの番組再生部(視聴
者)に予め割り当てられている。
【0020】送信部は、前記情報蓄積部から読み出した
情報を前記複数の番組再生部の1つに送信する。但し、
読み出し禁止手段の働きにより、前記情報蓄積部の記憶
領域の区分と、その記憶領域から読み出される情報の送
信先の番組再生部との対応関係が予め割り当てた対応関
係と一致しない場合には前記情報蓄積部からの情報の読
み出しが禁止される。
情報を前記複数の番組再生部の1つに送信する。但し、
読み出し禁止手段の働きにより、前記情報蓄積部の記憶
領域の区分と、その記憶領域から読み出される情報の送
信先の番組再生部との対応関係が予め割り当てた対応関
係と一致しない場合には前記情報蓄積部からの情報の読
み出しが禁止される。
【0021】従って、情報蓄積部の1つの記憶領域に蓄
積される放送番組は、その記憶領域に対応付けられた特
定の番組再生部のみに送信部から送信されることにな
り、1つの記憶領域に蓄積された放送番組は1つの番組
再生部以外では再生することができない。このため、各
々の記憶領域に蓄積される放送番組の複製は特定の番組
再生部のみで再生されることになり、放送された番組の
蓄積を私的複製の範囲に制限するのに役立つ。
積される放送番組は、その記憶領域に対応付けられた特
定の番組再生部のみに送信部から送信されることにな
り、1つの記憶領域に蓄積された放送番組は1つの番組
再生部以外では再生することができない。このため、各
々の記憶領域に蓄積される放送番組の複製は特定の番組
再生部のみで再生されることになり、放送された番組の
蓄積を私的複製の範囲に制限するのに役立つ。
【0022】また、多数の視聴者が情報蓄積部のハード
ウェアを含む様々な設備を共同利用できるので、視聴者
一人あたりの放送番組蓄積のための設備コストを低減す
ることができる。設備のハードウェアの共同利用によ
り、その設備の設置場所の確保も容易になる。請求項4
は、請求項2又は請求項3の映像提供装置において、放
送番組の情報を圧縮符号化する符号化部を前記放送受信
部と情報蓄積部との間に設け、圧縮符号化された情報を
復号化する復号部を前記情報蓄積部と送信部との間もし
くは前記番組再生部に設けたことを特徴とする。
ウェアを含む様々な設備を共同利用できるので、視聴者
一人あたりの放送番組蓄積のための設備コストを低減す
ることができる。設備のハードウェアの共同利用によ
り、その設備の設置場所の確保も容易になる。請求項4
は、請求項2又は請求項3の映像提供装置において、放
送番組の情報を圧縮符号化する符号化部を前記放送受信
部と情報蓄積部との間に設け、圧縮符号化された情報を
復号化する復号部を前記情報蓄積部と送信部との間もし
くは前記番組再生部に設けたことを特徴とする。
【0023】放送されるテレビ番組の映像や音声の情報
は、圧縮符号化することにより情報量を大幅に低減でき
る。請求項4においては圧縮符号化した情報を情報蓄積
部に蓄積するので、放送番組の蓄積に必要な情報蓄積部
の記憶容量を低減できる。請求項5は、請求項4の映像
提供装置において、複数の放送チャネルのそれぞれの信
号を同時に並列的に符号化する複数の符号化部を設けた
ことを特徴とする。
は、圧縮符号化することにより情報量を大幅に低減でき
る。請求項4においては圧縮符号化した情報を情報蓄積
部に蓄積するので、放送番組の蓄積に必要な情報蓄積部
の記憶容量を低減できる。請求項5は、請求項4の映像
提供装置において、複数の放送チャネルのそれぞれの信
号を同時に並列的に符号化する複数の符号化部を設けた
ことを特徴とする。
【0024】請求項5においては、複数の符号化部が複
数の放送チャネルのそれぞれの信号を同時に並列的に符
号化するので、複数チャネルの放送番組の内容を同時に
情報蓄積部に蓄積できる。従って、同じ時間帯に互いに
異なるチャネルで放送される複数の番組を同時に蓄積し
て、所望の時間帯にそれぞれの番組を再生して視聴する
こともできる。
数の放送チャネルのそれぞれの信号を同時に並列的に符
号化するので、複数チャネルの放送番組の内容を同時に
情報蓄積部に蓄積できる。従って、同じ時間帯に互いに
異なるチャネルで放送される複数の番組を同時に蓄積し
て、所望の時間帯にそれぞれの番組を再生して視聴する
こともできる。
【0025】請求項6は、請求項4の映像提供装置にお
いて、複数の番組再生部のそれぞれに与える信号を同時
に並列的に復号化する複数の復号部を設けたことを特徴
とする。請求項6においては、情報蓄積部に蓄積された
複数の放送番組の情報を同時に読み出して復号化し、複
数の放送番組のそれぞれの情報を複数の番組再生部にそ
れぞれ配信することができる。つまり、複数の視聴者が
同時に互いに異なる番組を同時に視聴することができ
る。
いて、複数の番組再生部のそれぞれに与える信号を同時
に並列的に復号化する複数の復号部を設けたことを特徴
とする。請求項6においては、情報蓄積部に蓄積された
複数の放送番組の情報を同時に読み出して復号化し、複
数の放送番組のそれぞれの情報を複数の番組再生部にそ
れぞれ配信することができる。つまり、複数の視聴者が
同時に互いに異なる番組を同時に視聴することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の映
像提供装置の1つの実施の形態について、図1〜図5を
参照して説明する。この形態は請求項2,請求項4,請
求項5及び請求項6に対応する。図1はこの形態の受信
蓄積装置の構成を示すブロック図である。図2はこの形
態の映像提供装置の構成を示すブロック図である。図3
はこの形態の制御部14の動作を示すフローチャートで
ある。図4はこの形態の視聴装置の構成を示すブロック
図である。図5はこの形態の装置の動作例を示すブロッ
ク図である。
像提供装置の1つの実施の形態について、図1〜図5を
参照して説明する。この形態は請求項2,請求項4,請
求項5及び請求項6に対応する。図1はこの形態の受信
蓄積装置の構成を示すブロック図である。図2はこの形
態の映像提供装置の構成を示すブロック図である。図3
はこの形態の制御部14の動作を示すフローチャートで
ある。図4はこの形態の視聴装置の構成を示すブロック
図である。図5はこの形態の装置の動作例を示すブロッ
ク図である。
【0027】この形態では、請求項2の放送受信部,情
報蓄積部,蓄積制御部,番組再生部及び送信部は、それ
ぞれ放送受信部10,蓄積装置22,制御部14,視聴
装置4及び送信部17に対応する。また、請求項4の符
号化部及び復号部は、それぞれ符号部11及び復号部1
6に対応する。図2に示す映像提供装置は、例えば集合
住宅のような1つの建物の中に設置される。この映像提
供装置に備わった複数の視聴装置4(1)〜4(5)のそれぞ
れが集合住宅の各家庭に設置される。映像提供装置の受
信蓄積装置2は、放送局1から送信される放送番組の情
報を集中的に蓄積し、各視聴装置4からの要求に応答し
て、蓄積した放送番組の情報を視聴装置4に送出する。
放送局1としては、衛星テレビ放送や地上波テレビ放送
を行う局を想定している。
報蓄積部,蓄積制御部,番組再生部及び送信部は、それ
ぞれ放送受信部10,蓄積装置22,制御部14,視聴
装置4及び送信部17に対応する。また、請求項4の符
号化部及び復号部は、それぞれ符号部11及び復号部1
6に対応する。図2に示す映像提供装置は、例えば集合
住宅のような1つの建物の中に設置される。この映像提
供装置に備わった複数の視聴装置4(1)〜4(5)のそれぞ
れが集合住宅の各家庭に設置される。映像提供装置の受
信蓄積装置2は、放送局1から送信される放送番組の情
報を集中的に蓄積し、各視聴装置4からの要求に応答し
て、蓄積した放送番組の情報を視聴装置4に送出する。
放送局1としては、衛星テレビ放送や地上波テレビ放送
を行う局を想定している。
【0028】受信蓄積装置2が送出する放送番組は、ネ
ットワーク3を介して各視聴装置4に配信される。ま
た、各視聴装置4から受信蓄積装置2に対する番組送出
要求などの制御情報は、ネットワーク5を介して受信蓄
積装置2に伝達される。なお、図2の例では受信蓄積装
置2が1つの放送局1からの電波を受信する場合を示し
てあるが、複数の放送局1からの電波を同時に受信して
もよい。また、ケーブルテレビのような有線回線を介し
て放送番組の信号を受信蓄積装置2に入力してもよい。
さらに、図2の例では2つの独立したネットワーク3,
5をそれぞれ放送番組の配信及び制御情報の配信に利用
しているが、単一のネットワークを用いて放送番組及び
制御情報の両方を伝送してもよい。ネットワーク3,5
としては、有線の回線を用いてもよいし電波を利用する
無線回線を用いてもよい。
ットワーク3を介して各視聴装置4に配信される。ま
た、各視聴装置4から受信蓄積装置2に対する番組送出
要求などの制御情報は、ネットワーク5を介して受信蓄
積装置2に伝達される。なお、図2の例では受信蓄積装
置2が1つの放送局1からの電波を受信する場合を示し
てあるが、複数の放送局1からの電波を同時に受信して
もよい。また、ケーブルテレビのような有線回線を介し
て放送番組の信号を受信蓄積装置2に入力してもよい。
さらに、図2の例では2つの独立したネットワーク3,
5をそれぞれ放送番組の配信及び制御情報の配信に利用
しているが、単一のネットワークを用いて放送番組及び
制御情報の両方を伝送してもよい。ネットワーク3,5
としては、有線の回線を用いてもよいし電波を利用する
無線回線を用いてもよい。
【0029】ネットワーク3,5としては、同軸ケーブ
ルで映像を伝送できるケーブルテレビ用のネットワーク
や構内網(LAN)や公衆網と同じく交換機能を有する
ネットワークが利用できる。受信蓄積装置2には、図1
に示すように放送受信部10,符号部11,交換スイッ
チ12,通信部13,制御部14,蓄積部15,復号部
16及び送信部17が備わっている。
ルで映像を伝送できるケーブルテレビ用のネットワーク
や構内網(LAN)や公衆網と同じく交換機能を有する
ネットワークが利用できる。受信蓄積装置2には、図1
に示すように放送受信部10,符号部11,交換スイッ
チ12,通信部13,制御部14,蓄積部15,復号部
16及び送信部17が備わっている。
【0030】放送受信部10は、複数チャネルの放送電
波を受信する場合には、受信した信号をチャネル毎の各
々の放送番組の信号(映像信号及び音声信号)に分離す
る。符号部11は放送受信部10が受信した信号を圧縮
符号化する。放送受信部10の出力する信号がアナログ
信号の場合には、符号部11はアナログ信号をディジタ
ル信号に変換した後で圧縮符号化する。圧縮符号化の方
式としては、例えばMPEG2を利用できる。
波を受信する場合には、受信した信号をチャネル毎の各
々の放送番組の信号(映像信号及び音声信号)に分離す
る。符号部11は放送受信部10が受信した信号を圧縮
符号化する。放送受信部10の出力する信号がアナログ
信号の場合には、符号部11はアナログ信号をディジタ
ル信号に変換した後で圧縮符号化する。圧縮符号化の方
式としては、例えばMPEG2を利用できる。
【0031】この例では、符号部11に4つの独立した
符号器21(1)〜21(4)が備わっている。このため、同
時に4つの信号を符号化処理することができる。従っ
て、例えば蓄積したい4つの放送番組が同時に互いに異
なるチャネルで放送される場合にも、4つのチャネルで
放送される全ての番組を同時に符号化できる。符号器2
1(1)〜21(4)のそれぞれが処理する放送番組のチャネ
ルは、制御部14の制御により切り替えることができ
る。
符号器21(1)〜21(4)が備わっている。このため、同
時に4つの信号を符号化処理することができる。従っ
て、例えば蓄積したい4つの放送番組が同時に互いに異
なるチャネルで放送される場合にも、4つのチャネルで
放送される全ての番組を同時に符号化できる。符号器2
1(1)〜21(4)のそれぞれが処理する放送番組のチャネ
ルは、制御部14の制御により切り替えることができ
る。
【0032】蓄積部15は、受信した放送番組を蓄積す
るために用いられる。この例では、蓄積部15に5つの
物理的に独立した蓄積装置22(1)〜22(5)が備わって
いる。蓄積装置22(1)〜22(5)は、それぞれ互いに異
なる利用者(視聴者あるいは家庭)に対応付けられてい
る。
るために用いられる。この例では、蓄積部15に5つの
物理的に独立した蓄積装置22(1)〜22(5)が備わって
いる。蓄積装置22(1)〜22(5)は、それぞれ互いに異
なる利用者(視聴者あるいは家庭)に対応付けられてい
る。
【0033】放送番組の蓄積を行う場合には、符号部1
1の4つの符号器21がそれぞれ出力する信号(符号化
した放送番組のディジタル信号)は、交換スイッチ12
を介して蓄積部15の5つの蓄積装置22(1)〜22(5)
の少なくとも1つの入力に印加され蓄積される。交換ス
イッチ12の状態は制御部14の制御により切り替えら
れる。
1の4つの符号器21がそれぞれ出力する信号(符号化
した放送番組のディジタル信号)は、交換スイッチ12
を介して蓄積部15の5つの蓄積装置22(1)〜22(5)
の少なくとも1つの入力に印加され蓄積される。交換ス
イッチ12の状態は制御部14の制御により切り替えら
れる。
【0034】蓄積部15に蓄積された放送番組の情報
は、各視聴装置4からの要求に従って蓄積部15から読
み出され、復号部16及び送信部17を介して各視聴装
置4に配信される。この例では、復号部16には5つの
復号器23(1)〜23(5)が備わっており、送信部17に
は5つの送信器24(1)〜24(5)が備わっている。各復
号器23は、MPEG2などで圧縮符号化された情報を
復号処理して元の放送番組の情報を再現する。
は、各視聴装置4からの要求に従って蓄積部15から読
み出され、復号部16及び送信部17を介して各視聴装
置4に配信される。この例では、復号部16には5つの
復号器23(1)〜23(5)が備わっており、送信部17に
は5つの送信器24(1)〜24(5)が備わっている。各復
号器23は、MPEG2などで圧縮符号化された情報を
復号処理して元の放送番組の情報を再現する。
【0035】蓄積装置22(1)から読み出された情報は
復号器23(1)のみに入力され、復号器23(1)が出力す
る放送番組の情報は送信器24(1)のみに入力される。
同様に、蓄積装置22(2)から読み出された情報は復号
器23(2)のみに入力され、復号器23(2)が出力する放
送番組の情報は送信器24(2)のみに入力される。蓄積
装置22(3)から読み出された情報は復号器23(3)のみ
に入力され、復号器23(3)が出力する放送番組の情報
は送信器24(3)のみに入力される。
復号器23(1)のみに入力され、復号器23(1)が出力す
る放送番組の情報は送信器24(1)のみに入力される。
同様に、蓄積装置22(2)から読み出された情報は復号
器23(2)のみに入力され、復号器23(2)が出力する放
送番組の情報は送信器24(2)のみに入力される。蓄積
装置22(3)から読み出された情報は復号器23(3)のみ
に入力され、復号器23(3)が出力する放送番組の情報
は送信器24(3)のみに入力される。
【0036】また、蓄積装置22(4)から読み出された
情報は復号器23(4)のみに入力され、復号器23(4)が
出力する放送番組の情報は送信器24(4)のみに入力さ
れる。蓄積装置22(5)から読み出された情報は復号器
23(5)のみに入力され、復号器23(5)が出力する放送
番組の情報は送信器24(5)のみに入力される。送信器
24がそれぞれ送信する信号の宛先は、予め固定されて
いる。例えば、送信器24(1)は復号器23(1)から入力
される放送番組の情報を1つの視聴装置4(1)のみに送
信する。
情報は復号器23(4)のみに入力され、復号器23(4)が
出力する放送番組の情報は送信器24(4)のみに入力さ
れる。蓄積装置22(5)から読み出された情報は復号器
23(5)のみに入力され、復号器23(5)が出力する放送
番組の情報は送信器24(5)のみに入力される。送信器
24がそれぞれ送信する信号の宛先は、予め固定されて
いる。例えば、送信器24(1)は復号器23(1)から入力
される放送番組の情報を1つの視聴装置4(1)のみに送
信する。
【0037】同様に、送信器24(2)は復号器23(2)か
ら入力される放送番組の情報を1つの視聴装置4(2)の
みに送信し、送信器24(3)は復号器23(3)から入力さ
れる放送番組の情報を1つの視聴装置4(3)のみに送信
し、送信器24(4)は復号器23(4)から入力される放送
番組の情報を1つの視聴装置4(4)のみに送信し、送信
器24(5)は復号器23(5)から入力される放送番組の情
報を1つの視聴装置4(5)のみに送信する。
ら入力される放送番組の情報を1つの視聴装置4(2)の
みに送信し、送信器24(3)は復号器23(3)から入力さ
れる放送番組の情報を1つの視聴装置4(3)のみに送信
し、送信器24(4)は復号器23(4)から入力される放送
番組の情報を1つの視聴装置4(4)のみに送信し、送信
器24(5)は復号器23(5)から入力される放送番組の情
報を1つの視聴装置4(5)のみに送信する。
【0038】従って、蓄積装置22(1)に蓄積された放
送番組の情報は1つの視聴装置4(1)のみが占有的に使
用することになるので、蓄積装置22(1)に対する放送
番組の蓄積は、私的複製の範囲に限定される。同様の理
由により、他の蓄積装置22(2)〜22(5)に対する放送
番組の蓄積も各々私的複製の範囲に限定される。各視聴
装置4は、例えば図4に示すように構成される。図4の
例では視聴装置4には受信部31,画像表示部32,音
声再生部33,通信部34,制御部35及び操作部36
が備わっている。
送番組の情報は1つの視聴装置4(1)のみが占有的に使
用することになるので、蓄積装置22(1)に対する放送
番組の蓄積は、私的複製の範囲に限定される。同様の理
由により、他の蓄積装置22(2)〜22(5)に対する放送
番組の蓄積も各々私的複製の範囲に限定される。各視聴
装置4は、例えば図4に示すように構成される。図4の
例では視聴装置4には受信部31,画像表示部32,音
声再生部33,通信部34,制御部35及び操作部36
が備わっている。
【0039】受信部31は、特定の1つの送信器24
(図1参照)から送出される放送番組の信号を入力す
る。受信部31が受信した信号に含まれる映像信号の成
分は画像表示部32に入力され、音声信号の成分は音声
再生部33に入力される。画像表示部32としては映像
を表示するための市販のテレビモニタなどを利用でき
る。音声再生部33は、増幅器,スピーカなどを用いて
構成できる。
(図1参照)から送出される放送番組の信号を入力す
る。受信部31が受信した信号に含まれる映像信号の成
分は画像表示部32に入力され、音声信号の成分は音声
再生部33に入力される。画像表示部32としては映像
を表示するための市販のテレビモニタなどを利用でき
る。音声再生部33は、増幅器,スピーカなどを用いて
構成できる。
【0040】操作部36は、利用者が放送番組の蓄積予
約,蓄積した番組の再生要求などの入力を行うために利
用するものであり、多数のキースイッチや表示器で構成
される。操作部36に対する利用者の入力は制御部35
で読み取られる。そして、操作部36の入力に応じた情
報が制御部35から通信部34を介して受信蓄積装置2
に送信される。通信部34から受信蓄積装置2に送出さ
れる情報には、多数の視聴装置4のいずれが送出した情
報であるかを特定するために送出元の識別情報も含まれ
ている。
約,蓄積した番組の再生要求などの入力を行うために利
用するものであり、多数のキースイッチや表示器で構成
される。操作部36に対する利用者の入力は制御部35
で読み取られる。そして、操作部36の入力に応じた情
報が制御部35から通信部34を介して受信蓄積装置2
に送信される。通信部34から受信蓄積装置2に送出さ
れる情報には、多数の視聴装置4のいずれが送出した情
報であるかを特定するために送出元の識別情報も含まれ
ている。
【0041】なお、図4の例では視聴装置4に蓄積され
た放送番組を再生するための視聴要素と各種要求を行う
ための操作部とを一体に構成する場合を示してあるが、
通信部34,制御部35,操作部36を備える制御端末
を視聴装置4から独立した形態で設けてもよいし、その
制御端末と図4の視聴装置4とを併用してもよい。各視
聴装置4の通信部34が送出した情報は、図1の通信部
13を介して制御部14に入力される。制御部14は、
視聴装置4からの要求に従って放送番組の蓄積や蓄積さ
れた番組の再生を制御する。
た放送番組を再生するための視聴要素と各種要求を行う
ための操作部とを一体に構成する場合を示してあるが、
通信部34,制御部35,操作部36を備える制御端末
を視聴装置4から独立した形態で設けてもよいし、その
制御端末と図4の視聴装置4とを併用してもよい。各視
聴装置4の通信部34が送出した情報は、図1の通信部
13を介して制御部14に入力される。制御部14は、
視聴装置4からの要求に従って放送番組の蓄積や蓄積さ
れた番組の再生を制御する。
【0042】受信蓄積装置2の制御部14は、例えばマ
イクロコンピュータのような制御装置で構成することが
できる。この制御部14は、図3に示す制御を実施す
る。以下、図3を参照して制御部14の各処理を説明す
る。この例では、利用者が各視聴装置4の操作部36を
操作することにより、放送番組の蓄積予約の指令と蓄積
された放送番組の再生指令とを受信蓄積装置2の制御部
14に与えることができる。
イクロコンピュータのような制御装置で構成することが
できる。この制御部14は、図3に示す制御を実施す
る。以下、図3を参照して制御部14の各処理を説明す
る。この例では、利用者が各視聴装置4の操作部36を
操作することにより、放送番組の蓄積予約の指令と蓄積
された放送番組の再生指令とを受信蓄積装置2の制御部
14に与えることができる。
【0043】制御部14は、放送番組の蓄積予約の指令
を受信するとステップS10からS11の処理に進む。
ステップS11では、受信した蓄積予約の指令に応じて
予約情報を番組予約テーブルT1に書き込む。番組予約
テーブルT1は、制御部14の内部メモリ上に配置する
ことができる。番組予約テーブルT1に記憶する予約情
報としては、少なくとも予約した視聴装置4の識別情
報,予約時刻(番組開始時刻及び終了時刻),蓄積する
番組の放送チャネルの情報が含まれる。
を受信するとステップS10からS11の処理に進む。
ステップS11では、受信した蓄積予約の指令に応じて
予約情報を番組予約テーブルT1に書き込む。番組予約
テーブルT1は、制御部14の内部メモリ上に配置する
ことができる。番組予約テーブルT1に記憶する予約情
報としては、少なくとも予約した視聴装置4の識別情
報,予約時刻(番組開始時刻及び終了時刻),蓄積する
番組の放送チャネルの情報が含まれる。
【0044】予約情報が番組予約テーブルT1に書き込
まれた場合には、制御部14は定期的に予約情報を参照
し、予約情報の予約時刻(開始時刻)と制御部14に内
蔵された時計回路から得られる現在時刻とを比較する。
予約時刻と現在時刻とが一致した場合には、ステップS
12からS13の処理に進む。すなわち、一致が検出さ
れた予約情報についてステップS13,S14,S15
の処理を実行する。
まれた場合には、制御部14は定期的に予約情報を参照
し、予約情報の予約時刻(開始時刻)と制御部14に内
蔵された時計回路から得られる現在時刻とを比較する。
予約時刻と現在時刻とが一致した場合には、ステップS
12からS13の処理に進む。すなわち、一致が検出さ
れた予約情報についてステップS13,S14,S15
の処理を実行する。
【0045】ステップS13では、4つの符号器21の
うち空いている(処理中でない)1つの符号器21を選
択するとともに、予約情報の放送チャネルと一致する信
号を前記符号器21が選択して符号化処理を開始するよ
うに制御する。なお、使用中の符号器21が予約情報の
放送チャネルと一致する信号を処理するように既に割り
当てられている場合には、別の符号器21を新たに割り
当てる必要はないのでステップS13の処理は省略す
る。
うち空いている(処理中でない)1つの符号器21を選
択するとともに、予約情報の放送チャネルと一致する信
号を前記符号器21が選択して符号化処理を開始するよ
うに制御する。なお、使用中の符号器21が予約情報の
放送チャネルと一致する信号を処理するように既に割り
当てられている場合には、別の符号器21を新たに割り
当てる必要はないのでステップS13の処理は省略す
る。
【0046】ステップS14では、予約情報を予約した
視聴装置4に対応付けられた1つの特定の蓄積装置22
を蓄積位置テーブルT2から検索する。蓄積位置テーブ
ルT2は、制御部14の内部メモリ上に固定情報として
保持される。蓄積位置テーブルT2は、各々の視聴装置
4についてそれがいずれの蓄積装置22と対応付けられ
ているかを示す情報を保持している。この例では、視聴
装置4(1)が蓄積装置22(1)に対応し、視聴装置4(2)
が蓄積装置22(2)に対応し、視聴装置4(3)が蓄積装置
22(3)に対応し、視聴装置4(4)が蓄積装置22(4)に
対応し、視聴装置4(5)が蓄積装置22(5)に対応してい
ることを蓄積位置テーブルT2を参照することにより知
ることができる。
視聴装置4に対応付けられた1つの特定の蓄積装置22
を蓄積位置テーブルT2から検索する。蓄積位置テーブ
ルT2は、制御部14の内部メモリ上に固定情報として
保持される。蓄積位置テーブルT2は、各々の視聴装置
4についてそれがいずれの蓄積装置22と対応付けられ
ているかを示す情報を保持している。この例では、視聴
装置4(1)が蓄積装置22(1)に対応し、視聴装置4(2)
が蓄積装置22(2)に対応し、視聴装置4(3)が蓄積装置
22(3)に対応し、視聴装置4(4)が蓄積装置22(4)に
対応し、視聴装置4(5)が蓄積装置22(5)に対応してい
ることを蓄積位置テーブルT2を参照することにより知
ることができる。
【0047】ステップS15では、ステップS13で選
択した1つの符号器21の処理した符号化データが、ス
テップS14の検索で見つかった特定の蓄積装置22に
入力されるように交換スイッチ12を切り替えるととも
に、前記蓄積装置22における放送番組の蓄積動作を開
始する。なお、複数の視聴装置4から同じチャネルの同
じ時間帯の放送番組についての蓄積予約があった場合に
は、1つの符号器21が処理した符号化データを予約し
た視聴装置4に対応する複数の蓄積装置22に共通に入
力し、同じ放送番組を複数の蓄積装置22で同時に蓄積
する。
択した1つの符号器21の処理した符号化データが、ス
テップS14の検索で見つかった特定の蓄積装置22に
入力されるように交換スイッチ12を切り替えるととも
に、前記蓄積装置22における放送番組の蓄積動作を開
始する。なお、複数の視聴装置4から同じチャネルの同
じ時間帯の放送番組についての蓄積予約があった場合に
は、1つの符号器21が処理した符号化データを予約し
た視聴装置4に対応する複数の蓄積装置22に共通に入
力し、同じ放送番組を複数の蓄積装置22で同時に蓄積
する。
【0048】また、1つの視聴装置4が同じ時間帯に互
いに異なるチャネルで放送される複数の番組の蓄積を予
約した場合には、1つの蓄積装置22に同時に複数チャ
ネルの放送番組の信号が入力されるので、複数の放送番
組を1つの蓄積装置22で同時に蓄積することができ
る。なお、視聴装置4に蓄積する各番組の情報には、チ
ャネル毎及び番組毎にそれぞれ異なるファイル名が付け
られる。従って蓄積された番組についてはそのファイル
名で複数の番組を区別できる。
いに異なるチャネルで放送される複数の番組の蓄積を予
約した場合には、1つの蓄積装置22に同時に複数チャ
ネルの放送番組の信号が入力されるので、複数の放送番
組を1つの蓄積装置22で同時に蓄積することができ
る。なお、視聴装置4に蓄積する各番組の情報には、チ
ャネル毎及び番組毎にそれぞれ異なるファイル名が付け
られる。従って蓄積された番組についてはそのファイル
名で複数の番組を区別できる。
【0049】ステップS15で放送番組の蓄積を開始し
た場合には、制御部14は定期的に予約情報を参照し、
予約情報の予約時刻(終了時刻)と制御部14に内蔵さ
れた時計回路から得られる現在時刻とを比較する。番組
の終了時刻になると、ステップS16からS17の処理
に進む。ステップS17では、終了した番組についてそ
れを蓄積している蓄積装置22の蓄積動作を終了する。
また、その番組の蓄積の際に利用している特定の符号器
21を他の番組の蓄積で利用できるように解放する。
た場合には、制御部14は定期的に予約情報を参照し、
予約情報の予約時刻(終了時刻)と制御部14に内蔵さ
れた時計回路から得られる現在時刻とを比較する。番組
の終了時刻になると、ステップS16からS17の処理
に進む。ステップS17では、終了した番組についてそ
れを蓄積している蓄積装置22の蓄積動作を終了する。
また、その番組の蓄積の際に利用している特定の符号器
21を他の番組の蓄積で利用できるように解放する。
【0050】また、制御部14は蓄積された放送番組の
再生指令をいずれかの視聴装置4から受信するとステッ
プS18からS19の処理に進む。ステップS19で
は、再生指令を入力した視聴装置4の識別情報に基づい
て、それに対応する1つの蓄積装置22を蓄積位置テー
ブルT2から検索する。ステップS20では、ステップ
S19の検索で見つかった特定の蓄積装置22からそれ
に蓄積された番組情報の読み出しを開始する。この番組
情報の読み出しは、視聴装置4からの停止指令がない限
り、指定された番組の全ての情報の読み出しが終了する
まで継続される。
再生指令をいずれかの視聴装置4から受信するとステッ
プS18からS19の処理に進む。ステップS19で
は、再生指令を入力した視聴装置4の識別情報に基づい
て、それに対応する1つの蓄積装置22を蓄積位置テー
ブルT2から検索する。ステップS20では、ステップ
S19の検索で見つかった特定の蓄積装置22からそれ
に蓄積された番組情報の読み出しを開始する。この番組
情報の読み出しは、視聴装置4からの停止指令がない限
り、指定された番組の全ての情報の読み出しが終了する
まで継続される。
【0051】蓄積装置22から読み出された番組の情報
は、蓄積装置22の出力に接続された特定の復号器23
で復号処理され、その復号器23の出力に接続された特
定の送信器24からネットワーク3を介して特定の視聴
装置4に送信される。図2の映像提供装置を用いる場合
には、例えば図5に示すような動作が行われる。すなわ
ち、放送される各番組の情報は予約した内容に従って各
蓄積装置22にそれぞれ書き込まれ蓄積される。
は、蓄積装置22の出力に接続された特定の復号器23
で復号処理され、その復号器23の出力に接続された特
定の送信器24からネットワーク3を介して特定の視聴
装置4に送信される。図2の映像提供装置を用いる場合
には、例えば図5に示すような動作が行われる。すなわ
ち、放送される各番組の情報は予約した内容に従って各
蓄積装置22にそれぞれ書き込まれ蓄積される。
【0052】蓄積装置22(1)に蓄積された番組は視聴
装置4(1)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(1)
で視聴でき、蓄積装置22(2)に蓄積された番組は視聴
装置4(2)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(2)
で視聴でき、蓄積装置22(3)に蓄積された番組は視聴
装置4(3)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(3)
で視聴でき、蓄積装置22(4)に蓄積された番組は視聴
装置4(4)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(4)
で視聴でき、蓄積装置22(5)に蓄積された番組は視聴
装置4(5)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(5)
で視聴できる。
装置4(1)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(1)
で視聴でき、蓄積装置22(2)に蓄積された番組は視聴
装置4(2)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(2)
で視聴でき、蓄積装置22(3)に蓄積された番組は視聴
装置4(3)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(3)
で視聴でき、蓄積装置22(4)に蓄積された番組は視聴
装置4(4)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(4)
で視聴でき、蓄積装置22(5)に蓄積された番組は視聴
装置4(5)からの要求に応じて読み出して視聴装置4(5)
で視聴できる。
【0053】なお、図5では1つのチャネルで放送され
る番組に関する動作だけを示したが、実際には複数のチ
ャネルで放送される複数の番組を同時に蓄積してそれぞ
れの番組を所望の時間帯に視聴装置4で再生して視聴す
ることができる。なお、符号部11における符号器21
の数は受信可能な放送チャネルの数などに合わせて変更
すればよいし、蓄積部15の蓄積装置22の数,復号部
16の復号器23の数及び送信部17の送信器24の数
は接続する視聴装置4の数に合わせて変更すればよい。
る番組に関する動作だけを示したが、実際には複数のチ
ャネルで放送される複数の番組を同時に蓄積してそれぞ
れの番組を所望の時間帯に視聴装置4で再生して視聴す
ることができる。なお、符号部11における符号器21
の数は受信可能な放送チャネルの数などに合わせて変更
すればよいし、蓄積部15の蓄積装置22の数,復号部
16の復号器23の数及び送信部17の送信器24の数
は接続する視聴装置4の数に合わせて変更すればよい。
【0054】図2に示すような映像提供装置において
は、番組の符号化にかかる設備コストが非常に大きい。
しかし、この形態では同一の符号部11を複数の視聴装
置4で共通に利用できるので視聴装置4の1台あたりの
符号部11のコストは比較的小さい。従って、マンショ
ンのような集合住宅において多数の家庭でこの映像提供
装置を共同利用する場合には経済的である。
は、番組の符号化にかかる設備コストが非常に大きい。
しかし、この形態では同一の符号部11を複数の視聴装
置4で共通に利用できるので視聴装置4の1台あたりの
符号部11のコストは比較的小さい。従って、マンショ
ンのような集合住宅において多数の家庭でこの映像提供
装置を共同利用する場合には経済的である。
【0055】この形態では、物理的に互いに独立した複
数の蓄積装置22がそれぞれの視聴装置4に対応付けて
設けてあるので、1つの蓄積装置22に蓄積された放送
番組の情報は、複数の視聴装置4から読み出して視聴す
ることはできない。このため、受信蓄積装置2自体は複
数の家庭で共同利用されるが、各々の蓄積装置22に蓄
積する情報については私的利用の複製の範囲に制限され
る。
数の蓄積装置22がそれぞれの視聴装置4に対応付けて
設けてあるので、1つの蓄積装置22に蓄積された放送
番組の情報は、複数の視聴装置4から読み出して視聴す
ることはできない。このため、受信蓄積装置2自体は複
数の家庭で共同利用されるが、各々の蓄積装置22に蓄
積する情報については私的利用の複製の範囲に制限され
る。
【0056】(第2の実施の形態)本発明の映像提供方
法及び装置の1つの実施の形態について、図6〜図10
を参照して説明する。この形態は請求項1及び請求項3
〜請求項6に対応する。図6はこの形態の受信蓄積装置
の構成を示すブロック図である。図7はこの形態の制御
部14Bの動作を示すフローチャートである。図8はこ
の形態の番組再生処理の内容を示すフローチャートであ
る。図9はこの形態の蓄積装置上の記憶領域の構成例を
示す模式図である。図10はこの形態の視聴装置の構成
を示すブロック図である。
法及び装置の1つの実施の形態について、図6〜図10
を参照して説明する。この形態は請求項1及び請求項3
〜請求項6に対応する。図6はこの形態の受信蓄積装置
の構成を示すブロック図である。図7はこの形態の制御
部14Bの動作を示すフローチャートである。図8はこ
の形態の番組再生処理の内容を示すフローチャートであ
る。図9はこの形態の蓄積装置上の記憶領域の構成例を
示す模式図である。図10はこの形態の視聴装置の構成
を示すブロック図である。
【0057】この形態は第1の実施の形態の変形例であ
る。各図において第1の実施の形態と対応する要素及び
ステップ番号については同一の符号を付けて示してあ
る。同一の要素については、以下の説明を省略する。こ
の形態では、請求項3の放送受信部,情報蓄積部,領域
分離手段,蓄積制御部,番組再生部,送信部及び読み出
し禁止手段は、それぞれ放送受信部10,蓄積装置2
2,領域管理部25,視聴装置4,送信器26及び制御
部14Bに対応する。また、請求項4の符号化部及び復
号部はそれぞれ符号部11B及び復号部37に対応す
る。
る。各図において第1の実施の形態と対応する要素及び
ステップ番号については同一の符号を付けて示してあ
る。同一の要素については、以下の説明を省略する。こ
の形態では、請求項3の放送受信部,情報蓄積部,領域
分離手段,蓄積制御部,番組再生部,送信部及び読み出
し禁止手段は、それぞれ放送受信部10,蓄積装置2
2,領域管理部25,視聴装置4,送信器26及び制御
部14Bに対応する。また、請求項4の符号化部及び復
号部はそれぞれ符号部11B及び復号部37に対応す
る。
【0058】この形態においても、映像提供装置の全体
の構成は図2と同一であるが、受信蓄積装置2の構成は
図6に示すように変更されている。図6を参照すると、
蓄積部15Bには単一の蓄積装置22だけが備わってい
る。但し、蓄積装置22上の記憶領域を複数に分割する
とともに、分割された領域毎に属性(アクセス権)を管
理するために領域管理部25が設けてある。この領域管
理部25は、パソコンなどのオペレーティングシステム
と同様に蓄積装置22のハードウェアに関連する基本的
な処理を行うものであり、ソフトウェアである。
の構成は図2と同一であるが、受信蓄積装置2の構成は
図6に示すように変更されている。図6を参照すると、
蓄積部15Bには単一の蓄積装置22だけが備わってい
る。但し、蓄積装置22上の記憶領域を複数に分割する
とともに、分割された領域毎に属性(アクセス権)を管
理するために領域管理部25が設けてある。この領域管
理部25は、パソコンなどのオペレーティングシステム
と同様に蓄積装置22のハードウェアに関連する基本的
な処理を行うものであり、ソフトウェアである。
【0059】この形態では、蓄積装置22上の全体の記
憶領域を図9に示すように「領域A」,「領域B」,
「領域C」,「領域D」,「領域E」の5つに分割し、
分割された領域毎にその属性を管理している。図9の例
では、「領域A」,「領域B」,「領域C」,「領域
D」,「領域E」には、それぞれ「00001」,「0
0002」,「00003」,「00004」,「00
005」のディレクトリ名が付与され、全体の領域を表
す親ディレクトリには、「00000」のディレクトリ
名が付与されている。
憶領域を図9に示すように「領域A」,「領域B」,
「領域C」,「領域D」,「領域E」の5つに分割し、
分割された領域毎にその属性を管理している。図9の例
では、「領域A」,「領域B」,「領域C」,「領域
D」,「領域E」には、それぞれ「00001」,「0
0002」,「00003」,「00004」,「00
005」のディレクトリ名が付与され、全体の領域を表
す親ディレクトリには、「00000」のディレクトリ
名が付与されている。
【0060】また、属性情報を参照すると、親ディレク
トリについては全ての視聴装置4及び制御部14Bがア
クセス可能であるが、子ディレクトリである「0000
1」,「00002」,「00003」,「0000
4」,「00005」の領域についてはアクセスの制限
が設けてある。すなわち、ディレクトリ名が「0000
1」の「領域A」については視聴装置4(1)及び制御部
14Bだけがアクセスでき、「00002」の「領域
B」については視聴装置4(2)及び制御部14Bだけが
アクセスでき、「00003」の「領域C」については
視聴装置4(3)及び制御部14Bだけがアクセスでき、
「00004」の「領域D」については視聴装置4(4)
及び制御部14Bだけがアクセスでき、「00005」
の「領域E」については視聴装置4(5)及び制御部14
Bだけがアクセスできる。
トリについては全ての視聴装置4及び制御部14Bがア
クセス可能であるが、子ディレクトリである「0000
1」,「00002」,「00003」,「0000
4」,「00005」の領域についてはアクセスの制限
が設けてある。すなわち、ディレクトリ名が「0000
1」の「領域A」については視聴装置4(1)及び制御部
14Bだけがアクセスでき、「00002」の「領域
B」については視聴装置4(2)及び制御部14Bだけが
アクセスでき、「00003」の「領域C」については
視聴装置4(3)及び制御部14Bだけがアクセスでき、
「00004」の「領域D」については視聴装置4(4)
及び制御部14Bだけがアクセスでき、「00005」
の「領域E」については視聴装置4(5)及び制御部14
Bだけがアクセスできる。
【0061】この形態で用いる図6の受信蓄積装置2に
は、復号処理を行う装置が備わっていない。従って、各
視聴装置4には図11に示すように符号化された情報を
復号処理するための復号部37を設ける必要がある。各
視聴装置4に復号部37を設ける場合には、符号圧縮さ
れた情報がネットワーク3に送出されるためネットワー
ク3に現れる情報量を減らすことができる。
は、復号処理を行う装置が備わっていない。従って、各
視聴装置4には図11に示すように符号化された情報を
復号処理するための復号部37を設ける必要がある。各
視聴装置4に復号部37を設ける場合には、符号圧縮さ
れた情報がネットワーク3に送出されるためネットワー
ク3に現れる情報量を減らすことができる。
【0062】この形態では受信蓄積装置2に5つの視聴
装置4が接続されるが、図6に示すように蓄積部15B
の出力に接続された送信部17Bには送信器26が3つ
だけ設けられている。各送信器26が送出する信号の宛
先は、制御部14Bからの制御により変更できる。
装置4が接続されるが、図6に示すように蓄積部15B
の出力に接続された送信部17Bには送信器26が3つ
だけ設けられている。各送信器26が送出する信号の宛
先は、制御部14Bからの制御により変更できる。
【0063】受信蓄積装置2の制御部14Bは、図7に
示す処理を実行する。また、図7に示すステップS19
Bの「番組再生処理」では図8に示す処理が実行され
る。まず、図7の処理について変更された部分を説明す
る。ステップS14Bでは、予約情報を予約した視聴装
置4に対応付けられた蓄積装置22上の1つの記憶領域
のディレクトリを蓄積位置テーブルT2Bから検索す
る。蓄積位置テーブルT2Bは、制御部14の内部メモ
リ上に固定情報として保持される。
示す処理を実行する。また、図7に示すステップS19
Bの「番組再生処理」では図8に示す処理が実行され
る。まず、図7の処理について変更された部分を説明す
る。ステップS14Bでは、予約情報を予約した視聴装
置4に対応付けられた蓄積装置22上の1つの記憶領域
のディレクトリを蓄積位置テーブルT2Bから検索す
る。蓄積位置テーブルT2Bは、制御部14の内部メモ
リ上に固定情報として保持される。
【0064】蓄積位置テーブルT2Bは、各々の視聴装
置4についてそれが蓄積装置22上のいずれのディレク
トリ名と対応付けられているかを示す情報を保持してい
る。この例では、視聴装置4(1)は図9の「領域A」の
ディレクトリ名「00001」に対応付けられている。
同様に、視聴装置4(2)が「領域B」のディレクトリ名
「00002」に対応し、視聴装置4(3)が「領域C」
のディレクトリ名「00003」に対応し、視聴装置4
(4)が「領域D」のディレクトリ名「00004」に対
応し、視聴装置4(5)が「領域E」のディレクトリ名
「00005」に対応している。それらの対応関係を蓄
積位置テーブルT2Bを参照することにより知ることが
できる。
置4についてそれが蓄積装置22上のいずれのディレク
トリ名と対応付けられているかを示す情報を保持してい
る。この例では、視聴装置4(1)は図9の「領域A」の
ディレクトリ名「00001」に対応付けられている。
同様に、視聴装置4(2)が「領域B」のディレクトリ名
「00002」に対応し、視聴装置4(3)が「領域C」
のディレクトリ名「00003」に対応し、視聴装置4
(4)が「領域D」のディレクトリ名「00004」に対
応し、視聴装置4(5)が「領域E」のディレクトリ名
「00005」に対応している。それらの対応関係を蓄
積位置テーブルT2Bを参照することにより知ることが
できる。
【0065】ステップS15Bでは、ステップS13で
選択した1つの符号器21の処理した符号化データを蓄
積装置22に入力するとともに、蓄積装置22における
放送番組の蓄積動作を開始する。蓄積装置22に蓄積す
る情報は、ステップS14Bの検索で見つかった特定の
ディレクトリ内に番組毎に独立したファイルとして書き
込まれる。
選択した1つの符号器21の処理した符号化データを蓄
積装置22に入力するとともに、蓄積装置22における
放送番組の蓄積動作を開始する。蓄積装置22に蓄積す
る情報は、ステップS14Bの検索で見つかった特定の
ディレクトリ内に番組毎に独立したファイルとして書き
込まれる。
【0066】ステップS15Bでは、制御部14Bは領
域管理部25を介して蓄積装置22にアクセスする。領
域管理部25が蓄積装置22上の領域の区分,ディレク
トリ名,属性情報などを管理しているので、制御部14
Bはディレクトリ名を用いて各領域にアクセスできる。
域管理部25を介して蓄積装置22にアクセスする。領
域管理部25が蓄積装置22上の領域の区分,ディレク
トリ名,属性情報などを管理しているので、制御部14
Bはディレクトリ名を用いて各領域にアクセスできる。
【0067】次に、ステップS19Bの「番組再生処
理」について図8を参照しながら制御部14Bの動作を
説明する。ステップS30では、視聴装置4が指定した
ディレクトリについて属性情報を領域管理部25から入
力する。なお、ここでは各視聴装置4がアクセスするデ
ィレクトリを直接指定する場合を想定しているが、制御
部14Bが蓄積位置テーブルT2Bを検索して番組の再
生を要求した視聴装置4に対応付けられたディレクトリ
名を取得しても良い。
理」について図8を参照しながら制御部14Bの動作を
説明する。ステップS30では、視聴装置4が指定した
ディレクトリについて属性情報を領域管理部25から入
力する。なお、ここでは各視聴装置4がアクセスするデ
ィレクトリを直接指定する場合を想定しているが、制御
部14Bが蓄積位置テーブルT2Bを検索して番組の再
生を要求した視聴装置4に対応付けられたディレクトリ
名を取得しても良い。
【0068】ステップS31では、番組の再生を要求し
た視聴装置4の識別情報を、ステップS30で入力した
特定のディレクトリの属性情報と比較する。そして、そ
の視聴装置4のアクセスが許可されている場合にはステ
ップS32に進み、許可がない場合にはステップS33
に進む。例えば、図9に示す「領域C」に蓄積された番
組を視聴装置4(3)が再生しようと試みた場合には、
「領域C」の属性情報で視聴装置4(3)のアクセスが許
可されているのでステップS32に進む。しかし、「領
域C」に蓄積された番組を他の視聴装置4(1)が再生し
ようと試みた場合には、「領域C」の属性情報で視聴装
置4(1)のアクセスが許可されていないのでステップS
33に進む。
た視聴装置4の識別情報を、ステップS30で入力した
特定のディレクトリの属性情報と比較する。そして、そ
の視聴装置4のアクセスが許可されている場合にはステ
ップS32に進み、許可がない場合にはステップS33
に進む。例えば、図9に示す「領域C」に蓄積された番
組を視聴装置4(3)が再生しようと試みた場合には、
「領域C」の属性情報で視聴装置4(3)のアクセスが許
可されているのでステップS32に進む。しかし、「領
域C」に蓄積された番組を他の視聴装置4(1)が再生し
ようと試みた場合には、「領域C」の属性情報で視聴装
置4(1)のアクセスが許可されていないのでステップS
33に進む。
【0069】ステップS32では、指定されたディレク
トリ内のファイルの一覧情報を領域管理部25を介して
蓄積装置22から読み出す。一方、アクセスの許可がな
かった場合には、ステップS33でアクセスを拒否す
る。例えば、再生を要求した視聴装置4に対して「アク
セス拒否」のメッセージを送る。
トリ内のファイルの一覧情報を領域管理部25を介して
蓄積装置22から読み出す。一方、アクセスの許可がな
かった場合には、ステップS33でアクセスを拒否す
る。例えば、再生を要求した視聴装置4に対して「アク
セス拒否」のメッセージを送る。
【0070】ステップS34では、ステップS32で読
み出したファイルの一覧情報を、再生を要求した視聴装
置4に対して送出する。これにより、視聴装置4におい
てはアクセス可能なディレクトリ内に蓄積された全ての
番組のファイルリストを見ることができる。
み出したファイルの一覧情報を、再生を要求した視聴装
置4に対して送出する。これにより、視聴装置4におい
てはアクセス可能なディレクトリ内に蓄積された全ての
番組のファイルリストを見ることができる。
【0071】視聴装置4において、表示されるファイル
リストの中から視聴者が1つの番組ファイルを選択する
と、選択されたファイルを示す情報が視聴装置4から制
御部14Bに送信される。その結果、制御部14Bの処
理はステップS35に進む。ステップS35では、視聴
装置4の指定した番組情報のファイルを、領域管理部2
5を介して蓄積装置22から読み込む。
リストの中から視聴者が1つの番組ファイルを選択する
と、選択されたファイルを示す情報が視聴装置4から制
御部14Bに送信される。その結果、制御部14Bの処
理はステップS35に進む。ステップS35では、視聴
装置4の指定した番組情報のファイルを、領域管理部2
5を介して蓄積装置22から読み込む。
【0072】ステップS36では、制御部14Bは再生
の要求を行った特定の視聴装置4に対して、ステップS
35で読み込んだファイルの放送番組の送出を開始す
る。この形態では、各々の視聴装置4の専用の送信器2
6が存在しないので、ステップS36では3つの送信器
26の中で空いている(送信中でない)ものを探し、そ
の送信器26を用いて蓄積装置22から読み出された情
報を1つの視聴装置4に対して送出する。制御部14B
は、送信器26に対して信号を送出する宛先が再生を要
求した視聴装置4と一致するように制御する。
の要求を行った特定の視聴装置4に対して、ステップS
35で読み込んだファイルの放送番組の送出を開始す
る。この形態では、各々の視聴装置4の専用の送信器2
6が存在しないので、ステップS36では3つの送信器
26の中で空いている(送信中でない)ものを探し、そ
の送信器26を用いて蓄積装置22から読み出された情
報を1つの視聴装置4に対して送出する。制御部14B
は、送信器26に対して信号を送出する宛先が再生を要
求した視聴装置4と一致するように制御する。
【0073】1つの番組の送出が完了すると、ステップ
S37からS38に進む。ステップS38では、他の番
組の送出に利用できるように、あるいは他の視聴装置4
への番組送出に利用できるように、現在の番組の送出に
利用している送信器26を解放する。上記のように、こ
の形態では1つの蓄積装置22上で論理的に互いに分離
された「領域A」,「領域B」,「領域C」,「領域
D」,「領域E」を、それぞれ1つの視聴装置4だけが
視聴できるように予め定めた属性情報に従ってアクセス
制御を行う。このため、「領域A」,「領域B」,「領
域C」,「領域D」,「領域E」のそれぞれの記憶領域
に対する放送番組の蓄積は、私的利用の複製の範囲に限
定される。
S37からS38に進む。ステップS38では、他の番
組の送出に利用できるように、あるいは他の視聴装置4
への番組送出に利用できるように、現在の番組の送出に
利用している送信器26を解放する。上記のように、こ
の形態では1つの蓄積装置22上で論理的に互いに分離
された「領域A」,「領域B」,「領域C」,「領域
D」,「領域E」を、それぞれ1つの視聴装置4だけが
視聴できるように予め定めた属性情報に従ってアクセス
制御を行う。このため、「領域A」,「領域B」,「領
域C」,「領域D」,「領域E」のそれぞれの記憶領域
に対する放送番組の蓄積は、私的利用の複製の範囲に限
定される。
【0074】なお、第1の実施の形態においても、受信
蓄積装置2の復号部16を省略し、それぞれの視聴装置
4に復号部37を配置してもよい。また、受信蓄積装置
2に蓄積する放送番組としては、一般のテレビ放送の他
に音声だけの放送、文字情報だけの放送、映像,音声,
文字情報など様々な情報の組み合わせを放送するものを
想定できる。
蓄積装置2の復号部16を省略し、それぞれの視聴装置
4に復号部37を配置してもよい。また、受信蓄積装置
2に蓄積する放送番組としては、一般のテレビ放送の他
に音声だけの放送、文字情報だけの放送、映像,音声,
文字情報など様々な情報の組み合わせを放送するものを
想定できる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、複数の視聴者に対する
放送番組の蓄積を私的利用の複製の範囲に限定できるた
め、放送番組を蓄積するための設備を複数の視聴者で共
同利用することが可能であり、設備の共同利用により各
視聴者が負担する設備コストを低減するのに役立つ。ま
た、装置の設置場所の確保が容易であり、装置の保守も
容易になるので装置の維持費も低減される。複数チャネ
ルで同時に放送される複数の番組を録画して視聴するこ
とも可能になる。
放送番組の蓄積を私的利用の複製の範囲に限定できるた
め、放送番組を蓄積するための設備を複数の視聴者で共
同利用することが可能であり、設備の共同利用により各
視聴者が負担する設備コストを低減するのに役立つ。ま
た、装置の設置場所の確保が容易であり、装置の保守も
容易になるので装置の維持費も低減される。複数チャネ
ルで同時に放送される複数の番組を録画して視聴するこ
とも可能になる。
【0076】また、物理的に互いに分離された複数の蓄
積装置を番組の蓄積のために設ける場合には、各蓄積装
置に対する番組の複製と各視聴装置との対応関係がより
明確になり、蓄積装置に対する放送番組の蓄積が私的利
用の複製の範囲であることが明確になる。
積装置を番組の蓄積のために設ける場合には、各蓄積装
置に対する番組の複製と各視聴装置との対応関係がより
明確になり、蓄積装置に対する放送番組の蓄積が私的利
用の複製の範囲であることが明確になる。
【図1】第1の実施の形態の受信蓄積装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の映像提供装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の制御部14の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の視聴装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】第1の実施の形態の装置の動作例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】第2の実施の形態の受信蓄積装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】第2の実施の形態の制御部14Bの動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】第2の実施の形態の番組再生処理の内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の蓄積装置上の記憶領域の構
成例を示す模式図である。
成例を示す模式図である。
【図10】第2の実施の形態の視聴装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 放送局 2 受信蓄積装置 3,5 ネットワーク 4 視聴装置 10 放送受信部 11 符号部 12 交換スイッチ 13 通信部 14,14B 制御部 15,15B 蓄積部 16,37 復号部 17,17B 送信部 21 符号器 22 蓄積装置 23 復号器 24,26 送信器 25 領域管理部 31 受信部 32 画像表示部 33 音声再生部 34 通信部 35 制御部 36 操作部 T1 番組予約テーブル T2,T2B 蓄積位置テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA01 AB04 AB10 AC10 CC11 5C053 FA13 FA15 GB21 GB38 KA08 KA24 KA26 LA07 LA14 5C056 FA08 HA01 HA04
Claims (6)
- 【請求項1】 放送番組を受信して受信した放送番組を
所定の記憶装置に蓄積し、前記記憶装置に蓄積された放
送番組をそれに接続された複数の視聴者装置に対して配
信する映像提供方法であって、 前記複数の視聴者装置のそれぞれに対して占有的に割り
当てられた複数の記憶領域を共通の記憶装置上に確保
し、 受信した放送番組を前記複数の記憶領域の少なくとも1
つに記憶するとともに、各々の記憶領域に記憶された放
送番組を読み出す際には、その記憶領域に予め対応付け
られた単一の視聴者装置以外の視聴者装置からのアクセ
スを禁止することを特徴とする映像提供方法。 - 【請求項2】 放送番組を受信する放送受信部と、 情報の書き込み及び読み出しがそれぞれ可能な物理的に
互いに分離された複数の情報蓄積部と、 前記放送受信部が受信した放送番組の内容に応じた情報
を前記複数の情報蓄積部の少なくとも1つに書き込む蓄
積制御部と、 放送番組の内容を再生する機能をそれぞれが有し、前記
複数の情報蓄積部のそれぞれに対応付けられた複数の独
立した番組再生部と、 前記複数の情報蓄積部のそれぞれから読み出した情報を
前記情報蓄積部に対応付けられた単一の前記番組再生部
に送信する送信部とを設けたことを特徴とする映像提供
装置。 - 【請求項3】 放送番組を受信する放送受信部と、 情報の書き込み及び読み出しが可能な情報蓄積部と、 前記情報蓄積部の記憶領域を論理的に複数に分離する領
域分離手段と、 前記放送受信部が受信した放送番組の内容に応じた情報
を前記情報蓄積部の少なくとも分離された複数の記憶領
域の1つに書き込む蓄積制御部と、 放送番組の内容を再生する機能をそれぞれが有し、前記
情報蓄積部の分離された複数の記憶領域にそれぞれに対
応付けられた複数の独立した番組再生部と、 前記情報蓄積部から読み出した情報を前記複数の番組再
生部の1つに送信する送信部と、 前記情報蓄積部の記憶領域の区分と、その記憶領域から
読み出される情報の送信先の番組再生部との対応関係が
予め割り当てた対応関係と一致しない場合には前記情報
蓄積部からの情報の読み出しを禁止する読み出し禁止手
段とを設けたことを特徴とする映像提供装置。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3の映像提供装置に
おいて、放送番組の情報を圧縮符号化する符号化部を前
記放送受信部と情報蓄積部との間に設け、圧縮符号化さ
れた情報を復号化する復号部を前記情報蓄積部と送信部
との間もしくは前記番組再生部に設けたことを特徴とす
る映像提供装置。 - 【請求項5】 請求項4の映像提供装置において、複数
の放送チャネルのそれぞれの信号を同時に並列的に符号
化する複数の符号化部を設けたことを特徴とする映像提
供装置。 - 【請求項6】 請求項4の映像提供装置において、複数
の番組再生部のそれぞれに与える信号を同時に並列的に
復号化する複数の復号部を設けたことを特徴とする映像
提供装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191407A JP2001024973A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 映像提供方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191407A JP2001024973A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 映像提供方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001024973A true JP2001024973A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16274102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191407A Pending JP2001024973A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 映像提供方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001024973A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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