JP2001021853A - 映像表示装置 - Google Patents
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- JP2001021853A JP2001021853A JP11191779A JP19177999A JP2001021853A JP 2001021853 A JP2001021853 A JP 2001021853A JP 11191779 A JP11191779 A JP 11191779A JP 19177999 A JP19177999 A JP 19177999A JP 2001021853 A JP2001021853 A JP 2001021853A
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Links
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Landscapes
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 眼前光学系が薄く、高いシースルー性を有
し、解像度の向上を図った映像表示装置を提供する。 【解決手段】 光源4から光を表示部3の光導波路33
に入射し、表示制御回路がディスク駆動ユニットからの
映像信号に基づいてX電極群31x,Y電極群31yの
対応する線状電極に電圧を印加すると、電圧が印加され
た光導波路33の部分を伝送中の光は、カットオフ現象
により外部に放射され、ホログラム光学素子35によっ
て装着者の眼12に集光され、網膜12bに2次元映像
が投影される。
し、解像度の向上を図った映像表示装置を提供する。 【解決手段】 光源4から光を表示部3の光導波路33
に入射し、表示制御回路がディスク駆動ユニットからの
映像信号に基づいてX電極群31x,Y電極群31yの
対応する線状電極に電圧を印加すると、電圧が印加され
た光導波路33の部分を伝送中の光は、カットオフ現象
により外部に放射され、ホログラム光学素子35によっ
て装着者の眼12に集光され、網膜12bに2次元映像
が投影される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示装置に関
し、特に、眼前光学系が薄く、高いシースルー性を有
し、解像度の向上を図った映像表示装置に関する。
し、特に、眼前光学系が薄く、高いシースルー性を有
し、解像度の向上を図った映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッド・マウンテッド・ディスプレイ
(HMD)は、頭部に装着して画像を観察する小型映像
表示装置である。このHMDは、液晶ディスプレイ(L
CD)等に代表される表示素子からなる画像形成部と、
レンズおよびミラーからなる画像伝送部とを眼前に配置
し、ベルト等の装着機構で頭部に固定して用いる。画像
形成部の表示素子に表示された画像は、画像伝送部のレ
ンズとミラーにより収差補正と拡大機能により見易い場
所に大画面の仮想スクリーンを形成して表示される。
(HMD)は、頭部に装着して画像を観察する小型映像
表示装置である。このHMDは、液晶ディスプレイ(L
CD)等に代表される表示素子からなる画像形成部と、
レンズおよびミラーからなる画像伝送部とを眼前に配置
し、ベルト等の装着機構で頭部に固定して用いる。画像
形成部の表示素子に表示された画像は、画像伝送部のレ
ンズとミラーにより収差補正と拡大機能により見易い場
所に大画面の仮想スクリーンを形成して表示される。
【0003】この特徴を生かし、HMDは航空機用の高
度・速度等の飛行情報を表示する装置、個人用の映画、
テレビゲーム、人工現実感を実現するものとして開発さ
れ、製品化されている。また、最近では、携帯型コンピ
ュータ(Wearable Computer)用ディスプレイとしての
研究も行われている。
度・速度等の飛行情報を表示する装置、個人用の映画、
テレビゲーム、人工現実感を実現するものとして開発さ
れ、製品化されている。また、最近では、携帯型コンピ
ュータ(Wearable Computer)用ディスプレイとしての
研究も行われている。
【0004】このようなHMDには、外界を見ることが
できるシースルー型と、外界を見ることができないクロ
ーズ型がある。人工現実感等のようにシースルー型より
もむしろクローズ型の方が好ましい場合もあるが、多く
の場合は外界も同時に観察できるシースルー型の方が携
帯使用には便利である。このシースルー型のHMDは、
上記画像形成部および画像伝送部に加え、シースルー機
能を実現するための要素としてビームコンバイナが必要
となる。
できるシースルー型と、外界を見ることができないクロ
ーズ型がある。人工現実感等のようにシースルー型より
もむしろクローズ型の方が好ましい場合もあるが、多く
の場合は外界も同時に観察できるシースルー型の方が携
帯使用には便利である。このシースルー型のHMDは、
上記画像形成部および画像伝送部に加え、シースルー機
能を実現するための要素としてビームコンバイナが必要
となる。
【0005】ビームコンバイナは、例えば、CRTやL
CDの表示画像を拡大表示すると同時に外界からの入射
光を観察できるようにしたもので、代表的な方式として
ハーフミラー、プリズム、ホログラムがある。ハーフミ
ラーやプリズムは、その原理において、画像光と外界光
の光量の和が100%となるため、明るい画像を得るた
めに高い反射率を設定すると、外界光が減少してシース
ルー性が低下することが避けられない。一方、ホログラ
ム方式は、特定波長に対して鋭い波長選択性があり、そ
の波長のみを反射回折させることができるため、特定波
長の100%の画像光とその波長を除いた100%の外
界光を重ねて見ることができる。この働きは、ビームコ
ンバイナで表示画像を表示すると同時に外界からの光を
100%取り込むことが可能で、高いシースルー性を実
現することができる方式である。
CDの表示画像を拡大表示すると同時に外界からの入射
光を観察できるようにしたもので、代表的な方式として
ハーフミラー、プリズム、ホログラムがある。ハーフミ
ラーやプリズムは、その原理において、画像光と外界光
の光量の和が100%となるため、明るい画像を得るた
めに高い反射率を設定すると、外界光が減少してシース
ルー性が低下することが避けられない。一方、ホログラ
ム方式は、特定波長に対して鋭い波長選択性があり、そ
の波長のみを反射回折させることができるため、特定波
長の100%の画像光とその波長を除いた100%の外
界光を重ねて見ることができる。この働きは、ビームコ
ンバイナで表示画像を表示すると同時に外界からの光を
100%取り込むことが可能で、高いシースルー性を実
現することができる方式である。
【0006】このホログラム方式を用いた従来の映像表
示装置としては、例えば、特開平10−319240号
公報に示されるものがある。この映像表示装置100
は、図7に示すように、画像表示光を出射する左右一対
の液晶ディスプレイ(LCD)101と、メガネフレー
ム102に嵌め込まれた左右一対のメガネレンズ103
と、LCD101からの画像表示光をメガネレンズ10
3の端面103aに導く左右一対の光ファイバー束10
4と、装着者の視軸上に配置され、メガネレンズ103
の端面103aに導かれた画像表示光を回折させて装着
者の眼Eに導き、装着者に画像表示光に基づく虚像を視
認させるホログラム光学素子105を備えたものであ
る。これにより、眼前光学系が薄く、高いシースルー性
を実現することができる。
示装置としては、例えば、特開平10−319240号
公報に示されるものがある。この映像表示装置100
は、図7に示すように、画像表示光を出射する左右一対
の液晶ディスプレイ(LCD)101と、メガネフレー
ム102に嵌め込まれた左右一対のメガネレンズ103
と、LCD101からの画像表示光をメガネレンズ10
3の端面103aに導く左右一対の光ファイバー束10
4と、装着者の視軸上に配置され、メガネレンズ103
の端面103aに導かれた画像表示光を回折させて装着
者の眼Eに導き、装着者に画像表示光に基づく虚像を視
認させるホログラム光学素子105を備えたものであ
る。これにより、眼前光学系が薄く、高いシースルー性
を実現することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の映像表
示装置によると、画像表示光をメガネレンズの端面から
入射しているので、狭い領域に光ファイバー束を配置し
なければならず、光ファイバーの径の微小化に限界があ
ることから、高解像度化に限界があるという問題があ
る。
示装置によると、画像表示光をメガネレンズの端面から
入射しているので、狭い領域に光ファイバー束を配置し
なければならず、光ファイバーの径の微小化に限界があ
ることから、高解像度化に限界があるという問題があ
る。
【0008】従って、本発明の目的は、眼前光学系が薄
く、高いシースルー性を有し、解像度の向上を図った映
像表示装置を提供することにある。
く、高いシースルー性を有し、解像度の向上を図った映
像表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、光を出射する光出射手段と、前記光出射手
段からの光を一端から入射され、その光を他端に伝送す
る光導波路と、前記光導波路に電圧を印加する電圧印加
手段と、映像信号に基づいて前記映像信号に応じた前記
光導波路の部分に電圧を印加するように前記電圧印加手
段を制御し、電圧が印加された前記光導波路の部分を伝
送中の光をカットオフ現象により外部に放射させて映像
を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする映像表
示装置を提供する。上記構成によれば、制御手段は、映
像信号に基づいて電圧印加手段を制御して光導波路に部
分的に電圧を印加させると、その電圧が印加された光導
波路の部分を伝送中の光は、カットオフ現象により外部
に放射され、2次元映像が表示される。本発明は、上記
目的を達成するため、頭部に装着され、その装着者に映
像を表示する映像表示装置において、光を出射する光出
射手段と、前記光出射手段からの光を一端から入射さ
れ、その光を他端に伝送する光導波路と、前記光導波路
に電圧を印加する電圧印加手段と、映像信号に基づいて
前記映像信号に応じた前記光導波路の部分に電圧を印加
するように前記電圧印加手段を制御し、電圧が印加され
た前記光導波路の部分を伝送中の光をカットオフ現象に
より外部に放射させて前記装着者に映像を表示する制御
手段と、前記光導波路の部分から外部に放射された光を
前記装着者の眼に集光する集光手段とを備えたことを特
徴とする映像表示装置を提供する。上記構成によれば、
制御手段は、映像信号に基づいて電圧印加手段を制御し
て光導波路に部分的に電圧を印加させると、その電圧が
印加された光導波路の部分を伝送中の光は、カットオフ
現象により外部に放射され、集光手段によって装着者の
眼に集光され、眼の網膜に2次元映像が投影される。
成するため、光を出射する光出射手段と、前記光出射手
段からの光を一端から入射され、その光を他端に伝送す
る光導波路と、前記光導波路に電圧を印加する電圧印加
手段と、映像信号に基づいて前記映像信号に応じた前記
光導波路の部分に電圧を印加するように前記電圧印加手
段を制御し、電圧が印加された前記光導波路の部分を伝
送中の光をカットオフ現象により外部に放射させて映像
を表示する制御手段とを備えたことを特徴とする映像表
示装置を提供する。上記構成によれば、制御手段は、映
像信号に基づいて電圧印加手段を制御して光導波路に部
分的に電圧を印加させると、その電圧が印加された光導
波路の部分を伝送中の光は、カットオフ現象により外部
に放射され、2次元映像が表示される。本発明は、上記
目的を達成するため、頭部に装着され、その装着者に映
像を表示する映像表示装置において、光を出射する光出
射手段と、前記光出射手段からの光を一端から入射さ
れ、その光を他端に伝送する光導波路と、前記光導波路
に電圧を印加する電圧印加手段と、映像信号に基づいて
前記映像信号に応じた前記光導波路の部分に電圧を印加
するように前記電圧印加手段を制御し、電圧が印加され
た前記光導波路の部分を伝送中の光をカットオフ現象に
より外部に放射させて前記装着者に映像を表示する制御
手段と、前記光導波路の部分から外部に放射された光を
前記装着者の眼に集光する集光手段とを備えたことを特
徴とする映像表示装置を提供する。上記構成によれば、
制御手段は、映像信号に基づいて電圧印加手段を制御し
て光導波路に部分的に電圧を印加させると、その電圧が
印加された光導波路の部分を伝送中の光は、カットオフ
現象により外部に放射され、集光手段によって装着者の
眼に集光され、眼の網膜に2次元映像が投影される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る映像表示装置を示す。なお、同図では、片側の
みを図示する。この映像表示装置1は、リム部2a、智
部2b、ブロー部2cおよびテンプル部2dからなるメ
ガネフレーム2と、このメガメフレーム2のリム部2a
に嵌め込まれ、電気光学効果により2次元カラー映像を
表示する左右一対のディスプレイ部3と、メガネフレー
ム2のテンプル部2dに設けられ、R,G,Bの3原色
の光をディスプレイ部3に順次出射する左右一対の光源
4と、光源4からの光をディスプレイ部3に導く左右一
対の伝送光学系5と、メガネフレーム2の外部に設けら
れ、ディスクを駆動して再生した映像信号を出力する左
右共通のディスク駆動ユニット6と、メガネフレーム2
のテンプル部2dに設けられ、ディスク駆動ユニット6
からの映像信号に基づいてディスプレイ部3を駆動して
カラー映像を表示する表示制御回路7とを有する。
態に係る映像表示装置を示す。なお、同図では、片側の
みを図示する。この映像表示装置1は、リム部2a、智
部2b、ブロー部2cおよびテンプル部2dからなるメ
ガネフレーム2と、このメガメフレーム2のリム部2a
に嵌め込まれ、電気光学効果により2次元カラー映像を
表示する左右一対のディスプレイ部3と、メガネフレー
ム2のテンプル部2dに設けられ、R,G,Bの3原色
の光をディスプレイ部3に順次出射する左右一対の光源
4と、光源4からの光をディスプレイ部3に導く左右一
対の伝送光学系5と、メガネフレーム2の外部に設けら
れ、ディスクを駆動して再生した映像信号を出力する左
右共通のディスク駆動ユニット6と、メガネフレーム2
のテンプル部2dに設けられ、ディスク駆動ユニット6
からの映像信号に基づいてディスプレイ部3を駆動して
カラー映像を表示する表示制御回路7とを有する。
【0011】伝送光学系5は、入射端から入射された光
源4からの光を伝送して出射端から出射する光ファイバ
ー50と、光ファイバー50の出射端から出射された光
を集光してディスプレイ部3の後述する光導波路に入射
する集光レンズ51とを備える。光源4がLEDのよう
にインコヒーレント光源の場合、この光ファイバー50
を用いることによりコヒーレンス性が高められ、表示画
像のぼけを少なくすることができる。
源4からの光を伝送して出射端から出射する光ファイバ
ー50と、光ファイバー50の出射端から出射された光
を集光してディスプレイ部3の後述する光導波路に入射
する集光レンズ51とを備える。光源4がLEDのよう
にインコヒーレント光源の場合、この光ファイバー50
を用いることによりコヒーレンス性が高められ、表示画
像のぼけを少なくすることができる。
【0012】ディスク駆動ユニット6は、映像信号が記
録されたディスクを再生してその再生した映像信号をユ
ニット側ケーブル8a、ジャック端子9、メガネ側ケー
ブル8b、フラットケーブル入力端子11およびフラッ
トケーブル10Aを介して表示制御回路7に出力すると
ともに、光源4および表示制御回路7に電源を供給する
ものである。
録されたディスクを再生してその再生した映像信号をユ
ニット側ケーブル8a、ジャック端子9、メガネ側ケー
ブル8b、フラットケーブル入力端子11およびフラッ
トケーブル10Aを介して表示制御回路7に出力すると
ともに、光源4および表示制御回路7に電源を供給する
ものである。
【0013】表示制御回路7は、フラットケーブル10
BおよびX駆動配線部31aを介してX電極群31x
と、フラットケーブル10CおよびY駆動配線部31b
を介してY電極群31yとの間に電圧を印加するもので
ある。表示制御回路7は、ディスプレイ部3を構成する
後述する光導波路に電気光学効果によるカットオフ現象
を生じさせ得る電位差がX電極群31xとY電極群31
yとの間に形成されるように、例えば、X電極群31x
に+Vx、Y電極群31yに+Vyを印加する。なお、
面状電極とマトリックス状電極との組合せでもよい。こ
の場合は、面状電極をアースとしマトリックス状電極に
映像信号に応じた電圧を印加する。
BおよびX駆動配線部31aを介してX電極群31x
と、フラットケーブル10CおよびY駆動配線部31b
を介してY電極群31yとの間に電圧を印加するもので
ある。表示制御回路7は、ディスプレイ部3を構成する
後述する光導波路に電気光学効果によるカットオフ現象
を生じさせ得る電位差がX電極群31xとY電極群31
yとの間に形成されるように、例えば、X電極群31x
に+Vx、Y電極群31yに+Vyを印加する。なお、
面状電極とマトリックス状電極との組合せでもよい。こ
の場合は、面状電極をアースとしマトリックス状電極に
映像信号に応じた電圧を印加する。
【0014】図2は、ディスプレイ部3を示す。このデ
ィスプレイ部3は、メガネフレーム2のリム部2aに嵌
め込まれた基板30を有し、この基板30の上に、Y電
極群31y、Yバッファ層32y、電気光学効果を有す
る材料で構成される光導波路33、Xバッファ層32
x、およびX電極群31xをこの順で配置し、この上に
バッファ層32x,32yと等しい屈折率を有する光学
接着剤34を介してホログラム光学素子35を配置した
ものである。光導波路33の光源4側には、光源4から
伝送光学系5を介して入射された光を光導波路33内に
拡散する導波路レンズ36を配置し、反対側の端部に
は、光を吸収する光吸収材37を配置している。Xバッ
ファ層32xおよびYバッファ層32yは、光導波路3
3の屈折率よりも小なる屈折率を有し、X電極群31x
およびY電極群31yによる光の伝搬損失を抑えるもの
である。
ィスプレイ部3は、メガネフレーム2のリム部2aに嵌
め込まれた基板30を有し、この基板30の上に、Y電
極群31y、Yバッファ層32y、電気光学効果を有す
る材料で構成される光導波路33、Xバッファ層32
x、およびX電極群31xをこの順で配置し、この上に
バッファ層32x,32yと等しい屈折率を有する光学
接着剤34を介してホログラム光学素子35を配置した
ものである。光導波路33の光源4側には、光源4から
伝送光学系5を介して入射された光を光導波路33内に
拡散する導波路レンズ36を配置し、反対側の端部に
は、光を吸収する光吸収材37を配置している。Xバッ
ファ層32xおよびYバッファ層32yは、光導波路3
3の屈折率よりも小なる屈折率を有し、X電極群31x
およびY電極群31yによる光の伝搬損失を抑えるもの
である。
【0015】基板30、電極群31y,31x、バッフ
ァ層32y,32x、光導波路33およびホログラム光
学素子34は、いずれも透光性を有する材料から構成さ
れている。例えば、電極群31y,31xとしては、I
TOが用いられ、バッファ層32A,32Bとしては、
ガラス系材料が用いられ、光導波路33としては、Li
NbO3 系材料等が用いられる。
ァ層32y,32x、光導波路33およびホログラム光
学素子34は、いずれも透光性を有する材料から構成さ
れている。例えば、電極群31y,31xとしては、I
TOが用いられ、バッファ層32A,32Bとしては、
ガラス系材料が用いられ、光導波路33としては、Li
NbO3 系材料等が用いられる。
【0016】X電極群31yおよびY電極群31yは、
線状電極が互いに交差するようにマトリックス状に構成
されている。
線状電極が互いに交差するようにマトリックス状に構成
されている。
【0017】ホログラム光学素子35は、基板35aの
一方の面にホログラム膜35bを形成したものである。
ホログラム光学素子35の焦点は、眼12の瞳孔12a
に設定されている。基板35aが表側にくるように配置
することにより、ホログラム膜35bを保護することが
可能となる。光導波路33から放射角度15度で放射し
ても、X電極31xの外が空気の場合、屈折率が低くな
るため、外部に放射されなくなる。このため、ホログラ
ム光学素子35をバッファ層32x,32yと同じ屈折
率の接着剤34で密着させている。ホトグラム光学素子
35は、基板35aの表面にホログラム感光材料を塗布
し、干渉縞形成工程、現像工程を経てホログラムがR,
G,Bの3原色で記録され、ホログラム膜35bが形成
され,3色とも同様の回折特性を有する。ホログラム感
光材料には、例えば、フォトポリマ、フォトレジスト、
フォトクロミック、フォトダイクロミック、銀塩フィル
ム、銀塩乳剤、重クロム酸ゼラチン、ダイクロメートゼ
ラチン、プラスチック、強誘電体、磁気光学材料、電気
光学材料、非結晶半導体、フォトリフラクチィブ材料等
の透光性のある材料が用いられる。
一方の面にホログラム膜35bを形成したものである。
ホログラム光学素子35の焦点は、眼12の瞳孔12a
に設定されている。基板35aが表側にくるように配置
することにより、ホログラム膜35bを保護することが
可能となる。光導波路33から放射角度15度で放射し
ても、X電極31xの外が空気の場合、屈折率が低くな
るため、外部に放射されなくなる。このため、ホログラ
ム光学素子35をバッファ層32x,32yと同じ屈折
率の接着剤34で密着させている。ホトグラム光学素子
35は、基板35aの表面にホログラム感光材料を塗布
し、干渉縞形成工程、現像工程を経てホログラムがR,
G,Bの3原色で記録され、ホログラム膜35bが形成
され,3色とも同様の回折特性を有する。ホログラム感
光材料には、例えば、フォトポリマ、フォトレジスト、
フォトクロミック、フォトダイクロミック、銀塩フィル
ム、銀塩乳剤、重クロム酸ゼラチン、ダイクロメートゼ
ラチン、プラスチック、強誘電体、磁気光学材料、電気
光学材料、非結晶半導体、フォトリフラクチィブ材料等
の透光性のある材料が用いられる。
【0018】図3は、光源4を示す。光源4は、レッド
(R)の光を出射する赤色光源40Rと、グリーン
(G)の光を出射する緑色光源40Gと、ブルー(R)
の光を出射する青色光源40Bと、緑色光源40Gから
の光を反射し、赤色光源40Rからの光を透過する第1
のビームスプリッタ41aと、青色光源40Bからの光
を反射し、赤色光源40Rおよび緑色光源40Gからの
光を透過する第2のビームスプリッタ41bとを備え
る。赤色光源40R、緑色光源40Gおよび青色光源4
0Bには、LEDやレーザ等を用いることができる。
(R)の光を出射する赤色光源40Rと、グリーン
(G)の光を出射する緑色光源40Gと、ブルー(R)
の光を出射する青色光源40Bと、緑色光源40Gから
の光を反射し、赤色光源40Rからの光を透過する第1
のビームスプリッタ41aと、青色光源40Bからの光
を反射し、赤色光源40Rおよび緑色光源40Gからの
光を透過する第2のビームスプリッタ41bとを備え
る。赤色光源40R、緑色光源40Gおよび青色光源4
0Bには、LEDやレーザ等を用いることができる。
【0019】次に、本装置1の動作を説明する。光源4
は、赤色光源40R、緑色光源40Gおよび青色光源4
0BからR,G,Bの3原色の光を順次発光し、それら
の3源色の光は、第1および第2のビームスプリッタ4
1a,41bを介し、伝送光学系5の光ファイバー50
を通して伝送され、集光レンズ51を介してディスプレ
イ部3の光導波路33に導入される。光導波路33に導
入された光は、導波路レンズ36によって基板30の水
平方向にディスプレイ部3全体に一様に広がる。
は、赤色光源40R、緑色光源40Gおよび青色光源4
0BからR,G,Bの3原色の光を順次発光し、それら
の3源色の光は、第1および第2のビームスプリッタ4
1a,41bを介し、伝送光学系5の光ファイバー50
を通して伝送され、集光レンズ51を介してディスプレ
イ部3の光導波路33に導入される。光導波路33に導
入された光は、導波路レンズ36によって基板30の水
平方向にディスプレイ部3全体に一様に広がる。
【0020】一方、ディスク駆動部6は、ディスクを駆
動して再生した映像信号をユニット側ケーブル8a、ジ
ャック端子9、メガネ側ケーブル8b、フラットケーブ
ル入力端子11およびフラットケーブル10Aを介して
表示制御回路7に出力する。表示制御回路7は、赤色光
源40R、緑色光源40Gおよび青色光源40Bの順次
の発光に同期してX電極群31xおよびY電極群31y
を点順次駆動し、図3に示すように、ディスク駆動ユニ
ット6からの映像信号に基づいてフラットケーブル10
BおよびX駆動配線部31aを介してX電極群31xの
対応する線状電極x1 〜x8 に所定の電圧Vxを印加
し、フラットケーブル10CおよびY駆動配線部31b
を介してY電極群31yの対応する線状電極y1 〜y8
に所定の電圧Vyを印加する。
動して再生した映像信号をユニット側ケーブル8a、ジ
ャック端子9、メガネ側ケーブル8b、フラットケーブ
ル入力端子11およびフラットケーブル10Aを介して
表示制御回路7に出力する。表示制御回路7は、赤色光
源40R、緑色光源40Gおよび青色光源40Bの順次
の発光に同期してX電極群31xおよびY電極群31y
を点順次駆動し、図3に示すように、ディスク駆動ユニ
ット6からの映像信号に基づいてフラットケーブル10
BおよびX駆動配線部31aを介してX電極群31xの
対応する線状電極x1 〜x8 に所定の電圧Vxを印加
し、フラットケーブル10CおよびY駆動配線部31b
を介してY電極群31yの対応する線状電極y1 〜y8
に所定の電圧Vyを印加する。
【0021】電圧が印加された線状電極x1 〜x8 と線
状電極y1 〜y8 との間の光導波路33の部分は、電気
光学効果により実効的に光が閉じ込められなくなる屈折
率に変化(低下)するため、その電圧が印加された光導
波路33の部分を伝送中の光は、外部に放射される。こ
れをカットオフ現象という。例えば、光導波路33とし
て0.5μm厚さの結晶性の高いLiNbO3 を用いた
とすると、印加電圧が約5Vでカットオフされる。この
時、放射角度θ(図2参照)は約15度となる。電圧が
印加されていない位置では光波は光導波路33内を進
み、光導波路33の端部に到達し、光吸収材37に吸収
される。
状電極y1 〜y8 との間の光導波路33の部分は、電気
光学効果により実効的に光が閉じ込められなくなる屈折
率に変化(低下)するため、その電圧が印加された光導
波路33の部分を伝送中の光は、外部に放射される。こ
れをカットオフ現象という。例えば、光導波路33とし
て0.5μm厚さの結晶性の高いLiNbO3 を用いた
とすると、印加電圧が約5Vでカットオフされる。この
時、放射角度θ(図2参照)は約15度となる。電圧が
印加されていない位置では光波は光導波路33内を進
み、光導波路33の端部に到達し、光吸収材37に吸収
される。
【0022】ここで、点順次駆動により表示規格SXG
Aを表示する場合を考える。周波数応答性は1280
(横)・1024(縦)・60Hz・3(3原色)=7
9MHzが必要となる。このような単純な電極構造によ
る周波数応答性はΔf=(πRC)−1で表される。カ
ラー1画素の大きさを20ミクロン角、抵抗Rを1kΩ
と仮定すると、容量Cは約3pFとなる。その結果、Δ
fは約1GHzとなり、カットオフ追従周波数(1GH
z)>SXGA表示周波数(79MHz)となる。従っ
て、2次元映像はマトリックス配線の各交点で電圧を印
加し、点順次駆動によりカラー映像を形成することも可
能である。
Aを表示する場合を考える。周波数応答性は1280
(横)・1024(縦)・60Hz・3(3原色)=7
9MHzが必要となる。このような単純な電極構造によ
る周波数応答性はΔf=(πRC)−1で表される。カ
ラー1画素の大きさを20ミクロン角、抵抗Rを1kΩ
と仮定すると、容量Cは約3pFとなる。その結果、Δ
fは約1GHzとなり、カットオフ追従周波数(1GH
z)>SXGA表示周波数(79MHz)となる。従っ
て、2次元映像はマトリックス配線の各交点で電圧を印
加し、点順次駆動によりカラー映像を形成することも可
能である。
【0023】ディスプレイ部3における階調は印加電圧
を変化させて、出射光の光量を調節により得る。印加電
圧を変化させても放射角度は変化せずに光量のみを調節
できるからである。光導波路33から放射された光は大
きな非対称光学系の透過型ホログラム光学素子35に入
射し、ホログラム膜35bの作用により、瞳孔12aで
焦点を結ぶように出射される。例えば、図3に示すよう
に、線状電極x1 とy 1 、x4 とy5 、x7 とy8 の間
に電圧が印加されると、瞳孔12aで焦点を結び、網膜
12bに映像が投影される。この時、他の電極間には電
圧が印加されず、光波は光導波路33を進み光吸収材3
7で吸収される。
を変化させて、出射光の光量を調節により得る。印加電
圧を変化させても放射角度は変化せずに光量のみを調節
できるからである。光導波路33から放射された光は大
きな非対称光学系の透過型ホログラム光学素子35に入
射し、ホログラム膜35bの作用により、瞳孔12aで
焦点を結ぶように出射される。例えば、図3に示すよう
に、線状電極x1 とy 1 、x4 とy5 、x7 とy8 の間
に電圧が印加されると、瞳孔12aで焦点を結び、網膜
12bに映像が投影される。この時、他の電極間には電
圧が印加されず、光波は光導波路33を進み光吸収材3
7で吸収される。
【0024】上述した第1の実施の形態によれば、以下
の効果が得られる。 (イ)眼前に光導波路33を用いたディスプレイ構造と
ホログラム光学素子35のみを配置した構成なので、簡
単で非常に薄い映像表示装置1を実現できる。 (ロ)外界光の透過率の低いLCDのような偏光板やカ
ラーフィルターを用いる必要がなく、外界光の透過率は
マトリック状の電極の開口率で決まるため、高いシース
ルー性(例えば透過率90%以上)を有する映像表示装
置を提供することができる。 (ハ)電圧を印加する光導波路33の部分のサイズを小
さくすることにより表示画像の密度を高くすることがで
きるので、解像度の向上を図ることができる。
の効果が得られる。 (イ)眼前に光導波路33を用いたディスプレイ構造と
ホログラム光学素子35のみを配置した構成なので、簡
単で非常に薄い映像表示装置1を実現できる。 (ロ)外界光の透過率の低いLCDのような偏光板やカ
ラーフィルターを用いる必要がなく、外界光の透過率は
マトリック状の電極の開口率で決まるため、高いシース
ルー性(例えば透過率90%以上)を有する映像表示装
置を提供することができる。 (ハ)電圧を印加する光導波路33の部分のサイズを小
さくすることにより表示画像の密度を高くすることがで
きるので、解像度の向上を図ることができる。
【0025】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
ディスプレイ部3を示す。なお、同図は、X電極群31
xの線状電極x1 ,x4 ,x7 に電圧が印加され、その
部分から光が放射されている様子を示している。この第
2の実施の形態は、第1の実施の形態において、ホログ
ラム光学素子35の内側に、ホログラム膜35bの焦点
距離を調節するための焦点微調節素子13を配置したも
のである。
ディスプレイ部3を示す。なお、同図は、X電極群31
xの線状電極x1 ,x4 ,x7 に電圧が印加され、その
部分から光が放射されている様子を示している。この第
2の実施の形態は、第1の実施の形態において、ホログ
ラム光学素子35の内側に、ホログラム膜35bの焦点
距離を調節するための焦点微調節素子13を配置したも
のである。
【0026】焦点微調節素子13は、電気光学(EO)
効果等を用いて屈折率を変化させて光路長を調節してホ
ログラム膜35bと眼12との距離を調節するものであ
り、例えば、薄いEO材料13aと、薄いEO材料13
aを挟んで配置された透明電極13b,13cとを備え
る。透明電極13b,13c間に電圧を印加すると、電
気光学効果により屈折率が変化する。EO材料13aと
して、例えば、電圧を印加すると屈折率が減少する材料
を用いると、図4に示すように、光線の向きが一点鎖線
から実線に移動し、焦点がp0 からp1 へ移動してホロ
グラム膜35bの焦点距離が短くなる。逆に、EO材料
13aに電圧を印加すると屈折率が増える材料を用いる
と、図4に示すように、一点鎖線から点線に移動し、焦
点がp0からp2 へと移動してホログラム膜35bの焦
点距離が長くなる。
効果等を用いて屈折率を変化させて光路長を調節してホ
ログラム膜35bと眼12との距離を調節するものであ
り、例えば、薄いEO材料13aと、薄いEO材料13
aを挟んで配置された透明電極13b,13cとを備え
る。透明電極13b,13c間に電圧を印加すると、電
気光学効果により屈折率が変化する。EO材料13aと
して、例えば、電圧を印加すると屈折率が減少する材料
を用いると、図4に示すように、光線の向きが一点鎖線
から実線に移動し、焦点がp0 からp1 へ移動してホロ
グラム膜35bの焦点距離が短くなる。逆に、EO材料
13aに電圧を印加すると屈折率が増える材料を用いる
と、図4に示すように、一点鎖線から点線に移動し、焦
点がp0からp2 へと移動してホログラム膜35bの焦
点距離が長くなる。
【0027】図5は、本発明の第3の実施の形態に係る
ディスプレイ部3を示す。なお、同図は、X電極群31
xの線状電極x1 ,x4 ,x7 に電圧が印加され、その
部分から光が放射されている様子を示している。第1の
実施の形態では、平板状の基板30を用いたが、この第
3の実施の形態は、ディスプレイ部3を曲面状に形成し
たものである。すなわち、曲面状の基板30上に、Y電
極群31y、Yバッファ層32y、光導波路33、Xバ
ッファ層32x、X電極群31xおよびホログラム光学
素子35を配置したものである。これにより、収差を小
さくすることができる。
ディスプレイ部3を示す。なお、同図は、X電極群31
xの線状電極x1 ,x4 ,x7 に電圧が印加され、その
部分から光が放射されている様子を示している。第1の
実施の形態では、平板状の基板30を用いたが、この第
3の実施の形態は、ディスプレイ部3を曲面状に形成し
たものである。すなわち、曲面状の基板30上に、Y電
極群31y、Yバッファ層32y、光導波路33、Xバ
ッファ層32x、X電極群31xおよびホログラム光学
素子35を配置したものである。これにより、収差を小
さくすることができる。
【0028】図6は、本発明の第4の実施の形態に係る
ディスプレイ部3を示す。なお、同図は、X電極群31
xの線状電極x1 ,x4 ,x7 に電圧が印加され、その
部分から光が放射されている様子を示している。この第
4の実施の形態は、ホログラム光学素子25の代わり
に、複数のマイクロレンズ14aをアレイ状に備えたマ
イクロレンズアレイ14を配置したものである。各マイ
クロレンズ14aは、光導波路33から放射された光が
共通の焦点に集光するように非球面状に形成される。
ディスプレイ部3を示す。なお、同図は、X電極群31
xの線状電極x1 ,x4 ,x7 に電圧が印加され、その
部分から光が放射されている様子を示している。この第
4の実施の形態は、ホログラム光学素子25の代わり
に、複数のマイクロレンズ14aをアレイ状に備えたマ
イクロレンズアレイ14を配置したものである。各マイ
クロレンズ14aは、光導波路33から放射された光が
共通の焦点に集光するように非球面状に形成される。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の映像表示装
置によると、光導波路に電圧を印加して光を放射させて
映像を表示する構成なので、眼前光学系を薄くすること
ができ、外界光の透過率の低いLCDのような偏光板や
カラーフィルターを用いる必要がないので、高いシース
ルー性を実現することが可能となり、電圧を印加する光
導波路の部分のサイズを小さくすることにより表示画像
の密度を高くすることができるので、解像度の向上を図
ることができる。
置によると、光導波路に電圧を印加して光を放射させて
映像を表示する構成なので、眼前光学系を薄くすること
ができ、外界光の透過率の低いLCDのような偏光板や
カラーフィルターを用いる必要がないので、高いシース
ルー性を実現することが可能となり、電圧を印加する光
導波路の部分のサイズを小さくすることにより表示画像
の密度を高くすることができるので、解像度の向上を図
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る映像表示装置
を示す図
を示す図
【図2】第1の実施の形態のディスプレイ部を示す断面
図
図
【図3】第1の実施の形態の光源、および表示状態を示
す模式図
す模式図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイ
部を示す断面図
部を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイ
部を示す断面図
部を示す断面図
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るディスプレイ
部を示す断面図
部を示す断面図
【図7】従来の映像表示装置を示す図
1 映像表示装置 2 メガネフレーム 2a リム部 2b 智部 2c ブロー部 2d テンプル部 3 ディスプレイ部 4 光源 5 伝送光学系 6 ディスク駆動ユニット 7 表示制御回路 8a ユニット側ケーブル 8b メガネ側ケーブル 9 ジャック端子 10A,10B,10C フラットケーブル 11 フラットケーブル入力端子 12 眼 12a 瞳孔 12b 網膜 13a EO材料 13b,13c 透明電極 14 マイクロレンズアレイ 14a マイクロレンズ 30 基板 31a X駆動配線部 31b Y駆動配線部 31x X電極群 31y Y電極群 32x Xバッファ層 32y Yバッファ層 33 光導波路 34 光学接着剤 35 ホログラム光学素子 35a 基板 35b ホログラム膜 36 導波路レンズ 37 光吸収材 40R 赤色光源 40G 緑色光源 40B 青色光源 41a 第1のビームスプリッタ 41b 第2のビームスプリッタ 50 光ファイバー 51 集光レンズ p0 ,p1 ,p2 焦点
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/00 E Fターム(参考) 2H038 AA41 BA06 BA41 BA42 2H079 AA02 AA12 BA01 CA21 DA03 EA02 EA08 EB04 EB06 EB15 HA08 KA02 KA08 KA18 5G435 AA00 AA18 BB11 BB15 CC09 CC12 DD01 EE33 FF01 FF05 FF08 FF14 GG01 GG02 GG18 HH02 HH12
Claims (14)
- 【請求項1】光を出射する光出射手段と、 前記光出射手段からの光を一端から入射され、その光を
他端に伝送する光導波路と、 前記光導波路に電圧を印加する電圧印加手段と、 映像信号に基づいて前記映像信号に応じた前記光導波路
の部分に電圧を印加するように前記電圧印加手段を制御
し、電圧が印加された前記光導波路の部分を伝送中の光
をカットオフ現象により外部に放射させて映像を表示す
る制御手段とを備えたことを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項2】頭部に装着され、その装着者に映像を表示
する映像表示装置において、 光を出射する光出射手段と、 前記光出射手段からの光を一端から入射され、その光を
他端に伝送する光導波路と、 前記光導波路に電圧を印加する電圧印加手段と、 映像信号に基づいて前記映像信号に応じた前記光導波路
の部分に電圧を印加するように前記電圧印加手段を制御
し、電圧が印加された前記光導波路の部分を伝送中の光
をカットオフ現象により外部に放射させて前記装着者に
映像を表示する制御手段と、 前記光導波路の部分から外部に出射された光を前記装着
者の眼に集光する集光手段とを備えたことを特徴とする
映像表示装置。 - 【請求項3】前記光出射手段は、赤色光を出射する赤色
光源と、緑色光を出射する緑色光源と、青色光を出射す
る青色光源とを備えた構成の請求項2記載の映像表示装
置。 - 【請求項4】前記光出射手段は、光を出射する光源と、
前記光源からの光を前記光導波路に入射する光伝送系と
を備え、 前記導波路は、前記光伝送系によって入射された光を前
記導波路全体に広げる光拡散手段を備えた構成の請求項
2記載の映像表示装置。 - 【請求項5】前記光伝送系は、前記光源からの光を伝送
する光ファイバと、前記光ファイバによって伝送された
光を集光して前記光導波路の前記一端に入射する集光レ
ンズとを備えた構成の請求項4記載の映像表示装置。 - 【請求項6】前記光伝送系は、前記光源からの光を前記
光導波路の前記一端に集光する集光光学系を備えた構成
の請求項4記載の映像表示装置。 - 【請求項7】前記光拡散手段は、前記光導波路内に設け
られ、レンズ機能を有する導波路レンズあるいはグレー
ティングレンズを備えた構成の請求項4記載の映像表示
装置。 - 【請求項8】前記電圧印加手段は、前記光導波路を介し
て対向するように配置された透光性を有する第1の電極
および第2の電極と、前記光導波路と前記第1の電極お
よび前記第2の電極との間に密着するように配置された
透光性を有し、前記光導波路の屈折率よりも小なる屈折
率を有する第1のバッファ層および第2のバッファ層と
を備えた構成の請求項2記載の映像表示装置。 - 【請求項9】前記集光手段は、透光性を有するホログラ
ム光学素子を備えた構成の請求項2記載の映像表示装
置。 - 【請求項10】前記ホログラム光学素子は、非対称光学
系である構成の請求項9記載の映像表示装置。 - 【請求項11】前記集光手段は、複数のマイクロレンズ
からなるマクロレンズアレイを備えた構成の請求項2記
載の映像表示装置。 - 【請求項12】前記集光手段は、前記ホログラム光学素
子の焦点を調節する焦点調節手段を備えた構成の請求項
2記載の映像表示装置。 - 【請求項13】前記光出射手段、前記光導波路、前記電
圧印加手段、前記制御手段、および前記集光手段は、メ
ガネフレームに設けられた構成の請求項2記載の映像表
示装置。 - 【請求項14】前記光導波路、前記電圧印加手段、およ
び前記集光手段は、湾曲状に形成された構成の請求項2
記載の映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191779A JP2001021853A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191779A JP2001021853A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001021853A true JP2001021853A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16280406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191779A Pending JP2001021853A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001021853A (ja) |
Cited By (11)
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---|---|---|---|---|
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KR100684179B1 (ko) | 2004-08-20 | 2007-02-20 | 한국전자통신연구원 | 발광표시장치 |
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-
1999
- 1999-07-06 JP JP11191779A patent/JP2001021853A/ja active Pending
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