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JP2001012563A - 減速機構付モータ - Google Patents

減速機構付モータ

Info

Publication number
JP2001012563A
JP2001012563A JP11185201A JP18520199A JP2001012563A JP 2001012563 A JP2001012563 A JP 2001012563A JP 11185201 A JP11185201 A JP 11185201A JP 18520199 A JP18520199 A JP 18520199A JP 2001012563 A JP2001012563 A JP 2001012563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
stage planetary
output shaft
sun gear
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11185201A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhide Mori
信 秀 森
Itsuo Tomoigawa
逸 雄 友井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP11185201A priority Critical patent/JP2001012563A/ja
Publication of JP2001012563A publication Critical patent/JP2001012563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Retarders (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い効率が得られるとともに、極めて簡潔な
構造になり、コンパクト化が図れる減速機構付モータを
提供する。 【解決手段】 固定子4への通電により回転する回転子
5の内周側に、内歯車8、1段目遊星歯車10,11,
12、第1の太陽歯車9、2段目遊星歯車15,16,
17、第2の太陽歯車14を配置した減速機構付モータ
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊星歯車をもつ
減速機構を備えた減速機構付モータに関する。
【0002】
【従来の技術】遊星歯車をもつ減速機構を備えた減速機
構付モータとしては、固定子への通電により回転する回
転子の回転を減速する遊星歯車をもつ1段目の減速機構
が第1の軸によって支持され、1段目の減速機構から与
えられた動力を減速して出力する遊星歯車をもつ2段目
の減速機構が第1の軸とは独立した第2の軸によって支
持されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の減速
機構付モータにおいては、1段目の減速機構を支持する
第1の軸と、2段目の減速機構を支持する第2の軸とが
それぞれ独立しているため、ふたつの軸同士の芯がずれ
る可能性があり、軸同士の芯がずれると、機械的損失が
大きくなって効率が低下するおそれがあるという問題点
があった。
【0004】また、上記の減速機構付モータにおいて
は、1段目の減速機構の遊星歯車が噛み合う一方の内歯
車と、2段目の減速機構の遊星歯車が噛み合う他方の内
歯車とがそれぞれ独立して設けられているため、2つの
減速機構により全体のレイアウトが複雑になって簡素な
構造になり難いという問題点があった。
【0005】そして、上記の減速機構付モータにおいて
は、固定子、回転子からなる動力発生部が減速機構とは
別所に並べて配置されていたため、減速機構付モータ全
体の幅寸法が動力発生部と減速機構とを合わせた大きさ
になり、その結果、大きな幅寸法になってコンパクト化
が図れないという問題点があった。
【0006】
【発明の目的】この発明に係わる減速機構付モータは、
高い効率が得られるとともに、極めて簡潔な構造にな
り、コンパクト化が図れる減速機構付モータを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる減速機構付モータでは、通電により磁力を発生する
固定子と、固定子の内周側に配置されたマグネットをも
ち、固定子が発生した磁力により回転する回転子と、回
転子の内側に配置された共通の内歯車、内歯車の内側に
配置された第1の太陽歯車、第1の太陽歯車に噛合され
ている1段目遊星歯車、1段目遊星歯車を回転可能に支
持する第1の支持部材をもつ1段目減速機構と、共通の
内歯車の内側に配置された第2の太陽歯車、第2の太陽
歯車に噛合されている2段目遊星歯車、2段目遊星歯車
を回転可能に支持する第2の支持部材をもつ2段目減速
機構と、回転子および第1の支持部材を回転可能に支持
しているとともに、第2の支持部材に結合され、負荷に
結合される単一の出力軸を備えている構成としたことを
特徴としている。
【0009】この発明の請求項2に係わる減速機構付モ
ータでは、通電により磁力を発生する固定子と、固定子
の中央部に配置され、負荷に結合される単一の出力軸
と、固定子の内周側に配置されたマグネットをもつとと
もに、出力軸に回転可能に支持され、固定子が発生した
磁力により回転する回転子と、回転子の内側に配置され
た内歯車と、内歯車の内側で回転子に一体的に形成され
た第1の太陽歯車と、内歯車と第1の太陽歯車との間に
配置されて、内歯車および第1の太陽歯車に噛合された
1段目遊星歯車と、内歯車の内側に配置されて出力軸に
回転可能に支持され、1段目遊星歯車を回転可能に支持
する第1の支持部材と、内歯車の内側で第1の支持部材
に一体的に形成された第2の太陽歯車と、内歯車と第2
の太陽歯車との間に配置されて、内歯車および第2の太
陽歯車に噛合された2段目遊星歯車と、内歯車の内側で
出力軸に結合され、2段目遊星歯車を回転可能に支持す
る第2の支持部材を備えている構成としたことを特徴と
している。
【0010】この発明の請求項3に係わる減速機構付モ
ータでは、通電により磁力を発生する固定子と、固定子
の中央部に配置され、第1の軸部、第2の軸部、第3の
軸部が連続的に一体に形成され、負荷に結合される単一
の出力軸と、固定子の内側に配置された内歯車と、内歯
車の内側に配置された第1の太陽歯車と、第1の太陽歯
車の外側に配置されて、内歯車および第1の太陽歯車に
噛合された1段目遊星歯車と、出力軸の第2の軸部に回
転可能に支持され、1段目遊星歯車を回転可能に支持す
る第1の支持部材と、第1の支持部材に一体的に形成さ
れた第2の太陽歯車と、第2の太陽歯車の外側に配置さ
れて、内歯車および第2の太陽歯車に噛合された2段目
遊星歯車と、2段目遊星歯車を回転可能に支持している
とともに出力軸の第3の軸部に結合された第2の支持部
材と、固定子の内周側に配置されたマグネットをもつと
ともに、太陽歯車が結合されていて出力軸の第1の軸部
に回転可能に支持され、第1の太陽歯車、1段目遊星歯
車を内歯車の内側で第1の軸部上に配置可能にして、且
つ、第1の支持部材、第2の太陽歯車、2段目遊星歯車
を内歯車の内側で第2の軸部上に配置可能にして、内歯
車、1段目遊星歯車、第1の太陽歯車、2段目遊星歯
車、第1の支持部材、第2の支持部材のそれぞれを収容
可能な減速機構収容部が形成され、固定子が発生した磁
力により回転する回転子を備えている構成としたことを
特徴としている。
【0011】この発明の請求項4に係わる減速機構付モ
ータでは、内歯車には、1段目遊星歯車、2段目遊星歯
車にそれぞれ噛合可能な共通の内歯が形成されている構
成としたことを特徴としている。
【0012】この発明の請求項5に係わる減速機構付モ
ータでは、出力軸は、第1の軸部が第2の軸部よりも小
さい外径にして形成されているとともに、第2の軸部が
第3の軸部よりも小さい外径にして形成され、出力軸に
は、第3の軸部よりも大きい外径にされた第4の軸部が
形成されており、出力軸の第1の軸部を回転可能に支持
する第1のケースと、第4の軸部を回転可能に支持する
第2のケースが備えられている構成としたことを特徴と
している。
【0013】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4、5に
係わる減速機構付モータにおいて、負荷に結合される単
一の出力軸は、回転子を回転可能に支持しているととも
に、1段目遊星歯車を支持する第1の支持部材を回転可
能に支持し、2段目遊星歯車を支持する第2の支持部材
に結合されている。それ故、1段目の減速機構を支持す
る第1の軸と、2段目の減速機構を支持する第2の軸と
がそれぞれ独立して配置されているものと比べて、1段
目減速機構、2段目減速機構が単一の出力軸によって支
持されるから、1段目減速機構、2段目減速機構に軸芯
のずれを生ずることがないので、効率が低下することが
ない。また、回転子の内側に配置された内歯車は、1段
目遊星歯車、2段目遊星歯車のいずれにも噛合されてい
る。それ故、1段目の減速機構のための一方の内歯車
と、2段目の減速機構のための他方の内歯車とがそれぞ
れ独立して設けられているものと比べて、2つの減速機
構が一体的に結合して配置されるから、全体のレイアウ
トが複雑にならない。そして、回転子の内側に配置され
た内歯車の内側に、1段目遊星歯車、第1の太陽歯車が
配置されているとともに、2段目遊星歯車、第2の太陽
歯車、第1の支持部材が配置され、さらに、第2の支持
部材が配置されている。それ故、固定子、回転子からな
る動力発生部が減速機構とは別所に配置されているもの
と比べて、固定子、回転子、減速機構の全体の幅寸法が
大きくならない。
【0014】
【発明の実施の形態】
【0015】
【実施例】図1ないし図6には、この発明に係わる減速
機構付モータの一実施例が示されている。
【0016】図示される減速機構付モータ1は、主とし
て、第1のケース2、第2のケース3、固定子4、回転
子5、出力軸7、減速機構40から構成されており、減
速機構40に、共通の内歯車8、第1の太陽歯車9、第
1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、12、第
1の支持部材13からなる1段目減速機構41と、共通
の内歯車8、第2の太陽歯車14、第1、第2、第3の
2段目遊星歯車15、16、17、第2の支持部材18
からなる2段目減速機構42とが備えられている。この
減速機構付モータ1は、電動式バイクの原動機に用いら
れる。
【0017】第1のケース2には、円板状にされた第1
のケース本体2aの中央に有底の出力軸支持部2bが形
成されており、この出力軸支持部2bに第1の軸受19
が取付けられている。第1のケース2は、図5、図6に
示されるように、電動式バイク80のリアサスペンショ
ンを構成するトレーリングアーム80aに固定ボルト8
0bによって固定される。トレーリングアーム80aは
コイルスプリング80cによって路面からの衝撃を緩和
される。
【0018】第1の軸受19は、外輪が第1のケース2
の出力軸支持部2bに固定され、内輪に出力軸7の先端
部に形成された第1の軸部7bが挿入されている。
【0019】第2のケース3には、円板状にされた第2
のケース本体3aの中央に貫通孔にされた出力軸支持部
3bが形成されており、この出力軸支持部3bに第2の
軸受20が取付けられている。第2のケース3は、第1
のケース2に結合されている。
【0020】また、第2のケース3には、出力軸支持部
3bの外周部に内歯車固定部3cが形成されている。こ
の内歯車固定部3cは、環状の溝形にされているため、
内歯車固定部3c内に内歯車8の基端部に形成された第
2のケース固定部8bが嵌入れられることによって固定
されている。
【0021】第2の軸受20は、外輪が第2のケース3
の出力軸支持部3bに固定され、内輪に出力軸7の中央
部に形成された第4の軸部7cが挿入されている。
【0022】固定子4は、図3、図4に示されるよう
に、コアカバー21、外側コア22、インシュレータ2
3、内側コア24、コイル巻線25、取付ねじ26から
構成されている。
【0023】コアカバー21は、断面形状がコ字形の円
形にされており、このコアカバー21に備えられた外側
板21aの内側には、円環形のコア取付部21bが形成
されている。コア取付部21bの円周上には、12個の
ねじ孔21cが等間隔で設けられている。コアカバー2
1のコア取付部21b上には、外側コア22が配置され
ている。
【0024】外側コア22は、磁性体製の薄板を複数枚
積層して形成されており、この外側コア22には、円環
形の外側コア本体22aの内周部に、矩形の凹状にされ
た内側コア位置決め部22bが内周円周上に等間隔で1
2個形成されている。内側コア位置決め部22bのそれ
ぞれは、コアカバー21のねじ孔21cに対応して配置
されている。外側コア22の内周部には、内側コア24
が配置されている。
【0025】内側コア24は、外側コア22と同様にし
て磁性体製の薄板を複数枚積層して形成されており、こ
の内側コア24には、ベース部24aと凸部24bとが
備えられている。
【0026】ベース部24aは、薄肉状であって、外側
コア22の内径寸法よりも小さく、回転子5の外径寸法
よりも大きい内径寸法をもつ円筒形にされている。
【0027】凸部24bは、I字形にされていてベース
部24aの外周円周上で等間隔の12個所から外周に向
け放射状にそれぞれ突出しており、単一の凸部24bに
ついてのみ符号を付けて説明すると、凸部24bの先端
部には、外側コア22の内側コア位置決め部22bに嵌
め入れられる外側コア嵌入部24b1が形成されている
とともに、外側コア嵌入部24b1にねじ孔24b2が
形成されている。ねじ孔24b2はコアカバー21のコ
ア取付部21bに設けられたねじ孔21cに一致する。
内側コア24の凸部24bには、インシュレータ23が
装着されている。内側コア24のベース部24aの内周
部には、回転子5のマグネット6が非接触で配置され
る。
【0028】インシュレータ23は、非磁性体の樹脂に
よって成形されており、内側コア24の凸部24bと同
数の12個備えられている。インシュレータ23には、
1個についてのみ符号を付けて説明すると、四角形の筒
状にされたコイル巻線巻回部23aの一端部に第1のフ
ランジ23bが形成されているとともに、コイル巻線巻
回部23aの他端部に第2のフランジ23cが形成され
ている。コイル巻線25はインシュレータ23のコイル
巻線巻回部23a毎に巻回されている。
【0029】第1のフランジ23bは、四角形の板形に
されており、コイル巻線巻回部23aが内側コア24の
ヘッド部24bに挿着されることによって、内側コア2
4のベース部24aに当接する。
【0030】第2のフランジ23cは、八角形の板形に
されており、コイル巻線巻回部23aが内側コア24の
凸部24bに挿着されてから、外側コア22の内側コア
位置決め部22bに内側コア24の外側コア嵌入部24
b1が嵌入れられることによって、外側コア22に当接
する。第2のフランジ23cには、4角部分にカット部
23c1がそれぞれ形成されている。カット部23c1
は、インシュレータ23が内側コア24に取付けられた
状態でコイル巻線25がコイル巻線巻回部23aに巻回
される際にコイル巻線巻回部23aのまわりを回しやす
くする機能をもつ。コイル巻線巻回部23a、第1のフ
ランジ23b、第2のフランジ23c、カット部23c
1は、図3および図4中の1個のインシュレータ23で
のみ示されている。
【0031】固定子4では、内側コア24のそれぞれの
凸部24bにそれぞれのインシュレータ23のコイル巻
線巻回部23aが挿着されてから、それぞれのインシュ
レータ23のコイル巻線巻回部23aにコイル巻線25
がそれぞれ巻回される。図3では、2個のインシュレー
タ23にのみコイル巻線25が巻回されている。インシ
ュレータ12毎のコイル巻線25の端部はコアカバー2
1の外側に引き出される。
【0032】次に、それぞれのインシュレータ23の第
2のフランジ23cから突出している内側コア24の外
側コア嵌入部24b1が外側コア22のそれぞれの内側
コア位置決め部22bに嵌入されることによって、外側
コア22、インシュレータ23、内側コア24からなる
組体が形成される。
【0033】そして、外側コア22の内側コア位置決め
部22b内にそれぞれ配置されている内側コア24の外
側コア嵌入部24b1に設けられたねじ孔24b2をコ
アカバー21のコア取付部21bに設けられたねじ孔2
1cに合わせながら、上記の組体がコアカバー21の外
側板21a内に挿入され、内側コア24の外側コア嵌入
部24b1に設けられたそれぞれのねじ孔24b2に取
付ねじ26が挿入されて、取付ねじ26がコアカバー2
1のコア取付部21bのねじ孔21cにねじ込まれるこ
とによって、上記の組体がコアカバー21の内側に固定
されている。
【0034】固定子4では、隣合うそれぞれのインシュ
レータ23の第2のフランジ23cがわずかに離れて配
置されているとともに、第2のフランジ23cの4角部
分にカット部23c1がそれぞれ形成されているため、
第2のフランジ23cが四角形に形成されているものと
比べて、インシュレータ23のコイル巻線巻回部23a
にコイル巻線25を巻回するに際し、巻回されるコイル
巻線25の軌道が円形に近くなるから、コイル巻線巻回
部23aのまわりを回しやすくなり、その結果、コイル
巻線巻回部23aに対するコイル巻線25の巻回が容易
にして確実になる。
【0035】固定子4では、内側コア24のべース部2
4aが薄肉にして形成されているが、内側コア24の凸
部24bにインシュレータ23がそれぞれ取付けられて
から、内側コア24の外側コア嵌入部24b1が外側コ
ア22の内側コア位置決め部22bに嵌入されることに
よって、内側コア24のベース部24aが外側コア22
の内周部に位置ずれなく配置される。
【0036】また、固定子4では、外側コア22の内側
コア位置決め部22b内に位置決め配置された内側コア
24の外側コア嵌入部24b1毎に挿入された取付ねじ
26がコアカバー21側にねじ込まれるため、そのとき
に、内側コア24の凸部24bが外周方向に向けそれぞ
れ均一に引張されることによって、内側コア24のベー
ス部24aの内形が歪むことなく均一に形成される。
【0037】固定子4では、コアカバー21の外側にそ
れぞれ引き出されたコイル巻線25が図示しないモータ
制御回路に電気的に接続されるため、そのモータ制御回
路からコイル巻線25毎に所定の電流が順次供給される
ことにより、内側コア24のベース部24aの内側に回
転磁界を生ずる。
【0038】回転子5には、円板部5aと側板部5bと
から形成された断面形状がコ字状の回転子本体5cが備
えられており、円板部5aの中央部に出力軸支持部5d
が形成されている。側板部5bは幅寸法L1にされてい
る。
【0039】出力軸支持部5dには、小径側軸受取付部
5d1と大径側軸受取付部5d2とが形成されており、
小径側軸受取付部5d1に第3の軸受27が取付けら
れ、大径側軸受取付部5d2に第4の軸受28が取付け
られている。側板部5bには、前述した幅寸法L1でも
って、内径寸法d1にされた減速機構収容部5eが形成
されている。回転子5の側板部5bの外周部には、8個
のマグネット6が円周上に並べて固定されている。8個
のマグネット6は隣同士が異なる極に着磁されている。
回転子5の円板部5aには、センサマグネット34が固
定されている。センサマグネット34は、図示しないホ
ール素子等の回転検出素子が外側に非接触で配置される
ことにより、モータ制御装置で回転子5の回転数の検出
に用いられる。
【0040】第3の軸受27は、外輪が出力軸支持部5
dの第1のケース2側に固定され、内輪に出力軸7に形
成された第1の軸部7bが挿入されている。
【0041】第4の軸受28は、外輪が出力軸支持部5
dの第1のケース2とは反対側に固定され、内輪に出力
軸7に形成された第1の軸部7bが挿入されている。第
4の軸受28は、第3の軸受27よりも大型である。
【0042】回転子5には、出力軸支持部5dの大径側
軸受取付部5d2の外周部に第1の太陽歯車9が回転子
本体5cに一体に形成されている。
【0043】第1の太陽歯車9は、回転子5の側板部5
bの幅寸法L1の半分よりも小さい幅寸法L2にされて
おり、この第1の太陽歯車9には、平歯の第1の外歯9
aが形成されている。第1の太陽歯車9の第1の外歯9
aには、第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、1
1、12がそれぞれ噛合されている。第1の太陽歯車9
は、回転子5の減速機構収容部5e内に収容されてい
る。
【0044】出力軸7は、単一の軸部材として成形され
ており、この出力軸7には、軸状をなす軸本体7aの基
端部に第2のケース3から突出した負荷結合部7dが形
成されている。出力軸7の負荷結合部7dは、図6に示
されるように、電動式バイク80の後輪ホイール80d
にナット80eを締め込むことによって結合される。
【0045】出力軸7には、軸本体7aの先端部から基
端部に向けて第1の軸部7b、第2の軸部7e、第3の
軸部7f、第4の軸部7c、負荷結合部7dが一体成形
されている。第1の軸部7bは円形の軸にされていて第
2の軸部7eよりも外径が小さくされ、第2の軸部7e
は円形の軸にされていて第3の軸部7fよりも外径が小
さくされ、第3の軸部7fは小判形の軸にされていて第
4の軸部7cより外径が小さくされている。
【0046】第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12は、いずれも同じ外径で第1の太陽歯車9の
幅寸法L2よりも小さい幅寸法L3にされており、図2
に示されるように、第1、第2、第3の1段目遊星歯車
10、11、12のそれぞれには、平歯である外歯10
a、11a、12aが形成されている。第1、第2、第
3の1段目遊星歯車10、11、12は、それぞれの中
央部に枢支ピン30、30、30が挿入され、枢支ピン
30、30、30が第1の支持部材13の外周部に形成
されたピン支持部13b、13b、13bにそれぞれ固
定されているため、第1の支持部材13に回転可能に支
持されている。第1、第2、第3の1段目遊星歯車1
0、11、12は、回転子5の減速機構収容部5e内に
収容されている。
【0047】第1の支持部材13には、円板形状にされ
た第1の支持部材本体13aの中央部に出力軸支持部1
3cが形成されている。出力軸支持部13cには、小径
側軸受取付部13c1と大径側軸受取付部13c2とが
形成されており、小径側軸受取付部13c1に第5の軸
受31が取付けられ、大径側軸受取付部13c2に第6
の軸受32が取付けられている。第6の軸受32は第5
の軸受31よりも大型である。第1の支持部材13は、
回転子5の減速機構収容部5e内に収容されている。
【0048】第5の軸受31は、外輪が出力軸支持部1
3cの小径側軸受取付部13c1に固定され、内輪に出
力軸7に形成された第2の軸部7eが挿入されている。
第6の軸受32は、外輪が出力軸支持部13cの大径側
軸受取付部13c2に固定され、内輪に出力軸7に形成
された第2の軸部7eが挿入されている。
【0049】第1の支持部材13には、第1の支持部材
本体13aの外周部に、等間隔でピン支持部13b、1
3b、13bが配置されており、前述したように、ピン
支持部13b、13b、13bに第1、第2、第3の1
段目遊星歯車10、11、12が枢支ピン30、30、
30によって回転可能に取付けられている。
【0050】第1の支持部材13には、大径側軸受取付
部13c2の外周部に第2の太陽歯車14が第1の支持
部材本体13aに一体に形成されている。
【0051】第2の太陽歯車14は、前述した第1の太
陽歯車9と同一にして回転子5の側板部5bの幅寸法L
1の半分よりも小さい幅寸法L4にされており、この第
2の太陽歯車14には、平歯である第2の外歯14aが
形成されている。第2の太陽歯車14の第2の外歯14
aには、第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、1
6、17が噛合されている。第2の太陽歯車14は、回
転子5の減速機構収容部5e内に収容されている。
【0052】第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17は、いずれも同じ外径で第2の太陽歯車14
の幅寸法L4よりも小さい幅寸法L5にされており、図
2に示されるように、第1、第2、第3の2段目遊星歯
車15、16、17のそれぞれには、平歯である外歯1
5a、16a、17aが形成されている。第1、第2、
第3の2段目遊星歯車15、16、17は、それぞれの
中央部に枢支ピン33、33、33が挿入され、枢支ピ
ン33、33、33が第2の支持部材18の外周部に形
成されたピン支持部18b、18b、18bにそれぞれ
固定されているため、第2の支持部材18に回転可能に
支持されている。第1、第2、第3の2段目遊星歯車1
5、16、17は、回転子5の減速機構収容部5e内に
収容されている。
【0053】第2の支持部材18には、円板形状にされ
た第2の支持部材本体18aの中央部に出力軸結合部1
8cが形成されている。出力軸結合部18cは、図2に
示されるように、小判形の孔にされているため、出力軸
7の小判形の第3の軸部7fが挿入されることによって
出力軸7に一体的に結合される。第2の支持部材18
は、回転子5の減速機構収容部5e内に収容されてい
る。
【0054】第2の支持部材18には、第2の支持部材
本体18aの外周部に、等間隔でピン支持部18b、1
8b、18bが配置されており、前述したように、ピン
支持部18b、18b、18bに第1、第2、第3の2
段目遊星歯車15、16、17が枢支ピン33、33、
33によって回転可能に取付けられている。
【0055】第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12と、第1、第2、第3の2段目遊星歯車1
5、16、17の外側には、共通の内歯車8が配置され
ている。
【0056】内歯車8には、回転子5の側板部5bの内
径寸法d1よりも小さい外径寸法d2の円環形状にされ
て側板部5bの内周部に収容されていて、回転子5の側
板部5bの幅寸法L1よりもわずかに大きい幅寸法L7
にされた内歯車本体8aが備えられており、この内歯車
本体8aの内周部には、中央部から先端部までの間に、
第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、12の
外歯10a、11a、12aおよび第1、第2、第3の
2段目遊星歯車15、16、17の外歯15a、16
a、17aに噛合される共通の内歯8cが形成されてい
る。内歯8cは、回転子5の側板部5bの幅寸法L1と
同等の幅寸法L6にされている。内歯車8は、回転子5
の減速機構収容部5e内に収容されている。
【0057】内歯車8には、内歯8cの内周側に、第1
の太陽歯車9と、第1、第2、第3の1段目遊星歯車1
0、11、12と、第1の支持部材13と、第2の太陽
歯車14と、第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17と、第2の支持部材18とが収容されてい
る。
【0058】内歯車本体8aの基端部には、第2のケー
ス固定部8bが形成されている。内歯車8は、第2のケ
ース固定部8bが第2のケース3に形成された内歯車固
定部3cに嵌入れられることによって第2のケース3に
固定されている。
【0059】減速機構40では、共通の内歯車8、第
1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、12、第
1の太陽歯車9、第1の支持部材13からなる1段目減
速機構41と、共通の内歯車8、第1、第2、第3の2
段目遊星歯車15、16、17、第2の太陽歯車14、
第2の支持部材18とからなる2段目減速機構42が回
転子5の減速機構収容部5e内にそれぞれ収容されてい
るため、回転子5の外側に配置されるものがなく、それ
故、回転子5の外形に基づき減速機構40の外形が小さ
くなっている。
【0060】また、減速機構40では、第1の太陽歯車
9と第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、11、1
2とが回転子5の円板部5a側で出力軸7に形成された
第1の軸部7bの径方向に並べて配置されているととも
に、第2の太陽歯車14と第1、第2、第3の2段目遊
星歯車15、16、17とが第2の軸部7eの径方向に
並べて配置されているため、全体の幅寸法が小さくな
る。
【0061】そして、減速機構40では、第1の太陽歯
車9が出力軸7の第1の軸部7bによって支持されてい
るとともに、第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12と第1の支持部材13と第2の太陽歯車14
とが出力軸7の第2の軸部7eによって支持され、第3
の支持部材と第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17とが第3の軸部7fによって支持されてお
り、これら第1、第2、第3の軸部7b、7e、7fが
出力軸7に一体にして形成されているので、2つの減速
機構毎に別体の出力軸を設ける必要がなくなる。
【0062】このような構造の減速機構付モータ1は、
第1のケース2が電動式バイク80のトレーリングアー
ム80aに固定されるとともに、出力軸7の負荷結合部
7dが電動式バイク80の後輪ホイール80dに結合さ
れ、コイル巻線25が電動式バイク80に内装されたモ
ータ制御回路に電気的に接続されて電動式バイク80に
搭載される。モータ制御回路は、電動式バイク80に備
えられたスロットルが開閉されることによって、コイル
巻線25に供給する電圧のデューティを制御する。
【0063】電動式バイク80のイグニションキーがオ
ン切換えされると、モータ制御回路に電源が投入され
る。そこで、スロットルが開かれると、モータ制御回路
より、固定子4のコイル巻線25に電流が供給されて、
固定子4の内側コア24の内周部に回転磁界が発生す
る。
【0064】固定子4の内側コア24の内周部に回転磁
界が発生すると、回転子5のそれぞれのマグネット6と
の間での電磁誘導によって回転子5に回転力が与えら
れ、回転子5が正回転を始める。
【0065】回転子5が正回転を始めると、第1の太陽
歯車9も回転子5とともに正回転するため、第1の太陽
歯車9の正回転によって、第1、第2、第3の1段目遊
星歯車10、11、12が逆回転で自転しながら第1の
太陽歯車9のまわりを正方向に公転する。
【0066】第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、
11、12が第1の太陽歯車9のまわりを正方向に公転
するため、第1の支持部材13が回転子5の回転を減速
して正回転する。このとき、第1、第2、第3の1段目
遊星歯車10、11、12は、内歯車8に噛み合いなが
ら、内歯車8の内側を公転する。
【0067】第1の支持部材13が正回転することによ
り、第2の太陽歯車14も第1の支持部材13とともに
正回転する。
【0068】第2の太陽歯車14が正回転することによ
り、第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、16、1
7が逆回転で自転しながら第2の太陽歯車14のまわり
を正方向に公転する。
【0069】第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、
16、17が第2の太陽歯車14のまわりを正方向に公
転するため、第2の支持部材18が第1の支持部材13
の回転を減速して正回転する。このとき、第1、第2、
第3の2段目遊星歯車15、16、17は、内歯車8に
噛み合いながら、内歯車8の内側を公転する。
【0070】第2の支持部材18が正回転することによ
り、この第2の支持部材18に結合された出力軸7が正
回転し、出力軸7の正回転により、後輪ホイール80d
が正回転して電動式バイク80が前進する。
【0071】スロットルが開かれると、モータ制御回路
よりコイル巻線25に供給される電圧のデューティ比が
上がるため、出力軸7の回転数が上がって電動式バイク
80が増速され、これに反して、スロットルが閉じられ
ると、モータ制御回路よりコイル巻線25に供給される
電流のデューティ比が下がるため、出力軸7の回転数が
下がって電動式バイク80が減速される。
【0072】上述したように、減速機構付モータ1で
は、出力軸7に、回転子5を回転可能に支持するための
第1の軸部7bと、1段目の減速を行う第1、第2、第
3の1段目遊星歯車10、11、12が取付けられた第
1の支持部材13を回転可能に支持するための第2の軸
部7eと、2段目の減速を行う第1、第2、第3の2段
目遊星歯車15、16、17が取付けられた第2の支持
部材18に結合された第3の軸部7fとが一体に形成さ
れているため、第1の軸と第2の軸とが別体にして備え
られている従来のものと比べて、2つの減速機構の軸芯
にずれを生ずることがないので、効率が低下することが
ない。
【0073】また、減速機構付モータ1では、1段目の
減速を行う第1、第2、第3の1段目遊星歯車10、1
1、12の外歯10a、11a、12aおよび2段目の
減速を行う第1、第2、第3の2段目遊星歯車15、1
6、17の外歯15a、16a、17aのそれぞれに噛
合される共通の内歯8cが内歯車8に備えられているた
め、1段目の減速のための一方の内歯車と、2段目の減
速のための他方の内歯車とが独立して設けられている従
来のものと比べて、2つの減速機構が一体的に配置され
るから、全体のレイアウトが複雑にならず、簡素な構造
が得られる。
【0074】そして、減速機構付モータ1では、減速機
構40を構成する第1の太陽歯車9と第1、第2、第3
の1段目遊星歯車10、11、12とが回転子5の円板
部5a側で出力軸7の第1の軸部7bの径方向に並べて
配置されているとともに、減速機構40を構成する第2
の太陽歯車14と第1、第2、第3の2段目遊星歯車1
5、16、17とが出力軸7の第2の軸部7eの径方向
に並べて配置されていて、これらの径方向に回転子5お
よび固定子4が配置されているため、固定子、回転子か
らなる動力発生部が減速機構に対し出力軸の軸方向に別
所に並べて配置されている従来のもの比べて、固定子
4、回転子5、減速機構40の全体の幅寸法が小さくな
り、その結果、小さな幅寸法でコンパクト化が図れる。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4、5に係わる減速機構付モータによ
れば、負荷に結合される単一の出力軸は、回転子を回転
可能に支持しているとともに、1段目遊星歯車を支持す
る第1の支持部材を回転可能に支持し、2段目遊星歯車
を支持する第2の支持部材に結合されている。それ故、
1段目の減速機構を支持する第1の軸と、2段目の減速
機構を支持する第2の軸とがそれぞれ独立して配置され
ているものと比べて、1段目減速機構、2段目減速機構
が単一の出力軸によって支持されるから、1段目減速機
構、2段目減速機構に軸芯のずれを生ずることがないの
で、効率が低下することがない。また、回転子の内側に
配置された内歯車は、1段目遊星歯車、2段目遊星歯車
のいずれにも噛合されている。それ故、1段目の減速機
構のための一方の内歯車と、2段目の減速機構のための
他方の内歯車とがそれぞれ独立して設けられているもの
と比べて、2つの減速機構が一体的に結合して配置され
るから、全体のレイアウトが複雑にならない。そして、
回転子の内側に配置された内歯車の内側に、1段目遊星
歯車、第1の太陽歯車が配置されているとともに、2段
目遊星歯車、第2の太陽歯車、第1の支持部材が配置さ
れ、さらに、第2の支持部材が配置されている。それ
故、固定子、回転子からなる動力発生部が減速機構とは
別所に配置されているものと比べて、固定子、回転子、
減速機構の全体の幅寸法が大きくならない。よって、高
い効率が得られるとともに、極めて簡潔な構造になり、
コンパクト化が図れるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる減速機構付モータの一実施例
の内部構造を説明する部分破断正面図である。
【図2】図1に示した減速機構付モータにおいての各部
品の組付関係を説明する外観斜視図である。
【図3】図1に示した減速機構付モータに用いた固定子
においての各部材の組付関係を説明する外観斜視図であ
る。
【図4】図1に示した減速機構付モータに用いた固定子
の外観図である。
【図5】図1に示した減速機構付モータが用いられる電
動式バイクの正面図である。
【図6】図5に示した電動式バイクにおいての減速機構
付モータの組付関係を説明する部分破断平面図である。
【符号の説明】
1 減速機構付モータ 2 第1のケース 3 第2のケース 4 固定子 5 回転子 5e 減速機構収容部 6 マグネット 7 出力軸 7b 第1の軸部 7c 第4の軸部 7e 第2の軸部 7f 第3の軸部 8 内歯車 8c 内歯 9 第1の太陽歯車 10 (1段目遊星歯車)第1の1段目遊星歯車 11 (1段目遊星歯車)第2の1段目遊星歯車 12 (1段目遊星歯車)第3の1段目遊星歯車 13 第1の支持部材 14 第2の太陽歯車 15 (2段目遊星歯車)第1の2段目遊星歯車 16 (2段目遊星歯車)第2の2段目遊星歯車 17 (2段目遊星歯車)第3の2段目遊星歯車 18 第2の支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J027 FA19 FA36 FB34 GB05 GC13 GC24 GC26 GC29 GD04 GD12 GE05 GE11 GE29 5H607 AA00 AA12 BB01 BB14 CC05 CC07 DD01 DD02 DD03 EE33 EE35 EE36 FF21 GG08 HH03 HH09 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により磁力を発生する固定子と、 上記固定子の内周側に配置されたマグネットをもち、該
    固定子が発生した磁力により回転する回転子と、 上記回転子の内側に配置された共通の内歯車、該内歯車
    の内側に配置された第1の太陽歯車、該第1の太陽歯車
    に噛合されている1段目遊星歯車、該1段目遊星歯車を
    回転可能に支持する第1の支持部材をもつ1段目減速機
    構と、 上記共通の内歯車の内側に配置された第2の太陽歯車、
    該第2の太陽歯車に噛合されている2段目遊星歯車、該
    2段目遊星歯車を回転可能に支持する第2の支持部材を
    もつ2段目減速機構と、 上記回転子および上記第1の支持部材を回転可能に支持
    しているとともに、上記第2の支持部材に結合され、負
    荷に結合される単一の出力軸を備えていることを特徴と
    する減速機構付モータ。
  2. 【請求項2】 通電により磁力を発生する固定子と、 上記固定子の中央部に配置され、負荷に結合される単一
    の出力軸と、 上記固定子の内周側に配置されたマグネットをもつとと
    もに、上記出力軸に回転可能に支持され、該固定子が発
    生した磁力により回転する回転子と、 上記回転子の内側に配置された内歯車と、 上記内歯車の内側で上記回転子に一体的に形成された第
    1の太陽歯車と、 上記内歯車と上記第1の太陽歯車との間に配置されて、
    該内歯車および第1の太陽歯車に噛合された1段目遊星
    歯車と、 上記内歯車の内側に配置されて上記出力軸に回転可能に
    支持され、上記1段目遊星歯車を回転可能に支持する第
    1の支持部材と、 上記内歯車の内側で上記第1の支持部材に一体的に形成
    された第2の太陽歯車と、 上記内歯車と上記第2の太陽歯車との間に配置されて、
    該内歯車および第2の太陽歯車に噛合された2段目遊星
    歯車と、 上記内歯車の内側で上記出力軸に結合され、上記2段目
    遊星歯車を回転可能に支持する第2の支持部材を備えて
    いることを特徴とする減速機構付モータ。
  3. 【請求項3】 通電により磁力を発生する固定子と、 上記固定子の中央部に配置され、第1の軸部、第2の軸
    部、第3の軸部が連続的に一体に形成され、負荷に結合
    される単一の出力軸と、 上記固定子の内側に配置された内歯車と、 上記内歯車の内側に配置された第1の太陽歯車と、 上記第1の太陽歯車の外側に配置されて、上記内歯車お
    よび該第1の太陽歯車に噛合された1段目遊星歯車と、 上記出力軸の第2の軸部に回転可能に支持され、上記1
    段目遊星歯車を回転可能に支持する第1の支持部材と、 上記第1の支持部材に一体的に形成された第2の太陽歯
    車と、 上記第2の太陽歯車の外側に配置されて、上記内歯車お
    よび該第2の太陽歯車に噛合された2段目遊星歯車と、 上記2段目遊星歯車を回転可能に支持しているとともに
    上記出力軸の第3の軸部に結合された第2の支持部材
    と、 上記固定子の内周側に配置されたマグネットをもつとと
    もに、上記太陽歯車が結合されていて上記出力軸の第1
    の軸部に回転可能に支持され、上記第1の太陽歯車、上
    記1段目遊星歯車を上記内歯車の内側で該第1の軸部上
    に配置可能にして、且つ、上記第1の支持部材、上記第
    2の太陽歯車、上記2段目遊星歯車を上記内歯車の内側
    で上記第2の軸部上に配置可能にして、該内歯車、1段
    目遊星歯車、第1の太陽歯車、2段目遊星歯車、第1の
    支持部材、第2の支持部材のそれぞれを収容可能な減速
    機構収容部が形成され、該固定子が発生した磁力により
    回転する回転子を備えていることを特徴とする減速機構
    付モータ。
  4. 【請求項4】 内歯車には、1段目遊星歯車、2段目遊
    星歯車にそれぞれ噛合可能な共通の内歯が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2または3に記載の減速
    機構付モータ。
  5. 【請求項5】 出力軸は、第1の軸部が第2の軸部より
    も小さい外径にして形成されているとともに、第2の軸
    部が第3の軸部よりも小さい外径にして形成され、該出
    力軸には、第3の軸部よりも大きい外径にされた第4の
    軸部が形成されており、 上記出力軸の第1の軸部を回転可能に支持する第1のケ
    ースと、 上記第4の軸部を回転可能に支持する第2のケースが備
    えられていることを特徴とする請求項4に記載の減速機
    構付モータ。
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