JP2001003819A - キャニスタ取付構造 - Google Patents
キャニスタ取付構造Info
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- JP2001003819A JP2001003819A JP11169809A JP16980999A JP2001003819A JP 2001003819 A JP2001003819 A JP 2001003819A JP 11169809 A JP11169809 A JP 11169809A JP 16980999 A JP16980999 A JP 16980999A JP 2001003819 A JP2001003819 A JP 2001003819A
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Links
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- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 abstract description 7
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Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャニスタ取付構造において、蒸発燃料がエ
ンジンルーム内に滞留するおそれをなくし、蒸発燃料が
エアクリーナの吸気取入口部からエンジン内に吸入され
るのを回避させ、これにより、空燃比が変動するのを防
止し、排ガス性能の向上やエンジンの出力向上等を図
り、エンジン制御に悪影響を与えるのを防止することに
ある。 【構成】 エンジンルームを区画形成する車体部材にキ
ャニスタを設け、キャニスタの大気開放管部材の先端側
の開口部を車体部材の外方に配設している。
ンジンルーム内に滞留するおそれをなくし、蒸発燃料が
エアクリーナの吸気取入口部からエンジン内に吸入され
るのを回避させ、これにより、空燃比が変動するのを防
止し、排ガス性能の向上やエンジンの出力向上等を図
り、エンジン制御に悪影響を与えるのを防止することに
ある。 【構成】 エンジンルームを区画形成する車体部材にキ
ャニスタを設け、キャニスタの大気開放管部材の先端側
の開口部を車体部材の外方に配設している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャニスタ取付
構造に係り、特に大気開放管部材が備えられたキャニス
タを車両のエンジンルーム内に配設したキャニスタ取付
構造に関する。
構造に係り、特に大気開放管部材が備えられたキャニス
タを車両のエンジンルーム内に配設したキャニスタ取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、燃料タンク等から大気
中に漏洩する蒸発燃料は、炭化水素(HC)を多量に含
み大気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損
失にも連がることから、これを防止するための各種の技
術が知られている。その代表的なものとして、キャニス
タに収容した活性炭などの吸着剤に燃料タンクの蒸発燃
料を吸着させ、そして、エンジンの運転時に、この蒸発
燃料を離脱(パージ)させ、この離脱した蒸発燃料であ
るパージエアをエンジンに供給する蒸発燃料制御装置
(エバポシステム)がある。
中に漏洩する蒸発燃料は、炭化水素(HC)を多量に含
み大気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損
失にも連がることから、これを防止するための各種の技
術が知られている。その代表的なものとして、キャニス
タに収容した活性炭などの吸着剤に燃料タンクの蒸発燃
料を吸着させ、そして、エンジンの運転時に、この蒸発
燃料を離脱(パージ)させ、この離脱した蒸発燃料であ
るパージエアをエンジンに供給する蒸発燃料制御装置
(エバポシステム)がある。
【0003】即ち、図7に示す如く、車両102におい
て、エンジンルーム104内に設置されたエンジン10
6には、吸気装置108と蒸発燃料制御装置110とが
設けられている。吸気装置108は、一の車体部材であ
るフロアパネル112のシート側壁112A内で他の車
体部材であるフレームフロアカバー114上に設けられ
て吸気取入口部116Aを備えたエアクリーナ116
と、このエアクリーナ116に連結されてスロットルボ
ディ118に取り付けられた吸気管120と、フレーム
フロアカバー114に貫通した連絡パイプ122を介し
てエアクリーナ116の底部位に連通したレゾネータ1
24とを備えている。蒸発燃料制御装置110は、エア
クリーナ116に近接してフレームフロアカバー114
上に設けられたキャニスタ126を備えている。このキ
ャニスタ126には、燃料タンク(図示せず)に連絡し
たエバポパイプ128とエンジン106に連絡したパー
ジパイプ130と大気開放管部材としてのエアホース1
32とが接続されている。このエアホース132の先端
側の開口部132Aは、エンジンルーム104内におい
てエアクリーナ116の外側面に固定具134で固定さ
れている。
て、エンジンルーム104内に設置されたエンジン10
6には、吸気装置108と蒸発燃料制御装置110とが
設けられている。吸気装置108は、一の車体部材であ
るフロアパネル112のシート側壁112A内で他の車
体部材であるフレームフロアカバー114上に設けられ
て吸気取入口部116Aを備えたエアクリーナ116
と、このエアクリーナ116に連結されてスロットルボ
ディ118に取り付けられた吸気管120と、フレーム
フロアカバー114に貫通した連絡パイプ122を介し
てエアクリーナ116の底部位に連通したレゾネータ1
24とを備えている。蒸発燃料制御装置110は、エア
クリーナ116に近接してフレームフロアカバー114
上に設けられたキャニスタ126を備えている。このキ
ャニスタ126には、燃料タンク(図示せず)に連絡し
たエバポパイプ128とエンジン106に連絡したパー
ジパイプ130と大気開放管部材としてのエアホース1
32とが接続されている。このエアホース132の先端
側の開口部132Aは、エンジンルーム104内におい
てエアクリーナ116の外側面に固定具134で固定さ
れている。
【0004】このようなキャニスタ取付構造としては、
例えば、特開平9−96258号公報、特開平9−25
855号公報に開示されている。特開平9−96258
号公報に記載のものは、エンジンと変速機とからなる組
立体に、この組立体の平面視における外周形成線よりも
内側でキャニスタを配設したものである。特開平9−2
5855号公報に記載のものは、キャニスタの大気開放
回路部品をキャニスタの取付用ブラケットに取り付けて
モジュール化したものである。
例えば、特開平9−96258号公報、特開平9−25
855号公報に開示されている。特開平9−96258
号公報に記載のものは、エンジンと変速機とからなる組
立体に、この組立体の平面視における外周形成線よりも
内側でキャニスタを配設したものである。特開平9−2
5855号公報に記載のものは、キャニスタの大気開放
回路部品をキャニスタの取付用ブラケットに取り付けて
モジュール化したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、キャ
ニスタ取付構造においては、キャニスタに接続したエア
ホースの先端側の開口部がエンジンルーム内や車体部材
の閉断面空間内に配置されているので、例えば、給油中
等に、キャニスタからエアホースに排出された蒸発燃料
がエンジンルーム内に滞留するので、この滞留した蒸発
燃料がエアクリーナの吸気取入口部からエンジン内に吸
入されてしまい、このため、空燃比がリッチ側に変動し
て、排ガス性能の悪化やエンジンの出力低下等を来し
て、エンジン制御に悪影響を与えるという不都合があっ
た。
ニスタ取付構造においては、キャニスタに接続したエア
ホースの先端側の開口部がエンジンルーム内や車体部材
の閉断面空間内に配置されているので、例えば、給油中
等に、キャニスタからエアホースに排出された蒸発燃料
がエンジンルーム内に滞留するので、この滞留した蒸発
燃料がエアクリーナの吸気取入口部からエンジン内に吸
入されてしまい、このため、空燃比がリッチ側に変動し
て、排ガス性能の悪化やエンジンの出力低下等を来し
て、エンジン制御に悪影響を与えるという不都合があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、大気開放管部材が備えら
れたキャニスタを車両のエンジンルーム内に配設したキ
ャニスタ取付構造において、前記エンジンルームを区画
形成する車体部材に前記キャニスタを設け、前記キャニ
スタの前記大気開放管部材の先端側の開口部を前記車体
部材の外方に配設したことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、大気開放管部材が備えら
れたキャニスタを車両のエンジンルーム内に配設したキ
ャニスタ取付構造において、前記エンジンルームを区画
形成する車体部材に前記キャニスタを設け、前記キャニ
スタの前記大気開放管部材の先端側の開口部を前記車体
部材の外方に配設したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、キャニスタの大気開
放管部材の先端側の開口部が車体部材の外方に配設され
ているので、例えば、給油中等に、蒸発燃料がエンジン
ルームの外側に排出されることから、蒸発燃料がエンジ
ンルーム内に滞留するおそれがなく、蒸発燃料がエアク
リーナの吸気取入口部からエンジン内に吸入されるのを
回避させ、これにより、空燃比が変動するのを防止し、
排ガス性能の向上やエンジンの出力向上等を図り、エン
ジン制御に悪影響を与えるのを防止することができる。
放管部材の先端側の開口部が車体部材の外方に配設され
ているので、例えば、給油中等に、蒸発燃料がエンジン
ルームの外側に排出されることから、蒸発燃料がエンジ
ンルーム内に滞留するおそれがなく、蒸発燃料がエアク
リーナの吸気取入口部からエンジン内に吸入されるのを
回避させ、これにより、空燃比が変動するのを防止し、
排ガス性能の向上やエンジンの出力向上等を図り、エン
ジン制御に悪影響を与えるのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜5は、この発明の第1実
施例を示すものである。図4、5において、2は車両、
4はエンジンルーム、6は一の車体部材であるフロアパ
ネル、8はエンジンルーム4に設置されたエンジン、1
0−1、10−2は右側、左側車体フレーム(シャー
シ)、12は座席、14・14はヘッドライト、16・
16は前輪、18・18は後輪である。
且つ具体的に説明する。図1〜5は、この発明の第1実
施例を示すものである。図4、5において、2は車両、
4はエンジンルーム、6は一の車体部材であるフロアパ
ネル、8はエンジンルーム4に設置されたエンジン、1
0−1、10−2は右側、左側車体フレーム(シャー
シ)、12は座席、14・14はヘッドライト、16・
16は前輪、18・18は後輪である。
【0009】フロアパネル6は、前側部6Aとこの前側
部6Aから立ち上がったシート側壁6Bと水平方向に指
向したシート上壁6Cとを形成している。
部6Aから立ち上がったシート側壁6Bと水平方向に指
向したシート上壁6Cとを形成している。
【0010】右側、左側車体フレーム10−1、10−
2の内側には、フロアパネル6と共にエンジンルーム4
を形成するように、上下方向に指向して右側、左側縦パ
ネル20−1、20−2が立設されている。この右側、
左側縦パネル20−1、20−2には、水平方向に指向
する他の車体部材である右側、左側フレームフロアカバ
ー22−1、22−2が接続されている。この右側、左
側フレームフロアカバー22−1、22−2は、フロア
パネル6の前側部6Aと同一レベルに位置して配置され
ている。
2の内側には、フロアパネル6と共にエンジンルーム4
を形成するように、上下方向に指向して右側、左側縦パ
ネル20−1、20−2が立設されている。この右側、
左側縦パネル20−1、20−2には、水平方向に指向
する他の車体部材である右側、左側フレームフロアカバ
ー22−1、22−2が接続されている。この右側、左
側フレームフロアカバー22−1、22−2は、フロア
パネル6の前側部6Aと同一レベルに位置して配置され
ている。
【0011】これにより、車両2において、前輪16・
16の位置よりも少し後方で中央部位には、エンジンル
ーム4が形成され、右側フレームフロアカバー22−1
の上方にはエンジンルーム4の右側に隣接して該エンジ
ンルーム4を延長するように右側ルーム空間24−1が
形成され、また、左側フレームフロアカバー22−2の
上方にはエンジンルーム4の左側に隣接して該エンジン
ルーム4を延長するように左側ルーム空間24−2が形
成され、また、右側フレームフロアカバー22−1の下
方に右側フレーム空間26−1が形成され、左側フレー
ムフロアカバー22−2の下方に左側フレーム空間26
−2が形成される。
16の位置よりも少し後方で中央部位には、エンジンル
ーム4が形成され、右側フレームフロアカバー22−1
の上方にはエンジンルーム4の右側に隣接して該エンジ
ンルーム4を延長するように右側ルーム空間24−1が
形成され、また、左側フレームフロアカバー22−2の
上方にはエンジンルーム4の左側に隣接して該エンジン
ルーム4を延長するように左側ルーム空間24−2が形
成され、また、右側フレームフロアカバー22−1の下
方に右側フレーム空間26−1が形成され、左側フレー
ムフロアカバー22−2の下方に左側フレーム空間26
−2が形成される。
【0012】エンジン8には、吸気装置28と蒸発燃料
制御装置30とが設けられる。吸気装置28は、エアク
リーナ32と吸気管34とスロットルボディ36とレゾ
ネータ38とを備えている。エアクリーナ32は、車両
後方側に位置する吸気取入口部32Aを備え、右側ルー
ム空間24−1内で、固定ブラット40が固定ボルト4
2によって右側フレームフロアカバー22−1上に設け
られている。吸気管34は、一端側がエアクリーナ32
に連結されて他端側がスロットルボディ36に取り付け
られている。スロットルボディ36は、エンジン6に取
付けられている。レゾネータ38は、エアクリーナ32
の下方の右側フレーム空間26−1内で、右側フレーム
フロアカバー22−1の孔部44に貫通した連絡パイプ
46を介してエアクリーナ32の底部位に連通し、複数
のレゾネータ取付ブラケット38Aを介してレゾネータ
取付具38Bによって右フレームフロアカバー22−1
の下面に取り付けられている。
制御装置30とが設けられる。吸気装置28は、エアク
リーナ32と吸気管34とスロットルボディ36とレゾ
ネータ38とを備えている。エアクリーナ32は、車両
後方側に位置する吸気取入口部32Aを備え、右側ルー
ム空間24−1内で、固定ブラット40が固定ボルト4
2によって右側フレームフロアカバー22−1上に設け
られている。吸気管34は、一端側がエアクリーナ32
に連結されて他端側がスロットルボディ36に取り付け
られている。スロットルボディ36は、エンジン6に取
付けられている。レゾネータ38は、エアクリーナ32
の下方の右側フレーム空間26−1内で、右側フレーム
フロアカバー22−1の孔部44に貫通した連絡パイプ
46を介してエアクリーナ32の底部位に連通し、複数
のレゾネータ取付ブラケット38Aを介してレゾネータ
取付具38Bによって右フレームフロアカバー22−1
の下面に取り付けられている。
【0013】蒸発燃料制御装置30は、エアクリーナ3
2に近接して右側フレームフロアカバー22−1上に取
付具(図示せず)で設けられたキャニスタ48を備えて
いる。このキャニスタ48は、蒸発燃料を吸着させる活
性炭などの吸着剤を収容している。キャニスタ48に
は、燃料タンク(図示せず)に連絡したエバポパイプ5
0とエンジン6に連絡したパージパイプ52と大気開放
管部材54とが接続されている。この大気開放管部材5
4は、一端側がクリーナ側接続部56に接続されたエア
ホース58と、このエアホース58の他端側が接続され
て右側フレームフロアカバー22−1に貫通して固定さ
れた固定接続パイプ60とからなる。
2に近接して右側フレームフロアカバー22−1上に取
付具(図示せず)で設けられたキャニスタ48を備えて
いる。このキャニスタ48は、蒸発燃料を吸着させる活
性炭などの吸着剤を収容している。キャニスタ48に
は、燃料タンク(図示せず)に連絡したエバポパイプ5
0とエンジン6に連絡したパージパイプ52と大気開放
管部材54とが接続されている。この大気開放管部材5
4は、一端側がクリーナ側接続部56に接続されたエア
ホース58と、このエアホース58の他端側が接続され
て右側フレームフロアカバー22−1に貫通して固定さ
れた固定接続パイプ60とからなる。
【0014】従って、大気開放管部材54の先端側の開
口部54Aは、右側フレームフロアカバー22−1の下
方で、エンジンルーム4とは隔離された右側フレーム空
間26−1内に開放して設けられる。
口部54Aは、右側フレームフロアカバー22−1の下
方で、エンジンルーム4とは隔離された右側フレーム空
間26−1内に開放して設けられる。
【0015】一方、左側ルーム空間24−2内におい
て、左側フレームフロアカバー22−2には、バッテリ
62が設置されている。
て、左側フレームフロアカバー22−2には、バッテリ
62が設置されている。
【0016】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0017】吸気装置28において、エアクリーナ32
の吸気取入口部32Aには、エンジンルーム4内の吸気
が取り入れられる。この吸気は、エアクリーナ32から
吸気管34・スロットルボディ36を経てエンジン8に
供給される。
の吸気取入口部32Aには、エンジンルーム4内の吸気
が取り入れられる。この吸気は、エアクリーナ32から
吸気管34・スロットルボディ36を経てエンジン8に
供給される。
【0018】また、蒸発燃料制御装置30において、燃
料タンクからの蒸発燃料は、エバポパイプ50からキャ
ニスタ48に送られ、このキャニスタ48に吸着され
る。そして、エンジン8の稼動により、キャニスタ48
には大気開放管部材54の開口部54Aから大気が導入
されることから、キャニスタ48に吸着された蒸発燃料
が離脱されてパージパイプ52からエンジン8に供給さ
れる。
料タンクからの蒸発燃料は、エバポパイプ50からキャ
ニスタ48に送られ、このキャニスタ48に吸着され
る。そして、エンジン8の稼動により、キャニスタ48
には大気開放管部材54の開口部54Aから大気が導入
されることから、キャニスタ48に吸着された蒸発燃料
が離脱されてパージパイプ52からエンジン8に供給さ
れる。
【0019】一方、エンジン8を停止した給油中等に
は、燃料タンクの蒸発燃料がエバポパイプ50とキャニ
スタ48とを経て、大気開放管部材54から排出され
る。
は、燃料タンクの蒸発燃料がエバポパイプ50とキャニ
スタ48とを経て、大気開放管部材54から排出され
る。
【0020】ところで、この第1実施例においては、大
気開放管部材54の先端側の開口部54Aが右側フレー
ムフロアカバー22−1の下方に開放してエンジンルー
ム4の外側に位置しているので、大気開放管部材54か
らの蒸発燃料がエンジンルーム4内に滞留することがな
いので、エアクリーナ32の吸気取入口部32Aには蒸
発燃料が吸入されることがなく、これにより、空燃比が
変動するのを防止し、排ガス性能の向上やエンジン8の
出力向上等を図り、エンジン制御に悪影響を与えるのを
防止することができる。
気開放管部材54の先端側の開口部54Aが右側フレー
ムフロアカバー22−1の下方に開放してエンジンルー
ム4の外側に位置しているので、大気開放管部材54か
らの蒸発燃料がエンジンルーム4内に滞留することがな
いので、エアクリーナ32の吸気取入口部32Aには蒸
発燃料が吸入されることがなく、これにより、空燃比が
変動するのを防止し、排ガス性能の向上やエンジン8の
出力向上等を図り、エンジン制御に悪影響を与えるのを
防止することができる。
【0021】図6は、この発明の特別構成であり、第2
実施例を示すものである。
実施例を示すものである。
【0022】以下の実施例においては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0023】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、大気開放管部材54の途中には、
拡縮可能な蒸発燃料貯留部72を設けるとともに、この
蒸発燃料貯留部74よりも開口部54A側にエンジン8
の稼動中に大気の導入を許容する一方、給油中には蒸発
燃料の排出を阻止する逆止弁74を設けた。
下の点にある。即ち、大気開放管部材54の途中には、
拡縮可能な蒸発燃料貯留部72を設けるとともに、この
蒸発燃料貯留部74よりも開口部54A側にエンジン8
の稼動中に大気の導入を許容する一方、給油中には蒸発
燃料の排出を阻止する逆止弁74を設けた。
【0024】この第2実施例の構成によれば、給油中に
は、逆止弁74によって蒸発燃料が外部に排出されるの
を阻止させるとともに、蒸発燃料貯留部72に蒸発燃料
を貯留させ、そして、運転中には、エンジン8からキャ
ニスタ48内に作用する負圧によって、開口部54Aか
ら外部の大気を導入させるとともに、蒸発燃料貯留部7
2の蒸発燃料をキャニスタ48側に供給させることがで
きる。
は、逆止弁74によって蒸発燃料が外部に排出されるの
を阻止させるとともに、蒸発燃料貯留部72に蒸発燃料
を貯留させ、そして、運転中には、エンジン8からキャ
ニスタ48内に作用する負圧によって、開口部54Aか
ら外部の大気を導入させるとともに、蒸発燃料貯留部7
2の蒸発燃料をキャニスタ48側に供給させることがで
きる。
【0025】なお、この発明においては、キャニスタと
一体的に予備タンクを設け、キャニスタからの蒸発燃料
をこの予備タンクに一時的に貯留させ、適正な場所や時
期等の条件を判断して、処理能力や濃度等を考慮し、こ
の蒸発燃料を外部に排出させたり、あるいは、エンジン
の運転中に、エンジンに供給させることも可能である。
一体的に予備タンクを設け、キャニスタからの蒸発燃料
をこの予備タンクに一時的に貯留させ、適正な場所や時
期等の条件を判断して、処理能力や濃度等を考慮し、こ
の蒸発燃料を外部に排出させたり、あるいは、エンジン
の運転中に、エンジンに供給させることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、エンジンルームを区画形成する車体部材
にキャニスタを設け、キャニスタの大気開放管部材の先
端側の開口部を車体部材の外方に配設したことにより、
例えば、給油中等に、蒸発燃料がエンジンルームの外側
に排出されることから、蒸発燃料がエンジンルーム内に
滞留するおそれがなく、蒸発燃料がエアクリーナの吸気
取入口部からエンジン内に吸入されるのを回避させ、こ
れにより、空燃比が変動するのを防止し、排ガス性能の
向上やエンジンの出力向上等を図り、エンジン制御に悪
影響を与えるのを防止し得る。
発明によれば、エンジンルームを区画形成する車体部材
にキャニスタを設け、キャニスタの大気開放管部材の先
端側の開口部を車体部材の外方に配設したことにより、
例えば、給油中等に、蒸発燃料がエンジンルームの外側
に排出されることから、蒸発燃料がエンジンルーム内に
滞留するおそれがなく、蒸発燃料がエアクリーナの吸気
取入口部からエンジン内に吸入されるのを回避させ、こ
れにより、空燃比が変動するのを防止し、排ガス性能の
向上やエンジンの出力向上等を図り、エンジン制御に悪
影響を与えるのを防止し得る。
【図1】図3の矢印1による車両の前部の一部側面図で
ある。
ある。
【図2】レゾネータの底面図である。
【図3】図1の車両の前部の一部平面図である。
【図4】車両の概略平面図である。
【図5】図3の車両の概略正面図である。
【図6】第2実施例において大気開放管部材の部位の側
面図である。
面図である。
【図7】従来における車両の前部の一部平面図である。
2 車両 4 エンジンルーム 6 フロアパネル 8 エンジン 12 座席 22 フレームフロアカバー 24 ルーム空間 26 フレーム空間 28 吸気装置 30 蒸発燃料制御装置 32 エアクリーナ 48 キャニスタ 54 大気開放管部材 58 エアホース 60 固定接続パイプ
Claims (3)
- 【請求項1】 大気開放管部材が備えられたキャニスタ
を車両のエンジンルーム内に配設したキャニスタ取付構
造において、前記エンジンルームを区画形成する車体部
材に前記キャニスタを設け、前記キャニスタの前記大気
開放管部材の先端側の開口部を前記車体部材の外方に配
設したことを特徴とするキャニスタ取付構造。 - 【請求項2】 前記キャニスタは、前記エンジンルーム
の側方の前記車体部材であるフレームフロアカバー上に
設けられたことを特徴とする請求項1に記載のキャニス
タ取付構造。 - 【請求項3】 前記エンジンルームは、座席の下側を支
持する前記車体部材であるフロアパネルによって前記座
席の下方に区画形成されたルーム空間を有することを特
徴とする請求項1に記載のキャニスタ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169809A JP2001003819A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | キャニスタ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169809A JP2001003819A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | キャニスタ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001003819A true JP2001003819A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15893309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11169809A Pending JP2001003819A (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | キャニスタ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001003819A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101832202A (zh) * | 2009-03-11 | 2010-09-15 | 本田技研工业株式会社 | 自动二轮车的吸附罐配置结构 |
JP2019085057A (ja) * | 2017-11-10 | 2019-06-06 | 株式会社イノアックコーポレーション | フェンダーインシュレータ |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP11169809A patent/JP2001003819A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101832202A (zh) * | 2009-03-11 | 2010-09-15 | 本田技研工业株式会社 | 自动二轮车的吸附罐配置结构 |
JP2019085057A (ja) * | 2017-11-10 | 2019-06-06 | 株式会社イノアックコーポレーション | フェンダーインシュレータ |
JP7002920B2 (ja) | 2017-11-10 | 2022-01-20 | 株式会社イノアックコーポレーション | フェンダーインシュレータ |
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