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JP2001001690A - 転写シート - Google Patents

転写シート

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Publication number
JP2001001690A
JP2001001690A JP11178402A JP17840299A JP2001001690A JP 2001001690 A JP2001001690 A JP 2001001690A JP 11178402 A JP11178402 A JP 11178402A JP 17840299 A JP17840299 A JP 17840299A JP 2001001690 A JP2001001690 A JP 2001001690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
transfer
sheet
resin
pattern
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11178402A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kuwabara
祐司 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11178402A priority Critical patent/JP2001001690A/ja
Publication of JP2001001690A publication Critical patent/JP2001001690A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸模様賦形層と基材シートとの密着を良く
し、転写時は、これらが一体となった支持体シートとし
て確実に転写層から剥離して凹凸模様が賦形できる様に
する。 【解決手段】 剥離性の基材シート11上に、基材シー
トとは接着一体化し且つ剥離層21とは剥離性を有し、
転写後の剥離層表面に凹凸模様3を賦形する為の凹凸模
様賦形層12を有する支持体シート10の凹凸模様賦形
層側の面に、転写層20として少なくとも剥離層21、
絵柄層23を順次積層した構成の転写シートSにて、凹
凸模様賦形層はアミノアルキド樹脂を硬化した硬化物で
構成し、基材シートは少なくとも凹凸模様賦形層側にコ
ロナ放電処理等により、活性水素を含有する極性官能基
を付与したシートで構成する。絵柄層上には接着剤層2
3を積層しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写面に凹凸感の
ある意匠性を付与できる転写シートに関する。特に、基
材シート上の凹凸模様賦形層が基材シートと密着良く、
硬化も早く、確実に凹凸模様を転写面に賦形できる転写
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転写層の表面に凹凸模様を転写と
同時に形成できる転写シートとしては、転写層を積層す
る支持体シートに、例えば、基材シート上にアミノアル
キド樹脂の硬化物からなる凹凸模様賦形層を印刷等で設
けてなる構成の支持体シートが使用されていた(特開昭
63−295300号公報等参照)。そして、転写時に
支持体シートを剥離するときは、凹凸模様賦形層は基材
シートと共に一体となって転写層から剥離され、その結
果、凹凸模様賦形層の凹凸模様を、転写後の転写層の表
面に賦形する事ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凹凸模
様賦形層の樹脂として、アミノアルキド樹脂を使用した
場合、基材シートとの密着性が悪く、転写時に支持体シ
ートを剥離すると、基材シートから凹凸模様賦形層が剥
離して、凹凸模様賦形層が転写層と一緒になって被転写
体側に残ってしまうという、転写不良がたびだひ発生し
ていた。
【0004】そこで、本発明の課題は、凹凸模様賦形層
と基材シートとの密着が良く、確実に凹凸模様を賦形で
きる転写シートを提供する事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の転写シートでは、剥離性を有する基材
シート上に、基材シートとは接着一体化し且つ剥離層と
は剥離性を有し、転写後の剥離層表面に凹凸模様を賦形
する為の凹凸模様賦形層を有してなる支持体シートの該
凹凸模様賦形層側の表面に、剥離層、絵柄層を少なくと
も順次積層してなる転写層を形成した転写シートにおい
て、前記凹凸模様賦形層がアミノアルキド樹脂を硬化し
た硬化物からなり、且つ前記基材シートが少なくとも凹
凸模様賦形層側表面に、活性水素を含んだ極性官能基を
有する基材シートである構成とした。
【0006】この様に、支持体シートに於いて凹凸模様
賦形層を設ける基材シートについて、少なくともその凹
凸模様賦形層側の面を活性水素を含んだ極性官能基を有
する基材シートとし、なお且つ凹凸模様賦形層をアミノ
アルキド樹脂を硬化させた硬化物から構成することで、
凹凸模様賦形層と基材シートとの密着が良く、転写時に
は基材シートと凹凸模様賦形層とが一体となった支持体
シートとして確実に転写層から剥離して、転写層に凹凸
模様を賦形できる転写シートとする事ができる。また、
アミノアルキド樹脂を酸触媒で硬化させることにより、
支持体シートと凹凸模様賦形層との密着が更に向上す
る。加えて、凹凸模様賦形層の硬化時間も速く生産性も
優れたものとなる。なお、転写層として、絵柄層上に更
に接着剤層を設ければ、被転写体に接着性が無い場合
や、被転写体側に接着剤層を形成しない場合でも、転写
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0008】概要:本発明の転写シートは、図1(A)
の断面図で示す基本的構成の転写シートSの如く、特定
構成の支持体シート10と特定構成の転写層20とから
なる。すなわち、該支持体シート10は、少なくとも凹
凸模様賦形層側表面が、コロナ放電処理等により、活性
水素を有する極性官能基を付与された剥離性を有する基
材シート11上に、アミノアルキド樹脂を硬化した硬化
物からなり基材シート11とは接着一体化し且つ(転写
層20の)剥離層21とは剥離性を有し、転写後の剥離
層表面に凹凸模様を賦形する為の凹凸模様賦形層12を
有してなる構成としてある。一方、前記転写層20は、
支持体シート10の凹凸模様賦形層12形成面側の表面
に、少なくとも、剥離層21及び絵柄層22をこの順に
積層してなる構成としてある。
【0009】また、本発明の転写シートは、図1(A)
の構成に対して、更に図1(B)で示す転写シートSの
如く、転写層20が、絵柄層22の上に更に接着剤層2
3を積層してなる構成等としても良い。
【0010】そして、本発明の転写シートSで転写すれ
ば、図2の転写(同図は弾性体ローラ転写法による場
合)の概念図で示す如く、支持体シート10を剥離する
ときは、凹凸模様賦形層12は基材シート11と共に一
体となって支持体シート10として、転写層20から剥
離され、その結果、凹凸模様賦形層12によって、少な
くとも剥離層21及び絵柄層22からなる転写後の転写
層20の(剥離層21からなる)表面に凹凸模様3を賦
形する事ができる事になる。
【0011】なお、剥離層21は、絵柄層22が通常は
薄い為に凹凸模様賦形層12の凹凸を完全に受容して絵
柄層22による転写層表面に凹凸模様3を表現し難い為
に設ける。もちろん、剥離層21は、絵柄層の表面保
護、支持体シートと転写層との接着力を調整して転写時
の剥離力を適正化する等の役割等を主目的として、凹凸
の受容は他の層で担う構成でも良い。
【0012】以下、各層について更に説明する。
【0013】支持体シート:支持体シート10は、基材
シート11と凹凸模様賦形層12とからなる。
【0014】〔基材シート〕基材シート11は、少なく
とも凹凸模様賦形層側表面に、活性水素を有する極性官
能基が付与されてなる、剥離性を有するシートであれ
ば、特に制限は無いが、樹脂シートが代表的である。樹
脂シートの樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレー
ト、ポリエチレンナフタレート、エチレン−テレフタレ
ート−イソフタレート共重合体等の(熱可塑性)ポリエ
ステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメ
チルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン樹脂、
ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリ塩化ビ
ニル、ビニロン等のビニル重合体等である。なかでも、
熱可塑性ポリエステル樹脂からなる樹脂シート、それも
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは代表的
である。なお、基材シートの厚みは、通常は20〜20
0μm程度である。
【0015】基材シートの凹凸模様賦形層側の表面に付
与される活性水素を含有する極性官能基(活性水素含有
極性官能基)としては、水酸基(−OH)、カルボキシ
ル基(−COOH)、アミノ基(−NH2 )等が挙げら
れる。これら極性官能基は、基材シートの所定の表面側
に、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン吹付処理等
を行うことによって、付与される。
【0016】例えば、基材シートの樹脂がポリエステル
系樹脂の場合では、該基材シートをコロナ放電処理によ
り活性水素含有極性官能基を付与した時に、凹凸模様賦
形層に使用する特定樹脂との組み合わせに於いて、基材
シートとの凹凸模様賦形層との密着を良好にでき、転写
時に基材シートと凹凸模様賦形層間で剥離するのを防げ
る。また、ポリエステル系樹脂は、耐熱性、力学的強度
ともに優れており、転写時の熱や応力による破断や変
形、及び支持体シート剥離時の支持体シート(基材シー
ト)破断を生じ難く、且つ転写シートの剥離層として用
いられる多くの樹脂との剥離性が良好であり、また入手
の容易性、価格の点からも支持体シートの基材シートと
して好適である。
【0017】〔凹凸模様賦形層〕凹凸模様賦形層12
は、アミノアルキド樹脂を硬化した硬化物(の樹脂)か
ら構成する。凹凸模様賦形層を基材シート上に形成する
には、所望の凹凸模様を有する版を使用した印刷法等で
形成すれば良い。印刷法としては、凹凸模様の凹凸高さ
に応じて、例えば、グラビア印刷、シルクスクリーン印
刷等の公知の印刷法を採用すれば良い。凹凸模様の凹凸
高さが大きい場合には、特にシルクスクリーン印刷が好
ましい。
【0018】また、凹凸模様の凹凸形状を所望の形状
(例えば天然木板の導管溝形状通り忠実に形成する場合
には、特開昭57−87318号公報、特公昭57−2
2755号公報、特開平7−32476号公報等の公報
に開示される如くの方法を用いる。これは、ロール状凹
版表面に所望の凹凸模様と同形状逆凹凸の凹凸を形成し
ておき、この凹凸形状を基材シート上に硬化性樹脂の凹
凸模様として形成する方法である。基本的には、以下の
工程からなる。
【0019】表面に目的とする形状と同形状且つ逆凹
凸の凹凸形状(凹凸模様)を形成した円筒形状の版胴
(ロール状凹版)を用意し、これを軸芯の回りに回転さ
せる。 連続帯状の基材シートを、該版胴の周速度と同速度で
供給する。 該基材シートと該版胴とを、その間に電離放射線硬化
性樹脂の未硬化液状組成物を介して重ね合わせて密着さ
せ、該液状組成物が該版胴の少なくとも凹部を完全に充
填する様にする。 その状態のままで電離放射線を照射して、該液状組成
物を架橋、硬化させる。 而る後に、基材シートを、それに接着し且つ版胴上の
凹凸模様が賦形された電離放射線硬化性樹脂の硬化物と
共に剥離除去する。
【0020】アミノアルキド樹脂としては、公知の樹脂
を使用すれば良い。なお、アミノアルキド樹脂はアミノ
樹脂とアルキド樹脂とを配合した樹脂である。また、ア
ミノ樹脂は尿素、メラミン、グラアナミン、アニリン、
スルホアミド、或いはアミノ基含有アクリル樹脂等のア
ミノ基含有化合物のアミノ基にホルムアルデヒドを反応
させて得られる樹脂であり、尿素の場合は尿素樹脂、メ
ラミンの場合はメラミン樹脂、グラアナミンの場合はグ
アナミン樹脂、アニリンの場合はアニリン樹脂等とも呼
ばれる。また、アルキド樹脂は、例えば、無水フタル酸
等の二塩基酸とグリセリン、ペンタエリスリトール等の
多価アルコールとのエステルを、更にヒマシ油等の各種
の油脂又は脂肪酸で変性したものが代表的であるが、更
にロジンやフェノールで変性したロジン変性アルキド樹
脂、フェノール変性アルキド樹脂等の変性アルキド樹脂
等もある。
【0021】アミノアルキド樹脂を硬化させる酸触媒と
しては、パラトルエンスルホン酸等の強酸を通常は使用
すれば良い。酸触媒の添加量は、樹脂分全量に対して1
〜5重量%程度である。酸触媒の使用によって、加熱硬
化時間が短く凹凸模様賦形層を生産性良く形成できる。
但し、加熱硬化時間の短縮が特に必要無い場合は、酸触
媒を無添加のアミノアルキド樹脂を用いることも出来
る。
【0022】凹凸模様賦形層によって賦形する凹凸模様
3としては、特に限定は無く、例えば、凹凸形状として
は、木目導管溝、木目年輪、花崗岩の劈開面、砂目、梨
地、ヘアライン、万線状溝、タイル貼りや煉瓦積の目
地、布目の表面テクスチュア、皮絞、文字、幾何学模様
等である。また、凹部の深さ(乃至は凸部の高さ)は、
用途に応じて適宜設定すれば良いが、通常は、1〜10
0μm程度である。
【0023】また、凹凸模様賦形層は、転写後の転写層
表面の光沢感を調整する事もできる。転写層表面に一見
して凹凸が目視できない程度の微小凹凸を賦形すれば、
光沢感は無くなりマット(艶消し)となり、微小凹凸は
賦形せずに比較的大きな凹凸(模様)を賦形すれば、そ
の凹凸(模様)が目視可能な模様となって見える事にな
る。この様な、光沢感等の微小凹凸の調整の為には、該
微小凹凸の模様は印刷で形成するのでは無く、凹凸模様
賦形層中に、マット剤を添加しておけば良い。こうすれ
ば、凹凸模様の賦形と同時に、微小凹凸による光沢感の
調整もできる。マット剤としては、シリカ、アルミナ、
炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の公知の充填剤を使用
すれば良い。マット剤は粒径1〜10μm程度のものを
使用する。添加量は、例えばシリカでは、樹脂分全量に
対して、1〜10重量%程度添加する。なお、凹凸模様
賦形層による凹凸は、この微小凹凸のみによる凹凸でも
良いし、前記木目導管溝等の目視可能な凹凸模様のみに
よる凹凸でも良いし、これらの組み合わせでも良い。
【0024】なお、凹凸模様賦形層は、図1(A)に例
示する如く、基材シート1に対して全面にわたって連続
していない分離独立した不連続層として形成する以外
に、全面にわったて連続し且つ転写層側の面が凹凸を成
す連続層として形成しても良い。
【0025】〔帯電防止層〕帯電防止層13を、基材シ
ート11の背面側(転写層側の反対側)に設けても良い
(図3参照)。帯電防止層としては、公知の帯電防止剤
を塗工形成すれば良い。帯電防止剤としては、カチオン
活性剤、両性活性剤、アニオン活性剤、非イオン活性剤
等の帯電防止剤を1種又は2種以上の混合物として使用
すれば良い。例えばカチオン活性剤では、メチル硫酸ト
リメチルアンモニウム塩、脂肪酸エステルジエタノール
エステルアミド等の帯電防止剤が使用できる。帯電防止
層は、公知の塗工法で形成すれば良い。帯電防止層と基
材シートとの密着向上が望まれる場合には、基材シート
にコロナ放電処理を施しても良い。
【0026】転写層:転写層20は、支持体シート10
側から順に、少なくとも剥離層21と絵柄層22とで構
成する。
【0027】〔剥離層〕剥離層21の機能としては、先
ず、転写シートに於ける従来公知の機能として、(支持
体シートとの組み合わせによって)適正な剥離力を付与
する機能を、基本的な機能として有する。また、剥離層
21の機能としては、更に、支持体シート10の凹凸模
様賦形層12が形成された側の面上に形成される事で、
凹凸模様賦形層の凹凸を吸収して(埋めて)剥離層内に
転写後の凹凸となる凹凸模様3を受容する機能を持たせ
ても良い。もちろん、この場合には、剥離層は、賦形す
る凹凸模様の高低差を受容するに十分な厚さ、すなわち
凹凸模様賦形層の凹凸高さを完全に埋め尽くせる厚さと
する。また、剥離層の機能としては、次の絵柄層を凹凸
模様賦形層上に直接に印刷形成した場合に、印刷抜け無
しに形成できる様にする平滑化機能を持たせる事もでき
る。この場合、剥離層は凹凸模様賦形層の凹凸高さを完
全に埋め尽くせる厚さで無くても、次の絵柄層を印刷抜
け無しに形成できる程度の凹凸ならば該凹凸が残る様な
厚さでも良い。極端な場合では、絵柄層の絵柄及び形成
方法次第では、絵柄層の後に形成した接着剤層によって
始めて凹凸模様賦形層の凹凸を吸収しきれる程度の厚さ
の剥離層でも良い。
【0028】なお、剥離層と絵柄層との間には、転写後
の絵柄層を傷等から保護する為の保護層(保護層につい
ては後述する)等を設けても良く、この場合には、保護
層に凹凸模様賦形層の凹凸を吸収して凹凸模様を(剥離
層等と共に)受容する機能を持たせても良い。従って、
剥離層は専ら剥離力(性)を適正化する機能で用い、保
護層で凹凸模様の受容や、印刷抜け防止機能を担う事も
できる。
【0029】以上の様な剥離層21としては、転写層側
に凹凸模様賦形層を有する支持体シートとの剥離性(凹
凸模様賦形層に対する剥離性、分離した不連続の凹凸模
様賦形層では、更にその間から露出する基材シートに対
する剥離性)を有すれば、特に制限は無く、従来公知の
材料及び方法で形成すれば良い。例えば、剥離層の樹脂
としては、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチ
ル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート
−ブチル(メタ)アクリレート共重合体等のアクリル樹
脂、ニトロセルロース、酢酸セルロース、セルロースア
セテートプロピオネート等のセルロース系樹脂、ポリエ
ステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の単独
又は混合物を用いる。表面に活性水素含有極性官能基を
有する基材シートと剥離層との剥離性を良好に保つ為、
また、転写後の剥離層の耐擦傷性を良好に保つ為、剥離
層中に滑剤を添加することが好ましい。滑剤としては、
パラフィンワックス、モンタン系ワックス、ビスアマイ
ド系ワックス等のワックス、シリコーン樹脂等が用いら
れる。滑剤は、樹脂100重量部に1〜5重量部程度添
加する。
【0030】本発明では、凹凸模様賦形層との接着性向
上の為に基材シートにはコロナ放電処理等によって、表
面に活性水素含有極性官能基の付与が施されており、分
離した不連続の凹凸模様賦形層の間からは、基材シート
が露出しこの剥離層と接触し、剥離層と基材シートとの
接着性(剥離力)も強くなる事になる。この為、不本意
に剥離力が強くなりすぎても転写時に支持体シートが剥
離し難くなり具合が悪いが、これは剥離層の樹脂として
上記の如き樹脂を適宜選択する事によって、解決でき
る。例えば、基材シートにポリエステル系樹脂を使用し
た場合、アクリル樹脂等が適正な剥離力が得られる点で
好ましい。
【0031】なお、剥離層は、上記樹脂を用いたインキ
或いは塗液で、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等
の印刷法、或いは、グラビアコート、ロールコート等の
塗工法等の公知の形成法で形成すれば良い。また、剥離
層の厚みは、凹凸模様の深さ(或いは高さ)、用途、要
求物性等に応じて適宜厚さとすれば良く、通常は1〜1
00μm程度とする。
【0032】〔絵柄層〕絵柄層22は、グラビア印刷、
シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の
印刷等による形成方法及び材料で絵柄を形成すれば良
い。絵柄は用途に合わせて、例えば木目模様、石目模
様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、
文字、幾何学模様、全面ベタ、或いはこれらの組み合わ
せ等を用いる。なお、全面ベタはグラビアコート等の塗
工法で形成する事もできる。また、全面ベタは、着色隠
蔽層として多用される事が多い。また通常、絵柄層は、
柄パターンを有する柄パターン層と着色隠蔽層とから構
成する事が多い。
【0033】絵柄層形成用のインキ(又は塗液)は、一
般的なインキ(又は塗液)同様に、バインダー等からな
るビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える
各種添加剤からなる。バインダーに用いる樹脂は、例え
ば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、ポリウレタン樹
脂等の単体又はこれらを含む混合物を用いる。着色剤と
しては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群
青等の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドン、イ
ソインドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料、
二酸化チタン被覆雲母、アルミニウム等の箔粉等の光輝
性顔料、或いは、その他染料等を用いる。
【0034】また、絵柄層としては、金属薄膜層等を用
いる事もある。金属薄膜層としては、アルミニウム、真
鍮、金、銀、銅、クロム等を用いて真空蒸着法、スパッ
タリング法等で形成する。また、金属薄膜層は全面又は
部分的(絵柄状等)な層とする。
【0035】〔接着剤層〕接着剤層23は、転写層を被
転写体に転移、接着させるための層で、必要な場合に設
ければ良い。絵柄層自体が接着剤層の役割を有したり、
被転写体側に接着剤層を設けたりすれば、転写シート側
の接着剤層は必ずしも必要では無い。接着剤層として
は、従来公知の熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いれば
良い。例えば、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、熱可塑性ポリエステル樹
脂、熱可塑性ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノ
マー、塩素化ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂、或い
は、フェノール樹脂、ブロックイソシアネート硬化型ウ
レタン樹脂等の熱硬化性樹脂等を1種又は2種以上の混
合物として用いる。接着剤層は、上記樹脂からなる塗液
をグラビアロールコート等の公知の塗工法等で形成すれ
ば良い。接着剤層の厚さは特に制限は無いが、通常は1
〜100μm程度である。
【0036】〔その他の層〕本発明の転写シートでは、
例えば転写層として、上記剥離層、絵柄層、接着剤層以
外の層を有しても良い。例えば、剥離層と絵柄層間に専
ら表面物性(耐摩耗性や耐溶剤性)等を付与する為の保
護層を設けたり、剥離層と絵柄層間、絵柄層と接着剤層
間等の層間に、層間密着力を向上する為の易接着層を設
けたりしても良い。ちなみに、図3に例示する本発明の
転写シートSは、保護層24を剥離層21と絵柄層22
の間に設け、更に易接着層25を該保護層24と絵柄層
22との間に設けた転写シートである。
【0037】保護層24としては、公知の2液硬化型樹
脂(例えばウレタン樹脂やアクリル樹脂等)、紫外線や
電子線等の電離放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂
等の硬化性樹脂を使用するのが、耐摩耗性や耐溶剤性等
の表面物性の点で好ましい。特に耐摩耗性を付与する為
には、硬質の無機物粒子からなる減摩剤を添加すること
が好ましい。この様な減摩剤としては、α−アルミナ等
のアルミナ、シリカ、炭化ケイ素、ダイヤモンド等が挙
げられる。また、減摩剤の形状は、球形、多角形、鱗片
形等のものが用いられる。減摩剤は、平均粒径3〜50
μm程度のものを、5〜30重量%程度添加する。保護
層はこれら樹脂からなる塗液を公知の塗工法で形成すれ
ば良い。
【0038】易接着層25は、プライマー層等として使
用する層であり、必要に応じ適宜、2液硬化型ウレタン
樹脂等からなる公知のプライマー剤を公知の塗工法で形
成すれば良い。
【0039】転写シートの転写方法:なお、本発明の転
写シートを利用して被転写体に転写する転写方法として
は、圧力を用いた通常の転写方法が適用出来る。その場
合、更に必要に応じて熱の作用も利用する。特に、被転
写体の被転写面が三次元凹凸形状の場合には、熱と圧力
の併用が好ましい。例えば、下記の様な各種の転写方法
を適用できる。
【0040】特公昭60−59876号公報、特開平
5−139097号公報に記載される様に、被転写体上
に転写層が被転写体側を向く様にして、転写シートを載
置し、支持体シート側から弾性体ローラ(鉄芯の表面を
シリコーンゴム等で被覆する等したローラ)で加圧し
て、転写層を被転写体と接着させた後、支持体シートの
みを剥離除去する、所謂ローラ転写方法。 特公昭56−45768号公報(オーバーレイ法)、
特公昭60−58014号公報(真空プレス法)等に記
載されるように、成形品等の立体形状物品の表面に転写
シートを、間に必要に応じ適宜接着剤を介して対向又は
載置し、立体形状物品側からの真空吸引による圧力差に
より転写シートの転写層を立体形状物品の表面に転写す
る、所謂真空成形積層法を利用した転写方法(真空成形
転写方法)。 特開平6−315950号公報に記載されるように、
転写シートをその転写層側が射出樹脂側を向く様にし
て、射出成形の雌雄両金型間に配置した後、溶融し流動
状態の樹脂を型内に射出充填し、樹脂成型品の成形と同
時にその表面に転写シートから転写層を転写させる、所
謂射出成形同時絵付け転写方法。
【0041】特公昭61−5895号公報、特開平5
−330013号公報等に記載されるように、円柱、多
角柱等の柱状基材の長軸方向に、転写シートを間に必要
に応じ適宜接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの
異なるローラーにより、柱状基材を構成する複数の側面
に順次転写シートを加圧接着して転写層を転写してゆ
く、所謂ラッピング加工方法による転写法。 特許第2844524号公報、特開平10−1938
93号公報等に開示された様に、転写圧の押圧手段自体
が新規な転写方法である、固体粒子衝突圧を利用する転
写方法。この転写方法は、特に凹凸表面へ転写する場合
に有効である。すなわち、被転写体に、転写シートの転
写層側を対向させ、支持体シート側に多数の固体粒子を
衝突させ、その衝突圧によって転写シートを被転写体の
表面形状に追従させ成形させ、転写する方法である。な
お、固体粒子としては、金属ビーズ等を用いる。
【0042】その他、BMC(Bulk Molding Compoun
d) 成形法、SMC(Sheet Molding Compound)成形法、
ハンドレイアップ成形法等のFRP(Fiber Reinforced
Plastics) における各種成形法、或いは、RIM(React
ion Injection Molding)、マッチドモールド成形法等の
成形と同時に行う転写方法、等がある。
【0043】なお、上記、、及びは既に形状を
有する被転写体に転写するものであり、及びは、樹
脂成形品として被転写体の形状発現と同時に転写するも
のである。また、上記の方法では、樹脂の成形型、又
は別の型により転写シートを予備成形した後に、樹脂を
射出成形して成形と同時に転写する方法もある。これと
同様に、に列記の方法においても、転写シートの成形
は樹脂成形と同時の場合と、樹脂成形の前に予備成形す
る場合がある。なお、ハンドレイアップ法では、転写シ
ートの成形は予備成形となる。
【0044】〔被転写体〕また、本発明の転写シートに
よる転写の被転写体Bとしては、特に制限はない。用途
に応じ適宜の物を使用すれば良い。例えば、被転写体の
材質は、木質系、無機非金属系、金属系、プラスチック
系等である。具体的には、木質系では、例えば、杉、
檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーテ
ィクルボード、繊維板、集成材等がある。無機非金属系
では、例えば、押し出しセメント、スラグセメント、A
LC(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強化
コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿
セメント、ケイ酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非
陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、
琺瑯等のセラミックス等の無機質材料等がある。また、
金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材
料がある。また、プラスチック系では、例えば、ポリプ
ロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料が
ある。
【0045】〔転写製品の用途〕なお、本発明の転写シ
ートを用いて得られる転写製品の用途は、特に限定は無
い。例えば、サイディング等の外壁、塀、屋根、門扉、
破風板等の外装、壁面、天井、床等の建築物の内装、窓
枠、扉、手摺、敷居、鴨居等の建具類の表面化粧、箪
笥、厨房用キャビネット等の家具やテレビ受像機等の弱
電・OA機器のキャビネットの表面化粧、自動車、電
車、航空機、船舶等の乗物内装材等である。転写品の形
状は、平板、曲面板、棒状体、立体物等と任意である。
【0046】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
詳述する。
【0047】〔実施例1〕図3の如き転写シートSを次
の様にして作製した。厚さ26μmの2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムからなる基材シート11の
両面にコロナ放電処理を施して表面に活性水素含有極性
官能基を付与した後、片面に、メチル硫酸トリメチルア
ンモニウム塩と脂肪酸エステルジエタノールエステルア
ミドとを1対1重量比で配合した帯電防止剤をグラビア
塗工して、帯電防止剤13を形成した。次いで、基材シ
ートの他方の面に、アミノアルキド樹脂100重量部に
酸触媒としてパラトルエンスルホン酸4重量部を使用
し、更にマット剤としてシリカを添加したインキをグラ
ビア印刷し、120℃で10秒間加熱硬化して、木目導
管溝模様で部分的に基材シート11が露出する様な厚み
(乃至は高さ)2μmの凹凸模様賦形層12を形成し
て、支持体シート10とした。
【0048】次に、上記支持体シート10の凹凸模様賦
形層12を形成した側の面上に、転写層20として、先
ず、重量平均分子量100,000のアクリル樹脂とポ
リエステル樹脂との混合物100重量部に、パラフィン
ワックス3重量部を添加したものを用いた塗液をグラビ
ア塗工して、厚さ2μmの剥離層21を形成した。な
お、この剥離層は、剥離力の適正化と、次の保護層と共
に凹凸模様の受容層となる層である。
【0049】次に、上記剥離層21の上に、耐摩耗性及
び耐溶剤性を付与する為の保護層として、アクリルポリ
オール100重量部に硬化剤としてシランカップリング
剤12重量部を配合した2液硬化型アクリル樹脂100
重量部に対して、立方体形状で平均粒径が3μmのα−
アルミナ粒子を30重量部を添加した塗液をグラビア塗
工し、樹脂を加熱硬化させて架橋させ、厚さ3μmの保
護層24を形成した。なお、この保護層は、凹凸模様賦
形層の凹凸による絵柄層印刷時のインキ抜け発生を防ぐ
機能も持つ。
【0050】次に、上記保護層24の上に、該保護層と
絵柄層との接着向上の為の易接着層(プライマー層)と
して、アクリル樹脂からなる塗液をグラビア塗工して、
厚さ3μmの易接着層25を形成した。なお、この易接
着層は、上記保護層24がアルミナ粒子を含有する為
に、保護層(の絵柄層形成側の)の表面が凹凸面となる
ので、これを平滑化して、絵柄層の印刷形成時にインキ
抜け発生を防ぎ、印刷適性を向上させる機能も有する。
【0051】次に、上記易接着層25の上に、バインダ
ーの樹脂がアクリル樹脂とニトロセルロースとの1対1
重量比の混合物で、弁柄(酸化第二鉄)、カーボンブラ
ック、チタン白、フタロシアニンブルー、イソインドリ
ノンイエローを主体とする着色剤を用いたインキをグラ
ビア印刷して、杉板目の木目柄のパターン柄を有する柄
パターン層と着色隠蔽性の着色隠蔽層とを順次形成し
て、絵柄層22とした。
【0052】次に、上記絵柄層22の上に、ダイマー酸
とエチレンジアミンとの縮合物からなるポリアミド樹脂
系接着剤をグラビア塗工して、厚さ20μmの感熱融着
型の接着剤層23を形成して、剥離層21、保護層2
4、易接着層25、絵柄層22、及び接着剤層23から
なる転写層20を形成し、本発明の転写シートSを得
た。
【0053】〔実施例2〕実施例1に於いて、凹凸模様
賦形層12について、アミノアルキド樹脂のみを使用し
(酸触媒としてのパラトルエンスルホン酸を未添加)、
加熱硬化条件を120℃5分に変えた他は、実施例1と
同様にして転写シートを作製した。
【0054】〔比較例1〕実施例1に於いて、基材シー
ト11の両面のコロナ放電処理を省略した他は、実施例
1と同様にして転写シートを作製した。
【0055】〔性能評価〕上記各転写シートの性能を評
価すべく、鉄芯の表面をシリコーンゴムで被覆し表面温
度200℃に加熱した加熱ゴムローラを用いた弾性体ロ
ーラ転写法によって、被転写体として表面にウレタン樹
脂系のシーラ処理を施した木質中密度繊維板(MDF)
製の5mm厚の平板に転写速度3m/分の速度で転写し
て試験片を作製し、凹凸模様が賦形されているか否か等
を評価し、表1の如き結果を得た。
【0056】
【表1】
【0057】表1の如く、基材シートのコロナ放電処理
を行った実施例1では、凹凸模様賦形層と基材シートと
の密着性は良好で、支持体シート剥離時は、凹凸模様賦
形層が基材シートと一体となって転写層から剥離し、問
題無く凹凸模様を転写層に賦形できた。また、基材シー
トのコロナ放電処理は行ったが凹凸模様賦形層の形成に
酸触媒を使用しなかった実施例2では、支持体シート剥
離時は、凹凸模様賦形層は基材シートと一体となって転
写層から剥離し問題無く凹凸模様は転写層に賦形できた
が、硬化時間に120℃で5分を要した。一方、凹凸模
様賦形層の形成に酸触媒を使用した実施例1では、凹凸
模様賦形層の硬化に要した時間も120℃で10秒と早
く、生産性良く形成できた。
【0058】しかし、基材シートのコロナ放電処理を行
わなかった比較例1では、支持体シート剥離時に、凹凸
模様賦形層が基材シートと剥離して転写層側に残ってし
まった。
【0059】
【発明の効果】本発明の転写シートによれば、支持体
シートに於いて凹凸模様賦形層を設ける基材シートをコ
ロナ放電処理等により表面に活性水素含有極性官能基を
付与し、なお且つ凹凸模様賦形層をアミノアルキド樹脂
を硬化した硬化物から構成してあるので、凹凸模様賦形
層と基材シートとの密着が良く、転写時には基材シート
と凹凸模様賦形層とが一体となった支持体シートとして
確実に転写層から剥離して、転写層に凹凸模様を賦形で
きる。 また、凹凸模様賦形層を特に酸触媒で硬化させたアミ
ノアルキド樹脂から構成した場合は、凹凸模様賦形層の
硬化時間も速く生産性も優れる。 絵柄層上に更に接着剤層を設ければ、被転写体に接着
性が無い場合や、被転写体側に接着剤層を形成しない場
合でも、転写できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写シートの幾つかの形態を例示する
断面図。
【図2】転写(弾性体ローラ転写法の場合)によって、
凹凸模様賦形層で凹凸模様が転写層に賦形される様子を
示す概念図。
【図3】本発明の転写シートの別の形態を例示する断面
図。
【符号の説明】
10 支持体シート 11 基材シート 12 凹凸模様賦形層 20 転写層 21 剥離層 22 絵柄層 23 接着剤層 24 保護層 25 易接着層(プライマー層) 3 凹凸模様 B 被転写体 S 転写シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B005 EA06 FB03 FE09 FG04X FG06X 4F100 AA01 AA19H AA20H AJ11 AK25 AK41 AK41B AK42 AR00A AR00B AR00C AR00D AS00 BA04 BA07 BA10A BA10D CA21 CB00 CC00 DD01B EJ55 GB90 HB00D HB21 HB31 JB12B JK03 JL14A JL14C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性を有する基材シート上に、基材シ
    ートとは接着一体化し且つ剥離層とは剥離性を有し、転
    写後の剥離層表面に凹凸模様を賦形する為の凹凸模様賦
    形層を有してなる支持体シートの該凹凸模様賦形層側の
    表面に、剥離層、絵柄層を少なくとも順次積層してなる
    転写層を形成した転写シートにおいて、 前記凹凸模様賦形層がアミノアルキド樹脂を硬化した硬
    化物からなり、且つ前記基材シートが少なくとも凹凸模
    様賦形層側表面に、活性水素を含んだ極性官能基を有す
    る基材シートである、転写シート。
  2. 【請求項2】 上記転写層が、絵柄層上に更に接着剤層
    を積層してなる転写層である、請求項1記載の転写シー
    ト。
  3. 【請求項3】 上記凹凸模様賦形層が、アミノアルキド
    樹脂を酸触媒で硬化した硬化物からなる、請求項1記載
    の転写シート。
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