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JP2000511371A - ノイズ削減機能をもつハイブリッド・マトリクス増幅器 - Google Patents

ノイズ削減機能をもつハイブリッド・マトリクス増幅器

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JP2000511371A
JP2000511371A JP09542336A JP54233697A JP2000511371A JP 2000511371 A JP2000511371 A JP 2000511371A JP 09542336 A JP09542336 A JP 09542336A JP 54233697 A JP54233697 A JP 54233697A JP 2000511371 A JP2000511371 A JP 2000511371A
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Abstract

(57)【要約】 入力信号102とディザリング信号106は、nxm変換マトリクス98の入力に結合される。入力信号102とディザリング信号106とは変換されて、m個の被変換信号を生成し、これらの信号が複数の増幅器64を用いて増幅される。増幅された信号は、次に、逆変換を実行するmxn逆変換マトリクス100に入力され、低ノイズ出力信号を生成する。低ノイズ出力信号は、帯域フィルタ74を通過して、ディザリング信号に由来する帯域外ノイズを除去し、被濾波出力信号110となる。変換マトリクス98および逆変換マトリクス100は、フーリエ変換マトリクスまたはバトラ変換マトリクスにより実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ノイズ削減機能をもつハイブリッド・マトリクス増幅器 技術分野 本発明は、一般に信号増幅に関し、さらに詳しくは、ハイブリッド・マトリク ス増幅器においてノイズを削減するための改善された方法およびシステムに関す る。 発明の背景 ハイブリッド・マトリクス増幅器は、ハイブリッド・カプラで構築される多重 ポート・マトリクスを有して、供給される入力と合成される出力とを各々が有す る平行する1組の増幅器である。ハイブリッド・マトリクス増幅器の一般的構造 を第1図に示す。図示されるように接続されるハイブリッド・マトリクス22, 26は、InからOnへと延びる情報路を構築する。この情報路は入力ポートIn と出力ポートOnにおいて分離される。しかし、増幅器24が位置するマトリク ス間では、信号は振幅において均等に分配され、信号が入る入力ポートInに応 じて特定の位相関係を有する。増幅器24が2つのマトリクス22,26の間に 位置するとき、すべての増幅器は経路I1からO1までにおいて信号の 増幅を共有し、またn‐1個の他のすべての経路においても信号を共有する。 多くの変換マトリクスの基本的な構造ブロックは、90度ハイブリッドまたは 3dBカプラである。これは第2図にカプラ30として概略的に示される。カプラ 30は、4つのポート:すなわち2つの入力ポートA,Bと、2つの出力ポート Y1,Y2を有する。カプラ30は、通常は線形であり可逆的である。カプラ30 の可逆的性質のために、入力ポートA,Bを出力ポートY1,Y2と交換すること ができる。このカプラはまた、ポートにおいて特定の帯域通過および特性インピ ーダンスを有する。 動作中は、信号Aがカプラ30の入力ポートAで受信されると、この信号の電 力またはエネルギは2つの等しい数量に分岐され、1つの数量は出力ポートY1 に、もう一方は出力ポートY2に送られる。出力ポートY2から送信される電力の 信号位相は、出力ポートY1から送信される電力の信号位相から、90電気度、 すなわち動作波長の1/4だけ遅延する。同様に、信号Bの電力が入力ポートB で受信されると、この信号の電力は2つの等しい数量に分岐され、電力の半分は 出力ポートY1に、残りの半分は出力ポートY2に送られる。出力ポートY1から 送信される信号Bの電力の信号位相は、出力ポートY2から送信される電力の信 号位相から、90電気度、すなわち動作波長の1/4だけ遅延する。 このため、信号Aが入力ポートAに印加され、信号Bが入 力ポートBに印加されると、出力ポートy1,y2に現れる信号は以下の等式によ り表される。 上記の等式で示されるように、信号電力が入力ポートA,Bに同時に印加され るとカプラが線形のために信号の重ね合わせが起こる。 要するに、入力ポートで受信される電力はすべてカプラの出力ポート間で等し く分割され、出力ポートにより送信される信号は位相差を有する。 カプラ30を構築するにはいくつかの方法がある。1つは、遮蔽(二重接地面 )ストリップラインまたはマイクロストリップラインを用いる方法である。この ストリップライン結合法は、第3図に概略的に示され、本明細書に参考文献とし て含まれるGesrt他による米国特許第3,731,217号(1973年)に説 明される。 次に第4図を参照して、4x4フーリエ変換マトリクスが図示される。図示さ れるように、フーリエ変換マトリクス40には、図示される如く接続される4つ のカプラ30 が含まれる。このような4x4変換マトリクスは、4つの入力と4つの出力とを 有する。 第5図は、バトラ・タイプ(Butler type)と呼ばれる4x4変換マトリクス を示す。バトラ・マトリクス50は、基本的には、位相シフタ52,54を追加 したフーリエ変換マトリクス40である。位相シフタ52,54が45度位相シ フタの場合は、バトラ・マトリクス50は45度バトラ・マトリクスと称される 。 再び第1図を参照して、増幅器24などの理想的な増幅器は、振幅と位相関係 の両方を変化させずに、入力信号のすべての周波数成分を通過させる。増幅され た信号は、入力信号の完全な等尺の複製となる。しかし、実際的な方法として、 増幅器24は非線形応答を有することが多く、これが相互変調歪み(IMD:in termodulation distortion)を生み出す。 相互変調歪みは、出力における周波数の出現により特徴化される歪みとして定 義され、これは入力に存在する成分周波数の基本振動数と整数倍数(調波)の和 および差に等しい。相互変調歪みは、増幅される周波数の帯域にノイズとして現 れるので問題となる。またこれは他の周波数を有する通信チャネルを干渉する帯 域外ノイズとしても現れる。 また、相互変調歪みを削減することができれば、帯域内に送信される電力を、 通信チャネルの帯域幅を定義する仕様を侵害せずに大きくすることができる。I MDを削減する と、相対的な第3次および第5次のノイズも減り、それによって他の通信チャネ ルへの干渉を小さくする。 「Mobile Station‐Base Station Compatibility Standard for dual Mode Wi de Band Spread Spectrum Cellular Sustem」(1993年7月発行)と題する 電気通信工業会/電子工業会/暫定規準95(TIA/EIA/IS‐95)仕様に 準拠する符号分割多重接続(CDMA:code division multiple access)セル ラ通信システムなどのセルラ通信システムにおいては、被送信信号の周波数スペ クトルを、仕様書に定義される周波数帯域に制限することが望ましい。基地局の アンテナから放出されるエネルギの周波数スペクトルには、TIA/EIA/IS ‐95周波数帯域仕様に従って考慮しなければならないスカートまたは側波帯が含 まれるので、スカート内の信号エネルギを下げて、所望の帯域内の信号エネルギ が周波数帯域仕様を侵害せずに上がるようにすることが望ましい。 CDMA信号周波数スペクトル54を第6図に示す。ショルダとも呼ばれるス カート56が、帯域内周波数58のいずれかの側に示される。図からわかるよう に、スカート56内のノイズが削減されると、帯域内周波数58の電力は、周波 数帯域仕様を侵害せずに大きくなる。このノイズ削減と対応する送信電力の増加 により、より効率的な送信機動作が可能になり、送信機の範囲が大きくなる。 従って、増幅器内の相互変調歪みを削減するための方法 および装置、さらに詳しくは、ハイブリッド・マトリクス増幅器において相互変 調歪みを削減するための改善された方法および装置が必要である。 図面の簡単な説明 第1図は、従来技術によるハイブリッド・マトリクス増幅器の高レベル図であ る。 第2図は、変換マトリクスを構築するために用いられる従来技術によるカプラ の概略図である。 第3図は、第2図の従来技術によるカプラの高レベル図である。 第4図は、従来技術によるフーリエ変換マトリクスの高レベル概略図である。 第5図は、従来技術によるバトラ変換マトリクスの高レベルのブロック図であ る。 第6図は、CDMA信号周波数スペクトルの周波数領域表現である。 第7図は、本発明の方法およびシステムの実施例によるハイブリッド・マトリ クス増幅器の高レベルのブロック図である。 第8図は、本発明の方法およびシステムによるハイブリッド・マトリクス増幅 器の代替実施例の高レベルのブロック図である。 第9図は、本発明の方法およびシステムによるハイブリッド・マトリクス増幅 器の代替実施例のさらに別の高レベルのブロック図である。 第10図は、本発明の実施例の方法および動作を示す高レベルの論理流れ図で ある。 第11図は、本発明の方法および装置の実施例によるハイブリッド・マトリク ス増幅器の出力の周波数領域表現である。 発明の詳細な説明 図面を参照して、特に第7図を参照して、本発明の方法および装置の実施例に よるハイブリッド・マトリクス増幅器の高レベル・ブロック図が図示される。図 示されるように、ハイブリッド・マトリクス増幅器60は、増幅器64に結合さ れる出力ポートを有する変換マトリクス62を備え、増幅器の出力は逆方向変換 マトリクス66の入力ポートに接続される。変換マトリクス62は、第7図の例 においては4つの入力と4つの出力とを有する4x4変換マトリクスとして図示 される。変換マトリクス62は、正方形マトリクスである必要はなく、2x2マ トリクスより大きな任意の寸法のマトリクスを選択することができることに注目 されたい。かくして、変換マトリクス62は、nxm変換マトリクスとする。 変換マトリクス62は、異なる種類のマトリクスで実現することができる。た とえば、変換マトリクス62は、フーリエ変換マトリクスでも、バトラ変換マト リクスでも、あるいは、位相関係を可変する際に1つの入力から複数の出力へ信 号電力を分配する他の任意の変換マトリクスとすることもできる。 増幅器64は、低レベルの入力信号を受信し、実質的に入力信号と一致する高 レベルの信号を出力する。増幅器は通常は完璧に線形ではないので、増幅器64 の出力にはいくらかの歪みが含まれる。この歪みには、出力内の周波数の出現に より特徴化される非線形の歪みである相互変調歪み(IMD)が含まれる。これ は、入力に存在する成分周波数の整数倍の和および差の周波数と等しい。増幅器 64は、モトローラ杜(Schaumburg,IL,60196)により部品番号「MHW927B 」として販売される増幅器で実現することができる。 増幅器64の出力は、逆変換マトリクス66の入力ポートに結合される。逆変 換マトリクス66は、変換マトリクス62と同種の変換マトリクスで実現するこ とができる。また、逆変換マトリクス66は、通常は変換マトリクス62と同じ 寸法または幾何学形状である。かくして、変換マトリクス62が4x4フーリエ 変換マトリクスである場合は、逆変換マトリクス66は4x4フーリエ変換マト リクスであることが好ましい。 ここで、フーリエ変換マトリクスまたはバトラ変換マトリクスを、それ自身の 逆方向マトリクスとして用いることができることに注目されたい。逆変換マトリ クス66の目的の1つは、入力信号を別々の出力信号に分離することである。こ のため、増幅器64に送られる信号群に亘り均等に拡散するI1における信号入 力は、O4などの特定の出力に再び集束される。変換マトリクス62と逆変換マ トリクス66とは、Anaren Microwave社(East Syracuse,NY,13057)により 部品番号「580014」として販売される変換マトリクスにより実現することができ る。 入力信号発生器68を用いて、ハイブリッド・マトリクス増幅器60により増 幅される信号を生成する。好適な実施例においては、入力信号発生器68は、広 帯域拡散スペクトル・セルラ・システム規準EIA/TIA/IS‐95に準拠して 多重チャネル・デジタル信号を生成するCDMA搬送波変調器で実現される。C DMA搬送波発生器が好適な入力信号発生器であるが、他の入力信号も本発明の 方法およびシステムにより用いることができる。 入力信号のためにCDMA搬送波発生器を用いることは、ランダムな性質を持 つCDMA信号の帯域外のノイズ拡散するために用いられるディザリング信号( dithering signal)が、容易に発生される連続波信号であるために便利である。 アナログ・セルラ電話システムで用いられる信号などのランダムな性質のより少 ない他の信号では、ラン ダムな性質のディザリング信号が必要とされ、これを発生するのは多少複雑で高 価になる。 第7図に示されるように、入力信号発生器68は入力ポートI1に接続される 。入力信号発生器68は、任意の入力ポートInに接続され、2つ以上の信号発 生器68を用いて、同一のハイブリッド・マトリクス増幅器60の入力ポートに 供給することもできる。 ディザリング信号発生器70,72(ディザリング信号発生手段)は、それぞ れ入力I3,I4に結合される。これらのディザリング信号発生器はそれぞれ、デ ィザリング信号を生成し、この信号には好適な実施例においては、入力信号発生 器68が用いる周波数帯域外の周波数を有する正弦波が含まれる。ディザリング 信号発生器70,72は、単純な発振器回路で実現することができる。ディザリ ング信号の選択に関する詳細については、下記第11図の説明を参照されたい。 帯域フィルタ74は、O4など、被増幅信号が現れる出力に結合される。帯域 フィルタとは、周波数の帯域を送信し、指定された帯域にない他のすべての周波 数を実質的に阻止または吸収する装置である。帯域フィルタ74は、ディザリン グ信号70,72から導かれる周波数をすべて減衰するために用いられる。従っ て、帯域フィルタ74は、入力信号発生器68により生成される信号を通過させ 、ディザリング信号発生器70,72により生成される周波数を実 質的に阻止するよう選択される。 変換マトリクス62および逆変換マトリクス66の両方の、使用されない入力 および出力ポートは、終端抵抗(ターミネータ)76により終端される。終端抵 抗76は、たとえば、第7図に図示される出力ポートO1〜O3およびI2の特性 インピーダンスに一致するよう選択される。 従って、入力信号発生器68により生成される入力信号は、ハイブリッド・マ トリクス増幅器60により増幅されて、増幅器出力80において被増幅低ノイズ 出力信号を生成する。 第8図を参照して、本発明の方法およびシステムによるハイブリッド・マトリ クス増幅器の代替実施例を示す。この例では、ハイブリッド・マトリクス増幅器 90は、入力I3に接続されるディザリング信号発生器78しか持たない。入力 I4は、終端抵抗76により終端される。 変換マトリクス62への入力において2つ以上のディザリング信号を用いると 、システム設計者は、1つのディザリング信号が第3次のIMD3ノイズを削減 し、もう一方が第5次のIMD5ノイズを削減するよう選択することができる。 1つのディザリング信号を用いる場合は、設計者はシステム仕様を満足させるた めにどちらのほうが重要であるかにより、IMD3ノイズとIMD5ノイズのいず れかにおいて最大のノイズ削減を行うためのディザリング信号周波数を選択する ことができる。 入力信号が拡散スペクトルCDMA源であり、ディザリング信号が帯域外周波 数において未変調の正弦波である場合は、入力信号はOn-1およびOn ,など、選 択された出力ポートにおいて集束し、増幅器64の相互変調歪みは非干渉性である とみなされる。この場合、ごく一部のIMDノイズだけが信号出力ポートに到達 する。4x4ハイブリッド・マトリクス増幅器においては、IMDノイズ電力の 1/4だけが選択される出力ポートに到達する。この6dBの改善は、マトリクス 寸法が8x8に倍加するとさらに3dB増加する。 第9図を参照して、本発明の方法およびシステムの実施例によるハイブリッド ・マトリクス増幅器の一般的な概略図が示される。図示されるように、nxm変 換マトリクス98とmxn逆変換マトリクス100との間にm個の増幅器64が 接続される。変換マトリクス98,100は、フーリエ変換マトリクスまたはバ トラ・マトリクスで実現される。マトリクス98,100は、nxmおよびmx nの参照符号で示されるように正方形でなくてもよい。 未使用の入力と出力は、入力IxおよびIx+1と出力O1〜O3に図示される終端 抵抗76により終端される。終端抵抗76は、通常は、未使用ポートの入力また は出力インピーダンスに一致する抵抗で実現される。 第9図において、入力信号発生器102,104により生成される2つ以上の 入力信号が変換マトリクス98に結合される。このような信号発生器がCDMA 被変調信号を生 成すると、これらの信号は2つの異なる搬送波上にあるか、あるいは同じ搬送波 上にある場合は、同じ基地局の異なるセル・セクタにサービスを提供するアンテ ナに結合される。 2つ以上の入力信号に加えて、2つ以上のディザリング信号がハイブリッド・ マトリクス増幅器96に入力されることがある。これは、ディザリング信号発生 器106,108に示され、ポートIn-1およびInに入力される。1つ以上のデ ィザリング信号が用いられる場合は、ディザリング信号の周波数は、通常は送信 CDMA帯域に隣接する受信CDMA帯域の外側にIMDノイズを拡散するよう 選択される。これらの周波数帯域の相対的位置のグラフ表現については第11図 を参照されたい。 帯域フィルタ74は、On-1およびOn ,などの選択された出力ポートに結合さ れて、増幅器出力110,112を生成する。帯域フィルタ74は、ディザリン グ信号106,108に起因する周波数を除去または減衰する。 本発明のさらに別の実施例においては、各増幅器64は、参照番号114に示 されるように並列に接続された2つ以上の増幅器により構築される。かくして、 第9図において、m個の増幅器64を用いる代わりに2m個の増幅器を用いて、 2つの増幅器を並列に接続して、たとえばI1からO1への各経路に沿って信号を 増幅する。 セルラ通信システムにおいてハイブリッド・マトリクス増幅器を用いることの 利点は、1つ以上の増幅器64が故 障した劣化モードにおいても増幅器が動作することができることである。このよ うな劣化モードにおいても増幅器は増幅を続けるが、入力ポートから出力ポート への信号経路に沿った信号間での分離が小さくなる。従って、1つの増幅器64 が故障するという総合的な増幅器不良を起こすことなく、ハイブリッド・マトリ クス増幅器は、入力の信号が主に対応する出力に現れるが信号電力の一部が種々 の他の出力に拡散した状態で動作する。 第10図を参照して、本発明の方法および装置の実施例によるハイブリッド・ マトリクス増幅器においてノイズを削減するプロセスを示す高レベル流れ図を図 示する。図示されるように、プロセスはブロック200で開始され、その後ブロ ック202に進んで、ここで入力信号がnxm変換マトリクスの入力ポートに結 合される。このようなnxm変換マトリクスは、フーリエ変換マトリクスまたは バトラ変換マトリクスによって構築され、これらのマトリクスは正方形であって もなくても構わない。好ましくは、入力信号は、TIA/EIA/IS-95規準に より変調される信号のような拡散スペクトルCDMA搬送波である。 次に、ディザリング信号がnxm変換マトリクスの少なくとも1つの入力ポー トに結合される。これをブロック204に示す。このようなディザリング信号は 、好ましくは、入力信号により占有される周波数帯域の外側の周波数にある非変 調正弦波である。 ブロック206に示されるように、変換マトリクスの未使用入力ポートと逆変 換マトリクスの未使用出力ポートが終端される。通常、このような終端は、接地 抵抗を入力または出力ポートに接続することにより行われ、この場合抵抗は入力 または出力ポートの特性インピーダンスに一致する。 次に、ブロック208に示されるように、入力信号とディザリング信号とが変 換されてm個の被変換信号を生成する。このm個の被変換信号はそれぞれ、すべ ての入力に印加される電力の切片部分を含み、各切片電力信号は他の被変換信号 内の残りの切片に対して所定の位相関係を有する。 次に、m個の被変換信号はm個の増幅器で増幅され、m個の被増幅信号を生成 する。これをブロック210に示す。m個の増幅器はそれぞれ、単独の増幅器ま たは並列に接続される1つ以上の増幅器によって構築される。 m個の被増幅信号は、次にmxn逆変換マトリクスの入力ポートに結合され、 逆変換が実行されて、低ノイズ出力信号を生成する。これをブロック212に示 す。増幅器の相互変調歪みが出力信号を出力する出力ポートから離れる方向に向 けられるので、出力信号は低ノイズの内容を有する。 最後に、ブロック214に示されるように、低ノイズ出力信号が帯域濾波され て、ディザリング信号の増幅に由来する帯域外ノイズを除去し、ハイブリッド・ マトリクス増幅器の少なくとも1つの入力ポートに印加される。その後 で、ブロック216に示されるようにこのプロセスは終了する。 上記のプロセスにおいて、2つ以上の入力信号がnxm変換マトリクスの異な るポートに結合されることがある。2つ以上の入力信号が用いられると、同数の 低ノイズ出力信号が逆変換マトリクスの出力ポートにおいて生成される。同様に 、2つ以上のディザリング信号がnxm変換マトリクスの異なる入力ポートに結 合されることがある。これらの各ディザリング信号の周波数は、すべての入力信 号に関して用いられる周波数帯域の外側にあるように選択される。2つ以上の低 ノイズ出力信号が提供されると、各々が適当な帯域フィルタにより帯域濾波され て、ハイブリッド・マトリクス増幅器の入力に印加されるディザリング信号に由 来する帯域外ノイズを除去する。 次に第11図を参照して、本発明の方法および装置の実施例によるハイブリッ ド・マトリクス増幅器の出力の周波数領域表現が図示される。CDMA信号周波 数スペクトル54が基本周波数ω1に図示される。ディザリング信号120は、 入力周波数帯域122内に入らないよう選択される。ディザリング信号120の 周波数ω2は、CDMA信号周波数スペクトル54の中心周波数から離れた、△ 符号で示されるデルタ周波数となるよう選択される。△周波数は、送信帯域12 2に通常は隣接する受信帯域123の周波数の外側にIMDノイズを拡散するよ う選択される。入力信号間の 距離△−−送信帯域122とディザリング信号120の中心信号−−は、入力信 号およびIMDノイズ成分124,126の間の距離と同じであることに留意さ れたい。従って、送信帯域122の中心信号からディザリング信号120を移動 させると、IMDノイズ成分124,126もさらに外側に移動する。しかし、 ディザリング信号120は、増幅器64の好適な周波数範囲から余り遠くになる よう選択すべきではない。 第11図には、第3次IMDノイズ124(IMD3)と第5次IMDノイズ 126(IMD5)も図示される。試験の結果、下記の表1および2の試験結果 に従って、IMDノイズ124,126の削減が示された。 要するに、本発明はハイブリッド・マトリクス増幅器の少なくとも1つの入力 に結合されるディザリング信号を用いて、増幅器の1つの出力における所望の出 力信号のノイズ・レベルを下げ、なおかつこのノイズを未使用の増幅器出力ポー トに向け直す。 本発明の好適な実施例の上記の説明は、図示と説明のために提示された。本発 明を限定したり、開示される精密な形式に制限する意図はない。実施例は、本発 明の原則とその実際的用途をもっとも良く説明するためと、当業者が種々の実施 例において、また意図される特定の用途に適合するために種々の改良をもって利 用できるように選定され、説明されたものである。このようなすべての改良およ び変形は、公正で、適法に、公平に定められる範囲に従って解釈される場合は、 添付の請求項に定められる本発明の範囲内のものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.入力信号を増幅する方法であって: 前記入力信号を、nxm変換マトリクスの入力に結合する段階であって、nと mは2より大きな整数である段階; ディザリング信号を前記nxm変換マトリクスの別の入力に結合する段階; 前記nxm変換マトリクスを用いて、前記入力信号および前記ディザリング信 号を変換し、m個の被変換信号を生成する段階; 1つ以上の増幅器を用いて、前記m個の被変換信号のうち複数の信号を増幅し て被増幅信号を生成する段階;および mxn逆変換マトリクスを用いて前記被増幅信号に逆変換を実行し、低ノイズ 出力信号を生成する段階; によって構成されることを特徴とする入力信号増幅方法。 2.前記nxm変換マトリクスが、nxmフーリエ変換マトリクスを含むこと を特徴とする請求項1記載の入力信号増幅方法。 3.前記低ノイズ出力信号を帯域濾波して、前記ディザリング信号に由来する 帯域外ノイズを除去する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求項 1記載の入力信号増幅方法。 4.前記ディザリング信号がシヌソイド信号を含むこと を特徴とする請求項1記載の入力信号増幅方法。 5.m個の増幅器を用いて前記m個の被変換信号を増幅し、前記被増幅信号の うちm個の信号を生成する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求 項1記載の入力信号増幅方法。 6.入力信号を増幅する装置であって: 入力信号を提供する信号変調手段; ディザリング信号を提供するディザリング信号発生手段; 前記入力信号および前記ディザリング信号を2つ以上の被変換信号に変換する 変換手段; 前記2つ以上の被変換信号を増幅して被増幅信号を生成する複数の増幅手段; および 前記被増幅信号を変換して出力信号を生成する逆変換手段; によって構成されることを特徴とする入力信号増幅装置。 7.前記変換手段がnxm変換マトリクスによって構成され、前記逆変換手段 がmxn逆変換マトリクスによって構成され、nとmは2より大きな整数である ことを特徴とする請求項6記載の入力信号増幅装置。 8.前記nxm変換マトリクスがnxmフーリエ変換マトリクスであり、前記 mxn逆変換マトリクスがmxn逆フーリエ変換マトリクスであることを特徴と する請求項7記載の入力信号増幅装置。 9.前記出力信号に結合され、前記ディザリング信号に 由来する帯域外ノイズを濾波し、被濾波出力信号を提供する帯域フィルタによっ てさらに構成されることを特徴とする請求項6記載の入力信号増幅装置。 10.前記ディザリング信号発生手段が少なくとも1つの正弦波を含むシヌソ イド信号を生成する手段によって構成されることを特徴とする請求項6記載の入 力信号増幅装置。 11.前記複数の増輻手段が、前記被増幅信号のうちm個の信号を生成するm 個の増幅器によって構成されることを特徴とする請求項6記載の入力信号増幅装 置。
JP09542336A 1996-05-31 1997-03-24 ノイズ削減機能をもつハイブリッド・マトリクス増幅器 Pending JP2000511371A (ja)

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US08/656,027 US5764104A (en) 1996-05-31 1996-05-31 Method and system for reducing noise in a hybrid matrix amplifier
US08/656,027 1996-05-31
PCT/US1997/004823 WO1997045950A1 (en) 1996-05-31 1997-03-24 Hybrid matrix amplifier with noise reduction

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