JP2000507599A - Pde―iv阻害活性を有する化合物の改良合成方法 - Google Patents
Pde―iv阻害活性を有する化合物の改良合成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ阻害剤として使用するための3-置換アデニン類および3,8-二置換6-アミノプリン誘導体の、新規の改良された製造方法が提供される。
Description
【発明の詳細な説明】
PDE−IV阻害活性を有する化合物の改良合成方法 発明の背景
本発明は、アデニンおよびプリン誘導体の新規且つ改良された製造方法に関し
、特に、本発明は、ホスホジエステラーゼ阻害剤として使用するための3-置換ア
デニン類および3,8-二置換6-アミノプリン誘導体の改良された製造方法に関する
。本発明による方法は、チオン化(thionation)工程の必要性を排除し、さらに、
環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ阻害剤の製造において加圧下で揮発性ア
ミノ化試薬を用いる反応を回避するのを助ける、驚くべき且つ予想外に改良され
た方法を提供するものである。
環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)は、抗ぜん息薬の分子標的
としてかなり注目されている。環状3',5'−アデノシン一リン酸(cAMP)お
よび環状3',5'-グアノシン一リン酸(cGMP)は、多数のホルモン、神経伝達
物質およびオータコイドに対する細胞の機能的応答を媒介する公知の第二メッセ
ンジャーである。少なくとも2種の治療上重要な作用は、ホスホジエステラーゼ
阻害に起因するものであり、その結果、ぜん息の病態生理学において重要な細胞
中に細胞内アデノシン3',5'-環状一リン酸(cAMP)またはグアノシン3',5'-
環状一リン酸(cGMP)が生じる。これらの作用は、平滑筋弛緩(気管支拡張
に至る)活性および抗炎症活性である。
細胞内分布が異なる多数の別個のPDEイソ酵素が存在することが知られるよ
うになってきている。1種類のイソ酵素またはその他に対する選択性の程度が著
しい種々の阻害剤が合成されている。
アイソザイム選択的阻害剤についての構造−活性の関係(SAR)は、例えば
、Theodore J.Torphyらによる論文、"Novel Phosphodiesterases Inhibitors F
or The Therapy Of Asthma",Drug News & Prospectives,6(4),1993年5月,2
03〜214頁に詳細に論じられている。PDE酵素は、cAMPまたはcGMPの
加水分解に対するその特異性、カルシウム、カルモジュリンまたはcGMPによ
る調節に対するその感受性、ならびに種々の化合物によるその選択的阻害にした
がって5以上のファミリーに分類することができる。PDE Iは、Ca2+/カル
モジュリンによって剌激される。PDE IIはcGMPによって剌激され、心臓
および副腎に見出される。PDE IIIはcGMPによって阻害され、正の筋肉
収縮活性(positive inotropic activity)を有する。PDE IVはcAMP特異
性であり、気道弛緩活性、抗炎症活性および抗うつ活性を有する。PDE Vは
、血管平滑筋におけるcGMP含量の調節に重要であると見られており、したが
ってPDE V阻害剤は心臓血管活性を有する可能性がある。
PDE III阻害をもたらす構造と活性の関係についての多数の研究から化合
物が誘導されているが、PDE IV阻害剤の構造クラスの数は比較的限定されて
いる。
以前に、EP-A-0256692に記載された3,8-二置換6-チオキサンチン誘導体は、対
応するキサンチン誘導体と比べて高い気管支拡張活性および抗炎症活性を示すと
いうことが示された。これらの6-チオキサンチン誘導体を対応するイソグアニン
に変換すると、ある特定の試験において実質的に気管支拡張活性および抗炎症活
性が低下する。
3-メチル-6-ジメチルアミノ-3H-プリン、3-ベンジル-6-メチルアミノ-3H-プリ
ンおよび3-ベンジル-6-イソプロピルアミノ-3H-プリンの各種の製造がJ.0rg.C
hem.,55,5761-5766(1990)に報告されている。これらの化合物についての生物
学的活性は開示されていなかった。
PDE IV(さらに、多分PDE Vも)は、好酸球、好中球、T−リンパ球
、マクロファージ、内皮細胞などのぜん息における主な炎症細胞の全てに存在す
る。それを阻害すると、細胞活性化のダウンレギュレーションが生じ、気管およ
び気管支の平滑筋細胞が弛緩する。一方、PDE III(心筋に存在する)を阻
害すると、心筋収縮能の力および速度の両方が増大する。これらは、抗炎症剤に
ついての望ましくない副作用である。非選択的PDE阻害剤であるテオフィリン
は、PDE IIIおよびPDE IVの両方を阻害し、その結果、所望の抗ぜん息
作用と望ましくない心臓血管刺激の両方が生じる。このようなPDEアイソザイ
ム間の周知の相違を用いれば、テオフィリン治療に付随する副作用の多くを伴わ
ずに抗炎症および気管支拡張を両立させる見込みがあることは明らかである。過
去10年間、多くの西側諸国において喘息による罹患率および死亡率が増大したた
めに、この疾患の炎症性および吸入ステロイドの利点に臨床的な重きがおかれて
いる。気管支拡張特性および抗炎症特性の両方を有する治療薬を開発するのが最
も都合がよい。選択的PDE IV阻害剤は、テオフィリンよりも副作用が少ない
のでより有効であると考えられる。この仮説について、臨床的なサポートが示さ
れている。したがって、より選択的で改良されたPDE IV阻害を有する新規化
合物を見出すための試みがなされている。
国際特許出願W095/00516(Euro-Celtique,S.A.に譲渡された。この出願は参
照によりその全体が本明細書に含まれるものである。)には、3-置換および3,8
-二置換チオヒポキサンチンを対応するプリン誘導体に類似変換することにより
、EP-A-0256692に記載の6-チオキサンチン誘導体と同等であるか、あるいはいく
つかの場合においてはより大きなPDE IV阻害活性を有する化合物が得られる
ということが示されている。
WO95/00516には、3-置換および3,8-置換6-アミノプリン誘導体が強いPDEIV
阻害活性と関連する抗炎症活性を有するということが開示されている。しかしな
がら、興味の対象である3-置換および3,8-置換6-アミノプリン誘導体の製造につ
いてその公報に報告されている合成方法は、チオン化工程が必要であり、そして
その反応は、必須の低沸点アミンを含むために加圧下で行う必要があるので、こ
れらの要件の両方によりこれらの所望の化合物を大量に合成するには経済的およ
び処理的に効率が悪くなる。
発明の要旨
本発明の主な目的は、PDE IV阻害剤である化合物の新規合成方法を提供す
ることである。
本発明の別の目的は、PDE IV阻害剤である化合物の、チオン化工程が不要
で、加圧反応器が不要である改良された合成方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、下記の説明を読めば明らかになるであろう。
上記およびその他の目的に鑑みて、本発明は、一部は、気管支拡張活性および
/または抗炎症活性を有する3-置換および3,8-二置換6-アミノプリン誘導体の新
規グループに関するものである。
発明の詳細な説明
本発明は、反応を行うのが容易になるように著しく改良された3工程にて、式
Iで表される化合物から式IVで表される化合物を製造することを含む。そのプロ
セスは下記の反応スキームにおいて最も良く説明される(スキームA):
但し、上記の式中、R6はN(R6a)(R6b)、または1〜3個の窒素原子、
0〜2個の酸素原子、2個以下の硫黄原子を含み、任意に、ヒドロキシ、アルコ
キシ、CO2H、CONH2、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カル
バミド、=Oで置換された3〜8員環;任意に、非置換であるか、またはハロゲ
ン、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜
C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCON
H2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで
置換されているアリールまたはベンジル;任意に、非置換であるか、またはハロ
ゲン、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1
〜C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCO
NH2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フ
ェニルまたはベンジルで置換されているアル(C1-4)アルキルであり;
R3は、非分枝状または分枝状で、非置換であるか、またはOH、アルコキシ
、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミドもしくは
=Oで置換されているC2-5アルキル;非置換であるか、またはOH、アルコキ
シ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミドもしく
は=Oで置換されているC3-8シクロアルキル;C4-8シクロアルキルアルキル(
但し、シクロアルキル部分は、非置換であるか、またはOH、アルコキシ、ハロ
ゲン、=NOH、=NOCONH2、もしくは=Oで置換されている);任意に
非置換であるか、またはOH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCON
H2、(ヒドロキシ)カルバミドもしくは=Oで置換されているアリールまたは
ベンジル;C4-8シクロアルキルアルキル(但し、シクロアルキル部分は、非置
換であるか、またはOH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2
、もしくは=Oで置換されている);任意に、非置換であるか、またはハロゲン
、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜C6
アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCONH2
、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで置
換されているアリールまたはベンジル;任意に、非置換であるか、またはハロゲ
ン、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜
C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCON
H2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで
置換されているアル(C1-4)アルキル;C4-8シクロアルキルアルキル(但し、
シクロアルキル部分は非置換であるか、またはOH、アルコキシ、ハロゲン、=
NOH、=NOCONH2、もしくは=Oで置換されている);ヘテロサイクリ
ル(heterocyclyl);へテロサイクリル(C1〜C4)アルキル;およびヘテロアル
(C1-4)アルキルを表すものであり;
R8はH、または非分枝状または分枝状で、非置換であるか、またはOH、ア
ルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミド
もしくは=Oで置換されているC1-8アルキル;非置換であるか、またはOH、
アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミ
ドもしくは=Oで置換されているC3-8シクロアルキル;C4-8シクロアルキルア
ルキル(但し、シクロアルキル部分は非置換であるか、または−OH、アルコキ
シ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミドもしく
は=Oで置換されている);非置換であるか、またはハロゲン、−NH2、アル
キルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜C6アルコキシ、C3
〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCONH2、NH(OH)
CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで置換されているア
リール;アル(C1-4)アルキル;ヘテロサイクリル;ヘテロサイクリル(C1〜
C4)アルキル;およびヘテロアル(C1-4)アルキルを表すものであり;そして
R6aおよびR6bは、独立に、H;非分枝状または分枝状で、非置換であるか、
またはOH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキ
シ)カルバミドもしくは=Oで置換されているC1-8アルキル;非置換であるか
、または−OH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒド
ロキシ)カルバミドもしくは=Oで置換されているC3-8シクロアルキル;C4-8
シクロアルキルアルキル(但し、シクロアルキル部分は非置換であるか、または
−OH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)
カルバミドもしくは=Oで置換されている);非置換であるか、またはハロゲン
、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜C6
アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCONH2
、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで置
換されているアリール;アル(C1-4)アルキル;ヘテロサイクリル;ヘテロサ
イクリル(C1〜C4)アルキル;およびヘテロアル(C1-4)アルキルから選択
され;またはNR6aR6bは一緒になって、非置換であっても置換されていてもよ
く、任意に2個以下の追加のヘテロ原子を含む5員環もしくは6員環を形成して
いてもよく;またはN(R6a)(R6b)は一緒になって、1〜3個の窒素原子、
0〜2個の酸素原子、2個以下の硫黄原子を含み、任意にヒドロキシ、アルコキ
シ、CO2H、CONH2、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバ
ミド、=Oで置換されている、3〜8原子からなる単環または二
環を形成していてもよい。
式IVで表される化合物の1つの好ましいクラスにおいては、R3はC1-8アル
キル基を表し;R6aは水素原子、C1-8アルキル基またはヘテロアリール(C1〜
C4)アルキル基を表し;R6bは水素原子を表し;そしてR8は水素原子、C3〜
C7シクロアルキル基またはC1-8アルキル基を表すものである。
式IVで表される化合物の別の好ましいクラスにおいては、R3はC1-5アルキル
基、アル(C1-4)アルキル基またはC3-7シクロアルキル基であり;R6aはヘテ
ロアリール(C1〜C4)アルキル基を表し;R6bは水素原子を表し;そしてR8
はC1-8アルキル基を表すものである。
化合物のさらに好ましいクラスにおいては、R3はプロピル、非置換ベンジル
またはシクロプロピルメチル基であり;R8はシクロプロピルまたはイソプロピ
ルであり;R6aはメチルまたはエチルであり;そしてR6bは水素原子である。
本発明の方法によって製造される特に好ましい化合物としては、3-ベンジル-6
-エチルアミノ-3H-プリン;6-エチルアミノ-3-ヘキシル-3H-プリン;8-シクロプ
ロピル-3-シクロプロピルメチル-6-エチルアミノ-3H-プリン;6-シクロペンチル
アミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-3H-プリン;3-(3-シクロペンチルオキシ-
4-メトキシベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;8-シクロプ
ロピル-3-プロピル-6-(-4-ピリジルメチルアミノ)-3H-プリン;6-シクロペンチ
ルアミノ-3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジル)-8-イソプロピル-3H
-プリン;3-(4-クロロベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;3
-(4-クロロベンジル)-6-シクロペンチルアミノ-8-シクロプロピル-3H-プリン;3
-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジル)-6-エチルアミノ-3H-プリン;3
-ベンジル-6-エチルアミノ-8-(1-メチルエチル)-3H-プリン;3-エチル-6-シクロ
ペンチルアミノ-8-シクロプロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-6-エチルアミ
ノ-3-(3-メチルブチル)-3H-プリン;3-シクロヘキシルメチル-8-シクロプロピル
-6-エチルアミノ-3H-プリン;8-シクロプロピル-3-シクロプロピルメチル-6-エ
チルアミノ-3H-プリン;3-エチル-6-エチルアミノ-8-(3-シクロペンチルオキシ-
4-メトキシベンジル)-3H-プリン;3-ブチル-8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-
3H-プリン;3-(4-クロロベンジル)-6-シクロプロピルアミノ-8-イソプロピル-3H
-プリン;6-アミノ-3-(4-クロロベンジル)-8-イソプロピル-3H-プリン;8-シク
ロプロピル-6-エチルアミノ-3-プロピル-3H-プリン;3-エチル-6-シクロペンチ
ルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;6-アミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-
3H-プリン;8-シクロプロピル-6-シクロプロピルアミノ-3-プロピル-3H-プリン
;6-シクロペンチルアミノ-8-イソプロピル-3-プロピル-3H-プリン;6-(3-シク
ロペンチルオキシ-4-メトキシベンジルアミノ)-8-シクロプロピル-3-プロピル-3
H-プリン;6-ブチルアミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-3H-プリン;3-シクロ
プロピルメチル-8-イソプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン;8-シクロプロピル
-3-エチル-6-プロピルアミノ-3H-プリン;6-シクロヘキシルアミノ-8-イソプロ
ピル-3-プロピル-3H-プリン;3,8-ジエチル-6-モルホリノ-3H-プリン;6-アミノ
-3-(4-クロロベンジル)-8-イソプロピル-3H-プリン;6-アミノ-3-(3-シクロペン
チルオキシ-4-メトキシ-ベンジル)-8-イソプロピル-3H-プリン;およびそれらの
薬学的に許容できる塩が挙げられる。
本発明の目的のためには、本発明において使用する場合、アリールはフェニル
またはナフチルである。ヘテロサイクリル基は、1〜3個の窒素原子、0〜2個
の酸素原子、0〜2個の硫黄原子を有する5、6または7員環であり、そのヘテ
ロサイクリル環の炭素または窒素は、任意に、アリール基について特定されたも
のと同じ置換基で置換されていてもよく;融合されていないか、または架橋して
いないか、もしくC1〜C3で架橋されたフェニルもしくは別のヘテロサイクリル
に融合されていてもよい。アルキル基は、直鎖状または分枝状の炭化水素であり
得るものであり、置換されていても置換されていなくてもよい。好ましい置換基
としては、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル
、イソペンチル、ヒドロキシ、アルコキシ(例えばメトキシまたはエトキシ)、
ハロゲン(例えばフッ素、塩素または臭素)、ハロアルキル(例えばトリフルオ
ロメチル)などが挙げられる。
C3-7シクロアルキル基またはC4-8シクロアルキルアルキル基のシクロアルキ
ル部分は、好ましくは、シクロブチル、シクロプロピルまたはシクロペンチル基
であり得るが、好ましくはシクロプロピルまたはシクロペンチルである。C4-8
シクロアルキルアルキル基は、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シ
クロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルまたはシクロヘプチルメチルであり
得るが、好ましくはシクロプロピルメチルまたはシクロペンチルメチルである。
シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル基は、置換されていても置換され
ていなくてもよい。適当な置換基としては、ヒドロキシ、アルコキシ(例えばメ
トキシまたはエトキシ)、ハロゲン(例えばフッ素、塩素または臭素)、ハロア
ルキル(例えばトリフルオロメチル)などが挙げられる。
ヘテロアリール基またはヘテロアル(C1-4)アルキル基のヘテロアリール部
分は、好ましくはピリジルである。ヘテロアリール部分は、置換されていなくて
も、例えばC1-4アルキル基(メチルなど)、ハロゲン原子(例えばフッ素また
は塩素)、ニトロ、もしくはトリフルオロメチルのような電子求引性置換基、ま
たはアルコキシもしくはシクロアルコキシのような電子供与性基によって置換さ
れていてもよい。アル(C1-4)アルキル基は、好ましくはベンジルまたは置換
ベンジルである。
ヘテロシクロ(C1-4)アルキル基の複素環式部分は、適宜、酸素または窒素
のような1個以上のヘテロ原子を含み得るものであり、モルホリニル基が都合が
よい。
R6aとR6bが一緒になって、追加のヘテロ原子を含む5員環または6員環を形
成する場合、その追加のヘテロ原子は好ましくは窒素または酸素であると理解さ
れる。−NR6aR6bにより形成される環は置換されていなくても、例えばC1-4ア
ルキル基(メチル、エチルなど)、ヒドロキシ、アルコキシ、またはハロゲン原
子(フッ素、塩素など)により置換されていてもよく、任意で、1以上の不飽和
ユニット(二重結合)を含んでいてもよい。−NR6aR6bは、置換または非置換
のモルホリンまたはピペラジン環であるのが都合がよい。
「低級アルキル」という用語は、本発明の目的のためには、1〜5個の炭素原
子を有する直鎖状または分枝状のアルキル基として定義される。同様に、「アル
コキシ」という用語は、本発明の目的のためには、OR(式中、Rは1〜6個の
炭素原子を有する直鎖状のアルキル基、または3〜6個の炭素原子を有する分枝
状もしくは環状のアルキル基である)として定義される。
WO95/00516には、本発明の化合物ならびにそのチオイソグアニンおよび2,6-ジ
チオキサンチン前駆体が、酵素分析、モルモット気管平滑筋アッセイ、PAF皮
膚水腫およびアラキドン酸マウス耳水腫試験ならびにリンパ球増殖のような標準
的な実験室試験を用いた場合、PDE IV阻害活性を有しているということが示
されている。また、これらの化合物は、生理学的に有害な過剰の腫瘍壊死因子(
TNF)に関連した疾患の状態の治療などのヒトおよびその他の哺乳類において
その他の疾患の状態を治療することにおける使用も見出すことができる。TNF
は単球、マクロファージおよびT−リンパ球を活性化する。この活性化は、ヒト
免疫不全ウイルス(HIV)感染の進行、TNFの産生に関連するその他の疾患
の状態、およびTNFによりモジュレートされるその他のサイトカインに関係し
ている。
したがって、本発明は、薬剤における使用のための、特にPDE IV阻害作用
が示される症状(例えば慢性閉塞性気道疾患)の治療のための本発明の化合物ま
たはその薬学的に許容できる塩を提供することにも関する。
特に、本発明は、さらにPDE IV阻害化合物またはその薬学的に許容できる
塩の改良された製造方法を提供する。
さらなる態様においては、本発明は、チオン化工程が回避され、そして低沸点
アミン試薬のために加圧下で反応を行う必要性が回避される新規方法による、本
発明の化合物またはその薬学的に許容できる塩を製造する方法を提供する。した
がって、新規合成順序は、オキシ部分を塩素で置換し、その後、その塩素基を所
望のアミン置換基で置換することによって本発明のPDE IV阻害化合物を製造
するものである。
本明細書に記載されたようにして製造された活性成分は、好ましくは、医薬製
剤の一部であり、その製剤は1回量剤形(unit dose form)であるのが都合がよい
。
さらなる態様にしたがって、本発明は、式IVで表される少なくとも1種の化合
物またはその薬学的に許容できる塩を含み、都合のよい経路による投与のために
処方された医薬組成物を提供する。本発明の医薬組成物は、1種以上の薬学的に
許容できる担体または賦形剤とともに慣用の方法で処方するのが都合よくあり得
る。
本発明の方法にしたがって製造された化合物は、経口および非経口投与用、ま
たは吸入による投与用の剤形に処方するのが都合よくあり得る。
経口投与のために適当な剤形としては、結合剤(例えばデンプンまたはヒドロ
キシプロピルメチルセルロース)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク
など)、甘味剤または滑沢剤などの薬学的に許容できる賦形剤とともに慣用の製
剤学的手段により製造され得る錠剤およびカプセル剤のような固体剤形が挙げら
れる。使用され得る液体剤形としては、湿潤剤、懸濁剤、乳化剤、矯味または香
料剤などの薬学的に許容できる添加剤とともに慣用の手段により製造され得る溶
液剤、シロップ剤、懸濁剤などが挙げられる。
非経口投与のためには、本発明の方法によって製造された化合物は、安定剤、
懸濁剤または分散剤を含み得る無菌の水溶液、非水溶液、懸濁剤、または乳剤の
状態であるのが都合よくあり得る。また、組成物は、無菌水やその他の無菌の注
射可能な媒体などの適当なビヒクルで使用前に戻し得る散剤などの固体組成物の
状態でもあり得る。
吸入による投与のためには、活性成分はエアロゾル剤またはネブライザーによ
り送達され得る。活性成分は、固体、懸濁剤または溶液として存在し得る。
さらに、本発明の方法により製造された化合物を経口剤形に混合する場合、胃
腸管での化合物の即時放出が可能であるか、または胃腸管を通って制御および/
または徐放性放出が可能であるような剤形が検討される。広範な種類の制御およ
び/または徐放性放出製剤が当業者に周知であり、本発明の製剤に関して使用す
るために検討される。制御および/または徐放性放出は、例えば、経口剤形をコ
ーティングすることによって、または本発明の化合物を制御および/または徐放
性放出マトリックスに混合することによって得られ得る。
経口剤形を処方するために使用され得る薬学的に許容できる担体および賦形剤
の特定の例は、Handbook of Pharmaceutical Excipients,American Pharmaceuti
cal Assosiation(1986)に記載されており、これは参照により本明細書に含まれ
るものである。固体経口製剤を製造するための技術および組成物は、Pharmacuet
ical Dosage Forms:Tablets(Lieberman,LachmanおよびSchwartz著)第2版(M
arcel Dekker社発行)に記載されており、これは参照により本明細書に含まれる
ものである。また、錠剤(圧縮し、成形したもの)、カプセル剤(硬質および軟
質ゼラチン)および丸剤を製造するための技術および組成物は、Remington's Ph
armaceutical Sciences(Arthur Oxol著),1553-1593(1980)にも記載されており
、これは参照により本明細書に含まれるものである。液体経口製剤を製造するた
めの技術および組成物は、Pharmaceutical Dosage Forms: Disperse Systems,(
Lieberman,RiegerおよびBanker著、Marcel Dekker社発行)に記載されており、
これは参照により本明細書に含まれるものである。
本発明の化合物の用量は、特に、治療される疾患、症状の重篤度、投与経路、
投与間隔、有害な副作用の存在、および利用される特定の化合物に依存する。
投与される活性成分の用量は、使用される特定の化合物、患者の症状、投与回
数および経路、ならびに治療される症状に依存するであろう。本発明の化合物は
、1日に1回以上、例えば1〜4回投与するのが都合よくあり得る。本発明の化
合物の推奨用量は、1〜10mg/kg(体重)、好ましくは100mg〜1000mg/日である
。
本発明は、下記に示したようなスキームB1およびB2(WO95/00516の図3A
、スキームI)に開示した合成経路を改良したものである。
ここで、この合成は1(I)→2→3→4(スキームB1)および1→5(II)→6→
4(IV)(括弧内のローマ数字は本明細書に記載した式を示す)の経路にしたがっ
ていた。工程2→3および6→4(生成物)は、反応混合物中の低沸点アミン化
合物を維持するために加圧下で行う必要がある。これはどちらも不便であり、こ
れらの化合物の合成においてかなりのコスト増になる。
驚くべきことに、この方法は、チオン化工程を回避し、スキームAに示したよ
うな代替の反応を行うことによっておおいに改良され得るということがわかった
。
したがって、好ましい反応経路の一つにおいては、式Iで表される2-チオ-6-
オキシ化合物をラネーニッケルと反応させてチオ部分を除去することにより式II
のヒポキサンチンを生成させ、次いでオキソ部分をハロゲンと置換することが可
能なハロゲン化試薬と反応させて、式IIIで表される対応する新規中間体6-ハロ
プリン化合物を生成させる。次に、その6-ハロプリン中間体をアミンと反応させ
てハロゲンをアミノ基で置換することにより式IVで表される対応する置換アミノ
プリン化合物を生成させる。
本発明の一般的な方法によれば、式IVで表される化合物は上記のスキームAで
概説したような合成スキームによって製造され得る。第1の工程は、式I(式中
、R3およびR8は式IVについて前に定義したとおりである。)で表される化合物
を、有効量の脱チオン化剤、例えばラネーニッケルなどを用いて脱チオン化する
ことにより式IIで表される化合物を得ることからなる。式II(式中、R3および
R8は式IVについて前に定義したとおりである。)で表される化合物を、特に示
さない限りは、その後、オキシ塩化リン、塩化チオニルなどの有効なハロゲン化
剤と反応させることにより式IIIで表される化合物を生成させる。
次いで、式IIIで表される化合物を有効なアミノ化剤と反応させることにより
式IV(式中、塩素基はR6で示されるアミン基に置換され;R3、R6およびR8は
前に定義したとおりである。)で表される化合物を生成させる。有効であること
がわかっているエチルアミン、アンモニアなどのアミノ化剤が、適当な条件下で
使用され得る。
また、式Iで表される対応する2-チオキサンチンは当技術分野で公知の方法に
したがって製造し得る(例えば、Arch.Pharm.244,11-20(1906)およびJ.Org.
Chem.,27,2478-2491(1962)を参照されたい)。
式IIで表される化合物は、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を10〜12
0℃の温度範囲にて、好ましくはエタノールまたはプロパノールが溶媒である場
合には溶媒の還流温度にて、またはナトリウム塩を水に溶かした場合には周囲温
度にて部分方式で(portionwise)ラネーニッケルで処理しながら、C1-5アルコー
ルまたは水に式Iで表される2-チオキサンチンを溶かした5%〜20%溶液を反応
させることによって合成される。
式IIで表される化合物と有効なハロゲン化剤との反応は、約10℃〜約150℃の
温度範囲で、好ましくは約50℃〜約100℃の温度範囲で、より好ましくは約70℃
で適当な反応媒体中で行われ得る。適当な溶媒としては、トルエン、CHCl3
、CH2Cl2、DMF、DMA、ジメトキシエタン、THF、DMSO、エチル
エーテルなどが挙げられる。ハロゲン化剤は、オキシ部分を塩素、フッ素、ヨウ
素および臭素のようなハロゲンと置換するものである。好ましいハロゲンは塩素
である。有効なハロゲン化剤としては、塩化チオニル、オキシ塩化リン、三臭化
リンおよび三塩化リンが挙げられる。
本発明の一つの態様においては、式IIIで表されるクロロ置換プリン化合物を
合成するための反応は、約0.1M〜約1.0M以上の濃度のヒポキサンチン、より好
ましくは約0.25Mの濃度のヒポキサンチンと、例えばオキシ塩化リンなどの塩素
化剤を含む適当な反応媒体中で、約-10℃〜約150℃、好ましくは約50℃〜約100
℃、より好ましくは約70℃の温度にて行われる。
アミノ置換プリン(アミノ−プリン)である式IVで表される化合物の合成は、
式IIIで表されるハロプリンを適当なアミンと反応させることによって行われる
。本発明の一つの態様においては、式IIIで表されるクロロプリンは反応媒体中
に約0.1M〜約1.0Mの濃度で、好ましくは約0.5Mの濃度でエチルアミン水溶液
とともに存在する。エチルアミンの濃度は式IIIで表されるクロロプリン化合物
の濃度の約20倍以下、またはそれ以上の範囲である。反応は、約0℃〜約100℃
以上の温度で行われ得る。反応は、典型的には周囲温度で行われる。
単なる例示であるが、本発明による新規反応方法を用いることにより下記の化
合物、誘導体および/またはその相同体を製造することができる:
3,8-ジエチル-6-モルホリノ-3H-プリン;
8-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジル)-3-エチル-6-エチルアミノ-
3H-プリン塩酸塩;
3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプ
ロピル-3H-プリン塩酸塩;
3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジル)-6-エチルアミノ-3H-プリン
塩酸塩;
8-シクロプロピル-6-(4-ピリジルメチル−アミノ)-3-プロピル-3H-プリン二塩
酸塩;
6-シクロペンチルアミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-3H-プリン塩酸塩;
8-シクロプロピル-3-エチル-6-エチルアミノ-3H-プリン;
8-シクロプロピル-3-エチル-6-プロピルアミノ-3H-プリン;および
6-アミノ-3(4-クロロベンジル)-8-イソプロピル-3H-プリン。
本発明の新規方法によって合成される化合物の薬学的に許容できる塩は、当業
者に公知の方法によって製造することができる。
下記の実施例は、本発明の種々の態様を説明するものであり、いかなる方法に
おいても特許請求の範囲を限定しようとするものではない。
実施例1
8- シクロプロピル-3-エチル-6-エチルアミノ-3H-プリン
(I)6- クロロ-8-シクロプロピル-3-エチル-3H-プリン
0.41g(2mM)のヒポキサンチンを8mlのオキシ塩化リンとともに20分間還流
した。反応混合物を減圧乾固した。残留物をジクロロメタンに溶解して重炭酸ナ
トリウム溶液を用いて抽出を行った。次いで、有機相を蒸発乾固した:融点140
〜145℃の粗6-クロロプリン0.45g(100%)。
(ii)8- シクロプロピル-3-エチル-6-エチルアミン-3H-プリン
0.42g(1.9mM)の6-クロロプリンを5mlのTHFに溶かした溶液を、0.61ml
(7.6mM)の70%エチルアミン水溶液に加えた。1.5時間攪拌した後、反応混合物
を減圧乾固した。残留物をジクロロメタンに溶解して重炭酸ナトリウム溶液を用
いて抽出を行った。有機相を蒸発乾固した:粗アミノプリン0.49g(111%)。こ
の粗アミノプリンを5mlのメタノールに溶解して、2.0mlの1Mメタノール性H
CL(32%HCLから製造)で処理した。溶液をチャコール(5%)で処理し、
濾過して蒸発乾固した。次に、残留物をアセトンに懸濁して結晶を回収した:融
点210〜212℃のプリン塩酸塩0.43g(84.3%)。
実施例2
8- シクロプロピル-3-エチル-6-プロピルアミノ-3H-プリン
(I)6- クロロ-8-シクロプロピル-3-エチル-3H-プリン
この化合物は、実施例1に概説した一般的な手順で製造した。
(ii)8- シクロプロピル-3-エチル-6-プロピルアミン-3H-プリン
0.10g(0.4mM)の6-クロロプリンを5mlのTHFに溶かした溶液を、1mlの
プロピルアミンで処理した。0.5時間後、反応混合物を蒸発乾固し、残留物をジ
クロロメタンに溶解して1N NaOH溶液を用いて抽出を行った。有機相を蒸
発乾固し、5mlのメタノールに溶解して1mlのメタノール性HCLで処理した。
次いで、反応混合物を蒸発乾固し、アセトンで結晶化させた:融点185〜187℃の
プリン塩酸塩0.70g(46.7%)。
実施例33-(3- シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプ ロピル-3H-プリン
(I)3-(3- シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-8-イソプロピル−ヒ ポキサンチン
4.15g(10mM)の3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-8-イソプ
ロピル-2-チオキサンチンを42mlの1N NaOHに溶解し、3gのラネーニッ
ケルを用いて3つに分けて0.5時間間隔で処理した。さらに0.5時間後、ニッケル
を濾過により除去し、溶液を8mlの5N HClを用いてpH3の酸性にし、次に
重炭酸ナトリウム溶液を用いて中和してpH7にした。固体を回収し、洗浄して乾
燥した:融点243〜244℃のヒポキサンチン3.62g(94.5%)。
(ii)6- クロロ-3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-8-イソプ ロピル-3H-プリン
1.19g(5mM)のヒポキサンチンを約20mlのオキシ塩化リン中で、浴温度65〜
70℃にて約0.5時問加熱した。反応混合物を減圧で蒸発させ、トルエンを用いて
2回繰り返した。次いで、黄色のガム(3.33g/162%)を下記の工程に直接使
用した。
(iii)3-(3- シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-6-エチルアミノ-8- イソプロピル-3H-プリン
粗クロロプリン(5mM)を約10mlのTHFに溶解し、約20ml(250mM)の70%
エチルアミン水溶液に30℃以下で加えた。約1時間攪拌した後、混合物を蒸発乾
固し、残留物を約60mlのジクロロメタンに溶解し、1N NaOH溶液(pH13)
を用いて抽出を行った。有機相を蒸発乾固し、残留物(2.05g/100%)を約10m
lのメタノールに溶解し、約5.5mlのメタノール性HCL(32%HCLから製造)
で処理した。次いで、溶液を蒸発乾固し、残留物を加熱した酢酸エチルに懸濁し
、固体を回収した:融点205〜207℃のプリン塩酸塩1.83g(82.1%)。
本発明は、本明細書に記載された特定の実施態様によって範囲が限定されるも
のではない。実際、本明細書に記載した実施態様に加えて、上記の説明および添
付の図面から当業者には本発明の種々の変更修正が明らかになるであろう。その
ような変更修正は本発明の請求の範囲内とする。種々の刊行物を本明細書で引用
したが、それらの開示は参照によりその全体を本明細書に組み入れるものとする
。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ
,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU
,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,
CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G
B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,
LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N
O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG
,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,
US,UZ,VN,YU
(72)発明者 カヴァラ,デイビッド
イギリス国 シービー1 2ディーエック
ス ケンブリッジ,テニソン アベニュー
5
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.構造: [式中、R6は、N(R6a)(R6b)であるか、または1〜3個の窒素原子、0 〜2個の酸素原子、2個以下の硫黄原子を含み、任意に、ヒドロキシ、アルコキ シ、CO2H、CONH2、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバ ミド、=Oで置換された3〜8員環;任意に、非置換であるか、またはハロゲン 、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜C6 アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCONH2 、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで置 換されているアリールもしくはベンジル;任意に、非置換であるか、またはハロ ゲン、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1 〜C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCO NH2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジル で置換されているアル(C1〜C4)アルキルであり; R3は、非分枝状または分枝状で、非置換であるか、またはOH、アルコキシ 、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミドもしくは =Oで置換されているC2-8アルキル;非置換であるか、またはOH、アルコキ シ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミドもしく は=Oで置換されているC3-8シクロアルキル;C4-8シクロアルキルアルキル( 但し、シクロアルキル部分は、非置換であるか、またはOH、アルコキシ、ハロ ゲン、=NOH、=NOCONH2、もしくは=Oで置換されている);任意に 、非置換であるか、または−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カル バミル、−OH、C1〜C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、C H=NOH、CH=NOCONH2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル 、フェニルもしくはベンジルで置換されているアリールまたはベンジル;任意に 、非置換であるか、またはハロゲン、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルア ミノ、カルバミル、−OH、C1〜C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、 CH=NOH、CH=NOCONH2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキ ル、フェニルもしくはベンジルで置換されているアル(C1-4)アルキル;ヘテ ロサイクリル(heterocyclyl);ヘテロサイクリル(C1〜C4)アルキル;ならび にヘテロアル(C1-4)アルキルを表すものであり; R8はH、または非分枝状または分枝状で、非置換であるか、またはOH、ア ルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミド もしくは=Oで置換されているC1-8アルキル;非置換であるか、またはOH、 アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミ ドもしくは=Oで置換されているC3-8シクロアルキル;C4-8シクロアルキルア ルキル(但し、シクロアルキル部分は非置換であるか、または−OH、アルコキ シ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カルバミドもしく は=Oで置換されている);非置換であるか、またはハロゲン、−NH2、アル キルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜C6アルコキシ、C3 〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCONH2、NH(OH) CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで置換されているア リール;アル(C1-4)アルキル;ヘテロサイクリル;ヘテロサイクリル(C1− C4)アルキル;ならびにヘテロアル(C1-4)アルキルを表すものであり; R6aおよびR6bは、独立に、H;非分枝状または分枝状で、非置換であるか、 またはOH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキ シ)カルバミドもしくは=Oで置換されているC1-8アルキル;非置換であるか 、または−OH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒド ロキシ)カルバミドもしくは=Oで置換されているC3-8シクロアルキル;C4-8 シクロアルキルアルキル(但し、シクロアルキル部分は非置換であるか、または −OH、アルコキシ、ハロゲン、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ )カルバミドもしくは=Oで置換されている);非置換であるか、またはハロゲ ン、−NH2、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、カルバミル、−OH、C1〜 C6アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、CH=NOH、CH=NOCON H2、NH(OH)CONH2、C1〜C8アルキル、フェニルもしくはベンジルで 置換されているアリール;アル(C1-4)アルキル;ヘテロサイクリル;ヘテロ サイクリル(C1〜C4)アルキル;ならびにヘテロアル(C1-4)アルキルから 選択されるか;またはN(R6a)(R6b)は一緒になって、1〜3個の窒素原子 、0〜2個の酸素原子、2個以下の硫黄原子を含み、任意にヒドロキシ、アルコ キシ、CO2H、CONH2、=NOH、=NOCONH2、(ヒドロキシ)カル バミド、=Oで置換されている3〜8原子からなる環を形成していてもよい。] を有する式IVで表される化合物の製造方法であって、 (a)式I: (式中、R3およびR8は上記で定義したとおりである。) で表される化合物を有効量の脱チオン化剤で処理することにより、式II: で表される化合物を生成させる工程、 (b)式II(式中、R3およびR8は上記で定義したとおりである。)で表さ れる化合物を、有効なハロゲン化剤で有効な条件下で処理して、式III: (式中、R3およびR5は上記で定義したとおりである。) で表される化合物を生成させる工程、および (c)式III(式中、R3およびR8は上記で定義したとおりである。)で表さ れる化合物を有効なアミノ化剤で有効な条件下で処理して、式IVで表される化合 物を生成させる工程 を含む、前記方法。 2.R3が、C2-8アルキル、C3-7シクロアルキル、C4-8シクロアルキルアルキ ル、アリール、アル(C1-4)アルキル、ヘテロサイクリルまたはヘテロアル( C1-4)アルキル基を表し、 R6aが、水素原子、C1-8アルキル、C3〜C7シクロアルキル、C4-8シクロア ルキルアルキル、アリール、ヘテロサイクリルおよびヘテロアルアルキル、アル (C1〜C4)アルキル基、またはヘテロサイクリル(C1-4)アルキル基を表し 、 R6bが、H、C1-8アルキル、C3-7シクロアルキル、C4-8シクロアルキルア ルキル、アリール、またはアル(C1〜C4)アルキル基を表し;または−NR6a R6bは一緒になって5員環または6員環を形成しており、この環は任意に2個以 下の追加のヘテロ原子を含んでおり;そして R8が、水素原子またはC1-8アルキル、C3-7シクロアルキル、C4-8シクロア ルキルアルキル、アリール、アル(C1-4)アルキル、ピリジルもしくはピリジ ル(C1〜C4)アルキル基を表すものである、請求項1に記載の方法。 3.R3が、C2-8アルキル基、アリール、アル(C1-4)アルキル基、C3-7シク ロアルキル基、ヘテロサイクリルまたはヘテロアル(C1-4)アルキル基を表 すものである、請求項2に記載の方法。 4.R6aが、水素原子、C1-8アルキル基、C3〜C7シクロアルキル基、ベンジ ルまたはピコリル基を表し、R6bが水素原子を表すものである、請求項2に記載 の方法。 5.R8が水素原子を表すものである、請求項2に記載の方法。 6.R8がC4-8シクロアルキルアルキル基またはC3-7シクロアルキル基を表す ものである、請求項2に記載の方法。 7.R8がシクロプロピル基を表すものである、請求項6に記載の方法。 8.R8がC1-8アルキル基を表すものである、請求項2に記載の方法。 9.R8がイソプロピル基を表すものである、請求項8に記載の方法。 10.式IVで表される化合物が、6-エチルアミノ-3-ヘキシル-3H-プリン;3-ヘ キシル-6-メチルアミノ-3H-プリン;8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3-(3-メ チルブチル)-3H-プリン;8-シクロプロピル-3-エチル-6-プロピルアミノ-3H-プ リン;8-シクロプロピル-3-エチル-6-メチルアミノ-3H-プリン;3-ブチル-6-エ チルアミノ-3H-プリン;3-ブチル-8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン ;6-エチルアミノ-3-プロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3 -プロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-3-シクロプロピルメチル-6-エチルア ミノ-3H-プリン;3-ベンジル-6-エチルアミノ-3H-プリン;8-シクロプロピル-6- シクロプロピルアミノ-3-プロピル-3H-プリン;3-(2-メチルブチル)-6-(2-(ピ ペラジン-1-イル)エチルアミノ)-3H-プリン;3-シクロヘキシルメチル-6-エチル アミノ-3H-プリン;3-ベンジル-6-エチルアミノ-8-(1-メチルエチル)-3H-プリン ;3-シクロヘキシル−メチル-8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3- シクロプロピルメチル-8-イソプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-エチル-8 -イソプロピル-6-ベンジルアミノ-3H-プリン;3-エチル-8-イソプロピル-6-エチ ルアミノ-3H-プリン;3-エチル-8-シクロペンチル-6-ベンジルアミノ-3H-プリン ;3-エチル-8-シクロペンチル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-(4-クロロベンジ ル)-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-(2-クロロベンジル)-6-エチルアミノ-3H-プ リン;3-(2-クロロベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;6-ベ ンジルアミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-6- ヘキシルアミノ-3-プロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-3-プロピル-6-(4-ピ リジルメチルアミノ)-3H-プリン;6-シクロペンチルアミノ-8-シクロプロピル-3 -プロピル-3H-プリン;6-ブチルアミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-3H-プリ ン;8-シクロプロピル-6-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-3-プロピル-3H-プリン; 6-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジルアミノ)-8-シクロプロピル-3- プロピル-3H-プリン;6-アミノ-8-シクロプロピル-3-プロピル-3H-プリン;3-エ チル-6-シクロペンチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;6-シクロヘキシルア ミノ-8-イソプロピル-3-プロピル-3H-プリン;6-シクロペンチルアミノ-8-イソ プロピル-3-プロピル-3H-プリン;3-エチル-6-シクロペンチルアミノ-8-シクロ プロピル-3H-プリン;3-(4-クロロベンジル)-6-シクロペンチルアミノ-8-シクロ プロピル-3H-プリン;6-シクロペンチルアミノ-3-(3-シクロペンチルオキシ-4- メトキシベンジル)-8-イソプロピル-3H-プリン;3-(2-クロロベンジル)-6-シク ロペンチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-6-ジエチルア ミノ-3-プロピル-3H-プリン塩酸塩;8-シクロプロピル-6-(3-ペンチルアミノ)-3- プロピル-3H-プリン塩酸塩;6-エチルアミノ-8-イソプロピル-3-(4-ピリジルメ チル)-3H-プリン;3-エチル-8-イソプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-エ チル-8-シクロペンチル-6-ベンジルアミノ-3H-プリン;3-エチル-8-シクロペン チル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-シクロヘキシルメチル-6-エチルアミノ-3H- プリン;3-シクロヘキシルメチル-8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン ;8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3-(3-メチルブチル)-3H-プリン;8-シクロ プロピル-3-エチル-6-プロピルアミノ-3H-プリン;8-シクロプロピル-3-シクロ プロピルメチル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-ヘキシル-6-メチルアミノ-3H-プ リン;3-シクロプロピルメチル-8-イソプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン;3- エチル-8-イソプロピル-6-ベンジルアミノ-3H-プリン;3-ブチル-6-エチルアミ ノ-3H-プリン;3-ブチル-8-シクロプロピル-6-エチルアミノ-3H-プリン;8-シク ロプロピル-6-エチルアミノ-3-プロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-6-シク ロプロピルアミノ-3-プロピル-3H-プリン;3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メト キシベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;3-エチル-6-エチル アミノ-8-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジル)-3H-プリンおよび6-ア ミノ-3(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-8-イソプロピル-3H-プ リンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。 11.式IVで表される化合物が、3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシベンジ ル)-6-エチルアミノ-3H-プリン;3-(4-クロロベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソ プロピル-3H-プリン;3-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシ−ベンジル)-6-エ チルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン;8-シクロプロピル-3-プロピル-6-(4-ピ リジルメチルアミノ)-3H-プリン;6-アミノ-3(3-シクロペンチルオキシ-4-メト キシ−ベンジル)-8-イソプロピル-3H-プリンおよびそれらの薬学的に許容できる 塩からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。 12.R3がC1-5アルキル基を表すものである、請求項3に記載の方法。 13.R6aがエチルまたは4-ピコリルを表し、R6bが水素原子を表すものである、 請求項4に記載の方法。 14.R3がプロピルを表すものである、請求項12に記載の方法。 15.R3が置換および非置換のベンジルを表すものである、請求項3に記載の 方法。 16.R3がシクロプロピルメチルを表すものである、請求項3に記載の方法。 17.請求項1に記載の方法によって製造された化合物を含む医薬組成物。 18.反応用の溶媒が、水、アルコール、塩化メチレン、または炭化水素類から なる群から選択される、請求項1に記載の方法。 19.式IIで表される化合物が、対応する2-チオキサンチンの脱チオン化によっ て製造される、請求項1に記載の方法。 20.(a)式Iで表される化合物を有効量のラネーニツケルで処理することに より式IIで表される化合物を生成させ;(b)式IIで表される化合物を有効量の オキシ塩化リンで処理することにより式IIIで表される化合物を生成させ;(c )式IIIで表される化合物を有効量のエチルアミンで処理することにより式IVで 表される化合物を生成させるものである、請求項1に記載の方法。
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