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JP2000357128A - バックアップメモリ構成方式および通信伝送システム - Google Patents

バックアップメモリ構成方式および通信伝送システム

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JP2000357128A
JP2000357128A JP11168823A JP16882399A JP2000357128A JP 2000357128 A JP2000357128 A JP 2000357128A JP 11168823 A JP11168823 A JP 11168823A JP 16882399 A JP16882399 A JP 16882399A JP 2000357128 A JP2000357128 A JP 2000357128A
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JP
Japan
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package
key code
transmission system
communication transmission
main cpu
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Koichi Matsukawa
康一 松川
Hiroshi Hattori
寛 服部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信伝送システムを構成する装置構成パッケ
ージ191〜194が、設定パラメータを独立に処理出
来ず、各装置間でデータの整合性を保証する場合、シス
テムの立上げ時間が増大するという課題があった。 【解決手段】 通信伝送システムを構成する各装置構成
パッケージ11〜14のバックアップメモリ21〜24
に、各装置構成パッケージ11〜14を一意に識別する
値(キーコード)や設定データを格納し、メインCPU
との間で確認を行って各装置構成パッケージ11〜14
の立上げを並行して処理し、立上げ時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信伝送システ
ムを構成するメインCPU搭載パッケージや各装置構成
パッケージ内部の設定データを格納し、その整合性を保
つためのバックアップメモリの構成方法および通信伝送
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来の通信伝送システムの構
成を示すブロック図であり、図において、190はメイ
ンCPU搭載パッケージ、即ち、監視制御部でありシス
テム内のメインCPUとして動作する。200は、メイ
ンCPU搭載パッケージ190に接続され、後述する各
パッケージのキーコードや設定データを格納しているバ
ックアップメモリ、191〜195のそれぞれは、通信
伝送システムを構成する各装置構成パッケージ、196
はメインCPU搭載パッケージ190と各装置構成パッ
ケージ191〜195とを接続する装置内バスである。
195は、装置構成パッケージのなかで、特に設定パラ
メータを必要としないパッケージである。
【0003】従来の通信伝送システムでは、システムを
構成する装置構成パッケージ191〜194の各々に対
して設定したパラメータや設定データを不揮発性メモリ
等のバックアップメモリ200内に常時格納している。
そして、通信伝送システムの電源が落ちた場合や故障し
たパッケージの交換を行う場合等において、停止した通
信サービス等を迅速に復旧させるため、不揮発性メモリ
で構成されるバックアップメモリ200内に格納してい
たキーコードや設定データを読出し、各装置構成パッケ
ージ191〜194へ送信し、各装置へ再設定して、シ
ステムが正常の運用状態に達するまで自律的に遷移させ
る機能がある。
【0004】次に動作について説明する。従来のSLT
(Subscriber Line Terminat
or)のように、複数のパッケージからなる通信伝送シ
ステムでは、図19に示すように、システムのメインC
PUとして動作するメインCPU搭載パッケージ190
内の監視制御部にバックアップメモリ200としての不
揮発性メモリを搭載している。そして、通信伝送システ
ム全体の立上げ時や、通信伝送システムを構成する各装
置構成パッケージ191〜195を差替えた場合等にお
ける各装置構成パッケージの立上げ時では、バックアッ
プメモリ200内に格納されているキーコードや設定デ
ータを、メインCPU搭載パッケージ190内の監視制
御部が読み出し、読み出した各設定情報を該当する装置
構成パッケージ191〜194へ送信し、再設定し、シ
ステムの運用状態まで遷移させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信伝送システ
ムは以上のように構成されているので、通信伝送システ
ムの大規模化、複雑化、高機能化に伴い、通信伝送シス
テム内で設定するパラメータ数が増加しているため、通
信伝送システムの立上げ時や、システム内の各装置構成
パッケージを立上げる際に、監視制御部から各パッケー
ジ内の装置へ設定するパラメータ数が増大している。従
って、システム立上げ時の負荷が監視制御部に集中し、
システム内の各装置構成パッケージの立上げ動作に長い
時間を必要とするといった課題があった。
【0006】さらに、通信伝送システムの高機能化に伴
い、各装置を搭載した複数の装置構成パッケージが連携
して所要機能を実現する場合、各装置構成パッケージで
パラメータを独立して取扱う事が困難となり、各パッケ
ージ内の装置の設定データの整合性を保証しておく必要
が生じている。各装置の立上げ時には、メインCPU搭
載パッケージ190内の監視制御部が、その整合性をチ
ェックする必要があるため、検索処理や比較処理等の負
荷が増大し、これによりシステム全体の立上げ時間がさ
らに増大するといった課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、通信伝送システムの立上げ処理
を、システムを構成する複数の装置のそれぞれに分散し
て立上げ時間を短縮し、また、通信伝送システムを構成
する各装置の設定データ間の整合性を保証することので
きるバックアップメモリ構成方式および通信伝送システ
ムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバックア
ップメモリ構成方式は、メインCPUを搭載した制御パ
ッケージや各種装置を搭載した装置構成パッケージ等の
複数のパッケージと、前記パッケージの各々に対応した
バックアップメモリとを備えた通信伝送システムにおい
て、前記パッケージの各々が、自パッケージを一意に識
別するキーコードや自パッケージの動作に必要な設定デ
ータを、自パッケージに対応した前記バックアップメモ
リ内へ格納する。そして、前記通信伝送システムの立上
げ時や前記パッケージの各々に対して設定データを設定
する時に、前記メインCPUを搭載した前記制御パッケ
ージが、キーコードを参照する前記複数の装置構成パッ
ケージに対してキーコードを決定し、決定した前記キー
コードを、前記複数の装置構成パッケージへ配布するこ
とを特徴とするものである。
【0009】この発明に係るバックアップメモリ構成方
式は、パッケージのいずれかの電源が投入され立上げ動
作を実行する場合、制御パッケージに搭載のメインCP
Uが管理するキーコードと前記パッケージ内にバックア
ップしていたキーコードとを比較して、前記パッケージ
が電源投入以前と同一の通信伝送システムで使用されて
いるかどうかを判定する。前記パッケージが電源投入以
前と同一の通信伝送システムで使用されていると判断し
た場合、前記パッケージに対応したバックアップメモリ
内に格納されているキーコードや設定データを読出し、
読出した前記キーコードおよび前記設定データを用いて
立上げ動作を実行する。一方、電源投入以前と同一の前
記通信伝送システムで使用されていないと判断した場
合、前記パッケージでバックアップしていたキーコード
を破棄し、予め設定されているデフォルト値を用いて立
上げ動作を行うことを特徴とするものである。
【0010】この発明に係るバックアップメモリ構成方
式は、パッケージのいずれかが、以前使用されていた通
信伝送システムと異なる他の通信伝送システムで使用さ
れていると判断した場合、前記パッケージは、前記デフ
ォルト値で立上がったことを、前記制御パッケージまた
はオペレーションシステムへ通知し、前記制御パッケー
ジまたは前記オペレーションシステムから設定データを
入手して、自パッケージの設定データを設定し直すこと
を特徴とするものである。
【0011】この発明に係るバックアップメモリ構成方
式は、通信伝送システムの立上げ時に、制御パッケージ
に搭載されたメインCPUによるキーコード判定の結
果、前記通信伝送システムの初期立上げであると判断さ
れる場合には、前記メインCPUは、新たなキーコード
を生成し、生成した前記キーコードを、キーコードを参
照する前記パッケージの各々へ送付し、前記パッケージ
の各々は前記メインCPUからの前記キーコードを元に
立上げ動作を実施する。一方、以前と同一の前記通信伝
送システムで使用されていると判断される場合には、前
記パッケージの各々に対応するバックアップメモリ内に
格納していたキーコードおよび設定データを読出し、読
み出した前記キーコード生成回路および設定データを元
に、前記パッケージの各々を立上げすることを特徴とす
るものである。
【0012】この発明に係るバックアップメモリ構成方
式は、通信伝送システムの立上げ時に時計回路から出力
される時刻値を用いて、前記通信伝送システムを構成す
る制御パッケージおよびキーコードを参照する装置構成
パッケージの各々を一意的に識別するためのキーコード
を決定することを特徴とするものである。
【0013】この発明に係るバックアップメモリ構成方
式は、通信伝送システムの立上げ時に不定値となるメモ
リ領域の値を乱数発生回路の種として使用し、前記乱数
発生回路から生成される値を元に、前記通信伝送システ
ムを構成する制御パッケージおよびキーコードを参照す
る装置構成パッケージの各々を一意的に識別するための
キーコードを決定することを特徴とするものである。
【0014】この発明に係るバックアップメモリ構成方
式は、通信伝送システムの立上げ時に不定値となるメモ
リ領域の値をカウンタ回路の種として使用し、前記カウ
ンタ回路から生成される値を元に、前記通信伝送システ
ムを構成する制御パッケージおよびキーコードを参照す
る装置構成パッケージの各々を一意的に識別するための
キーコードを決定することを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る通信伝送システムは、メイ
ンCPUを搭載した制御パッケージと、各種装置を搭載
した複数の装置構成パッケージと、前記制御パッケージ
および前記複数の装置構成パッケージの各々に対応した
バックアップメモリを備え、前記パッケージの各々は、
自パッケージを一意に識別するキーコードや自パッケー
ジの動作に必要な設定データを、自パッケージに対応し
た前記バックアップメモリ内へ格納し、前記通信伝送シ
ステムの立上げ時や前記パッケージの各々に対して設定
データを設定する時に、前記制御パッケージは、前記複
数の装置構成パッケージに関するキーコードを決定し、
決定した前記キーコードを、該当する前記複数の装置構
成パッケージへ配布することを特徴とするものである。
【0016】この発明に係る通信伝送システムは、時刻
値を出力する時計回路と、不定値となるメモリ領域の値
を種に疑似乱数値を生成し出力する乱数発生回路と、不
定値となるメモリ領域の値を種として値を生成し出力す
るカウンタ回路と、前記時計回路、前記乱数発生回路、
前記カウンタ回路からの値の1つあるいは組み合わせた
値を元に、前記通信伝送システムを構成する制御パッケ
ージおよびキーコードを参照する装置構成パッケージの
各々を一意的に識別するためのキーコードを決定するキ
ーコード生成回路とをさらに備えることを特徴とするも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
バックアップメモリ構成方式に基づく通信伝送システム
の構成を示すブロック図であり、図において、10はメ
インCPUを搭載するメインCPU搭載パッケージ(制
御パッケージ)であり、このCPUは通信伝送システム
全体を制御する監視制御部として機能する。20は、メ
インCPU搭載パッケージ10に接続されたバックアッ
プメモリ(BUM)であり、設定データを格納してい
る。
【0018】11〜15は、通信伝送システムを構成す
る各装置を搭載した装置構成パッケージである。その中
で、装置構成パッケージ15は、パラメータを設定する
必要のない装置であるのでバックアップメモリを有して
いないが、他の装置構成パッケージ11〜14のそれぞ
れはバックアップメモリ(BUM)21〜24を有して
いる。各バックアップメモリ21〜24には、対応する
装置構成パッケージに搭載されている装置で設定された
パラメータ等の設定データや設定データの整合性を保証
するためのキーコードが格納されている。また、キーコ
ードの初期値はNULL値となっている。16は、メイ
ンCPU搭載パッケージ10および各装置構成パッケー
ジ11〜15を接続する装置内のバス(装置内バス)で
ある。
【0019】また、この通信伝送システムは、ローカル
エリアネットワーク(LAN)に接続されており、この
LANには、オペレーションシステム(OS)を搭載し
たワークステーション(WS)17も接続されている。
メインCPUは、必要に応じて、ワークステーションの
オペレーションシステムにアクセスし、例えば、必要な
設定データを入手する。図1に示すように、実施の形態
1の通信伝送システムでは、各装置を構成する装置構成
パッケージ11〜14に対してそれぞれバックアップメ
モリ21〜24が接続されている。
【0020】次に動作について説明する。先ず、実施の
形態1の通信伝送システムにおける初期立上げ時の動作
について説明する。システムの初期立上げ時では、各装
置構成パッケージ11〜14で管理するデータが存在せ
ず、キーコードもNULL値となっている。システムの
初期立上げ時では、メインCPU搭載パッケージ10内
に搭載されたCPUは、バックアップメモリ20内キー
コードの値がNULL値であることから、各装置の初期
立上げ時であると判断する。そして、CPUは、各装置
に関するキーコードを設定し、各装置構成パッケージ1
1〜14に配布を行う。
【0021】図2および図3は、実施の形態1の通信伝
送システムにおいて、初期立上げ時の動作を説明するブ
ロック図である。図2は、特に、通信伝送システム単位
で、各装置のキーコードを付与し管理する場合の動作を
説明するものであり、各装置構成パッケージ11〜14
内の装置には同一のキーコードAが配布される。このキ
ーコードの生成に関しては、実施の形態8で詳細する。
そして、各装置構成パッケージ11〜14は、受信した
同一のキーコードAをデフォルト値として、対応する各
バックアップメモリ21〜24内に格納し管理する。即
ち、初期立上げ時において、装置構成パッケージ11〜
14に搭載されている各々の装置は、対応するバックア
ップメモリ21〜24内のデータを読み出し、その値が
NULL値であることから、システムの初期立上げであ
ると判断し、CPUから受け取ったキーコードAを、新
しいキーコードとして更新する。その後、CPUから送
信されてきたキーコードAをデフォルト値としてバック
アップメモリ21〜24内に格納する。
【0022】一方、図3は、各装置構成パッケージ11
〜14の装置に対してユニークなキーコードを付与し管
理する場合の動作を説明するものであり、各装置には、
それぞれ異なるキーコードが配布される。そして、各装
置構成パッケージ11〜14に搭載されている装置は、
受信したユニークなキーコードA1,A2,A3,A4
をデフォルト値として、対応する各バックアップメモリ
21〜24内に格納する。
【0023】即ち、システムを構成する装置構成パッケ
ージ11〜14に搭載されている各々の装置は、メイン
CPU搭載パッケージ10内のCPUからの指示によ
り、立上げ動作を開始する。初期立上げ時において、装
置構成パッケージ11〜14に搭載されている各々の装
置は、対応するバックアップメモリ21〜24内のデー
タを読み出し、その値がNULL値であることから、シ
ステムの初期立上げであると判断し、CPUから受け取
ったキーコードを、新しいキーコードA1〜A4として
更新する。その後、CPUから送信されてきたキーコー
ドA1〜A4をデフォルト値としてバックアップメモリ
21〜24内に格納する。
【0024】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジの各々に対してバックアップメモリを設け、これら装
置構成パッケージを一意に識別するキーコードを用い
て、バックアップメモリ間のデータの整合性を保証する
ように構成し、また、通信伝送システムの初期立上げ時
では、各装置構成パッケージで管理するデータが存在せ
ず、キーコードもNULL値であるので、初期立上げ時
であると判断し、各装置構成パッケージに関するキーコ
ードを設定し、各装置構成パッケージの装置に対してキ
ーコードを配布するように構成したので、バックアップ
メモリを各装置に分散し配置できる利点がある。さら
に、バックアップメモリを分散配置したことで、通信伝
送システムの電源断からの復旧処理を行う場合、各装置
構成パッケージを並列して自律的に立上げ処理を実施で
きるので、システム全体の立上げ時間を短縮できる。
【0025】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2によるバックアップメモリ構成方式に基づく通信
伝送システムの構成を示すブロック図である。尚、通信
伝送システムの構成は、実施の形態1のものと同じなの
で同一の参照符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0026】次に動作について説明する。以下では、バ
ックアップメモリ構成方式におけるパラメータ設定時の
動作について説明する。一旦、通信伝送システムが立上
がった後、このシステムを使用するために各装置構成パ
ッケージ11〜14へ各種のパラメータを設定する。図
4は、装置構成パッケージ11〜14全体でキーコード
を管理している場合におけるパラメータ設定時の動作を
示している。
【0027】各装置に対するパラメータ設定の動作は、
LANに接続され、オペレーションシステムを搭載した
ワークステーション17等の管理装置からの制御で実行
される。メインCPU搭載パッケージ10に搭載されて
いるメインCPUは、各装置のための設定処理毎に使用
する最新キーコードBを決定する。その後、各装置を搭
載した各装置構成パッケージ11〜14へ、最新キーコ
ードBを配布し、さらに各装置へ最新パラメータを設定
する。一方、メインCPU搭載パッケージ10では、メ
インCPUで管理しているキーコード情報を更新する。
【0028】図5は、装置構成パッケージ11〜14毎
に異なるキーコードA1,A2,A3,A4で管理され
ている場合における、各装置に対するパラメータ設定時
の動作を示すブロック図である。
【0029】この通信伝送システムに対して、LANに
接続されたワークステーション17のオペレーションシ
ステム等からパラメータ設定が実行された場合、通信伝
送システムを構成するメインCPU搭載パッケージ10
内のメインCPUは、各装置構成パッケージ11〜14
に対する設定処理毎に使用する最新キーコードを決定
し、該当装置構成パッケージ11〜14に最新キーコー
ドを配布する。
【0030】そして、メインCPU搭載パッケージ10
内のメインCPUは、ワークステーション17のオペレ
ーションシステム等からLANを介して受け取ったパラ
メータ情報を元に、該当する装置構成パッケージのため
のパラメータを設定し、また、メインCPU搭載パッケ
ージ10に接続されたバックアップメモリ20内に格納
し管理している該当装置構成パッケージに関するキーコ
ード情報を更新する。
【0031】例えば、図5に示す場合では、装置構成パ
ッケージ14に対して、設定処理を行っており、メイン
CPUは、キーコードをA4から新たなキーコードB4
へ変更し、装置構成パッケージ14へ送信している。装
置構成パッケージ14内の装置は、メインCPUから送
信された新たなキーコードおよび設定情報を設定し、か
つ、バックアップメモリ24内に格納している。
【0032】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジの各々に対してバックアップメモリを設け、これらバ
ックアップメモリ間のデータの整合性をキーコードを介
して保証するように構成したので、LANに接続された
オペレーションシステムを搭載したワークステーション
等の管理装置から各装置構成パッケージに対するパラメ
ータ設定を行う場合、メインCPUで設定され、該当す
る装置構成パッケージに付与されたキーコードを元に実
行されるので、バックアップメモリ間のデータの整合性
をキーコードを介して保証することができる。
【0033】実施の形態3.図6〜図9は、この発明の
実施の形態3によるバックアップメモリ構成方式に基づ
く通信伝送システムの構成を示すブロック図である。
尚、通信伝送システムの構成は、実施の形態1のものと
同じなので同一の参照符号を用いて、それらの説明を省
略する。
【0034】次に動作について説明する。以下では、バ
ックアップメモリ構成方式における通信伝送システムの
立上げ時の動作について説明する。通信伝送システム全
体が何らかの理由により一旦電源断となり、その後、通
信伝送システムの電源が回復した場合、通信伝送システ
ムの立上げ動作が実行される。
【0035】通信伝送システムの初期立上げ後、正常に
パラメータ設定処理が実行されていた場合であれば、各
装置構成パッケージ11〜14に設定されたパラメータ
とキーコードは、メインCPUで管理しているキーコー
ドと一致している状態となる。この状態から、通信伝送
システム全体の電源が一旦断となり、その後、復旧した
場合には、通信伝送システム全体の立上げ処理が実行さ
れる。
【0036】このとき、メインCPUは、通信伝送シス
テム内に立上げ済みの状態である装置構成パッケージが
存在しないこと、自分自身のメインCPU搭載パッケー
ジ10にキーコードが設定済みであることから、通信伝
送システムの電源断からの回復による立上げ処理である
ことを認識する。メインCPUが、通信伝送システム内
に立上げ済みの状態である装置構成パッケージが存在し
ないことを認識する方法としては、装置構成パッケージ
11〜14の各々が、立上げ動作完了時に2ポートRA
M内に所定値を書き込み、メインCPUが2ポートRA
M内の所定値を読むことで、確認する。
【0037】そして、バックアップメモリ20内に格納
しているデータに従って、通信伝送システムの立上げ処
理を実行する。メインCPU以外の各装置構成パッケー
ジ11〜14では、メインCPUからの指示で自パッケ
ージの立上げ処理を開始する。その際に、メインCPU
で管理しているキーコードと自パッケージで管理してい
るキーコードとを比較し、同一と判断される場合に、自
パッケージのバックアップメモリ21〜24内に格納さ
れているデータを読み出し、読み出したデータに従って
自パッケージを立ち上げる。
【0038】図6に示した例は、通信伝送システム全体
でキーコードAを管理している場合における、メインC
PUからのキーコードAと自パッケージで管理している
キーコードAとが一致している場合における立上げ時の
動作を示している。
【0039】図7に示した例は、メインCPU搭載パッ
ケージ10内のメインCPUで、各装置構成パッケージ
11〜14単位にキーコードA1〜A4を管理している
場合における、キーコードA1〜A4が一致している場
合の装置立上げ時の動作を示している。
【0040】一方、メインCPUで管理しているキーコ
ードと各装置構成パッケージ11〜14で管理している
キーコードとが同一でないと判断される場合には、各装
置構成パッケージ11〜14は、自パッケージに接続さ
れたバックアップメモリ21〜24内のデータをデフォ
ルト値として読み出し、キーコードをNULL値として
自パッケージを立ち上げる。さらに、メインCPUに対
して、自パッケージがデフォルト値を設定して立上がっ
たことを通知し、その後の回復処理をメインCPUに要
求する。
【0041】装置構成パッケージからの通知により、メ
インCPUは、メインCPUのバックアップメモリ20
内に該当パッケージに関する設定値を格納している場合
には、その格納されているパラメータ全ておよび対応該
当パッケージに関するキーコード読み出し、該当パッケ
ージへ設定する動作を行う。
【0042】また、通信伝送システム内に該当パッケー
ジに関する設定値をバックアップしていない場合には、
メインCPUが、LANで接続されているワークステー
ション17のオペレーションシステムへ、該当パッケー
ジがデフォルト設定で立ち上がったことを通知する。オ
ペレーションシステムは、自身のデータベースから、あ
るいは、立上げ動作のデータベースから、該当パッケー
ジに関するパラメータ等の設定データを読み出し、読み
出した設定データをメインCPUへ送信する。メインC
PUは、ワークステーション17のオペレーションシス
テムからLAN経由で得られたパラメータを受け取り、
該当パッケージに対して設定する動作を行う。
【0043】図8に示した例は、通信伝送システム全体
でキーコードAを管理している場合において、メインC
PUからのキーコードAと装置構成パッケージ14で管
理しているキーコードAとが一致していない場合におけ
る立上げ時の動作を示している。図8に示すように、メ
インCPUからのキーコードと装置構成パッケージ14
のキーコードとが異なるので、装置構成パッケージ14
はキーコードをNULL値として立上げ、メインCPU
に対して、デフォルト値で立上げたことを報告する。
【0044】その後、メインCPUは、装置構成パッケ
ージ14がデフォルト値で立上がったことを確認し、上
記したように、メインCPUのバックアップメモリ20
内に装置構成パッケージ14に関する設定値を格納して
いる場合には、その格納されているパラメータを読み出
し、装置構成パッケージ14へ送信する。装置構成パッ
ケージ14は、この設定データを受け取り設定する。ま
た、メインCPUのバックアップメモリ20内に装置構
成パッケージ14に関する設定値を格納していない場合
には、ワークステーション17のオペレーションシステ
ムから必要なデータを得るための動作を行い、得られた
設定データをメインCPUへ送信する。そして、メイン
CPUは、得られた設定データを装置構成パッケージ1
4へ送信する。
【0045】また、図9に示した例は、メインCPU搭
載パッケージ10内のメインCPUで、各装置構成パッ
ケージ11〜14単位にキーコードA1〜A4を管理し
ている場合において、メインCPUの管理しているキー
コード4と、装置構成パッケージ14のキーコードとが
一致していない場合の装置立上げ時の動作を示してい
る。図9に示すように、メインCPUからのキーコード
A4と装置構成パッケージ14のキーコードとが異なる
ので、装置構成パッケージ14はキーコードをNULL
値として立上げ、メインCPUに対して、デフォルト値
で立上げたことを報告する。
【0046】その後、メインCPUは、装置構成パッケ
ージ14がデフォルト値で立上がったことを確認し、上
記したように、メインCPUのバックアップメモリ20
内に装置構成パッケージ14に関する設定値を格納して
いる場合には、その格納されているパラメータおよび該
当装置構成パッケージ14に関するキーコード等の設定
データを読み出し、該当装置構成パッケージ14へ送信
する。装置構成パッケージ14は、得られたキーコード
等の設定データを設定する。また、メインCPUのバッ
クアップメモリ20内に装置構成パッケージ14に関す
る設定データを格納していない場合には、ワークステー
ション17のオペレーションシステムから必要な設定デ
ータを得るための動作を行う。
【0047】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジのそれぞれに対してバックアップメモリを設け、これ
ら装置構成パッケージを一意に識別するキーコードを用
いて、バックアップメモリ間のデータの整合性を保証す
るように構成し、また、通信伝送システムの初期立上げ
後に電源断が発生し、通信伝送システムを再度立上げす
る場合、各装置構成パッケージで管理する設定データお
よびキーコードが管理されているので、電源断等による
立上げであると判断し、各装置構成パッケージに関する
キーコードを元に、メインCPU搭載パッケージや装置
構成パッケージの各々が並列して自律的に立上げ処理を
実行できるので、システム全体の立上げ時間を短縮でき
る。
【0048】実施の形態4.図10,図11は、この発
明の実施の形態4によるバックアップメモリ構成方式に
基づく通信伝送システムの構成を示すブロック図であ
る。尚、通信伝送システムの構成は、実施の形態1のも
のと同じなので同一の参照符号を用いて、それらの説明
を省略する。
【0049】次に動作について説明する。以下では、バ
ックアップメモリ構成方式における通信伝送システムで
の装置構成パッケージの抜去挿入による立上げ時の動作
について説明する。即ち、通信伝送システムを構成する
メインCPU以外の装置構成パッケージ11〜14のい
ずれかが一旦抜去され、その後、再挿入された場合で、
キーコードが一致する場合における装置構成パッケージ
の立上げ時の動作を説明する。
【0050】通信伝送システムが正常に運用されている
状態であれば、装置構成パッケージに設定されたパラメ
ータとキーコードは、メインCPUで管理しているキー
コードと一致している状態である。
【0051】この状態から、ある装置構成パッケージが
一旦抜去され、その後、再挿入された場合には、該当す
る装置構成パッケージの立上げ処理が実行される。
【0052】このとき、メインCPUでは、通信伝送シ
ステム内に既に立上げ済みの状態の装置構成パッケージ
11,12,14,15が存在することから、該当パッ
ケージが再挿入されたことを認識し、該当パッケージに
対して立上げ処理の実行を指示する。立上げ処理を指示
された該当パッケージでは、メインCPUで管理してい
るキーコードと自パッケージで管理しているキーコード
とを比較し、同一と判断される場合に、自パッケージの
バックアップメモリ内に格納しているデータにしたがっ
て自パッケージを立上げる。
【0053】図10は、通信伝送システム全体でキーコ
ードAを管理している場合における装置構成パッケージ
13の立上げ時の動作を示している。図10に示すよう
に、装置構成パッケージ13が抜去され、その後再挿入
された場合、装置構成パッケージ13は、自身のキーコ
ードAとメインCPUからのキーコードAとが一致して
いるか否かを確認する。図10に示した例では、両キー
コードAが一致しているので、装置構成パッケージ13
は、バックアップメモリ23内に格納しているデータを
読み出し、立上げ動作を開始する。
【0054】図11は、メインCPUが、各装置構成パ
ッケージ11〜14単位にキーコードを管理している場
合における、装置構成パッケージ13の立上げ時の動作
を示している。図11に示すように、装置構成パッケー
ジ13が抜去され、その後再挿入された場合、装置構成
パッケージ13は、自身のキーコードA3とメインCP
UからのキーコードA3とが一致しているか否かを確認
する。図11に示した例では両キーコードA3が一致し
ているので、装置構成パッケージ13は、バックアップ
メモリ23内に格納しているデータを読み出し、立上げ
動作を開始する。
【0055】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジのそれぞれに対してバックアップメモリを設け、これ
ら装置構成パッケージを一意に識別するキーコードを用
いて、バックアップメモリ間のデータの整合性を保証す
るように構成し、また、装置構成パッケージを一旦抜去
し、再度、挿入する場合の立上げ処理の場合、装置構成
パッケージがバックアップし管理する設定データおよび
キーコードを元に自律的に立上げ処理を実行できるの
で、装置構成パッケージの立上げ時間を短縮できる。
【0056】実施の形態5.図12および図13は、こ
の発明の実施の形態5によるバックアップメモリ構成方
式に基づく通信伝送システムの構成を示すブロック図で
ある。尚、通信伝送システムの構成は、実施の形態1の
ものと同じなので同一の参照符号を用いて、それらの説
明を省略する。
【0057】次に動作について説明する。以下では、バ
ックアップメモリ構成方式における通信伝送システムで
の装置構成パッケージの抜去挿入による立上げ時の動作
について説明する。即ち、通信伝送システムを構成する
メインCPU以外の装置構成パッケージ11〜14のい
ずれかが一旦抜去され、その後、再挿入された場合でキ
ーコードが一致しない場合における装置構成パッケージ
の立上げ時の動作を説明する。
【0058】通信伝送システムが正常に運用されている
状態であれば、装置構成パッケージに設定されたパラメ
ータとキーコードは、メインCPUで管理しているキー
コードと一致している状態である。
【0059】この状態から、ある装置構成パッケージが
一旦抜去され、その後、再挿入された場合には、該当す
る装置構成パッケージの立上げ処理が実行される。
【0060】このとき、メインCPUは、通信伝送シス
テム内に既に立上げ済みの状態の装置構成パッケージが
存在することから、該当パッケージが再挿入されたこと
を認識し、該当パッケージに対して立上げ処理の実行を
指示する。立上げ処理を指示された該当パッケージで
は、メインCPUで管理しているキーコードと自パッケ
ージで管理しているキーコードとを比較し、同一でない
と判断される場合に、自パッケージのバックアップメモ
リ内に格納しているデータをデフォルト値として設定
し、キーコードをNULL値に設定して自パッケージを
立上げる。さらに、メインCPUに対してデフォルト値
で立上がったことを通知し、その後の回復処理を依頼す
る。
【0061】図12は、通信伝送システム全体でキーコ
ードAを管理している場合における装置構成パッケージ
14の立上げ時の動作を示している。図12に示すよう
に、装置構成パッケージ14が抜去され、その後再挿入
された場合、メインCPUは、通信伝送システム内に既
に立上げ済みの状態の装置構成パッケージ11〜13,
15が存在することから、該当装置構成パッケージ14
が再挿入されたことを認識し、該当装置構成パッケージ
14に対して立上げ処理の実行を指示する。
【0062】装置構成パッケージ14は、自身のキーコ
ードとメインCPUからのキーコードAとが一致してい
るか否かを確認する。図12に示した例では、両キーコ
ードが一致していないので、装置構成パッケージ14
は、バックアップメモリ24内に格納しているデータを
デフォルト値として読み出し、キーコードをNULL値
に設定し、立上げ動作を開始する。その後、メインCP
Uに対して、自身の装置構成パッケージ14がデフォル
ト値で立上がったことを通知し、その後の回復処理を依
頼する。メインCPUは、装置構成パッケージ14から
の通知に対して、回復処理を行う。回復処理の動作は実
施の形態1および2の場合と同様である。
【0063】図13は、メインCPUが、各装置構成パ
ッケージ11〜14単位にキーコードA1〜A4を管理
している場合における、装置構成パッケージ14の立上
げ時の動作を示している。図13に示すように、装置構
成パッケージ14が抜去され、その後再挿入された場
合、メインCPUは、通信伝送システム内に既に立上げ
済みの状態の装置構成パッケージ11〜13,15が存
在することから、該当装置構成パッケージ14が再挿入
されたことを認識し、該当装置構成パッケージ14に対
して立上げ処理の実行を指示する。
【0064】装置構成パッケージ14は、自身のキーコ
ードとメインCPUからのキーコードA4とが一致して
いるか否かを確認する。図13に示した例では、両キー
コードが一致していないので、装置構成パッケージ14
は、バックアップメモリ24内に格納しているデータを
デフォルト値として読み出し、キーコードをNULL値
に設定して立上げ動作を開始する。その後、メインCP
Uに対して、自身の装置構成パッケージ14がデフォル
ト値で立上がったことを通知し、その後の回復処理を依
頼する。メインCPUは、装置構成パッケージ14から
の通知に対して、回復処理を行う。回復処理の動作は実
施の形態1および2の場合と同様である。
【0065】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジのそれぞれに対してバックアップメモリを設け、これ
ら装置構成パッケージを一意に識別するキーコードを用
いて、バックアップメモリ間のデータの整合性を保証す
るように構成し、また、装置構成パッケージを抜去し、
別の新たな装置構成パッケージに交換する場合の立上げ
処理の場合、新たな装置構成パッケージからメインCP
Uへデフォルト値で立上がったことを通知し、メインC
PUに回復処理を依頼するように構成したので、装置構
成パッケージの立上げ時間を効率良く処理できる。
【0066】実施の形態6.図14および図15は、こ
の発明の実施の形態6によるバックアップメモリ構成方
式に基づく通信伝送システムの構成を示すブロック図で
ある。尚、通信伝送システムの構成は、実施の形態1の
ものと同じなので同一の参照符号を用いて、それらの説
明を省略する。
【0067】次に動作について説明する。以下では、バ
ックアップメモリ構成方式における通信伝送システムで
のメインCPU搭載パッケージ10の抜去挿入による立
上げ時の動作について説明する。通信伝送システムを構
成するメインCPU搭載パッケージ10が一旦抜去さ
れ、その後、再挿入された場合のメインCPU搭載パッ
ケージ10の立上げ時の動作を説明する。
【0068】通信伝送システムが正常に運用されている
状態であれば、装置構成パッケージ11〜14に設定さ
れたパラメータとキーコードは、メインCPU搭載パッ
ケージ10内のメインCPUで管理しているキーコード
と一致している状態である。
【0069】この状態から、メインCPU搭載パッケー
ジ10が一旦抜去され、その後、再挿入された場合に
は、メインCPU搭載パッケージ10の立上げ処理が実
行される。
【0070】このとき、メインCPU搭載パッケージ1
0内のメインCPUは、通信伝送システム内に既に立上
げ済みの状態の装置構成パッケージ11〜15が存在す
ることから、該当メインCPU搭載パッケージ10の立
上げ処理であることを認識する。
【0071】メインCPUは、自身で管理しているキー
コードと、各装置構成パッケージ11〜14で管理して
いるキーコードとを比較し、同一であると判断される場
合に、メインCPU搭載パッケージ10に接続されたバ
ックアップメモリ20内に格納しているデータを読み出
し、メインCPU搭載パッケージ10を立ち上げる。
【0072】図14は、通信伝送システム全体でキーコ
ードAを管理している場合におけるメインCPU搭載パ
ッケージ10の立上げ時の動作を示している。図14に
示すように、メインCPU搭載パッケージ10が抜去さ
れ、その後再挿入された場合、メインCPUは、自身で
管理しているキーコードと、各装置構成パッケージ11
〜14で管理しているキーコードとが一致することか
ら、また、自身のキーコードがNULL値でないこと、
また、通信伝送システム内に既に立上げ済みの状態の装
置構成パッケージ11〜15が存在することから、自身
のメインCPU搭載パッケージ10が再挿入されたこと
を認識し、メインCPU搭載パッケージ10に接続され
たバックアップメモリ20内に格納されているデータを
読み出し、メインCPU搭載パッケージ10の立上げ処
理を実行する。
【0073】図15は、メインCPUが、各装置構成パ
ッケージ11〜14単位にキーコードA1〜A4を管理
している場合における、メインCPU搭載パッケージ1
0の立上げ時の動作を示している。図15に示すよう
に、メインCPU搭載パッケージ10が抜去され、その
後再挿入された場合、メインCPUは、自身で管理して
いるキーコードと、各装置構成パッケージ11〜14で
管理しているキーコードとが一致することから、また、
自身のキーコードがNULL値でないこと、また、通信
伝送システム内に既に立上げ済みの状態の装置構成パッ
ケージ11〜15が存在することから、自身のメインC
PU搭載パッケージ10が再挿入されたことを認識し、
メインCPU搭載パッケージ10に接続されたバックア
ップメモリ20内に格納されているデータを読み出し、
メインCPU搭載パッケージ10の立上げ処理を実行す
る。
【0074】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジのそれぞれに対してバックアップメモリを設け、これ
ら装置構成パッケージを一意に識別するキーコードを用
いて、バックアップメモリ間のデータの整合性を保証す
るように構成し、また、メインCPU搭載パッケージを
一旦抜去し、再度、挿入する場合の立上げ処理の場合、
メインCPU搭載パッケージがバックアップし管理する
設定データおよびキーコードを元に自律的に立上げ処理
を実行できるので、装置構成パッケージの立上げ時間を
短縮できる。
【0075】実施の形態7.図16および図17は、こ
の発明の実施の形態6によるバックアップメモリ構成方
式に基づく通信伝送システムの構成を示すブロック図で
あり、図において、100は、メインCPU搭載パッケ
ージ10が抜取られ、その代わりに、新たなメインCP
U搭載パッケージが挿入された場合における、新しいメ
インCPU搭載パッケージを示している。尚、通信伝送
システムのその他の構成は、実施の形態1のものと同じ
なので同一の参照符号を用いて、それらの説明を省略す
る。
【0076】次に動作について説明する。以下では、バ
ックアップメモリ構成方式における通信伝送システムで
のメインCPU搭載パッケージ10の抜去挿入による立
上げ時の動作について説明する。通信伝送システムを構
成するメインCPU搭載パッケージ10が、例えば、故
障等の障害で抜取られ、その代わりに、新たなメインC
PU搭載パッケージ100が挿入された場合における装
置構成パッケージ100の立上げ時の動作を説明する。
【0077】通信伝送システムが正常に運用されている
状態であれば、装置構成パッケージに設定されたパラメ
ータとキーコードは、メインCPUで管理しているキー
コードと一致している状態である。
【0078】この状態から、メインCPU搭載パッケー
ジ10の故障等が発生し、メインCPU搭載パッケージ
10を抜取り、その後、新たなメインCPU搭載パッケ
ージ100を挿入した場合には、メインCPU搭載パッ
ケージ100の立上げ処理が実行される。
【0079】このとき、メインCPU搭載パッケージ1
00内に搭載されているメインCPUは、通信伝送シス
テム内に既に立上げ済みの状態の装置構成パッケージ1
1〜14が存在することから、自身のメインCPU搭載
パッケージ100が再挿入されたことを認識しメインC
PU搭載パッケージ100の立上げ処理を実行する。そ
して、メインCPUは、自身が管理しているキーコード
と装置構成パッケージ11〜14で管理しているキーコ
ードとを比較し、同一でないと判断し、自メインCPU
搭載パッケージ100のバックアップメモリ20内に格
納しているデータをデフォルト値として設定し、キーコ
ードをNULL値に設定して自メインCPU搭載パッケ
ージ100を立上げる。さらに、LANに接続されてい
るワークステーション17のオペレーションシステムに
対してメインCPU搭載パッケージ100がデフォルト
値で立上がったことを通知し、その後の回復処理を依頼
する。
【0080】この通信伝送システム内のメインCPU搭
載パッケージ100からの回復処理の依頼に対して、L
ANに接続されたワークステーション17のオペレーシ
ョンシステムは、通信伝送システム内の他の装置構成パ
ッケージ内にメインCPU搭載パッケージ100に対す
る設定値を格納している場合には、そのパラメータ全て
および対応するキーコードを該当パッケージに設定する
ようにメインCPU搭載パッケージ100に指示する。
【0081】また、通信伝送システム内の装置構成パッ
ケージ11〜14のいずれにもメインCPU搭載パッケ
ージ100に関する設定値をバックアップしていない場
合には、ワークステーション17のオペレーションシス
テムに接続されたデータベースからパラメータ等の設定
データを再設定する動作を開始する。さらにまた、メイ
ンCPUの状態と一致させるために、装置構成パッケー
ジ11〜14の設定値をデフォルト値に設定し直す動作
を指示する場合もある。
【0082】図16は、通信伝送システム全体でキーコ
ードを管理している場合におけるメインCPU搭載パッ
ケージ100の立上げ時の動作を示している。図16に
示すように、メインCPU搭載パッケージ10が抜取ら
れ、その代わりに新たなメインCPU搭載パッケージ1
00再挿入された場合、メインCPUは、通信伝送シス
テム内に既に立上げ済みの状態の装置構成パッケージ1
1〜15が存在することから、該当メインCPU搭載パ
ッケージ100が挿入されたことを認識し、ワークステ
ーション17のオペレーションシステムに対して、立上
げ処理の要求を行う。
【0083】メインCPU搭載パッケージ100は、自
身のキーコードNULL値と装置構成パッケージ11〜
14から得られたキーコードAとが一致しているか否か
を確認する。図16に示した例では、両キーコードが一
致していないので、メインCPU搭載パッケージ100
は、バックアップメモリ20内に格納しているデータを
デフォルト値として読み出し、キーコードをNULL値
に設定し、立上げ動作を開始する。その後、ワークステ
ーション17のオペレーションシステムに対して、自身
のメインCPU搭載パッケージ100がデフォルト値で
立上がったことを通知し、その後の回復処理を依頼す
る。
【0084】図17は、メインCPUが、各装置構成パ
ッケージ11〜14単位にキーコードA1〜A4を管理
している場合における、メインCPU搭載パッケージ1
00の立上げ時の動作を示している。図17に示すよう
に、メインCPU搭載パッケージ10が抜取られ、その
代わりに新たなメインCPU搭載パッケージ100が挿
入された場合、メインCPU搭載パッケージ100に搭
載されているメインCPUは、通信伝送システム内に既
に立上げ済みの状態の装置構成パッケージ11〜15が
存在することから、該当メインCPU搭載パッケージ1
00が再挿入されたことを認識し、ワークステーション
17のオペレーションシステムに対して立上げ処理の依
頼を要求する。
【0085】メインCPU搭載パッケージ100は、自
身のキーコードと各装置構成パッケージ11〜14から
のキーコードA1〜A4とが一致しているか否かを確認
する。図17に示した例では、両キーコードが一致して
いないので、メインCPU搭載パッケージ100は、バ
ックアップメモリ20内に格納しているデータをデフォ
ルト値として読み出し、キーコードをNULL値に設定
して立上げ動作を開始する。その後、ワークステーショ
ン17のオペレーションシステムに対して、自身のメイ
ンCPU搭載パッケージ100がデフォルト値で立上が
ったことを通知し、その後の回復処理を依頼する。
【0086】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、通信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッ
ケージおよびパラメータ設定の必要な装置構成パッケー
ジのそれぞれに対してバックアップメモリを設け、これ
ら装置構成パッケージを一意に識別するキーコードを用
いて、バックアップメモリ間のデータの整合性を保証す
るように構成し、また、メインCPU搭載パッケージを
抜去し、別の新たなメインCPU搭載パッケージに交換
する場合の立上げ処理の場合、新たなメインCPU搭載
パッケージからオペレーションシステム等へデフォルト
値で立上がったことを通知し、オペレーションシステム
に回復処理を依頼するように構成したので、メインCP
U搭載パッケージの立上げ時間を効率良く処理できる。
【0087】実施の形態8.図18は、この発明の実施
の形態8によるバックアップメモリ構成方式に基づく通
信伝送システムの構成を示すブロック図であり、特に、
メインCPU搭載パッケージ10内のキーコード生成回
路を示すブロック図である。図において、181は時刻
信号を生成し出力する時計回路、182は乱数を発生し
出力する乱数発生回路、183はカウント値を発生し出
力するカウンタ回路、184は時計回路181、乱数発
生回路182、カウンタ回路183から各信号を受け取
り、メインCPU自身のキーコードや装置構成パッケー
ジ11〜14を一意的に識別するキーコードを生成し出
力するキーコード生成回路である。尚、通信伝送システ
ムのその他の構成は、実施の形態1のものと同じなので
同一の参照符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0088】次に動作について説明する。この発明の通
信伝送システムを構成するメインCPU搭載パッケージ
10,装置構成パッケージ11〜14を一意に識別する
ためのキーコードをキーコード生成回路184が生成
し、生成したキーコード生成回路184を、メインCP
U搭載パッケージ10,装置構成パッケージ11〜14
へ出力する。このキーコード生成回路184におけるキ
ーコードの生成は以下のようにして実施例される。
【0089】例えば、メインCPU搭載パッケージ10
内に時計回路181を具備している場合、装置を一意的
に識別するためのキーコードは、キーコード付与時点に
おける時計回路181から出力される時刻情報値を用い
る。この場合、時刻情報をμ秒程度の単位で設定し付与
することで、キーコード生成回路184は、メインCP
U搭載パッケージ10や装置構成パッケージ11〜14
を一意に識別するキーコードを生成することができる。
【0090】また、キーコード生成回路184による他
のキーコード生成方法として以下のものがある。乱数発
生回路182が発生する擬似乱数を用いて、この疑似乱
数で決まる値を元にキーコードを、キーコード生成回路
184が生成する。この場合、擬似乱数の種の値を固定
値とせず、DRAMの電源投入直後の不定値等、確率的
に決まる値を擬似乱数発生回路の種として使用すること
で、キーコード生成回路184は、メインCPU搭載パ
ッケージ10や装置構成パッケージ11〜14を一意に
識別するキーコードを生成することができる。
【0091】また、キーコード生成回路184による他
のキーコード生成方法として、以下のものがある。カウ
ンタ回路183が生成するカウンタ値を用いて、キーコ
ード生成回路184がキーコードを生成する。この場合
は、DRAMの電源投入直後の不定値等、確率的に決ま
る値をカウンタ回路183の初期値として使用すること
で、キーコード生成回路184は、メインCPU搭載パ
ッケージ10や装置構成パッケージ11〜14を一意に
識別するキーコードを生成することができる。
【0092】また、キーコード生成回路184による他
のキーコード生成方法として、時計回路181から得ら
れる時刻情報、乱数発生回路182から得られる擬似乱
数、カウンタ回路183から得られるカウンタ値を元に
生成した値を組み合せて、キーコード生成回路184
が、メインCPU搭載パッケージ10や装置構成パッケ
ージ11〜14を一意に識別するキーコードを生成する
ことができる。
【0093】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、メインCPU搭載パッケージや装置構成パッケージ
が独自で管理するユニークなキーコードをキーコード生
成回路が効率よく生成するように構成したので、このキ
ーコードを元に、メインCPU搭載パッケージや装置構
成パッケージの各々が設定データを管理するように構成
したので、各装置構成パッケージを並列して自律的に立
上げ処理を実施でき、通信伝送システム全体の立上げ時
間を短縮できる。
【0094】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、通信
伝送システムを構成するメインCPU搭載パッケージや
パラメータ等の設定データを設定する必要がある装置構
成パッケージの各々がバックアップメモリを有し、か
つ、メインCPU搭載パッケージや各装置構成パッケー
ジを一意に識別するためのキーコードを用いて、バック
アップメモリ間のデータの整合性を保証して、通信伝送
システムの立上げ動作を行うように構成したので、各装
置毎に分散配置されたバックアップメモリにより、通信
伝送システムの電源断からの復旧処理等において、メイ
ンCPU搭載パッケージや装置構成パッケージの各々を
並列して自律的に立上げることが可能となり、通信伝送
システムの立上げ時間を短縮できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるバックアップ
メモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】 実施の形態1の通信伝送システムにおける初
期立上げ時の動作を説明するブロック図である。
【図3】 実施の形態1の通信伝送システムにおける初
期立上げ時の他の動作を説明するブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるバックアップ
メモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示す
ブロック図である。
【図5】 実施の形態2において、装置構成パッケージ
毎に異なるキーコードで管理されている場合の、各装置
構成パッケージに対するパラメータ設定時の動作を示す
ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるバックアップ
メモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示す
ブロック図であり、通信伝送システムの立上げ時の動作
を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるバックアップ
メモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示す
ブロック図であり、通信伝送システムの立上げ時の動作
を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3によるバックアップ
メモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示す
ブロック図であり、通信伝送システムの立上げ時の動作
を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3によるバックアップ
メモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示す
ブロック図であり、通信伝送システムの立上げ時の動作
を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、装置構成パッケージの立上げ時の
動作を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態4によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、装置構成パッケージの立上げ時の
動作を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態5によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、装置構成パッケージを交換した際
の立上げ時の動作を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態5によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、装置構成パッケージを交換した際
の立上げ時の動作を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態6によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、メインCPU搭載パッケージの立
上げ時の動作を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態6によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、メインCPU搭載パッケージの立
上げ時の動作を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態7によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、メインCPU搭載パッケージを交
換した際の立上げ時の動作を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態7によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、メインCPU搭載パッケージを交
換した際の立上げ時の動作を示すブロック図である。
【図18】 この発明の実施の形態8によるバックアッ
プメモリ構成方式に基づく通信伝送システムの構成を示
すブロック図であり、メインCPU搭載パッケージにお
けるキーコード生成回路を示すブロック図である。
【図19】 従来の通信伝送システムの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 メインCPU搭載パッケージ(制御パッケー
ジ)、11〜15 装置構成パッケージ、20〜24
バックアップメモリ、181 時計回路、182乱数発
生回路、183 カウンタ回路、184 キーコード生
成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA04 GA10 KA23 NA06 QA06 QA11 5K026 AA09 AA10 AA21 FF16 GG20 GG26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインCPUを搭載した制御パッケージ
    や各種装置を搭載した装置構成パッケージ等の複数のパ
    ッケージと、前記パッケージの各々に対応したバックア
    ップメモリとを備えた通信伝送システムのバックアップ
    メモリ構成方式において、前記パッケージの各々は、自
    パッケージを一意に識別するキーコードや自パッケージ
    の動作に必要な設定データを、自パッケージに対応した
    前記バックアップメモリ内へ格納し、前記通信伝送シス
    テムの立上げ時や前記パッケージの各々に対して設定デ
    ータを設定する時に、前記メインCPUを搭載した前記
    制御パッケージが、キーコードを参照する前記複数の装
    置構成パッケージに対してキーコードを決定し、決定し
    た前記キーコードを、前記複数の装置構成パッケージへ
    配布することを特徴とするバックアップメモリ構成方
    式。
  2. 【請求項2】 パッケージのいずれかの電源が投入され
    立上げ動作を実行する場合、制御パッケージに搭載のメ
    インCPUが管理するキーコードと前記パッケージ内に
    バックアップしていたキーコードとを比較して、前記パ
    ッケージが電源投入以前と同一の通信伝送システムで使
    用されているかどうかを判定し、前記パッケージが電源
    投入以前と同一の通信伝送システムで使用されていると
    判断した場合、前記パッケージに対応したバックアップ
    メモリ内に格納されているキーコードや設定データを読
    出し、読出した前記キーコードおよび前記設定データを
    用いて立上げ動作を実行し、一方、電源投入以前と同一
    の前記通信伝送システムで使用されていないと判断した
    場合、前記パッケージでバックアップしていたキーコー
    ドを破棄し、予め設定されているデフォルト値を用いて
    立上げ動作を行うことを特徴とする請求項1記載のバッ
    クアップメモリ構成方式。
  3. 【請求項3】 パッケージのいずれかが、以前使用され
    ていた通信伝送システムと異なる他の通信伝送システム
    で使用されていると判断した場合、前記パッケージは、
    前記デフォルト値で立上がったことを、前記制御パッケ
    ージまたはオペレーションシステムへ通知し、前記制御
    パッケージまたは前記オペレーションシステムから設定
    データを入手して、自パッケージの設定データを設定し
    直すことを特徴とする請求項2記載のバックアップメモ
    リ構成方式。
  4. 【請求項4】 通信伝送システムの立上げ時に、制御パ
    ッケージに搭載されたメインCPUによるキーコード判
    定の結果、前記通信伝送システムの初期立上げであると
    判断される場合には、前記メインCPUは、新たなキー
    コードを生成し、生成した前記キーコードを、キーコー
    ドを参照する前記パッケージの各々へ送付し、前記パッ
    ケージの各々は前記メインCPUからの前記キーコード
    を元に立上げ動作を実施し、一方、以前と同一の前記通
    信伝送システムで使用されていると判断される場合に
    は、前記パッケージの各々に対応するバックアップメモ
    リ内に格納していたキーコードおよび設定データを読出
    し、読み出した前記キーコード生成回路および設定デー
    タを元に、前記パッケージの各々を立上げすることを特
    徴とする請求項1記載のバックアップメモリ構成方式。
  5. 【請求項5】 通信伝送システムの立上げ時に時計回路
    から出力される時刻値を用いて、前記通信伝送システム
    を構成する制御パッケージおよびキーコードを参照する
    装置構成パッケージの各々を一意的に識別するためのキ
    ーコードを決定することを特徴とする請求項1記載のバ
    ックアップメモリ構成方式。
  6. 【請求項6】 通信伝送システムの立上げ時に不定値と
    なるメモリ領域の値を乱数発生回路の種として使用し、
    前記乱数発生回路から生成される値を元に、前記通信伝
    送システムを構成する制御パッケージおよびキーコード
    を参照する装置構成パッケージの各々を一意的に識別す
    るためのキーコードを決定することを特徴とする請求項
    1記載のバックアップメモリ構成方式。
  7. 【請求項7】 通信伝送システムの立上げ時に不定値と
    なるメモリ領域の値をカウンタ回路の種として使用し、
    前記カウンタ回路から生成される値を元に、前記通信伝
    送システムを構成する制御パッケージおよびキーコード
    を参照する装置構成パッケージの各々を一意的に識別す
    るためのキーコードを決定することを特徴とする請求項
    1記載のバックアップメモリ構成方式。
  8. 【請求項8】 メインCPUを搭載した制御パッケージ
    と、各種装置を搭載した複数の装置構成パッケージと、
    前記制御パッケージおよび前記複数の装置構成パッケー
    ジの各々に対応したバックアップメモリを備え、 前記パッケージの各々は、自パッケージを一意に識別す
    るキーコードや自パッケージの動作に必要な設定データ
    を、自パッケージに対応した前記バックアップメモリ内
    へ格納し、前記通信伝送システムの立上げ時や前記パッ
    ケージの各々に対して設定データを設定する時に、前記
    制御パッケージは、前記複数の装置構成パッケージに関
    するキーコードを決定し、決定した前記キーコードを、
    該当する前記複数の装置構成パッケージへ配布すること
    を特徴とする通信伝送システム。
  9. 【請求項9】 時刻値を出力する時計回路と、不定値と
    なるメモリ領域の値を種に疑似乱数値を生成し出力する
    乱数発生回路と、不定値となるメモリ領域の値を種とし
    て値を生成し出力するカウンタ回路と、前記時計回路、
    前記乱数発生回路、前記カウンタ回路からの値の1つあ
    るいは組み合わせた値を元に、前記通信伝送システムを
    構成する制御パッケージおよびキーコードを参照する装
    置構成パッケージの各々を一意的に識別するためのキー
    コードを決定するキーコード生成回路とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項8記載の通信伝送システム。
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