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JP2000354864A - 海水淡水化方法と海水淡水化装置 - Google Patents

海水淡水化方法と海水淡水化装置

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JP2000354864A
JP2000354864A JP16707599A JP16707599A JP2000354864A JP 2000354864 A JP2000354864 A JP 2000354864A JP 16707599 A JP16707599 A JP 16707599A JP 16707599 A JP16707599 A JP 16707599A JP 2000354864 A JP2000354864 A JP 2000354864A
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JP
Japan
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water
mixing device
head
seawater
raw
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JP16707599A
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Riyoujiyu Asakawa
良住 浅川
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ASAKAWA SHIZEN SHOKUHIN KOGYO KK
Original Assignee
ASAKAWA SHIZEN SHOKUHIN KOGYO KK
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Priority to JP2000132010A priority patent/JP3634237B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination
    • Y02A20/131Reverse-osmosis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海洋深層水からなる原海水を逆浸透法で淡水
化処理し、その生成処理水で良質の飲料水をつくる。逆
浸透膜モジュールが早期に劣化しても、継続して量産可
能なように対応する。 【解決手段】 それぞれ逆浸透膜モジュールを備えた主
ヘッド1と従ヘッド2とを有する。主ヘッド1の逆浸透
膜モジュールが新しいときは、主ヘッド1のみを稼働さ
せて原海水を主ヘッド1に通し、主ヘッド1からの第1
透過水と原海水とを混合装置3で混合して、第1処理水
をつくる。主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが劣化して
来ると、主ヘッド1からの第1透過水を従ヘッド2に通
し、従ヘッド2からの第2透過水と従ヘッド2から出る
濃縮排水とを第2混合装置6で混合して、第2処理水を
つくる。以て第1処理水と第2処理水とで、電気伝導率
が約220μS/cmの飲料水をつくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透法により原
海水を淡水化するに際し、その脱塩透過水を飲料水に適
したものにする海水淡水化方法と、その海水淡水化装置
とに関する。
【0002】
【従来の技術】中空糸型などの逆浸透膜モジュールを用
いると、大量に原海水を淡水化処理できることは、周く
知られている。例えば、特開平7−275671号公
報、特開平10−296058号公報、特公昭63−4
4017号公報などにその例をみることができる。
【0003】現在、富山県の富山湾と高知県の室戸岬と
で海洋深層水が取水されている。この海洋深層水は、ノ
ルウエー沖で冷やされた海水が海底に沈んで深海流とな
り、地球の自転でスリップして大西洋からアフリカ南端
を回ってインド洋へ、更にオーストラリアの南を回って
太平洋に移動し、その一部が海溝を経て日本の近くへ数
千年の歳月を経て流れ来るとされている。海洋深層水
は、富栄養性、低水温性、清浄性の三大特徴を有し、太
陽光の届かない深海にあったために光合成が進行してい
ないものと定義付けられている。かかる海洋深層水を利
用したものに、飲食品を例にとると、日本酒、豆腐、こ
んにゃくなどが多数存在する。本出願人も室戸海洋深層
水を淡水化した飲料水を製造販売している。
【0004】公的機関の研究発表によれば、前出の海洋
深層水には無機質のミネラル成分が84種類も残留され
ており、例えばアトピー性皮膚炎にも海洋深層水が約6
0%強の割合で有効であることが報告されている。一
方、前出の飲食品においても、味覚の向上に資するもの
であり、いわゆる健康食品としての有用性が取り上げら
れている。化粧品にも現に利用されている。但し、各商
品毎の効能が如何なる理由によるものであるかは、必ず
しも現時点で明らかではない。
【0005】もともと海水の生成淡水は、そのまま飲料
水にすることに適しない。味覚的に問題があり、却って
健康上も好ましくないことは経験的に知られている。そ
こで例えば、特公平4−72597号公報では、海水の
生成淡水に炭酸ガスを吸収させる後処理を行うことによ
り良質の飲料水を得るものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、室戸海洋
深層水を淡水化処理した飲料水を製造販売して来た。そ
こでは糖尿病やアートピー性皮膚炎にも効果的な健康飲
料水として認知されるに至っている。但し、本発明者の
知見によれば、原海水をほぼ完全に淡水化すると、美味
にして良質な飲料水を得ることができないし、海洋深層
水これ本来が持つ有効性を十二分に確保できなくなる。
【0007】この点に関し、海洋深層水の清浄性に着目
して、これを原海水にした逆浸透膜モジュールで淡水化
し、ろ過の前処理設備の簡素化を図ることが、特開平1
0−225683号公報に開示されている。しかし、本
発明者の経験によれば、清浄性を有する海洋深層水と言
えども逆浸透膜モジュールの洗浄は不可欠であり、何よ
りも洗浄作業を繰り返して行ううちに次第に目詰まりが
進んで早期に劣化し、生成淡水の電気伝導率が経時的に
高くなり過ぎ、そのままでは「しぶみ」が強すぎて飲料
水に不適となる。例えば、新しい逆浸透膜モジュールで
は、脱塩透過水の初期電気伝導率は80〜100マイク
ロジーメンス/cm(以下、μS/cmという)であるとこ
ろ、一日に40トン処理すると約半年後には300μS
/cmを越え、これを以て劣化とみている。一方、新しい
逆浸透膜モジュールでは、既にみたとおり生成淡水が純
水に近くて味覚的にまずく、これまた飲料水としてその
まま用いることができない。いずれにせよ、逆浸透膜モ
ジュールの経時的劣化、洗浄前後の電気伝導率の変動幅
が大きいこと、これらを考慮すると該モジュールに導電
率計を付設することにより、ここから生産される生成淡
水の電気伝導率を所望値に制御するのは困難ないし不可
能であり、既存の処理方式では逆浸透膜モジュールの早
期劣化による取り替えで製造コストが著しく高価に付く
ところに問題があった。
【0008】これらの経験から本発明者は、海洋深層水
の特性を有効利用した良質の飲料水を得るには生成淡水
に後処理をするしかないことを知り、その手法として生
成淡水に海洋深層水を適量混合することを試みた。その
際に、海洋深層水仕込みの飲料水として、美味にして最
も良質な電気伝導率を試作検討した結果、電気伝導率が
190〜250μS/cm、更に好ましくは210〜23
0μS/cmに設定することが飲料水として最適であるこ
とを知見し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の目的は、海洋深層水の
利点を保持して美味で良質な飲料水を得るにある。更に
本発明の目的は、逆浸透膜モジュールの新旧や洗浄にか
かわらず、逆浸透膜モジュールの長期使用を可能にしな
がらも、常に良質な飲料水を量産できる海水淡水化装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る海水淡水化
方法は、原海水に海洋深層水を用い、これを逆浸透法で
淡水化して脱塩透過水を得る工程と、この脱塩透過水に
海洋深層水を加えて電気伝導率が190〜250μS/
cmの飲料水をつくる工程とからなる。その際の電気伝導
率は、210〜230μS/cmに設定することがより好
ましい。ここで脱塩透過水に加える海洋深層水とは、こ
れの原海水でもよいし、逆浸透法で淡水化処理する際に
逆浸透膜モジュールから出る濃縮排水をも含む概念であ
る。
【0011】本発明に係る海水淡水化装置は、図1に示
すごとく主ヘッド1と、従ヘッド2と、第1混合装置3
と、第2混合装置6と、切り換え手段と、貯留タンク2
3とを備えている。主ヘッド1は、逆浸透膜モジュール
を備え、原海水を受け入れて第1透過水を生成する。従
ヘッド2は、逆浸透膜モジュールを備え、主ヘッド1と
共に稼働されて、主ヘッド1からの第1透過水を受け入
れて第2透過水を生成する。第1混合装置3は、主ヘッ
ド1からの第1透過水と、原海水又は主ヘッド1からの
濃縮排水とを混合して、所定の電気伝導率を持つ第1処
理水をつくる。第2混合装置6は、従ヘッド2からの第
2透過水と、従ヘッド2から排水される濃縮排水、又は
主ヘッド1から排水される濃縮排水、又は原海水とを混
合して、所定の電気伝導率を持つ第2処理水をつくる。
切り換え手段は、主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが劣
化したとき、主ヘッド1からの第1透過水の流路を第1
混合装置3から従ヘッド2に切り換える。貯留タンク2
3は、第1混合装置3からの第1処理水と、第2混合装
置6からの第2処理水とを貯留する。原海水には海洋深
層水が用いて好適である。
【0012】更に具体的に説明すると、逆浸透膜モジュ
ールを備えた主ヘッド1と、逆浸透膜モジュールを備え
た従ヘッド2と、第1混合装置3と、中間混合装置5
と、第2混合装置6とを有する。主ヘッド1に原海水を
送給する原水路7と、主ヘッド1で生成した第1透過水
を第1混合装置3に導く第1透過水路10とを備えてい
る。第1混合装置3は、第1透過水路10からの第1透
過水と、原海水または主ヘッド1からの濃縮排水とを所
定の電気伝導率になるよう混合して第1処理水を生成
し、第1処理水を貯留タンク23に取り出す第1取出路
11を備えている。
【0013】更に、第1透過水路10から分岐されて従
ヘッド2および中間混合装置5にそれぞれ第1透過水を
分配供給する透過水分岐路14と、従ヘッド2で生成し
た第2透過水を中間混合装置5に導く第2透過水路15
とを備えている。中間混合装置5は、透過水分岐路14
からの第1透過水と、第2透過水路15からの第2透過
水とを混合してなる混合水を、第2混合装置6に導く混
合水供給路16を備えている。第2混合装置6は、混合
水供給路16からの混合水と、原海水又は従ヘッド2か
らの濃縮排水とを所定の電気伝導率になるよう混合して
第2処理水を生成し、第2処理水を貯留タンク23に取
り出す第2取出路20を備えている。
【0014】その際に、原水路7から分岐されて原海水
の一部を第1混合装置3に導く原水分岐路9を備えお
り、第1混合装置3は、原水分岐路9からの原海水と、
第1透過水路10からの第1透過水とを混合するように
なっている。また、従ヘッド2から濃縮排水を外に出す
排出路17と、原水路7とは、循環路21で連通接続
し、原水路7の原海水に排水路17からの濃縮排水が循
環路21を介して供給されるようにする。
【0015】第1混合装置3において、これから取り出
される第1処理水と、第2混合装置6において、これか
ら取り出される第2処理水とは、190〜250μS/
cmの電気伝導率になるようそれぞれ設定する。
【0016】または、貯留タンク23内において、第1
取出路11から取り出した第1処理水は、原海水又は主
ヘッド1からの濃縮排水の追加混合によって190〜2
50μS/cmの電気伝導率になるよう処理するととも
に、第2取出路20から取り出した第2処理水は、従ヘ
ッド2からの濃縮排水、又は主ヘッド1からの濃縮排
水、又は原海水の追加混合によって190〜250μS
/cmの電気伝導率になるよう処理する。
【0017】
【作用】主ヘッド1および従ヘッド2に逆浸透膜モジュ
ールを用いたのは、大量処理能力に優れているからであ
り、逆浸透膜モジュールとしては中空糸型、スパイラル
型、チューブラー型などを広く適用できる。理論純水の
電気伝導率は、約0.055μS/cmの絶縁体である。従
って電気伝導率は、水中の電解質の量を知る目安にな
る。一般の水道水は、250〜66.67μS/cmとされ
ている。本発明においては、電気伝導率に相当する電解
質が原海水すなわち海洋深層水の有効成分であることを
意味する。
【0018】いま、主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが
新しいときは、主ヘッド1のみを稼働し、従ヘッド2は
稼働させない。海洋深層水からなる原海水を原水路7か
ら主ヘッド1に通し、主ヘッド1で生成した第1透過水
を第1透過水路10を介して第1混合装置3に送るとと
もに、原海水の一部を原水分岐路9を介して第1混合装
置3に送る。このとき、第1透過水路10の切換弁13
は、第1透過水を第1混合装置3にのみ送るよう切り換
えられていて、透過水分岐路14には第1透過水が流入
しない。第1混合装置3では第1透過水と原海水とを所
定の割合で混合して、第1処理水をつくる。第1透過水
は、主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが真新しいときの
初期の電気伝導率が約80μS/cmであり、逆浸透膜モ
ジュールの経時劣化に伴い、電気伝導率が次第に上昇し
て行く。第1混合装置3で第1透過水に原海水を加える
のは、第1透過水の電気伝導率を高めるためである。従
って、第1混合装置3では、第1透過水に主ヘッド1か
らの濃縮排水の一部を混合してもよい。
【0019】第1混合装置3で混合処理した第1処理水
は、第1取出路11を経て貯留タンク23に導く。この
とき、第1混合装置3に備えた導電率計25で第1処理
水の電気伝導率を規定の190〜250μS/cm、好ま
しくは210〜230μS/cmに制御し、そのまま目的
の飲料水にすることはできる。
【0020】しかし、主ヘッド1からの第1透過水の電
気伝導率の変動に対応して、これに混合すべき原海水な
どの量を厳密に比例制御するのは、現実的にかなり困難
であり量産性に適さない。生産現場では、主ヘッド1か
らの第1透過水の電気伝導率が現状下でどの程度である
か、従って混合すべき原海水などの量はどの程度に設定
すべきであるかは、経験則で判断できる。そこで第1混
合装置3で混合処理した第1処理水は、規定の電気伝導
率よりも低い値、具体的には約200μS/cmまでと
し、第1処理水の電気伝導率は厳密に処理せずに貯留タ
ンク23に導く。そのうえで貯留タンク23内に原海水
又は主ヘッド1からの濃縮排水を導入し、これと先の第
1処理水とを混合し、貯留タンク23に備えた導電率計
35で最終的に規定の電気導電率190〜250μS/
cm、好ましくは210〜230μS/cmに制御すること
により、目標の飲料水をつくる。
【0021】主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが劣化し
て、主ヘッド1からの第1透過水の電気伝導率が例えば
約200μS/cmを越えて高くなり過ぎると、主ヘッド
1と共に従ヘッド2も稼働させる。その際、原水路7か
らの原海水が原水分岐路9に流入するのを弁8で遮断す
るとともに、第1透過水路10の切換弁13を切り換え
て、主ヘッド1からの第1透過水を透過水分岐路14に
通して従ヘッド2と中間混合装置5とに導く。すなわち
第1混合装置3は停止しておく。
【0022】従ヘッド2に通された第1透過水は、脱塩
処理されて第2透過水となり、第2透過水路15より中
間混合装置5に流入する。中間混合装置5では、第2透
過水と先の透過水分岐路14からの第1透過水の一部と
を所定の割合で混合処理する。従ヘッド2の逆浸透膜モ
ジュールも経時劣化して行くが、主ヘッド1と共働して
いるので、従ヘッド2からの第2透過水ひいては中間混
合装置5での混合水の電気伝導率は、第1透過水のそれ
よりも当然に低い値であり、これが長期間の稼働にわた
っても規定値を遙に下回る状態を維持し続ける。中間混
合装置5では、従ヘッド2の逆浸透膜モジュールが新し
いとき、第2透過水に対する第1透過水の混合量を多く
し、該モジュールの劣化に伴い第1透過水の混合量を少
なくして行く。
【0023】中間混合装置5で中間処理した混合水は、
混合水供給路16を経て第2混合装置6に導く。一方、
従ヘッド2から出る濃縮排水の一部が、排水路17およ
び排水供給路19を介して第2混合装置6に導入され
る。第2混合装置6では、これら混合水と濃縮排水とを
混合処理し、その第2処理水が第2取出路20を介して
先の貯留タンク23に回収される。このとき、第1混合
装置3におけると同様に、第2混合装置6に付設の導電
率計30で第2処理水の電気伝導率を規定の190〜2
50μS/cm、好ましくは210〜230μS/cmに制
御し、そのまま目的の飲料水にすることはできるが、こ
れは先に述べたとおり得策ではない。
【0024】そこで第2混合装置6で混合処理した第2
処理水は、規定の電気伝導率よりも低い値、具体的には
約200μS/cmまでに一旦制御したのち、貯留タンク
23に導く。そのうえで、貯留タンク23内に、従ヘッ
ド2からの濃縮排水を導入する。例えば、前記排水路1
7および排水取出路33を介して導入する。この濃縮排
水と、第2混合装置6からの第2処理水とを貯留タンク
23内で混合し、前記導電率計35で最終的に規定の電
気伝導率190〜250μS/cm、好ましくは210〜
230μS/cmに制御することにより、目標の飲料水を
つくる。第2処理水には主ヘッド1の排出路12からの
濃縮排水又は原海水を混合するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】かかる本発明の海水淡水化方法によれ
ば、原海水の海洋深層水を逆浸透法で一旦淡水化処理し
たのち、その脱塩透過水に海洋深層水を加える。従っ
て、生成処理水は所望の電気伝導率、すなわち190〜
250μS/cm、より好ましくは210〜230μS/
cmに設定しやすく、美味で良質な飲料水が得られるとと
もに、電気伝導率に見合う海洋深層水の有効電解質が含
有されたものとなる。
【0026】本発明の海水淡水化装置によれば、逆浸透
膜モジュールで原海水を脱塩処理するについて、主ヘッ
ド1とは別に従ヘッド2を備えており、主ヘッド1の逆
浸透膜モジュールが劣化しても、主ヘッド1と共に従ヘ
ッド2を稼働させることにより、主ヘッド1が従ヘッド
2の脱塩処理を先行して手助けする。従って、主ヘッド
1と従ヘッド2との逆浸透膜モジュールを長期にわたっ
て稼働させることができ、量産性に適うとともに、設備
コストの点で有利である。中間混合装置5が介在してい
ると、とくに従ヘッド2の逆浸透膜モジュールの新旧に
柔軟に対応できるものとなる。
【0027】
【実施例】図1は本発明に係る海水淡水化装置の全体を
概念的に示す。1は中空糸タイプの逆浸透膜モジュール
を備えた主ヘッドである。2は同じく中空糸タイプの逆
浸透膜モジュールを備えた従ヘッドである。主ヘッド1
は処理能力が大きく(40トン/1日)、従ヘッド2は
処理能力が小さい(10トン/1日)。主ヘッド1は第
1混合装置3を備えており、従ヘッド2は中間混合装置
5と第2混合装置6とをそれぞれ備えており、これらは
次のように連通接続されている。
【0028】原海水は、ろ過等の前処理を経たのち、主
ヘッド1に内蔵の吸引ポンプで原水路7を介して主ヘッ
ド1に送給される。原海水には高知県室戸岬で取水され
る室戸海洋深層水を用いた。原水路7の途中からは、弁
8を介して原水分岐路9が導出されており、この原水分
岐路9の先端が第1混合装置3につながっている。
【0029】主ヘッド1と第1混合装置3とは、第1透
過水路10で連通接続する。主ヘッド1で逆浸透法によ
り淡水化処理された第1透過水は、第1透過水路10を
介して第1混合装置3に導く。第1混合装置3には、こ
こで混合して生成した第1処理水を外部に取り出す第1
取出路11が設けられている。主ヘッド1から出る濃縮
排水は排出路12を介して外部に全量排出される。
【0030】第1透過水路10の中途部からは切換弁1
3を介して透過水分岐路14が導出されており、透過水
分岐路14の導出端が従ヘッド2と中間混合装置5とに
分岐して連通接続されている。
【0031】従ヘッド2と中間混合装置5とは、第2透
過水路15で連通接続する。従ヘッド2で逆浸透法によ
り淡水化処理された第2透過水は、従ヘッド2から取り
出され、第2透過水路15を介して中間混合装置5に導
かれる。
【0032】中間混合装置5と第2混合装置6とは、混
合水供給路16で連通接続する。従ヘッド2には、濃縮
排水を外部に排出する排出路17を設けてあり、この排
出路17と第2混合装置6とが排水供給路19で連通接
続されている。
【0033】第2混合装置6には、ここで混合処理して
生成した第2処理水を外部に取り出す第2取出路20が
設けられている。そして、前記排水路17と原水路7と
が循環路21で連通接続されている。原水路7におい
て、循環路21の一端は原水分岐路9の分岐点よりも原
海水の供給方向上手側に接続されている。
【0034】いま、主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが
新しいときは、主ヘッド1を稼動させて従ヘッド2の稼
動を停止しておく。原水路7からの原海水は、主ヘッド
1に供給されるとともに、その一部が原水分岐路9を介
して図外のポンプで第1混合装置3にも供給される。原
水路7の原海水は逆流防止弁22で循環路21内に流入
しない。主ヘッド1で淡水化処理された第1透過水は第
1透過水路10を経て第1混合装置3に供給する。この
とき、切換弁13が作動して透過水分岐路14に第1透
過水は流入していない。
【0035】第1混合装置3では、原水分岐路9からの
原海水の一部と、主ヘッド1から第1透過水路10を経
て来る第1透過水とを所定の割合で混合しながら、第1
混合装置3で電気伝導率が約200μS/cmの第1処理
水を生成し、この第1処理水を第1取出路11を介して
貯留タンク23に取り出す。ここでは第1処理水に原海
水が一部混入されていることが注目されるべきである。
【0036】第1混合装置3は、導電率計25を備えて
おり、第1混合装置3に入る直前の原水分岐路9と第1
透過水路10とには、流量調整バルブ26・27がそれ
ぞれ設けられている。これにより、第1混合装置3での
混合水の電気伝導率を導電率計25で検出し、第1透過
水の流量に対して原水分岐路9からの原海水の流入量を
加減調節し、第1混合装置3で生成される第1処理水の
電気伝導率を基準値(210〜230μS/cm)以下の
約200μS/cmに調整する。ここでの電気伝導率は厳
密に調整されることを要しない。従って、第1透過水の
流入量を一定にしてそのバルブ27は省略し、原水分岐
路9の流量のみを前記弁8または前記バルブ26の開閉
量で調整するなどして、経験的に前記電気伝導率が15
0〜200μS/cmになるようにすることを以て足り
る。なお、主ヘッド1に付設の導電率計などで、第1透
過水の電気伝導率が200μS/cm程度を維持している
ときは、第1混合装置3への原海水の取り込みを停止し
ておくことができる。
【0037】主ヘッド1の逆浸透膜モジュールが劣化し
た場合、つまり主ヘッド1から出る第1透過水の電気伝
導率が例えば200μS/cmを越えると、主ヘッド1と
共に従ヘッド2も稼動させる。このときは弁8を閉じて
原海水が第1混合装置3に流入するのを停止するととも
に、切換弁13を切り換えて第1透過水が第1透過水路
10から透過水分岐路14に流れるようにし、第1混合
装置3に流入するのを遮断する。但し、従ヘッド2から
出る濃縮排水は、排水路17および循環路21を介し
て、原水路7から原海水と共に主ヘッド1に送り込まれ
ている。
【0038】これにて主ヘッド1からの第1透過水は、
第1透過水路10および透過水分岐路14を経て従ヘッ
ド2と中間混合装置5とに分配供給される。従ヘッド2
にも吸引ポンプを備えている。従ヘッド2は第1透過水
を淡水化処理して主ヘッド1の機能不足を補い、従ヘッ
ド2から出る第2透過水は中間混合装置5において未処
理の第1透過水と共に所定の割合で混合される。中間混
合装置5で混合された混合水は、主ヘッド1および従ヘ
ッド2の逆浸透膜モジュールの新旧や劣化にもかかわら
ず、例えば約150μS/cm前後になるよう柔軟に対応
し、その混合水が混合水供給路16を介して第2混合装
置6に送り込まれる。第2混合装置6には従ヘッド2か
ら排水路17を介して出る濃縮排水の一部が送り込まれ
ており、これが中間混合装置5からの混合水に加えられ
て混合処理される。
【0039】第2混合装置6は、導電率計30を備えて
おり、第2混合装置6に入る直前の混合水供給路16と
排水供給路19とには、流量調整バルブ31・32がそ
れぞれ設けられている。これにより、第2混合装置6で
の混合水の電気伝導率を導電率計30で検出し、混合水
の流量に対して排水供給路19からの濃縮排水の流入量
を加減調節し、第2混合装置6で生成される第2処理水
の電気伝導率を基準値(210〜230μS/cm)以下
の約200μS/cmに調整する。ここでの電気伝導率は
厳密に調整されることを要しない。従って、混合水供給
路16からの混合水の流入量を一定にしてそのバルブ3
1は省略し、排水供給路19からの流入量のみを前記バ
ルブ32の開閉量で調整するなどして、経験的に150
〜200μS/cmにするを以て足りる。
【0040】第2混合装置6からは電気伝導率が約20
0μS/cmになるよう生成処理された第2処理水が第2
取出路20を介して貯留タンク23に取り出される。従
ヘッド2の排出路17からは濃縮排水取出路33が導出
されており、該取出路33を経た濃縮排水を貯留タンク
23内に取り込めるようになっている。貯留タンク23
内において、第1混合装置3からの第1処理水には、図
示省略したが原海水または主ヘッド1からの濃縮排水を
混合し、第2混合装置6からの第2処理水には、従ヘッ
ド2からの濃縮排水を混合し、ここで第1処理水と第2
処理水とは最終的に電気伝導率が約220μS/cmにな
るよう厳密に調整して飲料水化する。
【0041】すなわち、貯留タンク23内の生成処理水
を最終的に約220μS/cmの電気伝導率に設定するた
めに、貯留タンク23には導電率計35を備えている。
従って、第2処理水の場合を例にとって図示説明する
と、濃縮排水取出路33に流量調整バルブ36が設けら
れている。これにより、貯留タンク23内の生成処理水
を混合攪拌しながら、その電気伝導率を導電率計35が
検出し、その検出信号に基づいて貯留タンク23内の生
成処理水に対する前記取出路33からの濃縮排水の取入
量を加減調節し、タンク23の生成処理水の電気伝導率
を約220μS/cmになるよう制御している。この濃縮
排水取出路33は、排水供給路19又は循環路21から
導出されていてもよく、要は従ヘッド2からの濃縮排水
を貯留タンク23に導き入れるものであればよい。貯留
タンク23内で第1処理水の電気伝導率を約220μS
/cmにする場合も同様に行う。
【0042】なお、上記の実施例において第1混合装置
3および第2混合装置6に付設の導電率計25・30
は、バルブ26・27と31・32との開閉量を加減調
節するものである必要はなく、単なる目視上の確認用で
もよい。貯留タンク23内の第2処理水は、海洋深層水
の原海水、又は主ヘッド1の排水路12からの濃縮排水
を混合することにより、電気伝導率を先のように調節し
てもよい。
【0043】かくして得た貯留タンク23内の生成処理
水は、このまま容器に入れて飲料水に供する。しかると
きは、その飲料水は海洋深層水の脱塩透過水に、海洋深
層水の原海水又は逆浸透法による主ヘッド1又は従ヘッ
ド2からの濃縮排水が混合されているので、海洋深層水
の特性を備え、かつ電気伝導率が約220μS/cmに設
定されていることにより美味で良質なものが得られた。
なお、従ヘッド2からの濃縮排水を循環路21を介して
外部に排出せずに使用し、かつ第2処理水に追加混合す
ることは、海洋深層水の有効成分を取り入れるのに有利
であることが経験的に実証された。
【0044】なお、主ヘッド1からの第1透過水の電気
伝導率が約220μS/cmになると、従ヘッド2を稼働
させて第1透過水を透過水分岐路14に切り換えて流す
ようにしてもよい。また、上記実施例では、第1混合装
置3からの第1処理水と、第2混合装置6からの第2処
理水とを予め所定の電気伝導率に前処理したのち、貯留
タンク23内において最終的に規定の電気伝導率になる
ようにした。しかし、第1混合装置3において、導電率
計25を用いて第1処理水を規定の電気伝導率になるよ
うに制御してもよい。同様に第2混合装置6において、
導電率計30を用いて第2処理水を規定の電気伝導率に
なるように制御してもよい。
【0045】中間混合装置5は、主ヘッド1と従ヘッド
2との逆浸透膜モジュールの劣化度合いに柔軟に対応さ
せるために効果的ではあるが、中間混合装置5を省略し
てもよい。この場合は従ヘッド2と第2混合装置6とを
第2透過水路15で直結し、第2混合装置6において、
従ヘッド2からの第2透過水と濃縮排水とを混合すれば
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海水淡水化装置の一例を示す概略説明
図である。
【符号の説明】
1 主ヘッド 2 従ヘッド 3 第1混合装置 5 中間混合装置 6 第2混合装置 7 原水路 9 原水分岐路 10 第1透過水路 11 第1取出路 12 主ヘッドの排出路 13 切換弁 14 透過水分岐路 15 第2透過水路 16 混合水供給路 17 従ヘッドの排水路 19 排水供給路 20 第2取出路 21 循環路 23 貯留タンク 25 導電率計 30 導電率計 33 濃縮排水取出路 35 導電率計 36 流量調整バルブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋深層水を逆浸透法で淡水化して脱塩
    透過水を得る工程と、この脱塩透過水に海洋深層水を加
    えて電気伝導率が190〜250μS/cmの飲料水をつ
    くる工程とからなる海水淡水化方法。
  2. 【請求項2】 電気伝導率が、210〜230μS/cm
    に設定されている請求項1記載の海水淡水化方法。
  3. 【請求項3】 逆浸透膜モジュールを備え、原海水を受
    け入れて第1透過水を生成する主ヘッド1と、逆浸透膜
    モジュールを備え、主ヘッド1と共に稼働されて、主ヘ
    ッド1からの第1透過水を受け入れて第2透過水を生成
    する従ヘッド2と、主ヘッド1からの第1透過水と、原
    海水又は主ヘッド1からの濃縮排水とを混合して、所定
    の電気伝導率を持つ第1処理水をつくる第1混合装置3
    と、従ヘッド2からの第2透過水と、従ヘッド2から排
    水される濃縮排水、又は主ヘッド1から排水される濃縮
    排水、又は原海水とを混合して、所定の電気伝導率を持
    つ第2処理水をつくる第2混合装置6と、主ヘッド1の
    逆浸透膜モジュールが劣化したとき、主ヘッド1からの
    第1透過水の流路を第1混合装置3から従ヘッド2に切
    り換える手段と、第1混合装置3からの第1処理水と、
    第2混合装置6からの第2処理水とを貯留する貯留タン
    ク23とを備えていることを特徴とする海水淡水化装
    置。
  4. 【請求項4】 逆浸透膜モジュールを備えた主ヘッド1
    と、逆浸透膜モジュールを備えた従ヘッド2と、第1混
    合装置3と、中間混合装置5と、第2混合装置6とを備
    えており、主ヘッド1に原海水を送給する原水路7と、
    主ヘッド1で生成した第1透過水を第1混合装置3に導
    く第1透過水路10とを備えており、第1混合装置3
    は、第1透過水路10からの第1透過水と、原海水また
    は主ヘッド1からの濃縮排水とを所定の電気伝導率にな
    るよう混合して第1処理水を生成し、第1処理水を貯留
    タンク23に取り出す第1取出路11を備えており、第
    1透過水路10から分岐されて従ヘッド2および中間混
    合装置5にそれぞれ第1透過水を分配供給する透過水分
    岐路14と、従ヘッド2で生成した第2透過水を中間混
    合装置5に導く第2透過水路15とを備えており、中間
    混合装置5は、透過水分岐路14からの第1透過水と、
    第2透過水路15からの第2透過水とを混合してなる混
    合水を、第2混合装置6に導く混合水供給路16を備え
    ており、第2混合装置6は、混合水供給路16からの混
    合水と、原海水又は従ヘッド2からの濃縮排水とを所定
    の電気伝導率になるよう混合して第2処理水を生成し、
    第2処理水を貯留タンク23に取り出す第2取出路20
    を備えていることを特徴とする海水淡水化装置。
  5. 【請求項5】 原水路7から分岐されて原海水の一部を
    第1混合装置3に導く原水分岐路9を備えおり、第1混
    合装置3は、原水分岐路9からの原海水と、第1透過水
    路10からの第1透過水とを混合するようになっている
    請求項4記載の海水淡水化装置。
  6. 【請求項6】 従ヘッド2から濃縮排水を外に出す排出
    路17と、原水路7とが、循環路21で連通接続されて
    おり、原水路7の原海水に排水路17からの濃縮排水が
    循環路21を介して供給される請求項4又は5記載の海
    水淡水化装置。
  7. 【請求項7】 第1混合装置3において、これから取り
    出される第1処理水と、第2混合装置6において、これ
    から取り出される第2処理水とが、190〜250μS
    /cmの電気伝導率にそれぞれ設定されている請求項3又
    は4又は5又は6記載の海水淡水化装置。
  8. 【請求項8】 貯留タンク23内において、第1取出路
    11から取り出した第1処理水が、原海水又は主ヘッド
    1からの濃縮排水の追加混合によって190〜250μ
    S/cmの電気伝導率になるよう処理されるとともに、第
    2取出路20から取り出した第2処理水が、従ヘッド2
    からの濃縮排水、又は主ヘッド1からの濃縮排水、又は
    原海水の追加混合によって190〜250μS/cmの電
    気伝導率になるよう処理される請求項3又は4又は5又
    は6記載の海水淡水化装置。
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CN105246835A (zh) * 2013-05-27 2016-01-13 东丽株式会社 水处理装置的操作方法

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