JP2000352501A - 磁気誘導式回転位置センサ - Google Patents
磁気誘導式回転位置センサInfo
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Abstract
度の高い検出を行うことのできる磁気誘導式回転位置セ
ンサを提案すること。 【解決手段】 磁気誘導式回転位置センサ10は、ステ
ータ11に、アブソリュート信号出力用の二次側誘導コ
イル14(n)と、回転位置信号発生用の第2の二次側
誘導コイル17(m)が配列され、これらのコイルに対
峙した状態に、磁性部分を備えたロータ18が配置さ
れ、このロータ18は環状磁性板20と非磁性体からな
る保持板19から構成されている。ステータ11とロー
タ18とは線膨張係数が実質的に同一とされている。ま
た、環状磁性板20と保持板19の線膨張係数も実質的
に同一されている。さらに、磁性板20は温度による透
磁率変化が小さい素材から形成されている。温度変化に
起因する検出信号の変動を抑制できるので、精度の高い
位置検出を行うことが可能になる。
Description
を精度良く検出可能な磁気誘導式の回転位置センサに関
するものである。
検出する回転位置センサとしては、図6に示す構成のも
のが、例えば本願人の一人である株式会社アミテックに
より製造販売されている。
のステータ2の表面に同心円状に4本の磁極ピン3
(n)(n=1〜4)が取付けられ、各磁極ピン3
(n)の根元側には一次側(励磁)コイル4(n)が巻
き付けられ、各磁極ピン3(n)の先端側には二次側
(誘導)コイル5(n)が巻き付けられている。先端側
の二次コイル5(n)に対峙した状態に、磁性体からな
るロータ6が配置されている。このロータ6はハート形
の輪郭形状をした板である。このロータ6には回転シャ
フト7が固着され、この回転シャフト7はロータ6を貫
通して延びている。
同一であり、直列接続されている。これに対して、二次
コイル5(n)の側においては、直径方向に対峙してい
る一組の二次コイル5(1)、5(3)は巻き方向が逆
であり、相互に直列接続されている。同様に、残りの1
組の二次コイル5(2)、5(4)も、巻き方向が逆で
あり、相互に直列接続されている。
のロータ6が正立状態では、二次コイル5(1)、5
(3)のうち下側の二次コイル5(3)のみが完全にロ
ータ6に重なり、上側の二次コイル5(1)はロータ6
とは全く重ならないようになっている。
が180度回転した状態、すなわち、ハート形のロータ
6が倒立状態では、上側の二次コイル5(1)のみが完
全にロータ6に重なり、下側の二次コイル5(3)はロ
ータ6とは全く重ならないようになっている。さらに、
これらの何れの状態においても、左右の1組の二次コイ
ル5(2)、5(4)では丁度半分の部分がロータ6と
重なるようになっている。
ってロータ6と各二次コイル5(n)との重なり量がサ
イン波状に変化する。この結果、励磁コイルにsinω
tの励磁電圧を加えると、ロータの回転角θに応じて1
組の二次コイル5(1)、5(3)からは、sinθ・
sinωtの電圧が得られ、残りの1組の二次コイル5
(2)、5(4)からはcosθ・sinωtの電圧が
得られる。
き、不図示の信号処理回路によって、ロータ6の回転位
置を示す信号を生成できる。すなわち、ロータ6の回転
シャフト7が取付けられた回転体の回転位置を示す信号
を得ることができる。
における検出精度を改善するために、同心円上に配置さ
れている複数の二次側コイルにおける回転方向のインダ
クタンス分布を所望の状態に設定したセンサが、特開平
9−53909号公報において提案されている。
ンサでは、ロータが回転するとコイルを通過する磁束量
が変化し、この磁束量の変化に基づきロータ回転位置が
検出される。しかしながら、従来の磁気誘導式回転位置
センサにおいては、ロータが回転しない場合は磁束量が
変化しないので位置情報も一定のはずであるが、実際に
はセンサ温度が変化すると位置情報が変化してしまう。
このために、回転位置の検出を高精度で行うことができ
ないという問題点がある。
高精度で検出を行うことのできる磁気誘導式回転位置セ
ンサを提案することにある。
回転位置センサについて各種の実験を行うことにより、
温度変化に起因する検出精度の低下の理由を見出し、こ
れに基づき、本発明を想到するに到ったのである。
方向位置とロータとの相対位置ずれによる位置情報の変
動である。コイルを保持しているステータ(コイルボビ
ン)は絶縁性および磁気特性の点から樹脂製品を用いて
いる。これに対してロータは磁性材とする必要があるの
で一般に金属製品とされる。樹脂と金属の線膨張係数は
1桁以上異なるので、温度が変化すると、ロータに対し
て、ステータに取り付けられているコイルが径方向に移
動し、コイル出力信号値は、恰もロータが回転したかの
ように変化してしまう。
と、ロータと、前記ステータに配置された一次側励磁コ
イルおよび二次側誘導コイルとを有し、前記ロータは、
回転位置に応じて、前記ステータの前記一次側励磁コイ
ルおよび二次側誘導コイル間の磁気結合を変化させるよ
うに構成されている磁気誘導式回転位置センサにおい
て、前記ステータと前記ロータを、実用温度範囲におけ
る線膨張係数が実質的に同一の素材から形成する構成を
採用したことを特徴としている。
透磁率が温度によって変化することによる位置情報の変
動である。ロータに用いる磁性材料の透磁率が温度によ
って変化すると、コイルに誘起される信号値が変化し、
位置情報が変動してしまう。また、二次側誘導コイルの
磁極ピンの透磁率が温度によって変化しても同様な弊害
が発生する。
テータと、ロータと、前記ステータに配置された一次側
励磁コイルおよび二次側誘導コイルとを有し、前記ロー
タは、回転位置に応じて、前記ステータの前記一次側励
磁コイルおよび二次側誘導コイル間の磁気結合を変化さ
せるように構成されている磁気誘導式回転位置センサに
おいて、前記ロータを実用温度範囲における透磁率変化
が小さな素材から形成するようにしている。また、磁極
ピンを実用温度範囲における透磁率変化が小さな素材か
ら形成するようにしている。例えば、パーマロイ等の磁
性材料には実用温度領域での温度変化が極めて小さな材
料が存在するので、このような素材を用いればよい。こ
れに加えて、本発明では、ロータおよび磁極ピンの温度
に対する透磁率変化を逆の特性となるように設定して、
それぞれの変化を補完できるようにしている。
した環状磁性板と、この環状磁性板が表面に積層固定さ
れている保持板から構成することができる。かかる構成
のロータを備えた磁気誘導式回転位置センサにおける検
出精度低下の理由は、上記の第1および第2の理由の他
に、第3の理由として、保持板の特性に起因する位置情
報の変動がある。
回避するために、本発明では、実用温度範囲における前
記保持板の線膨張係数を前記環状磁性板の線膨張係数と
実質的に同一とした構成を採用している。この場合、前
記保持板を非磁性材料から形成することが望ましい。ま
た、前記保持板を、導電性があり、実用温度範囲におけ
る抵抗変化が少ない素材から形成することが望ましい。
イルの回転方向におけるインダクタンス分布を所望の状
態に設定することにより、検出精度の線形性等を改善し
た構成の磁気誘導式回転位置センサに対しても同様に適
用することができる。
に亘って分散して配置された複数の前記二次側誘導コイ
ルからなる二次巻線群を少なくとも一つは含んでおり、
当該二次巻線群に含まれている各二次側誘導コイルは前
記所定の回転位置範囲において予め設定されたインダク
タンス分布を示すように、それぞれのインダクタンス設
定がなされており、前記一次側励磁コイルを少なくとも
前記二次巻線群に対応して1相で励磁することにより得
られる当該二次巻線群に含まれる各二次側誘導コイル出
力を合計して、1つの出力信号を生成するように構成さ
れた磁気誘導式回転位置センサに対しても同様に適用す
ることができる。
定されたインダクタンス分布を示すように、前記一次側
励磁コイルおよび二次側誘導コイルのうちの少なくとも
一方が分布巻きされた巻線群を少なくとも一つは有して
いる構成の磁気誘導式回転位置センサに対しても同様に
適用できる。
コイルが複数相で励磁されるようになっており、所定の
回転位置範囲に亘って分散して配置された複数の前記一
次側励磁コイルからなる一次巻線群が、各励磁相に対応
した数だけ配置されており、一つの前記一次巻線群に含
まれている各一次側励磁コイルは前記所定の回転位置範
囲において予め設定されたインダクタンス分布を示すよ
うにそれぞれのインダクタンス設置がなされており、こ
のインダクタンス分布は各一次巻線群の間で所定の機械
角だけずれている構成の磁気誘導式回転位置センサに対
しても同様に適用することができる。
を適用した磁気誘導式回転位置センサについて説明す
る。
本例の磁気誘導式回転位置センサを側方から見た場合の
概略構成図、二次側誘導コイルの配列状態を示す説明
図、および、二次側誘導コイルとハート形の輪郭形状が
備わっている環状磁性板を備えたロータとの配置関係を
示す説明図である。
磁気誘導式回転位置センサ10は、ステータ(コイルボ
ビン)11を有し、当該ステータ11の表面には、同心
円状に等角度間隔で複数本の第1の磁極ピン12(n)
(nは正の整数であり、図示の例ではn=4)が配列さ
れている。これらの第1の磁極ピン12(n)の根元側
には、一次側励磁コイル13(n)が巻き付けられ、そ
れらのピンの先端側には、第1の二次側誘導コイル14
(n)が巻き付けられている。
磁極ピン12(n)の内側あるいは外側(図示の例では
外側)には、同心円状に複数本の第2の磁極ピン15
(m)(mは正の整数であり、図示の例ではm=12)
が配列されている。これらの第2の磁極ピン15(m)
の根元側には、一次側励磁コイル16(m)が巻き付け
られ、それらのピンの先端側には、第2の二次側誘導コ
イル17(m)が巻き付けられている。第1および第2
の磁極ピン12(n)、15(m)は高透磁率、かつ、
低導電率の素材から形成することが望ましい。
14(n)、17(m)に対峙させて、複合ロータ18
が配置されている。この複合ロータ18は、非磁性体か
らなる円板状の保持板19と、この表面に取り付けた環
状磁性板20とからなる複合板である。環状磁性板20
は、ハート形の輪郭形状をしたくり抜き部分20aを備
え、その外周輪郭形状は全体としてはおむすび形をして
いる。
転シャフト21が取付けられており、この回転シャフト
21は回転自在の状態でステータ11に支持されてい
る。
イル14(n)は、前述した図2、3における二次側誘
導コイルと同様であり、単極状態に形成され、ハート形
のくり抜き部分20aによって、ロータ18の回転に伴
って各コイルと環状磁性板20の重なり量がサイン波状
に変化して、サイン波状の誘起電圧が発生するようにな
っている。従って、これらの第1の二次側誘導コイル1
4(n)から得られる誘起電圧に基づき、ロータ1回転
当たり1周期のアブソリュート出力を生成することがで
きる。
の二次誘導コイル17(m)は、図示の例では、12個
配列されており、3極状態とされている。この第2の二
次誘導コイル17(m)において、回転する環状磁性板
19との重なり量の変化に伴って、同一極の二次誘導コ
イルの誘起電圧がサイン波状に変化するように、環状磁
性板20の外周側の輪郭形状20bが設定されている。
この結果、一次側励磁コイル15(m)のサイン波状の
励磁電圧を印加すると、3極の二次誘導コイルからは、
位相が120度ずつずれた3相(X,Y,Z)の誘起電
圧が得られる。これに基づき1回転3周期の回転位置検
出信号を生成することができる。このようにして1回転
多周期の検出信号を得ることにより、センサの分解能を
高めることができる。
と環状磁性板20は線膨張係数が実質的に同一の素材か
ら形成されている。ロータ20は一般に珪素鋼板、パー
マロイから形成され、透磁率が高く、しかも、温度によ
る透磁率変化が小さな素材から形成することが望まし
い。詳細に説明すると、実用温度範囲での温度変化、透
磁率の変化が少ない素材から形成することが望ましい。
スチール等の非磁性金属板とされている。また、保持板
19は、導電性があり、温度による抵抗変化が少ない素
材から形成することが望ましい。
の線膨張係数をロータ20の線膨張係数と実質的に同一
なるように、これらの素材を選択した場合には、従来に
おける線膨張係数の異なる樹脂製ステータと金属製ロー
タ20を用いる場合に比べて、温度変化に伴う検出誤差
の変化を、約1/7に低減できることが確認された。
例において、一次側励磁コイル13(n)、16(m)
の代わりに1個の一次側励磁コイルを配置することもで
きる。この場合には、図2(A)、(B)に示すよう
に、ステータ11の外周側の部分において、二次側誘導
コイル14(n)、17(m)を取り囲むように一次側
励磁コイル21を配置すればよい。
1における一次側励磁コイル21に基づく磁界が1回転
の全周でそれぞれの二次極(二次側誘導コイル14
(n)、17(m))に対して均一に形成される。ま
た、各二次極における磁気結合効率も改善されるので、
全体として、検出精度の向上を期待できる。これに加え
て、一次側誘導コイルを配置するための構造が簡単にな
るという利点もある。
(n)およびロータ20は透磁率が高い素材から形成さ
れている。これらの温度による透磁率変化特性を相互に
補完するような特性とすれば、コイルを交差する磁束量
が温度変化により変動せずに、従って発生信号電圧の変
動も抑制できる。
ンの側を温度上昇に伴って透磁率が増加する素材から形
成し、逆に、ロータの側を温度上昇に伴って透磁率が減
少する素材から形成して、透磁率の合成値がほぼ一定と
なるようにすればよい。一例として、ロータにパーマロ
イを使用し、磁極ピンにフェライトを使用すればよい。
このようにすれば、温度変化に起因する検出誤差を抑制
できる。
を適用した磁気誘導回転式位置センサの別の例を示して
ある。この例は、本発明を、前記の特開平9−5390
9号公報に開示されている磁気誘導回転式位置センサに
適用したものである。
およびIII−III線に沿う断面図である。ステータ
33においては、回転方向に沿って略60度の間隔で分
散して配置された6つの極A、B、C、D、E、Fのそ
れぞれにおいて、2つの2次巻線32As,32Ac;
32Bs,32Bc;32Cs,32Cc;32Ds,
32Dc;32Es,32Ec;32Fs,32Fcが
重複して設けられている。これらの2次巻線は2つのグ
ループを構成しており、第1のグループの2次巻線32
As〜32Fsはサイン相に対応し、第2のグループの
2次巻線32Ac〜32Fcはコサイン相に対応してい
る。
巻線32As〜32Fsは所定の回転位置範囲(この例
では1回転全域)において所望のインダクタンス分布
(この例ではサイン関数に対応する分布)を示すように
それぞれのインダクタンス設定がなされている。同様
に、第2のグループ内における各2次巻線32Ac〜3
2Fcは所定の回転位置範囲(この例では1回転全域)
において所望のインダクタンス分布(この例ではコサイ
ン関数に対応する分布)を示すようにそれぞれのインダ
クタンス設定がなされている。
示す。この例では、各グループのA極の2次巻線32A
s、32Acの配置が、回転位置の原点つまり回転角0
度の位置から略45度離れた角度位置に設定されている
と仮定している。従って、この設定例では、2次巻線の
各極A〜Fの配置は、機械角の45度、105度、16
5度、225度、285度、345度にそれぞれ対応し
ている。各2次巻線のインダクタンスは、該当するイン
ダクタンス分布関数における各巻線の機械的配置角度位
置に対応する値に設置される。
って白抜き丸でプロットした関数値に対応して、サイン
相のグループに対応する各2次巻線32As、32B
s、32Cs、32Ds、32Es、32Fsのインダ
クタンスが設定される。また、コサイン関数に沿って黒
丸でプロットした関数値に対応して、コサイン相のグル
ープに対応する各2次巻線32Ac、32Bc、32C
c、32Dc、32Ec、32Fcのインダクタンスが
設定される。
タンス設定は、周知のようにコイルの巻数を設定するこ
とにより行なえる。従って、この設例の場合、各2次巻
線の基本的なインダクタンス値つまりコイル巻数は下記
の関数値を基に設定されることになる。
の巻き方向を逆にすることにより設定される。従って、
サイン相の2次巻線グループは、順方向巻きの2次巻線
32As、32Bs、32Csからなるサブグループ
と、逆方向巻きの2次巻線32Ds、32Es、32F
sからなるサブグループとからなっているということが
でき、これらの1グループ内の2次巻線は図6に示すよ
うに直列接続されてその誘導出力が合計され、サイン相
の出力信号(交流成分をsinωtとし、検出角度をθ
とすると、sinθsinωt)を出力する。同様に、
コサイン相の2次巻線グループは、順方向巻きの2次巻
線32Ac、32Ec、32Fcからなるサブグループ
と、逆方向巻きの2次巻線32Bc、32Cc、32D
cからなるサブグループとからなっているということが
でき、これらの1グループ内の2次巻線は図6に示すよ
うに直列接続されてその誘導出力が合計され、コサイン
相の出力信号(cosθsinωt)を出力する。
について図3(A)、(B)を参照して説明すると、鉄
あるいはフェライト等からなるピン形状のコア33Pを
1次巻線31A〜31Fの各極及び2次巻線32As〜
32Fs、32Ac〜32Fcの各極A〜F毎に用意
し、それぞれのピン状コア33Pに各1次巻線31A〜
31F及び各極A〜F毎の2次巻線32As〜32F
s、32Ac〜32Fcをセットし、これらの巻線セッ
ト済みピン状コア33Pをステータベース33Bに対し
てネジ33S等の手段によって図3のような所定の配置
で固定する。
ると、ロータ34は、全体として面板状からなってお
り、検出対象の回転運動が伝達される回転軸34Cに取
り付けられた基板34B(ロータ保持板)と、該基板3
4B上に設けられた磁気結合変化部材34A(環状磁性
板)とを含むプラスチック、ステンレススチールなどの
非磁性板からなっているが、導電性があり、温度による
抵抗変化が少ない素材から形成することが望ましい。
が同一であることが望ましい。
材34Aは、その回転位置に応じてステータ33の1次
及び2次巻線間の磁気結合を変化させるものであり、ス
テータ33と線膨張係数が実質的に同一の素材から形成
されている。また、透磁率が高く、しかも、温度による
透磁率変化が少ない素材から形成されている。例えば、
珪素鋼版、パーマロイから形成されている。
て、図3(A)において34A’として示したように、
ステータ33の外周寄りに設けられた1次巻線31A〜
31Fの配列をカバーしうるサイズの真円輪郭を持ち、
その内径輪郭として、図3(A)において4A’’とし
て示したように、偏心した輪郭を持つものであり、すな
わち、中央が偏心して抜かれた、つば状の形状を成して
いる。このロータ34の磁気結合変化部材34Aの内径
の偏心輪郭34A’’は、ステータ33の内周寄りに設
けられた2次巻線配列における各磁極A〜Fの端面に対
する該磁気結合変化部材34Aの対面面積が、ロータ3
4の回転位置に応じて変化する(1回転につき1サイク
ルの変化)ように、適切に形成されている。
〜Fにおける1次−2次巻線間の磁気結合が、ロータ3
4の回転位置に応じて1回転につき1サイクルの割合で
周期関数的に変化する。このようなロータ34の偏倚形
状に基づく磁気結合変化は、レゾルバあるいはその他の
回転検出器で知られるように、機械角で90度ずれた配
置の2つの2次巻線に対して、一方をサイン相とし、他
方をコサイン相とする変化を示すものである。ところ
で、ロータの形状に基づく磁気結合変化のみでは、よほ
どその形状をうまく設計しない限り、理想の関数的変化
を得ることができず、検出精度やリニアリティに難があ
る。これに対して、本例では、所定の回転位置範囲にお
ける各2次巻線32As〜32Fs,32Ac〜32F
cのインダクタンス分布を、所望の理想の関数的変化を
実現するように可変的に設定しているので、容易に検出
精度を上げることができるものである。
各2次巻線32As〜32Fs、32Ac〜32Fcに
おいてはそのロータ回転位置に応じて磁気結合の変化が
生じ、かつ個々の2次巻線32As〜32Fs、32A
c〜32Fcに誘導される電圧レベルは、前記インダク
タンス分布に従うものとなる。この現象を、ステータ3
3の或る一点(例えば原点)を基準にして検討してみる
と、その一点における磁気結合がロータ34の回転位置
の関数として変化するのみならず、各グループのインダ
クタンス分布に応じた誘導電圧レベルがロータ34の回
転位置の関数として各グループ内の2次巻線に生じるこ
とになる。従って、両現象の相加作用若しくは相乗作用
によって、各グループ内の各2次巻線出力を合計した出
力信号は、ロータ34の回転位置の関数として精度の高
い、またリニアリティの良い、信号として得られること
になる。
いても、前述した第1の実施例の場合と同様に、ステー
タ33の線膨張係数をロータ34の線膨張係数と実質的
に同一なるように、これらの素材を選択してあるので、
従来における線膨張係数の異なる樹脂製ステータと金属
製ロータを用いる場合に比べて、検出誤差を大幅に低減
することができる。
結合変化部材34Aの形状のみに依存して回転位置に応
じた誘導係数変化を得るものではないので、ロータ34
における磁気結合変化部材34Aの形状設定や設計、加
工等が容易となり、また、小型化しても十分な検出精度
が得られるものとなる。また、出力信号は、所定の回転
位置範囲における所定のインダクタンス分布に従う各2
次巻線出力の合計として得られるので、一種の平均化が
施されることになり、ステータ及びロータの加工精度や
組立て精度に多少のくるいが仮にあったとしても、平均
化によって、出力誤差が生じにくいものとなり、極めて
良好である。すなわち、組立て、加工の負担を軽減する
ので、高精度でありながら、低コスト化及び小型化を促
進することができる。
式回転位置センサでは、コイルを保持しているステータ
の線膨張係数と、コイルに対峙しているロータの線膨張
係数を実質的に同一としてある。
透磁率変化が少ない素材から形成してある。
れた構成のロータを備えた磁気誘導式回転位置センサに
おいて、保持板の線膨張係数と環状磁性板の線膨張係数
とを実質的に同一としてある。また、ロータ保持板を非
磁性材料から形成してある。これに加えて、ロータ保持
板を、導電性があり、温度による抵抗変化が少ない素材
から形成してある。
転位置センサによれば、温度変化に起因する検出誤差の
発生を抑制することができるので、検出精度を高めるこ
とができる。
型回転位置センサを側方から見た場合の概略構成図、二
次側誘導コイルの配列状態を示す説明図、および、二次
側誘導コイルとハート形の輪郭形状が備わっている磁性
体ロータとの配置関係を示す説明図である。
はその概略構成図であり、(B)は一次側および二次側
コイルの配列状態を示す説明図であり、(C)はロータ
と磁極ピンの透磁率特性の望ましい例を示すグラフであ
る。
サを示す図であり、(A)はその概略正面図であり、
(B)はそのIII−III線で切断した部分を示す概
略断面図である。
のグループについて設定されるインダクタンス分布の例
を示すグラフである。
ルの接続例を示す配線図である。
説明図である。
ある。
抜き部分 20b 磁性体ロータの外周側の輪郭形状 33 ステータ 34 ロータ 34A 磁気結合変化部材(環状磁性板) 34B 基板(保持板) 31A〜31F 一次側励磁コイル 32As〜32Fs、32Ac〜32Fc 二次側誘導
コイル 33P ピン状コア 34C 回転軸
Claims (16)
- 【請求項1】 ステータと、ロータと、前記ステータに
配置された一次側励磁コイルおよび二次側誘導コイルと
を有し、前記ロータは、回転位置に応じて、前記ステー
タの前記一次側励磁コイルおよび二次側誘導コイル間の
磁気結合を変化させるように構成されている磁気誘導式
回転位置センサにおいて、 前記ステータと前記ロータは、実用温度範囲における線
膨張係数が実質的に同一の素材から形成されていること
を特徴とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記ロータは、実用温度範囲における透磁率変化が小さ
な素材から形成されていることを特徴とする磁気誘導式
回転位置センサ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記二次側誘導コイルが巻かれている磁極ピンは、実用
温度範囲における透磁率変化が小さな素材から形成され
ていることを特徴とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記ロータおよび前記磁極ピンの温度に対する透磁率変
化特性は逆となるように設定されていることを特徴とす
る磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のうちの何れかの項に
おいて、 前記ロータは、所定の輪郭形状をした環状磁性板と、こ
の環状磁性板が表面に積層固定されている保持板から構
成されており、 実用温度範囲における前記保持板の線膨張係数は前記環
状磁性板の線膨張係数と実質的に同一であることを特徴
とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記保持板は非磁性材料から形成されていることを特徴
とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項7】 請求項5または6において、 前記保持板は、導電性があり、実用温度範囲における抵
抗変化が少ない素材から形成されていることを特徴とす
る磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項8】 ステータと、ロータと、前記ステータに
配置された一次側励磁コイルおよび二次側誘導コイルと
を有し、前記ロータは、回転位置に応じて、前記ステー
タの前記一次側励磁コイルおよび二次側誘導コイル間の
磁気結合を変化させるように構成されている磁気誘導式
回転位置センサにおいて、 前記ロータは実用温度範囲における透磁率変化が小さな
素材から形成されていることを特徴とする磁気誘導式回
転位置センサ。 - 【請求項9】 請求項8において、 前記二次側誘導コイルが巻かれている磁極ピンは、実用
温度範囲における透磁率変化が小さな素材から形成され
ていることを特徴とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記ロータおよび前記磁極ピンの温度に対する透磁率変
化特性は逆となるように設定されていることを特徴とす
る磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項11】 ステータと、ロータと、前記ステータ
に配置された一次側励磁コイルおよび二次側誘導コイル
とを有し、前記ロータは、回転位置に応じて、前記ステ
ータの前記一次側励磁コイルおよび二次側誘導コイル間
の磁気結合を変化させるように構成されている磁気誘導
式回転位置センサにおいて、 前記ロータは、所定の輪郭形状をした環状磁性板と、こ
の環状磁性板が表面に積層固定されている保持板から構
成されており、 実用温度範囲における前記保持板の線膨張係数は前記環
状磁性板の線膨張係数と実質的に同一であることを特徴
とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項12】 請求項11において、 前記保持板は非磁性材料から形成されていることを特徴
とする磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項13】 請求項11または12において、 前記保持板は、導電性があり、実用温度範囲における抵
抗変化が少ない素材から形成されていることを特徴とす
る磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項14】 請求項1ないし13のうちの何れかの
項において、 所定の回転位置範囲に亘って分散して配置された複数の
前記二次側誘導コイルからなる二次巻線群を少なくとも
一つは含んでおり、当該二次巻線群に含まれている各二
次側誘導コイルは前記所定の回転位置範囲において予め
設定されたインダクタンス分布を示すように、それぞれ
インダクタンス設定がなされており、 前記一次側励磁コイルを少なくとも前記二次巻線群に対
応して1相で励磁することにより得られる当該二次巻線
群に含まれる各二次側誘導コイル出力を合計して、1つ
の出力信号を生成することを特徴とする磁気誘導式回転
位置センサ。 - 【請求項15】 請求項1ないし13のうちの何れかの
項において、 所定の回転位置範囲に亘って予め設定されたインダクタ
ンス分布を示すように、前記一次側励磁コイルおよび二
次側誘導コイルのうちの少なくとも一方が分布巻きされ
た巻線群を少なくとも一つは有していることを特徴とす
る磁気誘導式回転位置センサ。 - 【請求項16】 請求項1ないし13のうちの何れかの
項において、 前記ステータの前記一次側励磁コイルが複数相で励磁さ
れるようになっており、 所定の回転位置範囲に亘って分散して配置された複数の
前記一次側励磁コイルからなる一次巻線群が、各励磁相
に対応した数だけ配置されており、 一つの前記一次巻線群に含まれている各一次側励磁コイ
ルは前記所定の回転位置範囲において予め設定されたイ
ンダクタンス分布を示すようにそれぞれのインダクタン
ス設置がなされており、このインダクタンス分布は各一
次巻線群の間で所定の機械角だけずれていることを特徴
とする磁気誘導式回転位置センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11163326A JP2000352501A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 磁気誘導式回転位置センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11163326A JP2000352501A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 磁気誘導式回転位置センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000352501A true JP2000352501A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15771732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11163326A Pending JP2000352501A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 磁気誘導式回転位置センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000352501A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004068679A1 (ja) * | 2003-01-27 | 2004-08-12 | Hitachi, Ltd. | コントローラ付き電動モータユニット |
WO2007119142A1 (en) * | 2006-04-13 | 2007-10-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Magnetic resolver and method of manufacturing the same |
CN112152394A (zh) * | 2020-10-20 | 2020-12-29 | 上海易仑动力技术有限公司 | 安装有pcb旋转变压器的轮毂电机及其工作方法 |
WO2021079899A1 (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 日本精機株式会社 | 位置検出装置 |
-
1999
- 1999-06-10 JP JP11163326A patent/JP2000352501A/ja active Pending
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JP7537438B2 (ja) | 2019-10-24 | 2024-08-21 | 日本精機株式会社 | 位置検出装置 |
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