JP2000348991A - 電気二重層コンデンサの電極製造方法 - Google Patents
電気二重層コンデンサの電極製造方法Info
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- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の電極素子を積層する際に、帯状のセパレ
ータを精度良く折り返すことができると共に、該セパレ
ータを介して迅速に各電極素子を積層することができ、
作業効率を向上させることができる電気二重層コンデン
サの電極製造方法を提供する。 【解決手段】帯状のセパレータ4に互いに逆方向に折り
曲げられた第1の折目5と第2の折目6とを交互に形成
する折目形成工程を設ける。折目形成工程により両折目
5,6が複数形成されたセパレータ4を、複数の電極素
子2,3が積層される積層位置11に向かって供給する
セパレータ供給工程を設ける。積層位置11に供給され
たセパレータ4の両折目5,6を介して重なるセパレー
タ4の間に電極素子2,3を交互に挿入する電極素子挿
入工程を設ける。
ータを精度良く折り返すことができると共に、該セパレ
ータを介して迅速に各電極素子を積層することができ、
作業効率を向上させることができる電気二重層コンデン
サの電極製造方法を提供する。 【解決手段】帯状のセパレータ4に互いに逆方向に折り
曲げられた第1の折目5と第2の折目6とを交互に形成
する折目形成工程を設ける。折目形成工程により両折目
5,6が複数形成されたセパレータ4を、複数の電極素
子2,3が積層される積層位置11に向かって供給する
セパレータ供給工程を設ける。積層位置11に供給され
たセパレータ4の両折目5,6を介して重なるセパレー
タ4の間に電極素子2,3を交互に挿入する電極素子挿
入工程を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気二重層コンデ
ンサの電極製造方法に関する。
ンサの電極製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気二重層コンデンサは、矩形
板状の複数の電極素子が短冊シート状のセパレータを介
して積層された電極を備えており、該電極の各電極素子
から延出された集電リードを同極毎にまとめて電極端子
に接合した構成となっている。各電極素子は、アルミニ
ウム箔等からなる集電部材と、該集電部材の表面にペー
スト状の活性炭を塗布することによって形成された分極
性電極とによって構成されている。また、前記セパレー
タは紙製シート等の比較的薄く軽量な絶縁性を有するシ
ート材によって形成されている。そして、前記電極を形
成するときには、各電極素子をセパレータを介して1枚
ずつ交互に積層することが行われている。
板状の複数の電極素子が短冊シート状のセパレータを介
して積層された電極を備えており、該電極の各電極素子
から延出された集電リードを同極毎にまとめて電極端子
に接合した構成となっている。各電極素子は、アルミニ
ウム箔等からなる集電部材と、該集電部材の表面にペー
スト状の活性炭を塗布することによって形成された分極
性電極とによって構成されている。また、前記セパレー
タは紙製シート等の比較的薄く軽量な絶縁性を有するシ
ート材によって形成されている。そして、前記電極を形
成するときには、各電極素子をセパレータを介して1枚
ずつ交互に積層することが行われている。
【0003】しかし、各電極素子間にセパレータを介し
て積層された電極は、積層作業の際に崩れやすく、位置
ずれなく所定の積層状態に維持することが困難であり、
積層された各電極素子間に位置ずれが生じた状態で形成
された電極は、コンデンサとしての性能が低下するおそ
れがある。
て積層された電極は、積層作業の際に崩れやすく、位置
ずれなく所定の積層状態に維持することが困難であり、
積層された各電極素子間に位置ずれが生じた状態で形成
された電極は、コンデンサとしての性能が低下するおそ
れがある。
【0004】また、前記セパレータは比較的薄く軽量で
あるために、積層作業の際に外気流等の僅かな外力の影
響を受けて積層位置における位置ずれが生じ易い。更
に、前記電極素子はアルミニウム箔やペースト状の活性
炭といった比較的もろい材料によって構成されているの
で、不用意に衝撃等を与えると損傷するおそれがある。
このため、セパレータや電極素子の積層作業を迅速に行
うことができず、作業効率が悪い不都合があった。
あるために、積層作業の際に外気流等の僅かな外力の影
響を受けて積層位置における位置ずれが生じ易い。更
に、前記電極素子はアルミニウム箔やペースト状の活性
炭といった比較的もろい材料によって構成されているの
で、不用意に衝撃等を与えると損傷するおそれがある。
このため、セパレータや電極素子の積層作業を迅速に行
うことができず、作業効率が悪い不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、各電極素子とセパレータとを位置ずれな
く積層することができ、各電極素子やセパレータの損傷
を防止してしかも効率よく電極を形成することができる
電気二重層コンデンサの電極製造方法を提供することを
目的とする。
て、本発明は、各電極素子とセパレータとを位置ずれな
く積層することができ、各電極素子やセパレータの損傷
を防止してしかも効率よく電極を形成することができる
電気二重層コンデンサの電極製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、陽極電極素子と陰極電極素子とがセパ
レータを介して複数交互に積層された電極を形成する電
気二重層コンデンサの電極製造方法であって、セパレー
タを切断する切断位置に向かって帯状のセパレータを所
定の長さ送出するセパレータ送出工程と、該セパレータ
送出工程によって切断位置に送出されたセパレータを所
定の長さに切断する切断工程と、該切断工程により短冊
状に形成された切断位置のセパレータを吸着保持し、前
記複数の電極素子が積層される積層位置に設けられたト
レー状の位置決めケースに向かって移送した後、セパレ
ータの吸着を解除して該位置決めケース内に載置するセ
パレータ移載工程と、該セパレータ移載工程が行われる
毎に、前記位置決めケースのセパレータ上に陽極電極素
子と陰極電極素子とを交互に載置する電極素子載置工程
とを備え、該電極素子載置工程は、陽極電極素子を位置
決めして積層状態で貯留する陽極電極素子貯留部から最
上層の陽極電極素子を吸着保持して位置決めケースに向
かって移送した後、該陽極電極素子の吸着を解除して該
位置決めケース内に載置する工程と、陰極電極素子を位
置決めして積層状態で貯留する陰極電極素子貯留部から
最上層の陰極電極素子を吸着保持して位置決めケースに
向かって移送した後、該陰極電極素子の吸着を解除して
該位置決めケース内に載置する工程とを備えることを特
徴とする。
めに、本発明は、陽極電極素子と陰極電極素子とがセパ
レータを介して複数交互に積層された電極を形成する電
気二重層コンデンサの電極製造方法であって、セパレー
タを切断する切断位置に向かって帯状のセパレータを所
定の長さ送出するセパレータ送出工程と、該セパレータ
送出工程によって切断位置に送出されたセパレータを所
定の長さに切断する切断工程と、該切断工程により短冊
状に形成された切断位置のセパレータを吸着保持し、前
記複数の電極素子が積層される積層位置に設けられたト
レー状の位置決めケースに向かって移送した後、セパレ
ータの吸着を解除して該位置決めケース内に載置するセ
パレータ移載工程と、該セパレータ移載工程が行われる
毎に、前記位置決めケースのセパレータ上に陽極電極素
子と陰極電極素子とを交互に載置する電極素子載置工程
とを備え、該電極素子載置工程は、陽極電極素子を位置
決めして積層状態で貯留する陽極電極素子貯留部から最
上層の陽極電極素子を吸着保持して位置決めケースに向
かって移送した後、該陽極電極素子の吸着を解除して該
位置決めケース内に載置する工程と、陰極電極素子を位
置決めして積層状態で貯留する陰極電極素子貯留部から
最上層の陰極電極素子を吸着保持して位置決めケースに
向かって移送した後、該陰極電極素子の吸着を解除して
該位置決めケース内に載置する工程とを備えることを特
徴とする。
【0007】本発明によれば、先ず、前記セパレータ送
出工程によって帯状のセパレータを所定の長さずつ切断
位置に送り出し、該切断位置に送り出された所定の長さ
分だけ前記切断工程により切断する。これにより、帯状
のセパレータを供給しつつ短冊状に切断されたセパレー
タを容易に得ることができる。続いて、前記セパレータ
移載工程により、切断されたセパレータを吸着保持して
切断位置から前記積層位置に設けられた位置決めケース
内に移載する。これにより、セパレータを一枚ずつ確実
に保持して前記位置決めケースに移載することができ、
また、前記切断工程に連続して位置決めケースへの移載
を行うことができるので、セパレータの積層を迅速に行
うことができる。また、積層位置に前記位置決めケース
が設けられていることにより、セパレータを積層位置に
正確に供給することが容易に行える。
出工程によって帯状のセパレータを所定の長さずつ切断
位置に送り出し、該切断位置に送り出された所定の長さ
分だけ前記切断工程により切断する。これにより、帯状
のセパレータを供給しつつ短冊状に切断されたセパレー
タを容易に得ることができる。続いて、前記セパレータ
移載工程により、切断されたセパレータを吸着保持して
切断位置から前記積層位置に設けられた位置決めケース
内に移載する。これにより、セパレータを一枚ずつ確実
に保持して前記位置決めケースに移載することができ、
また、前記切断工程に連続して位置決めケースへの移載
を行うことができるので、セパレータの積層を迅速に行
うことができる。また、積層位置に前記位置決めケース
が設けられていることにより、セパレータを積層位置に
正確に供給することが容易に行える。
【0008】次いで、前記電極素子載置工程の一つ目の
工程である陽極電極素子の載置工程が行われ、その後、
前記セパレータ移載工程に続いて前記電極素子載置工程
の二つ目の工程である陰極電極素子の載置工程が行われ
る。即ち、陽極電極素子の載置工程においては、先ず、
陽極電極素子貯留部から陽極電極素子を吸着保持する。
陽極電極素子貯留部は位置決めした状態で陽極電極素子
を貯留しているので、保持する際の陽極電極素子の姿勢
を一定に維持することができ、精度の高い陽極電極素子
の吸着保持を行うことができる。このとき、陽極電極素
子を吸着によって保持するので、陽極電極素子を損傷す
ることなく迅速に保持することができる。次いで、該陽
極電極素子を吸着保持した状態で前記位置決めケースに
向かって移送し、前記位置決めケースにおいて該陽極電
極素子の吸着を解除して該位置決めケース内に載置す
る。このときにも、該位置決めケースに陽極電極素子を
収容することによって、陽極電極素子を正確な位置に移
載し積層することができる。また、該位置決めケースに
よる陽極電極素子の周囲の規制により積層された各電極
素子及びセパレータの崩れを確実に防止することがで
き、各電極素子とセパレータとを位置ずれなく積層する
ことができる。
工程である陽極電極素子の載置工程が行われ、その後、
前記セパレータ移載工程に続いて前記電極素子載置工程
の二つ目の工程である陰極電極素子の載置工程が行われ
る。即ち、陽極電極素子の載置工程においては、先ず、
陽極電極素子貯留部から陽極電極素子を吸着保持する。
陽極電極素子貯留部は位置決めした状態で陽極電極素子
を貯留しているので、保持する際の陽極電極素子の姿勢
を一定に維持することができ、精度の高い陽極電極素子
の吸着保持を行うことができる。このとき、陽極電極素
子を吸着によって保持するので、陽極電極素子を損傷す
ることなく迅速に保持することができる。次いで、該陽
極電極素子を吸着保持した状態で前記位置決めケースに
向かって移送し、前記位置決めケースにおいて該陽極電
極素子の吸着を解除して該位置決めケース内に載置す
る。このときにも、該位置決めケースに陽極電極素子を
収容することによって、陽極電極素子を正確な位置に移
載し積層することができる。また、該位置決めケースに
よる陽極電極素子の周囲の規制により積層された各電極
素子及びセパレータの崩れを確実に防止することがで
き、各電極素子とセパレータとを位置ずれなく積層する
ことができる。
【0009】陰極電極素子の載置工程においても前記陽
極電極素子の載置工程と同様にして陰極電極素子を吸着
保持して位置決めケース内に載置する。そして、このよ
うに前記セパレータ移載工程を介しつつ陽極電極素子の
載置工程と陰極電極素子の載置工程とを交互に行うこと
によって、正確に各電極素子を積層して迅速に電極を形
成することができ、作業効率を向上させることができ
る。
極電極素子の載置工程と同様にして陰極電極素子を吸着
保持して位置決めケース内に載置する。そして、このよ
うに前記セパレータ移載工程を介しつつ陽極電極素子の
載置工程と陰極電極素子の載置工程とを交互に行うこと
によって、正確に各電極素子を積層して迅速に電極を形
成することができ、作業効率を向上させることができ
る。
【0010】また、本発明において、前記電極素子載置
工程における陽極電極素子の移載工程は、陽極電極素子
を吸着保持した状態で前記位置決めケース内に向かって
下降し、該位置決めケース内のセパレータに突き当たっ
たとき、陽極電極素子の吸着を解除して上昇する陽極電
極素子保持手段により行われ、前記電極素子載置工程に
おける陰極電極素子の移載工程は、陰極電極素子を吸着
保持した状態で前記位置決めケース内に向かって下降
し、該位置決めケース内のセパレータに突き当たったと
き、陰極電極素子の吸着を解除して上昇する陰極電極素
子保持手段により行われ、各電極素子保持手段は、前記
位置決めケースに向かって下降して該位置決めケース内
のセパレータに当接するまでの下降距離を検出する下降
距離検出手段を備えることを特徴とする。
工程における陽極電極素子の移載工程は、陽極電極素子
を吸着保持した状態で前記位置決めケース内に向かって
下降し、該位置決めケース内のセパレータに突き当たっ
たとき、陽極電極素子の吸着を解除して上昇する陽極電
極素子保持手段により行われ、前記電極素子載置工程に
おける陰極電極素子の移載工程は、陰極電極素子を吸着
保持した状態で前記位置決めケース内に向かって下降
し、該位置決めケース内のセパレータに突き当たったと
き、陰極電極素子の吸着を解除して上昇する陰極電極素
子保持手段により行われ、各電極素子保持手段は、前記
位置決めケースに向かって下降して該位置決めケース内
のセパレータに当接するまでの下降距離を検出する下降
距離検出手段を備えることを特徴とする。
【0011】前記位置決めケース内においては、前記セ
パレータ移載工程及び電極素子載置工程によって各電極
素子の積層枚数が徐々に増加する。このとき、電極素子
載置工程による電極素子の移載回数を計数すれば、位置
決めケース内における電極素子の積層枚数を確認するこ
とができ、各電極素子及びセパレータの厚み寸法から位
置決めケース内における最上層の高さの予測値が得られ
る。
パレータ移載工程及び電極素子載置工程によって各電極
素子の積層枚数が徐々に増加する。このとき、電極素子
載置工程による電極素子の移載回数を計数すれば、位置
決めケース内における電極素子の積層枚数を確認するこ
とができ、各電極素子及びセパレータの厚み寸法から位
置決めケース内における最上層の高さの予測値が得られ
る。
【0012】しかし、例えば、電極素子載置工程等を行
っている最中や電極素子の製造時において電極素子が二
つ折りにされた状態で供給され、或いは、保持手段によ
って保持された電極素子が移送中に脱落した場合には、
品質の高い電極を得ることができないおそれがある。
っている最中や電極素子の製造時において電極素子が二
つ折りにされた状態で供給され、或いは、保持手段によ
って保持された電極素子が移送中に脱落した場合には、
品質の高い電極を得ることができないおそれがある。
【0013】そこで、本発明においては、前記下降距離
検出手段を設けて前記陽極電極素子保持手段及び前記陰
極電極素子保持手段の夫々の下降距離を検出することに
より、位置決めケース内における最上層の実際の高さを
確認することができる。これにより、電極素子載置工程
による電極素子の移載回数による位置決めケース内にお
ける最上層の高さ寸法の予測値と、下降距離検出手段の
検出に基づく実際の高さ寸法とを容易に比較することが
でき、このとき比較された結果、両寸法が異なる場合に
は積層状態の不良を確認することができる。そして、こ
れによって、電極素子の積層不良による電極の品質低下
を未然に防ぐことができる。
検出手段を設けて前記陽極電極素子保持手段及び前記陰
極電極素子保持手段の夫々の下降距離を検出することに
より、位置決めケース内における最上層の実際の高さを
確認することができる。これにより、電極素子載置工程
による電極素子の移載回数による位置決めケース内にお
ける最上層の高さ寸法の予測値と、下降距離検出手段の
検出に基づく実際の高さ寸法とを容易に比較することが
でき、このとき比較された結果、両寸法が異なる場合に
は積層状態の不良を確認することができる。そして、こ
れによって、電極素子の積層不良による電極の品質低下
を未然に防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本実施形態の装置の概略構成を示
す説明図、図2(a)はセパレータ吸着パッドの底面
図、図2(b)は電極素子吸着パッドの底面図、図3は
電極素子保持手段の要部を断面視した説明図、図4は本
実施装置による電極の製造作業を示す説明図、図5は本
実施装置によるセパレータの移載工程を示す説明図、図
6は本実施装置による電極素子の移載工程を示す説明図
である。
いて説明する。図1は本実施形態の装置の概略構成を示
す説明図、図2(a)はセパレータ吸着パッドの底面
図、図2(b)は電極素子吸着パッドの底面図、図3は
電極素子保持手段の要部を断面視した説明図、図4は本
実施装置による電極の製造作業を示す説明図、図5は本
実施装置によるセパレータの移載工程を示す説明図、図
6は本実施装置による電極素子の移載工程を示す説明図
である。
【0015】図1に示す本実施装置1は、図示しない電
気二重層コンデンサの電極を形成するためものであり、
図中2はセパレータ供給手段、3はセパレータ移載手
段、4は陽極電極素子移載手段、5は陰極電極素子移載
手段を示している。また、6は長尺帯状のセパレータが
巻回されたセパレータロール、7は複数の陽極電極素子
8を積み重ねて位置決めした状態で貯留する陽極電極素
子貯留ケース、9は複数の陰極電極素子10を積み重ね
て位置決めした状態で貯留する陰極電極素子貯留ケー
ス、11は陽極電極素子貯留ケース7と陰極電極素子貯
留ケース9との中央位置に設けられて陽極電極素子8と
陰極電極素子10とが短冊状のセパレータ12を介して
交互に積層されるトレー状の位置決めケースである。
気二重層コンデンサの電極を形成するためものであり、
図中2はセパレータ供給手段、3はセパレータ移載手
段、4は陽極電極素子移載手段、5は陰極電極素子移載
手段を示している。また、6は長尺帯状のセパレータが
巻回されたセパレータロール、7は複数の陽極電極素子
8を積み重ねて位置決めした状態で貯留する陽極電極素
子貯留ケース、9は複数の陰極電極素子10を積み重ね
て位置決めした状態で貯留する陰極電極素子貯留ケー
ス、11は陽極電極素子貯留ケース7と陰極電極素子貯
留ケース9との中央位置に設けられて陽極電極素子8と
陰極電極素子10とが短冊状のセパレータ12を介して
交互に積層されるトレー状の位置決めケースである。
【0016】図1に示すように、前記セパレータ供給手
段2は、前記セパレータロール6を回転自在に備え、該
セパレータロール6から引き出した帯状のセパレータ1
2に張力を付与するテンションローラ13と、該テンシ
ョンローラ13の下流側に設けられた供給ローラ14と
を備えている。該供給ローラ14は、図示しない駆動モ
ータにより回転駆動され、セパレータロール6から引き
出した帯状のセパレータ12を、その下流の切断テーブ
ル15上に供給する。また、該供給ローラ14は、帯状
のセパレータ12を所定の長さ毎に間欠的にセパレータ
ロール6から引き出して前記切断テーブル15上に供給
する。
段2は、前記セパレータロール6を回転自在に備え、該
セパレータロール6から引き出した帯状のセパレータ1
2に張力を付与するテンションローラ13と、該テンシ
ョンローラ13の下流側に設けられた供給ローラ14と
を備えている。該供給ローラ14は、図示しない駆動モ
ータにより回転駆動され、セパレータロール6から引き
出した帯状のセパレータ12を、その下流の切断テーブ
ル15上に供給する。また、該供給ローラ14は、帯状
のセパレータ12を所定の長さ毎に間欠的にセパレータ
ロール6から引き出して前記切断テーブル15上に供給
する。
【0017】前記セパレータ移載手段3は、前記切断テ
ーブル15の上方位置に設けられており、該切断テーブ
ル15から前記位置決めケース11に亘って延設された
レール16を備えている(該レール16は図1において
紙面の裏面側から表面側に向かって延びている)。該レ
ール16には、該レール16に沿って摺動自在の摺動部
材17を介してセパレータ吸着パッド18が支持されて
いる。該摺動部材17は図示しないシリンダによってレ
ール16に沿って摺動される。
ーブル15の上方位置に設けられており、該切断テーブ
ル15から前記位置決めケース11に亘って延設された
レール16を備えている(該レール16は図1において
紙面の裏面側から表面側に向かって延びている)。該レ
ール16には、該レール16に沿って摺動自在の摺動部
材17を介してセパレータ吸着パッド18が支持されて
いる。該摺動部材17は図示しないシリンダによってレ
ール16に沿って摺動される。
【0018】また、該レール16は、装置台座18に立
設された案内ロッド19(下半部は図示省略)に沿って
昇降自在の昇降支持板20に支持されている。該昇降支
持板20は案内ロッド19に平行して延設されたボール
ネジ21(下半部は図示省略)に螺合され、該ボールネ
ジ21の回転によって該昇降支持板20の昇降が行われ
る。該ボールネジ21は支持フレーム22に支持された
駆動モータ23に一対のプーリ24,25とベルト26
とを介して連結されている。
設された案内ロッド19(下半部は図示省略)に沿って
昇降自在の昇降支持板20に支持されている。該昇降支
持板20は案内ロッド19に平行して延設されたボール
ネジ21(下半部は図示省略)に螺合され、該ボールネ
ジ21の回転によって該昇降支持板20の昇降が行われ
る。該ボールネジ21は支持フレーム22に支持された
駆動モータ23に一対のプーリ24,25とベルト26
とを介して連結されている。
【0019】前記セパレータ吸着パッド18は、その一
側壁(供給ローラ14側の側壁)に図示しないカッタを
備えている。該セパレータ吸着パッド18は、前記レー
ル16が昇降支持板20を介して下降されたときに切断
テーブル15に圧接され、このとき、該カッタが切断テ
ーブル15のセパレータ12を短冊状に切断する。
側壁(供給ローラ14側の側壁)に図示しないカッタを
備えている。該セパレータ吸着パッド18は、前記レー
ル16が昇降支持板20を介して下降されたときに切断
テーブル15に圧接され、このとき、該カッタが切断テ
ーブル15のセパレータ12を短冊状に切断する。
【0020】また、該セパレータ吸着パッド18は、図
2(a)に底面を示すように、矢示した移動方向(前記
位置決めケース11に向かう方向)の先端側に一対の吸
引口27を備えている。両吸引口27は底面側において
連通溝28によって連通され、両吸引口27の基端部に
は図示しない吸引手段が接続されている。これにより、
切断されたセパレータ12は連通溝28を介して両吸引
口17から吸引されるエアによって該セパレータ吸着パ
ッド18に吸着保持される。このとき、両吸引口27及
び連通溝28が該セパレータ吸着パッド18の先端側に
のみ設けられていることによって、詳しくは後述する
が、図5(b)に示すように、該セパレータ吸着パッド
18に吸着されたセパレータ12は、その先端部が吸着
され、摺動部材17を介してセパレータ吸着パッド18
がレール16に沿って移動する際には、該セパレータ1
2の後端部を引きずった状態で移送される。
2(a)に底面を示すように、矢示した移動方向(前記
位置決めケース11に向かう方向)の先端側に一対の吸
引口27を備えている。両吸引口27は底面側において
連通溝28によって連通され、両吸引口27の基端部に
は図示しない吸引手段が接続されている。これにより、
切断されたセパレータ12は連通溝28を介して両吸引
口17から吸引されるエアによって該セパレータ吸着パ
ッド18に吸着保持される。このとき、両吸引口27及
び連通溝28が該セパレータ吸着パッド18の先端側に
のみ設けられていることによって、詳しくは後述する
が、図5(b)に示すように、該セパレータ吸着パッド
18に吸着されたセパレータ12は、その先端部が吸着
され、摺動部材17を介してセパレータ吸着パッド18
がレール16に沿って移動する際には、該セパレータ1
2の後端部を引きずった状態で移送される。
【0021】前記陽極電極素子移載手段4は、図1に示
すように、陽極電極素子8を保持する電極素子保持手段
29と、該電極素子保持手段29を昇降させる昇降手段
30と、該電極素子保持手段29を進退させる進退手段
31とによって構成されている。
すように、陽極電極素子8を保持する電極素子保持手段
29と、該電極素子保持手段29を昇降させる昇降手段
30と、該電極素子保持手段29を進退させる進退手段
31とによって構成されている。
【0022】前記昇降手段30は、台座32に立設され
た案内ロッド33に沿って昇降自在の昇降フレーム34
と、該昇降フレーム34に螺合するボールネジ35と、
該ボールネジ35を回転駆動することによって昇降フレ
ーム34を昇降させるモータ36とを備えている。な
お、該モータ36には、図示しないが、ボールネジ35
の駆動回転数から昇降フレーム34の昇降距離を検出す
る昇降距離検出手段が設けられている。
た案内ロッド33に沿って昇降自在の昇降フレーム34
と、該昇降フレーム34に螺合するボールネジ35と、
該ボールネジ35を回転駆動することによって昇降フレ
ーム34を昇降させるモータ36とを備えている。な
お、該モータ36には、図示しないが、ボールネジ35
の駆動回転数から昇降フレーム34の昇降距離を検出す
る昇降距離検出手段が設けられている。
【0023】また、前記進退手段31は前記昇降フレー
ム34に設けられており、前記位置決めケース11に向
かって進退する進退ロッド37と、該進退ロッド37を
進退させる図示しないシリンダとを備えている。該進退
ロッド37の先端には前記電極素子保持手段29が連結
されている。
ム34に設けられており、前記位置決めケース11に向
かって進退する進退ロッド37と、該進退ロッド37を
進退させる図示しないシリンダとを備えている。該進退
ロッド37の先端には前記電極素子保持手段29が連結
されている。
【0024】該電極素子保持手段29は、前記進退ロッ
ド37に連結された支持部材38に支持されて、陽極電
極素子8を吸着保持する電極素子吸着パッド39を備え
ている。該電極素子吸着パッド39は、図2(b)に底
面を示すように、複数の吸引口40を備えている。各吸
引口40は底面側において連通溝41によって連通さ
れ、両吸引口40の基端部には図示しない吸引手段が接
続されている。これにより、電極素子吸着パッド39
は、連通溝41を介して各吸引口40から吸引されるエ
アによって陽極電極素子8を吸着保持し、陽極電極素子
8を損傷させることなく確実に保持することができる。
更に、該電極素子吸着パッド39は、図3に示すよう
に、複数の案内ピン42を介して支持部材38に吊設状
態で支持され、バネ43によって下方に付勢されてい
る。これによって、図1において、例えば、前記昇降フ
レーム34が下降され、前記陽極電極素子貯留ケース7
内の陽極電極素子8に該電極素子吸着パッド39が当接
したとき等に、該電極素子吸着パッド39が弾発的に上
昇し、該電極素子吸着パッド39が当接されたことによ
る陽極電極素子8の損傷を確実に防止することができ
る。更に、このとき、図3に仮想線で示すように、電極
素子吸着パッド39の上方への移動によって案内ピン4
2が支持部材38上に突出する。該支持部材38には、
このとき突出した案内ピン42を検出することによって
電極素子吸着パッド39の下降が規制されたことを検出
する下降端センサ44が設けられている。
ド37に連結された支持部材38に支持されて、陽極電
極素子8を吸着保持する電極素子吸着パッド39を備え
ている。該電極素子吸着パッド39は、図2(b)に底
面を示すように、複数の吸引口40を備えている。各吸
引口40は底面側において連通溝41によって連通さ
れ、両吸引口40の基端部には図示しない吸引手段が接
続されている。これにより、電極素子吸着パッド39
は、連通溝41を介して各吸引口40から吸引されるエ
アによって陽極電極素子8を吸着保持し、陽極電極素子
8を損傷させることなく確実に保持することができる。
更に、該電極素子吸着パッド39は、図3に示すよう
に、複数の案内ピン42を介して支持部材38に吊設状
態で支持され、バネ43によって下方に付勢されてい
る。これによって、図1において、例えば、前記昇降フ
レーム34が下降され、前記陽極電極素子貯留ケース7
内の陽極電極素子8に該電極素子吸着パッド39が当接
したとき等に、該電極素子吸着パッド39が弾発的に上
昇し、該電極素子吸着パッド39が当接されたことによ
る陽極電極素子8の損傷を確実に防止することができ
る。更に、このとき、図3に仮想線で示すように、電極
素子吸着パッド39の上方への移動によって案内ピン4
2が支持部材38上に突出する。該支持部材38には、
このとき突出した案内ピン42を検出することによって
電極素子吸着パッド39の下降が規制されたことを検出
する下降端センサ44が設けられている。
【0025】前記陰極電極素子移載手段5は、図1に示
すように、前述した陽極電極素子移載手段4と左右対称
であって該陽極電極素子移載手段4と同様の構成である
ので同一の符号を付して説明を省略する。
すように、前述した陽極電極素子移載手段4と左右対称
であって該陽極電極素子移載手段4と同様の構成である
ので同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】次に、本実施装置1による各電極素子8,
10の積層作業を説明する。先ず、図1及び図4を参照
して本実施装置1による積層作業の流れを簡単に説明す
れば、先ず、前記セパレータ供給手段2の供給ローラ1
4によって長尺帯状のセパレータ12を所定の長さ送り
出すセパレータ送出工程が行われる。次いで、前記セパ
レータ移載手段3のセパレータ吸着パッド18が下降さ
れ、供給ローラ14によって所定の長さだけ送り出され
たセパレータ12を短冊状に切断する切断工程が行われ
る。このように、供給ローラ14が所定の長さにセパレ
ータ12を送り出すので、切断工程ではセパレータ吸着
パッド18を下降させるだけで短冊状に切断された所定
形状のセパレータ12を得ることができる。続いて、セ
パレータ吸着パッド18が下降した状態を維持して切断
されたセパレータ12を吸着保持し、更に、該セパレー
タ吸着パッド18の移動によってセパレータ12を前記
位置決めケース11内に載置するセパレータ移載工程が
行われる。
10の積層作業を説明する。先ず、図1及び図4を参照
して本実施装置1による積層作業の流れを簡単に説明す
れば、先ず、前記セパレータ供給手段2の供給ローラ1
4によって長尺帯状のセパレータ12を所定の長さ送り
出すセパレータ送出工程が行われる。次いで、前記セパ
レータ移載手段3のセパレータ吸着パッド18が下降さ
れ、供給ローラ14によって所定の長さだけ送り出され
たセパレータ12を短冊状に切断する切断工程が行われ
る。このように、供給ローラ14が所定の長さにセパレ
ータ12を送り出すので、切断工程ではセパレータ吸着
パッド18を下降させるだけで短冊状に切断された所定
形状のセパレータ12を得ることができる。続いて、セ
パレータ吸着パッド18が下降した状態を維持して切断
されたセパレータ12を吸着保持し、更に、該セパレー
タ吸着パッド18の移動によってセパレータ12を前記
位置決めケース11内に載置するセパレータ移載工程が
行われる。
【0027】次いで、陽極電極素子移載手段4の昇降フ
レーム34の下降により電極素子吸着パッド39が陽極
電極素子貯留ケース7内の最上層の陽極電極素子8を吸
着保持し、更に、前記進退手段31によって該陽極電極
素子8を位置決めケース11に向かって移送した後、該
陽極電極素子8を前記位置決めケース11内に載置する
陽極電極素子載置工程が行われる。これにより、前記位
置決めケース11内のセパレータ12上に陽極電極素子
8が載置される。
レーム34の下降により電極素子吸着パッド39が陽極
電極素子貯留ケース7内の最上層の陽極電極素子8を吸
着保持し、更に、前記進退手段31によって該陽極電極
素子8を位置決めケース11に向かって移送した後、該
陽極電極素子8を前記位置決めケース11内に載置する
陽極電極素子載置工程が行われる。これにより、前記位
置決めケース11内のセパレータ12上に陽極電極素子
8が載置される。
【0028】続いて、前述のセパレータ送出工程、切断
工程、及びセパレータ移載工程が行われ、前記位置決め
ケース11内の陽極電極素子8上にセパレータ12が載
置される。次いで、陰極電極素子移載手段5の電極素子
吸着パッド39が陰極電極素子貯留ケース9内の最上層
の陰極電極素子10を吸着保持し、位置決めケース11
に向かって移送した後、該陰極電極素子10を前記位置
決めケース11内に載置する陰極電極素子載置工程が行
われる。これにより、前記位置決めケース11内のセパ
レータ12上に陰極電極素子10が載置される。
工程、及びセパレータ移載工程が行われ、前記位置決め
ケース11内の陽極電極素子8上にセパレータ12が載
置される。次いで、陰極電極素子移載手段5の電極素子
吸着パッド39が陰極電極素子貯留ケース9内の最上層
の陰極電極素子10を吸着保持し、位置決めケース11
に向かって移送した後、該陰極電極素子10を前記位置
決めケース11内に載置する陰極電極素子載置工程が行
われる。これにより、前記位置決めケース11内のセパ
レータ12上に陰極電極素子10が載置される。
【0029】そして、以上の各工程を上述した通りに繰
り返し行うことによって位置決めケース11の内部に位
置決めされて崩れが確実に防止された状態で複数の陽極
電極素子8と複数の陰極電極素子10とがセパレータ1
2を介して積層され、電気二重層コンデンサの電極が形
成される。
り返し行うことによって位置決めケース11の内部に位
置決めされて崩れが確実に防止された状態で複数の陽極
電極素子8と複数の陰極電極素子10とがセパレータ1
2を介して積層され、電気二重層コンデンサの電極が形
成される。
【0030】次に、前記セパレータ移載工程及び前記陽
極電極素子載置工程についで更に詳しく説明する。な
お、前記陰極電極素子載置工程については、陽極電極素
子載置工程と同様にして行われるので、以下に陽極電極
素子載置工程についての説明をを述べることによって陰
極電極素子載置工程の説明を省略する。
極電極素子載置工程についで更に詳しく説明する。な
お、前記陰極電極素子載置工程については、陽極電極素
子載置工程と同様にして行われるので、以下に陽極電極
素子載置工程についての説明をを述べることによって陰
極電極素子載置工程の説明を省略する。
【0031】前記セパレータ移載工程においては、図5
(a)に示すように、昇降支持板20の下降により、セ
パレータ吸着パッド18が切断テーブル15に圧接され
る。このとき前記切断工程が行われ、長尺帯状のセパレ
ータ12が短冊状に切断される。同時に、セパレータ吸
着パッド18がセパレータ12を吸着する。 次いで、
図5(b)に示すように、昇降支持板20の上昇によ
り、セパレータ吸着パッド18が上昇する。これに伴っ
て、セパレータ12は、後端部が切断テーブル15に接
した状態で、セパレータ吸着パッド18により吸着され
た先端側のみが上昇する。
(a)に示すように、昇降支持板20の下降により、セ
パレータ吸着パッド18が切断テーブル15に圧接され
る。このとき前記切断工程が行われ、長尺帯状のセパレ
ータ12が短冊状に切断される。同時に、セパレータ吸
着パッド18がセパレータ12を吸着する。 次いで、
図5(b)に示すように、昇降支持板20の上昇によ
り、セパレータ吸着パッド18が上昇する。これに伴っ
て、セパレータ12は、後端部が切断テーブル15に接
した状態で、セパレータ吸着パッド18により吸着され
た先端側のみが上昇する。
【0032】続いて、摺動部材17が図示しないシリン
ダによってレール16に沿って摺動し、位置決めケース
11の上方位置にセパレータ12を移送する。そして、
位置決めケース11の上方位置においてセパレータ吸着
パッド18によるセパレータ12の吸着を解除する。該
セパレータ12は、セパレータ吸着パッド18による吸
着が解除されたことで、位置決めケース11内に載置さ
れる。この工程においては、前述したように、セパレー
タ12は先端部がセパレータ吸着パッド18に吸着さ
れ、該セパレータ12の後端部が垂れ下がった状態で移
送される。従って、セパレータ吸着パッド18が位置決
めケース11の上方に位置したときに、セパレータ吸着
パッド18が吸着を解除するに先立ってセパレータ12
の後端部が位置決めケース11に収容されて位置決め状
態となる。これによって、セパレータ吸着パッド18の
吸着が解除されたとき、既に位置決めされているセパレ
ータ12の後端部によりその先端部も正確に位置決めケ
ース11内に落下する。
ダによってレール16に沿って摺動し、位置決めケース
11の上方位置にセパレータ12を移送する。そして、
位置決めケース11の上方位置においてセパレータ吸着
パッド18によるセパレータ12の吸着を解除する。該
セパレータ12は、セパレータ吸着パッド18による吸
着が解除されたことで、位置決めケース11内に載置さ
れる。この工程においては、前述したように、セパレー
タ12は先端部がセパレータ吸着パッド18に吸着さ
れ、該セパレータ12の後端部が垂れ下がった状態で移
送される。従って、セパレータ吸着パッド18が位置決
めケース11の上方に位置したときに、セパレータ吸着
パッド18が吸着を解除するに先立ってセパレータ12
の後端部が位置決めケース11に収容されて位置決め状
態となる。これによって、セパレータ吸着パッド18の
吸着が解除されたとき、既に位置決めされているセパレ
ータ12の後端部によりその先端部も正確に位置決めケ
ース11内に落下する。
【0033】前記陽極電極素子載置工程においては、図
6(a)に示すように、昇降手段30のモータ36によ
りボールネジ35を回転させ、昇降フレーム34を下降
させることによって電極素子吸着パッド39を下降させ
る。これによって、電極素子吸着パッド39をにより陽
極電極素子貯留ケース7の最上層の陽極電極素子8を吸
着する。このとき、図3に示すように、下降された電極
素子吸着パッド39は、陽極電極素子貯留ケース7の最
上層の陽極電極素子8に当接したところで、バネ43を
弾発的に収縮させ、陽極電極素子8への当接時の衝撃を
緩和する。これによって、陽極電極素子8の損傷が防止
される。また、電極素子吸着パッド39が陽極電極素子
8に当接したとき、案内ピン42の上方への突出を前記
下降端センサ44が検出し、これに応じて昇降フレーム
34が下降を停止し上昇する。そして昇降フレーム34
の上昇に伴って、図6(a)に示すように、陽極電極素
子8を吸着した状態の電極素子吸着パッド39が上昇さ
れる。
6(a)に示すように、昇降手段30のモータ36によ
りボールネジ35を回転させ、昇降フレーム34を下降
させることによって電極素子吸着パッド39を下降させ
る。これによって、電極素子吸着パッド39をにより陽
極電極素子貯留ケース7の最上層の陽極電極素子8を吸
着する。このとき、図3に示すように、下降された電極
素子吸着パッド39は、陽極電極素子貯留ケース7の最
上層の陽極電極素子8に当接したところで、バネ43を
弾発的に収縮させ、陽極電極素子8への当接時の衝撃を
緩和する。これによって、陽極電極素子8の損傷が防止
される。また、電極素子吸着パッド39が陽極電極素子
8に当接したとき、案内ピン42の上方への突出を前記
下降端センサ44が検出し、これに応じて昇降フレーム
34が下降を停止し上昇する。そして昇降フレーム34
の上昇に伴って、図6(a)に示すように、陽極電極素
子8を吸着した状態の電極素子吸着パッド39が上昇さ
れる。
【0034】次いで、図6(b)に示すように、進退手
段31の進退ロッド37が位置決めケース11に向かっ
て延出され、更に、位置決めケース11上に電極素子吸
着パッド39が位置したとき、昇降フレーム34の下降
により電極素子吸着パッド39が下降される。該位置決
めケース11の内部には、前述したセパレータ移載工程
によりセパレータ12が載置されており、電極素子吸着
パッド39に保持された陽極電極素子8は該電極素子吸
着パッド39の下降によって位置決めケース11内の最
上層に載置されたセパレータ12に当接する。このと
き、図3に示すように、下降された電極素子吸着パッド
39は、位置決めケース11の最上層のセパレータ12
に当接したところで、バネ43を弾発的に収縮させこの
ときの当接による衝撃を緩和する。これによって、陽極
電極素子8や、既に積層されている他の電極素子の損傷
が防止される。また、電極素子吸着パッド39に保持さ
れた陽極電極素子8が位置決めケース11内のセパレー
タ12上に当接したとき、案内ピン42の上方への突出
を前記下降端センサ44が検出する。このときの検出に
応じて電極素子吸着パッド39の吸着が解除され昇降フ
レーム34の上昇によって位置決めケース11内から電
極素子吸着パッド39が脱出する。
段31の進退ロッド37が位置決めケース11に向かっ
て延出され、更に、位置決めケース11上に電極素子吸
着パッド39が位置したとき、昇降フレーム34の下降
により電極素子吸着パッド39が下降される。該位置決
めケース11の内部には、前述したセパレータ移載工程
によりセパレータ12が載置されており、電極素子吸着
パッド39に保持された陽極電極素子8は該電極素子吸
着パッド39の下降によって位置決めケース11内の最
上層に載置されたセパレータ12に当接する。このと
き、図3に示すように、下降された電極素子吸着パッド
39は、位置決めケース11の最上層のセパレータ12
に当接したところで、バネ43を弾発的に収縮させこの
ときの当接による衝撃を緩和する。これによって、陽極
電極素子8や、既に積層されている他の電極素子の損傷
が防止される。また、電極素子吸着パッド39に保持さ
れた陽極電極素子8が位置決めケース11内のセパレー
タ12上に当接したとき、案内ピン42の上方への突出
を前記下降端センサ44が検出する。このときの検出に
応じて電極素子吸着パッド39の吸着が解除され昇降フ
レーム34の上昇によって位置決めケース11内から電
極素子吸着パッド39が脱出する。
【0035】更に、前述したように前記昇降手段30の
モータ36は図示しない昇降距離検出手段が設けられて
おり、該昇降距離検出手段によって、電極素子吸着パッ
ド39の上昇位置から前記下降端センサ44の下降端検
出位置までの下降距離が検出される。この時に検出され
た下降距離は、陽極電極素子8を位置決めケース11に
移載した回数に応じて短くなる。即ち、位置決めケース
11に収容された陽極電極素子8や陰極電極素子10や
セパレータ12に枚数に応じて最上層の位置(高さ寸
法)が高くなる。陽極電極素子8、陰極電極素子10及
びセパレータ12の夫々の厚みは所定の寸法であるの
で、陽極電極素子8の移載回数に基づいて位置決めケー
ス11の最上層の位置を予測することができる。しか
し、例えば、移載時に不用意に陽極電極素子8が折れ曲
がって位置決めケース11に二つ折りの状態で載置され
た場合には積層不良となって、前記予測値とは異なった
高さ寸法となる。そこで、陽極電極素子8を位置決めケ
ース11に載置する度に前記下降距離を検出して、前記
予測値と比較することによって、前述のような積層不良
を即座に確認することができ、電極品質の低下を確実に
防止することができる。
モータ36は図示しない昇降距離検出手段が設けられて
おり、該昇降距離検出手段によって、電極素子吸着パッ
ド39の上昇位置から前記下降端センサ44の下降端検
出位置までの下降距離が検出される。この時に検出され
た下降距離は、陽極電極素子8を位置決めケース11に
移載した回数に応じて短くなる。即ち、位置決めケース
11に収容された陽極電極素子8や陰極電極素子10や
セパレータ12に枚数に応じて最上層の位置(高さ寸
法)が高くなる。陽極電極素子8、陰極電極素子10及
びセパレータ12の夫々の厚みは所定の寸法であるの
で、陽極電極素子8の移載回数に基づいて位置決めケー
ス11の最上層の位置を予測することができる。しか
し、例えば、移載時に不用意に陽極電極素子8が折れ曲
がって位置決めケース11に二つ折りの状態で載置され
た場合には積層不良となって、前記予測値とは異なった
高さ寸法となる。そこで、陽極電極素子8を位置決めケ
ース11に載置する度に前記下降距離を検出して、前記
予測値と比較することによって、前述のような積層不良
を即座に確認することができ、電極品質の低下を確実に
防止することができる。
【図1】本発明の方法を実現する一実施形態の装置の概
略構成を示す説明図。
略構成を示す説明図。
【図2】(a)はセパレータ吸着パッドの底面図、
(b)は電極素子吸着パッドの底面図。
(b)は電極素子吸着パッドの底面図。
【図3】電極素子保持手段の要部を断面視した説明図。
【図4】本実施装置による電極の製造作業を示す説明
図。
図。
【図5】本実施装置によるセパレータの移載工程を示す
説明図。
説明図。
【図6】本実施装置による電極素子の移載工程を示す説
明図。
明図。
7…陽極電極素子貯留ケース(陽極電極素子貯留部)、
9…陰極電極素子貯留ケース(陰極電極素子貯留部)、
8…陽極電極素子、10…陰極電極素子、11…位置決
めケース、12…セパレータ、15…切断テーブル(切
断位置)、29…電極素子保持手段(陽極電極素子保持
手段、陰極電極素子保持手段)。
9…陰極電極素子貯留ケース(陰極電極素子貯留部)、
8…陽極電極素子、10…陰極電極素子、11…位置決
めケース、12…セパレータ、15…切断テーブル(切
断位置)、29…電極素子保持手段(陽極電極素子保持
手段、陰極電極素子保持手段)。
フロントページの続き (72)発明者 岩本 哲範 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5E082 AB09 BC40 LL21 MM11 MM12 MM13 MM21 MM23
Claims (2)
- 【請求項1】陽極電極素子と陰極電極素子とがセパレー
タを介して複数交互に積層された電極を形成する電気二
重層コンデンサの電極製造方法であって、 セパレータを切断する切断位置に向かって帯状のセパレ
ータを所定の長さ送出するセパレータ送出工程と、 該セパレータ送出工程によって切断位置に送出されたセ
パレータを所定の長さに切断する切断工程と、 該切断工程により短冊状に形成された切断位置のセパレ
ータを吸着保持し、前記複数の電極素子が積層される積
層位置に設けられたトレー状の位置決めケースに向かっ
て移送した後、セパレータの吸着を解除して該位置決め
ケース内に載置するセパレータ移載工程と、 該セパレータ移載工程が行われる毎に、前記位置決めケ
ースのセパレータ上に陽極電極素子と陰極電極素子とを
交互に載置する電極素子載置工程とを備え、 該電極素子載置工程は、陽極電極素子を位置決めして積
層状態で貯留する陽極電極素子貯留部から最上層の陽極
電極素子を吸着保持して位置決めケースに向かって移送
した後、該陽極電極素子の吸着を解除して該位置決めケ
ース内に載置する工程と、 陰極電極素子を位置決めして積層状態で貯留する陰極電
極素子貯留部から最上層の陰極電極素子を吸着保持して
位置決めケースに向かって移送した後、該陰極電極素子
の吸着を解除して該位置決めケース内に載置する工程と
を備えることを特徴とする電気二重層コンデンサの電極
製造方法。 - 【請求項2】前記電極素子載置工程における陽極電極素
子の移載工程は、陽極電極素子を吸着保持した状態で前
記位置決めケース内に向かって下降し、該位置決めケー
ス内のセパレータに突き当たったとき、陽極電極素子の
吸着を解除して上昇する陽極電極素子保持手段により行
われ、 前記電極素子載置工程における陰極電極素子の移載工程
は、陰極電極素子を吸着保持した状態で前記位置決めケ
ース内に向かって下降し、該位置決めケース内のセパレ
ータに突き当たったとき、陰極電極素子の吸着を解除し
て上昇する陰極電極素子保持手段により行われ、 各電極素子保持手段は、前記位置決めケースに向かって
下降して該位置決めケース内のセパレータに当接するま
での下降距離を検出する下降距離検出手段を備えること
を特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデンサの電
極製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16209799A JP2000348991A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16209799A JP2000348991A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000348991A true JP2000348991A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15748017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16209799A Pending JP2000348991A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 電気二重層コンデンサの電極製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000348991A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003173944A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-20 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 電気二重層キャパシタの製造方法 |
JP2004039712A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Meidensha Corp | ハンドリング治具及びこれを備えたハンドリング装置 |
JP2009130275A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 電気二重層キャパシタとその製造方法および製造装置 |
JP2011233857A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | エネルギー貯蔵装置の製造用治具 |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP16209799A patent/JP2000348991A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003173944A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-20 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 電気二重層キャパシタの製造方法 |
JP2004039712A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Meidensha Corp | ハンドリング治具及びこれを備えたハンドリング装置 |
JP2009130275A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 電気二重層キャパシタとその製造方法および製造装置 |
JP2011233857A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | エネルギー貯蔵装置の製造用治具 |
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