[go: up one dir, main page]

JP2000348555A - ブッシングの取付構造 - Google Patents

ブッシングの取付構造

Info

Publication number
JP2000348555A
JP2000348555A JP11193520A JP19352099A JP2000348555A JP 2000348555 A JP2000348555 A JP 2000348555A JP 11193520 A JP11193520 A JP 11193520A JP 19352099 A JP19352099 A JP 19352099A JP 2000348555 A JP2000348555 A JP 2000348555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bushing
mounting
cylindrical portion
case
stop ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11193520A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Shinoda
昌克 信田
Nobukazu Kaijima
宣和 貝嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWASOO TEKUSERU KK
Original Assignee
KAWASOO TEKUSERU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAWASOO TEKUSERU KK filed Critical KAWASOO TEKUSERU KK
Priority to JP11193520A priority Critical patent/JP2000348555A/ja
Publication of JP2000348555A publication Critical patent/JP2000348555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブッシングの電気機器への取付において、
メタリコンとハンダ付けによらない構造を提供する。 【解決手段】ケース内面方向に起曲形成した円筒部から
なるブッシング取付穴11にブッシング20を挿入し、
ブッシングの外周に設けた取付フランジ21をケース外
面に当接させた状態で、拡径可能な弾性を有するストッ
プリング30をブッシングの外周面の円周上に形成され
たリング溝23に外嵌し、ストップリング30とケース
内面間に配置された環状の固定金具40の円筒部をカシ
メ加工をして取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、導電部材を貫入できる
貫通穴を備えたブッシングの電気機器への取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器用ブッシングは金属製の導電部
材を外嵌して収納するために、磁器製の絶縁体により形
成されていて、コンデンサなどの電気機器のケースと前
記導電部材を電気的に絶縁した状態で取付けられ、同ケ
ース内に収納されている電極と外部の電極と接続できる
ように機能する。
【0003】従来における取付構造は、図4に示すよう
に、大円錐円筒部111と小円錐円筒部112と内径フ
ランジを備えた環状の取付金具110と、内端面がケー
ス外面に向かって起曲され、近傍の外周に溝121を形
成したケース部材の取付穴120で構成され、磁器で形
成されたブッシング130の外周面に設けた金具固着面
131に予めメタリコンを施したうえ、当該取付金具1
10の小円錐円筒部112とブッシングの金具固着面1
31をハンダ付けして固着するとともに、当該取付金具
110の大円錐円筒部111の外端部と取付穴の外周に
形成した溝121を当接したうえハンダ付けしてブッシ
ング130を前記ケース部材に取付けている。上記取付
構造において、ケース部材に必要数量のブッシングが取
付けられた後、他のケース部材と溶接等適当な方法で箱
体に組立てられると共に、電気的導電部の結線などが行
われ、電気機器として完成される。
【0004】上記のように、コンデンサなど小型電気機
器のブッシングの取付構造においては、メタリコンとハ
ンダ付けが従来より一般的に用いられており、この二つ
の加工技術が不可欠の要素である。
【0005】しかしメタリコンは磁器への接着強度にバ
ラツキが大きいことや、経年劣化が生じる等でその信頼
性は低い。さらに、近年においてはメタリコンの加工技
術者が減少傾向にあり、将来的にも加工業者を安定的に
確保できる保証がない状況にある。
【0006】一方、近年の環境保全意識の高まりにつれ
て、重金属の使用量を抑制する動きが急速に進む中、電
気機器産業においてはハンダ付けに使用する鉛を削減す
る、またはハンダ付けそのものを他の方法に転換する方
向にある。また、メタリコンと同様にハンダ付けもま
た、作業のバラツキや経年劣化という不安要因を内在し
ている。
【0007】一方、上記取付方法以外に、圧入による取
付も一部導入されている。これは、ブッシングの端部に
円筒状の圧入部を形成するとともに、ケース部材の開口
部分に円筒部を形成し、上記圧入部分を上記円筒部分に
圧入することによりブッシングを天板に固定する取付方
法である。
【0008】圧入による取付方法においてはブッシング
に圧縮方向の力を加えて圧入するため、ブッシングの材
料強度を十分なものにする必要があり、アルミナ含有量
の多いセラミックを用いなければならない。また圧入の
ためには円筒部と圧入部の寸法管理を厳密に行う必要が
あるが、円筒部は金属製であるため寸法管理は容易であ
る反面、圧入部の寸法管理のためには、ブッシングの焼
成前あるいは、後に切削加工を施す必要がある。
【0009】圧入による取付は、信頼性があるものの高
強度のセラミックを使用することと、切削加工を施すこ
とが、コスト高の要因である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
におけるメタリコンとハンダ付けは、共に重要な技術で
あるが、他の方法に転換する必要に迫られている。メタ
リコンとハンダ付けに取って代わるべき圧入方式もブッ
シングのコスト高という問題がある。
【0011】従って、本発明の目的はメタリコンおよび
ハンダ付けあるいは、圧入によらない方法で、ブッシン
グを電気機器ケースに対して安定した状態に取付けるこ
とができる取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】導電部材を貫入するため
の貫通穴を有し、絶縁材料で形成されたブッシングを電
気機器のケース部材に貫通させた状態で電気機器へ取付
ける構造であり、ケース内面方向に起曲形成した円筒部
を有するブッシング取付穴にブッシングを挿入し、ブッ
シングの外周に設けた取付フランジをケース部材外面に
当接させた状態で、断面が略円形で環状に成形され、拡
径可能な弾性を有するストップリングをブッシングの外
周面の円周上に形成された溝に外嵌し、該ストップリン
グとケース部材の内面間に挟着された円錐状の円筒部を
有する環状の固定金具の円筒部をカシメ加工して取付け
たことを特徴とするブッシングの電気機器への取付構
造。
【0013】本発明の取付構造に、前記ブッシング取付
穴の起曲部とブッシングの間にパッキンを介在させるこ
とを好適に行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明すると、図1には本発明の第1の実施の
形態に係る取付構造を採用して、電気機器のケース部材
に取付けられるブッシングが示されている。
【0015】ケース部材10のブッシング取付穴11
は、該取付穴外周の全周にわたってケース外方向に突出
した円台12を形成し、円台の内周はブッシングの挿入
部22の外径よりもわずかに大きい径を保って、ケース
内面方向に曲折成形される。
【0016】ブッシング20は全体が磁器で形成されて
おり、導電部材を貫入するための貫通穴25と、外周に
一体的に形成された多数のひだ部26と、外周に一体的
に形成された取付フランジ21と、該取付フランジから
フランジの一端方向に向かう挿入部22と、該挿入部の
一端部付近にストップリング30を外嵌するためのリン
グ溝23と、最端部にはストップリングの外嵌を容易に
するためのテーパー部24とにより構成されている。
【0017】ストップリング30は細い素線径の線材を
使用して、コイル外形に比べて自由高さが十分に高い紐
状の引張りバネに成形した後、リング状になるように両
端をつなぎあわせる。ストップリング30の内径はブッ
シングの挿入部22の外径よりもわずかに大きく、ブッ
シング20の外周に設けたリング溝23に強固に外嵌す
る。
【0018】また、ストップリング30は、合成ゴムを
材料にして、リング状に形成したものを使用してもよ
い。
【0019】固定金具40は円錐状の大円筒部41と小
円筒部42からなり、内向きに小円筒部42を有する断
面が略J字型の環状に形成される。
【0020】ブッシング20をケース外側方向より、取
付フランジ21がケース部材10のブッシング取付穴1
1の円台12に当接するまで挿入した後、固定金具40
をケース内側方向から大円筒部41の端部が円台12の
ケース部材10の内面に当接する方向にブッシングの挿
入部22に配置するとともに、ストップリング30をケ
ース部材10の内面よりブッシング20に設けたリング
溝23に外嵌する。この状態では、固定金具40の小円
筒部42の斜面がストップリング30に当接する位置に
リング溝23が形成されると共に、前述のように、環状
であるストップリング30の内径はブッシングの挿入部
22外径よりわずかに小さく形成されているため、固定
金具40は容易にブッシング20から脱落するものでは
ない。
【0021】さらに、図3に示すように、ケース内側方
向より固定金具40の大円筒部41の斜面にリング状の
金型50を図中矢印方向に押圧し大円筒部41を破線で
示す形状になるよう縮径変形させる。この状態において
固定金具40には、ストップリング30をブッシングの
テーパー部24の方向へ押す力と共に、その反力として
大円筒部41の端面がケース部材10の内面を押す力が
発生する。しかし、ストップリング30はリング溝23
に強固に外嵌されているため外れる事はない。従って、
ブッシング20の取付フランジ21はケース部材10の
外面に強固に押し付けられるため、ブッシング20自身
がケースに対して自立し、取付が確実なものとなる。
【0022】図2に第2の実施形態に係る取付構造の要
部が示されている。当該取付構造においては、ブッシン
グ取付穴11の外周に設けた円台12の内周曲折部をす
り鉢状のテーパーに形成し、該テーパー部13と取付フ
ランジ21の角部で構成される空間に、合成ゴムなどの
弾性を有する材料で形成され、断面が略円形である環状
のパッキン60を介在させる。該パッキンには、市販の
Oリングが材質、形状ともに好適である。
【0023】上記組立における順序は、予めブッシング
の端部に形成されたテーパー部24からパッキン60を
外嵌し取付フランジ21の角部に定設しておき、ブッシ
ング20をケース部材10の外側より、取付フランジ2
1がブッシング取付穴11の円台12に当接するまで挿
入した後、固定金具40をケース内側方向から大円筒部
41の端部が円台12のケース部材10の内面に当接す
る方向にブッシング挿入部22に配置するとともに、ス
トップリング30をケース内面よりブッシングに設けた
リング溝23に外嵌する。さらに、図3に示すのと同じ
方法で、ケース部材10の内側より固定金具40の大円
筒部41の斜面にリング状の金型50を押圧し大円筒部
41を縮径変形させることでブッシング20の取付を確
実なものとする。
【0024】
【発明の効果・作用】ブッシングの電気機器への取付構
造において、上記の方法を採用すれば、磁器へのメタリ
コンとハンダ付け以外での取付が可能になる。
【0025】さらに、圧入によらない取付なのでブッシ
ングに荷重を直接加えることなく取付ができる、ブッシ
ングの材料選定に際しては、電気的性能を重視すればよ
く、高価な強度の高いセラミックを使用する必要はなく
なった。また、取付金具を縮径変形させるため、ブッシ
ングの取付部の寸法を厳密に管理する必要はなく、切削
加工を省くことができる。したがって、上記の取付方法
を採用することにより、材料コストと加工コストの両面
において低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブッシングの取付構造の第1実施例を示す半断
面図
【図2】ブッシングの取付構造の第2実施例を示す、取
付フランジ部分における半断面図
【図3】ブッシングの取付構造の実施例を示す、取付フ
ランジ部分における半断面図
【図4】従来技術を示す要部の部分断面図
【符号の説明】
10 ケース部材 11 ブッシング取付穴 12 円台 20 ブッシング 21 取付フランジ 22 挿入部 23 リング溝 24 テーパー部 25 貫通穴 26 ひだ部 30 ストップリング 40 固定金具 41 大円筒部 42 小円筒部 50 金型 60 パッキン 110 取付金具 111 大円錐円筒部 112 小円錐円筒部 120 取付穴 121 溝 130 ブッシング 131 金具固着面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電部材を貫入するための貫通穴を有
    し、絶縁材料で形成されたブッシングを電気機器のケー
    スに貫通させた状態で電気機器へ取付ける構造であり、
    ケース内面方向に起曲形成した円筒部を有するブッシン
    グ取付穴にブッシングを挿入し、ブッシングの外周に設
    けた取付フランジをケース部材の外面に当接させた状態
    で、断面が略円形で環状に成形され、拡径可能な弾性を
    有するストップリングをブッシングの外周面の円周上に
    形成された溝に外嵌し、該ストップリングとケース部材
    内面間に挟着された円錐状の円筒部を有する環状の固定
    金具の円筒部をカシメ加工をして取付けたことを特徴と
    するブッシングの電気機器への取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取付構造において、前
    記ブッシング取付穴の起曲部とブッシングに設けた取付
    フランジの間にパッキンを介在させたことを特徴とする
    ブッシングの電気機器への取付構造。
JP11193520A 1999-06-03 1999-06-03 ブッシングの取付構造 Pending JP2000348555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11193520A JP2000348555A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 ブッシングの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11193520A JP2000348555A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 ブッシングの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000348555A true JP2000348555A (ja) 2000-12-15

Family

ID=16309446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11193520A Pending JP2000348555A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 ブッシングの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000348555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2854001A1 (fr) * 2003-04-17 2004-10-22 Novexia Traversee isolante pour interrupteur de ligne electrique a moyenne tension

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2854001A1 (fr) * 2003-04-17 2004-10-22 Novexia Traversee isolante pour interrupteur de ligne electrique a moyenne tension

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4190781A (en) Brush system for a portable electric tool
US11359995B2 (en) Gas sensor
JP2000348555A (ja) ブッシングの取付構造
JP2004349252A (ja) ターミナルコンタクトのアセンブリ
JP2018014168A (ja) 端子及びコネクタ
CN1250036C (zh) 电容式麦克风结构
JP2019050179A (ja) 電気コンタクト・アセンブリ
JP3771971B2 (ja) 電気機器の碍子形端子
JP2001069589A (ja) マイクホルダ
US6149461A (en) Solderless coaxial cable termination mounting device
JP2593238Y2 (ja) コンデンサマイクロホンユニット
US2931007A (en) Electric insulating devices
US3114818A (en) Terminal resiliently secured to an insulating base
JP2007312279A (ja) コンデンサマイクロホンユニット。
US11196202B2 (en) Electrical connector and electronic device
US3260905A (en) Capacitor and terminal stud assembly therefor
JPH0579938U (ja) 電解コンデンサ
JPS5927051Y2 (ja) 複合電気部品
JP2878374B2 (ja) 電気コイル装置
JP3230972B2 (ja) 点火ケーブル用接続端子
US5936331A (en) Electrode assembly structure
JPH052385Y2 (ja)
JP2525104B2 (ja) 樹脂含浸紙コンデンサコアおよびその製造方法
JPH0727571Y2 (ja) ケーブル導体接続部
WO2021240973A1 (ja) 圧電素子接続構造、車両、及び圧電素子接続方法