JP2000346897A - パッド導通検査装置 - Google Patents
パッド導通検査装置Info
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Landscapes
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路基板90の設計変更に迅速に対応するこ
とが難しく、プローブの位置決めや導通測定を正確、容
易に、かつ低コストで実施することが困難であると共
に、導通検査後、ボンディングワイヤ、ハンダ等を介し
てパッド93にICチップ、LSIパッケージ等を確実
に接続することが困難であった。 【解決手段】 回路基板90上に形成されたパッド93
の導通を検査する複数個のプローブ11を四角柱形状に
形成し、この外形寸法LP をボンディング部の外形寸法
Dとパッド93の外形寸法Lとの中間の大きさに設定す
ると共に、プローブ11の下部に4個の隅角部を頂点1
1aとする突起部11bを形成させる。
とが難しく、プローブの位置決めや導通測定を正確、容
易に、かつ低コストで実施することが困難であると共
に、導通検査後、ボンディングワイヤ、ハンダ等を介し
てパッド93にICチップ、LSIパッケージ等を確実
に接続することが困難であった。 【解決手段】 回路基板90上に形成されたパッド93
の導通を検査する複数個のプローブ11を四角柱形状に
形成し、この外形寸法LP をボンディング部の外形寸法
Dとパッド93の外形寸法Lとの中間の大きさに設定す
ると共に、プローブ11の下部に4個の隅角部を頂点1
1aとする突起部11bを形成させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパッド導通検査装置
に関し、より詳細には、ICチップ、LSIパッケー
ジ、電子部品を搭載する前に複数個のプローブを回路基
板上のパッド、ランドに当接させ、予めこれらの導通を
検査しておく場合に用いられるパッド導通検査装置に関
する。
に関し、より詳細には、ICチップ、LSIパッケー
ジ、電子部品を搭載する前に複数個のプローブを回路基
板上のパッド、ランドに当接させ、予めこれらの導通を
検査しておく場合に用いられるパッド導通検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12は回路基板を摸式的に示した斜視
図であり、また図11はこの回路基板上にICチップが
搭載されている状態を摸式的に示した断面図である。基
板91は樹脂等を用いて略直方体板形状に形成されてお
り、基板91上の所定箇所にはICチップ95が搭載さ
れるダイボンドパッド95aが形成されている。このダ
イボンドパッド95aの周囲には複数個のパッド93が
ピッチp(図12)で配設されており、これらのパッド
93は化学的に安定でかつ比較的に軟らかいAu/Ni等を
用い、高さH(図11)が約5〜6μmに形成されてい
る。一方、基板91上の所定箇所には複数個の部品ラン
ド94a、リードランド94b、チェックランド94c
等が形成されており、この部品ランド94a、リードラ
ンド94bには電子部品、リード(共に図示せず)がそ
れぞれ搭載・接続されるようになっている。またパッド
93と部品ランド94a、リードランド94b、及びチ
ェックランド94cとは配線ライン92aを介してそれ
ぞれ電気的に接続されている。これらパッド93、ラン
ド94a〜94c、配線ライン92a等を含んで導体パ
ターン92が構成されている。これら基板91、導体パ
ターン92、ダイボンドパッド95aを含んで回路基板
90が構成されている。
図であり、また図11はこの回路基板上にICチップが
搭載されている状態を摸式的に示した断面図である。基
板91は樹脂等を用いて略直方体板形状に形成されてお
り、基板91上の所定箇所にはICチップ95が搭載さ
れるダイボンドパッド95aが形成されている。このダ
イボンドパッド95aの周囲には複数個のパッド93が
ピッチp(図12)で配設されており、これらのパッド
93は化学的に安定でかつ比較的に軟らかいAu/Ni等を
用い、高さH(図11)が約5〜6μmに形成されてい
る。一方、基板91上の所定箇所には複数個の部品ラン
ド94a、リードランド94b、チェックランド94c
等が形成されており、この部品ランド94a、リードラ
ンド94bには電子部品、リード(共に図示せず)がそ
れぞれ搭載・接続されるようになっている。またパッド
93と部品ランド94a、リードランド94b、及びチ
ェックランド94cとは配線ライン92aを介してそれ
ぞれ電気的に接続されている。これらパッド93、ラン
ド94a〜94c、配線ライン92a等を含んで導体パ
ターン92が構成されている。これら基板91、導体パ
ターン92、ダイボンドパッド95aを含んで回路基板
90が構成されている。
【0003】図11に示したように、ダイボンドパッド
95a上には例えばハンダ95bを介してICチップ9
5が搭載されている。またICチップ95における所定
の電極95cには例えばAu製のワイヤ96の一端部が接
続され、ワイヤ96の他端部は所定のパッド93の各ボ
ンディング部96aにそれぞれ電気的に接続されてい
る。これら回路基板90、ICチップ95、ワイヤ9
6、前記電子部品及びリード等を含んで半導体装置97
が構成されている。
95a上には例えばハンダ95bを介してICチップ9
5が搭載されている。またICチップ95における所定
の電極95cには例えばAu製のワイヤ96の一端部が接
続され、ワイヤ96の他端部は所定のパッド93の各ボ
ンディング部96aにそれぞれ電気的に接続されてい
る。これら回路基板90、ICチップ95、ワイヤ9
6、前記電子部品及びリード等を含んで半導体装置97
が構成されている。
【0004】このように構成された半導体装置97を製
造する場合、ダイボンドパッド95a、ランド94a、
94bにICチップ95、前記電子部品、前記リードを
搭載する工程や、ICチップ95とパッド93とをワイ
ヤ96を介してワイヤボンディングする工程の前に、予
めパッド導通検査装置を用いてパッド93の導通を検査
し、回路基板90の品質を確認することが行われてい
る。
造する場合、ダイボンドパッド95a、ランド94a、
94bにICチップ95、前記電子部品、前記リードを
搭載する工程や、ICチップ95とパッド93とをワイ
ヤ96を介してワイヤボンディングする工程の前に、予
めパッド導通検査装置を用いてパッド93の導通を検査
し、回路基板90の品質を確認することが行われてい
る。
【0005】図12は従来のこの種パッド導通検査装置
を摸式的に示した斜視図であり、図中81、82はプロ
ーブを示している。プローブ81、82は電気抵抗率が
小さく、かつ硬質のW材料等を用いて略棒形状に形成さ
れており、プローブ81、82の先端部は略針先形状に
設定されている。またプローブ81、82上部には圧縮
コイルバネを介して位置決め手段(共に図示せず)が接
続されており、該位置決め手段によりプローブ81、8
2先端部が所定の位置に移動させられると共に、前記圧
縮コイルバネによりプローブ81、82先端部がパッド
93やランド94a〜94cに所定圧力で接触させられ
るようになっている。さらにプローブ81、82は検出
手段(図示せず)に接続されており、この検出手段によ
りプローブ81、82間に流れる電流等が検出されるよ
うになっている。これらプローブ81、82、前記位置
決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段等を含んでパ
ッド導通検査装置が構成されている。
を摸式的に示した斜視図であり、図中81、82はプロ
ーブを示している。プローブ81、82は電気抵抗率が
小さく、かつ硬質のW材料等を用いて略棒形状に形成さ
れており、プローブ81、82の先端部は略針先形状に
設定されている。またプローブ81、82上部には圧縮
コイルバネを介して位置決め手段(共に図示せず)が接
続されており、該位置決め手段によりプローブ81、8
2先端部が所定の位置に移動させられると共に、前記圧
縮コイルバネによりプローブ81、82先端部がパッド
93やランド94a〜94cに所定圧力で接触させられ
るようになっている。さらにプローブ81、82は検出
手段(図示せず)に接続されており、この検出手段によ
りプローブ81、82間に流れる電流等が検出されるよ
うになっている。これらプローブ81、82、前記位置
決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段等を含んでパ
ッド導通検査装置が構成されている。
【0006】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いて例えばプローブ81、82を2個のパッド93
にそれぞれ接触させた場合、プローブ81、82間に電
流が流れていないことが検出されたときには、パッド9
3間及びこれらに接続された配線ライン92a、部品ラ
ンド94a間がオープン状態(良品質)にあると評価さ
れる。一方、プローブ81、82間に電流が流れている
ことが検出されたときには、パッド93間及びこれらに
接続された配線ライン92a、部品ランド94a間がリ
ーク状態(不良品質)にあると評価される。またプロー
ブ81、82を例えばパッド93、部品ランド94aに
それぞれ接触させた場合、プローブ81、82間に電流
が流れていることが検出されたときには、パッド93、
配線ライン92a、部品ランド94a間が導通状態(良
品質)にあると評価される。一方、プローブ81、82
間に電流が流れていないことが検出されたときには、パ
ッド93、配線ライン92a、部品ランド94a間が断
線状態(不良品質)にあると評価される。
を用いて例えばプローブ81、82を2個のパッド93
にそれぞれ接触させた場合、プローブ81、82間に電
流が流れていないことが検出されたときには、パッド9
3間及びこれらに接続された配線ライン92a、部品ラ
ンド94a間がオープン状態(良品質)にあると評価さ
れる。一方、プローブ81、82間に電流が流れている
ことが検出されたときには、パッド93間及びこれらに
接続された配線ライン92a、部品ランド94a間がリ
ーク状態(不良品質)にあると評価される。またプロー
ブ81、82を例えばパッド93、部品ランド94aに
それぞれ接触させた場合、プローブ81、82間に電流
が流れていることが検出されたときには、パッド93、
配線ライン92a、部品ランド94a間が導通状態(良
品質)にあると評価される。一方、プローブ81、82
間に電流が流れていないことが検出されたときには、パ
ッド93、配線ライン92a、部品ランド94a間が断
線状態(不良品質)にあると評価される。
【0007】しかしながら従来のパッド導通検査装置に
おいては、プローブ81、82をパッド93等に接触さ
せた際、これらの上面に圧痕が生じ易い。すると、ダイ
ボンドパッド95aにICチップ95を搭載してワイヤ
ボンディングを施したとき、ワイヤ96がパッド93に
付き難いという問題があった。また回路基板90におけ
るパッド93間のピッチpが比較的に狭い場合、隣接す
る2個のパッド93にプローブ81、82を接触させる
ことが困難であるという問題があった。
おいては、プローブ81、82をパッド93等に接触さ
せた際、これらの上面に圧痕が生じ易い。すると、ダイ
ボンドパッド95aにICチップ95を搭載してワイヤ
ボンディングを施したとき、ワイヤ96がパッド93に
付き難いという問題があった。また回路基板90におけ
るパッド93間のピッチpが比較的に狭い場合、隣接す
る2個のパッド93にプローブ81、82を接触させる
ことが困難であるという問題があった。
【0008】これらの問題に対処するため、異方導電性
ゴム板及び変換ボードを備えたパッド導通検査装置が開
発されている。図13は従来のこの種パッド導通検査装
置を摸式的に示した断面図であり、(a)は導通検査前
の状態、(b)は導通検査中の状態を示している。図1
2に示したものと略同様の回路基板90の上方には、異
方導電性ゴム板83を挟んで基板84aが配置されてお
り、基板84aにおける複数個のパッド93(ピッチp
1 )と対向する箇所には、所定の高さを有する電極84
bがそれぞれ形成されている。一方、基板84aの上面
には複数個の電極84cが形成され、各電極84c間の
ピッチp2 (p2 >p1 )はプローブ81、82どうし
が接触しない距離に設定されている。また各電極84
b、84cどうしは配線84dを介してそれぞれ接続さ
れており、これら基板84a、電極84b、84c、配
線84dを含んで変換ボード84が構成されている。こ
の変換ボード84の下面には接着剤85を介して異方導
電性ゴム板83が密着されており、異方導電性ゴム板8
3は略直方体板形状をしたゴムシート83aと、この中
に均一に分散された導電粒子(または導電繊維)83b
とを含んで構成されている。これら変換ボード84、異
方導電性ゴム板83等を含んで治具86が構成されてい
る。その他の構成は図12に示したものと略同様である
のでここではその構成の詳細な説明は省略することとす
る。これらプローブ81、82、治具86、前記位置決
め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段等を含んでパッ
ド導通検査装置が構成されている。
ゴム板及び変換ボードを備えたパッド導通検査装置が開
発されている。図13は従来のこの種パッド導通検査装
置を摸式的に示した断面図であり、(a)は導通検査前
の状態、(b)は導通検査中の状態を示している。図1
2に示したものと略同様の回路基板90の上方には、異
方導電性ゴム板83を挟んで基板84aが配置されてお
り、基板84aにおける複数個のパッド93(ピッチp
1 )と対向する箇所には、所定の高さを有する電極84
bがそれぞれ形成されている。一方、基板84aの上面
には複数個の電極84cが形成され、各電極84c間の
ピッチp2 (p2 >p1 )はプローブ81、82どうし
が接触しない距離に設定されている。また各電極84
b、84cどうしは配線84dを介してそれぞれ接続さ
れており、これら基板84a、電極84b、84c、配
線84dを含んで変換ボード84が構成されている。こ
の変換ボード84の下面には接着剤85を介して異方導
電性ゴム板83が密着されており、異方導電性ゴム板8
3は略直方体板形状をしたゴムシート83aと、この中
に均一に分散された導電粒子(または導電繊維)83b
とを含んで構成されている。これら変換ボード84、異
方導電性ゴム板83等を含んで治具86が構成されてい
る。その他の構成は図12に示したものと略同様である
のでここではその構成の詳細な説明は省略することとす
る。これらプローブ81、82、治具86、前記位置決
め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段等を含んでパッ
ド導通検査装置が構成されている。
【0009】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、まず所定のパッド93と所定の電極84
bとが対応するように位置決めしつつ、治具86を回路
基板90上に密接させる。すると異方導電性ゴム板83
下面が各パッド93上面に弾性的に当接させられる。同
時に、パッド93と電極84bとにより異方導電性ゴム
板83が押圧されて導電粒子83bどうしが連接させら
れ、パッド93と電極84bとの間に導電路83cがそ
れぞれ形成される。次にプローブ81、82を例えば2
個の所定のパッド93に対応する電極84cにそれぞれ
接触させると、導電路83cを介してこれらパッド93
間の導通が検査される。
を用いる場合、まず所定のパッド93と所定の電極84
bとが対応するように位置決めしつつ、治具86を回路
基板90上に密接させる。すると異方導電性ゴム板83
下面が各パッド93上面に弾性的に当接させられる。同
時に、パッド93と電極84bとにより異方導電性ゴム
板83が押圧されて導電粒子83bどうしが連接させら
れ、パッド93と電極84bとの間に導電路83cがそ
れぞれ形成される。次にプローブ81、82を例えば2
個の所定のパッド93に対応する電極84cにそれぞれ
接触させると、導電路83cを介してこれらパッド93
間の導通が検査される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパッド
導通検査装置(図12)においては、上述したようにプ
ローブ81、82を所定のパッド93にそれぞれ接触さ
せた際、パッド93上面に圧痕が生じ易く、この圧痕の
ため、ワイヤボンディング工程時にワイヤ96をパッド
93に接続するのが困難となり易いという課題があっ
た。また、ランド94a、94bに圧痕が生じると、こ
れらランド94a、94bに電子部品やリードをハンダ
付けした際、この接続が不十分となるおそれがある。ま
た図示しないが、QFP(Quad Flat Package)等のアウ
ターリードをパッド93上にハンダ付けする場合、ある
いはBGA(Ball Grid Array)パッケージ等のハンダバ
ンプをパッド93上にリフロー処理する場合において
も、パッド93に圧痕があると接続が不十分となるおそ
れがある。またプローブ81、82の先端部が略針先形
状に形成されており、接触面積が狭いために接触抵抗が
大きくなり易く、検出精度に劣るという課題があった。
導通検査装置(図12)においては、上述したようにプ
ローブ81、82を所定のパッド93にそれぞれ接触さ
せた際、パッド93上面に圧痕が生じ易く、この圧痕の
ため、ワイヤボンディング工程時にワイヤ96をパッド
93に接続するのが困難となり易いという課題があっ
た。また、ランド94a、94bに圧痕が生じると、こ
れらランド94a、94bに電子部品やリードをハンダ
付けした際、この接続が不十分となるおそれがある。ま
た図示しないが、QFP(Quad Flat Package)等のアウ
ターリードをパッド93上にハンダ付けする場合、ある
いはBGA(Ball Grid Array)パッケージ等のハンダバ
ンプをパッド93上にリフロー処理する場合において
も、パッド93に圧痕があると接続が不十分となるおそ
れがある。またプローブ81、82の先端部が略針先形
状に形成されており、接触面積が狭いために接触抵抗が
大きくなり易く、検出精度に劣るという課題があった。
【0011】また、上記した従来の別のパッド導通検査
装置(図13)においては、パッド93上に圧痕が発生
するのは阻止し得る一方、異方導電性ゴム板83、変換
ボード84の製造コストが高くつき易い。また導体パタ
ーン92の設計変更のたびに変換ボード84を作り替え
る必要があり、迅速な工程切り替えに対応することが難
しい。また押圧力等により異方導電性ゴム板83の導電
性が変化し易く、検出精度に劣るという課題があった。
装置(図13)においては、パッド93上に圧痕が発生
するのは阻止し得る一方、異方導電性ゴム板83、変換
ボード84の製造コストが高くつき易い。また導体パタ
ーン92の設計変更のたびに変換ボード84を作り替え
る必要があり、迅速な工程切り替えに対応することが難
しい。また押圧力等により異方導電性ゴム板83の導電
性が変化し易く、検出精度に劣るという課題があった。
【0012】また、上記した従来のパッド導通検査装置
(図12、図13)においては、いずれもプローブ8
1、82上部に前記圧縮コイルバネが装着されており、
この製造・装着コストが高くつき易いという課題があっ
た。
(図12、図13)においては、いずれもプローブ8
1、82上部に前記圧縮コイルバネが装着されており、
この製造・装着コストが高くつき易いという課題があっ
た。
【0013】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、回路基板の設計変更に迅速に対応することが
でき、プローブの位置決めや導通検査を正確、容易に、
かつ低コストで実施することができると共に、導通検査
後、ボンディングワイヤ、ハンダ等を介してパッドやラ
ンドにICチップ、LSIパッケージ、電子部品等を確
実に接続することができるパッド導通検査装置を提供す
ることを目的としている。
のであり、回路基板の設計変更に迅速に対応することが
でき、プローブの位置決めや導通検査を正確、容易に、
かつ低コストで実施することができると共に、導通検査
後、ボンディングワイヤ、ハンダ等を介してパッドやラ
ンドにICチップ、LSIパッケージ、電子部品等を確
実に接続することができるパッド導通検査装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るパッド導通検査装置(1)
は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はランドの
導通を検査する複数個のプローブと、これらプローブを
位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通検査装
置において、前記プローブが多角柱形状に形成され、こ
の外形寸法が前記パッド及び/又はランドにおけるボン
ディング部と前記パッド又はランドの外周との中間に位
置する大きさに設定されると共に、前記プローブの下部
の各隅角部が突起形状に形成されていることを特徴とし
ている。
達成するために本発明に係るパッド導通検査装置(1)
は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はランドの
導通を検査する複数個のプローブと、これらプローブを
位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通検査装
置において、前記プローブが多角柱形状に形成され、こ
の外形寸法が前記パッド及び/又はランドにおけるボン
ディング部と前記パッド又はランドの外周との中間に位
置する大きさに設定されると共に、前記プローブの下部
の各隅角部が突起形状に形成されていることを特徴とし
ている。
【0015】上記したパッド導通検査装置(1)によれ
ば、前記プローブが多角柱形状に形成され、この外形寸
法が前記パッド及び/又はランドにおけるボンディング
部と前記パッド及び/又はランドの外周との中間に位置
する大きさに設定されると共に、前記プローブの下部の
各隅角部が突起形状に形成されているので、前記プロー
ブ下部における前記複数個の隅角部を前記パッド及び/
又はランドの上面に確実に接触させることができると共
に、接触抵抗を小さくすることができ、この結果、前記
パッド及び/又はランドの導通を正確に検査することが
できる。また前記隅角部の接触により前記パッド及び/
又はランドの上面に圧痕が生じても、これをボンディン
グ部より外側領域へ外すことができるため、導通検査
後、ボンディングワイヤ、ハンダ等を介して前記パッド
及び/又はランドにICチップ、LSIパッケージ、電
子部品等を確実に接続することができる。
ば、前記プローブが多角柱形状に形成され、この外形寸
法が前記パッド及び/又はランドにおけるボンディング
部と前記パッド及び/又はランドの外周との中間に位置
する大きさに設定されると共に、前記プローブの下部の
各隅角部が突起形状に形成されているので、前記プロー
ブ下部における前記複数個の隅角部を前記パッド及び/
又はランドの上面に確実に接触させることができると共
に、接触抵抗を小さくすることができ、この結果、前記
パッド及び/又はランドの導通を正確に検査することが
できる。また前記隅角部の接触により前記パッド及び/
又はランドの上面に圧痕が生じても、これをボンディン
グ部より外側領域へ外すことができるため、導通検査
後、ボンディングワイヤ、ハンダ等を介して前記パッド
及び/又はランドにICチップ、LSIパッケージ、電
子部品等を確実に接続することができる。
【0016】また本発明に係るパッド導通検査装置
(2)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記プローブが多角柱形状に形成さ
れ、この外形寸法が前記パッド及び/又はランドにおけ
るボンディング部と前記パッド及び/又はランドの外周
との中間に位置する大きさに設定されると共に、前記プ
ローブの下部が少なくとも二辺を各稜線とする突起形状
に形成されていることを特徴としている。
(2)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記プローブが多角柱形状に形成さ
れ、この外形寸法が前記パッド及び/又はランドにおけ
るボンディング部と前記パッド及び/又はランドの外周
との中間に位置する大きさに設定されると共に、前記プ
ローブの下部が少なくとも二辺を各稜線とする突起形状
に形成されていることを特徴としている。
【0017】上記したパッド導通検査装置(2)によれ
ば、前記プローブが多角柱形状に形成され、この外形寸
法が前記パッド及び/又はランドにおけるボンディング
部と前記パッド及び/又はランドの外周との中間に位置
する大きさに設定されると共に、前記プローブの下部が
少なくとも二辺を各稜線とする突起形状に形成されてい
るので、前記プローブ下部における前記少なくとも二辺
の稜線を前記パッド及び/又はランドの上面に確実に接
触させることができると共に、接触抵抗を一層小さくす
ることができ、この結果、前記パッド及び/又はランド
の導通を一層正確に検査することができる。また前記稜
線の接触により前記パッド及び/又はランドの上面に圧
痕が生じても、これをボンディング部より外側領域へ外
すことができるため、パッド導通検査装置(1)と略同
様の効果を得ることができる。
ば、前記プローブが多角柱形状に形成され、この外形寸
法が前記パッド及び/又はランドにおけるボンディング
部と前記パッド及び/又はランドの外周との中間に位置
する大きさに設定されると共に、前記プローブの下部が
少なくとも二辺を各稜線とする突起形状に形成されてい
るので、前記プローブ下部における前記少なくとも二辺
の稜線を前記パッド及び/又はランドの上面に確実に接
触させることができると共に、接触抵抗を一層小さくす
ることができ、この結果、前記パッド及び/又はランド
の導通を一層正確に検査することができる。また前記稜
線の接触により前記パッド及び/又はランドの上面に圧
痕が生じても、これをボンディング部より外側領域へ外
すことができるため、パッド導通検査装置(1)と略同
様の効果を得ることができる。
【0018】また本発明に係るパッド導通検査装置
(3)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記プローブが四角柱形状に形成さ
れ、少なくとも一組の対向する二辺の間隔が前記パッド
及び/又はランドの外周より大きく設定されると共に、
前記プローブの下部が前記少なくとも一組の対向する二
辺を各稜線とする突起形状に形成されていることを特徴
としている。
(3)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記プローブが四角柱形状に形成さ
れ、少なくとも一組の対向する二辺の間隔が前記パッド
及び/又はランドの外周より大きく設定されると共に、
前記プローブの下部が前記少なくとも一組の対向する二
辺を各稜線とする突起形状に形成されていることを特徴
としている。
【0019】上記したパッド導通検査装置(3)によれ
ば、前記プローブが四角柱形状に形成され、少なくとも
一組の対向する二辺の間隔が前記パッド及び/又はラン
ドの外周より大きく設定されると共に、前記プローブの
下部が前記少なくとも一組の対向する二辺を各稜線とす
る突起形状に形成されているので、前記各稜線と前記回
路基板との間隔を所定距離に設定することにより、該回
路基板に前記各稜線を当接させることなく、前記プロー
ブ下部における突起傾斜面を前記パッド及び/又はラン
ドの辺縁部に確実に接触させることができると共に、接
触抵抗を一層小さくすることができ、この結果、パッド
導通検査装置(2)と略同様の効果を得ることができ
る。また前記突起傾斜面の接触により前記パッド及び/
又はランドの辺縁部に圧痕が生じても、ワイヤボンディ
ングに支障がないため、パッド導通検査装置(1)と略
同様の効果を得ることができる。
ば、前記プローブが四角柱形状に形成され、少なくとも
一組の対向する二辺の間隔が前記パッド及び/又はラン
ドの外周より大きく設定されると共に、前記プローブの
下部が前記少なくとも一組の対向する二辺を各稜線とす
る突起形状に形成されているので、前記各稜線と前記回
路基板との間隔を所定距離に設定することにより、該回
路基板に前記各稜線を当接させることなく、前記プロー
ブ下部における突起傾斜面を前記パッド及び/又はラン
ドの辺縁部に確実に接触させることができると共に、接
触抵抗を一層小さくすることができ、この結果、パッド
導通検査装置(2)と略同様の効果を得ることができ
る。また前記突起傾斜面の接触により前記パッド及び/
又はランドの辺縁部に圧痕が生じても、ワイヤボンディ
ングに支障がないため、パッド導通検査装置(1)と略
同様の効果を得ることができる。
【0020】また本発明に係るパッド導通検査装置
(4)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記プローブの下部が前記パッド及
び/又はランドの一辺縁部に接触可能に折り曲げ形成さ
れていることを特徴としている。
(4)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記プローブの下部が前記パッド及
び/又はランドの一辺縁部に接触可能に折り曲げ形成さ
れていることを特徴としている。
【0021】上記したパッド導通検査装置(4)によれ
ば、前記プローブの下部が前記パッド及び/又はランド
の一辺縁部に接触可能に折り曲げ形成されているので、
パッド導通検査装置(3)と略同様の効果を得ることが
できる。また折り曲げ形成により前記プローブ自体に弾
力性を保有させることができ、その結果、前記プローブ
の下部を前記パッド及び/又はランドの一辺縁部に一層
確実に接触させることができると共に、従来のものに装
着されていた圧縮コイルバネが省略可能となるため、コ
ストを削減することができる。
ば、前記プローブの下部が前記パッド及び/又はランド
の一辺縁部に接触可能に折り曲げ形成されているので、
パッド導通検査装置(3)と略同様の効果を得ることが
できる。また折り曲げ形成により前記プローブ自体に弾
力性を保有させることができ、その結果、前記プローブ
の下部を前記パッド及び/又はランドの一辺縁部に一層
確実に接触させることができると共に、従来のものに装
着されていた圧縮コイルバネが省略可能となるため、コ
ストを削減することができる。
【0022】また本発明に係るパッド導通検査装置
(5)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記パッド及び/又はランドにおけ
る少なくとも2か所の辺縁部近傍に同一高さの突起部を
備える一方、前記プローブの下部が平面形状に形成され
ていることを特徴としている。
(5)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記パッド及び/又はランドにおけ
る少なくとも2か所の辺縁部近傍に同一高さの突起部を
備える一方、前記プローブの下部が平面形状に形成され
ていることを特徴としている。
【0023】上記したパッド導通検査装置(5)によれ
ば、前記パッド及び/又はランドにおける少なくとも2
か所の辺縁部近傍に同一高さの突起部を備える一方、前
記プローブの下部が平面形状に形成されているので、前
記プローブの下部を前記対向する突起部上に確実に接触
させることができると共に、接触抵抗を一層小さくする
ことができる。また前記プローブの下部により前記突起
部上に圧痕が生じても、これをボンディング部より外側
領域へ外すことができ、これらの結果、パッド導通検査
装置(2)と略同様の効果を得ることができる。
ば、前記パッド及び/又はランドにおける少なくとも2
か所の辺縁部近傍に同一高さの突起部を備える一方、前
記プローブの下部が平面形状に形成されているので、前
記プローブの下部を前記対向する突起部上に確実に接触
させることができると共に、接触抵抗を一層小さくする
ことができる。また前記プローブの下部により前記突起
部上に圧痕が生じても、これをボンディング部より外側
領域へ外すことができ、これらの結果、パッド導通検査
装置(2)と略同様の効果を得ることができる。
【0024】また本発明に係るパッド導通検査装置
(6)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、複数個の前記パッド上に配置される
弾力性を有する導電性マットを備えると共に、前記プロ
ーブが前記ランドに当接するように構成されていること
を特徴としている。
(6)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、複数個の前記パッド上に配置される
弾力性を有する導電性マットを備えると共に、前記プロ
ーブが前記ランドに当接するように構成されていること
を特徴としている。
【0025】上記したパッド導通検査装置(6)によれ
ば、複数個の前記パッド上に配置される弾力性を有する
導電性マットを備えると共に、前記プローブが前記ラン
ドに当接するように構成されているので、前記パッドに
圧痕を生じさせることなく、前記パッド及び導電性マッ
トを介して前記ランド間の導通を容易に検査することが
できる。
ば、複数個の前記パッド上に配置される弾力性を有する
導電性マットを備えると共に、前記プローブが前記ラン
ドに当接するように構成されているので、前記パッドに
圧痕を生じさせることなく、前記パッド及び導電性マッ
トを介して前記ランド間の導通を容易に検査することが
できる。
【0026】また本発明に係るパッド導通検査装置
(7)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記パッド及び/又はランドと対向
する位置に前記プローブを挿入する孔部が形成された絶
縁板と、前記孔部を塞ぐ導電膜とにより構成された治具
を備えていることを特徴としている。
(7)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、前記パッド及び/又はランドと対向
する位置に前記プローブを挿入する孔部が形成された絶
縁板と、前記孔部を塞ぐ導電膜とにより構成された治具
を備えていることを特徴としている。
【0027】上記したパッド導通検査装置(7)によれ
ば、前記パッド及び/又はランドと対向する位置に前記
プローブを挿入する孔部が形成された絶縁板と、前記孔
部を塞ぐ導電膜とにより構成された治具を備えているの
で、前記導電膜を介し、前記パッド及び/又はランドに
圧痕を生じさせることなく、前記プローブを前記パッド
及び/又はランドに確実に接触させることができる。
ば、前記パッド及び/又はランドと対向する位置に前記
プローブを挿入する孔部が形成された絶縁板と、前記孔
部を塞ぐ導電膜とにより構成された治具を備えているの
で、前記導電膜を介し、前記パッド及び/又はランドに
圧痕を生じさせることなく、前記プローブを前記パッド
及び/又はランドに確実に接触させることができる。
【0028】また本発明に係るパッド導通検査装置
(8)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、ゴム板内に棒形状の導電性ゴム体が
狭ピッチに配設された治具を備えると共に、該治具が前
記回路基板上に配設されるように構成されていることを
特徴としている。
(8)は、回路基板上に形成されたパッド及び/又はラ
ンドの導通を検査する複数個のプローブと、これらプロ
ーブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド導通
検査装置において、ゴム板内に棒形状の導電性ゴム体が
狭ピッチに配設された治具を備えると共に、該治具が前
記回路基板上に配設されるように構成されていることを
特徴としている。
【0029】上記したパッド導通検査装置(8)によれ
ば、ゴム板内に棒形状の導電性ゴム体が狭ピッチに配設
された治具を備えると共に、該治具が前記回路基板上に
配設されるように構成されているので、前記ピッチを前
記パッド及び/又はランドの大きさより小さく設定して
おくことにより、前記いずれかの導電性ゴム体を介し、
前記パッド及び/又はランドに圧痕を生じさせることな
く、前記プローブを前記パッド及び/又はランドに確実
に接触させることができると共に、前記回路基板に設計
変更が生じた場合でも、同一治具により迅速に対応する
ことができる。
ば、ゴム板内に棒形状の導電性ゴム体が狭ピッチに配設
された治具を備えると共に、該治具が前記回路基板上に
配設されるように構成されているので、前記ピッチを前
記パッド及び/又はランドの大きさより小さく設定して
おくことにより、前記いずれかの導電性ゴム体を介し、
前記パッド及び/又はランドに圧痕を生じさせることな
く、前記プローブを前記パッド及び/又はランドに確実
に接触させることができると共に、前記回路基板に設計
変更が生じた場合でも、同一治具により迅速に対応する
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパッド導通検
査装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、
従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付
すこととする。図1は実施の形態(1)に係るパッド導
通検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大
斜視図であり、また図2は実施の形態(1)に係るパッ
ド導通検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した
拡大断面図である。回路基板90は、図11、図12に
示したものと同様に基板91、パッド93、配線ライン
92a、及び部品ランド、リードランド、チェックラン
ド(共に図示せず)等を含んで構成されている。このパ
ッド93はAu/Ni等を用いて高さHが約5〜6μm、一
辺の長さがLの略直方体板形状に形成されており、パッ
ド93の略中央部には、ワイヤボンディング工程時に形
成されるボンディング部(直径D)96aが位置するよ
うになっている。
査装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、
従来例と同一機能を有する構成部品には同一の符号を付
すこととする。図1は実施の形態(1)に係るパッド導
通検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大
斜視図であり、また図2は実施の形態(1)に係るパッ
ド導通検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した
拡大断面図である。回路基板90は、図11、図12に
示したものと同様に基板91、パッド93、配線ライン
92a、及び部品ランド、リードランド、チェックラン
ド(共に図示せず)等を含んで構成されている。このパ
ッド93はAu/Ni等を用いて高さHが約5〜6μm、一
辺の長さがLの略直方体板形状に形成されており、パッ
ド93の略中央部には、ワイヤボンディング工程時に形
成されるボンディング部(直径D)96aが位置するよ
うになっている。
【0031】一方、回路基板90におけるパッド93の
中心軸上にはプローブ11が垂直方向に配設されてお
り、プローブ11は電気抵抗率が小さく、かつ硬質のW
材料等を用いて例えば一辺の長さがLP の略四角柱形状
に形成されている。このプローブ11の外形寸法LP
と、パッド93及びボンディング部96aの外形寸法
L、Dとは、L>LP >Dの関係となるように設定され
ている。プローブ11下部にはこの隅角部をそれぞれ頂
点11aとする4個の突起部11bが形成されており、
各頂点11aは同一高さに設定されている。また図示し
ないが、パッド導通検査装置には複数個のプローブ11
が装備されている。
中心軸上にはプローブ11が垂直方向に配設されてお
り、プローブ11は電気抵抗率が小さく、かつ硬質のW
材料等を用いて例えば一辺の長さがLP の略四角柱形状
に形成されている。このプローブ11の外形寸法LP
と、パッド93及びボンディング部96aの外形寸法
L、Dとは、L>LP >Dの関係となるように設定され
ている。プローブ11下部にはこの隅角部をそれぞれ頂
点11aとする4個の突起部11bが形成されており、
各頂点11aは同一高さに設定されている。また図示し
ないが、パッド導通検査装置には複数個のプローブ11
が装備されている。
【0032】このように構成されたプローブ11を製造
する場合、例えば垂直断面が略二等辺三角(下辺の長さ
略LP 、等辺の長さLA (図2))形状の突き切り工具
(図示せず)を用いて外形寸法がLP のプローブ11下
部に関し、この外側面11c、11dに対してそれぞれ
垂直方向に突き切ると、同一高さを有する4個の突起部
11bが容易に形成される。
する場合、例えば垂直断面が略二等辺三角(下辺の長さ
略LP 、等辺の長さLA (図2))形状の突き切り工具
(図示せず)を用いて外形寸法がLP のプローブ11下
部に関し、この外側面11c、11dに対してそれぞれ
垂直方向に突き切ると、同一高さを有する4個の突起部
11bが容易に形成される。
【0033】図12に示したものと略同様、これら複数
個のプローブ11の上部にはそれぞれ圧縮コイルバネを
介して位置決め手段(共に図示せず)が接続されてお
り、この位置決め手段の駆動により、各プローブ11が
それぞれ所定の位置に移動させられると共に、前記圧縮
コイルバネを介して各プローブ11における突起部頂点
11aがパッド93やランド94a〜94c(図12)
に所定圧力でそれぞれ接触させられるようになってい
る。また各プローブ11は検出手段(図示せず)に接続
されており、この検出手段により各プローブ11間に流
れる電流等が検出されるようになっている。これら複数
個のプローブ11、前記位置決め手段、圧縮コイルバ
ネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構成
されている。
個のプローブ11の上部にはそれぞれ圧縮コイルバネを
介して位置決め手段(共に図示せず)が接続されてお
り、この位置決め手段の駆動により、各プローブ11が
それぞれ所定の位置に移動させられると共に、前記圧縮
コイルバネを介して各プローブ11における突起部頂点
11aがパッド93やランド94a〜94c(図12)
に所定圧力でそれぞれ接触させられるようになってい
る。また各プローブ11は検出手段(図示せず)に接続
されており、この検出手段により各プローブ11間に流
れる電流等が検出されるようになっている。これら複数
個のプローブ11、前記位置決め手段、圧縮コイルバ
ネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構成
されている。
【0034】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ1
1をパッド93の中心軸上に位置決めした後、プローブ
11を所定高さ下方へ移動させ、4個の突起部11bの
各頂点11aをパッド93に当接させる。すると前記圧
縮コイルバネを介してプローブ11の突起部11bが所
定圧力で押圧されてパッド93に密接すると同時に、パ
ッド93上面に頂点11aの圧痕12が形成される。
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ1
1をパッド93の中心軸上に位置決めした後、プローブ
11を所定高さ下方へ移動させ、4個の突起部11bの
各頂点11aをパッド93に当接させる。すると前記圧
縮コイルバネを介してプローブ11の突起部11bが所
定圧力で押圧されてパッド93に密接すると同時に、パ
ッド93上面に頂点11aの圧痕12が形成される。
【0035】上記説明から明らかなように、実施の形態
(1)に係るパッド導通検査装置では、プローブ11が
略四角柱形状に形成され、この外形寸法LP が直径Dの
ボンディング部96aと、外形寸法Lのパッド93との
中間に位置する大きさに設定されると共に、プローブ1
1下部に各隅角部を頂点11aとする突起部11bが形
成されているので、プローブ11下部における4個の頂
点11aをパッド93の上面に確実に接触させることが
できると共に、接触抵抗を小さくすることができ、この
結果、パッド93の導通を正確に検査することができ
る。また頂点11aの接触によりパッド93の上面に圧
痕12が生じた場合でも、これをボンディング部96a
より外側領域へ外すことができ、導通検査後、ボンディ
ングワイヤ、ハンダ等を介してパッド93にICチッ
プ、LSIパッケージ(共に図示せず)等を確実に接続
することができる。またプローブ11が四角柱形状であ
るため、突起部11bを容易に形成することができる。
(1)に係るパッド導通検査装置では、プローブ11が
略四角柱形状に形成され、この外形寸法LP が直径Dの
ボンディング部96aと、外形寸法Lのパッド93との
中間に位置する大きさに設定されると共に、プローブ1
1下部に各隅角部を頂点11aとする突起部11bが形
成されているので、プローブ11下部における4個の頂
点11aをパッド93の上面に確実に接触させることが
できると共に、接触抵抗を小さくすることができ、この
結果、パッド93の導通を正確に検査することができ
る。また頂点11aの接触によりパッド93の上面に圧
痕12が生じた場合でも、これをボンディング部96a
より外側領域へ外すことができ、導通検査後、ボンディ
ングワイヤ、ハンダ等を介してパッド93にICチッ
プ、LSIパッケージ(共に図示せず)等を確実に接続
することができる。またプローブ11が四角柱形状であ
るため、突起部11bを容易に形成することができる。
【0036】なお、実施の形態(1)に係るパッド導通
検査装置では、プローブ11における突起部頂点11a
が尖っている場合について説明したが、突起部頂点11
aの形状は何らこれに限定されるものではなく、球面
や、水平面であってもよい。
検査装置では、プローブ11における突起部頂点11a
が尖っている場合について説明したが、突起部頂点11
aの形状は何らこれに限定されるものではなく、球面
や、水平面であってもよい。
【0037】また、実施の形態(1)に係るパッド導通
検査装置では、プローブ11が略四角柱形状で、かつ突
起部11bが4個の場合について説明したが、別の実施
の形態では、プローブ11が略四角柱形状で、かつ突起
部11bが3個または2個であってもよい。またさらに
別の実施の形態では、プローブ11が略n(ただし、n
は3、又は5以上の整数)角柱形状で、かつ突起部11
bがn−1個、n−2個、・・・(ただし、n−1、n
−2、・・・はいずれも2以上)であってもよい。
検査装置では、プローブ11が略四角柱形状で、かつ突
起部11bが4個の場合について説明したが、別の実施
の形態では、プローブ11が略四角柱形状で、かつ突起
部11bが3個または2個であってもよい。またさらに
別の実施の形態では、プローブ11が略n(ただし、n
は3、又は5以上の整数)角柱形状で、かつ突起部11
bがn−1個、n−2個、・・・(ただし、n−1、n
−2、・・・はいずれも2以上)であってもよい。
【0038】図3は実施の形態(2)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜
視図であり、図中90は図1、図2に示したものと略同
様の回路基板を示している。回路基板90におけるパッ
ド93の中心軸上には一辺の長さがLP の略四角柱形状
をしたプローブ15が垂直方向に配置されており、プロ
ーブ15の外形寸法LP と、パッド93及びボンディン
グ部96aの外形寸法L、Dとは、L>LP >Dの関係
となるように設定されている。プローブ15下部には、
その隅角部15a、15bを結ぶ辺を稜線15cとする
2個の突起部15dが形成されており、各稜線15cは
同一高さに設定されている。また図示しないが、パッド
導通検査装置にはプローブ15と略同様のプローブが複
数個装備されている。その他の構成は図1、図2に示し
たものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な
説明は省略することとする。これら複数個のプローブ1
5、前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段
等を含んでパッド導通検査装置が構成されている。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜
視図であり、図中90は図1、図2に示したものと略同
様の回路基板を示している。回路基板90におけるパッ
ド93の中心軸上には一辺の長さがLP の略四角柱形状
をしたプローブ15が垂直方向に配置されており、プロ
ーブ15の外形寸法LP と、パッド93及びボンディン
グ部96aの外形寸法L、Dとは、L>LP >Dの関係
となるように設定されている。プローブ15下部には、
その隅角部15a、15bを結ぶ辺を稜線15cとする
2個の突起部15dが形成されており、各稜線15cは
同一高さに設定されている。また図示しないが、パッド
導通検査装置にはプローブ15と略同様のプローブが複
数個装備されている。その他の構成は図1、図2に示し
たものと略同様であるので、ここではその構成の詳細な
説明は省略することとする。これら複数個のプローブ1
5、前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段
等を含んでパッド導通検査装置が構成されている。
【0039】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、まず前記位置決め手段を駆動してプロー
ブ15をパッド93の中心軸上に位置決めする。次にプ
ローブ15を所定高さ下方へ移動させ、2個の突起部1
5dの稜線11cをパッド93に当接させる。すると前
記圧縮コイルバネを介してプローブ15の突起部15d
が所定圧力で押圧されてパッド93に密接すると同時
に、パッド93上面に稜線15cの圧痕16が形成され
る。
を用いる場合、まず前記位置決め手段を駆動してプロー
ブ15をパッド93の中心軸上に位置決めする。次にプ
ローブ15を所定高さ下方へ移動させ、2個の突起部1
5dの稜線11cをパッド93に当接させる。すると前
記圧縮コイルバネを介してプローブ15の突起部15d
が所定圧力で押圧されてパッド93に密接すると同時
に、パッド93上面に稜線15cの圧痕16が形成され
る。
【0040】上記説明から明らかなように、実施の形態
(2)に係るパッド導通検査装置では、プローブ15が
略四角柱形状に形成され、この外形寸法LP が直径Dの
ボンディング部96aと、外形寸法Lのパッド93との
中間に位置する大きさに設定されると共に、プローブ1
5下部に隅角部15a、15bを結ぶ二辺を各稜線15
cとする突起部15dが形成されているので、プローブ
15下部における2個の稜線15cをパッド93の上面
に確実に接触させることができると共に、接触抵抗を一
層小さくすることができ、この結果、パッド93の導通
を一層正確に検査することができる。また稜線15cの
接触によりパッド93の上面に圧痕16が生じた場合で
も、これをボンディング部96aより外側領域へ外すこ
とができ、実施の形態(1)と略同様の効果を得ること
ができる。
(2)に係るパッド導通検査装置では、プローブ15が
略四角柱形状に形成され、この外形寸法LP が直径Dの
ボンディング部96aと、外形寸法Lのパッド93との
中間に位置する大きさに設定されると共に、プローブ1
5下部に隅角部15a、15bを結ぶ二辺を各稜線15
cとする突起部15dが形成されているので、プローブ
15下部における2個の稜線15cをパッド93の上面
に確実に接触させることができると共に、接触抵抗を一
層小さくすることができ、この結果、パッド93の導通
を一層正確に検査することができる。また稜線15cの
接触によりパッド93の上面に圧痕16が生じた場合で
も、これをボンディング部96aより外側領域へ外すこ
とができ、実施の形態(1)と略同様の効果を得ること
ができる。
【0041】なお、実施の形態(2)に係るパッド導通
検査装置では、プローブ15における突起部稜線15c
先端が尖っている場合について説明したが、突起部稜線
15cの形状は何らこれに限定されるものではなく、曲
面や、水平面であってもよい。
検査装置では、プローブ15における突起部稜線15c
先端が尖っている場合について説明したが、突起部稜線
15cの形状は何らこれに限定されるものではなく、曲
面や、水平面であってもよい。
【0042】また、実施の形態(2)に係るパッド導通
検査装置では、プローブ15が略四角柱形状で、かつ突
起部15dの稜線15cが2個の場合について説明した
が、別の実施の形態では、プローブ15が略四角柱形状
で、かつ稜線15cが3個または4個であってもよい。
またさらに別の実施の形態では、プローブ15が略n
(ただし、nは3、又は5以上の整数)角柱形状で、か
つ稜線15がn個、n−1個、・・・(ただし、n、n
−1、n−2、・・・はいずれも2以上)であってもよ
い。
検査装置では、プローブ15が略四角柱形状で、かつ突
起部15dの稜線15cが2個の場合について説明した
が、別の実施の形態では、プローブ15が略四角柱形状
で、かつ稜線15cが3個または4個であってもよい。
またさらに別の実施の形態では、プローブ15が略n
(ただし、nは3、又は5以上の整数)角柱形状で、か
つ稜線15がn個、n−1個、・・・(ただし、n、n
−1、n−2、・・・はいずれも2以上)であってもよ
い。
【0043】図4は実施の形態(3)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図
である。回路基板90は図1、図2に示したものと略同
様に形成され、回路基板90におけるパッド93の中心
軸上にはプローブ21が垂直方向に配置されている。こ
のプローブ21は一辺の長さがLP の略四角柱形状に形
成されており、プローブ21の外形寸法LP と、パッド
93及びボンディング部96aの外形寸法L、Dとは、
LP >L>Dの関係となるように設定されている。プロ
ーブ21下部には2個の突起部21fが形成されてお
り、この突起部21fはプローブ21の隅角部21a、
21b間を結ぶ稜線21cと、プローブ21の外側面2
1d及び内側傾斜面21eとに囲まれた部分により構成
されている。また内側傾斜面21eがパッド93の辺縁
部93aに接触した際、稜線21cが基板91に当接し
ないように、内側傾斜面21eと外側面21dとの成す
角が角度αに設定されている。また図示しないが、パッ
ド導通検査装置にはプローブ21と略同様のプローブが
複数個装備されている。その他の構成は図1、図2に示
したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細
な説明は省略することとする。これら複数個のプローブ
21、前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手
段等を含んでパッド導通検査装置が構成されている。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図
である。回路基板90は図1、図2に示したものと略同
様に形成され、回路基板90におけるパッド93の中心
軸上にはプローブ21が垂直方向に配置されている。こ
のプローブ21は一辺の長さがLP の略四角柱形状に形
成されており、プローブ21の外形寸法LP と、パッド
93及びボンディング部96aの外形寸法L、Dとは、
LP >L>Dの関係となるように設定されている。プロ
ーブ21下部には2個の突起部21fが形成されてお
り、この突起部21fはプローブ21の隅角部21a、
21b間を結ぶ稜線21cと、プローブ21の外側面2
1d及び内側傾斜面21eとに囲まれた部分により構成
されている。また内側傾斜面21eがパッド93の辺縁
部93aに接触した際、稜線21cが基板91に当接し
ないように、内側傾斜面21eと外側面21dとの成す
角が角度αに設定されている。また図示しないが、パッ
ド導通検査装置にはプローブ21と略同様のプローブが
複数個装備されている。その他の構成は図1、図2に示
したものと略同様であるので、ここではその構成の詳細
な説明は省略することとする。これら複数個のプローブ
21、前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手
段等を含んでパッド導通検査装置が構成されている。
【0044】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ2
1をパッド93の中心軸上に位置決めした後、プローブ
21を所定高さ下方へ移動させる。すると、2個の突起
部21dの内側傾斜面21eがパッド辺縁部93aに当
接し、前記圧縮コイルバネを介して所定圧力で押圧され
てパッド辺縁部93aに密接する。
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ2
1をパッド93の中心軸上に位置決めした後、プローブ
21を所定高さ下方へ移動させる。すると、2個の突起
部21dの内側傾斜面21eがパッド辺縁部93aに当
接し、前記圧縮コイルバネを介して所定圧力で押圧され
てパッド辺縁部93aに密接する。
【0045】上記説明から明らかなように、実施の形態
(3)に係るパッド導通検査装置では、プローブ21が
略四角柱形状に形成され、2組の対向する稜線21cの
間隔LP がパッド93の外形寸法Lより大きく設定され
ると共に、プローブ21の下部に稜線21cを含んで構
成された2個の突起部21fが形成されているので、内
側傾斜面21eにパッド辺縁部93aが接触した際、稜
線21cが基板91に当接しないように、内側傾斜面2
1eと外側面21dとが成す角度をαに設定することに
より、基板91に稜線21cを当接させることなく、プ
ローブ21下部における突起部21fの内側傾斜面21
eをパッド辺縁部93aに確実に接触させることができ
ると共に、接触抵抗を一層小さくすることができ、この
結果、実施の形態(2)と略同様の効果を得ることがで
きる。また突起部21fにおける内側傾斜面21eの接
触によりパッド辺縁部93aに圧痕(図示せず)が生じ
ても、ワイヤボンディングには支障がないため、実施の
形態(1)と略同様の効果を得ることができる。
(3)に係るパッド導通検査装置では、プローブ21が
略四角柱形状に形成され、2組の対向する稜線21cの
間隔LP がパッド93の外形寸法Lより大きく設定され
ると共に、プローブ21の下部に稜線21cを含んで構
成された2個の突起部21fが形成されているので、内
側傾斜面21eにパッド辺縁部93aが接触した際、稜
線21cが基板91に当接しないように、内側傾斜面2
1eと外側面21dとが成す角度をαに設定することに
より、基板91に稜線21cを当接させることなく、プ
ローブ21下部における突起部21fの内側傾斜面21
eをパッド辺縁部93aに確実に接触させることができ
ると共に、接触抵抗を一層小さくすることができ、この
結果、実施の形態(2)と略同様の効果を得ることがで
きる。また突起部21fにおける内側傾斜面21eの接
触によりパッド辺縁部93aに圧痕(図示せず)が生じ
ても、ワイヤボンディングには支障がないため、実施の
形態(1)と略同様の効果を得ることができる。
【0046】なお、実施の形態(3)に係るパッド導通
検査装置では、稜線21cの長さがLP (LP >L)で
ある場合について説明したが、別の実施の形態では、稜
線21cの長さがパッド93の外形寸法Lより短くとも
よい。
検査装置では、稜線21cの長さがLP (LP >L)で
ある場合について説明したが、別の実施の形態では、稜
線21cの長さがパッド93の外形寸法Lより短くとも
よい。
【0047】図5は実施の形態(4)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のA
−A線断面図である。回路基板90は図1、図2に示し
たものと略同様に形成され、回路基板90のパッド93
上には幅がWP の略板形状をしたプローブ25が垂直方
向に配置されており、プローブ25の幅WP と、パッド
93及びボンディング部96aの外形寸法L、Dとは、
WP >L>Dの関係となるように設定されている。プロ
ーブ25下部は斜めに折り曲げられており、折り曲げ部
25aの傾斜面25bがパッド辺縁部93aに接触した
際、折り曲げ部25aの先端が基板91に当接しないよ
うに、折り曲げ部25aの長さがLQ 、角度がβに設定
されている。また図示しないが、パッド導通検査装置に
はプローブ25と略同様のプローブが複数個装備されて
いる。その他の構成は前記圧縮コイルバネが省略されて
いることを除いて、図1、図2に示したものと略同様で
あるので、ここではその構成の詳細な説明は省略するこ
ととする。これら複数個のプローブ25、前記位置決め
手段、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構
成されている。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)のA
−A線断面図である。回路基板90は図1、図2に示し
たものと略同様に形成され、回路基板90のパッド93
上には幅がWP の略板形状をしたプローブ25が垂直方
向に配置されており、プローブ25の幅WP と、パッド
93及びボンディング部96aの外形寸法L、Dとは、
WP >L>Dの関係となるように設定されている。プロ
ーブ25下部は斜めに折り曲げられており、折り曲げ部
25aの傾斜面25bがパッド辺縁部93aに接触した
際、折り曲げ部25aの先端が基板91に当接しないよ
うに、折り曲げ部25aの長さがLQ 、角度がβに設定
されている。また図示しないが、パッド導通検査装置に
はプローブ25と略同様のプローブが複数個装備されて
いる。その他の構成は前記圧縮コイルバネが省略されて
いることを除いて、図1、図2に示したものと略同様で
あるので、ここではその構成の詳細な説明は省略するこ
ととする。これら複数個のプローブ25、前記位置決め
手段、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構
成されている。
【0048】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ2
5をパッド93上の所定位置に位置決めした後、プロー
ブ25を所定高さ下方へ移動させる。するとプローブ2
5の傾斜面25bがパッド辺縁部93aに当接し、プロ
ーブ25自体の弾力作用に基づき押圧されてパッド辺縁
部93aに密接する。
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ2
5をパッド93上の所定位置に位置決めした後、プロー
ブ25を所定高さ下方へ移動させる。するとプローブ2
5の傾斜面25bがパッド辺縁部93aに当接し、プロ
ーブ25自体の弾力作用に基づき押圧されてパッド辺縁
部93aに密接する。
【0049】上記説明から明らかなように、実施の形態
(4)に係るパッド導通検査装置では、プローブ25の
下部がパッド93の辺縁部93aに接触可能に折り曲げ
形成されているので、実施の形態(3)と略同様の効果
を得ることができる。また折り曲げ形成によりプローブ
25自体に弾力性を保有させることができ、その結果、
プローブ25の折り曲げ傾斜面25bをパッド93の辺
縁部93aに一層確実に接触させることができると共
に、従来のものに装着されていた圧縮コイルバネが省略
可能となるため、コストを削減することができる。
(4)に係るパッド導通検査装置では、プローブ25の
下部がパッド93の辺縁部93aに接触可能に折り曲げ
形成されているので、実施の形態(3)と略同様の効果
を得ることができる。また折り曲げ形成によりプローブ
25自体に弾力性を保有させることができ、その結果、
プローブ25の折り曲げ傾斜面25bをパッド93の辺
縁部93aに一層確実に接触させることができると共
に、従来のものに装着されていた圧縮コイルバネが省略
可能となるため、コストを削減することができる。
【0050】なお、実施の形態(4)に係るパッド導通
検査装置では、プローブ25の幅がWP (WP >L)で
ある場合について説明したが、別の実施の形態では、プ
ローブ25の幅がパッド93の外形寸法Lより短くとも
よい。
検査装置では、プローブ25の幅がWP (WP >L)で
ある場合について説明したが、別の実施の形態では、プ
ローブ25の幅がパッド93の外形寸法Lより短くとも
よい。
【0051】図6は実施の形態(5)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図
である。回路基板90、パッド93は図1、図2に示し
たものと略同様に形成されており、パッド93上におけ
る対向する2か所の辺縁部93a近傍には、高さがHT
の突起部31aがそれぞれ形成されている。この突起部
31aは、図示しないが、例えばパッド93上の辺縁部
93a近傍に厚膜スクリーン印刷を施すことにより形成
される。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図
である。回路基板90、パッド93は図1、図2に示し
たものと略同様に形成されており、パッド93上におけ
る対向する2か所の辺縁部93a近傍には、高さがHT
の突起部31aがそれぞれ形成されている。この突起部
31aは、図示しないが、例えばパッド93上の辺縁部
93a近傍に厚膜スクリーン印刷を施すことにより形成
される。
【0052】一方、回路基板90におけるパッド93の
中心軸上には一辺の長さがLP の略四角柱形状をしたプ
ローブ31が垂直方向に配設されており、プローブ31
下部には水平面31cが形成されている。プローブ31
の外形寸法LP と、パッド93及びボンディング部96
aの外形寸法L、Dとは、LP >L>Dの関係となるよ
うに設定されている。また図示しないが、パッド導通検
査装置にはプローブ31と略同様のプローブが複数個装
備されている。その他の構成は図1、図2に示したもの
と略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は
省略することとする。これら複数個のプローブ31、突
起部31a、31b、前記位置決め手段、前記圧縮コイ
ルバネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が
構成されている。
中心軸上には一辺の長さがLP の略四角柱形状をしたプ
ローブ31が垂直方向に配設されており、プローブ31
下部には水平面31cが形成されている。プローブ31
の外形寸法LP と、パッド93及びボンディング部96
aの外形寸法L、Dとは、LP >L>Dの関係となるよ
うに設定されている。また図示しないが、パッド導通検
査装置にはプローブ31と略同様のプローブが複数個装
備されている。その他の構成は図1、図2に示したもの
と略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は
省略することとする。これら複数個のプローブ31、突
起部31a、31b、前記位置決め手段、前記圧縮コイ
ルバネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が
構成されている。
【0053】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ3
1をパッド93の中心軸上に位置決めした後、所定高さ
下方へ移動させる。すると、プローブ31下部の水平面
31cがパッド93上の各突起部31aに当接した後、
前記圧縮コイルバネを介して所定圧力で押圧されて各突
起部31aに密接する。
を用いる場合、前記位置決め手段を駆動してプローブ3
1をパッド93の中心軸上に位置決めした後、所定高さ
下方へ移動させる。すると、プローブ31下部の水平面
31cがパッド93上の各突起部31aに当接した後、
前記圧縮コイルバネを介して所定圧力で押圧されて各突
起部31aに密接する。
【0054】上記説明から明らかなように、実施の形態
(5)に係るパッド導通検査装置では、パッド93にお
ける2か所の辺縁部93a近傍に同一高さの突起部31
aを備える一方、プローブ31の下部が平面31c形状
に形成されているので、プローブ31下部を突起部31
a上に確実に接触させることができると共に、接触抵抗
を一層小さくすることができる。またプローブ31下部
により突起部31a上に圧痕が生じても、これをボンデ
ィング部96aより外側領域へ外すことができ、これら
の結果、実施の形態(2)と略同様の効果を得ることが
できる。
(5)に係るパッド導通検査装置では、パッド93にお
ける2か所の辺縁部93a近傍に同一高さの突起部31
aを備える一方、プローブ31の下部が平面31c形状
に形成されているので、プローブ31下部を突起部31
a上に確実に接触させることができると共に、接触抵抗
を一層小さくすることができる。またプローブ31下部
により突起部31a上に圧痕が生じても、これをボンデ
ィング部96aより外側領域へ外すことができ、これら
の結果、実施の形態(2)と略同様の効果を得ることが
できる。
【0055】なお、実施の形態(5)に係るパッド導通
検査装置では、パッド93における対向する2か所の辺
縁部93a近傍に突起部31aをそれぞれ備えている場
合について説明したが、別の実施の形態では、突起部3
1aを3または4か所の辺縁部93a近傍にそれぞれ備
えてもよい。
検査装置では、パッド93における対向する2か所の辺
縁部93a近傍に突起部31aをそれぞれ備えている場
合について説明したが、別の実施の形態では、突起部3
1aを3または4か所の辺縁部93a近傍にそれぞれ備
えてもよい。
【0056】また、実施の形態(1)〜(5)に係るパ
ッド導通検査装置では、各プローブ11、15、21、
25、31をいずれもパッド93に接触させる場合につ
いて説明したが、別の実施の形態では、これらプローブ
をランド94a〜94cに接触させて導通を検査しても
よい。
ッド導通検査装置では、各プローブ11、15、21、
25、31をいずれもパッド93に接触させる場合につ
いて説明したが、別の実施の形態では、これらプローブ
をランド94a〜94cに接触させて導通を検査しても
よい。
【0057】図7は実施の形態(6)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜
視図であり、図中90は図12に示したものと略同様の
回路基板90を示している。回路基板90におけるチェ
ックランド94c、部品ランド94a上には、図12に
示したものと同様のプローブ81、82がそれぞれ接触
されている。また回路基板90における複数個のパッド
93上には、略直方体板形状をした導電性マット35が
弾力的、かつ着脱可能に装着されている。この導電性マ
ット35は弾力性を有する略直方板形状のゴムシート
と、この中に高密度、かつ均一に分散された導電粒子ま
たは導電繊維(共に図示せず)とを含んで構成されてお
り、導電性マット35内には電流が自由に流れるように
なっている。その他の構成は図1、図2に示したものと
略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省
略することとする。これらプローブ81、82、導電性
マット35、前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び
検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構成されてい
る。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜
視図であり、図中90は図12に示したものと略同様の
回路基板90を示している。回路基板90におけるチェ
ックランド94c、部品ランド94a上には、図12に
示したものと同様のプローブ81、82がそれぞれ接触
されている。また回路基板90における複数個のパッド
93上には、略直方体板形状をした導電性マット35が
弾力的、かつ着脱可能に装着されている。この導電性マ
ット35は弾力性を有する略直方板形状のゴムシート
と、この中に高密度、かつ均一に分散された導電粒子ま
たは導電繊維(共に図示せず)とを含んで構成されてお
り、導電性マット35内には電流が自由に流れるように
なっている。その他の構成は図1、図2に示したものと
略同様であるので、ここではその構成の詳細な説明は省
略することとする。これらプローブ81、82、導電性
マット35、前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び
検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構成されてい
る。
【0058】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、まず導電性マット35を回路基板90よ
り外した状態で、プローブ81をチェックランド94c
に接触させる一方、プローブ82を所定の部品ランド9
4aに接触させる。するとプローブ81、82間に電流
が流れていないことが検出されたときには、チェックラ
ンド94cやこれに接続された配線ライン92a、パッ
ド93と、所定の部品ランド94aやこれに接続された
配線ライン92a、パッド93とがオープン状態にある
と評価される。他方、プローブ81、82間に電流が流
れていることが検出されたときには、これらがリーク状
態にあると評価される。この後、例えばプローブ81を
チェックランド94cに接触させた状態で、プローブ8
2を別の部品ランド94a、チェックランド94c、リ
ードランド94bに順次接触させてゆくと、これらの導
通が効率よく検査される。次に導電性マット35を回路
基板90のパッド93上に装着し、プローブ81をチェ
ックランド94cに接触させる一方、プローブ82を所
定の部品ランド94aに接触させる。するとプローブ8
1、82間に電流が流れていることが検出されたときに
は、チェックランド94cやこれに接続された配線ライ
ン92a、パッド93と、所定の部品ランド94aやこ
れに接続された配線ライン92a、パッド93とが導通
状態にあると評価される。他方、プローブ81、82間
に電流が流れていないことが検出されたときには、これ
らが断線状態にあると評価される。この後、例えばプロ
ーブ81をチェックランド94cに接触させた状態で、
プローブ82を別の部品ランド94a、チェックランド
94c、リードランド94bに順次接触させてゆくと、
これらの導通が効率よく検査される。
を用いる場合、まず導電性マット35を回路基板90よ
り外した状態で、プローブ81をチェックランド94c
に接触させる一方、プローブ82を所定の部品ランド9
4aに接触させる。するとプローブ81、82間に電流
が流れていないことが検出されたときには、チェックラ
ンド94cやこれに接続された配線ライン92a、パッ
ド93と、所定の部品ランド94aやこれに接続された
配線ライン92a、パッド93とがオープン状態にある
と評価される。他方、プローブ81、82間に電流が流
れていることが検出されたときには、これらがリーク状
態にあると評価される。この後、例えばプローブ81を
チェックランド94cに接触させた状態で、プローブ8
2を別の部品ランド94a、チェックランド94c、リ
ードランド94bに順次接触させてゆくと、これらの導
通が効率よく検査される。次に導電性マット35を回路
基板90のパッド93上に装着し、プローブ81をチェ
ックランド94cに接触させる一方、プローブ82を所
定の部品ランド94aに接触させる。するとプローブ8
1、82間に電流が流れていることが検出されたときに
は、チェックランド94cやこれに接続された配線ライ
ン92a、パッド93と、所定の部品ランド94aやこ
れに接続された配線ライン92a、パッド93とが導通
状態にあると評価される。他方、プローブ81、82間
に電流が流れていないことが検出されたときには、これ
らが断線状態にあると評価される。この後、例えばプロ
ーブ81をチェックランド94cに接触させた状態で、
プローブ82を別の部品ランド94a、チェックランド
94c、リードランド94bに順次接触させてゆくと、
これらの導通が効率よく検査される。
【0059】上記説明から明らかなように、実施の形態
(6)に係るパッド導通検査装置では、複数個のパッド
93上に配置される弾力性を有する導電性マット35を
備えると共に、プローブ81、82がランド94a〜9
4cに当接するように構成されているので、パッド93
に圧痕を生じさせることなく、パッド93及び導電性マ
ット35を介してランド94a〜94c間の導通を容易
に検査することができる。
(6)に係るパッド導通検査装置では、複数個のパッド
93上に配置される弾力性を有する導電性マット35を
備えると共に、プローブ81、82がランド94a〜9
4cに当接するように構成されているので、パッド93
に圧痕を生じさせることなく、パッド93及び導電性マ
ット35を介してランド94a〜94c間の導通を容易
に検査することができる。
【0060】なお、実施の形態(6)に係るパッド導通
検査装置では、プローブ81、82を用いた場合につい
て説明したが、別の実施の形態では、図1〜図5に示し
たプローブ11、15、21、25のいずれかを用いて
もよく、この場合、ランド94a〜94cに圧痕が生じ
るのを阻止することができ、部品ランド94a、リード
ランド94bと前記電子部品、前記リードとの接続を一
層確実なものとすることができる。
検査装置では、プローブ81、82を用いた場合につい
て説明したが、別の実施の形態では、図1〜図5に示し
たプローブ11、15、21、25のいずれかを用いて
もよく、この場合、ランド94a〜94cに圧痕が生じ
るのを阻止することができ、部品ランド94a、リード
ランド94bと前記電子部品、前記リードとの接続を一
層確実なものとすることができる。
【0061】図8は実施の形態(7)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通
検査中の状態を示している。プローブ81、82、回路
基板90、パッド93は図13に示したものと略同様に
形成されており、この回路基板90の上方には、ポリイ
ミド樹脂材料等を用いて略直方体板形状に形成された樹
脂板41aが配置されている。樹脂板41aにおけるパ
ッド93と対向する箇所には孔部41bがそれぞれ形成
されており、孔部41bはプローブ81、82が挿入可
能の大きさに設定されている。樹脂板41aにおける孔
部41b下部には、この孔部41bを塞ぐ態様でパッド
93と同様の大きさの銅箔膜41cがそれぞれ貼着され
ている。これら樹脂板41a、孔部41b、銅箔膜41
c等を含んで治具41が構成されている。図示しない
が、このように構成された治具41を製造する場合、例
えば樹脂板41aの下面全体に銅箔が貼着されたクラッ
ド材料を用い、この銅箔面に感光性レジスト膜を塗布す
る。次にパッド93を形成する際に設計したCADデー
タを活用し、前記感光性レジスト膜における所定箇所に
例えば所定出力のレーザ光を照射した後、エッチング処
理を施す。すると樹脂板41aにおけるパッド93と対
向する箇所にパッド93と略同様の大きさの銅箔膜41
cがそれぞれ形成される。次に前記CADデータを活用
し、樹脂板41aの所定箇所に例えば前記出力より小さ
いレーザ光を照射するか、あるいは機械的に孔明け加工
を施すと、樹脂板41aにおける銅箔膜41c上部に孔
部41bがそれぞれ形成される。その他の構成は図13
に示したものと略同様であるので、ここではその構成の
詳細な説明は省略することとする。これら治具41、プ
ローブ81、82、前記位置決め手段、圧縮コイルバ
ネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構成
されている(a)。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通
検査中の状態を示している。プローブ81、82、回路
基板90、パッド93は図13に示したものと略同様に
形成されており、この回路基板90の上方には、ポリイ
ミド樹脂材料等を用いて略直方体板形状に形成された樹
脂板41aが配置されている。樹脂板41aにおけるパ
ッド93と対向する箇所には孔部41bがそれぞれ形成
されており、孔部41bはプローブ81、82が挿入可
能の大きさに設定されている。樹脂板41aにおける孔
部41b下部には、この孔部41bを塞ぐ態様でパッド
93と同様の大きさの銅箔膜41cがそれぞれ貼着され
ている。これら樹脂板41a、孔部41b、銅箔膜41
c等を含んで治具41が構成されている。図示しない
が、このように構成された治具41を製造する場合、例
えば樹脂板41aの下面全体に銅箔が貼着されたクラッ
ド材料を用い、この銅箔面に感光性レジスト膜を塗布す
る。次にパッド93を形成する際に設計したCADデー
タを活用し、前記感光性レジスト膜における所定箇所に
例えば所定出力のレーザ光を照射した後、エッチング処
理を施す。すると樹脂板41aにおけるパッド93と対
向する箇所にパッド93と略同様の大きさの銅箔膜41
cがそれぞれ形成される。次に前記CADデータを活用
し、樹脂板41aの所定箇所に例えば前記出力より小さ
いレーザ光を照射するか、あるいは機械的に孔明け加工
を施すと、樹脂板41aにおける銅箔膜41c上部に孔
部41bがそれぞれ形成される。その他の構成は図13
に示したものと略同様であるので、ここではその構成の
詳細な説明は省略することとする。これら治具41、プ
ローブ81、82、前記位置決め手段、圧縮コイルバ
ネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構成
されている(a)。
【0062】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、まず所定のパッド93と所定の銅箔膜4
1cとが対応するように位置決めしつつ、治具41を回
路基板90上に載置する。次にプローブ81、82を所
定のパッド93に対応する銅箔膜41cにそれぞれ接触
させると、これらパッド93間の導通が検査される
(b)。
を用いる場合、まず所定のパッド93と所定の銅箔膜4
1cとが対応するように位置決めしつつ、治具41を回
路基板90上に載置する。次にプローブ81、82を所
定のパッド93に対応する銅箔膜41cにそれぞれ接触
させると、これらパッド93間の導通が検査される
(b)。
【0063】上記説明から明らかなように、実施の形態
(7)に係るパッド導通検査装置では、パッド93と対
向する位置にプローブ81、82を挿入する孔部41b
が形成された樹脂板41aと、孔部41bを塞ぐ銅箔膜
41cとにより構成された治具41を備えているので、
銅箔膜41cを介し、パッド93に圧痕を生じさせるこ
となく、パッド93にプローブ81、82を確実に接触
させることができる。
(7)に係るパッド導通検査装置では、パッド93と対
向する位置にプローブ81、82を挿入する孔部41b
が形成された樹脂板41aと、孔部41bを塞ぐ銅箔膜
41cとにより構成された治具41を備えているので、
銅箔膜41cを介し、パッド93に圧痕を生じさせるこ
となく、パッド93にプローブ81、82を確実に接触
させることができる。
【0064】なお、実施の形態(7)に係るパッド導通
検査装置では、先端部が尖ったプローブ81、82を用
いた場合について説明したが、別の実施の形態では、図
9に示したような先端部が平面形状のプローブ46を用
いてもよい。
検査装置では、先端部が尖ったプローブ81、82を用
いた場合について説明したが、別の実施の形態では、図
9に示したような先端部が平面形状のプローブ46を用
いてもよい。
【0065】また、実施の形態(7)に係るパッド導通
検査装置では、導電膜として銅箔膜41cを用いた場合
について説明したが、導電膜であれば何ら銅箔膜41c
に限定されるものではない。
検査装置では、導電膜として銅箔膜41cを用いた場合
について説明したが、導電膜であれば何ら銅箔膜41c
に限定されるものではない。
【0066】また、実施の形態(7)に係るパッド導通
検査装置では、治具41を介してパッド93に接触させ
る場合について説明したが、別の実施の形態では、ラン
ド94a〜94cに接触させて導通を検査してもよい。
検査装置では、治具41を介してパッド93に接触させ
る場合について説明したが、別の実施の形態では、ラン
ド94a〜94cに接触させて導通を検査してもよい。
【0067】図9は実施の形態(8)に係るパッド導通
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通
検査中の状態を示している。回路基板90、パッド93
は図8に示したものと略同様に形成されており、パッド
93の外形寸法はLに設定されている。この回路基板9
0の上方には、厚みがtの略直方体板形状をしたゴム板
45aが配置されている。一方、導電性ゴム体45bは
弾力性を有する長さがtの略棒形状をしたゴム体と、こ
の中に高密度、かつ均一に分散された導電粒子または導
電繊維(共に図示せず)とを含んで構成されており、導
電性ゴム体45b内には電流が自由に流れるようになっ
ている。ゴム板45a内には複数個の導電性ゴム体45
bがそれぞれ縦向き状態でピッチp3 に配列されてお
り、このピッチp3 は、パッド93に常時1個以上の導
電性ゴム体45bが接続するように狭く(p3 <<L)
設定されている。これらゴム板45a、導電性ゴム体4
5bを含んで治具45が構成されている。治具45の上
方には複数個のプローブ46が配置されており、プロー
ブ46の下部は略平面形状に形成されている。その他の
構成は図8に示したものと略同様であるので、ここでは
その構成の詳細な説明は省略することとする。これら治
具45、プローブ46、前記位置決め手段、圧縮コイル
バネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構
成されている(a)。
検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断
面図であり、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通
検査中の状態を示している。回路基板90、パッド93
は図8に示したものと略同様に形成されており、パッド
93の外形寸法はLに設定されている。この回路基板9
0の上方には、厚みがtの略直方体板形状をしたゴム板
45aが配置されている。一方、導電性ゴム体45bは
弾力性を有する長さがtの略棒形状をしたゴム体と、こ
の中に高密度、かつ均一に分散された導電粒子または導
電繊維(共に図示せず)とを含んで構成されており、導
電性ゴム体45b内には電流が自由に流れるようになっ
ている。ゴム板45a内には複数個の導電性ゴム体45
bがそれぞれ縦向き状態でピッチp3 に配列されてお
り、このピッチp3 は、パッド93に常時1個以上の導
電性ゴム体45bが接続するように狭く(p3 <<L)
設定されている。これらゴム板45a、導電性ゴム体4
5bを含んで治具45が構成されている。治具45の上
方には複数個のプローブ46が配置されており、プロー
ブ46の下部は略平面形状に形成されている。その他の
構成は図8に示したものと略同様であるので、ここでは
その構成の詳細な説明は省略することとする。これら治
具45、プローブ46、前記位置決め手段、圧縮コイル
バネ、及び検出手段等を含んでパッド導通検査装置が構
成されている(a)。
【0068】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、治具45を回路基板90上に密接させ
る。すると治具45が各パッド93上面に弾性的に当接
させられると同時に、少なくとも1個の導電性ゴム体4
5bがパッド93にそれぞれ接続される。次にパッド9
3を形成する際に設計したCADデータ等を利用し、所
定のパッド93に接続されている代表的な導電性ゴム体
45bを選択する。そしてこの上部にプローブ46をそ
れぞれ接触させると、これらパッド93間の導通が検査
される(b)。
を用いる場合、治具45を回路基板90上に密接させ
る。すると治具45が各パッド93上面に弾性的に当接
させられると同時に、少なくとも1個の導電性ゴム体4
5bがパッド93にそれぞれ接続される。次にパッド9
3を形成する際に設計したCADデータ等を利用し、所
定のパッド93に接続されている代表的な導電性ゴム体
45bを選択する。そしてこの上部にプローブ46をそ
れぞれ接触させると、これらパッド93間の導通が検査
される(b)。
【0069】上記説明から明らかなように、実施の形態
(8)に係るパッド導通検査装置では、ゴム板45a内
に棒形状の導電性ゴム体45bが狭ピッチp3 に配設さ
れた治具45を備えると共に、この治具45が回路基板
90上に配設されるように構成されているので、ピッチ
p3 をパッド93の大きさLより小さく設定しておくこ
とにより、パッド93に圧痕を生じさせることなく、か
つ図13に示した異方導電性ゴム板83よりも確実に、
プローブ46をいずれかの導電性ゴム体45bを介して
パッド93に接触させることができると共に、回路基板
90に設計変更が生じた場合でも、同一治具45により
迅速に対応することができる。
(8)に係るパッド導通検査装置では、ゴム板45a内
に棒形状の導電性ゴム体45bが狭ピッチp3 に配設さ
れた治具45を備えると共に、この治具45が回路基板
90上に配設されるように構成されているので、ピッチ
p3 をパッド93の大きさLより小さく設定しておくこ
とにより、パッド93に圧痕を生じさせることなく、か
つ図13に示した異方導電性ゴム板83よりも確実に、
プローブ46をいずれかの導電性ゴム体45bを介して
パッド93に接触させることができると共に、回路基板
90に設計変更が生じた場合でも、同一治具45により
迅速に対応することができる。
【0070】図10は実施の形態(9)に係るパッド導
通検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大
断面図であり、図中45、90は図9に示したものと略
同様の治具、回路基板を示している。治具45の上方に
は基板51aが配置されており、基板51aにおける導
電性ゴム体45bと対向する箇所には電極51bがそれ
ぞれ形成されている。一方、基板51aの上面には複数
個の電極51cが形成されており、各電極51c間のピ
ッチp2 はプローブ81、82どうしが接触しない距離
に設定されている。また各電極51b、51cどうしは
多層配線51dを介してそれぞれ接続されており、これ
ら基板51a、電極51b、51c、多層配線51dを
含んで変換ボード51が構成されている。変換ボード5
1と治具45とは接着剤52を介して密着されており、
これら変換ボード51、治具45等を含んで治具50が
構成されている。その他の構成は図9に示したものと略
同様であるのでここではその構成の詳細な説明は省略す
ることとする。これら治具50、プローブ81、82、
前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段等を
含んでパッド導通検査装置が構成されている。
通検査装置及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大
断面図であり、図中45、90は図9に示したものと略
同様の治具、回路基板を示している。治具45の上方に
は基板51aが配置されており、基板51aにおける導
電性ゴム体45bと対向する箇所には電極51bがそれ
ぞれ形成されている。一方、基板51aの上面には複数
個の電極51cが形成されており、各電極51c間のピ
ッチp2 はプローブ81、82どうしが接触しない距離
に設定されている。また各電極51b、51cどうしは
多層配線51dを介してそれぞれ接続されており、これ
ら基板51a、電極51b、51c、多層配線51dを
含んで変換ボード51が構成されている。変換ボード5
1と治具45とは接着剤52を介して密着されており、
これら変換ボード51、治具45等を含んで治具50が
構成されている。その他の構成は図9に示したものと略
同様であるのでここではその構成の詳細な説明は省略す
ることとする。これら治具50、プローブ81、82、
前記位置決め手段、圧縮コイルバネ、及び検出手段等を
含んでパッド導通検査装置が構成されている。
【0071】このように構成されたパッド導通検査装置
を用いる場合、治具50を回路基板90上に密接させ
る。すると治具45が各パッド93上面に弾性的に当接
させられると同時に、少なくとも1個の導電性ゴム体4
5bがパッド93にそれぞれ接続される。次にパッド9
3を形成する際に設計したCADデータ等を利用し、所
定のパッド93に接続している代表的な導電性ゴム体4
5bを選択し、この導電性ゴム体45bに接続された電
極51cにプローブ81、82をそれぞれ接触させる。
するとパッド93間のピッチが狭い回路基板90であっ
ても、これらの導通を確実に検査することができる。
を用いる場合、治具50を回路基板90上に密接させ
る。すると治具45が各パッド93上面に弾性的に当接
させられると同時に、少なくとも1個の導電性ゴム体4
5bがパッド93にそれぞれ接続される。次にパッド9
3を形成する際に設計したCADデータ等を利用し、所
定のパッド93に接続している代表的な導電性ゴム体4
5bを選択し、この導電性ゴム体45bに接続された電
極51cにプローブ81、82をそれぞれ接触させる。
するとパッド93間のピッチが狭い回路基板90であっ
ても、これらの導通を確実に検査することができる。
【図1】本発明に係るパッド導通検査装置の実施の形態
(1)及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜視
図である。
(1)及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜視
図である。
【図2】実施の形態(1)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
る。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
る。
【図3】実施の形態(2)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜視図であ
る。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜視図であ
る。
【図4】実施の形態(3)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図5】実施の形態(4)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は正面断面図、(b)は(a)のA−A線断
面図である。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は正面断面図、(b)は(a)のA−A線断
面図である。
【図6】実施の形態(5)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図7】実施の形態(6)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜視図であ
る。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大斜視図であ
る。
【図8】実施の形態(7)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通検査中の
状態を示している。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通検査中の
状態を示している。
【図9】実施の形態(8)に係るパッド導通検査装置及
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通検査中の
状態を示している。
び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
り、(a)は導通検査前の状態、(b)は導通検査中の
状態を示している。
【図10】実施の形態(9)に係るパッド導通検査装置
及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
る。
及び回路基板の主要部を摸式的に示した拡大断面図であ
る。
【図11】回路基板上にICチップが搭載されている状
態を摸式的に示した断面図である。
態を摸式的に示した断面図である。
【図12】従来のパッド導通検査装置の主要部と回路基
板とを摸式的に示した斜視図である。
板とを摸式的に示した斜視図である。
【図13】従来の別のパッド導通検査装置及び回路基板
の主要部を摸式的に示した断面図であり、(a)は導通
検査前の状態、(b)は導通検査中の状態を示してい
る。
の主要部を摸式的に示した断面図であり、(a)は導通
検査前の状態、(b)は導通検査中の状態を示してい
る。
11 プローブ 11a 頂点 11b 突起部 90 回路基板 93 パッド 96a ボンディング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 里 和典 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 渡邉 弘道 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 赤松 敏正 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 2G011 AA04 AB01 AB06 AB08 AC06 AC09 AC14 AE01 AE03 AF06 2G014 AA13 AB59 AC10 AC12
Claims (8)
- 【請求項1】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、前記プローブが多角柱形状に形
成され、この外形寸法が前記パッド及び/又はランドに
おけるボンディング部と前記パッド又はランドの外周と
の中間に位置する大きさに設定されると共に、前記プロ
ーブの下部の各隅角部が突起形状に形成されていること
を特徴とするパッド導通検査装置。 - 【請求項2】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、前記プローブが多角柱形状に形
成され、この外形寸法が前記パッド及び/又はランドに
おけるボンディング部と前記パッド及び/又はランドの
外周との中間に位置する大きさに設定されると共に、前
記プローブの下部が少なくとも二辺を各稜線とする突起
形状に形成されていることを特徴とするパッド導通検査
装置。 - 【請求項3】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、前記プローブが四角柱形状に形
成され、少なくとも一組の対向する二辺の間隔が前記パ
ッド及び/又はランドの外周より大きく設定されると共
に、前記プローブの下部が前記少なくとも一組の対向す
る二辺を各稜線とする突起形状に形成されていることを
特徴とするパッド導通検査装置。 - 【請求項4】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、前記プローブの下部が前記パッ
ド及び/又はランドの一辺縁部に接触可能に折り曲げ形
成されていることを特徴とするパッド導通検査装置。 - 【請求項5】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、前記パッド及び/又はランドに
おける少なくとも2か所の辺縁部近傍に同一高さの突起
部を備える一方、前記プローブの下部が平面形状に形成
されていることを特徴とするパッド導通検査装置。 - 【請求項6】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、複数個の前記パッド上に配置さ
れる弾力性を有する導電性マットを備えると共に、前記
プローブが前記ランドに当接するように構成されている
ことを特徴するパッド導通検査装置。 - 【請求項7】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、前記パッド及び/又はランドと
対向する位置に前記プローブを挿入する孔部が形成され
た絶縁板と、前記孔部を塞ぐ導電膜とにより構成された
治具を備えていることを特徴とするパッド導通検査装
置。 - 【請求項8】 回路基板上に形成されたパッド及び/又
はランドの導通を検査する複数個のプローブと、これら
プローブを位置決めする位置決め手段とを備えたパッド
導通検査装置において、ゴム板内に棒形状の導電性ゴム
体が狭ピッチに配設された治具を備えると共に、該治具
が前記回路基板上に配設されるように構成されているこ
とを特徴とするパッド導通検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11160808A JP2000346897A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | パッド導通検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11160808A JP2000346897A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | パッド導通検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000346897A true JP2000346897A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15722888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11160808A Withdrawn JP2000346897A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | パッド導通検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000346897A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7612572B2 (en) | 2006-02-15 | 2009-11-03 | Fujitsu Limited | Probe and method of manufacturing a probe |
KR20130029468A (ko) * | 2011-09-15 | 2013-03-25 | 주식회사 코리아 인스트루먼트 | 프로브 및 프로브 제조방법 |
CN113012154A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-06-22 | 上海闻泰信息技术有限公司 | Pcb焊盘尺寸检查方法、装置、计算机设备和存储介质 |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11160808A patent/JP2000346897A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7612572B2 (en) | 2006-02-15 | 2009-11-03 | Fujitsu Limited | Probe and method of manufacturing a probe |
KR20130029468A (ko) * | 2011-09-15 | 2013-03-25 | 주식회사 코리아 인스트루먼트 | 프로브 및 프로브 제조방법 |
KR101885220B1 (ko) | 2011-09-15 | 2018-08-07 | 주식회사 코리아 인스트루먼트 | 프로브 및 프로브의 형성 방법 |
CN113012154A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-06-22 | 上海闻泰信息技术有限公司 | Pcb焊盘尺寸检查方法、装置、计算机设备和存储介质 |
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