JP2000340290A - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
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Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、コネクタの電気接点部材の間に水分
等の液体が入り込んでもその液体を容易に除去すること
ができるコネクタ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、少なくとも一方が液密に構成さ
れた一対のコネクタを互いに嵌合して各コネクタの電気
接点を接触させ、互いに電気的に接続するコネクタ装置
において、前記液密に構成された少なくとも一方のコネ
クタ1は、その電気接点部材11が液密的に密着して挿
通する孔54を備えた水分除去カバー53と、この水分
除去カバー53を前記電気接点部材11の先端に向けて
移動させて電気接点部材11付近に付着した水分を除去
するようにした。
等の液体が入り込んでもその液体を容易に除去すること
ができるコネクタ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、少なくとも一方が液密に構成さ
れた一対のコネクタを互いに嵌合して各コネクタの電気
接点を接触させ、互いに電気的に接続するコネクタ装置
において、前記液密に構成された少なくとも一方のコネ
クタ1は、その電気接点部材11が液密的に密着して挿
通する孔54を備えた水分除去カバー53と、この水分
除去カバー53を前記電気接点部材11の先端に向けて
移動させて電気接点部材11付近に付着した水分を除去
するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば内視鏡用T
Vカメラのコネクタ装置に関する。
Vカメラのコネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野においては、細長の挿入
部を患者体内に挿入することにより、体内の臓器等を観
察することができる内視鏡が広く用いられている。一般
に、内視鏡としては、接眼部から肉眼観察可能な光学式
内視鏡と、挿入部先端の撮像部に電荷結合素子(CC
D)等の固体撮像素子を用いた電子式内視鏡とがある。
部を患者体内に挿入することにより、体内の臓器等を観
察することができる内視鏡が広く用いられている。一般
に、内視鏡としては、接眼部から肉眼観察可能な光学式
内視鏡と、挿入部先端の撮像部に電荷結合素子(CC
D)等の固体撮像素子を用いた電子式内視鏡とがある。
【0003】光学式内視鏡301の場合、通常は、図9
における被検体302を照明する照明光を発生する光源
装置303と、この光源装置303で発生させた照明光
を光学式内視鏡301に導くためのライトガイドケーブ
ル304と、前記光学式内視鏡301の接眼部305に
装着した内視鏡用TVカメラ306と、この内視鏡用T
Vカメラ306からの撮像信号を処理するTVカメラコ
ントローラ307と、このTVカメラコントローラ30
7で処理された映像信号を、ビデオ信号ケーブル308
を介して受け、内視鏡像を映し出す観察モニター309
等が用いられる。
における被検体302を照明する照明光を発生する光源
装置303と、この光源装置303で発生させた照明光
を光学式内視鏡301に導くためのライトガイドケーブ
ル304と、前記光学式内視鏡301の接眼部305に
装着した内視鏡用TVカメラ306と、この内視鏡用T
Vカメラ306からの撮像信号を処理するTVカメラコ
ントローラ307と、このTVカメラコントローラ30
7で処理された映像信号を、ビデオ信号ケーブル308
を介して受け、内視鏡像を映し出す観察モニター309
等が用いられる。
【0004】内視鏡用TVカメラ306とTVカメラコ
ントローラ307は内視鏡用TVカメラ306に設けた
コネクタ311と、TVカメラコントローラ307に設
けたレセプタクル310により電気的な接続がなされ
る。
ントローラ307は内視鏡用TVカメラ306に設けた
コネクタ311と、TVカメラコントローラ307に設
けたレセプタクル310により電気的な接続がなされ
る。
【0005】ここで、光学式内視鏡301、ライトガイ
ドケーブル304、コネクタ311を含む内視鏡用TV
カメラ306は患者の体内組織に直接または間接的に接
触する可能性がある部品なので、これらは使用前に洗
浄、消毒または滅菌を行う必要がある。つまり、洗浄に
耐える防水性が確保されていることが必要である。
ドケーブル304、コネクタ311を含む内視鏡用TV
カメラ306は患者の体内組織に直接または間接的に接
触する可能性がある部品なので、これらは使用前に洗
浄、消毒または滅菌を行う必要がある。つまり、洗浄に
耐える防水性が確保されていることが必要である。
【0006】図10に示す如く、従来の電気的接続のた
め、コネクタ311にはコンタクトピン312が設けら
れているが、そのコネクタ311まで洗浄することとす
ると、コンタクトピン312の間に水分が入り込んでし
まう。これを防止するため、図10に示す如く、コネク
タ311には防水キャップ313を取り付けることとし
ていた。
め、コネクタ311にはコンタクトピン312が設けら
れているが、そのコネクタ311まで洗浄することとす
ると、コンタクトピン312の間に水分が入り込んでし
まう。これを防止するため、図10に示す如く、コネク
タ311には防水キャップ313を取り付けることとし
ていた。
【0007】しかしながら、防水キャップ313を付け
忘れた場合には、コンタクトピン312の間に入り込ん
だ水分をピンセット等の先端につけたガーゼ等で拭き取
る必要があった。
忘れた場合には、コンタクトピン312の間に入り込ん
だ水分をピンセット等の先端につけたガーゼ等で拭き取
る必要があった。
【0008】そこで、特開平10−127577号公報
のものには、内視鏡のコネクタ部にコネクタ接続時に開
き、コネクタを外すと閉まるシャッターを設置すること
でコネクタ部の液密を確保するようにしたものが提案さ
れている。また、特開平6−133919号公報のもの
には、コネクタに水分が付着した状態で、このコネクタ
をレセプタクルに接続しても電気的トラブルが発生しな
いように、コネクタ接続時にコネクタに付着した水分を
吸収する部材をコネクタに設ける手段が提案されてい
る。
のものには、内視鏡のコネクタ部にコネクタ接続時に開
き、コネクタを外すと閉まるシャッターを設置すること
でコネクタ部の液密を確保するようにしたものが提案さ
れている。また、特開平6−133919号公報のもの
には、コネクタに水分が付着した状態で、このコネクタ
をレセプタクルに接続しても電気的トラブルが発生しな
いように、コネクタ接続時にコネクタに付着した水分を
吸収する部材をコネクタに設ける手段が提案されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−127577号公報で提案されているように、コ
ネクタの着脱に連動して防水を確保するためのシャッタ
ーが自動で開閉する機構を設けても、コネクタ付近に水
分が残っている時にシャッターを開ければ、開いたシヤ
ッターから水分が侵入してしまうことは避けられない。
この場合には、従来と同様にピンセット等の先端に取り
付けたガーゼ等で水分を除去しなければならない。
10−127577号公報で提案されているように、コ
ネクタの着脱に連動して防水を確保するためのシャッタ
ーが自動で開閉する機構を設けても、コネクタ付近に水
分が残っている時にシャッターを開ければ、開いたシヤ
ッターから水分が侵入してしまうことは避けられない。
この場合には、従来と同様にピンセット等の先端に取り
付けたガーゼ等で水分を除去しなければならない。
【0010】一方、特開平6−133919号公報に提
案されている水分吸収体をコネクタに設ける手段では、
付着している水分に対して水分吸収体の吸収容量が不足
し、水分を吸収しきれない場合があるばかりか、吸収さ
れた水分により周囲の部品が腐食することがある。
案されている水分吸収体をコネクタに設ける手段では、
付着している水分に対して水分吸収体の吸収容量が不足
し、水分を吸収しきれない場合があるばかりか、吸収さ
れた水分により周囲の部品が腐食することがある。
【0011】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、コネクタの電気接点部材のの間に水分等の液体
が入り込んでもその液体を容易に除去することができる
コネクタ装置を提供することを目的としている。
であり、コネクタの電気接点部材のの間に水分等の液体
が入り込んでもその液体を容易に除去することができる
コネクタ装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1に係る
発明は、少なくとも一方が液密に構成された一対のコネ
クタを互いに嵌合して各コネクタの電気接点を接触さ
せ、互いに電気的に接続するコネクタ装置において、前
記液密に構成された少なくとも一方のコネクタは、その
電気接点部材が液密的に密着して挿通する孔を備えた液
体侵入防止用弾性体と、この弾性体を前記電気接点部材
に対して相対的に移動させる手段とを具備するものであ
る。
発明は、少なくとも一方が液密に構成された一対のコネ
クタを互いに嵌合して各コネクタの電気接点を接触さ
せ、互いに電気的に接続するコネクタ装置において、前
記液密に構成された少なくとも一方のコネクタは、その
電気接点部材が液密的に密着して挿通する孔を備えた液
体侵入防止用弾性体と、この弾性体を前記電気接点部材
に対して相対的に移動させる手段とを具備するものであ
る。
【0013】請求項2に係る発明は、少なくとも一方が
液密に構成された一対のコネクタを互いに嵌合して各コ
ネクタの電気接点を接触させ、互いに電気的に接続する
コネクタ装置において、前記液密に構成された少なくと
も一方のコネクタは、前記電気接点部材が液密的に密着
して挿通する孔を備えた液体侵入防止用弾性体と、前記
電気接点部材の先端に向けて前記弾性体を移動させる手
段とを具備したものである。
液密に構成された一対のコネクタを互いに嵌合して各コ
ネクタの電気接点を接触させ、互いに電気的に接続する
コネクタ装置において、前記液密に構成された少なくと
も一方のコネクタは、前記電気接点部材が液密的に密着
して挿通する孔を備えた液体侵入防止用弾性体と、前記
電気接点部材の先端に向けて前記弾性体を移動させる手
段とを具備したものである。
【0014】本発明のコネクタ装置は、上記のように構
成されているので、コネクタの電気接点部材の隙間に侵
入してしまった液体を、弾性体によって構成される液体
侵入防止手段により容易に拭き取れる場所まで移動させ
ることができる。
成されているので、コネクタの電気接点部材の隙間に侵
入してしまった液体を、弾性体によって構成される液体
侵入防止手段により容易に拭き取れる場所まで移動させ
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1乃至図4を
参照して本発明の第1実施形態を説明する。
参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0016】(目的)本実施形態は洗滌後にコネクタの
コンタクトピンの間に残った水分を容易に拭き取ること
が可能な防水式コネクタ装置を提供することにある。
コンタクトピンの間に残った水分を容易に拭き取ること
が可能な防水式コネクタ装置を提供することにある。
【0017】(構成)図1は内視鏡用TVカメラのコネ
クタ1を示し、コネクタ1は図示しないTVカメラのカ
メラ本体から延出した総合ケーブル2の延出端に接続さ
れている。総合ケーブル2を構成しているケーブル細線
3は電気的絶縁用被覆4により液密的に被覆されてい
る。
クタ1を示し、コネクタ1は図示しないTVカメラのカ
メラ本体から延出した総合ケーブル2の延出端に接続さ
れている。総合ケーブル2を構成しているケーブル細線
3は電気的絶縁用被覆4により液密的に被覆されてい
る。
【0018】コネクタ1は一端を閉塞した筒状カバーを
形成する外枠5を有しており、この外枠5の内穴によっ
て形成される嵌合穴6には、電気的絶縁材料である、例
えばプラスチックで成形することにより作られた絶縁台
7が嵌め込まれており、前記絶縁台7は外枠5に対して
その軸方向、つまり紙面の左右方向に進退自在に嵌合し
ている。また、絶縁台7と外枠5の閉塞した内壁との間
には図1で示す如く、コイルバネからなる圧縮バネ8が
介在して配置されていて、絶縁台7はその圧縮バネ8の
付勢力によって外枠5の前方開口端側に向けて、つまり
紙面の右方向に向けて付勢されている。
形成する外枠5を有しており、この外枠5の内穴によっ
て形成される嵌合穴6には、電気的絶縁材料である、例
えばプラスチックで成形することにより作られた絶縁台
7が嵌め込まれており、前記絶縁台7は外枠5に対して
その軸方向、つまり紙面の左右方向に進退自在に嵌合し
ている。また、絶縁台7と外枠5の閉塞した内壁との間
には図1で示す如く、コイルバネからなる圧縮バネ8が
介在して配置されていて、絶縁台7はその圧縮バネ8の
付勢力によって外枠5の前方開口端側に向けて、つまり
紙面の右方向に向けて付勢されている。
【0019】絶縁台7には図示しないレセプタクルと電
気的接続をするための導電材料で構成された複数のコン
タクトピン(電気接点部材)11が貫通しており、これ
らのコンタクトピン11は絶縁台7を成形する際におい
てそれに一体に組み込まれ、それらのコンタクトピン1
1の間は液密的に封止されているが、後述するように外
枠5内に液密的に収納される場合には必ずしも液密的に
封止されていなくてもよい。コンタクトピン11と絶縁
台7が一体となるように成形される場合にはこれらの間
からコネクタ1の外枠5の内部に水分が侵入することは
ない。
気的接続をするための導電材料で構成された複数のコン
タクトピン(電気接点部材)11が貫通しており、これ
らのコンタクトピン11は絶縁台7を成形する際におい
てそれに一体に組み込まれ、それらのコンタクトピン1
1の間は液密的に封止されているが、後述するように外
枠5内に液密的に収納される場合には必ずしも液密的に
封止されていなくてもよい。コンタクトピン11と絶縁
台7が一体となるように成形される場合にはこれらの間
からコネクタ1の外枠5の内部に水分が侵入することは
ない。
【0020】外枠5の後端壁部には総合ケーブル2を保
持する略筒状の接続部15が形成されている。総合ケー
ブル2の接続端部は図示の如く、ケーブル2との間に介
在するOリング16が配置されている。そして、接続部
15にナット17をねじ込むことによりOリング16を
紙面右方向に押圧して変形させ、総合ケーブル2の被覆
4と外枠5の間を封止し、コネクタ1の内部へ水分が侵
入することを防止する。
持する略筒状の接続部15が形成されている。総合ケー
ブル2の接続端部は図示の如く、ケーブル2との間に介
在するOリング16が配置されている。そして、接続部
15にナット17をねじ込むことによりOリング16を
紙面右方向に押圧して変形させ、総合ケーブル2の被覆
4と外枠5の間を封止し、コネクタ1の内部へ水分が侵
入することを防止する。
【0021】総合ケーブル2のケーブル細線3は外枠5
の内部において露出し、前記コンタクトピン11の内端
に半田付けで接続されている。外枠5の内部において露
出するケーブル細線3の長さは、外枠5内で移動可能な
前記絶縁台7の移動ストロークに応じてその移動を許容
する長さになっている。
の内部において露出し、前記コンタクトピン11の内端
に半田付けで接続されている。外枠5の内部において露
出するケーブル細線3の長さは、外枠5内で移動可能な
前記絶縁台7の移動ストロークに応じてその移動を許容
する長さになっている。
【0022】外枠5の外壁にはロック解除ユニット20
が付設されている。このユニット本体21は図示しない
ビスにより外枠5の壁部に固定されている。ユニット本
体21と外枠5が接合する接続部分にはパッキング19
が介挿して配置され、その間をシールする構成になって
いる。
が付設されている。このユニット本体21は図示しない
ビスにより外枠5の壁部に固定されている。ユニット本
体21と外枠5が接合する接続部分にはパッキング19
が介挿して配置され、その間をシールする構成になって
いる。
【0023】このロック解除ユニット20にはロック解
除ピン22と23が紙面上で上下方向に移動可能にそれ
ぞれ嵌合できるように嵌合孔25と26が前後に離れて
形成されている。また、外枠5のロック解除ユニット2
0を接続する壁部分には図示のように前記ロック解除ピ
ン22と23がそれぞれ挿入される孔27と28が設け
られている。
除ピン22と23が紙面上で上下方向に移動可能にそれ
ぞれ嵌合できるように嵌合孔25と26が前後に離れて
形成されている。また、外枠5のロック解除ユニット2
0を接続する壁部分には図示のように前記ロック解除ピ
ン22と23がそれぞれ挿入される孔27と28が設け
られている。
【0024】ロック解除ピン22と23はいずれもその
中間部に鍔31が形成されており、嵌合孔25と26に
収納された圧縮バネ32を鍔31で受けて外枠5の内部
に向けてロック解除ピン22と23を付勢し、常にロッ
ク解除ピン22と23の内端部が前記孔27と28に挿
入すると共に、鍔31が外枠5の外壁に突き当たるよう
に配置されている。
中間部に鍔31が形成されており、嵌合孔25と26に
収納された圧縮バネ32を鍔31で受けて外枠5の内部
に向けてロック解除ピン22と23を付勢し、常にロッ
ク解除ピン22と23の内端部が前記孔27と28に挿
入すると共に、鍔31が外枠5の外壁に突き当たるよう
に配置されている。
【0025】ロック解除ピン22と23の外端部分はユ
ニット本体21の外壁面33から外へ突き出している。
ロック解除ピン22と23の外端が突き出すユニット本
体21の外壁面33には、例えばシリコンゴムを成形し
て作成されたスイッチカバー34で覆われている。スイ
ッチカバー34の少なくとも周縁部分は全面的に例えば
シリコン系の接着剤で、外壁面33に密に接着されてお
り、ロック解除ピン22と23の外端突出部分は液密的
にシールされている。よって、外枠5に設けられた孔2
7と28からコネクタ1の内部へ水分が侵入することが
ない。
ニット本体21の外壁面33から外へ突き出している。
ロック解除ピン22と23の外端が突き出すユニット本
体21の外壁面33には、例えばシリコンゴムを成形し
て作成されたスイッチカバー34で覆われている。スイ
ッチカバー34の少なくとも周縁部分は全面的に例えば
シリコン系の接着剤で、外壁面33に密に接着されてお
り、ロック解除ピン22と23の外端突出部分は液密的
にシールされている。よって、外枠5に設けられた孔2
7と28からコネクタ1の内部へ水分が侵入することが
ない。
【0026】また、スイッチカバー34は柔軟であるか
らロック解除ピン22と23の外端突出部分はコネクタ
1の外部からそれぞれを押して操作することができるよ
うに構成されている。
らロック解除ピン22と23の外端突出部分はコネクタ
1の外部からそれぞれを押して操作することができるよ
うに構成されている。
【0027】一方、前記絶縁台7の外壁には、図示の如
く、前記ロック解除ユニット20に対応して位置する凹
部としての溝40が設けられており、この溝40の内部
には一端部分にロックボール41を一体的に取り付けた
板バネ42が設けられ、板バネ42の他端はビス43に
より溝40の底壁に固定されている。ここで、板バネ4
2は片持ちバネであるが、この弾性力は前記圧縮バネ3
2よりも十分に強い。ロックボール41が孔27と28
のいずれかに入っている状態では絶縁台7が紙面左右方
向には移動できない構成である。
く、前記ロック解除ユニット20に対応して位置する凹
部としての溝40が設けられており、この溝40の内部
には一端部分にロックボール41を一体的に取り付けた
板バネ42が設けられ、板バネ42の他端はビス43に
より溝40の底壁に固定されている。ここで、板バネ4
2は片持ちバネであるが、この弾性力は前記圧縮バネ3
2よりも十分に強い。ロックボール41が孔27と28
のいずれかに入っている状態では絶縁台7が紙面左右方
向には移動できない構成である。
【0028】一方、図2に示す如く、絶縁台7が嵌合穴
6内で回転しないように、絶縁台7の外周面の一部には
突出部45が一体で成形されており、外枠5には前記絶
縁台7の突出部45が嵌め込み係合するキー溝46が設
けられている。キー溝46は外枠5の軸方向に沿って長
く形成されており、このため、外枠5の軸方向に沿って
絶縁台7を移動させることができる。
6内で回転しないように、絶縁台7の外周面の一部には
突出部45が一体で成形されており、外枠5には前記絶
縁台7の突出部45が嵌め込み係合するキー溝46が設
けられている。キー溝46は外枠5の軸方向に沿って長
く形成されており、このため、外枠5の軸方向に沿って
絶縁台7を移動させることができる。
【0029】また、外枠5の開口端にはコネクタカバー
47が突き当て接合されている。この状態で、コネクタ
カバー47は図示しないビスにより外枠5に固定されて
いる。コネタタカバー47と外枠5の間にはパッキン4
8が配置されており、これにより突き当て接合部分から
コネクタ1の内部へ水分が侵入することが防止される。
コネクタカバー47の内端壁49には前記圧縮バネ8に
よって押された絶縁台7が突き当たっている。
47が突き当て接合されている。この状態で、コネクタ
カバー47は図示しないビスにより外枠5に固定されて
いる。コネタタカバー47と外枠5の間にはパッキン4
8が配置されており、これにより突き当て接合部分から
コネクタ1の内部へ水分が侵入することが防止される。
コネクタカバー47の内端壁49には前記圧縮バネ8に
よって押された絶縁台7が突き当たっている。
【0030】前記コネクタカバー47の内端には、外枠
5の開口端部外周に被嵌する小筒部51が形成され、コ
ネクタカバー47の他端側部分はフード部52が形成さ
れている。絶縁台7に付設されたコンタクトピン11
は、コネクタカバー47の内端壁49を貫通しており、
各コンタクトピン11はコネクタカバー47のフード部
52内に突き出しているが、フード部52の外まで突き
出さない長さで形成されている。そして、コンタクトピ
ン11はフード部52と共に、図示しないTVカメラコ
ントロールのレセプタクルに装着されて接続されるよう
になっている。
5の開口端部外周に被嵌する小筒部51が形成され、コ
ネクタカバー47の他端側部分はフード部52が形成さ
れている。絶縁台7に付設されたコンタクトピン11
は、コネクタカバー47の内端壁49を貫通しており、
各コンタクトピン11はコネクタカバー47のフード部
52内に突き出しているが、フード部52の外まで突き
出さない長さで形成されている。そして、コンタクトピ
ン11はフード部52と共に、図示しないTVカメラコ
ントロールのレセプタクルに装着されて接続されるよう
になっている。
【0031】さらに、コネクタカバー47のフード部5
2内には、例えばシリコンゴムで円板状に成形された水
分除去カバー(水分侵入防止用弾性体)53が配置され
ている。この水分除去カバー53はコネクタカバー47
の内端壁49の表面にシリコン系接着材により接着され
ている。水分除去カバー53には前記コンタクトピン1
1の外径よりも小さな孔54が各コンタクトピン11に
それぞれ対応して設けられており、この孔54を押し広
げた状態で、コンタクトピン11が液密的に貫通してい
る。この際、コンタクトピン11が孔54を押し広げた
状態、即ちコンタクトピン11の外表面に水分除去カバ
ー53に設けられた小さな孔54の内面部分が密着し、
この部分から水分がコネクタ1の内部へ侵入しない状態
にする水分侵入防止手段を構成している。ただし、コン
タクトピン11と孔54の内面の間の摺動抵抗力は前記
圧縮バネ8の弾性力よりも遥かに小さくなるように、水
分除去カバー53のゴム硬度と圧縮バネ8の弾性力が決
定されている。
2内には、例えばシリコンゴムで円板状に成形された水
分除去カバー(水分侵入防止用弾性体)53が配置され
ている。この水分除去カバー53はコネクタカバー47
の内端壁49の表面にシリコン系接着材により接着され
ている。水分除去カバー53には前記コンタクトピン1
1の外径よりも小さな孔54が各コンタクトピン11に
それぞれ対応して設けられており、この孔54を押し広
げた状態で、コンタクトピン11が液密的に貫通してい
る。この際、コンタクトピン11が孔54を押し広げた
状態、即ちコンタクトピン11の外表面に水分除去カバ
ー53に設けられた小さな孔54の内面部分が密着し、
この部分から水分がコネクタ1の内部へ侵入しない状態
にする水分侵入防止手段を構成している。ただし、コン
タクトピン11と孔54の内面の間の摺動抵抗力は前記
圧縮バネ8の弾性力よりも遥かに小さくなるように、水
分除去カバー53のゴム硬度と圧縮バネ8の弾性力が決
定されている。
【0032】ここで、前記孔27と28の孔間距離は、
水分除去カバー53の外面55からコンタクトピン11
の先端までの距離Xよりも僅かに短い距離である。即
ち、孔28にロックボール41が位置している場合には
コネクタ1を図示しないレセプタクルに電気的に接続可
能なように、図3に示す如く、水分除去カバー53の外
面55からコンタクトピン11の先端が十分に突出する
ように配置される。一方、ロックボール41が孔27に
位置している場合は、図4に示す如く、水分除去カバー
53の外面55よりもコンタクトピン11の先端が僅か
に露出し、あるいは僅かに突出する位置に配置されるよ
うに構成されている。
水分除去カバー53の外面55からコンタクトピン11
の先端までの距離Xよりも僅かに短い距離である。即
ち、孔28にロックボール41が位置している場合には
コネクタ1を図示しないレセプタクルに電気的に接続可
能なように、図3に示す如く、水分除去カバー53の外
面55からコンタクトピン11の先端が十分に突出する
ように配置される。一方、ロックボール41が孔27に
位置している場合は、図4に示す如く、水分除去カバー
53の外面55よりもコンタクトピン11の先端が僅か
に露出し、あるいは僅かに突出する位置に配置されるよ
うに構成されている。
【0033】(作用)内視鏡用TVカメラを洗滌した
後、コネクタ1のコネクタピン11の間に水分が残って
いる場合が多い。この場合には、板バネ42の弾性力に
抗してスイッチカバー34の突出した部分34aを押し
込み、ロック解除ピン23を紙面下方向に移動させるこ
とで、ロックボール41を孔28から退避させる。つい
で、突出した部分34aを押したまま、圧縮バネ8の弾
性力よりも強い力で、コンタクトピン11を紙面左方向
に押し込むと、絶縁台7はその絶縁台7に設けられた突
出部45と外枠5に設けられたキー溝46により嵌合穴
6の内部で回転することなく、紙面左方向に移動され
る。
後、コネクタ1のコネクタピン11の間に水分が残って
いる場合が多い。この場合には、板バネ42の弾性力に
抗してスイッチカバー34の突出した部分34aを押し
込み、ロック解除ピン23を紙面下方向に移動させるこ
とで、ロックボール41を孔28から退避させる。つい
で、突出した部分34aを押したまま、圧縮バネ8の弾
性力よりも強い力で、コンタクトピン11を紙面左方向
に押し込むと、絶縁台7はその絶縁台7に設けられた突
出部45と外枠5に設けられたキー溝46により嵌合穴
6の内部で回転することなく、紙面左方向に移動され
る。
【0034】次に、ロックボール41が孔27の位置に
きた時、板バネ42の弾性力が圧縮バネ32の弾性力よ
りも強いので、ロック解除ピン22を紙面上方向に押し
上げて変位させることで孔27から退避させるととも
に、ロックボール41が孔27内に嵌まり込み挿入され
る。この状態では絶縁台7は紙面左右方向に移動できな
いように固定され、更にコンタクトピン11の先端と水
分除去カバー53の外面55の位置関係は、図4に示す
ような位置関係になる。そのため、清潔なガーゼ等で水
分を除去する。つまり、コネクタ1の電気接点部材の隙
間に侵入してしまった水分を弾性体によって構成される
水分侵入防止手段により容易に拭き取れる場所まで移動
させ、水分を拭き取って除去することができる。
きた時、板バネ42の弾性力が圧縮バネ32の弾性力よ
りも強いので、ロック解除ピン22を紙面上方向に押し
上げて変位させることで孔27から退避させるととも
に、ロックボール41が孔27内に嵌まり込み挿入され
る。この状態では絶縁台7は紙面左右方向に移動できな
いように固定され、更にコンタクトピン11の先端と水
分除去カバー53の外面55の位置関係は、図4に示す
ような位置関係になる。そのため、清潔なガーゼ等で水
分を除去する。つまり、コネクタ1の電気接点部材の隙
間に侵入してしまった水分を弾性体によって構成される
水分侵入防止手段により容易に拭き取れる場所まで移動
させ、水分を拭き取って除去することができる。
【0035】ここで、コンタクトピン11の先端は、水
分除去カバー53の外面55よりも常に突出して露出し
ているので、水分除去カバー53をコンタクトピン11
に対して移動させても、水分除去カバー53に設けられ
た孔54の内部に水分が入り込むことがない。つまり、
コンタクトピン11と外面55に付着した水分を容易且
つ完全に拭き取ることができる。
分除去カバー53の外面55よりも常に突出して露出し
ているので、水分除去カバー53をコンタクトピン11
に対して移動させても、水分除去カバー53に設けられ
た孔54の内部に水分が入り込むことがない。つまり、
コンタクトピン11と外面55に付着した水分を容易且
つ完全に拭き取ることができる。
【0036】水分を除去した後、スイッチカバー34の
突出した部分34bを押し込むと、ロックボール41が
孔27から押し出される。このとき、圧縮バネ8のバネ
力は水分除去カバー53とコンタクトピン11の間で示
す摺動抵抗よりもはるかに大きい力なので、絶縁台7は
紙面右方向へロックボール41が孔28に挿入されるま
で変位する。ロックボール41が孔28に挿入された状
態では、絶縁台7は紙面左右方向に移動できないように
なるので、コンタクトピン11と水分除去カバー53の
位置関係は図1及び図3で示すように固定され、図示し
ないレセプタクルと電気的な接続が可能な状態となる。
突出した部分34bを押し込むと、ロックボール41が
孔27から押し出される。このとき、圧縮バネ8のバネ
力は水分除去カバー53とコンタクトピン11の間で示
す摺動抵抗よりもはるかに大きい力なので、絶縁台7は
紙面右方向へロックボール41が孔28に挿入されるま
で変位する。ロックボール41が孔28に挿入された状
態では、絶縁台7は紙面左右方向に移動できないように
なるので、コンタクトピン11と水分除去カバー53の
位置関係は図1及び図3で示すように固定され、図示し
ないレセプタクルと電気的な接続が可能な状態となる。
【0037】(効果)以上の如く、コネクタ1に設けた
ボタン操作により、水分除去をする作業時の状態と、レ
セプタクルに電気的接続をする場合の状態を選択できる
ので、確実な水分除去を実施できる。
ボタン操作により、水分除去をする作業時の状態と、レ
セプタクルに電気的接続をする場合の状態を選択できる
ので、確実な水分除去を実施できる。
【0038】[第2実施形態]図5及び図6を参照して
本発明の第2実施形態を説明する。
本発明の第2実施形態を説明する。
【0039】(目的)本実施形態では、洗滌後に残った
水分を容易に拭き取ることができる簡単な構成の防水コ
ネクタを提供する。また、コネクタの内部におけるコン
タクトピンとケーブルの半田による接続部に負担がかか
ることによる接触不良の発生を防止することを目的とす
る。
水分を容易に拭き取ることができる簡単な構成の防水コ
ネクタを提供する。また、コネクタの内部におけるコン
タクトピンとケーブルの半田による接続部に負担がかか
ることによる接触不良の発生を防止することを目的とす
る。
【0040】(構成)本実施形態において、第1実施形
態と同様の部分については、同一の番号、名称を付与
し、説明は省略する。図5において示す如く、本実施形
態に係る内視鏡用TVカメラのコネクタ1においての外
枠は一端を閉塞した筒状の外カバー61を形成する。外
カバー61の内周には突出部62が一体に形成されてい
る。外カバー61内には絶縁台63が嵌め込まれてお
り、絶縁台63は外カバー61の開口端側から外カバー
61内に差し込まれて前記突出部62の当て面64に内
端が突き当てられている。外カバー61の内周面に形成
した溝66にはCリング67が嵌め込まれ、このCリン
グ67は絶縁台63の外端に突き当てられている。そし
て、絶縁台63は突出部62とCリング67とによって
紙面の左右方向の位置決めがなされ、この位置に固定的
に設置されている。ここで、絶縁台63は電気的絶縁材
料である、例えばプラスチックを成形することで作られ
ている。
態と同様の部分については、同一の番号、名称を付与
し、説明は省略する。図5において示す如く、本実施形
態に係る内視鏡用TVカメラのコネクタ1においての外
枠は一端を閉塞した筒状の外カバー61を形成する。外
カバー61の内周には突出部62が一体に形成されてい
る。外カバー61内には絶縁台63が嵌め込まれてお
り、絶縁台63は外カバー61の開口端側から外カバー
61内に差し込まれて前記突出部62の当て面64に内
端が突き当てられている。外カバー61の内周面に形成
した溝66にはCリング67が嵌め込まれ、このCリン
グ67は絶縁台63の外端に突き当てられている。そし
て、絶縁台63は突出部62とCリング67とによって
紙面の左右方向の位置決めがなされ、この位置に固定的
に設置されている。ここで、絶縁台63は電気的絶縁材
料である、例えばプラスチックを成形することで作られ
ている。
【0041】図6に示す如く、絶縁台63が外カバー6
1内で回転しないように、その絶縁台63の外周面の一
部には突出部68が一体で成形されており、外カバー6
1の内面にはその突出部68が嵌め込み係合するキー溝
69が設けられている。
1内で回転しないように、その絶縁台63の外周面の一
部には突出部68が一体で成形されており、外カバー6
1の内面にはその突出部68が嵌め込み係合するキー溝
69が設けられている。
【0042】また、図5において示す如く、外カバー6
1内には内方端を閉塞した筒状のカバー枠71がスライ
ド自在に嵌め込まれている。このカバー枠71が嵌め込
まれる嵌合部72の内径は前記絶縁台63が嵌め込まれ
る内部の径よりも僅かに大きく、その境界には段差73
が形成されている。そして、カバー枠71はその段差7
3の端面(当り面)に突き当たる位置まで押し込まれて
嵌め込まれている。
1内には内方端を閉塞した筒状のカバー枠71がスライ
ド自在に嵌め込まれている。このカバー枠71が嵌め込
まれる嵌合部72の内径は前記絶縁台63が嵌め込まれ
る内部の径よりも僅かに大きく、その境界には段差73
が形成されている。そして、カバー枠71はその段差7
3の端面(当り面)に突き当たる位置まで押し込まれて
嵌め込まれている。
【0043】カバー枠71内には第1実施形態で述べた
水分除去カバー53と同様にシリコンゴムで成形された
水分除去カバー74が密に嵌め込まれており、カバー枠
71に一体となるように接着されている。カバー枠71
には、絶縁台63に取り付けられたコンタクトピン11
が緩く貫通する孔74aが設けられている。水分除去カ
バー74には、第1実施形態と同様にコンタクトピン1
1が密に貫通する孔75が設けられている。
水分除去カバー53と同様にシリコンゴムで成形された
水分除去カバー74が密に嵌め込まれており、カバー枠
71に一体となるように接着されている。カバー枠71
には、絶縁台63に取り付けられたコンタクトピン11
が緩く貫通する孔74aが設けられている。水分除去カ
バー74には、第1実施形態と同様にコンタクトピン1
1が密に貫通する孔75が設けられている。
【0044】外カバー61の開口端縁にはリング状の蓋
76が図示しないビスにより固定されている。この蓋7
6とカバー枠71との間には圧縮バネ77が介挿されて
いる。そして、圧縮バネ77の付勢力によりカバー枠7
1が内方に向けて付勢され、図5で示すように、カバー
枠71は段差73の端面に突き当たるまで押し込まれて
いる。
76が図示しないビスにより固定されている。この蓋7
6とカバー枠71との間には圧縮バネ77が介挿されて
いる。そして、圧縮バネ77の付勢力によりカバー枠7
1が内方に向けて付勢され、図5で示すように、カバー
枠71は段差73の端面に突き当たるまで押し込まれて
いる。
【0045】図5で示す如く、カバー枠71の側面には
2つのスライドツマミ81が図示しないネジにより固定
されている。スライドツマミ81は外カバー61の外に
突き出す把持部82と、外カバー61の側壁に形成した
長孔83を通って摺動自在に嵌合している軸部84とか
ら構成されている。長孔83は紙面左右方向に沿って形
成されている。前記カバー枠71は外カバー61の嵌合
部72に摺動自在に嵌合しており、更に軸部84は外カ
バー61に形成された長孔83に摺動自在に嵌合してい
るので、水分除去カバー74はコンタクトピン11に対
して紙面左右方向に移動できるように構成される。
2つのスライドツマミ81が図示しないネジにより固定
されている。スライドツマミ81は外カバー61の外に
突き出す把持部82と、外カバー61の側壁に形成した
長孔83を通って摺動自在に嵌合している軸部84とか
ら構成されている。長孔83は紙面左右方向に沿って形
成されている。前記カバー枠71は外カバー61の嵌合
部72に摺動自在に嵌合しており、更に軸部84は外カ
バー61に形成された長孔83に摺動自在に嵌合してい
るので、水分除去カバー74はコンタクトピン11に対
して紙面左右方向に移動できるように構成される。
【0046】外カバー61の嵌合部72に嵌め込まれた
カバー枠71が段差73の端面に突き当たった状態にお
ける水分除去カバー74の外面85とコンタクトピン1
1の先端の位置関係は、第1実施形態において図3を用
いて説明した状態と同様な位置関係になるように構成さ
れている。
カバー枠71が段差73の端面に突き当たった状態にお
ける水分除去カバー74の外面85とコンタクトピン1
1の先端の位置関係は、第1実施形態において図3を用
いて説明した状態と同様な位置関係になるように構成さ
れている。
【0047】前記嵌合部72の嵌合面にはOリング86
が設けられ、少なくとも嵌合部72に嵌合するカバー枠
71が外カバー61の段差73の端面に突き当たった状
態において、カバー枠71と外カバー61の間から水分
が侵入することを防止する。
が設けられ、少なくとも嵌合部72に嵌合するカバー枠
71が外カバー61の段差73の端面に突き当たった状
態において、カバー枠71と外カバー61の間から水分
が侵入することを防止する。
【0048】ここで、コンタクトピン11と水分除去カ
バー74の間の摺動抵抗力は前記圧縮バネ77の弾性力
よりも小さくなるように水分除去カバー74のゴム硬度
と圧縮バネ77の弾性力が決定されているので、前記ス
ライドツマミ81に外力を加えない限り、図5で示す如
く、カバー枠71は段差62の端面に突き当たった状態
になる。
バー74の間の摺動抵抗力は前記圧縮バネ77の弾性力
よりも小さくなるように水分除去カバー74のゴム硬度
と圧縮バネ77の弾性力が決定されているので、前記ス
ライドツマミ81に外力を加えない限り、図5で示す如
く、カバー枠71は段差62の端面に突き当たった状態
になる。
【0049】一方、カバー枠71の外端は当り面88を
一体に形成するものであり、前記蓋76の内端は一体に
設けられた当り面89を形成しており、カバー枠71が
紙面右方向に移動した場合にはその当り面88と当り面
89が突き当たり、カバー枠71の前方への移動を規制
するストッパーの役目を果たすように構成されている。
一体に形成するものであり、前記蓋76の内端は一体に
設けられた当り面89を形成しており、カバー枠71が
紙面右方向に移動した場合にはその当り面88と当り面
89が突き当たり、カバー枠71の前方への移動を規制
するストッパーの役目を果たすように構成されている。
【0050】ここで、当り面88と当り面89が突き当
たった状態におけるコンタクトピン11と水分除去カバ
ー74の外面85との位置関係は、第1実施形態におい
て図4を用いて説明した状態と同様の位置関係になるよ
うにその当り面88と当り面89が配置されている。
たった状態におけるコンタクトピン11と水分除去カバ
ー74の外面85との位置関係は、第1実施形態におい
て図4を用いて説明した状態と同様の位置関係になるよ
うにその当り面88と当り面89が配置されている。
【0051】(作用)内視鏡用TVカメラを洗滌時に
は、カバー枠71が圧縮バネ77の弾性力により、外カ
バー61に一体で設けられた段差73の当り面に当て付
いた状態になっており、このとき、Oリング86によっ
て絶縁台63とカバー枠71との間に水分が侵入するこ
とが防止されている。
は、カバー枠71が圧縮バネ77の弾性力により、外カ
バー61に一体で設けられた段差73の当り面に当て付
いた状態になっており、このとき、Oリング86によっ
て絶縁台63とカバー枠71との間に水分が侵入するこ
とが防止されている。
【0052】内視鏡用TVカメラを洗滌後、コネクタピ
ン11の間に水分が残っている場合は、圧縮バネ77の
弾性力に抗してスライドツマミ81を紙面右方向にスラ
イドさせ、当り面88と当り面89が突き当たった状態
にする。この時、前述の第1実施形態と同様に水分除去
カバー74によりコンタクトピン11の間に残った水分
は、そのコンタクトピン11の先端まで移動された状態
となり、ガーゼ等で容易に拭き取ることが可能になる。
ン11の間に水分が残っている場合は、圧縮バネ77の
弾性力に抗してスライドツマミ81を紙面右方向にスラ
イドさせ、当り面88と当り面89が突き当たった状態
にする。この時、前述の第1実施形態と同様に水分除去
カバー74によりコンタクトピン11の間に残った水分
は、そのコンタクトピン11の先端まで移動された状態
となり、ガーゼ等で容易に拭き取ることが可能になる。
【0053】水分を除去した後、スライドツマミ81に
加えていた力を除去すると、圧縮バネ77の弾性力によ
りカバー枠71は水分除去カバー74と共に内方へスラ
イド移動し、段差73の当り面に突き当たる図5で示す
通常の状態に戻る。そして、図示しないレセプタクルに
電気的接続、及び内視鏡用TVカメラを洗滌可能な状
態、すなわち、第1実施形態で図3を用いて説明したよ
うに水分除去カバー74からコンタクトピン11の先端
が電気的接続に十分な量だけ突出した状態になる。
加えていた力を除去すると、圧縮バネ77の弾性力によ
りカバー枠71は水分除去カバー74と共に内方へスラ
イド移動し、段差73の当り面に突き当たる図5で示す
通常の状態に戻る。そして、図示しないレセプタクルに
電気的接続、及び内視鏡用TVカメラを洗滌可能な状
態、すなわち、第1実施形態で図3を用いて説明したよ
うに水分除去カバー74からコンタクトピン11の先端
が電気的接続に十分な量だけ突出した状態になる。
【0054】(効果)本実施形態の構成によれば、コネ
クタ本体の防水構造は従来と同一の構成にできる。ま
た、コンパクトな構成でコンタクトピン11の間に入り
込んだ水分を容易に拭き取ることが可能なので、従来の
コネクタに比べても重量の増加を最小限におさえること
ができる。
クタ本体の防水構造は従来と同一の構成にできる。ま
た、コンパクトな構成でコンタクトピン11の間に入り
込んだ水分を容易に拭き取ることが可能なので、従来の
コネクタに比べても重量の増加を最小限におさえること
ができる。
【0055】また、コンタクトピン11は総合ケーブル
2に対して移動しないので、総合ケーブル2をコンタク
トピン11に半田付けした部分には繰り返し荷重が加わ
ることがない。よって、この部分が繰り返し荷重により
損傷し、接触不良が発生することを防止することができ
る。
2に対して移動しないので、総合ケーブル2をコンタク
トピン11に半田付けした部分には繰り返し荷重が加わ
ることがない。よって、この部分が繰り返し荷重により
損傷し、接触不良が発生することを防止することができ
る。
【0056】[第3実施形態]図7及び図8を参照して
本発明の第3実施形態を説明する。
本発明の第3実施形態を説明する。
【0057】(目的)本実施形態では洗滌後に残った水
分を容易に拭き取ることができる防水コネクタを簡単な
構成で提供する。また、水分を拭き取る際にコネクタ自
体には何ら操作を必要としないコネクタを提供すること
を目的とする。
分を容易に拭き取ることができる防水コネクタを簡単な
構成で提供する。また、水分を拭き取る際にコネクタ自
体には何ら操作を必要としないコネクタを提供すること
を目的とする。
【0058】(構成)本実施形態において、第1、2実
施形態と同様の部分については同一の番号、名称を付与
し、その説明は省略する。本実施形態に係る内視鏡用T
Vカメラのコネクタ1は図7で示すように構成される。
第2実施形態と同様、外枠を形成する外カバー61に形
成した嵌合部72にはカバー枠101が、外カバー61
の軸方向、つまり紙面左右方向に摺動自在に配置されて
いる。カバー枠101の内部には水分除去カバー102
が嵌め込まれた状態で接着されている。
施形態と同様の部分については同一の番号、名称を付与
し、その説明は省略する。本実施形態に係る内視鏡用T
Vカメラのコネクタ1は図7で示すように構成される。
第2実施形態と同様、外枠を形成する外カバー61に形
成した嵌合部72にはカバー枠101が、外カバー61
の軸方向、つまり紙面左右方向に摺動自在に配置されて
いる。カバー枠101の内部には水分除去カバー102
が嵌め込まれた状態で接着されている。
【0059】カバー枠101の内端が当り面103とし
て形成されており、この当り面103は外カバー61の
嵌合部72の内方終端に一体形成した段差の端面によっ
て形成される当り面104に対して、前記カバー枠10
1が紙面左方向に移動した場合に突き当たるようになっ
ている。
て形成されており、この当り面103は外カバー61の
嵌合部72の内方終端に一体形成した段差の端面によっ
て形成される当り面104に対して、前記カバー枠10
1が紙面左方向に移動した場合に突き当たるようになっ
ている。
【0060】外カバー61の開口端縁には図示しないビ
スにより固定された蓋106が取着されており、この蓋
106には挿入口107が形成されている。挿入口10
7の形状は本コネクタ1が接続される後述するレセプタ
クル110が挿入可能なように決定されている。
スにより固定された蓋106が取着されており、この蓋
106には挿入口107が形成されている。挿入口10
7の形状は本コネクタ1が接続される後述するレセプタ
クル110が挿入可能なように決定されている。
【0061】また、外カバー61内において嵌合部72
に嵌合されたカバー枠101の内端と外カバー61の間
には前記カバー枠101を紙面右方向に向けて付勢する
圧縮バネ108が設けられている。ここで、コンタクト
ピン11は、前述した実施形態の場合と同様、水分除去
カバー102に液密的に貫通される。また、コンタクト
ピン11と水分除去カバー102の間の摺動抵抗力は、
前記圧縮バネ108の弾性力よりも遥かに小さくなるよ
うに水分除去カバー102のゴム硬度と圧縮バネ108
の弾性力等が決定される。
に嵌合されたカバー枠101の内端と外カバー61の間
には前記カバー枠101を紙面右方向に向けて付勢する
圧縮バネ108が設けられている。ここで、コンタクト
ピン11は、前述した実施形態の場合と同様、水分除去
カバー102に液密的に貫通される。また、コンタクト
ピン11と水分除去カバー102の間の摺動抵抗力は、
前記圧縮バネ108の弾性力よりも遥かに小さくなるよ
うに水分除去カバー102のゴム硬度と圧縮バネ108
の弾性力等が決定される。
【0062】前記カバー枠101に一体で設けられた当
り面111は、カバー枠101が紙面右方向に移動した
場合に前記蓋106に一体で設けられた当り面112に
突き当たるように構成されている。ここで、コンタクト
ピン11と水分除去カバー102の外面109の位置関
係は前述の第1実施形態の如く図4を用いて説明した関
係になっている。
り面111は、カバー枠101が紙面右方向に移動した
場合に前記蓋106に一体で設けられた当り面112に
突き当たるように構成されている。ここで、コンタクト
ピン11と水分除去カバー102の外面109の位置関
係は前述の第1実施形態の如く図4を用いて説明した関
係になっている。
【0063】カバー枠101が嵌合する嵌合部72の内
面にはOリング115を嵌め込む溝116が形成されて
おり、Oリング115は少なくともカバー枠101の当
り面111が、前記蓋106に設けられた当り面112
に突き当たった状態において、カバー枠101の外周に
押し当るようになっている。つまり、Oリング115
は、コネクタ1の内部に水分が侵入することを防止でき
るように配置されている。
面にはOリング115を嵌め込む溝116が形成されて
おり、Oリング115は少なくともカバー枠101の当
り面111が、前記蓋106に設けられた当り面112
に突き当たった状態において、カバー枠101の外周に
押し当るようになっている。つまり、Oリング115
は、コネクタ1の内部に水分が侵入することを防止でき
るように配置されている。
【0064】ここで、図8を用いてコネクタ1が接続さ
れるレセプタクル(コネクタ)120の構成について説
明する。同図中、121は挿入部であり、前述のコネク
タ1の挿入口107に挿入可能な形状に構成されてい
る。
れるレセプタクル(コネクタ)120の構成について説
明する。同図中、121は挿入部であり、前述のコネク
タ1の挿入口107に挿入可能な形状に構成されてい
る。
【0065】挿入部121には絶縁材料であるプラスチ
ックを成形して作成された絶縁体123が設けられてい
る。この絶縁体123には、導電材料で形成された複数
のコンタクトピン受け124が設けられている。このコ
ンタクトピン受け124には、コネクタ1とレセプタク
ル120を接続したとき、コネクタ1に対応するコンタ
クトピン11が挿入されるコンタクト穴125が形成さ
れている。前記コンタクトピン11が前記コンタクトピ
ン受け124のコンタクト穴125に挿入された状態に
おいてコネクタ1とレセプタクル120の間の電気的接
続が確保されるように構成されている。
ックを成形して作成された絶縁体123が設けられてい
る。この絶縁体123には、導電材料で形成された複数
のコンタクトピン受け124が設けられている。このコ
ンタクトピン受け124には、コネクタ1とレセプタク
ル120を接続したとき、コネクタ1に対応するコンタ
クトピン11が挿入されるコンタクト穴125が形成さ
れている。前記コンタクトピン11が前記コンタクトピ
ン受け124のコンタクト穴125に挿入された状態に
おいてコネクタ1とレセプタクル120の間の電気的接
続が確保されるように構成されている。
【0066】コンタクトピン受け124は絶縁体123
と一体となるようにその絶縁体123が成形されるとき
に構成される。また、絶縁体123とレセプタクルカバ
ー126は図示しないビスにより固定されている。
と一体となるようにその絶縁体123が成形されるとき
に構成される。また、絶縁体123とレセプタクルカバ
ー126は図示しないビスにより固定されている。
【0067】絶縁体123とレセプタクルカバー126
の端面は図8で示す如く揃えられ、同一面の当り面12
7を形成している。当り面127はレセプタクル120
の挿入部121がコネクタ1の挿入口107に挿入した
とき、前記コネクタ1の当り面111に当て付けられる
ように構成されている。
の端面は図8で示す如く揃えられ、同一面の当り面12
7を形成している。当り面127はレセプタクル120
の挿入部121がコネクタ1の挿入口107に挿入した
とき、前記コネクタ1の当り面111に当て付けられる
ように構成されている。
【0068】レセプタクル120はカメラコントローラ
130の枠に図示しないビスにより固定されている。コ
ンタクト受けピン124において、コンタクト穴125
が形成されている端と反対側に位置する端にはケーブル
細線131が半田付けされている。ケーブル細線131
はカメラコントローラ130の図示しない回路基板に接
続される。ここで、カメラコントローラ130は内視鏡
用TVカメラと異なり、洗浄、消毒が必要とされない装
置なので、これに取り付けられているレセプタクル12
0には防水性は不要である。
130の枠に図示しないビスにより固定されている。コ
ンタクト受けピン124において、コンタクト穴125
が形成されている端と反対側に位置する端にはケーブル
細線131が半田付けされている。ケーブル細線131
はカメラコントローラ130の図示しない回路基板に接
続される。ここで、カメラコントローラ130は内視鏡
用TVカメラと異なり、洗浄、消毒が必要とされない装
置なので、これに取り付けられているレセプタクル12
0には防水性は不要である。
【0069】(作用)内視鏡TVカメラ洗浄時には、コ
ネクタ1のカバー枠101の当り面111が圧縮バネ1
08の弾性力により蓋106の当り面112に突き当っ
た状態にある。すなわち、水分除去カバー102、Oリ
ング115、Oリング16によりコネクタ1の内部に水
分が侵入することができない状態である。
ネクタ1のカバー枠101の当り面111が圧縮バネ1
08の弾性力により蓋106の当り面112に突き当っ
た状態にある。すなわち、水分除去カバー102、Oリ
ング115、Oリング16によりコネクタ1の内部に水
分が侵入することができない状態である。
【0070】内視鏡用TVカメラの洗浄後は、ガーゼ等
でコネクタ1の外側の水分を拭き取る。このとき、コン
タクトピン11と水分除去カバー102の外面109の
位置関係は前述の如く、第1実施形態で図4を用いて説
明した関係になっているので、コンタクトピン11の間
に水分の拭き残しは無い。
でコネクタ1の外側の水分を拭き取る。このとき、コン
タクトピン11と水分除去カバー102の外面109の
位置関係は前述の如く、第1実施形態で図4を用いて説
明した関係になっているので、コンタクトピン11の間
に水分の拭き残しは無い。
【0071】次に、内視鏡用TVカメラの使用時におい
て、コネクタ1をカメラコントローラ130に取り付け
られたレセプタクル120に接続し、内視鏡用TVカメ
ラとカメラコントローラ130の電気的接続を行う場合
の作用について述べる。
て、コネクタ1をカメラコントローラ130に取り付け
られたレセプタクル120に接続し、内視鏡用TVカメ
ラとカメラコントローラ130の電気的接続を行う場合
の作用について述べる。
【0072】コネクタ1の挿入口107にレセプタクル
120の挿入部121を差し込み挿入していくと、コネ
クタ1の当り面111とレセプタクル120の当り面1
27が当て付く。圧縮バネ108の弾性力に抗して、さ
らに前述の挿入操作を続けると、レセプタクル120の
当り面127により、コネクタ1のカバー枠101が紙
面左方向に移動される。前記カバー枠101の当り面1
03がコネクタ1の内部の当り面104に突き当たる状
態まで挿入を続けることで、コネクタ1とレセプタクル
120は電気的な接続が達成される。
120の挿入部121を差し込み挿入していくと、コネ
クタ1の当り面111とレセプタクル120の当り面1
27が当て付く。圧縮バネ108の弾性力に抗して、さ
らに前述の挿入操作を続けると、レセプタクル120の
当り面127により、コネクタ1のカバー枠101が紙
面左方向に移動される。前記カバー枠101の当り面1
03がコネクタ1の内部の当り面104に突き当たる状
態まで挿入を続けることで、コネクタ1とレセプタクル
120は電気的な接続が達成される。
【0073】内視鏡用TVカメラの使用後、コネクタ1
とレセプタクル120の接続を外す場合は、カメラコン
トローラ130を手で押さえ、もう一方の手でコネクタ
1をレセプタクル120から引き抜けばよい。レセプタ
クル120から引き抜いた状態のコネクタ1は、圧縮バ
ネ108の弾性力により、カバー枠101の当り面10
3が蓋106の当り面112に突き当たることになる。
すなわち、前述の如く内視鏡用TVカメラを使用する前
の状態となり、内視鏡用TVカメラを洗浄してもコネク
タ1の内部に水分が侵入できない状態になる。
とレセプタクル120の接続を外す場合は、カメラコン
トローラ130を手で押さえ、もう一方の手でコネクタ
1をレセプタクル120から引き抜けばよい。レセプタ
クル120から引き抜いた状態のコネクタ1は、圧縮バ
ネ108の弾性力により、カバー枠101の当り面10
3が蓋106の当り面112に突き当たることになる。
すなわち、前述の如く内視鏡用TVカメラを使用する前
の状態となり、内視鏡用TVカメラを洗浄してもコネク
タ1の内部に水分が侵入できない状態になる。
【0074】本実施形態では述べなかったが、電気的接
続が達成された状態において、例えばクリック機構等の
脱落防止機構を設けることで、コネクタ1とレセプタク
ル120を機械的に連結する機構を設ければ、内視鏡用
TVカメラの使用中においてコネクタ1とレセプタクル
120が外れることを防止できることは言うまでもな
い。
続が達成された状態において、例えばクリック機構等の
脱落防止機構を設けることで、コネクタ1とレセプタク
ル120を機械的に連結する機構を設ければ、内視鏡用
TVカメラの使用中においてコネクタ1とレセプタクル
120が外れることを防止できることは言うまでもな
い。
【0075】(効果)この実施形態によれば、コンタク
トピン11の間の水分を拭き取るためにコネクタ1に特
別な操作が不要なので、極めて簡単に水分除去ができ
る。また、コンタクトピン11が総合ケーブル2に対し
て移動しないので、第2実施形態と同様にコンタクトピ
ン11と総合ケーブル2の半田付け部分の接触不良の発
生を防止できる。
トピン11の間の水分を拭き取るためにコネクタ1に特
別な操作が不要なので、極めて簡単に水分除去ができ
る。また、コンタクトピン11が総合ケーブル2に対し
て移動しないので、第2実施形態と同様にコンタクトピ
ン11と総合ケーブル2の半田付け部分の接触不良の発
生を防止できる。
【0076】本発明は前述した実施形態のものに限定さ
れるものではない。上記各実施形態の説明によれば、少
なくとも以下に列記する事項、及びそれらを任意に組み
合わせた事項のものが得られる。
れるものではない。上記各実施形態の説明によれば、少
なくとも以下に列記する事項、及びそれらを任意に組み
合わせた事項のものが得られる。
【0077】<付記> (1)少なくとも一方が液密に構成された一対のコネク
タを互いに嵌合して各コネクタの電気接点を接触させ、
互いに電気的に接続するコネクタ装置において、前記液
密に構成された少なくとも一方のコネクタは、その電気
接点部材が液密的に密着して挿通する孔を備えた液体侵
入防止弾性体と、この弾性体を前記電気接点部材に対し
て相対的に移動させる手段とを具備することを特徴とす
るコネクタ装置。
タを互いに嵌合して各コネクタの電気接点を接触させ、
互いに電気的に接続するコネクタ装置において、前記液
密に構成された少なくとも一方のコネクタは、その電気
接点部材が液密的に密着して挿通する孔を備えた液体侵
入防止弾性体と、この弾性体を前記電気接点部材に対し
て相対的に移動させる手段とを具備することを特徴とす
るコネクタ装置。
【0078】(2)少なくとも一方が液密に構成された
一対のコネクタを互いに嵌合して各コネクタの電気接点
を接触させ、互いに電気的に接続するコネクタ装置にお
いて、前記液密に構成された少なくとも一方のコネクタ
は、その電気接点部材が液密的に密着して挿通する孔を
備えた液体侵入防止用弾性体と、前記電気接点部材の先
端に向けて前記弾性体を移動させる手段とを具備するこ
とを特徴とするコネクタ装置。
一対のコネクタを互いに嵌合して各コネクタの電気接点
を接触させ、互いに電気的に接続するコネクタ装置にお
いて、前記液密に構成された少なくとも一方のコネクタ
は、その電気接点部材が液密的に密着して挿通する孔を
備えた液体侵入防止用弾性体と、前記電気接点部材の先
端に向けて前記弾性体を移動させる手段とを具備するこ
とを特徴とするコネクタ装置。
【0079】(3)前記電気接点部材の方が前記液体侵
入防止用弾性体に対して移動することを特徴とする第1
項に記載のコネクタ装置。 (4)前記液体侵入防止用弾性体が前記電気接点部材の
先端まで移動することを特徴とする第2項に記載のコネ
クタ装置。 (5)前記液体侵入防止用弾性体に対する電気接点部材
の位置を固定する手段を設けたことを特徴とする第3項
に記載のコネクタ装置。
入防止用弾性体に対して移動することを特徴とする第1
項に記載のコネクタ装置。 (4)前記液体侵入防止用弾性体が前記電気接点部材の
先端まで移動することを特徴とする第2項に記載のコネ
クタ装置。 (5)前記液体侵入防止用弾性体に対する電気接点部材
の位置を固定する手段を設けたことを特徴とする第3項
に記載のコネクタ装置。
【0080】(6)前記液体侵入防止用弾性体の電気接
点部材に対する位置を固定する手段を設けたことを特徴
とする第2項に記載のコネクタ装置。 (7)前記液体侵入防止用弾性体を電気接点部材に対し
て移動するための操作手段を設けたことを特徴とする第
2項に記載のコネクタ装置。
点部材に対する位置を固定する手段を設けたことを特徴
とする第2項に記載のコネクタ装置。 (7)前記液体侵入防止用弾性体を電気接点部材に対し
て移動するための操作手段を設けたことを特徴とする第
2項に記載のコネクタ装置。
【0081】(8)前記液体侵入防止用弾性体をコネク
タ接続に連動して移動させる手段を設けたことを特徴と
する第2項に記載のコネクタ装置。 (9)前記液体侵入防止用弾性体が電気接点部材に対し
て位置決めされた状態でコネクタの液密を確保されるこ
とを特徴とする第2項に記載のコネクタ装置。
タ接続に連動して移動させる手段を設けたことを特徴と
する第2項に記載のコネクタ装置。 (9)前記液体侵入防止用弾性体が電気接点部材に対し
て位置決めされた状態でコネクタの液密を確保されるこ
とを特徴とする第2項に記載のコネクタ装置。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡装置の各機器を接続する液密構造のコネクタにおい
て、コネクタの電気接点付近に付着した液体を容易に除
去することができるコネクタを提供することができた。
視鏡装置の各機器を接続する液密構造のコネクタにおい
て、コネクタの電気接点付近に付着した液体を容易に除
去することができるコネクタを提供することができた。
【図1】第1実施形態に係る内視鏡用TVカメラのコネ
クタの縦断面図。
クタの縦断面図。
【図2】図1におけるA−A線に沿う部分の横断面図。
【図3】前記コネクタをレセプタクルに接続する場合の
コンタクトピンと水分除去カバーの位置関係を示す説明
図。
コンタクトピンと水分除去カバーの位置関係を示す説明
図。
【図4】前記コネクタのコンタクトピンから水分除去カ
バーを抜き取る場合の位置関係を示す説明図。
バーを抜き取る場合の位置関係を示す説明図。
【図5】第2実施形態に係る内視鏡用TVカメラのコネ
クタの縦断面図。
クタの縦断面図。
【図6】図5におけるB−B線に沿う部分の横断面図。
【図7】第3実施形態に係る内視鏡用TVカメラのコネ
クタの縦断面図。
クタの縦断面図。
【図8】第3実施形態に係る内視鏡用TVカメラのコネ
クタを接続するカメラコントローラのレセプタクルの縦
断面図。
クタを接続するカメラコントローラのレセプタクルの縦
断面図。
【図9】従来の内視鏡用TVカメラシステムの斜視図。
【図10】従来の内視鏡用TVカメラのコネクタの縦断
面図。
面図。
1…コネクタ、2…総合ケーブル、5…外枠、6…嵌合
穴、7…絶縁台、8…圧縮バネ、11…コンタクトピ
ン、15…接続部、20…ロック解除ユニット、21…
ユニット本体、52…フード部、53…水分除去カバ
ー、54…孔、55…外面。
穴、7…絶縁台、8…圧縮バネ、11…コンタクトピ
ン、15…接続部、20…ロック解除ユニット、21…
ユニット本体、52…フード部、53…水分除去カバ
ー、54…孔、55…外面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 5/225 H04N 5/225 C Fターム(参考) 2H040 BA24 DA00 4C061 AA00 BB00 CC06 DD00 FF07 JJ13 5C022 AA09 AB15 AC00 AC65 AC75 5C054 CD01 CE04 HA12 5E087 EE13 FF04 HH01 LL02 LL04 LL12 LL26 LL34 MM05 QQ06 RR05 RR06 RR12
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも一方が液密に構成された一対の
コネクタを互いに嵌合して各コネクタの電気接点を接触
させ、互いに電気的に接続するコネクタ装置において、 前記液密に構成された少なくとも一方のコネクタは、そ
の電気接点部材が液密的に密着して挿通する孔を備えた
液体侵入防止用弾性体と、この弾性体を前記電気接点部
材に対して相対的に移動させる手段とを具備することを
特徴とするコネクタ装置。 - 【請求項2】少なくとも一方が液密に構成された一対の
コネクタを互いに嵌合して各コネクタの電気接点を接触
させ、互いに電気的に接続するコネクタ装置において、
前記液密に構成された少なくとも一方のコネクタは、そ
の電気接点部材が液密的に密着して挿通する孔を備えた
液体侵入防止用弾性体と、前記電気接点部材の先端に向
けて前記弾性体を移動させる手段とを具備することを特
徴とするコネクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11151970A JP2000340290A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11151970A JP2000340290A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | コネクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000340290A true JP2000340290A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15530210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11151970A Withdrawn JP2000340290A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000340290A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003305000A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-28 | Pentax Corp | 電子内視鏡の操作部 |
JP2008278970A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Olympus Medical Systems Corp | 医療装置 |
EP2119390A1 (en) | 2008-05-16 | 2009-11-18 | Fujifilm Corporation | Connector for endoscope |
WO2011048918A1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
KR101345194B1 (ko) | 2012-07-02 | 2013-12-27 | 주식회사 우진 | 스위칭 기능을 구비한 밀봉형 커넥터 어셈블리 |
US11122963B2 (en) * | 2017-09-15 | 2021-09-21 | Osaka University | Plug for endoscope |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11151970A patent/JP2000340290A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003305000A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-28 | Pentax Corp | 電子内視鏡の操作部 |
JP2008278970A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Olympus Medical Systems Corp | 医療装置 |
EP2119390A1 (en) | 2008-05-16 | 2009-11-18 | Fujifilm Corporation | Connector for endoscope |
US7841880B2 (en) | 2008-05-16 | 2010-11-30 | Fujifilm Corporation | Endoscope connector using waterproof cap |
WO2011048918A1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | オリンパス株式会社 | 内視鏡システム |
JP2011087800A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Olympus Corp | 内視鏡システム |
US9089255B2 (en) | 2009-10-23 | 2015-07-28 | Olympus Corporation | Endoscope system |
KR101345194B1 (ko) | 2012-07-02 | 2013-12-27 | 주식회사 우진 | 스위칭 기능을 구비한 밀봉형 커넥터 어셈블리 |
US11122963B2 (en) * | 2017-09-15 | 2021-09-21 | Osaka University | Plug for endoscope |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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