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JP2000338935A - 階調補正装置、画像表示装置および階調補正方法 - Google Patents

階調補正装置、画像表示装置および階調補正方法

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Publication number
JP2000338935A
JP2000338935A JP11148008A JP14800899A JP2000338935A JP 2000338935 A JP2000338935 A JP 2000338935A JP 11148008 A JP11148008 A JP 11148008A JP 14800899 A JP14800899 A JP 14800899A JP 2000338935 A JP2000338935 A JP 2000338935A
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JP
Japan
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image data
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JP11148008A
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Inventor
Hiroshi Yoshimoto
洋志 吉元
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JP2000338935A publication Critical patent/JP2000338935A/ja
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Publication of JP3788105B2 publication Critical patent/JP3788105B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階調補正に用いる変換画像データD'を記憶
するRAMの容量を削減する。 【解決手段】 入力画像データDinの上位ビットに対応
する上位画像データは加算器201によって「1」だけ
インクリメントされる。上位画像データDaと加算器2
01の出力データは、スイッチ202を介してアドレス
データとしてRAM203に供給される。RAM203
は、入力画像データDinの各データ値毎に予め定められ
た変換画像データD'の中から下位ビットの間隔で抽出
した変換画像データD'を上位階調データの取り得る各
データ値に対応付けて記憶している。補間回路205
は、RAM203から読み出した変換画像データD'と
下位画像データDbに基づいて補正画像データDoutを生
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の階調を示す
階調データを各データ値毎に予め定められた変換データ
を用いて階調補正する階調補正装置、これを用いた画像
表示装置および階調補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックスを用いた液晶表
示装置においては、液晶の印加電圧に対する透過率特性
(VT特性)やガンマ特性を補正するために、階調補正
回路が用いられる。階調補正の方式としては、アナログ
画像信号をログアンプで増幅して非線形特性を持たせる
ものや、デジタル画像信号に演算を施すもの、あるい
は、メモリで構成されるルックアップテーブルを用いて
デジタル画像信号を液晶表示特性に合わせた信号に変換
するものが知られている。
【0003】このうち、ルックアップテーブルを用いる
ものはデジタル画像信号の各階調値に対応して変換値を
ルックアップテーブルに格納しておき、入力されたデジ
タル画像信号の階調値をアドレスとしてルックアップテ
ーブルに供給し、変換値を読み出すものである。デジタ
ル画像信号が、例えば、8ビットで表され、かつ3原色
で画像表示を行うものとすれば、ルックアップテーブル
のメモリ容量は、768(=256×3)バイト必要とな
る。
【0004】ところで、特開平5−64110号公報に
は、大画面の液晶表示装置において、ルックアップテー
ブルを用いて輝度むらとガンマ特性とを補正する技術が
開示されている。この技術は、液晶パネル上の表示領域
を複数のブロックに分割し、複数のブロックのうち代表
的なものについてルックアップテーブルを設けておき、
該当するルックアップテーブルが存在しないブロックに
ついては、近くのルックアップテーブルに格納された補
正データに基づいて補間処理を実行し、所望のブロック
について補正データを生成するといったものである。こ
の技術によれば、各ブロック毎にルックアップテーブル
を設ける必要がないので、メモリ容量を削減することが
可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術は、輝度むらの補正が必要となるような大画面の
液晶表示装置において、ルックアップテーブルの数を削
減することを目的とするものであった。このため、ルッ
クアップテーブル自体のメモリ容量を削減することはで
きず、通常の液晶表示装置においては、依然として大容
量のルックアップテーブルを必要とし、その記憶容量の
削減が大きな問題となっていた。
【0006】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、記憶容量を削減するのに好適な階調補正装置
およびこれを用いた画像表示装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の階調補正装置は、画像の階調を示す階調デ
ータの各データ値毎に予め定められた変換データの一部
を用いて、前記階調データに階調補正を施して補正階調
データを生成するものであって、入力される前記階調デ
ータを上位ビットと下位ビットとに分割して上位階調デ
ータと下位階調データとを各々生成する分割手段と、全
ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で抽
出した前記変換データを前記上位階調データの取り得る
各データ値に対応付けて記憶する記憶手段と、前記上位
階調データに基づいて前記記憶手段から複数の前記変換
データを読み出す読出手段と、前記下位階調データに基
づいて、前記読出手段によって読み出された複数の前記
変換データに補間演算を施して前記補正階調データを生
成する補間手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、記憶手段は、全ての変
換データの中から下位ビットの間隔で抽出した変換デー
タを記憶するから、下位ビットのビット数をXとすれば
全ての変換データを記憶する場合比較して、記憶手段の
記憶容量を2のX乗の分の1に削減することができる。
また、変換データは2のX乗毎に記憶手段に記憶される
ことになるため、入力される階調データのデータ値によ
っては、記憶手段に対応する変換データが記憶されてい
ない場合があるが、補間手段は、記憶手段から読み出し
た複数の変換データに補間演算を施して補正階調データ
を生成するので、そのような階調データに対しても階調
補正を施すことができる。
【0009】また、本発明の階調補正装置は、画像の階
調を示す階調データの各データ値毎に予め定められた変
換データの一部を用いて、前記階調データに階調補正を
施して補正階調データを生成することを前提とし、入力
される前記階調データを上位ビットと下位ビットとに分
割して上位階調データと下位階調データとを各々生成す
る分割手段と、全ての前記変換データの中から前記下位
ビットの間隔で抽出した前記変換データを前記上位階調
データの取り得る各データ値に対応付けて記憶する記憶
手段と、前記上位階調データに基づいて、前記記憶手段
から前記上位階調データのデータ値に対応する第1の変
換データと当該データ値を1だけインクリメントしたデ
ータ値に対応する第2の変換データとを読み出す読出手
段と、前記下位階調データに基づいて、前記読出手段に
よって読み出された前記第1および第2の変換データに
補間演算を施して補正階調データを生成する補間手段と
を備えるものであってもよい。
【0010】この構成によれば、ある階調データに対応
する変換データ(対象変換データ)が記憶手段に記憶さ
れていなくても、この階調データの上位ビットに対応す
る変換データが第1の変換データとして読み出され、さ
らに、当該変換データの次の変換データが第2の変換デ
ータとして読み出される。すなわち、記憶手段に記憶し
ている変換データの中から、対象変換データの前後に相
当するものが第1および第2の変換データとして読み出
されることになる。くわえて、下位階調データは、第1
および第2の変換データから対象変換データの間隔を表
すものであるから、補間手段によって対象変換データを
補正階調データとして生成することができる。
【0011】また、上記階調補正装置において、前記読
出手段は、前記上位階調データのデータ値を1だけイン
クリメントした歩進データを生成する歩進手段を備え、
前記階調データの1サンプリング期間中に、前記上位階
調データと前記歩進データとに基づいて前記記憶手段か
ら前記第1および第2の変換データを時分割で読み出す
ことが好ましい。この場合には、時分割で第1および第
2の変換データを読み出すので、第1および第2の変換
データに応じて記憶手段を別個に設ける必要がない。
【0012】また、本発明の階調補正装置は、画像の階
調を示す階調データの各データ値毎に予め定められた変
換データの一部を用いて、前記階調データに階調補正を
施して補正階調データを生成することを前提とし、入力
される前記階調データを上位ビットと下位ビットとに分
割して上位階調データと下位階調データとを各々生成す
る分割手段と、前記上位階調データのデータ値を1だけ
インクリメントした歩進データを生成する歩進手段と、
全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
る各データ値に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段と同一の記憶内容を有する第2の記
憶手段と、前記第1の記憶手段から前記上位階調データ
のデータ値に対応する第1の変換データを読み出す一
方、前記第2の記憶手段から前記歩進データのデータ値
に対応する第2の変換データを読み出す読出手段と、前
記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって読
み出された前記第1および第2の変換データに補間演算
を施して補正階調データを生成する補間手段とを備える
ことが望ましい。
【0013】この構成によれば、第1の記憶手段と同一
の記憶内容を有する第2の記憶手段を備えるので、第1
の記憶手段から第1の変換データを読み出すのと並行し
て、第2の記憶手段から第2の変換データを読み出すこ
とができる。したがって、階調データの転送速度が高速
になっても、第1および第2の記憶手段のアクセス時間
に余裕を持たせることができる。また、逆に、第1およ
び第2の記憶手段としてアクセス時間が遅い安価なもの
を用いることができる。
【0014】また、本発明の階調補正装置は、画像の階
調を示す階調データの各データ値毎に予め定められた変
換データの一部を用いて、前記階調データに階調補正を
施して補正階調データを生成することを前提とし、入力
される前記階調データを上位ビットと下位ビットとに分
割して上位階調データと下位階調データとを各々生成す
る分割手段と、前記上位階調データのデータ値を1だけ
インクリメントした歩進データを生成する歩進手段と、
全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
る各データ値に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
あるアドレスに対応する記憶領域に、前記第1の記憶手
段において当該アドレスを1だけ進めたアドレスに対応
する記憶領域に記憶されている前記変換データを記憶す
る第2の記憶手段と、前記上位階調データをアドレスデ
ータとして前記第1および第2の記憶手段に供給し、前
記第1の記憶手段から第1の変換データを読み出す一
方、前記第2の記憶手段から第2の変換データを読み出
す読出手段と、前記下位階調データに基づいて、前記読
出手段によって読み出された前記第1および第2の変換
データに補間演算を施して補正階調データを生成する補
間手段と を備えることが望ましい。
【0015】この構成によれば、第2の記憶手段の記憶
内容は、第1の記憶手段の記憶内容に比較してアドレス
値が1だけずれたものとなるので、上位階調データを第
1および第2の記憶手段に供給することによって、ある
階調データに対応する変換データ(対象変換データ)が
第1および第2の記憶手段に記憶されていなくても、対
象変換データの前後に相当するものが第1および第2の
変換データとして読み出されることになる。したがっ
て、歩進データを生成する歩進手段を省略して、構成を
簡易にすることができる。
【0016】また、本発明の階調補正装置は、画像の階
調を示す階調データの各データ値毎に予め定められた変
換データの一部を用いて、前記階調データに階調補正を
施して補正階調データを生成することを前提とし、入力
される前記階調データを上位ビットと下位ビットとに分
割して上位階調データと下位階調データとを各々生成す
る分割手段と、前記変換データの一部を、前記下位ビッ
トの間隔で前記上位階調データの取り得る各データ値に
対応付けて交互に記憶する第1および第2の記憶手段
と、前記上位階調データに基づいて、前記第1の記憶手
段および前記第2の記憶手段から、前記上位階調データ
のデータ値に対応する第1の変換データと当該データ値
を1だけインクリメントしたデータ値に対応する第2の
変換データとを読み出す読出手段と、前記下位階調デー
タに基づいて、前記読出手段によって読み出された前記
第および第2の変換データに補間演算を施して補正階調
データを生成する補間手段とを備えることを特徴とす
る。
【0017】この構成によれば、第1の記憶手段と第2
の記憶手段には、変換データの一部が、下位ビットの間
隔で上位階調データの取り得る各データ値に対応付けて
交互に記憶される。したがって、下位ビットのビット数
をXとすれば全ての変換データを記憶する場合比較し
て、第1および第2の記憶手段の合計の記憶容量を、2
のX乗の分の1に削減することができる。さらに、第1
の記憶手段にから第1の変換データを読み出すのと並行
して、第2の記憶手段から第2の変換データを読み出す
ことができるので、第1および第2の記憶手段のアクセ
ス時間に余裕を持たせることができる。
【0018】この場合、前記第1の記憶手段は、前記上
位ビットの最下位ビット値が0となり、かつ、前記下位
ビットの各ビット値が0となる前記階調データに各々対
応する前記変換データを記憶し、前記第2の記憶手段
は、前記上位ビットの最下位ビット値が1となり、か
つ、前記下位ビットの各ビット値が0となる前記階調デ
ータに各々対応する前記変換データを記憶することが好
ましい。
【0019】また、本発明の階調補正装置は、画像の階
調を示す階調データの各データ値毎に予め定められた変
換データの一部を用いて、前記階調データに階調補正を
施して補正階調データを生成することを前提とし、入力
される前記階調データを上位ビットと下位ビットとに分
割して上位階調データと下位階調データとを各々生成す
る分割手段と、前記変換データの一部を、前記下位ビッ
トの間隔で前記上位階調データの取り得る各データ値に
対応付けて記憶する第1の記憶手段と、ある上位階調デ
ータに対応する変換データと、当該上位階調データのデ
ータ値が1だけ異なるデータに対応する変換データとの
差分値を示す差分変換データを、前記上位階調データの
取り得る各データ値に関連づけて記憶する第2の記憶手
段と、前記上位階調データに基づいて、前記第1の記憶
手段および前記第2の記憶手段から、前記上位階調デー
タのデータ値に対応する変換データおよび差分変換デー
タとを読み出す読出手段と、前記下位階調データに基づ
いて、前記読出手段によって読み出された前記変換デー
タおよび前記差分変換データに補間演算を施して補正階
調データを生成する補間手段とを備えるものであっても
よい。
【0020】この構成によれば、記憶容量をさほど増加
させることなく、階調補正装置全体の構成を簡略化する
ことができ、しかも、第1および第2の記憶手段のアク
セス時間に余裕を持たせることが可能となる。
【0021】次に、本発明の画像表示装置は、上述した
階調補正装置と、前記階調補正装置から出力される補正
階調データに基づいて、画像を表示する画像表示部とを
備えることを特徴とする。ここで、前記画像表示部は、
液晶パネルを備えるものであって、前記変換データは、
当該液晶パネルの印加電圧に対する透過率特性またはガ
ンマ特性のうち少なくとも一方を補正するために用いら
れることが好ましい。
【0022】さらに、本発明は、階調補正方法として把
握することもできる。この階調補正方法は、画像の階調
を示す階調データの各データ値毎に予め定められた変換
データの一部を用いて、前記階調データに階調補正を施
すものであって、入力される前記階調データを上位ビッ
トと下位ビットとに分割して上位階調データと下位階調
データとを各々生成し、全ての前記変換データの中から
前記下位ビットの間隔で抽出した前記変換データを前記
上位階調データの取り得る各データ値に対応付けて記憶
部に記憶し、前記上位階調データに基づいて前記記憶部
から複数の前記変換データを読み出し、前記下位階調デ
ータに基づいて、複数の前記変換データに補間演算を施
して前記補正階調データを生成することを特徴とする。
【0023】この構成によれば、全ての変換データの中
から下位ビットの間隔で抽出した変換データを記憶部に
記憶するから、下位ビットのビット数をXとすれば全て
の変換データを記憶する場合比較して、記憶部の記憶容
量を2のX乗の分の1に削減することができる。さら
に、入力された階調データのデータ値に対応する変換デ
ータが記憶されていない場合であっても、記憶部から読
み出した複数の変換データに補間演算を施して補正階調
データを生成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、階調補正とは、一般
に、狭義には液晶の印加電圧に対する透過率特性(VT
特性)やガンマ特性の補正を意味し、広義には画像処理
の上で必要とされる階調−階調変換を意味する。本実施
形態の階調補正は、VT特性およびガンマ特性の補正の
意味に用いるが、本発明はこれに限定される趣旨ではな
く、画像処理の上で必要とされる階調−階調変換に適用
できる。
【0025】<1.第1実施形態> <1−1.液晶装置の概略>図1は、本発明の一実施形
態である液晶装置の全体構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、液晶装置1は、画像処理装置
として、入力画像信号をアナログ信号からデジタル信号
に変換して入力画像データDinとして出力するA/D変
換器10、入力画像データDinに階調補正を施して補正
画像データDoutを生成する階調補正ユニット20、補
正画像データDoutをデジタル信号からアナログ信号に
変換して補正画像信号Voutとして出力するD/A変換
器30、入力画像信号に基づいて各種のタイミング信号
Stを生成するタイミング発生回路40、液晶装置1の
全体を制御するCPU50、および階調補正に用いられ
る各種の変換画像データD'を格納したROM60を備
えるとともに、画像表示部として、液晶表示装置70を
備えている。なお、この例にあっては、入力画像データ
Dinと補正画像データDoutのビット数は、ともに8ビ
ットで表されるものとする。
【0026】ここで、液晶表示装置70は、複数の走査
線と複数のデータ線とを備え、走査線とデータ線との交
差に対応してマトリックス状に配置された画素電極及び
スイッチング素子とを有する液晶パネル、データ線や走
査線などに、データ線信号や走査信号などを所定タイミ
ングで供給するためのデータ線駆動回路や、走査線駆動
回路などから構成されている。
【0027】また、階調補正ユニット20は、後述する
ようにRAMを備えており、ROM60から読み出され
た変換画像データD'が、そこにロードされるようにな
っている。変換画像データD'のデータ値は、入力画像
データDinのデータ値に対応してVT特性およびガンマ
特性が補正された結果を示すように設定してある。入力
画像データDinのデータ値をxとしたとき、変換画像デ
ータD'のデータ値は、xを変数とする関数によって定
まる。以下、当該関数をf(x)と記載することにす
る。
【0028】但し、変換画像データD'は、入力画像デ
ータDinの各データ値の全てについて用意されているわ
けではなく、飛び飛びのデータ値(この例では4個に1
個の割合)について予め用意されている。このため、階
調補正ユニット20は、ある変換画像データD'と次の
変換画像データD'の中間にある変換画像データD'を補
間演算によって算出し、補正画像データDoutとして出
力するようになっている。
【0029】<1−2.階調補正ユニット>次に、階調
補正ユニット20の構成について説明する。図2は階調
補正ユニット20のブロック図である。この図に示すよ
うに、階調補正ユニット20では、入力画像データDin
をその上位6ビット(以下、上位画像データDaと称す
る)とその下位2ビット(以下、下位画像データDbと
称する)とに分割している。
【0030】また、階調補正ユニット20は、上位画像
データDaのデータ値を「1」だけインクリメントする
加算器201、上位画像データDaと加算器201の出
力データとを選択するスイッチ202、変換画像データ
D'を格納するとともにスイッチ202の出力データを
アドレスデータとして入力し、これに対応する変換画像
データD'を出力するRAM203、変換画像データD'
をラッチするラッチ回路204、および下位画像データ
Dbに基づいて2つの変換画像データD'に補間を施して
補正画像データDoutを生成する補間回路205を備え
ている。
【0031】ここで、RAM203の記憶内容を図3に
示す。この図に示すように、RAM203には、アドレ
ス値n(nは0から64までの整数)で指示される記憶
領域に入力画像データ値4nに対応する変換画像データ
f(4n)が格納されている。すなわち、RAM203
には4毎の入力画像データ値x=0,4,8,…,4
n,…,256に各々対応する変換画像データD'が格
納されている。このため、入力画像データDinの取り得
る各データ値の全てについて変換画像データD'を記憶
する場合と比較して、RAM203の記憶容量を略1/
4に削減することが可能である。
【0032】なお、入力画像データDinは0〜255の
データ値を取り得る8ビットのデータであるから、入力
画像データ値x=256は現実には存在しない。しか
し、補間によって入力画像データ値x=253,25
4,255に対応する変換画像データD'を算出するた
めには、入力画像データ値x=256に対応する変換画
像データf(256)が必要となるため、これをRAM
203に格納している。
【0033】以上の構成において、入力画像データDin
が階調補正ユニット20に供給されると、入力画像デー
タDinが上位画像データDaと下位画像データDbとに分
割される。ここで、上位画像データDaのデータ値を
k、下位画像データDbのデータ値をjで表すことにす
る。この場合、入力画像データDinのデータ値xは、x
=4k+jとなる。
【0034】この上位画像データDaは加算器201お
よびスイッチ202に供給される。スイッチ202は1
サンプリング期間の前半で上位画像データ[k]を選択す
る一方、当該期間の後半で加算器201の出力データ
[k+1]を選択する。したがって、1サンプリング期間
の前半に上位画像データ[k]がRAM203にアドレス
データとして供給される。すると、これに対応する変換
画像データf(4k)が読み出され、ラッチ回路204
によって1サンプリング期間保持される。一方、1サン
プリング期間の後半に加算器201の出力データ[k+
1]がRAM203に供給されると、これに対応する変
換画像データf(4k+4)が読み出される。すなわ
ち、この例にあっては、入力画像データDinの1サンプ
リング期間中に、上位画像データDaと加算器201の
出力データとに基づいてRAM203から、2つの変換
画像データD'を時分割で読み出している。
【0035】また、補間回路205には下位画像データ
[j]が供給されており、下位画像データ[j]とf(4
k)およびf(4k+4)とに基づいて、補正画像デー
タDoutが生成される。
【0036】ここで、補間回路205の補間方法につい
て図4を参照して説明する。図4は、入力画像データD
inのデータ値と変換画像データD'のデータ値との関係
を示すグラフである。なお、黒丸で図示したものがRA
M203に記憶されている実データであり、×印で図示
したものが補間演算によって算出すべきデータである。
【0037】この例のように入力画像データ値が4k+
jであるとすると、補間演算によって算出すべきデータ
値f(4k+j)は、f(4k)およびf(4k+4)
を用いて、次に示す式(1)によって与えられる。
【0038】 f(4k+j)={j・f(4k+4)+(4−j)・f(4k)}/4 …式(1) すなわち、内分の比に応じて直線補間を演算している。
【0039】例えば、入力画像データDinのデータ値
[4k+j]が「01010001」(81)であるとす
ると、上位画像データDaのデータ値[k]は「0101
00」(20)となり、下位画像データDbのデータ値
[j]は「01」(1)となる。当該サンプリング期間の
前半では、上位画像データ「010100」(k=2
0)がアドレスデータとしてRAM203に供給され、
4k=80に対応する変換画像データf(80)が読み
出される。また、当該サンプリング期間の後半では、上
位画像データ「010100」を「1」だけインクリメ
ントした「010101」(k+1=21)がアドレス
としてRAM203に供給され、4k+4=84に対応
する変換画像データf(84)が読み出される。この
後、補間回路205は、式(1)に従って、以下の演算
を実行して補間データf(81)を算出する。
【0040】f(80+1)={f(84)+3・f
(80)}/4 <1−3.補間回路>次に、補間回路205について、
より詳細に説明する。式(1)を実行する補間回路20
5の機能ブロック図を図5に示す。まず、下位画像デー
タ[j]が減算器211に供給されると、(4−j)が演
算され、乗算器212においてこの演算結果(4−j)
とf(4k)とが乗算され、(4−j)・f(4k)が
得られる。また、乗算器213は下位画像データjとf
(4k+4)とを乗算してj・f(4k+4)を出力す
る。次に、加算器214によって、乗算器212,21
3の出力データが加算され、j・f(4k+4)+(4
−j)・f(4k)が得られた後、ビットシフタ215
によって、2ビットのビットシフトが行われ、これによ
り「÷4」の演算が実行される。一般に除算器は回路規
模が大きくなるが、この例では、2の階乗の除算を行う
ので、ビットシフトにより除算を実行することができ
る。ここで、除数「4」は、f(4k)とf(4k+
4)との間隔、すなわち、下位画像データDbのビット
数をYとしたとき、2のY乗となる。したがって、入力
画像データDinを上位ビットと下位ビットに分割し、上
位ビットに相当する変換画像データD'を実データとし
て記憶しておき、ある変換画像データD'と次の変換画
像データD'との中間のデータを補間演算により算出す
る場合には、補間回路の回路構成を簡易なものにするこ
とができる。
【0041】図5に示す機能ブロックにおいては、乗算
器212,213を用いて乗算を実行しているが、一般
に乗算器は回路規模が大きくなる。このため、乗算器を
使用しない回路構成が望ましい。図6は、乗算器を使用
しない補間回路のブロック図である。図に示すように補
間回路205は、下位ビット方向へ1ビットのビットシ
フトを行うビットシフタ221,223、下位ビット方
向へ2ビットのビットシフトを行うビットシフタ22
2,224、加算器225,226,227、および選
択回路228から構成されている。
【0042】ここで、加算器225,226,227の
各出力は以下に示す式(2)〜(4)で与えられる。
【0043】 1)加算器225の出力 f(4k)/2+f(4k)/4+f(4k+4)/4 ={3・f(4k)+f(4k+4)}/4……式(2) 式(2)より加算器225の出力は、f(4k)とf
(4k+4)とを3:1の割合で合成したものであるか
ら、f(4k+1)に相当する(j=1)。
【0044】 2)加算器226の出力 f(4k)/2+f(4k+4)/2 ={2・f(4k)+2・f(4k+4)}/4……式(3) 式(3)より加算器226の出力は、f(4k)とf
(4k+4)とを1:1の割合で合成したものであるか
ら、f(4k+2)に相当する(j=2)。
【0045】3)加算器227の出力は、以下に示す式
(4)で与えられる。
【0046】 f(4k)/4+f(4k+4)/2+f(4k+4)/4 ={f(4k)+3・f(4k+4)}/4……式(4) 式(4)より加算器227の出力は、f(4k)とf
(4k+4)とを1:3の割合で合成したものであるか
ら、f(4k+3)に相当する(j=3)。
【0047】このように、加算器225,226,22
7の各出力はj=1,2,3に各々対応し、また、f
(4k)はj=0に対応するから、下位画像データ[j]
に応じてf(4k)と加算器225,226,227の
各出力を選択すれば、補間データが得られることにな
る。選択回路228はこのために設けられたものであ
り、下位画像データ[j]に基づいて、各入力データを選
択し補正画像データDoutとして出力している。具体的
には、j=0ではf(4k)を、j=1では加算器22
5の出力を、j=2では加算器226の出力を、j=3
では加算器227の出力を各々選択する。これにより、
補正画像データDoutが生成される。この例では、乗算
器を用いることなく補間回路205を構成したので、補
間回路205の回路規模を大幅に削減することが可能で
ある。なお、選択回路をビットシフタ221〜224の
後段に設け、選択回路の出力を1つの加算器によって加
算することによって、回路構成をより一層簡易なものに
することもできる。
【0048】<2.第2実施形態>上述した第1実施形
態にあっては、1個のRAM203から上位画像データ
[k]に対応する変換画像データf(4k)と、上位画像
データ[k]を1だけインクリメントした[k+1]に対応
する変換画像データf(4k+4)とを1サンプリング
期間中に読み出している。このため、入力画像データD
inの転送レートが高速になるとRAM203はアクセス
時間が間に合わなくなる可能性がある。また、逆に高速
の転送レートに対応しようとすれば、RAM203とし
てアクセス時間の短いものを使用する必要があり、製品
のコストが上昇したり、消費電力が増大するといった不
都合がある。
【0049】第2実施形態はこれらの点に鑑みてなされ
たものであり、2個のRAMを使用することにより、入
力画像データDinの転送レートが高速な場合にも十分動
作な液晶装置を提供するものである。
【0050】第2実施形態の液晶装置は、階調補正ユニ
ットの詳細な構成を除いて図1に示す第1実施形態の液
晶装置と同様に構成されている。以下、第2実施形態に
係る階調補正ユニット21について説明する。図7は、
第2実施形態に係る階調補正ユニット21の構成を示す
ブロック図である。階調補正ユニット21は、RAM2
03の替わりにRAM203a,203bを使用する
点、およびスイッチ202およびラッチ回路204を省
略した点が、図2に示す第1実施形態の階調補正ユニッ
ト20と相違する。
【0051】ここで、RAM203aおよびRAM20
3bの記憶内容は、第1実施形態のRAM203と同様
であり、図3に示すように、アドレス値n(nは0から
64までの整数)で指示される記憶領域に入力画像デー
タ値4nに対応する変換画像データf(4n)が格納さ
れている。すなわち、RAM203には4毎の入力画像
データ値x=0,4,8,…,4n,…,256に各々
対応する変換画像データD'が格納されている。この場
合、RAM203aとRAM203bの記憶容量は、第
1実施形態と比較して2倍となるが、全ての階調値に対
応する変換画像データD'を記憶する場合と比較して、
記憶容量を1/2に削減することができる。
【0052】以上の構成において、上位画像データ[k]
がアドレスデータとしてRAM203aに供給される
と、RAM203aから変換画像データf(4k)が読
み出される。また、これと並行して、加算器201を介
してデータ値が「1」だけインクリメントされた上位画
像データ[k+1]がRAM203bに供給されると、変
換画像データf(4k+4)が読み出される。すなわ
ち、この例では、第1実施形態のように1つRAMを時
分割で使用して1サンプリング期間に2つの変換画像デ
ータD'を読み出すのではなく、予め2つのRAMを用
意しておき、各RAMから変換画像データD'を各々読
み出すようにしている。
【0053】この後、補間回路205は、第1実施形態
と同様に、式(1)に従って、f(4k)、f(4k+
4)、および下位画像データ[j]に基づいて補間演算を
実行し、補正画像データDoutを算出する。
【0054】このように本実施形態によれば、RAM2
03aとRAM203bとを用いたので、RAM203
aおよび203bのアクセス時間に余裕を持たせること
ができ、入力画像データDinの転送レートが高速になっ
ても変換画像データf(4k)およびf(4k+4)を
確実に読み出すことが可能である。
【0055】ところで、図7に示すRAM203bに供
給されるアドレスデータは、常に、RAM203aに供
給されるアドレスデータを「1」だけインクリメントし
たものである。したがって、RAM203bに記憶する
変換画像データD'を「1」だけずらして格納しておけ
ば、加算器201を省略することが可能である。
【0056】上述した観点から構成した階調補正ユニッ
ト22を図8に示す。この図に示すように、階調補正ユ
ニット22では加算器201が省略されている。また、
RAM203aとRAM203cの記憶内容は、図9に
示すように同一のアドレスにおいてRAM203cの変
換画像データD'が、RAM203aの変換画像データ
D'より「1」進んで記憶されている。換言すれば、R
AM203cは、あるアドレス値に対応する記憶領域
に、RAM203aにおいて当該アドレス値を1だけ進
めたアドレス値に対応する記憶領域に記憶されている変
換画像データD'を記憶している。
【0057】このため、例えば、上位画像データDaの
データ値がkであるとすれば、RAM203aからf
(4k)、RAM203cからf(4k+4)が同時に
読み出されることになる。これにより、補間回路205
は、f(4k)、f(4k+4)、および下位画像デー
タ[j]に基づいて補正画像データDoutを生成すること
ができる。
【0058】<3.第3実施形態>上述した第2実施形
態の液晶装置にあっては、RAMのアクセス時間に余裕
を持たせることができたが、その記憶容量は第1実施形
態のものと比較して2倍に増加している。第3実施形態
はこの点に鑑みてなされたものであり、RAMのアクセ
ス時間に余裕を持たせつつ、RAMの記憶容量を削減す
るものである。
【0059】第3実施形態の液晶装置は、階調補正ユニ
ットの詳細な構成を除いて図1に示す第1実施形態の液
晶装置と同様に構成されている。以下、第3実施形態に
係る階調補正ユニット23について説明する。図10
は、第3実施形態に係る階調補正ユニット23の構成を
示すブロック図である。階調補正ユニット23は、RA
M203a,203bの替わりにRAM203d,20
3eを使用する点、選択回路206,207を追加した
点が、図7に示す第2実施形態の階調補正ユニット21
と相違する。
【0060】まず、選択回路206,207は、上位画
像データDaの最下位ビット値(LSB値)に基づい
て、入出力端子の接続状態を切り換えている。具体的に
は、選択回路206において、LSBが「0」の場合に
は、入力端子a1と出力端子b1を接続するとともに入
力端子a2と出力端子b2とを接続する一方、LSB値
が「1」の場合には、入力端子a1と出力端子b2を接
続するとともに入力端子a2と出力端子b1とを接続す
る。また、選択回路207は、LSB値が「0」の場合
には、入力端子c1と出力端子d1を接続するとともに
入力端子c2と出力端子d2とを接続する一方、LSB
値が「1」の場合には、入力端子c1と出力端子d2を
接続するとともに入力端子c2と出力端子d1とを接続
する。
【0061】次に、RAM203dとRAM203eの
記憶内容を図11に示す。この図に示すようにRAM2
03dにはアドレス値n(nは0から32までの整数)
で指示される記憶領域に変換画像データf(8n)が記
憶されており、RAM203eにはアドレス値n(nは
0から31までの整数)で指示される記憶領域に変換画
像データf(8n+4)が記憶されている。すなわち、
入力画像データ値x=0,4,8,12,…,8n,8
n+4,…,252,256のうち、入力画像データ値
x=0,8,…,8n,…,256に対応する変換画像
データD'をRAM203dに記憶する一方、入力画像
データ値x=4,12,…,8n+4,…,252に対
応する変換画像データD'をRAM203eに記憶して
いる。
【0062】したがって、RAM203dとRAM20
3eは、各々8毎に変換画像データD'を記憶してい
る。換言すれば、第1実施形態のRAM203の記憶内
容(図3参照)をRAM203dとRAM203eとに
交互に振り分けて記憶している。したがって、RAM2
03dとRAM203eとの合計の記憶容量は、RAM
203の記憶容量と一致するので、全ての変換画像デー
タD'を記憶する場合と比較して、記憶容量を1/4に
削減することができる。
【0063】次に、階調補正ユニット23の動作につい
て説明する。まず、データ値kの上位画像データDaの
LSB値が「0」であるとすれば、データ値kの上位画
像データDaがアドレスデータとしてRAM203dお
よびRAM203eに供給される。このため、RAM2
03dから変換画像データf(8k)が読み出される一
方、RAM203eから変換画像データf(8k+4)
が読み出される。この時、選択回路207は直線的に入
出力端子を接続するので、補間回路205の入力端子2
05Aにはf(8k)、入力端子205Bにはf(8k
+4)が供給されることになる。
【0064】次に、データ値kの上位画像データDaの
LSB値が「1」であるとすれば、選択回路206は入
出力端子をたすき掛けで接続するので、RAM203e
には上位画像データ[k]がアドレスデータとして供給さ
れる。RAM203dには加算器201によって「1」
だけインクリメントされた上位画像データ[k+1]がア
ドレスデータとして供給される。したがって、RAM2
03eから変換画像データf(8k+4)が、RAM2
03dから変換画像データf(8k+8)が読み出され
る。この時、選択回路207は入出力端子をたすき掛け
に接続するので、補間回路205の入力端子205Aに
はf(8k+4)、入力端子205Bにはf(8k+
8)が供給されることになる。
【0065】補間回路205では、ある変換画像データ
D'と次の変換画像データD'とにも続いて、中間の変換
画像データD'を補間演算により算出するが、この例に
よれば、上位画像データDaのLSB値と無関係に、補
間回路205の入力端子205Aにある変換画像データ
D'が供給されるとともに、入力端子205Bに次の変
換画像データD'が供給される。したがって、補間回路
205は第1実施形態と同様に補間演算を実行して補正
画像データDoutを生成する。
【0066】このように本実施形態にあっては、4毎の
変換画像データD'をRAM203dとRAM203e
とに交互に振り分けて記憶したので、全ての変換画像デ
ータD'を記憶する場合と比較して、記憶容量を1/4
に削減することができる。さらに、RAM203dとR
AM203eから各々補間演算に用いる変換画像データ
D'を読み出すようにしたので、アクセス時間に余裕を
持たせることができる。
【0067】<4.第4実施形態>上述した第3実施形
態の液晶装置は、RAM203d,203eに4毎の変
換画像データD'を交互に記憶するものであったが、ア
ドレスデータの生成および変換画像データD'を後段の
補間回路205に供給するために、加算器201、選択
回路206,207を設ける必要がある。
【0068】ところで、RAMに記憶すべき変換画像デ
ータD'は上位画像データDaのビット数分だけしか用意
しないため飛び飛びのものとなる。しかし、階調補正に
用いる変換画像データD'は相関性が強いので、RAM
に記憶すべき変換画像データD'のうち隣接するものは
急激に変化しない。したがって、隣接する変換画像デー
タD'の差分値は通常の変換画像データD'に比較してデ
ータ量が少ない。
【0069】第4実施形態はこの点に着目してなされた
ものであり、第4実施形態の液晶装置は、RAMの記憶
内容を工夫することによって、その記憶容量をさほど増
大させることなく、より簡易な構成でRAMのアクセス
時間に余裕を持たせるものである。
【0070】まず、第4実施形態の具体的な構成を説明
する前に、補間の方法について説明する。第4実施形態
では第1実施形態と同様に直線補間を行う。この場合、
補間演算の演算式は上述した式(1)で与えられる。こ
こで、式(1)を以下のように変形して式(5)を得る
ことができる。
【0071】 f(4k+j) ={j・f(4k+4)+(4−j)・f(4k)}/4 ={j・f(4k+4)−j・f(4k)+4・f(4k)}/4 =[{f(4k+4)−f(4k)}/4]・j+f(4k)……式(5) 式(5)によれば、f(4k)とf(4k+4)−f
(4k)とが与えられれば、下位画像データ[j]に基づ
いて、補正画像データf(4k+j)を算出できること
になる。
【0072】そこで、本実施形態では、f(4k)とf
(4k+4)−f(4k)とを各々RAMに格納し、必
要に応じて読み出すようにしている。
【0073】次に、第4実施形態に係る液晶装置の具体
的な構成は、階調補正ユニットの詳細な構成を除いて図
1に示す第1実施形態の液晶装置と同様である。以下、
第4実施形態に係る階調補正ユニット24について説明
する。図12は、第4実施形態に係る階調補正ユニット
24の構成を示すブロック図である。階調補正ユニット
24は、RAM203f,203gおよび補間回路20
8から構成されており、図10に示す第3実施形態の階
調補正ユニット23と比較して、加算器201および選
択回路206,207が省略されている。
【0074】ここで、RAM203fとRAM203g
の記憶内容を図13に示す。この図に示すようにRAM
203fにはアドレス値nに対応して変換画像データf
(4n)が記憶される一方、RAM203gにはアドレ
ス値nに対応して差分変換画像データΔf(4n)=f
(4n+4)−f(4n)が記憶されている。ここで、
差分変換画像データΔf(4n)は、隣接する変換画像
データD'の差分であるから、そのビット数は変換画像
データD'と比較して少なくなる。このため、RAM2
03gの記憶容量はRAM203fの記憶容量と比較し
て極めて少なくて足りる。したがって、RAM203f
とRAM203gの記憶容量の合計は、第3実施形態の
RAM203dとRAM203eの記憶容量の合計と比
べて、さほど増加しない。
【0075】次に、補間回路208の構成を図14に示
す。この図に示すように補間回路208は、2ビットの
ビットシフトを行うビットシフタ231、乗算器23
2、および加算器233を備えている。ここで、入力画
像データDinのデータ値をx=4k+j、上位画像デー
タDaのデータ値をk、下位画像データDbのデータ値を
jとすると、RAM203fから変換画像データf(4
k)、RAM203gから差分変換画像データΔf(4
k)が各々読み出される。
【0076】ビットシフタ231が差分変換画像データ
Δf(4k)にビットシフトを施すことによって、Δf
(4k)/4を出力する。この後、乗算器232がΔf
(4k)/4と下位画像データ[j]とを乗算してj・Δ
f(4k)/4を生成すると、加算器233は変換画像
データf(4k)と乗算結果とを加算してΔf(4k)
/4+f(4k)を補正画像データDoutとして生成す
る。
【0077】このように本実施形態によれば、予め変換
画像データf(4n)と差分変換画像データΔf(4
n)とをRAM203fおよびRAM203gに各々格
納したので、記憶容量をさほど増加させることなく、階
調補正ユニット24全体の構成を簡略化することがで
き、しかも、RAM203fおよびRAM203gのア
クセス時間に余裕を持たせることが可能となる。
【0078】<5.応用例>次に、上述した液晶装置を
具体的な電子機器に用いた例のいくつかについて説明す
る。
【0079】<その1:プロジェクタ>まず、この液晶
パネルをライトバルブとして用いたプロジェクタについ
て説明する。図15は、プロジェクタの構成例を示す平
面図である。
【0080】この図に示されるように、プロジェクタ1
100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなる
ランプユニット1102が設けられている。このランプ
ユニット1102から射出された投射光は、ライトガイ
ド1104内に配置された4枚のミラー1106および
2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの
3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとし
ての液晶パネル1110R、1110Bおよび1110
Gに入射される。
【0081】液晶パネル1110R、1110Bおよび
1110Gおよびこれを駆動する駆動回路は上述した液
晶表示装置70において、入力を3系統に拡張したもの
である。この場合、上述した液晶装置1において、階調
補正ユニットを3系統設け、R、G、Bの各原色信号に
対応する補正画像データDoutを生成し、これを液晶表
示装置に供給している。
【0082】そして、これらの液晶パネルによって変調
された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向
から入射される。このダイクロイックプリズム1112
においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、
Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成され
る結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等に
カラー画像が投写されることとなる。
【0083】<その2:モバイル型コンピュータ>次
に、この液晶パネルを、モバイル型のパーソナルコンピ
ュータに適用した例について説明する。図16は、この
パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。図
において、コンピュータ1200は、キーボード120
2を備えた本体部1204と、液晶表示ユニット120
6とから構成されている。この液晶表示ユニット120
6に、上述した液晶装置1を適用することができる。
【0084】<その3:携帯電話>さらに、この液晶装
置1を、携帯電話に適用した例について説明する。図1
7は、この携帯電話の構成を示す斜視図である。図にお
いて、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302
とともに、反射型の液晶パネル1005を備えるもので
ある。
【0085】なお、図15〜図17を参照して説明した
電子機器の他にも、液晶テレビや、ビューファインダ
型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲ
ーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロ
セッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、
タッチパネルを備えた装置等などが挙げられる。そし
て、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでも
ない。
【0086】<6.変形例>本発明は上述した実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種
の変形が可能である。
【0087】(1)上述した実施形態にあっては、補正
画像データDoutをD/A変換器30でアナログ画像信
号に変換した後、液晶表示装置70に供給したが、液晶
表示装置70がデジタル信号入力に対応したものであれ
ば、補正画像データDoutを液晶表示装置70に直接供
給してもよいことは勿論である。
【0088】(2)上述した実施形態において、ROM
60に入力画像の特性に応じた各種の変換画像データ
D'を格納しておき、入力画像に応じて階調補正ユニッ
トにロードする変換画像データD'を切り換えるように
してもよい。例えば、パーソナルコンピュータで生成さ
れるグラッフィクデータを表示する場合と、映像信号を
表示する場合とで、変換画像データD'を選択するよう
にしてもよい。また、ROM60を用いることなく変換
画像データD'を外部装置で生成してロードするように
してもよい。さらに、パーソナルコンピュータに適用す
る場合にあっては、ハードディスク等に変換画像データ
D'を記憶しておき、その初期化時にハードディスクか
ら変換画像データD'をロードするようにしてもよい。
【0089】(3)上述した実施形態において、補間回
路205等ではビットシフタを用いて除算を行っていた
が、除算結果の下位ビットが表示画像の品質に与える影
響が少ないのであれば、これを無視するようにして後段
の加算器の構成を簡略化してもよい。
【0090】(4)上述した実施形態においては、8ビ
ットの入力画像データDinを上位6ビットと下位2ビッ
トに分割したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、入力画像データDinのビット数、上位ビット数、お
よび下位ビット数は任意に定めることが可能である。例
えば、入力画像データDinのビット数をL=M+N、上
位ビット数をM、下位ビット数をNとすれば、第1実施
形態のRAM203、第2実施形態のRAM203a〜
203c、第4実施形態のRAM203fには、入力画
像データDinの各データ値に対応する変換画像データ
D'の中から、下位ビットの間隔(2のN乗の間隔)で
抽出した変換画像データD'をMビットの上位画像デー
タDaの取り得る各データ値に対応づけて記憶すればよ
い。また、第3実施形態のRAM203dとRAM20
3eには、下位ビットの間隔(2のN乗の間隔)で変換
画像データD'の一部を交互に割り振って記憶すればよ
い。
【0091】(5)上述した実施形態においては、下位
画像データDbに基づいて、2つの変換画像データD'に
補間演算を施すことにより補正画像データDoutを生成
するようにしたが、補間演算の手法は直線補間に限られ
ず、最小二乗法による補間であってもよい。さらに、2
つの変換画像データD'から補間を行ったが、3以上の
変換画像データD'から補間を行うようにしてもよいこ
とは勿論である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、階調
補正を行うための変換データの一部について記憶してお
き、中間の変換データについては補間演算により算出す
るようにしたので、変換データを記憶する記憶手段の記
憶容量を大幅に削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である液晶装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態に係る階調補正ユニット20の
ブロック図である。
【図3】 同実施形態に用いられるRAM203の記憶
内容を示す図である。
【図4】 同実施形態において入力画像データDinのデ
ータ値と変換画像データD'のデータ値との関係を示す
グラフである。
【図5】 同実施形態に用いられる補間回路205の機
能ブロック図である。
【図6】 乗算器を使用しない補間回路205のブロッ
ク図である。
【図7】 第2実施形態に係る階調補正ユニット21の
構成を示すブロック図である。
【図8】 同実施形態に係る階調補正ユニット22の構
成を示すブロック図である。
【図9】 同実施形態に用いられるRAM203aとR
AM203cの記憶内容を示す図である。
【図10】 第3実施形態に係る階調補正ユニット23
の構成を示すブロック図である。
【図11】 同実施形態に用いられるRAM203dと
RAM203eの記憶内容を示す図である。
【図12】 第4実施形態に係る階調補正ユニット24
の構成を示すブロック図である。
【図13】 同実施形態に用いられるRAM203fと
RAM203gの記憶内容を示す図である。
【図14】 同実施形態に係る補間回路208の構成を
示すブロック図である。
【図15】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる
プロジェクタの構成を示す断面図である。
【図16】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる
パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図17】 同液晶装置を適用した電子機器の一例たる
携帯電話の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
20〜24……階調補正ユニット(階調補正装置) 70……液晶表示装置(画像表示部) 203,203a〜203f……RAM(記憶手段、記
憶部) 201……加算器(読出手段) 202……スイッチ(読出手段) 205,208……補間回路(補間手段) 206,207……選択回路(読出手段) Da……上位画像データ(上位階調データ) Db……下位画像データ(下位階調データ) Din……入力画像データ(階調データ) D'……変換画像データ(変換データ) Dout……補正画像データ(補正階調データ)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NC13 NC21 NC24 NC65 ND06 ND39 ND49 ND54 ND58 NG02 5C006 AA01 AA02 AA16 AF13 AF46 AF71 AF81 AF83 BB11 BC13 BC16 BF02 BF04 BF08 BF15 BF24 BF28 BF49 FA44 FA56 5C021 PA66 PA67 PA80 XA34 XA35 5C080 AA10 BB05 DD04 DD22 EE29 FF09 JJ02 JJ05 JJ06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の階調を示す階調データの各データ
    値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前記
    階調データに階調補正を施して補正階調データを生成す
    る階調補正装置であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成する分割手段と、 全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
    抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
    る各データ値に対応付けて記憶する記憶手段と、 前記上位階調データに基づいて前記記憶手段から複数の
    前記変換データを読み出す読出手段と、 前記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって
    読み出された複数の前記変換データに補間演算を施して
    前記補正階調データを生成する補間手段とを備えること
    を特徴とする階調補正装置。
  2. 【請求項2】 画像の階調を示す階調データの各データ
    値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前記
    階調データに階調補正を施して補正階調データを生成す
    る階調補正装置であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成する分割手段と、 全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
    抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
    る各データ値に対応付けて記憶する記憶手段と、 前記上位階調データに基づいて、前記記憶手段から前記
    上位階調データのデータ値に対応する第1の変換データ
    と当該データ値を1だけインクリメントしたデータ値に
    対応する第2の変換データとを読み出す読出手段と、 前記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって
    読み出された前記第1および第2の変換データに補間演
    算を施して補正階調データを生成する補間手段とを備え
    ることを特徴とする階調補正装置。
  3. 【請求項3】 前記読出手段は、前記上位階調データの
    データ値を1だけインクリメントした歩進データを生成
    する歩進手段を備え、前記階調データの1サンプリング
    期間中に、前記上位階調データと前記歩進データとに基
    づいて前記記憶手段から前記第1および第2の変換デー
    タを時分割で読み出すことを特徴とする請求項2に記載
    の階調補正装置。
  4. 【請求項4】 画像の階調を示す階調データの各データ
    値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前記
    階調データに階調補正を施して補正階調データを生成す
    る階調補正装置であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成する分割手段と、 前記上位階調データのデータ値を1だけインクリメント
    した歩進データを生成する歩進手段と、 全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
    抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
    る各データ値に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段と同一の記憶内容を有する第2の記
    憶手段と、 前記第1の記憶手段から前記上位階調データのデータ値
    に対応する第1の変換データを読み出す一方、前記第2
    の記憶手段から前記歩進データのデータ値に対応する第
    2の変換データを読み出す読出手段と、 前記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって
    読み出された前記第1および第2の変換データに補間演
    算を施して補正階調データを生成する補間手段とを備え
    ることを特徴とする階調補正装置。
  5. 【請求項5】 画像の階調を示す階調データの各データ
    値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前記
    階調データに階調補正を施して補正階調データを生成す
    る階調補正装置であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成する分割手段と、 前記上位階調データのデータ値を1だけインクリメント
    した歩進データを生成する歩進手段と、 全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
    抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
    る各データ値に対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 あるアドレスに対応する記憶領域に、前記第1の記憶手
    段において当該アドレスを1だけ進めたアドレスに対応
    する記憶領域に記憶されている前記変換データを記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記上位階調データをアドレスデータとして前記第1お
    よび第2の記憶手段に供給し、前記第1の記憶手段から
    第1の変換データを読み出す一方、前記第2の記憶手段
    から第2の変換データを読み出す読出手段と、 前記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって
    読み出された前記第1および第2の変換データに補間演
    算を施して補正階調データを生成する補間手段とを備え
    ることを特徴とする階調補正装置。
  6. 【請求項6】 画像の階調を示す階調データの各データ
    値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前記
    階調データに階調補正を施して補正階調データを生成す
    る階調補正装置であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成する分割手段と、 前記変換データの一部を、前記下位ビットの間隔で前記
    上位階調データの取り得る各データ値に対応付けて交互
    に記憶する第1および第2の記憶手段と、 前記上位階調データに基づいて、前記第1の記憶手段お
    よび前記第2の記憶手段から、前記上位階調データのデ
    ータ値に対応する第1の変換データと当該データ値を1
    だけインクリメントしたデータ値に対応する第2の変換
    データとを読み出す読出手段と、 前記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって
    読み出された前記第および第2の変換データに補間演算
    を施して補正階調データを生成する補間手段とを備える
    ことを特徴とする階調補正装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の記憶手段は、前記上位ビット
    の最下位ビット値が0となり、かつ、前記下位ビットの
    各ビット値が0となる前記階調データに各々対応する前
    記変換データを記憶し、 前記第2の記憶手段は、前記上位ビットの最下位ビット
    値が1となり、かつ、前記下位ビットの各ビット値が0
    となる前記階調データに各々対応する前記変換データを
    記憶することを特徴とする請求項6に記載の階調補正装
    置。
  8. 【請求項8】 画像の階調を示す階調データの各データ
    値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前記
    階調データに階調補正を施して補正階調データを生成す
    る階調補正装置であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成する分割手段と、 前記変換データの一部を、前記下位ビットの間隔で前記
    上位階調データの取り得る各データ値に対応付けて記憶
    する第1の記憶手段と、 ある上位階調データに対応する変換データと、当該上位
    階調データのデータ値が1だけ異なるデータに対応する
    変換データとの差分値を示す差分変換データを、前記上
    位階調データの取り得る各データ値に関連づけて記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記上位階調データに基づいて、前記第1の記憶手段お
    よび前記第2の記憶手段から、前記上位階調データのデ
    ータ値に対応する変換データおよび差分変換データとを
    読み出す読出手段と、 前記下位階調データに基づいて、前記読出手段によって
    読み出された前記変換データおよび前記差分変換データ
    に補間演算を施して補正階調データを生成する補間手段
    とを備えることを特徴とする階調補正装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1項に記載
    した階調補正装置と、 前記階調補正装置から出力される補正階調データに基づ
    いて、画像を表示する画像表示部とをを備えることを特
    徴とする画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記画像表示部は、液晶パネルを備え
    るものであって、前記変換データは、当該液晶パネルの
    印加電圧に対する透過率特性またはガンマ特性のうち少
    なくとも一方を補正するために用いられることを特徴と
    する請求項9に記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 画像の階調を示す階調データの各デー
    タ値毎に予め定められた変換データの一部を用いて、前
    記階調データに階調補正を施す階調補正方法であって、 入力される前記階調データを上位ビットと下位ビットと
    に分割して上位階調データと下位階調データとを各々生
    成し、 全ての前記変換データの中から前記下位ビットの間隔で
    抽出した前記変換データを前記上位階調データの取り得
    る各データ値に対応付けて記憶部に記憶し、 前記上位階調データに基づいて前記記憶部から複数の前
    記変換データを読み出し、 前記下位階調データに基づいて、複数の前記変換データ
    に補間演算を施して前記補正階調データを生成すること
    を備えることを特徴とする階調補正方法。
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