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JP2000338151A - プリント配線基板用インピーダンス測定装置 - Google Patents

プリント配線基板用インピーダンス測定装置

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Publication number
JP2000338151A
JP2000338151A JP11151939A JP15193999A JP2000338151A JP 2000338151 A JP2000338151 A JP 2000338151A JP 11151939 A JP11151939 A JP 11151939A JP 15193999 A JP15193999 A JP 15193999A JP 2000338151 A JP2000338151 A JP 2000338151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
contact
contact needle
unit
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11151939A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorio Hidehira
頼夫 秀平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MicroCraft KK
Original Assignee
MicroCraft KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MicroCraft KK filed Critical MicroCraft KK
Priority to JP11151939A priority Critical patent/JP2000338151A/ja
Priority to US09/578,878 priority patent/US6624650B1/en
Publication of JP2000338151A publication Critical patent/JP2000338151A/ja
Priority to US10/358,858 priority patent/US6856152B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06772High frequency probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07314Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being perpendicular to test object, e.g. bed of nails or probe with bump contacts on a rigid support
    • G01R1/07328Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being perpendicular to test object, e.g. bed of nails or probe with bump contacts on a rigid support for testing printed circuit boards
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2801Testing of printed circuits, backplanes, motherboards, hybrid circuits or carriers for multichip packages [MCP]
    • G01R31/281Specific types of tests or tests for a specific type of fault, e.g. thermal mapping, shorts testing
    • G01R31/2812Checking for open circuits or shorts, e.g. solder bridges; Testing conductivity, resistivity or impedance

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸プローブを用いて自動的にプリント
配線基板のプリント配線回路の特性インピーダンスを測
定できるようにする。 【解決手段】 第1接触針とこの第1接触針と同方向に
先端を向けて第1接触針から一定距離だけ離れた位置に
設けられる第2接触針とを有する同軸プローブに代表さ
れる検査針ユニットを装着し、被検査基板上の任意の点
にこの検査針ユニットを移動させ前記第1及び第2接触
針を被検査基板上の所定の測定点に接触させる検査針駆
動手段を有するプリント配線基板用のインピーダンス測
定装置において、第2接触針回動手段により装着される
前記検査針ユニットの前記第2接触針を前記第1接触針
を中心軸として回動させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線基板に
おけるプリント配線回路の特性インピーダンスを主とし
て同軸プローブを用いて自動的に測定する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の処理速度の向上
に伴うCPUのクロック周波数およびCPUが外部の装
置とやりとりするための動作クロックの上昇には著しい
ものがある。動作クロックの上昇によりデータ信号が流
れるプリント配線基板の性能に対する要求も厳しいもの
となってきている。その一例としてプリント配線基板に
おける信号線により形成されるプリント配線回路間の特
性インピーダンスや特性インピーダンスと回路負荷のイ
ンピーダンスを整合させるという要求がある。これらに
不整合があると信号の一部が信号源へと反射されて負荷
へ向かう信号が弱められ、データがうまく伝わらない場
合が発生し、周波数が高くなるにつれてこの問題は無視
できないレベルになってしまう。
【0003】そこで、プリント配線基板の品質を維持す
るためには、プリント配線回路の特性インピーダンスを
測定することが不可欠となる。プリント配線回路の特性
インピーダンスの測定は従来は図8に示すような同軸プ
ローブを用いて人が行っていた。同軸プローブは中心に
センタープローブ201を有し、センタープローブ20
1を囲むように設けられる円筒状のプランジャーの端部
の一部に先端の尖った突起202を有している。同軸プ
ローブの使用方法を以下に簡単に説明する。高周波を扱
うプリント配線基板には通常、信号線端部の廻りにグラ
ンドに通じるスルーホールが設けられている。また、同
軸プローブのインピーダンスは測定するプリント回路の
設計時のインピーダンスと一致するようにしてある。ま
ず、センタープローブ201を信号線端部に接触させ突
起202をスルーホールに接触させる。次に、センター
プローブ201から所定の高周波信号を流し、この回路
からの反射波をセンタープローブ201で受信する。な
お、突起202はグランドに接続されている。同軸プロ
ーブのインピーダンスとプリント配線回路のインピーダ
ンスは設計上等しいので設計通りに製作されているなら
ば反射波は返って来ないはずである。一方、プリント配
線回路のインピーダンスに狂いがあると狂いのある部分
から反射波が返ってくる。そこで、反射波の返ってくる
時間と反射波の強さを測定し、どの位置にどの程度のイ
ンピーダンスの狂いがあるのかを判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タに接続する機器の動作クロックは今後もさらに高くな
っていくことが予想され、それにともないプリント配線
基板の品質を確保するために特性インピーダンスを測定
する必要性は格段に多くなると考えられる。そうする
と、従来のようにプリント配線回路のインピーダンスを
人が同軸プローブを用いて測定してはとても間に合わな
くなり、これを自動化することが必要になる。一方で、
プリント配線基板の検査装置としては、従来から接触針
を自動でプログラムに従って2次元的に動かしてプリン
ト配線基板の検査点に接触させて断線等の検査を行う装
置(以下「自動プリント配線基板検査装置」という。)
が使われている。そこで、この自動プリント配線基板検
査装置により同軸プロープを動かしてプリント配線基板
上の検査点を検査させるようにすることが効率的であり
望ましい。
【0005】しかし、プリント配線基板における信号線
端部を中心としたスルーホールの設けられる方向は一定
でないので自動プリント配線基板検査装置の稼動部に同
軸プローブをそのまま固定しても、センタープローブ2
01と突起202の位置関係は変わらないので、センタ
ープローブ201を信号線端部に接触させたときに、突
起202がスルーホールに接触しない場合が生じる。ま
た、プリント配線基板における信号線端部とスルーホー
ルとの距離は複数種類用いられている場合があり、同軸
プローブのセンタープローブ201と突起202との距
離は一定なので両者が必ずしも一致するとは限らず、や
はり、センタープローブ201を信号線端部に接触させ
たときに、突起202がスルーホールに接触しない場合
が生じる。このように、従来の同軸プローブをそのまま
自動プリント配線基板検査装置に用いてもうまく測定を
行うことはできない。本発明は以上の問題点に鑑みて、
自動プリント配線基板検査装置に主として同軸プローブ
を搭載して自動的にプリント配線基板のプリント配線回
路の特性インピーダンスを測定できるようにすることを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、第1接触針とこの第1接触針と同方向に先
端を向けて第1接触針から一定距離だけ離れた位置に設
けられる第2接触針とを有する同軸プローブに代表され
る検査針ユニットを装着し、被検査基板上の任意の点に
この検査針ユニットを移動させ前記第1及び第2接触針
を被検査基板上の所定の測定点に接触させる検査針駆動
手段を有するプリント配線基板用のインピーダンス測定
装置であり、装着される前記検査針ユニットの前記第2
接触針を前記第1接触針を中心軸として回動させる第2
接触針回動手段を設けたものである。このような構成に
より、被検査基板の信号線端部を中心したスルーホール
の設けられる方向がまちまちである場合でも、前記第2
接触針回動手段が第2接触針を回動させて前記第1接触
針に対する第2接触針の方向を信号線端部に対するスル
ーホールの方向と一致させるようできる。これにより、
第1接触針を信号線端部に接触させ、同時に、第2接触
針をスルーホールに接触させて信号線のインピーダンス
を測定することが可能となる。なお、ここでは、信号線
についてのインピーダンス測定を例に挙げているが、二
点の測定個所に接触針を接触させてインピーダンスを測
定する用途であればよく、信号線のインピーダンス測定
に限定されるものではない。このように、本発明に係る
インピーダンス測定装置では2点の測定箇所同士が設け
られる方向がまちまちであっても測定することができ、
同軸プローブ等に代表される検査針ユニットを用いた自
動的なインピーダンス測定の実現に資することができ
る。
【0007】前記第2接触針回動手段は、前記検査針ユ
ニット全体を前記第1接触針を中心軸として回動させる
ことにより前記第2接触針を回動させうるようにするこ
とが望ましい。即ち、第2接触針だけを回動させるよう
にすると、第1接触針に対して第2接触針を独立して自
在に回動できるようにし、かつ、小さな第2接触針部分
を回動させるための機構を検査針ユニット先端近傍に設
ける必要があり機構が細かくなってしまう。一方、検査
針ユニット全体を回動させるようにすると、これに比較
してさほど細かな機構を必要とせず簡易に第2接触針を
第1接触針を中心軸として回動させることができる。
【0008】また、上記課題を解決するために本発明
は、第1接触針とこの第1接触針と同方向に先端を向け
て第1接触針から一定距離だけ離れた位置に設けられる
第2接触針とを有する検査針ユニットを装着し、被検査
基板上の任意の点にこの検査針ユニットを移動させ前記
第1及び第2接触針を被検査基板上の所定の測定点に接
触させる検査針駆動手段を有するプリント配線基板用の
インピーダンス測定装置において、交換用の第2接触針
を保持する交換用接触針保持手段と、検査針駆動手段に
装着されている検査針ユニットの第2接触針を前記交換
接触針用保持手段に保持されている第2接触針と交換す
る接触針交換手段とを設けたものである。このような構
成のインピーダンス測定装置では、被検査基板の信号線
端部とスルーホールとの距離がまちまちである場合に、
各距離に対応する第1接触針からの距離をもつ交換用の
第2接触針を前記接触針保持手段に保持させておき、信
号線端部とスルーホールの各距離に応じて、前記接触針
交換手段により交換用の第2接触針と交換するようにす
る。これによって、信号先端部とスルーホールとの距離
ごとに対応する第2接触針を用いれば第1接触針を信号
線端部に接触させ、同時に、第2接触針をスルーホール
に接触させて、信号線のインピーダンスを測定すること
ができる。なお、ここでも信号線についてのインピーダ
ンス測定を例に挙げているがこれは例示に過ぎないこと
は上記と同様である。このように、本発明に係るインピ
ーダンス測定装置では2点の測定点間の距離が複数ある
場合でも測定することができ、やはり、検査針ユニット
を用いた自動的なインピーダンス測定の実現に資するこ
とができる。
【0009】さらに、前記交換用接触針保持手段を駆動
手段によって第2接触針の把持と開放を行う2以上の接
触針把持手段を有するものとし、前記接触針交換手段を
前記検査針駆動手段と、前記接触針把持手段と、前記検
査針駆動手段と前記接触針把持手段の駆動手段を制御す
る駆動制御手段とを含むようにできる。この構成の動作
を以下に簡単に説明する。なお、前提として検査針ユニ
ットは第2接触針を含む特定部分が特定方向に力を加え
ることで着脱可能となっており、交換用の第2接触針も
この特定部分を含むものを用いているものとする。ま
ず、接触針把持手段の一つを開放して、他の接触針把持
手段に交換用の第2接触針を把持させておく。そして、
接触針交換手段では、駆動制御手段で検査針駆動手段を
駆動して検査針ユニットの第2接触針を空いている接触
針把持手段で把持可能な位置に運び、さらに、接触針把
持手段の駆動手段を制御して第2接触針を把持させる。
第2接触針は把持されて固定されるので駆動制御手段で
検査針駆動手段を特定の方向に動かして第2接触針を取
り外す。それから、駆動制御手段でさらに検査針駆動手
段を動かし特定の動作により接触針把持手段に把持され
ている交換用の第2接触針を取り付ける。交換用の第2
接触針が取り付くと駆動制御手段で接触針把持手段の駆
動手段を制御して交換用の第2接触針の把持を開放し、
第2接触針の交換が完了する。このような構成をとるこ
とによって、検査針駆動手段を接触針交換手段の一部と
して共用することができるので、装置全体の構造をより
簡易にすることができる。
【0010】さらに、上記インピーダンス測定装置に
は、検査針駆動手段に装着された検査針ユニットの第1
接触針を中心軸とする第2接触針の回転方向の取り付け
位置の較正を行う回転位置較正手段を設けることが望ま
しい。即ち、第1接触針を中心軸とする第2接触針の回
転方向の取り付け位置は基準の位置からずれていると、
第2接触針を正確に測定点に接触させることができず自
動化に支障が生じる。また、第2接触針を回動させたり
交換したりするとその動作の影響で第2接触針の回転方
向の取り付け位置がずれることがあり得る。そこで、回
転位置構成手段により第1接触針を中心軸とする第2接
触針の回転方向の取り付け位置の較正を必要に応じて行
うことにより正確な測定をすることが可能となる。
【0011】前記回転位置較正手段の構成として、前記
第2接触針には一部に切り欠き部のあるリングがリング
の中心軸を前記第1接触針に一致させて取り付けたもの
を用いることを前提として、前記第1接触針を中心軸と
する前記第2接触針の回転方向の取り付け位置が基準位
置にあるときに、前記検査針ユニットが前記第2接触針
の前記リングの切り欠き部を含めて係合する基準係合部
を含むようにすることが考えられる。このような構成に
より、基準係合部に検査針ユニットを係合させるよう移
動させることで、第2接触針に設けられたリングの切り
欠きが基準係合部に導かれて第2接触針が回動し、最終
的に回転方向の取り付け位置が基準位置となる。これに
より第2接触針の回転方向の取り付け位置の較正が完了
する。即ち、このような構成を持つ回転位置較正手段は
非常に簡易な構造でありながら第2接触針の第1接触針
を中心軸とする回転方向の位置の較正を行うことができ
る。
【0012】また、上記インピーダンス測定装置には、
基準となるインピーダンスを持ち、かつ、前記検査針ユ
ニットにより測定可能な基準抵抗を設けることができ
る。このような基準抵抗を設けることにより、必要に応
じて検査針ユニットにより基準抵抗を測定することで測
定機器が適正な測定を行っているかどうかがわかる。ま
た、測定機器が適正な測定を行っていない場合はこの基
準抵抗の測定結果から測定設定を調整して適正な測定を
行うようにすることができる。
【0013】そして、前述の回転位置較正手段が基準係
合部を含むものである場合に、この基準抵抗を前記検査
針ユニットがこの基準係合部に係合したときに前記検査
針ユニットによって測定可能となるようにすれば効果的
である。このようにすれば、検査針ユニットを基準係合
部に係合させる操作を行えば、第2接触針の第1接触針
を中心軸とする回転方向の位置の較正と、測定機器の較
正を一度に行うことができ、操作時間の短縮を図ること
ができる。
【0014】それから、上記のインピーダンス測定装置
に取り付ける検査針ユニットとして、前記第1接触針に
対して先端方向へ押圧する弾性部材を設けたものを用い
ることができる。このような検査針ユニットを使うと特
に自動的に被検査基板のインピーダンス測定を行う際
に、第1接触針が被検査基板に当たったときに互いに受
ける衝撃を弾性部材が緩和することになるので、第1接
触針および被検査基板の破損や劣化を防止することがで
きる。
【0015】また、前述した交換用接触針保持手段と、
接触針交換手段とを設けたインピーダンス測定装置に用
いる検査針ユニットとして、第2接触針が第1接触針に
対し第1接触針の長手方向に着脱可能に形成されたもの
を使用してもよい。このような構成をもつ検査針ユニッ
トを用いると、第1接触針は交換することなく第2接触
針を含む部分のみを交換すればよいので経済的であり、
また、第1接触針を長手方向に移動させることで第2接
触針の着脱が行えるので、検査針ユニットの通常の測定
で行われる軸方向の移動により第2接触針の着脱が可能
となり特別の動作を行う機構を設ける必要がなくなる。
【0016】それから、前述したように基準係合部を含
む回転位置較正手段を有するインピーダンス測定装置に
用いる検査針ユニットとしては、基準係合部に係合する
切り欠き部を有するリングがリングの中心軸を前記第1
接触針に一致させて前記第2接触針と一体に取り付けて
あるものが用いられる。これによる動作は上述した通り
であるので省略するが、検査針ユニットに簡易な構成を
設けることで第1接触針を中心軸とする第2接触針の回
転方向の位置の構成を行うことができる。なお、第2接
触針に設けられるリングの切り欠きの形状及び数は必要
に応じて任意に変更できることは言うまでもない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。図1に本実施の形態に係
るプリント配線基板用のインピーダンス測定装置Aの概
略を表す正面図を示す。このインピーダンス測定装置A
は筐体3の内部にフレーム4が固定されており、このフ
レーム4の上下近傍のそれぞれにX方向レール5a,5
bが水平に固定されている。さらに、X方向レール5
a,5bにはX方向レール5a,5bの長手方向に沿っ
て移動可能に固定されるY方向レール6が設けられ、こ
のY方向レール6にはY方向レール6の長手方向に沿っ
て移動可能に固定されるプローブユニット1が設けられ
ている。これらのX方向レール5a、5b、Y方向レー
ル6、プローブユニット1により検査針駆動手段が形成
される。また、さらにフレーム4には検査針ユニットで
ある同軸プローブを保持するためのプローブ保持ユニッ
ト2と、測定するプリント配線基板Xを狭持して固定す
る基板保持クランプ7,7が固定され、筐体3内部下方
には制御部8が設けられている。
【0018】X方向レール5aにはサーボモータ51に
回転駆動される図示しないボールネジが長手方向に沿っ
て設けられており、このボールネジの稼動部分にY方向
レール6の上端が固定されている。また、Y方向レール
6にもサーボモータ61に回転駆動される図示しないボ
ールネジが長手方向に沿って設けられており、このボー
ルネジの稼動部分に前記プローブユニット1が固定され
ている。これらのサーボモータ51、61は制御部8に
より制御され、これによりプローブユニット1はX方向
レール5a、5bに挟まれる可動平面内の任意の位置へ
移動させるようにすることができる。
【0019】次に、プローブユニット1について詳細に
説明する。図2にプローブユニット1の斜視図を示す。
プローブユニット1は検査針ユニットたる同軸プローブ
10を装着して使用する。プローブユニット1はY方向
レールの図示しないボールネジの稼動部分に固定される
基台12と、基板保持クランプ7、7に固定されるプリ
ント配線基板Xを構成する面に対して垂直方向に摺動可
能に基台12に固定されるコネクタホルダー13と、同
軸プローブ10を装着固定してこれに電気的に接続され
る、長手方向に摺動可能にコネクタホルダー13に固定
される棒状のコネクタ11と、基台12に固定される摺
動用モータユニット14と、コネクタホルダー13に固
定される第2接触針回動手段としての回転用モータユニ
ット15と、基台12に固定され、コネクタ11に接続
される同軸プローブ10を介して基板に測定信号を送
り、その反射波を受信する測定ユニット16とより構成
される。
【0020】摺動用モータユニット14はステッピング
モータ14aと、コネクタホルダー13の摺動方向に沿
って設けられるプーリー14b、14bとプーリー14
b、14b間に張架されるベルト14cにより構成され
る。プーリー14b、14bの一方はステッピングモー
タ14aにより回転駆動され、また、ベルト14cの一
部はコネクタホルダー13に固定されている。従って、
ステッピングモータ14aによりプーリー14b、14
bを回動させてベルト14cを矢印a1―a2の方向に動
かすと、これに対応して基台12に摺動可能に固定され
るコネクタホルダー13は矢印b1−b2の方向へ摺動す
ることになる。コネクタホルダー13に設けられるコネ
クタ11には同軸プローブ10が装着されるので、ステ
ッピングモータ14aの制御によって、同軸プローブ1
0を基板保持クランプ7,7に保持される被検査基板X
を構成する面に対する垂直な方向に移動させることがで
き、同軸プローブ10を制御することができる。
【0021】回転用モータユニット15は、コネクタ1
1の長手方向に平行な回転軸をもって回動するサーボモ
ータ15aと、コネクタ11と共有する中心軸をもつプ
ーリー15b1と、サーボモータ15aに直結するプーリ
ー15b2と、プーリー15b1,15b2に張架されるベル
ト15cとより構成される。コネクタ11の本体11c
はプーリー15b1に長手方向に摺動可能かつ回動不可能
に固定されている。このような構成によりサーボモータ
15aによりプーリー15b2を矢印c1−c2の方向へ回転
させると、プーリー15b1に固定されるコネクタ11は
これに対応して矢印d1−d2の方向へ回転する。コネクタ
11には同軸プローブ10が装着されるので、サーボモ
ータ15aを回動させ制御することで同軸プローブ10
を回動させ、その回転角を制御することができる。
【0022】同軸プローブ10の後端は後述するように
オスコネクタになっており、コネクタ11の先端部には
この同軸プローブ10のオスコネクタに係合するメスコ
ネクタ11aが形成されている。さらに、このメスコネ
クタ11aはバネ11bにより先端方向へ押圧されてい
る。コネクタ11の本体11cは長手方向に摺動可能に
固定されており、コネクタ11に装着される同軸プロー
ブ10に先端から後方へ向かう力がかかると、本体11
cが力を受けた方向へ摺動しバネ11bがその動きを規
制して衝撃を和らげる。また、メスコネクタ11aは図
示しないが測定ユニット16の信号出入力端子に電気的
に接続されている。さらに、測定ユニット16は図示し
ないコンピューター端末に接続されており、測定結果が
このコンピュータ端末に記録されるようになっている。
【0023】次に、上記プローブユニット1に装着され
る同軸プローブ10について詳細に説明する。図3に同
軸プローブ10の縦断面図を示す。図において右端が同
軸プローブ10の先端である。同軸プローブ10は棒状
のセンタープローブ101、絶縁体により形成されセン
タープローブ101の外周面に嵌合する管状のインシュ
レーター103、導電体により形成されインシュレータ
ー103の外周面に嵌合する管状のアウターチューブ1
04、アウターチューブ104の先端側の外周面に嵌合
する筒状のプランジャー102、プランジャー102の
後端の開口部と係合し、アウターチューブ104の外周
面に嵌合するストッパー105、アウターチューブの後
端側の外周面に嵌合する後端側に106a、106b、
106cのパーツよりなる公知のオスコネクタ106、
オスコネクタ106の先端方向側に接するように設けら
れ、アウターチューブ104の外周面に嵌合する筒状の
ホルダー107よりなる。
【0024】センタープローブ101はさらに、後端に
オスコネクタ106内に形成されるターミナル101d
1 を有し、先端側の外径が小さくなっている棒状のター
ミナル棒101d、ターミナル棒101dの先端の外径
が小さくなっている部分に後端側が嵌合するターミナル
棒101dと同じ外径を持つ管状の導電パイプ101
b、導電パイプ101bの先端側の内部に摺動可能に設
けられ、先端が尖った第1接触針101a、導電パイプ
101b内部でターミナル棒101d先端と第1接触針
101aの後端の間に設けられ第1接触針101aの先
端からの衝撃力を緩和する圧縮バネ101cにより形成
される。第1接触針101a、導電パイプ101b、タ
ーミナル棒101dはそれぞれ導電材料で形成されてお
り、第1接触針101a先端からターミナル棒101d
の後端のターミナル101d1 までの導電が確保されて
いる。
【0025】プランジャー102はさらに、筒状の本体
部102bと、本体部102bの先端側の端部に設けら
れる尖った突起よりなる第2接触針102aと、本体部
の外周に設けられるリング状の較正リング102c、本
体部102bの内周面に設けられ、前記アウターチュー
ブ104の外周面を押圧するように設けられる板バネ1
02dにより構成される。図4にプランジャー102を
先端方向から見たときの図を示す。較正リング102c
には図4に示すように一部に切り欠き102c1 が形成
されている。この切り欠き102c1 は先端から後方に
向かって幅が狭くなるように形成されている。
【0026】また、プランジャー102は図3の想像線
に示すようにセンタープローブ101の第1接触針10
1aの長手方向に着脱が可能である。また、プランジャ
ー102、ストッパー105、アウターチューブ10
4、オスコネクタ106はそれぞれ導電性材料により形
成され、プランジャー102の後端の開口部がストッパ
ー105に係合しているときは第2接触針102aから
オスコネクタ106までの導電が確保される。このよう
にプランジャー102を着脱可能に形成しているのは、
被検査基板Xにおける信号線端部とスルーホールの距離
に応じてプランジャー102を交換できるようにするた
めである。
【0027】図5(a)(b)(c)に被検査基板Xの
信号線端部近傍の例を表す図を示す。一般的に、信号線
端部sとグランドに接続されているスルーホールgとの
距離は複数のものがあるが種類はほぼ定まっている。図
5(a)(b)(c)はそれぞれよく用いられる信号線
端部sとスルーホールgの位置関係を示しており、それ
ぞれの信号先端部sを中心とするスルーホールgが設け
られる円周の直径a、b、cは1.27mm、1.9m
m、2.54mmである。従って、プランジャー102
もこれらの距離に応じたものを用意すればよい。つま
り、図4に表れるプランジャー102の中心から第2接
触針102aの先端までの距離Dが前記a、b、cの半
分の0.635mm、0.95mm、1.27mmの3
種類のプランジャー102が用いられることとなる。も
っとも、必要に応じて交換するプランジャー102の数
は適宜増やしてよいことは言うまでもない。
【0028】続いて、プローブ保持ユニット2について
説明する。図6にプローブ保持ユニット2の正面図を示
し、図7に図6におけるA−A断面図を示す。プローブ
保持ユニット2は基台部21と、基台部21を前記フレ
ーム4に固定する基台部固定板22と、基台部21に設
けられる交換用接触針保持部23、23、23と、同じ
く基台部21に設けられる較正部24とより構成され
る。
【0029】個々の交換用接触針保持部23は図示しな
いコンプレッサーから送られる圧縮空気を電磁弁で制御
することにより開閉動を行うエアチャック本体23a、
このエアチャック本体23aを駆動手段として、同軸プ
ローブ10の前記プランジャー102の外周面を把持
し、また、これを開放することができるように構成され
た接触針把持部23b、23bと、接触針把持部23
b、23bを下方から支持し前記プランジャー102の
外周面と係合できる開口を有する把持部支持板23c
と、把持部支持板23cと基台部21との間に設けられ
る圧縮バネ23d、23dと、基台部21に固定され前
記把持部支持板23cにプランジャー102が係合し、
この状態で先端方向へ力を受けて圧縮バネ23d、23
dが所定量縮んだときにスイッチが入るマイクロスイッ
チ23eとより構成される。また、前記エアチャック本
体23aはマイクロスイッチ23eのスイッチが一度入
れられるごとに電磁バルブを切り替えて前記接触針把持
部23b、23bの把持と開放を交互に行うようになっ
ている。なお、駆動手段としてここでは圧縮空気を用い
たエアチャック本体23aを使用しているが、これは、
ソレノイド等の電気的な動力で作動する駆動手段を用い
てもよい。
【0030】較正部24は、基準係合部24aと基準抵
抗24bとからなる。基準係合部24aは、同軸プロー
ブ10の前記プランジャー102が所定の基準位置にあ
るときに、プランジャー102の外周に設けられる切り
欠き102c1 を持つ較正リング102cを含めて、プ
ランジャー102の外周面に係合する開口を有する。即
ち、前記較正リング102cの切り欠き102c1 は先
端から後方に向かって幅が狭くなるように形成されてい
るので、基準係合部24aには表面から裏面に向かって
幅が狭くなるような凸部24a1 が所定の基準位置に設
けられている。このように較正リング102cの切り欠
き102c1がテーパーを持っているので、プランジャ
ー102が第1接触針を中心軸とする回転方向の取り付
け位置を基準位置近傍にして、同軸プローブ10を基準
係合部24aの方へ押していくと切り欠き102c1 へ
凸部24a1 がうまく入り、さらに、押していくと切り
欠き102c1 が凸部24a1 に完全に係合する過程で
プランジャー102が回転し、プランジャー102の回
転方向の取り付け位置の較正がなされることになる。
【0031】また、基準抵抗24bは基準となるインピ
ーダンス値を持つ抵抗であって、同軸プローブ10のプ
ランジャー102が前記基準係合部24aに係合したと
きに、同軸プローブ10の第1接触針101aと第2接
触針102aとによりインピーダンスが測定できるよう
に接続されるようになっている。なお、ここでは基準と
なるインピーダンス値として28Ωが用いられている。
【0032】最後に、制御部8について簡単に説明して
おく。制御部8はインピーダンス測定装置A内のすべて
のモータを駆動するための駆動ユニットと、この駆動ユ
ニットおよびプローブユニット1に設けられる測定ユニ
ット16の測定タイミングを制御する、CPU、RA
M、ROM等により形成される一般的なコンピュータと
により構成される。制御部8はX方向レール5a、5
b、Y方向レール6、およびプローブユニット1に設け
られるモータを制御することで、プローブユニット1に
装着される同軸プローブ10を軸方向の回転を含めて任
意の位置に制御することができる。また、制御部8は同
軸プローブ10の第1検査針および第2検査針が被検査
基板Xの測定箇所に接触したときに測定ユニット16に
測定を命じる。そして、制御部8に測定される被検査基
板Xの回路パタンデータを記憶させることにより、制御
部8は所定のアルゴリズムに従って被検査基板Xの測定
点を検査するように各モータおよび測定ユニットを制御
していく。
【0033】次に、以上のような構成を有するインピー
ダンス測定装置Aの動作について説明する。測定するプ
リント配線基板Xは図5(a)(b)(c)に示す信号
線端部とスルーホールとの距離のすべてのパターンを有
しているものとする。また、制御部8には被検査基板X
の回路パタンデータがすでに記憶されてものとする。
【0034】まず、同軸プローブ10をプローブユニッ
ト1のコネクタ11に接続する。また、接続された同軸
プローブ10のプランジャー102以外の交換用のプラ
ンジャー102をプローブ保持ユニット2の交換用接触
針保持部23へ保持させる。本実施の形態においてはプ
ランジャー102は3種類用いるので、交換用接触針保
持部23には2つの交換用のプランジャー102が保持
されることになる。交換用接触針保持部23へプランジ
ャー102を保持させるには、交換用のプランジャー1
02を把持部支持板23c内に係合させて押し込めばよ
い。これにより、マイクロスイッチ23eのスイッチが
入り自動的に接触針把持部23b、23bが閉じて交換
用プランジャー102が把持されることになる。なお、
各プランジャー102は同軸プローブ10および交換用
接触針保持部23、23、23のどこに位置しているの
かを制御部8が記憶している必要がある。これは、予め
指定しておいてもよいし、各プランジャー102をセッ
トした状態で制御部8に記憶させるようにしてもよい。
【0035】次に、被検査基板Xを基板保持クランプ
7、7に挟み固定し測定を開始する。制御部8は、最初
に同軸プローブ10をプローブ保持ユニット2の較正部
24の所へ移動させて先端方向へ動かし、同軸プローブ
10のプランジャー102を較正部24の基準係合部2
4aへ係合させる。これにより、プランジャー102の
第1接触針101aを中心とする回転方向の位置の較正
がなされる。また、同時に、同軸プローブ10の第1接
触針101aと第2接触針102aが基準抵抗24bを
測定できる状態となるので、制御部8は測定ユニット1
6に検査信号を発信させて反射波を受信する。設定が正
しければ反射波は返ってこないはずであるので、反射波
が返って来た場合は反射波の大きさから測定ユニット1
6の設定を調整する。
【0036】その後、被検査基板Xの測定が開始され
る。制御部8は同軸プローブ10に取り付けられている
プランジャー102で測定可能な測定点へ同軸プローブ
10を移動させ、プローブユニット1の回転用モータユ
ニット15を制御して同軸プローブ10の第1接触針1
01aと第2接触針102aがなす角度を測定点の信号
線端部とスルーホールがなす角度に一致するように同軸
プローブ10を回動させる。なお、この回動量は回路デ
ータに基づいて予め計算されている。回転量の制御が終
わると制御部8はプローブユニット1の摺動用モータユ
ニット14を制御して同軸プローブ10を先端方向へ所
定量動かして、その先端を測定点へ押し当てる。この
際、センタープローブ101内に設けられる圧縮バネ1
01cにより第1接触針101aが被検査基板Xに当た
るときの衝撃が吸収される。同軸プローブ10の第1接
触針101aが信号線端部に、第2接触針がスルーホー
ルに接触した時点で、制御部8は測定ユニット16に接
触した信号線のインピーダンスを測定させる。測定が終
了すると制御部8は同軸プローブ10先端を被検査基板
Xから離して最初の位置に戻し、さらに、同軸プローブ
10の回転位置も元に戻す。以下、同様にして同軸プロ
ーブ10に装着されているプランジャー102で測定可
能な測定点を測定していく。
【0037】同軸プローブ10に装着されているプラン
ジャー102で測定可能な測定がすべて終了すると、制
御部8はプローブ保持ユニット2の空いている交換用接
触針保持部23の正面へ同軸プローブ10を移動させ
る。この状態で制御部8は同軸プローブ10を先端方向
へ移動させる。すると、同軸プローブ10の先端に位置
するプランジャー102が交換用接触針保持部23の把
持部支持板23c内に係合し、さらに、マイクロスイッ
チ23eのスイッチを入れることとなる。これにより、
エアチャック本体23aの電磁弁が切り替わり接触針把
持部23b、23bが閉じてプランジャー102が把持
される。制御部8はマイクロスイッチ23eが入る距離
まで同軸プローブ10を移動させると、今度は逆方向へ
同軸プローブを移動させる。この際、プランジャー10
2は接触針把持部23bに把持されているので、プラン
ジャー102は同軸プローブ10本体から抜けて、交換
用接触針保持部23に残ることになる。
【0038】続いて、制御部8はプランジャー102の
無くなった同軸プローブ10を、交換用のプランジャー
102が保持されている交換用接触針保持部23の正面
へと移動させ、さらに、先端方向へと移動させる。これ
により、プランジャー102が無くなった同軸プローブ
10のアウターチューブ104に交換用のプランジャー
102が嵌合し、また、同軸プローブ10のストッパー
105が交換用プランジャー102の後端開口に係合す
る。さらに同軸プローブ10が先端方向へ移動すると、
マイクロスイッチ23eが入り、今度はエアチャック本
体23aが開いて接触針把持部23b、23bが交換用
のプランジャー102を開放する。制御部8はマイクロ
スイッチが入る位置まで同軸プローブ10を移動させる
と、再び、逆方向へ同軸プローブ10を移動させてもと
の位置へ戻す。この際、交換用のプランジャー102の
把持は開放されているので同軸プローブ10には新たな
プランジャー102が装着されていることになり、プラ
ンジャー102の交換が完了する。このように、X方向
レール5a、5bやY方向レール6等の同軸プローブを
駆動する手段と、接触針把持部23b、23bと、この
接触針把持部23b、23bを駆動する駆動手段である
エアチャック本体23aと、同軸プローブの駆動を制御
する制御部8と、エアチャック本体23aを制御するマ
イクロスイッチ23eによりプランジャー102即ち第
2接触針102aを交換する接触針交換手段が構成され
る。
【0039】プランジャー102の交換が完了すると、
制御部8は先ほどと同じ動作により、プローブ保持ユニ
ット2の較正部24によりプランジャー102の第1接
触針101aを中心とする回転方向の位置の較正、およ
び測定ユニット16の較正を行った後に、交換したプラ
ンジャー102で測定可能な被検査基板Xの測定点の測
定を行う。また、さらに残りの交換用のプランジャー1
02についても上記と同様の動作により交換がされ、回
転位置等の較正の後に被検査基板Xのこのプランジャー
102で測定可能な測定点の測定が行われる。以上の動
作によりすべての測定点のインピーダンスが測定される
こととなる。
【0040】このように本実施の形態に係るインピーダ
ンス測定装置では被測定基板のインピーダンスを測定す
る2点間の距離が複数種類ありその2点同士の方向も様
々であっても、第2接触針を交換し、また、回転させる
ことにより対応することを可能とし同軸プローブを用い
たインピーダンスの自動測定を実現している。
【0041】なお、上記実施の形態では第2接触針10
2aを同軸プローブ10全体を回転させることにより第
1接触針101aの周りに回動させるようにしている
が、これは、例えば、同軸プローブ10に制御用のサー
ボモータを設けて第2接触針102aを含むプランジャ
ー102のみを回転させるようにしてもよい。さらに、
プローブユニット1に第2接触針102aを回動させる
機構を設ける必要は必ずしもなく、例えば、プローブ保
持ユニット2に第2接触針102aを含むプランジャー
102に係合してこれを回動させる機構を設け、回動の
必要がある場合に制御部8により同軸プローブ10をこ
の機構部分へ移動させてプランジャー102を係合させ
必要量回動させるようにすることも可能である。
【0042】また、本実施の形態においてはプランジャ
ー102を着脱可能として、プランジャー102のみを
交換するようにしているが、プランジャー102は同軸
プローブ10に固定して、同軸プローブ10全体を交換
するようにすることもできる。即ち、第2接触針102
aが構造的に連結している部分であれば交換する部分の
範囲は限定されることはない。
【0043】それから、本実施の形態においては検査針
ユニットとして同軸プローブを用いているが、検査針ユ
ニットは同軸でないものを使用することも可能である。
例えば、第1接触針から測定ユニットの信号送受信部へ
いたる導電体と、第2接触針から測定ユニットのグラン
ド部へいたる導電体が平行に形成されたような検査針ユ
ニットであっても、使用時に第1接触針と第2接触針が
互いに一定の距離をもって固定されるものであるならば
本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るインピーダンス測定装置の概
略を示す正面図である。
【図2】図1に示すインピーダンス測定装置に用いられ
るプロープユニットを示す斜視図である。
【図3】実施の形態に係る同軸プローブの縦断面図であ
る。
【図4】実施の形態に係る同軸プローブのプランジャー
を先端方向から見た図である。
【図5】(a)(b)(c)ともに被検査基板Xの信号
線端部近傍の例を示す図である。
【図6】実施の形態に係るプローブ保持ユニットの正面
図である。
【図7】図6におけるA−A断面図である。
【図8】同軸プローブを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プローブユニット 2 プローブ保持ユニット 8 制御部 10 同軸プローブ 15 回転用モータユニット 23 交換用接触針保持部 23a エアチャック本体 23b 接触針把持部 23e マイクロスイッチ 24 較正部 24a 基準係合部 24a1 凸部 24b 基準抵抗 101 センタープローブ 101a 第1接触針 101c 圧縮バネ 102 プランジャー 102a 第2接触針 102c 較正リング

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1接触針とこの第1接触針と同方向に先
    端を向けて第1接触針から一定距離だけ離れた位置に設
    けられる第2接触針とを有する検査針ユニットを装着
    し、被検査基板上の任意の点にこの検査針ユニットを移
    動させ前記第1及び第2接触針を被検査基板上の所定の
    測定点に接触させる検査針駆動手段を有するプリント配
    線基板用のインピーダンス測定装置であって、 装着される前記検査針ユニットの前記第2接触針を前記
    第1接触針を中心軸として回動させる第2接触針回動手
    段を設けたインピーダンス測定装置。
  2. 【請求項2】前記第2接触針回動手段は、前記検査針ユ
    ニット全体を前記第1接触針を中心軸として回動させる
    ことにより前記第2接触針を回動させる請求項1に記載
    のインピーダンス測定装置。
  3. 【請求項3】第1接触針とこの第1接触針と同方向に先
    端を向けて第1接触針から一定距離だけ離れた位置に設
    けられる第2接触針とを有する検査針ユニットを装着
    し、被検査基板上の任意の点にこの検査針ユニットを移
    動させ前記第1及び第2接触針を被検査基板上の所定の
    測定点に接触させる検査針駆動手段を有するプリント配
    線基板用のインピーダンス測定装置であって、 交換用の第2接触針を保持する交換用接触針保持手段
    と、 検査針駆動手段に装着されている検査針ユニットの第2
    接触針を前記交換用接触針保持手段に保持されている第
    2接触針と交換する接触針交換手段とを設けたインピー
    ダンス測定装置。
  4. 【請求項4】前記交換用接触針保持手段は、 駆動手段によって第2接触針の把持と開放を行う2以上
    の接触針把持手段を有し、 前記接触針交換手段は、 前記検査針駆動手段と、 前記接触針把持手段と、 前記検査針駆動手段と前記接触針把持手段の駆動手段を
    制御する駆動制御手段とを含む請求項3に記載のインピ
    ーダンス測定装置。
  5. 【請求項5】検査針駆動手段に装着された検査針ユニッ
    トの第1接触針を中心軸とする第2接触針の回転方向の
    取り付け位置の較正を行う回転位置較正手段を有する請
    求項1乃至4のいずれかに記載のインピーダンス測定装
    置。
  6. 【請求項6】前記第2接触針には一部に切り欠き部のあ
    るリングがリングの中心軸を前記第1接触針に一致させ
    て取り付けてあり、 前記回転位置較正手段は、前記第1接触針を中心軸とす
    る前記第2接触針の回転方向の取り付け位置が基準位置
    にあるときに、前記検査針ユニットが前記第2接触針の
    前記リングの切り欠き部を含めて係合する基準係合部を
    含む、請求項5に記載のインピーダンス測定装置。
  7. 【請求項7】基準となるインピーダンスを持ち、かつ、
    前記検査針ユニットにより測定可能な基準抵抗を設けた
    請求項1乃至6のいずれかに記載のインピーダンス測定
    装置。
  8. 【請求項8】基準となるインピーダンスを持ち、かつ、
    前記検査針ユニットが前記基準係合部に係合したときに
    前記検査針ユニットによって測定可能となる基準抵抗を
    設けた請求項6に記載のインピーダンス測定装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載のインピ
    ーダンス測定装置に取り付けられる検査針ユニットであ
    って、 前記第1接触針に対して先端方向へ押圧する弾性部材を
    設けた検査針ユニット。
  10. 【請求項10】請求項3乃至8のいずれかに記載のイン
    ピーダンス測定装置に取り付けられる検査針ユニットで
    あって、 前記第2接触針が第1接触針に対して第1接触針の長手
    方向に着脱可能に形成された検査針ユニット。
  11. 【請求項11】請求項6又は8に記載のインピーダンス
    測定装置に取り付けられる検査針ユニットであって、 前記基準係合部に係合する切り欠き部を有するリングが
    リングの中心軸を前記第1接触針に一致させて前記第2
    接触針と一体に取り付けてある検査針ユニット。
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