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JP2000330439A - すくいシート、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

すくいシート、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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Publication number
JP2000330439A
JP2000330439A JP2000021567A JP2000021567A JP2000330439A JP 2000330439 A JP2000330439 A JP 2000330439A JP 2000021567 A JP2000021567 A JP 2000021567A JP 2000021567 A JP2000021567 A JP 2000021567A JP 2000330439 A JP2000330439 A JP 2000330439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
longitudinal direction
rake sheet
fixed
image carrier
free end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000021567A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kurihara
敏 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000021567A priority Critical patent/JP2000330439A/ja
Priority to US09/524,685 priority patent/US6169867B1/en
Publication of JP2000330439A publication Critical patent/JP2000330439A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/18Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
    • G03G21/1803Arrangements or disposition of the complete process cartridge or parts thereof
    • G03G21/1814Details of parts of process cartridge, e.g. for charging, transfer, cleaning, developing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/1648Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts using seals, e.g. to prevent scattering of toner
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    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/18Cartridge systems
    • G03G2221/183Process cartridge

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トナーを確実にすくい取るように先端がクリ
ープ変形しづらいすくいシート及び該すくいシートを有
するクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像
形成装置に提供する。 【解決手段】 像担持体の表面から除去されたトナーを
該像担持体の表面に自由端部が当接して受けるための固
定されるすくいシートにおいて、該すくいシートは、固
定部の長手方向中央部から自由端部の長手方向中央部ま
での距離βが特定の値となるように被固定部材に固定し
たフィルムを、該固定部の長手方向中央部から当接部材
の表面の当接部の長手方向中央部までの距離α、該当接
部材に対する長手方向中央部の侵入量δ及びチャージ量
ξが、それぞれ特定の値になる条件で該当接部材の表面
に当接させて、温度45℃/湿度60%RH環境下に3
0日間放置した場合の該侵入量δの変化量が特定の値以
下である耐クリープ変形特性を有するフィルムにより構
成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方法にお
ける像担持体の表面から除去されたトナーをクリーニン
グするためのクリーニング装置に取り付けられるすくい
シート、被クリーニング体である像担持体の表面をクリ
ーニングするためのクリーニング装置、前記クリーニン
グ装置を少なくとも1つのプロセス手段として有するプ
ロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを有
する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光導電性感光層を外周面に有す
る回転式ドラム式の像担持体を使用し、前記像担持体を
回転させながら前記感光層に静電潜像を形成してトナー
により現像(顕像化)し、得られたトナー像を転写材に
転写する構成を繰り返す画像形成装置においては、ひと
つの画像形成工程終了後、像担持体表面に残留したトナ
ー及びその他の付着物を次の画像形成工程開始前に、ク
リーニング装置によって十分に除去している。前記クリ
ーニング装置の一例として、前記像担持体の表面に接触
し、該像担持体上に残留したトナーを掻き落とすクリー
ニングブレードと、前記掻き落としたトナーをすくい取
るためにクリーニングブレードの下方に位置し、且つ像
担持体の表面に接触したすくいシートと前記すくい取っ
た廃トナーを溜めるための廃トナー溜めとで構成された
ものがある。前記クリーニングブレード及び前記すくい
シートは、像担持体の表面に接触するように設けられて
いるが、前記すくいシートにあっては、前記廃トナー溜
めの所定位置(以下、取付面と記す)に両面テープによ
って取り付けられている。
【0003】しかしながら、前記すくいシートは単層の
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムで形成
されており、かつ、像担持体と常時接しているため、す
くいシート先端部が像担持体から離れる方向にクリープ
変形してしまう。また前記廃トナー溜めは樹脂材料によ
って成形されており、画像のプリントを連続して進めて
いくことで生じる本体側の昇温により前記取付面にも変
動が生じてしまう。前記2つの変形が重なり、かつ、本
体側の昇温が厳しい状態で画像を連続プリントした際、
該すくいシートの先端が前記像担持体に完全に密着せ
ず、クリーニングブレードで掻き落としたトナーを確実
にすくい取れなくなるという可能性があった。
【0004】また、特開平6−195006号公報に
は、すくいシートをすくいシート貼付面を湾曲させた状
態ですくいシートを貼りつけた後に湾曲状態を開放する
ことで長手方向にテンションを加えることにより、すく
いシートの先端のうねりを生じなくし、感光体の表面に
すくいシートを密着させてクリーニングブレードで掻き
落としたトナーを確実にすくい取ることが提案されてい
る。
【0005】しかしながら、このような方法で貼り付け
られたすくいシートは、初期には良好に機能するもの
の、本体側の昇温が厳しい状態で画像を連続プリントし
た場合には、すくいシート先端部が像担持体から離れる
方向に変形してしまうという上記の問題点は依然として
解消されていないことに加えて、すくいシートの先端に
は、常に長手方向にテンションが加えられた状態で感光
体の表面に当接することになるため、すくいシートのク
リープ変形がより短時間で生じる傾向にあることから、
より高耐久性を達成するためには、さらなる改良が望ま
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は前記問題を解決するすくいシート、前記すくいシート
を有するクリーニング装置、前記クリーニング装置を有
するプロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッ
ジを有する画像形成装置を提供せんとするものである。
【0007】すなわち、本発明の目的は、トナーを確実
にすくい取れるように先端がクリープ変形しづらい材料
により構成されたすくいシート、前記すくいシートを有
するクリーニング装置、前記クリーニング装置を有する
プロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを
有する画像形成装置を提供せんとするものである。
【0008】また、本発明の目的は、連続画像形成によ
り機内昇温が生る場合にも、より多数枚耐久後までトナ
ーを確実にすくい取ることができるすくいシート、前記
すくいシートを有するクリーニング装置、前記クリーニ
ング装置を有するプロセスカートリッジ及び前記プロセ
スカートリッジを有する画像形成装置を提供せんとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、以下の本
発明の構成によって達成される。
【0010】すなわち、本発明は、像担持体の表面から
除去されたトナーを該像担持体の表面に自由端部が当接
して受けるための固定されるすくいシートにおいて、該
すくいシートは、固定部の長手方向中央部から自由端部
の長手方向中央部までの距離βが3.86mmとなるよ
うに被固定部材に固定したフィルムを、該固定部の長手
方向中央部から当接部材の表面の当接部の長手方向中央
部までの距離αが1.86mm、該当接部材に対する長
手方向中央部の侵入量δが2.0mm、該当接部材に対
する長手方向中央部のチャージ量ξが0.74mmにな
る条件で該当接部材の表面に当接させて、温度45℃/
湿度60%RH環境下に30日間放置した場合の該侵入
量δの変化量が0.43mm以下である耐クリープ変形
特性を有するフィルムにより構成されていることを特徴
とするすくいシートに関するものである。
【0011】また、本発明は、像担持体の表面からトナ
ーを除去すためのクリーニング手段と、該クリーニング
手段によって該像担持体の表面から除去されたトナーを
該像担持体の表面に自由端部が当接して受けるための固
定されているすくいシートとを有するクリーニング装置
において、該すくいシートは、固定部の長手方向中央部
から自由端部の長手方向中央部までの距離βが3.86
mmとなるように被固定部材に固定したフィルムを、該
固定部の長手方向中央部から当接部材の表面の当接部の
長手方向中央部までの距離αが1.86mm、該当接部
材に対する長手方向中央部の侵入量δが2.0mm、該
当接部材に対する長手方向中央部のチャージ量ξが0.
74mmになる条件で該当接部材の表面に当接させて、
温度45℃/湿度60%RH環境下に30日間放置した
場合の該侵入量δの変化量が0.43mm以下である耐
クリープ変形特性を有するフィルムにより構成されてい
ることを特徴とするクリーニング装置に関するものであ
る。
【0012】また、本発明は、画像形成装置本体に脱離
可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、該プ
ロセスカートリッジは、像担持体と、該像担持体の表面
からトナーを除去除去すためのクリーニング手段と、該
クリーニング手段によって該像担持体の表面から除去さ
れたトナーを該像担持体の表面に自由端部が当接して受
けるための固定されているすくいシートとを有してお
り、該すくいシートは、固定部の長手方向中央部から自
由端部の長手方向中央部までの距離βが3.86mmと
なるように被固定部材に固定したフィルムを、該固定部
の長手方向中央部から当接部材の表面の当接部の長手方
向中央部までの距離αが1.86mm、該当接部材に対
する長手方向中央部の侵入量δが2.0mm、該当接部
材に対する長手方向中央部のチャージ量ξが0.74m
mになる条件で該当接部材の表面に当接させて、温度4
5℃/湿度60%RH環境下に30日間放置した場合の
該侵入量δの変化量が0.43mm以下である耐クリー
プ変形特性を有するフィルムにより構成されていること
を特徴とするプロセスカートリッジ。に関するものであ
る。
【0013】さらに、本発明は、プロセスカートリッジ
を装着可能であって、記録媒体に画像を形成するための
画像形成装置において、該画像形成装置は、(a)像担
持体と、該像担持体の表面からトナーを除去除去すため
のクリーニング手段と、該クリーニング手段によって該
像担持体の表面から除去されたトナーを該像担持体の表
面に自由端部が当接して受けるための固定されているす
くいシートとを有するプロセスカートリッジを装着可能
な装着手段、及び(b)前記記録媒体を搬送するための
搬送手段を有しており、該すくいシートは、固定部の長
手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
βが3.86mmとなるように被固定部材に固定したフ
ィルムを、該固定部の長手方向中央部から当接部材の表
面の当接部の長手方向中央部までの距離αが1.86m
m、該当接部材に対する長手方向中央部の侵入量δが
2.0mm、該当接部材に対する長手方向中央部のチャ
ージ量ξが0.74mmになる条件で該当接部材の表面
に当接させて、温度45℃/湿度60%RH環境下に3
0日間放置した場合の該侵入量δの変化量が0.43m
m以下である耐クリープ変形特性を有するフィルムによ
り構成されていることを特徴とする画像形成装置に関す
るものである。
【0014】本発明によれば、前記構成に係るすくいシ
ート、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画
像形成装置にあっては、すくいシートが耐クリーク変形
特性を有するフィルムにより構成されていることによ
り、すくいシート先端部の像担持体から離れる方向への
クリープ変形量を抑えることができ、画像を連続してプ
リントした際に生ずる本体側の昇温に伴い、廃トナー溜
めのすくいシート取付面が変形した場合においても、該
すくいシートの先端が前記像担持体に確実に密着された
状態が保て、クリーニングブレードで掻き落としたトナ
ーを確実にすくい取ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0016】本発明のすくいシートは、像担持体の表面
に自由端部が当接するように固定され、像担持体の表面
から除去されたトナーをすくい取ることが可能なシート
であって、耐クリープ変形特性を有するフィルムにより
構成されるものである。
【0017】本発明において、耐クリープ変形特性を有
するフィルムとは、図7に示すように、フィルム101
をフィルムの固定部101Aの長手方向中央部からフィ
ルムの自由端部101Bの長手方向中央部までの距離β
が3.86mmとなるように被固定部材103に固定
し、フィルムの固定部101Aの長手方向中央部から当
接部材102の表面の当接部の長手方向中央部までの距
離αが1.86mm、当接部材102に対する長手方向
中央部の侵入量δが2.0mm、当接部材102に対す
る長手方向中央部のチャージ量ξが0.74mmになる
条件でフィルム101を当接部材102の表面に当接さ
せて、温度45℃/湿度60%RH環境下に30日間放
置した場合の侵入量δの変化量が0.43mm以下(0
〜0.43mm)であるフィルムを意味するものであ
る。
【0018】なお、本発明において、上記のフィルムの
耐クリープ変形特性の測定においては、すくいシートの
実際の使用状態に近づけて測定を行うため、当接部材1
02として直径24mmの円筒状部材を用い、被固定部
材103に対するフィルムの固定部101Aでの固定を
両面テープ104を用いて行った。
【0019】上記の温度45℃/湿度60%RH環境下
に30日間放置した場合の該侵入量δの変化量が0.4
3mmを超える場合には、画像を連続して形成すると、
画像形成装置が昇温することによる、すくいシート取付
面の変形と、長期間の使用により生じたすくいシートの
クリープ変形によりトナー漏れが生じ易くなる。
【0020】本発明において、すくいシートは、好まし
くは35〜45μm、より好ましくは38〜40μmの
層厚を有していることが、像担持体表面からクリーニン
グされたトナーを良好に保持し、且つ像担持体の表面に
傷つきを生じさせ難くできる点で良い。
【0021】すくいシートの層厚が45μmを超える場
合には、すくいシートの剛性が高くなるため、すくいシ
ートを像担持体の表面に圧接させて使用した際に、多数
枚耐久において、像担持体の表面に傷つきを生じさせる
ことがあり、特に、表面が合成樹脂によって形成されて
いる像担持体に適用した場合に、この傷つきが生じ易く
なる。すくいシートの層厚が35μm未満の場合には、
すくいシートの剛性が低くなるため、像担持体表面から
クリーニングされたトナーを保持しきれなくなる。
【0022】本発明のすくいシートが適用される像担持
体としては、一般的な電子写真用感光体を用いることが
でき、例えば、有機光導電体(OPC)感光体、アモル
ファスシリコン(a−Si)感光体、セレン感光体等が
挙げられる。上述した表面が合成樹脂によって形成され
ている像担持体としては、具体的には、OPC感光体及
びOPC感光体を含めた感光体の表面に合成樹脂による
表面層を形成したものが挙げられる。
【0023】本発明のすくいシートは、少なくとも自由
端部の長手方向にテンションが加えられた状態で固定さ
れることが、すくいシートの自由端部のうねりが生じな
いので、像担持体の表面に圧接させた場合に隙間が生じ
難くなり、トナー漏れを防止できることから好ましい。
【0024】このようにすくいシートの少なくとも自由
端部の長手方向にテンションが加えられた状態で固定す
るためには、例えば、図8に示すように、すくいシート
の被固定部材の貼付面103を湾曲させた湾曲状態です
くいシート101を両面テープ104で貼り付けて固定
した後に、図9に示すように、被固定部材の貼付面10
3を復元させて前記湾曲状態を開放することで、すくい
シート101の長手方向にテンションを付与させれば良
い。
【0025】すくいシートとして、形状が長方形のフィ
ルムを用いた場合には、図8及び9に示すようにして被
固定部材の張付面に固定した場合には、すくいシート
は、長手方向中央部が両端部よりも該像担持体に対する
侵入量が大きくなるように固定されることになるが、こ
のように長手方向中央部が両端部よりも該像担持体に対
する侵入量が大きくなる場合には、本体側の昇温が厳し
い状態で画像を連続して形成し、廃トナー溜めのすくい
シート取付面変形量が最も大きい長手方向中央部もすく
いシート先端が像担持体に常時密着できることから好ま
しい。
【0026】本発明のすくいシートに用いられる温度4
5℃/湿度60%RH環境下に30日間放置した場合の
侵入量δの変化量が0.43mm以下である耐クリープ
変形特性を有するフィルムとしては、例えば(A)ポリ
エチレンテレフタレートフィルムの如きポリエステルフ
ィルムの間に、少なくとも耐クリープ変形特性層を有す
る積層構造を有するフィルム、及び(B)ポリフェニレ
ンサルファイドフィルムが挙げられる。
【0027】前者の(A)の積層構造を有するフィルム
における耐クリープ変形特性層としては、少なくとも無
機化合物及び接着剤を含有する無機化合物含有接着層に
よって構成することができる。
【0028】この無機化合物含有接着層は、無機化合物
として接着剤に不溶解で、かつ平均粒径が無機化合物含
有接着層の層厚の80%以下の粉体状無機化合物を接着
剤100重量部に対し60〜400重量部の範囲で含有
していることが好ましい。
【0029】また、この無機化合物含有接着層の層厚
は、二枚のポリエチレンテレフタレート(ポリエステ
ル)フィルムの総厚みに対し20%乃至100%の厚み
の範囲であることが好ましい。
【0030】上記粉体状無機化合物の平均粒径は、粒径
と積算重量分布との関係から、分布の50%に対応する
粒径で表わしたものである。
【0031】粉体状無機化合物の平均粒径が無機化合物
含有接着層の層厚の80%を越えるものを使用する場合
には、粒子の大きさによる影響が外側のフイルム表面に
現われてむらが生じたり無機化合物含有接着層中に気泡
が生じたりすることがあり、外観が阻害されるという問
題を生じる。
【0032】無機化合物含有接着層における無機化合物
の含有量が、接着剤100重量部に対し60重量部未満
の場合には、積層構造を有するフィルムの耐クリープ変
形特性が十分に向上せず、400重量部を超える場合に
は、接着剤中に均一に混合分散することが困難である。
【0033】さらに、無機化合物含有接着層の層厚が、
二枚のポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)フ
ィルムの総厚みに対し20%未満の場合には、積層構造
を有するフィルムの耐クリープ変形特性が十分に向上せ
ず、100%超える場合には、無機化合物及び型接着剤
を含有する接着剤組成物をフイルム上に塗布することが
困難であり、また不経済である。
【0034】前記接着剤としては、無溶剤ホツトメルト
型接着剤や反応硬化型接着剤が好適に使用でき、エポキ
シ系、ウレタン系、ポリエステル系、エチレン−酢酸ビ
ニル系等各種組成のものが使用できる。これらの接着剤
は単独でも2種以上を混合しても使用でき、必要に応じ
て安定剤、酸化防止剤、可塑剤、粘着付与剤、充填剤、
顔料等を添加しても良い。
【0035】溶剤型接着剤を使用する場合は、接着剤に
無機化合物を多量に添加すると、均一な混合を行なうた
めには溶液の粘度や撹拌方法にかなりの工夫が必要であ
る。また無機化合物含有接着層の層厚を厚くするため、
無機化合物及び溶剤型接着剤を含有する接着剤組成物を
比較的厚塗りするの場合は、接着剤組成物の乾燥に時間
がかかり、さらには作業環境等取扱い上での問題があ
る。
【0036】前記無機化合物は、上記の接着剤に対して
不溶解性の粉体状のものであることが好ましく、接着剤
に溶解する難燃剤を使用した場合は接着剤の層間接着力
を低下させるため好ましくない。
【0037】前記無機化合物は、主にヘキサブロモベン
ゼン、テトラブロモフタルイミド、テトラブロモ無水フ
タル酸、デカブロモジフエニルエーテルの如きハロゲン
含有有機化合物や三酸化アンチモン、水酸化アルミニウ
ム等が挙げられ、これらは適宜組合せて使用できる。ま
た、層間接着力を低下させない範囲で溶解性の無機化合
物を少量添加することは可能である。
【0038】上述した(A)ポリエチレンテレフタレー
トフィルムの如きポリエステルフィルムの間に、少なく
とも耐クリープ変形特性層を有する積層構造を有するフ
ィルムとしては、三菱樹脂株から商品名「ダイアラミ
ー」として市販されているフィルムが使用できる。
【0039】また、上述した(B)ポリフェニレンサル
ファイドフィルムとしては、東レ株から商品名「トレリ
ナ」として市販されているフィルムが使用できる。
【0040】次に、本発明のすくいシートを用いたクリ
ーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
について、図面を参照してさらに詳細に説明する。
【0041】図1は本発明のクリーニング装置を一体に
有し画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジの
断面図である。
【0042】プロセスカートリッジ1はプロセス手段で
ある感光ドラム(像担持体)2と、その周りに配設され
るクリーニング器3、現像器4、1次帯電器5とがカー
トリッジ容器内に配設され、これらが画像形成装置に装
置本体に対して一体的に支持された状態で着脱されるも
のであり、感光ドラム2や現像器4が寿命に達したり、
現像器4内のトナー(現像剤)を使い尽くしたりした場
合等に、このプロセスカートリッジ1全体を交換するこ
とによりメンテナンスの容易化を図るものである。
【0043】クリーニング器3は感光ドラム2から残留
トナーを除去するクリーニングブレード30や除去され
た残留トナーが外部に漏れ出すのを防止するすくいシー
ト31等からなるプロセス手段と、残留トナーを内部に
貯える廃トナー容器32と、から構成されている。
【0044】現像器4は一定方向に回転し、その外周部
に保持するトナー(現像剤)を感光ドラム2の方に供給
する現像スリーブ40や該現像スリーブ40上のトナー
の層厚を規制する現像ブレード41等からなるプロセス
手段と、トナーを内部に貯え、これを現像スリーブ40
の方へ供給するトナー容器部42等とから構成されてい
る。
【0045】上記プロセスカートリッジ1を用いた画像
形成装置による画像形成プロセスについて図10を用い
て説明すると、一次帯電器5により一様に帯電された感
光ドラム2に画像光Lが露光されると、この感光ドラム
2上には静電潜像が形成される。静電潜像は感光ドラム
2の回転とともに現像器4の方に向けられ、現像器4の
現像スリーブ40によりトナーが供給されてトナー像と
して顕像化される。トナー像は転写帯電器50を介して
転写紙51上に転写され、定着器52により定着されて
定着画像が得られる。一方、転写の終了した感光ドラム
2は、その残留トナーが感光ドラム2に摺擦するクリー
ニングブレード30により除去されて、次の画像形成の
ために備えられる。なお、クリーニングブレード30に
より除去された廃トナーは同じく感光ドラム2に摺擦す
るすくいシート31を介してクリーニング器6の廃トナ
ー容器部32内に集積される。
【0046】次に、図2,3を用いて、上記のプロセス
カートリッジのクリーニング器3に設けられるすくいシ
ートについて詳細な説明を行う。
【0047】図2において、すくいシート31は、前記
クリーニングブレード30によって掻き取られ一気に落
ちてくる多量のトナーを、本体にボタ落ち、飛散させず
に受けきるために自由端部の長手方向にテンションが付
与されてうねりを極力抑えた状態で、廃トナー容器32
に貼り付けられて固定される。すくいシート31は、す
くいシートの固定部31Aの長手方向中央部から感光ド
ラム2表面の当接部の長手方向中央部までの距離aが
1.76〜1.96mm、すくいシートの固定部31A
の長手方向中央部からすくいシートの自由端部31Bの
長手方向中央部までの距離bが3.76〜4.96m
m、感光ドラム2に対する長手方向中央部の侵入量cが
2.0〜3.0mm、感光ドラム2に対する長手方向中
央部のチャージ量dが0.74〜0.97mmになる条
件で感光ドラム2の表面にすくいシートの自由端部31
Bを当接させて固定されていることが好ましい。
【0048】侵入量cが2.0mm未満の場合には、ク
リーニングブレードで掻き落としたトナーをすくい取れ
ない現象が生じ易く、3.0mmを超える場合には、ク
リーニングブレードとすくいシート間でのトナーブロッ
キング現象が生じ易い。
【0049】本発明においては、すくいシート31が上
述した耐クリープ変形特性を有するフィルムによって形
成されていることから、すくいシート31の先端が常時
感光ドラム2からある程度の力を受けた状態で当接して
いても、クリープ変形が抑制されており、具体的には、
上記の固定状態で、温度45℃/湿度60%RH環境下
に30日間放置した場合に、感光ドラム2に対する長手
方向中央部の侵入量eが1.57〜2.37mm、感光
ドラム2に対する長手方向中央部のチャージ量fが0.
43〜0.55mmであることが好ましく、初期の侵入
量cと放置後の侵入量eとの差(c−e)が0.43〜
0.63mm、初期のチャージ量dと放置後のチャージ
量fとの差(d−f)が0.31〜0.42mmである
ことが好ましい。
【0050】初期と放置後との侵入量の差c−eが、上
記の範囲よりも大きすぎる場合には、クリーニングブレ
ードで掻き落としたトナーをすくい取れない現象が生じ
易い。
【0051】初期と放置後とのチャージ量の差d−f
が、上記の範囲よりも大きすぎる場合には、クリーニン
グブレードで掻き落としたトナーをすくい取れない現象
が生じ易い。
【0052】また、前記すくいシート31を貼り付けて
いる廃トナー容器32は前述のように樹脂材料により成
形されており、特に冷却ファン等の無い画像形成装置本
体において、連続プリントにより例えば定着器や電装関
係の熱で本体で昇温した際、その影響を受けた前記廃ト
ナー容器32が変形し、前記すくいシート31取付面も
図4の矢印2に示すように感光ドラム2から離れる方向
に変形する。これにより、前記すくいシート31がクリ
ープ変形を起こし、本体昇温が50℃〜60℃に達する
条件でプリントされた場合、前記すくいシート31の先
端に0.1mm以下の微小うねりがあると前記すくいシ
ート31の先端が前記感光ドラム2に完全に密着しきれ
ずに、前記クリーニングブレド30で掻き落としたトナ
ーを確実にすくい取ることができなくなるといった問題
が従来は生じていたが、本発明のすくいシートは、耐ク
リープ変形特性を有するフィルムによって形成されてい
ることから、上述した通り、高温環境下に長期間放置前
後の侵入量の差及びチャージ量の差が抑えられているこ
とから、この廃トナー容器32の変形に伴う問題点をも
解決して、前記すくいシート31の先端が前記感光ドラ
ム2に密着した状態を保つことでき、前記クリーニング
ブレード30で掻き落としたトナーを、確実にすくい取
ることが可能となる。
【0053】
【実施例】(実施例1)ポリエステル(ポリエチレンテ
レフタレート)フィルムの間に、少なくとも耐クリープ
変形特性層を有する積層構造の層厚40μmのフィルム
(商品名「ダイアラミー」:三菱樹脂株製)を長さ23
4mm、幅7.9mmの長方形に切断してすくいシート
を形成した。
【0054】このフィルムは、温度45℃/湿度60%
RH環境下に30日間放置した場合の該侵入量δの変化
量が0.43mmであり、本発明における耐クリープ変
形特性を有していることを確認した。
【0055】上記のすくいシートを図1に示すプロセス
カートリッジ1の廃トナー容器32に両面テープで貼り
付けて固定した。このすくいシートを貼り付ける際に
は、図8に示すように、廃トナー容器32の貼付面を湾
曲させた湾曲状態ですくいシート32を貼り付けて固定
した後に、図9に示すように、廃トナー容器32を復元
させて前記湾曲状態を開放することで、すくいシートの
自由端部31Bの長手方向にテンションを付与させた。
固定されているすくいシート31は、すくいシートの固
定部31Aの長手方向中央部から感光ドラム2表面の当
接部の長手方向中央部までの距離aが1.86mm、す
くいシートの固定部31Aの長手方向中央部からすくい
シートの自由端部31Bの長手方向中央部までの距離b
が3.86mm、感光ドラム2に対する長手方向中央部
の侵入量cが2.0mm、感光ドラム2に対する長手方
向中央部のチャージ量dが0.74mmになる条件で感
光ドラム2の表面にすくいシートの自由端部31Bが当
接されている。
【0056】このプロセスカートリッジ1をカートリッ
ジ組立状態で温度45℃/湿度60%RH環境下に30
日間放置したところ、図5に示す通り、感光ドラム2に
対する長手方向中央部の侵入量eが1.57mm、感光
ドラム2に対する長手方向中央部のチャージ量fが0.
43mmになり、初期の侵入量cと放置後の侵入量eと
の差(c−e)が0.43mm、初期のチャージ量dと
放置後のチャージ量fとの差(d−f)が0.31mm
となった。
【0057】前記すくいシート31を貼り付けている廃
トナー容器32はポリスチレン樹脂により成形されたも
のであり、画像形成装置本体内での昇温により、廃トナ
ー容器32が変形して、前記すくいシート取付面34も
図4の矢印2に示すように感光ドラム2から離れる方向
に変形するものであり、この廃トナー容器32のすくい
シート取付面34の温度50℃における変形量が0.1
25mmであり、60℃(グラフより類推)における変
形量が0.28mmであった。
【0058】なお、この廃トナー容器32のすくいシー
ト取付面34の各温度における変形量の測定は、プロセ
スカートリッジを60℃雰囲気下8時間放置後、ただち
に常温雰囲気下に移し、廃トナー容器32のすくいシー
ト取付面34の温度が室温まで降下する過程において、
この廃トナー容器32のすくいシート取付面34の50
℃から室温までの各温度における、すくいシート取付面
34から感光体ドラム2の軸中心までの距離を測定する
ことにより行った。
【0059】廃トナー容器32のすくいシート31取付
面付近の温度が56.2℃程度まで昇温する下記の条件
で連続画像形成試験を行ったところ、すくいシート31
が感光ドラム2の表面に対して当接した状態が保たれて
おり、クリーニングブレード30で掻き落としたトナー
を、確実にすくい取ることができ、トナー漏れの発生も
生じなかった。
【0060】(画像形成条件)上記の図1に示すプロセ
スカートリッジ1を図10に示すように画像形成装置本
体に装着して、現像剤として一成分現像剤を用い、プロ
セススピードを51.62mm/秒に設定し、定着器と
して温度185℃に設定した熱ローラー定着器を用い、
25秒間で2枚連続通紙後、2分35秒間休止する2枚
/3分モードで連続2500枚の画像形成を行った。
【0061】上記の評価結果は、すくいシート31は、
耐クリープ変形特性を有するフィルムによって形成され
ており、且つすくいシート31は、すくいシートの固定
部31Aの長手方向中央部から感光ドラム2表面の当接
部の長手方向中央部までの距離aが1.86mm、すく
いシートの固定部31Aの長手方向中央部からすくいシ
ートの自由端部31Bの長手方向中央部までの距離bが
3.86mm、感光ドラム2に対する長手方向中央部の
侵入量cが2.0mm、感光ドラム2に対する長手方向
中央部のチャージ量dが0.74mmになる条件で感光
ドラム2の表面にすくいシートの自由端部31Bが当接
されて固定されていることから、画像形成装置本体内で
の昇温による廃トナー容器32の変形にも対応すること
ができたことを示すものである。
【0062】(実施例2)実施例1において、積層構造
の層厚40μmのフィルムに代えて、層厚38μmのポ
リフェニレンサルファイドフィルム(商品名「トレリ
ナ」:東レ株製)を用いることを除いては、実施例1と
同様にしてすくいシートを形成した。
【0063】このフィルムは、温度45℃/湿度60%
RH環境下に30日間放置した場合の該侵入量δの変化
量が0.25mmであり、本発明における耐クリープ変
形特性を有していることを確認した。
【0064】実施例1で用いたすくいシートに代えて上
記のすくいシートを用いて実施例1と同様にして、図1
に示すプロセスカートリッジ1の廃トナー容器32に両
面テープで貼り付けて固定した。
【0065】このプロセスカートリッジ1をカートリッ
ジ組立状態で温度45℃/湿度60%RH環境下に30
日間放置したところ、図6に示す通り、感光ドラム2に
対する長手方向中央部の侵入量eが1.6mm、感光ド
ラム2に対する長手方向中央部のチャージ量fが0.4
3mmになり、初期の侵入量cと放置後の侵入量eとの
差(c−e)が0.4mm、初期のチャージ量dと放置
後のチャージ量fとの差(d−f)が0.31mmとな
った。
【0066】さらに実施例1と同様にして、連続画像形
成試験を行ったところ、すくいシート31が感光ドラム
2の表面に対して当接した状態が保たれており、クリー
ニングブレード30で掻き落としたトナーを、確実にす
くい取ることができ、トナー漏れの発生も生じなかっ
た。
【0067】(実施例3)実施例2において、層厚を
0.5μmに代えたフィルム(商品名「トレリナ」:東
レ株製)を用いることを除いては、実施例2と同様にし
てすくいシートを形成した。
【0068】このフィルムは、温度45℃/湿度60%
RH環境下に30日間放置した場合の該侵入量δの変化
量が0.38mmであり、本発明における耐クリープ変
形特性を有していることを確認した。
【0069】実施例1で用いたすくいシートに代えて上
記のすくいシートを用いて実施例1と同様にして、図1
に示すプロセスカートリッジ1の廃トナー容器32に両
面テープで貼り付けて固定した。
【0070】このプロセスカートリッジ1をカートリッ
ジ組立状態で温度45℃/湿度60%RH環境下に30
日間放置したところ、図5に示す通り、感光ドラム2に
対する長手方向中央部の侵入量eが1.62mm、感光
ドラム2に対する長手方向中央部のチャージ量fが0.
44mmになり、初期の侵入量cと放置後の侵入量eと
の差(c−e)が0.38mm、初期のチャージ量dと
放置後のチャージ量fとの差(d−f)が0.3mmと
なった。
【0071】さらに実施例1と同様にして、連続画像形
成試験を行ったところ、すくいシート31が感光ドラム
2の表面に対して当接した状態が保たれており、クリー
ニングブレード30で掻き落としたトナーを、確実にす
くい取ることができ、トナー漏れの発生も生じなかった
が、連続2500枚の画像形成後の感光ドラムの表面に
は、目視で確認可能な縦スジ状の傷が生じており、画像
もハーフトーンやベタ黒で縦スジ状の濃度ムラが発生し
た。
【0072】(実施例4)実施例1において、すくいシ
ートを貼り付ける際に、廃トナー容器32の貼付面を湾
曲させずに貼り付けたことを除いては、実施例1と同様
にしてすくいシートを廃トナー容器32の貼付面に固定
してプロセスカートリッジ1を製造した。この固定され
たすくいシートは、すくいシートの自由端部31Bの長
手方向にテンションが付与されておらず、すくいシート
の自由端部31Bに若干のうねりが生じていた。
【0073】上記のプロセスカートリッジ1を用いて実
施例1と同様にして、連続画像形成試験を行ったとこ
ろ、1500枚位からうねりの隙間より微小なトナー漏
れが見られた。
【0074】(比較例1)実施例1において、積層構造
の層厚40μmのフィルムに代えて、単層構成の層厚3
8μmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)
フィルム(商品名「ルミラーS」:東レ株製)を用いる
ことを除いては、実施例1と同様にしてすくいシートを
形成した。
【0075】このフィルムは、温度45℃/湿度60%
RH環境下に30日間放置した場合の該侵入量δの変化
量が0.74mmであり、本発明における耐クリープ変
形特性を有していないことを確認した。
【0076】実施例1で用いたすくいシートに代えて上
記のすくいシートを用いて実施例1と同様にして、図1
に示すプロセスカートリッジ1の廃トナー容器32に両
面テープで貼り付けて固定した。
【0077】このプロセスカートリッジ1をカートリッ
ジ組立状態で温度45℃/湿度60%RH環境下に30
日間放置したところ、図3に示す通り、感光ドラム2に
対する長手方向中央部の侵入量eが1.26mm、感光
ドラム2に対する長手方向中央部のチャージ量fが0.
29mmになり、初期の侵入量cと放置後の侵入量eと
の差(c−e)が0.74mm、初期のチャージ量dと
放置後のチャージ量fとの差(d−f)が0.45mm
となった。
【0078】さらに実施例1と同様にして、連続画像形
成試験を行ったところ、35℃環境下で500枚目頃か
らすくいシートと感光ドラムとの隙間からトナー漏れが
生じた。
【0079】(比較例2)実施例1において、積層構造
の層厚40μmのフィルムに代えて、単層構成の層厚5
0μmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)
フィルム(商品名「ルミラーS」:東レ株製)を用いる
ことを除いては、実施例1と同様にしてすくいシートを
形成した。
【0080】このフィルムは、温度45℃/湿度60%
RH環境下に30日間放置した場合の該侵入量δの変化
量が0.72mmであり、本発明における耐クリープ変
形特性を有していないことを確認した。
【0081】実施例1で用いたすくいシートに代えて上
記のすくいシートを用いて実施例1と同様にして、図1
に示すプロセスカートリッジ1の廃トナー容器32に両
面テープで貼り付けて固定した。
【0082】このプロセスカートリッジ1をカートリッ
ジ組立状態で温度45℃/湿度60%RH環境下に30
日間放置したところ、感光ドラム2に対する長手方向中
央部の侵入量eが1.28mm、感光ドラム2に対する
長手方向中央部のチャージ量fが0.3mmになり、初
期の侵入量cと放置後の侵入量eとの差(c−e)が
0.72mm、初期のチャージ量dと放置後のチャージ
量fとの差(d−f)が0.4mmとなった。
【0083】さらに実施例1と同様にして、連続画像形
成試験を行ったところ、比較例1と同様に35℃環境下
で500枚目頃からすくいシートと感光ドラムとの隙間
からトナー漏れが生じた。
【0084】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
すくいシートを耐クリープ変形特性を有するフィルムに
より構成することにより、すくいシート先端部の像担持
体から離れる方向へのクリープ変形量を抑え、画像を連
続プリントした際に生ずる本体側の昇温に伴い、廃トナ
ー溜めのすくいシート取付面が変形した場合において
も、該すくいシートの先端が前記像担持体に完全に密着
し、クリーニングブレードで掻き落としたトナーを確実
にすくい取ることが可能なすくいシート、クリーニング
装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニング装置を有するプロセスカ
ートリッジの断面図である。
【図2】すくいシートを固定した状態における感光ドラ
ムとの関係を示す説明図である。
【図3】比較例1の単層ポリエステルフィルムで形成さ
れたすくいシートにおける侵入量及びチャージ量のクリ
ープ変化量を示すグラフである。
【図4】すくいシート取付面の温度−変形量の相関を示
すグラフである。
【図5】実施例1のポリエチレンテレフタレート(ポリ
エステル)フィルムの間に、少なくとも耐クリープ変形
特性層を有する積層構造のフィルムで形成されたすくい
シートにおける侵入量及びチャージ量のクリープ変化量
を示すグラフである。
【図6】実施例2のポリフェニレンサルファイドフィル
ムで形成されたすくいシートにおける侵入量及びチャー
ジ量のクリープ変化量を示すグラフである。
【図7】フィルムの耐クリープ変形特性の測定を行う際
の、すくいシートの当接部材に対する侵入量及びチャー
ジ量の説明図である。
【図8】すくいシートの被固定部材の貼付面を湾曲させ
た湾曲状態ですくいシートを貼り付けて固定した状態説
明図である。
【図9】被固定部材を復元させて湾曲状態を開放するこ
とで、すくいシートの長手方向にテンションを付与させ
た状態説明図である。
【図10】本発明のプロセスカートリッジを装着した画
像形成装置の全体を示す概略図である。
【符号の説明】
1 プロセスカートリッジ 2 感光ドラム 3 クリーニング器 4 現像容器 5 一次帯電器 30 クリーニングブレード 31 すくいシート 32 廃トナー容器 34 すくいシート貼付け面 39 両面テープ 40 現像スリーブ 41 現像ブレード 42 トナー容器 101 フィルム 101A フィルムの固定部 101B フィルムの自由端部 102 当接部材 103 被固定部材 104 両面テープ

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面から除去されたトナーを
    該像担持体の表面に自由端部が当接して受けるための固
    定されるすくいシートにおいて、該すくいシートは、固
    定部の長手方向中央部から自由端部の長手方向中央部ま
    での距離βが3.86mmとなるように被固定部材に固
    定したフィルムを、該固定部の長手方向中央部から当接
    部材の表面の当接部の長手方向中央部までの距離αが
    1.86mm、該当接部材に対する長手方向中央部の侵
    入量δが2.0mm、該当接部材に対する長手方向中央
    部のチャージ量ξが0.74mmになる条件で該当接部
    材の表面に当接させて、温度45℃/湿度60%RH環
    境下に30日間放置した場合の該侵入量δの変化量が
    0.43mm以下である耐クリープ変形特性を有するフ
    ィルムにより構成されていることを特徴とするすくいシ
    ート。
  2. 【請求項2】 該すくいシートが、ポリエステルフィル
    ムの間に、少なくとも耐クリープ変形特性層を有する積
    層構造を有するフィルムにより構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のすくいシート。
  3. 【請求項3】 該すくいシートが、ポリエチレンテレフ
    タレートフィルムの間に、少なくとも耐クリープ変形特
    性層を有する積層構造を有するフィルムにより構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のすくいシー
    ト。
  4. 【請求項4】 該すくいシートが、ポリフェニレンサル
    ファイドフィルムにより構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のすくいシート。
  5. 【請求項5】 該すくいシートが、35〜45μmの層
    厚を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載のすくいシート。
  6. 【請求項6】 該すくいシートは、少なくとも自由端部
    の長手方向にテンションが加えられた状態で固定される
    ものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載のすくいシート。
  7. 【請求項7】 該すくいシートは、該固定部の長手方向
    には、該自由端部の長手方向に加えられるテンションよ
    りも小さいテンションが加えられた状態、又はテンショ
    ンが加えられていない状態で固定されるものであること
    を特徴とする請求項6に記載のすくいシート。
  8. 【請求項8】 該すくいシートは、被固定部材を湾曲さ
    せた湾曲状態で固定した後に、該湾曲状態を開放するこ
    とで、少なくとも自由端部の長手方向にテンションが加
    えられた状態で固定されるものであることを特徴とする
    請求項6又は7に記載のすくいシート。
  9. 【請求項9】 該すくいシートは、長手方向中央部が両
    端部よりも該像担持体に対する侵入量が大きくなるよう
    に固定されるものであることを特徴とする請求項6乃至
    8のいずれかに記載のすくいシート。
  10. 【請求項10】 像担持体の表面からトナーを除去すた
    めのクリーニング手段と、該クリーニング手段によって
    該像担持体の表面から除去されたトナーを該像担持体の
    表面に自由端部が当接して受けるための固定されている
    すくいシートとを有するクリーニング装置において、 該すくいシートは、固定部の長手方向中央部から自由端
    部の長手方向中央部までの距離βが3.86mmとなる
    ように被固定部材に固定したフィルムを、該固定部の長
    手方向中央部から当接部材の表面の当接部の長手方向中
    央部までの距離αが1.86mm、該当接部材に対する
    長手方向中央部の侵入量δが2.0mm、該当接部材に
    対する長手方向中央部のチャージ量ξが0.74mmに
    なる条件で該当接部材の表面に当接させて、温度45℃
    /湿度60%RH環境下に30日間放置した場合の該侵
    入量δの変化量が0.43mm以下である耐クリープ変
    形特性を有するフィルムにより構成されていることを特
    徴とするクリーニング装置。
  11. 【請求項11】 該すくいシートが、ポリエステルフィ
    ルムの間に、少なくとも耐クリープ変形特性層を有する
    積層構造を有するフィルムにより構成されていることを
    特徴とする請求項10に記載のクリーニング装置。
  12. 【請求項12】 該すくいシートが、ポリエチレンテレ
    フタレートフィルムの間に、少なくとも耐クリープ変形
    特性層を有する積層構造を有するフィルムにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項10に記載のクリーニ
    ング装置。
  13. 【請求項13】 該すくいシートが、ポリフェニレンサ
    ルファイドフィルムにより構成されていることを特徴と
    する請求項10に記載のクリーニング装置。
  14. 【請求項14】 該すくいシートが、35〜45μmの
    層厚を有していることを特徴とする請求項10乃至13
    のいずれかに記載のクリーニング装置。
  15. 【請求項15】 該すくいシートは、固定部の長手方向
    中央部から該像担持体の表面の当接部の長手方向中央部
    までの距離aが1.76〜1.96mm、該固定部の長
    手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
    bが3.76〜4.96mm、該像担持体に対する長手
    方向中央部の侵入量cが2.0〜3.0mm、該像担持
    体に対する長手方向中央部のチャージ量dが0.74〜
    0.97mmになる条件で該像担持体の表面に該自由端
    部を当接させて固定されていることを特徴とする請求項
    10乃至14のいずれかに記載のクリーニング装置。
  16. 【請求項16】 該すくいシートは、固定部の長手方向
    中央部から該像担持体の表面の当接部の長手方向中央部
    までの距離aが1.76〜1.96mm、該固定部の長
    手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
    bが3.76〜4.96mm、該像担持体に対する長手
    方向中央部の侵入量cが2.0〜3.0mm、該像担持
    体に対する長手方向中央部のチャージ量dが0.74〜
    0.97mmになる条件で該像担持体の表面に該自由端
    部を当接させて固定されており、温度45℃/湿度60
    %RH環境下に30日間放置した場合に、該像担持体に
    対する長手方向中央部の侵入量eが1.57〜2.37
    mm、該像担持体に対する長手方向中央部のチャージ量
    fが0.43〜0.55mmになることを特徴とする請
    求項10乃至14のいずれかに記載のクリーニング装
    置。
  17. 【請求項17】 該すくいシートは、少なくとも自由端
    部の長手方向にテンションが加えられた状態で固定され
    ていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか
    に記載のクリーニング装置。
  18. 【請求項18】 該すくいシートは、該固定部の長手方
    向には、該自由端部の長手方向に加えられるテンション
    よりも小さいテンションが加えられた状態、又はテンシ
    ョンが加えられていない状態で固定されていることを特
    徴とする請求項17に記載のクリーニング装置。
  19. 【請求項19】 該すくいシートは、被固定部材を湾曲
    させた湾曲状態で固定した後に、該湾曲状態を開放する
    ことで、少なくとも自由端部の長手方向にテンションが
    加えられた状態で固定されていることを特徴とする請求
    項17又は18に記載のクリーニング装置。
  20. 【請求項20】 該すくいシートは、長手方向中央部が
    両端部よりも該像担持体に対する侵入量が大きくなるよ
    うに固定されていることを特徴とする請求項17乃至1
    9のいずれかに記載のクリーニング装置。
  21. 【請求項21】 画像形成装置本体に脱離可能に装着さ
    れるプロセスカートリッジにおいて、 該プロセスカートリッジは、像担持体と、該像担持体の
    表面からトナーを除去除去すためのクリーニング手段
    と、該クリーニング手段によって該像担持体の表面から
    除去されたトナーを該像担持体の表面に自由端部が当接
    して受けるための固定されているすくいシートとを有し
    ており、 該すくいシートは、固定部の長手方向中央部から自由端
    部の長手方向中央部までの距離βが3.86mmとなる
    ように被固定部材に固定したフィルムを、該固定部の長
    手方向中央部から当接部材の表面の当接部の長手方向中
    央部までの距離αが1.86mm、該当接部材に対する
    長手方向中央部の侵入量δが2.0mm、該当接部材に
    対する長手方向中央部のチャージ量ξが0.74mmに
    なる条件で該当接部材の表面に当接させて、温度45℃
    /湿度60%RH環境下に30日間放置した場合の該侵
    入量δの変化量が0.43mm以下である耐クリープ変
    形特性を有するフィルムにより構成されていることを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
  22. 【請求項22】 該すくいシートが、ポリエステルフィ
    ルムの間に、少なくとも耐クリープ変形特性層を有する
    積層構造を有するフィルムにより構成されていることを
    特徴とする請求項21に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 【請求項23】 該すくいシートが、ポリエチレンテレ
    フタレートフィルムの間に、少なくとも耐クリープ変形
    特性層を有する積層構造を有するフィルムにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項21に記載のプロセス
    カートリッジ。
  24. 【請求項24】 該すくいシートが、ポリフェニレンサ
    ルファイドフィルムにより構成されていることを特徴と
    する請求項21に記載のプロセスカートリッジ。
  25. 【請求項25】 該すくいシートが、35〜45μmの
    層厚を有していることを特徴とする請求項21乃至24
    のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  26. 【請求項26】 該すくいシートは、固定部の長手方向
    中央部から該像担持体の表面の当接部の長手方向中央部
    までの距離aが1.76〜1.96mm、該固定部の長
    手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
    bが3.76〜4.96mm、該像担持体に対する長手
    方向中央部の侵入量cが2.0〜3.0mm、該像担持
    体に対する長手方向中央部のチャージ量dが0.74〜
    0.97mmになる条件で該像担持体の表面に該自由端
    部を当接させて固定されていることを特徴とする請求項
    21乃至25のいずれかに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  27. 【請求項27】 該すくいシートは、固定部の長手方向
    中央部から該像担持体の表面の当接部の長手方向中央部
    までの距離aが1.76〜1.96mm、該固定部の長
    手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
    bが3.76〜4.96mm、該像担持体に対する長手
    方向中央部の侵入量cが2.0〜3.0mm、該像担持
    体に対する長手方向中央部のチャージ量dが0.74〜
    0.97mmになる条件で該像担持体の表面に該自由端
    部を当接させて固定されており、温度45℃/湿度60
    %RH環境下に30日間放置した場合に、該像担持体に
    対する長手方向中央部の侵入量eが1.57〜2.37
    mm、該像担持体に対する長手方向中央部のチャージ量
    fが0.43〜0.55mmになることを特徴とする請
    求項21乃至25のいずれかに記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  28. 【請求項28】 該すくいシートは、少なくとも自由端
    部の長手方向にテンションが加えられた状態で固定され
    ていることを特徴とする請求項21乃至27のいずれか
    に記載のプロセスカートリッジ。
  29. 【請求項29】 該すくいシートは、該固定部の長手方
    向には、該自由端部の長手方向に加えられるテンション
    よりも小さいテンションが加えられた状態、又はテンシ
    ョンが加えられていない状態で固定されていることを特
    徴とする請求項28に記載のプロセスカートリッジ。
  30. 【請求項30】 該すくいシートは、被固定部材を湾曲
    させた湾曲状態で固定した後に、該湾曲状態を開放する
    ことで、少なくとも自由端部の長手方向にテンションが
    加えられた状態で固定されていることを特徴とする請求
    項28又は29に記載のプロセスカートリッジ。
  31. 【請求項31】 該すくいシートは、長手方向中央部が
    両端部よりも該像担持体に対する侵入量が大きくなるよ
    うに固定されていることを特徴とする請求項28乃至3
    0のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  32. 【請求項32】 該像担持体は、電子写真用感光体であ
    ることを特徴とする請求項21乃至31のいずれかに記
    載のプロセスカートリッジ。
  33. 【請求項33】 該プロセスカートリッジは、該像担持
    体、該クリーニング手段及び該すくいシートに加えて、
    さらにトナーを保有していることを特徴とする請求項2
    1乃至32のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  34. 【請求項34】 プロセスカートリッジを装着可能であ
    って、記録媒体に画像を形成するための画像形成装置に
    おいて、 該画像形成装置は、(a)像担持体と、該像担持体の表
    面からトナーを除去除去すためのクリーニング手段と、
    該クリーニング手段によって該像担持体の表面から除去
    されたトナーを該像担持体の表面に自由端部が当接して
    受けるための固定されているすくいシートとを有するプ
    ロセスカートリッジを装着可能な装着手段、及び(b)
    前記記録媒体を搬送するための搬送手段を有しており、 該すくいシートは、固定部の長手方向中央部から自由端
    部の長手方向中央部までの距離βが3.86mmとなる
    ように被固定部材に固定したフィルムを、該固定部の長
    手方向中央部から当接部材の表面の当接部の長手方向中
    央部までの距離αが1.86mm、該当接部材に対する
    長手方向中央部の侵入量δが2.0mm、該当接部材に
    対する長手方向中央部のチャージ量ξが0.74mmに
    なる条件で該当接部材の表面に当接させて、温度45℃
    /湿度60%RH環境下に30日間放置した場合の該侵
    入量δの変化量が0.43mm以下である耐クリープ変
    形特性を有するフィルムにより構成されていることを特
    徴とする画像形成装置。
  35. 【請求項35】 該すくいシートが、ポリエステルフィ
    ルムの間に、少なくとも耐クリープ変形特性層を有する
    積層構造を有するフィルムにより構成されていることを
    特徴とする請求項34に記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 該すくいシートが、ポリエチレンテレ
    フタレートフィルムの間に、少なくとも耐クリープ変形
    特性層を有する積層構造を有するフィルムにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項34に記載の画像形成
    装置。
  37. 【請求項37】 該すくいシートが、ポリフェニレンサ
    ルファイドフィルムにより構成されていることを特徴と
    する請求項34に記載の画像形成装置。
  38. 【請求項38】 該すくいシートが、35〜45μmの
    層厚を有していることを特徴とする請求項34乃至37
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  39. 【請求項39】 該すくいシートは、固定部の長手方向
    中央部から該像担持体の表面の当接部の長手方向中央部
    までの距離aが1.76〜1.96mm、該固定部の長
    手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
    bが3.76〜4.96mm、該像担持体に対する長手
    方向中央部の侵入量cが2.0〜3.0mm、該像担持
    体に対する長手方向中央部のチャージ量dが0.74〜
    0.97mmになる条件で該像担持体の表面に該自由端
    部を当接させて固定されていることを特徴とする請求項
    34乃至38のいずれかに記載の画像形成装置。
  40. 【請求項40】 該すくいシートは、固定部の長手方向
    中央部から該像担持体の表面の当接部の長手方向中央部
    までの距離aが1.76〜1.96mm、該固定部の長
    手方向中央部から自由端部の長手方向中央部までの距離
    bが3.76〜4.96mm、該像担持体に対する長手
    方向中央部の侵入量cが2.0〜3.0mm、該像担持
    体に対する長手方向中央部のチャージ量dが0.74〜
    0.97mmになる条件で該像担持体の表面に該自由端
    部を当接させて固定されており、温度45℃/湿度60
    %RH環境下に30日間放置した場合に、該像担持体に
    対する長手方向中央部の侵入量eが1.57〜2.37
    mm、該像担持体に対する長手方向中央部のチャージ量
    fが0.43〜0.55mmになることを特徴とする請
    求項34乃至38のいずれかに記載の画像形成装置。
  41. 【請求項41】 該すくいシートは、少なくとも自由端
    部の長手方向にテンションが加えられた状態で固定され
    ていることを特徴とする請求項34乃至40のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  42. 【請求項42】 該すくいシートは、該固定部の長手方
    向には、自由端部の長手方向に加えられるテンションよ
    りも小さいテンションが加えられた状態、又はテンショ
    ンが加えられていない状態で固定されていることを特徴
    とする請求項41に記載の画像形成装置。
  43. 【請求項43】 該すくいシートは、被固定部材を湾曲
    させた湾曲状態で固定した後に、該湾曲状態を開放する
    ことで、少なくとも自由端部の長手方向にテンションが
    加えられた状態で固定されていることを特徴とする請求
    項41又は42に記載の画像形成装置。
  44. 【請求項44】 該すくいシートは、長手方向中央部が
    両端部よりも該像担持体に対する侵入量が大きくなるよ
    うに固定されていることを特徴とする請求項41乃至4
    3のいずれかに記載の画像形成装置。
  45. 【請求項45】 該像担持体は、電子写真用感光体であ
    ることを特徴とする請求項34乃至44のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  46. 【請求項46】 該プロセスカートリッジは、該像担持
    体、該クリーニング手段及び該すくいシートに加えて、
    さらにトナーを保有していることを特徴とする請求項3
    4乃至45のいずれかに記載の画像形成装置。
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