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JP2000329685A - 血球分類マトリックス図表示装置、血球分類マトリックス図の表示方法および血球分類マトリックス図表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

血球分類マトリックス図表示装置、血球分類マトリックス図の表示方法および血球分類マトリックス図表示プログラムを記録した記録媒体

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JP2000329685A
JP2000329685A JP11142815A JP14281599A JP2000329685A JP 2000329685 A JP2000329685 A JP 2000329685A JP 11142815 A JP11142815 A JP 11142815A JP 14281599 A JP14281599 A JP 14281599A JP 2000329685 A JP2000329685 A JP 2000329685A
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blood cell
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matrix diagram
classification
numerical data
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JP11142815A
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Hitoshi Mitani
仁志 三谷
Kazunori Yoshioka
和憲 吉岡
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動血球計数装置の血球分類マトリック
ス図の分布状態の視認性を向上する血球分類マトリック
ス図表示装置、血球分類マトリックス図の表示方法およ
び血球分類マトリックス図表示プログラムを記録した記
録媒体を提供する。 【解決手段】 自動血球計数装置の表示装置であって、
検体に含まれる血球の含有量を分析する分析部に接続さ
れて、前記各血球の分布状態を図示する血球分類マトリ
ックス図10の分類表示域W1 〜W5 にその数値データ
W%,DW#,D WBC を付加して表示する表示部を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血球分類マトリック
ス図表示装置、血球分類マトリックス図の表示方法およ
び血球分類マトリックス図表示プログラムを記録した記
録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、血液中の赤血球、白血球などを調
べる血液検査は医療における必須検査の一つとなってい
る。これに応じて、検査の省力化のために種々の装置が
開発されてきており、その一つとして血球計数装置があ
る。この血球計数装置は、血球が粒子の一種であること
から、電気抵抗方式や光散乱方式の原理を応用して、赤
血球、白血球、および血小板の計数に用いられている。
【0003】図5は従来から用いられている自動血球計
数装置20の一例を示すものである。この自動血球計数
装置20は検査対象となる血液の検体をラックホルダ2
1にセットすることにより、蛍光染色試薬22によって
検体を染色し、フルオート処理によって各検体の血球数
を計数することができる。また、検出された検体の血球
数は白血球5分類に加えて網赤血球12項目を含む38
項目の血球の分類に分けて表示部23に表示される。し
たがって、表示部23の表示内容を見ることにより検体
に対応する患者の健康状態を診断することが可能とな
る。
【0004】図6は前記表示部23の表示例を示す図で
あって、白血球をリンパ級、単球、好中球、好酸球、幼
若細胞や、異形リンパ球に分類する白血球分類マトリッ
クス図23aと、赤血球を網赤血球、低成熟網赤血球、
中成熟網赤血球、高成熟網赤血球に分類する網赤血球分
類マトリックス図23bと、検体の総合的な状態を示す
数値データを表示する総合データ表示部23cと、白血
球(図中に”WBC”と表示している)の各分類の血球
数データを表示する白血球データ表示部23dと、赤血
球(図中に”RBC”と表示している)の各分類の血球
数データを表示する赤血球データ表示部23eとを有し
ている。
【0005】医療関係者は、この血球分類マトリックス
図23a, 23bを各データ表示部23c〜23eと比
較することにより各検体に対応する患者の診断を行うこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
動血球計数装置20では、表示部23がモノクロ表示で
あると共に、血球分類マトリックス図23a, 23bと
そのデータ23c〜23eがそれぞれ別のエリアに表示
されているゆえに、表示内容が見にくいという欠点があ
った。つまり、医療関係者は血球分類マトリックス図2
3a, 23bによって被検者の総合的な健康状態をある
程度判断できる反面、血球分類マトリックス図23a,
23bだけから詳細なデータを理解することが困難であ
るから、診断の基準となる数値データ23c〜23eを
参照することが必要となる。
【0007】それゆえに、医療関係者は、血球分類マト
リックス図23a, 23bで分布の状態傾向を見た上
で、その具体的なデータは別エリアに表示された数値デ
ータ23c〜23eと照らし合わせて見なければなら
ず、それだけ診断に時間がかかることは避けられなかっ
た。
【0008】本発明は上述の点を考慮に入れてなされた
ものであり、その目的とするところは、自動血球計数装
置の血球分類マトリックス図の分布状態の視認性を向上
する血球分類マトリックス図表示装置、血球分類マトリ
ックス図の表示方法および血球分類マトリックス図表示
プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の血球分類マトリックス図表示装置は、自動
血球計数装置の表示装置であって、検体に含まれる血球
の含有量を分析する分析部に接続されて、前記各血球の
分布状態を図示する血球分類マトリックス図の分類表示
域にその数値データを付加して表示する表示部を設けた
ことを特徴としている。
【0010】したがって、それぞれの血球分類マトリッ
クス図を見るだけで、各分類の血球がどのように分布し
ているかを一目で確認することができる。すなわち、図
示された血球分類マトリックスから検体に対応する被検
者の健康状態をある程度判断できると共に、詳細な数値
データを同一マトリックス図に表示された数値から判断
できるので、この血球分類マトリックス図から容易かつ
迅速に正確な判断を行うことができる。
【0011】前記血球分類マトリックス図が白血球と網
赤血球に分けて表示されるものであり、前記数値データ
が、白血球または網赤血球の全血球数に対する各分類の
血球比率および各分類の血球の絶対数を有する場合に
は、血球を適宜の分類に分けることができ、医療上の診
断を行なうときに必要とされる数値データを得ることが
できると共に、血球分類マトリックス図を必要以上に複
雑化することがなく、分布状態の視認性が良くなる。
【0012】なお、白血球分類マトリックス図において
は、例えばリンパ球数、リンパ球比率、単球数、単球比
率、好中球数、好中球比率、好酸球数、好酸球比率、異
形リンパ球数、異形リンパ球比率、幼若細胞数、幼若細
胞比率、白血球数を表示することにより、診断のために
必要十分な情報を得ることができる。また、網赤血球分
類マトリックス図においては、例えば、網赤血球数、網
赤血球比率、低成熟網赤血球比率、中性塾網赤血球比
率、高成熟網赤血球比率、網赤血球内、低赤血球比率、
中成熟網赤血球比率、高成熟網赤血球比率、網赤血球内
高成熟赤血球比率、赤血球数に加えて、網赤血球数のヘ
マトクリットによる補正値を表示することにより、診断
のために必要十分な情報を得ることができる。
【0013】前記表示部が血球分類マトリックス図の表
示色と数値データの表示色を異ならせて表示するもので
ある場合には、数値データと血球分類マトリックスの図
示データとを容易に区別することができ、誤認を効果的
に防ぐことができる。
【0014】前記数値データの表示/非表示を切替え可
能とする切替えスイッチを有する場合には、数値データ
と血球分類マトリックスの図示データとが重なるときに
も、血球分類マトリックスの図示データを欠けることな
く表示することができる。
【0015】前記表示部が血球分類マトリックス図を分
類表示域ごとに異なる色で表示するものである場合に
は、血球分類マトリックスに表示された図示データがど
の分類に属するものであるかを一目で認識できるので、
分布状態の視認性がさらに向上する。
【0016】本発明の血球分類マトリックス図の表示方
法は、検体に含まれる血球の含有量を分析して表示する
自動血球計数装置における表示方法であって、前記各血
球の分布状態を図示する血球分類マトリックス図の分類
表示域にその数値データを付加して表示することを特徴
としている。
【0017】また、本発明の血球分類マトリックス図表
示プログラムを記録した記録媒体は、検体に含まれる血
球の含有量を分析して表示する自動血球計数装置の表示
プログラムを記録した記録媒体であって、前記各血球の
分布状態を図示する血球分類マトリックス図を表示する
マトリックス図表示プログラムと、このマトリックス図
の分類表示域にその数値データを重ねて表示する数値デ
ータ表示プログラムとを有する血球分類マトリックス図
表示プログラムを記録したことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示す自動
血球計数装置1の全体構成を示す図である。本例の自動
血球計数装置1は検査対象となる血液の検体Tに含まれ
る血球の含有量を分析する分析装置2と、この分析装置
2に例えば信号線Cによって接続されている表示部3a
を備えた表示装置(以下、コンピュータという)3とか
らなっている。
【0019】前記分析装置2は複数の検体Tをセット可
能とするラックホルダ4と、蛍光染色試薬5を設置可能
とするトレイとを有し、この蛍光染色試薬5によって検
体Tを染色して、フルオート処理によって各検体Tの血
球数を計数する分析部6とを有している。また、7は前
記分析部6を制御するコンピュータであり、このコンピ
ュータ7によって、検出された検体Tの血球数は白血球
5分類に加えて網赤血球12項目を含む38項目の血球
の分類に分けて表示部8に表示(図6参照)する。9は
マニュアル操作で一つの検体Tを緊急に分析する場合に
用いられる検体採取部である。
【0020】前記分析装置2とコンピュータ3は例えば
RS−232Cに準拠するインターフェイスで接続され
ており、分析装置2で測定された検体Tの各種数値デー
タが通信される。そして、前記コンピュータ3は前記数
値データを受信して、その表示部3aに各血球の分布状
況を表示する。つまり、コンピュータ3には血球分類マ
トリックス図表示プログラムPがCD−ROMやフロッ
ピーディスクなどの電子媒体を介して導入されており、
コンピュータ3内のメモリ3mやハードディスク3hに
血球分類マトリックス図表示プログラムPが記録され
る。そして、前記血球分類マトリックス図表示プログラ
ムPにはマトリックス図表示プログラムP 1 と、数値デ
ータ表示プログラムP2 が含まれている。
【0021】図2は前記表示部3aの表示例を示す図で
あり、前記図6に示した分析装置2の表示例とほぼ同様
の内容を日本語(使用者の自国語)に変換して表示す
る。また、10は白血球の分布を示す白血球分類マトリ
ックス図、11は赤血球の分布を示す網赤血球分類マト
リックス図、12は検体Tの総合的な状態を示す数値デ
ータを表示する総合データ表示部である。
【0022】図2において、前記総合データ表示部12
に記載の”WBC”は白血球の濃度を示しており、”R
BC”は赤血球の濃度を示している。また、”PLT”
は血小板”を示している。
【0023】13は白血球の各分類の血球数データを表
示する白血球データ表示部である。白血球の分類は、例
えば”LYM”と表示されているリンパ球、”MON”
と表示されている単球、”NEU”と表示されている好
中球、”EOS”と表わされている好酸球、”BAS”
と表わされている好塩基球、”ALY”と表示されてい
る異形リンパ球、”LIC”と表示されている幼若細胞
がある。そして、それぞれの分類において、全白血球
数”WBC”に対する各分類の血球比率”%”と、各分
類の血球の絶対数”#”の数値データがある。
【0024】一方、14は赤血球の各分類の血球数デー
タを表示する網赤血球データ表示部である。そして、網
赤血球の分類は、例えば”RET”と表示されている網
赤血球、”RETL”と表示されている低蛍光網赤血
球、”RETM”と表示されている中蛍光網赤血球、”
RETH”と表示されている高蛍光網赤血球、”CR
C”と表示されている網赤血球の補正値である。そし
て、それぞれの分類において、”%”を付加されている
のは全網赤血球数”RET”に対する比率を示してい
る。
【0025】また、網赤血球データ表示部14内におい
て、網赤血球の分析結果として、例えば、”IMM%”
と表示されている幼若細胞比率、”MFI%”と表示さ
れている平均蛍光率、”MRV”と表示されている平均
網赤血球容積などの数値データも表示されている。
【0026】次に、図3は白血球分類マトリックス図1
0の拡大図を示している。すなわち、使用者が例えば図
2に示した画面の白血球分類マトリックス図10の上ま
でカーソルを動かしてマウスをダブルクリックすること
により、図3に示す白血球分類マトリックス図10の詳
細を表示するウィンドウを開くことができる。
【0027】図3において、表示される白血球分類マト
リックス図10は、例えば、横軸が容積を表わしてお
り、縦軸が光透過度(すなわち、細胞の染色情報)を表
わしている。前記コンピュータ3に導入されたマトリッ
クス図表示プログラムP1 は血球分類マトリックス図1
0を大きく5分類する。各分類表示域W1 〜W5 はそれ
ぞれ好酸球、好中球、単球、リンパ球、幼若細胞に対応
しており、各分類表示域W1 〜W5 を隔てている実線で
示す線分Lwは各分類表示域W1 〜W5 を分けるしきい
値を表わしている。また、前記リンパ球の各分類表示域
4 の一部には、異形リンパ球の分類表示域W4 ’を取
り分けるしきい値を表わす仮想線Lw’も表示してい
る。
【0028】前記マトリックス図表示プログラムP1
測定された各血球を血球分類マトリックス図10上の対
応する位置に点dwによって表示するが、その表示色は
各分類表示域W1 〜W5 毎に異ならせる。すなわち、一
目でどの分類の血球がどの程度含まれているかを認識で
き、視認性が向上する。
【0029】次に、数値データ表示プログラムP2 は、
白血球分類マトリックス図10の例えば左上に、白血球
数を表わす数値データDWBC を表示する。そして、各分
類表示域W1 〜W5 ,W4 ’には、それぞれ対応する各
血球の白血球数DWBC に対する血球比率”%”および各
分類の血球の絶対数”#”を表わす数値データDEOS%
EOS#,DNEU%,DNEU#,DMON%,DMON#,DLYM%,D
LYM#,DALY%,DALY#(以下、これらの数値データは数
値データDW%,DW#と表わす)を表示する。
【0030】また、前記数値データ表示プログラムP2
は数値データDW%,DW#,DWBC を表わす数値は各分類
表示域W1 〜W5 の何れの点dwの表示色とも異ならせ
ている。つまり、たとえ数値データDW%,DW#,DWBC
に幾らかの点dwが重なって表示されたとしても数値デ
ータDW%,DW#,DWBC が読めなくならないようにして
いる。
【0031】上述のように白血球分類マトリックス図1
0に数値データDW%,DW#,DWBCを付加して表示する
ことにより、医療関係者は白血球分類マトリックス図1
0のみを見るだけで、検体Tに対応する被検者の健康状
態の概略を診断できると共に具体的な数値データDW%
W#,DWBC から正確な判断をすることができる。つま
り、白血球分類マトリックス図10の視認性を向上でき
るので、診断の誤認識を防ぐと共にスピードアップを図
ることができる。
【0032】B1 は前記数値データ表示プログラムP2
によって数値データDW%,DW#,D WBC を表示するか否
かを操作するボタンであり、初期設定は例えば数値デー
タD W%,DW#,DWBC の表示なしである。本例のように
ボタンB1 などによって数値データDW%,DW#,DWBC
の表示の有無を切替えられるようにすることにより、数
値データDW%,DW#,DWBC が血球の検出を示す点dw
に重なってしまうときに見やすい表示を自由に選択でき
る利点がある。また、Beは白血球分類マトリックス図
10の表示終了ボタンである。
【0033】なお、上述の例では数値データ表示プログ
ラムP2 が数値データDW%,DW#,DWBC を表わす数値
を各血球の検出を示す点dwの表示部分、すなわち分類
表示域W1 〜W5 内に重ねているが、本発明はこれに限
られるものではない。すなわち、引き出し線などによっ
て対応する領域を明らかにして数値データDW%,DW#
WBC を表示してもよい。また、数値データDW%
W#,DWBC を表示する位置が血球の検出を示す点dw
に重ならないように、その表示位置を調節するようにし
てもよい。
【0034】次に、図4は網赤血球分類マトリックス図
11の拡大図を示している。この場合も、使用者が例え
ば図2に示した画面の網赤血球分類マトリックス図11
の上までカーソルを動かしてマウスをダブルクリックす
ることにより、図4に示す網赤血球分類マトリックス図
11の詳細を表示するウィンドウを開くことができる。
なお、図3,4に示す血球分類マトリックス図10,1
1の詳細を表示する操作方法は上述したものに限られる
ものではなく、適宜の方法で操作可能であることは言う
までもない。
【0035】本例の網赤血球分類マトリックス図11
は、例えば横軸が容積を表わしており、縦軸が蛍光強度
を表わしている。そして前記マトリックス図表示プログ
ラムP 1 は網赤血球分類マトリックス図11を蛍光強度
に応じて大きく4分類する。
【0036】すなわち、各分類表示域R1 〜R4 はそれ
ぞれ高蛍光網赤血球、中蛍光網赤血球、低蛍光網赤血
球、熟成した赤血球に対応しており、各分類表示域R1
〜R4を隔てている実線で示す線分Lrは各分類表示域
1 〜R4 を分けるしきい値である。また、マトリック
ス図表示プログラムP1 は測定された各血球を網赤血球
分類マトリックス図11上の対応する位置に各分類表示
域R1 〜R4 に対応した表示色の点drによって表示す
る。つまり、一目でどの分類の赤血球がどの程度含まれ
ているかを認識できる。
【0037】次に、数値データ表示プログラムP2 は、
網赤血球分類マトリックス図11の例えば左上に、網赤
血球数を表わす数値データDRET%,DRET#を表示すると
共に、左下に網赤血球の補正値DCRC%を表示する。ま
た、成熟した赤血球の数値データDRBC を分類表示域R
4 に表示する。そして、各分類表示域R1 〜R3 にそれ
ぞれ対応する各網赤血球の網赤血球数DRET に対する血
球比率”%”および各分類の血球の絶対数”#”を表わ
す数値データDRETH% ,DRETH# ,DRETM%
RETM# ,DRETL% ,DRETL# (以下、これらの数値デ
ータは数値データDR%,D R#と表わす)を表示する。
【0038】また、前記数値データ表示プログラムP2
は図3と同様に、数値データDR%,DR#,DRET ,D
CRC ,DRBC を表わす数値は各分類表示域R1 〜R4
何れの点drの表示色とも異ならせて、数値データ
R%,DR#,DRET ,DCRC ,DRB C が読めなくなるこ
とがないようにしている。
【0039】そして、網赤血球分類マトリックス図11
に数値データDR%,DR#,DRET ,DCRC ,DRBC を付
加して表示することにより、網赤血球分類マトリックス
図11のみを見るだけで、健康状態の概略を診断できる
と共に正確な判断をすることができる。つまり、網赤血
球分類マトリックス図11の視認性をも向上することに
より、誤認識を防ぐと共に診断のスピードアップを図る
ことができる。
【0040】なお、B2 は前記数値データ表示プログラ
ムP2 によって数値データDR%,D R#,DRET
CRC ,DRBC を表示するか否かを操作するボタンであ
り、Beは網赤血球分類マトリックス図11の表示終了
ボタンである。また、図4に示す例においても数値デー
タ表示プログラムP2 が引き出し線などによって対応す
る領域を明らかにして数値データDR%,DR#,DRET
CRC ,DRBC を表示したり、血球の検出を示す点dr
に重ならないように、その表示位置を調節するようにし
てもよい。
【0041】上述の例では、本発明の血球分類マトリッ
クス図表示装置1が検体Tに含まれる血球の含有量を分
析する分析装置2と、この分析装置2に接続されたコン
ピュータ3とからなる例を開示しているが、本発明はこ
れに限られるものではない。すなわち、自動血球計数装
置などの分析装置2に本発明の血球分類マトリックス図
表示装置が内蔵されていてもよいことはいうまでもな
い。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の血球分類マ
トリックス図表示装置、血球分類マトリックス図の表示
方法および血球分類マトリックス図表示プログラムを記
録した記録媒体によれば、血球分類マトリックス図を見
るだけで、その分布の状況、傾向のみならず、具体的な
数値データも読み取ることができ、分類の認識性を向上
し、診断のスピードアップが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血球分類マトリックス図表示装置を設
ける自動血球計数装置の全体構成を示す図である。
【図2】前記血球分類マトリックス図表示装置による全
体的な表示例を示す図である。
【図3】白血球分類マトリックス図の表示例を示す図で
ある。
【図4】網赤血球分類マトリックス図の表示例を示す図
である。
【図5】従来の自動血球計数装置の全体構成を示す図で
ある。
【図6】前記自動血球計数装置による表示例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…自動血球計数装置、3…表示装置、3a…表示部、
6…分析部、10…白血球分類マトリックス図、11…
網赤血球分類マトリックス図、B1 ,B2 …切替えスイ
ッチ、DW%,DW#,DWBC ,DR%,DR#,DRET ,D
CRC ,DRBC …数値データ、W1 〜W5 ,R1 〜R5
分類表示域。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動血球計数装置の表示装置であって、
    検体に含まれる血球の含有量を分析する分析部に接続さ
    れて、前記各血球の分布状態を図示する血球分類マトリ
    ックス図の分類表示域にその数値データを付加して表示
    する表示部を設けたことを特徴とする血球分類マトリッ
    クス図表示装置。
  2. 【請求項2】 前記血球分類マトリックス図が白血球と
    網赤血球に分けて表示されるものであり、前記数値デー
    タが、白血球または網赤血球の全血球数に対する各分類
    の血球比率および各分類の血球の絶対数を有する請求項
    1に記載の血球分類マトリックス図表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部が血球分類マトリックス図の
    表示色と数値データの表示色を異ならせて表示するもの
    である請求項1または2に記載の血球分類マトリックス
    図表示装置。
  4. 【請求項4】 前記数値データの表示/非表示を切替え
    可能とする切替えスイッチを有する請求項1〜3の何れ
    かに記載の血球分類マトリックス図表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示部が血球分類マトリックス図を
    分類表示域ごとに異なる色で表示するものである請求項
    1〜4の何れかに記載の血球分類マトリックス図表示装
    置。
  6. 【請求項6】 検体に含まれる血球の含有量を分析して
    表示する自動血球計数装置における表示方法であって、
    前記各血球の分布状態を図示する血球分類マトリックス
    図の分類表示域にその数値データを付加して表示するこ
    とを特徴とする血球分類マトリックス図の表示方法。
  7. 【請求項7】 前記血球分類マトリックス図を白血球と
    網赤血球に分けて表示し、前記数値データとして、白血
    球または網赤血球の全血球数に対する各分類の血球比率
    および各分類の血球の絶対数を表示する請求項6に記載
    の血球分類マトリックス図の表示方法。
  8. 【請求項8】 前記血球分類マトリックス図の表示色と
    数値データの表示色を異ならせて表示する請求項6また
    は7に記載の血球分類マトリックス図の表示方法。
  9. 【請求項9】 前記数値データを表示する血球分類マト
    リックス図の表示状態と、数値データを表示しない血球
    分類マトリックス図の表示状態とを切替え可能とする請
    求項6〜8の何れかに記載の血球分類マトリックス図の
    表示方法。
  10. 【請求項10】 前記血球分類マトリックス図を分類表
    示域ごとに異なる色で表示する請求項6〜9の何れかに
    記載の血球分類マトリックス図表示方法。
  11. 【請求項11】 検体に含まれる血球の含有量を分析し
    て表示する自動血球計数装置の表示プログラムを記録し
    た記録媒体であって、前記各血球の分布状態を図示する
    血球分類マトリックス図を表示するマトリックス図表示
    プログラムと、このマトリックス図の分類表示域にその
    数値データを重ねて表示する数値データ表示プログラム
    とを有する血球分類マトリックス図表示プログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  12. 【請求項12】 前記血球分類マトリックス図表示プロ
    グラムが血球分類マトリックス図を白血球と網赤血球に
    分けて表示し、前記数値データとして、白血球または網
    赤血球の全血球数に対する各分類の血球比率および各分
    類の血球の絶対数を表示する請求項11に記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記数値データ表示プログラムが血球
    分類マトリックス図の表示色と数値データの表示色を異
    ならせて表示する請求項11または12に記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記血球分類マトリックス図表示プロ
    グラムが数値データを表示する血球分類マトリックス図
    の表示状態と、数値データを表示しない血球分類マトリ
    ックス図の表示状態とを切替え可能とする血球分類マト
    リックス図表示プログラムを記録した請求項11〜13
    の何れかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記マトリックス図表示プログラムが
    血球分類マトリックス図を分類表示域ごとに異なる色で
    表示する請求項11〜14の何れかに記載のコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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