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JP2000326939A - 分別装置 - Google Patents

分別装置

Info

Publication number
JP2000326939A
JP2000326939A JP11133056A JP13305699A JP2000326939A JP 2000326939 A JP2000326939 A JP 2000326939A JP 11133056 A JP11133056 A JP 11133056A JP 13305699 A JP13305699 A JP 13305699A JP 2000326939 A JP2000326939 A JP 2000326939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment
separation
arm
contents
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11133056A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumasa Fujii
睦正 藤井
Akemi Miyashita
明己 宮下
Akinori Ishizuka
章斤 石塚
Toshinori Kawanobe
利徳 川野辺
Yoshifumi Asakawa
好文 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Techno Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Priority to JP11133056A priority Critical patent/JP2000326939A/ja
Publication of JP2000326939A publication Critical patent/JP2000326939A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】包装済み食品の分別は現在人手により行われて
おり、作業効率や作業環境上問題がある。本発明は、内
容物をペースト状にすることなく内容物とトレー及び包
装材とを分離し、分別後の内容物を生ごみ処理装置等の
リサイクルシステムへ組み込み可能な分別装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】ラップ等の包装材によって包まれたパック
食品2をコンベア3による搬送とカッター4の接触によ
り切断し、その後衝撃を与えることにより、内容物とト
レー及び包装材とを分別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パック詰めにされ
た賞味期限切れ食品や不良食品等を廃棄する際に、トレ
ー及び包装材と内容物である廃棄食品とを分離する分別
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスーパーマーケットやデパート等
で取扱う生鮮食品は、発泡スチロール等からなるトレー
に生鮮食品を載せ、塩化ビニル等から成るラップ等の包
装材により包装して販売されている。消費者への販売前
に賞味期限が切れた場合には、基本的には販売元にて廃
棄処分を行っているが、包装済みの生鮮食品を処分する
際には環境保護や資源の再利用の観点から、内容物とト
レー及び包装材とを分別して廃棄処分またはリサイクル
原料として使用するようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】包装済み食品の分別は
現在人手により行われており、作業効率や作業環境上の
問題から、人手によらず内容物とトレー及び包装材とに
分別する方法が検討されている。
【0004】いわゆる分別作業の機械化だが、その際処
理スピードは人間の分別作業より早く、イニシャル及び
ランニングコストからなる処理費用は人件費よりも低
く、更に、内容物とトレー及び包装材とを確実に分別す
る必要がある。
【0005】特開平9−47898号公報には、紙容器
やペットボトル等のパック入り牛乳、ジュース、各種お
茶、ヨーグルトをパックごと押しつぶし内容物を絞出す
とともに、パック材を圧壊・減容し、パック材と内容物
とを分離してそれぞれ適当なリサイクル等の処理を可能
にすることが提案されている。
【0006】しかし、内容物をパックごと押しつぶす方
法は、内容物が液状あるいは半液状物の場合に特に有効
であって、内容物が肉・魚等の固形物である場合には、
押しつぶした後の内容物とパックとの分離が困難であ
る。
【0007】また、内容物が肉・魚等の液状あるいは半
液状物でない場合には、押しつぶすことによってペース
ト状、スラリー状になり、内容物を好気性条件を利用し
て発酵処理するような自然循環型のリサイクルシステム
である生ごみ処理装置にて処理する場合には適さない。
【0008】本発明の目的は、包装済食品を廃棄する際
に、内容物をペースト状にすることなく内容物とトレー
及び包装材とを分離し、分別後の内容物を生ごみ処理装
置等のリサイクルシステムへ組み込み可能な分別装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、内容物をトレーに載せ
包装材により包装した被処理物を、内容物とトレー及び
包装材とに分離する分別装置において、被処理物を搬送
する搬送部と、該搬送部の上方に切断刃を設け、該搬送
部による搬送によって該切断刃が被処理物上部に接触し
て包装材を切断する切断部を備え、包装材を切断した被
処理物を内包し衝撃付与手段または振動付与手段を備え
た分離部を有することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2に基づき本発
明の一実施形態になる分別装置を説明する。図1は分別
装置の側面図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0011】分別装置1内に包装済食品(以下、パック
商品とする)2をコンベア3により搬入すると、パック
商品2は分別装置1内の切断部1A、整列機構部1B、
分離機構部1Cを通過することによって内容物とトレー
及び包装材とに分別され、分離機構部の下方に設けた分
別部1Dに搬出される。
【0012】分別装置1内の切断部1Aには、カッター
4を保持するカッター保持部材5がコンベア3の上方に
設けてある。カッター保持部材5は、カッター4の刃先
がコンベア3上のパック食品2に接触し、かつ、カッタ
ー4の刃先が接触してもパック食品2が移動可能な高さ
に、カッター4の一端を保持している。
【0013】パック商品2がコンベア3により搬送さ
れ、カッター4の下方に位置すると、カッター4自体の
自重によって常に下方に対して切断圧力が働くため、カ
ッター4の刃先がパック商品2の包装材に接し、更にコ
ンベア3によりパック食品2が移動することにより刃先
が包装材を切断する。
【0014】カッター4により包装材を切断されたパッ
ク商品2は、そのままコンベア3により整列機構部1B
に搬送される。すなわち、コンベア3の搬送下流側には
整列機構部1Bの整列台6が位置しており、整列台6の
幅方向両端には整列レバー移動機構と整列板移動機構が
設けてある。整列レバー移動機構は、整列レバー7を保
持するレバー保持部8とレバー保持部8内に設けたレバ
ー移動手段120(図3)から成り、レバー移動手段に
より図面上左右に整列レバー7を移動可能に保持してい
る。更に、整列台6に対して水平及び垂直方向に整列レ
バー7の先端を移動可能に保持している。また、整列台
6の下流側の分離機構部1C側にはパック食品2の接触
を検出可能なストッパー9を、レバー保持部8とばね固
定部11bにより保持している。
【0015】整列板移動機構1Bは、分別装置1の内壁
に設けたばね固定部11bにスプリング11の一端を固
定しており、他端は整列板10に固定してある。
【0016】図2に示すように、整列板10は上流部分
が図面上下方に傾斜し、下流部分が水平の形状となって
いる。整列板10がこのような形状となっていることに
より、スプリング11が伸びた状態では、整列台6上で
かつ整列板10の上流部分とレバー保持部8の側面の間
にコンベア3の幅と略同一幅の領域が形成され、スプリ
ング11が縮んだ状態では、整列台6上でかつ整列板1
0の下流部分とレバー保持部8の側面の間に、コンベア
3の幅と略同一幅の領域が形成される。
【0017】分別装置の制御は制御装置100によって
実行される。図3に制御装置100のブロック構成例を
示す。110はコンベア駆動部、120はレバー移動手
段、130は回転軸駆動手段、140は上下駆動部、1
42は伸縮駆動部、144は幅調整駆動部である。
【0018】次に、図4に整列機構部の側面図を示し、
図5に図4の夫々の位置に対応した上面図を示す。図4
の(a)から(d)及び図5の(a)から(d)により
整列レバー移動機構の動作を説明する。
【0019】図4、図5の(a)に示すように、パック
検出手段(図示省略)により整列台6上にパック商品2
が移動したことを検出すると、図4、図5の(b)に示
すように、レバー移動手段120により整列レバー7の
先端を整列台6に対向してつまり整列台6に対して垂直
方向に固定する。その後、整列台6上に載置したパック
商品2が図4、図5の(c)に示すように、ストッパー
9に当接するまでレバー移動手段120により図面上右
方向に整列レバー7自体を移動する。
【0020】パック商品2が整列レバー7により押され
て整列台6上を移動すると、図4、図5の(b)に示す
ようにパック商品2は整列板10に沿って整列台6の下
流側に移動するとともに、スプリング11のばね力によ
り、図4、図5の(c)に示すようにレバー保持部8側
に沿って整列する。
【0021】ストッパー9にパック食品2が当接したこ
とを検出手段(図示略)により検出すると、図4、図5
の(d)に示すように、レバー移動手段120は整列レ
バー7の先端を整列台6に対して水平方向にし、整列レ
バー7が図面上左方向に移動する。
【0022】なお、整列レバー7の幅よりもパック食品
2の幅が小さい場合には、整列板10が整列レバー7に
よって押されているが、レバー移動手段120を動作し
て図4、図5の(d)に示す状態に整列レバー7を移動
すると、スプリング11のばね力によりパック食品2が
レバー保持部8側に沿って整列することができる。
【0023】整列レバー7が整列台6の上流側へ移動し
たことを検出すると、分離機構部1Cが動作する。図1
及び図2に示すように、分離機構部1Cには分離アーム
12と衝撃バー13a、13bが設けてあり、下方に食
品受容器14とトレー受容器15が設けてある。
【0024】図1に示すように、分離アーム12は図面
上左側に開口部を有するU字形状をしており、U字形状
の円弧部分には回転軸16が設けてある。図示を省略し
た回転駆動手段130により回転軸16を回転すると、
U字の開口方向が変化する。分離アーム12は回転軸1
6を回転中心として回転するが、衝撃バー13a、また
は衝撃バー13bに当接するため、回転可能な範囲は略
180°となる。
【0025】なお、説明の便宜上、U字開口部が図面上
左側を向いている状態を初期位置とする。
【0026】分離アーム12のU字形状における直線部
分には、掻き寄せ腕17と底板18が設けてある。初期
位置において、掻き寄せ腕17は上側、底板18が下側
に位置している。
【0027】底板18は回転軸18aを基点として分離
アーム12の下側に折曲可能に保持されており、図1に
示すように分離アーム12のU字形状における直線部分
と同一方向に位置している場合を底板18の初期位置と
し、回転軸18aを基点として分離アーム12の下側に
折曲している状態を開放位置とする。
【0028】分離アーム12に設けた掻き寄せ腕17
は、分離アーム12の初期位置において整列台6方向に
伸縮可能に設けてある。掻き寄せ腕17の伸縮とは、分
離アーム12に設けた伸縮駆動部142を駆動すること
により、分離アーム12のU字直線部に設けた例えばレ
ールに沿って掻き寄せ腕17が図1において左右に移動
することを示す。
【0029】掻き寄せ腕17は、先端(分離アーム12
のU字開口部側)に爪を有する腕17aと腕17bから
成り、腕17aと腕17bの上下軸17c、腕17bの
幅調整軸17dを備えている。
【0030】腕17aと腕17bは整列台6の幅方向に
所定の間隔にて位置しているが、腕17aを基準として
幅調整軸17dに沿って腕17bが図示を省略した幅調
整駆動部144により整列板10の位置に合せて移動す
ることができる。すなわち、ばね固定部11bに対する
整列板6の位置を、例えばストロークセンサ等により検
知してパック商品2の大きさ(幅)を検出し、幅調整駆
動部144によって腕17bを移動して腕17aとの間
隔を変更することができる。
【0031】また、腕17aと腕17b及び幅調整軸1
7dの分離アーム12のU字円弧側は上下軸17cが上
下動可能に保持しており、図示を省略した上下駆動部1
40により掻き寄せ腕17が幅調整軸17dと共に上下
動する。
【0032】以下では図6を用いて分離アームを用いた
分離機構部1Cの動作を説明する。
【0033】図6(a)に示すように、カッター4によ
り包装材を切断したパック商品2が整列台6上を移動し
てストッパー9へ当接したことを検出すると、初期位置
に位置する分離アーム12に設けた掻き寄せ腕17の伸
縮駆動部142を駆動して、図6(b)に示すように掻
き寄せ腕17を分離アーム12の最左端に移動する。
【0034】掻き寄せ腕17の先端が整列台6上に位置
すると、上下駆動部140を駆動する。図6(c)に示
すように上下軸17cに沿って腕17a、腕17b、幅
調整軸17dが下降して、整列台6上のパック商品2の
上部に接触する。この時、所定以上の抵抗値を検出する
と、上下駆動部140は駆動を停止する。
【0035】整列台6上に設けたストッパー9の一端に
は、ここではレバー保持部8側に回転モータ9aを設け
てあり、上下駆動部140の駆動停止により、図6
(c)に示すように、回転モータ9aを駆動してストッ
パー9を図面上右方向に90°倒す。
【0036】その後、伸縮駆動部142を駆動して、図
6(d)に示すように掻き寄せ腕17を下降した状態で
図面上右方向に移動すると、掻き寄せ腕17の爪により
パック商品2が図面上右方向に移動し、パック商品2が
分離アーム12の底板18上に移動する。掻き寄せ腕1
7が初期位置に戻ると、再度回転モータ9aを駆動して
ストッパー9を元の位置に戻す。図6(d)において
は、パック商品2が掻き寄せ腕17と底板18とにより
分離アーム12内に固定保持されている。
【0037】つぎに、回転駆動手段130を駆動し、図
6(e)に示すように回転軸16を基点として分離アー
ム12を図面上右方向に回転する。この時、分離アーム
12が衝撃バー13aに当接し、遠心力及び衝撃力によ
りパック商品2の内容物が包装材の切断部から落下し、
図1に示す食品受容器14内に入る。
【0038】衝撃バー13aが受ける衝撃を衝撃検出部
(図3)により検出すると、図6(f)に示すように、
回転駆動手段130が図面上左方向に回転し、分離アー
ム12が衝撃バー13bに当接する。
【0039】なお、図1に示す食品受容器14には重量
検出器(図3)が設けて有り、衝撃検出部により衝撃バ
ー13aの衝撃を検出しても重量変化が無い場合には、
再度分離アーム12を右方向に回転し衝撃バー13aに
当接する。食品受容器14の重量変化を検出するまでは
内容物が落下していないと判断し、図6(e)と図6
(f)の動作を繰り返して衝撃バー13bと衝撃バー1
3aによる分離アーム12への衝撃を行なう。
【0040】食品受容器14の重量変化を検出すると、
図6(f)に示すように分離アーム12を戻した後、図
6(g)に示すように底板18を開放すると、パック商
品2の包装材であるトレーは図1に示すトレー受容器1
5内に落下する。
【0041】その後、図6(h)に示すように、底板1
8を閉じ分離アーム12は初期位置であり初期形状とな
る。
【0042】以上述べたように、分離アーム12を用い
た分離機構部1Cを動作して図1に示す1Dの食品受容
器14、トレー受容器15に分別収集した食品とトレー
及び包装材は、各受容器ごと装置外部に出し分別廃棄を
することができる。
【0043】なお、分離アーム12と衝撃バー13a、
13bとの当接による衝撃力は、回転軸16の回転速度
に比例するため、衝撃バー13bへの当接時には回転速
度を早くして内容物を落下させやすくしてもよい。ま
た、内容物の種類によって回転速度を変更することも可
能である。
【0044】なお、以下のような構成にすることによ
り、衝撃バー13bへの当接時に内容物を落下させやす
くすることもできる。
【0045】例えば、切断部の上流側のコンベア3に側
壁と、この側壁にパック商品2を押し付ける押付機構を
設け、また、整列レバー7のパック食品2と接触する面
にコンベア3に対して垂直方向と幅方向に渡るレールを
設け、切断刃移動機構によりレールに沿って移動可能な
切断刃を設ける。切断刃移動機構と切断刃は整列レバー
7の移動と共にコンベア3の搬送方向に移動する。
【0046】コンベア3による搬送中に一度側壁に沿っ
てパック食品2の搬送姿勢を整えた後でカッター4によ
り包装材を切断する。その後、整列レバー7によりパッ
ク食品2がストッパ9に接触すると、整列レバー7の下
流側に設けてあり整列レバー7と共に移動した切断刃
は、切断刃移動機構によりまず整列レバー7に設けた垂
直方向のレールに沿って移動、つまりパック食品2に向
かって下降し接触する。下降の際に過度な接触圧が生じ
た場合には切断刃移動機構は切断刃の下降を停止する。
【0047】その後、切断刃移動機構により整列レバー
7に設けた幅方向のレールに沿って切断刃が移動する。
レバー保持部8側から切断刃が移動することによりパッ
ク食品2の包装材をコンベア3の幅方向に切断する。
【0048】切断刃がレバー保持部8側から移動して整
列板10に接触すると、切断刃移動機構は接触圧を検出
して移動を停止する。
【0049】時間短縮のために図4(d)に示すような
整列レバー7の移動の間に切断刃を幅方向のレールに沿
ってレバー保持部8側に戻し、次いで垂直方向のレール
に沿って切断刃を移動してもよいが、整列板10に接触
した切断刃をコンベア3に対してそのままの高さを維持
したままレバー保持部8側に戻して、より確実にパック
食品2の包装材を切断し、その後整列レバー7の移動の
間に垂直方向のレールに沿って移動し当初の位置に戻し
てもよい。
【0050】次に、分離アームに代わる分離機構部の他
の実施形態を、図7及び図8を用いて説明する。
【0051】図7は本発明の他の実施形態になる分離機
構部の側面図、図8は図7におけるB−B線断面図であ
る。
【0052】図7に示すように、ケーシング20には軸
受21により回転軸22を中心軸とする搬送スクリュー
23が位置している。搬送スクリュー23にはスクリュ
ー面に垂直に撹拌翼24が円周上に取り付けてあり、ま
た搬送スクリュー23の外周にはドラム状の円筒篩25
が設けてある。回転軸22はプーリ26と伝動ベルト2
7を介し駆動モータ28に連結しており、駆動モータ2
8を回転させることにより、搬送スクリュー23と円筒
篩25が回転する。
【0053】なお、円筒篩25の側面上方には、パック
食品2の投入口34が位置している。
【0054】また、円筒篩25の下部には、モータ29
で駆動されるベルトコンベア30が内容物排出口31の
出口に向かって配置してあり、回収ダクト32により集
められた内容物33を分離機構部外に搬出する。更に、
円筒篩25の投入口34とは異なる側面の下方には、ト
レー及び包装材を排出するトレー排出口35が設けてあ
る。
【0055】次に図7乃至図8に示す分離機構部の動作
について説明する。図1乃至図2に示す分別装置1の切
断部を通過したパック食品2を投入口34から投入する
と、円筒篩25内に落下する。このとき円筒篩25は搬
送スクリュー23とともに回転軸22、プーリ26、伝
動ベルト27を介し、駆動モータ28により回転してい
る。回転方向は投入口34に向かって時計方向に回転
し、円筒篩25内部に投入されたパック食品2を回転撹
拌しながら包材排出口28に向かって搬送するようにな
っている。
【0056】図8に示すように、円筒篩25の底部に落
下したパック食品2は、搬送スクリュー23に取り付け
られた撹拌翼24にすくい上げられ上部に移動するが、
撹拌翼24がある程度下方に向いた時点で、パック食品
2は自重により再び落下する。この繰返しでパック食品
2は上昇と落下を繰り返しながら搬送スクリュー23に
よりトレー排出口35に向かって送られる。
【0057】切断部にて既に包装材を切断したパック食
品2は、撹拌される振動により内容物33が包装材外に
排出され、トレー排出口35に達する前にトレー及び包
装材36と内容物33に分別される。
【0058】分別された内容物33は円筒篩25の網目
から落下し、回収ダクト32により回収され、ベルトコ
ンベア30上に集まる。モータ29によりベルトコンベ
ア30を駆動すると、ベルトコンベア30上に載せられ
た内容物33が内容物排出口31から分離機構部の外部
へ搬送される。排出された内容物33はこれ以降他の処
理装置(例えば生ごみ処理装置)に送り処理が行われ
る。
【0059】内容物が分別されたトレー及び包装材36
はトレー排出口35から排出され、モータ37で駆動さ
れるコンベア38上に回収され、後工程(例えば粉砕
機)へ搬送される。
【0060】なお、既に切断部にて包装材を切断済みで
はあるが、撹拌翼24に鋭角刃を複数取り付けておくこ
とにより、パック食品2を撹拌する間に、鋭角刃により
パック食品2の包装材に傷を付けて内容物33を落下さ
せやすくしてもよい。
【0061】次に、分離機構部の更に他の実施形態を図
9を用いて説明する。
【0062】図9は本実施形態になる分離機構部の側面
図である。図9に示すように、分離機構部には切断部に
て包装材を切断したパック食品2の投入口40が設けて
あり、搬送コンベア41により投入口40からパック食
品2を投入する。搬送コンベア41の駆動はモータ42
により行なう。搬送コンベア41の延長上には振動篩4
3が加振ステー44により支持されている。
【0063】振動篩43はゆるやかにトレー排出口50
に向かって下方向に傾斜しており、パック食品2は振動
篩43の上で振動により横転、反転しながら、ゆっくり
とトレー排出口50へ向かって進む。この過程でパック
食品2の内容物49が包装材の切れ目から回収ダクト4
8に落下する。
【0064】振動篩43の下部には、モータ45で駆動
されるベルトコンベア46が内容物排出口47に向かっ
て配置され、回収ダクト48により集められた内容物4
9はベルトコンベア46により分離機構部外に搬送さ
れ、次工程に送られる。
【0065】一方、パック食品2のトレー及び包装材5
1は、トレー排出口50から分離機構部外に排出され、
モータ52により駆動されるベルトコンベア53によっ
て次工程に搬送される。
【0066】以上述べたように、上記各実施形態によれ
ば、トレーと包装材からなるパック食品を、内容物の物
理的性状に影響を与えることなく内容物とトレー及び包
装材とに分別することができる分別装置を提供すること
ができる。
【0067】なお、分別対象であるパック食品の内容物
の大きさや重量に応じて、上記各実施形態において述べ
た分離機構部を適宜選択しても良く、複数組み合わせて
適切な分離を行なってもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、内容物をペースト状に
することなく内容物とトレー及び包装材とを分離するこ
とができ、分別後の内容物を生ごみ処理装置等のリサイ
クルシステムへ組み込み可能な分別装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる分別装置の一実施形態を示す概略
横断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1に示す分別装置の制御装置の概略図であ
る。
【図4】図1に示す分別装置の整列機構部の動作を示す
概略図である。
【図5】図1に示す分別装置の整列機構部の動作を示す
概略図である。
【図6】図1に示す分別装置の分離機構部の動作を示す
概略図である。
【図7】図1に示す分別装置における分離機構部の他の
実施形態を示す図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】図1に示す分別装置における分離機構部の更に
他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1…分別装置 2…パック食品 3…コンベア
4…整列板 5…カッター保持部材 6…整列台 7…整列レ
バー 8…レバー保持部 9…ストッパー 10…整列板 11…スプリング 12…分離アーム 13a、13b…衝撃バー 14…食品受容器 15…トレー受容器 16…回転軸 17…掻き寄せ腕 17c…上
下軸 18…底板 18a…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 章斤 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 テクノエンジニアリング株式会社土浦事業 所内 (72)発明者 川野辺 利徳 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 テクノエンジニアリング株式会社土浦事業 所内 (72)発明者 浅川 好文 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 テクノエンジニアリング株式会社土浦事業 所内 Fターム(参考) 3E058 AA01 AA06 BA20 CA01 DA01 EA07 FA05 GA02 4D021 AA03 AA15 AB02 AB20 CA07 CA11 CB02 CB11 DA01 DA11 DA13 DB20 DC03 DC10 EA10 EB01 LA08 LA10 MA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物をトレーに載せ包装材により包装し
    た被処理物を、内容物とトレー及び包装材とに分離する
    分別装置において、 被処理物を搬送する搬送部と、 該搬送部の上方に切断刃を設け、該搬送部による搬送に
    よって該切断刃が被処理物上部に接触して包装材を切断
    する切断部を備え、 包装材を切断した被処理物を内包し衝撃付与手段または
    振動付与手段を備えた分離部を有することを特徴とする
    分別装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の分別装置において、 上記分離部に、切断部に隣接する整列台と、切断部から
    整列台上に被処理物を移動する整列レバーを有する整列
    レバー移動機構と、ばねを有する整列板から成る整列板
    移動機構から成る整列機構部を備え、 衝撃付与手段として、該整列機構部により整列した被処
    理物を開口部内に保持する分離アームと該分離アームを
    反転し衝撃バーへ当接する反転機構を備えたことを特徴
    とする分別装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の分別装置において、 上記分離部に、切断部による切断後の被処理物を内部に
    収納し水平方向に回転軸を有する円筒篩または、切断部
    による切断後の被処理物を上部に収納して垂直方向に振
    動軸を有する振動篩を備え、 振動付与手段として、円筒篩を回転する回転手段または
    振動篩に振動を与える加振手段を設けたことを特徴とす
    る分別装置。
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