[go: up one dir, main page]

JP2000321566A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000321566A
JP2000321566A JP11129504A JP12950499A JP2000321566A JP 2000321566 A JP2000321566 A JP 2000321566A JP 11129504 A JP11129504 A JP 11129504A JP 12950499 A JP12950499 A JP 12950499A JP 2000321566 A JP2000321566 A JP 2000321566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
display device
black matrix
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11129504A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingen Kinoshita
真言 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Microelectronics Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Microelectronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Microelectronics Co Ltd filed Critical Ricoh Microelectronics Co Ltd
Priority to JP11129504A priority Critical patent/JP2000321566A/ja
Publication of JP2000321566A publication Critical patent/JP2000321566A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルに対する光透過量を増加させるこ
とができる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 ブラックマトリクス109のバックライ
ト200側の面に、光反射層116を被覆し、バックラ
イト200からブラックマトリクス109に向けて照射
された光を、この光反射層116にあててバックライト
200側に反射させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯テレビ、電子
計算機、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、
等の電子機器に用いられる液晶表示装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液晶表示装置において
は、光照射装置としてのバックライトにより液晶パネル
の背面側から照射した光を、該液晶パネルの画像表示面
側に透過させて画像を表示するものや、光源から該液晶
パネル内に入射させた光を光反射層によって該画像表示
面側に反射させて画像を表示する反射型のものが知られ
ている。これらの液晶表示装置において、液晶パネルの
非画像領域に向けて照射された光の殆どは、透明基板上
の該非画素領域に形成された黒色のブラックマトリクス
や、該ブラックマトリクスよりも背面側に配設された非
透明部材などに吸収される。このブラックマトリクス
は、バックライトからの光、あるいは光反射層からの反
射光を吸収する他、液晶パネルの画像表示面側で外光を
吸収する。そして、外光を吸収することで、非画素領域
での外光反射によるコントラストの悪化を解消してい
る。
【0003】このような構成の液晶表示装置に鮮明な画
像を表示させるためには、バックライトからの光、ある
いは光反射層からの反射光を、画像表示面側に多量に透
過させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶パ
ネルには光透過率の著しく悪い液晶を封入しており、こ
のことが主原因となって、バックライトからの光や光反
射層からの反射光を、液晶パネルに対して全体の3〜4
[%]程度しか透過させることができない。
【0005】このため、液晶表示装置に鮮明な画像を表
示させるためには、バックライト、あるいは光反射層へ
光照射するための光源の出力を大きくする必要があり、
消費電力を増大させてしまうという問題があった。
【0006】薄型であるという最大の利点を有する液晶
表示装置は、電源としてバッテリーを用いる小型の携帯
型電子機器に採用されることが多く、このような消費電
力の増大化は、ランニングコストを増大させるばかりで
なく、該バッテリーの使用可能時間を大きく短縮してし
まうことになる。
【0007】本発明は、以上の問題に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、液晶パネルに対する
光透過量を増加させることができる液晶表示装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、所定の間隙を介して対向する一
対の透明基板と、該間隙にマトリクス状に配設された複
数の透明電極と、該間隙に封入された液晶と、少なくと
も一方の透明基板上の非画素領域に形成されたブラック
マトリクスとを有する液晶パネルと、該液晶パネルの画
像表示面とは反対側の背面側から光照射する光照射装置
とを備える液晶表示装置において、該光照射装置からの
光を光照射装置側に向けて反射させる光反射層を、該ブ
ラックマトリクスと対向する領域で、且つ、該ブラック
マトリクスよりも光照射装置側に設けたことを特徴とす
るものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の液晶表示装
置において、上記ブラックマトリクスにおける光照射装
置側の面に上記光反射層を被覆したことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項1又は2の液晶表示装置において、
光照射装置から液晶パネルの非画素領域に向けて照射さ
れた光は、ブラックマトリクスにあたる前に、光反射層
にあたって該光照射装置側に反射する。このようにして
反射した光のうち、一部は光照射装置や種々の部材にあ
たって再び光反射層側に反射する。そして、光反射層側
への反射と、光照射装置側への反射とを繰り返すうち
に、やがて、非画素領域であるブラックマトリクスとの
対向領域から外れ、液晶パネルの画素領域に進入して該
液晶パネルの画像表示面側に透過する。従って、光照射
装置から照射させた光のうち、従来ではブラックマトリ
クスに吸収させていたものの一部を、液晶パネルの画像
表示面側に透過させることができる。
【0011】請求項3の発明は、上記ブラックマトリク
スが、上記一対の透明基板のうち、上記画像表示面側の
透明基板上に形成された請求項1の液晶表示装置であっ
て、上記光反射層が、該ブラックマトリクスと対向する
領域で、且つ、上記光照射装置側の透明基板上に形成さ
れた他の非透明部材よりも該光照射装置側に形成されて
いることを特徴とするものである。
【0012】この液晶表示装置においては、光照射装置
から非画素領域に向けて照射させた光を、光照射装置側
の透明基板上に形成されている非透明部材にあてる前
に、光反射層にあてて反射させることができる。例え
ば、この液晶表示装置のように、ブラックマトリクスを
画像表示面側の透明基板上に形成している場合、通常、
光照射側の透明基板上の非画素領域に形成した走査信号
線、映像信号線、TFT(薄膜トランジスタ)等の非透
明部材を、このブラックマトリクスよりも光照射装置側
に位置させてしまう。このため、せっかくブラックマト
リクスに光反射層を被覆していても、光照射装置から非
画素領域に向けて照射させた光の一部を、該光反射層に
あてる前にこれらの非透明部材にあてて吸収させてしま
うおそれがある。そこで、この液晶表示装置において
は、この非透明部材よりも光照射装置側に光反射層を形
成し、光照射装置からの光をこの非透明部材にあてる前
に該光反射層にあてて反射させるようにしている。
【0013】請求項4の発明は、所定の間隙を介して対
向する透明基板及び絶縁性基板と、該間隙にマトリクス
状に配設された複数の透明電極と、該間隙に封入された
液晶と、少なくとも一方の基板上の非画素領域に形成さ
れたブラックマトリクスと、光源から該液晶に照射され
た光を該透明基板に向けて反射させる反射機構とを備え
る反射型の液晶表示装置において、該反射機構からの反
射光を該反射機構側に向けて反射させる光反射層を、該
ブラックマトリクスと対向する領域で、且つ、該ブラッ
クマトリクスよりも該反射機構側に設けたことを特徴と
するものである。
【0014】この液晶表示装置において、光源から液晶
に照射された後、反射機構により反射した反射光は、ブ
ラックマトリクスにあたる前に、光反射層にあたって該
反射機構に反射する。このようにして反射した光は、反
射機構にあたって再び光反射層側に反射する。そして、
光反射層側への反射と、反射機構側への反射とを繰り返
すうちに、やがて、非画素領域であるブラックマトリク
スとの対向領域から外れ、液晶パネルの画素領域に進入
して透明基板を透過する。従って、反射機構からの反射
光のうち、従来ではブラックマトリクスに吸収させてい
たものの一部を、画像表示面側に透過させることができ
る。
【0015】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の液晶表示装置において、上記光反射層の材料にアル
ミ又は誘電体多層膜を用いたことを特徴とするものであ
る。
【0016】この液晶表示装置においては、光照射装置
からの光、あるいは反射機構からの反射光を反射させる
ための光反射層の材料として、光反射率の高いアルミ又
は誘電体多層膜を用いる。そして、このような光反射層
を用いることにより、光反射層による光反射量を増加さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した液晶表示
装置の実施形態について説明する。まず、第1実施形態
の液晶表示装置について説明する。図1はこの液晶表示
装置を画像表示面側から見た平面図である。図示のよう
に、この液晶表示装置においては、透明電極としてのI
TO画素電極103とこれに対向するカラーフィルタ1
08との組み合わせがマトリクス状に複数配設されお
り、これら組み合わせとの対向領域が各画素領域に相当
している。緑(G)、青(B)又は赤(R)に着色され
たカラーフィルタ108は所定の色順序で配設され、各
画素領域の間には、ブラックマトリクス109が網目状
に配設されている。なお、各ITO画素電極103及び
カラーフィルタ108の図中左隅部分に突出するように
設けられたブラックマトリクス領域の直下には、後述の
TFT106(薄膜トランジスタ)が配設されている。
【0018】図2は図1のA−A’断面を示す断面図で
ある。図2において、100は液晶パネルを、200は
この液晶パネルの背面に対向配設された光照射装置とし
てのバックライトをそれぞれ示すものである。
【0019】液晶パネル100は、透明基板としてのT
FT基板101及びCF基板102を備えている。この
TFT基板101上には、光反射層116、ブラックマ
トリクス109、透明電極としてのITO(インジウム
酸化スズ)画素電極103、走査信号線104、図示し
ない映像信号線(図1の左右方向に延在するブラックマ
トリクスの直下にある。)、TFT106、下部配向膜
107、等が積層されている。また、CF基板102上
には、カラーフィルタ108、ITO対向電極110、
上部配向膜111、等が積層されている。これらTFT
基板101及びCF基板102の外側面には、それぞれ
偏光板112、113が貼り付けられている。更に、こ
れらTFT基板101とCF基板102との間、詳しく
は下部配向膜107と上部配向膜111との間、には球
状スペーサ114が介在しており、この球状スペーサ1
14により両者間に所定の間隙が保持され、この間隙に
は液晶115が封入されている。
【0020】ITO画素電極103は透明に構成され、
バックライト200からの照射光を図中下側から上側に
向けて透過させる。
【0021】TFT106は、各ITO画素電極103
に対する画素電圧のON/OFFを個別に制御するため
のものであり、ゲート電極a、非晶質シリコンなどから
なる半導体b、ソース/ドレイン電極対c、等から構成
されている。
【0022】ITO対向電極110は、全てのITO画
素電極103に対応する共通電極であり、ITO画素電
極103と同様に光透過性を有する。
【0023】下部配向膜107及び上部配向膜111
は、液晶分子の向きを揃えるためのものであり、表面に
ラッピング痕がつけられている。なお、近年、非ラッピ
ング製法による配向膜も提案されている。
【0024】TFT106の制御によりITO画素電極
103に画素電圧が印加されると、ITO画素電極10
3とITO対向電極110との間に電位差が生じて電界
が形成され、この電界の作用により、ITO画素電極1
03とITO対向電極110との間に位置する液晶11
5がその向きを変化させる。そして、液晶115の向き
が変わることにより、例えば偏光軸を互いに直交させる
ように配置された2枚の偏光板112、113間で光軸
が合い、バックライト200からカラーフィルタ108
を経由した赤、緑又は青の光が偏向板113を透過す
る。
【0025】バックライト200は、導光体方式で光を
発するもので、アクリル系あるいはポリカーボネイト系
の樹脂板からなる導光体201の表面に、光を拡散させ
るための微細な凹凸を有する拡散シート202が貼付さ
れ、導光体201の背面には、光を反射する鏡面を有す
る反射シート203が貼付され、導光体304の一方又
は両方の側面には、図示しない光源として、冷陰極管あ
るいはフラット蛍光管が配設されている。
【0026】TFT基板101上の非画素領域に積層さ
れるブラックマトリクス109のバックライト200側
の面には、バックライト200からの光をバックライト
200側に反射させる光反射層116が被覆されてい
る。
【0027】図3は従来の液晶表示装置における光透過
の状態を示す模式図であり、図4は本第1実施形態の液
晶表示装置における光透過の状態を示す模式図である。
なお、これらの図においては、便宜上、ITO画素電極
103、走査信号線104、TFT106、ITO対向
電極110、偏光板112、113、球状スペーサ11
4、導光体201、拡散シート202、反射シート20
3の図示を省略している。また、これらの図において
は、TFT106の設置により画素領域が狭くなってい
る部分(図1のA−A’断面部分)の光透過の状態を示
すものであり、TFT106の存在しない例えば図1の
B−B’断面部分では、これらの図に示されている状態
よりも画素領域が広くなる。
【0028】図3に示すように、従来の液晶表示装置に
おいては、バックライト200から液晶パネル100に
向けて照射された光のうち、画素領域に形成されたIT
O画素電極103に向けて照射された光は、液晶115
を透過した後に、カラーフィルタ108及びCF基板1
02を透過する。しかしながら、非画素領域、即ち、ブ
ラックマトリクス109に向けて照射された光は、ブラ
ックマトリクス109にあたって吸収されるので、液晶
115、カラーフィルタ108、CF基板102を透過
することはない。
【0029】一方、図4に示すように、本第1実施形態
の液晶表示装置においては、ブラックマトリクス109
のバックライト200側の面に、光反射層116が被覆
されており、ブラックマトリクス109に向けて照射さ
れた光がこの光反射層116にあたってバックライト2
00側に反射する。そして反射した光の一部がバックラ
イト200等にあたって再びブラックマトリクス側に反
射する。そして、ブラックマトリクス側への反射と、バ
ックライト側への反射とを繰り返すうちに、やがて、ブ
ラックマトリクスとの対向領域から外れ、ITO画素電
極、液晶115、CF基板102等を透過して画像表示
面側に至る。本液晶表示装置では、このようにして、バ
ックライト200から照射させた光のうち、従来ではブ
ラックマトリクス109に吸収させていたものの一部
を、液晶パネル100の画像表示面側に透過させること
ができる。
【0030】光反射層116には、光反射率の高いアル
ミ又は誘電体多層膜を用いることが望ましい。このよう
な材料を用いることにより、光反射層116のバックラ
イト200側への光反射量を増加させることができる。
【0031】誘電体多層膜としては、TiO層とSi
層とを交互に積層したものや、酸化チタン層と、フ
ッ化マグネシウム層と、ゲルマニウム層とからなる3層
膜のものなどが挙げられる。なお、必要に応じて誘電体
多層膜にバリア層を積層してもよい。
【0032】以上、本第1実施形態の液晶表示装置によ
れば、従来ではブラックマトリクス109に吸収させて
いた光の一部を、液晶パネル100の画像表示面側に透
過させることができるので、液晶パネル100の光透過
量を増加させることができる。
【0033】次に、他の実施形態として、本発明を適用
した第2実施形態の液晶表示装置ついて説明する。な
お、この液晶表示装置の基本的な構成については、上記
第1実施形態の液晶表示装置と同様であるので説明を省
略する。
【0034】図5はこの液晶表示装置の要部を示す断面
図である。この液晶表示装置では、ブラックマトリクス
109がCF基板102上に積層され、光反射層116
がブラックマトリクス109との対向領域で、且つ、T
FT106や走査信号線104等の非透明部材よりもバ
ックライト200側のTFT基板103上に積層されて
いる。図示のように、ブラックマトリクス109を画像
表示側の透明基板であるCF基板102上に積層する場
合においては、バックライト200側の透明基板である
TFT基板101上の非画素領域に積層した走査信号線
104やTFT106等の非透明部材を、このブラック
マトリクス109よりもバックライト側に位置させるこ
とになる。
【0035】図6は、このようにCF基板102上にブ
ラックマトリクス109が積層された液晶表示装置にお
いて、反射層116を該ブラックマトリクス109に積
層した場合における光透過の状態を示す模式図である。
図示のように、この場合には、バックライト200から
非画素領域に向けて照射させた光の一部を、光反射層1
16にあてる前に走査信号線104やTFT106等の
非透明部材にあてて吸収させてしまう。このため、せっ
かくブラックマトリクス109に光反射層116を被覆
していても、一部の光をこの光反射層116で反射させ
ることができずに、走査信号線104やTFT106等
に吸収させてしまうことになる。また、反射光に対し
て、光反射層116とバックライト200との間で光透
過率の悪い液晶115を経由させるので、該間で光量を
低減してしまうことになる。
【0036】そこで、本第2実施形態の液晶表示装置に
おいては、図7に示すように、光反射層116をTFT
基板101上に積層する走査信号線104やTFT10
6等の非透明部材よりもバックライト200側に積層し
ており、バックライト200から非画素領域に向けて照
射させた光を、これら非透明部材にあてる前に光反射層
116にあてて反射させることができる。また、液晶1
15を経由させることなく、光反射層116とバックラ
イト200との間で光反射させることができる。
【0037】以上、ブラックマトリクス109をCF基
板102に形成した本第2実施形態の液晶表示装置によ
れば、バックライト200からの光をTFT基板上の非
透明部材にあてる前に光反射層116にあてて反射さ
せ、且つ、液晶115を経由させることなく、光反射層
116とバックライト200との間で光反射させるの
で、上記非透明部材よりもCF基板102側に光反射層
116を形成する場合よりも、液晶パネル100の光透
過量を確実に増加させることができる。
【0038】なお、図8に示すように、TFT基板10
1とCF基板102との双方に、ブラックマトリクス1
09及び光反射層116を形成してもよい。この場合に
は、両ブラックマトリクス間で非画素領域に乱反射した
光の一部も透過させることができるようになるので、光
透過量を更に増加させることができる。
【0039】次に、他の実施形態として、本発明を適用
した第3実施形態の液晶表示装置ついて説明する。
【0040】図9はこの液晶表示装置の要部を示す断面
図である。この液晶表示装置はいわゆる反射型の液晶表
示装置であり、透明なTFT基板の代わりに、絶縁性基
板121が用いられている。この絶縁性基板121に
は、反射機構としての第1光反射層117が積層され、
更に、この第1光反射層117にTFT106や走査信
号線104などが積層されている。また、この液晶表示
装置においては、配向膜の代わりに絶縁膜119、12
0が用いられている。
【0041】図9において、図示しない自然光や光照射
装置等の光源から背面側の透明基板(TFT基板10
1)に照射された光は、反射機構としての第1光反射層
117にあたって反射し、CF基板102を透過して画
像が表示される。このような反射型の液晶表示装置にお
いても、第1光反射層117からの反射光の一部を、C
F基板102上に積層されたブラックマトリクス109
の裏面(図中下側面)に吸収させることになる。
【0042】そこで、本液晶表示装置においては、図示
のように、ブラックマトリクス109の裏面に第2光反
射層118を積層している。そして、従来ではブラック
マトリクス109の裏面に吸収させていた反射光を、こ
の第2光反射層118と第1光反射層117との間で反
復反射させて、最終的に画素領域を透過させるように構
成している。なお、図9においては、便宜上、ITO対
向電極の図示を省略している。
【0043】以上、本第3実施形態の液晶表示装置によ
れば、従来ではブラックマトリクス109の裏面に吸収
させていた反射光に対して、画素領域を透過させること
ができるので、液晶パネルの光透過量を増加させること
ができる。
【0044】なお、各実施形態において、背面側の透明
基板(TFT基板101又は絶縁性基板121)上にT
FTや各種信号線などの部材を積層した液晶表示装置に
ついて説明したが、表面側の透明基板(CF基板10
2)上にこれら部材を積層した液晶表示装置についても
本発明の適用が可能であることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】請求項1、2、3、4又は5の発明によ
れば、従来ではブラックマトリクスに吸収させていた光
の一部を、液晶パネルの画像表示面側に透過させること
ができるので、液晶パネルの光透過量を増加させること
ができるという優れた効果がある。
【0046】特に、請求項3の発明によれば、ブラック
マトリクスを画像表示面側の透明基板上に形成した液晶
表示装置において、光照射装置からの光を透明基板上の
非透明部材にあてる前に光反射層にあてて反射させるこ
とができるので、該光反射層をブラックマトリクスに被
覆する場合よりも、液晶パネルの光透過量を確実に増加
させることができるという優れた効果がある。
【0047】また特に、請求項5の発明によれば、光反
射層による光反射量を増加させることができるので、液
晶パネルの光透過量を更に増加させることができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の液晶表示装置を画像表示面側か
ら見た平面図。
【図2】図1のA−A’断面を示す断面図。
【図3】従来の液晶表示装置における光透過の状態を示
す模式図。
【図4】第1実施形態の液晶表示装置における光透過の
状態を示す模式図。
【図5】第2実施形態の液晶表示装置の要部を示す断面
図。
【図6】CF基板上にブラックマトリクスを積層し、且
つこのブラックマトリクスに光反射層を積層した場合に
おける光透過の状態を示す模式図。
【図7】第2実施形態の液晶表示装置における光透過の
状態を示す模式図。
【図8】第1及び第2実施形態の液晶表示装置の変形例
装置における要部を示す断面図。
【図9】第3実施形態の液晶表示装置の要部を示す断面
図。
【符号の説明】
100 液晶パネル 101 TFT基板 102 CF基板 103 ITO画素電極 104 走査信号線 106 TFT 107 下部配向膜 108 カラーフィルタ 109 ブラックマトリクス 110 ITO対向電極 111 上部配向膜 112、113 偏向板 114 球状スペーサ 115 液晶 116 光反射層 117 第1光反射層 118 第2光反射層 119、120 絶縁膜 121 絶縁性基板 200 バックライト 201 導光体 202 拡散シート 203 反射シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隙を介して対向する一対の透明基
    板と、該間隙にマトリクス状に配設された複数の透明電
    極と、該間隙に封入された液晶と、少なくとも一方の透
    明基板上の非画素領域に形成されたブラックマトリクス
    とを有する液晶パネルと、該液晶パネルの画像表示面と
    は反対側の背面側から光照射する光照射装置とを備える
    液晶表示装置において、該光照射装置からの光を光照射
    装置側に向けて反射させる光反射層を、該ブラックマト
    リクスと対向する領域で、且つ、該ブラックマトリクス
    よりも光照射装置側に設けたことを特徴とする液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1の液晶表示装置において、上記ブ
    ラックマトリクスにおける光照射装置側の面に上記光反
    射層を被覆したことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記ブラックマトリクスが、上記一対の透
    明基板のうち、上記画像表示面側の透明基板上に形成さ
    れた請求項1の液晶表示装置であって、上記光反射層
    が、該ブラックマトリクスと対向する領域で、且つ、上
    記光照射装置側の透明基板上に形成された他の非透明部
    材よりも該光照射装置側に形成されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
  4. 【請求項4】所定の間隙を介して対向する透明基板及び
    絶縁性基板と、該間隙にマトリクス状に配設された複数
    の透明電極と、該間隙に封入された液晶と、少なくとも
    一方の基板上の非画素領域に形成されたブラックマトリ
    クスと、光源から該液晶に照射された光を該透明基板に
    向けて反射させる反射機構とを備える反射型の液晶表示
    装置において、該反射機構からの反射光を該反射機構側
    に向けて反射させる光反射層を、該ブラックマトリクス
    と対向する領域で、且つ、該ブラックマトリクスよりも
    該反射機構側に設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の液晶表示装置に
    おいて、上記光反射層の材料にアルミ又は誘電体多層膜
    を用いたことを特徴とする液晶表示装置。
JP11129504A 1999-05-11 1999-05-11 液晶表示装置 Withdrawn JP2000321566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11129504A JP2000321566A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11129504A JP2000321566A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000321566A true JP2000321566A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15011132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11129504A Withdrawn JP2000321566A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000321566A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020056689A (ko) * 2000-12-29 2002-07-10 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 초고투과 컬러 필터구조
KR100662788B1 (ko) 2004-09-22 2007-01-02 엘지.필립스 엘시디 주식회사 고휘도 액정표시장치
JP2011039534A (ja) * 2005-02-23 2011-02-24 Pixtronix Inc ディスプレイを作動させるための方法および装置
CN102193242A (zh) * 2010-03-08 2011-09-21 卡西欧计算机株式会社 液晶显示装置
US9082353B2 (en) 2010-01-05 2015-07-14 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9087486B2 (en) 2005-02-23 2015-07-21 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9116344B2 (en) 2008-10-27 2015-08-25 Pixtronix, Inc. MEMS anchors
US9128277B2 (en) 2006-02-23 2015-09-08 Pixtronix, Inc. Mechanical light modulators with stressed beams
US9134552B2 (en) 2013-03-13 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Display apparatus with narrow gap electrostatic actuators
US9135868B2 (en) 2005-02-23 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Direct-view MEMS display devices and methods for generating images thereon
US9158106B2 (en) 2005-02-23 2015-10-13 Pixtronix, Inc. Display methods and apparatus
US9176318B2 (en) 2007-05-18 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Methods for manufacturing fluid-filled MEMS displays
US9177523B2 (en) 2005-02-23 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9229222B2 (en) 2005-02-23 2016-01-05 Pixtronix, Inc. Alignment methods in fluid-filled MEMS displays
US9261694B2 (en) 2005-02-23 2016-02-16 Pixtronix, Inc. Display apparatus and methods for manufacture thereof
US9336732B2 (en) 2005-02-23 2016-05-10 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9500853B2 (en) 2005-02-23 2016-11-22 Snaptrack, Inc. MEMS-based display apparatus
CN106200093A (zh) * 2016-07-06 2016-12-07 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示面板及其制作方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020056689A (ko) * 2000-12-29 2002-07-10 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 초고투과 컬러 필터구조
KR100662788B1 (ko) 2004-09-22 2007-01-02 엘지.필립스 엘시디 주식회사 고휘도 액정표시장치
US9229222B2 (en) 2005-02-23 2016-01-05 Pixtronix, Inc. Alignment methods in fluid-filled MEMS displays
JP2011039534A (ja) * 2005-02-23 2011-02-24 Pixtronix Inc ディスプレイを作動させるための方法および装置
US9500853B2 (en) 2005-02-23 2016-11-22 Snaptrack, Inc. MEMS-based display apparatus
US9336732B2 (en) 2005-02-23 2016-05-10 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9087486B2 (en) 2005-02-23 2015-07-21 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9274333B2 (en) 2005-02-23 2016-03-01 Pixtronix, Inc. Alignment methods in fluid-filled MEMS displays
US9261694B2 (en) 2005-02-23 2016-02-16 Pixtronix, Inc. Display apparatus and methods for manufacture thereof
US9177523B2 (en) 2005-02-23 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
US9135868B2 (en) 2005-02-23 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Direct-view MEMS display devices and methods for generating images thereon
US9158106B2 (en) 2005-02-23 2015-10-13 Pixtronix, Inc. Display methods and apparatus
US9128277B2 (en) 2006-02-23 2015-09-08 Pixtronix, Inc. Mechanical light modulators with stressed beams
US9176318B2 (en) 2007-05-18 2015-11-03 Pixtronix, Inc. Methods for manufacturing fluid-filled MEMS displays
US9182587B2 (en) 2008-10-27 2015-11-10 Pixtronix, Inc. Manufacturing structure and process for compliant mechanisms
US9116344B2 (en) 2008-10-27 2015-08-25 Pixtronix, Inc. MEMS anchors
US9082353B2 (en) 2010-01-05 2015-07-14 Pixtronix, Inc. Circuits for controlling display apparatus
CN102193242A (zh) * 2010-03-08 2011-09-21 卡西欧计算机株式会社 液晶显示装置
JP2011209690A (ja) * 2010-03-08 2011-10-20 Casio Computer Co Ltd 液晶表示装置
US9134552B2 (en) 2013-03-13 2015-09-15 Pixtronix, Inc. Display apparatus with narrow gap electrostatic actuators
CN106200093A (zh) * 2016-07-06 2016-12-07 武汉华星光电技术有限公司 液晶显示面板及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6850298B2 (en) Transflective liquid crystal display device with substrate having greater height in reflective region
JP2000321566A (ja) 液晶表示装置
JP2000305099A (ja) 液晶表示装置
KR20070006572A (ko) 액정 표시 장치
JP2003029295A (ja) 液晶表示装置
JP2011209690A (ja) 液晶表示装置
JPH11326953A (ja) 液晶表示装置およびその作製方法
TWI304497B (ja)
JP2009086127A (ja) 液晶装置及び電子機器
JP3726569B2 (ja) 半透過反射型及び反射型液晶装置並びにこれらを用いた電子機器
US11703729B2 (en) Display device
US6765639B2 (en) Circuit for liquid crystal display device and electronic equipment, controlling rotational direction of light reflected in boundary domain
JP3195221B2 (ja) 液晶表示装置
US20060001806A1 (en) Liquid crystal display device
JP3760656B2 (ja) 液晶装置及び電子機器
US7345720B2 (en) Liquid crystal display device with a plurality of diffusion reflectors
JP4258231B2 (ja) 電気光学装置、およびそれを用いた電子機器
JPH0743708A (ja) 反射型液晶表示装置
JP2001264755A (ja) 液晶装置及び電子機器
JP3799883B2 (ja) 半透過反射型及び反射型の液晶装置並びにこれらを用いた電子機器
JP2003075825A (ja) 液晶表示装置
KR101182299B1 (ko) 백라이트 유닛 및 그의 제조방법과 상기 백라이트 유닛을구비한 액정표시장치
JP2010128123A (ja) 液晶表示装置
KR20090041043A (ko) 반투과형 액정표시장치
TW200819886A (en) Liquid crystal display device

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801