JP2000320564A - 自在継手のヨークとその製造方法 - Google Patents
自在継手のヨークとその製造方法Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/26—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
- F16D3/38—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
- F16D3/382—Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another constructional details of other than the intermediate member
- F16D3/387—Fork construction; Mounting of fork on shaft; Adapting shaft for mounting of fork
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造作業が容易で低コストで得られ、しかも
自在継手の接続作業を容易に行なえる構造を実現する。 【解決手段】 十字軸の端部を接続する為の1対の結合
腕12、12と、シャフトの端部を接続する際に、ボル
トを挿通若しくは螺合させる、1対のフランジ部17と
の円周方向に亙る位相をずらせる。
自在継手の接続作業を容易に行なえる構造を実現する。 【解決手段】 十字軸の端部を接続する為の1対の結合
腕12、12と、シャフトの端部を接続する際に、ボル
トを挿通若しくは螺合させる、1対のフランジ部17と
の円周方向に亙る位相をずらせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
ステアリング装置に組み込み、ハンドル軸の動きをステ
アリングギヤに伝達する為の自在継手を構成するヨーク
とその製造方法の改良に関する。
ステアリング装置に組み込み、ハンドル軸の動きをステ
アリングギヤに伝達する為の自在継手を構成するヨーク
とその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング装置は、例えば図
12に示す様に構成している。ステアリングホイール1
の動きは、ステアリングコラム2内に回転自在に設けた
ステアリングシャフト(図示省略)及び中間シャフト3
を介してステアリングギヤ4に伝達し、このステアリン
グギヤ4によって車輪を操舵する。上記ステアリングシ
ャフトとステアリングギヤ4の入力軸5とは、互いに同
一直線上に設ける事ができないのが通常である。この為
従来から、上記ステアリングシャフトと入力軸5の間に
中間シャフト3を設け、この中間シャフト3の両端部と
ステアリングシャフト及び入力軸5の端部とを、自在継
手6、6を介して結合する事により、同一直線上に存在
しないステアリングシャフトと入力軸5との間での、動
力伝達を行なえる様にしている。
12に示す様に構成している。ステアリングホイール1
の動きは、ステアリングコラム2内に回転自在に設けた
ステアリングシャフト(図示省略)及び中間シャフト3
を介してステアリングギヤ4に伝達し、このステアリン
グギヤ4によって車輪を操舵する。上記ステアリングシ
ャフトとステアリングギヤ4の入力軸5とは、互いに同
一直線上に設ける事ができないのが通常である。この為
従来から、上記ステアリングシャフトと入力軸5の間に
中間シャフト3を設け、この中間シャフト3の両端部と
ステアリングシャフト及び入力軸5の端部とを、自在継
手6、6を介して結合する事により、同一直線上に存在
しないステアリングシャフトと入力軸5との間での、動
力伝達を行なえる様にしている。
【0003】この様な動力伝達機構等に組み込む自在継
手6は従来から、図13に示す様に、それぞれ二股状に
形成された第一、第二のヨーク7、8と、これら両ヨー
ク7、8同士を変位自在に結合する為の十字軸9とから
構成している。この様な自在継手のヨークとして従来か
ら、例えば特公平7−88859号公報、特許第253
4772号公報、実用新案登録第2508575号公報
に記載されている様に、鋼板にプレス加工を施す事によ
り造るものが、低コストで造れる事から、広く使用され
ている。このうちの特公平7−88859号公報及び実
用新案登録第2508575号公報に記載されたヨーク
は、ヨーク全体を1枚の金属板により構成している。こ
れに対して、特許第2534772号公報に記載された
ヨークは、十字軸を支持すべき1対の結合腕を有する先
端部と、シャフトの端部を結合すべき基部とを別々に造
り、後から溶接により結合している。
手6は従来から、図13に示す様に、それぞれ二股状に
形成された第一、第二のヨーク7、8と、これら両ヨー
ク7、8同士を変位自在に結合する為の十字軸9とから
構成している。この様な自在継手のヨークとして従来か
ら、例えば特公平7−88859号公報、特許第253
4772号公報、実用新案登録第2508575号公報
に記載されている様に、鋼板にプレス加工を施す事によ
り造るものが、低コストで造れる事から、広く使用され
ている。このうちの特公平7−88859号公報及び実
用新案登録第2508575号公報に記載されたヨーク
は、ヨーク全体を1枚の金属板により構成している。こ
れに対して、特許第2534772号公報に記載された
ヨークは、十字軸を支持すべき1対の結合腕を有する先
端部と、シャフトの端部を結合すべき基部とを別々に造
り、後から溶接により結合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公平7−88859
号公報及び実用新案登録第2508575号公報に記載
されている様に、1枚の金属板をプレス加工する事によ
り造ったヨークの場合、十字軸を支承する為の1対の結
合腕と、ヨークをシャフトの端部等に固定する為のボル
トにより緊締される1対のフランジ部との円周方向に関
する位相が一致していた。この為、使用条件によって
は、このフランジ部に設けた通孔にボルトを挿通する作
業が面倒になる等の問題がある。特許第2534772
号公報に記載されたヨークの場合には、1対の結合腕と
1対のフランジ部との円周方向に亙る位相を自由に調節
できる為、この様な問題がない代わりに、別々に造った
先端部と基部とを溶接により固定する為、製造作業が面
倒でコストが嵩む。本発明の自在継手のヨークとその製
造方法は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
号公報及び実用新案登録第2508575号公報に記載
されている様に、1枚の金属板をプレス加工する事によ
り造ったヨークの場合、十字軸を支承する為の1対の結
合腕と、ヨークをシャフトの端部等に固定する為のボル
トにより緊締される1対のフランジ部との円周方向に関
する位相が一致していた。この為、使用条件によって
は、このフランジ部に設けた通孔にボルトを挿通する作
業が面倒になる等の問題がある。特許第2534772
号公報に記載されたヨークの場合には、1対の結合腕と
1対のフランジ部との円周方向に亙る位相を自由に調節
できる為、この様な問題がない代わりに、別々に造った
先端部と基部とを溶接により固定する為、製造作業が面
倒でコストが嵩む。本発明の自在継手のヨークとその製
造方法は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自在継手のヨー
クとその製造方法のうち、請求項1に記載した自在継手
のヨークは、前述した各公報に記載される等により従来
から知られている自在継手のヨークと同様に、金属板を
プレス成形する事で造られ、基端寄り部分に切り割を、
先端寄り部分に突き合わせ部を、内周面にセレーション
溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部と、この結合筒
部の基端部に、上記切り割を挟んで上記結合筒部と一体
に設けられた1対のフランジ部と、一方のフランジ部に
フランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔と、こ
の螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフラン
ジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通孔と、上記結
合筒部の先端縁の直径方向反対位置から連続して形成さ
れた1対の結合腕と、各結合腕の先端部にそれぞれ形成
された、互いに同心の円孔とから成る。特に、本発明の
自在継手のヨークに於いては、上記1対の結合腕の中間
に位置し、当該仮想平面に関してこれら1対の結合腕が
対称に存在する状態となる仮想平面を考えた場合に、上
記切り割の中心がこの仮想平面に対して円周方向にずれ
た位置に存在する。
クとその製造方法のうち、請求項1に記載した自在継手
のヨークは、前述した各公報に記載される等により従来
から知られている自在継手のヨークと同様に、金属板を
プレス成形する事で造られ、基端寄り部分に切り割を、
先端寄り部分に突き合わせ部を、内周面にセレーション
溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部と、この結合筒
部の基端部に、上記切り割を挟んで上記結合筒部と一体
に設けられた1対のフランジ部と、一方のフランジ部に
フランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔と、こ
の螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフラン
ジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通孔と、上記結
合筒部の先端縁の直径方向反対位置から連続して形成さ
れた1対の結合腕と、各結合腕の先端部にそれぞれ形成
された、互いに同心の円孔とから成る。特に、本発明の
自在継手のヨークに於いては、上記1対の結合腕の中間
に位置し、当該仮想平面に関してこれら1対の結合腕が
対称に存在する状態となる仮想平面を考えた場合に、上
記切り割の中心がこの仮想平面に対して円周方向にずれ
た位置に存在する。
【0006】又、請求項2に記載した自在継手のヨーク
の製造方法は、先ず、素材となる金属板を打ち抜き加工
する事により、結合筒部の基端寄り部分及び1対のフラ
ンジ部を構成する為の基端側板部の中心と、この結合筒
部の先端寄り部分及び1対の結合腕を構成する為の先端
側板部の中心とをずらせた中間素材を造る。そして、こ
の中間素材に曲げ加工を施して、上記基端側板部により
上記結合筒部の基端寄り部分及び1対のフランジ部を、
上記先端側板部により上記結合筒部の基端寄り部分及び
1対のフランジ部を、それぞれ構成する。
の製造方法は、先ず、素材となる金属板を打ち抜き加工
する事により、結合筒部の基端寄り部分及び1対のフラ
ンジ部を構成する為の基端側板部の中心と、この結合筒
部の先端寄り部分及び1対の結合腕を構成する為の先端
側板部の中心とをずらせた中間素材を造る。そして、こ
の中間素材に曲げ加工を施して、上記基端側板部により
上記結合筒部の基端寄り部分及び1対のフランジ部を、
上記先端側板部により上記結合筒部の基端寄り部分及び
1対のフランジ部を、それぞれ構成する。
【0007】
【作用】上述の様に構成する本発明の自在継手のヨーク
とその製造方法の場合には、1枚の金属板により一体に
構成する構造であって、しかも1対の結合腕と1対のフ
ランジ部との円周方向に関する位相を変える事により、
フランジ部に設けた通孔にボルトを挿通する作業を容易
に行なえる構造を実現できる。
とその製造方法の場合には、1枚の金属板により一体に
構成する構造であって、しかも1対の結合腕と1対のフ
ランジ部との円周方向に関する位相を変える事により、
フランジ部に設けた通孔にボルトを挿通する作業を容易
に行なえる構造を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜11は、本発明の実施の形
態の1例を示している。先ず、図1〜4により、本発明
のヨーク10の構造に就いて説明する。尚、図示の例
は、それぞれ1対ずつ設けたフランジ部16、17と結
合腕12、12との円周方向に亙る位相を、前述の特公
平7−88859号公報及び実用新案登録第25085
75号公報に記載されている構造に対して90度ずらせ
た場合に就いて示している。即ち、本例の構造の場合に
は、上記1対の結合腕12、12の中間に位置し、当該
仮想平面に関してこれら1対の結合腕12、12が対称
に存在する状態となる仮想平面(図3で紙面に対し直角
で左右方向に存在する平面)を、上記1対のフランジ部
16、17の中間に位置し、当該仮想平面に関してこれ
ら1対のフランジ部16、17が対称に存在する状態と
なる第二の仮想平面(図3で紙面に対し直角で上下方向
に存在する面)を、それぞれ考えた場合に、これら両仮
想平面同士が互いに直交する構造を有する。
態の1例を示している。先ず、図1〜4により、本発明
のヨーク10の構造に就いて説明する。尚、図示の例
は、それぞれ1対ずつ設けたフランジ部16、17と結
合腕12、12との円周方向に亙る位相を、前述の特公
平7−88859号公報及び実用新案登録第25085
75号公報に記載されている構造に対して90度ずらせ
た場合に就いて示している。即ち、本例の構造の場合に
は、上記1対の結合腕12、12の中間に位置し、当該
仮想平面に関してこれら1対の結合腕12、12が対称
に存在する状態となる仮想平面(図3で紙面に対し直角
で左右方向に存在する平面)を、上記1対のフランジ部
16、17の中間に位置し、当該仮想平面に関してこれ
ら1対のフランジ部16、17が対称に存在する状態と
なる第二の仮想平面(図3で紙面に対し直角で上下方向
に存在する面)を、それぞれ考えた場合に、これら両仮
想平面同士が互いに直交する構造を有する。
【0009】上記ヨーク10は、炭素鋼板等、十分な剛
性を有する金属板をプレス成形する事で造られており、
円管状の結合筒部11の先端部(図1〜2の右端部)
に、1対の結合腕12、12を一体に設けている。この
うちの結合筒部11は、基端寄り部分(図1〜2の左寄
り部分)に切り割13を形成し、この部分の内径を、弾
性的に縮められる様にしている。又、上記結合筒部11
の先端寄り部分(図1〜2の右寄り部分)には切り割を
形成せず、円管状に丸めた金属板の端縁同士を互いに突
き合わせた突き合わせ部14を形成しており、上記結合
筒部11の内周面にはセレーション溝15を設けてい
る。
性を有する金属板をプレス成形する事で造られており、
円管状の結合筒部11の先端部(図1〜2の右端部)
に、1対の結合腕12、12を一体に設けている。この
うちの結合筒部11は、基端寄り部分(図1〜2の左寄
り部分)に切り割13を形成し、この部分の内径を、弾
性的に縮められる様にしている。又、上記結合筒部11
の先端寄り部分(図1〜2の右寄り部分)には切り割を
形成せず、円管状に丸めた金属板の端縁同士を互いに突
き合わせた突き合わせ部14を形成しており、上記結合
筒部11の内周面にはセレーション溝15を設けてい
る。
【0010】更に、上記結合筒部11の基端部には、上
記切り割13を挟んで、1対のフランジ部16、17
を、この結合筒部11と一体に設けている。これら各フ
ランジ部16、17は、この結合筒部11を構成する金
属板の一部を180度折り返す事により、厚肉に形成し
ている。そして、このうちの一方(図3の左方)のフラ
ンジ部16にねじ孔18を、他方(図3の右方)のフラ
ンジ部17に通孔19を、それぞれのフランジ面に対し
て直角方向に設けている。これらねじ孔18と通孔19
とは、互いに同心に形成すると共に、通孔19の内径を
ねじ孔18の内径よりも十分に大きくして(但し、次述
するボルトの頭部よりは小径として)、上記通孔19を
挿通したボルトの先端部を、上記ねじ孔18に螺合させ
られる様にしている。
記切り割13を挟んで、1対のフランジ部16、17
を、この結合筒部11と一体に設けている。これら各フ
ランジ部16、17は、この結合筒部11を構成する金
属板の一部を180度折り返す事により、厚肉に形成し
ている。そして、このうちの一方(図3の左方)のフラ
ンジ部16にねじ孔18を、他方(図3の右方)のフラ
ンジ部17に通孔19を、それぞれのフランジ面に対し
て直角方向に設けている。これらねじ孔18と通孔19
とは、互いに同心に形成すると共に、通孔19の内径を
ねじ孔18の内径よりも十分に大きくして(但し、次述
するボルトの頭部よりは小径として)、上記通孔19を
挿通したボルトの先端部を、上記ねじ孔18に螺合させ
られる様にしている。
【0011】一方、上述の様に構成される結合筒部11
の先端縁で、直径方向反対位置には、1対の結合腕1
2、12を形成し、各結合腕12、12の先端部に、互
いに同心の円孔20、20を、それぞれ形成している。
自在継手を構成した状態で、これら各円孔20、20に
は、十字軸の端部を揺動自在に支持するシェル型ニード
ル軸受を構成する外輪(シエル)を内嵌固定する。
の先端縁で、直径方向反対位置には、1対の結合腕1
2、12を形成し、各結合腕12、12の先端部に、互
いに同心の円孔20、20を、それぞれ形成している。
自在継手を構成した状態で、これら各円孔20、20に
は、十字軸の端部を揺動自在に支持するシェル型ニード
ル軸受を構成する外輪(シエル)を内嵌固定する。
【0012】特に、本発明のヨーク10の場合には、前
述した様に、それぞれ1対ずつ設けたフランジ部16、
17と結合腕12、12との円周方向に亙る位相を、9
0度ずらせている。即ち、図示の例の場合には、上記1
対の結合腕12、12の中間に位置し、当該仮想平面に
関してこれら1対の結合腕12、12が対称に存在する
状態となる仮想平面が、図1の紙面に対し直角方向に、
図2の紙面方向に、それぞれ存在する。これに対して、
上記1対のフランジ部16、17の中間に位置し、当該
仮想平面に関してこれら1対のフランジ部16、17が
対称に存在する状態となる第二の仮想平面が、図1の紙
面方向に、図2の紙面に対し直角方向に、それぞれ存在
する。従って、これら両仮想平面同士が互いに直交す
る。
述した様に、それぞれ1対ずつ設けたフランジ部16、
17と結合腕12、12との円周方向に亙る位相を、9
0度ずらせている。即ち、図示の例の場合には、上記1
対の結合腕12、12の中間に位置し、当該仮想平面に
関してこれら1対の結合腕12、12が対称に存在する
状態となる仮想平面が、図1の紙面に対し直角方向に、
図2の紙面方向に、それぞれ存在する。これに対して、
上記1対のフランジ部16、17の中間に位置し、当該
仮想平面に関してこれら1対のフランジ部16、17が
対称に存在する状態となる第二の仮想平面が、図1の紙
面方向に、図2の紙面に対し直角方向に、それぞれ存在
する。従って、これら両仮想平面同士が互いに直交す
る。
【0013】上述の様に構成する本発明のヨーク10を
自在継手に組み付け、更にこのヨーク10に中間シャフ
ト3(図12)等の端部を結合する場合、この連結ロッ
ド3等の端部に形成したセレーション部を前記結合筒部
11の内側に挿入した後、図示しないボルトを上記フラ
ンジ部17に形成した通孔19に、図3の右方から挿通
して、上記フランジ部16に形成したねじ孔18に螺合
し、更に緊締する。この結果、上記ヨーク10と上記中
間シャフト3等の端部とが、しっかりと結合される。
自在継手に組み付け、更にこのヨーク10に中間シャフ
ト3(図12)等の端部を結合する場合、この連結ロッ
ド3等の端部に形成したセレーション部を前記結合筒部
11の内側に挿入した後、図示しないボルトを上記フラ
ンジ部17に形成した通孔19に、図3の右方から挿通
して、上記フランジ部16に形成したねじ孔18に螺合
し、更に緊締する。この結果、上記ヨーク10と上記中
間シャフト3等の端部とが、しっかりと結合される。
【0014】この状態で、上記ヨーク10を介してトル
ク伝達が行なわれるが、このヨーク10は、上記結合筒
部11の先端寄り部分に突き合わせ部14を設け、この
突き合わせ部14により、1対の結合腕12、12に加
わる、捩り方向の力を支える様にしている。この為、捩
り方向の力に対する剛性を向上させる事ができ、自在継
手を組み込んだステアリング装置等の剛性感を向上させ
る事ができる。尚、突き合わせ部14は、必要に応じて
溶接すれば、剛性をより向上させる事が可能である。
ク伝達が行なわれるが、このヨーク10は、上記結合筒
部11の先端寄り部分に突き合わせ部14を設け、この
突き合わせ部14により、1対の結合腕12、12に加
わる、捩り方向の力を支える様にしている。この為、捩
り方向の力に対する剛性を向上させる事ができ、自在継
手を組み込んだステアリング装置等の剛性感を向上させ
る事ができる。尚、突き合わせ部14は、必要に応じて
溶接すれば、剛性をより向上させる事が可能である。
【0015】特に、本発明のヨーク10の場合には、1
枚の金属板により一体に構成する構造であって、しかも
上記1対の結合腕12、12と上記1対のフランジ部1
6、17との円周方向に関する位相を(図示の例では9
0度)変えている。この為、前述の特公平7−8885
9号公報及び実用新案登録第2508575号公報に記
載されている様に、1対の結合腕と1対のフランジ部と
の円周方向に関する位相が一致している構造で、このフ
ランジ部に設けた通孔にボルトを挿通する作業が面倒に
なる様な使用条件下でも、上記フランジ部17に設けた
通孔19にボルトを挿通する作業を容易に行なえる。
又、上記1対の結合腕12、12と上記1対のフランジ
部16、17との円周方向に関する位相のずれの大きさ
は、90度に限らず、0度を越えて90度以下の範囲で
自由に調節できる。尚、90度を越えて180度未満の
範囲は、ねじ孔18と通孔19との形成位置を逆にすれ
ば、0度を越えて90度以下の場合と同様になる為、材
料の歩溜りと製造作業の能率化とを考えた場合に意味が
ない。
枚の金属板により一体に構成する構造であって、しかも
上記1対の結合腕12、12と上記1対のフランジ部1
6、17との円周方向に関する位相を(図示の例では9
0度)変えている。この為、前述の特公平7−8885
9号公報及び実用新案登録第2508575号公報に記
載されている様に、1対の結合腕と1対のフランジ部と
の円周方向に関する位相が一致している構造で、このフ
ランジ部に設けた通孔にボルトを挿通する作業が面倒に
なる様な使用条件下でも、上記フランジ部17に設けた
通孔19にボルトを挿通する作業を容易に行なえる。
又、上記1対の結合腕12、12と上記1対のフランジ
部16、17との円周方向に関する位相のずれの大きさ
は、90度に限らず、0度を越えて90度以下の範囲で
自由に調節できる。尚、90度を越えて180度未満の
範囲は、ねじ孔18と通孔19との形成位置を逆にすれ
ば、0度を越えて90度以下の場合と同様になる為、材
料の歩溜りと製造作業の能率化とを考えた場合に意味が
ない。
【0016】次に、上述の様なヨーク10の製造方法に
就いて、図5〜11により説明する。尚、ヨーク10と
して完成した状態での各部の名称に対応する符号は、上
述した図1〜4或は後述する図11に記載したものを使
用する。先ず、素材となる炭素鋼板をプレスで打ち抜き
加工する事により、図5に示す様な第一中間素材21を
形成する。この第一中間素材21は、基端側板部22と
先端側板部23とから成る。このうちの基端側板部22
は、上記ヨーク10を構成する結合筒部11の基端寄り
部分及び1対のフランジ部16、17を構成する為の部
分である。又、上記先端側板部23は、上記結合筒部1
1の先端寄り部分及び1対の結合腕12、12を構成す
る為の部分である。
就いて、図5〜11により説明する。尚、ヨーク10と
して完成した状態での各部の名称に対応する符号は、上
述した図1〜4或は後述する図11に記載したものを使
用する。先ず、素材となる炭素鋼板をプレスで打ち抜き
加工する事により、図5に示す様な第一中間素材21を
形成する。この第一中間素材21は、基端側板部22と
先端側板部23とから成る。このうちの基端側板部22
は、上記ヨーク10を構成する結合筒部11の基端寄り
部分及び1対のフランジ部16、17を構成する為の部
分である。又、上記先端側板部23は、上記結合筒部1
1の先端寄り部分及び1対の結合腕12、12を構成す
る為の部分である。
【0017】上記1対のフランジ部16、17を形成す
る為に、上記基端側板部22の中間部の長さ方向両端寄
り部分の両側縁部の互いに整合する位置には、それぞれ
三角形状の切り欠き24a、24bを形成し、それぞれ
切り欠き24a、24bにより挟まれる部分を、幅が狭
いくびれ部25、25としている。又、これら各くびれ
部25、25よりも長さ方向両端に寄った部分は、同一
方向({図5(B)の下方}に少し折り曲げて、折り曲
げ端部26、26としている。
る為に、上記基端側板部22の中間部の長さ方向両端寄
り部分の両側縁部の互いに整合する位置には、それぞれ
三角形状の切り欠き24a、24bを形成し、それぞれ
切り欠き24a、24bにより挟まれる部分を、幅が狭
いくびれ部25、25としている。又、これら各くびれ
部25、25よりも長さ方向両端に寄った部分は、同一
方向({図5(B)の下方}に少し折り曲げて、折り曲
げ端部26、26としている。
【0018】又、上記先端側板部23は、上記結合筒部
11の先端寄り部分を構成する為の、長さ方向両端縁2
7、27同士を互いに平行にした連続板部28の端縁か
ら、前記1対の結合腕12、12を構成する為の1対の
舌状板部29、29を、兎の耳状に突出形成している。
11の先端寄り部分を構成する為の、長さ方向両端縁2
7、27同士を互いに平行にした連続板部28の端縁か
ら、前記1対の結合腕12、12を構成する為の1対の
舌状板部29、29を、兎の耳状に突出形成している。
【0019】特に、本発明の製造方法を実施する場合に
は、図5(A)に鎖線αで示した、上記基端側板部22
の中心と、同じく鎖線βで示した先端側板部23の中心
とを、これら各板部22、23の長さ方向に亙って、図
5(A)の△L分だけずらせている(両板部22、23
を互いにオフセットしている)。この様なオフセット量
△Lは、1対の結合腕12、12と上記1対のフランジ
部16、17との円周方向に関する位相のずれの大きさ
に対応して決定する。又、上記基端側板部22と上記先
端側板部23とは、連結板部30により、互いに連結し
ている。この連結板部30の長さ寸法L30は、上記連続
板部28の長さ寸法L28よりも小さく(L30<L28)し
ている。
は、図5(A)に鎖線αで示した、上記基端側板部22
の中心と、同じく鎖線βで示した先端側板部23の中心
とを、これら各板部22、23の長さ方向に亙って、図
5(A)の△L分だけずらせている(両板部22、23
を互いにオフセットしている)。この様なオフセット量
△Lは、1対の結合腕12、12と上記1対のフランジ
部16、17との円周方向に関する位相のずれの大きさ
に対応して決定する。又、上記基端側板部22と上記先
端側板部23とは、連結板部30により、互いに連結し
ている。この連結板部30の長さ寸法L30は、上記連続
板部28の長さ寸法L28よりも小さく(L30<L28)し
ている。
【0020】上述の様な第一中間素材21は、上記基端
側板部22の両端部を、それぞれ前記各くびれ部25、
25部分で、図6〜7に示す様な順で、上記第一中間素
材21の表裏方向に関して同方向に、密に(極く小さな
曲率半径で)180度折り返す事により、図8に示す様
な第二中間素材31とする。この第二中間素材31は、
上記基端側板部22の長さ方向両端部に、素材となる金
属板2枚分の厚さを有する折り返し部32a、32bを
形成したものである。尚、この様な第二中間素材31を
形成した状態で、上述の第一中間素材21の基端側板部
22の長さ方向両端部に形成した前記折り曲げ端部2
6、26は、直線状に延ばされて、上記各折り返し部3
2a、32bを構成する金属板の内周側面同士が、折り
返しの中心部を除いて互いに密接する。
側板部22の両端部を、それぞれ前記各くびれ部25、
25部分で、図6〜7に示す様な順で、上記第一中間素
材21の表裏方向に関して同方向に、密に(極く小さな
曲率半径で)180度折り返す事により、図8に示す様
な第二中間素材31とする。この第二中間素材31は、
上記基端側板部22の長さ方向両端部に、素材となる金
属板2枚分の厚さを有する折り返し部32a、32bを
形成したものである。尚、この様な第二中間素材31を
形成した状態で、上述の第一中間素材21の基端側板部
22の長さ方向両端部に形成した前記折り曲げ端部2
6、26は、直線状に延ばされて、上記各折り返し部3
2a、32bを構成する金属板の内周側面同士が、折り
返しの中心部を除いて互いに密接する。
【0021】続いて上述の様な第二中間素材31のうち
の舌状板部29、29をプレスにより断面円弧状に塑性
変形させて、図9に示す様な第三中間素材33とする。
この第三中間素材33には、円孔20、20が形成され
ていない以外は、完成品のヨーク10が備えているのと
同様の、結合腕12、12が設けられている。
の舌状板部29、29をプレスにより断面円弧状に塑性
変形させて、図9に示す様な第三中間素材33とする。
この第三中間素材33には、円孔20、20が形成され
ていない以外は、完成品のヨーク10が備えているのと
同様の、結合腕12、12が設けられている。
【0022】続いて、上述の様な第三中間素材33の基
端側板部22を、図10に示す工程を経て図11に示す
状態にまで、U字形に180度折り返す事により、図1
1に示す様な第四中間素材34とする。この工程では、
同時に上記連続板部28を円筒状に丸める成形を施し、
端縁27、27同士を互いに近づけ合って、突き合わせ
部14を構成する。上記第四中間素材34は、上記各結
合腕12、12の先端部に円孔20、20が、フランジ
部16、17にねじ孔18及び通孔19が、それぞれ形
成されていない以外は、完成品のヨーク10と同様の構
成を有する。そこで、この様な第四中間素材34を構成
する上記各結合腕12、12の先端部分に、ボール盤等
を使用した切削加工、或はプレスによる打ち抜き加工等
の穿孔加工を施す事により上記各円孔20、20を形成
する。又、上記各フランジ部16、17に、切削加工及
びタップ加工により、上記ねじ孔18及び通孔19を形
成する。そして、更に必要な座ぐり加工等に施して、前
述の図1〜4に示す様なヨーク10とする。尚、本発明
を実施する場合に、上記各フランジ部16、17を肉厚
にするのは、素材となる金属板を図示の様に互いに密に
重ね合わせる構造の他、前述の特許第2534722号
公報等に記載されている様に、肉寄せにより肉厚を確保
した、1枚構造の中のでも良い。
端側板部22を、図10に示す工程を経て図11に示す
状態にまで、U字形に180度折り返す事により、図1
1に示す様な第四中間素材34とする。この工程では、
同時に上記連続板部28を円筒状に丸める成形を施し、
端縁27、27同士を互いに近づけ合って、突き合わせ
部14を構成する。上記第四中間素材34は、上記各結
合腕12、12の先端部に円孔20、20が、フランジ
部16、17にねじ孔18及び通孔19が、それぞれ形
成されていない以外は、完成品のヨーク10と同様の構
成を有する。そこで、この様な第四中間素材34を構成
する上記各結合腕12、12の先端部分に、ボール盤等
を使用した切削加工、或はプレスによる打ち抜き加工等
の穿孔加工を施す事により上記各円孔20、20を形成
する。又、上記各フランジ部16、17に、切削加工及
びタップ加工により、上記ねじ孔18及び通孔19を形
成する。そして、更に必要な座ぐり加工等に施して、前
述の図1〜4に示す様なヨーク10とする。尚、本発明
を実施する場合に、上記各フランジ部16、17を肉厚
にするのは、素材となる金属板を図示の様に互いに密に
重ね合わせる構造の他、前述の特許第2534722号
公報等に記載されている様に、肉寄せにより肉厚を確保
した、1枚構造の中のでも良い。
【0023】
【発明の効果】本発明の自在継手のヨークとその製造方
法は、以上に述べた通り構成され作用するので、シャフ
ト同士の間等への組み付け作業が容易で、しかも安価な
自在継手の実現に寄与できる。
法は、以上に述べた通り構成され作用するので、シャフ
ト同士の間等への組み付け作業が容易で、しかも安価な
自在継手の実現に寄与できる。
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、完成したヨ
ークの部分切断側面図。
ークの部分切断側面図。
【図2】図1の上方から見た図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】同B−B断面図。
【図5】第一中間素材を示しており、(A)は平面図、
(B)は(A)の下方から見た図。
(B)は(A)の下方から見た図。
【図6】第一中間素材を第二中間素材に加工する途中の
状態を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)の
下方から見た図。
状態を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)の
下方から見た図。
【図7】図6に続く工程を示しており、(A)は平面
図、(B)は(A)の下方から見た図。
図、(B)は(A)の下方から見た図。
【図8】第二中間素材を示しており、(A)は平面図、
(B)は(A)の下方から見た図。
(B)は(A)の下方から見た図。
【図9】第三中間素材を示しており、(A)は平面図、
(B)は(A)の下方から見た図。
(B)は(A)の下方から見た図。
【図10】第三中間素材を第四中間素材に加工する途中
の状態を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)
の下方から見た図。
の状態を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)
の下方から見た図。
【図11】第四中間素材を示しており、(A)は図1同
方向から見た側面図、(B)は(A)の左方から見た
図、(C)は(B)の下方から見た図。
方向から見た側面図、(B)は(A)の左方から見た
図、(C)は(B)の下方から見た図。
【図12】自在継手を組み込んだステアリング装置の斜
視図。
視図。
【図13】図12の拡大X矢視図。
1 ステアリングホイール 2 ステアリングコラム 3 中間シャフト 4 ステアリングギヤ 5 入力軸 6 自在継手 7 第一のヨーク 8 第二のヨーク 9 十字軸 10 ヨーク 11 結合筒部 12 結合腕 13 切り割 14 突き合わせ部 15 セレーション溝 16 フランジ部 17 フランジ部 18 ねじ孔 19 通孔 20 円孔 21 第一中間素材 22 基端側板部 23 先端側板部 24a、24b 切り欠き 25 くびれ部 26 折り曲げ端部 27 端縁 28 連続板部 29 舌状板部 30 連結板部 31 第二中間素材 32a、32b 折り返し部 33 第三中間素材 34 第四中間素材
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板をプレス成形する事で造られ、基
端寄り部分に切り割を、先端寄り部分に突き合わせ部
を、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状
の結合筒部と、この結合筒部の基端部に、上記切り割を
挟んで上記結合筒部と一体に設けられた1対のフランジ
部と、一方のフランジ部にフランジ面に対して直角方向
に形成された螺子孔と、この螺子孔に螺合するボルトを
挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に
形成された通孔と、上記結合筒部の先端縁の直径方向反
対位置から連続して形成された1対の結合腕と、各結合
腕の先端部にそれぞれ形成された、互いに同心の円孔と
から成る自在継手のヨークに於いて、上記1対の結合腕
の中間に位置し、当該仮想平面に関してこれら1対の結
合腕が対称に存在する状態となる仮想平面を考えた場合
に、上記切り割の中心がこの仮想平面に対して円周方向
にずれた位置に存在する事を特徴とする自在継手のヨー
ク。 - 【請求項2】 請求項1に記載した自在継手のヨークの
製造方法であって、素材となる金属板を打ち抜き加工す
る事により、結合筒部の基端寄り部分及び1対のフラン
ジ部を構成する為の基端側板部の中心と、この結合筒部
の先端寄り部分及び1対の結合腕を構成する為の先端側
板部の中心とをずらせた中間素材を造り、この中間素材
に曲げ加工を施して、上記基端側板部により上記結合筒
部の基端寄り部分及び1対のフランジ部を、上記先端側
板部により上記結合筒部の基端寄り部分及び1対のフラ
ンジ部を、それぞれ構成する、自在継手のヨークの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128844A JP2000320564A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 自在継手のヨークとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128844A JP2000320564A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 自在継手のヨークとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000320564A true JP2000320564A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=14994793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11128844A Pending JP2000320564A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 自在継手のヨークとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000320564A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009534603A (ja) * | 2006-04-19 | 2009-09-24 | ゼットエフ システム ドゥ ディレクション ナカム,エス.アー.エス. | 自動車のステアリングコラムのためのカルダンジョイントの型打ちされたヨーク部材 |
JP2010190404A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Nsk Ltd | 自在継手およびその加工方法 |
WO2011102212A1 (ja) | 2010-02-17 | 2011-08-25 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨークおよびその製造方法 |
JP2011220398A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Nsk Ltd | 十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 |
WO2015174432A1 (ja) * | 2014-05-13 | 2015-11-19 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 |
WO2015174433A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨーク |
EP3249253A1 (en) * | 2016-05-18 | 2017-11-29 | Jtekt Corporation | Universal joint yoke and intermediate shaft |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11128844A patent/JP2000320564A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009534603A (ja) * | 2006-04-19 | 2009-09-24 | ゼットエフ システム ドゥ ディレクション ナカム,エス.アー.エス. | 自動車のステアリングコラムのためのカルダンジョイントの型打ちされたヨーク部材 |
JP2010190404A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Nsk Ltd | 自在継手およびその加工方法 |
WO2011102212A1 (ja) | 2010-02-17 | 2011-08-25 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨークおよびその製造方法 |
US8845438B2 (en) | 2010-02-17 | 2014-09-30 | Nsk Ltd. | Yoke for a cross type universal joint and manufacturing method thereof |
JP2011220398A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Nsk Ltd | 十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 |
US10156267B2 (en) | 2014-05-13 | 2018-12-18 | Nsk Ltd. | Yoke for cross shaft universal joint and method for manufacturing the same |
WO2015174432A1 (ja) * | 2014-05-13 | 2015-11-19 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 |
CN106233014A (zh) * | 2014-05-13 | 2016-12-14 | 日本精工株式会社 | 十字轴式万向接头用叉轭及其制造方法 |
JPWO2015174432A1 (ja) * | 2014-05-13 | 2017-04-20 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 |
CN106233014B (zh) * | 2014-05-13 | 2019-08-23 | 日本精工株式会社 | 十字轴式万向接头用叉轭及其制造方法 |
WO2015174433A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 日本精工株式会社 | 十字軸式自在継手用ヨーク |
US10119575B2 (en) | 2014-05-15 | 2018-11-06 | Nsk Ltd. | Yoke for cross shaft universal joint |
EP3249253A1 (en) * | 2016-05-18 | 2017-11-29 | Jtekt Corporation | Universal joint yoke and intermediate shaft |
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