JP2000320146A - スパン調整治具 - Google Patents
スパン調整治具Info
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- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 105
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 102100033040 Carbonic anhydrase 12 Human genes 0.000 description 1
- 101000867855 Homo sapiens Carbonic anhydrase 12 Proteins 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄骨柱のスパンを調整する作業を低コストで
容易に、さらに、騒音がなく安全に行うことができるス
パン調整治具を提供する。 【解決手段】 鉄骨建方において対向する鉄骨柱40の
スパンの調整を、鉄骨柱40の対向する側面40aにそ
の一端が接する油圧ジャッキ50と共に使用して行うス
パン調整治具を、鉄骨柱40の間に架設される鉄骨梁4
3の上面に突設されて鉄骨梁43を懸垂するための吊り
ピース45に固定される本体部10と、側面40aに対
して平行に本体部10に設けられ油圧ジャッキ50の他
端に接する鋼板20とを備えた構成とした。
容易に、さらに、騒音がなく安全に行うことができるス
パン調整治具を提供する。 【解決手段】 鉄骨建方において対向する鉄骨柱40の
スパンの調整を、鉄骨柱40の対向する側面40aにそ
の一端が接する油圧ジャッキ50と共に使用して行うス
パン調整治具を、鉄骨柱40の間に架設される鉄骨梁4
3の上面に突設されて鉄骨梁43を懸垂するための吊り
ピース45に固定される本体部10と、側面40aに対
して平行に本体部10に設けられ油圧ジャッキ50の他
端に接する鋼板20とを備えた構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨建方において
対向する鉄骨柱のスパンの調整を、ジャッキと共に使用
して行うスパン調整治具に関する。
対向する鉄骨柱のスパンの調整を、ジャッキと共に使用
して行うスパン調整治具に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨造,鉄骨鉄筋コンクリート造等の建
築物の建方においては、まず鉄骨柱を基礎の上に立設し
た後、対向する2本の鉄骨柱の間に鉄骨梁を仮ボルトで
固定して架設する。そして、前記両鉄骨柱のスパンを適
切な長さに調整した後、仮ボルトを本設ボルトに取り替
えて締め付け、前記鉄骨梁を前記両鉄骨柱に固定してい
た。
築物の建方においては、まず鉄骨柱を基礎の上に立設し
た後、対向する2本の鉄骨柱の間に鉄骨梁を仮ボルトで
固定して架設する。そして、前記両鉄骨柱のスパンを適
切な長さに調整した後、仮ボルトを本設ボルトに取り替
えて締め付け、前記鉄骨梁を前記両鉄骨柱に固定してい
た。
【0003】上記のような鉄骨建方における鉄骨柱のス
パンの調整は、従来は、前記鉄骨梁の上面に反力受けの
鋼板を前記鉄骨柱の対向する側面に対して平行に固定
し、該鋼板と前記側面との間に介在させたジャッキを伸
長させて、前記鉄骨梁を該鉄骨梁の長手方向(水平方
向)へスライドさせることにより行っていた。また、仮
設した鉄骨梁と鉄骨柱の仕口に鋼製の楔を挿入して前記
鉄骨梁を該鉄骨梁の長手方向へスライドさせ、前記楔を
挿入する深さにより前記鉄骨梁がスライドする距離を調
整する方法もよく採用されていた。
パンの調整は、従来は、前記鉄骨梁の上面に反力受けの
鋼板を前記鉄骨柱の対向する側面に対して平行に固定
し、該鋼板と前記側面との間に介在させたジャッキを伸
長させて、前記鉄骨梁を該鉄骨梁の長手方向(水平方
向)へスライドさせることにより行っていた。また、仮
設した鉄骨梁と鉄骨柱の仕口に鋼製の楔を挿入して前記
鉄骨梁を該鉄骨梁の長手方向へスライドさせ、前記楔を
挿入する深さにより前記鉄骨梁がスライドする距離を調
整する方法もよく採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の鉄骨柱のスパンの調整方法では、前者の方法に
おいては、前記ジャッキを伸長させた際の反力を受ける
専用の鋼板を前記鉄骨梁の上面に溶接する必要があるた
め、コストが上昇するという問題点を有していた。ま
た、前記鉄骨柱のスパンを調整した後の前記鋼板の撤去
作業にも、大きな手間がかかっていた。
な従来の鉄骨柱のスパンの調整方法では、前者の方法に
おいては、前記ジャッキを伸長させた際の反力を受ける
専用の鋼板を前記鉄骨梁の上面に溶接する必要があるた
め、コストが上昇するという問題点を有していた。ま
た、前記鉄骨柱のスパンを調整した後の前記鋼板の撤去
作業にも、大きな手間がかかっていた。
【0005】また、後者の方法においては、前記鉄骨柱
と前記鉄骨梁の仕口に鋼製の楔をハンマー等の工具で叩
いて挿入するため、騒音が発生するという問題点があっ
た。また、前記楔を挿入する作業の際に、作業者が誤っ
て前記楔や前記工具を落下させてしまう危険性もあっ
た。本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決
し、鉄骨柱のスパンを調整する作業を低コストで容易
に、さらに、騒音がなく安全に行うことができるスパン
調整治具を提供することを課題とする。
と前記鉄骨梁の仕口に鋼製の楔をハンマー等の工具で叩
いて挿入するため、騒音が発生するという問題点があっ
た。また、前記楔を挿入する作業の際に、作業者が誤っ
て前記楔や前記工具を落下させてしまう危険性もあっ
た。本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決
し、鉄骨柱のスパンを調整する作業を低コストで容易
に、さらに、騒音がなく安全に行うことができるスパン
調整治具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち本発明
は、鉄骨建方において対向する鉄骨柱のスパンの調整
を、前記鉄骨柱の対向する側面にその一端が接するジャ
ッキと共に使用して行うスパン調整治具であって、前記
鉄骨柱の間に架設される梁の上面に突設されて前記梁を
懸垂するための吊りピースに固定される本体部と、前記
側面に対して平行に前記本体部に設けられ前記ジャッキ
の他端に接する反力受け部材とを備えたことを特徴とす
る。
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち本発明
は、鉄骨建方において対向する鉄骨柱のスパンの調整
を、前記鉄骨柱の対向する側面にその一端が接するジャ
ッキと共に使用して行うスパン調整治具であって、前記
鉄骨柱の間に架設される梁の上面に突設されて前記梁を
懸垂するための吊りピースに固定される本体部と、前記
側面に対して平行に前記本体部に設けられ前記ジャッキ
の他端に接する反力受け部材とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】本発明のスパン調整治具は、ジャッキを伸
長させた際の反力を受けて梁を該梁の長手方向にスライ
ドさせる反力受け部材を、前記梁を懸垂して鉄骨柱に架
設するための吊りピースを利用して前記梁に固定できる
ので、反力受け部材を前記梁に溶接する必要がなく、鉄
骨柱のスパンを調整する作業を低コストで行うことがで
きる。
長させた際の反力を受けて梁を該梁の長手方向にスライ
ドさせる反力受け部材を、前記梁を懸垂して鉄骨柱に架
設するための吊りピースを利用して前記梁に固定できる
ので、反力受け部材を前記梁に溶接する必要がなく、鉄
骨柱のスパンを調整する作業を低コストで行うことがで
きる。
【0008】また、鉄骨柱のスパンを調整する作業に鋼
製の楔やハンマー等の工具を使用しないので、騒音がな
く作業者が誤って前記楔や前記工具を落下させる危険性
もない。
製の楔やハンマー等の工具を使用しないので、騒音がな
く作業者が誤って前記楔や前記工具を落下させる危険性
もない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るスパン調整治具の実
施の形態を、図1を参照して詳細に説明する。なお、図
1の(A)は正面図、(B)は平面図である。まず、本
実施形態のスパン調整治具の構成について説明する。ス
パン調整治具の本体部10は、平行に配置された2つの
長方形の鋼板11,11が、長手方向の一端部で正方形
の鋼製のスペーサ12を介して固着されて構成されてい
る。各鋼板11,11の中央部分の相対する位置には、
同径の孔13,13が設けられている。
施の形態を、図1を参照して詳細に説明する。なお、図
1の(A)は正面図、(B)は平面図である。まず、本
実施形態のスパン調整治具の構成について説明する。ス
パン調整治具の本体部10は、平行に配置された2つの
長方形の鋼板11,11が、長手方向の一端部で正方形
の鋼製のスペーサ12を介して固着されて構成されてい
る。各鋼板11,11の中央部分の相対する位置には、
同径の孔13,13が設けられている。
【0010】2つの鋼板11,11の長手方向の他端部
には、一辺の長さが鋼板11の短辺と同一である正方形
で、反力受け部材をなす鋼板20が溶接により固着され
ており、全体として平面が略T字状をなしている。ま
た、鋼板11,11と鋼板20とがなす直角部分には、
直角三角形の鋼板からなる補強材30がその直角部分を
一致させて溶接により固着され、鋼板11,11と鋼板
20との固定を補強している。
には、一辺の長さが鋼板11の短辺と同一である正方形
で、反力受け部材をなす鋼板20が溶接により固着され
ており、全体として平面が略T字状をなしている。ま
た、鋼板11,11と鋼板20とがなす直角部分には、
直角三角形の鋼板からなる補強材30がその直角部分を
一致させて溶接により固着され、鋼板11,11と鋼板
20との固定を補強している。
【0011】次に、このようなスパン調整治具を使用し
て鉄骨柱のスパンを調整する方法を説明する。図示しな
い基礎の上に対向する2本の角形鋼管からなる鉄骨柱4
0(1本は図示しない)が立設されている。H形鋼から
なる鉄骨梁43が鉄骨柱40の間に架設され、鉄骨柱4
0の対向する側面40aから突設された継ぎ手プレート
41と鉄骨梁43のウェブとがボルト42により仮止め
されている。
て鉄骨柱のスパンを調整する方法を説明する。図示しな
い基礎の上に対向する2本の角形鋼管からなる鉄骨柱4
0(1本は図示しない)が立設されている。H形鋼から
なる鉄骨梁43が鉄骨柱40の間に架設され、鉄骨柱4
0の対向する側面40aから突設された継ぎ手プレート
41と鉄骨梁43のウェブとがボルト42により仮止め
されている。
【0012】鉄骨梁43の両端部のフランジ上面にはク
レーン等で該鉄骨梁43を懸垂するための吊りピース4
5が突設されている。この吊りピース45は中心部に懸
垂の際にロープ等を取り付けるための孔46を備えてい
る。この孔46はスパン調整治具の鋼板11が備える孔
13と同径である。このような吊りピース45をスパン
調整治具の2つの鋼板11,11の間に挿入するように
スパン調整治具を鉄骨梁43の上に置き、孔13,46
の位置を合わせて鋼製の固定ピン31を貫通させて、ス
パン調整治具と吊りピース45とを固定する。
レーン等で該鉄骨梁43を懸垂するための吊りピース4
5が突設されている。この吊りピース45は中心部に懸
垂の際にロープ等を取り付けるための孔46を備えてい
る。この孔46はスパン調整治具の鋼板11が備える孔
13と同径である。このような吊りピース45をスパン
調整治具の2つの鋼板11,11の間に挿入するように
スパン調整治具を鉄骨梁43の上に置き、孔13,46
の位置を合わせて鋼製の固定ピン31を貫通させて、ス
パン調整治具と吊りピース45とを固定する。
【0013】次に、鉄骨柱40の側面40aと鋼板20
との間に油圧ジャッキ50を介在させ、その一端を側面
40a、他端を鋼板20に接触させる。そして、油圧ジ
ャッキ50を伸長させて、その際に発生した反力を鋼板
20に作用させる。このことにより、鉄骨梁43を該鉄
骨梁43の長手方向(水平方向)に所望の距離だけスラ
イドさせて、鉄骨柱のスパンを調整する。
との間に油圧ジャッキ50を介在させ、その一端を側面
40a、他端を鋼板20に接触させる。そして、油圧ジ
ャッキ50を伸長させて、その際に発生した反力を鋼板
20に作用させる。このことにより、鉄骨梁43を該鉄
骨梁43の長手方向(水平方向)に所望の距離だけスラ
イドさせて、鉄骨柱のスパンを調整する。
【0014】鉄骨柱のスパンを調整した後は、ボルト4
2を本締めして鉄骨梁43を鉄骨柱40に固定する。な
お、ボルト42として仮止め用の細いボルトを用いたと
きにはこれを本締め用のボルトに置換する。そして、固
定ピン31を抜いてスパン調整治具を吊りピース45か
ら取り外して、他の鉄骨柱のスパンの調整に使用するこ
とができる。
2を本締めして鉄骨梁43を鉄骨柱40に固定する。な
お、ボルト42として仮止め用の細いボルトを用いたと
きにはこれを本締め用のボルトに置換する。そして、固
定ピン31を抜いてスパン調整治具を吊りピース45か
ら取り外して、他の鉄骨柱のスパンの調整に使用するこ
とができる。
【0015】なお、本実施形態は本発明の一例を示した
ものであって、スパン調整治具の形状,スパン調整治具
と吊りピース45との固定方法等、本発明は本実施形態
に限定されるものではない。また、本実施形態において
は、ジャッキとして油圧ジャッキを使用したが、スパン
の調整のために必要な反力を発生させることが可能であ
れば、ジャッキの種類は特に限定されるものではない。
例えば、水圧,ねじ,てこ,歯車等を利用したジャッキ
があげられる。
ものであって、スパン調整治具の形状,スパン調整治具
と吊りピース45との固定方法等、本発明は本実施形態
に限定されるものではない。また、本実施形態において
は、ジャッキとして油圧ジャッキを使用したが、スパン
の調整のために必要な反力を発生させることが可能であ
れば、ジャッキの種類は特に限定されるものではない。
例えば、水圧,ねじ,てこ,歯車等を利用したジャッキ
があげられる。
【0016】さらに、鉄骨梁43に突設する吊りピース
45の位置は、スパン調整治具及び油圧ジャッキ50を
設置した際に、油圧ジャッキ50の端部が側面40a及
び鋼板20に接するようにすることが好ましく、スパン
調整治具及び油圧ジャッキ50の長さ寸法に応じて決定
する。ただし、前記長さ寸法が合わず油圧ジャッキ50
の端部が側面40a及び鋼板20に接触しない場合に
は、油圧ジャッキ50の一端または両端に角材等のスペ
ーサを配して長さ寸法を合わせ、油圧ジャッキ50から
の反力が鋼板20に作用するようにして使用することも
可能である。
45の位置は、スパン調整治具及び油圧ジャッキ50を
設置した際に、油圧ジャッキ50の端部が側面40a及
び鋼板20に接するようにすることが好ましく、スパン
調整治具及び油圧ジャッキ50の長さ寸法に応じて決定
する。ただし、前記長さ寸法が合わず油圧ジャッキ50
の端部が側面40a及び鋼板20に接触しない場合に
は、油圧ジャッキ50の一端または両端に角材等のスペ
ーサを配して長さ寸法を合わせ、油圧ジャッキ50から
の反力が鋼板20に作用するようにして使用することも
可能である。
【0017】さらにまた、本実施形態においては、鉄骨
柱40と鉄骨梁43との接合方式がガセットプレートタ
イプの場合にスパン調整治具を適用してスパンの調整を
行った例を示したが、ブラケットタイプの場合でも適用
可能であることは勿論である。ブラケットタイプの場合
には、鉄骨柱の側面に突設されたH形鋼に鉄骨梁を連結
し、継ぎ手プレート及びボルト等により固定するので、
通常は鉄骨梁に設置された吊りピースと鉄骨柱との間が
大きく離れている。よって、油圧ジャッキ50の端部が
側面40a及び鋼板20に接触しないので、油圧ジャッ
キ50の一端または両端に角材等のスペーサを配して長
さ寸法を合わせ、油圧ジャッキ50からの反力が鋼板2
0に作用するようにする。
柱40と鉄骨梁43との接合方式がガセットプレートタ
イプの場合にスパン調整治具を適用してスパンの調整を
行った例を示したが、ブラケットタイプの場合でも適用
可能であることは勿論である。ブラケットタイプの場合
には、鉄骨柱の側面に突設されたH形鋼に鉄骨梁を連結
し、継ぎ手プレート及びボルト等により固定するので、
通常は鉄骨梁に設置された吊りピースと鉄骨柱との間が
大きく離れている。よって、油圧ジャッキ50の端部が
側面40a及び鋼板20に接触しないので、油圧ジャッ
キ50の一端または両端に角材等のスペーサを配して長
さ寸法を合わせ、油圧ジャッキ50からの反力が鋼板2
0に作用するようにする。
【0018】かくして、本実施形態のスパン調整治具
は、鉄骨梁43を懸垂するための吊りピース45を利用
して鉄骨梁43に固定することができるので、油圧ジャ
ッキ50を伸長させた際の反力を受けて鉄骨梁43を該
鉄骨梁43の長手方向にスライドさせる反力受け部材で
ある鋼板20を鉄骨梁43に溶接する必要がなく、鉄骨
柱のスパンを調整する作業を低コストで行うことができ
る。
は、鉄骨梁43を懸垂するための吊りピース45を利用
して鉄骨梁43に固定することができるので、油圧ジャ
ッキ50を伸長させた際の反力を受けて鉄骨梁43を該
鉄骨梁43の長手方向にスライドさせる反力受け部材で
ある鋼板20を鉄骨梁43に溶接する必要がなく、鉄骨
柱のスパンを調整する作業を低コストで行うことができ
る。
【0019】また、鉄骨柱のスパンの調整が終了した後
は、吊りピース45から容易に取り外すことが可能であ
り、取り外した後は、他の鉄骨柱のスパンの調整作業に
使用可能なので、非常に経済的である。
は、吊りピース45から容易に取り外すことが可能であ
り、取り外した後は、他の鉄骨柱のスパンの調整作業に
使用可能なので、非常に経済的である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスパン調
整治具によれば、ジャッキを伸長させた際の反力を受け
て梁を該梁の長手方向にスライドさせる反力受け部材
を、前記梁を懸垂するための吊りピースを利用して前記
梁に固定できるので、反力受け部材を前記梁に溶接する
必要がなく、鉄骨柱のスパンを調整する作業を低コスト
で行うことができる。
整治具によれば、ジャッキを伸長させた際の反力を受け
て梁を該梁の長手方向にスライドさせる反力受け部材
を、前記梁を懸垂するための吊りピースを利用して前記
梁に固定できるので、反力受け部材を前記梁に溶接する
必要がなく、鉄骨柱のスパンを調整する作業を低コスト
で行うことができる。
【0021】また、本発明のスパン調整治具は、鉄骨柱
のスパンの調整が終了した後は、前記吊りピースから容
易に取り外すことが可能であり、取り外した後は、他の
鉄骨柱のスパンの調整作業に使用可能なので、非常に経
済的である。さらに、鉄骨柱のスパンを調整する作業に
鋼製の楔やハンマー等の工具を使用しないので、騒音が
なく前記楔や前記工具の落下の危険性もない。
のスパンの調整が終了した後は、前記吊りピースから容
易に取り外すことが可能であり、取り外した後は、他の
鉄骨柱のスパンの調整作業に使用可能なので、非常に経
済的である。さらに、鉄骨柱のスパンを調整する作業に
鋼製の楔やハンマー等の工具を使用しないので、騒音が
なく前記楔や前記工具の落下の危険性もない。
【図1】本発明のスパン調整治具の一実施形態を説明す
る図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。
る図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。
10 本体部 11 鋼板 12 スペーサ 13 孔 20 鋼板 30 補強材 31 固定ピン 40 鉄骨柱 40a 側面 43 鉄骨梁 45 吊りピース 46 孔 50 油圧ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 一夫 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 小菅 智 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2E174 AA01 BA03 CA03 CA12 DA12 DA13 DA37 DA58 DA63 DA67
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄骨建方において対向する鉄骨柱のスパ
ンの調整を、前記鉄骨柱の対向する側面にその一端が接
するジャッキと共に使用して行うスパン調整治具であっ
て、前記鉄骨柱の間に架設される梁の上面に突設されて
前記梁を懸垂するための吊りピースに固定される本体部
と、前記側面に対して平行に前記本体部に設けられ前記
ジャッキの他端に接する反力受け部材とを備えたことを
特徴とするスパン調整治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11134802A JP2000320146A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | スパン調整治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11134802A JP2000320146A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | スパン調整治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000320146A true JP2000320146A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15136881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11134802A Pending JP2000320146A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | スパン調整治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000320146A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009256975A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Minato Seiki Kogyo Kk | 梁調整治具ならびにこれに用いられる梁調整治具用構成部材 |
CN106437181A (zh) * | 2016-09-09 | 2017-02-22 | 国网江苏省电力公司经济技术研究院 | 钢结构拼装用拼缝调整装置 |
JP2018115554A (ja) * | 2018-05-07 | 2018-07-26 | 本清鋼材株式会社 | 床版の架設方法 |
CN112360169A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-02-12 | 南京创赫鑫科技有限公司 | 一种高层建筑钢梁的辅助放置安装装置 |
-
1999
- 1999-05-14 JP JP11134802A patent/JP2000320146A/ja active Pending
Cited By (6)
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JP2009256975A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Minato Seiki Kogyo Kk | 梁調整治具ならびにこれに用いられる梁調整治具用構成部材 |
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