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JP2000318657A - 部材固定用クリップ - Google Patents

部材固定用クリップ

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JP2000318657A
JP2000318657A JP11134116A JP13411699A JP2000318657A JP 2000318657 A JP2000318657 A JP 2000318657A JP 11134116 A JP11134116 A JP 11134116A JP 13411699 A JP13411699 A JP 13411699A JP 2000318657 A JP2000318657 A JP 2000318657A
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hole
fixed
trim
pillar
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Hiroaki Suzuki
裕明 鈴木
Tomokazu Kudome
智和 久留
Hiroyuki Kumazaki
広行 熊崎
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Inoac Corp
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被固定部材を固定対象物から外そうとする力
が加わった際に、その速度が極めて大きい場合にのみ固
定対象物から外させるクリップを提供する。 【解決手段】 被固定部材14に取付け可能なクリップ
本体26と、クリップ本体に一体成形され、固定対象物
10の通孔18に嵌入されて被固定部材を固定対象物に
固定する係止部28とからなるクリップ24において、
係止部は、クリップ本体の近傍に形成され、クリップを
固定対象物に固定した際に、通孔の周縁に係止して抜け
止めを行なう第1の係止段部30と、その前方側に形成
され、クリップに力が加わって第1の係止段部が通孔か
ら抜け出るに至った際に、その力に付帯する速度が遅い
場合は通孔の周縁で抜け止めがなされ、前記速度が極め
て早い場合は通孔を瞬時に通過して固定対象物から該ク
リップが外れるのを許容する第2の係止段部32とから
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は所要の被固定部材
を固定対象物に固定するためのクリップに関し、更に詳
細には、被固定部材を固定対象物から外そうとする力が
加わった際に、その力に付帯する速度が極めて大きい場
合にのみ、前記被固定部材が固定対象物から外れるのを
許容する部材固定用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示すように、乗用車のピラ
ー10に取付けられるエアバッグ装置では、該ピラー1
0に設けたエアバッグ12を装飾用トリム14で被着し
て掩蔽するようになっている。このエアバッグ装置は、
衝突感知装置(図示せず)の作動によりガス容器15から
高圧ガスをエアバッグ12に一挙に送り込み、該バッグ
12を瞬時に膨らませることで衝突時の乗員の安全確保
を図るものである。このため前記トリム14は、エアバ
ッグ12の膨張時に内側から加わる力により前記ピラー
10から容易に外れて、該バッグ12の車内への膨出を
許容するものであることが要求される。
【0003】前記ピラー10へのトリム14の取付け
は、図6に示す如く、クリップ16を該トリム14の裏
側に固定し、図7に示す如く、このクリップ16の先端
を該ピラー10に穿設した通孔18へ嵌入することで実
施している。すなわち図6において、トリム14の裏側
の所定位置には突出座部20が一体成形され、この突出
座部20には湾入部20aが設けられている。また前記
クリップ16には、殊に図8に示す如く、下方基部に前
記湾入部20aへの挿入を許容する環状溝16aが形成
されると共に、該環状溝16aの上方に前記通孔18へ
嵌入される環状溝16bが形成され、更に上方開放部は
尖鋭なドーム状に形成されている。従って前記クリップ
16の環状溝16aを、図6および図8に示す如く、突
出座部20の湾入部20aに横から挿入することで、前
記トリム14へのクリップ16の固定がなされる。
【0004】そして図7のように、前記トリム14を前
記ピラー10に当てがい、クリップ16のドーム状先端
を該ピラー10の通孔18に強制的に押し付けること
で、図8に示す如く該クリップ16の環状溝16bが該
通孔18へ嵌入されて、該トリム14の該ピラー10へ
の装着が達成される。この図8に示す状態において、乗
用車の衝突等により前記エアバッグ12が高速で膨らむ
と、前記トリム14には内側から大きな力が作用する。
このため図9に示す如く、前記トリム14をピラー10
に装着しているクリップ16の環状溝16bは該ピラー
10の通孔18から抜け出て、該トリム14はピラー1
0から外れて前記エアバッグ12が大きく膨張するのを
許容する。なお図8および図9において、符号22は乗
用車のフロントガラスを示している。
【0005】
【発明が解決すべき課題】図9で説明したように、エア
バッグ装置が作動し前記トリム14内でエアバッグ12
が膨らむと、該トリム14をピラー10に固定するクリ
ップ16が前記通孔18から外れる筈であるが、該クリ
ップ16の該通孔18に対する抵抗が大きいと抜けが悪
くなる。このようにクリップ16の抜けが悪いと、前記
トリム14が邪魔となってエアバッグ12の有効かつ安
定的な展開が図られず、また該トリム14の裏側に形成
した突出座部20が破壊される等の難点がある。そうか
といって、前記クリップ16の通孔18に対する固定強
度を下げると、該通孔18からの抜けが良くなり過ぎ
て、通常の使用時に前記トリム14がピラー10から外
れ易くなり、安全面で大きな支障を来す欠点が指摘され
る。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために提案されたものであって、前記トリムの如き被
固定部材を前記ピラーのような固定対象物から外そうと
する力が加わった際に、その力に付帯する速度が極めて
大きい場合にのみ、該被固定部材を固定対象物から外さ
せるような部材固定用クリップを提供することを目的と
する。
【0007】
【発明を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、被固定部材に着脱自在
に取付け可能なクリップ本体と、このクリップ本体に一
体成形され、固定対象物の通孔に強制嵌入されて前記被
固定部材を該固定対象物に固定する係止部とからなる部
材固定用クリップにおいて、前記係止部は、前記クリッ
プ本体に隣接する近傍に形成され、前記クリップを固定
対象物に完全に固定した際に、前記通孔の周縁に係止し
て抜け止めを行なう第1の係止段部と、この第1の係止
段部の前方側に形成され、前記クリップに力が加わって
前記第1の係止段部が前記通孔から抜け出るに至った際
に、その力に付帯する速度が遅い場合は該通孔の周縁に
係止して抜け止めがなされ、また前記速度が極めて早い
場合は該通孔を瞬時に通過して前記固定対象物から該ク
リップが外れるのを許容する第2の係止段部とから構成
したことを特徴とする。この場合に、前記係止部には前
記クリップ本体の部位から前方側に向けて開放する割溝
が形成され、この割溝は前記第1の係止段部および第2
の係止段部の内側への撓曲を許容して、これら第1およ
び第2の係止段部の前記通孔に対する挿入および抜き去
りを可能としている。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る部材固定用クリ
ップについて、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。なお図7〜図9で既出の部材と
同一または同等の部材については、同じ符号で指示する
ものとする。また図示の実施例では、部材固定用クリッ
プの固定対象物を車両のピラーとし、この固定対象物に
固定される被固定部材を前記ピラーに被覆される化粧材
たるトリムとしたが、本発明の応用分野はこれに限定さ
れるものでないことは勿論である。
【0009】図1は、好適な実施例に係る部材固定用ク
リップ24の斜視図であり、図2は該クリップ24を前
記ピラー10の通孔18に挿入係止した状態で示す断面
図である。図において部材固定用クリップ24は、トリ
ム14に着脱自在に取付けられるクリップ本体26と、
このクリップ本体26に一体成形されて前方へ延出する
係止部28とから基本的に構成される。そして該係止部
28は、車両(図示せず)におけるピラー10の通孔18
に強制嵌入されて、前記トリム14を該ピラー10に固
定する機能を果すものである。このクリップ24は、全
体として若干の撓曲性を有する合成樹脂材料または硬質
系の合成ゴム材料が材質として採用される。
【0010】前記クリップ本体26は、図1に示すよう
に円板形をなし、その下方基部に環状溝26aが周設さ
れている。この環状溝26aは、図6に関して説明した
従来例と同様に、トリム24の裏面に突出成形した突出
座部20の湾入部20aへの強制挿入を許容すること
で、部材固定用クリップ24を該トリム14へ固定する
ものである。なお図1および図2において、クリップ本
体26の上部に一体形成した皿状の部片26bは、該ク
リップ24を前記ピラー10に取付ける際に定位置決め
の機能を果すが、本発明を構成する必須部材ではない。
【0011】前記係止部28は、図1および図2に示す
如く、前記クリップ本体26に近接して形成される第1
の係止段部30と、これより前方側に形成される第2の
係止段部32とから構成される。すなわち第1の係止段
部30は、前記クリップ本体26から係止部28への移
行部位に形成され、図2に示す如く前記クリップ24を
ピラー10へ完全に固定した際に、前記通孔18の周縁
に係止して抜け止めを行なうものである。また第2の係
止段部32は、前記第1の係止段部30よりも前方側に
形成されている。そして後述するように第2の係止段部
32は、前記クリップ24に力が加わって前記第1の係
止段部30が前記通孔18から抜け出ても、その力に
付帯する速度が遅い場合は該通孔18の周縁に引掛かる
ことで該クリップ24の抜け止めを行ない、また前記
力に付帯する速度が極めて早い場合は、該通孔18の周
縁に引掛かる暇もなく瞬時に通過することで、前記ピラ
ー10から該クリップ24が外れるのを許容する機能を
果す。
【0012】より具体的には、前述した係止部28は、
図1から判明するように、前記クリップ本体26の部位
から前方側に向けて開放的に形成した割溝34を挟む2
つの舌片状割片28a,28bからなる。第1の係止段
部30および第2の係止段部32は、舌片状割片28a
(28b)の夫々に外方へ突出するように形成されてい
る。そして前記割溝34は、前記第1の係止段部30お
よび第2の係止段部32が夫々力を受けることで内側へ
撓曲するのを許容し、これによって第1および第2の係
止段部30,32の前記通孔18に対する挿入および抜
き去りを可能としている。
【0013】ここで第1の係止段部30と第2の係止段
部32が、前記割溝34を基準とするラインから突出す
る寸法の大小は、本発明の要件をなすものではないが、
一般的な設計上の事項としては、好ましい推奨値という
べきものが存在しているのでこれについて言及する。す
なわち図2の前記係止部28において、第1の係止段部
30と第2の係止段部32との間には溝28cが形成さ
れている。この溝28cの幅寸法をeとし、また一方の
舌片状割片28aと他方の舌片状割片28bに夫々形成
される前記溝28c,28cの底部間距離をkとする。
更に前記ピラー10の厚みをfとし、該ピラー10の通
孔18の内径をxとする。また必要寸法a,b,c,dお
よびgを、図2の如く与えたとき、前記寸法間の関係は
以下に示すようにするのが好ましい。 a≦b, a’≦b’, a≦c, a’≦c’ a+a’+d>x, b+b’<x, c+c’<x e>f, g<x, x>k
【0014】次に実施例に係る部材固定用クリップ24
の使用の実際について、該クリップ24により固定され
ているトリム14に該トリムを外す方向への力が加わっ
た場合を例に挙げて、図3および図4を参照して経時的
に説明する。図3の(1)および図4の(1)は、前記トリム
14が実施例に係るクリップ24により前記ピラー10
に固定されている通常状態を示している。すなわち従来
例と同様に、前記トリム14の裏側に突設した突出座部
20には湾入部20aが設けられ、この湾入部20aに
前記クリップ本体26の環状溝26aを強制挿入するこ
とで、前記クリップ24は該トリム14に固定されてい
る。そして前記クリップ24の係止部28を前記ピラー
10の通孔18へ強く押し当てて挿入すると、図2に示
すように、第1の係止段部30が該通孔18に係止され
るに至る。これにより前記トリム14は、前記ピラーに
クリップ24を介して確実に装着され、通常の装着状態
で該トリム14がピラー10から外れることはない。
【0015】(トリムに加わる力に付帯する速度が遅い
場合)前記エアバッグ装置が作動していない条件下にお
いて、図3の(1)に示すトリム14に乗員が強く触れた
場合の如く、該トリム14をピラー10から外す方向の
力が作用したと仮定する。このときはトリム14がピラ
ー10から簡単に外れては困る訳であるが、実施例に係
るクリップ24では、第2の係止段部32により外れる
のが阻止される。すなわち前記トリム14をピラー10
から外す力が作用すると、図3の(2)に示す如く、前記
係止部28に設けた第1の係止段部30,30が前記割
溝34の存在下に内側へ撓曲し、前記ピラー10の通孔
18から抜け出るのを許容してしまう。しかし前記トリ
ム14に作用する力は一般に大きな速度は伴っていない
ので、一旦内側へ撓曲した第1の係止段部30,30
は、前記通孔18から抜け出た直後に前記クリップ24
に固有の復帰弾力により即座に原形に戻ってしまう。こ
のため図3の(3)に示すように、前記ピラー10の通孔
18に前記第2の係止段部32,32が引掛かることに
なり、前記トリム14がピラー10から外れるのが未然
に防止される。
【0016】(トリムに加わる力に付帯する速度が極め
て早い場合)図3に示す例は、トリム14を外そうとす
る力に付帯する速度が遅い場合であったが、前記エアバ
ッグ装置が作動した場合の如く、前記力に付帯する速度
が極めて早いときは、逆に該トリム14はピラー10か
ら簡単に外れて貰わなければならない。実施例に係るク
リップ24は、図4に示すように、この要請に応えるも
のである。いま車両が衝突事故を起して、前記エアバッ
グ装置が作動したと仮定する。このときはエアバッグ1
2が極めて短時間で一挙に膨張し、従って該エアバッグ
12を収納した前記ピラー10を掩っている前記トリム
14には、その内側から該ピラー14から外そうとする
大きな力が作用する。この力は、前記エアバッグ12の
瞬時の膨張により極めて早い速度を伴っている。
【0017】前記トリム14に作用する力により、図4
の(1)および(2)に示す如く、前記クリップ24の第1の
係止段部30がピラー10の通孔18から外れるところ
までは、図3の(1)および(2)に関して説明したところと
全く同じである。しかし前記力は、先に述べた如く極め
て早い速度を伴っているために、第1の係止段部30が
前記通孔18を抜け出た後に、別の第2の係止段部32
が該通孔18に差し掛っても、この第2の係止段部32
は該通孔18の周縁に引掛かる暇もなく瞬時に通過して
しまう。すなわち図4の(3)および(4)に示すように、第
1および第2の係止段部30,32が前記通孔18を全
て瞬時に通過するがために、前記クリップ24は前記ピ
ラー10から外れ、従って前記トリム14が該ピラー1
0から外れた前記エアバッグ12の円滑な膨張を許容す
ることになる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る部材
固定用クリップによれば、以下の有益な効果が奏され
る。 (1) トリムの如き被固定部材をピラーのような固定対象
物から外そうとする力が加わった際に、その力に付帯す
る速度が極めて大きい場合にのみ、該被固定部材が固定
対象物から外れるのを許容する。従って本発明の部材固
定用クリップを、例えばエアバッグを収納したピラーお
よび該ピラーを掩うトリムの固定用途に使用すると、該
エアバッグの膨張を妨げることなく円滑に展開させ得
る。 (2) またクリップが取付けられるトリムの突出座部に
は、エアバッグの膨張時に過度の力が加わることがない
ので、該突出座部の破壊も有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る部材固定用クリッ
プの概略斜視図である。
【図2】実施例に係る部材固定用クリップをピラーの通
孔に挿入係止した状態で示す断面図である。
【図3】実施例に係る部材固定用クリップの使用の実際
を示す概略図であって、(1)〜(3)はトリムを外す方向へ
の力の付与速度が比較的遅いために、第2の係止段部で
係止されることで、ピラーから外れるのが防止される経
過を経時的に示している。
【図4】実施例に係る部材固定用クリップの使用の実際
を示す概略図であって、(1)〜(4)はトリムを外す方向へ
の力の付与速度が極めて早いために、第1および第2の
係止段部での係止がなされず、ピラーから外れてしまう
経過を経時的に示している。
【図5】乗用車のピラーに配設したエアバッグの概略説
明図である。
【図6】トリムの裏側に形成した突出座部にクリップを
装着し、このクリップの先端がピラーの通孔に嵌入され
ることを示す説明斜視図である。
【図7】ピラーへトリムを取付ける直前の状態を示す説
明図である。
【図8】トリムの突出座部に装着したクリップをピラー
の通孔に嵌入することで、該トリムを該ピラーに固定し
た状態を示す断面図である。
【図9】エアバッグが作動することで、クリップがピラ
ーの通孔から抜け出てトリムがピラーから外れ、エアバ
ッグの膨張を許容している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 固定対象物(ピラー) 12 エアバッグ 14 被固定部材(トリム) 18 通孔 24 部材固定用クリップ 26 クリップ本体 28 係止部 30 第1の係止段部 32 第2の係止段部 34 割溝
フロントページの続き (72)発明者 久留 智和 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 (72)発明者 熊崎 広行 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA06 AA18 BB21 BB24 BB30 EE14 EE20 EE25 FF17 3J001 AA02 CA01 DC04 EA00 3J022 DA02 DA30 EA03 EB02 FA05 HB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部材(14)に着脱自在に取付け可能
    なクリップ本体(26)と、このクリップ本体(26)に一体成
    形され、固定対象物(10)の通孔(18)に強制嵌入されて前
    記被固定部材(14)を該固定対象物(10)に固定する係止部
    (28)とからなる部材固定用クリップ(24)において、前記
    係止部(28)は、前記クリップ本体(26)に隣接する近傍に
    形成され、前記クリップ(24)を固定対象物(10)に完全に
    固定した際に、前記通孔(18)の周縁に係止して抜け止め
    を行なう第1の係止段部(30)と、この第1の係止段部(3
    0)の前方側に形成され、前記クリップ(24)に力が加わっ
    て前記第1の係止段部(30)が前記通孔(18)から抜け出る
    に至った際に、その力に付帯する速度が遅い場合は該通
    孔(18)の周縁に係止して抜け止めがなされ、また前記速
    度が極めて早い場合は該通孔(18)を瞬時に通過して前記
    固定対象物(10)から該クリップ(24)が外れるのを許容す
    る第2の係止段部(32)とから構成したことを特徴とする
    部材固定用クリップ。
  2. 【請求項2】 前記係止部(28)には前記クリップ本体(2
    6)の部位から前方側に向けて開放する割溝(34)が形成さ
    れ、この割溝(34)は前記第1の係止段部(30)および第2
    の係止段部(32)の内側への撓曲を許容して、これら第1
    および第2の係止段部(30,32)の前記通孔(18)に対する
    挿入および抜き去りを可能としている請求項1記載の部
    材固定用クリップ。
  3. 【請求項3】 前記被固定部材はトリム(14)であり、前
    記固定対象物は車両のピラー(10)であって、前記トリム
    (14)は該ピラー(10)に配設されるエアバッグ(12)を掩蔽
    被覆する化粧材である請求項1記載の部材固定用クリッ
    プ。
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