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JP2000316906A - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

使い捨て吸収性物品

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JP2000316906A
JP2000316906A JP11133663A JP13366399A JP2000316906A JP 2000316906 A JP2000316906 A JP 2000316906A JP 11133663 A JP11133663 A JP 11133663A JP 13366399 A JP13366399 A JP 13366399A JP 2000316906 A JP2000316906 A JP 2000316906A
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JP
Japan
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barrier
barrier portion
flap
main body
liquid
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JP11133663A
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Yasuhiro Fujino
康弘 藤野
Kunihiko Nagumo
邦彦 南雲
Ishikatsu Jo
伊志勝 城
Minoru Hoshino
実 星野
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Hakujuji KK
Original Assignee
Hakujuji KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おむつ本体1の脚回り部10からの尿漏れを確
実に防止できる。 【解決手段】 おむつ本体1は透液性表面シート2と不
透液性裏面シート3との間に吸収体4を配設する。おむ
つ本体1は吸収体4の幅方向両外側に長手方向に沿って
第1のフラップ部5をそれぞれ形成する。透液性表面シ
ート2側におむつ本体1の幅方向両側に第1のフラップ
部5の内側に位置して長手方向に沿って第2のフラップ
部20をそれぞれ形成する。第2のフラップ部20は第1バ
リヤー部21と第2バリヤー部22とを有している。第1バ
リヤー部21は透液性表面シート2の表面からそれぞれ起
立する。第2バリヤー部22は弾性体23をそれぞれ配設し
て第1バリヤー部21の先端部から幅方向中心方向にそれ
ぞれ折れ曲がり、各第1バリヤー部21と略逆L字形状に
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳幼児用、大人用あ
るいは失禁用などの使い捨ておむつまたは生理用ナプキ
ンなどの使い捨て吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の生理液吸収性物品、例え
ば使い捨ておむつでは、特公平6−93901号公報に
記載されているように、おむつ本体の透液性表面シート
と不透液性裏面シートとの間に吸収体を介在し、この吸
収体の幅方向の両外側にこの吸収体の長手方向に沿って
弾性収縮性を有するサイドフラップを形成し、前記サイ
ドフラップに内向きに隣接してスペーサー手段を有する
尿漏れ防止ギャザー部を形成した構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の使い捨てお
むつでは、尿漏れ防止ギャザー部が倒れ込み易く、起立
状態が保持できず、排泄生理液が漏れ出るおそれがある
問題を有している。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、おむつなどの生理液吸収性物品本体の透液性表面シ
ート側に形成したフラップ部が起立状態を保持できるよ
うにして確実に排泄生理液の漏れが防止できる使い捨て
吸収性物品を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の使い捨て
吸収性物品は、透液性表面シートと不透液性裏面シート
との間に吸収体を配設した吸収性物品本体を備え、この
吸収性物品本体は、前記吸収体の幅方向両外側に長手方
向に沿って第1のフラップ部をそれぞれ形成するととも
に、前記透液性表面シート側にこの吸収性物品本体の幅
方向両側に前記第1のフラップ部の内側に位置して長手
方向に沿って第2のフラップ部をそれぞれ形成し、前記
第2のフラップ部は第1バリヤー部と第2バリヤー部と
を有し、この両側の第1バリヤー部は前記透液性表面シ
ートの表面からそれぞれ起立し、前記両側の第2バリヤ
ー部は弾性体をそれぞれ配設し前記第1バリヤー部の先
端部から幅方向中心方向にそれぞれ折れ曲がり、前記各
第1バリヤー部と略逆L字形状に形成されたものであ
る。
【0006】そして、吸収性物品本体の透液性表面シー
ト側に幅方向両側にそれぞれ形成されている第2のフラ
ップ部の第1バリヤー部は常に起立状態となって排泄生
理液の幅方向への漏れが防止され、また、第1バリヤー
部と第2バリヤー部とは略逆L字形状に形成されている
ため、第2バリヤー部を乗り越えて尿などの排泄生理液
が漏れることがなく、確実に排泄生理液の横漏れが防止
できる。
【0007】請求項2記載の使い捨て吸収性物品は、請
求項1記載の使い捨て吸収性物品において、吸収性物品
本体の長手方向の両端部では第2バリヤー部が第1バリ
ヤー部の内側に向かって折り込まれてこの第1バリヤー
部に接合されているものである。
【0008】そして、吸収性物品本体の長手方向の両端
部で第2バリヤー部が第1バリヤー部の内側に折り込ま
れて接合されているため、第2バリヤー部が吸収性物品
本体の幅方向の外側に向かって倒れ込むことがなく、第
2バリヤー部が吸収性物品本体の幅方向中心側に向かっ
て折れ曲がり、長手方向の中間部では第1バリヤー部と
第2バリヤー部とは確実に略逆L字形状に保持され、排
泄生理液の漏れを確実に防止できる。
【0009】請求項3記載の使い捨て吸収性物品は、請
求項1または2記載の使い捨て吸収性物品において、第
2のフラップ部の第1バリヤー部と第2バリヤー部との
折り曲げ連接部に弾性体を配設したものである。
【0010】そして、第1バリヤー部と第2バリヤー部
との折り曲げ連接部に配設した弾性体によって、第1バ
リヤー部は確実に起立状態になるとともに第2バリヤー
部は幅方向の内側に折れ曲がり易くなり、第2のフラッ
プ部は確実に略逆L字形状に形成され、幅方向の両側か
らの排泄生理液の漏れを防止できる。
【0011】請求項4記載の使い捨て吸収性物品は、請
求項3記載の使い捨て吸収性物品において、第2のフラ
ップ部の第1バリヤー部に配設した弾性体の収縮率は第
1バリヤー部と第2バリヤー部との折り曲げ連接部に配
設した弾性体の収縮率より大きいものである。
【0012】そして、第2バリヤー部に配設した弾性体
の収縮率が大きいので、第2バリヤー部が吸収性物品本
体の透液性表面シート側に折れ曲がることがなく、第2
のフラップ部は確実に略逆L字形状に形成され、幅方向
の両側からの排泄生理液の漏れを防止できる。
【0013】請求項5記載の使い捨て吸収性物品は、請
求項1ないし4いずれかに記載の使い捨て吸収性物品に
おいて、第2のフラップ部の第1バリヤー部と第2バリ
ヤー部とを一体に形成したものである。
【0014】そして、第2のフラップ部は一体に形成さ
れているため、生産性および製造性が向上し、安価にで
きるとともに、第1バリヤー部と第2バリヤー部とを別
体で形成して接着などに連接する構造に比し、第2のフ
ラップ部が硬くなることがなくおむつ装着者の肌触りを
損なうことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の使い捨て吸収性物
品の実施の一形態の構成を使い捨ておむつについて図面
を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3において、1は吸収性物品
本体としてのおむつ本体で、このおむつ本体1は、液透
過性を有する透液性表面シート2と、液不透過性を有す
る不透液性裏面シート3との間に液吸収性を有する吸収
体4を配設し、このおむつ本体1は、展開状態で略細長
状で長手方向の中央部を中心として略線対称の形状に形
成するとともに、幅方向の中央部を中心として線対称と
なる左右対称の形状に形成されている。また、前記吸収
体4は、長手方向の中央部を中心として略線対称の形状
に形成するとともに、幅方向の中央部を中心として線対
称の形状に形成されている。
【0017】そして、おむつ本体1の透液性表面シート
2と不透液性裏面シート3は、長手方向の中間部が幅狭
状となるように内方に向けて略凹弧状に切り欠かれた凹
弧状縁1aが形成され、また、前記吸収体4も長手方向の
中間部が幅狭状となるように内方に向けて略凹弧状に切
り欠かれた凹弧状縁4aが形成されている。
【0018】また、前記透液性表面シート2は、尿など
の排泄生理液を前記吸収体4へ透過させるために液透過
性を有し、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム、合
成繊維などにておむつ本体1の全表面を覆う形状に成形
されている。そして、このおむつ本体1の装着時に身体
に接触する透液性表面シート2は、装着者に不快感を与
えることがないように肌着に近い感触を有している。
【0019】また、前記不透液性裏面シート3は、上面
周縁部が前記透液性表面シート2の下面周辺部に接合さ
れている。この不透液性裏面シート3は、尿などの排泄
生理液にて下着などの他の衣類、或いはシートなどを汚
損することがないように液不透過性を有し、例えばポリ
エチレン樹脂等の合成樹脂などにて成形されている。
【0020】また、前記吸収体4は略細長矩形状に成型
され、前記透液性表面シート2の下面中央部と前記不透
液性裏面シート3の上面中央部との間に扁平状でこの透
液性表面シート2と不透液性裏面シート3の凹弧状縁1a
に対向して長手方向の中間部の凹弧状縁4aが位置するよ
うに配設されており、この吸収体4は、尿などの排泄生
理液を十分に吸収できる、例えばパルプを主材料として
一部に高分子吸収体等の物質を含んだ材料にて成形され
ている。
【0021】そして、前記吸収体4の外側に位置して前
記透液性表面シート2と前記不透液性裏面シート3とに
て前記吸収体4の外側に第1のフラップ部5が形成され
ている。
【0022】さらに、前記おむつ本体1の透液性表面シ
ート2の表面の左右には、第1のフラップ部5から中間
部まで尿などの排泄生理液を浸透しない性質を有する、
例えばポリプロピレン樹脂等などの不透液性材料にて成
形された疎水性シート6,6が重合され、この左右の疎
水性シート6,6の内側縁部間には透液性表面シート2
中央部が露出されている。そして、この疎水性シート
6,6は、透液性表面シート2に合わせて長手方向の中
間部の外側縁が内方に向って略凹弧状に切り欠かれた略
細長矩形状に形成され、この疎水性シート6,6の下面
の外側縁部が前記透液性表面シート2の上面周縁部に接
合されている。
【0023】次に、前記おむつ本体1は、図1に示す展
開状態から適宜に折り曲げられて、幼児、失禁者等の身
体に装着されるもので、展開状態における長手方向の中
間部に形成した身体への装着時に股下に位置する股下回
り部7の長手方向の一端側には身体への装着時に背中側
に位置する背側腰回り部8が一体に形成され、かつ前記
股下回り部7の長手方向の他端側には身体への装着時に
腹側に位置する腹側腰回り部9が一体に形成されてい
る。
【0024】また、前記股下回り部7には、前記おむつ
本体1の両側中央部に幅方向の外側縁の凹弧状縁1aに沿
った脚回り部10,10が形成されている。この脚回り部1
0,10は、身体への装着の際に装着者の脚回りに位置す
る部分で、前記吸収体4の幅方向の外縁から幅方向の外
側へ前記透液性表面シート2、前記不透液性裏面シート
3、および疎水性シート6,6が延出された前記第1の
フラップ5にて形成されている。この脚回り部10,10に
は1本または複数のゴムなどで形成された略紐状の第1
フラップ弾性体11,11が前記おむつ本体1の長手方向に
沿って前記透液性表面シート2と前記不透液性裏面シー
ト3との間に配設され、この第1フラップ弾性体11,11
で不透液性裏面シート3の延出部に脚回りギャザー部1
2,12を形成している。
【0025】そして、前記背側腰回り部8と腹側腰回り
部9とは、前記股下回り部7に連続して一体に形成され
ており、この背側腰回り部8と腹側腰回り部9との幅方
向の長さ寸法は、前記股下回り部7の幅方向の長さ寸法
よりも大きく成形されている。また、この背側腰回り部
8の幅方向の両側縁部には、面ファスナ13が取着され、
腹側腰回り部9の略中央部に前記面ファスナ13と互いに
係脱自在に係合する面ファスナ14が取着されている。
【0026】また、前記吸収体4は、前記背側腰回り部
8と腹側腰回り部9とに位置する部分の幅方向の長さ寸
法が、前記股下回り部7に位置する部分の幅方向の長さ
寸法よりも大きい背側吸収部16と腹側吸収部17となって
おり、この吸収体4の股下回り部7に位置する部分は幅
狭の中央吸収部18となっている。
【0027】そして、前記透液性表面シート2側に重合
された疎水性シート6,6にておむつ本体1の幅方向両
側に前記第1のフラップ部5の内側に位置して長手方向
に沿って第2のフラップ部20,20がそれぞれ形成されて
いる。この第2のフラップ部20,20は一体に形成された
第1バリヤー部21と第2バリヤー部22とを有し、この両
側の第1バリヤー部21は図3に示すように、前記透液性
表面シート2の表面からそれぞれ起立し、この両側の第
2バリヤー部22には弾性体23がそれぞれ配設され、この
弾性体23は第2バリヤー部22の内側縁部の巻き込み縁に
て包み込み接着され、この第2バリヤー部22は前記第1
バリヤー部21の先端部から幅方向中心方向に向かってそ
れぞれ折れ曲がり、この各第1バリヤー部21と第2バリ
ヤー部22とは略逆L字形状に形成されている。なお、前
記弾性体23,23は、必要に応じた数を適宜に配設する。
【0028】また、前記第2のフラップ部20,20の第2
バリヤー部22はおむつ本体1の長手方向の両端部では図
2に示すように、第1バリヤー部21の内側に向かって折
り込まれてこの第2バリヤー部22の内面が第1バリヤー
部21の内面に接着などにより接合されている。
【0029】次に、上記一実施の形態の作用について説
明する。
【0030】おむつ本体1を身体に装着するときには、
おむつ本体1の股下回り部7を股下に位置させるととも
に背側腰回り部8を背中側に位置させかつ腹側腰回り部
9を腹側に位置させる。そして、このおむつ本体1の透
液性表面シート2を身体に接触させ、このおむつ本体1
の背側腰回り部8に固着されている面ファスナ13に背側
腰回り部9に固着されている面ファスナ14をそれぞれ係
脱自在に係合させて装着する。
【0031】この状態で、おむつ本体1の第1のフラッ
プ部5の脚回りギャザー部12,12が装着者の脚回りに密
着し、おむつ本体1の透液性表面シート2側に幅方向両
側にそれぞれ形成されている第2のフラップ部20,20の
第1バリヤー部21は常に起立状態となって排泄生理液の
幅方向への漏れが防止され、また、第2バリヤー部22に
配設した弾性体23によって第2バリヤー部22は内側に折
れ曲がり、第1バリヤー部21と第2バリヤー部22とは略
逆L字形状に形成されているため、第2バリヤー部22を
乗り越えて排泄生理液が漏れることがなく、確実に尿な
どの排泄生理液の横漏れが防止できる。
【0032】また、おむつ本体1の長手方向の両端部で
第2バリヤー部22が第1バリヤー部21の内側に折り込ま
れて接合されているため、第2バリヤー部22がおむつ本
体1の幅方向の外側に向かって倒れ込むことがなく、第
2バリヤー部22がおむつ本体1の幅方向中心側に向かっ
て折れ曲がり、長手方向の中間部では第1バリヤー部21
と第2バリヤー部22とは確実に略逆L字形状に保持さ
れ、排泄生理液の漏れを確実に防止できる。
【0033】さらに、第2のフラップ部20の第1バリヤ
ー部21と第2バリヤー部22とは一体に形成されているた
め、生産性および製造性が向上し、安価にできるととも
に、第1バリヤー部21と第2バリヤー部22とを別体で形
成して接着などに連接する構造に比し、第2のフラップ
部22が硬くなることがなくおむつ装着者の肌触りを損な
うことがない。
【0034】次に使い捨て吸収性物品の他の実施の形態
を使い捨ておむつについて図4に基づいて説明する。
【0035】前記図1ないし図3に示す実施の形態の吸
収性物品としてのおむつ本体1と同一の構成を備え、さ
らに、透液性表面シート2側に重合された疎水性シート
6,6にておむつ本体1の幅方向両側に前記第1のフラ
ップ部5の内側に位置して長手方向に沿って第2のフラ
ップ部20,20がそれぞれ形成されている。この第2のフ
ラップ部20,20は一体に形成された第1バリヤー部21と
第2バリヤー部22とを有し、この両側の第1バリヤー部
21は図3に示すように、前記透液性表面シート2の表面
からそれぞれ起立し、この両側の第2バリヤー部22には
弾性体23がそれぞれ配設され、この弾性体23は第2バリ
ヤー部22の内側縁の巻き込み縁にて包み込み接着され、
この第2バリヤー部22は前記第1バリヤー部21の先端部
から幅方向中心方向に向かってそれぞれ折れ曲がり、こ
の各第1バリヤー部21と第2バリヤー部22とは略逆L字
形状に形成されている。なお、前記弾性体23,23は、必
要に応じた数を適宜に配設されている。
【0036】また、前記第2のフラップ部20,20の第2
バリヤー部22はおむつ本体1の長手方向の両端部では図
2に示すように、第1バリヤー部21の内側に向かって折
り込まれてこの第2バリヤー部22の内面が第1バリヤー
部21の内面に接着などにより接合されている。
【0037】この図1ないし図3に示す構成において、
図1に示すおむつ本体1の第2のフラップ部20の第1バ
リヤー部21と第2バリヤー部22との折り曲げ連接部25に
図4に示すように、弾性体26を配設する。この弾性体26
は、必要に応じた数を適宜に配設する。
【0038】そして、前記第2のフラップ部20の第1バ
リヤー部21に配設した弾性体23の収縮率は第1バリヤー
部21と第2バリヤー部22との折り曲げ連接部25に配設し
た弾性体26の収縮率より大きくする。
【0039】次にこの実施の形態の作用について説明す
る。
【0040】この実施の形態でも、おむつ本体1の第1
のフラップ部5の脚回りギャザー部12,12が装着者の脚
回りに密着し、おむつ本体1の透液性表面シート2側に
幅方向両側にそれぞれ形成されている第2のフラップ部
20,20の第1バリヤー部21は常に起立状態となって排泄
生理液の幅方向への漏れが防止され、また、第2バリヤ
ー部21に配設した弾性体23によって第2バリヤー部22は
内側に折れ曲がり、第1バリヤー部21と第2バリヤー部
22とは略逆L字形状に形成されているため、第2バリヤ
ー部21を乗り越えて排泄生理液が漏れることがなく、確
実に尿などの排泄生理液の横漏れが防止できる。
【0041】また、おむつ本体1の長手方向の両端部で
第2バリヤー部22が第1バリヤー部21の内側に折り込ま
れて接合されているため、第2バリヤー部22がおむつ本
体1の幅方向の外側に向かって倒れ込むことがなく、第
2バリヤー部22がおむつ本体1の幅方向中心側に向かっ
て折れ曲がり、長手方向の中間部では第1バリヤー部21
と第2バリヤー部22とは確実に略逆L字形状に保持さ
れ、排泄生理液の漏れを確実に防止できる。
【0042】そして、この実施の形態では、さらに、第
1バリヤー部21と第2バリヤー部22との折り曲げ連接部
25に配設した弾性体26によって、第1バリヤー部21は確
実に起立状態になるとともに第2バリヤー部22は幅方向
の内側に折れ曲がり易くなり、第2のフラップ部20,20
は確実に略逆L字形状に形成され、幅方向の両側からの
排泄生理液の漏れを防止できる。
【0043】また、第2のフラップ部20の第1バリヤー
部21に配設した弾性体23の収縮率は第1バリヤー部21と
第2バリヤー部22との折り曲げ連接部25に配設した弾性
体26の収縮率より大きいため、第2バリヤー部22がおむ
つ本体1の透液性表面シート2側に折れ曲がることがな
く、第2のフラップ部20は確実に略逆L字形状に形成さ
れ、幅方向の両側からの排泄生理液の漏れを防止でき
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、おむつな
どの吸収性物品本体の透液性表面シート側に幅方向両側
にそれぞれ形成されている第2のフラップ部の第1バリ
ヤー部は常に起立状態となって排泄生理液の幅方向への
漏れが防止され、また、第1バリヤー部と第2バリヤー
部とは略逆L字形状に形成されているため、第2バリヤ
ー部を乗り越えて排泄生理液が漏れることがなく、確実
に排泄生理液の横漏れが防止できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、吸収性物品
本体の長手方向の両端部で第2バリヤー部が第1バリヤ
ー部の内側に折り込まれて接合されているため、第2バ
リヤー部が吸収性物品本体の幅方向の外側に向かって倒
れ込むことがなく、第2バリヤー部が吸収性物品本体の
幅方向中心側に向かって折れ曲がり、長手方向の中間部
では第1バリヤー部と第2バリヤー部とは確実に略逆L
字形状に保持され、排泄生理液の漏れをより確実に防止
できる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、第1バリヤ
ー部と第2バリヤー部との折り曲げ連接部に配設した弾
性体によって、第1バリヤー部は確実に起立状態になる
とともに第2バリヤー部は幅方向の内側に折れ曲がり易
くなり、第2のフラップ部は確実に略逆L字形状に形成
され、幅方向の両側からの排泄生理液の漏れを防止でき
る。
【0047】請求項4記載の発明によれば、第2バリヤ
ー部に配設した弾性体の収縮率が大きいので、第2バリ
ヤー部がおむつ本体の透液性表面シート側に折れ曲がる
ことがなく、第2のフラップ部は確実に略逆L字形状に
形成され、幅方向の両側からの排泄生理液の漏れを防止
できる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、第2のフラ
ップ部の第1バリヤー部と第2バリヤー部とは一体に形
成されているため、生産性および製造性が向上し、安価
にできるとともに、第1バリヤー部と第2バリヤー部と
を別体で形成して接着などに連接する構造に比し、第2
のフラップ部が硬くなることがなく吸収性物品の装着者
の肌触りを損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使い捨て吸収性物品の使い捨ておむつ
の実施の一形態を示す平面図である。
【図2】同上図1におけるII部の断面図である。
【図3】同上図1におけるIII 部の断面図である。
【図4】本発明の使い捨て吸収性物品の使い捨ておむつ
の他の実施の形態を示す図1におけるIII 部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 吸収性物品本体となるおむつ本体 2 透液性表面シート 3 不透液性裏面シート 4 吸収体 5 第1のフラップ部 20 第2のフラップ部 21 第1バリヤー部 22 第2バリヤー部 23,26 弾性体 25 折り曲げ連接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 実 群馬県桐生市錦町三丁目8−30 13号 Fターム(参考) 3B029 BD12 BD13 4C003 DA06 EA03 HA05 4C098 AA09 CC07 CC10 CC12 CC15 CE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透液性表面シートと不透液性裏面シート
    との間に吸収体を配設した吸収性物品本体を備え、 この吸収性物品本体は、前記吸収体の幅方向両外側に長
    手方向に沿って第1のフラップ部をそれぞれ形成すると
    ともに、前記透液性表面シート側にこの吸収性物品本体
    の幅方向両側に前記第1のフラップ部の内側に位置して
    長手方向に沿って第2のフラップ部をそれぞれ形成し、 前記第2のフラップ部は第1バリヤー部と第2バリヤー
    部とを有し、 この両側の第1バリヤー部は前記透液性表面シートの表
    面からそれぞれ起立し、 前記両側の第2バリヤー部は弾性体をそれぞれ配設し前
    記第1バリヤー部の先端部から幅方向中心方向にそれぞ
    れ折れ曲がり、 前記各第1バリヤー部と略逆L字形状に形成されたこと
    を特徴とする使い捨て吸収性物品。
  2. 【請求項2】 吸収性物品本体の長手方向の両端部では
    第2バリヤー部が第1バリヤー部の内側に向かって折り
    込まれてこの第1バリヤー部に接合されていることを特
    徴とする請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
  3. 【請求項3】 第2のフラップ部の第1バリヤー部と第
    2バリヤー部との折り曲げ連接部に弾性体を配設したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の使い捨て吸収性
    物品。
  4. 【請求項4】 第2のフラップ部の第1バリヤー部に配
    設した弾性体の収縮率は第1バリヤー部と第2バリヤー
    部との折り曲げ連接部に配設した弾性体の収縮率より大
    きいことを特徴とする請求項3記載の使い捨て吸収性物
    品。
  5. 【請求項5】 第2のフラップ部の第1バリヤー部と第
    2バリヤー部とを一体に形成したことを特徴とする請求
    項1ないし4いずれかに記載の使い捨て吸収性物品。
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