JP2000314221A - バリアフリー型手摺ユニット - Google Patents
バリアフリー型手摺ユニットInfo
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Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建物の階段室や廊下等、狭隘な場所や、通常
の使用状態においても、建物内における歩行者の通行や
生活の障害にならないように、壁面内に埋設する構造に
なるバリアフリー型の手摺ユニットを提供する。 【解決手段】 表面側に開口し、所定の幅と深さを有す
る収容部4を長手方向に形成してなる長尺の筐体2と、
この筐体2の形成方向に添って配設固定されると共に、
横断面形状における内側部分の略半分が上記収容部内4
に収まるように支持してなる手摺本体3によってユニッ
ト体1を形成したものである。
の使用状態においても、建物内における歩行者の通行や
生活の障害にならないように、壁面内に埋設する構造に
なるバリアフリー型の手摺ユニットを提供する。 【解決手段】 表面側に開口し、所定の幅と深さを有す
る収容部4を長手方向に形成してなる長尺の筐体2と、
この筐体2の形成方向に添って配設固定されると共に、
横断面形状における内側部分の略半分が上記収容部内4
に収まるように支持してなる手摺本体3によってユニッ
ト体1を形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の階段室や廊
下、トイレ内等、狭隘な場所や、通常の使用状態におい
ても、歩行者の通行に障害を与えるような場所に設置
し、建物内における通行や生活の障害にならないように
構成したバリアフリー型手摺ユニットに関するものであ
る。
下、トイレ内等、狭隘な場所や、通常の使用状態におい
ても、歩行者の通行に障害を与えるような場所に設置
し、建物内における通行や生活の障害にならないように
構成したバリアフリー型手摺ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家屋や病院、その他の建物や
施設内の階段室や廊下等の壁面に添って設置されている
手摺は、壁面から支持部材を突設し、この支持部材の先
端で手摺本体を支持する方法により設置されている。
施設内の階段室や廊下等の壁面に添って設置されている
手摺は、壁面から支持部材を突設し、この支持部材の先
端で手摺本体を支持する方法により設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の手摺の設置構造では、手摺としての機能面での問題
はなくても、支持部材や手摺本体が壁面の外側、即ち階
段室や廊下の通行帯側へ突出し、建物や施設内の階段室
や廊下等の歩行帯部分を狭め、通行の妨げになるばかり
でなく、場合によっては手摺本体の端部や支持部材に激
突して怪我をする等の問題を有する欠点があった。特に
近年、病院や福祉施設ないしは二所帯住宅等の共用部分
に手摺を設置することは、年寄りにやさしい設備の提供
をする社会的な要請になっているにも係わらず、従来の
日本型建築の構造的な狭隘性は、施主側の経済的理由も
さることながら、特別な場合を除いて未だ法的にも改善
されていないのが現状である。
来の手摺の設置構造では、手摺としての機能面での問題
はなくても、支持部材や手摺本体が壁面の外側、即ち階
段室や廊下の通行帯側へ突出し、建物や施設内の階段室
や廊下等の歩行帯部分を狭め、通行の妨げになるばかり
でなく、場合によっては手摺本体の端部や支持部材に激
突して怪我をする等の問題を有する欠点があった。特に
近年、病院や福祉施設ないしは二所帯住宅等の共用部分
に手摺を設置することは、年寄りにやさしい設備の提供
をする社会的な要請になっているにも係わらず、従来の
日本型建築の構造的な狭隘性は、施主側の経済的理由も
さることながら、特別な場合を除いて未だ法的にも改善
されていないのが現状である。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するために創
案されたものであり、手摺本体やその支持部材を可能な
限り壁面内に埋設する構造にすることにより、階段室や
廊下等、従来の建築規格の下においても階段室や廊下の
通行帯部分の幅を狭めることがなく、バリアフリーの要
請にも適合するばかりでなく、設置すべき建物や施設の
種類に関わりなく装着することができるバリアフリー型
手摺ユニットを提供することを目的としている。
案されたものであり、手摺本体やその支持部材を可能な
限り壁面内に埋設する構造にすることにより、階段室や
廊下等、従来の建築規格の下においても階段室や廊下の
通行帯部分の幅を狭めることがなく、バリアフリーの要
請にも適合するばかりでなく、設置すべき建物や施設の
種類に関わりなく装着することができるバリアフリー型
手摺ユニットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバリアフリ
ー型手摺ユニットは、表面側(側面側)に開口し、所定
の幅及び深さを有する収容部を長手方向に添って形成す
ると共に、適宜前記開口の縁部が壁面と略面一になるよ
うに埋設固定する構造を有する長尺の筐体と、この筐体
の前記収容部内に配設固定されると共に、横断面形状に
おける内側部分の略半分が前記収容部内に収さまるよう
に支持してなる手摺本体とから構成することを要旨とし
ている。また、本発明に構成した手摺本体は、支持部材
を介して前記収容部の底面に固定される構造になると共
に、その端部が前記筐体の収容部の底面側に向かって曲
成した構造にすることも可能である。また、この支持部
材は、上記収容部の底面側に固定する基部と、この基部
から収容部の開口部側へ突出し、その先端部に上方へ直
立する手摺本体固定部を有すると共に、手摺本体側には
上記手摺本体固定部を挿入させ、適宜接着剤等で固着さ
せる固定孔を穿設することにより、後付け工事により簡
単に手摺本体を支持部材に固定することもでき、かつ、
支持部材に形成した手摺本体固定部を、上記手摺側に穿
設した固定孔の穿設深さに対して、突出長を短く形成
し、接着固定時に接着剤等が固定孔の上方に押込められ
固定孔の開口部から漏出しないように構成することもで
きる。
ー型手摺ユニットは、表面側(側面側)に開口し、所定
の幅及び深さを有する収容部を長手方向に添って形成す
ると共に、適宜前記開口の縁部が壁面と略面一になるよ
うに埋設固定する構造を有する長尺の筐体と、この筐体
の前記収容部内に配設固定されると共に、横断面形状に
おける内側部分の略半分が前記収容部内に収さまるよう
に支持してなる手摺本体とから構成することを要旨とし
ている。また、本発明に構成した手摺本体は、支持部材
を介して前記収容部の底面に固定される構造になると共
に、その端部が前記筐体の収容部の底面側に向かって曲
成した構造にすることも可能である。また、この支持部
材は、上記収容部の底面側に固定する基部と、この基部
から収容部の開口部側へ突出し、その先端部に上方へ直
立する手摺本体固定部を有すると共に、手摺本体側には
上記手摺本体固定部を挿入させ、適宜接着剤等で固着さ
せる固定孔を穿設することにより、後付け工事により簡
単に手摺本体を支持部材に固定することもでき、かつ、
支持部材に形成した手摺本体固定部を、上記手摺側に穿
設した固定孔の穿設深さに対して、突出長を短く形成
し、接着固定時に接着剤等が固定孔の上方に押込められ
固定孔の開口部から漏出しないように構成することもで
きる。
【0006】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニット
は、上記のような構成により階段室や廊下の壁面からの
手摺本体やその支持部材等の突出物をできるだけ除去
し、通行帯部分の幅、即ち居住空間を充分に確保するこ
とができるばかりでなく、このような突出物による通行
の妨げや事故の発生を防止することができる等の優れた
作用を奏するものである。
は、上記のような構成により階段室や廊下の壁面からの
手摺本体やその支持部材等の突出物をできるだけ除去
し、通行帯部分の幅、即ち居住空間を充分に確保するこ
とができるばかりでなく、このような突出物による通行
の妨げや事故の発生を防止することができる等の優れた
作用を奏するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るバリアフリー型
手摺ユニットに関する実施の形態を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るバリアフリー型手摺ユニット
を壁面に埋設固定した状態を示す第一の実施の形態を示
す縦断面図、図2は同じく部分正面図、図3は同じく端
部の状態を表す部分横断面図である。図面において、A
は本発明のバリアフリー型手摺ユニットが装着される建
物内部の壁面を示しており、一般家屋の階段室や廊下、
又はトイレ内の壁面等、病院や老人施設(以下「建物
等」という)の壁面等、設置場所について特に限定はな
い。本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットのユニッ
ト体1は、縦断面形状が略コ字状の筐体2と、この筐体
2内に収容される手摺本体3によって構成されるもので
あり、筐体2は表面側(側面側)に開口し、所定の幅
W、及び深さHを有する収容部4を長手方向に添って長
尺に形成すると共に、適宜前記開口に水平方向へ突出す
るように縁部5を周設形成し、この縁部5が壁面Aの開
口部縁に添ってその表面側に係合し、筐体2が壁面Aの
内部へ落ち込むことをを防止すると共に、筐体2の主体
部6を壁面Aの内側へ埋設させる構造になっている。
手摺ユニットに関する実施の形態を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るバリアフリー型手摺ユニット
を壁面に埋設固定した状態を示す第一の実施の形態を示
す縦断面図、図2は同じく部分正面図、図3は同じく端
部の状態を表す部分横断面図である。図面において、A
は本発明のバリアフリー型手摺ユニットが装着される建
物内部の壁面を示しており、一般家屋の階段室や廊下、
又はトイレ内の壁面等、病院や老人施設(以下「建物
等」という)の壁面等、設置場所について特に限定はな
い。本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットのユニッ
ト体1は、縦断面形状が略コ字状の筐体2と、この筐体
2内に収容される手摺本体3によって構成されるもので
あり、筐体2は表面側(側面側)に開口し、所定の幅
W、及び深さHを有する収容部4を長手方向に添って長
尺に形成すると共に、適宜前記開口に水平方向へ突出す
るように縁部5を周設形成し、この縁部5が壁面Aの開
口部縁に添ってその表面側に係合し、筐体2が壁面Aの
内部へ落ち込むことをを防止すると共に、筐体2の主体
部6を壁面Aの内側へ埋設させる構造になっている。
【0008】また、手摺本体3は、上記筐体2の前記収
容部4内に配設固定されると共に、その筐体2側の略半
分程度が筐体2の収容部4内に収まるような位置に支持
される構造になっている。上記手摺本体3は、本実施の
形態においては、木製により横断面形状が略真円になる
ように削り出してなるものであり、上記筐体2の底面7
上に適宜間隔を置いて配置固定された支持部材8を介し
て筐体2の収容部4の開口部付近に支持され、手摺とし
て握持することができるようになっており、図示例で
は、図1に示すような横断面形状における手摺本体3の
表面側略半分程度が筐体2の開口部垂直仮想線Bよりも
外側へ突出するように構成してある。これは、使用者が
手摺本体3を側方から握持し易くするためのものであ
り、手摺本体3が完全に筐体2の収容部4内に収まる状
態での遣い勝手の悪さを解消すると共に、バリアフリー
効果を最大限に発揮させるための工夫である。この手摺
本体3の突出量は、筐体2の底面7から開口方向に向か
って植設される上記支持部材8の筐体2の底面7からの
突出量Sによって適宜調節可能であり、ユニット体1を
装着する壁面Aの部位によって任意に変様し得る構造の
ものであることは勿論である。
容部4内に配設固定されると共に、その筐体2側の略半
分程度が筐体2の収容部4内に収まるような位置に支持
される構造になっている。上記手摺本体3は、本実施の
形態においては、木製により横断面形状が略真円になる
ように削り出してなるものであり、上記筐体2の底面7
上に適宜間隔を置いて配置固定された支持部材8を介し
て筐体2の収容部4の開口部付近に支持され、手摺とし
て握持することができるようになっており、図示例で
は、図1に示すような横断面形状における手摺本体3の
表面側略半分程度が筐体2の開口部垂直仮想線Bよりも
外側へ突出するように構成してある。これは、使用者が
手摺本体3を側方から握持し易くするためのものであ
り、手摺本体3が完全に筐体2の収容部4内に収まる状
態での遣い勝手の悪さを解消すると共に、バリアフリー
効果を最大限に発揮させるための工夫である。この手摺
本体3の突出量は、筐体2の底面7から開口方向に向か
って植設される上記支持部材8の筐体2の底面7からの
突出量Sによって適宜調節可能であり、ユニット体1を
装着する壁面Aの部位によって任意に変様し得る構造の
ものであることは勿論である。
【0009】筐体2、及び手摺本体3によって形成され
るユニット体1の長手方向の長さは設置すべき建物等の
壁面Aの長さによって決定されると共に、縦断面図に表
れる筐体2の収容部4の広さについても、手摺本体3の
設計上の大きさによって適宜変容し得ることは勿論であ
る。また、本実施の形態においては、手摺本体3の端部
が筐体2の収容部4の底面7側に向かって曲成した構造
になっており(図3参照)、使用者が手摺本体3の端部
に接触した場合でも、その外面が曲成(矢印C部)され
ているため、端部に角部が生じることがなく、衝撃を和
らげる効果がある。
るユニット体1の長手方向の長さは設置すべき建物等の
壁面Aの長さによって決定されると共に、縦断面図に表
れる筐体2の収容部4の広さについても、手摺本体3の
設計上の大きさによって適宜変容し得ることは勿論であ
る。また、本実施の形態においては、手摺本体3の端部
が筐体2の収容部4の底面7側に向かって曲成した構造
になっており(図3参照)、使用者が手摺本体3の端部
に接触した場合でも、その外面が曲成(矢印C部)され
ているため、端部に角部が生じることがなく、衝撃を和
らげる効果がある。
【0010】ユニット1の壁面Aへの取り付けは、壁面
A側に穿設した取り付け孔D内に筐体2を嵌め込み、筐
体2の底面7側から壁面A内に構成されている間柱や木
部9に対してビス等の締結具10を用いて緊締固定す
る。壁面A内の木部9が不明な場合には適宜木製の間材
を壁面内に埋設し、これに対してユニット体1を固定す
る構造にすることも可能である。
A側に穿設した取り付け孔D内に筐体2を嵌め込み、筐
体2の底面7側から壁面A内に構成されている間柱や木
部9に対してビス等の締結具10を用いて緊締固定す
る。壁面A内の木部9が不明な場合には適宜木製の間材
を壁面内に埋設し、これに対してユニット体1を固定す
る構造にすることも可能である。
【0011】図4乃至第6図は、本発明に係るバリアフ
リー型手摺ユニットに関する第二の実施の形態を示す縦
断面図である。本実施の形態においては、金属製の支持
部材18を用いて手摺本体13を筐体12の底面17に
固定したものを示しており、上記第一の実施の形態と異
なる部分についてのみ説明する。この支持部材18は、
筐体12の底面17側にビス19を用いて固定する基部
18aと、この基部18aから収容部14の開口側へ下
方へ凹状に曲成しながら突出し、その先端部に上方へ直
立する手摺本体固定部18bを形成すると共に、この手
摺本体固定部18bの下部には手摺本体13の下部を載
置すべく表裏方向へ縦断面形状が凹状に曲成された受部
18cが形成してある。また、上記手摺本体固定部18
bに対応する手摺本体13側には上記手摺本体固定部1
8bを挿入し、適宜接着剤等で固着させる固定孔13a
が穿設してある。上記支持部材18に形成した手摺本体
固定部18bは、上記手摺本体13側に穿設した固定孔
13aの穿設深さS1に対し、突出長S2を短く(S1
>S1)形成してあり、接着固定時に余分な接着剤等が
固定孔13aの上方に形成されている隙間13b内に押
込められ、固定孔13aの開口部から外部へ漏出するこ
とがなく、仕上がりを美しくすることができる。また、
上記支持部材18に形成した受部18cは、手摺本体固
定部18bの根本側へやや深くなる凹部18dを切削形
成し、上記固定孔13aに形成した接着材等の漏出防止
構造と同様の作用を奏する構造を付加することも可能で
ある。
リー型手摺ユニットに関する第二の実施の形態を示す縦
断面図である。本実施の形態においては、金属製の支持
部材18を用いて手摺本体13を筐体12の底面17に
固定したものを示しており、上記第一の実施の形態と異
なる部分についてのみ説明する。この支持部材18は、
筐体12の底面17側にビス19を用いて固定する基部
18aと、この基部18aから収容部14の開口側へ下
方へ凹状に曲成しながら突出し、その先端部に上方へ直
立する手摺本体固定部18bを形成すると共に、この手
摺本体固定部18bの下部には手摺本体13の下部を載
置すべく表裏方向へ縦断面形状が凹状に曲成された受部
18cが形成してある。また、上記手摺本体固定部18
bに対応する手摺本体13側には上記手摺本体固定部1
8bを挿入し、適宜接着剤等で固着させる固定孔13a
が穿設してある。上記支持部材18に形成した手摺本体
固定部18bは、上記手摺本体13側に穿設した固定孔
13aの穿設深さS1に対し、突出長S2を短く(S1
>S1)形成してあり、接着固定時に余分な接着剤等が
固定孔13aの上方に形成されている隙間13b内に押
込められ、固定孔13aの開口部から外部へ漏出するこ
とがなく、仕上がりを美しくすることができる。また、
上記支持部材18に形成した受部18cは、手摺本体固
定部18bの根本側へやや深くなる凹部18dを切削形
成し、上記固定孔13aに形成した接着材等の漏出防止
構造と同様の作用を奏する構造を付加することも可能で
ある。
【0012】図7は、本発明に係るバリアフリー型手摺
ユニットに関する第三の実施の形態を示す縦断面図であ
り、上記第一及び第二の実施の形態と異なる部分につい
てのみ説明する。この第三の実施の形態において採用さ
れている筐体22は、アルミ金属材料を押し出し成形に
より形成したものであり、工業的大量生産の手法によ
り、予め長尺の筐体材料を製造しておき、適宜必要な長
さに切断して所望長さの筐体22として仕上げることが
できるようにしたものである。なお、符号23は手摺本
体、24は収容部、同じく28は支持部材である。
ユニットに関する第三の実施の形態を示す縦断面図であ
り、上記第一及び第二の実施の形態と異なる部分につい
てのみ説明する。この第三の実施の形態において採用さ
れている筐体22は、アルミ金属材料を押し出し成形に
より形成したものであり、工業的大量生産の手法によ
り、予め長尺の筐体材料を製造しておき、適宜必要な長
さに切断して所望長さの筐体22として仕上げることが
できるようにしたものである。なお、符号23は手摺本
体、24は収容部、同じく28は支持部材である。
【0013】また図8は、本発明に係るバリアフリー型
手摺ユニットに関する第四の実施の形態を示す縦断面図
であり、上記第一乃至第三の実施の形態と異なる部分に
ついてのみ説明する。この第四の実施の形態において採
用されている筐体32は、金属板を折り曲げて形成した
ものであり、筐体32の側部に周方向に突出形成した固
定縁32aを壁面内部に固定されたホールインアンカー
Eに対してボルト39を用いて緊締固定する構造に構成
したものである。なお、ボルト39を挿通させる固定縁
32a側の孔32bは、上下方向へ向かう長円形状に透
設されており、ユニット体1自体の取り付け位置を壁面
Aに対し、上下方向へ自在調節することができるように
構成してある。また、符号33は手摺本体、34は筐体
32の収容部、同じく38は支持部材である。上記各実
施の形態に示した筐体2,12,22及び32は、合成
樹脂等の人工材料によって形成することができるもので
あることは勿論であり、価格や設置場所の条件によって
適宜選択変様することができるものであることは勿論で
ある。
手摺ユニットに関する第四の実施の形態を示す縦断面図
であり、上記第一乃至第三の実施の形態と異なる部分に
ついてのみ説明する。この第四の実施の形態において採
用されている筐体32は、金属板を折り曲げて形成した
ものであり、筐体32の側部に周方向に突出形成した固
定縁32aを壁面内部に固定されたホールインアンカー
Eに対してボルト39を用いて緊締固定する構造に構成
したものである。なお、ボルト39を挿通させる固定縁
32a側の孔32bは、上下方向へ向かう長円形状に透
設されており、ユニット体1自体の取り付け位置を壁面
Aに対し、上下方向へ自在調節することができるように
構成してある。また、符号33は手摺本体、34は筐体
32の収容部、同じく38は支持部材である。上記各実
施の形態に示した筐体2,12,22及び32は、合成
樹脂等の人工材料によって形成することができるもので
あることは勿論であり、価格や設置場所の条件によって
適宜選択変様することができるものであることは勿論で
ある。
【0014】図9乃至図11は、本発明に係るバリアフ
リー型手摺ユニットを階段室の壁面Aに装着する場合の
状態を示すものである。ユニット体1(11、21及び
31についても同様)は、階段室Fの傾斜に添ってその
壁面Aに埋設固定され、階段室側に筐体2(12、22
及び23についても同様)の開口側を開放し、手摺本体
3(13,23、33についても同様)を階段室側から
握持することができるように設置される。特に階段室F
に設置されるユニット1については、階段室Fの入口部
分のユニット1の端部を図10に示すように、階段室F
の下方へ向かう曲成部(矢印G)として形成しておけ
ば、年配者等が使用する場合に、この曲折部Gを握持し
て昇降動作の安全性を確保することができる等、使用者
に優しい構造の提供が可能である。また、廊下の曲がり
角等に設置するユニット体1については、図11に示す
ような曲折した形状に構成することも可能であり、ユニ
ット1の形状を各種の建物形状に対応した構造として準
備し、所望により、これらを組み合わせて建物の階段室
や廊下等の色々な形状や、使用者のニーズに対応したユ
ニット体1を構成しておくことが可能である。
リー型手摺ユニットを階段室の壁面Aに装着する場合の
状態を示すものである。ユニット体1(11、21及び
31についても同様)は、階段室Fの傾斜に添ってその
壁面Aに埋設固定され、階段室側に筐体2(12、22
及び23についても同様)の開口側を開放し、手摺本体
3(13,23、33についても同様)を階段室側から
握持することができるように設置される。特に階段室F
に設置されるユニット1については、階段室Fの入口部
分のユニット1の端部を図10に示すように、階段室F
の下方へ向かう曲成部(矢印G)として形成しておけ
ば、年配者等が使用する場合に、この曲折部Gを握持し
て昇降動作の安全性を確保することができる等、使用者
に優しい構造の提供が可能である。また、廊下の曲がり
角等に設置するユニット体1については、図11に示す
ような曲折した形状に構成することも可能であり、ユニ
ット1の形状を各種の建物形状に対応した構造として準
備し、所望により、これらを組み合わせて建物の階段室
や廊下等の色々な形状や、使用者のニーズに対応したユ
ニット体1を構成しておくことが可能である。
【0015】図12乃至図13は、本発明に係るバリア
フリー型手摺ユニットをトイレ室T内に設置した状態を
示しており、図12は内部平面図、図13において
(a)は内部側面図、(b)は内部正面図である。本発
明に係るバリアフリー型手摺ユニットは、このような狭
隘なトイレ室Tの壁面Aにも、適宜任意の高さ位置に設
置することができ、その使用効果を高める効果に優れ、
老齢者人工が増加する今後の日本住宅において、その利
用性が極めて高く評価されるものである。
フリー型手摺ユニットをトイレ室T内に設置した状態を
示しており、図12は内部平面図、図13において
(a)は内部側面図、(b)は内部正面図である。本発
明に係るバリアフリー型手摺ユニットは、このような狭
隘なトイレ室Tの壁面Aにも、適宜任意の高さ位置に設
置することができ、その使用効果を高める効果に優れ、
老齢者人工が増加する今後の日本住宅において、その利
用性が極めて高く評価されるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニッ
トは、以上のように構成したから、階段室や廊下の壁面
から手摺本体やその支持部材等の突出物をできるだけ除
去し、通行帯部分の幅、即ち居住空間を充分に確保する
ことができるばかりでなく、このような突出物による通
行の妨げや事故の発生を防止することができる等の優れ
た作用を奏すると共に、構造が簡単で建物への組み込み
工事も容易であり、筐体や手摺本体の材質や色彩等を工
夫することにより、自然な木製製品から大量工業製品に
まで応用することかできる等、本発明の実施化により得
られる効果は極めて大きい。
トは、以上のように構成したから、階段室や廊下の壁面
から手摺本体やその支持部材等の突出物をできるだけ除
去し、通行帯部分の幅、即ち居住空間を充分に確保する
ことができるばかりでなく、このような突出物による通
行の妨げや事故の発生を防止することができる等の優れ
た作用を奏すると共に、構造が簡単で建物への組み込み
工事も容易であり、筐体や手摺本体の材質や色彩等を工
夫することにより、自然な木製製品から大量工業製品に
まで応用することかできる等、本発明の実施化により得
られる効果は極めて大きい。
【図1】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットの第
一の実施の形態を示す縦断面図である。
一の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】同じく部分正面図である。
【図3】同じく手摺本体の端部を示すユニット体の部分
横断面図である。
横断面図である。
【図4】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットの第
二の実施の形態を示す縦断面図である。
二の実施の形態を示す縦断面図である。
【図5】同じく支持部材を示す拡大斜視図である。
【図6】同じくユニット体の横断面図である。
【図7】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットの第
三の実施の形態を示す縦断面図である。
三の実施の形態を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットの第
四の実施の形態を示す縦断面図である。
四の実施の形態を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットを階
段室に設置した状態を示す正面図である。
段室に設置した状態を示す正面図である。
【図10】同じくユニット体の端部形状を示す部分正面
図である。
図である。
【図11】同じく壁面の角部に設置するユニット体の構
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
【図12】本発明に係るバリアフリー型手摺ユニットを
トイレ室内に設置した状態を示す内部平面図である。
トイレ室内に設置した状態を示す内部平面図である。
【図13】同じくトイレ室の壁面に設置したユニット体
を示すものであり、(a)はトイレ室の内部側面図、
(b)は同じく内部正面図である。
を示すものであり、(a)はトイレ室の内部側面図、
(b)は同じく内部正面図である。
1 ユニット体 2,12,22,32 筐体 3,13,23,33 手摺本体 4,14,24,34 収容部 5,15 縁部 6 主体部 7,17 底部 8,18,28,38 支持部材 9 木部 10 締結具 13a 固定孔 13b 隙間 32a 固定縁 32b 長孔 A 壁面 B 垂直仮想線 C 曲成部 D 取り付け孔 E ホールインアンカー F 階段室 G 曲成部 S 突出量 H 収容部の深さ W 収容部の幅
Claims (5)
- 【請求項1】 表面側に開口し、所定の幅及び深さを有
する収容部を長手方向に形成すると共に、適宜前記開口
の縁部が壁面と略面一になるように埋設固定する構造を
有する長尺の筐体と、この筐体の前記収容部の形成方向
に添って配設固定されると共に、横断面形状における内
側部分の略半分が前記収容部内に収まるように支持して
なる手摺本体とからなるバリアフリー型手摺ユニット。 - 【請求項2】 前記手摺本体が支持部材を介して前記収
容部の底部に固定される構造になる請求項1のバリアフ
リー型手摺ユニット。 - 【請求項3】 前記手摺本体の端部が前記筐体の収容部
の底面側に向かって曲成されていることを特徴とする請
求項1のバリアフリー型手摺ユニット。 - 【請求項4】 前記支持部材が、前記収容部の底面側に
固定する基部と、この基部から収容部の開口側へ突出
し、その先端部に上方へ直立させてなる手摺本体固定部
を有すると共に、手摺本体側には前記手すり本体固定部
を挿入し、適宜接着剤等で固着させる固定孔を穿設した
ことを特徴とする請求項1のバリアフリー型手摺ユニッ
ト。 - 【請求項5】 前記支持部材に形成した手摺本体の固定
部が、前記手摺側に穿設した固定孔の穿設深さに対し
て、突出長を短く形成し、接着固定時に接着剤等が固定
孔の上方に押込められ固定孔の開口部から外部へ漏出し
ないように形成したことを特徴とする請求項4のバリア
フリー型手摺ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12337799A JP2000314221A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | バリアフリー型手摺ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12337799A JP2000314221A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | バリアフリー型手摺ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000314221A true JP2000314221A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14859083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12337799A Pending JP2000314221A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | バリアフリー型手摺ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000314221A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011017244A (ja) * | 2009-06-09 | 2011-01-27 | Hisao Toma | 埋め込み型回転手摺りユニット |
JP2015034406A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 株式会社神田製作所 | 手摺 |
JP2020116141A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 手すりの設置構造。 |
JP2020197037A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | トヨタホーム株式会社 | 手摺構造 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP12337799A patent/JP2000314221A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011017244A (ja) * | 2009-06-09 | 2011-01-27 | Hisao Toma | 埋め込み型回転手摺りユニット |
JP2015034406A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 株式会社神田製作所 | 手摺 |
JP2020116141A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 手すりの設置構造。 |
JP7223969B2 (ja) | 2019-01-24 | 2023-02-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 手すりの設置構造 |
JP2020197037A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | トヨタホーム株式会社 | 手摺構造 |
JP7164082B2 (ja) | 2019-05-31 | 2022-11-01 | トヨタホーム株式会社 | 手摺構造 |
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